JPS6364537B2 - - Google Patents

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JPS6364537B2
JPS6364537B2 JP16943181A JP16943181A JPS6364537B2 JP S6364537 B2 JPS6364537 B2 JP S6364537B2 JP 16943181 A JP16943181 A JP 16943181A JP 16943181 A JP16943181 A JP 16943181A JP S6364537 B2 JPS6364537 B2 JP S6364537B2
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weft
drum
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loom
yarn
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JP16943181A
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はドラム式緯糸貯留装置を備える流体噴
射式織機における緯糸張力緩和装置に関する。
従来、ドラム式緯糸貯留装置を備える流体噴射
式織機においては、第1図を参照し、給糸体から
の緯糸91をドラム92に巻付けつつ貯留し、緯
入れ時期に緯入れノズル93によりドラム92上
の緯糸91をドラム92とノズル93との間でバ
ルーニングを生じさせながら解舒して経糸94の
開口内に緯入れする。尚、95は筬、96は織
前、97は織布である。
しかしながら、従来にあつては、緯糸91の解
舒抵抗がほぼ等しくなるように緯入れノズル93
とドラム92の中心軸線を同軸上に配設していた
ため、筬打工程時に筬95により緯糸91が一点
鎖線示の如く大きく屈曲し、緯入れ時より筬打工
程時の緯糸経路長が長くなるので、緯糸91の張
力が大きく上昇し、筬打工程時に緯糸91が切断
された反動ではね返つてノズル93抜けを生じた
りすることがあつた。
また、緯入れノズル93がドラム92の中心軸
線上にあると、緯糸91がドラム92の端縁で大
きく屈曲し、特にアセテート製織時にドラム92
が摩耗して糸道が付き、これに緯糸91が引掛か
るという問題点もあつた。
本発明はこのような従来の問題点に着目してな
されたもので、ドラムを緯入れノズルより織機の
前後方向反織前側に位置するように設ける一方、
ドラムとノズルとの間に緯糸ガイドを配して、緯
入れ時にはドラムからの緯糸解舒に支障をきたす
ことのないように緯糸がドラムの中心軸線上を通
過し、筬打工程時にはドラムとノズルとの間に直
線状にゆきわたるようにして緯糸の張力の上昇を
緩和し且つドラムのノズル側端縁での緯糸の屈曲
を少なくすることを目的としている。
以下に本発明の一実施例を第2図及び第3図に
基づいて説明する。
先ず構成を説明すると、織機のフレーム1に固
定されたブラケツト2の軸受部3にボールベアリ
ング4を介して回転軸5が回動自在に支持されて
おり、こ回転軸5はプーリ6に図示しない駆動源
から動力を受けて織機1回転につき、例えば4回
転される。回転軸5の前端部には、ボールベアリ
ング7を介してドラム支持体8が相対回転自在に
支持されており、この支持体8にドラム9をビス
10で固定してある。ドラム9内にはその一部に
磁石(図示せず)が取付けられており、この磁石
にドラム9外において固定した別の磁石(図示せ
ず)を相対させてドラム9を静止状態に保持して
ある。
回転軸5の軸芯には後端部側から導糸孔11が
形成され、この導糸孔11は導糸孔11中に設け
たガイドブツシユ12を介して回転軸5の中間部
の周面に開口する引出孔13と連通している。そ
して回転軸5の引出孔13よりやや前方の周面に
サポート14が立設され、このサポート14の先
端部に、ドラム9に緯糸を巻き付けるための巻付
けガイド15が取付けられている。
ここにおいて、給糸体16から引出された緯糸
17は、回転軸5の導糸孔11中の糸ガイド12
から引出孔13を経て巻付けガイド15に引通さ
れた後、ドラム9上において、後述する第1及び
第2の係止体18a,18bの少なくとも一方に
係止されてから、ドラム9の前方へ導出されてい
る。
第1及び第2の係止体18a,18bはフレー
ム1に固定されたガイド20に摺動自在に挿通さ
れたスライダ21a,21bの一端部にビス22
a,22b止めされ、それらの先端部(係止部)
はドラム9の周面にほぼ並べて穿設された第1及
び第2の穴23a,23bに相対している。
スライダ21a,21bの他端部には略コ字状
のストツパ24a,24bがピン25a,25b
により取付けられており、これらのストツパ24
a,24bの各内側に固定軸32に回動自在に枢
着されたカムレバー26a,26bの先端部に取
付けられたローラ27a,27bが嵌合されてい
る。カムレバー26a,26bはそれぞれスブリ
ング28a,28bにより第3図で時計方向に付
勢され、それらの中間部に取付けられたカムフオ
ロワ29a,29bが織機の回転と同期して回転
する回転軸30に固定されたカム31a,31b
と当接している。
カム31a,31bはそれぞれ所定のタイミン
グでカムレバー26a,26bを揺動させ、スラ
イダ21a,21bを介し第1及び第2の係止体
18a,18bをドラム9の第1及び第2の穴2
3a,23bに突入又は退出させる。
ドラム9の前方へ導出された緯糸17はフレー
ム1上に固定された緯入れノズル19へ引通され
るが、本発明に係る構成としてドラム9を緯入れ
ノズル19より織機の前後方向反織前側(第2図
で上側)へずらして設け、ドラム9とノズル19
との間に緯糸ガイド33を配してある。
緯糸ガイド33は、フレーム1にボルト34で
固定された板状のガイド本体35に、ドラム9の
中心軸線との交点付近から織機の前後方向織前側
に長く形成されたスリツト状のガイド孔36を有
してなる。そしてまた、ガイド本体35には先端
に丸みを付した突片37がガイド孔36を横断す
る方向(上下方向)に取付位置を調整自在として
ビス38により取付けられ、この突片37の先端
をガイド孔36の一方の端部(ドラム9の中心軸
線との交点の側)付近においてガイド孔36の巾
を狭窄するように突出させ狭窄部36cを形成し
てある。この狭窄部36cにより、ガイド孔36
を、ドラム9の中心軸線との交点付近の緯入れ時
の緯糸通過部36aと、これに小間隙を介して連
なる筬打工程時の緯糸案内部36bとに仕切つて
ある。
次に作用を説明する。
織機の作動中、回転軸5回転に伴なつて巻付け
ガイド15が静止状態に保持されたドラム9の周
囲を回転し、緯糸17はドラム9に巻付けられ
る。
緯入れ直前を基点とすれば、このときには第1
及び第2の係止体18a,18bがドラム9の穴
23a,23bに突入している。そして、この状
態で緯糸17は、第2の係止体18bに係止され
てから、ドラム9に4回巻かれて後、第1の係止
体18aに係止されている。この状態において、
緯糸17は第1の係止体18aから緯糸ガイド3
3のガイド孔36の緯糸案内部36bを通つて緯
入れノズル19に引通されている。
この状態から、第2の係止体18bがドラム9
の穴23bから退出すると、この直前から開始さ
れるノズル19の空気噴射によつて緯糸17が緯
入れされる。
この緯入れによりドラム9に巻かれていた緯糸
17はドラム9からバルーニングを生じつつ解舒
されるが、その初期に緯糸17が緯糸ガイド33
のガイド孔36内を緯糸案内部36bから突片3
7の先端を乗り越えて緯糸通過部36aへ移動
し、以降は緯糸案内部36bへ戻ろうとしても緯
糸17の解舒速度が速くなるため、緯糸通過部3
6aから飛出すことはない。したがつて、緯糸1
7はドラム9の中心軸線上の緯糸通過部36aを
通つて引出されつつドラム9から解舒されること
になり、解舒抵抗はほぼ等しくなる。
この緯入れは緯糸17が第1の係止体18aに
係止されることにより終了する。また、この緯入
れ中にも巻付けガイド15は回転するので、第1
の係止体18aにより緯糸17は巻かれ続ける
が、緯入れ終了時の巻数は1〜1.5程度となる。
そして筬打過程において筬の前進により緯糸1
7の張力は上昇する。しかし、このときに緯糸1
7はガイド孔36の緯糸通過部36aを脱出して
緯糸案内部36bに移るため、ドラム9と緯入れ
ノズル19との間に緯糸17が直線状にわたるよ
うになり、張力の上昇が緩和される。また、この
ときにドラム9のノズル19側端縁での緯糸17
の屈曲も少なくなり、ドラム9の摩耗も少なくな
る。尚、ドラム9の位置の決定に際しては、緯入
れ時の緯糸経路長と筬打工程時の緯糸経路長がほ
ぼ同じかそれとも筬打工程時の緯糸経路長の方が
少し長いような位置にするのが好ましい。
そして筬打工程時には、第1の係止体18aに
より緯糸17は2回程巻かれるが、このとき先ず
第2の係止体18aが再びドラム9の穴23bに
突入し、次いで第1の係止体18aがドラム9の
穴23aから退出する。これにより、今まで第1
の係止体18aに係止されていた緯糸17が第2
の係止体18bに係止されるようになる。そして
緯糸17が4回近く巻きつけられると、第1の係
止体18aがドラム9の穴23aに突入して、次
の緯入れに備える。そしてこの直後に再び緯入れ
が行なわれる。
尚、本実施例では緯糸ガイド33に形成したス
リツト状のガイド孔36を突片37で区切ること
により、緯糸通過部36a、緯糸案内部36bお
よび狭窄部36cを形成しているが、突片37を
省略して緯糸ガイド33に直接各部を形成しても
よい。この際緯糸案内部36bを狭窄部36cと
同じ間隙のスリツト状にすれば、製作も簡単であ
り、かつ、緯入れノズル噴射直後の緯糸の乱れが
少なくなる。
以上説明してきたように本発明によれば、緯入
れ時には緯糸解舒のさまたげとならないように解
舒されつつ引出される緯糸がドラムの中心軸線上
を通過するようになり、また、筬打時にはドラム
とノズルとの間で緯糸が直線状にわたることによ
り、筬打時の異常な張力の上昇を緩和して、ノズ
ル抜けや緯糸切断による織機の停止を防止できる
のはもちろんのこと、筬打時においてドラムのノ
ズル側端縁での屈曲が少なくなり、ドラムの摩耗
を少なくできるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示す織機の要部平面図、第2
図は本発明の一実施例を示す織機の要部平面断面
図、第3図は同上の側面断面図である。 9…ドラム、15…巻付けガイド、17…緯
糸、19…緯入れノズル、33…緯糸ガイド、3
6…ガイド孔、37…突片、36a…緯糸通過
部、36b…緯糸案内部、36c…狭窄部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 給糸体16からの緯糸17をドラム9に巻付
    けつつ貯留するドラム式緯糸貯留装置を備えた流
    体噴射式織機において、ドラム9を緯入れノズル
    19より織機の前後方向反織前側に位置するよう
    に設ける一方、ドラム9と緯入れノズル19との
    間に、ドラム9の中心軸線が通る付近に形成した
    緯糸通過部36aと、この緯糸通過部36aから
    狭窄部36cを介して織機の前後方向織前側に形
    成したスリツト状の緯糸案内部36bとを有する
    緯糸ガイド33を設けてなるドラム式緯糸貯留装
    置を備える流体噴射式織機における緯糸張力緩和
    装置。
JP16943181A 1981-10-24 1981-10-24 ドラム式緯糸貯留装置を備える流体噴射式織機における緯糸張力緩和装置 Granted JPS5870747A (ja)

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JP16943181A JPS5870747A (ja) 1981-10-24 1981-10-24 ドラム式緯糸貯留装置を備える流体噴射式織機における緯糸張力緩和装置

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Publication Number Publication Date
JPS5870747A JPS5870747A (ja) 1983-04-27
JPS6364537B2 true JPS6364537B2 (ja) 1988-12-12

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ID=15886463

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JP16943181A Granted JPS5870747A (ja) 1981-10-24 1981-10-24 ドラム式緯糸貯留装置を備える流体噴射式織機における緯糸張力緩和装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02147340U (ja) * 1989-05-16 1990-12-14
JPH0620135U (ja) * 1992-02-26 1994-03-15 重夫 青山 走行に応じて自動的に点消灯する自動車の前照灯

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58220853A (ja) * 1982-06-09 1983-12-22 株式会社豊田自動織機製作所 無杼織機における緯糸制御装置
JPS599243A (ja) * 1982-07-02 1984-01-18 津田駒工業株式会社 流体噴射式織機における緯糸測長貯留装置

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