JP3229560B2 - 扁平な外転型コアードブラシレス振動モータ - Google Patents

扁平な外転型コアードブラシレス振動モータ

Info

Publication number
JP3229560B2
JP3229560B2 JP5984997A JP5984997A JP3229560B2 JP 3229560 B2 JP3229560 B2 JP 3229560B2 JP 5984997 A JP5984997 A JP 5984997A JP 5984997 A JP5984997 A JP 5984997A JP 3229560 B2 JP3229560 B2 JP 3229560B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
flat
magnet
cored
vibration motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP5984997A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10248203A (ja
Inventor
忠男 山口
尚久 小柳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Parts Ind Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Parts Ind Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Parts Ind Co Ltd filed Critical Tokyo Parts Ind Co Ltd
Priority to JP5984997A priority Critical patent/JP3229560B2/ja
Publication of JPH10248203A publication Critical patent/JPH10248203A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3229560B2 publication Critical patent/JP3229560B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Brushless Motors (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、小型無線通信装
置(ページャ、携帯電話機)の無音報知源やゲーム機に
用いて好適なコアード型ブラシレス振動モータに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より小型無線通信装置(ページャ、
携帯電話機)の無音報知源に用いられる振動モータとし
ては、図7に示すように円筒状小型直流モータMの回転
出力軸Sにタングステン合金製の偏心ウエイトWを配付
け、回転時にこの偏心ウエイトによって発生する遠心力
を利用して振動を得るようにしたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記出力軸
に偏心ウエイトを付加したものでは、セットメーカ側に
おいては、この偏心ウエイトの旋回空間を配慮しなくて
はならないし、回転時においては、偏心ウエイトがむき
出しになっているので危険であり、且つ、偏心ウエイト
に直接落下などの衝撃が加わると軸の変形がおきるおそ
れがある。特に図8に示すような偏平型モータにおいて
は、この偏心ウエイトも薄くしなくてはならないため、
旋回時の危険性はさらに高く、偏心ウエイトWWを軸S
に取り付けする寸法が厚くとれず、落下などの衝撃など
の他に偏心ウエイトを不用意に持って変形させてしまう
おそれもあった。
【0004】このため、本出願人は先に出力軸をなくし
て内蔵するロータ自体を偏心させた円筒コアレス型振動
モータを特願平2−309070号(米国特許5107
155号)とし、偏平型モータでは偏心ウエイトを削除
してロータ自体を偏心させて回転時に振動を得るように
した実願昭63−111868号(米国特許50362
39号)を提案している。
【0005】これらのモータは出力軸、偏心ウエイトが
ないので、設計的な制約を受けず、使い勝手がよいし、
旋回時の危険性がないなど、市場に好評をもって迎えら
れているが、反面、コアレス巻線タイプのため、加工工
数が増加してしまう問題が包合されている。コアレス巻
線タイプに代わる有鉄心型でロータ自体を振動させるた
めに、本出願人は先に特願平4−301762号(米国
特許5341057号)に示すように、3突極型の鉄心
をすべて片側(180度以内)に偏倚させたものを提案
している。しかしながら、これらのモータはいずれも整
流装置型のため、長寿命化にはブラシレス化が必要であ
る。このようなブラシレス振動モータとして本出願人は
先に円筒コアレス型のものを特願平3−149906号
(米国特許5373207号)を提案している。
【0006】この発明の目的は、特願平3−14990
6号(米国特許5373207号)をさらに改良するた
めに創成したもので、コアードにすることによりコスト
的に有利ならしめ、遠心力を発生させるための重心の移
動量を大にして振動を大きくできる扁平な外転型コアー
ドブラシレス振動モータを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するには、外転型ロータを構成する少なくとも一部材に
アンバランス手段を設けることによって達成できる。こ
のようにすると、簡単な構成で振動を大きくすることが
できる。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明の具体的な実施の形態の
一つとしては、請求項1に示すように各々電機子コイル
(3)を巻回した複数個の等間隔の突極を有する扁平な
コアードステータコア(4)と、このコアードステータ
コアを配置したステータベース(1)と、このステータ
ベースに軸を介して回転自在に装着したロータ(R)か
らなり、このロータはこの扁平なコアードステータコア
の外側に径方向空隙を介して臨ませたもので均一な厚み
で周方向等間隔に複数個の磁極を有する浅いほぼ円筒状
マグネット(6)とこのマグネットを外周を保持するよ
うにしたマグネットホルダ(5)を有し、このマグネッ
トホルダにはさらに平面からみて三日月型で縦断面から
みてほぼロータの厚み程度に延ばした高比重金属体
(7)を取り付けると共に空所(E)を配してなり、さ
らに前記ロータを覆うカバーが配されたものにすれば達
成できる。このようにすれば、マグネットの磁力は均一
な厚みで周方向に等間隔に複数個の磁極のためほぼ均等
に得られので、起動が容易となり、外周にロータの厚み
程度まで延ばした高比重金属体がくるので、重心が大き
くとれ良好なアンバランス手段が得られ、カバーによっ
て外転型ロータでも回転時に剥き出しとなっていないの
で危険性がなくなる。
【0009】
【実施例】次に、この発明の第1の実施例として扁平な
軸固定型コアードブラシレス振動モータの構成を図1に
示す要部断面図で説明する。同図において、板状のステ
ータベース1の中央にバーリング孔1aを配し、このバ
ーリング孔1aに軸2を圧入してある。さらに、このバ
ーリング孔1aの外側に複数個、たとえば図2に示すよ
うにこの場合6個の突極4a‥‥にコアカバーを介して
巻回した電機子コイル3‥‥を有するステータコア4が
複数個の切り起こし部1bを介して取り付けられてい
る。このステータコア4は2枚の珪素鋼板をブレード部
分4bで互いに反対方向に折り曲げられて磁束を効率よ
く拾えるように構成されている。前記各電機子コイル3
‥‥の端末3a‥‥は前記ステータベース1に配された
フレキシブル基板1cに結線されて外方から給電される
ようになっている。前記軸2には高摺動性樹脂からなる
マグネットホルダ5が回転自在に装着される。すなわ
ち、このマグネットホルダ5自体が軸受けとなってい
る。このマグネットホルダ5には図2に示すように前記
ステータコア4のブレード部分4bに径方向空隙を介し
て臨ませた内側に複数個(たとえばこの場合8個の)界
磁磁極を有する浅い円筒状のマグネット6がその外側に
配した三日月型の高比重金属体7とともに一体成形され
てロータRを構成している。また、この高比重金属体7
の反対側は空所Eを形成してある。このため、ロータR
は三日月型の高比重金属体7の方に重心が移動するの
で、回転時に大きな振動を発生させることになる。図
中、8aはスラストワッシャで、8bはロータRの抜け
止めを兼ねたスラストワッシャである。なお、この実施
例では、ロータRの旋回部に出っ張りがないので、外カ
バーを省いたが、後述のようにこのカバーを取り付ける
こともできる。
【0010】図3はこの発明の第2の実施例として軸回
転型コアードブラシレス振動モータの要部断面図であ
る。同図において、ブラケット11の中央には軸受ホル
ダ部12が設けられる。この軸受ホルダ部12は受け部
12aを残してブラケット自体よりプレス加工によって
切り起こしてなる立ち上げ部12bからなる。この軸受
ホルダ部12の内側には焼結含油軸受13が当て板13
aをかいして装着されるとともに外側に前記のような複
数個(たとえばこの場合6個の)突極4a‥‥に巻回し
た電機子コイル3‥‥を有するステータコア4が取り付
けられている。一方、ロータRRは図4に示すように平
面が錨型に形成したマグネットホルダ55とこのマグネ
ットホルダ55に固着されるとともに前記のステータコ
ア4のブレード部分4bに径方向空隙を介して臨ませた
内側に複数個(たとえばこの場合8個の)界磁磁極を有
する浅い円筒状のマグネット6からなり、さらにマグネ
ットホルダ55の回転中心に配したバーリング孔55a
に軸22を圧入することによって装着している。この軸
22の一端は前記の焼結含油軸受13に、他端はカバー
を兼ねるケース9に配した焼結含油軸受14によって回
転自在に支持されるようになっている。
【0011】図5は、上記実施例の変形構成例を示す要
部平面図で、マグネット6のパワーを発揮させるために
マグネットホルダ56を磁性体にしてリターンパスプレ
ートを兼ねるようにマグネット6の外周を覆うようにケ
ース型にしたものである。この場合、偏心量を増すため
に反重心側の天井部に大きく透孔56aを形成してあ
る。ここで、マグネット6の反重心側は1磁極の範囲内
で一部6aを切り欠ている。このようにすると、効率が
良く重心の移動量が大きくとれ、ケース自体が偏心ウエ
イトになるため部品点数が減少できる。
【0012】図6は、上記実施例の他の変形例として始
動を容易にするための構成を示すコアの要部側面図であ
る。すなわち、ステータコア4のブレード部分4bに切
り込み4cを形成してコギングトルクを改善して始動を
容易にするも良い。
【0013】また、コアを2枚にしたもので説明した
が、より薄型にするために1枚のままでも、あるいはパ
ワーを出すために数十枚ラミネートした軸方向に長いも
のにも採用できるのはいうまでもない。
【0014】なお、このようなブラシレス振動モータを
駆動するには逆起電圧検出による公知のセンサレス方式
が用いられる。
【0015】
【発明の効果】この発明は、上記のように構成したの
で、コアードにしてコスト的にも有利ならしめ、マグネ
ットの磁力は均等に得られるので起動などの問題がな
く、外周にロータの厚み程度まで延ばした高比重金属体
がくるので、重心が大きくとれることになるため大きな
振動が得られ、カバーによって外転型ロータでも回転時
に剥き出しとなっていないので危険性がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例の軸固定型コアードブ
ラシレス振動モータの要部断面図である。
【図2】同実施例のA−A線切断の要部断面図である。
【図3】この発明の第2の実施例の軸回転型コアードブ
ラシレス振動モータの要部断面図である。
【図4】同実施例のロータの要部平面図である。
【図5】同実施例の変形例と示す要部平面図である。
【図6】ステータコアの変形例と示す要部側面図であ
る。
【図7】従来の振動モータの斜視図である。
【図8】従来の他の振動モータの側面図である。
【符号の説明】
1 ステータベース 2、22 軸 3 電機子コイル 4 ステータコア 5、55、56 マグネットホルダ 6 マグネット R、RR ロータ 7 高比重金属体 8a、8b スラストワッシャ 9 ケース E 空所

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々電機子コイル(3)を巻回した複数
    個の等間隔の突極を有する扁平なコアードステータコア
    (4)と、このコアードステータコアを配置したステー
    タベース(1)と、このステータベースに軸を介して回
    転自在に装着したロータ(R)からなり、このロータは
    この扁平なコアードステータコアの外側に径方向空隙を
    介して臨ませたもので均一な厚みで周方向等間隔に複数
    個の磁極を有する浅いほぼ円筒状マグネット(6)とこ
    のマグネットの外周を保持するようにしたマグネットホ
    ルダ(5)を有し、このマグネットホルダにはさらに平
    面からみて三日月型で縦断面からみてほぼロータの厚み
    程度に延ばした高比重金属体(7)を取り付けると共に
    空所(E)を配してなり、さらに前記ロータを覆うカバ
    ーが配された扁平な外転型コアードブラシレス振動モー
    タ。
JP5984997A 1997-02-27 1997-02-27 扁平な外転型コアードブラシレス振動モータ Expired - Fee Related JP3229560B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5984997A JP3229560B2 (ja) 1997-02-27 1997-02-27 扁平な外転型コアードブラシレス振動モータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5984997A JP3229560B2 (ja) 1997-02-27 1997-02-27 扁平な外転型コアードブラシレス振動モータ

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001058486A Division JP3339501B2 (ja) 2001-03-02 2001-03-02 扁平なコアード型ブラシレス振動モータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10248203A JPH10248203A (ja) 1998-09-14
JP3229560B2 true JP3229560B2 (ja) 2001-11-19

Family

ID=13125066

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5984997A Expired - Fee Related JP3229560B2 (ja) 1997-02-27 1997-02-27 扁平な外転型コアードブラシレス振動モータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3229560B2 (ja)

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2786336B1 (fr) * 1998-11-20 2004-12-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd Moteur sans balai et son procede d'assemblage
US6365995B1 (en) 1998-11-20 2002-04-02 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Brushless motor and its assembly method
JP3604066B2 (ja) * 1998-12-28 2004-12-22 松下電器産業株式会社 起振機保持装置およびこれを備えた携帯用電子機器
US6326711B1 (en) * 1999-09-07 2001-12-04 Tokyo Parts Industrial Co., Ltd. DC brushless motor having eccentric rotor
JP3255160B2 (ja) 1999-12-10 2002-02-12 松下電器産業株式会社 ブラシレスモータ及びその組立方法
JP3159212B1 (ja) 2000-01-28 2001-04-23 松下電器産業株式会社 ブラシレス振動モータ
JP3255164B2 (ja) 2000-01-28 2002-02-12 松下電器産業株式会社 小型偏平モータ
JP2002205012A (ja) * 2001-01-15 2002-07-23 Foster Electric Co Ltd 振動モータ
KR100797279B1 (ko) * 2001-03-17 2008-01-23 선온웰스 일렉트릭 머신 인더스트리 컴퍼니 리미티드 Dc 무브러시 진동 모터
KR100439509B1 (ko) * 2002-05-17 2004-07-09 삼성전기주식회사 코인타입 진동모터
KR100432954B1 (ko) * 2002-06-26 2004-05-28 주식회사 아모텍 레이디얼 코어타입 더블 로터 방식의 비엘디씨 모터
JP2004064908A (ja) 2002-07-30 2004-02-26 Sony Corp 振動発生装置製造方法および振動発生装置
JP2004266889A (ja) * 2003-02-18 2004-09-24 Sony Corp 振動発生装置及び電子機器
CN101197515B (zh) * 2006-12-06 2011-06-08 富准精密工业(深圳)有限公司 振动马达
JP5352982B2 (ja) * 2007-10-09 2013-11-27 パナソニック株式会社 モータとそれを用いた電子機器
JP7232572B2 (ja) * 2017-02-21 2023-03-03 セイコーインスツル株式会社 振動発生装置及び電子機器
USD905408S1 (en) 2018-08-01 2020-12-22 Tbl Licensing Llc Footwear outsole

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10248203A (ja) 1998-09-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3229560B2 (ja) 扁平な外転型コアードブラシレス振動モータ
US6479914B2 (en) Vibration motor having an eccentric weight and device including the same motor
CA2340957C (en) Dc brushless vibration motor
EP1026812B1 (en) Eccentric commutator
JP2002254029A (ja) Dcブラシレス振動モータ
JP4144972B2 (ja) 一軸受型永久磁石電動機及び一軸受型ファンモータ
JP3064500B2 (ja) 円筒型ブラシレス振動モ−タ
JP3339501B2 (ja) 扁平なコアード型ブラシレス振動モータ
JP4822214B2 (ja) インナーロータ型振動モータ
US20010040412A1 (en) Radial gap, rotary yoke type brushless vibration motor
JP3518444B2 (ja) 電動機
JPH07107698A (ja) 偏心スロットレス鉄心を備えた小型振動モータ
JP3618950B2 (ja) 偏心コアード振動モータ
JPH05304743A (ja) 永久磁石ロータを慣性体とした振動モータ
JP3406374B2 (ja) 偏心電機子鉄心を備えた小型振動モータ
JPH0255563A (ja) 単相ブラシレス振動モータ
JPH09182364A (ja) 軸固定型振動モータ
JP2003251277A (ja) シャフト固定式レラクタンス型振動モータ
KR100797279B1 (ko) Dc 무브러시 진동 모터
JPH0370447A (ja) 単相ブラシレス振動モータ
JP4565133B2 (ja) インナーロータ型振動モータ
JPH0937510A (ja) 円筒形コアレス振動モ−タ
KR200343837Y1 (ko) 편평형 코아리스 진동모터
JP2596847Y2 (ja) 扁平コアレス振動モータ
JP2001178071A (ja) 振動発生用モータ

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees