JP2001063918A - テンション装置 - Google Patents

テンション装置

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JP2001063918A
JP2001063918A JP23706499A JP23706499A JP2001063918A JP 2001063918 A JP2001063918 A JP 2001063918A JP 23706499 A JP23706499 A JP 23706499A JP 23706499 A JP23706499 A JP 23706499A JP 2001063918 A JP2001063918 A JP 2001063918A
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勝広 須藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】バックテンションを複数段階もしくは無段階に
調整できるテンション装置を提供する。 【解決手段】線材Wの供給源から線材Wの処理装置まで
移動する線材Wに係合することにより、線材Wに張力を
付与するテンション装置100は、線材Wに係合し、線
材Wに引っ張り力を付与する所定の方向に移動自在なバ
ックテンションプーリ107と、バックテンションプー
リ107を所定の方向に付勢する第1バネ129と第2
バネ135と、第2バネ135の付勢力をキャンセルす
るエアシリンダ138を有するので、かかるキャンセル
に応じて、バネの付勢力が変化するため、バックテンシ
ョンプーリ107が線材Wに付与する張力が複数段階で
変化するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動する線材に所
定の張力を付与するテンション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、電源等に用いるトランスコイル
を製造する巻線機が知られている。まず、従来技術によ
る巻線機について簡単に説明する。図6は、従来技術に
よる巻線機の一例を示す斜視図である。図6において、
図示されていない線材の供給源から矢印方向に、巻線機
に向かって線材Wが供給されている。
【0003】供給された線材Wは、まずテンション装置
10を介して巻線機の下方に送られ、駆動部40に支持
された細いパイプ状のノズル20を通過した後、その先
端を挟み部30において挟まれて保持される。
【0004】線材の処理装置を構成するノズル20は、
駆動部40の駆動により3次元的に移動可能となってお
り、より具体的には、回転シャフト50の先端に保持さ
れたボビンBの上方において、その位置を自在に変更で
きるほか、その姿勢をも変更することができる。
【0005】巻線機の動作について説明すると、まず線
材Wの先端を挟み部30に挟んだまま、ノズル20がボ
ビンBの端子部B1の周囲をぐるりと周り、線材Wを端
子部B1に巻き付ける動作(からげ動作)がなされる。
【0006】線材Wが端子部B1にからみついた状態
で、挟み部30はボビンBから離れる方向に移動して線
材Wの先端を切断する。線材Wが太く移動による切断が
困難な場合は、図示されていない駆動部40に支持され
たニッパーで切断する。その後、回転シャフト50をボ
ビンBとともに高速回転させる。この際ボビンBの回転
に同期させて、ノズル20をボビンBの長さ方向に所定
のピッチで移動させ、それにより同一箇所に線材が巻き
付くことを防止する。
【0007】所定回数だけ、線材WがボビンBに巻き付
いた段階で、回転シャフト50を停止させる。その後再
びノズル20のからげ動作により、線材WをボビンBの
端子部B2にからみつかせ、かつ線材Wを切断して、巻
線機の動作は終了する。
【0008】ところで、かかる巻線機の動作において、
線材WをボビンBの周囲にきれいに卷くため、あるいは
ユーザーの要求する仕様に成るよう精密に巻くために
は、一定の張力を線材Wに付与して、線材Wの巻付き時
にたるみ等が生じないようにする必要がある。そこでテ
ンション装置10を、ノズル20と線材の供給源との間
に配置し、ボビンBの回転に伴って線材Wが移動すると
きに一定の制動力を付与し、それにより線材Wにたるみ
が生じないようにしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】一方、図6に示すよう
に、テンション装置10は、線材Wに係合可能なバック
テンションプーリ11と、かかるバックテンションプー
リ11を先端に支持する揺動可能なアーム12とからな
るバックテンション調整機構を有している。バックテン
ション機構によれば、例えばノズル20が急速に移動し
たような場合でも、線材Wのたわみや張り分をアーム1
2が揺動することによって吸収し、それによりノズル2
0の上流側で、プーリ11が線材Wに対して常に所定の
張力を付与できるようにしている。
【0010】ところで、テンション装置10の1タイプ
においては、線材Wに複数段階の制動力を付与できるも
のがある。かかるテンション装置10によれば、例え
ば、からげ動作時には制動力を低く維持して端子を曲げ
たり、線材皮膜に傷を付けないようにし、巻線時には制
動力を高く維持して線材Wにたるみが生じないようにす
ることが考えられる。
【0011】ところが、移動している線材Wに対して制
動力を複数段階で変化させると、バックテンションプー
リ11が線材Wより受ける引っ張り力が増減するので、
アーム12の揺動位置が変化して、場合によってはアー
ム12の揺動可能範囲を超えて振り切れることもある。
アーム12が振り切れると、線材Wに引っ張り力が作用
せず、それにより巻線が不良となる恐れがある。
【0012】このような問題に対して、従来技術におい
ては、アーム12が振り切れないように、例えばアーム
12を付勢するバネの張力を微調整したり、可能な範囲
でテンション装置10の制動力を調整したりしており、
バネの張力が不適切である場合にはバネの交換なども必
要となるため、準備に手間がかかることが多かった。
【0013】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたものであり、バックテンションを複数段階
もしくは無段階に調整できるテンション装置を提供する
ことを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべ
く、本発明の第1のテンション装置は、線材の供給源か
ら線材の処理装置まで移動する線材に係合することによ
り、前記線に張力を付与するテンション装置において、
前記線材に係合し、前記線材に引っ張り力を付与する所
定の方向に移動自在なバックテンションプーリと、前記
バックテンションプーリを前記所定の方向に付勢する複
数の付勢手段と、前記付勢手段の少なくとも一つの付勢
力をキャンセルするキャンセル手段とを有することを特
徴とする。
【0015】本発明の第2のテンション装置は、線材の
供給源から線材の処理装置まで移動する線材に係合する
ことにより、前記線に張力を付与するテンション装置に
おいて、前記線材に係合し、前記線材に引っ張り力を付
与する所定の方向に移動自在なバックテンションプーリ
と、前記バックテンションプーリを前記所定の方向に、
所定の範囲にわたって無段階で付勢する付勢手段とを有
することを特徴とする。
【0016】
【作用】本発明の第1のテンション装置によれば、線材
の供給源から線材の処理装置まで移動する線材に係合す
ることにより、前記線材に張力を付与するテンション装
置であって、前記線材に係合し、前記線材に引っ張り力
を付与する所定の方向に移動自在なバックテンションプ
ーリと、前記バックテンションプーリを前記所定の方向
に付勢する複数の付勢手段と、前記付勢手段の少なくと
も一つの付勢力をキャンセルするキャンセル手段とを有
するので、前記キャンセル手段のキャンセルに応じて、
前記付勢手段の付勢力が変化するため、前記バックテン
ションプーリが線材に付与する張力が複数段階で変化す
るようになっている。
【0017】又、前記バックテンションプーリと、前記
線材の供給源との間に配置され、移動する前記線材に抵
抗を付与可能な複数のテンションプーリが設けられ、前
記キャンセル装置は、抵抗を付与する前記テンションプ
ーリの数に応じて、付勢力をキャンセルする前記付勢手
段の数を決定するようになっていれば、前記テンション
プーリが線材に付与する抵抗に応じて、前記引っ張り力
を可変とすることができる。
【0018】本発明の第2のテンション装置によれば、
線材の供給源から線材の処理装置まで移動する線材に係
合することにより、前記線材に張力を付与するテンショ
ン装置であって、前記線材に係合し、前記線材に引っ張
り力を付与する所定の方向に移動自在なバックテンショ
ンプーリと、前記バックテンションプーリを前記所定の
方向に、所定の範囲にわたって無段階で付勢する付勢手
段とを有するので、前記バックテンションプーリの負荷
が変化したような場合でも、それに応じて付勢力を変更
することによって、例えば前記バックテンションプーリ
を殆ど同じ場所に維持するようなこともできる。
【0019】更に、前記付勢手段が、前記バックテンシ
ョンプーリを支持する揺動部材と、前記揺動部材と取り
付け部との間に配置され、前記取り付け部から前記揺動
部材に対して付勢力を付与するバネと、前記揺動部材と
前記取り付け部との距離を変更する変更手段とを備えて
いれば、前記変更手段が、前記揺動部材と前記取り付け
部との距離を変更することにより、前記バネの初期張力
を変更できるため、それにより前記バックテンションプ
ーリを前記所定の方向に、所定の範囲にわたって無段階
で付勢できる。
【0020】又、前記付勢手段が、前記バックテンショ
ンプーリを支持する揺動部材と、前記揺動部材と取り付
け部との間に配置され、前記取り付け部から前記揺動部
材に対して付勢力を付与するバネと、前記揺動部材に対
する前記バネの取り付け位置を変更する変更手段とを備
えていれば、前記変更手段が、前記揺動部材に対する前
記バネの取り付け位置を変更することにより、前記バネ
の付勢力に基づき前記揺動部材に付与されるトルクを変
更できるため、それにより前記バックテンションプーリ
を前記所定の方向に、所定の範囲にわたって無段階で付
勢できる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明による実施の形態
を、図面を参照して説明する。図1は、本発明による第
1の実施の形態にかかるテンション装置100の正面図
である。かかるテンション装置100は、例えば図6に
示す巻線機に取り付けられて使用されることができる。
【0022】図1において、テンション装置100は、
垂直方向に延在する板状の本体101を有している。板
状の本体101の下部には、不図示の取り付けバーに本
体101を取り付けるためのクランプ102が設けられ
ている。本体101上において、引き廻された線材Wに
沿って図示しない線材の供給源側から、第1プーリ10
3、第2プーリ104、第3プーリ105、第4プーリ
106、第5プーリ(バックテンションプーリ)107
が、不図示の軸受により回転自在に配置されている。
【0023】第5プーリ107は、揺動部材としてのバ
ー108の先端(左端)近傍に取り付けられ、バー10
8の他端(右端)近傍は、枢軸109により本体101
に取り付けられている。従って、バー108は、枢軸1
09を中心として揺動自在となっている。枢軸109の
右方と本体101との間は、バネ110により連結され
ており、比較的弱いバネ110の付勢力によりバー10
8は時計回り方向に付勢されている。バー108の右端
には、バックテンション調整機構120が取り付けられ
ている。
【0024】図2、3は、バックテンション機構120
の構成を概略的に示す分解図である。図2,3におい
て、バー108の右端には孔108aが形成されてお
り、一方、バー108の右端を挟持するようにして垂直
方向に延在する2本の第1リンク121、122の上端
には、孔121a、122aが形成されている。孔12
1a、108a、122aには、ピン123が挿通され
ている。
【0025】第1リンク121、122の下部には、第
1リンク121,122の長手方向に延在する長孔12
1b、122bが形成されている。第1リンク121,
122の下端により挟持されるようにして、第2リンク
124が略水平方向に延在しており、第2リンク124
の左端には孔124aが形成されている。長孔121
b、孔124a、長孔122bには、ピン125が挿通
されている。
【0026】第2リンク124の右端近傍は、枢軸12
6により本体101(図1)に取り付けられている。従
って、第2リンク124は、枢軸126を中心として揺
動自在となっている。第2リンク124における孔12
4aと枢軸126との間には、側方に突出するスタブシ
ャフト127が形成されており、スタブシャフト127
の下方にはエアシリンダ128が配置されている。
【0027】第2リンク124の右端には、付勢手段で
ある第1バネ129の下端が取り付けられており、第1
バネ129は、第2リンク124を反時計回り方向に付
勢している。図1に示すように、第1バネ129の上端
は、本体101の上縁から水平方向に延在する天板10
1aの穴を通してロックナット131で保持されている
ねじ部材130の下端に取り付けられている。ねじ軸1
30に対してロックナット131を螺動することによ
り、ねじ軸130が上下に移動し、それにより第1バネ
129の張力を調整できるようになっている。
【0028】図2,3に戻り、第2リンク124の右端
下方には、水平方向に延在する第3リンク132の左端
が互いに離隔可能に配置されており、第3リンク132
の右端は、ねじ133により、第2リンク124と並行
する第4リンク134の右端に固定的に取り付けられて
いる。尚、第1リンク121,122と第2リンク12
4は、本体101の正面側に配置され、第4リンク13
4は、本体101の背面側に配置されており、第3リン
ク132は、本体101に形成された切り欠き部101
b(図1)を介して、正面側から背面側へと延在してい
る。
【0029】第4リンク134の右端近傍は、枢軸13
7により本体101(図1)に取り付けられている。従
って、第4リンク134は、枢軸137を中心として揺
動自在となっている。又、第4リンク134の右端に
は、付勢手段である第2バネ135の下端が取り付けら
れており、第4リンク134を反時計回り方向に付勢し
ている。第2バネ135の上端は、本体101の上縁か
ら水平方向に延在する天板(不図示)の穴を通してロッ
クナットで保持されているねじ部材136の下端に取り
付けられている。尚、第1バネ129と同様に、ねじ軸
136に対してロックナットを螺動することにより、第
2バネ135の張力を調整できるようになっている。
【0030】第4リンク134の左端には、側方に突出
するスタブシャフト138が形成されており、スタブシ
ャフト138の下方にはエアシリンダ139が配置され
ている。尚、図2に示す状態では、エアシリンダ12
8,139の駆動軸は、各々引き込まれており、スタブ
シャフト128,138から離隔している。
【0031】図1に戻り、バー108は、上述したバッ
クテンション調整機構120により、所定の力で時計回
りに付勢されることができる。尚、本体101の正面に
設けられたストッパ111、112により、バー108
の揺動は、実線で示す下方位置と一点鎖線で示す上方位
置との間に制限されている。
【0032】次に、本実施の形態の動作について説明す
る。第3プーリ105及び第4プーリ106は、移動す
る線材Wに対し磁気力に基づく負荷抵抗を付与したり、
あるいは無負荷としたりすることを選択的にオンオフ制
御できるようになっているものとする。
【0033】不図示のノズルがボビンに対して巻線動作
を行っているときは、線材Wのたわみなどが生じないよ
うに、線材Wの負荷抵抗は高い方が好ましい。そこで、
このような場合には、第3プーリ105及び第4プーリ
106をオン制御して、その高い負荷抵抗を線材Wに付
与するのである。かかる場合、バックテンションプーリ
107には、ノズルからの力と第3プーリ105及び第
4プーリ106からの負荷抵抗に基づく高い合成力が付
与されることとなる。
【0034】ところが、バネ110の付勢力は比較的弱
いため、このバネ110のみでは高い合成力に抗しきれ
ず、バー108は反時計回りに付勢されて、下方側スト
ッパ112に衝接し、それによりボビンに巻き不良が生
じる恐れがある。
【0035】そこで、本実施の形態においては、バック
テンション調整機構120により、バー108に与える
バックテンション(時計回り方向の付勢力)を調整して
いる。具体的には、第3プーリ105及び第4プーリ1
06をオン制御した場合、図2に示すように、キャンセ
ル手段としてのエアシリンダ128、139の駆動軸を
引き込むように動作させる。かかる場合、第2リンク1
24の孔124aに挿通されたピン125は、第1リン
ク121,122の長孔121b、122bの下端に当
接しているので、第1バネ129の付勢力が、第2リン
ク124及び第1リンク121,122を介してバー1
08に伝達されると共に、第2バネ135の付勢力が、
第3リンク132,第2リンク124及び第1リンク1
21,122を介してバー108に伝達される。従っ
て、バー108は大きな付勢力で時計回りに付勢され、
それにより、ノズルからの力と第3プーリ105及び第
4プーリ106からの負荷抵抗に基づく高い合成力に抗
して、バー108をストッパ111,112に衝接させ
ることなく所定の位置に保持できることとなる。
【0036】一方、不図示のノズルがボビンの端子部に
対してからげ動作などを行っているときは、3次元的に
移動するノズルの動作を妨げないように、線材Wの負荷
抵抗は低い方が好ましい。そこで、このような場合に
は、第3プーリ105をオフ制御し、第4プーリ106
のみをオン制御して、その低い負荷抵抗を線材Wに付与
するのである。かかる場合、バックテンションプーリ1
07には、ノズルからの力と第4プーリ106からの低
い負荷抵抗に基づく弱い力が付与されることとなる。
【0037】ところが、バックテンション機構120の
バックテンションが強すぎると、弱い合成力に打ち勝つ
ので、バー108は時計回りに付勢されて、上方側スト
ッパ111に衝接し、それによりからげ不良が生じる恐
れがある。
【0038】かかる場合にも、本実施の形態によれば、
バックテンション調整機構120により、バー108に
与えるバックテンションを調整できる。具体的には、第
3プーリ105をオフ制御し第4プーリ106をオン制
御した場合、図3に示すように、エアシリンダ139の
駆動軸を押し出すように動作させる。それにより、スタ
ブシャフト138が上方に押されて、第4リンク134
が時計回りに揺動する。第3リンク132は、第4リン
ク134の右端に接続されているので、第2リンク12
4から離隔して下方へと移動する。それにより、第2バ
ネ135の付勢力は、第2リンク124に伝達されなく
なる。
【0039】従って、バー108は、第1バネ129の
みに基づく弱い付勢力で時計回りに付勢され、それによ
り、ノズルからの力と第4プーリ106からの負荷抵抗
に基づく弱い合成力に抗して、バー108をストッパ1
11,112に衝接させることなく所定の位置に保持で
きることとなる。
【0040】これに対し、ノズルが停止しているときな
どは、線材Wに負荷を掛けないようにする必要がある。
かかる場合には、エアシリンダ128,139の駆動軸
を押し出すように動作すると、スタブシャフト127,
138が上方に押されて、第2リンク124及び第4リ
ンク134が時計回りに揺動する。このとき、第2リン
ク124の孔124aに挿通されたピン125は、第1
リンク121,122の長孔121b、122b内を上
方に移動するため、第1バネ129の付勢力がバー10
8に伝達されなくなる。又、明らかであるが、第2バネ
135の付勢力も、バー108に伝達されない。従っ
て、バー108は、バネ110のごく弱い付勢力のみに
よって時計回りに付勢され、ごく弱い張力で線材Wを引
っ張るようになる。尚、エアシリンダ128の駆動力が
強ければ、第1バネ129及び第2バネ135の付勢力
に抗して第2リンク124を揺動させることができるた
め、エアシリンダ139を動作させる必要がない。
【0041】このように、本実施の形態によれば、バッ
クテンション調整機構120により、バックテンション
プーリ107が線材Wに付与する張力を複数段階で変化
させることができるため、より高速且つ円滑な巻線動作
を行うことができる。
【0042】図4は、本発明の第2の実施の形態にかか
るテンション装置の正面図である。図4において、テン
ション装置200は、板状の本体201を有している。
本体201上において、引き廻された線材Wに沿って図
示しない線材の供給源側から、第1プーリ202、第2
プーリ203、第3プーリ(バックテンションプーリ)
204が、不図示の軸受により回転自在に配置されてい
る。
【0043】第3プーリ204は、揺動部材としてのバ
ー205の先端(左端)近傍に取り付けられ、バー20
5の他端(右端)近傍は、枢軸206により本体201
に取り付けられている。従って、バー205は、枢軸2
06を中心として揺動自在となっている。バー205の
右端には、付勢手段であるバックテンション調整機構2
20が取り付けられている。
【0044】バックテンション機構220は、バー20
5の右端に上端を取り付けているバネ221と、本体2
01上に配置されたパルスモータ222と、パルスモー
タ222の回転軸222aに一端を取り付けており他端
をバネ221の下端に取り付けたアーム223とから構
成されている。
【0045】例えば巻線機において、ボビンに巻き付け
る線材Wの線径を変えることがあるが、かかる場合、線
材Wの線径に応じて最適なバックテンションに調整する
必要が生じる。ところが、線材Wの種類が多いと、その
調整に手間どり、巻線機の稼働率が低下する。これに対
し、第2の実施の形態によれば、バックテンションを無
段階で容易に調整できる。以下、第2の実施の形態の動
作について説明する。
【0046】まず、アーム205は、不図示のノズルか
らの力と第1プーリ202からの負荷抵抗に基づく合成
力が高い場合には、実線で示す下向き位置へと揺動し、
一方かかる合成力が低い場合には、一点鎖線で示す上向
き位置へと揺動するものとする。
【0047】例えば、パルスモータ222を駆動して、
アーム223を図4の実線で示す位置へと回転させたと
する。かかる場合、バー205が下向き位置であるとき
のバネ221の長さはAであり、またバー205が上向
き位置であるときのバネ221の長さはBである。
【0048】一方、パルスモータ222を駆動して、ア
ーム223を図4の一点鎖線で示す斜め上方位置へと回
転させる。かかる場合、バー205が下向き位置である
ときのバネ221の長さはC(<A)であり、またバー
205が上向き位置であるときのバネ221の長さはD
(<B)である。
【0049】ここで、バー205を時計回りに回転させ
るトルク、すなわち線材Wにバックテンションを付与す
る力は、バネ221の付勢力のバー205に対する垂直
方向成分に比例するから、かかる力が最大であるのは、
アーム223が図4の実線で示す位置へと回転し且つバ
ー205が下向き位置にあるときである。一方、かかる
力が最小(略ゼロ)になるのは、アーム223が図4の
一点鎖線で示す位置へと回転し且つバー205が上向き
位置にあるときである。
【0050】従って、パルスモータ222を制御して、
アーム223の回転位置を適宜調整すれば、例えば線径
に応じて最適なバックテンションを付与できることとな
る。尚、例えば3つのローラ231,232,233で
線材Wを挟持し、線材Wからの反発力を圧電素子234
などで測定することにより、線材Wの張力を求めること
のできる測定器230を設置して、求められた張力に応
じてアーム223の回転位置を調整することにより、ア
ーム205のフレ幅を最小に抑えることも考えられる。
【0051】図5は、本実施の形態の変形例を示す図で
ある。図5においては、バックテンションプーリ204
以外のプーリや線材Wは省略して示されている。図4の
実施の形態と同様に、バックテンションプーリ204
は、バー205の先端(左端)近傍に取り付けられ、バ
ー205の他端(右端)近傍は、枢軸206により本体
201に取り付けられている。従って、バー205は、
枢軸206を中心として揺動自在となっている。
【0052】バー205の右端には、スライド部材24
2が、バー205に沿って滑動自在に配置されている、
バー205は、スライド部材242を介して、本体20
1に取り付けられたバネ241により、時計回り方向の
付勢力を受けている。スライド部材242の枢軸206
からの位置は、モータ244によって駆動される揺動部
材243にガイドされながら変更される。
【0053】かかる変形例の動作について説明すると、
例えば線材の線径が小さい場合には、バックテンション
は弱くすべきであるので、モータ244の左旋によりス
ライド部材242を枢軸206側に寄せる(図5の実線
位置)。それにより、バー205にはバネ241の付勢
力に基づく時計回りの弱いトルクが付与されるので、バ
ックテンションを弱くすることができる。
【0054】これに対し、線材の線径が大きい場合に
は、バックテンションを強めるべきであるので、モータ
244の右旋によりスライド部材242を枢軸206か
ら遠ざける(図5の点線位置)。それにより、バー20
5にはバネ241の付勢力に基づく時計回りの強いトル
クが付与されるので、バックテンションを強くすること
ができる。尚、本変形例においては、バネ241とスラ
イド部材242とで付勢手段を構成する。
【0055】このように本実施の形態によれば、例えば
バネを付勢力の異なるものに交換しなくても、任意にか
つ無段階でバックテンションを変化させることができる
ため、線材の径などに関わらず最適なバックテンション
を設定できる。
【0056】以上、本発明を実施の形態を参照して説明
してきたが、本発明は上記実施の形態に限定して解釈さ
れるべきではなく、適宜変更・改良が可能であることは
もちろんである。例えば、パルスモータ222の代わり
にサーボモータなども用いることができる。
【0057】
【発明の効果】本発明の第1のテンション装置によれ
ば、線材の供給源から線材の処理装置まで移動する線材
に係合することにより、前記線材に張力を付与するテン
ション装置であって、前記線材に係合し、前記線材に引
っ張り力を付与する所定の方向に移動自在なバックテン
ションプーリと、前記バックテンションプーリを前記所
定の方向に付勢する複数の付勢手段と、前記付勢手段の
少なくとも一つの付勢力をキャンセルするキャンセル手
段とを有するので、前記キャンセル手段のキャンセルに
応じて、前記付勢手段の付勢力が変化するため、前記バ
ックテンションプーリが線材に付与する張力が複数段階
で変化するようになっている。
【0058】本発明の第2のテンション装置によれば、
線材の供給源から線材の処理装置まで移動する線材に係
合することにより、前記線材に張力を付与するテンショ
ン装置であって、前記線材に係合し、前記線材に引っ張
り力を付与する所定の方向に移動自在なバックテンショ
ンプーリと、前記バックテンションプーリを前記所定の
方向に、所定の範囲にわたって無段階で付勢する付勢手
段とを有するので、前記バックテンションプーリの負荷
が変化したような場合でも、それに応じて付勢力を変更
することによって、例えば前記バックテンションプーリ
を殆ど同じ場所に維持するようなこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1の実施の形態にかかるテンシ
ョン装置100の正面図である。
【図2】バックテンション機構120の構成を概略的に
示す分解図であり、エアシリンダ128,139の駆動
軸を引っ込めた状態で示す図である。
【図3】バックテンション機構120の構成を概略的に
示す分解図であり、エアシリンダ39の駆動軸のみを突
き出した状態で示す図である。
【図4】本発明による第2の実施の形態にかかるテンシ
ョン装置200の正面図である。
【図5】変形例を示す図である。
【図6】従来技術による巻線機の一例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
100,200 テンション装置 107,204 バックテンションプーリ 108,205 バー 121,122 第1リンク 124 第2リンク 128 エアシリンダ 129 第1バネ 132 第3リンク 134 第4リンク 135 第2バネ 139 エアシリンダ 221,241 バネ 222 パルスモータ 223 アーム 242 スライド部材 W 線 B ボビン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線材の供給源から線材の処理装置まで移
    動する線材に係合することにより、前記線材に張力を付
    与するテンション装置において、 前記線材に係合し、前記線材に引っ張り力を付与する所
    定の方向に移動自在なバックテンションプーリと、 前記バックテンションプーリを前記所定の方向に付勢す
    る複数の付勢手段と、 前記付勢手段の少なくとも一つの付勢力をキャンセルす
    るキャンセル手段とを有することを特徴とするテンショ
    ン装置。
  2. 【請求項2】 前記バックテンションプーリと、前記線
    材の供給源との間に配置され、移動する前記線材に抵抗
    を付与可能な複数のテンションプーリが設けられ、前記
    キャンセル装置は、抵抗を付与する前記テンションプー
    リの数に応じて、付勢力をキャンセルする前記付勢手段
    の数を決定することを特徴とする請求項1に記載のテン
    ション装置。
  3. 【請求項3】 線材の供給源から線材の処理装置まで移
    動する線材に係合することにより、前記線材に張力を付
    与するテンション装置において、 前記線材に係合し、前記線材に引っ張り力を付与する所
    定の方向に移動自在なバックテンションプーリと、 前記バックテンションプーリを前記所定の方向に、所定
    の範囲にわたって無段階で付勢する付勢手段とを有する
    ことを特徴とするテンション装置。
  4. 【請求項4】 前記付勢手段は、前記バックテンション
    プーリを支持する揺動部材と、前記揺動部材と取り付け
    部との間に配置され、前記取り付け部から前記揺動部材
    に対して付勢力を付与するバネと、前記揺動部材と前記
    取り付け部との距離を変更する変更手段とを備えている
    ことを特徴とする請求項3に記載のテンション装置。
  5. 【請求項5】 前記付勢手段は、前記バックテンション
    プーリを支持する揺動部材と、前記揺動部材と取り付け
    部との間に配置され、前記取り付け部から前記揺動部材
    に対して付勢力を付与するバネと、前記揺動部材に対す
    る前記バネの取り付け位置を変更する変更手段とを備え
    ていることを特徴とする請求項3又は4に記載のテンシ
    ョン装置。
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