JP3337449B2 - 希土類合金粉末供給装置および希土類合金粉末供給方法 - Google Patents

希土類合金粉末供給装置および希土類合金粉末供給方法

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JP3337449B2
JP3337449B2 JP36488999A JP36488999A JP3337449B2 JP 3337449 B2 JP3337449 B2 JP 3337449B2 JP 36488999 A JP36488999 A JP 36488999A JP 36488999 A JP36488999 A JP 36488999A JP 3337449 B2 JP3337449 B2 JP 3337449B2
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powder
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    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
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    • B30B15/302Feeding material in particulate or plastic state to moulding presses
    • B30B15/304Feeding material in particulate or plastic state to moulding presses by using feed frames or shoes with relative movement with regard to the mould or moulds

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば希土類磁石
の製造時における希土類合金粉末のプレス成型時等にお
いて、希土類合金粉末を金型のキャビティ内に供給する
方法とその方法に用いるのに好適な供給装置に関するも
のである。更に詳しくは、前記希土類合金粉末のよう
に、流動性が悪く充填しにくく、しかも発火しやすく取
り扱いの難しい合金粉末であっても、ダマやブリッジや
発火などを生じさせずに、キャビティ内に均一に充填供
給できる粉末供給方法とその方法に用いる供給装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、流動性の悪い粉末を給粉箱から金
型のキャビティ内に均等に供給するには、金型に形成さ
れるキャビティ上に、底部に開口を有する給粉箱を移動
させて該開口からキャビティ内に希土類合金粉末を供給
するようにした供給装置が用いられている。これらの粉
末供給装置では、特公昭59ー40560号公報に示さ
れるように給粉箱内で回転する回転羽根を用いたり、特
開平10ー58198号公報に示されるように給粉箱内
の底部において回転する球状部材を用いたり、或いは、
実開昭63−110521号公報に示されるように給粉
箱内をスパイラル状に回転する回転羽根を用いるものが
知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来法では、給粉箱の高さが高くなり、パンチストローク
が長くなる。従って、1回のプレスにかかる時間が長く
なり、生産性が低下する。また、希土類合金粉末のよう
な流動性の悪い粉末では、均一な押込力がなければ、キ
ャビティに均一に充填できない。特に、焼結したとき優
れた磁気特性を得ることができるストリップキャスト法
による希土類合金粉末は、細長い形状のものが含まれて
おり、粒度分布が狭くてシャープなため、流動性が極め
て悪く、均一な充填が難しいものである。更に、希土類
合金粉末に、配向性を向上させるため脂肪酸エステル等
の潤滑剤を添加する場合、合金粉末が粘性を帯び、均一
な充填がより難しいものとなる。また、上記構成の装置
では、ダイの表面と給粉箱の底部とが金属で構成されて
いるため、希土類合金粉末がこれらの間に挟まり、希土
類合金粉末が大気に触れて発火したりする可能性もあ
る。そこで本発明は、金型に形成されるキャビティ上
に、底部に開口を有する給粉箱を移動させて該給粉箱か
らキャビティ内に粉末を供給するようにした粉末供給に
おいて、希土類合金粉末のような取り扱い性の難しい合
金粉末であっても、発火の恐れなどなく、従来の攪拌手
段に比してより均等な圧力で給粉箱からキャビティ内に
合金粉末を供給できる粉末供給方法と粉末供給装置を提
供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の粉末供給装置は
前記目的を達成するべく、請求項1に記載の通り、金型
に形成されるキャビティ上に、底部に開口を有する給粉
箱を移動させて該開口からキャビティ内に希土類合金粉
末を供給するようにした供給装置であって、前記給粉箱
の底部において該給粉箱に対して水平方向に相対移動自
在の棒状部材を該給粉箱内に備え、この棒状部材で希土
類合金粉末をキャビティ内に押圧充填するようにした
とを特徴とする。また、請求項2記載の希土類合金粉末
供給装置は、請求項1記載の希土類合金粉末供給装置に
おいて、前記棒状部材を水平方向に間隔を存して複数本
設けるようにしたことを特徴とする。また、請求項3記
載の希土類合金粉末供給装置は、請求項1または2記載
の希土類合金粉末供給装置において、前記複数本の棒状
部材の間隔をこれら棒状部材の配列方向に複数列に配列
されるキャビティの配列間隔と略同じにしたことを特徴
とする。また、請求項4記載の希土類合金粉末供給装置
は、請求項1乃至3の何れかに記載の希土類合金粉末供
給装置において、前記棒状部材の断面が円弧形状断面で
あることを特徴とする。また、請求項5記載の希土類合
金粉末供給装置は、請求項4記載の希土類合金粉末供給
装置において、前記棒状部材の直径が0.3〜7mmで
あることを特徴とする。また、請求項6記載の希土類合
金粉末供給装置は、請求項1乃至5の何れかに記載の希
土類合金粉末供給装置において、前記棒状部材の下端と
前記キャビティの開口周縁部のダイ表面との距離を0.
2〜5mmの位置となるようにしたことを特徴とする。
また、請求項7記載の希土類合金粉末供給装置は、請求
項1乃至6の何れかに記載の希土類合金粉末供給装置に
おいて、前記棒状部材の上方に、該給粉箱内を水平方向
に平行移動する棒状部材を設けたことを特徴とする。ま
た、請求項8記載の希土類合金粉末供給装置は、請求項
1乃至7の何れかに記載の希土類合金粉末供給装置にお
いて、前記棒状部材の平行移動後の最終停止位置をキャ
ビティの開口面から外した位置に設定したことを特徴と
する。また、請求項9記載の希土類合金粉末供給装置
は、請求項1乃至8の何れかに記載の希土類合金粉末供
給装置において、前前記給粉箱からキャビティ内に供給
されて減量した分量の合金粉末を、該給粉箱内に補給す
る、粉末補給手段を備えたことを特徴とする。また、本
発明の希土類合金粉末供給方法は、請求項10記載の通
り、金型に形成されるキャビティ上に、底部に開口を有
する給粉箱を移動させて該開口からキャビティ内に希土
類合金粉末を供給するようにした粉末供給方法であっ
て、前記給粉箱の底部において該給粉箱に対して水平方
向に棒状部材を往復運動させながら、該給粉箱内の希土
類合金粉末をキャビティ内に押圧充填するようにしたこ
とを特徴とする。また、請求項11記載の希土類合金粉
末供給方法は、請求項10記載の希土類合金粉末供給方
法において、前記棒状部材をキャビティ開口の長手方向
に直交する方向に平行移動するようにしたことを特徴と
する。また、請求項12記載の希土類合金粉末供給方法
は、請求項10または11記載の希土類合金粉末供給方
法において、前記開口からキャビティ内に合金粉末を給
粉した後、前記給粉箱をキャビティ開口の長手方向に直
交する方向に退去させることを特徴とする。また、請求
項13記載の希土類合金粉末供給方法は、請求項10乃
至12の何れかに記載の希土類合金粉末供給方法におい
て、前記給粉箱をキャビティ上に移動する際に、前記棒
状部材を移動方向の前方側に位置させるようにしたこと
を特徴とする。また、請求項14記載の希土類合金粉末
供給方法は、請求項10乃至13の何れかに記載の希土
類合金粉末供給方法において、前記給粉箱がキャビティ
上に移動して停止した状態において、前記給粉箱の中心
が、前記単数個または複数個のキャビティの中心よりも
移動方向側に位置するようにしたことを特徴とする。
た、請求項15記載の希土類合金粉末供給方法は、請求
項10乃至14のいずれかに記載の希土類合金粉末供給
方法において、前記棒状部材の平行移動後の 最終停止位
置をキャビティの開口面から外した位置に設定したこと
を特徴とする。また、請求項16記載の希土類合金粉末
供給方法は、請求項10乃至15の何れかに記載の希土
類合金粉末供給方法において、前記給粉箱からキャビテ
ィ内に供給されて減量した分量の合金粉末を、該給粉箱
内に補給するようにしたことを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明においては、棒状部材を給
粉箱の底部において該給粉箱に対して水平方向に往復移
動させながら給粉箱内の合金粉末をキャビティ内に供給
するようにしたので、給粉箱内の合金粉末を底部近傍に
存在する合金粉末から順次均等な圧力でキャビティ内に
充填でき、ダマやブリッジの発生もなく均一な密度での
充填が可能となる。特に、前記希土類合金粉末が潤滑剤
が添加されたものであったり、ストリップキャスト法に
より製造されたものであったりして、流動性が悪いもの
であっても、前記棒状部材の水平移動により、キャビテ
ィ内への均一な密度での充填が可能となる。
【0006】前記棒状部材は1本でも構わないが、水平
方向に間隔を存して複数本設けるようにすれば、より効
率よく充填できる。また、前記棒状部材を複数本設ける
場合、棒状部材の間隔をこれら棒状部材の配列方向に沿
って複数列に配列されるキャビティの配列間隔と略同じ
にすれば、複数列に配列される各キャビティに対して各
棒状部材によって均一な充填が行える。また、前記棒状
部材の平行移動後の最終停止位置をキャビティの開口面
から外した位置に設定し損なったとしても、各キャビテ
ィに対して各棒状部材が同一位置に停止することにな
り、各キャビティ毎の充填量にバラツキが生じない。
【0007】前記棒状部材の断面は、三角形、四角形、
五角形のような多角形状等、任意である。少なくとも、
合金粉末を案内する下半分の断面を、円形、楕円等の円
弧形状にすれば、棒状部材が水平移動するに従って棒状
部材に接触する合金粉末が、棒状部材の円周面に沿って
下方に移動しながらキャビティ内に導かれることにな
り、極めて均等な圧力でのキャビティ内への充填が可能
となる。この場合、前記棒状部材の直径は0.3〜7m
mであることが好ましい。これは0.3mm未満である
と、押し込み力が不足し、また、7mmを越えると水平
移動時に合金粉末に加わる圧力が強くなり過ぎて合金粉
末にダマが生じてしまうからである。また、前記棒状部
材の下端から前記キャビティの開口周縁部のダイ表面ま
での距離が0.2〜5mmとなるようにするのが好まし
い。これは、0.2mm未満にするとキャビティの開口
縁部のダイ表面と棒状部材との間に合金粉末が押圧状態
で挟まってしまい合金粉末にダマが生じてしまい、キャ
ビティ内で密度バラツキが生じてしまう。また、5mm
を越えると合金粉末のキャビティ内への均等圧での押圧
作用が得られなくなるからである。
【0008】また、前記棒状部材の上方にも、給粉箱内
を水平方向に平行移動する棒状部材を設けることによ
り、給粉によって発生する合金粉末の給粉箱内での凸凹
をなくすことができ、重力による充填圧力を均一にでき
る。また、給粉箱内の合金粉末に発生したダマを潰すこ
ともできる。
【0009】また、前記棒状部材の平行移動後の最終停
止位置をキャビティの開口面から外した位置に設定する
ことにより、前記棒状部材の平行移動後の最終停止位置
がキャビティの開口面上の何れかの位置となることが避
けられる。キャビティの開口面上で停止すれば、棒状部
材の移動方向における前後で密度バラツキが発生する
が、この発明によれば、キャビティ内の希土類合金粉末
に密度の高い部分と低い部分が形成されることを防止で
きる。従って、密度バラツキによる成形体、或いは、焼
結体の割れを防止できる。
【0010】また、前記給粉箱からキャビティ内に供給
されて減量した分量の合金粉末を、該給粉箱内に補給す
る粉末補給手段を備えることにより、給粉箱内の合金粉
末を常に一定量に維持でき、重力による充填圧力を一定
にできる結果、給粉箱からキャビティ内への充填量を均
一にできる。
【0011】また、前記給粉箱内に不活性ガスを充填す
る不活性ガス供給装置を備えることにより、前記給粉箱
内を不活性ガスの充填状態に維持しつつ、前記合金粉末
をキャビティ内に供給できるため、給粉箱の移動や棒状
部材の運動にともなって摩擦熱が発生し、発火しやすい
状態となるが、発火の恐れがない。
【0012】また、前記給粉箱の底面にフッ素樹脂製板
材を取付けることにより、より発火の危険性を低減でき
る。即ち、給粉箱の底面は、給粉箱の往復運動に伴って
ベースプレートとダイに対して激しく擦りつけられ、給
粉箱は合金粉末をベースプレートとの間に挟んだ状態で
移動することになる。そのため、合金粉末の一部は給粉
箱底面を側面と同じ金属、例えばステンレス鋼(SUS
304)で構成すると、給粉箱底面とベースプレートと
の密着性が悪く、合金粉末の一部が給粉箱底面とベース
プレートとの間に噛み込まれてしまい、粉末収容部内部
を不活性ガス雰囲気にしたとしても、発火の危険性が高
い。また、金型とダイセットとの間に段差が発生してい
る場合には、給粉箱とダイセットとの間で火花が出て発
火の危険がある。そこで、フッ素樹脂のような密着性の
よい板材を取付けることにより、合金粉末の一部が給粉
箱底面とベースプレートとの間に噛み込まれることを防
ぐことができ、発火も生じない。
【0013】また、図14に示すように、前記棒状部材
21はダイ2qのダイホール2bと下パンチ2とで形成
されるキャビティ4の開口の長手方向に直交する方向に
平行移動するのが好ましい。これは、図15及び図16
に示すように、キャビティ4の開口の長手方向に沿って
棒状部材21を平行移動する場合は、合金粉末mが分散
流動性に欠けるため、図15に示すように、キャビティ
4の壁(ダイホール1aの内周壁)近くにある合金粉末
mが棒状部材21の移動に伴って移動方向に引っ張ら
れ、その結果、キャビティ4内に供給された合金粉末m
が開口の長手方向において充填量にバラツキが生じ易く
なるからである。このように開口の長手方向に充填量の
バラツキが生じると、焼結後の焼結体にも寸法のバラツ
キが生じることになる。尚、前記棒状部材21をキャビ
ティ4の開口の長手方向に直交する方向に平行移動した
場合は、棒状部材21の移動方向の前方側と後方側に位
置するキャビティ4の壁間の距離が短いために、キャビ
ティ4内の合金粉末mの移動が制限され、そのため、キ
ャビティ4内の合金粉末mの充填量のバラツキが生じに
くく、その程度のバラツキはプレスによって修正され、
焼結後の焼結体には寸法のバラツキは生じない。
【0014】また、上述したキャビティ4の開口の長手
方向における充填量のバラツキは、給粉箱の後退時にも
発生する。従って、給粉箱の退去時の移動方向もキャビ
ティ4の開口の長手方向に直交する方向とすることによ
り、充填された合金粉末のバラツキを抑え、焼結体の寸
法のバラツキを小さくすることができる。
【0015】また、前記給粉箱をキャビティ上に移動す
る際に、前記棒状部材を移動方向の先端側に位置させる
ようにすれば、移動方向前方側に合金粉末を保持でき
る。従って、給粉箱の移動によって進行方向の後方側に
合金粉末が移動して偏ることを防止でき、給粉箱の前方
側において合金粉末が不足することを防止できる。その
ため、重力による充填圧力を均一にできる。
【0016】また、給粉箱の移動に従って給粉箱の前方
側の合金粉末が不足気味になり、後方側の方が合金粉末
が多くなるので、前記給粉箱をキャビティ上に移動する
際に、前記給粉箱の中心を単数個または複数個のキャビ
ティの中心を越えた位置まで移動させるようにすれば、
合金粉末をキャビティ内へ均等な圧力で充填し易くな
る。尚、前記希土類合金粉末が潤滑剤が添加されたもの
であって、粘性を有し流動性が悪いものであっても、ま
た、前記希土類合金粉末がストリップキャスト法により
製造されたものであって、粒度分布が狭くてシャープな
ため、流動性が極めて悪いものであっても、本発明によ
れば、発火の恐れもなく、また、ダマやブリッジなどを
生じることなく、極めて均一な充填密度でもって、キャ
ビティ内に合金粉末を供給することができる。
【0017】
【実施例】次に、図面に基づき、本発明の実施例につき
説明する。本実施例で用いられる希土類合金粉末は次の
ようにして作成した。まず、米国特許第5,383,9
78号に示されるようなストリップキャスト法を用いて
鋳片を作成した。具体的には、公知の方法によって製造
された、Nd:30wt%、B:1.0wt%、Dy:
1.2wt%、Al:0.2wt%、Co:0.9wt
%、残部Fe及び不可避不純物からなる組成の合金を高
周波溶解により溶湯とした。この溶湯を1350℃に保
持した後、ロール周速度を約1m/秒、冷却速度500
℃、過冷度200℃の条件で単ロール上で急冷し、厚さ
0.3mmのフレーク状合金鋳塊を得た。
【0018】次に、合金インゴットを、水素吸蔵法によ
って粗粉砕した後、ジェットミルを用いて窒素ガス雰囲
気中で微粉砕し、平均粒径が3.5μmの合金粉末を得
た。次に、ロッキングミキサー内において、得られた合
金粉末に対して、潤滑剤として脂肪酸エステルを用い、
これを溶剤として石油系溶剤で希釈したものを0.3w
t%(潤滑剤ベース)添加混合し、潤滑剤を合金粉末の
表面に被覆させた。尚、脂肪酸エステルとしてはカプロ
ン酸メチルを、石油系溶剤としてはイソパラフィンを用
いた。尚、カプロン酸メチルとイソパラフィンとの重量
比は、1:9とした。希土類合金の組成としては、上記
の他、米国特許第4,770,423号において記載さ
れているもの等が採用できる。
【0019】前記潤滑剤の種類は特に限定されるもので
はなく、例えば、脂肪酸エステルを溶剤で希釈したもの
が用いられる。脂肪酸エステルとしては、前記カプロン
酸メチルの他に、カプリル酸メチル、ラウリン酸メチ
ル、ラウリル酸メチルなどが挙げられる。また、溶剤と
しては、イソパラフィンに代表される石油系溶剤やナフ
テン系溶剤などを用いることができ、脂肪酸エステル:
溶剤を1:20〜1:1の重量比で混合したものが用い
られる。また、液体潤滑剤に代え、或いは、液体潤滑剤
と共にステアリン酸亜鉛のような固体潤滑剤も使用する
ことができる。
【0020】図1は本発明の希土類合金粉末供給装置を
備えたプレス成型装置の全体構成を示す斜視図である。
図中1はベースプレートを示し、このベースプレート1
に隣接配置されるダイセット2にはダイ2aがはめ込ま
れ、ダイ2aには上下方向に貫通するダイホール2bが
設けられている。このダイホール2bには下方から下パ
ンチ3が嵌入自在に配置され、このダイホール2bの内
周面と下パンチ3の上端面によって任意の容積のキャビ
ティ4が形成されるようにした。図中5は上パンチを示
し、給粉箱10でキャビティ4内に合金粉末mを供給
後、キャビティ4上から給粉箱10を退去させ、キャビ
ティ4内に没入させ、下パンチ3とで合金粉末mを圧縮
し、合金粉末成形体を形成するものである。本実施例で
は、キャビティ4は給粉箱10の移動方向に沿って3
列、それぞれ2個横列させて6個設けるようにした。
【0021】また、ダイ2aの下方には磁界発生コイル
6が配置され、ダイ2a上に配置される上パンチ5近傍
に設けられる図略の磁界発生コイルとともに配向磁場を
発生させるようになっている。
【0022】ベースプレート1上には給粉箱10が設け
られており、この給粉箱10はエアシリンダ11のシリ
ンダロッド11aによってダイ2a上と待機位置とを往
復移動するようになっている。この給粉箱10の待機位
置近傍には、給粉箱10に上記希土類合金粉末mを補給
するための補給装置30が設けられている。
【0023】前記補給装置30の詳細を説明すると、秤
31の上に、フィーダーカップ32が置かれており、振
動トラフ33によって少しずつフィーダーカップ32内
に合金粉末mが落下するようになっている。この計量動
作は、給粉箱10がダイ2a上に移動している間に行わ
れ、待機位置に戻った時に、ロボット34によって補給
される。フィーダーカップ32に入れられる合金粉末m
の量は1回のプレス動作によって給粉箱10内の合金粉
末mが減った分だけ入れるようにして、給粉箱10内の
合金粉末mの量が常に一定量となるようにしてある。こ
のように、給粉箱10内の合金粉末mの量が一定となる
結果、キャビティ4内に重力落下する時の圧力が一定と
なり、キャビティ4に充填される合金粉末mの量が一定
となる。
【0024】図3乃至図5は給箱の詳細を示すもの
で、図2は平面図、図3は側面図、図4は底面図を示
し、図6は給粉箱内に取付けられるシェーカーの斜視図
である。シェーカー20は給箱10の移動方向に対面
する側壁10a,10aを貫通して平行に延びる2本の
支持棒12,12に連結棒22aを介して固定されてい
る。この2本の支持棒12,12の両側端はそれぞれ連
結材13,13に螺子で固定されている。図で右側の側
壁10a外側に取付けられた固定金具14に第2のエア
シリンダ15が固定され、このエアシリンダ15のシリ
ンダシャフト15aが右側の連結材13に固定されてい
る。かくして、エアシリンダ15の両端にエア供給管1
5bから供給されるエアによってシリンダシャフト15
aが往復運動することにより、シェーカー20が往復運
動するようにした。
【0025】前記給粉箱10内には、図6に斜視図とし
て詳細に示した棒状部材21を備えたシェーカー20が
取付けられている。この棒状部材21は直径0.3〜7
mmの円形断面を有する丸棒材であり、水平方向に3本
平行に配置されている。これら棒状部材21の上方にも
同じ形状の棒状部材21が支持部材22を介して同一本
数設けられ、これら棒状部材21は枠体形状に一体形成
され、前記エアシリンダ15のシリンダシャフト15a
の往復運動によって給粉箱10内を水平方向に往復移動
できるようになっている。本実施例では、前記3本の棒
状部材21,21,21の配置間隔は、給粉箱10の移
動方向に3列、それぞれ2個横列させて設けた6個のキ
ャビティ4,4,4,・・・の、前記移動方向3列の配
列間隔と同じ距離の間隔で設けるようにした。換言すれ
ば、キャビティ4,4,4の中心間の距離と、棒状部材
21の中心間の距離は棒状部材21の移動方向におい
て、略等しくしてある。かくして、前記棒状部材21の
平行移動後の最終停止位置をキャビティ4の開口面4a
から外した位置に設定した場合、すべてのキャビティ4
につき、前記棒状部材が開口面4aから外れた位置とな
る。また、すべてのキャビティ4に対して、各棒状部材
21により、同じ密度で合金粉末mを充填できる。
【0026】尚、下方の棒状部材21の下端部はキャビ
ティ4の周縁部のダイ表面から0.2〜5mmの位置に
なるように配置されている。また、前記棒状部材21は
支持部材22と共にステンレス(SUS304)で構成
するようにした。
【0027】尚、給粉箱10の右側の側壁10a中央部
の上方には、図3に示すように、給粉箱10内に不活性
ガスを供給するためにNガス供給パイプ16が設けら
れており、給粉箱10内を不活性ガス雰囲気に保つよう
に大気圧より高い圧力で供給されるようになっている。
従って、シェーカー20が往復運動する時に合金粉末m
との間で摩擦が発生するが、発火することはない。給粉
箱10の底面とベースプレート1の間でも合金粉末mが
挟まったまま給粉箱10が移動することとなるが摩擦に
よって発火することもない。更に、給粉箱の移動にとも
なって給粉箱内の粉末同士に摩擦が発生するが、粉末が
発火することはない。
【0028】図3を参照して、給粉箱10の粉末収容部
10Aを気密に覆うように蓋10dが設けられている。
この蓋10dは、合金粉末mの補給時には粉末収容部1
0Aの上面を開口するために、図の右側に向かって移動
しなければならない。そのため、蓋10dを開蓋駆動す
るための第3のエアシリンダ17が図中手前側の側壁1
0bに設けられている。エアシリンダ17と蓋10dと
は金具18で連結され、螺子留めされている。この蓋1
0dは通常不活性ガス雰囲気を保つために給粉箱10の
粉末収容部10A上に配置され、粉末補給時のみ向かっ
て右側に移動する。尚、蓋10dの第3のエアシリンダ
17と対面する側には、第3のエアシリンダ17によっ
て蓋10dが開蓋状態へと駆動された時にスムーズに移
動できるようにガイド手段17aが設けられている。か
くして、エアシリンダ17の両端にエア供給管17bか
ら供給されるエアによって図略のシリンダシャフトが駆
動して、蓋10dの開閉駆動が行われる。
【0029】また、給粉箱10の底面には、フッ素樹脂
製の厚み5mmの板材19を螺子留め固定して、給粉箱
10をこのフッ素樹脂製の板材19を介してベースプレ
ート1上を摺動させるようにして、給粉箱10とベース
プレート1(ダイセット2)間において合金粉末mの噛
み込みが起きないようにした。
【0030】次に、上記装置を用いた粉末供給について
説明する。まず、図1に示すように、給粉箱10の粉末
収容部10AにはNガス供給パイプ16から不活性ガ
スが導入されている。この状態で、給粉箱10の蓋10
dを開蓋して、粉末収容部10Aにロボット34により
フィーダーカップ31に計量された所定量の合金粉末m
を供給する。図7に示すように、合金粉末mの供給後、
蓋10dを閉じて粉末収容部10Aの内部を不活性ガス
雰囲気に保つ。尚、この粉末収容部10Aへの不活性ガ
スの導入は、前記給粉箱10がキャビティ4上を移動す
る時だけでなく、常時行うこととして、合金粉末mの発
火の恐れを低いものにした。また、不活性ガスとしては
ArやHeも使用できる。
【0031】この状態で、エアシリンダ11を作動し
て、図8に示すように、前記給粉箱10をダイ2のキャ
ビティ4上に移動させる。この時、図示のように、棒状
部材21を給粉箱10の移動方向側の前方側に位置させ
た状態で移動させることにより、移動方向前方側の合金
粉末mが移動に連れて移動方向後方側にずれることが防
止され、偏りを抑制された状態で合金粉末mをキャビテ
ィ4上に運ぶことができるようにした。
【0032】また、図示のように、給粉箱10の中心1
0cをこれら複数のキャビティ4の中心4cを越えた位
置(キャビティ4の中心より移動方向側)まで移動させ
ることにより、給粉箱10の移動にともなって給粉箱1
0の移動方向前方側の合金粉末mが不足気味になって
も、移動方向後方側の方が合金粉末mが多くなるため、
合金粉末mをキャビティ4内へ均等な圧力で充填し易く
なる。
【0033】このようにして、給粉箱10をキャビティ
4上に位置させた後、図9に示すように、給粉箱10内
の棒状部材21を、例えば5〜15往復、水平方向に往
復動させながら、給粉箱10内の合金粉末mを下方のキ
ャビティ4内に不活性ガス雰囲気中で充填する。このた
め、発火の恐れなどなく、極めて均一な充填密度でもっ
て、各キャビティ4内に合金粉末mを供給することがで
きる。尚、前記棒状部材21の平行移動後の最終停止位
置は、全てキャビティ4の開口面4aから外した位置に
設定され、各キャビティ4内には均一な密度分布で合金
粉末mの充填が行われることになる。
【0034】次に、合金粉末mをキャビテ4内に充填供
給した後、図10に示すように棒状部材21を給粉箱1
0の後退方向前方側に位置させ、移動(後退)方向前方
側の合金粉末mが移動(後退)方向後方側にずれること
を防止するようにした後、図11に示すように給粉箱1
0を後退させ、その後、図12に示すように、上パンチ
5を降下させてキャビティ4内の合金粉末mをプレス成
形する。この間に給粉箱10に対して合金粉末mが補給
される。このようにして、前記操作を繰り返して、合金
粉末mのプレス作業を連続して行うものである。
【0035】尚、本実施例では、粉末収容部10Aへの
合金粉末mの供給は、キャビティ4内に供給されて減量
した分だけ、フィーダーカップ32から正確に補給する
ようにしたので、給粉箱10内の合金粉末mを常に一定
量に維持でき、そのため、給粉箱10からキャビティ4
内への供給を正確に行える。
【0036】また、本実施例では給粉箱10の底面にフ
ッ素樹脂製板材19を取付けたため、給粉箱10の底面
がベースプレート1の摺動面に密着し、合金粉末mの一
部が給粉箱10の底面とベースプレート1との間に噛み
込まれることを防ぐことができ、合金粉末mを発火の恐
れなくキャビティ4に供給できる。
【0037】尚、前記プレス成形を用いて、配向磁界
1.0Tにて、成形体密度4.4g/cmで、縦40
mm、横20mm、高さ30mmの直方体状の希土類合
金粉末成形体を得た。以上のようにして得られた圧縮成
形体を焼結炉に搬送し、Ar雰囲気の下で1050℃に
て2時間焼結し、更に、600℃、Ar雰囲気中で1時
間時効処理し、米国特許第4,770,423号に示す
ような焼結磁石を得た。得られた、焼結磁石は、割れ、
欠けがなく、その重量は均一であった。
【0038】図13は、前記棒状部材21の直径と、前
記下方側の棒状部材21の下端とダイ表面との距離(隙
間)の関係を示すものである。この図において、2本の
曲線に囲まれた領域は、合金粉末にダマやブリッジが生
じることなく均一な充填密度で充填される範囲を示した
ものである。図示の曲線間の領域より上方では押込力が
不足して均一な充填が行えず、また、前記領域より下方
では合金粉末にダマが生じてしまう。このことを実験的
に確認した。実験条件としては、上記実施例と同じ合金
粉末を用い、上記実施例のプレス装置を用い、配向磁界
1.0Tにて、成形体密度4.4g/cmで、縦40
mm、横20mm、高さ30mmの直方体状の希土類合
金粉末成形体を4回プレスして計24個得た。この成形
体をAr雰囲気の下で1050℃にて2時間焼結し、更
に、600℃、Ar雰囲気中で1時間時効処理し焼結磁
石を得た。その後、得られた焼結体の寸法を測定した。
その結果、焼結体の全てが±2%の誤差に収まったのが
図13の2本の曲線に囲まれる領域である。
【0039】
【発明の効果】このように、本発明の希土類合金粉末供
給装置と粉末供給方法によれば、希土類磁石の成形時に
おける粉末供給のように極めて攪拌性の悪い合金粉末で
あっても、発火の恐れもなく、また、ダマやブリッジな
どを生じることなく、極めて均一な充填密度でもって、
キャビティ内に合金粉末を供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明粉末供給装置を備えたプレス成型装置
の一実施例の斜視図
【図2】 同プレス成型装置の給粉箱近傍の側面断面図
【図3】 同給粉箱の平面図
【図4】 同給粉箱の側面図
【図5】 同給粉箱の底面図
【図6】 同粉末供給装置を構成する棒状部材の斜視図
【図7】 合金粉末供給の一工程を示す断面図
【図8】 合金粉末供給の他工程を示す断面図
【図9】 合金粉末供給の他工程を示す断面図
【図10】 合金粉末供給の他工程を示す断面図
【図11】 合金粉末供給の他工程を示す断面図
【図12】 合金粉末供給の他工程を示す断面図
【図13】 棒状部材の径と、ダイ表面と棒状部材の下
端との間隔の関係を示す特性線図
【図14】 合金粉末の充填状態を示す平面図
【図15】 合金粉末の充填状態を示す平面図
【図16】 合金粉末の充填状態を示す断面図
【符号の説明】
1 ベースプレート 2 ダイセット 2a ダイ 2b ダイホール 3 パンチ 4 キャビティ 4a 開口面 4c 中心 5 上パンチ 6 磁界発生コイル 10 給粉箱 10a 側壁 10b 側壁 10c 中心 10d 蓋 10A 粉末収容部 11 エアシリンダ 11a シリンダロッド 12 支持棒 13 連結材 14 固定金具 15 第2のエアシリンダ 15a シリンダシャフト 15b エア供給管 16 Nガス供給パイプ 17 エアシリンダ 17a ガイド手段 17b エア供給管 18 金具 19 フッ素樹脂製板材 20 シェーカー 21 棒状部材 22 支持部材 22a 連結棒 30 補給装置 31 秤 32 フィーダーカップ 33 振動トラフ 34 ロボット m 合金粉末
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−32574(JP,A) 特開 平9−327798(JP,A) 特開 平6−25707(JP,A) 特開 平2−108497(JP,A) 特開 平7−242907(JP,A) 特開 平9−94814(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B22F 1/00 - 8/00 B01J 4/00 B28B 13/02

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金型に形成されるキャビティ上に、底部
    に開口を有する給粉箱を移動させて該開口からキャビテ
    ィ内に希土類合金粉末を供給するようにした供給装置で
    あって、前記給粉箱の底部において該給粉箱に対して水
    平方向に相対移動自在の棒状部材を該給粉箱内に備え
    この棒状部材で希土類合金粉末をキャビティ内に押圧充
    填するようにしたことを特徴とする希土類合金粉末供給
    装置。
  2. 【請求項2】 前記棒状部材を水平方向に間隔を存して
    複数本設けるようにしたことを特徴とする請求項1記載
    の希土類合金粉末供給装置。
  3. 【請求項3】 前記複数本の棒状部材の間隔をこれら棒
    状部材の配列方向に複数列に配列されるキャビティの配
    列間隔と略同じにしたことを特徴とする請求項1または
    2記載の希土類合金粉末供給装置。
  4. 【請求項4】 前記棒状部材の断面が円弧形状断面であ
    ることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の希
    土類合金粉末供給装置。
  5. 【請求項5】 前記棒状部材の直径が0.3〜7mmで
    あることを特徴とする請求項4記載の希土類合金粉末供
    給装置。
  6. 【請求項6】 前記棒状部材の下端と前記キャビティの
    開口周縁部のダイ表面との距離を0.2〜5mmの位置
    となるようにしたことを特徴とする請求項1乃至5の何
    れかに記載の希土類合金粉末供給装置。
  7. 【請求項7】 前記棒状部材の上方に、該給粉箱内を水
    平方向に平行移動する棒状部材を設けたことを特徴とす
    る請求項1乃至6の何れかに記載の希土類合金粉末供給
    装置。
  8. 【請求項8】 前記棒状部材の平行移動後の最終停止位
    置をキャビティの開口面から外した位置に設定したこと
    を特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の希土類合
    金粉末供給装置。
  9. 【請求項9】 前記給粉箱からキャビティ内に供給され
    て減量した分量の合金粉末を、該給粉箱内に補給する、
    粉末補給手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至8
    の何れかに記載の希土類合金粉末供給装置。
  10. 【請求項10】 金型に形成されるキャビティ上に、底
    部に開口を有する給粉箱を移動させて該開口からキャビ
    ティ内に希土類合金粉末を供給するようにした粉末供給
    方法であって、前記給粉箱の底部において該給粉箱に対
    して水平方向に棒状部材を往復運動させながら、該給粉
    箱内の希土類合金粉末をキャビティ内に押圧充填するよ
    うにしたことを特徴とする希土類合金粉末供給方法。
  11. 【請求項11】 前記棒状部材をキャビティ開口の長手
    方向に直交する方向に平行移動するようにしたことを特
    徴とする請求項10記載の希土類合金粉末供給方法。
  12. 【請求項12】 前記開口からキャビティ内に合金粉末
    を給粉した後、前記給粉箱をキャビティ開口の長手方向
    に直交する方向に退去させることを特徴とする請求項1
    0または11記載の希土類合金粉末供給方法。
  13. 【請求項13】 前記給粉箱をキャビティ上に移動する
    際に、前記棒状部材を移動方向の前方側に位置させるよ
    うにしたことを特徴とする請求項10乃至12の何れか
    に記載の希土類合金粉末供給方法。
  14. 【請求項14】 前記給粉箱がキャビティ上に移動して
    停止した状態において、前記給粉箱の中心が、前記単数
    個または複数個のキャビティの中心よりも移動方向側に
    位置するようにしたことを特徴とする請求項10乃至1
    の何れかに記載の希土類合金粉末供給方法。
  15. 【請求項15】 前記棒状部材の平行移動後の最終停止
    位置をキャビティの開口面から外した位置に設定したこ
    とを特徴とする請求項10乃至14の何れかに記載の希
    土類合金粉末供給方法。
  16. 【請求項16】 前記給粉箱からキャビティ内に供給さ
    れて減量した分量の合金粉末を、該給粉箱内に補給する
    ようにしたことを特徴とする請求項10乃至15の何れ
    かに記載の希土類合金粉末供給方法。
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