JP3339194B2 - Tmモード誘電体共振器 - Google Patents

Tmモード誘電体共振器

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JP3339194B2
JP3339194B2 JP21881894A JP21881894A JP3339194B2 JP 3339194 B2 JP3339194 B2 JP 3339194B2 JP 21881894 A JP21881894 A JP 21881894A JP 21881894 A JP21881894 A JP 21881894A JP 3339194 B2 JP3339194 B2 JP 3339194B2
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P7/00Resonators of the waveguide type
    • H01P7/10Dielectric resonators

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  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、周囲を導電体で囲ん
だ空間内に誘電体柱を配置したTMモード誘電体共振器
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のTMモード誘電体共振器の構成を
図14および図15に示す。図14において1は角柱状
の誘電体柱であり、誘電体柱の軸方向に対して垂直な方
向に周波数調整用孔2を設けている。3はキャビティで
あり、誘電体柱1とともに一体成型により形成してい
る。キャビティ3の上下面と左右側面には導電体4を形
成している。このキャビティ3には誘電体柱1に設けた
周波数調整用孔2に対して周波数調整用誘電体棒を挿抜
自在に保持するための孔11を設けている。キャビティ
3の2つの開口面には金属パネル5,6を覆う。図15
は図14に示したTMモード誘電体共振器に周波数調整
用誘電体棒を保持させた状態での中央垂直断面を示す図
である。図15において7は周波数調整用誘電体棒、8
はその周波数調整用誘電体棒7を保持するネジ部材、9
はキャビティ3の側壁に設けた孔11に対して取り付け
た保持部材であり、これに対してネジ部材8を螺合させ
ている。
【0003】図14および図15に示したTMモード誘
電体共振器の誘電体柱に生じる電界の例を図16に示
す。(A)のように、周波数調整用孔2に対して誘電体
棒が挿入されていない領域では、電気力線は周波数調整
用孔2を避けてほとんど誘電体部分を通る。これに対し
て(B)に示すように、周波数調整用孔2に誘電体棒7
が挿入されている領域では、周波数調整用孔2内の誘電
体棒7に電気力線が集中することになる。このように、
周波数調整用誘電体棒の挿抜に応じて、誘電体柱全体の
実効誘電率が変化して、共振周波数が変化する。
【0004】次に、2つの誘電体柱を交差させた形状か
ら成る複合誘電体柱を用いた二重モードのTMモード誘
電体共振器の例を図17および図18に示す。図17の
ように、複合誘電体柱1は2つの誘電体柱を交差させた
形状から成り、2x,2yで示す周波数調整用孔を設け
ている。キャビティ3にはこれらの周波数調整用孔2
x,2yに対してそれぞれ周波数調整用誘電体棒を挿抜
自在に保持するための孔11x,11yを設けている。
またキャビティ3には、複合誘電体柱1を構成する2つ
の誘電体柱から成る2つの共振器間の結合係数を調整す
るための結合調整部材を保持する孔12を設けている。
【0005】図18は図17に示した共振器の上面図お
よび断面図である。図18においてネジ部材8x,8y
を保持部材9x,9yにそれぞれ螺合させて、旋回させ
ることによって、それぞれの端部に取り付けた周波数調
整用誘電体棒7x,7yを誘電体柱に対してそれぞれ挿
抜し、これによって水平方向および垂直方向の誘電体柱
による共振器の周波数を調整する。また、同図において
13は結合調整用の誘電体棒であり、保持部材14に螺
合させている。この結合調整用誘電体棒を、2つの誘電
体柱の交差によって生じる4つのコーナー部の内1つの
コーナー部に挿抜することによって、2つの誘電体柱に
よる2つの共振器間の結合係数を調整する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図14〜図
18に示したように、断面円形の周波数調整用孔に対し
て円柱状の周波数調整用誘電体棒を挿抜するだけの構造
では、後述するように、TMモード誘電体共振器の小型
化に伴い周波数調整範囲が狭くなる。また、図17およ
び図18に示したように、キャビティの側壁から空間内
に対して結合調整用誘電体棒を挿抜することによって結
合調整をおこなう構造では、TMモード誘電体共振器の
小型化に伴い結合調整範囲が狭くなる。
【0007】すなわち、使用する周波数に応じて誘電体
柱の寸法が定まるため、TMモード誘電体共振器全体を
小型化する際、結局キャビティの外形寸法を小さくする
ことになり、キャビティ内に占める誘電体柱の容積率が
増大し、図15においてSで示す誘電体柱とキャビティ
内壁間の距離が短くなる。その結果、周波数調整用誘電
体棒7の可動範囲(ストローク)が充分にとれなくな
る。また、キャビティの開口部を覆う金属パネルと誘電
体柱間およびキャビティ内壁と誘電体柱間の空間が狭く
なることに伴い、例えば入出力用の結合ループなどとの
干渉が生じないように周波数調整用誘電体棒のストロー
クを制限しなければならない場合がある。結局、TMモ
ード誘電体共振器を小型化に伴い、周波数可変幅が大幅
に制限されることになる。また、複合誘電体柱を用いた
二重モードの共振器についても、結合調整用誘電体棒の
可動範囲を充分にとることができなくなるため、結合係
数の調整範囲が制限される。
【0008】周波数調整用誘電体棒の限られた可動範囲
内で周波数調整範囲を大きくとるためには、周波数調整
用誘電体棒の移動距離に対する周波数変化率を高めなけ
ればならない。そのために、例えば周波数調整用誘電体
棒の誘電率を高め、また断面積を拡大し大型化すること
が有効であるが、周波数調整用誘電体棒として使用可能
な材料から誘電率は自ずと決まり、誘電率を大幅に高め
ることはできない。また、キャビティ内壁または金属パ
ネルと誘電体柱間の空間が限られているため、周波数調
整用誘電体棒を大型化しても、それを保持する保持部材
などの構造が大型化するため、あまり大型の周波数調整
用誘電体棒を用いることもできない。以上に述べたこと
は結合調整用誘電体棒についても同様に当てはまる。
【0009】この発明の目的は、周波数調整用誘電体棒
を特に大型化することなく、周波数調整用誘電体棒の移
動距離に対する周波数変化率を高めて、小型化されたT
Mモード誘電体共振器においても周波数調整範囲を広く
とれるようにすることにある。
【0010】この発明の他の目的は結合調整用誘電体棒
の移動距離に対する結合係数の変化率を高めて、小型化
されたTMモード誘電体共振器においても、結合係数の
調整範囲を広くとれるようにしたTMモード誘電体共振
器を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、周波数調整
用孔に対する周波数調整用誘電体棒の有無による周波数
調整用孔内の電束密度の差が大きいほど、周波数調整用
誘電体棒の移動距離に対する周波数変化率が大きくなる
ことに鑑み、周波数調整用孔に対して周波数調整用誘電
体棒を挿入した時の、その周波数調整用誘電体棒の電束
密度が高まるようにする。すなわち、請求項1記載のT
Mモード誘電体共振器では、周波数調整用孔に、共振時
に生じる電界の方向に対して略垂直で且つ周波数調整用
孔の伸びる方向に対して略垂直の方向に広がる空隙部を
設けることによって、周波数調整用孔内における周波数
調整用誘電体棒の挿入されていない部分の電束密度と周
波数調整用誘電体棒の挿入されている部分の電束密度と
の差を大きくする。
【0012】請求項2記載のTMモード誘電体共振器で
は、前記空隙部を前記周波数調整用誘電体棒の幅より小
さな幅で前記周波数調整用孔から遠ざかる方向に広げ
る。
【0013】また、この発明は、2つの誘電体柱を交差
させた形状から成る複合誘電体柱を、周囲を導電体で囲
んだ空間内に配した2重モードのTMモード誘電体共振
器において、2つの誘電体柱による2つの共振器間の結
合調整用誘電体棒の移動距離に対する結合係数の変化率
を高めるために、請求項3に記載したTMモード誘電体
共振器では、2つの誘電体柱の交差部が2つの誘電体柱
の成す平面に垂直な方向に結合調整用孔と、該結合調整
用孔にその結合調整用孔を通る電界の方向に対して略垂
直で且つ結合調整用孔の延びる方向に対しても略垂直な
方向に広がる空隙部とを設けるとともに、結合調整用孔
に対して結合調整用誘電体棒を挿抜自由に保持する手段
を設け、結合調整用孔内における結合調整用誘電体棒の
挿入されていない部分の電束密度と結合調整用誘電体棒
の挿入されている部分の電束密度との差を大きくする。
【0014】
【0015】
【作用】この発明の請求項1及び2に係るTMモード誘
電体共振器の周波数調整用誘電体棒の挿抜による周波数
調整用孔内の電束密度の変化の例を図4に示す。図4に
おいて(B)は周波数調整用孔2内に周波数調整用誘電
体棒7が挿入されている断面部分での電気力線の様子、
(A)は周波数調整用孔2内に周波数調整用誘電体棒7
が挿入されていない断面部分での電気力線の様子をそれ
ぞれ模式的に示す。同図(A)に示すように、電界の方
向に垂直な方向に伸びる周波数調整用孔に対して、その
周波数調整用孔に対して垂直な方向に広がる空隙部2′
を設けたことによって、周波数調整用孔内に周波数調整
用誘電体棒が挿入されていない部分で、周波数調整用孔
2およびその空隙部2′を迂回するように電気力線が通
るのに対し、(B)に示すように、周波数調整用孔2内
に周波数調整用誘電体棒7が挿入されている部分では、
空隙部2′によって誘電体柱部分を迂回していた電気力
線が周波数調整用誘電体棒7を横切って通ることにな
る。その結果、周波数調整用誘電体棒の有無により周波
数調整用孔内の電束密度が大きく変化することになり、
周波数調整用誘電体棒の移動量に対する周波数変化率が
大きくなる。
【0016】請求項3に係るTMモード誘電体共振器に
おける結合調整用誘電体棒の挿抜による結合調整用孔内
の電束密度の変化の例を図12および図13に示す。図
12において10a,10bは結合調整用孔であり、
(B)はその中に結合調整用誘電体棒13a,13bが
挿入されている断面部分での偶モードと奇モードにおけ
る電気力線の様子、(A)は結合調整用孔10a,10
b内に結合調整用誘電体棒13a,13bが挿入されて
いない断面部分での偶モードと奇モードにおける電気力
線の様子をそれぞれ模式的に示す。以下実線の矢印を偶
モードにおける電気力線、破線の矢印を奇モードにおけ
る電気力線として説明する。(A)に示すように、結合
調整用誘電体棒が存在しない部分では、偶モードにおけ
る電気力線は結合調整用孔10a,10bを迂回するよ
うに通るが、(B)に示すように結合調整用誘電体棒1
3a,13bが存在する部分では、偶モードにおける電
気力線は結合調整用誘電体棒部分を通る。奇モードにお
ける電気力線は結合調整用誘電体棒の有無に拘らず一定
である。このように結合調整用孔に対する結合調整用誘
電体棒の挿抜によって、偶モードに対する実効誘電率と
奇モードに対する実効誘電率との差が大きく変化し、結
合調整用誘電体棒の少ない移動量で、広範囲に亘る結合
調整が可能となる。
【0017】また、図13において10a,10bは結
合調整用孔であり、この結合調整用孔10a,10bに
は、そこを通る電界の方向に対して垂直で且つ結合調整
用孔の伸びる方向に対しても垂直な方向に広がる空隙部
10a′,10b′を設けている。(B)は結合調整用
孔10a,10b内に結合調整用誘電体棒13a,13
bが挿入されている断面部分での偶モードと奇モードに
おける電気力線の様子、(A)は結合調整用孔10a,
10b内に結合調整用誘電体棒13a,13bが挿入さ
れていない断面部分での偶モードと奇モードにおける電
気力線の様子をそれぞれ模式的に示す。(A)に示すよ
うに、結合調整用誘電体棒が存在しない部分では、偶モ
ードにおける電気力線は結合調整用孔10a,10bお
よび空隙部10a′,10b′を迂回するように通る
が、(B)に示すように結合調整用誘電体棒13a,1
3bが存在する部分では、偶モードにおける電気力線は
結合調整用誘電体棒部分を通る。このように結合調整用
孔10a,10bを通る電界の方向に対して垂直で且つ
結合調整用孔の伸びる方向に対しても垂直な方向に広が
る空隙部10a′,10b′を設けたことにより、結合
調整用誘電体棒13a,13bの存在しない部分での結
合調整用孔内の電束密度と結合調整用誘電体棒13a,
13bの存在する部分での結合調整用孔内の電束密度と
の差が図12に示した場合に比較して大きくなる。これ
により、結合調整用誘電体棒の挿抜量に対する結合係数
の変化率が更に大きくなる。
【0018】
【実施例】この発明の第1の実施例に係るTMモード誘
電体共振器の構成を図1〜図6に示す。
【0019】図1はTMモード誘電体共振器の組み立て
前の構成を示す斜視図である。図1において1は角柱状
の誘電体柱であり、誘電体柱の軸方向に対して垂直な方
向に周波数調整用孔2を設けている。3はキャビティで
あり、誘電体柱1とともに一体成型により形成してい
る。キャビティ3の上下面と左右側面には導電体4を形
成している。キャビティ3の2つの開口面には金属パネ
ル5,6を覆う。金属パネル5には誘電体柱1に設けた
周波数調整用孔2に対する周波数調整用誘電体棒を挿抜
自在に保持している。
【0020】図2は図1に示した誘電体柱1とともに一
体成型して成るキャビティ3の一方の開口面から見た正
面図、図3は図1に示したTMモード誘電体共振器を組
み立てた状態における周波数調整用孔部分を通る垂直断
面図である。図3において7は周波数調整用誘電体棒、
8はこの周波数調整用誘電体棒7と一体化したネジ部材
である。金属パネル5には保持部材9を設けていて、ネ
ジ部材8をこの保持部材9に螺合させている。すなわち
ネジ部材8を右方向または左方向に旋回させることによ
って周波数調整用誘電体棒7を周波数調整用孔2に対し
て挿抜する。
【0021】上記TMモード誘電体共振器の周波数調整
用誘電体棒の挿抜による周波数調整用孔内の電束密度の
変化の例を図4に示す。〔作用〕の項で図4を参照して
述べた通り、図4において(B)は周波数調整用孔2内
に周波数調整用誘電体棒7が挿入されている断面部分で
の電気力線の様子、(A)は周波数調整用孔2内に周波
数調整用誘電体棒7が挿入されていない断面部分での電
気力線の様子をそれぞれ模式的に示す。同図(A)に示
すように、電界の方向に垂直な方向に伸びる周波数調整
用孔に、その周波数調整用孔に対して垂直な方向に広が
る空隙部2′を設けたことによって、周波数調整用孔内
に周波数調整用誘電体棒が挿入されていない部分で、周
波数調整用孔2およびその空隙部2′部分を迂回するよ
うに電気力線が通るのに対し、(B)に示すように、周
波数調整用孔2内に周波数調整用誘電体棒7が挿入され
ている部分では、空隙部2′によって誘電体柱部分を迂
回していた電気力線が周波数調整用誘電体棒7を横切っ
て通ることになる。その結果、周波数調整用誘電体棒の
有無により周波数調整用孔内の電束密度が大きく変化す
ることになり、周波数調整用誘電体棒の移動量に対する
周波数変化率が大きくなる。
【0022】次に、上記空隙部の寸法を変化させたとき
の、その空隙部による周波数変化率の改善効果の具体例
を示す。まず図5に示すように、内径6.0mmの周波
数調整用孔に対して幅がmdで、全幅がmwとなる空隙
部を設け、直径5.8mmの周波数調整用誘電体棒を用
いることとし、誘電体柱の比誘電率が37.5、周波数
調整用誘電体棒の比誘電率を90.0として、上記md
およびmwを変化させたときの周波数変化率の改善効果
のシミュレーション結果を図6に示す。ここでΔfoは
周波数調整用孔に空隙部がなく単なる丸穴であるときの
周波数変化率、Δfmは図5に示した空隙部のある周波
数調整用孔を用いたときの周波数変化率であり、Δfm
/Δfoは周波数変化率の倍率を表す。従って、Δfm
/Δfoの値が大きい程、上記空隙部による周波数変化
率の改善効果が大きいことを意味する。ΔfoおよびΔ
fmは次式で定義する。
【0023】Δfo=(fo′−fo)/fo Δfm=(fm′−fm)/fm ここでfo,fmは周波数調整用誘電体棒を挿入しない
ときの共振周波数、fo′,fm′は共振周波数調整用
誘電体棒を挿入したときの共振周波数である。
【0024】図6に示したように、周波数変化率の倍率
(Δfm/Δfo)は、mdが一定であれば、mwを大
きくするほど倍率が大きくなり、mdに関しては、md
=1.0〜5.0mmで増大が見られる。
【0025】次に、周波数調整用孔と周波数調整用誘電
体棒の他の形状の例を図7に示す。同図の(A)に示す
例は、周波数調整用孔2を長円形にして、周波数調整用
誘電体棒7の挿入位置の両側に空隙部2′を設けた例で
ある。(B)は空隙部2′の付け根部分と端部に丸みを
もたせて、誘電体柱の成型時に、この周波数調整用孔の
各部に加わる応力集中を分散させて、クラックの発生を
防止するようにした例である。以上に示した例では断面
円形の周波数調整用誘電体棒を用いる例であるが、例え
ば(C)に示すように、断面多角形状の周波数調整用誘
電体棒を用い、周波数調整用孔をこれに合わせた形状と
してもよい。また、以上に示した例では、周波数調整用
孔の周波数調整用誘電体棒の挿入される位置の両側部に
空隙部を設けたが、例えば(D)に示すように、片側に
のみ設けてもよい。
【0026】次に、図7の(A)に示した周波数調整用
孔および周波数調整用誘電体棒を用いて、周波数調整用
孔の寸法を変化させた時の周波数変化率の倍率をシミュ
レーションにより求めた結果を次に示す。
【0027】周波数調整用孔および周波数調整用誘電体
棒の寸法は図8に示す通りであり、誘電体柱の比誘電率
を37.5、周波数調整用誘電体棒の比誘電率を90.
0とし、図8におけるrwを変化させたときの周波数変
化率の倍率の変化を図9に示す。ここでΔftは周波数
変化率であり、Δft/Δfoは周波数変化率の倍率を
表す。従って、Δft/Δfoの値が大きい程、上記空
隙部による周波数変化率の改善効果が大きいことを意味
する。ΔfoおよびΔftは次式で定義する。
【0028】Δfo=(fo′−fo)/fo Δft=(ft′−ft)/ft ここでfo,ftは周波数調整用誘電体棒を挿入しない
ときの共振周波数、fo′,ft′は共振周波数調整用
誘電体棒を挿入したときの共振周波数である。
【0029】図9に示したように、rw=6.0〜1
2.0の範囲では周波数変化率の倍率Δft/Δfoは
1.0より小さいため、逆効果となるが、rwが12を
超える範囲では、周波数変化率の倍率が1.0を上回
り、上記空隙部による周波数変化率の改善効果が生じ
る。
【0030】次に、第2の実施例に係るTMモード誘電
体共振器の構造を図10に示す。図3に示した例では、
周波数調整用誘電体棒を取り付けたネジ部材8を螺合さ
せる保持部材9を金属パネル5に設けた例を示したが、
この第2の実施例では、誘電体柱側に保持部材を取り付
ける。図10(A),(B)はそれぞれ誘電体柱の中心
軸を通る断面図であり、(A)は周波数調整用誘電体棒
などを挿入する前の状態、(B)は保持部材9を誘電体
柱側に取り付けて、周波数調整用誘電体棒7を取り付け
たネジ部材8を保持部材9に螺合させた例を示す。この
ように周波数調整用誘電体棒7とともにネジ部材8およ
び保持部材9をも共振器内に納めることによって、周波
数調整用誘電体棒7のストロークは図中にSで示す範囲
となる。小さなキャビティを用いた場合にストロークS
は短くなるが、上記空隙部の存在により周波数調整用誘
電体棒の移動距離に対する周波数変化率が高くなるた
め、充分な周波数調整範囲を確保することができる。
【0031】次に、第3の実施例に係るTMモード誘電
体共振器の構成を図11および図12に示す。
【0032】図11はTMモード誘電体共振器の組み立
て前の分解斜視図である。誘電体柱1は、図に示す方向
では水平方向と鉛直方向の2つの誘電体柱の交差する形
状から成る複合誘電体柱であり、水平方向の誘電体柱に
よる共振器の周波数調整用孔2xと鉛直方向の誘電体柱
による共振器の周波数調整用孔2yを設けている。ま
た、2つの誘電体柱の交差部に結合調整用孔10a,1
0bを形成している。この誘電体柱1はキャビティ3と
ともに一体成型して成り、キャビティ3の外周面には第
1の実施例に示した場合と同様に導電体4を形成してい
る。またキャビティ3の2つの開口面には金属パネル
5,6を覆うことによって1つのTMモード誘電体共振
器を構成する。なお、図11に示すように、金属パネル
5には保持部材9x,9y,14a,14bをそれぞれ
設けていて、誘電体柱1に設けた周波数調整用孔2x,
2yおよび結合調整用孔10a,10bに対して周波数
調整用誘電体棒を取り付けたネジ部材8x,8yおよび
結合調整用誘電体棒13a,13bをそれぞれ挿抜自在
に保持させている。
【0033】図12は図11に示したTMモード誘電体
共振器における結合調整用誘電体棒の挿抜による結合調
整用孔内の電束密度の変化の例を示す図であり、結合調
整用孔の軸に垂直な方向での断面図である。〔作用〕の
項で図12を参照して述べた通り、図12において
(B)は結合調整用孔10a,10b内に結合調整用誘
電体棒13a,13bが挿入されている断面部分での偶
モードと奇モードにおける電気力線の様子、(A)は結
合調整用孔10a,10b内に結合調整用誘電体棒13
a,13bが挿入されていない断面部分での偶モードと
奇モードにおける電気力線の様子をそれぞれ模式的に示
す。(A)に示すように、結合調整用誘電体棒が存在し
ない部分では、偶モードにおける電気力線(実線の矢
印)は結合調整用孔10a,10bを迂回するように通
るが、(B)に示すように結合調整用誘電体棒13a,
13bが存在する部分では、偶モードにおける電気力線
は結合調整用誘電体棒部分を通る。このように結合調整
用孔に対する結合調整用誘電体棒の挿抜によって、偶モ
ードに対する実効誘電率と奇モードに対する実効誘電率
との差が大きく変化し、結合調整用誘電体棒の少ない移
動量で、広範囲に亘る結合調整が可能となる。
【0034】次に、第4の実施例に係るTMモード誘電
体共振器の構成を図13に示す。図13は第3の実施例
のおける図12に対応する図であり、結合調整用孔10
a,10bに空隙部10a′,10b′を設けたこと以
外は第3の実施例の場合と同様である。図13はTMモ
ード誘電体共振器における結合調整用誘電体棒の挿抜に
よる結合調整用孔内の電束密度の変化の例を示す。〔作
用〕の項で図13を参照して述べた通り、図13におい
て結合調整用孔10a,10bには、そこを通る電界の
方向に対して垂直で且つ結合調整用孔の伸びる方向に対
しても垂直な方向に広がる空隙部10a′,10b′を
設けている。(B)は結合調整用孔10a,10b内に
結合調整用誘電体棒13a,13bが挿入されている断
面部分での偶モードと奇モードにおける電気力線の様
子、(A)は結合調整用孔10a,10b内に結合調整
用誘電体棒13a,13bが挿入されていない断面部分
での偶モードと奇モードにおける電気力線の様子をそれ
ぞれ模式的に示す。(A)に示すように、結合調整用誘
電体棒が存在しない部分では、偶モードにおける電気力
線(実線の矢印)は結合調整用孔10a,10bおよび
空隙部10a′,10b′を迂回するように通るが、
(B)に示すように結合調整用誘電体棒13a,13b
が存在する部分では、偶モードにおける電気力線は結合
調整用誘電体棒部分を通る。奇モードにおける電気力線
は結合調整用誘電体棒の有無に拘らず一定である。この
ように結合調整用孔10a,10bを通る電界の方向に
対して垂直で且つ結合調整用孔の伸びる方向に対しても
垂直な方向に広がる空隙部10a′,10b′を設けた
ことにより、結合調整用誘電体棒13a,13bの存在
しない部分での結合調整用孔内の電束密度と結合調整用
誘電体棒13a,13bの存在する部分での結合調整用
孔内の電束密度との差が大きく変化することになる。こ
れにより、結合調整用誘電体棒の挿抜量に対する結合係
数の変化率が第3の実施例の場合より更に大きくなる。
【0035】
【発明の効果】この発明の請求項1および2に係るTM
モード誘電体共振器によれば、周波数調整用誘電体棒の
有無により周波数調整用孔内の電束密度が大きく変化す
ることになり、周波数調整用誘電体棒の移動量に対する
周波数変化率が大きくなる。そのため、周波数調整用誘
電体棒を特に大型化することなく、小型化されたTMモ
ード誘電体共振器においても周波数調整範囲を広くとる
ことができる。
【0036】特に、請求項2に係るTMモード誘電体共
振器によれば、周波数調整用孔内に周波数調整用誘電体
棒が挿入されていない部分で、周波数調整用孔および空
隙部を迂回する電気力線が、周波数調整用孔内に周波数
調整用誘電体棒が挿入された際により多く周波数調整用
誘電体棒を横切って通ることになるため、周波数調整用
誘電体棒の移動量に対する周波数変化率を確実に大きく
することができる。
【0037】この発明の請求項3に係るTMモード誘電
体共振器によれば、結合調整用孔に対する結合調整用誘
電体棒の挿抜によって、偶モードに対する実効誘電率と
奇モードに対する実効誘電率との差が大きく変化し、結
合調整用誘電体棒の少ない移動量で、広範囲に亘る結合
調整が可能となる。そのため、小型化されたTMモード
誘電体共振器においても結合調整範囲を広くとることが
できる。
【0038】
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例に係るTMモード誘電体共振器の
構成を示す分解斜視図である。
【図2】図1に示す誘電体共振器を構成するキャビティ
の一方の開口面から見た正面図である。
【図3】図1に示すTMモード誘電体共振器を組み立て
た状態における周波数調整用孔部分を通る垂直断面図で
ある。
【図4】第1の実施例に係るTMモード誘電体共振器の
周波数調整用誘電体棒の挿抜による周波数調整用孔内の
電束密度の変化の例を示す図である。
【図5】周波数調整用孔および空隙部の寸法の例を示す
図である。
【図6】図5においてmdおよびmwを変化させたとき
の周波数変化率の倍率の変化を示す図である。
【図7】周波数調整用孔の他の例を示す図である。
【図8】周波数調整用孔および空隙部の寸法の例を示す
図である。
【図9】図8におけるrwを変化させたときの周波数変
化率の倍率の変化を示す図である。
【図10】第2の実施例に係るTMモード誘電体共振器
の誘電体柱の中心軸を通る断面図であり、(A)は周波
数調整用誘電体棒などを挿入する前の状態、(B)は周
波数調整用誘電体棒などを挿入した状態をそれぞれ示
す。
【図11】第3の実施例に係るTMモード誘電体共振器
の組み立て前の分解斜視図である。
【図12】図11に示すTMモード誘電体共振器におけ
る結合調整用誘電体棒の挿抜による結合調整用孔内の電
束密度の変化の例を示す図である。
【図13】第4の実施例に係るTMモード誘電体共振器
における結合調整用誘電体棒の挿抜による結合調整用孔
内の電束密度の変化の例を示す図である。
【図14】従来のTMモード誘電体共振器の組み立て前
の分解斜視図である。
【図15】図14に示すTMモード誘電体共振器に周波
数調整用誘電体棒を保持させた状態での中央垂直断面図
である。
【図16】図14および図15に示すTMモード誘電体
共振器の誘電体柱に生じる電界の例を示す図である。
【図17】複合誘電体柱を用いた従来の二重モードのT
Mモード誘電体共振器の例を示す図である。
【図18】図17に示す共振器の上面図および断面図で
ある。
【符号の説明】
1−誘電体柱 2−周波数調整用孔 2′−空隙部 3−キャビティ 4−導電体 5,6−金属パネル 7−周波数調整用誘電体棒 8−ネジ部材 9−保持部材 10−結合調整用孔 10a′,10b′−空隙部 13−結合調整用誘電体棒 14−保持部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01P 1/20 - 1/219 H01P 7/00 - 7/10

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共振時に生じる電界の方向に略垂直な方
    向に延びる周波数調整用孔を形成した誘電体柱を、周囲
    を導電体で囲んだ空間内に配するとともに、前記周波数
    調整用孔に対して周波数調整用誘電体棒を挿抜自在に保
    持して成るTMモード誘電体共振器において、 前記周波数調整用孔に前記電界の方向に対して略垂直で
    且つ前記周波数調整用孔の延びる方向に対しても略垂直
    な方向に広がる空隙部を設け、該空隙部の存在により、
    前記周波数調整用孔内における前記周波数調整用誘電体
    棒の挿入されていない部分の電束密度と前記周波数調整
    用誘電体棒の挿入されている部分の電束密度との差を大
    きくしたことを特徴とするTMモード誘電体共振器。
  2. 【請求項2】 前記空隙部は前記周波数調整用誘電体棒
    の幅より小さな幅で前記周波数調整用孔から遠ざかる方
    向に広がっている請求項1記載のTMモード誘電体共振
    器。
  3. 【請求項3】 2つの誘電体柱を交差させた形状からな
    る複合誘電体柱を、周囲を導電体で囲んだ空間内に配し
    た2重モードのTMモード誘電体共振器において、前記誘電体柱の交差部に前記2つの誘電体柱の成す平面
    に垂直な方向に結合調整用孔を形成し、該結合用調整孔
    に該結合調整用孔を通る電界の方向に対して略垂直で且
    つ前記結合調整用孔の延びる方向に対しても略垂直な方
    向に広がる空隙部を設けるとともに、 前記結合調整用孔に対して結合調整用誘電体棒を挿抜自
    在に保持する手段を設け、 前記空隙部の存在により、前記結合調整用孔内における
    前記結合調整用誘電体棒の挿入されていない部分の電束
    密度と前記結合調整用誘電体棒の挿入されている部分の
    電束密度との差を大きくしたことを特徴とするTMモー
    ド誘電体共振器。
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