JP2591067B2 - 無杼織機における耳形成装置 - Google Patents
無杼織機における耳形成装置Info
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- JP2591067B2 JP2591067B2 JP13388788A JP13388788A JP2591067B2 JP 2591067 B2 JP2591067 B2 JP 2591067B2 JP 13388788 A JP13388788 A JP 13388788A JP 13388788 A JP13388788 A JP 13388788A JP 2591067 B2 JP2591067 B2 JP 2591067B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はエアジェットルーム、ウォータージェット
ルーム等の無杼織機の耳形成装置に関する。
ルーム等の無杼織機の耳形成装置に関する。
従来のこの種の耳形成装置としては、例えば、実公昭
43−18767号公報に記載されたものがある。
43−18767号公報に記載されたものがある。
この従来装置では、第4図、第5図に示すように、織
機のフレームに支腕1が突設され、支腕1に保持された
軸2に、外周に歯車3を形成した丸盆状の取付枠4が嵌
装され、歯車3と噛合する駆動歯車5によって一定方向
に回転させられる。取付枠4内の軸2の突出部に太陽歯
車6が固着され、この太陽歯車6を挟むように両側に中
継歯車7が配置され、それぞれ太陽歯車6と噛合するよ
うに軸8を介して取付枠4に枢支されている。また、2
個の遊星歯車9は各中継歯車7とそれぞれ噛合するよう
に軸10を介して取付枠4に対称的に枢支されており、前
記太陽歯車6の歯数に対して2:1の歯数を有している。
ボビンホルダ11は各遊星歯車9の内側面にそれぞれ固着
され、このボビンホルダ11には一側にラチェットホィー
ル12を有するボビン13が軸14により回転自在に枢支され
ている。
機のフレームに支腕1が突設され、支腕1に保持された
軸2に、外周に歯車3を形成した丸盆状の取付枠4が嵌
装され、歯車3と噛合する駆動歯車5によって一定方向
に回転させられる。取付枠4内の軸2の突出部に太陽歯
車6が固着され、この太陽歯車6を挟むように両側に中
継歯車7が配置され、それぞれ太陽歯車6と噛合するよ
うに軸8を介して取付枠4に枢支されている。また、2
個の遊星歯車9は各中継歯車7とそれぞれ噛合するよう
に軸10を介して取付枠4に対称的に枢支されており、前
記太陽歯車6の歯数に対して2:1の歯数を有している。
ボビンホルダ11は各遊星歯車9の内側面にそれぞれ固着
され、このボビンホルダ11には一側にラチェットホィー
ル12を有するボビン13が軸14により回転自在に枢支され
ている。
バインディングアーム15はボビン13から解舒されるも
じり糸aを製織部における耳組部に向って直接供給する
ための導出部であり、16はもじり糸aのテンサーアーム
である。このテンサーアーム16はボビンホルダ11に枢支
した軸17によって揺動可能に枢支されており、スプリン
グ18によって一方向へ回動するように付勢されている。
じり糸aを製織部における耳組部に向って直接供給する
ための導出部であり、16はもじり糸aのテンサーアーム
である。このテンサーアーム16はボビンホルダ11に枢支
した軸17によって揺動可能に枢支されており、スプリン
グ18によって一方向へ回動するように付勢されている。
止爪19は軸17より突設されラチェットホィール12と噛
合する。前記バインディングアーム15とテンサーアーム
16との間に位置するよう軸17よりクラウドヤーンガイド
20が突設されている。
合する。前記バインディングアーム15とテンサーアーム
16との間に位置するよう軸17よりクラウドヤーンガイド
20が突設されている。
この従来装置は織機の運転に伴って取付枠4が駆動歯
車5によって回転されることにより、2個のボビン13が
太陽歯車6の周囲を自転しながら公転することにより、
各ボビン13から引き出されたもじり糸aが上下動して耳
部の製織を行う。
車5によって回転されることにより、2個のボビン13が
太陽歯車6の周囲を自転しながら公転することにより、
各ボビン13から引き出されたもじり糸aが上下動して耳
部の製織を行う。
この場合、もじり糸aの張力は次のようにして調整さ
れる。ボビン13から引き出されたもじり糸aは、軸17、
クラウドヤーンガイド20、テンサーアーム16の導糸部16
aを介してバインディングアーム15に導かれ、ここから
織布の耳部へ張り渡される。
れる。ボビン13から引き出されたもじり糸aは、軸17、
クラウドヤーンガイド20、テンサーアーム16の導糸部16
aを介してバインディングアーム15に導かれ、ここから
織布の耳部へ張り渡される。
もじり糸aの張力が通常の状態にある場合はクラウド
ヤーンガイド20が第5図の位置にあり、このクラウドヤ
ーンガイド20と一体の止爪19はラチェットホィール12と
噛合している。従って、この状態ではボビン13は回転し
ない。しかしながらもじり糸aの張力が増大してある限
度を越えると、テンサーアーム16がスプリング18に抗し
て回動すると共に、クラウドヤーンガイド20も回動さ
れ、止爪19をラチェットホィール12から離す。このため
ボビン13が釈放されて回転しもじり糸aを送り出し、張
力を緩和する。もじり糸aの張力が緩和すれば、クラウ
ドヤーンガイド20およびテンサーアーム16は第5図の状
態に戻り、止爪19が再びラチェットホィール12と噛合す
る。
ヤーンガイド20が第5図の位置にあり、このクラウドヤ
ーンガイド20と一体の止爪19はラチェットホィール12と
噛合している。従って、この状態ではボビン13は回転し
ない。しかしながらもじり糸aの張力が増大してある限
度を越えると、テンサーアーム16がスプリング18に抗し
て回動すると共に、クラウドヤーンガイド20も回動さ
れ、止爪19をラチェットホィール12から離す。このため
ボビン13が釈放されて回転しもじり糸aを送り出し、張
力を緩和する。もじり糸aの張力が緩和すれば、クラウ
ドヤーンガイド20およびテンサーアーム16は第5図の状
態に戻り、止爪19が再びラチェットホィール12と噛合す
る。
しかしながら、このような従来の耳組装置にあって
は、止爪19がラチェットホィール12と噛合するための復
元力はもじり糸aの張力によってのみ得られるため、止
爪19がラチェットホィール12の歯から外れた瞬間にもじ
り糸張力が低下し過ぎる場合がある。特に、耳吊りを防
止するためもじり糸張力を小さく設定している場合は、
止爪19の復元力が弱いから、止爪19とラチェットホィー
ル12との再噛合が遅れてボビン13がオーバーランし、そ
のためもじり糸が多く供給されてもじり糸張力が低下す
るという問題があった。
は、止爪19がラチェットホィール12と噛合するための復
元力はもじり糸aの張力によってのみ得られるため、止
爪19がラチェットホィール12の歯から外れた瞬間にもじ
り糸張力が低下し過ぎる場合がある。特に、耳吊りを防
止するためもじり糸張力を小さく設定している場合は、
止爪19の復元力が弱いから、止爪19とラチェットホィー
ル12との再噛合が遅れてボビン13がオーバーランし、そ
のためもじり糸が多く供給されてもじり糸張力が低下す
るという問題があった。
このような従来の問題点に着目して特公昭60−24211
号公報には、止爪19の復元力をもじり糸張力の変動に関
係なく得るのに必要な力をもじり糸張力に影響を与える
テンサーアーム16のスプリング18とは別に付与すること
により、上記問題点を解決することが提案されている。
号公報には、止爪19の復元力をもじり糸張力の変動に関
係なく得るのに必要な力をもじり糸張力に影響を与える
テンサーアーム16のスプリング18とは別に付与すること
により、上記問題点を解決することが提案されている。
すなわち、止爪と一体的に回動する枢軸の一方の外側
突出端部にアームの基部を嵌着し、このアームの遊端部
と、ボビンホルダに突設した掛止片との間に付勢体であ
る引張りスプリングを張設し、止爪がラチェットホィー
ルと噛合する方向の復元力を与えてもじり糸ボビンの過
回転を防止するようにしている。
突出端部にアームの基部を嵌着し、このアームの遊端部
と、ボビンホルダに突設した掛止片との間に付勢体であ
る引張りスプリングを張設し、止爪がラチェットホィー
ルと噛合する方向の復元力を与えてもじり糸ボビンの過
回転を防止するようにしている。
もじり糸は、バインディングアーム15上部から下部へ
抜け、テンサーアーム16を外側から内側にまわり込み、
クラウドヤーンガイド20下部から上部へ抜け、もじりボ
ビン13に至っている。
抜け、テンサーアーム16を外側から内側にまわり込み、
クラウドヤーンガイド20下部から上部へ抜け、もじりボ
ビン13に至っている。
バインディングアーム15はホルダ21に小ネジで固定さ
れ、テンサーアーム16は支点を中心に回転可能だが、ス
プリング18により引張られ、もじり糸に張力を与えてい
る。通常運転中テンサーアーム16はもじりフィーラとバ
インディングアーム15の中間にあるが、もじり糸が切れ
た場合、フィーラに接触し機台停止する。
れ、テンサーアーム16は支点を中心に回転可能だが、ス
プリング18により引張られ、もじり糸に張力を与えてい
る。通常運転中テンサーアーム16はもじりフィーラとバ
インディングアーム15の中間にあるが、もじり糸が切れ
た場合、フィーラに接触し機台停止する。
クラウドヤーンガイド20は、テンサーアーム16と同じ
支点を中心に回転可能だが別のスプリングにより引張ら
れ、ラチェットの止爪19が常時ラチェットホィール12に
当るようになっていると共に、もじり糸にも張力を与え
ている。
支点を中心に回転可能だが別のスプリングにより引張ら
れ、ラチェットの止爪19が常時ラチェットホィール12に
当るようになっていると共に、もじり糸にも張力を与え
ている。
しかし、この構造では、もじり糸は、クラウドヤーン
ガイド20により常に負荷を受けており、更にラチェット
の衝撃が直接もじり糸に伝わってしまう。そのため、も
じり糸張力が変動し、特に緩み易くなる。その結果、テ
ンサーアーム16がスプリング4に引張られフィーラに接
触し、もじり糸が切れていないにもかかわらずフィーラ
が作動し機台が停止する場合が多かった。
ガイド20により常に負荷を受けており、更にラチェット
の衝撃が直接もじり糸に伝わってしまう。そのため、も
じり糸張力が変動し、特に緩み易くなる。その結果、テ
ンサーアーム16がスプリング4に引張られフィーラに接
触し、もじり糸が切れていないにもかかわらずフィーラ
が作動し機台が停止する場合が多かった。
本発明においては、織機の側方で一対のもじり糸ボビ
ンを自転させつつ公転させると共に、各もじり糸ボビン
にそのもじり糸ボビンから解舒されるもじり糸の張力に
対抗するスプリングを有するテンサーアームと、もじり
糸ボビンに一体に設けたラチェットホィールと噛合する
止爪を設けたクラウドヤーンガイドとを備え、テンサー
アームがもじり糸張力が限度を超えたことを感知して前
記スプリングに抗して前方に引寄せられた場合に限り前
記クラウドヤーンガイドに衝接して止爪をラチェットホ
ィールから撤退させるもじり糸ボビンを釈放するように
した無杼織機における耳形成装置において、前記テンサ
ーアームの側方に設けたバインディングアームに該テン
サーアームへ至るもじり糸および該テンサーアームから
引き出されたもじり糸を案内する糸ガイドを形成したこ
とを特徴とする織機のもじり糸張力調整装置により上述
した課題を達成する。
ンを自転させつつ公転させると共に、各もじり糸ボビン
にそのもじり糸ボビンから解舒されるもじり糸の張力に
対抗するスプリングを有するテンサーアームと、もじり
糸ボビンに一体に設けたラチェットホィールと噛合する
止爪を設けたクラウドヤーンガイドとを備え、テンサー
アームがもじり糸張力が限度を超えたことを感知して前
記スプリングに抗して前方に引寄せられた場合に限り前
記クラウドヤーンガイドに衝接して止爪をラチェットホ
ィールから撤退させるもじり糸ボビンを釈放するように
した無杼織機における耳形成装置において、前記テンサ
ーアームの側方に設けたバインディングアームに該テン
サーアームへ至るもじり糸および該テンサーアームから
引き出されたもじり糸を案内する糸ガイドを形成したこ
とを特徴とする織機のもじり糸張力調整装置により上述
した課題を達成する。
本発明のもじり糸は、2本もじり式バインダー耳装置
のボビンホルダ内のボビンよりボビンホルダのヤーンガ
イドを経て織物に供給される。このもじり糸張力を一定
に、しかもなるべく高い状態にして、糸切れをおこさせ
ず、織物を作り上げるためには、ボビンホルダ部の糸張
力を管理している部位の形、位置等を適切な状態にして
おく必要がある。
のボビンホルダ内のボビンよりボビンホルダのヤーンガ
イドを経て織物に供給される。このもじり糸張力を一定
に、しかもなるべく高い状態にして、糸切れをおこさせ
ず、織物を作り上げるためには、ボビンホルダ部の糸張
力を管理している部位の形、位置等を適切な状態にして
おく必要がある。
従来もじり糸張力は、バインディングアーム、テンサ
ーアーム、クラウドヤーンガイドを使い、糸を屈曲させ
ることにより制御されている。そしてこれらの形状およ
び使い方が悪いため上記問題が発生したことがわかっ
た。
ーアーム、クラウドヤーンガイドを使い、糸を屈曲させ
ることにより制御されている。そしてこれらの形状およ
び使い方が悪いため上記問題が発生したことがわかっ
た。
本発明では、バインディングアームにもじり糸を通す
ための穴を2つあけ、クラウドヤーンガイドで糸を屈曲
させることをやめ、バインディングアーム→テンサーア
ーム→バインディングアーム→もじりボビンの順に糸を
通すことにより、もじり糸張力の変動を減らし、もじり
糸のゆるみを防止するようにした。
ための穴を2つあけ、クラウドヤーンガイドで糸を屈曲
させることをやめ、バインディングアーム→テンサーア
ーム→バインディングアーム→もじりボビンの順に糸を
通すことにより、もじり糸張力の変動を減らし、もじり
糸のゆるみを防止するようにした。
以下、本発明の実施例を図示した図面を参照して本発
明を詳細に説明する。
明を詳細に説明する。
本発明においては、クラウドヤーンガイドのヤーンガ
イド部を削除してクラウドヤーンガイドが糸に接触しな
いようにし、代りにバインディングアーム15にもじり糸
を通す穴を追加し合計2ケの穴15a、15bを形成した。
イド部を削除してクラウドヤーンガイドが糸に接触しな
いようにし、代りにバインディングアーム15にもじり糸
を通す穴を追加し合計2ケの穴15a、15bを形成した。
従って、もじり糸はバインディングアーム15上部前側
穴15aから下部へ抜け、テンサーアーム16を外側から内
側に回り込み、再びバインディングアーム15下部後側穴
15bから上部へ抜け、もじりボビン13に至っている(第
1図)。
穴15aから下部へ抜け、テンサーアーム16を外側から内
側に回り込み、再びバインディングアーム15下部後側穴
15bから上部へ抜け、もじりボビン13に至っている(第
1図)。
バインディングアーム15はホルダ21に小ネジで固定さ
れ、テンサーアーム16は支点26を中心に回転可能だが第
2図に示す面内でスプリング25により引張られ、もじり
糸に張力を与えている。
れ、テンサーアーム16は支点26を中心に回転可能だが第
2図に示す面内でスプリング25により引張られ、もじり
糸に張力を与えている。
接触式のフィーラ29がテンサーアーム16の近傍に設け
られている。なお、フィーラ29は近接スイッチ等の非接
触式スイッチとしてもよい。
られている。なお、フィーラ29は近接スイッチ等の非接
触式スイッチとしてもよい。
通常運転中、テンサーアーム16は、もじりフィーラ29
とバインディングアーム15の中間にあるが、もじり糸が
切れた場合、フィーラ29に接触し、機台停止する(第2
図)。
とバインディングアーム15の中間にあるが、もじり糸が
切れた場合、フィーラ29に接触し、機台停止する(第2
図)。
クラウドヤーンガイド20は、テンサーアーム16と同じ
支点26を中心に回転可能だが第3図に示す面内でスプリ
ング18により引張られ、ラチェットの止爪19が常時ボビ
ン13に当るようになっている(第3図)。
支点26を中心に回転可能だが第3図に示す面内でスプリ
ング18により引張られ、ラチェットの止爪19が常時ボビ
ン13に当るようになっている(第3図)。
次の上述のように構成した装置の作用を説明する。止
爪19がボビン13と一体のラチェットホィール12と噛合し
ている場合には、ボビン13は解舒方向へは回転しない。
この状態で製織が進みもじり糸aが更に引き出される
と、もじり糸aの張力は次第に増大する。このもじり糸
aの張力の増加によってテンサーアーム16はスプリング
18に抗して回動し、張力が限度を超えると止爪19が回動
してラチェットホィール12から撤退する。このためボビ
ン13が釈放されて解舒回動することによりもじり糸aを
繰り出し、もじり糸張力を緩和する。もじり糸張力が減
少すれば、スプリング18の作用によりテンサーアーム16
が戻ると共に、止爪19が再びラチェットホィール12と噛
合してボビン13の回転を止める。
爪19がボビン13と一体のラチェットホィール12と噛合し
ている場合には、ボビン13は解舒方向へは回転しない。
この状態で製織が進みもじり糸aが更に引き出される
と、もじり糸aの張力は次第に増大する。このもじり糸
aの張力の増加によってテンサーアーム16はスプリング
18に抗して回動し、張力が限度を超えると止爪19が回動
してラチェットホィール12から撤退する。このためボビ
ン13が釈放されて解舒回動することによりもじり糸aを
繰り出し、もじり糸張力を緩和する。もじり糸張力が減
少すれば、スプリング18の作用によりテンサーアーム16
が戻ると共に、止爪19が再びラチェットホィール12と噛
合してボビン13の回転を止める。
以上のように、本発明においては、構成部品を変更し
ている。更に、従来は、 バインディングアーム15→ テンサーアーム16→ クラウドヤーンガイド20→ ボビン13としていたもじり糸の通し方を、 本発明においては、 バインディングアーム15→ テンサーアーム16→ バインディングアーム15→ ボビン13としている。
ている。更に、従来は、 バインディングアーム15→ テンサーアーム16→ クラウドヤーンガイド20→ ボビン13としていたもじり糸の通し方を、 本発明においては、 バインディングアーム15→ テンサーアーム16→ バインディングアーム15→ ボビン13としている。
これにより、クラウドヤーンガイドからの負荷やラチ
ェットの衝撃が直接もじり糸に伝わらないようにすると
共に、バインディングアーム15を2つの穴にすることに
より、もじり糸の接触角を大きくし、糸への抵抗を大き
くして、もじり糸のゆるみ発生を防止するようにしてい
る。
ェットの衝撃が直接もじり糸に伝わらないようにすると
共に、バインディングアーム15を2つの穴にすることに
より、もじり糸の接触角を大きくし、糸への抵抗を大き
くして、もじり糸のゆるみ発生を防止するようにしてい
る。
上述した実施例においては、バインディングアーム15
に2つの穴15a、15bを形成してテンサーアーム16に行く
もじり糸と戻るもじり糸とをそれぞれ通すようにしてい
たが、第6図に示すように、バインディングアーム15に
1つの長穴15cを穿って、その両端部でもじり糸を案内
するようにしてもよい。
に2つの穴15a、15bを形成してテンサーアーム16に行く
もじり糸と戻るもじり糸とをそれぞれ通すようにしてい
たが、第6図に示すように、バインディングアーム15に
1つの長穴15cを穿って、その両端部でもじり糸を案内
するようにしてもよい。
また、穴15a、15b、15cとバインディングアーム15の
端面とを糸通し用スリット15dで連通させておくことに
より、糸通しが容易となる。特に、第6図のように長穴
15cと糸通しスリット15dとを組合せることにより糸通し
作業が非常に効率良く行え好ましい。
端面とを糸通し用スリット15dで連通させておくことに
より、糸通しが容易となる。特に、第6図のように長穴
15cと糸通しスリット15dとを組合せることにより糸通し
作業が非常に効率良く行え好ましい。
第1図〜第3図に示す装置を用意し、テストした結
果、もじり糸の緩みが少なくなり、緩みによる機台停止
回数が減少した。更に、織物耳部のしまりが良くなるこ
と、もじり糸切れが少なくなることもテストより判明し
た。
果、もじり糸の緩みが少なくなり、緩みによる機台停止
回数が減少した。更に、織物耳部のしまりが良くなるこ
と、もじり糸切れが少なくなることもテストより判明し
た。
第1図は本発明の1実施例の斜視図、第2図および第3
図はそれぞれ第1図に示す実施例の断面図、第4図は耳
形成装置の正面図、第5図は従来の耳形成装置の側面
図、第6図は本発明の他の実施例の部分平面図である。 11……ボビンホルダ、13……もじりボビン、15……バイ
ンディングアーム、16……テンサーアーム、20……クラ
ウディングヤーンガイド。
図はそれぞれ第1図に示す実施例の断面図、第4図は耳
形成装置の正面図、第5図は従来の耳形成装置の側面
図、第6図は本発明の他の実施例の部分平面図である。 11……ボビンホルダ、13……もじりボビン、15……バイ
ンディングアーム、16……テンサーアーム、20……クラ
ウディングヤーンガイド。
Claims (1)
- 【請求項1】織機の側方で一対のもじり糸ボビンを自転
させつつ公転させると共に、各もじり糸ボビンにそのも
じり糸ボビンから解舒されるもじり糸の張力に対抗する
スプリングを有するテンサーアームと、もじり糸ボビン
に一体に設けたラチェットホィールと噛合する止爪を設
けたクラウドヤーンガイドとを備え、テンサーアームが
もじり糸張力が限度を超えたことを感知して前記スプリ
ングに抗して前方に引寄せられた場合に限り前記クラウ
ドヤーンガイドに衝接して止爪をラチェットホィールか
ら撤退させもじり糸ボビンを釈放するようにした無杼織
機における耳形成装置において、前記テンサーアームの
側方に設けたバインディングアームに該テンサーアーム
へ至るもじり糸および該テンサーアームから引き出され
たもじり糸を案内する糸ガイドを形成したことを特徴と
する織機のもじり糸張力調整装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13388788A JP2591067B2 (ja) | 1988-05-31 | 1988-05-31 | 無杼織機における耳形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13388788A JP2591067B2 (ja) | 1988-05-31 | 1988-05-31 | 無杼織機における耳形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01306639A JPH01306639A (ja) | 1989-12-11 |
JP2591067B2 true JP2591067B2 (ja) | 1997-03-19 |
Family
ID=15115417
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13388788A Expired - Lifetime JP2591067B2 (ja) | 1988-05-31 | 1988-05-31 | 無杼織機における耳形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2591067B2 (ja) |
-
1988
- 1988-05-31 JP JP13388788A patent/JP2591067B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01306639A (ja) | 1989-12-11 |
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