JP3336228B2 - 列車集中制御装置 - Google Patents

列車集中制御装置

Info

Publication number
JP3336228B2
JP3336228B2 JP15207097A JP15207097A JP3336228B2 JP 3336228 B2 JP3336228 B2 JP 3336228B2 JP 15207097 A JP15207097 A JP 15207097A JP 15207097 A JP15207097 A JP 15207097A JP 3336228 B2 JP3336228 B2 JP 3336228B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
station
central
transmission
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP15207097A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10338137A (ja
Inventor
信 丹野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Signal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Signal Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Signal Co Ltd filed Critical Nippon Signal Co Ltd
Priority to JP15207097A priority Critical patent/JP3336228B2/ja
Publication of JPH10338137A publication Critical patent/JPH10338137A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3336228B2 publication Critical patent/JP3336228B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、列車集中制御装置
に係り、特に、高速伝送を実現することのできる列車集
中制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の列車集中制御装置、いわ
ゆるCTC(Centralized Traffic Control )装置(以
下、単に「CTC」というときもある。)は、図3に示
されるような中央装置Cと各駅の駅装置A1 〜An とか
ら構成されている。
【0003】中央装置Cは、中央制御所の指令室に設け
られていて、ホストコンピュータを中心に構成されてい
る。そして、この中央装置Cに対してCPUを中心に構
成されている各駅の駅装置A1 〜An が端末器として接
続されていて、中央装置Cと各駅装置A1 〜An とで一
つの通信ネットワークが形成されている。
【0004】図3に示される従来のCTCは、中央装置
Cと各駅装置A1 〜An の間に、1Pからなる下流回線
L1 と1Pからなる上流回線L2 とが布設されていて、
各駅装置A1 〜An は、下流回線L1 及び上流回線L2
にハイブリットトランスTを介してそれぞれ接続されて
いる。
【0005】この従来のCTCにおける情報の伝送方式
は、ポーリング・セレクティング方式が採用されてい
る。
【0006】すなわち、中央装置Cが制御局としての機
能を有していて、通信の開始及び終了についての責任を
持ち、各駅装置A1 〜An が端末装置(従属局)として
の機能を有している。したがって、中央装置Cが各駅装
置A1 〜An に対して情報(以下、「データ」というと
きもある。)を送出するとともに、中央装置Cに対する
データの有無を問合わせ、各駅装置A1 〜An から中央
装置Cに対して送出すべきデータがあるときは、その問
合わせに対してデータを送出するようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、列車
制御の高度化に伴い、中央装置と各駅装置間における情
報量が増加する傾向にあり、したがって、多くの情報を
伝送できるCTCの出現が待たれていた。
【0008】すなわち、上記従来のCTCのポーリング
・セレクティング方式の伝送方式は、下流用及び上流用
の2回線を有しているが、ポーリングに対して応答する
という伝送方式であるため、実質的に1回線であり、ま
た、データの授受に当たっては、モデム等の接続機器の
ON,OFF特性によりトレーニングタイムを必要と
し、後に本発明に係る伝送方式と比較しながら詳述する
が、実情報の半分程度の伝送しかできないという問題点
を含んでいる。
【0009】そこで、本発明は、上記欠点を解決するた
めになされたものであって、その目的は、常時送信、全
群情報送信及び各駅再生中継を行うことにより、高速の
情報伝送が可能な列車集中制御装置を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る列車集中制
御装置は、上記目的を達成するために、中央装置から各
駅装置を順に経由して再びその中央装置に返ってくるよ
うにした伝送手段と、前記中央装置の状態の情報及び各
駅装置用の情報を一つのフレームとして送出する、その
中央装置側に設けられた情報送出手段と、前記フレーム
中に設けられた自己の駅装置用の領域に自己の駅装置用
情報があるときのその情報を受信する、前記各駅装置
側にそれぞれ設けられた受信手段と、自己の駅装置から
前記中央装置に対して送信すべき情報があるときのその
情報を前記フレームに設けられた自己の駅装置用の領域
載せて送信する、前記各駅装置側にそれぞれ設けられ
た送信手段とを有することを特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、一実施の形態に係る列車
集中制御装置の概略構成図である。なお、上記図3の従
来装置と同一構成には同一符号を用いて説明する。
【0012】中央装置Cは、中央制御所等の指令室に設
けられていて、ホストコンピュータを中心に構成されて
いる。
【0013】各駅装置A1 〜An は、各駅にそれぞれ設
けられていて、CPUを中心に構成されている。そし
て、これら各駅装置A1 〜An と上記中央装置Cとは、
1Pの通信回線Lを介してループ状に接続されていて、
一つの通信ネットワークが形成されている。
【0014】この通信ネットワークは、図1に矢印で示
されるように、中央装置Cから送出された信号(デー
タ)が各駅装置A1 〜An にそれぞれ設けられている中
継器a,a…を介して再び中央装置Cに返ってくるよう
に構成されている。
【0015】次に、図2のフレーム構成図を参照しなが
ら本発明に係る伝送制御について説明する。
【0016】図2(イ)に示されるフレームは、中央装
置Cから送出されるもので、そのフレームの先頭部の領
には所定のビットからなる同期情報記録部(s)が設
けられ、また、そのフレームの最後尾部の領域には所定
のビットからなるチェック用情報記録部(e)が設けら
れている。そして、同期情報記録部(s)の領域からチ
ェック用情報記録部(e)の領域にかけて、順に、中央
装置Cの状態の情報を記録する中央状態情報記録部
(c)、及び各駅装置A1 〜An 用の情報記録部(1 )
〜(n )を記憶する領域が設けられている。
【0017】上述の各記録部のうち、同期情報記録部
(s)及びチェック用情報記録部(e)は、周知のデー
タ通信と同様に、中央装置C及び各駅装置A1 〜An で
構成される通信ネットワークのデータ通信の同期検出等
の通信制御用に用いられる。
【0018】上記中央状態情報記録部(c)は、中央装
置Cの稼動状態等の中央装置情報を各駅装置A1 〜An
に伝達するために用いられるものであり、また、上記情
報記録部(1 )〜(n )は、中央装置Cから各駅装置A
1 〜An に対して、所定の情報を伝達し、必要に応じて
各駅装置A1 〜An から中央装置Cに対して所定の情報
を伝達するときに用いられる。なお、図2中、ハッチン
グの記録部は所定の情報が記録されている状態を示して
いる。
【0019】図2(ロ)は、駅装置A1 から所定の情報
を中央装置Cに送信するために駅装置A1 用の情報記録
部(1 )に記録されている状態が示されている。この情
報記録部(1 )に記録されている駅装置A1 用の情報
は、各駅装置A2 〜An を介して再び中央装置Cに達し
たときにその中央装置Cに取込まれて列車制御用のデー
タとされる。
【0020】図2では省略されているが、中央装置Cか
ら駅装置A1 に対して所定の情報を送出するときは、図
2(イ)の情報記録部(1 )にその情報が記録されて中
央装置Cから送出される。そして、その情報は駅装置A
1 に達したときに駅装置A1に取込まれて列車制御用に
用いられる。
【0021】以下、各駅装置A2 〜An も上述と同様に
データの伝授が行われる。なお、図2(ハ)のフレーム
は、各駅装置A1 〜An 全てから中央装置Cに対して所
定の情報が送信される状態を表している。
【0022】次に、上記構成の本発明に係るCTCの伝
送方式と上記図3に示されるCTCのポーリング・セレ
クティング方式の伝送状態を具体的な数値を当てはめて
説明する。
【0023】両者とも一つの中央装置Cに対して駅装置
が10個(A1 〜A10)とし、そして、各駅装置(A1
〜A10)とも2群/24ビットの情報であり、伝送速度
は2400bpsとする。
【0024】従来のCTCの伝送方式 (1)情報量 24ビット×2群×10個=480ビッ
ト (2)情報処理時間 480ビット/2400bps=
200ms (3)トレーニングタイム 1つの駅装置を10msと
すると 10m×10個=100ms (4)ポーリング・セレクティング・タイム 1つの駅
装置のポーリング・セレクティング・タイムを16ms
とすると 16ms×10個=160ms (5)合計処理時間 (2)+(3)+(4)=460
ms
【0025】本発明のCTCの伝送方式 (1)情報量 24ビット×2群×10個=480ビッ
ト (2)情報処理時間 480ビット/2400bps=
200ms (3)中継器処理時間 1つの中継器の処理時間を8m
sとして 8ms×10個=80ms (4)合計処理時間 (2)+(3)=280ms
【0026】上述から明らかなように、本発明のCTC
の伝送時間は従来のCTCの約半分であり、高速伝送が
できることが分る。また、伝送時間を両者同一としたと
きは、本発明の方が従来よりも約2倍の情報量を伝送で
きることが分る。
【0027】なお、上述の例では、中央装置Cと各駅装
置A1 〜An 間は、左回りの1回線としたが、右回りの
回線も布設して情報を伝送できるようにしてもよい。
【0028】
【発明の効果】本発明に係る列車集中制御装置は、中央
装置から各駅装置を順に経由して再びその中央装置に返
ってくるようにした伝送手段と、前記中央装置の状態の
情報及び各駅装置用の情報を一つのフレームとして送出
する、その中央装置側に設けられた情報送出手段と、前
記フレーム中に設けられた自己の駅装置用の領域に自己
の駅装置用の情報があるときのその情報を受信する、前
記各駅装置側にそれぞれ設けられた受信手段と、自己の
駅装置から前記中央装置に対して送信すべき情報がある
ときのその情報を前記フレームに設けられた自己の駅装
置用の領域に載せて送信する、前記各駅装置側にそれぞ
れ設けられた送信手段とからなるので、高速伝送が可能
となり、実質的に伝送情報の増加を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る列車集中制御装置
の概略構成図である。
【図2】フレーム構成図である。
【図3】従来の列車集中制御装置の概略構成図である。
【符号の説明】
C 中央装置 A1 〜An 駅装置 a 中継器 L 通信回線

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央装置から各駅装置を順に経由して再
    びその中央装置に返ってくるようにした伝送手段と、 前記中央装置の状態の情報及び各駅装置用の情報を一つ
    のフレームとして送出する、その中央装置側に設けられ
    た情報送出手段と、 前記フレーム中に設けられた自己の駅装置用の領域に自
    己の駅装置用の情報があるときのその情報を受信する、
    前記各駅装置側にそれぞれ設けられた受信手段と、 自己の駅装置から前記中央装置に対して送信すべき情報
    があるときのその情報を前記フレームに設けられた自己
    の駅装置用の領域に載せて送信する、前記各駅装置側に
    それぞれ設けられた送信手段と、 を有することを特徴とする列車集中制御装置。
JP15207097A 1997-06-10 1997-06-10 列車集中制御装置 Expired - Fee Related JP3336228B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15207097A JP3336228B2 (ja) 1997-06-10 1997-06-10 列車集中制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15207097A JP3336228B2 (ja) 1997-06-10 1997-06-10 列車集中制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10338137A JPH10338137A (ja) 1998-12-22
JP3336228B2 true JP3336228B2 (ja) 2002-10-21

Family

ID=15532404

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15207097A Expired - Fee Related JP3336228B2 (ja) 1997-06-10 1997-06-10 列車集中制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3336228B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5138436B2 (ja) * 2008-03-27 2013-02-06 大同信号株式会社 Ctc更新用装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5718563A (en) * 1980-07-04 1982-01-30 Hitachi Ltd Transport controlling system for train
JPS60170801U (ja) * 1984-04-23 1985-11-12 三菱電機株式会社 制御系の切換装置
JPH04290030A (ja) * 1991-03-19 1992-10-14 Hitachi Ltd データ転送方式
JPH07329786A (ja) * 1994-06-08 1995-12-19 Toshiba Toransupooto Eng Kk 列車運行管理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10338137A (ja) 1998-12-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR920002900B1 (ko) 통신회로망 장치
CN109688555B (zh) 一种信号数据的实时采集与通信系统及方法
CN101616086A (zh) 用于通信介质访问的接入点设备、通信设备和方法
JP3336228B2 (ja) 列車集中制御装置
JP3500565B2 (ja) メッセージ分割通信方法及び通信システム
JP3982779B2 (ja) ノード認識方法
JP3354620B2 (ja) Avネットワーク
JP3075649B2 (ja) 時分割多重通信方式
JPH11275172A (ja) 通信制御方式
JPH0589068A (ja) 異機種計算機間通信方式
JPS6055755A (ja) ル−プ伝送装置
JPS63197144A (ja) 情報通信システム
CN117793021A (zh) 一种边带管理报文处理方法和电路
WO1985001626A1 (en) Improved local area network configuration
JPH10224388A (ja) リング結合型ネットワークシステム
JP2823923B2 (ja) 通信システム
JP3178206B2 (ja) 多重通信装置
JP4013109B2 (ja) ネットワークシステム
CN116192197A (zh) 载波合流器、载波通信方法、装置及系统
JPH11187023A (ja) データ通信システム及びその方法
JP2002026911A (ja) 多重伝送システム及びそれに用いるマスタ装置、端末装置
JPH06252916A (ja) 無線lan装置
JPH05336122A (ja) ネットワークの管理方法
JPS6332299B2 (ja)
JPH0560703B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees