JP3338366B2 - 多色緯入れ織機の緯糸制御方法 - Google Patents

多色緯入れ織機の緯糸制御方法

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JP3338366B2
JP3338366B2 JP09520298A JP9520298A JP3338366B2 JP 3338366 B2 JP3338366 B2 JP 3338366B2 JP 09520298 A JP09520298 A JP 09520298A JP 9520298 A JP9520298 A JP 9520298A JP 3338366 B2 JP3338366 B2 JP 3338366B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、緯入れ位置へ移動
可能の複数の緯入ノズルを備えた多色緯入れ織機におけ
る緯糸制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】エアージェットルーム、ウォータジェッ
トルーム等の流体噴射式織機においては、緯糸に制動を
掛ける、緯糸を引き戻す、緯糸に張力を付与する、緯糸
の張力を弛緩させる等の目的で、緯入ノズルの上流側に
おいて緯糸を制御するいわゆる緯糸制御が行われてい
る。このような緯糸制御は、主として、緯入ノズルの上
流側において緯糸を屈曲させることにより行われる。
【0003】上記のような緯糸制御の技術として、特開
平6−212536号公報、特開昭60−17150号
公報、特開平8−325895号公報に記載された技術
がある。これらの技術は、クランパ、係止ピン等の係止
手段と緯入ノズルとの間にこの間で緯糸と係合する係合
部材を設け、この係合部材を、アクチュエータ、カム等
の専用の駆動手段により変位させて緯糸を屈曲させる。
【0004】上記のような係合部材及び駆動手段は、緯
入ノズル毎に設けられる。このため、複数の緯入ノズル
を備えた多色緯入れ織機においては、係合部材及び駆動
手段を緯入ノズルの数に対応して複数設けなければなら
ない。このため、緯入れ装置周辺の構成が非常に複雑に
なり、緯入れ装置ひいては織機が非常に高価になる。特
に、アクチュエータを駆動手段として用いると、その制
御手段をも設けなければならないから、構成がさらに複
雑になり、より高価になる。
【0005】
【解決しようとする課題】それゆえに、多色緯入れ織機
における緯糸制御を簡単な構成で実現することが望まれ
る。
【0006】
【解決手段、作用及び効果】本発明の緯糸制御方法は、
共通の緯入れ位置と他の位置とに移動可能の複数の緯入
ノズルをそれぞれ備えた1以上の緯入れ手段を有する多
色緯入れ装置を含み、選択される緯糸の切り換わりにと
もなって対応する緯入ノズルを前記共通の緯入れ位置に
移動させると共に、前回の緯入れに使用された緯入ノズ
ルを前記他の位置へ移動させる、多色緯入れ織機におい
て実行される。
【0007】緯糸制御装置は、緯入れ位置へ移動可能の
複数の緯入ノズルをそれぞれ備える1以上の緯入れ手段
を有する多色緯入れ装置と、前記緯入ノズルに対応して
設けられ、対応する緯入ノズルと貯留装置との間に配置
された複数の緯糸係止手段と、前記緯糸係止手段と前記
緯入ノズルとの間に配置されてこの間の緯糸の経路を規
制する案内部材とを含む。
【0008】緯糸の制御方法は、選択された緯糸の切り
替わりの有無にかかわらず、前記緯入れ位置にある緯入
ノズルを前記緯入れ位置から前記他の位置へ移動させる
ことにより、その緯入ノズル経る緯糸をその緯入ノズル
の上流側で屈曲させることを含む。
【0009】緯糸の制御方法は、また、1つの緯入れ手
段の1つの緯入ノズルにより緯入れを行い、次回の緯入
れを他の緯入れ手段により行う場合において、前記1つ
の緯入ノズルを緯入れ位置から他の位置へ移動させてそ
の1つの緯入ノズルを経る緯糸をその1つの緯入ノズル
の上流側で屈曲させることを含む。
【0010】緯糸の制御方法は、さらに、緯入れされる
緯糸の切り換わりが行われない場合において、前記緯入
ノズルを緯入れ位置から他の位置へ移動させてその緯入
ノズルを経る緯糸をその緯入ノズルの上流側で屈曲させ
た後に、その緯入ノズルを次回の緯入れ開始前に再び緯
入れ位置に戻すことを含む。
【0011】緯入ノズルの移動を緯入れ期間の後期に行
うことができる。
【0012】多色緯入装置の各緯入れ手段は、一般に、
緯入れされる緯糸の切り換わりにともなって、選択され
た緯入ノズルを緯入れ位置に移動させ、緯入れ位置にあ
る緯入ノズルを緯入れ位置から他の位置へ移動させるノ
ズル移動機構すなわち駆動機構を備えている。
【0013】それゆえに、緯糸の屈曲は、そのようなノ
ズル移動機構を利用して、緯入ノズルを所定のタイミン
グで緯入れ位置から他の位置へ積極的に移動させること
により行うことができる。これにより、その緯入ノズル
を貫通している緯糸は、その緯入ノズルより上流側にお
いて屈曲されて、制動、引き戻し、張力の付与、張力の
弛緩等の作用を受ける。
【0014】上記のように、緯入れ位置にある緯入ノズ
ルを緯糸切り換え用のノズル移動機構により緯入れ位置
から他の位置へ積極的に変位させると、その緯入ノズル
を経て伸びる緯糸をその緯入ノズルより上流側において
屈曲させることができるにもかかわらず、従来必要であ
った係止部材用駆動手段が不要になり、構成が簡単にな
るとともに、廉価になる。
【0015】また、緯糸係止手段と緯入ノズルとの間に
おける緯糸の経路を規制する案内部材を緯糸係止手段と
緯入ノズルとの間に設けると、緯糸が確実に屈曲され、
所定の屈曲量を得ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1から図4を参照するに、多色
緯糸制御装置10は、水、空気等の圧力流体を緯入れに
用いる多色緯入れ織機に用いられ、織機のフレーム12
(図2参照)に支持されている。図示の例では、緯糸制
御装置10はウォータジェットルームに用いられてい
る。しかし、本発明は、エアージェットルーム用の糸制
御装置にも適用することができる。
【0017】緯糸制御装置10は、フレーム12に支持
された多色緯入れ装置14を含む。図示の例では、緯入
れ装置14は、1つの緯入れ手段を備えた2色緯入れ装
置である。
【0018】緯入れ装置14は、緯糸16a及び16b
をそれぞれ経糸18の開口に緯入れするための緯入れ位
置と他の位置とに選択的に移動される2つの緯入ノズル
20a,20bを備える1つの緯入れ手段を含む。緯入
ノズル20a,20bは、後に説明するように、共通の
ノズル移動機構により移動される。
【0019】緯入れ装置14は、緯糸16a及び16b
をそれぞれ圧力流体とともに噴出する緯入ノズル20
a,20bに加えて、水平方向へ伸びる軸線の周りの角
度的往復回転運動(揺動運動すなわち枢軸運動)可能に
フレーム12に支持された揺動軸22と、揺動軸22に
組み付けられた揺動アーム24a,24bとを備える。
図1においては理解を容易にするために、緯入ノズル2
0aを実際の位置と異なる位置に示している。
【0020】揺動軸22は、一対の軸受部26a,26
bにより、織機のフレームに互いに平行に伸びる状態に
受けられている。揺動軸22の回転軸線は、図示の例で
は図3に示すように、図3に示すようにワープライン2
8上にあるが、ワープライン28上以外の箇所であって
もよい。
【0021】揺動アーム24a及び24bは、それぞ
れ、軸受30a及び30bを介して、割り締めねじ32
a及び32bにより揺動軸22に相対的回転不能に組み
付けられており、また揺動軸22に螺合されたナット3
4により一方の軸受部26bに押圧されている。軸受3
0a,30bは、いずれも、凸球面状の嵌合部材と凹球
面状のブッシュとにより形成することができる。
【0022】揺動アーム24a,24bは、緯入ノズル
20a,20bが共通の枢軸線(揺動軸22の回転軸
線)の周りに所定の角度的間隔をおく状態に、揺動軸2
2に保持されている。軸受部26a,26bは、フレー
ム12に取り付けられた筒状のブラケットと、該ブラケ
ットの一端部に移動不能に配置されて対応する揺動軸を
回転可能に受ける軸受と、ブラケット内に他端の側から
挿入されたニップルとを含む。
【0023】軸受部26a,26b、揺動軸22及び揺
動アーム24a,24bは、対応する緯入ノズル20
a,20bに圧力流体を供給する流路が形成されてい
る。図示しない圧力流体供給装置から伸びるパイプ36
a及び36bは、それぞれ、対応する軸受部26a及び
26bのニップルにナット38a及び38bにより連結
されている。
【0024】緯入れ装置14は、また、揺動軸22を角
度的に回転させて緯入ノズル20a,20bを緯入れ位
置と他の位置とに移動させるノズル移動機構すなわち駆
動機構40を含む。
【0025】駆動機構40は、サーボモータ等の回転式
電動アクチュエータである駆動源42と、該駆動源の出
力軸42aに割り締めねじ44により結合されたクラン
ク46と、該クランクの偏心部に一端部において枢軸の
ような適宜な連結部材48により枢軸運動可能に連結さ
れたリンク50と、該リンクの他端部に枢軸のような適
宜な連結部材52により枢軸運動可能に連結された揺動
レバー54とを備える。揺動レバー54は、割り締めね
じ56により揺動軸22に結合されている。図1は、こ
れらの部材の一部を省略している。
【0026】揺動レバー54は、クランク46とリンク
50との連結点が上死点又は下死点に達すると、緯入ノ
ズルが所定の緯入れ位置に達するように、揺動軸22に
相対的回転不能に取り付けられている。
【0027】従って、駆動源42の出力軸42aが一方
向へ1/2回転されると、揺動レバー54,揺動軸22
及び揺動アーム24a,24bが一方向へ所定角度回転
されて、一方の緯入ノズルが共通の緯入れ位置へ移動さ
れ、他方の緯入ノズルが緯入れ位置から他の位置へ移動
される。
【0028】また、駆動源42の出力軸42aが同方向
へさらに1/2回転されると、揺動レバー54,揺動軸
22及び揺動アーム24a,24bが逆方向へ所定角度
回転されて、緯入ノズルの切り換えが行われる。
【0029】なお、駆動源42の出力軸は、一方向回転
のみならず、出力軸42aの回転角度を小さくして出力
軸42aが正転及び逆転を繰り返すように駆動源42を
制御してもよい。
【0030】図1から図4は、緯入ノズル20bが共通
の緯入れ位置に移動されており、緯入ノズル20aが共
通の緯入れ位置から他の位置へ移動されている状態を示
す。緯入ノズル20a,20bで共通にする単一の緯入
れ位置は図に実線で示す緯入ノズル20bの位置であ
る。
【0031】図3及び図4は、緯入ノズル20aが共通
の緯入れ位置へ移動されたときの緯入ノズル20bの位
置を点線で示し、緯入ノズル20bが共通の緯入れ位置
へ移動されたときの緯入ノズル20aの位置を実線で示
す。
【0032】緯入ノズル20bが緯入れ位置にある状態
において、緯入れに用いる緯入ノズルを20bから20
aに切り替えるときは、揺動軸22及び揺動アーム24
a,24bが駆動機構40により所定角度回転される。
これにより、緯入ノズル20aは緯入れ位置に移動さ
れ、緯入ノズル20bは緯入れ位置から他の位置へ移動
される。
【0033】上記状態において、緯入ノズル20bを再
び緯入れに用いるときは、揺動軸22及び揺動アーム2
4a,24bが駆動機構40により所定角度逆転され
る。これにより、緯入ノズル20bは緯入れ位置に移動
され、緯入ノズル20aは緯入れ位置から他の位置へ移
動される。
【0034】上記のように、緯入れに用いる緯入ノズル
が駆動源42の出力軸42aの回転により切り換えられ
て適宜選択される。緯糸16a又は16bを屈曲させる
ときは、駆動源42の出力軸42aが所定角度回転され
ることにより、緯入れ位置にある緯入ノズル20a又は
20bが緯入れ位置から他の位置へ移動される。
【0035】緯糸制御装置10は、さらに、緯入れ装置
14の上流側に配置されたクランパ60を含む。クラン
パ60は、緯入ノズル20a,20bと、緯糸16a,
16bの長さを測長してその緯糸を貯留する一対の貯留
装置(図示せず)との間にあってフレーム12に支持さ
れている。クランパ60は、フレーム12に同軸的に順
次配置された3つのプッシャ62,64,66を備え
る。第1及び第3のプッシャ62及び66は第2のプッ
シャ64を間にして間隔をおいている。
【0036】第1及び第2の部材62及び64の対向す
る端部は、互いに接近しかつ離れる方向へ相対的に移動
されて、緯糸16aのクランプ及びその解除をする第1
の緯糸係止部として作用する。同様に、第2及び第3の
部材64及び66の対向する端部は、互いに接近しかつ
離れる方向へ相対的に移動されて、緯糸16bのクラン
プ及びその解除をする第2の緯糸係止部として作用す
る。
【0037】第1及び第2の緯糸係止部の上流側並びに
下流側には、それぞれ、緯糸16b及び16bをクラン
パ60の対応する緯糸係止部に案内する固定のヤーンガ
イド68a及び68b並びに70a及び70bが配置さ
れている。これらのヤーンガイドはフレーム12に移動
不能に取り付けられている。
【0038】ヤーンガイド70a及び70bと緯入ノズ
ル20a及び20bとの間には、それぞれ、固定ガイド
72a及び72bが配置されている。固定ガイド72a
及び72bは、それぞれ、ヤーンガイド70a及び70
bから伸びる緯糸16a及び16bの経路を規制するよ
うに、フレーム12に取り付けられている。
【0039】緯糸16a及び16bは、それぞれ、ヤー
ンガイド70a及び70bと緯入ノズル20a及び20
bとの間において固定ガイド72a及び72bにより緯
入れ位置に対する位置を規制される。
【0040】図5は緯糸制御装置10による緯糸制御を
説明するための図である。
【0041】図5において、(A)は織機の主軸の回転
角度、(B)は緯糸制御装置10を制動装置として使用
する場合において緯入れされる緯糸の選択切り換えを行
わない場合の揺動軸22の揺動曲線、(C)は緯糸制御
装置10を制動装置として使用する場合において緯入れ
される緯糸の選択切り換えを行う場合の揺動軸22の揺
動曲線、(D)は緯糸制御装置10を緯糸引戻し装置と
して使用する場合において緯入れされる緯糸の選択切り
換えを行わない場合の揺動軸22の揺動曲線、及び、
(E)は緯糸制御装置10を緯糸引戻し装置として使用
する場合において緯入れされる緯糸の選択切り換えを行
う場合の揺動軸22の揺動曲線を示す。
【0042】また、図5において、θ1 は緯入ノズル2
0aが緯入れ位置にあるときの任意の原点に対する揺動
軸22の揺動角度であり、θ2 は緯入ノズル20bが緯
入れ位置にあるときの任意の原点に対する揺動軸22の
揺動角度である。
【0043】図5(B)に示すように、緯糸制御装置1
0を制動装置として使用する場合において、緯入れに用
いる緯糸の切り換えを行わないときは、揺動軸22が緯
入れ期間の後期(約210度〜)に角度θ1からθ2に向
けて回転されることにより、緯入れ位置にある緯入ノズ
ル20aは緯入れ位置から移動される。次いで、揺動軸
22が角度θ2からθ1に回転されることにより、緯入ノ
ズル20aは再び緯入れ位置に戻される。
【0044】緯糸18aは、主として、揺動軸22が角
度θ1 からθ2 に回転されるときに、緯入ノズル20a
により屈曲されて、制動を受ける。揺動軸22が角度θ
1からθ2 に回転され、次いで角度θ2 からθ1 に回転
されると、緯入ノズル20bは緯入れ位置へ移動された
後、再び緯入れ位置から移動される。
【0045】図5(C)に示すように、緯糸制御装置1
0を制動装置として使用する場合において、緯入れに用
いる緯糸の選択切り換えを行うときは、揺動軸22が緯
入れ期間の後期(約210度〜)から緯入れ期間終了後
にわたって角度θ1 からθ2に回転されることにより、
緯入れ位置にある緯入ノズル20aは緯入れ位置から移
動され、緯入ノズル20bは緯入れ位置へ移動される。
これにより、緯糸18aは緯入ノズル20aにより屈曲
されて制動を受け、次回の緯入れに用いる緯糸の切り換
えが行われる。
【0046】図5(D)に示すように、緯糸制御装置1
0を緯糸引戻し装置として使用する場合において、緯入
れに用いる緯糸の切り換えを行わないときは、揺動軸2
2が緯糸16aの切断後から次回の緯入れ開始前の間
(約10度〜90度の間)に角度θ1 からθ2 に回転さ
れることにより、緯入れ位置にある緯入ノズル20aは
緯入れ位置から移動される。次いで、揺動軸22が角度
θ2 からθ1 に回転されることにより、緯入ノズル20
aは再び緯入れ位置に戻される。これにより、緯糸16
aは、緯入ノズル20aにより屈曲されて、先端側を引
き戻される。
【0047】図5(E)に示すように、緯糸制御装置1
0を緯糸引戻し装置として使用する場合において、緯入
れに用いる緯糸の切り換えを行うときは、揺動軸22が
緯糸16aの切断後から次回の緯入れ開始前の間(約1
0度〜90度の間)に角度θ1 からθ2 に回転されるこ
とにより、緯入れ位置にある緯入ノズル20aは緯入れ
位置から移動され、緯入ノズル20bは緯入れ位置へ移
動される。これにより、緯糸16aは緯入ノズル20a
により屈曲されて先端側を引き戻され、次回の緯入れに
用いる緯入ノズルの切り換えが行われる。
【0048】緯入ノズル20bが緯入れ位置にある場合
は、揺動軸22が上記と逆に回転されることを除いて、
上記と同様の緯糸制御が行われる。また、上記のように
緯糸を緯入ノズルの上流側において屈曲させる緯糸制御
は、緯入れのたびに行われる。
【0049】上記の緯糸制御装置10によれば、緯糸1
6a及び16bは、固定ガイド72a及び72bにより
位置を規制されているから、対応する緯入ノズル20a
及び20bが緯入れ位置から移動されたとき、対応する
固定ガイド72a及び72bに係止した状態で曲げら
れ、その結果所定の必要量確実に屈曲される。
【0050】図6及び図7を参照するに、緯糸制御装置
80の多色緯入れ装置14も、1つの緯入れ手段を備え
た2色緯入れ装置である。
【0051】緯糸制御装置80は、2つずつ2組の固定
ガイド82a,82b,84a,84bをヤーンガイド
70a,70bと緯入ノズル20a,20bとの間に緯
糸の走行方向に間隔をおいて配置し、緯入ノズル20a
及び20bにそれぞれステー86a及び86bを相対的
移動不能に取り付け、ステー86a及び86bにそれぞ
れ揺動ガイド88a及び88bを取り付けている。
【0052】緯糸16a及び16bは、ガイド82a,
84a,88a及び82b,84b,88bを経て対応
する緯入ノズル20a及び20bに至る。揺動ガイド8
8a及び88bは、それぞれ、緯入ノズル20a及び2
0bが緯入れ位置にあるとき、固定ガイド82a,84
a間及び82b,84b間にある。揺動ガイド88a及
び88bは、それぞれ、緯入ノズル20a及び20bの
揺動にともなってステー86a及び86bが揺動するこ
とにより、対応する固定ガイドの間の位置と他の位置と
に移動される。
【0053】緯糸制御装置80において、緯入ノズル2
0bが図7に実線で示す緯入れ位置に移動されている
と、揺動ガイド88bは対応する固定ガイド82b,8
4b間に移動されており、また揺動ガイド88aは図7
に点線で示す位置に、緯入ノズル20aは図7に実線で
示す位置にそれぞれ移動されている。
【0054】緯入ノズル20bが図7に点線で示す緯入
れ位置に移動されていると、揺動ガイド88bは図7に
実線で示す位置に移動されており、また揺動ガイド88
aは対応する固定ガイド82a,84a間に、緯入ノズ
ル20aは緯入れ位置にそれぞれ移動されている。
【0055】上記の結果、緯糸制御装置80によれば、
緯糸16a及び16bは、緯入ノズル20a及び20b
の移動にともなって固定ガイド84a及び84bに係止
した状態で屈曲されるのみならず、揺動ガイド88a及
び88bの移動にともなって固定ガイド82a,84a
及び82b,84bに係止した状態で屈曲される。この
ため、緯糸16a及び16bは、所定の必要量より確実
に屈曲される。
【0056】上記では、2色緯入れにおける緯糸制御技
術について述べたが、本発明は3色以上の多色緯入れに
おける緯糸制御にも適用することができる。
【0057】3色以上の緯糸制御の場合、緯入ノズル数
が多くなることに起因して、緯入れ位置にある緯入ノズ
ルの移動量がその選択される順番によって大きく変わる
ものがある。このような場合には、緯糸制御のための動
作と緯入れ位置への移動のための動作とを分けて行うこ
とが好ましい。
【0058】また、緯糸制御のための緯入ノズルの移動
量は、上記実施例のように緯入れに用いる緯入ノズルを
切り替えるために必要な移動量に限定されず、任意な移
動量とすることができる。この場合も、次回の緯入れ開
始前に選択された緯入ノズルを、これが緯入れ位置にあ
るように再び移動させることが好ましい。
【0059】図8は、4つの緯入ノズル20a,20
b,20c,20dを有する1つの緯入れ手段を備えた
4色緯入れ装置における各緯入ノズルと緯入れ位置との
関係を示す。緯入ノズル20a,20b,20c,20
dは、共通の揺動軸に取り付けられており、その揺動軸
が共通のノズル移動機構すなわち駆動機構により揺動さ
れることにより、共通の緯入れ位置と他の位置とに移動
される。図8において、共通の緯入れ位置は緯入ノズル
20bの現在の位置である。
【0060】図9は、図8に示す実施例における制動の
ための緯糸制御を説明するための図である。
【0061】図9において、(A)は織機の主軸の回転
角度、(B)は緯入れに用いる緯入ノズルを緯入ノズル
20aから緯入ノズル20dに切り替える場合の揺動軸
の揺動曲線、(C)は緯入れに用いる緯入ノズルを緯入
ノズル20aから緯入ノズル20bに切り替える場合の
揺動軸の揺動曲線をそれぞれ示す。
【0062】また、図9において、θ1 ,θ2 ,θ3 及
びθ4 は、それぞれ、緯入ノズル20a,20b,20
c及び20dが緯入れ位置にあるときの任意の原点に対
する揺動軸22の揺動角度である。
【0063】図9(B)に示すように、緯入れ位置にあ
る緯入ノズル20aに対応する緯糸16aに制動を掛け
るときは、揺動軸22が緯入れ期間の後期に角度θ1か
らθ2に向けて回転される。これにより、緯糸16aは
緯入ノズル20aにより屈曲されて制動を受ける。次い
で、図示のように、緯糸の切断後から次回の緯入れ開始
前までの間に、揺動軸22が角度θ2からθ4に向けて回
転されることにより、次回の緯入れに用いられる緯入ノ
ズル20dへの切り換えが行われる。
【0064】なお、図示の場合と異なり、次回の緯入れ
に再び緯入ノズル20aが用いられる場合には、前記の
制動に次いで、揺動軸が角度θ2からθ1に回転される。
これにより、緯入ノズル20aは、制動のために一旦緯
入れ位置〜移動され、次いで再び緯入れ位置に戻され
る。
【0065】図9(C)に示すように、緯入れ位置にあ
る緯入ノズル20aに対応する緯糸16aに制動をか
け、緯入れに用いる緯入ノズルを緯入ノズル20aから
その隣の緯入ノズル20bに切り替えるときは、揺動軸
22が緯入れ期間の後期から緯入れ期間経過後にわたっ
て角度θ1 からθ2 に回転されることにより、緯入れ位
置にある緯入ノズル20aは緯入れ位置から移動され、
緯入ノズル20bは緯入れ位置へ移動される。これによ
り、緯糸16aは緯入ノズル20aにより屈曲され、ま
た次回の緯入れに用いる緯入ノズルの切り換えが行われ
る。
【0066】なお、緯入れ制御の開始及び終了のタイミ
ングは、緯入れされる緯糸の種類、緯入れ条件(例え
ば、緯入れ開始、緯入れ終了のタイミング)等に基づい
て任意に設定することができる。また、図5(B)及び
(D)においては、緯入れ位置からの緯入ノズルの移動
完了後、直ちに緯入ノズルを緯入れ位置へ戻す移動を開
始しているが、緯入ノズルを緯入れ位置へ戻すための移
動は、緯入ノズルが次回の緯入れ開始までに緯入れ位置
への移動を完了するものであれば、適宜なタイミングと
することができる。
【0067】上記の実施例は、いずれも、1つの緯入れ
手段を有する多色緯入れ装置に関するが、本発明は、1
つの緯入ノズルを備える1以上の緯入れ手段と2以上の
緯入ノズルを備える1以上の緯入れ手段とを有する多色
緯入れ装置、それぞれが複数の緯入ノズルを備える複数
の緯入れ手段を有する多色緯入れ装置等、それぞれが1
以上の緯入ノズルを備える複数の緯入れ手段を有する多
色緯入れ装置における緯糸制御方法及び装置にも適用す
ることができる。
【0068】図10から図12を参照するに、多色緯糸
制御装置90は、緯入れ装置14が第1及び第2の緯入
れ手段を備える点で、緯糸制御装置10及び80と異な
る。第1及び第2の緯入れ手段は、図1から図4に示す
緯入れ手段と同じ構造を有しており、また、対称的に配
置されている。なお、図10から図12において、図1
から図4に示す部材と同じ部材は、同じ算用数字を符号
として用い、算用数字の後にA,B,a,b,c,d等
の符号を付して示す。
【0069】第1の緯入れ手段は緯入ノズル20a及び
20bを備え、第2の緯入れ手段は緯入ノズル20c及
び20dを備える。緯入ノズル20a,20bはノズル
移動機構すなわち駆動機構40Aにより駆動され、緯入
ノズル20c,20dはノズル移動機構すなわち駆動機
構40Bにより駆動される。
【0070】第1及び第2の緯入れ手段の揺動レバー9
2a,92b及び揺動レバー92c,92dは、それぞ
れ、対応する揺動軸22A及び22Bに取り付けられて
おり、対応する駆動機構40A及び40Bにより対応す
る揺動アーム24a,24b及び24c,24dととも
に揺動される。揺動レバー92a,92b,92c及び
92dは、緯糸のための第1及び第2のガイド穴を有す
る。第1のガイド穴を、図11に符号96a,96b,
96c及び96dで示す。
【0071】緯糸16a,16b,16c及び16d
は、それぞれ、緯糸を解舒可能に把持するクランパ60
a,60b,60c及び60d、揺動レバー92a,9
2b,92c及び92dの第1のガイド穴96a,96
b,96c及び96d、固定のヤーンガイド94a,9
4b,94c及び94d、揺動レバー92a,92b,
92c及び92dの第2のガイド穴(図示せず)、並び
に、緯入ノズル20a,20b,20c及び20dを経
て伸びている。
【0072】図示の例では、図12に示すように、揺動
軸22A及び22Bの回転軸線98A及び98Bは、ワ
ープライン28上に間隔をおいている。しかし、回転軸
線98A及び98Bはワープライン28上以外の箇所で
あってもよい。緯入れ位置は、いずれの緯入れ手段にお
いても、ワープライン28上にある。
【0073】緯入ノズル20a及び20bは、それぞ
れ、いずれか一方が緯入れ位置になり、他方が他の位置
になるように、駆動機構40Aにより揺動レバー92a
及び92bとともに移動されて、ヤーンガイド94a及
び94b並びに揺動レバー92a及び92bと共同して
緯糸16a及び16bを屈曲させる。
【0074】同様に、緯入ノズル20c及び20dは、
それぞれ、いずれか一方が緯入れ位置になり、他方が他
の位置になるように、駆動機構40Bにより揺動レバー
92c及び92dとともに同時に移動されて、ヤーンガ
イド94c及び94d並びに揺動レバー92a及び92
bと共同して緯糸16c及び16dを屈曲させる。
【0075】次に、図13から図16を参照して、上記
緯糸制御装置90による緯糸制御方法の一実施例につい
て説明する。図13〜図16は、緯糸制御装置90を緯
糸引き戻し装置として機能させる例を示す。
【0076】なお、図13〜図16においては、緯入ノ
ズル22b,22a,22c及び22dを、それぞれ、
図12に示すようにノズルの番号1,2,3及び4と
し、緯入れ位置に移動されている緯入ノズルのノズル番
号に丸印を付し、緯入れ後に緯入ノズル先端から突出し
ている緯糸突出量の長短を長(長い)及び短(短い)の
記号で示している。
【0077】緯入れ選択パターンとは、緯入ノズル(ひ
いては、緯糸)を選択するパターンのことである。ま
た、例えば、緯入れ選択パターン1→2→3→4とは、
緯入に用いるノズルを1・2・3・4・1・2………と
その順に繰り返し選択することを意味する。
【0078】図13〜図16において、(a)は従来の
制御方法を示し、(b)は本発明による制御方法を示
す。また、図13,14,15及び16は、それぞれ、
緯入れ選択パターンが、1・2・3・4の繰り返し、1
・3・2・4の繰り返し、1・4・2・3の繰り返し、
及び、1・1・2・2・3・3・4・4の繰り返しであ
る場合の例である。
【0079】図13〜図16から明らかなように、次回
の緯入れに用いる緯入ノズルが異なる緯入れ手段に属す
る場合、前回の緯入れに用いられた緯入れ手段の緯入ノ
ズルの切り換えすなわち移動は、従来では行われない
が、本発明では行われる。
【0080】例えば、図13において、緯入れパターン
を2から3に切り換えるときは、ノズル2による緯入れ
及びその緯糸の切断が行われた後、次回の緯入れに用い
るノズル3が選択される。このとき、ノズル3及び4を
備える第2の緯入れ手段側においてはノズル4から3へ
の緯入ノズルの切り換えが行われる。
【0081】しかし、従来では、ノズル1及び2の緯入
ノズルを備える第1の緯入れ手段側においては、ノズル
2から1への緯入ノズルの切り換えが行われない。その
結果、従来では、ノズル2による引き戻しが行われない
から、ノズル2の先端からの緯糸突出長さが長いままの
状態で、製織が進行する。
【0082】上記のように、従来では、ワープライン上
に隣接する緯入ノズル先端からの緯糸突出長さが常に一
方は長い状態となる。その結果、複数の緯入ノズルがワ
ープライン付近に隣接している多色緯入装置において
は、隣接する緯入ノズル先端から突出する緯糸部分同士
が絡み合い、緯入れを阻害することがある。
【0083】これに対し、本発明においては、ノズル2
による緯入れ途中又は緯入れ後に、第1の緯入れ手段の
側において、ノズル2が緯入れ位置から他の位置へ移動
される、すなわちノズル2から1への緯入ノズルの切り
換えが行われる。
【0084】その結果、本発明によれば、ノズル2にお
いても緯糸の引き戻しが行われ、そのノズル2の先端か
らの緯糸突出長さが短くなり、安定した緯入れが行われ
る。また、図14及び図15の実施例のように、第1及
び第2の緯入れ手段を交互に選択する場合、緯入ノズル
の移動を、そのノズルが属する緯入れ手段が次に選択さ
れるまでに移動させればよいから、ノズルの移動時間を
長く設定することができ、その結果駆動モータの速度面
での負荷が減少し、駆動モータの小型化及びスピードア
ップを図ることができる。
【0085】図13〜図16は、各緯入れ手段による選
択緯入ノズルの切り換えを前提としている。このため、
図16に示す例のように、同じ緯入ノズルを続けて選択
する緯入選択パターンの場合、緯糸の引き戻しが行われ
ず、緯糸突出長さが長いままの状態が一部の緯入に存在
することになる。そのような場合でも、本発明によれ
ば、緯糸突出長さが両方とも短い場合が従来より多くな
る。
【0086】また、図16に示す緯入れ選択パターンの
ように、同じ緯入ノズルで複数回連続して緯入れをする
場合、その緯入ノズルによる連続する緯入れにおいて、
最後以外の引き続く緯入れのたびにその緯入ノズルを緯
糸引き戻しのために緯入れ位置から他の位置へ移動さ
せ、次いでその緯入ノズルを引き続く次の緯入れ開始ま
でに緯入れ位置へ戻せばよい。
【0087】換言すれば、緯入れされる緯糸の切り換わ
りが行われない場合、緯入ノズルを緯入れ位置から他の
位置へ移動させ、次いでその緯入ノズルを次回の緯入れ
開始前に再び緯入れ位置に戻せばよい。これにより、緯
入のたびに緯糸が引き戻されるから、ノズル先端からの
緯糸突出長さが短くなる。
【0088】なお、緯入れされる緯糸の切り換えが行わ
れるか否かにかかわらず、緯入れのたびに緯入ノズルを
緯入位置から他の位置へ移動させてもよい。このよう
に、緯入れされる緯糸の切り換わりの有無にかかわら
ず、緯入ノズルを緯入れ位置から他の位置へ積極的に移
動させるならば、緯入れのたびに緯入ノズルを経て伸び
る緯糸をその緯入ノズルより上流側において屈曲させて
その緯糸を引き戻すことができる。
【0089】上記の実施例は、いずれも、クランク機構
を用いて駆動源の運動を揺動アームに伝達しているが、
クランク機構の代わりにカム機構を用いてもよい。ま
た、上記実施例では、いずれも、緯入ノズルを揺動によ
り移動させているが、これに代えて緯入ノズルを直線的
に移動させてもよい。この場合、駆動源としては、ラッ
クとピニオンによる機構、リニアモータ、ソレノイド機
構等を用いればよい。
【0090】本発明は、緯糸制動技術及び緯糸引戻し技
術のみならず、緯入ノズルの移動のタイミングを適宜な
タイミングに設定することにより、張力付与技術及び張
力弛緩技術等、他の緯糸屈曲技術にも適用することがで
きるし、これら複数の技術を実行する緯糸屈曲技術にも
適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多色緯糸制御装置の一実施例を示す平
面図であって一部の部材を省略して示す図である。
【図2】図1に示す多色緯糸制御装置における緯入れ装
置の側面図であって一部の部材を省略して示す図であ
る。
【図3】図1の多色緯糸制御装置における緯入れ位置に
対する緯入ノズルの動きを説明するための図である。
【図4】図1の多色緯糸制御装置における緯入れ位置と
緯入ノズルとの位置関係を説明するための図である。
【図5】図1の多色緯糸制御装置による緯糸制御の方法
を説明するための図である。
【図6】多色緯糸制御装置の他の実施例を示す平面図で
ある。
【図7】図6の多色緯糸制御装置における緯入れ位置と
各種部材との位置関係を説明するための図である。
【図8】多色緯糸制御装置のさらに他の実施例における
緯入れ位置に対する緯入ノズルの動きを説明するための
図である。
【図9】図8の多色緯糸制御装置による緯糸制御の方法
を説明するための図である。
【図10】本発明に係る多色緯糸制御装置の他の実施例
を示す平面図であって一部の部材を省略して示す図であ
る。
【図11】図10に示す多色緯入れ装置の正面図であっ
て一部の部材を省略して示す図である。
【図12】緯入ノズルと開口との位置関係の一実施例を
示す図である。
【図13】緯入れ選択パターンの第1の実施例における
緯入位置に対する緯入ノズルの位置関係とノズルからの
緯糸突出長さの結果を示す図であって、(a)は従来技
術による関係及び結果を示し、(b)は本発明による関
係及び結果を示す。
【図14】緯入れ選択パターンの第2の実施例における
緯入位置に対する緯入ノズルの位置関係とノズルからの
緯糸突出長さの結果を示す図であって、(a)は従来技
術による関係及び結果を示し、(b)は本発明による関
係及び結果を示す。
【図15】緯入れ選択パターンの第3の実施例における
緯入位置に対する緯入ノズルの位置関係とノズルからの
緯糸突出長さの結果を示す図であって、(a)は従来技
術による関係及び結果を示し、(b)は本発明による関
係及び結果を示す。
【図16】緯入れ選択パターンの第4の実施例における
緯入位置に対する緯入ノズルの位置関係とノズルからの
緯糸突出長さの結果を示す図であって、(a)は従来技
術による関係及び結果を示し、(b)は本発明による関
係及び結果を示す。
【符号の説明】
10,80,90 多色緯糸制御装置 12 織機のフレーム 14 緯入れ装置 16a,16b,16c,16d 緯糸 18 経糸 20a〜20d 緯入ノズル(緯入れ手段) 22,22A,22B 揺動軸 24a,24b,24c,24d 揺動アーム 26a,26b,26c,26d 軸受部 28 ワープライン 40,40A,40B 駆動機構(ノズル移動機構) 42 駆動源 60,60a,60b,60c,60d クランパ 68a,68b ヤーンガイド 70a,70b ヤーンガイド 72a、72b 固定ガイド 82a,82,84a,84b 固定ガイド 88a,88b 揺動ガイド 92a,92b,92c,92d 揺動レバー 94a,94b,94c,94d 固定のヤーンガイド 96a,96b,96c,96d 揺動レバーの第1の
穴 98A,98B 揺動軸の回転軸線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−46483(JP,A) 特開 昭61−75846(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D03D 47/34 - 47/38 D03D 47/28 - 47/32

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共通の緯入れ位置と他の位置とに移動可
    能の複数の緯入ノズルをそれぞれ備えた1以上の緯入れ
    手段を有する多色緯入れ装置を含み、選択される緯糸の
    切り換わりにともなって対応する緯入ノズルを前記共通
    の緯入れ位置に移動させると共に、前回の緯入れに使用
    された緯入ノズルを前記他の位置へ移動させる、多色緯
    入れ織機における緯糸制御方法において、選択された緯
    糸の切り替わりの有無にかかわらず、前記緯入れ位置に
    ある緯入ノズルを前記緯入れ位置から前記他の位置へ移
    動させることにより、その緯入ノズル経る緯糸をその緯
    入ノズルの上流側で屈曲させることを含む、多色緯入れ
    織機の緯糸制御方法。
  2. 【請求項2】 さらに、緯入れされる緯糸の切り換わり
    が行われない場合に、前記他の位置へ移動された緯入ノ
    ズルを次回の緯入れ開始前に再び緯入れ位置に戻すこと
    を含む、請求項1に記載の緯糸制御方法。
  3. 【請求項3】 前記緯入ノズルの移動を緯入れ期間の後
    期に行う、請求項1又は2に記載の緯糸制御方法。
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