JP2003251277A - シャフト固定式レラクタンス型振動モータ - Google Patents

シャフト固定式レラクタンス型振動モータ

Info

Publication number
JP2003251277A
JP2003251277A JP2002056699A JP2002056699A JP2003251277A JP 2003251277 A JP2003251277 A JP 2003251277A JP 2002056699 A JP2002056699 A JP 2002056699A JP 2002056699 A JP2002056699 A JP 2002056699A JP 2003251277 A JP2003251277 A JP 2003251277A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
yoke member
rotor
cylindrical side
vibration motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002056699A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazutoshi Hirai
和年 平井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Namiki Precision Jewel Co Ltd
Original Assignee
Namiki Precision Jewel Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Namiki Precision Jewel Co Ltd filed Critical Namiki Precision Jewel Co Ltd
Priority to JP2002056699A priority Critical patent/JP2003251277A/ja
Publication of JP2003251277A publication Critical patent/JP2003251277A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】振動モータの構成をマグネットを使わないレラ
クタンス型とすることにより、回転漏れ磁束を抑え、更
にモータが小型化されても導電線の引出作業を容易に行
う。 【解決手段】シャフトの外周面上にすり割り部を設け、
そのすり割り部にコイルへの給電用導電線を収納してロ
ータ外部へ引き出すと共に、ロータのヨーク部材の円筒
側面に切り欠きを設けて、レラクタンスの異なる区画を
円周方向に分割して設けるシャフト固定式レラクタンス
型振動モータ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シャフト固定レラ
クタンス型振動モータの構造、及びその取付構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】携帯無線通信機器(携帯電話、PHS、そ
の他携帯型情報処理端末装置等の携帯機器)の着信報知
動作の駆動には、従来から振動モータが用いられてき
た。このような振動モータの代表的なものは、ブラシ付
き円筒モータのシャフトに偏心分銅を取り付けたタイプ
であり、この偏心分銅をシャフトと一緒に回転させるこ
とで振動を発生させている。しかし近年、モータを搭載
する各種機器の小型・軽量化が要求されるに伴い、振動
発生用モータの小型・軽量化も求められるようになっ
た。
【0003】このような要求を受けて、整流子とブラシ
が要らないブラシレス型の振動発生モータが開発・実用
化された。そのモータの一例を図12及び図13に側断面図
及び一部側断面図で示す。図12にはアウターロータ型扁
平ブラシレス振動モータの内部構造を、図13にはインナ
ーロータ型ブラシレス振動モータの内部構造をそれぞれ
示す。
【0004】図12に示すように、アウターロータ型扁平
ブラシレス振動モータ13のロータ14は、ロータヨーク15
の内周面にコア16に対向するリング状のマグネット17を
設けている。また、ロータ14の中心には、シャフト18が
嵌装され、ベアリング19とブラケット20によって回転自
在に支承されている。
【0005】一方、ステータ21は、コア16に設けられた
所定の数のスロット22がマグネット17の磁極と対向して
おり、夫々のコア16にはコイル23が巻回されている。ロ
ータ14に、コイル23が発生する磁界とマグネット17の磁
極との相互作用(フレミングの左手則)によって連続的
な回転力が生じ、重り24が偏心回転することでモータ13
から振動が発生する。
【0006】一方、図13に示すように、インナーロータ
型ブラシレス振動モータ25は、ハウジング26として磁性
材料を切削加工、又はプレス加工等により形成した単一
鋼塊の略円筒状の部品を用いる。
【0007】そのハウジング26内部には、円筒状マグネ
ット27とその中心を貫通するシャフト28からなるインナ
ーロータ部29が、ハウジング26の両端開口部に位置する
ベアリング30により回転自在に支承されている。
【0008】一方、ハウジング26内周面にコイル32を固
定配置してステータ31を構成し、このコイル32に転流通
電することにより発生する磁界によって、前記インナー
ロータ部29が回転駆動され、シャフト28に一体固定され
た重り33が偏心回転してモータ25から振動が発生する。
【0009】上記の各ブラシレス振動モータを機器に搭
載するときは、ビスその他により堅く固定するか、振動
モータの外周を弾性体で囲い込むかのいずれかの方法が
採用されている。しかし後者の弾性体を使用する方が、
機器を誤って落下させたときの衝撃から振動モータを護
ることができるため、多用される傾向にある。
【0010】上記ブラシレス振動モータのうち、図13の
円筒型振動モータ25を弾性体34を介して機器に取り付け
る状態を図14に示し、図15には図12の扁平型振動モータ
13を弾性体35を介して取り付ける状態を示す。いずれの
場合も、振動モータの外周をほぼ覆い囲むように弾性体
が取り付けられ、この弾性体の外形を機器側に設けたリ
ブ36に嵌合することで搭載している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、一般的には振
動モータの小型化に伴い、振動モータの駆動トルクも小
さくなる傾向にある。従って振動モータからの発生振動
量も小さくなる。その駆動トルクを補おうと小型化され
たモータにより強力なマグネットを使用すると、モータ
の回転に伴いモータ外部への回転漏れ磁束が増大する。
その回転漏れ磁束が電磁ノイズとして振る舞い、結果的
に機器の着信報知の誤動作や通話中の音声が聞き取りに
くくなるなどの弊害を生むことになる。
【0012】又、前記のように弾性体を介してモータを
機器に取り付ける方法は、落下衝撃に対する耐久性は向
上するものの、逆に、振動モータから発する振動が弾性
材で減衰されるため、機器へ振動を伝達する妨げにな
り、体感振動量を増大させることが難しくなる。
【0013】だからといって、弾性材を介さずに振動モ
ータを搭載すると、振動モータと機器とが直接、接する
面積が大きくなり、振動モータから振動を発生させた
時、その振動に伴って異音が発生するようになる。又、
落下に伴う外部からの衝撃が弾性材で減衰されること無
く、そのまま振動モータに直接作用するため、振動モー
タが破損する可能性も大きくなる。
【0014】本発明は、上記各課題に鑑みて為されたも
のであり、その目的はマグネットを使用せずに振動モー
タを構成することにより、回転漏れ磁束を減少させて機
器への悪影響を抑えることである。
【0015】更に、弾性体を介さない取付構造を実現す
ることにより、発生振動量を無駄なく機器に伝達すると
共に、振動モータと機器との接触面積を小さくして騒音
の発生を抑え、且つ落下に伴う外部からの衝撃にも十分
な耐久性を有する振動モータの取付構造を提供すること
である。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
発明は、ステータと、ロータと、を備え、前記ステータ
は、円柱状のシャフトと、電機子と、前記シャフトに嵌
合されるリングとから構成されると共に、前記電機子
は、複数の突極を有し且つ前記シャフトを内挿するコア
と、前記コアに巻回されるコイルとを有し、前記シャフ
トの外周面上の一部にはすり割り部が設けられると共
に、前記すり割り部の回りに前記リングが嵌合され、一
方、前記ロータは、前記シャフトの軸方向に円筒形状に
形成されるヨーク部材と、前記ヨーク部材の両端の開口
部に備えられるベアリングと、前記ヨーク部材の円筒側
面に設けられる重りとから構成され、前記シャフト及び
前記リングが前記ベアリングにそれぞれ内挿されること
で、前記電機子が前記ヨーク部材に収納され、前記突極
と前記ヨーク部材の内側円筒側面とが対向配置され、更
に、前記円筒側面に切り欠きを設けることで、前記円筒
側面に前記突極との間に生ずるレラクタンスが異なる区
画が円周方向に分割して設けられると共に、前記すり割
り部に前記コイルへの給電用導電線が収納され、更に前
記導電線が前記ロータ外部へ引き出され、前記コイルが
給電されて前記突極に発生する磁束によって、前記区画
のうちレラクタンスの小さい区画が前記突極に磁気吸引
されることで、前記ロータが前記ステータに対して相対
的に回転することを特徴とする、シャフト固定式レラク
タンス型振動モータを提供することである。
【0017】又、請求項2記載の発明は、ステータと、
ロータと、を備え、前記ステータは、円柱状のシャフト
と、電機子と、前記シャフトに嵌合され内周面に溝部を
有するリングとから構成されると共に、前記電機子は、
複数の突極を有し且つ前記シャフトを内挿するコアと、
前記コアに巻回されるコイルとを有し、一方、前記ロー
タは、前記シャフトの軸方向に円筒形状に形成されるヨ
ーク部材と、前記ヨーク部材の両端の開口部に備えられ
るベアリングと、前記ヨーク部材の円筒側面に設けられ
る重りとから構成され、前記シャフト及び前記リングが
前記ベアリングにそれぞれ内挿されることで、前記電機
子が前記ヨーク部材に収納され、前記突極と前記ヨーク
部材の内側円筒側面とが対向配置され、更に、前記円筒
側面に切り欠きを設けることで、前記円筒側面に前記突
極との間に生ずるレラクタンスが異なる区画が円周方向
に分割して設けられると共に、前記コイルへの給電用導
電線が前記リングの溝部を通って、前記ロータ外部へ引
き出され、前記コイルが給電されて前記突極に発生する
磁束によって、前記区画のうちレラクタンスの小さい区
画が前記突極に磁気吸引されることで、前記ロータが前
記ステータに対して相対的に回転することを特徴とす
る、シャフト固定式レラクタンス型振動モータを提供す
るものである。
【0018】又、請求項3記載の発明は、ステータと、
ロータと、を備え、前記ステータは、円柱状のシャフト
と、電機子と、前記シャフトに嵌合されるリングとから
構成されると共に、前記電機子は、複数の突極を有し且
つ前記シャフトを内挿するコアと、前記コアに巻回され
るコイルとを有し、前記シャフトの外周面上の一部には
すり割り部が設けられると共に、前記すり割り部の回り
に前記リングが嵌合され、一方、前記ロータは、前記シ
ャフトの軸方向に円筒形状に形成されるヨーク部材と、
前記ヨーク部材の両端の開口部に備えられるベアリング
と、前記ヨーク部材の円筒側面に設けられる重りとから
構成され、前記シャフト及び前記リングが前記ベアリン
グにそれぞれ内挿されることで、前記電機子が前記ヨー
ク部材に収納され、前記突極と前記ヨーク部材の内側円
筒側面とが対向配置され、更に、前記円筒側面に切り欠
きを設けると共に、前記内側円筒側面の厚みが漸次薄く
なるように形成された箇所を前記円筒側面に設けること
によって、前記円筒側面に前記突極との間に生ずるレラ
クタンスが異なる区画が円周方向に分割して設けられる
と共に、前記すり割り部に前記コイルへの給電用導電線
が収納され、更に前記導電線が前記ロータ外部へ引き出
され、前記コイルが給電されて前記突極に発生する磁束
によって、前記区画のうちレラクタンスの小さい区画が
前記突極に磁気吸引されることで、前記ロータが前記ス
テータに対して相対的に回転することを特徴とする、シ
ャフト固定式レラクタンス型振動モータを提供すること
である。
【0019】又、請求項4記載の発明は、ステータと、
ロータと、を備え、前記ステータは、円柱状のシャフト
と、電機子と、前記シャフトに嵌合され内周面に溝部を
有するリングとから構成されると共に、前記電機子は、
複数の突極を有し且つ前記シャフトを内挿するコアと、
前記コアに巻回されるコイルとを有し、一方、前記ロー
タは、前記シャフトの軸方向に円筒形状に形成されるヨ
ーク部材と、前記ヨーク部材の両端の開口部に備えられ
るベアリングと、前記ヨーク部材の円筒側面に設けられ
る重りとから構成され、前記シャフト及び前記リングが
前記ベアリングにそれぞれ内挿されることで、前記電機
子が前記ヨーク部材に収納され、前記突極と前記ヨーク
部材の内側円筒側面とが対向配置され、更に、前記円筒
側面に切り欠きを設けると共に、前記内側円筒側面の厚
みが漸次薄くなるように形成された箇所を前記円筒側面
に設けることによって、前記円筒側面に前記突極との間
に生ずるレラクタンスが異なる区画が円周方向に分割し
て設けられると共に、前記コイルへの給電用導電線が前
記リングの溝部を通って、前記ロータ外部へ引き出さ
れ、前記コイルが給電されて前記突極に発生する磁束に
よって、前記区画のうちレラクタンスの小さい区画が前
記突極に磁気吸引されることで、前記ロータが前記ステ
ータに対して相対的に回転することを特徴とする、シャ
フト固定式レラクタンス型振動モータを提供することで
ある。
【0020】又、請求項5記載の発明は、前記シャフト
の両端を固定して、請求項1乃至4記載のシャフト固定
式レラクタンス型振動モータを使用機器に搭載したこと
を特徴とするシャフト固定式レラクタンス型振動モータ
の取付構造を提供することである。
【0021】
【発明の実施の形態】<第1の実施形態>以下、本発明
の第1の実施形態を図1〜図7を参照しながら説明す
る。
【0022】図1は本発明の第1の実施形態に係るシャ
フト固定式レラクタンス型振動モータ(以下、略して振
動モータと云う)のロータを示す斜視図であり、図2は
同振動モータのステータを示す斜視図である。
【0023】図1において、ロータ2は、ヨーク部材3
とベアリング4a、4b及び重り5とから構成されている。
ヨーク部材3は、図示しないシャフトの軸方向に磁性材
を円筒形状に形成されており、両端にそれぞれ開口部を
有する。ヨーク部材3の円筒側面には、全周にわたって
等間隔に6箇所の切り欠き3aが設けられており、その切
り欠き3aの形状は図1に示す様な凹状に設定する。この
様に切り欠き3aを設けることによって、前記円筒側面の
全周に、両端部3eを残して全て切り欠かれた箇所3d、前
記円筒側面が両端部3eにわたって残された箇所3b、及び
中央部にのみ前記円筒側面が残された箇所3cの3箇所ず
つ、計18の区画が円周方向に分割して設けられる。更
に、前記開口部にベアリング4a及び4bが圧入され、両端
部3eにそれぞれ備えられると共に、前記円筒側面には円
弧状の重り5が固定され設けられる。
【0024】次に、図2を参照しながらステータについ
て説明する。ステータ6は、電機子7と円柱状のシャフ
ト8と、そのシャフト8に嵌合されるリング11とから構
成されており、電機子7は更にコアとコイルとから構成
されている。コア9は90度ごとに突極9a、9b、9c、9d
(9dは図示しない)を有する4突極型であり、各突極に
コイル10a、10b、10c、10dがそれぞれ巻回されている。
コア9の中心にはシャフト8が内挿、固定されており、
シャフト8の一方の端部寄りの一部の外周面上には、周
方向に等間隔で4つのすり割り部8aが設けられている。
各コイルから引き出された給電用の導電線10は、各導電
線ごとに1つのすり割り部8aに収納される。リング11は
すり割り部8aの一部を覆う様に、すり割り部8a回りに嵌
合される。
【0025】次に、図3を参照しながら上記ロータ2及
びステータ6の組立について説明する。まず最初に、図
2においてすり割り部8a回りにリング11を嵌合し、次に
ベアリング4bの孔にリング11を内挿する。ベアリング4b
の孔径はリング11の外径とほぼ同一に形成されているた
め、ベアリング4aの孔径よりも大きく設けられている。
この電機子7を、重り5が固定されたヨーク部材3に挿
入しながらベアリング4bをヨーク部材3の開口部に圧入
する。更に、シャフト8の一端をベアリング4aの孔に内
挿しながら、ベアリング4aをヨーク部材3のもう一方の
開口部に圧入する。以上の工程によって組み立てられた
振動モータ1を、図4に示す。
【0026】次に、振動モータ1の動作について図5〜
図7を参照しながら説明する。図5は図4の振動モータ
1をA-A断面(シャフト8方向に平行な方向)で切断した
ときの側面図であり、図6は図4をB-B断面(シャフト
8に垂直な方向)で切断したときの正面図であり、図7
は図4の楕円二点鎖線部を拡大した要部拡大図である。
なお、図6において、説明の便宜上、上記箇所3bを平行
斜線で示すと共に、上記箇所3cは平行水平線、及び上記
箇所3dは無表示でそれぞれ示す。
【0027】図5及び図6に示すように、ベアリング4a
と4bの外径は、振動モータ1を組み立てたとき、各突極
9a、9b、9c、9dとヨーク部材3の内側円筒側面とが微小
な隙間を保ちつつ、対向配置するような大きさに同一に
設定される。図6(a)の状態からコイル10bと10dに通電
して、突極9bをN極、9dをS極にそれぞれ励磁すると、突
極9bと9d及び突極9bと9dの近傍に位置する箇所31b、32
b、31c、32cとの間に磁束の流れが生じる(図6(b)参
照)。そのうちの2つの箇所31bと31c及び突極7bとの間
の磁束の流れを図7に示し、この図を用いて振動モータ
1の動作説明を更に続ける。
【0028】図7に示すように、突極9bをN極に励磁す
ることにより、2つの箇所31b及び31cとの間に両端部3e
を通って磁束の流れが生じる。このうち、箇所31bはヨ
ーク部材3の両端部3eにわたって磁束が発生するのに対
し、箇所31cは中央部を残してヨーク部材3の円筒側面
が切り欠かれているため、楕円二点鎖線部の箇所で磁束
の流れが生じない(以下、このような箇所を磁束非通過
部と云う)。箇所31dは両端部3eを残して円筒側面が全
て切り欠かれているため磁束の流れは生じない。従っ
て、3つの箇所のうち箇所31bに最も多くの磁束が流れ
る。これは箇所31bの方が、箇所31c及び31cに比べ磁束
が流れ易い、即ち磁気抵抗(レラクタンス)が小さいこ
とを表す。従って、箇所31bが箇所31cよりも強く突極9b
に磁気作用によって吸引されるので、ヨーク部材3が破
線で示すステータに対して、相対的に矢印R方向へと回
転し、図6(b)の状態から同図(c)の状態になる。以上か
ら、図1に示される箇所3b、3c、及び3dは、それぞれレ
ラクタンスの値が異なるということが判明したため、以
後、箇所3bを吸引極、箇所3cを回転励起極、箇所3dをブ
ランク極と述べる。
【0029】次に、図6(c)の状態において、コイル10a
と10cに通電して、突極9aをS極、9cをN極にそれぞれ励
磁すると、突極9a及び9cの近傍に位置する吸引極33b、3
4b、及び回転励起極33c、34cに磁束の流れが生じる。す
ると図7で説明したように、吸引極と回転励起極との間
で磁束の流れに不均衡が生じて吸引極33b、34bにより多
くの磁束が流れ、吸引極33b、34bが突極9c及び9aに磁気
的に吸引される。従って図6(c)の状態から、ヨーク部
材3は矢印R方向へと更に回転し、同図(d)の状態にな
る。
【0030】以後、突極9d→9a→9b→9c→・・・の順に
N極励磁が行われるように(そのN極励磁に合わせて、1
80度に対向配置する突極は、9b→9c→9d→9a→・・・の
順にS極励磁される)、各コイルに通電動作を繰り返す
ことにより、ヨーク部材3は矢印R方向に回転動作す
る。
【0031】ヨーク部材3の円筒側面の一部には重り5
が固定されているため、ヨーク部材3の回転に伴い、重
り5も偏心回転を行い、振動モータ1から振動が発生さ
れる。
【0032】以上のように振動モータの構成を、マグネ
ットを使わないレラクタンス型とすることにより、マグ
ネットを使用する振動モータに比べ、回転漏れ磁束を抑
えることが可能であると共に振動モータの部品点数も削
減できるので、振動モータ全体の製造コストのダウンも
図れるものである。
【0033】又、一般的に振動モータ全体の小型化が進
むにつれて、振動モータ外部への導電線の引出作業は困
難になるが、本実施例に係る振動モータは、シャフト8
に設けたすり割り部8aに導電線10を収納して引き出す構
成としたので、振動モータが小型になっても導電線の引
出作業を容易に行うことが可能である。
【0034】又、本実施形態ではすり割り部8aの回りに
リング11を嵌合し、そのリング11とベアリング4bの孔と
を摺接させることで、ベアリング4bの孔面とすり割り部
8とが直接、摺接しない構造とした。これにより、ロー
タ2の回転駆動に起因したすり割り部8aとの摺動による
ベアリング4bの内孔面の摩耗を防止することが可能とな
り、振動モータの信頼性の向上と長寿命化を図ることか
できる。
【0035】又、切り欠き3aを設けることにより、ヨー
ク部材3の円筒側面にレラクタンス値の異なる区画を分
割して形成したので、ヨーク部材3の厚みを増大させる
ことなくレラクタンスモータを形成できると共に、振動
モータ全体の小型化と軽量化を図ることが可能となる。
【0036】なお本実施例はその要旨を逸脱しない範囲
で種々変形可能であり、例えば、導電線10の引き出しを
図8に示すように、リング11内周面に設けた溝部12に各
導電線10を通すことによって行っても良い。
【0037】又、回転励起極3cの形状は、図9(a)で示
すような台形状、若しくは同図(b)の様に片側が台形で
もう片側が90度に切り欠かれた形状にしても良い。
【0038】次に、本発明の振動モータを機器に搭載す
る取付構造について説明する。上記振動モータ1は、シ
ャフト8の両端にそれぞれアタッチメント部品を取り付
け、そのアタッチメント部品を機器に取り付けて固定す
ることで、機器に搭載される。このようにシャフト両端
による二点支持とすることにより、前記弾性材を介さず
とも振動モータを機器に堅固に取り付けることができ
る。更に、弾性材を使用しないので振動モータから発す
る振動を減衰させること無く機器に伝達させることも可
能である。更に、振動モータと機器とが接する箇所はシ
ャフト両端部のみなので、従来のように振動モータ全体
が機器に接していた取付構造に比べ、接触面積を著しく
減少させることができる。従って、騒音の発生を抑える
ことが可能になると共に、機器外部からの衝撃をまとも
に受けにくくなるので、耐衝撃性も向上する。
【0039】なお、上記取付構造とは逆に、機器側にア
タッチメント部品を取り付け、そのアタッチメント部品
に振動モータのシャフト両端を固定しても良い。
【0040】<第2の実施形態>次に、本発明の第2の
実施形態に係る振動モータを図10及び図11を参照しなが
ら説明する。尚、第1の実施形態と同一の構成部品につ
いては説明が重複するため省略する。図10は本実施形態
に係る振動モータのヨーク部材を示す斜視図であり、図
11は図10のヨーク部材をC−C断面から切断し更にステ
ータ6を内部に配置したときの平面図である。
【0041】第2の実施形態が第1の実施形態と異なる
点はヨーク部材の内側円筒側面の形状と、ヨーク部材に
設けられる区画である。具体的には、図4の振動モータ
1のヨーク部材3を、図10で示すヨーク部材3'に置き換
える。図10のヨーク部材3'が図4のヨーク部材3と異な
る点は、回転励起極3cを廃すると共に、ヨーク部材3'の
円周方向に向かって漸次厚みが薄くなるように吸引極3b
(図10では3'b)の内側形状Eを形成したことである。
【0042】図11(a)の状態からコイル10bと10dに通電
して、突極9bをN極、9dをS極にそれぞれ励磁すると、突
極9bと9d及び突極9bと9dの近傍に位置する吸引極31'b、
32'b、33'c、34'cとの間に磁束の流れが生じる(図11
(b)参照)。
【0043】このうち、吸引極31'b及び33'bは突極9b及
び9dに向かって漸次近接するように形成されているため
磁束が通り易いのに対し、32'b及び34'bは突極9b及び9d
から隔たるように形成されているため、31'b及び33'bに
比べ磁束が流れにくい。従って、31'b及び33'bの方に磁
束がより多く流れる。これは31'b及び33'bの方がレラク
タンスが小さいことを表す。従って、31'b及び33'bが、
32'b及び34'bよりも強く突極9b及び9dに磁気作用によっ
て吸引され、ヨーク部材3'が矢印R方向へと回転し、図1
1(b)の状態から同図(c)の状態になる。
【0044】次に、図11(c)の状態において、コイル10a
と10cに通電して、突極9aをN極、突極9cをS極にそれぞ
れ励磁すると、突極9a及び9cの近傍に位置する吸引極3
5'b、36'b、37'c、38'cとの間に磁束の流れが生じる。
上記で説明したように35'bと37'c、及び36'bと38'cとの
間で磁束の流れに不均衡が生じるので、ヨーク部材3'は
矢印R方向へと更に回転し、同図(d)の状態になる。
【0045】以後、突極9d→9c→9b→9a→・・・の順に
N極励磁が行われるように(そのN極励磁に合わせて、1
80度に対向配置する突極は、9b→9a→9d→9c→・・・の
順にS極励磁される)、各コイルに通電動作を繰り返す
ことにより、ヨーク部材3'は矢印R方向に回転動作す
る。
【0046】ヨーク部材3'の円筒側面の一部には重り5
が固定されているため、ヨーク部材3の回転に伴い、重
り5も偏心回転を行い、振動モータから振動が発生され
る。
【0047】なお本実施形態に係る振動モータの導電線
の引き出しは、図2のように、すり割り部8aに導電線10
を収納して引き出しても良いし、図8に示すように、リ
ング11に溝部12を設けてその溝部12に各導電線10を通す
ことによって行っても良い。
【0048】
【発明の効果】以上のように、本発明のシャフト固定式
レラクタンス型振動モータに依れば、振動モータの構成
をマグネットを使わないレラクタンス型としたので、マ
グネットを使用する振動モータに比べ、回転漏れ磁束を
抑えることが可能になると共に振動モータの部品点数も
削減できるので、振動モータ全体の製造コストのダウン
も図れるものである。
【0049】又、本発明に係る振動モータは、シャフト
に設けたすり割り部に導電線を収納して引き出す構成と
したので、振動モータが小型になっても導電線の引出作
業を容易に行うことが可能である。
【0050】又、すり割り部の回りにリングを嵌合し、
そのリングとベアリングの孔とを摺接させることで、ベ
アリングの孔面とすり割り部とが直接、摺接しない構造
とした。これにより、ロータの回転駆動に起因した、す
り割り部との摺動によるベアリングの内孔面の摩耗を防
止することが可能となり、振動モータの信頼性の向上と
長寿命化を図ることかできる。
【0051】又、切り欠きを設けることにより、ヨーク
部材の円筒側面にレラクタンス値の異なる区画を分割し
て形成したので、ヨーク部材の厚みを増大させることな
くレラクタンスモータを形成できると共に、振動モータ
全体の小型化と軽量化を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態に係るシャフト固定
式レラクタンス型振動モータのロータを示す斜視図
【図2】 本発明の第1の実施形態に係るシャフト固定
式レラクタンス型振動モータのステータを示す斜視図
【図3】 図1のロータ及び図2のステータの組立につ
いて説明する斜視図
【図4】 本発明の第1の実施形態に係るシャフト固定
式レラクタンス型振動モータの斜視図
【図5】 図4の振動モータをA-A断面で切断したとき
の側面図
【図6】 図4の振動モータをB-B断面で切断したとき
の正面図
【図7】 図4の楕円二点鎖線部を拡大した要部拡大図
【図8】 導電線の引き出し法の他の実施例を示す斜視
【図9】 ヨーク部材の他の実施例を示す斜視図
【図10】 本発明の第2の実施形態に係るシャフト固定
式レラクタンス型振動モータのヨーク部材を示す斜視図
【図11】 図10のヨーク部材をC−C断面から切断し更
にステータを内部に配置したときの平面図
【図12】 従来のブラシレス型振動発生モータのうちア
ウターロータ型ブラシレス振動モータの内部構造を示す
側断面図
【図13】 従来のブラシレス型の動発生モータのうちイ
ンナーロータ型ブラシレス振動モータの内部構造を示す
一部側断面図
【図14】 図13の振動モータを弾性体を介して機器に取
り付ける状態を示す一部側断面図
【図15】 図12の振動モータを弾性体を介して取り付け
る状態を示す一部側断面図
【符号の説明】
1・・・シャフト固定式レラクタンス型振動モータ 2・・・ロータ 3、3'・・・ヨーク部材 3a・・・切り欠き 3b、31b、32b、33b、34b、3'b、31'b、32'b、33'b、34'
b、35'b、36'b、37'b、38'b・・・吸引極 3c、31c、32c、33c、34c・・・回転励起極 3d、31d・・・ブランク極 3e・・・両端部 4a、4b・・・ベアリング 5・・・重り 6・・・ステータ 7・・・電機子 8・・・シャフト 8a・・・すり割り部 9・・・コア 9a、9b、9c、9d・・・突極 10・・・導電線 10a、10b、10c、10d・・・コイル 11・・・リング 12・・・溝部 13・・・アウターロータ型ブラシレス振動モータ 14・・・ロータ 15・・・ロータヨーク 16・・・コア 17・・・マグネット 18・・・シャフト 19・・・ベアリング 20・・・ブラケット 21・・・ステータ 22・・・スロット 23・・・コイル 24・・・重り 15・・・インナーロータ型ブラスレス振動モータ 26・・・ハウジング 27・・・円筒状マグネット 28・・・シャフト 29・・・インナーロータ部 30・・・ベアリング 31・・・ステータ 32・・・コイル 33・・・重り 34、35・・・弾性体 36・・・リブ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステータと、ロータと、を備え、前記ス
    テータは、円柱状のシャフトと、電機子と、前記シャフ
    トに嵌合されるリングとから構成されると共に、前記電
    機子は、複数の突極を有し且つ前記シャフトを内挿する
    コアと、前記コアに巻回されるコイルとを有し、前記シ
    ャフトの外周面上の一部にはすり割り部が設けられると
    共に、前記すり割り部の回りに前記リングが嵌合され、
    一方、前記ロータは、前記シャフトの軸方向に円筒形状
    に形成されるヨーク部材と、前記ヨーク部材の両端の開
    口部に備えられるベアリングと、前記ヨーク部材の円筒
    側面に設けられる重りとから構成され、前記シャフト及
    び前記リングが前記ベアリングにそれぞれ内挿されるこ
    とで、前記電機子が前記ヨーク部材に収納され、前記突
    極と前記ヨーク部材の内側円筒側面とが対向配置され、
    更に、前記円筒側面に切り欠きを設けることで、前記円
    筒側面に前記突極との間に生ずるレラクタンスが異なる
    区画が円周方向に分割して設けられると共に、前記すり
    割り部に前記コイルへの給電用導電線が収納され、更に
    前記導電線が前記ロータ外部へ引き出され、前記コイル
    が給電されて前記突極に発生する磁束によって、前記区
    画のうちレラクタンスの小さい区画が前記突極に磁気吸
    引されることで、前記ロータが前記ステータに対して相
    対的に回転することを特徴とする、シャフト固定式レラ
    クタンス型振動モータ。
  2. 【請求項2】 ステータと、ロータと、を備え、前記ス
    テータは、円柱状のシャフトと、電機子と、前記シャフ
    トに嵌合され内周面に溝部を有するリングとから構成さ
    れると共に、前記電機子は、複数の突極を有し且つ前記
    シャフトを内挿するコアと、前記コアに巻回されるコイ
    ルとを有し、一方、前記ロータは、前記シャフトの軸方
    向に円筒形状に形成されるヨーク部材と、前記ヨーク部
    材の両端の開口部に備えられるベアリングと、前記ヨー
    ク部材の円筒側面に設けられる重りとから構成され、前
    記シャフト及び前記リングが前記ベアリングにそれぞれ
    内挿されることで、前記電機子が前記ヨーク部材に収納
    され、前記突極と前記ヨーク部材の内側円筒側面とが対
    向配置され、更に、前記円筒側面に切り欠きを設けるこ
    とで、前記円筒側面に前記突極との間に生ずるレラクタ
    ンスが異なる区画が円周方向に分割して設けられると共
    に、前記コイルへの給電用導電線が前記リングの溝部を
    通って、前記ロータ外部へ引き出され、前記コイルが給
    電されて前記突極に発生する磁束によって、前記区画の
    うちレラクタンスの小さい区画が前記突極に磁気吸引さ
    れることで、前記ロータが前記ステータに対して相対的
    に回転することを特徴とする、シャフト固定式レラクタ
    ンス型振動モータ。
  3. 【請求項3】 ステータと、ロータと、を備え、前記ス
    テータは、円柱状のシャフトと、電機子と、前記シャフ
    トに嵌合されるリングとから構成されると共に、前記電
    機子は、複数の突極を有し且つ前記シャフトを内挿する
    コアと、前記コアに巻回されるコイルとを有し、前記シ
    ャフトの外周面上の一部にはすり割り部が設けられると
    共に、前記すり割り部の回りに前記リングが嵌合され、
    一方、前記ロータは、前記シャフトの軸方向に円筒形状
    に形成されるヨーク部材と、前記ヨーク部材の両端の開
    口部に備えられるベアリングと、前記ヨーク部材の円筒
    側面に設けられる重りとから構成され、前記シャフト及
    び前記リングが前記ベアリングにそれぞれ内挿されるこ
    とで、前記電機子が前記ヨーク部材に収納され、前記突
    極と前記ヨーク部材の内側円筒側面とが対向配置され、
    更に、前記円筒側面に切り欠きを設けると共に、前記内
    側円筒側面の厚みが漸次薄くなるように形成された箇所
    を前記円筒側面に設けることによって、前記円筒側面に
    前記突極との間に生ずるレラクタンスが異なる区画が円
    周方向に分割して設けられると共に、前記すり割り部に
    前記コイルへの給電用導電線が収納され、更に前記導電
    線が前記ロータ外部へ引き出され、前記コイルが給電さ
    れて前記突極に発生する磁束によって、前記区画のうち
    レラクタンスの小さい区画が前記突極に磁気吸引される
    ことで、前記ロータが前記ステータに対して相対的に回
    転することを特徴とする、シャフト固定式レラクタンス
    型振動モータ。
  4. 【請求項4】 ステータと、ロータと、を備え、前記ス
    テータは、円柱状のシャフトと、電機子と、前記シャフ
    トに嵌合され内周面に溝部を有するリングとから構成さ
    れると共に、前記電機子は、複数の突極を有し且つ前記
    シャフトを内挿するコアと、前記コアに巻回されるコイ
    ルとを有し、一方、前記ロータは、前記シャフトの軸方
    向に円筒形状に形成されるヨーク部材と、前記ヨーク部
    材の両端の開口部に備えられるベアリングと、前記ヨー
    ク部材の円筒側面に設けられる重りとから構成され、前
    記シャフト及び前記リングが前記ベアリングにそれぞれ
    内挿されることで、前記電機子が前記ヨーク部材に収納
    され、前記突極と前記ヨーク部材の内側円筒側面とが対
    向配置され、更に、前記円筒側面に切り欠きを設けると
    共に、前記内側円筒側面の厚みが漸次薄くなるように形
    成された箇所を前記円筒側面に設けることによって、前
    記円筒側面に前記突極との間に生ずるレラクタンスが異
    なる区画が円周方向に分割して設けられると共に、前記
    コイルへの給電用導電線が前記リングの溝部を通って、
    前記ロータ外部へ引き出され、前記コイルが給電されて
    前記突極に発生する磁束によって、前記区画のうちレラ
    クタンスの小さい区画が前記突極に磁気吸引されること
    で、前記ロータが前記ステータに対して相対的に回転す
    ることを特徴とする、シャフト固定式レラクタンス型振
    動モータ。
  5. 【請求項5】 前記シャフトの両端を固定して、請求項
    1乃至4記載のシャフト固定式レラクタンス型振動モー
    タを使用機器に搭載したことを特徴とするシャフト固定
    式レラクタンス型振動モータの取付構造。
JP2002056699A 2002-03-04 2002-03-04 シャフト固定式レラクタンス型振動モータ Withdrawn JP2003251277A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002056699A JP2003251277A (ja) 2002-03-04 2002-03-04 シャフト固定式レラクタンス型振動モータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002056699A JP2003251277A (ja) 2002-03-04 2002-03-04 シャフト固定式レラクタンス型振動モータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003251277A true JP2003251277A (ja) 2003-09-09

Family

ID=28667140

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002056699A Withdrawn JP2003251277A (ja) 2002-03-04 2002-03-04 シャフト固定式レラクタンス型振動モータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003251277A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005050427A1 (ja) * 2003-11-20 2005-06-02 National Institute Of Advanced Industrial Science And Technology 触力覚情報提示システムおよび方法
US10416767B2 (en) 2003-11-20 2019-09-17 National Institute Of Advanced Industrial Science And Technology Haptic information presentation system and method
US10936074B2 (en) 2003-11-20 2021-03-02 National Institute Of Advanced Industrial Science And Technology Haptic information presentation system and method

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005050427A1 (ja) * 2003-11-20 2005-06-02 National Institute Of Advanced Industrial Science And Technology 触力覚情報提示システムおよび方法
GB2423846A (en) * 2003-11-20 2006-09-06 Nat Inst Of Advanced Ind Scien Tactile force sense information display system and method
GB2423846B (en) * 2003-11-20 2008-06-11 Nat Inst Of Advanced Ind Scien Haptic information presentation system and method
US9041520B2 (en) 2003-11-20 2015-05-26 National Institute Of Advanced Industrial Science And Technology Haptic information presentation system and method
US9135791B2 (en) 2003-11-20 2015-09-15 National Istitute Of Advanced Industrial Science And Technology Haptic information presentation system and method
US9142104B2 (en) 2003-11-20 2015-09-22 National Institute Of Advanced Industrial Science And Technology Haptic information presentation system and method
US9171437B2 (en) 2003-11-20 2015-10-27 National Institute Of Advanced Industrial Science And Technology Haptic information presentation system and method
US9495804B2 (en) 2003-11-20 2016-11-15 National Institute Of Advanced Industrial Science And Technology Haptic information presentation system and method
US9495803B2 (en) 2003-11-20 2016-11-15 National Institute Of Advanced Industrial Science And Technology Haptic information presentation system and method
US10216278B2 (en) 2003-11-20 2019-02-26 National Institute Of Advanced Industrial Science And Technology Haptic information presentation system and method
US10416767B2 (en) 2003-11-20 2019-09-17 National Institute Of Advanced Industrial Science And Technology Haptic information presentation system and method
US10936074B2 (en) 2003-11-20 2021-03-02 National Institute Of Advanced Industrial Science And Technology Haptic information presentation system and method
US10936072B2 (en) 2003-11-20 2021-03-02 National Institute Of Advanced Industrial Science And Technology Haptic information presentation system and method
US11287888B2 (en) 2003-11-20 2022-03-29 National Institute Of Advanced Industrial Science And Technology Haptic information presentation system and method
US11385723B2 (en) 2003-11-20 2022-07-12 National Institute Of Advanced Industrial Science And Technology Haptic information presentation system and method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6636007B2 (en) DC brushless vibration motor
JP3229560B2 (ja) 扁平な外転型コアードブラシレス振動モータ
JP2004104986A (ja) 永久磁石形回転電機
KR20070094380A (ko) 하이브리드 인덕션모터
JP2002254029A (ja) Dcブラシレス振動モータ
WO2009133941A1 (ja) 振動モータ
JP4722225B2 (ja) 振動モータ
WO2020255807A1 (ja) 電動機及び電動送風機
KR100765111B1 (ko) 진동 모터
JP2003251277A (ja) シャフト固定式レラクタンス型振動モータ
JP4822214B2 (ja) インナーロータ型振動モータ
JP2005020914A (ja) 電動機及びヨークハウジング
JP2010093890A (ja) 電動モータ
KR101075608B1 (ko) 모터
US20040113512A1 (en) Rotor of electric rotating machine
JP3339501B2 (ja) 扁平なコアード型ブラシレス振動モータ
JP2005080440A (ja) ブラシレスオルタネータ用界磁コイルのボビン装置
KR20000064092A (ko) 편평형 코아리스 진동 모터
JP6872235B2 (ja) 振動モータ
JP3618950B2 (ja) 偏心コアード振動モータ
JP3740372B2 (ja) ハイブリッド磁石型直流機
JP6049678B2 (ja) モータ
KR100797279B1 (ko) Dc 무브러시 진동 모터
JP4332024B2 (ja) 振動モータ
JP2000069733A (ja) 扁平型振動発生モータ

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050510