JP7190914B2 - テンション装置 - Google Patents

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Description

本願は、テンション装置に関するものである。
従来、回転電機の固定子の製造における巻線工程では、巻線コイル(以下、コイルと略して示す)が各層で等間隔に整列して巻かれる必要がある。そのためには、マグネットワイヤ(以下、ワイヤと略して示す)には一定の張力を付与し、ワイヤが弛んだり(張力不足)または断線(張力過多)したりすることを防止する必要がある。しかし、回転電機の固定子のように巻線するボビン形状が長方形断面である場合、ワイヤの繰り出す速度変動により、ワイヤの張力の変動が発生する。よって、ワイヤの張力を一定に保ち、弛みおよび断線を防ぐことが難しい。
さらに近年、固定子の大型化および大容量化に伴い、使用するワイヤ径の範囲拡大に加えて、ワイヤを巻線する巻線速度の高速化に伴い、張力の変動のさらなる増加が大きな課題となっている。これを解決するために、従来のテンション装置は、テンションバーに複数のバネを並列ないしは直列に配置し、これらバネの作用をエアシリンダ等で切り替えることで、ワイヤの張力を吸収する範囲を広げ、ワイヤの弛みおよび断線を予防している(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。
特許第2997456号(段落番号0021~0047、図4~7) 特許第4422826号(段落番号0021~0041、図1~図2)
従来のテンション装置の問題点について説明する。
これに際し、まず背景技術である、回転電機を構成する固定子に巻線を施す方法について説明する。巻線を施す方法には、大きく分けて分布巻線方式と集中巻線方式とがある。分布巻線方式とは、予めコイルを形成しておき、固定子のスロットと呼ばれる溝に当該コイルを挿入する方式である。集中巻線方式とは、個々のコア片に直接コイルを巻線する方式である。
分布巻線方式に対し集中巻線方式は、同一条件の場合であれば、コイルの使用長が大幅に短縮できる。また、ワイヤ径の大きなワイヤを高密度に巻線することができるため、巻線抵抗を低減できる。よって、集中巻線方式の回転電機は、分布巻線方式の回転電機と比較してモータ効率が高い。このためエアコンおよび冷蔵庫用のコンプレッサのモータおよび回転数を変化できるインバータモータ等、種々の回転電機は集中巻線方式が用いられることが多い。
特に、容量が数十ワット~千ワットのモータは集中巻線方式が主流である。そして、この集中巻線方式では生産性向上のため、ワイヤをコア片に巻線する回転速度が千rpm以上の高速で行われる。当該巻線工程においては、コイルが各層で等間隔に整列して高速に巻かれる必要があり、そのためには一定の張力をワイヤに付与し、ワイヤが弛んだり(張力不足)または断線(張力過多)したりすることを防止する必要がある。
しかし、固定子の個々のコア片は、巻線を施す部位が四角断面であり、巻線における軸から見たコイル形状も長方形の、いわゆる異形ボビンである。よって当該異形ボビンにワイヤを巻線する際に、ノズルが周回する速度が一定であってもワイヤの繰り出す速度が周回するターンの周内で変動し、結果、張力の変動が起こる。
故に、回転電機を構成する固定子にコイルを施すためのテンション装置がコア片に巻線するワイヤの張力を保ち、ワイヤの弛みおよび断線を防ぐためには、個々のワイヤ径に応じて巻線する巻線速度に依存しない張力に対応する必要がある。具体的にいえば、安全張力と呼ばれる使用範囲内の1値を狙いとする張力に対して、巻線速度およびコア片の形状に影響を受けて変動する張力に対応する必要がある。
さらに、安定した生産を行うためには、使用するワイヤ自身が持つ強度のバラつき等、ワイヤの品質、および、ドラムからワイヤを消費し終えた時など、上記巻線条件以外の要素も含めて巻線する最中に起こる、ワイヤの弛みおよび断線を検知するため、および、テンション装置は巻線中にテンションバーの角度を監視するためにも、テンション装置が対応する張力範囲を超えてはならない。
一般に、狙いとするワイヤの張力を与える動力は、電気式であればサーボモータまたはパウダーブレーキを用いる。また、ワイヤの張力の変動を吸収する機構においては、旋回するテンションバー以外に1方向に摺動する案内を備えるローラでも可能である。しかしながら、本願の背景となる回転電機の巻線においては、変動する張力の大きさ以外に、応答性が要求されるため、例えば同様の用途で採用される低摩擦シリンダでは対応が難しい。このため、固有振動数および慣性力の点からバネを使用することが多い。
その半面、バネは対応する張力の調整範囲が限定されるため、範囲に応じて複数のバネを使い分けるか、組み合わせて使用する必要がある。しかしながら、複数のバネを単純に直列ないしは並列に配置しても、対応し得る張力の範囲を超えることがある。
以上に示した背景を踏まえて、上記特許文献1では、張力を受けて旋回するテンションバーに複数のバネを直列ないしは並列して接続し、これらバネの作用を切り替えて複数の組み合わせとすることで、対応する張力範囲が拡大する方法が示されている。しかし、バネの作用の切り替えはチャックシリンダ等を用い、バネの端部を把持する方法である。よって、渡り工程など巻線工程が比較的長い時間工程でもよい場合には適用可能であるが、巻線工程の回転速度が千rpmという極短時間工程では、バネの作用を切り替えることが困難であるという問題点があった。さらに、テンションバーがある角度以上の時のみ作用する上ではバネの伸びしろ、すなわち初期張力を調整することが困難であるという問題点があった。
この課題に対し、上記特許文献2では、テンションバーとバネとの間にリンクを用いる方法が示されている。解釈次第では、長穴の長さが異なるリンクを用いれば、テンションバーが所定の角度を超えた際にのみ追加で作用することが可能である。しかし、バネを作用させないがために、リンクに設けた長穴をバネに支持された部品が巻線中に断続的に接触し、騒音および部品の故障、また、衝撃によりテンションバーの振動に伴い機能が低下するという問題点があった。
また、上記課題においては、巻芯としてのコア片に線材としてのワイヤを巻線する例を示したが、他の巻芯であって、他の線材であっても同様の構成の場合には同様の問題点を生じる。
本願は、上記のような課題を解決するための技術を開示するものであり、巻線機を用いて巻芯に線材を巻線する際に、線材の張力を保ちながら線材の弛みおよび断線を防止するテンション装置を提供することを目的とする。
本願に開示されるテンション装置は、
巻芯に線材を巻線する巻線機に備える前記線材の張力を調整するテンション装置において、
基点を中心に旋回し前記線材を前記巻芯に送出するテンションバーと、
当該テンションバーの前記基点と直交した方向を軸として当該テンションバーに連結する張力伝達シャフトと、
前記張力伝達シャフトに一端側がそれぞれ連結する少なくとも2つ以上のリンクアームと、
各前記リンクアームの他端側に一端側がそれぞれ連結するバネと、
各前記バネの引っ張り作用が開始する前記テンションバーの前記基点を中心とする回転角度が互いに異なるように、各前記バネの他端側に一端側がそれぞれ連結するバネリンクと、
各前記バネリンクを係止する係止部とを備え、
前記バネの引っ張り作用が開始する前記テンションバーの前記基点を中心とする回転角度に前記テンションバーが至ると、前記バネと前記バネリンクとが、前記バネの他端側と前記バネリンクの一端側との連結部において折れ曲がった形状から直線状になるものである。
本願に開示されるテンション装置によれば、巻芯に線材を巻線する際に、線材の張力を保ちながら線材の弛みおよび断線を防止できる。
実施の形態1による巻線を行う回転電機の固定子の構成を示す斜視図である。 図1に示した固定子の平面図である。 図1に示した固定子のコア片の構成を示す斜視図である。 図3に示したコア片のコイルを設置する前の構成を示す斜視図である。 図4に示したコア片の構成を示す分解斜視図である。 図1に示したコア片が連結されたコア部の構成を示す上面図である。 図6に示したW-W線の断面を示す断面図である。 図4に示したコア片が連結されたコア部を直線状に配置した状態を示す斜視図である。 図8に示したコア部のコア片に巻線を行う際の状態を示した斜視図である。 実施の形態1におけるテンション装置を備えたフライヤ式の巻線機の構成を示す図である。 実施の形態1におけるテンション装置を備えたノズル式の巻線機の構成を示す図である。 図4に示したコア片におけるワイヤの張力の変動を示す図である。 ワイヤ径に対する張力の変動の関係を示す図である。 ノズル駆動速度と張力との関係を示す図である。 コイルの整列性が良品のコア片の構成を示す上面図である。 図15に示したコア片の構成を示す側面図である。 コイルの整列性が不良品のコア片の構成を示す上面図である。 図16に示したコア片の側面図である。 実施の形態1におけるテンション装置の構成を示す正面図である。 図19に示したテンション装置の構成を示す背面図である。 図20に示したテンション装置の背面側の構成を示す斜視図である。 図21に示したテンション装置の主要部の構成を示す斜視図である。 実施の形態2におけるテンション装置の主要部の構成を示す斜視図である。
本実施の形態では、固定子10における各方向を、回転電機の回転軸の軸方向Z、周方向X、径方向Yとしてそれぞれ示す。よって、他の部分においても、これらの方向を基準として各方向を示して説明する。
実施の形態1.
以下、本願実施の形態1について説明する。図1から図9を用いて、固定子10および巻線の対象の巻芯となるコア片20の構成について説明する。図1は実施の形態1による巻線を行う回転電機の固定子の構成を示す斜視図である。図2は図1に示した固定子の平面図である。図3は図1に示した固定子のコア片の構成を示す斜視図である。図4は図3に示したコア片のコイルを設置する前の構成を示す斜視図である。
図5は図4に示したコア片の構成を示す分解斜視図である。図6は図1に示したコア片が連結されたコア部の構成を示す上面図である。図7は図6に示したW-W線の断面を示す断面図である。図8は図4に示したコア片が連結されたコア部を直線状に配置した状態を示す斜視図である。図9は図8に示したコア部のコア片に巻線を行う際の状態を示した斜視図である。
まず、図1および図2に示すように、固定子10は、コイル1、コア部2、および、絶縁部3を備える。コア部2は、コイル1が巻線された9個のコア片20が環状に連結されて構成される。尚、このコア片20の個数は、この例に限られることは無く、回転電機の特性上必要となる任意の個数のコア片20にて固定子10を構成される。
図3、図4および図5に示すように、コア部2のコア片20は、磁性板材である電磁鋼板4を軸方向Zに複数枚積層して形成される積層型コアである。絶縁部3は、第一絶縁部301および第二絶縁部302にて形成される。図5に示すように、積層された電磁鋼板4に対して、第一絶縁部301および第二絶縁部302が軸方向Zの上下二方向からそれぞれ挿入する。そして、図4に示すように巻線を施す前のコア片20が形成される。
そして、図3に示すようにコア片20にコイル1が設置される。これにより、第一絶縁部301および第二絶縁部302から構成される絶縁部3は、コア片20とコイル1とを電気的に絶縁する。尚、絶縁部3は、コイル1の端末線を結線するための形状およびコア片20に巻線するために端末線を係止するための形状などは図示を省略している。
また、コア片20は図3に示したように、単独にて形成される場合に限られるものではない。例えば、図6および図7に示すように、コア片20同士を、連結部5を介して連結したコア部2を用いることも可能である。この場合、コア片20は、周方向Xに伸びるヨーク部7と、ヨーク部7から径方向Yの内側に突出するティース部6とを備え、巻線は絶縁部3を介してティース部6に施される。
そして、ヨーク部7は、ティース部6の径方向Yの外側に形成される。ここでは、ティース部6の径方向Yの内側を反ヨーク部8として、ヨーク部7と区別して定義する。ヨーク部7の周方向Xの両端には連結部5がそれぞれ設けられる。連結部5は、図7に示すように、軸方向Zにおいて、凸部51と凹部52とにて構成される。凸部51および凹部52にて形成される連結部5は、図6に示すように、コア片20のヨーク部7の周方向Xの端部にそれぞれ形成される。そして、隣接するコア片20のヨーク部7の周方向Xの端部において、図7に示すように、積層される電磁鋼板4同士を互い違いに重ね合わせる。
隣接するコア片20は、この重ね合わせ部分の、凸部51および凹部52をカシメ止めする。これにより、隣接するコア片20を屈曲可能に連結する連結部5を構成する。尚、連結部5はこの構成に限られることは無く、隣接するコア片20同士を屈曲可能に連結する構成であれば他の構成でもよい。
図8に示すように、図4に示した巻線を施す前のコア片20が連結されたコア部2を直線状に配置した状態で、コア片20同士の隙間にノズルを挿入し巻線する方法がある。また、他の方法としては、図9に示すように巻線を施すコア片20に隣接するコア片20を屈曲させて行うこともできる。図1における円環状のコア部2を形成するためには、図8または図9における連結されたコア片20の両端に位置する2個のコア片20間のみを溶接すればよい。
次に、図10および図11を用いて、巻線機14の構成について説明する。図10は実施の形態1におけるテンション装置を備えたフライヤ式の巻線機の構成を示す図である。図11は実施の形態1におけるテンション装置を備えたノズル式の巻線機の構成を示す図である。
巻線機14は、コイル1を形成するためのワイヤ9を貯線するドラム11と、テンション装置12と、制御部40と、図10に示すフライヤ13または図11に示すノズル駆動部15を備える。テンション装置12からフライヤ13またはノズル駆動部15にワイヤ9が送出される方向が後述する送出方向28と同一である。また、図示はしないが巻線機14は必要に応じて巻線を検査する検査部等、他の機能部分が存在する。図10および図11において、巻線機14の巻線を施す位置に巻線を施す前のコア片20が設置し固定された状態を示す。制御部40は、ドラム11、テンション装置12および図10のフライヤ13または図11のノズル駆動部15を制御する。尚、これらの箇所に対する配線の図示は省略する。
図10のフライヤ13は、巻線を施す前のコア片20を中心に矢印RAの方向に旋回する。また、図11のノズル駆動部15は、上下左右に直行する2軸を備えワイヤ9を巻線するコア片20の形状に沿って矢印RBの方向に旋回する。そして、コア片20に絶縁部3を介してティース部6に巻線しコイル1を形成する。コイル1は高密度で巻線して形成される。よって、フライヤ13またはノズル駆動部15は、矢印RAまたは矢印RBの方向に1回転する毎に、ヨーク部7および反ヨーク部8である矢印Qの方向に、ワイヤ9の径分に相当する距離分を、断続的もしくは連続に移動しながら巻線する。
次に、図12から図18を用いて、本願で解決しようとする課題および巻線の整列性に及ぼす影響について説明する。図12は本願が解決する課題である、コア片にワイヤを巻線する際の張力の変動を説明するための図である。図13は本願が解決する課題である、ワイヤ径と張力との関係を説明する図である。図14は本願が解決する課題である、ノズル駆動速度と張力の関係を説明するための説明図である。図15はコイルの整列性の良品のコア片の構成を示す図である。図16は図15に示した良品のコア片の構成を示す斜視図である。図17はコイルの整列性の不良品のコア片の構成を示す図である。図18は図16に示した不良品のコア片の構成を示す斜視図である。
図12は図11の巻線機14にて巻線を施す前のコア片20にワイヤ9を巻線しコイル1を形成するための模式図である。具体的には、図11のノズル駆動部15からコア片20を見た状態を示す図である。ここでは巻線を施す前のコア片20の形状は、周方向Xの幅が9mm、電磁鋼板4の軸方向(積層方向)Zの高さが144mmの長方形断面の例を示す。ノズル駆動部15はノズルの軌道16に沿って巻線を施す前のコア片20を周回する。回転方向は不問であるが、ここではノズルの軌道16上の点Eを起点とし、時計回りに順次、点F、点Gの方向へノズルが周回し、再び点Eに戻り1周する。尚、軌道16の大きさは図12においてそれぞれの数値をmmにてそれぞれ示している。但し、r9は、半径9mmの角丸を示す。
この動作を巻線数分周回し、コイル1を成形する。ノズルの軌道16は、周方向Xに18mm、軸方向Zに155mmのいわゆる楕円軌道である。尚、ストロークについては、ワイヤ径およびターン数を考慮した実態の一例であり、これに限られるものではない。図12に示すようにノズル駆動部15のノズルがコア片20の周囲を周回しワイヤ9を巻線するにあたり、ワイヤ9がコア片20に巻掛かる点が順次移動することが判る。仮に、周回する速度が一定であっても、ノズル駆動部15の軌跡から巻掛かる位置までの長さが点E、点F、点Gと変動するため、ワイヤ9の繰り出す速度が変化することが判る。
このように、ワイヤ9の繰り出される巻線速度から張力(トルク)Tの変動を以下に簡易的に試算した。
T=TA+(I/r)・(dθ/dt) ・・・(式)
ここで、
TA:テンション装置のブレーキ動力が与える張力(一定値)
I:ブレーキ動力のイナーシャ
r:ブレーキ動力に固定されるローラの半径
θ:ブレーキ動力の回転角度
t:時間
とする。
ここでテンション装置12の後述するブレーキ動力32が与える張力TAは、前述の個々のワイヤ径に応じて巻線する巻線速度に依存しない張力、具体的にいえば、安全張力と呼ばれる使用範囲内の1値(一定値)を狙いとする張力である。図13に、図12のコア片とノズル駆動部15の軌道16の関係と、上記式に実績に基づく適当なブレーキ動力のイナーシャIおよびブレーキ動力に固定されるローラの半径rを代入して、ワイヤ径に対する張力の関係を示す。
図13ではワイヤ径0.3mm~1.7mmの範囲で、ノズル駆動部15がノズル駆動速度が一定速(ノズル駆動速度1129mm/s)の巻線速度で周回した際の張力を示す。図に示したように、巻線速度に依存しない張力171はワイヤ径で決まる。これに対し、巻線速度に依存する張力172はコア片20の形状とノズル駆動部15の軌道16および巻線速度が一定であればワイヤ径によらず一定の値となる。
一方で、図13の条件の内、ワイヤ径を0.3mmとし、図12のノズル駆動部15の軌道16をノズル駆動速度(巻線速度)を変化させると、図14に示すように巻線する速度に依存する張力172が変化することが判る。このように、実際の張力がテンション装置の仕様範囲を超えると、張力の過剰によるワイヤの断線またはコイルの整列性に影響する。
図15および図16に示すように、本来、コイル1の整列性、すなわちコイル1の隣り合うターン同士の密着度合いが良好で、コイル1のターン同士が隙間無く密着していれば本来実現すべき回転電機の機能および性能を得ることができる。これに対し、図17および図18に示すように、張力の過剰によって整列性が阻害されコイルのターン同士が密着しておらずまたは重なり合い、ターン同士に隙間または重なり合う箇所が多く発生した一例を示す。コイルの整列性の不良の例は多岐に亘るが、このような整列性が劣る、いわゆる巻乱れと呼ばれコイルの膨らみは、図1のように環状に配列する際に、隣り合うコイル同士で干渉し、コイルが押し潰される要因となる。
その結果、コイルを構成するワイヤの絶縁被覆が損傷してショートとの相関が高い不良となることが知られている。図12から図14は実態に基づいた一例であり数値そのものは重要ではないが、この傾向が示すように、テンション装置が対応すべき張力は巻線する速度が大きい程に速度に依存する張力172が占める割合が増加することから、特に生産性を高めるために巻線の高速化に伴い巻線する速度によっては従来の技術では対応が難しくなることが本願で克服すべき課題といえる。
次に図19から図22を用いて、本願の実施の形態1のテンション装置12について説明する。図19は実施の形態1におけるテンション装置12の構成を示す正面図である。図19では、ワイヤ9の経路と、これに係る主要な構成を示している。図20は図19に示したテンション装置12の背面図である。図21は図20に示したテンション装置12の背面側の斜視図である。図22は図21に示したテンション装置12の主要部を示すものであり、テンション装置12の背面側から見た場合の構成を示す斜視図である。
図19に示すように、ベース19の正面側には、支持部23、第一ストッパ241、第二ストッパ242、ワイヤガイド27、動力ローラ25、第一中継ローラ261、および、第二中継ローラ262が設置される。また、図20に示すように、ベース19の背面側には、ブレーキ動力32および後述する図22において示す他の主要部分が設置される。
テンションバー22の一端側は支持部23にてベース19に支持される。テンションバー22は当該支持部23を回転の基点として旋回する。テンションバー22の他端側にはワイヤ9をガイドするローラ21が形成される。ローラ21は、ワイヤ9を送出方向28に送出する。ここで、テンションバー22が旋回する旋回方向を、ワイヤ9の弛み側を旋回方向HAとし、ワイヤ9の断線側を旋回方向HBとする。
第一ストッパ241および第二ストッパ242は、テンションバー22の回転角度θを規制するものである。第一ストッパ241は、ワイヤ9の張力の弛み側のテンションバー22の旋回方向HAの第一角度θ1を規制する。第二ストッパ242は、ワイヤ9の張力の断線側のテンションバー22の旋回方向HBの第二角度θ2を規制する。ブレーキ動力32は、ワイヤ9の張力を発生するためのものである。ブレーキ動力32の動力は、動力ローラ25に伝達される。上述したように、ブレーキ動力32がワイヤ9に与える張力TAは、安全張力と呼ばれる使用範囲内の1値(一定値)である。
そして、図10に示したドラム11からテンション装置12へ供給されるワイヤ9は、図19に示すワイヤガイド27を経て、第一中継ローラ261を通る。次に、ブレーキ動力32に固定される動力ローラ25とワイヤ9とが十分な摩擦抵抗を得るために、ワイヤ9は動力ローラ25に幾周か巻回されるか、第一中継ローラ261と動力ローラ25とを交互に巻掛けられる。次に、第二中継ローラ262およびテンションバー22のローラ21を経て、ワイヤ9は送出方向28へ向かって送出される。
図22において、テンション装置12の主要部分の構成について説明する。図22は図に示す各構成の関係を明確とするための、ベース19などの部分を省略して示している。尚、ベース19の正面側に存在する部分としては、テンションバー22、ローラ21および支持部23のみを示している。張力伝達シャフト39は支持部23の基点と直交した方向の軸390上に設置される。よって、張力伝達シャフト39はテンションバー22に連結され、テンションバー22の基点を中心とする旋回に応じて、張力伝達シャフト39は軸390を中心に、旋回方向HAおよび旋回方向HBと連動して回転する。
第一リンクアーム381および第二リンクアーム382は、一端側が張力伝達シャフト39に設置され、他端側が第一バネ371および第二バネ372の一端側にそれぞれ連結される。よって、第一リンクアーム381および第二リンクアーム382は第一バネ371および第二バネ372の引っ張り作用を張力伝達シャフト39に伝達する。そして、張力伝達シャフト39は第一バネ371および第二バネ372の引っ張り作用をテンションバー22に伝達する。
図22では、第一バネ371の引っ張り作用が開始された後の状態を示し、第二バネ372の引っ張り作用は開始される前の状態を示している。尚、第一バネ371の引っ張り作用が開始される前の長さは、図22に示す第二バネ372と同様の長さを有している。
第一バネ371および第二バネ372は、他端側が第一バネリンク361および第二バネリンク362の一端側にそれぞれ連結される。そして、第一バネリンク361は他端側が直動部30に係止部としてのナックルジョイント35および連結部33を用いて係止される。第二バネリンク362は他端側が直動部30にナックルジョイント35、連結ポスト34、および連結部33を用いて係止される。尚、直動部30とは、直動レールなどにて構成され、第一バネリンク361および第二バネリンク362を直動レールの方向に移動でき、第一バネ371および第二バネ372の引っ張り作用を調整および入り切りできるものである。
図22によれば、本願の課題として前述したように、ワイヤ径に依存して巻線速度に依存しない張力と、巻線速度に依存し巻線中に変動する張力との差が大きく、これら張力の総和に対して単一のバネでは対応が難しい場合であっても解決できる。図22に示すように少なくとも2つ以上の複数の第一バネ371および第二バネ372を並列に並べ、第一リンクアーム381および第二リンクアーム382、からテンションバー22へ接続し、第一バネ371および第二バネ372の引っ張り作用が開始するテンションバー22の回転角度θが互いに異なる(ずれる)ように、各第一バネ371および第二バネ372が設置される。
具体的に、図19および図22を参照し、第一バネ371および第二バネ372の2つのバネを用いた場合を例に説明する。図19に示すように、第一バネ371の引っ張り作用が開始する、テンションバー22の回転角度θは第三角度θ3である。第二バネ372の引っ張り作用が開始する、テンションバー22の回転角度θは第四角度θ4である。よって、テンションバー22が第三角度θ3より旋回方向HBに旋回すると、第一バネ371の引っ張り作用が開始する。また、テンションバー22が第四角度θ4より旋回方向HBに旋回すると、第二バネ372の引っ張り作用が開始する。
そして、図19に示したようなテンションバー22の状態の場合には、すでに、第一バネ371の引っ張り作用が開始されている。そして、図22に示したように第一バネ371は延びた状態となり、第一リンクアーム381を介して、張力伝達シャフト39を軸390中心に、旋回方向HAに回転させる力が付与される。そして、張力伝達シャフト39を介して、テンションバー22には旋回方向HAに第一バネ371の引っ張り作用の力が付与される。ここでは、第一バネ371はテンションバー22が第一ストッパ241と当接している時も引っ張り作用するよう初期張力が与えられたものである。そして、当該第一バネ371により、図14に示した巻線速度が遅く張力の変動が少ない条件に対応できる。
一方で第二バネ372は、テンションバー22にブレーキ動力32の張力がワイヤ9を介して作用し、図19に示すテンションバー22が、旋回方向HBの第二ストッパ242に向かって旋回する途中の第四角度θ4に至ると、引っ張り作用を開始する。よって、図21および図22の状態では、第二バネ372は引っ張り作用が開始されていない。
そして、テンションバー22が旋回方向HBに旋回して第四角度θ4に達すると、第二バネ372と第二バネリンク362とが直線状になり、第二バネ372の引っ張り作用が開始する。そして、第二バネ372は延びた状態となり、第二リンクアーム382を介して、張力伝達シャフト39を軸390中心に、旋回方向HAに回転させる力が付与される。そして、張力伝達シャフト39を介して、テンションバー22には旋回方向HAに第二バネ372の引っ張り作用の力が付与される。そして、当該第二バネ372により、図14に示した巻線速度が速く張力の変動が大きい条件に対応できる。
以上のことからも理解できるように、例えば従来技術として説明した、特許文献1の構成では、張力の総和に合わせてバネを選定し直列または並列に配置すると、巻線速度が遅く張力が小さい範囲ではテンションバーが、第一ストッパと当接したまま巻線されるため、テンションバーの旋回角度で断線を検知することができない。また、この問題は非常に高速で巻線される時ほど顕著であり、特許文献1の構成にて対応する場合、並列に配置されたバネの一端を把持し直し作用させるための時間をミリ秒という短い時間にて対応する必要があり、実質的に困難である。
また、特許文献2の構成では、並列するバネの個数に応じて作用の切り替えに用いるシリンダ等の直動部を用意する必要があり、機構の大型化および費用の増大が課題となる。さらに、バネが作用する際に上記作用の切り替えで用いる長穴形状のリンクに備えるピン等、部材同士が断続的に接触を繰り返すため、接触する部品の摩耗および振動によるテンションバーの誤作動等が発生する。
上記のように構成された実施の形態1のテンション装置によれば、
巻芯に線材を巻線する巻線機に備える前記線材の張力を調整するテンション装置において、
基点を中心に旋回し前記線材を前記巻芯に送出するテンションバーと、
当該テンションバーの前記基点と直交した方向を軸として当該テンションバーに連結する張力伝達シャフトと、
前記張力伝達シャフトに一端側がそれぞれ連結する少なくとも2つ以上のリンクアームと、
各前記リンクアームの他端側とそれぞれ連結するバネと、
各前記バネの引っ張り作用が開始する前記テンションバーの前記基点を中心とする回転角度が互いに異なるように、各前記バネの他端側に一端側がそれぞれ連結するバネリンクと、
各前記バネリンクを係止する係止部とを備えたので、
線材の径に依存して巻線速度に依存しない張力と、巻線速度に依存し巻線中に変動する張力の差が大きい条件でも、これら張力の総和に対応できる。よって、線材の張力を保ちながら線材の弛みおよび断線を防止でき、巻線不良を抑制できる。これらにより、生産性を向上できることから、省エネルギーとなり、歩留まりが向上する。
また、前記テンションバーの前記基点を中心とする回転角度において、前記線材の弛み側の第一角度を制限する第一ストッパ、および、前記線材の断線側の第二角度を制限する第二ストッパを備え、
各前記バネの引っ張り作用が開始する前記テンションバーの回転角度は、前記第一角度と前記第二角度との間に設定されるので、
線材の弛みおよび断線を確実に防止できる。
また、前記巻芯は、回転電機のコア片であり、前記線材は、前記コア片に巻線されるコイルを形成するマグネットワイヤであるので、回転電機のコア片にマグネットワイヤを精度よく巻線することができる。
尚、上記実施の形態1においては、巻芯を回転電機のコア片、線材をコア片に巻線されるコイルを形成するマグネットワイヤの例を示したが、これに限られることは無く、他の巻芯および線材であっても、同様の構成を有する場合には、同様に行うことができ、同様の効果を奏することができる。
また、テンション装置12は、図の構成に限るものではなく、バネの個数およびバネ定数、初期長さ等の制約は無く、他の構成でも形成することは可能である。
実施の形態2.
実施の形態2では、実施の形態1における少なくとも2つ以上の複数のバネを並列に並べ、リンクアームおよびテンションバーへ直接接続し、バネが作用し始めるテンションバーの角度が互いにずれるようバネが設置する構成を示したが、本実施の形態2においては異なる場合について説明する。
図23は実施の形態2におけるテンション装置の主要部の構成を示す斜視図である。図において、上記実施の形態1と同様の部分は同一符号を付して説明を省略する。
第二バネリンク362は、調整部363によりアーム長さを調整できる。
具体的には、第二バネリンク362は、二分割にて構成され、ネジ等で固定してアーム長さが調整部363により調整可能に構成される。
上記のように構成された実施の形態2のテンション装置によれば、上記実施の形態1と同様の効果を奏するのはもちろんのこと、
バネリンクは、バネリンクが連結されているバネの引っ張り作用が開始する前記テンションバーの前記回転角度を変更するための当該バネリンクの長さを調整する調整部を備えるので、
調整部にてバネリンクの長さを調整することによりバネのアーム長さを調整でき、バネの引っ張り作用が開始するテンションバーの回転角度を調整できる。よって、例えば、現在の条件よりもワイヤ径が太く、巻線速度が速い条件に変更される場合には、現在の引っ張り作用が開始する角度よりも小さな引っ張り作用が開始する角度に設定して対応できる。よって、上記実施の形態1と比較すると、より精度よくワイヤの張力を保ちながらワイヤの弛みおよび断線を防止でき、巻線不良をさらに抑制できる。これらにより、生産性を向上でき、省エネルギーとなり、歩留まりがさらに向上する。
本開示は、様々な例示的な実施の形態および実施例が記載されているが、1つ、または複数の実施の形態に記載された様々な特徴、態様、および機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。
従って、例示されていない無数の変形例が、本願明細書に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらに、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
1 コイル、2 コア部、3 絶縁部、301 第一絶縁部、302 第二絶縁部、
4 電磁鋼板、5 連結部、51 凸部、52 凹部、6 ティース部、7 ヨーク部、8 反ヨーク部、9 ワイヤ、10 固定子、11 ドラム、12 テンション装置、
13 フライヤ、14 巻線機、15 ノズル駆動部、16 軌道、
171 巻線速度に依存しない張力、172 巻線速度に依存する張力、19 ベース、20 コア片、21 ローラ、22 テンションバー、23 支持部、
241 第一ストッパ、242 第二ストッパ、25 動力ローラ、
261 第一中継ローラ、262 第二中継ローラ、27 ワイヤガイド、
28 送出方向(コア片側)、30 直動部、301 第一絶縁部、
302 第二絶縁部、32 ブレーキ動力、33 連結部、34 連結ポスト、
35 ナックルジョイント、361 第一バネリンク、362 第二バネリンク、
363 調整部、371 第一バネ、372 第二バネ、381 第一リンクアーム、
382 第二リンクアーム、39 張力伝達シャフト、390 軸、40 制御部、
HA 旋回方向、HB 旋回方向、X 周方向、Y 径方向、Z 軸方向、
θ 回転角度、θ1 第一角度、θ2 第二角度、θ3 第三角度、θ4 第四角度。

Claims (5)

  1. 巻芯に線材を巻線する巻線機に備える前記線材の張力を調整するテンション装置において、
    基点を中心に旋回し前記線材を前記巻芯に送出するテンションバーと、
    当該テンションバーの前記基点と直交した方向を軸として当該テンションバーに連結する張力伝達シャフトと、
    前記張力伝達シャフトに一端側がそれぞれ連結する少なくとも2つ以上のリンクアームと、
    各前記リンクアームの他端側に一端側がそれぞれ連結するバネと、
    各前記バネの引っ張り作用が開始する前記テンションバーの前記基点を中心とする回転角度が互いに異なるように、各前記バネの他端側に一端側がそれぞれ連結するバネリンクと、
    各前記バネリンクを係止する係止部とを備え、
    前記バネの引っ張り作用が開始する前記テンションバーの前記基点を中心とする回転角度に前記テンションバーが至ると、前記バネと前記バネリンクとが、前記バネの他端側と前記バネリンクの一端側との連結部において折れ曲がった形状から直線状になるテンション装置。
  2. 各前記バネの一端側と各前記リンクアームの他端側との各連結部は、前記軸の方向から見て重なっている請求項1に記載のテンション装置。
  3. 前記バネリンクは、当該バネリンクが連結されている前記バネの引っ張り作用が開始する前記テンションバーの前記回転角度を変更するための当該バネリンクの長さを調整する調整部を備える請求項1または請求項2に記載のテンション装置。
  4. 前記テンションバーの前記基点を中心とする回転角度において、前記線材の弛み側の第一角度を制限する第一ストッパ、および、前記線材の断線側の第二角度を制限する第二ストッパを備え、
    各前記バネの引っ張り作用が開始する前記テンションバーの回転角度は、前記第一角度と前記第二角度との間に設定される請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のテンション装置。
  5. 前記巻芯は、回転電機のコア片であり、前記線材は、前記コア片に巻線されるコイルを形成するマグネットワイヤである請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のテンション装置。
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