JP3335087B2 - ネットワークシステム及びノード装置及びその制御方法 - Google Patents

ネットワークシステム及びノード装置及びその制御方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、ネットワークシ
ステム及びノード装置及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、端末の高速化に伴い、端末を接続
するネットワークの高速化を目的として、複数の波長を
用いた光波長多重伝送路を使用したネットワークシステ
ムについて、多種多様なものが検討されて来ている。こ
れらの中の一つに、伝送するデータを、送信元端末と受
信宛て先端末の途中に位置するノード装置によって中継
伝送するマルチホップ型のものがある。この方式につい
ては、Biswanath Mukherjee(ビス
ワナス ムクヘルジー)によって、“WDM−Base
d Local Lightwave Network
s PartII: Multihop System
s” IEEE Network July(199
2)P20〜P32に解説されている。
【0003】
【発明が解決しようとしている課題】これまでに知られ
ているマルチホップ型のネットワークシステムにおいて
は、ノード装置は端末等から出力され他の端末等へ伝送
されるパケットを中継するものであり、ノード装置と端
末間、またノード装置間での通信を行なう構成に関して
は知られていなかった。
【0004】よって、本発明の目的は、上述マルチホッ
プ型のシステム例の問題点に鑑み成されたものであり、
ノード装置と端末間、またノード装置間での通信を行な
い得る構成を持つパケット通信を行なうネットワークシ
ステム及びノード装置及びその制御方法を提供する事に
ある。
【0005】本発明の構成を説明する前に、以下に、本
出願人が本願に先立ち出願した 特許願(平成7年7月
3日に出願した特願平7−189786号、平成7年7
月7日に出願した特願平7−195999号、平成8年
6月27日に出願した特願平8−186807号)の明
細書(本願の発明者と同一発明者である)に記載の技術
を説明する。
【0006】図1は、リング型の波長多重伝送路とハブ
型のノード装置を用いて構成されるマルチホップ型のネ
ットワークシステムの構成例であり、4つのノード装置
を光ファイバによって接続した例を示している。符号8
1から符号84は、図2に示したノード装置であり、夫
々8個のサブ伝送路を介して8個の端末が接続されてい
る。符号85から符号88は、光波長多重伝送路である
ところの光ファイバである。
【0007】図2は、上述マルチホップ型のシステム例
のノード装置の構成例である。本構成においては、送信
元の端末から送信されたパケットは、受信宛て先の端末
が接続されたノード装置までの途中に存在するノード装
置において、パケットに付加されたヘッダ部の情報に従
って中継伝送される(マルチホップ)。図2において、
符号1は入出力処理部であり、本ネットワークシステム
に新規に端末を追加接続する場合や、端末の接続関係を
変更した場合等に、コネクション管理部の内容を書き換
える為のキーボード、表示装置等のインタフェース機能
部を有している。符号2はコネクション管理部であり、
本ネットワークシステムに接続された端末に関して、ど
の端末が自端末から何回の中継を必要とするノード装置
に接続されているか、更にその端末がサブ伝送路を介し
て接続された経路制御部又は中継処理部にパケットを出
力する固定波長受信部が受信する波長(以下受信波長)
は何かといった端末の接続情報を、表1に示す様な端末
接続テーブルとして有している。表1は前述図1に示し
たマルチホップ型のシステム例におけるノード装置I8
1の端末接続テーブルの例である。端末識別番号は、1
0の桁が接続されているノード装置を表わし、1の桁が
受信波長を表わしている。中継回数欄は、自ノード装置
での中継を含めた、受信宛て先の端末までの中継回数が
示されている。更に又、コネクション管理部2は、各端
末から申告される要求通信帯域値Twを元に、自ノード
装置と伝送方向下流に隣接するノード装置との間の通信
帯域を管理する。符号3はパケット処理部Iであり、中
継処理部I89から中継処理部VII95と経路制御部
I96より出力されるコネクション管理部2の検索の為
の管理用パケットを受け取り、管理用パケットのデータ
部の受信宛て先の端末の識別番号を用いてコネクション
管理部2を検索し、受信宛て先の端末までの中継回数と
受信波長すなわち送信時に使用する光信号の波長を指示
する値を読み出し、この値をデータとして回答パケット
を組み立て、管理用パケットの送信元の端末が接続され
たサブ伝送路に対応した中継処理部又は経路制御部に出
力する機能を有している。
【0008】
【表1】 符号4はバッファの読み出しの制御及び可変波長送信部
の送信波長の制御を行なう制御部である。符号5はバッ
ファ制御部であり、波長制御部によって設定された可変
波長送信部の送信波長で送信するべきパケットをバッフ
ァから読み出す制御をする。符号6は波長制御部であ
り、所定の送信波長制御パターンに従って可変波長送信
部の送信波長を制御する。符号7は、光波長多重伝送路
であるところの光ファイバである。符号9は分岐器であ
り、光ファイバ7を伝送してきた光信号を分岐し8個の
固定波長受信部に出力する。符号10から17は、固定
波長受信部Iから固定波長受信部VIIIである。固定
波長受信部Iから固定波長受信部VIIIは、夫々、波
長λ1からλ8に対応した1つの波長の光信号で伝送さ
れるパケットのみを受信する。
【0009】符号89から95は、中継処理部Iから中
継処理部VIIであり、固定波長受信部10〜16から
出力されるパケット流の中から、サブ伝送路を介して端
末に伝送するべきパケットを分離し端末に送出すると共
に、サブ伝送路を介して端末から伝送されてくるパケッ
トを固定波長受信部10〜16から出力されるパケット
流に挿入する機能と、端末のパケット処理部から送信さ
れて来るノード装置のパケット処理部宛てのパケットを
パケット処理部I3に分離し、更に、パケット処理部I
3から送信された端末宛てのパケットをサブ伝送路を介
して端末に出力する機能とを有している。
【0010】符号96は、経路制御部Iであり、固定波
長受信部VIII17から出力されるパケット流の中か
ら、サブ伝送路を介して端末に伝送するべきパケットを
分離し端末に送出すると共に、サブ伝送路を介して端末
から伝送されてくるパケットを固定波長受信部17から
出力されるパケット流に挿入する機能と、端末及び隣接
ノード装置のパケット処理部から送信されて来るパケッ
ト処理部宛てのパケットをパケット処理部I3に分離す
ると共に、パケット処理部I3から送信された端末宛て
のパケットをサブ伝送路を介して端末に出力する機能
と、更にパケット処理部から送信された隣接ノード装置
のパケット処理部宛てのパケットを固定波長受信部17
から出力されるパケット流に挿入する機能とを有してい
る。
【0011】符号26から33は、バッファIからバッ
ファVIIIであり、中継処理部I89から中継処理部
VII95及び経路制御部I96より出力されるパケッ
トを一時記憶する機能を有している。符号34から41
は、可変波長送信部Iから可変波長送信部VIIIであ
り、バッファ26〜33から出力されるパケットを、制
御部4の制御によって、波長λ1から波長λ8の内の所
定の波長の光信号に変換して合波器42を介して光ファ
イバ44に送出する。符号42は合波器であり、8個の
可変波長送信部34〜41から送出される波長λ1から
波長λ8の光信号を合波し、光ファイバ44に出射す
る。符号45から52は、サブ伝送路Iからサブ伝送路
VIIIであり、中継処理部89〜95及び経路制御部
96と端末との間のパケットの伝送路としての機能を果
たす。符号53から60は、夫々、サブ伝送路I45か
らサブ伝送路VIII52を介してノード装置に接続さ
れた端末Iから端末VIIIであり、中継処理部89〜
95及び経路制御部96から出力されるパケットを受信
すると共に、他の端末へ送信するパケットを作成し、サ
ブ伝送路45〜52を介して中継処理部89〜95及び
経路制御部96に送信する。
【0012】図3は、上述マルチホップ型のシステム例
及び本発明に用いられるパケットの構成例である。図3
において、符号97は、送信元のノード装置から受信宛
て先のノード装置まで伝送するのに必要な中継回数を示
す中継回数表示欄である。各中継ノード装置81〜84
は、この中継回数表示欄97の値を減算し、“1”と比
較する事によって、伝送方向下流に隣接するノード装置
が受信宛て先のノード装置であるか否かを知る事が出来
る。更に又、この値が“0”であるか否かによって、自
ノード装置が受信宛て先であるか否かを知る事が出来
る。符号98は使用波長指定欄であり、中継伝送時に使
用する波長を指定する。このヘッダ部の使用波長指定欄
98で使用する値は、表2に示す値が用いられる。符号
99は、パケットの種別を表わすパケット種別識別欄で
あり、ノード装置のパケット処理部I3に宛てられた問
い合わせパケットや通知パケット等の管理用のパケット
か、端末に宛てられたデータパケットや回答パケットで
あるかの種別を表す。管理用のパケットには“0”が割
り当てられており、データパケットや回答パケットには
“1”が割り当てられている。符号100はこのパケッ
トによって運ばれるデータ部である。
【0013】
【表2】 図4は、本システム例に好適に用いられる経路制御手段
である所の経路制御部I96の構成例である。図4にお
いて、符号101はI/F部Iであり、セレクタI10
5から出力されるパケットをサブ伝送路に送出すると共
に、サブ伝送路45〜52から入力されるパケットをラ
ッチI102とデマルチプレクサI104に出力する。
符号102はラッチIであり、I/F部I101から出
力されるパケットのパケット種別識別欄99を記憶し、
その値をコンパレータI103に出力する。符号103
はコンパレータIであり、ラッチI102から出力され
るパケットのパケット種別識別欄99の値が管理パケッ
トを示す値“0”であるか否か比較し、“0”である場
合は分離指示を、“0”でない場合は挿入指示をデマル
チプレクサI104に出力する。符号104はデマルチ
プレクサIであり、入力されたパケットのコンパレータ
I103での比較結果の出力が分離指示である場合は、
パケット処理部I3に出力し、挿入指示である場合は、
FIFOI113に出力する。符号105はセレクタI
であり、デマルチプレクサII106から出力されるパ
ケット流の切れめで、I/F部I101に出力するべき
パケットの入力元をパケット処理部I3から出力される
パケットに設定する事により、デマルチプレクサII1
06から出力されるパケット流にパケット処理部I3か
ら出力されるパケットを挿入し、I/F部I101に出
力する。
【0014】符号106はデマルチプレクサIIであ
り、入力されたパケットをコンパレータII107の比
較結果の出力が分離指示である場合は、パケット処理部
I3に出力し、伝送指示である場合は、セレクタI10
5に出力する。符号107はコンパレータIIであり、
ラッチII108から出力されるパケットのパケット種
別識別欄99の値が“1”であるか否か比較し、“1”
である場合は分離指示を、“1”でない場合は伝送指示
をデマルチプレクサII106に出力する。符号108
はラッチIIであり、デマルチプレクサIII111か
ら出力されるパケットのパケット種別識別欄99を記憶
し、その値をコンパレータII107に出力する。符号
109はコンパレータIIIであり、ラッチIII11
0から出力されるパケットの中継回数表示欄97の値が
“0”であるか否か比較し、“0”である場合は分離指
示を、“0”でない場合は中継指示をデマルチプレクサ
III111に出力する。符号110はラッチIIIで
あり、固定波長受信部17から出力されるパケットの中
継回数表示欄97を記憶し、その値をコンパレータII
I109に出力する。符号111はデマルチプレクサI
IIであり、入力されたパケットをコンパレータIII
109の比較結果の出力が分離指示である場合は、デマ
ルチプレクサII106とラッチII108に出力し、
中継指示である場合は、FIFOII114に出力す
る。符号112は挿入制御部Iであり、FIFOI11
3、FIFOII114及びFIFOIII115の読
み出しの制御をすると共に、セレクタII116に選択
するべきFIFOを指示する事によって、サブ伝送路4
5〜52から伝送されてくるパケットと、パケット処理
部I3から伝送されてくるパケットを固定波長受信部1
7から出力されるパケット流に挿入する制御を行なう。
符号113と符号114と符号115はFIFO(Fi
rst in First Out)であり、入力され
たパケットを一時記憶し、挿入制御部I112からの制
御によって、入力された順番にセレクタII116に出
力する。符号116はセレクタIIであり、挿入制御部
I112からの指示により、出力するべきパケット信号
を記憶しているFIFOを選択しバッファ33へ出力す
る。
【0015】図5は、上記システム例において用いられ
る中継処理部89〜95の内部構成を示した図である。
図5において、符号117はI/F部IIであり、セレ
クタIII121から出力されるパケットをサブ伝送路
に送出すると共に、サブ伝送路から入力されるパケット
をラッチIV118とデマルチプレクサIV120に出
力する。符号118はラッチIVであり、I/F部II
117から出力されるパケットのパケット種別識別欄9
9を記憶し、その値をコンパレータIV119に出力す
る。符号119はコンパレータIVであり、ラッチIV
118から出力されるパケットのパケット種別識別欄9
9の値が“0”であるか否か比較し、“0”である場合
すなわちパケット処理部宛てパケットである場合は分離
指示を、“0”でない場合は挿入指示をデマルチプレク
サIV120に出力する。符号120はデマルチプレク
サIVであり、入力されたパケットのコンパレータIV
119での比較結果の出力が分離指示である場合は、パ
ケット処理部I3に出力し、挿入指示である場合は、F
IFOIV126に出力する。符号121はセレクタI
IIであり、デマルチプレクサVI24から出力される
パケット流の切れめで、I/F部II117に出力する
べきパケットの入力元をパケット処理部I3から出力さ
れるパケットに設定する事により、デマルチプレクサV
I24から出力されるパケット流にパケット処理部I3
から出力されるパケットを挿入し、I/F部II117
に出力する。符号122はコンパレータVであり、ラッ
チV123から出力されるパケットの中継回数表示欄9
7の値が“0”であるか否か比較し、“0”である場合
は分離指示を、“0”でない場合は中継指示をデマルチ
プレクサV124に出力する。符号123はラッチII
であり、固定波長受信部から出力されるパケットの中継
回数表示欄97を記憶し、その値をコンパレータVI2
2に出力する。
【0016】符号124はデマルチプレクサVであり、
入力されたパケットをコンパレータV122の比較結果
の出力が分離指示である場合は、セレクタIII121
に出力し、中継指示である場合は、FIFOV127に
出力する。符号125は挿入制御部IIであり、FIF
OIV126及びFIFOV127の読み出しの制御を
すると共に、セレクタIV128に選択するべきFIF
Oを指示する事によって、サブ伝送路から伝送されてく
るパケットを固定波長受信部から出力されるパケット流
に挿入する制御を行なう。符号126と符号127はF
IFOであり、入力されたパケットを一時記憶し、挿入
制御部II125からの制御によって、入力された順番
にセレクタIV128に出力する。符号128はセレク
タIVであり、挿入制御部II125からの指示によ
り、出力するべきパケット信号を記憶しているFIFO
を選択しバッファ部へ出力する。
【0017】図6は端末53〜60の構成例である。図
6において、符号129はI/F部IIIであり、パケ
ット処理部II130から出力されるパケットをサブ伝
送路に送出すると共に、サブ伝送路45〜52から入力
されるパケットをパケット処理部II130に出力す
る。符号130はパケット処理部IIであり、データの
送信に先立ってノード装置のコネクション管理部2に、
受信宛て先に対応した中継回数表示欄97の値と使用波
長指定欄98の値を問い合わせ、これらをヘッダの所定
の欄に書き込み、図示しないデータ処理部から出力され
る送信するべきデータに付加してパケットを組み立てる
と共に、I/F部III129を介して入力される受信
パケットのヘッダ部を除去して所定の受信処理を行な
い、図示しないデータ処理部に出力する。
【0018】図7は、上述マルチホップ型のシステム例
に用いられるバッファI26からバッファVIII33
の内部構成図である。バッファI26からバッファVI
II33の内部構成は全て同一の構成である。図7にお
いて、符号131はデマルチプレクサVIであり、中継
処理部89〜95又は経路制御部96から出力されるパ
ケットのヘッダ部の使用波長指定欄98をデコーダ13
2に、中継回数表示欄97をラッチVI133に、デー
タ部100をシフトレジスタ135に夫々出力する。符
号132はデコーダであり、パケットのヘッダ部をデコ
ードし、所定の波長で送信する為の記憶領域に対応した
書き込み開始アドレスを求め、その値を書き込みアドレ
スカウンタ137に出力する。符号133はラッチVI
であり、パケットのヘッダ部の中継回数表示欄97を記
憶し、その値を減算処理部134に出力する。符号13
4は減算処理部であり、ラッチVI133から出力され
るパケットのヘッダ部の中継回数表示欄97を減算し、
セレクタV136に出力する。符号135はシフトレジ
スタであり、デマルチプレクサVI131から出力され
るパケットのデータ部100に所望の遅延を与え、セレ
クタV136に出力する。符号136はセレクタVであ
り、デコーダ132から出力されるパケットのヘッダ部
の使用波長指定欄98と、減算処理部134によって減
算された中継回数表示欄97の値と、シフトレジスタ1
35から出力される所望の遅延を与えられたパケットの
データ部100とを順次選択する事により、中継回数表
示欄97の値を減算したパケットを再構成し、デュアル
ポートメモリ139に出力する。符号137は書き込み
アドレスカウンタであり、デコーダ132から出力され
るパケットのヘッダ部の使用波長指定欄98の値に応じ
てパケットを書き込むべきデュアルポートメモリ139
の書き込みアドレスを発生し、順次パケットを書き込む
べきアドレス信号をデュアルポートメモリ139に出力
する。符号138は読み出しアドレスカウンタであり、
制御部4内のバッファ制御部5から出力されるオフセッ
ト値を読み出し開始アドレスとして、順次パケットを読
み出すべきアドレス信号をデュアルポートメモリ139
に出力する。符号139は、パケットデータの書き込み
と読み出しを独立に行なう為のデュアルポートメモリで
ある。デュアルポートメモリ139の記憶領域は、パケ
ットを送出するべき波長に応じて、8つの領域に分割さ
れている。記憶領域Iから記憶領域VIIIは、夫々、
送信波長λ1からλ8に対応している。夫々の領域の先
頭アドレスは、A1、A2、A3、A4、A5、A6、
A7及びA8である。
【0019】上述マルチホップ型のシステム例において
は、端末からノード装置のパケット処理部I3に問い合
わせパケット等のパケットを送信する場合は、端末53
〜60のパケット処理部II130は、パケット種別識
別欄99を“0”としてヘッダの所定の欄に書き込み、
送信するべきデータに付加してパケットを組み立て、サ
ブ伝送路45〜52を介して、ノード装置の経路制御部
96又は中継処理部89〜95に伝送する。経路制御部
96においては、I/F部I101を介して、パケット
がデマルチプレクサI104とラッチI102に出力さ
れ、ヘッダ部のパケット種別識別欄99がコンパレータ
I103で問い合わせパケットを表す“0”と比較さ
れ、一致する為、デマルチプレクサI104に分離指示
が出力され、パケットがデマルチプレクサI104から
パケット処理部I3に出力される。又、中継処理部89
〜95においては、I/F部II117を介して、パケ
ットがデマルチプレクサIV120とラッチIV118
に出力され、ヘッダ部のパケット種別識別欄99がコン
パレータIV119で問い合わせパケットを表す“0”
と比較され、一致する為、デマルチプレクサIV120
に分離指示が出力され、パケットがデマルチプレクサI
V120からパケット処理部I3に出力される。パケッ
ト処理部I3では、この問い合わせパケットを受信し、
所望の処理が行なわれる。
【0020】又、ノード装置のパケット処理部I3から
端末にパケットを送る場合は、パケット処理部I3は、
経路制御部96においてはセレクタI105の入力元を
パケット処理部I3からの出力に切り換え、セレクタI
105を介して、I/F部I101にパケットを出力す
る。I/F部I101に出力されたパケットは、サブ伝
送路52を介して、端末60に伝送される。又、中継処
理部89〜95においてはセレクタIII121の入力
元をパケット処理部I3からの出力に切り換え、セレク
タIII121を介して、I/F部II117にパケッ
トを出力する。I/F部II117に出力されたパケッ
トは、サブ伝送路45〜51を介して、端末53〜59
に伝送される。
【0021】端末53〜60から、他の端末へデータを
送信する場合は、問い合わせパケットを用いて、受信宛
て先端末に対応した中継回数表示欄97の値と使用波長
指定欄98の値を問い合わせ、問い合わせ結果をヘッダ
の所定の欄に書き込み、送信するべきデータに付加して
パケットを組み立て、サブ伝送路45〜52を介して、
ノード装置の経路制御部96又は中継処理部89〜95
に伝送する。送信元の端末から送出されたパケットは、
ノード装置の経路制御部又は中継処理部で、固定波長受
信部10〜17から出力されるパケット流に挿入され、
バッファ26〜33で中継回数表示欄97の値が減算さ
れ、使用波長指定欄98に指定された波長に対応した記
憶領域に一時記憶され、その後、可変波長送信部34〜
41から所定の波長の光信号として送出され、下流に位
置するノード装置の前記波長に対応した固定波長受信部
で受信される。そして、経路制御部96又は中継処理部
89〜95において、中継回数表示欄97の値が“0”
であるか否か検出され、“0”でない場合はバッファ2
6〜33に出力され中継回数表示欄97の値が再び減算
された後、再び下流のノード装置へ送信される。この中
継動作を繰り返し、中継回数表示欄97の値が“0”と
なると、ノード装置の経路制御部96又は中継処理部8
9〜95において、サブ伝送路45〜52に分離され伝
送された後、端末のパケット処理部II130で受信処
理される。
【0022】この中継動作においては、パケットは、使
用波長指定欄98の値に基づいて、受信宛て先端末がサ
ブ伝送路を介して接続された経路制御部96又は中継処
理部89〜95にパケットを出力する固定波長受信部が
受信する波長の光信号に変換されて伝送される。
【0023】更に又、ノード装置のパケット処理部I3
から他のノード装置のパケット処理部I3に、コネクシ
ョン管理情報等の管理情報を送信する為の通信パケット
を送信する場合は、送信元のノード装置のパケット処理
部I3は、経路制御部96のFIFOIII115に通
達パケットを書き込む。通達パケットは、固定波長受信
部17から出力されるパケット流に挿入された後、上述
の如く受信宛て先のノード装置まで中継され、経路制御
部96で分離され、パケット処理部I3に出力される。
【0024】
【課題を解決する為の手段】上記目的を達成する為、本
発明においては、上記構成とは異なる構成で端末とノー
ド装置間、またノード装置間の通信を実現する。
【0025】本発明の第1のネットワークシステムは以
下の如く構成される。複数のノード装置を有し、パケッ
トを用いて通信を行うネットワークシステムであって、
前記ノード装置は、入力されたパケットの処理を行うパ
ケット処理手段と、入力されたパケットを一時記憶する
バッファと、複数のチャネルから、前記バッファの出力
に接続されるチャネルを選択する選択手段と、選択され
たチャネルに出力されるパケットを前記バッファから読
み出すように制御するバッファ制御手段と、を有し、前
記複数のチャネルは、のノード装置に接続される第1
のチャネルと、前記ノード装置の前記パケット処理手段
に接続される第2のチャネルとを含んでおり、前記パケ
ット処理手段に出力されるパケットは、前記バッファが
前記第2のチャネルに接続されている時に、該バッファ
から読み出されることを特徴とする。
【0026】この構成により、端末とノード装置のパケ
ット処理部の間での通信を行なうことができる。
【0027】前記第2のチャネルは他のノード装置に
入力され、該他のノード装置で折り返された後、前記ノ
ート装置の前記パケット処理手段に接続されている構成
をとりうる。
【0028】前記選択手段は、選択するチャネルを順次
変更するものであれば、それに同期させてバッファから
の読み出しを制御することにより、パケットの宛て先を
判別して、それに基づいて選択手段を制御する必要が無
くなる。
【0029】前記ノード装置は前記バッファを複数有し
ている場合は、前記選択手段は該複数のバッファが接続
されるチャネルを、前記複数のバッファのそれぞれが同
時には異なるチャネルに接続されるように選択する
【0030】前記選択手段として、前記複数のバッファ
それぞれに対応して設けられた複数の可変チャネル送信
手段を有する構成や、その構成において、前記ノード装
置は、前記複数の可変チャネル送信手段からの出力を合
成し、その中から前記第2のチャネルを取り出す手段を
有する構成や、前記選択手段として、前記複数のバッフ
ァそれぞれに対応する入力端と、前記複数のチャネルそ
れぞれに対応する出力端とを有しており、該入力端と該
出力端との間の接続関係を変更できる接続変更手段を有
している構成をとりうる。可変チャネル送信手段を用い
る場合には、スイッチングデバイスが不要になり、接続
変更手段を用いる場合には、出力されるチャネルが接続
変更手段から出力された段階で既に分離されている、と
いう特徴がある。
【0031】前記バッファに記憶されるパケットとして
は、前記ノード装置に接統されるサブ伝送路からのパケ
ットか、他のノード装置からのパケットか、前記パケッ
ト処理手段からのパケットがある。
【0032】また、前記ノード装置は前記ノード装置
に接続されるサブ伝送路からのパケットか、他のノード
装置からのパケットかを選択して前記バッファに入力す
る挿入手段を有する構成をとりうる。この挿入手段は以
下の実施例における分離挿入部が相当する。また、前記
ノード装置は前記ノード装置に接続されるサブ伝送路
からのパケットか、他のノード装置からのパケットか、
前記パケット処理手段からのパケットかを選択して前記
バッファに入力する挿入手段を有する構成をとりうる。
この挿入手段は以下の実施例における分配処理部が相当
する。
【0033】また、前記ノード装置は、他のノード装置
から入力されるパケットの内、前記ノード装置に接続さ
れるサブ伝送路側に出力すべきパケットをサブ伝送路側
に分離する分離手段を有している構成をとりうる。この
分離手段は前述の分離挿入部が兼ねている構成を以下の
実施例では示している。また、前記ノード装置は、前記
第2のチャネルを伝送されるパケットの内、前記ノード
装置に接続されるサブ伝送路側に出力すべきパケットを
サブ伝送路側に分離する分離手段を有している構成をと
りうる。この分離手段は前述の分配処理部が兼ねている
構成を以下の実施例では示している。
【0034】また、本発明のネットワークシステムは双
方向にパケットを伝送する形態をとることができ、その
時の構成は以下の様になる。
【0035】
【0036】この時、更に第2のチャネルはパケット処
理部に出力されないパケットで、かつ伝送方向を変えた
いパケットの出力に用いることができ、その時は、以下
の様に構成される。
【0037】
【0038】
【0039】また、前記パケット処理手段が処理するパ
ケットとしては、通信管理のための管理パケットがあ
る。
【0040】また、本発明のネットワークシステムは、
好適には、リング型に接続される。
【0041】また、更に、本発明のネットワークシステ
ムでは、前記第2のチャネルを自ノード装置のパケット
処理部に導く構成のみでなく、他のノード装置のパケッ
ト処理部に接続する構成をとることもでき、その時の構
成は以下の様になる。
【0042】複数のノード装置を有し、パケットを用い
て通信を行うネットワークシステムであって、第1のノ
ード装置は、入力されたパケットを一時記憶するバッフ
ァと、複数のチャネルから、前記バッファの出力に接続
されるチャネルを選択する選択手段と、選択されたチャ
ネルに出力されるパケットを前記バッファから読み出す
ように制御するバッファ制御手段と、を有し、第2のノ
ード装置は、入力されたパケットの処理を行うパケット
処理手段を有し、前記複数のチャネルは、前記第2のノ
ード装置に接続されるサブ伝送路、もしくは他のノード
装置に接続される第1のチャネルと、前記第2のノード
装置の前記パケット処理手段に接続される第2のチャネ
ルとを含んでおり、前記バッファ制御手段は、前記バッ
ファに記憶されているパケットの内、前記第2のノード
装置の前記パケット処理手段に出力すべきパケットを、
前記バッファ前記第2のチャネル接続されていると
きに読み出すものである。
【0043】この構成も双方向のネットワークシステム
に適用することができる。
【0044】また、上記のネットワークシステムなどで
使用される本発明のノード装置は以下のように構成され
る。入力されたパケットの処理を行うパケット処理手段
と、入力されたパケットを一時記憶するバッファと、複
数のチャネルから、前記バッファの出力に接続されるチ
ャネルを選択する選択手段と、選択されたチャネルに出
力されるパケットを前記バッファから読み出すように制
御するバッファ制御手段と、を有し、前記複数のチャネ
ルは、他のノード装置に接続される第1のチャネルと、
前記ノード装置の前記パケット処理手段に接続される第
2のチャネルとを含んでおり、前記パケット処理手段に
出力されるパケットは、前記バッファが前記第2のチャ
ネルに接続されている時に、該バッファから読み出され
ることを特徴とする。 また、本発明のネットワークシス
テムの制御方法は以下の様に構成される。複数のノード
装置を有し、パケットを用いて通信を行うネットワーク
システムの制御方法であって、前記ノード装置は、入力
されたパケットの処理を行うパケット処理手段と、入力
されたパケットを一時記憶させるバッファと、他のノー
ド装置に接続される第1のチャネルと、前記ノード装置
の前記パケット処理手段に接続される第2のチャネルと
を含む複数のチャネルから、前記バッファの出力に接続
されるチャネルを選択する選択手段と、選択されたチャ
ネルに出力されるパケットを前記バッファから読み出す
ように制御するバッファ制御手段と、を有し、前記制御
方法は、前記複数のチャネルから前記第2のチャネルを
選択し、前記第2のチャネルが前記バッファに接続され
ていることを検出する検出工程と、前記検出工程におい
て前記第2のチャネルが前記バッファに接続されている
と検出されている間に、前記パケット処理手段に出力さ
れるパケットを、該バッフ ァから読み出す読出工程を有
することを特徴とする。また、本発明のノード装置の制
御方法は以下の様に構成される。入力されたパケットの
処理を行うパケット処理手段と、入力されたパケットを
一時記憶させるバッファと、他のノード装置に接続され
る第1のチャネルと、前記ノード装置の前記パケット処
理手段に接続される第2のチャネルとを含む複数のチャ
ネルから、前記バッファの出力に接続されるチャネルを
選択する選択手段と、選択されたチャネルに出力される
パケットを前記バッファから読み出すように制御するバ
ッファ制御手段とを有するノード装置の制御方法におい
て、前記複数のチャネルから前記第2のチャネルを選択
し、前記第2のチャネルが前記バッファに接続されてい
ることを検出する検出工程と、前記検出工程において前
記第2のチャネルが前記バッファに接続されていると検
出されている間に、前記パケット処理手段に出力される
パケットを、該バッファから読み出す読出工程を有する
ことを特徴とする。
【0045】パケットは、通常、アドレス情報を有して
いるが、本発明では、特に、そのアドレス情報として、
前記パケットは該パケットの宛て先に到達するまでの1
つまたは複数の前記ノード装置の前記選択手段を経由す
る回数を示す中継回数情報を有しており、前記バッファ
がどのチャネルに接続されている間に該パケットが読み
出されるかは該パケットの前記中継回数情報を参照して
決定される構成をとりうる。
【0046】また、前記パケットは該パケットの宛て先
が接続されるチャネルを示すチャネル指定情報を有して
おり、前記バッファがどのチャネルに接続されている間
に該パケットが読み出されるかは該パケットの前記チャ
ネル指定情報を参照して決定される構成もとりうる。
【0047】また、前記パケットは、該パケットが、宛
て先が前記パケット処理部であるパケットか否かを示す
パケット種別情報を有している構成もとりうる。
【0048】前記パケットが前記中継回数情報を有する
とき、前記ノード装置は、出力するパケットの前記中継
回数情報を、それより後に該パケットが前記選択手段を
経由する回数を該中継回数情報から判別できるように、
該中継回数情報を加工する様にすると、該中継回数情報
の判別が容易になる。
【0049】また、前記パケットが前記中継回数情報を
有するとき、前記パケットは更に該パケットの宛て先が
接続されるチャネルを示すチャネル指定情報を有してお
り、前記バッファは、前記中継回数情報が前記選択手段
を後1回経由することを示しているパケットは、該パケ
ットの前記チャネル指定情報が示すチャネルに自バッフ
ァが接続されている間に読み出す様にすると、バッファ
での出力すべきチャネルの判別が容易になる。
【0050】また、前記パケットが前記中継回数情報を
有するとき、前記バッファは、前記中継回数情報が前記
選択手段を後2回以上経由することを示しているパケッ
トは、自バッファが前記第2のチャネル以外のチャネル
に接続されている間に続み出す様にすると、バッファで
の出力すべきチャネルの判別が容易になる。
【0051】また、前記パケットが前記中継回数情報を
有するとき、前記パケットは、該パケットが、宛て先が
前記パケット処理部であるパケットか否かを示すパケッ
ト種別情報を更に有しており、前記バッファは、前記中
継回数情報が前記選択手段を後1回経由することを示し
ており、かつ前記パケット種別情報が該パケットの宛て
先が前記パケット処理部であることを示しているパケッ
トは、自バッファが前記第2のチャネルに接続されてい
る間に読み出す様にすると、バッファでの出力すべきチ
ャネルの判別が容易になる。
【0052】
【0053】
【0054】
【発明の実施の形態】
(実施例1)図8は、波長λ1から波長λ8の8個の波
長を用いた波長多重ネットワークシステムに用いられる
本発明によるノード装置の第一の実施例である。本ノー
ド装置の構成は、図2の中継処理部I89から中継処理
部VII95と経路制御部I96に代わって分離挿入部
I18から分離挿入部VII24と分配処理部I25が
設けられている事、及び、合波器8及び分波器43が付
加されている事、更に、バッファのデコーダのデコード
動作が後述する如く設定されている事を除いて、前述図
2のシステム例のノード装置と同様である。
【0055】図8において、符号8は合波器であり、伝
送方向上流に隣接するノード装置から送信され、光ファ
イバ7を介して伝送されて来る波長λ1からλ7までの
7個の光信号に、自ノード装置の分波器43で分波され
た波長λ8の光信号を合波し、分岐器9に出力する。符
号43は分波器であり、合波器42から出力される波長
λ1からλ8までの8個の光信号の中から、波長λ1か
らλ7までの7個の光信号を光ファイバ44に出力する
と共に、波長λ8の光信号を自ノード装置の合波器8に
出力する。
【0056】図9は、本発明によるノード装置の第一の
実施例において好適に用いられる分配処理部I25の構
成例である。分配処理部25(正確には分配処理部I2
5の様に記すべきであるが、紛らわしくない限り、分配
処理部25の様にも記す。他の部分の記載法についても
同じである)は、固定波長受信部17から出力されるパ
ケット流の中から、サブ伝送路52に伝送するべきパケ
ットを分離し、サブ伝送路52に送出すると共に、サブ
伝送路52から伝送されてくるパケットを固定波長受信
部17から出力されるパケット流に挿入する機能と、更
に固定波長受信部17から出力されるパケット流の中か
ら、パケット処理部I3に出力するべきパケットを分離
し、パケット処理部I3に出力すると共に、パケット処
理部I3から出力されるパケットを固定波長受信部17
から出力されるパケット流に挿入する機能とを有してい
る。
【0057】図9において、符号61はI/F部Aであ
り、デマルチプレクサAから出力されるパケットをサブ
伝送路52に送出すると共に、サブ伝送路52から入力
されるパケットをFIFO−Aに出力する。符号62は
デマルチプレクサAであり、入力されたパケットのコン
パレータAでの比較結果の出力が分離指示である場合
は、パケット処理部I3に出力し、出力指示である場合
は、I/F部A61に出力する。符号63はコンパレー
タAであり、ラッチAから出力されるパケットのパケッ
ト種別識別欄99の値が“0”であるか否か比較し、
“0”である場合は分離指示を、“0”でない場合は出
力指示をデマルチプレクサA62に出力する。符号64
はラッチAであり、デマルチプレクサBから出力される
パケットのパケット種別識別欄99を記憶し、その値を
コンパレータA63に出力する。65はコンパレータB
であり、ラッチBから出力されるパケットの中継回数表
示欄97の値が“0”であるか否か比較し、“0”であ
る場合は分離指示を、“0”でない場合は中継指示をデ
マルチプレクサBに出力する。符号66はラッチBであ
り、固定波長受信部17から出力されるパケットの中継
回数表示欄97を記憶し、その値をコンパレータB65
に出力する。符号67はデマルチプレクサBであり、入
力されたパケットのコンパレータB65での比較結果の
出力が分離指示である場合は、ラッチA64とデマルチ
プレクサA62に出力し、中継指示である場合は、FI
FO−Bに出力する。符号68は挿入制御部Aであり、
FIFO−A、FIFO−B及びFIFO−Cの読み出
しの制御をすると共に、セレクタAに選択するべきFI
FOを指示する事によって、サブ伝送路52から伝送さ
れてくるパケットとパケット処理部I3から伝送されて
くるパケットを、デマルチプレクサB67を経由して固
定波長受信部17から出力されるパケット流に挿入する
制御を行なう。符号69と符号70と符号71はFIF
Oであり、入力されたパケットを一時記憶し、挿入制御
部A68からの制御によって、入力された順番にセレク
タAに出力する。符号72はセレクタAであり、挿入制
御部A68からの指示により、出力するべきパケット信
号を記憶しているFIFOを選択しバッファ33へ出力
する。
【0058】バッファ26〜33のデコーダ132(図
7参照)が指定する記憶領域は、本実施例では、次の様
に設定されている。 設定条件1)パケット種別識別欄99の値が管理パケッ
トを示す値であり、中継回数表示欄97の値が“1”で
ある場合は、分配処理部25にパケットを出力する固定
波長受信部17の受信波長λ8に対応した記憶領域VI
IIである。 設定条件2)パケット種別識別欄99の値が管理パケッ
トを示す値であり、中継回数表示欄97の値が“1”で
ない場合は、使用波長指定欄98に記載された波長に対
応する記憶領域である。 設定条件3)パケット種別識別欄99の値がデータパケ
ットを示す値であり、中継回数表示欄97の値が“1”
である場合は、使用波長指定欄98に記載された波長に
対応する記憶領域である。 設定条件4)パケット種別識別欄99の値がデータパケ
ットを示す値であり、中継回数表示欄97の値が“1”
でなく、使用波長指定欄98に記載された波長が、分離
処理部25にパケットを出力する固定波長受信部17の
受信波長λ8である場合は、λ8以外の任意の波長(こ
こではλ1とする)に対応する記憶領域である。 設定条件5)パケット種別識別欄99の値がデータパケ
ットを示す値であり、中継回数表示欄97の値が“1”
でなく、使用波長指定欄98に記載された波長が、分離
処理部25にパケットを出力する固定波長受信部17の
受信波長λ8でない場合は、使用波長指定欄98に記載
された波長に対応する記憶領域である。
【0059】上記条件は、基本的に以下の要件を満たす
ことを目的とし、更にどの設定条件を満たすかを効率よ
く判別できるように設定されている。
【0060】該要件とは、中継回数表示欄97の値によ
って、このパケットがバッファが接続されるチャネルを
選択する選択手段(本実施例では可変波長送信部、後に
示す図14の構成では接続変更部)をこの後何回経由す
るかを認織し、それが1回であれば、このパケットをバ
ッファから出力手段を経由して出力する際に出力先(チ
ャネル;波長)を指定して(使用波長指定欄98に記載
された波長で)出力できるように、指定される出力チャ
ネルに対応する記憶領域に記億する点、及び上記経由回
数が1回以外のパケットは任意のチャネルで出力できる
ように任意の記憶領域に記憶する点である。ただし本実
施例では制御の簡便化のため、上記経由回数が1回以外
のパケットも、使用波長指定欄98に記載の波長で出力
するようにした設定条件もある(設定条件2)。また、
あらかじめ決めた波長(例えばλl)を用いるようにす
ることもできる。また、特に本実施例では、各ノード装
置において、1)パケット処理部に接続されるチャネル
(λ8)に、端末が接続される分配処理部も接続されて
おり(デ−タパケットであるが指定波長がλ8になって
いるパケットも存在する)、また2)あるノード装置の
パケット処理部から他のノード装置のパケット処理部へ
のパケットの伝送も行う(管理パケットであるが上記経
由回数が2回以上のパケットも存在しうる)。この構成
に対応するためには、上記経由回数が2回以上のパケッ
トで指定チャネルがパケット処理部に接続されるチャネ
ル(指定波長がλ8)になっているパケットは該チャネ
ル(λ8)では出力しないように設定するか、本実施例
の以下の説明のように、バッファにおいてパケットの種
別(通知パケットや問い合わせパケット等の管理パケッ
トであるか、データパケットであるか)も判別できる構
成とし、それに加えてあるノード装置のパケット処理部
から他のノード装置のパケット処理部へのパケットはパ
ケット処理部に接続されるチャネル以外のチャネル(λ
8以外の波長)を指定欄に記載して出力するようにする
ことにより、管理パケットであるが上記経由回数が2回
以上のパケットは存在しないようにして、管理パケット
であることが判別できれば指定波長がλ8であるか否か
を判別する必要がないように(管理パケットであり、上
記経由回数が1回であればλ8で出力するように)して
もよい。
【0061】表3は、本実施例において用いられる、ノ
ード装置I81の端末接続テーブルである。本実施例に
おいては、端末VIII60は分配処理部に接続される
端末であり、同じノード装置に接続される他の端末に比
べて一回多く可変波長送信部を経由したパケットを受信
するものであることから、分配処理部25に接続された
端末ヘの中継回数が1回多く設定されている。
【0062】
【表3】 図10は、本発明によるノード装置の第一の実施例にお
いて好適に用いられる分離挿入部I18から分離挿入部
VII24の内部構成図である。分離挿入部I18から
分離挿入部VII24の内部構成は全て同一の構成であ
る。分離挿入部18〜24は、固定波長受信部10〜1
6から出力されるパケット流の中から、サブ伝送路45
〜51に伝送するべきパケットを分離しサブ伝送路45
〜51に送出すると共に、サブ伝送路45〜51から伝
送されてくるパケットを固定波長受信部10〜16から
出力されるパケット流に挿入する機能を有している。
【0063】図10において、符号73はコンパレータ
Cであり、ラッチCから出力されるパケットの中継回数
表示欄97の値が“0”であるか否か比較し、“0”で
ある場合は分離指示を、“0”でない場合は中継指示を
デマルチプレクサCに出力する。符号74はラッチCで
あり、固定波長受信部10〜16から出力されるパケッ
トの中継回数表示欄97を記憶し、その値をコンパレー
タC73に出力する。符号75はデマルチプレクサCで
あり、コンパレータC73の比較結果の出力が分離指示
である場合は、入力されたパケットをI/F部B76に
出力し、中継指示である場合は、FIFO−Eに出力す
る。符号76はI/F部Bであり、デマルチプレクサC
75から出力されるパケットをサブ伝送路45〜51に
送出すると共に、サブ伝送路45〜51から入力される
パケットをFIFO−Dに出力する。符号77は挿入制
御部Bであり、FIFO−D及びFIFO−Eの読み出
しの制御をすると共に、セレクタBに選択するべきFI
FOを指示する事によって、サブ伝送路45〜51から
伝送されてくるパケットを、デマルチプレクサC75を
経由して固定波長受信部10〜16から出力されるパケ
ット流に挿入する制御を行なう。符号78と符号79は
FIFO−D及びFIFO−Eであり、入力されたパケ
ットを一時記憶し、挿入制御部B77からの制御によっ
て、入力された順番にセレクタBに出力する。符号80
はセレクタBであり、挿入制御部B77からの指示によ
り、出力するべきパケット信号を記憶しているFIFO
を選択しバッファ26〜32へ出力する。
【0064】以下図8、図9、図10、図6及び図7を
参照しながら、前述図1に示したマルチホップ型のシス
テム例におけるノード装置I81のサブ伝送路I45に
接続された端末I53から、受信宛て先としてノード装
置IV84のサブ伝送路V49に接続された端末V57
にデータを送信する場合を例にして、本発明の第一実施
例の動作について説明する。以下の説明においては、異
なるノード装置及び端末の同じ構成要素に対しては、便
宜上図9、図10、図6及び図7に示された同一の符号
を用いる事とする。
【0065】端末V57へのデータの送信を行なう送信
元の端末I53は、データの送信に先立って、ノード装
置I81に問い合わせパケットを送り、コネクション確
立の為の許可を申請すると共に、受信宛て先の端末V5
7へのデータの送信時に必要な中継回数と使用波長の値
を問い合わせる。その為、端末I53のパケット処理部
II130では、使用波長指定欄98に値“8”を書き
込み、中継回数表示欄97を“1”とし、パケット種別
識別欄99を“問い合わせパケット”に指定し、自端末
の識別番号“11”と、受信宛て先の端末であるノード
装置IV84のサブ伝送路V49に接続された端末V5
7の識別番号“45”及び所望の通信帯域値Twをデー
タとして、問い合わせパケットを組み立て、I/F部I
II129を介してサブ伝送路45に出力する。サブ伝
送路45に出力された問い合わせパケットは、ノード装
置I81のサブ伝送路I45によって接続された分離挿
入部I18のI/F部B76に入力する。
【0066】ノード装置I81の分離挿入部18のI/
F部B76は、サブ伝送路I45を介して伝送されてく
る問い合わせパケットをFIFO−D78に順次書き込
む。データパケットのFIFO−D78への書き込みが
終了後、挿入制御部B77は、FIFO−E79から読
み出しているパケット流の切れめを見出し、セレクタB
80が出力するべきFIFOの入力をFIFO−D78
からの入力に設定する様に切り替え、FIFO−E79
の読み出しを停止し、FIFO−D78の読み出しを開
始する。その後、FIFO−D78に書き込まれた問い
合わせパケットの読み出しの終了後、挿入制御部B77
は、セレクタB80が出力するべきFIFOの入力を再
びFIFO−E79からの入力に設定する様に切り替
え、FIFO−D78の読み出しを停止し、FIFO−
E79の読み出しを再開する。セレクタB80から出力
された問い合わせパケットは、バッファI26に入力さ
れる。
【0067】バッファI26のデマルチプレクサVI1
31は、分離挿入部I18から出力される問い合わせパ
ケットのヘッダ部をデコーダ132とラッチVI133
に、データ部100をシフトレジスタ135にそれぞれ
出力する。デコーダ132は、問い合わせパケットのヘ
ッダ部をデコードし、中継回数表示欄97の値が“1”
であり、パケット種別識別欄99の値が問い合わせパケ
ットである為、書き込むべき記憶領域をVIIIと判断
し、その書き込み開始アドレス値を書き込みアドレスカ
ウンタ137に出力する。
【0068】ラッチVI133は、問い合わせパケット
のヘッダ部を記憶し、減算処理部134に出力する。ラ
ッチVI133から出力される問い合わせパケットのヘ
ッダ部は、中継回数表示欄97の値“1”が減算処理部
134で減算され“0”となり、セレクタV136に出
力される。シフトレジスタ135は、デマルチプレクサ
VI131から出力される問い合わせパケットのデータ
部100に所望の遅延を与え、セレクタV136に出力
する。セレクタV136は、減算処理部134によって
中継回数表示欄97の値が減算されたヘッダ部と、シフ
トレジスタ135から出力される所望の遅延を与えられ
た問い合わせパケットのデータ部100とを順次選択す
ることにより、中継回数表示欄97の値を減算し“0”
とした問い合わせパケットを再構成し、デュアルポート
メモリ139に出力する。
【0069】一方、書き込みアドレスカウンタ137
は、デコーダ132から出力される問い合わせパケット
のデコード結果に応じて、問い合わせパケットを書き込
むべきデュアルポートメモリ139の書き込み開始アド
レスをA8とし、順次パケットを書き込むべきアドレス
信号をデュアルポートメモリ139に出力する。デュア
ルポートメモリ139の入力ポートには、セレクタV1
36を介して再構成された問い合わせパケットが入力さ
れており、書き込みアドレスカウンタ137から出力さ
れるアドレスに従って、順次、記憶領域VIIIに書き
込まれる。
【0070】この様にして、問い合わせパケットが記憶
領域VIIIに書き込まれた後、制御部4内の波長制御
部6の制御の下に、可変波長送信部I34の送信波長が
λ8に設定されると、制御部4内のバッファ制御部5
は、記憶領域VIIIに対応したオフセット値A8をバ
ッファI26の読み出しアドレスカウンタ138に出力
する。このオフセット値A8を元に、読み出しアドレス
カウンタ138は、順次、カウンタをインクリメントす
る事によって、記憶領域VIIIに書き込まれている問
い合わせパケットを読み出す為のアドレスを発生し、デ
ュアルポートメモリ139に出力する。この読み出しア
ドレスによってデュアルポートメモリ139の出力ポー
トから、問い合わせパケットが順次読み出しされ、可変
波長送信部I34に出力される。可変波長送信部I34
の送信波長はλ8に設定されている為、問い合わせパケ
ットは、波長λ8の光信号として、可変波長送信部I3
4から合波器42に送出され、合波器42において、他
の可変波長送信部II35から可変波長送信部VIII
41より送出される互いに波長の異なる光信号と合波さ
れ、分波器43に出力される。分波器43に入力された
問い合わせパケットは、波長λ8の光信号光である為、
分波され、自ノード装置I81の合波器8に出力され
る。
【0071】波長λ8の光信号としてノード装置I81
の分波器43で分波され自ノード装置I81の合波器8
に入力された問い合わせパケットは、合波器8で上流に
隣接するノード装置IV84から出力される波長λ1か
ら波長λ7の光信号と合波され、分岐器9に入力され
る。分岐器9に入力された波長λ1からλ8の光信号は
分岐され、固定波長受信部I10から固定波長受信部V
III17に入射する。ここで問い合わせパケットは波
長λ8の光信号光である為、λ8の光信号のみを受信す
る固定波長受信部VIII17で受信される。固定波長
受信部V1II17で受信された問い合わせパケット
は、分配処理部I25に出力される。
【0072】分配処理部I25のラッチB66では、固
定波長受信部VIII17から出力される問い合わせパ
ケットの中継回数表示欄97が記憶され、その値がコン
パレータB65に出力される。コンパレータB65は、
ラッチB66から出力される問い合わせパケットの中継
回数表示欄97の値が“0”である為、分離指示をデマ
ルチプレクサB67に出力する。デマルチプレクサB6
7は、コンパレータB65からの分離指示を受けて、入
力された問い合わせパケットをラッチA64とデマルチ
プレクサA62に出力する。ラッチA64では、問い合
わせパケットのパケット種別識別欄99が記憶され、そ
の値がコンパレータA63に出力される。コンパレータ
A63は、ラッチA64から出力される問い合わせパケ
ットのパケット種別識別欄99の値が“0”である為、
分離指示をデマルチプレクサA62に出力する。デマル
チプレクサA62は、コンパレータA63からの分離指
示を受けて、入力された問い合わせパケットをパケット
処理部I3に出力する。
【0073】パケット処理部I3では、現在の使用可能
な通信帯域をコネクション管理テーブルから検索し、問
い合わせパケットのデータ部に記載された所望の通信帯
域値Twと比較し、余裕があれば通信許可/不許可表示
情報を許可とし、余裕がなければ通信許可/不許可表示
情報を不許可とし、データ部に記載し、伝送方向下流に
隣接するノード装置II82のパケット処理部I3に宛
てる通知パケットを作成する。この時、使用波長指定欄
98の値は、“8”以外の任意の値(ここでは“1”と
する)を書き込み、中継回数表示欄97は“2”とし、
パケット種別識別欄99を“通知パケット”に指定す
る。又、通信許可/不許可表示情報には、これら情報を
送信した送信元のノード装置I81の識別番号が付加さ
れる。この通知パケットの作成と同時に通知パケットで
指定された、送信元のノード装置I81のサブ伝送路I
45に接続された端末I53と受信宛て先のノード装置
IV84のサブ伝送路V49に接続された端末V57及
び使用通信帯域値Twをコネクション管理テーブルに登
録する。
【0074】この様にしてパケット処理部I3で作成さ
れた通知パケットは、分配処理部25のFIFO−C7
1に書き込まれる。以下では、先ず初めに、所望の通信
帯域値Twが確保され、通信許可表示情報がデータ部に
書き込まれた場合について説明し、通信不許可表示情報
がデータ部に書き込まれた場合については、後述する。
FIFO−C71に書き込まれた通知パケットは、挿入
制御部A68の制御の下にデマルチプレクサB67から
出力されるパケット流に挿入され、セレクタA72から
バッファVIII33に出力される。
【0075】バッファVIII33のデマルチプレクサ
VI131は、分配処理部I25から出力される通知パ
ケットのヘッダ部をデコーダ132とラッチVI133
に、データ部100をシフトレジスタ135にそれぞれ
出力する。デコーダ132は、通知パケットのヘッダ部
をデコードし、中継回数表示欄97の値が“2”であ
り、使用波長指定欄98の値が“1”である為、書き込
むべき記憶領域をIと判断し、その書き込み開始アドレ
ス値を書き込みアドレスカウンタ137に出力する。
【0076】ラッチVI133は、通知パケットのヘッ
ダ部を記憶し、減算処理部134に出力する。ラッチV
I133から出力される通知パケットのヘッダ部は、中
継回数表示欄97の値“2”が、減算処理部134で減
算され“1”となり、セレクタV136に出力される。
シフトレジスタ135は、前述問い合わせパケットの処
理におけると同様に、デマルチプレクサVI131から
出力される通知パケットのデータ部100に所望の遅延
を与え、セレクタV136に出力する。セレクタV13
6は、減算処理部134によって中継回数表示欄97の
値が減算されたヘッダ部と、シフトレジスタ135から
出力される所望の遅延を与えられた通知パケットのデー
タ部100とを順次選択することにより、中継回数表示
欄97の値を減算し“1”とした通知パケットを再構成
し、デュアルポートメモリ139に出力する。
【0077】一方、書き込みアドレスカウンタ137
は、デコーダ132から出力される通知パケットの書き
込むべき記憶領域Iの書き込み開始アドレス値に応じ
て、通知パケットを書き込むべきデュアルポートメモリ
139の書き込み開始アドレスをA1とし、順次パケッ
トを書き込むべきアドレス信号をデュアルポートメモリ
139に出力する。デュアルポートメモリ139の入力
ポートには、セレクタV136を介して再構成された通
知パケットが入力されており、書き込みアドレスカウン
タ137から出力されるアドレスに従って、順次、記憶
領域Iに書き込まれる。
【0078】この様にして、記憶領域Iに書き込まれた
通知パケットは、前述の如く制御部4内の波長制御部6
の制御の下に、可変波長送信部VIII41から波長λ
1の光信号として送出され、合波器42において、他の
可変波長送信部から送信される波長λ2からλ8の光信
号と合波され、分波器43に出力される。分波器43に
入力された通知パケットは、波長λ1の光信号光である
為、分波されず、光ファイバ44に出射され、伝送方向
下流に隣接するノード装置II82の合波器8に入力さ
れる。合波器8に入力された通知パケットを含む波長λ
1からλ7の光信号は、ノード装置II82の固定波長
受信部VIII17から出力されたλ8の光信号と合波
され、分岐器9に出力される。
【0079】分岐器9に入力された波長λ1からλ8の
光信号は、分岐され、固定波長受信部I10から固定波
長受信部VIII17に入射する。ここで通知パケット
は波長λ1の光信号光である為、λ1の光信号のみを受
信する固定波長受信部I10で受信される。
【0080】固定波長受信部I10で受信された通知パ
ケットは、分離挿入部I18に出力される。分離挿入部
I18のラッチCでは、固定波長受信部I10から出力
される通知パケットの中継回数表示欄97が記憶され、
その値がコンパレータC73に出力される。コンパレー
タC73は、ラッチC74から出力される通知パケット
の中継回数表示欄97の値が“1”である為、中継指示
をデマルチプレクサC75に出力する。デマルチプレク
サC75は、コンパレータC74からの中継指示を受け
て、入力された通知パケットをFIFO−E79に出力
する。FIFO−E79に入力された通知パケットは、
挿入制御部B77の制御の下に読み出され、セレクタB
80を介して、バッファI26に出力される。
【0081】バッファI26のデマルチプレクサVI1
31は、分離挿入部I18から出力される通知パケット
のヘッダ部をデコーダ132とラッチVI133に、デ
ータ部100をシフトレジスタ135にそれぞれ出力す
る。デコーダ132は、通知パケットのヘッダ部をデコ
ードし、中継回数表示欄97の値が“1”であり、パケ
ット種別識別欄99の値が通知パケットである為、書き
込むべき記憶領域をVIIIと判断する。又、ラッチV
I133から出力される問い合わせパケットのヘッダ部
は、中継回数表示欄97の値“1”が、減算処理部13
4で減算され“0”となる。
【0082】これらにより、通知パケットは記憶領域V
IIIに書き込まれ、その後、可変波長送信部I34か
ら波長λ8の光信号として、合波器42に送出され、合
波器42において、他の可変波長送信部II35から可
変波長送信部VIII41より送出される互いに波長の
異なる光信号と合波され、分波器43に出力される。分
波器43に入力された通知パケットは、波長λ8の光信
号光である為、分波され、自ノード装置II82の合波
器8に入力される。合波器8に入力された通知パケット
は、合波器8で上流に隣接するノード装置I81から出
力される波長λ1からλ7の光信号と合波され、分岐器
9で分岐され、固定波長受信部VIII17で受信され
分配処理部I25に出力される。
【0083】分配処理部I25では、通知パケットの中
継回数表示欄97の値が“0”である為、分離指示がデ
マルチプレクサB67に出力され、通知パケットは、ラ
ッチA64とデマルチプレクサA62に出力される。ラ
ッチA64では、通知パケットのパケット種別識別欄9
9が記憶され、コンパレータA63では、通知パケット
のパケット種別識別欄99の値が“0”である為、分離
指示がデマルチプレクサA62に出力される。これによ
り、デマルチプレクサA62は、通知パケットをパケッ
ト処理部I3に出力する。
【0084】ノード装置II82のパケット処理部I3
では、ノード装置I81におけると同様に、ノード装置
II82の中継伝送の為に使用可能な現在の通信帯域を
コネクション管理テーブルから検索し、通知パケットの
データ部に記載された所望の通信帯域値Twと比較す
る。そして、通信許可/不許可表示情報とノード装置I
I82の識別番号を、受信した通知パケットのデータ部
に付加し、ノード装置III83のパケット処理部I3
に宛てる通知パケットを作成し、送信する。同時に、通
知パケットで指定された、送信元のノード装置I81の
サブ伝送路I45に接続された端末I53と受信宛て先
のノード装置IV84のサブ伝送路V49に接続された
端末V57及び使用通信帯域値Twをコネクション管理
テーブルに登録する。
【0085】この様にして作成された通知パケットは、
前述ノード装置I81のパケット処理部I3からノード
装置II82のパケット処理部I3への伝送と同様に伝
送され、ノード装置III83のパケット処理部I3
で、受信される。
【0086】ノード装置III83のパケット処理部I
3では、前述と同様に、ノード装置III83の中継伝
送の為に使用可能な現在の通信帯域をコネクション管理
テーブルから検索し、所望の通信帯域値Twと比較され
た後、通信許可表示情報又は通信不許可表示情報とノー
ド装置III83の識別番号が更に付加され、ノード装
置IV84に送られる。
【0087】ノード装置IV84では、通知パケットを
受信すると、データ部が検索され、送信元のノード装置
I81から受信宛て先のノード装置IV84までの夫々
のノード装置が付加した通信許可/不許可表示情報を検
索し、それらが全て許可であれば、通信開始指示情報
と、使用波長として、受信宛て先としてノード装置IV
84の端末V57がサブ伝送路V49を介して接続され
た分離挿入部V22にパケットを出力する固定波長受信
部V14が受信する波長であるλ5を指示するデータ
と、受信宛て先端末であるノード装置IV84に接続さ
れた端末V57に対応した中継回数表示欄97の値
“3”とを付加し、送信元のノード装置I81のサブ伝
送路I45に接続された端末I53に宛てた回答パケッ
トを作成し、分配処理部I25に出力する。この時、使
用波長指定欄98の値は、回答パケットの受信宛て先で
ある、ノード装置I81の端末I53がサブ伝送路I4
5を介して接続された分離挿入部I18にパケットを出
力する固定波長受信部I10の受信波長である“1”を
書き込み、中継回数表示欄97は“1”とし、パケット
種別識別欄99を“回答パケット”に指定する。
【0088】ノード装置IV84のパケット処理部I3
から送信された回答パケットは、分配処理部I25を経
て、バッファVIII33で中継回数表示欄97が
“0”に書き改められ、可変波長送信部VIIIから波
長λ1の光信号として、送信され、前述の如く伝送さ
れ、ノード装置I81の固定波長受信部I10で受信さ
れ、分離挿入部I18に出力される。分離挿入部I18
では、中継回数表示欄97の値が“0”である為、デマ
ルチプレクサC75で分離され、I/F部B76を介し
て、サブ伝送路I45に接続された端末I53のパケッ
ト処理部II130に送られる。
【0089】端末I53のパケット処理部II130で
は、受信した回答パケットのデータ部に通信開始指示情
報が付加されている為、受信宛て先であるノード装置I
V84のサブ伝送路V49に接続された端末V57への
データパケットの送信を後述する如く開始する。
【0090】一方、ノード装置IV84のパケット処理
部I3が受信した通知パケットのデータ部に、送信元の
ノード装置I81から受信宛て先のノード装置IV84
までの夫々のノード装置が付加した通信許可/不許可表
示情報の中に通信不許可を表示する情報があると、パケ
ット処理部I3は、通信中止指示情報を付加し、送信元
のノード装置I81のサブ伝送路I45に接続された端
末I53に宛てて回答パケットを送信する。端末I53
のパケット処理部IIでは、通信中止指示情報が付加さ
れた回答パケットを受信すると、データパケットの送信
を開始しない。
【0091】又、同時にノード装置IV84のパケット
処理部I3は、データ部に解放指示と、通知パケットの
中継時にコネクション管理テーブルに登録した送信元の
端末と、受信宛て先の端末及び所望の通信帯域値Twを
記載して、通知パケットを作成し、ノード装置I81に
送信する。この通知パケットは、前述の如く伝送され、
ノード装置I81のパケット処理部I3で受信され、デ
ータ部が読み取られて、コネクション管理テーブルが修
正される。ノード装置I81のパケット処理部I3は、
受信した通知パケットを更にノード装置II82に送信
する。同様にノード装置II82、ノード装置III8
3において、コネクション管理テーブルが修正され、通
知パケットが伝送される。
【0092】ノード装置I81のサブ伝送路I45に接
続された端末I53から、受信宛て先としてノード装置
IV84のサブ伝送路V49に接続された端末V57へ
のデータパケットの送信においては、端末I53のパケ
ット処理部II130では、受信した回答パケットのデ
ータ部に付加された受信宛て先端末であるノード装置I
V84に接続された端末V57に対応した中継回数表示
欄97の値“3”と、使用波長指定欄98の値“5”を
用いて、ヘッダを作成し、パケット種別識別欄99をデ
ータパケットに設定し、送信するべきデータに付加して
データパケットを組み立て、I/F部III129に出
力する。I/F部III129は、データパケットを、
サブ伝送路I45を介して、ノード装置I81の分離挿
入部I18に伝送する。ノード装置I81の分離挿入部
I18のI/F部B76は、データパケットをFIFO
−D78に順次書き込む。続いて、前述の通知パケット
の伝送におけると同様に、挿入制御部B77の制御の下
に読み出され、セレクタB80を介して、バッファI2
6に出力される。
【0093】バッファI26に入力されたデータパケッ
トは、中継回数表示欄97が減算され“2”とされた
後、使用波長指定欄98の値“5”に応じて記憶領域V
に書き込まれ、制御部4の制御の下に波長λ5の光信号
として、下流に隣接するノード装置II82に伝送され
る。ノード装置II82において、データパケットは後
述の如く中継伝送処理される。波長λ5の光信号として
ノード装置I81から送出されたデータパケットは、ノ
ード装置II82の分岐器9で分岐され、波長λ5の光
信号のみを受信する固定波長受信部V14で受信され
る。固定波長受信部V14で受信されたデータパケット
は、分離挿入部V22に出力される。分離挿入部V22
では、中継回数表示欄97の値が“2”である為、コン
パレータC74から中継指示がデマルチプレクサC75
に出力されたデータパケットは、FIFO−E79に一
旦書き込まれ、その後、挿入制御部B77の制御の下
に、セレクタB80からバッファV30に出力される。
バッファV30に入力されたデータパケットは、ノード
装置I81のバッファI26におけると同様に減算処理
部134において、中継回数表示欄97の値が減算され
“1”とされた後、パケットが再構成されて、デュアル
ポートメモリ139の記憶領域Vに書き込まれる。その
後、ノード装置I81におけると同様に波長λ5の光信
号として送出され、下流に隣接するノード装置III8
3に伝送される。波長λ5の光信号として、ノード装置
III83に伝送されてきたデータパケットは、ノード
装置II82におけると同様に中継伝送処理をされ、波
長λ5の光信号として、ノード装置IV84に伝送され
る。このとき、中継回数表示欄97の値は“0”に減算
されている。
【0094】波長λ5の光信号として、ノード装置IV
84に伝送されてきたデータパケットは、ノード装置I
V84の固定波長受信部V14において受信され分離挿
入部V22に出力される。分離挿入部V22のラッチC
74では、固定波長受信部V14から出力されるデータ
パケットの中継回数表示欄97が記憶され、その値がコ
ンパレータC73に出力される。コンパレータC73
は、ラッチC74から出力されるデータパケットの中継
回数表示欄97の値が“0”である為、分離指示をデマ
ルチプレクサC75に出力する。デマルチプレクサC7
5は、コンパレータC73からの分離指示を受けて、入
力されたデータパケットをI/F部B76に出力する。
I/F部B76に出力されたデータパケットは、サブ伝
送路V49を伝送された後、受信宛て先である端末V5
7で受信され、パケットのヘッダ部が除去された後、デ
ータ部のみが取り出され所望の処理が行なわれる。
【0095】この様にして、送信元のノード装置I81
のサブ伝送路I45に接続された端末I53から、ノー
ド装置IV84のサブ伝送路V49に接続された端末V
57に宛てて送信されたデータパケットは、ノード装置
I81の可変波長送信部I34から波長λ5の光信号と
して送出された後、ノード装置II82とノード装置I
II83において中継回数表示欄97の値が減算され、
波長λ5の光信号で中継された後、ノード装置IV84
の分離挿入部V22において、中継回数表示欄97の値
が“0”である事が検出され、サブ伝送路V49に分
離、伝送された後、端末V57で受信される。
【0096】続いて、本システム例におけるノード装置
I81のサブ伝送路I45に接続された端末I53か
ら、受信宛て先としてノード装置IV84の分配処理部
I25にサブ伝送路VIII52を介して接続された端
末VIII60にデータを送信する場合の本発明の第一
実施例の動作について説明する。本実施例においては、
問い合わせパケット及び回答パケットの伝送に関する動
作は、上述と同様である為、省略する。
【0097】ノード装置I81のサブ伝送路I45に接
続された端末I53から、受信宛て先としてノード装置
IV84の分配処理部I25にサブ伝送路VIII52
を介して接続された端末VIII60へのデータパケッ
トの送信においては、端末I53のパケット処理部II
130では、受信した回答パケットのデータ部に付加さ
れた受信宛て先端末であるノード装置IV84の分配処
理部I25にサブ伝送路VIII52を介して接続され
た端末VIII60に対応した中継回数表示欄97の値
“4”と、使用波長指定欄98の値“8”を用いて、ヘ
ッダを作成し、パケット種別識別欄99をデータパケッ
トに設定し、送信するべきデータに付加してデータパケ
ットを組み立て、I/F部III129に出力する。こ
の時、回答パケットで回答される、中継回数の値は、表
3に示す如く、“4”となっている。
【0098】I/F部III129は、データパケット
を、サブ伝送路I45を介して、ノード装置I81の分
離挿入部I18に伝送する。ノード装置I81の分離挿
入部I18のI/F部B76は、データパケットをFI
FO−D78に順次書き込む。続いて、前述と同様に、
挿入制御部B77の制御の下に読み出され、セレクタB
80を介して、バッファI26に出力される。
【0099】バッファI26に入力されたデータパケッ
トは、中継回数表示欄97の値が“4”であり、使用波
長指定欄98の値が“8”である為、デコーダ132は
前述の設定条件4)に基づいて、記憶領域Iに対応した
アドレス値を発生する様に書き込みアドレスカウンタを
設定する。その後、中継回数表示欄97が減算され
“3”とされ記憶領域Iに書き込まれ、制御部4の制御
の下に波長λ1の光信号として、下流に隣接するノード
装置II82に伝送される。
【0100】ノード装置II82において、データパケ
ットは中継伝送処理される。波長λ1の光信号としてノ
ード装置I81から送出されたデータパケットは、ノー
ド装置II82の分岐器9で分岐され、波長λ1の光信
号のみを受信する固定波長受信部I10で受信される。
固定波長受信部I10で受信されたデータパケットは、
分離挿入部I18に出力される。分離挿入部I18で
は、中継回数表示欄97の値が“3”である為、コンパ
レータC74から中継指示がデマルチプレクサC75に
出力されたデータパケットは、FIFO−E79に一旦
書き込まれ、その後、挿入制御部B77の制御の下に、
セレクタB80からバッファI26に出力される。
【0101】バッファI26に入力されたデータパケッ
トは、ノード装置I81のバッファI26におけると同
様に減算処理部134において、中継回数表示欄97の
値が減算され“2”とされた後、パケットが再構成され
て、デュアルポートメモリ139の記憶領域Iに書き込
まれる。その後、ノード装置I81におけると同様に波
長λ1の光信号として送出され、下流に隣接するノード
装置III83に伝送される。波長λ1の光信号とし
て、ノード装置III83に伝送されてきたデータパケ
ットは、ノード装置II82におけると同様に中継伝送
処理をされ、波長λ1の光信号として、ノード装置IV
84に伝送される。このとき、中継回数表示欄97の値
は“1”に減算されている。
【0102】波長λ1の光信号として、ノード装置IV
84に伝送されてきたデータパケットは、ノード装置I
V84の固定波長受信部I10において受信され分離挿
入部I18に出力される。分離挿入部I18では、中継
回数表示欄97の値が“1”である為、データパケット
は、バッファI26に出力される。
【0103】バッファI26においては、デコーダ13
2は、データパケットのヘッダ部をデコードし、中継回
数表示欄97の値が“1”であり、パケット種別識別欄
99の値がデータパケットである為、前述の設定条件
3)に基づいて、書き込むべき記憶領域を、使用波長指
定欄98に記載された波長λ8に対応した記憶領域VI
IIと判断する。又、ラッチVI133から出力される
データパケットのヘッダ部は、中継回数表示欄97の値
“1”が、減算処理部134で減算され“0”となる。
【0104】これらにより、データパケットは記憶領域
VIIIに書き込まれ、その後、可変波長送信部I34
から波長λ8の光信号として、合波器42に送出され、
合波器42において、他の可変波長送信部II35から
可変波長送信部VIII41より送出される互いに波長
の異なる光信号と合波され、分波器43に出力される。
分波器43に入力されたデータパケットは、波長λ8の
光信号光である為、分波され、自ノード装置IV84の
合波器8に入力される。合波器8に入力されたデータパ
ケットは、合波器8で上流に隣接するノード装置III
83から出力される波長λ1からλ7の光信号と合波さ
れ、分岐器9で分岐され、固定波長受信部VIII17
で受信され分配処理部I25に出力される。
【0105】分配処理部I25では、データパケットの
中継回数表示欄97の値が“0”である為、分離指示が
デマルチプレクサB67に出力され、データパケット
は、ラッチA64とデマルチプレクサA62に出力され
る。ラッチA64では、データパケットのパケット種別
識別欄99が記憶され、コンパレータA63では、デー
タパケットのパケット種別識別欄99の値が“1”であ
る為、出力指示がデマルチプレクサA62に出力され
る。これにより、デマルチプレクサA62は、コンパレ
ータA63からの出力指示を受けて、入力されたデータ
パケットをI/F部A61に出力する。I/F部A61
に出力されたデータパケットは、サブ伝送路VIII5
2を伝送された後、受信宛て先である端末VIII60
で受信され、パケットのヘッダ部が除去された後、デー
タ部のみが取り出され所望の処理が行なわれる。
【0106】この様にして、送信元のノード装置I81
のサブ伝送路I45に接続された端末I53から、ノー
ド装置IV84の分配処理部I25にサブ伝送路VII
I52を介して接続された端末VIII60に宛てて送
信されたデータパケットは、ノード装置I81の可変波
長送信部I34から波長λ1の光信号として送出された
後、ノード装置II82とノード装置III83におい
て中継回数表示欄97の値が減算され、波長λ1の光信
号で中継された後、ノード装置IV84のバッファI2
6において、中継回数表示欄97の値が“1”であり、
パケット種別識別欄99の値がデータパケットである
為、中継回数表示欄97の値“1”が、減算され“0”
とされた後、記憶領域VIIIに書き込まれ、可変波長
送信部I34から波長λ8の光信号として送出され、分
波器43で分波された後、合波器8と分岐器9を介し
て、固定波長受信部VIII17で受信される。然る
後、分配処理部25から出力され、サブ伝送路VIII
52を介して、受信宛て先である端末VIII60で受
信される。
【0107】上記及び以下の実施例では、分配処理部2
5からパケット処理部I3へのパケットの出力機能とパ
ケット処理部I3から分配処理部25への出力機能が同
一の分配処理部25で担われているが、2種類の分配処
理部を設けて夫々に一方の機能を持たせても良い。
【0108】また、上記実施例において、端末VIII
60からの問い合わせパケットは、分配処理部25を経
て直接的にパケット処理部I3へ伝送される様にも出来
る。
【0109】また、図8において、分波器43からの波
長λ8の出力を合波器8、分岐器9を介さずに直接固定
波長受信部VIII17に入力する様にしてもよい。
【0110】(実施例2)図11は、本発明によるノー
ド装置の第二の構成例である。図11において、図8と
同じ符号を付加された部分は、前述第一の実施例の各部
と同様に動作する。本ノード装置を用いたネットワーク
システムの構成例としては、前述第一の実施例と同様に
図1の構成を用いることが出来る。
【0111】本発明の第二の実施例においては、端末か
ら送信された管理パケットは、伝送方向下流に隣接する
ノード装置のパケット処理部I3で処理される。端末か
ら伝送方向下流に隣接するノード装置のパケット処理部
I3に問い合わせパケットを送信する場合は、端末のパ
ケット処理部II130は、使用波長指定欄98に、ノ
ード装置の分配処理部I3にパケットを出力する固定波
長受信部17の受信波長であるλ8を指定する値“8”
を書き込み、中継回数指示欄97を“1”とし、パケッ
ト種別識別欄99を“問い合わせパケット”に指定し、
それらを送信するべきデータに付加してパケットを組み
立て、サブ伝送路を介して、ノード装置の分離挿入部又
は分配処理部に伝送する。分離挿入部又は分配処理部に
おいては、I/F部を介して、パケットがFIFOに書
き込まれ、その後挿入制御部の制御の元に読み出され
て、セレクタを介して、バッファ26〜33に出力され
る。バッファでは、ヘッダの中継回数表示欄97の値が
減算されて“0”に書き換えられ、記憶領域VIIIに
書き込まれた後、λ8の光信号として可変波長送信部3
4〜41から送信され、伝送方向下流に隣接するノード
装置の固定波長受信部VIII17で受信され、分配処
理部25に出力される。分配処理部25においては、中
継回数表示欄97の値が“0”である為、コンパレータ
B65からの指示により分離され、更に、パケット種別
識別欄99の値が問い合わせパケットである為、コンパ
レータA63からも分離指示が出され、デマルチプレク
サA62からパケット処理部I3に出力される。
【0112】又、ノード装置のパケット処理部I3から
端末にパケットを送信する場合は、ノード装置のパケッ
ト処理部I3は、パケット種別識別欄99を回答パケッ
トとし、受信宛て先の端末に応じて、使用波長指定欄9
8と中継回数指示欄97を設定し、分配処理部25のF
IFOC71に書き込む。FIFOC71に書き込まれ
た回答パケットは、挿入制御部A68の制御の下に読み
出されて、セレクタA72を介して、バッファ33に出
力される。バッファ33では、ヘッダの中継回数表示欄
97の値が減算されて書き換えられ、使用波長指定欄9
8で指定された波長に対応した記憶領域に書き込まれた
後、指定された波長の光信号として、可変波長送信部4
1から送信され、伝送方向下流に隣接するノード装置の
指定された固定波長受信部で受信され、分離挿入部又は
分配処理部に出力される。分離挿入部又は分配処理部で
は、中継回数表示欄97の値が“0”と比較され、
“0”でなければ再びバッファに出力され、ヘッダの中
継回数表示欄97の値が減算されて書き換えられ、可変
波長送信部から指定された波長で伝送方向下流に隣接す
るノード装置に中継伝送される。中継回数表示欄97の
値が“0”となるまで、この中継伝送が繰り返され、然
る後、分離挿入部又は分配処理部において、分離され、
更に、パケット種別識別欄99の値が回答パケットであ
る為、パケット処理部II130に出力される。
【0113】端末から、他の端末へデータパケットを送
信する場合は、問い合わせパケットを用いて、受信宛て
先の端末に対応した中継回数指示欄97の値と使用波長
指定欄98の値の問い合わせを行ない、その問い合わせ
結果をヘッダの所定の欄に書き込み送信するべきデータ
に付加してデータパケットを組み立て、サブ伝送路を介
して、ノード装置の分離挿入部又は分配処理部に伝送す
る。その後、データパケットは、前述のノード装置のパ
ケット処理部I3から端末に宛てられたパケットの中継
伝送と同様に各ノード装置で中継され、中継回数指示欄
97の値が“0”となると分離挿入部又は分配処理部に
おいて分離され、パケット種別識別欄99の値がデータ
パケットである為、I/F部に出力され、I/F部から
サブ伝送路を介して、所定の端末のパケット処理部II
130に出力される。
【0114】更に又、ノード装置のパケット処理部I3
から他のノード装置のパケット処理部I3に通知パケッ
トを送信する場合は、ノード装置のパケット処理部I3
は、パケット種別識別欄99を通知パケットとし、使用
波長指定欄を“8”以外の任意の値とし、受信宛て先の
ノード装置に応じて、中継回数指示欄97を設定し、前
述の如く送信する。各ノード装置の分配処理部25で
は、前述の如く中継回数表示欄97の値が“0”となる
まで、中継伝送が繰り返され、然る後、分配処理部25
において、分離され、更に、パケット種別識別欄99の
値が通知パケットである為、パケット処理部I3に出力
される。
【0115】本第二の実施例においては、第一の実施例
において必要であった合波器8及び分波器43が不要と
なる為、光学部品を削減出来る効果がある。
【0116】(実施例3)図12は、本発明によるノー
ド装置の第三の構成例である。本構成は、分配処理部I
25とサブ伝送路VIII52及ぴ、端末VIII60
が除去されている事を除いて、図8の構成例と同様であ
る。図12において、図8と同じ符号を付加された部分
は、前述第一の実施例の各部と同様に動作する、図13
は、図12に示した、本発明によるノード装置を用い
た、ネットワークシステムの構成例であり、4つのノー
ド装置を光ファイバによって接続した例を示している。
符号81から符号84は、図12に示したノード装置で
あり、夫々7個のサブ伝送路を介して7個の端末が接続
されている。符号85から符号88は、光波長多重伝送
路であるところの光ファイバである。
【0117】本発明の第三の実施例においては、端末か
らノード装置のパケット処理部I3に問い合わせパケッ
トを送信する場合は、端末のパケット処理部II130
は、使用波長指定欄98に、ノード装置のパケット処理
部I3にパケットを出力する固定波長受信部17の受信
波長であるλ8を指定する値“8”を書き込み、中継回
数指示欄97を“1”とし、パケット種別識別欄99を
“問い合わせパケット”に指定し、それらを送信するべ
きデータに付加してパケットを組み立て、サブ伝送路を
介して、ノード装置の分離挿入部に伝送する。分離挿入
部においては、I/F部を介して、パケットがFIFO
に書き込まれ、その後挿入制御部の制御の元に読み出さ
れて、セレクタを介して、バッファ26〜32に出力さ
れる。バッファでは、ヘッダの中継回数表示欄97の値
が減算されて“0”に書き換えられ、記憶領域VIII
に書き込まれた後、λ8の光信号として可変波長送信部
34〜40から送信され、分波器43で分波され、合波
器5で合波され、分岐器9を介して、自ノード装置の固
定波長受信部VIII17で受信され、然る後、パケッ
ト処理部I3に出力される。
【0118】又、ノード装置のパケット処理部I3から
端末にパケットを送信する場合は、ノード装置のパケッ
ト処理部I3は、パケット種別識別欄99を回答パケッ
トとし、受信宛て先の端末に応じて、使用波長指定欄9
8と中継回数指示欄97を設定し、バッファVIII3
3に書き込む。バッファ33では、ヘッダの中継回数表
示欄97の値が減算されて書き換えられ、使用波長指定
欄98で指定された波長に対応した記憶領域に書き込ま
れた後、指定された波長の光信号として、可変波長送信
部41から送信され、伝送方向下流に隣接するノード装
置の指定された固定波長受信部で受信され、分離挿入部
に出力される。分離挿入部では、中継回数表示欄97の
値が“0”と比較され、“0”でなければ再びバッファ
に出力され、ヘッダの中継回数表示欄97の値が減算さ
れて書き換えられ、可変波長送信部から指定された波長
で伝送方向下流に隣接するノード装置に中継伝送され
る。中継回数表示欄97の値が“0”となるまで、中継
伝送が繰り返され、然る後、分離挿入部において、分離
され、更に、パケット種別識別欄99の値が回答パケッ
トである為、パケット処理部II130に出力される。
【0119】端末から、他の端末へデータパケットを送
信する場合は、問い合わせパケットを用いて、受信宛て
先の端末に対応した中継回数指示欄97の値と使用波長
指定欄98の値の問い合わせを行ない、その問い合わせ
結果をヘッダの所定の欄に書き込み送信するべきデータ
に付加してデータパケットを組み立て、サブ伝送路を介
して、ノード装置の分離挿入部に伝送する。その後、デ
ータパケットは、前述のノード装置のパケット処理部I
3から端末に宛てられたパケットの中継伝送と同様に各
ノード装置で中継され、中継回数指示欄97の値が
“0”となると分離挿入部又は分配処理部において分離
され、パケット種別識別欄99の値がデータパケットで
ある為、I/F部に出力され、I/F部からサブ伝送路
を介して、所定の端末のパケット処理部II130に出
力される。
【0120】更に又、ノード装置のパケット処理部I3
から他のノード装置のパケット処理部I3に通信パケッ
トを送信する場合は、ノード装置のパケット処理部I3
は、パケット種別識別欄99を通知パケットとし、使用
波長指定欄98の値は、“8”以外の任意の値(ここで
は“1”)とし、受信宛て先のノード装置に応じて、中
継回数指示欄97を設定し、前述の如く送信する。前述
の如く中継回数表示欄97の値が“0”となるまで、中
継伝送が繰り返され、受信宛て先のノード装置のバッフ
ァI26において、ヘッダの中継回数表示欄97の値が
減算されて“0”に書き換えられ、記憶領域VIIIに
書き込まれた後、λ8の光信号として可変波長送信部3
4から送信され、分波器43で分波され、合波器5で合
波され、分岐器9を介して、自ノード装置の固定波長受
信部VIII17で受信され、然る後、パケット処理部
I3に出力される。
【0121】また、本実施例においては、パケット処理
部に接続されるチャネルにはサブ伝送路は接続されない
ので、バッファにおいてはパケット種別によらず、中継
回数情報と指定波長情報のみによって記憶領域(出力す
る波長)を決定することもできる。
【0122】本第三の実施例においては、第一の実施例
において必要であった分配処理部が不要と成る為、電気
部品を削減できる効果及びバッファにおける処理を簡易
化する効果がある。
【0123】上記及び以下の実施例では、パケットを送
信する端末が接続されるノード装置を最初の中継ノード
装置とし、パケットの宛先ノード装置であり、最後にパ
ケットを受信し端末側に出力するノード装置は中継ノー
ドとはみなしていない。しかしながら、該最後のノード
装置をも中継ノードとみなして、パケットの中継回数
や、ノードにおいて次のノード装置に出力するのか端末
側に出力するのかを決定する値(上記実施例では中継回
数表示欄が“0”の時に端末若しくはパケット処理部に
出力している)を設定してもよい。
【0124】また、上記各実施例では、各サブ伝送路に
は1つの端末が接続されるとしたが、それに限るもので
はなく、複数の端末が1つのサブ伝送路を介して接続さ
れていたり、他のネットワークが接続され該他のネット
ワークに端末が接続されていたりしてもよい。その様な
構成において、1つのサブ伝送路に接続される複数の端
末の内の1つの端末をパケットの宛て先として指定する
為には、パケットの宛て先アドレスとしてサブ伝送路の
アドレスに加えて、更に端末を指定する為のサブアドレ
スを与えればよい。
【0125】(実施例4)図14は、波長λlから波長
λ7の7個の波長を用いた波長多重ネットワークシステ
ムに用いられる本発明によるノード装置の第4の実施例
である。
【0126】図14において、符号1401はバッファ
制御手段であるところのバッファ制御部であり、接続変
更制御部によって設定される接続変更手段のそれぞれの
入力端と出力端との接続関係に応じて、バッファIから
バッファVIIIに記憶されたパケットの読み出しを制
御する。バッファ制御部の制御内容は後述する。
【0127】符号1402は、接続変更制御部であり、
後述する所定の接続変更パターンに従って接続変更部の
入力端と出力端との接続関係を制御する。符号1403
は、接続変更手段であるところの接続変更部であり、入
力端Iから入力端VIIIがそれぞれバッファIからバ
ッファVIIIに接続されており、出力端Iから出力端
VIIIがそれぞれ固定波長送信部Iから固定波長送信
部VIIに接続されている。又、出力端VIIIは分配
処理部Iに接続されている。
【0128】符号1404から1410は、半導体レー
ザを用いた送信手段であるところの固定波長送信部Iか
ら固定波長送信部VIIであり、接続変更部から出力さ
れるパケットを、所定の波長の光信号に変換して合波器
を介して光波長多重伝送路の物理媒体であるところの光
ファイバに送出する。半導体レーザとしては、多電極構
造によるDFB(Distributed Feed
Back)型のレーザが用いられる。本DFB型レーザ
の各電極の注入電流量を制御する事によって固定波長送
信部Iから固定波長送信部VIIIには、送信波長とし
て、それぞれλlからλ7が割り当てられている。
【0129】図15は、本発明の第4の実施例に用いら
れる、接続変更部の内部構成図である。接続変更部は、
8個の入力端と、8個の出力端を有している。図15に
おいて、符号1501から1508はセレクタIからセ
レクタVIIIである。セレクタIからセレクタVII
Iは、入力端Iから入力端VIIIの8個の信号を入力
とし、接続変更制御部から出力される後述する選択信号
に基づいて、所定の入力端から入力されるパケットを出
力端に出力する。これにより、入力端と出力端の接続関
係が設定される。
【0130】図16は、本発明の第4の実施例に用いら
れる、バッファ制御部の内部構成図である。図16にお
いて、符号1601から1608は、それぞれバッファ
制御テーブルIからバッファ制御テーブルVIIIであ
る。各バッファ制御テーブルIからバッファ制御テーブ
ルVIIIは、接続変更制御部から出力されるアドレス
値によって順次読み出され、所定のオフセット値をバッ
ファIからバッファVIIIの読み出しアドレスカウン
タに出力する。これらのテーブルは、リードオンリーメ
モリ(ROM)によって構成されている。バッファ制御
テーブルIからバッファ制御テーブルVIIIの内容は
後述する。
【0131】図17は、本発明の第4の実施例に用いら
れる、接続変更制御部の内部構成図である。図17にお
いて、符号1701から1702は、それぞれ接続制御
テーブルIから接続制御テーブルVIIIである。各接
続制御テーブルIから接続制御テーブルVIIIは、3
ビットのROMカウンタから出力されるアドレス値によ
って順次読み出され、所定の選択信号を接続変更部の各
セレクタに出力する。これらのテーブルは、リードオン
リーメモリ(ROM)によって構成されている。接続制
御テーブルIから接続制御テーブルVIIIの内容は後
述する。符号1709は3ビットのROMカウンタであ
り、クロック発生器から出力されるクロック信号をカウ
ントし、3ビットのアドレス信号を接続制御テーブルI
から接続制御テーブルVIIIと、バッファ制御部のバ
ッファ制御テーブルIからバッファ制御テーブルVII
Iに出力する。符号1710は、クロック発生器であり
所定のクロック信号を発生し、バッファ制御部に送ると
共に、このクロック信号を分周し、ROMカウンタに出
力する。
【0132】本第4の実施例においては、前述接続制御
テーブルIから接続制御テーブルVIIIの内容は表4
に示す如く設定されている。
【0133】表4は、接続制御部の制御によって、接続
変更部の各セレクタIからセレクタVIIIが選択する
入力端を示しており、各セレクタIからセレクタVII
Iは、出力端Iから出力端VIIIと接続されている
為、この表4によって、入力端と出力端の接続関係が決
定される。又、表4は、同時に同じ出力端に2つ以上の
入力端が接続されない様に設定されている。表5は、接
続制御テーブルIから接続制御テーブルVIIIによっ
て設定される、入力端と出力端の関係を、ROMカウン
タの出力アドレス値毎に示している。
【0134】一方、前述バッファ制御テーブルIからバ
ッファ制御テーブルVIIIのオフセット値は表6に示
す如く設定されている。これら16個のテーブルは、R
OMカウンタによって同期して循環して読み出される。
従って、入力端と出力端の接続関係は各入力端が接続さ
れる出力端が循環して設定される循環パターンとなる。
【0135】
【表4】
【0136】
【表5】
【0137】
【表6】 表4、表5及び表6においては、各入力端の接続先が出
力端Iの時には、バッファのデュアルポートメモリの読
み出しの為のオフセット値は、記憶領域Iの値A1が割
り当てられており、以下各入力端の接続先がそれぞれ出
力端II、出力端III、出力端IV、出力端V、出力
端VI、出力端VII、及び出力端VIIIの場合は、
それぞれ記憶領域II、記憶領域III、記憶領域I
V、記憶領域V、記憶領域VI、記憶領域VII、及
び、記憶領域VIIIに対応した値が割り当てられてい
る。
【0138】従って、各バッファの各記憶領域Iから記
憶領域VIIIに書き込まれたパケットは、各記憶領域
に対応した出力端との接続が行なわれるとバッファから
の読みだしが行なわれる様に制御される。
【0139】以下図14、図15、図16及び図17を
参照しながら、前述図1に示したマルチホップ型のシス
テム例におけるノード装置I81のサブ伝送路145に
接続された端末I53から、受信宛て先としてノード装
置IV84のサブ伝送路V49に接続された端末V57
にデータを送信する場合を例にして、本発明の第一実施
例の動作について説明する。以下の説明においては、異
なるノード装置及び端末の同じ構成要素に対しては、便
宜上、図14、図16、及び図17に示された同一の符
号を用いる事とする。
【0140】端末V57ヘのデータの送信を行なう送信
元の端末I53は、データの送信に先立って、ノード装
置I81に問い合わせパケットを送り、コネクション確
立の為の許可を申請すると共に、受信宛て先の端末V5
7へのデータの送信時に必要な中継回数と使用波長の値
を問い合わせる。その為、端末I53のパケット処理部
II130では、使用波長指定欄98に値“8”を書き
込み、中継回数表示欄97を“1”とし、パケット種別
識別欄99を“問い合わせパケット”に指定し、自端末
の識別番号“11”と、受信宛て先の端末であるノード
装置IV84のサブ伝送路V49に接続された端末V5
7の識別番号“45”及び所望の通信帯域値Twをデー
タとして、問い合わせパケットを組み立て、I/F部I
II129を介してサブ伝送路45に出力する。サブ伝
送路45に出力された問い合わせパケットは、ノード装
置I81のサブ伝送路145によって接続された分離挿
入部I18のI/F部B76に入力する。
【0141】ノード装置I81の分離挿入部18のI/
F部B76は、サブ伝送路I45を介して伝送されてく
る問い合わせパケットをFIFO−D78に順次書き込
む。データパケットのFIFO−D78への書き込みが
終了後、挿入制御部B77は、FIFO−E79から読
み出しているパケット流の切れめを見出し、セレクタB
80が出力するべきFIFOの入力をFIFO−D78
からの入力に設定する様に切り替え、FIFO−E79
の読み出しを停止し、FIFO−D78の読み出しを開
始する。その後、FIFO−D78に書き込まれた問い
合わせパケットの読み出しの終了後、挿入制御部B77
は、セレクタB80が出力するべきFIFOの入力を再
びFIFO−E79からの入力に設定する様に切り替
え、FIFO−D78の読み出しを停止し、FIFO−
E79の読み出しを再開する。セレクタB80から出力
された問い合わせパケットは、バッファI26に入力さ
れる。
【0142】バッファI26のデマルチプレクサVI1
31は、分離挿入部I18から出力される問い合わせパ
ケットのヘッダ部をデコーダ132とラッチVI133
に、データ部100をシフトレジスタ135にそれぞれ
出力する。デコーダ132は、問い合わせパケットのヘ
ッダ部をデコードし、中継回数表示欄97の値が“1”
であり、パケット種別識別欄99の値が問い合わせパケ
ットである為、書き込むべき記憶領域をVIIIと判断
し、その書き込み開始アドレス値を書き込みアドレスカ
ウンタ137に出力する。
【0143】ラッチVI133は、問い合わせパケット
のヘッダ部を記憶し、減算処理部134に出力する。ラ
ッチVI133から出力される問い合わせパケットのヘ
ッダ部は、中継回数表示欄97の植“1”が減算処理部
134で減算され“0”となり、セレクタVl36に出
力される。シフトレジスタ135は、デマルチプレクサ
VIl31から出力される問い合わせパケットのデータ
部100に所望の遅延を与え、セレクタVl36に出力
する。セレクタVl36は、減算処理部134によって
中継回数表示欄97の値が減算されたヘッダ部と、シフ
トレジスタ135から出力される所望の遅延を与えられ
た問い合わせパケットのデータ部100とを順次選択す
ることにより、中継回数表示欄97の値を減算し“0”
とした問い合わせパケットを再構成し、デュアルポート
メモリ139に出力する。
【0144】一方、書き込みアドレスカウンタ137
は、デコーダ132から出力される問い合わせパケット
のデコード結果に応じて、問い合わせパケットを書き込
むべきデュアルポートメモリ139の書き込み開始アド
レスをA8とし、順次パケットを書き込むべきアドレス
信号をデュアルポートメモリ139に出力する。デュア
ルポートメモリ139の入力ポートには、セレクタVl
36を介して再構成された問い合わせパケットが入力さ
れており、書き込みアドレスカウンタ137から出力さ
れるアドレスに従って、順次、記憶領域VIIIに書き
込まれる。
【0145】この様にして、問い合わせパケットが記憶
領域VIIIに書き込まれた後、接続変更制御部140
2のROMカウンタ1709から読み出しアドレス値と
して7が接続制御テーブルIからVIIIに同時に出力
されると、このアドレス値によって接続制御テーブルの
内容が読み出される。
【0146】このとき読み出される内容は、前述表4に
示した通り、接続制御テーブルIからは、出力端Iを入
力端IIに接続する為の選択信号であり、以下接続制御
テーブルII、接続制御テーブルIII、接続制御テー
ブルIV、接続制御テーブルV、接続制御テーブルV
I、接続制御テーブルVII、及び接続制御テーブルV
IIIは、それぞれ出力端IIを入力端IIIに、出力
端IIIを入力端IVに、出力端IVを入力端Vに、出
力端Vを入力端VIに、出力端VIを入力端VIIに、
出力端VIIを入力端VIIIに、さらに出力端VII
Iを入力端Iに、接続する為の選択信号である。これら
選択信号は、それぞれセレクタIからセレクタVIII
に入力され所定の入力端が選択され、出力端に接続され
る。
【0147】同時に、接続変更制御部3のROMカウン
タ1709から出力される読み出しアドレス値7は、バ
ッファ制御部l401のバッファ制御テーブルに入力さ
れる。このアドレス値によってバッファ制御テーブルI
からバッファ制御テーブルVIIIの内容が読み出され
る。このとき読み出される内容は、前述表6に示した通
り、バッファ制御テーブルIからは、記憶領域VIII
に対応したオフセット値A8であり、以下バッファ制御
テーブルII、バッファ制御テーブルIII、バッファ
制御テーブルIV、バッファ制御テーブルV、バッファ
制御テーブルVI、バッファ制御テーブルVII、及び
バッファ制御テーブルVIIIは、それぞれ記憶領域
I、記憶領域II、記憶領域III、記憶領域IV、記
憶領域V、記憶領域VI、及び記憶領域VIIに対応し
たオフセット値A2、オフセット値A2、オフセット値
A3、オフセット値A4、オフセット値A5、オフセッ
ト値A6、及びオフセット値A7である。これらオフセ
ット値は、それぞれバッファI26からバッファVII
I33の読み出しアドレスカウンタ138に出力され
る。これらの制御信号の入力によって、バッファI26
においては、読み出しアドレスカウンタ138は、バッ
ファ制御テーブルI1601から出力されるオフセット
値A8をロードし、順次カウンタをインクリメントする
事によって記憶領域VIIIに書き込まれているパケッ
トを読み出す為のアドレスを発生し、デュアルポートメ
モリ139に出力する。この読み出しアドレスによって
デュアルポートメモリ139の出力ポートから、記憶領
域VIIIに書き込まれた問い合わせパケットが順次読
み出され接続変更部の入力端Iに出力される。
【0148】この時バッファIから読み出される問い合
わせパケットは、入力端Iが出力端VIIIに接続され
ている為、分配処理部I25にに出力される。
【0149】分配処理部I25のラッチB66では、接
続変更部1403から出力される問い合わせパケットの
中継回数表示欄97が記憶され、その値がコンパレータ
B65に出力される。コンパレータB65は、ラッチB
66から出力される問い合わせパケットの中継回数表示
欄97の値が“0”である為、分離指示をデマルチプレ
クサB67に出力する。デマルチプレクサB67は、コ
ンパレータB65からの分離指示を受けて、入力された
問い合わせパケットをラッチA64とデマルチプレクサ
A62に出力する。ラッチA64では、問い合わせパケ
ットのパケット種別識別欄99が記憶され、その値がコ
ンパレータA63に出力される。コンパレータA63
は、ラッチA64から出力される問い合わせパケットの
パケット種別識別欄99の値が“0”である為、分離指
示をデマルチプレクサA62に出力する。デマルチプレ
クサA62は、コンパレータA63からの分離指示を受
けて、入力された問い合わせパケットをパケット処理部
I3に出力する。
【0150】パケット処理部I3では、現在の使用可能
な通信帯域をコネクション管理テーブルから検索し、問
い合わせパケットのデータ部に記載された所望の通信帯
域値Twと比較し、余裕があれば通信許可/不許可表示
情報を許可とし、余裕がなければ通信許可/不許可表示
情報を不許可とし、データ部に記載し、伝送方向下流に
隣接するノード装置II82のパケット処理部I3に宛
てる通知パケットを作成する。この時、使用波長指定欄
98の値は、“8”以外の任意の値(ここでは“1”と
する)を書き込み、中継回数表示欄97は“2”とし、
パケット種別識別欄99を“通知パケット”に指定す
る。又、通信許可/不許可表示情報には、これら情報を
送信した送信元のノード装置I81の識別番号が付加さ
れる。この通知パケットの作成と同時に通知パケットで
指定された、送信元のノード装置I81のサブ伝送路I
45に接続された端末I53と受信宛て先のノード装置
IV84のサブ伝送路V49に接続された端末V57及
び使用通信帯域値Twをコネクション管理テーブルに登
録する。
【0151】この様にしてパケット処理部I3で作成さ
れた通知パケットは、分配処理部25のFIFO−C7
1に書き込まれる。以下では、先ず初めに、所望の通信
帯域値Twが確保され、通信許可表示情報がデータ部に
書き込まれた場合について説明し、通信不許可表示情報
がデータ部に書き込まれた場合については、後述する。
FIFO−C71に書き込まれた通知パケットは、挿入
制御部A68の制御の下にデマルチプレクサB67から
出力されるパケット流に挿入され、セレクタA72から
バッファVIII33に出力される。
【0152】バッファVIII33のデマルチプレクサ
VI131は、分配処理部I25から出力される通知パ
ケットのヘッダ部をデコーダ132とラッチVI133
に、データ部100をシフトレジスタ135にそれぞれ
出力する。デコーダ132は、通知パケットのヘッダ部
をデコードし、中継回数表示欄97の値が“2”であ
り、使用波長指定欄98の値が“1”である為、書き込
むべき記憶領域をIと判断し、その書き込み開始アドレ
ス値を書き込みアドレスカウンタ137に出力する。
【0153】ラッチVI133は、通知パケットのヘッ
ダ部を記憶し、減算処理部134に出力する。ラッチV
I133から出力される通知パケットのヘッダ部は、中
継回数表示欄97の値“2”が、減算処理部134で減
算され“1”となり、セレクタVl36に出力される。
シフトレジスタ135は、前述問い合わせパケットの処
理におけると同様に、デマルチプレクサVI131から
出力される通知パケットのデータ部100に所望の遅延
を与え、セレクタVl36に出力する。セレクタVl3
6は、減算処理部134によって中継回数表示欄97の
値が減算されたヘッダ部と、シフトレジスタ135から
出力される所望の遅延を与えられた通知パケットのデー
タ部100とを順次選択することにより、中継回数表示
欄97の値を減算し“1”とした通知パケットを再構成
し、デュアルポートメモリ139に出力する。
【0154】一方、書き込みアドレスカウンタ137
は、デコーダ132から出力される通知パケットの書き
込むべき記憶領域Iの書き込み開始アドレス値に応じ
て、通知パケットを書き込むべきデュアルポートメモリ
139の書き込み開始アドレスをA1とし、順次パケッ
トを書き込むべきアドレス信号をデュアルポートメモリ
139に出力する。デュアルポートメモリ139の入力
ポートには、セレクタVl36を介して再構成された通
知パケットが入力されており、書き込みアドレスカウン
タ137から出力されるアドレスに従って、順次、記憶
領域Iに書き込まれる。
【0155】この様にして、記憶領域Iに書き込まれた
通知パケットは、前述の如く制御部4内の接続変更制御
部1402の制御の下に、バッファVIII33に接続
された接続変更部1403の入力端VIIIが、固定波
長送信部I1404に接続された出力端VIIIに接続
されると、読み出しアドレスカウンタ138から出力さ
れるアドレスに従って順次読み出され、固定波長送信部
I1404から波長λlの光信号として送出され、合波
器42において、他の固定波長送信部から送信される波
長λ2からλ7の光信号と合波され、光ファイバ44に
出射され、伝送方向下流に隣接するノード装置II82
の分岐器9に入力される。
【0156】分岐器9に入力された波長λlからλ7の
光信号は、分岐され、固定波長受信部I10から固定波
長受信部VII16に入射する。ここで通知パケットは
波長λlの光信号光である為、λlの光信号のみを受信
する固定波長受信部I10で受信される。
【0157】固定波長受信部I10で受信された通知パ
ケットは、分離挿入部I18に出力される。分離挿入部
I18のラッチCでは、固定波長受信部I10から出力
される通知パケットの中継回数表示欄97が記憶され、
その値がコンパレータC73に出力される。コンパレー
タC73は、ラッチC74から出力される通知パケット
の中継回数表示欄97の値が“1”である為、中継指示
をデマルチプレクサC75に出力する。デマルチプレク
サC75は、コンパレータC74からの中継指示を受け
て、入力された通知パケットをFIFO−E79に出力
する。FIFO−E79に入力された通知パケットは、
挿入制御部B77の制御の下に読み出され、セレクタB
80を介して、バッファI26に出力される。
【0158】バッファI26のデマルチプレクサVI1
31は、分離挿入部I18から出力される通知パケット
のヘッダ部をデコーダ132とラッチVI133に、デ
ータ部100をシフトレジスタ135にそれぞれ出力す
る。デコーダ132は、通知パケットのヘッダ部をデコ
ードし、中継回数表示欄97の値が“1”であり、パケ
ット種別識別欄99の値が通知パケットである為、書き
込むべき記憶領域をVIIIと判断する。又、ラッチV
I133から出力される問い合わせパケットのヘッダ部
は、中継回数表示欄97の値“1”が、減算処理部I3
4で減算され“0”となる。
【0159】これらにより、通知パケットは記憶領域V
IIIに書き込まれ、前述の如く制御部4内の接続変更
制御部1402の制御の下に、バッファI26に接続さ
れた接続変更部1403の入力端Iが、分配処理部I2
5に接続された出力端VIIIに接続されると、読み出
しアドレスカウンタ138から出力されるアドレスに従
って順次読み出され、分配処理部I25に出力される。
【0160】分配処理部I25では、通知パケットの中
継回数表示欄97の値が“0”である為、分離指示がデ
マルチプレクサB67に出力され、通知パケットは、ラ
ッチA64とデマルチプレクサA62に出力される。ラ
ッチA64では、通知パケットのパケット種別識別欄9
9が記憶され、コンパレータA63では、通知パケット
のパケット種別識別欄99の値が“0”である為、分離
指示がデマルチプレクサA62に出力される。これによ
り、デマルチプレクサA62は、通知パケットをパケッ
ト処理部I3に出力する。
【0161】ノード装置II82のパケット処理部I3
では、ノード装置I81におけると同様に、ノード装置
II82の中継伝送の為に使用可能な現在の通信帯域を
コネクション管理テーブルから検索し、通知パケットの
データ部に記載された所望の通信帯域値Twと比較す
る。そして、通信許可/不許可表示情報とノード装置I
I82の識別番号を、受信した通知パケットのデータ部
に付加し、ノード装置III83のパケット処理部I3
に宛てる通知パケットを作成し、送信する。同時に、通
知パケットで指定された、送信元のノード装置I81の
サブ伝送路I45に接続された端末I53と受信宛て先
のノード装置IV84のサブ伝送路V49に接続された
端末V57及び使用通信帯域値Twをコネクション管理
テーブルに登録する。
【0162】この様にして作成された通知パケットは、
前述ノード装置I81のパケット処理部I3からノード
装置II82のパケット処理部I3への伝送と同様に伝
送され、ノード装置III83のパケット処理部I3
で、受信される。
【0163】ノード装置III83のパケット処理部I
3では、前述と同様に、ノード装置III83の中継伝
送の為に使用可能な現在の通信帯域をコネクション管理
テーブルから検索し、所望の通信帯域値Twと比較され
た後、通信許可表示情報又は通信不許可表示情報とノー
ド装置III83の識別番号が更に付加され、ノード装
置IV84に送られる。
【0164】ノード装置IV84では、通知パケットを
受信すると、データ部が検索され、送信元のノード装置
I81から受信宛て先のノード装置IV84までの夫々
のノード装置が付加した通信許可/不許可表示情報を検
索し、それらが全て許可であれば、通信開始指示情報
と、使用波長として、受信宛て先としてノード装置IV
84の端末V57がサブ伝送路V49を介して接続され
た分離挿入部V22にパケットを出力する固定波長受信
部Vl4が受信する波長であるλ5を指示するデータ
と、受信宛て先端末であるノード装置IV84に接続さ
れた端末V57に対応した中継回数表示欄97の値
“3”とを付加し、送信元のノード装置I81のサブ伝
送路I45に接続された端末I53に宛てた回答パケッ
トを作成し、分配処理部I25に出力する。この時、使
用波長指定欄98の値は、回答パケットめ受信宛て先で
ある、ノード装置I81の端末I53がサブ伝送路I4
5を介して接続された分離挿入部I18にパケットを出
力する固定波長受信部I10の受信波長である“1”を
書き込み、中継回数表示欄97は“1”とし、パケット
種別識別欄99を“回答パケット”に指定する。
【0165】ノード装置IV84のパケット処理部I3
から送信された回答パケットは、分配処理部I25を経
て、バッファVIII33で中継回数表示欄97が
“0”に書き改められ、固定波長送信部Iから波長λl
の光信号として、送信され、前述の如く伝送され、ノー
ド装置I81の固定波長受信部I10で受信され、分離
挿入部I18に出力される。分離挿入部I18では、中
継回数表示欄97の値が“0”である為、デマルチプレ
クサC75で分離され、I/F部B76を介して、サブ
伝送路I45に接続された端末I53のパケット処理部
II130に送られる。
【0166】端末I53のパケット処理部II130で
は、受信した回答パケットのデータ部に通信開始指示情
報が付加されている為、受信宛て先であるノード装置I
V84のサブ伝送路V49に接続された端末V57への
データパケットの送信を後述する如く開始する。
【0167】一方、ノード装置IV84のパケット処理
部I3が受信した通知パケットのデータ部に、送信元の
ノード装置I81から受信宛て先のノード装置IV84
までの夫々のノード装置が付加した通信許可/不許可表
示情報の中に通信不許可を表示する情報があると、パケ
ット処理部I3は、通信中止指示情報を付加し、送信元
のノード装置I81のサブ伝送路I45に接続された端
末I53に宛てて回答パケットを送信する。端末I53
のパケット処理部IIでは、通信中止指示情報が付加さ
れた回答パケットを受信すると、データパケットの送信
を開始しない。
【0168】又、同時にノード装置IV84のパケット
処理部I3は、データ部に解放指示と、通知パケットの
中継時にコネクション管理テーブルに登録した送信元の
端末と、受信宛て先の端末及び所望の通信帯域値Twを
記載して、通知パケットを作成し、ノード装置I81に
送信する。この通知パケットは、前述の如く伝送され、
ノード装置I81のパケット処理部I3で受信され、デ
ータ部が読み取られて、コネクション管理テーブルが修
正される。ノード装置I81のパケット処理部I3は、
受信した通知パケットを更にノード装置II82に送信
する。同様にノード装置II82、ノード装置III8
3において、コネクション管理テーブルが修正され、通
知パケットが伝送される。
【0169】ノード装置I81のサブ伝送路I45に接
続された端末I53から、受信宛て先としてノード装置
IV84のサブ伝送路V49に接続された端末V57へ
のデータパケットの送信においては、端末I53のパケ
ット処理部III30では、受信した回答パケットのデ
ータ部に付加された受信宛て先端末であるノード装置I
V84に接続された端末V57に対応した中継回数表示
欄97の値“3”と、使用波長指定欄98の値“5”を
用いて、ヘッダを作成し、パケット種別識別欄99をデ
ータパケットに設定し、送信するべきデータに付加して
データパケットを組み立て、I/F部III129に出
力する。I/F部III129は、データパケットを、
サブ伝送路I45を介して、ノード装置I81の分離挿
入部I18に伝送する。ノード装置I81の分離挿入部
I18のI/F部B76は、データパケットをFIFO
−D78に順次書き込む。続いて、前述の通知パケット
の伝送におけると同様に、挿入制御部B77の制御の下
に読み出され、セレクタB80を介して、バッファI2
6に出力される。
【0170】バッファI26に入力されたデータパケッ
トは、中継回数表示欄97が減算され“2”とされた
後、使用波長指定欄98の値“5”に応じて記憶領域V
に書き込まれ、制御部4の制御の下に固定波長送信部V
l408から波長λ5の光信号として、下流に隣接する
ノード装置II82に伝送される。ノード装置II82
において、データパケットは後述の如く中継伝送処理さ
れる。波長λ5の光信号としてノード装置I81から送
出されたデータパケットは、ノード装置II82の分岐
器9で分岐され、波長λ5の光信号のみを受信する固定
波長受信部Vl4で受信される。固定波長受信部Vl4
で受信されたデータパケットは、分離挿入部V22に出
力される。分離挿入部V22では、中継回数表示欄97
の値が“2”である為、コンパレータC74から中継指
示がデマルチプレクサC75に出力されたデータパケッ
トは、FIFO−E79に一旦書き込まれ、その後、挿
入制御部B77の制御の下に、セレクタB80からバッ
ファV30に出力される。バッファV30に入力された
データパケットは、ノード装置I81のバッファI26
におけると同様に減算処理部I34において、中継回数
表示欄97の値が減算され“1”とされた後、パケット
が再構成されて、デュアルポートメモリI39の記憶領
域Vに書き込まれる。その後、ノード装置I81におけ
ると同様に波長λ5の光信号として固定波長送信部V1
408から送出され、下流に隣接するノード装置III
83に伝送される。波長λ5の光信号として、ノード装
置III83に伝送されてきたデータパケットは、ノー
ド装置II82におけると同様に中継伝送処理をされ、
波長λ5の光信号として、ノード装置IV84に伝送さ
れる。このとき、中継回数表示欄97の値は“0”に減
算されている。
【0171】波長λ5の光信号として、ノード装置IV
84に伝送されてきたデータパケットは、ノード装置I
V84の固定波長受信部Vl4において受信され分離挿
入部V22に出力される。分離挿入部V22のラッチC
74では、固定波長受信部Vl4から出力されるデータ
パケットの中継回数表示欄97が記憶され、その値がコ
ンパレータC73に出力される。コンパレータC73
は、ラッチC74から出力されるデータパケットの中継
回数表示欄97の値が“0”である為、分離指示をデマ
ルチプレクサC75に出力する。デマルチプレクサC7
5は、コンパレータC73からの分離指示を受けて、入
力されたデータパケットをI/F部B76に出力する。
I/F部B76に出力されたデータパケットは、サブ伝
送路V49を伝送された後、受信宛て先である端末V5
7で受信され、パケットのヘッダ部が除去された後、デ
ータ部のみが取り出され所望の処理が行なわれる。
【0172】この様にして、送信元のノード装置I81
のサブ伝送路I45に接続された端末I53から、ノー
ド装置IV84のサブ伝送路V49に接続された端末V
57に宛てて送信されたデータパケットは、ノード装置
I81の固定波長送信部I34から波長λ5の光信号と
して送出された後、ノード装置II82とノード装置I
II83において中継回数表示欄97の値が減算され、
波長λ5の光信号で中継された後、ノード装置IV84
の分離挿入部V22において、中継回数表示欄97の値
が“0”である事が検出され、サブ伝送路V49に分
離、伝送された後、端末V57で受信される。
【0173】(実施例5)実施例4では、ノード装置間
を波長多重により1本の伝送路で接続する形態を示し
た。この実施例では、図18に記載のように、ノード装
置間を7本の光ファイバ(それぞれがチャネルとなる)
で接続している。特に本実施例では7本の伝送路(7本
の光ファイバ)を束ねたリボンファイバ1411を用い
ている。実施例4の構成では接続変更部を用いることに
より或るノード装置の固定波長送信部と隣接するノード
装置の固定波長受信部が1対1で対応するため、それぞ
れを伝送路で接続する形態を容易にとることができる。
もちろん、この時にもそれぞれの伝送路を束ねる(いわ
ゆる空間多重)ことによりノード装置間の配線の取り回
し等が容易になる。
【0174】また本実施例では、接続変更部等でのパケ
ットの処理は電気信号の状態で行っており、それに対し
てノード装置間では光信号でパケットを伝送するため、
電気信号を光信号に変換する送信部や、光信号を電気信
号に変換する受信部等を用いているが、ノード装置間で
も電気信号でパケットを伝送するときは、そのような送
信部や受信部は不要となる。ただしその時でも、一般に
接続変更部等で処理する信号レベルとノード装置間で伝
送する信号レベルは異なるので、ドライバ等のデバイス
を送信部として組み込むと好適である。
【0175】(実施例6)図19は、本発明によるノー
ド装置の第6の実施例であり、8個のサブ伝送路をリン
グ型の光波長多重伝送路と接続する例を示している。夫
々のサブ伝送路には、各々1台の端末装置が接続されて
いる。
【0176】図19において、ノード装置の入出力処理
部1、コネクション管理部2、パケット処理部I3、制
御部4、バッファ制御部5及び波長制御部6、光ファイ
バ7、光ファイバ44、サブ伝送路45〜52、端末5
3〜60は前述の実施例におけるノード装置の各部と同
様に機能する。
【0177】符号1909および1910は入出力部で
あり、光ファイバ7、8を伝送してきた光信号を、分岐
器1911、1912に出力すると共に合波器191
3、1914から出力される光信号を光ファイバ7、8
に出射する。符号1911および1912は分岐器であ
り、入出力部1909、1910から出射される光信号
を分岐して4個の固定波長受信部に出力する。符号19
13および1914は合波器であり、4個の可変波長送
信部から送出される光信号を合波して入出力部190
9、1910に出射する。
【0178】符号1915から1917は、フォトダイ
オードを用いた、第一の固定波長受信手段であるところ
の固定波長受信部Iから固定波長受信部IIIである。
各固定波長受信部I1915から固定波長受信部III
1917は、夫々波長λ1からλ3に対応した1つの波
長の光信号で伝送されるパケットのみを受信する。符号
1918から1920は、第一の分離挿入手段であると
ころの分離挿入部Iから分離挿入部IIIであり、固定
波長受信部1915〜1917から出力されるパケット
流の中から、サブ伝送路に伝送するべきパケットを分離
し、サブ伝送路に送出すると共に、サブ伝送路から送出
されてくるパケットを、固定波長受信部1915〜19
17から出力されるパケット流に挿入する機能を有して
いる。その内部構成は後述する。符号1921から19
23は、第一のバッファ手段であるところのバッファI
からバッファIIIであり、分離挿入部1918〜19
20から出力されるパケットを一時記憶する機能を有し
ている。その内部構成は、デコーダ132のデコード動
作が次の様に設定されている事を除いて前述図7のバッ
ファと同様である。
【0179】バッファのデコーダ132が指定する記憶
領域は、本実施例では次の様に設定されている。 使用波長指定欄98の値が、自バッファがパケット
を出力する可変波長送信部の送信波長ではない場合は、
可変波長送信部が送信できる折り返し送信波長に対応し
た記憶領域である。 −1 使用波長指定欄98の値が、自バッファがパケ
ットを出力する可変波長送信部の折り返し送信波長であ
り、中継回数表示欄の値が“1”ではない場合は、可変
波長送信部が送信できる折り返し送信波長(λ7及びλ
8)以外の任意の波長の何れかに対応した記憶領域であ
る。 −2 上記以外の場合は、使用波長指定欄98に記載
された波長に対応した記憶領域である。
【0180】符号1924から1926は、チューナブ
ルレーザダイオード(TLD)を用いた第一の可変波長
送信手段であるところの可変波長送信部Iから可変波長
受信部IIIであり、バッファ部1921〜1923か
ら出力されるパケットを、波長制御部6の制御によっ
て、波長λ1からλ3及びλ8の内の所定の波長の光信
号に変換して、合波器1913と入出力部1910を介
して第一の方向に伝送する光信号として、光波長多重伝
送路であるところの光ファイバ94に送出する。ここで
固定波長受信部I1915と分離挿入部I1918とバ
ッファI1921と可変波長送信部I1924は1組の
第一の基本通信手段をなしており、固定波長受信部I1
915で受信されたパケットは、この組の内部で処理さ
れ他の組で処理される事はない。同様に、固定波長受信
部II1916と分離挿入部II1919とバッファI
I1922と可変波長送信部II1925も1組の第一
の基本通信手段をなしており、固定波長受信部III1
917と分離挿入部III1920とバッファIII1
923と可変波長送信部III126も同様である。
【0181】符号1927は、第三の固定波長受信手段
であるところの固定波長受信部VIIであり、分岐器1
911から出射される波長λ8の光信号で第一の方向に
伝送されてくるパケットのみを受信する。符号1928
は分配処理部Iであり、固定波長受信部VII1927
から出力されるパケット流の中から、サブ伝送路に伝送
するべきパケットを分離し、サブ伝送路に送出すると共
に、サブ伝送路から伝送されてくるパケットを固定波長
受信部VII1927から出力されるパケット流に挿入
する機能と、更に固定波長受信部VII1927から出
力されるパケット流の中から、パケット処理部I3に出
力するべきパケットを分離し、パケット処理部I3に出
力すると共に、パケット処理部I3から出力されるパケ
ットを固定波長受信部VII1927から出力されるパ
ケット流に挿入する機能とを有している。符号1929
は、パケットを一時記憶する為のバッファVIIであ
る。符号1930は、第三の可変波長送信手段であると
ころの可変波長送信部VIIであり、バッファVII1
929から出力されるパケットを、波長制御部6の制御
によって、波長λ4、λ5、λ6及びλ7の内の所定の
波長の光信号に変換して、合波器1914と入出力部1
909を介して、第二の方向に伝送する如く光ファイバ
7に送出する。固定波長受信部VII1927と分配処
理部I1928とバッファVII1929と可変波長送
信部VII1930は第一の折り返し通信手段を構成し
ている。
【0182】符号1931は、第四の固定波長受信手段
であるところの固定波長受信部VIIIであり、分岐器
1912から出射される波長λ7の光信号で第二の方向
に伝送されてくるパケットのみを受信する。符号193
2は分配処理部I1928と同様な分配処理部IIであ
る。符号1933は、パケットを一時記憶する為のバッ
ファVIIIである。符号1934は、第四の可変波長
送信手段であるところの可変波長送信部VIIIであ
り、バッファVIII1933から出力されるパケット
を、波長制御部6の制御によって、波長λ1、λ2、λ
3及びλ8の内の所定の波長の光信号に変換して、合波
器1913と入出力部1910を介して、第一の方向に
伝送する如く光ファイバ44に送出する。固定波長受信
部VIII1931と分配処理部II1932とバッフ
ァVIII1933と可変波長送信部VIII1934
は第二の折り返し通信手段を構成している。
【0183】符号1935から1937は、第二の固定
波長受信手段であるところの固定波長受信部IVから固
定波長受信部VIである。各固定波長受信部IV193
5から固定波長受信部VI1937は、夫々波長λ4か
らλ6に対応した1つの波長の光信号で伝送されるパケ
ットのみを受信する。符号1938から1940は、第
二の分離挿入手段であるところの分離挿入部IVから分
離挿入部VIである。符号1941から1943は、第
二のバッファ手段であるところのバッファIVからバッ
ファVIである。符号1944から1946は、第二の
可変波長送信手段であるところの可変波長送信部IVか
ら可変波長受信部VIであり、バッファ1941〜19
43から出力されるパケットを、波長制御部6の制御に
よって、波長λ4からλ6及びλ7の内の所定の波長の
光信号に変換して合波器1914と入出力部1909を
介して第二の方向に伝送する光信号として、光波長多重
伝送路であるところの光ファイバ7に送出する。ここ
で、固定波長受信部IV1935と分離挿入部IV19
38とバッファIV1941と可変波長送信部IV19
44は1組の第二の基本通信手段をなしており、固定波
長受信部IV1935で受信されたパケットは、この組
の内部で処理され他の組で処理される事はない。同様
に、固定波長受信部V1936と分離挿入部V1939
とバッファV1942と可変波長送信部V1945も1
組の第二の基本通信手段をなしており、固定波長受信部
VI1937と分離挿入部VI1940とバッファVI
1943と可変波長送信部VI1946も同様である。
【0184】分配処理部I28と分配処理部II32と
しては図9記載のものが好適に用いられる。
【0185】分離挿入部I18から分離挿入部VI40
は図10記載のものが好適に用いられる。
【0186】以下図3、図6、図7、図9、図10及び
図19を参照しながら、前述図1に示したマルチホップ
型のシステム例における端末とノード装置のパケット処
理部間及びノード装置間のパケットの伝送について、本
発明の第6実施例の動作に従って説明する。以下の説明
においては、異なるノード装置及び端末の同じ構成要素
に対しては、便宜上図6、図7、図9、図10及び図1
9に示された同一の符号を用いる事とする。
【0187】先ず初めに、ノード装置I81のサブ伝送
路I45によって接続された端末I53から、ノード装
置I81のパケット処理部I3に問い合わせパケットを
送信する場合について説明する。この問い合わせパケッ
トは、以下に示す如く、一旦ノード装置II82に送信
されて折り返し通信手段で折り返された後、ノード装置
I81の固定波長受信部VIII1931で受信されて
分配処理部II1932からパケット処理部I3に出力
される。
【0188】その為、端末I53のパケット処理部II
では、使用波長指定欄98に、ノード装置I81のパケ
ット処理部I3にパケットを出力する分配処理部II1
932に接続された固定波長受信部VIII1931の
受信波長である値“7”を書き込み、中継回数表示欄9
7を、自ノード装置での中継伝送と伝送方向下流に隣接
するノード装置1182での折り返し中継との2回(す
なわち可変波長送信部を2回経由する)を示す“2”と
し、パケット種別識別欄99を“問い合わせパケット”
(ここでは0である)に指定し、自端末の識別番号“1
1”と所望の管理情報をデータとして、問い合わせパケ
ットを組み立て、I/F部III129を介してサブ伝
送路45に出力する。サブ伝送路45に出力された問い
合わせパケットは、ノード装置I81のサブ伝送路I4
5によって接続された分離挿入部I1918のI/F部
B76に入力する。
【0189】ノード装置I81の分離挿入部1918の
I/F部B76は、サブ伝送路I45を介して伝送され
てくる問い合わせパケットをFIFO−D78に順次書
き込む。問い合わせパケットのFIFO−D78への書
き込みが終了後、挿入制御部B77は、FIFO−E7
9から読み出しているパケット流の切れめを見出し、セ
レクタB80が出力するべきFIFOの入力をFIFO
−D78からの入力に設定する様に切り替え、FIFO
−E79の読み出しを停止し、FIFO−D78の読み
出しを開始する。その後、FIFO−D78に書き込ま
れた問い合わせパケットの読み出しの終了後、挿入制御
部B77は、セレクタB78が出力するべきFIFOの
入力を再びFIFO−E79からの入力に設定する様に
切り替え、FIFO−D78の読み出しを停止し、FI
FO−E79の読み出しを再開する。セレクタB80か
ら出力された問い合わせパケットは、バッファI192
1に入力される。
【0190】バッファI1921のデマルチプレクサV
I131は、分離挿入部I1918から出力される問い
合わせパケットのヘッダ部をデコーダ132とラッチV
I133に、データ部100をシフトレジスタ135に
それぞれ出力する。デコーダ132は、問い合わせパケ
ットのヘッダ部をデコードし、使用波長指定欄98の値
“7”が自バッファI1921がパケットを出力する可
変波長送信部I1924の送信波長(波長λ1、λ2、
λ3及びλ8)ではない為、可変波長送信部I1924
が送信できる折り返し送信波長λ8に対応した記憶領域
VIIIを書き込むべき記憶領域と判断し、その書き込
み開始アドレス値を書き込みアドレスカウンタ137に
出力する。
【0191】ラッチVI133は、問い合わせパケット
のヘッダ部を記憶し、減算処理部134に出力する。ラ
ッチVI133から出力される問い合わせパケットのヘ
ッダ部は、中継回数表示欄97の値“2”が減算処理部
134で減算され“1”となり、セレクタV136に出
力される。シフトレジスタ135は、デマルチプレクサ
VI131から出力される問い合わせパケットのデータ
部100に所望の遅延を与え、セレクタV136に出力
する。セレクタV136は、減算処理部134によって
中継回数表示欄97の値が減算されたヘッダ部と、シフ
トレジスタ135から出力される所望の遅延を与えられ
た問い合わせパケットのデータ部100とを順次選択す
ることにより、中継回数表示欄97の値を減算し“1”
とした問い合わせパケットを再構成し、デュアルポート
メモリ139に出力する。
【0192】一方、書き込みアドレスカウンタ137
は、デコーダ132から出力される問い合わせパケット
の書き込むべき記憶領域VIIIの書き込み開始アドレ
ス値に応じて、問い合わせパケットを書き込むべきデュ
アルポートメモリ139の書き込み開始アドレスをA8
とし、順次パケットを書き込むべきアドレス信号をデュ
アルポートメモリ139に出力する。デュアルポートメ
モリ139の入力ポートには、セレクタV136を介し
て再構成された問い合わせパケットが入力されており、
書き込みアドレスカウンタ137から出力されるアドレ
スに従って、順次、記憶領域VIIIに書き込まれる。
【0193】この様にして、問い合わせパケットが記憶
領域VIIIに書き込まれた後、制御部4内の波長制御
部6の制御の下に、可変波長送信部I1924の送信波
長がλ8に設定されると、制御部4内のバッファ制御部
5は、記憶領域VIIIに対応したオフセット値A8を
バッファI1921の読み出しアドレスカウンタ138
に出力する。このオフセット値A8を元に、読み出しア
ドレスカウンタ138は、順次、カウンタをインクリメ
ントする事よって、記憶領域VIIIに書き込まれてい
る問い合わせパケットを読み出す為のアドレスを発生
し、デュアルポートメモリ139に出力する。この読み
出しアドレスによってデュアルポートメモリ139の出
力ポートから、問い合わせパケットが読み出しされ、可
変波長送信部I1924に出力される。可変波長送信部
I1924の送信波長はλ8に設定されている為、問い
合わせパケットは、波長λ8の光信号として可変波長送
信部I1924から合波器1913に送出され、合波器
1913において、他の可変波長送信部II1925、
可変波長送信部III1926及び可変波長送信部VI
II1934より送出される波長λ1からλ3の互いに
波長の異なる光信号と合波され、入出力部1910を介
して光ファイバ44に出力されて隣接ノード装置II8
2に伝送される。
【0194】ノード装置II82に伝送されてきた問い
合わせパケットは、入出力部1909で分岐され、更に
分岐器1911で固定波長受信部I1915、固定波長
受信部II1916、固定波長受信部III1917及
び固定波長受信部VII1927に分岐される。ここで
問い合わせパケットは波長λ8の光信号光である為、λ
8の光信号のみを受信する固定波長受信部VII192
7で受信される。固定波長受信部V1I1927で受信
された問い合わせパケットは、分配処理部I1928に
出力される。分配処理部I1928のラッチB66で
は、固定波長受信部VII1927から出力される問い
合わせパケットの中継回数表示欄97が記憶され、その
値がコンパレータB65に出力される。コンパレータB
65は、ラッチB66から出力される問い合わせパケッ
トの中継回数表示欄97の値が“1”である為、中継指
示をデマルチプレクサB67に出力する。デマルチプレ
クサB67は、コンパレータB65からの中継指示を受
けて、入力された問い合わせパケットをFIFO−B7
0に書き込む。FIFO−B70に書き込まれた問い合
わせパケットは挿入制御部A68の制御の下に読み出さ
れ、セレクタA72を介してバッファVII1929に
出力される。
【0195】バッファVII1929のデマルチプレク
サVI131は、前述バッファI1921と同様に、分
配処理部I1928から出力される問い合わせパケット
のヘッダ部をデコーダ132とラッチVI133に、デ
ータ部100をシフトレジスタ135にそれぞれ出力す
る。デコーダ132は、問い合わせパケットのヘッダ部
をデコードし、使用波長指定欄98の値“7”が自バッ
ファVII29がパケットを出力する可変波長送信部V
II1930の送信波長(波長λ4、λ5、λ6及びλ
7)の1つλ7である為、記憶領域VIIを書き込むべ
き記憶領域と判断し、その書き込み開始アドレス値を書
き込みアドレスカウンタ137に出力する。同時に、セ
レクタV136からは、前述同様に、減算処理部134
によってヘッダ部の中継回数表示欄97の値が減算され
“0”となり、再構成された問い合わせパケットがデュ
アルポートメモリ139に出力される。
【0196】一方、書き込みアドレスカウンタ137
は、デコーダ132から出力される問い合わせパケット
の書き込むべき記憶領域VIIに対応したアドレス値が
出力され、問い合わせパケットが記憶領域VIIに書き
込まれる。この様にして、問い合わせパケットが記憶領
域VIIに書き込まれた後、制御部4内の波長制御部6
の制御の下に、可変波長送信部VII1930の送信波
長がλ7に設定されると、制御部4内のバッファ制御部
5の制御により、前述同様に問い合わせパケットが読み
出され、可変波長送信部VII1930から波長λ7の
光信号として、可変波長送信部VII1930から合波
器1914に送出される。合波器1914においては、
他の可変波長送信部IV1944、可変波長送信部V1
945及び可変波長送信部VI1946より送出される
波長λ4からλ6の互いに波長の異なる光信号と合波さ
れ、入出力部1909を介して光ファイバ7に出力され
て、ノード装置I81に折り返し伝送される。
【0197】ノード装置II82から波長λ7の光信号
として、ノード装置I81に折り返し伝送されてきた問
い合わせパケットは、入出力部1910を介して、更に
分岐器1912で固定波長受信部IV1935、固定波
長受信部V1936、固定波長受信部VI1937及び
固定波長受信部VIII1931に分岐される。ここで
問い合わせパケットは波長λ7の光信号光である為、λ
7の光信号のみを受信する固定波長受信部VIII19
31で受信される。固定波長受信部VIII1931で
受信された問い合わせパケットは、分配処理部II19
32に出力される。
【0198】分配処理部II1932のラッチB66で
は、固定波長受信部VIII1932から出力される問
い合わせパケットの中継回数表示欄97が記憶され、そ
の値がコンパレータB65に出力される。コンパレータ
B65は、ラッチB66から出力される問い合わせパケ
ットの中継回数表示欄97の値が“0”である為、分離
指示をデマルチプレクサB67に出力する。デマルチプ
レクサB67は、コンパレータB65からの分離指示を
受けて、入力された問い合わせパケットをラッチA64
とデマルチプレクサA62に出力する。
【0199】ラッチA64では、問い合わせパケットの
パケット種別識別欄99が記憶され、その値がコンパレ
ータA63に出力される。コンパレータA63は、ラッ
チA64から出力される問い合わせパケットのパケット
種別識別欄99の値が“0”である為、分離指示をデマ
ルチプレクサA62に出力する。デマルチプレクサA6
2は、コンパレータA63からの分離指示を受けて、入
力された問い合わせパケットをパケット処理部I3に出
力する。パケット処理部I3では、パケットのヘッダ部
が除去され、データ部が抽出され、コネクション管理部
2に出力される。コネクション管理部2では、受け取っ
たデータを元に所定の処理が行なわれる。
【0200】ノード装置I81のサブ伝送路VIII5
2に接続された端末VIII60から問い合わせパケッ
トをパケット処理部I3に送る場合も、一旦ノード装置
II82に送信されて第一の折り返し通信手段で折り返
された後、ノード装置I81の固定波長受信部VIII
1931で受信されて分配処理部II32からパケット
処理部I3に出力される。
【0201】ノード装置I81のサブ伝送路48〜51
に接続された端末56〜59から問い合わせパケットを
パケット処理部I3に送る場合は、一旦ノード装置IV
84に送信されて第二の折り返し通信手段で折り返され
た後、ノード装置I81の固定波長受信部VII192
7で受信されて分配処理部I1928からパケット処理
部I3に出力される。
【0202】次に、ノード装置I81内のパケット処理
部I3からノード装置I81のサブ伝送路I45に接続
された端末I53に回答パケットを返送する場合につい
て説明する。
【0203】パケット処理部I3では、端末I53に送
るべきデータを書き込んだ回答パケットを作成する。こ
の時、使用波長指定欄98の値は、サブ伝送路I45を
介して端末I53が接続された分離挿入部I1918に
パケットを出力する固定波長受信部I1915の受信波
長である“1”を書き込み、中継回数表示欄97は
“2”とし、パケット種別識別欄99を“回答パケッ
ト”(ここでは1である)に指定する。この様にしてパ
ケット処理部I3で作成された回答パケットは、分配処
理部I1928のFIFO−C71に書き込まれる。F
IFO−C71に書き込まれた回答パケットは、挿入制
御部A68の制御の下にデマルチプレクサB67から出
力されるパケット流に挿入され、セレクタA72からバ
ッファVII1929に出力される。
【0204】バッファVII1929のデマルチプレク
サVI131は、分配処理部I1928から出力される
回答パケットのヘッダ部をデコーダ132とラッチVI
133に、データ部100をシフトレジスタ135にそ
れぞれ出力する。デコーダ132は、回答パケットのヘ
ッダ部をデコードし、使用波長指定欄98の値“1”が
自バッファVII1929がパケットを出力する可変波
長送信部VII1930の送信波長(波長λ4、λ5、
λ6及びλ7)ではない為、可変波長送信部VII19
30が送信できる折り返し送信波長λ7に対応した記憶
領域VIIを書き込むべき記憶領域と判断し、その書き
込み開始アドレス値を書き込みアドレスカウンタ137
に出力する。同時に、セレクタV136からは、前述同
様に、減算処理部134によってヘッダ部の中継回数表
示欄97の値が減算され“1”となり、再構成された回
答パケットがデュアルポートメモリ139に出力され
る。
【0205】一方、書き込みアドレスカウンタ137
は、デコーダ132から出力される回答パケットの書き
込むべき記憶領域VIIに対応したアドレス値が出力さ
れ、回答パケットが記憶領域VIIに書き込まれる。こ
の様にして、記憶領域VIIに書き込まれた回答パケッ
トは、制御部4内のバッファ制御部5の制御により読み
出され、可変波長送信部VII1930から波長λ7の
光信号として、可変波長送信部VII1930から合波
器1914に送出される。合波器1914においては、
他の可変波長送信部IV1944、可変波長送信部V1
945及び可変波長送信部VI1946より送出される
波長λ4からλ6の互いに波長の異なる光信号と合波さ
れ、入出力部1909を介して光ファイバ7に出力され
てノード装置IV84に伝送される。
【0206】ノード装置I81から波長λ7の光信号と
して、ノード装置IV84に伝送されてきた回答パケッ
トは、前述同様に、波長λ7の光信号のみを受信する固
定波長受信部VIII1931で受信される。固定波長
受信部VIII1931で受信された回答パケットは、
分配処理部II1932に出力される。分配処理部II
1932では、回答パケットの中継回数表示欄97の値
が“1”である為、コンパレータB65から中継指示が
出力され、回答パケットがバッファVIII1933に
出力される。
【0207】バッファVIII1933のデコーダ13
2は、回答パケットのヘッダ部をデコードし、使用波長
指定欄98の値“1”が自バッファVIII1933が
パケットを出力する可変波長送信部VIII1934の
送信波長(波長λ1、λ2、λ3及びλ8)の1つのλ
1である為、記憶領域Iを書き込むべき記憶領域と判断
し、その書き込み開始アドレス値を書き込みアドレスカ
ウンタ137に出力する。同時に、セレクタV136か
らは、前述同様に、減算処理部134によってヘッダ部
の中継回数表示欄97の値が減算され“0”となり、再
構成された回答パケットがデュアルポートメモリ139
に出力される。
【0208】一方、書き込みアドレスカウンタ137
は、デコーダ132から出力される回答パケットの書き
込むべき記憶領域Iに対応したアドレス値が出力され、
回答パケットが記憶領域Iに書き込まれる。この様にし
て、記憶領域Iに書き込まれた回答パケットは、その後
前述の如く読み出され、波長λ1の光信号として、ノー
ド装置I81に伝送される。
【0209】ノード装置IV84から波長λ1の光信号
として、ノード装置I81に伝送されてきた回答パケッ
トは、入出力部1909を介し、更に分岐器1911で
分岐されて波長λ1の光信号のみを受信する固定波長受
信部I1915で受信される。固定波長受信部I191
5で受信された回答パケットは、分離挿入部I1918
に出力される。
【0210】分離挿入部I1918では、回答パケット
の中継回数表示欄97の値が“0”である為、分離指示
がデマルチプレクサC75に出力され、回答パケットが
I/F部B76に分離され、サブ伝送路45を介して端
末I53に伝送される。端末I53では、伝送されてき
た回答パケットがI/F部III129を介してパケッ
ト処理部II130に出力され、パケットのヘッダ部が
除去され、データ部が抽出され、所定の処理が行なわれ
る。
【0211】ノード装置I81のパケット処理部I3か
らサブ伝送路VII51に接続された端末VII59に
回答パケットを送る場合も、一旦ノード装置IV84に
送信されて第二の折り返し通信手段で折り返された後、
ノード装置I81の固定波長受信部VII1927で受
信されて分配処理部I1928から端末VII59に出
力される。
【0212】ノード装置I81のパケット処理部I3か
らサブ伝送路48〜50、52に接続された端末56〜
58、60に回答パケットを送る場合は、一旦ノード装
置II82に送信されて第一の折り返し通信手段で折り
返された後、ノード装置I81の固定波長受信部193
1、1935〜1937で受信されて分離挿入部193
8〜1940又は分配処理部I1928から端末56〜
58、60に出力される。
【0213】続いて、ノード装置I81のパケット処理
部I3からノード装置II82のパケット処理部I3に
ノード間の管理情報等を伝送する為の通達パケットを送
る場合について説明する。
【0214】ノード装置I81のパケット処理部I3で
は、使用波長指定欄98に、ノード装置II82のパケ
ット処理部I3にパケットを出力する分配処理部I19
28に接続された固定波長受信部VII1927の受信
波長である値“8”を書き込み、中継回数表示欄97に
自ノード装置のみを示す“1”とし、パケット種別識別
欄99を“通達パケット”である“0”に指定し、所望
のノード間管理情報をデータとして、通達パケットを組
み立て、分配処理部II1932のFIFO−C71に
書き込む。FIFO−C71に書き込まれた通達パケッ
トは、挿入制御部A48の制御の下にデマルチプレクサ
B67から出力されるパケット流に挿入され、セレクタ
A72からバッファVIII1933に出力される。
【0215】バッファVIII1933のデマルチプレ
クサVI1131は、分配処理部II1932から出力
される通達パケットのヘッダ部をデコーダ132とラッ
チVI133に、データ部100をシフトレジスタ13
5にそれぞれ出力する。デコーダ132は、通達パケッ
トのヘッダ部をデコードし、使用波長指定欄98の値
“8”が自バッファVIII1933がパケットを出力
する可変波長送信部VIII1934の折り返し送信波
長(波長λ8)であり、中継回数表示欄97の値が
“1”である為、送信波長λ8に対応した記憶領域VI
IIを書き込むべき記憶領域と判断し、その書き込み開
始アドレス値を書き込みアドレスカウンタ137に出力
する。前述同様に、セレクタV136からは、減算処理
部134によってヘッダ部の中継回数表示欄97の値が
減算され“0”となり、再構成された通達パケットが、
デュアルポートメモリ139に出力される。
【0216】一方、書き込みアドレスカウンタ137
は、デコーダ132から出力される通達パケットの書き
込むべき記憶領域VIIIに対応したアドレス値が出力
され、記憶領域VIIIに書き込まれる。この様にし
て、記憶領域VIIIに書き込まれた通達パケットは、
前述同様に読み出され、ノード装置I81から波長λ8
の光信号として、ノード装置II82に伝送され、波長
λ8の光信号のみを受信する固定波長受信部VII19
27で受信される。固定波長受信部VII1927で受
信された通達パケットは、分配処理部I1928に出力
される。
【0217】分配処理部I1928では、固定波長受信
部VII1927から出力される通達パケットの中継回
数表示欄97が“0”である為、コンパレータB65か
ら分離指示がデマルチプレクサB67に出力され、通達
パケットがラッチA64とデマルチプレクサA62に出
力される。ラッチA64では、通達パケットのパケット
種別識別欄が記憶され、その値が、ラッチA64から出
力される通達パケットのパケット種別識別欄の値が
“0”である為、分離指示をデマルチプレクサA62に
出力する。デマルチプレクサA62は、コンパレータA
63からの分離指示を受けて、入力された通達パケット
をパケット処理部I3に出力する。パケット処理部I3
では、パケットのヘッダ部が除去され、データ部が抽出
され、コネクション管理部2に出力される。コネクショ
ン管理部2では、受け取ったデータを元に所定の処理が
行なわれる。
【0218】ノード装置I81のパケット処理部I3か
ら、隣接しなくて離れたノード装置のパケット処理部I
3にノード間の管理情報等を伝送する為の通達パケット
を送る場合は、中継回数表示欄97に自ノード装置とホ
ップされるノード装置の数を示す値を指定すればよい。
この際、ホップされるノード装置のバッファのデコーダ
は、前述−1の場合に従って記憶領域を指定する。
【0219】(実施例7)図20は、本発明によるノー
ド装置の第7の実施例であり、自ノード装置内での折り
返し伝送が可能な構成が示されている。
【0220】図20において、図19と同一の符号を記
したブロックは同様な機能を果たす。符号2083は合
分岐器であり、合分波器2086から出力される波長λ
7の光信号と、入出力部1909から出力される波長λ
4から波長λ6の光信号を合波し、然る後、分岐して4
個の固定波長受信部1915〜1917、1931に出
力する。符号2084も合分岐器であり、合分波器20
85から出力される波長λ8の光信号と、入出力部19
10から出力される波長λ1から波長λ3の光信号を合
波し、然る後、分岐して4個の固定波長受信部192
7、1935〜1937に出力する。
【0221】符号2085は合分波器であり、4個の固
定波長受信部1924〜1926、1934から出力さ
れる波長λ1から波長λ3及びλ8の光信号を合波し、
然る後、波長λ8の光信号のみを分波し、合分岐器20
84に出力し、その他の光信号を入出力部1910に出
力する。符号2086も合分波器であり、4個の固定波
長受信部1930、1944〜1946から出力される
波長λ4から波長λ6及びλ7の光信号を合波し、然る
後、波長λ7の光信号のみを分波し、合分岐器2083
に出力し、その他の光信号を入出力部1909に出力す
る。
【0222】本実施例においては、可変波長送信部I1
924、可変波長送信部II1925、可変波長送信部
III1926又は可変波長送信部VIII1934か
ら出力された波長λ8の光信号は、合分波器2085に
おいて分波され、合分波器2084に出力され、分岐さ
れて固定波長受信部VII1927で受信される事によ
り、折り返し伝送がなされる。同様に、可変波長送信部
IV1944、可変波長送信部V1945、可変波長送
信部VI1946又は可変波長送信部VII1930か
ら出力された波長λ7の光信号は、合分波器2086に
おいて分波され、合分岐器2083に出力され、分岐さ
れて固定波長受信部VIII1931で受信される事に
より、折り返し伝送がなされる。
【0223】また、別の構成としては、合分波器208
5で分波したλ8の光信号を合分岐器2084を介さず
に固定波長受信部VII1927に入力してもよい。合
分波器2086からのλ7の光信号も合分岐器2083
を介さずに固定波長受信部VIII1931に入力して
もよい。
【0224】本発明の第7の実施例においても、デコー
ダ132のデコード動作が次の様に設定されている事を
除いて前述図7のバッファと同様である。
【0225】バッファのデコーダ132が指定する記憶
領域は、本実施例でも、次の様に設定されている。 使用波長指定欄98の値が、自バッファがパケット
を出力する可変波長送信部の送信波長ではない場合は、
可変波長送信部が送信できる折り返し送信波長に対応し
た記憶領域である。 −1 使用波長指定欄98の値が、自バッファがパケ
ットを出力する可変波長送信部の折り返し送信波長であ
り、中継回数表示欄の値が“1”ではない場合は、可変
波長送信部が送信できる折り返し送信波長以外の任意の
波長の何れかに対応した記憶領域である。 −2 上記以外の場合は、使用波長指定欄98に記載
された波長に対応する記憶領域である。
【0226】先ず、ノード装置I81のサブ伝送路I4
5によって接続された端末I53から、ノード装置I8
1のパケット処理部I3に問い合わせパケットを送信す
る場合について説明する(問い合わせパケットのパケッ
ト種別識別欄の値は“0”である)。端末I53から送
信された問い合わせパケットは、可変波長送信部I19
24から波長λ8の光信号として送信され、合分波器2
085で分波され、合分岐器2084で分岐され、固定
波長受信部VII1927で受信され、分配処理部II
1932からパケット処理部I3に出力される。端末5
4、55、59から、ノード装置I81のパケット処理
部I3に問い合わせパケットを送信する場合も同じであ
る。端末56〜58、60から、ノード装置I81のパ
ケット処理部I3に問い合わせパケットを送信する場合
は、可変波長送信部1944〜1946、1930から
波長λ7の光信号として送信され、合分波器2086で
分波され、合分岐器2083で分岐され、固定波長受信
部VIII1931で受信され、分配処理部I1928
からパケット処理部I3に出力される。
【0227】次に、ノード装置I81内のパケット処理
部I3からノード装置I81のサブ伝送路I45に接続
された端末I53に回答パケットを返送する場合につい
て説明する(回答パケットのパケット種別識別欄の値は
“1”である)。ノード装置I81内のパケット処理部
I3は、回答パケットを分配処理部II1932に出力
する。分配処理部II1932に出力された回答パケッ
トは、バッファVIII1933に一時記憶された後、
折り返し伝送波長λ7以外の波長(例えば波長λ4)で
ノード装置IV84に送信され、ノード装置IV84の
固定波長受信部IV1935で受信された後、可変波長
送信部IV1944から折り返し波長λ7で送信され、
ノード装置IV84の固定波長受信部VIII1931
で受信される。これにより伝送方向が折り返され、可変
波長送信部VIII1934から端末I53が受信可能
な波長λ1の光信号として、ノード装置I81に送信さ
れ、固定波長受信部I1915で受信され、分離挿入部
I1918で分離され、端末I53に伝送される。端末
54、55、59に、ノード装置I81のパケット処理
部I3から回答パケットを送信する場合も同じである。
端末56〜58、60に、ノード装置I81のパケット
処理部I3から回答パケットを送信する場合は、回答パ
ケットを分配処理部I1928に出力する。分配処理部
I1928に出力された回答パケットは、バッファVI
1929に一時記憶された後、折り返し伝送波長λ8以
外の波長(例えば波長λ1)でノード装置II82に送
信され、ノード装置II82の固定波長受信部I191
5で受信された後、可変波長送信部I1924から折り
返し波長λ8で送信され、ノード装置II82の固定波
長受信部VII1927で受信される。これにより伝送
方向が折り返され、可変波長送信部VII1930から
端末56〜58、60が受信可能な波長の光信号とし
て、ノード装置I81に送信され、固定波長受信部19
35〜1937、1927で受信され、分離挿入部19
38〜1940又は分配処理部1932で分離され、端
末56〜58、60に伝送される。
【0228】続いて、ノード装置I81のパケット処理
部I3からノード装置II82のパケット処理部I3に
ノード間の管理情報等を伝送する為の通達パケットを送
る場合について説明する(通達パケットのパケット種別
識別欄の値は“0”である)。ノード装置I81のパケ
ット処理部I3では、通達パケットを分配処理部I19
28に出力する。分配処理部I1928から出力された
通達パケットは、バッファVII1929に一時記憶さ
れた後、折り返し伝送波長λ8以外の波長(例えば波長
λ1)でノード装置II82に送信され、ノード装置I
I82の固定波長受信部I1915で受信された後、可
変波長送信部I1924から折り返し波長λ8で送信さ
れ、ノード装置II82の固定波長受信部VII192
7で受信され、分配処理部II1932からパケット処
理部I3に出力される。
【0229】ノード装置I81のパケット処理部I3か
ら、隣接しなくて離れたノード装置のパケット処理部I
3にノード間の管理情報等を伝送する為の通達パケット
を送る場合は、中継回数表示欄97に自ノード装置とホ
ップされるノード装置の数を示す値を指定すればよい。
この際、第一実施例と同様に、ホップされるノード装置
のバッファのデコーダは、前述−1の場合に従って記
憶領域を指定する。
【0230】(実施例8)図21は、波長λlから波長
λ8の8個の波長を用いた波長多重ネットワークシステ
ムに用いられる本発明によるノード装置の第8の実施例
である。
【0231】図21において、符号2101はバッファ
制御手段であるところのバッファ制御部であり、接続変
更制御部によって設定される接続変更手段のそれぞれの
入力端と出力端との接続関係に応じて、バッファIから
バッファVIIIに記憶されたパケットの読み出しを制
御する。バッファ制御部の制御内容は後述する。
【0232】符号2102は、接続変更制御部であり、
後述する所定の接続変更パターンに従って接続変更部I
及び接続変更部IIの入力端と出力端との接続関係を制
御する。符号2103は、接続変更手段であるところの
接続変更部IIであり、入力端Iから入力端IVがそれ
ぞれバッファI、バッファII、バッファIII及び、
バッファVIIIに接続されており、出力端Iから出力
端IVがそれぞれ固定波長送信部Iから固定波長送信部
IVに接続されている。
【0233】符号2104から2107は、半導体レー
ザを用いた送信手段であるところの固定波長送信部I、
固定波長送信部II、固定波長送信部III及び固定波
長送信部VIIIであり、接続変更部IIから出力され
るパケットを、所定の波長の光信号に変換して合波器と
分岐器を介して光波長多重伝送路の物理媒体であるとこ
ろの光ファイバに送出する。半導体レーザとしては、多
電極構造によるDFB型のレーザが用いられる。本DF
B型レーザの各電極の注入電流量を制御する事によって
固定波長送信部I、固定波長送信部II、固定波長送信
部III及び固定波長送信部VIIIには、送信波長と
して、それぞれλl、λ2、λ3及びλ8が割り当てら
れている。
【0234】符号2108は、接続変更手段であるとこ
ろの接続変更部Iであり、入力端Iから入力端IVがそ
れぞれバッファIV、バッファV、バッファVI及び、
バッファVIIに接続されており、出力端Iから出力端
IVがそれぞれ固定波長送信部IV、固定波長送信部
V、固定波長送信部VI及び固定波長送信部VIIに接
続されている。符号2109から2112は、半導体レ
ーザを用いた送信手段であるところの固定波長送信部I
Vから固定波長送信部VIIであり、接続変更部Iから
出力されるパケットを、所定の波長の光信号に変換して
合波器と分岐器を介して光波長多重伝送路の物理媒体で
あるところの光ファイバに送出する。半導体レーザとし
ては、多電極構造によるDFB型のレーザが用いられ
る。本DFB型レーザの各電極の注入電流量を制御する
事によって固定波長送信部IVから固定波長送信部VI
Iには、送信波長として、それぞれλ4からλ7が割り
当てられている。
【0235】図22は、本発明の第8の実施例に用いら
れる、接続変更部I及び接続変更部IIの内部構成図で
ある。接続変更部I及び接続変更部IIは、4個の入力
端と、4個の出力端を有している。図22において符号
2201から2204はセレクタIからセレクタIVで
ある。セレクタIからセレクタIVは、入力端Iから入
力端IVの4個の信号を入力とし、接続変更制御部から
出力される後述する選択信号に基づいて、所定の入力端
から入力されるパケットを出力端に出力する。これによ
り、入力端と出力端の接続関係が設定される。
【0236】本発明の第8の実施例に用いられる、バッ
ファ制御部は図16と同様なものが好適に用いられる。
バッファ制御テーブルIからバッファ制御テーブルVI
IIの内容は後述する。
【0237】図23は、本発明の第8の実施例に用いら
れる、接続変更制御部の内部構成図である。図23にお
いて、符号2301から2308は、それぞれ接続制御
テーブルIから接続制御テーブルVIIIである。各接
続制御テーブルIから接続制御テーブルVIIIは、2
ビットのROMカウンタから出力されるアドレス値によ
って順次読み出され、所定の選択信号を接続変更部I及
び接続変更部IIの各セレクタに出力する。これらのテ
ーブルは、リードオンリーメモリ(ROM)によって構
成されている。接続制御テーブルIから接続制御テーブ
ルVIIIの内容は後述する。符号2309は2ビット
のROMカウンタであり、クロック発生器から出力され
るクロック信号をカウントし、2ビットのアドレス信号
を接続制御テーブルIから接続制御テーブルVIII
と、バッファ制御部のバッファ制御テーブルIからバッ
ファ制御テーブルVIIIに出力する。符号2310
は、クロック発生器であり所定のクロック信号を発生
し、バッファ制御部に送ると共に、このクロック信号を
分周し、ROMカウンタに出力する。
【0238】本第8の実施例においては、前述接続制御
テーブルiから接続制御テーブルVIIIの内容は表7
に示す如く設定されている。表7は、接続制御部の制御
によって、接続変更部I及び接続変更部IIの各セレク
タIからセレクタIVが選択する入力端を示しており、
各セレクタIからセレクタIVは、出力端Iから出力端
IVと接統されている為、この表7によって、入力端と
出力端の接続関係が決定される。又、表7は、同時に同
じ出力端に2つ以上の入力端が接続されない様に設定さ
れている。
【0239】表8は、接続制御テーブルIから接続制御
テーブルVIIIによって設定される、入力端と出力端
の関係を、ROMカウンタの出力アドレス値毎に示して
いる。
【0240】一方、前述バッファ制御テーブルIからバ
ッファ制御テーブルVIIIのオフセット値は表9に示
す如く設定されている。これら16個のテーブルは、R
OMカウンタによって同期して循環して読み出される。
従って、入力端と出力端の接続関係は各入力端が接続さ
れる出力端が循環して設定される循環パターンとなる。
【0241】表7、表8及び表9においては、各入力端
の接続先が出力端Iの時には、バッファのデュアルポー
トメモリの読み出しの為のオフセット値は、記憶領域I
の値A1が割り当てられており、以下各入力端の接続先
がそれぞれ出力端II、出力端III、及び出力端IV
の場合は、それぞれ記憶領域II、記憶領域III、及
び記憶領域IVに対応した値が割り当てられている。従
って、各バッファの各記憶領域Iから記憶領域IVに書
き込まれたパケットは、各記憶領域に対応した出力端と
の接統が行なわれるとバッファからの読み出しが行なわ
れる様に制御される。
【0242】
【表7】
【0243】
【表8】
【0244】
【表9】 以下、図21、図22、図16及び図23を参照しなが
ら、前述図1に示したマルチホップ型のシステム例にお
ける端末とノード装置のパケット処理部間及びノード装
置間のパケットの伝送について、本発明の第6実施例の
動作に従って説明する。以下の説明においては、異なる
ノード装置及び端末の同じ構成要素に対しては、便宜上
図9、図10、図6及び図7に示された同一の符号を用
いる事とする。
【0245】先ず初めに、ノード装置I81のサブ伝送
路I45によって接続された端末I53から、ノード装
置I81のパケット処理部I3に問い合わせパケットを
送信する場合について説明する。この問い合わせパケッ
トは、以下に示す如く、一旦ノード装置II82に送信
されて折り返し通信手段で折り返された後、ノード装置
I81の固定波長受信部VIII1931で受信されて
分配処理部II1932からパケット処理部I3に出力
される。
【0246】その為、端末I53のパケット処理部II
130では、使用波長指定欄98に、ノード装置I81
のパケット処理部I3にパケットを出力する分配処理部
II1932に接続された固定波長受信部VIII19
31の受信波長である値“7”を書き込み、中継回数表
示欄97を、自ノード装置での中継伝送と伝送方向下流
に隣接するノード装置II82での折り返し中継との2
回を示す“2”とし、パケット種別識別欄99を“問い
合わせパケット”(これは前述した様に0である)に指
定し、自端末の識別番号“11”と所望の管理情報をデ
ータとして、問い合わせパケットを組み立て、I/F部
III129を介してサブ伝送路45に出力する。サブ
伝送路45に出力された問い合わせパケットは、ノード
装置I81のサブ伝送路I45によって接続された分離
挿入部I1918のI/F部B76に入力する。
【0247】ノード装置I81の分離挿入部I1918
のI/F部B76は、サブ伝送路I45を介して伝送さ
れてくる問い合わせパケットをFIFO−D78に順次
書き込む。問い合わせパケットのFIFO−D78への
書き込みが終了後、挿入制御部B77は、FIFO−E
79から読み出しているパケット流の切れめを見出し、
セレクタB80が出力するべきFIFOの入力をFIF
O−D78からの入力に設定する様に切り替え、FIF
O−E79の読み出しを停止し、FIFO−D78の読
み出しを開始する。その後、FIFO−D78に書き込
まれた問い合わせパケットの読み出しの終了後、挿入制
御部B77は、セレクタB80が出力するべきFIFO
の入力を再びFIFO−E79からの入力に設定する様
に切り替え、FIFO−D78の読み出しを停止し、F
IFO−E79の読み出しを再開する。セレクタB80
から出力された問い合わせパケットは、バッファI19
21に入力される。
【0248】バッファI1921のデマルチプレクサV
I131は、分離挿入部I1918から出力される問い
合わせパケットのヘッダ部をデコーダ132とラッチV
I133に、データ部100をシフトレジスタ135に
それぞれ出力する。デコーダ132は、問い合わせパケ
ットのヘッダ部をデコードし、使用波長指定欄98の値
“7”が自バッファI1921がパケットを出力する接
続変更部II2103が選択できるチャネル(選択でき
る固定波長送信手段の波長)ではない為、接続変更部I
I2103が選択できる折り返し送信波長λ8に対応し
た記憶領域VIIIを書き込むべき記憶領域と判断し、
その書き込み開始アドレス値を書き込みアドレスカウン
タ137に出力する。
【0249】ラッチVI133は、問い合わせパケット
のヘッダ部を記憶し、減算処理部I34に出力する。ラ
ッチVI133から出力される問い合わせパケットのヘ
ッダ部は、中継回数表示欄97の値“2”が減算処理部
134で減算され“1”となり、セレクタV136に出
力される。シフトレジスタ135は、デマルチプレクサ
VIl31から出力される問い合わせパケットのデータ
部100に所望の遅延を与え、セレクタVl36に出力
する。セレクタVl36は、減算処理部134によって
中継回数表示欄97の値が減算されたヘッダ部と、シフ
トレジスタ135から出力される所望の遅延を与えられ
た問い合わせパケットのデータ部100とを順次選択す
ることにより、中継回数表示欄97の値を減算し“1”
とした問い合わせパケットを再構成し、デュアルポート
メモリ139に出力する。
【0250】一方、書き込みアドレスカウンタ137
は、デコーダ132から出力される問い合わせパケット
の書き込むべき記憶領域VIIIの書き込み開始アドレ
ス値に応じて、問い合わせパケットを書き込むべぎデュ
アルポートメモリ139の書き込み開始アドレスをA8
とし、順次パケットを書き込むべきアドレス信号をデュ
アルポートメモリ139に出力する。デュアルポートメ
モリ139の入力ポートには、セレクタVl36を介し
て再構成された問い合わせパケットが入力されており、
書き込みアドレスカウンタ137から出力されるアドレ
スに従って、順次、記憶領域VIIIに書き込まれる。
【0251】この様にして、問い合わせパケットが記憶
領域VIIIに書き込まれた後、接続変更制御部210
2のROMカウンタ2309から読み出しアドレス値と
して2が接続制御テーブルIからVIIIに同時に出力
されると、このアドレス値によって接続制御テーブルの
内容が読み出される。
【0252】このとき読み出される内容は、前述表7に
示した通り、接続変更部IIに関しては、接続制御テー
ブルIからは、出力端Iを入力端IIIに接続する為の
選択信号であり、以下接続制御テーブルII、接統制御
テーブルIII、及び接続制御テーブルVIIIは、そ
れぞれ出力端IIを入力端IVに、出力端IIIを入力
端IIに、さらに出力端IVを入力端Iに、接続する為
の選択信号である。
【0253】これら選択信号は、それぞれセレクタIか
らセレクタIVに入力され所定の入力端が選択され、出
力端に接統される。同時に、接続変更制御部2102の
ROMカウンタ2309から出力される読み出しアドレ
ス値2は、バッファ制御部2101のバッファ制御テー
ブルに入力される。このアドレス値によってバッファ制
御テーブルIからバッファ制御テーブルVIIIの内容
が読み出される。
【0254】このとき読み出される内容は、前述表9に
示した通り、バッファ制御テーブルIからは、記憶領域
VIIIに対応したオフセット値A8であり、以下バッ
ファ制御テーブルII、バッファ制御テーブルIII、
バッファ制御テーブルIV、バッファ制御テーブルV、
バッファ制御テーブルVI、バッファ制御テーブルVI
I、及びバッファ制御テーブノレVIIIは、それぞれ
記憶領域III、記憶領域I、記憶領域VII、記憶領
域III、記憶領域I、記憶領域II、及び記憶領域I
Iに対応したオフセット値A3、オフセット値Al、オ
フセット値A7、オフセット値A3、オフセット値A
l、オフセット値A2及びオフセット値A2である。こ
れらオフセット値は、それぞれバッファI1921から
バッファVIII1933の読み出しアドレスカウンタ
138に出力される。これらの制御信号の入力によっ
て、バッファI1921においては、読み出しアドレス
カウンタ138は、バッファ制御テーブルIから出力さ
れるオフセット値A8をロードし、順次カウンタをイン
クリメントする事によって記憶領域VIIIに書き込ま
れているパケットを読み出す為のアドレスを発生し、デ
ュアルポートメモリ139に出力する。この読み出しア
ドレスによってデュアルポートメモリ139の出力ポー
トから、記憶領域VIIIに書き込まれた問い合わせパ
ケットが順次読み出され接続変更部の入力端Iに出力さ
れる。
【0255】この時バッファIから読み出される問い合
わせパケットは、入力端Iが出力端IVに接続されてい
る為、波長λ8の光信号として固定波長送信部VIII
2107から合波器1913に送出され、合波器191
3において、他の固定波長送信部I2104、固定波長
送信部II2105及び固定波長送信部III2106
より送出される波長λlからλ3の互いに波長の異なる
光信号と合波され、入出力部1910を介して光ファイ
バ44に出力されて隣接ノード装置I182に伝送され
る。
【0256】ノード装置II82に伝送されてきた問い
合わせパケットは、入出力部1909を経由し、更に分
岐器1911で固定波長受信部I1915、固定波長受
信部II1916、固定波長受信部III1917及び
固定波長受信部VII1927に分岐される。ここで問
い合わせパケットは波長λ8の光信号光である為、λ8
の光信号のみを受信する固定波長受信部VII1927
で受信される。固定波長受信部VII1927で受信さ
れた問い合わせパケットは、分配処理部I1928に出
力される。分配処理部I1928のラッチB66では、
固定波長受信部VII1927から出力される問い合わ
せパケットの中継回数表示欄97が記憶され、その値が
コンパレータB65に出力される。コンパレータB65
は、ラッチB66から出力される問い合わせパケットの
中継回数表示欄97の値が“1”である為、中継指示を
デマルチプレクサB67に出力する。デマルチプレクサ
B67は、コンパレータB65からの中継指示を受け
て、入力された問い合わせパケットをFIFO−B70
に書き込む。FIFO−B70に書き込まれた問い合わ
せパケットは挿入制御部A68の制御の下に読み出さ
れ、セレクタA72を介してバッファVII1929に
出力される。
【0257】バッファVII1929のデマルチプレク
サVI131は、前述バッファI1921と同様に、分
配処理部I1928から出力される問い合わせパケット
のヘッダ部をデコーダ132とラッチVI133に、デ
ータ部100をシフトレジスタ135にそれぞれ出力す
る。デコーダ132は、問い合わせパケットのヘッダ部
をデコードし、使用波長指定欄98の値“7”が自バッ
ファVII1929がパケットを出力する接続変更部I
2108が選択できる固定波長送信部IV、V、VI、
VII2109〜2112の送信波長(波長λ4、λ
5、λ6及びλ7)の1つのλ7である為、記憶領域V
IIを書き込むべき記憶領域と判断し、その書き込み開
始アドレス値を書き込みアドレスカウンタ137に出力
する。同時に、セレクタVl36からは、前述同様に、
減算処理部134によってヘッダ部の中継回数表示欄9
7の値が減算され“0”となり、再構成された問い合わ
せパケットがデュアルポートメモリ139に出力され
る。
【0258】一方、書き込みアドレスカウンタ137
は、デコーダ132から出力される問い合わせパケット
の書き込むべき記憶領域VIIに対応したアドレス値が
出力され、問い合わせパケットが記憶領域VIIに書き
込まれる。この様にして、問い合わせパケットが記億領
域VIIに書き込まれた後、前述の如く制御部4内の接
続変更制御部2102の制御の下に、バッファVII1
929に接続された接続変更部I2108の入力端IV
が、固定波長送信部VII2109に接続された出力端
IVに接続されると、読み出しアドレスカウンタ138
から出力されるアドレスに従って問い合わせパケットが
順次読み出され、固定波長送信部VII2109から波
長λ7の光信号として送出される。合波器1914にお
いては、他の固定波長送信部IV2110、固定波長送
信部V2111及び固定波長送信部VI2112より送
出される波長λ4からλ6の互いに波長の異なる光信号
と合波され、入出力部1909を介して光ファイバ7に
出力されて、ノード装置I81に折り返し伝送される。
【0259】ノード装置II82から波長λ7の光信号
として、ノード装置I81に折り返し伝送されてきた問
い合わせパケットは、入出力部1910を経由し、分岐
器1912で固定波長受信部IV1935、固定波長受
信部V1936、固定波長受信部VI1937及び固定
波長受信部VIII1931に分岐される。ここで問い
合わせパケットは波長λ7の光信号光である為、λ7の
光信号のみを受信する固定波長受信部VIII1931
で受信される。固定波長受信部VIII1931で受信
された問い合わせパケットは、分配処理部II1932
に出力される。
【0260】分配処理部II1932のラッチB68で
は、固定波長受信部VIII1931から出力される問
い合わせパケットの中継回数表示欄97が記億され、そ
の値がコンパレータB65に出力される。コンパレータ
B65は、ラッチB66から出力される問い合わせパケ
ットの中継回数表示欄97の値が“0”である為、分離
指示をデマルチプレクサB67に出力する。デマルチプ
レクサB67は、コンパレータB65からの分離指示を
受けて、入力された問い合わせパケットをラッチA64
とデマルチプレクサA62に出力する。
【0261】ラッチA64では、問い合わせパケットの
パケット種別識別欄99が記憶され、その値がコンパレ
ータA63に出力される。コンパレータA63は、ラッ
チA64から出力される問い合わせパケットのパケット
種別識別欄99の値が“0”である為、分離指示をデマ
ルチプレクサA62に出力する。デマルチプレクサA6
2は、コンパレータA63からの分離指示を受けて、入
力された問い合わせパケットをパケット処理部I3に出
力する。パケット処理部I3では、パケットのヘッダ部
が除去され、データ部が抽出され、コネクション管理部
2に出力される。コネクション管理部2では、受け取っ
たデータを元に所定の処理が行なわれる。
【0262】ノード装置I81のサブ伝送路VIII5
2に接続された端末VIII60から問い合わせパケッ
トをパケット処理部I3に送る場合も、一旦ノード装置
II82に送信されて第一の折り返し通信手段で折り返
された後、ノード装置I81の固定波長受信部VIII
31で受信されて分配処理部II1932からパケット
処理部I3に出力される。
【0263】ノード装置I81のサブ伝送路48〜51
に接続された端末56〜59から問い合わせパケットを
パケット処理部I3に送る場合は、一旦ノード装置IV
84に送信されて第二の折り返し通信手段で折り返され
た後、ノード装置I81の固定波長受信部VII192
7で受信されて分配処理部I1928からパケット処理
部I3に出力される。
【0264】次に、ノード装置I81内のパケット処理
部I3からノード装置I81のサブ伝送路I45に接続
された端末I53に回答パケットを返送する場合につい
て説明する。
【0265】パケット処理部I3では、端末I53に送
るべぎデータを書き込んだ回答パケットを作成する。こ
の時、使用波長指定欄98の値は、サブ伝送路I45を
介して端末I53が接続された分離挿入部I1918に
パケットを出力する固定波長受信部I1913の受信波
長である“1”を書き込み、中継回数表示欄97は
“2”とし、パケット種別識別欄99を“回答パケッ
ト”(これは前述した様に1である)に指定する。この
様にしてパケット処理部I3で作成された回答パケット
は、分配処理部I1928のFIFO−C71に書き込
まれる。FIFO−C71に書き込まれた回答パケット
は、挿入制御部A68の制御の下にデマルチプレクサB
67から出力されるパケット流に挿入され、セレクタA
72からバッファVII1929に出力される。
【0266】バッファVII1929のデマルチプレク
サVI131は、分配処理部I1928から出力される
回答パケットのヘッダ部をデコーダ132とラッチVI
133に、データ部100をシフトレジスタ135にそ
れぞれ出力する。デコーダ132は、回答パケットのヘ
ッダ部をデコードし、使用波長指定欄98の値“1“が
自バッファVII1929が接続されるチャネル(波長
λ4、λ5、λ6及びλ7)ではない為、固定波長送信
部VII2109が送信できる折り返し送信波長λ7に
対応した記憶領域VIIを書き込むべき記憶領域と判断
し、その書き込み開始アドレス値を書き込みアドレスカ
ウンタ137に出力する。同時に、セレクタVl36か
らは、前述同様に、減算処理部134によってヘッダ部
の中継回数表示欄97の値が減算され“1”となり、再
構成された回答パケットがデュアルポートメモリ139
に出力される。
【0267】一方、書き込みアドレスカウンタ137
は、デコーダ132から出力される回答パケットの書き
込むべき記憶領域VIIに対応したアドレス値が出力さ
れ、回答パケットが記憶領域VIIに書き込まれる。
【0268】この様にして、記憶領域VIIに書き込ま
れた回答パケットは、制御部4内の接続変更制御部21
02の制御の下に、バッファVII1929が接続され
た接続変更部Iの入力端IVと固定波長送信部VII2
109が接続されると、バッファ制御部2101の制御
により読み出され、固定波長送信部VII2109から
波長λ7の光信号として、合波器1914に送出され
る。合波器1914においては、他の固定波長送信部I
V2110、固定波長送信部V2111及び固定波長送
信部VI2112より送出される波長λ4からλ6の互
いに波長の異なる光信号と合波され、入出力部1909
を介して光ファイバ7に出力されてノード装置IV84
に伝送される。
【0269】ノード装置I81から波長λ7の光信号と
して、ノード装置IV84に伝送されてきた回答パケッ
トは、前述同様に、波長λ7の光信号のみを受信する固
定波長受信部VIII1931で受信される。固定波長
受信部VIII1931て受信された回答パケットは、
分配処理部II1932に出力される。分配処理部II
1932では、回答パケットの中継回数表示欄97の値
が“1”である為、コンパレータB65から中継指示が
出力され、回答パケットがバッファVIII1933に
出力される。
【0270】バッファVIII1933のデコーダ13
2は、回答パケットのヘッダ部をデコードし、使用波長
指定欄98の値“1”が自バッファVIII1933が
接続されるチャネル(波長λl、λ2、λ3及びλ8)
の1つのλlである為、記憶領域Iを書き込むべき記憶
領域と判断し、その書き込み開始アドレス値を書き込み
アドレスカウンタ137に出力する。同時に、セレクタ
Vl36からは、前述同様に、減算処理部134によっ
てヘッダ部の中継回数表示欄97の値が減算され“0”
となり、再構成された回答パケットがデュアルポートメ
モリ139に出力される。
【0271】一方、書き込みアドレスカウンタ137
は、デコーダ132から出力される回答パケットの書き
込むべき記憶領域Iに対応したアドレス値が出力され、
回答パケットが記憶領域1に書き込まれる。この様にし
て、記憶領域Iに書き込まれた回答パケットは、その後
前述の如く読み出され、波長λlの光信号として、ノー
ド装置I81に伝送される。
【0272】ノード装置IV84から波長λlの光信号
として、ノード装置I81に伝送されてきた回答パケッ
トは、入出力部1909を経由し、分岐器1911で分
岐されて波長λlの光信号のみを受信する固定波長受信
部I1915で受信される。固定波長受信部I1915
で受信された回答パケットは、分離挿入部I1918に
出力される。
【0273】分離挿入部I1918では、回答パケット
の中継回数表示欄97の値が“0”である為、分離指示
がデマルチプレクサC75に出力され、回答パケットが
I/F部B76に分離され、サブ伝送路45を介して端
末I53に伝送される。端末I53では、伝送されてき
た回答パケットがI/F部III129を介してパケッ
ト処理部II130に出力され、パケットのヘッダ部が
除去され、データ部が抽出され、所定の処理が行なわれ
る。
【0274】ノード装置I81のパケット処理部I3か
らサブ伝送路VII51に接続された端末VII59に
回答パケットを送る場合も、一旦ノード装置IV84に
送信されて第二の折り返し通信手段で折り返された後、
ノード装置I81の固定波長受信部VII1927で受
信されて分配処理部I1928から端末VII59に出
力される。
【0275】ノード装置I81のパケット処理部I3か
らサブ伝送路48〜50、52に接続された端末56〜
58、60に回答パケットを送る場合は、一旦ノード装
置II82に送信されて第一の折り返し通信手段で折り
返された後、ノード装置I81の固定波長受信部193
1、1935〜1937で受信されて分離挿入部193
8〜1940又は分配処理部I1932から端末56〜
58、60に出力される。
【0276】続いて、ノード装置I81のパケット処理
部I3からノード装置II82のパケット処理部I3に
ノード間の管理情報等を伝送する為の通達パケットを送
る場合について説明する。
【0277】ノード装置I81のパケット処理部I3で
は、使用波長指定欄98に、ノード装置II82のパケ
ット処理部I3にパケットを出力する分配処理部I19
28に接続された固定波長受信部VII1927の受信
波長である値“8”を書き込み、中継回数表示欄97に
自ノード装置のみを示す“1”とし、パケット種別識別
欄99を“通達パケット”である“0”に指定し、所望
のノード間管理情報をデータとして、通達パケットを組
み立て、分配処理部II1932のFIFO−C71に
書き込む。FIFO−C71に書き込まれた通達パケッ
トは、挿入制御部A68の制御の下にデマルチプレクサ
B67から出力されるパケット流に挿入され、セレクタ
A72からバッファVIII1933に出力される。
【0278】バッファVIII1933のデマルチプレ
クサVI131は、分配処理部II1932から出力さ
れる通達パケットのヘッダ部をデコーダ132とラッチ
VI133に、データ部100をシフトレジスタ135
にそれぞれ出力する。デコーダ132は、通達パケット
のヘッダ部をデコードし、使用波長指定欄98の値
“8”が自バッファVIII1933が接続され得る固
定波長送信部VIII2107の折り返し送信波長(波
長λ8)であり、中継回数表示欄97の値が“1”であ
る為、送信波長λ8に対応した記憶領域VIIIを書き
込むべき記憶領域と判断し、その書き込み開始アドレス
値を書き込みアドレスカウンタ137に出力する。前述
同様に、セレクタVl36からは、減算処理部134に
よってヘッダ部の中継回数表示欄97の値が減算され
“0”となり、再構成された通達パケットが、デュアル
ポートメモリ139に出力される。
【0279】一方、書き込みアドレスカウンタ137
は、デコーダ132から出力される通達パケットの書き
込むべき記憶領域VIIIに対応したアドレス値が出力
され、記憶領域VIIIに書き込まれる。この様にし
て、記憶領域VIIIに書き込まれた通達パケットは、
前述同様に読み出され、ノード装置I81から波長λ8
の光信号として、ノード装置II82に伝送され、波長
λ8の光信号のみを受信する固定波長受信部VII19
27で受信される。固定波長受信部VII1927で受
信された通達パケットは、分配処理部I1928に出力
される。
【0280】分配処理部I1928では、固定波長受信
部VII1927から出力される通達パケットの中継回
数表示欄97が“0”である為、コンパレータB65か
ら分離指示がデマルチプレクサB67に出力され、通達
パケットがラッチA64とデマルチプレクサA62に出
力される。ラッチA64では、通達パケットのパケット
種別識別欄が記億され、その値が、ラッチA64から出
力される通達パケットのパケット種別識別欄の値が
“0”である為、分離指示をデマルチプレクサA62に
出力する。デマルチプレクサA62は、コンパレータA
63からの分離指示を受けて、入力された通達パケット
をパケット処理部I3に出力する。パケット処理部I3
では、パケットのヘッダ部が除去され、データ部が抽出
され、コネクション管理部2に出力される。コネクショ
ン管理部2では、受け取ったデータを元に所定の処理が
行なわれる。
【0281】ノード装置I81のパケット処理部I3か
ら、隣接しなくて離れたノード装置のパケット処理部I
3にノード間の管理情報等を伝送する為の通達パケット
を送る場合は、中継回数表示欄97に自ノード装置とホ
ップされるノード装置の数を示す値を指定すればよい。
この際、ホップされるノード装置のバッファのデコーダ
は、前述−1の場合に従って記憶領域を指定する。
【0282】(実施例9)図24は、本発明によるノー
ド装置の第9の実施例であり、自ノード装置内での折り
返し処理が可能な構成が示されている。
【0283】図24において、図21と同一の符号を記
したブロックは同様な機能を果たす。図24において接
続変更部IIは、入力端Iから入力端IVがそれぞれバ
ッファI、バッファII、バッファIII及び、バッフ
ァVIIIに接続されており、出力端Iから出力端II
Iがそれぞれ固定波長送信部Iから固定波長送信部II
Iに接続されており、出力端IVは分配処理部IIに接
続されている。接続変更部Iは、入力端Iから入力端I
VがそれぞれバッファIV、バッファV、バッファVI
及び、バッファVIIに接続されており、出力端Iから
出力端IVがそれぞれ固定波長送信部IV、固定波長送
信部V、固定波長送信部VIに接続されており、出力端
IVは分配処理部IIに接続されている。分配処理部I
Iの出力は、バッファVIIに、分配処理部Iの出力は
バッファVIIIに接続されている。
【0284】本実施例においては、バッファI、バッフ
ァII、バッファIII又はバッファVIIIから出力
された折り返し伝送処理が必要なパケットは、接続変更
部IIを介して、分配処理部IIに折り返し伝送され
る。同様に、バッファIV、バッファV、バッファVI
又はバッファVIIから出力された折り返し伝送処理が
必要なパケットは、接続変更部Iを介して、分配処理部
Iに折り返し伝送される。
【0285】本発明の第9の実施例においても、デコー
ダ132のデコード動作が次の様に設定されている事を
除いて前述図7のバッファと同様である。
【0286】バッファのデコーダ132が指定する記憶
領域は、本実施例でも、次の様に設定されている。使用
波長指定欄98の値が、自バッファが接続されうるチャ
ネル(送信波長)に対応する値ではない場合は、接続変
更部が選択できるチャネルの内の分配処理部に接続され
るチャネルに対応した記憶領域である。 −1使用波長指定欄98の値が、自バッファがパケッ
トを出力する接続変更部が選択できるチャネルの内の分
配処理部に接続されるチャネルに対応する値であり、中
継回数表示欄の値が“1”ではない場合は、該分配処理
部が接続される該チャネル以外の任意のチャネル(波
長)の何れかに対応した記憶領域である。 −2 上記以外の場合は、使用波長指定欄98に記載
されたチャネル(波長)に対応する記憶領域である。
【0287】先ず、ノード装置I81のサブ伝送路I4
5によって接続された端末I53から、ノード装置I8
1のパケット処理部I3に問い合わせパケットを送信す
る場合について説明する(問い合わせパケットのパケッ
ト種別識別欄の値は“0”である)。端末I53から送
信された問い合わせパケットは、バッファIから接続変
更部IIを介して分配処理部II1932からパケット
処理部I3に出力される。端末54、55、59から、
ノード装置I81のパケット処理部I3に問い合わせパ
ケットを送信する場合も同じである。端末56〜58、
60から、ノード装置I81のパケット処理部I3に問
い合わせパケットを送信する場合は、バッファIV、バ
ッファV、バッファVI又はバッファVIIから接統変
更部Iを介して、分配処理部I1928からパケット処
理部I3に出力される。
【0288】次に、ノード装置I81内のパケット処理
部I3からノード装置I81のサブ伝送路I45に接続
された端末I53に回答パケットを返送する場合につい
て説明する(回答パケットのパケット種別識別欄の値は
“1”である)。ノード装置I81内のパケット処理部
I3は、回答パケットを分配処理部II1932に出力
する。分配処理部II1932に出力された回答パケッ
トは、バッファVII1929に一時記億された後、例
えば波長λ4でノード装置IV84に送信され、ノード
装置IV84の固定波長受信部IV1935で受信され
た後、バッファIV1941から接続変更部Iを介し
て、分配処理部I1928こ出力され、伝送方向が折り
返され、バッファVIII1933から端末I53が受
信可能な波長λlの光信号を送出する固定波長送信部I
2104に出力され、然る後、固定波長送信部I210
4から波長λlの光信号としてノード装置I81に送信
され、固定波長受信部I1915で受信され、分離挿入
部I1918で分離され、端末I53に伝送される。端
末54、55に、ノード装置I81のパケット処理部I
3から回答パケットを送信する場合も同じである。
【0289】端末56〜58に、ノード装置I81のパ
ケット処理部I3から回答パケットを送信する場合は、
回答パケットを分配処理部I1928に出力する。分配
処理部I1928に出力された回答パケットは、バッフ
ァVIII1933に一時記億された後、例えば波長λ
lでノード装置II82に送信され、ノード装置II8
2の固定波長受信部I1915で受信された後、接続変
更部II2103で伝送方向が折り返され、固定波長送
信部IV2110、固定波長送信部V2111、又は固
定波長送信部VI2112から端末56〜58が受信可
能な波長の光信号として、ノード装置I81に送信さ
れ、固定波長受信部1935〜1937で受信され、分
離挿入部1938〜1940で分離され、端末56〜5
8に伝送される。
【0290】端末59にノード装置I81のパケット処
理部I3から回答パケットを送信する場合は、回答パケ
ットを分配処理部II1932に出力する。分配処理部
II1932に出力された回答パケットは、バッファV
II1929に一時記憶された後、接続変更部I210
8を介して分配処理部I1928に出力され、然る後、
端末59に分離される。同様に端末60にノード装置I
81のパケット処理部I3から回答パケットを送信する
場合は、回答パケットを分配処理部I1928に出力す
る。分配処理部I1928に出力された回答パケット
は、バッファVIII1933に一時記憶された後、接
続変更部II2103を介して分配処理部II1932
に出力され、然る後、端末60に分離される。
【0291】続いて、ノード装置I81のパケット処理
部I3からノード装置II82のパケット処理部I3に
ノード間の管理情報等を伝送する為の通達パケットを送
る場合について説明する(通達パケットのパケット種別
識別欄の値は“0”である)。ノード装置I81のパケ
ット処理部I3では、通達パケットを分配処理部I19
28に出力する。分配処理部I1928から出力された
通達パケットは、バッファVIII1933に一時記億
された後、折り返し伝送波長λ8以外の波長(例えば波
長λl)でノード装置II82に送信され、ノード装置
II82の固定波長受信部I1915で受信された後、
接続変更部II2103を介して、分配処理部II19
32に折り返し伝送され、パケット処理部I3に出力さ
れる。
【0292】ノード装置I81のパケット処理部I3か
ら、隣接しなくて離れたノード装置のパケット処理部I
3にノード間の管理情報等を伝送する為の通達パケット
を送る場合は、中継回数表示欄97に自ノード装置とホ
ップされるノード装置の数を示す値を指定すればよい。
この際、第8実施例と同様に、ホップされるノード装置
のバッファのデコーダは、前述−1の場合に従って記
憶領域を指定する。
【0293】
【発明の効果】以上述べてきたように、本発明において
は、パケット処理部に出力すべきパケットを、特定のチ
ャネルで出力し、該チャネルをパケット処理部に接続す
ることによって、簡便な構成及び簡便な処理で特定のパ
ケットをパケット処理部に届けることができる。上記各
実施例でさまざまな形態を説明してきたように、上記特
定のチャネルは他のノード装置をいったん経由して、該
他のノード装置で別の特定のチャネルに乗り換えられた
り、他のノード装置までは任意のチャネルで伝送され
て、他のノード装置で特定のチャネルに乗り換えられた
りする構成や、自ノード装置内で該特定のチャネルを伝
送路上に出力することなくパケット処理部側に接続する
構成などがある。また上記特定のチャネルとしては、双
方向伝送型のネットワークにおいて、第1の方向から第
2の方向に乗り換えるためのチャネル(第1の方向で伝
送されてきたパケットを記億するバッファから、第2の
方向にパケットを出力できるバッファ側に出力するため
のチャネル)、もしくはその逆のチャネルを用いること
もできる。
【0294】ここでいうチャネルとは、バッファからの
出力先を選択する選択手段、例えば可変波長送信部や接
続変更部、で選択される出力経路のことを指しており、
複数のチャネルは区別されるべきものである。その区別
の方法としては、さまざまな方法があり、異なる波長を
用いることによって区別したり、異なる位置(例えば異
なる伝送路中、異なる信号経路)を伝送させることによ
って区別したりできる。また、同じ波長の2つの光の伝
送方向によっても区別することができる。また、ノード
装置内でパケット処理部側に導かれる信号経路もチャネ
ルの1つである。
【0295】以上述べてきたように、本発明の構成で
は、基本的には、管理パケットもデータパケットもバッ
ファ及びバッファが接続されるチャネルを選択する選択
手段を介して同様に扱うことができ、構成の簡素化、中
継処理の簡素化及び高速化を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】マルチホップ型のネットワークシステム例の構
成を示す図。
【図2】図2のシステム例のノード装置の構成を示す
図。
【図3】パケットの構成を示す図。
【図4】図1のシステム例に用いられるノード装置の経
路制御部の構成を示す図。
【図5】図1のシステム例に用いられるノード装置の中
継処理部の構成を示す図。
【図6】端末の構成を示す図。
【図7】バッファの構成を示す図。
【図8】本発明による第一の実施例のノード装置の構成
を示す図。
【図9】本発明による第一の実施例の分配処理部の構成
を示す図。
【図10】本発明による第一の実施例の分離挿入部の構
成を示す図。
【図11】本発明による第二の実施例のノード装置の構
成を示す図。
【図12】本発明による第三の実施例のノード装置の構
成を示す図。
【図13】本発明による第三の実施例を用いるネットワ
ークシステムの構成を示す図。
【図14】本発明による第四の実施例のノード装置の構
成を示す図。
【図15】本発明による第四の実施例の接続変更部の構
成を示す図。
【図16】本発明による第四の実施例のバッファ制御部
の構成を示す図。
【図17】本発明による第四の実施例の接続変更制御部
の構成を示す図。
【図18】本発明による第5の実施例のノード装置の構
成を示す図。
【図19】本発明による第6の実施例のノード装置の構
成を示す図。
【図20】本発明による第7の実施例のノード装置の構
成を示す図。
【図21】本発明による第8の実施例のノード装置の構
成を示す図。
【図22】本発明による第8の実施例の接続変更部の構
成を示す図。
【図23】本発明による第8の実施例の接続制御部の構
成を示す図。
【図24】本発明による第9の実施例のノード装置の構
成を示す図。
【符号の説明】
1 入出力処理部 2 コネクション管理部 3、130 パケット処理部 4 制御部 5、1401、2101 バッファ制御部 6 波長制御部 7、44、85〜88 光ファイバ 8、42、1913、1914 合波器 9、1911、1912 分岐器 10〜17、1915〜1917、1927、193
1、1935〜1937 固定波長受信部 18〜24、1918〜1920、1938〜1940
分離挿入部 25、1928、1932 分配処理部 26〜33、1921〜1923、1929、193
3、1941〜1943 バッファ 34〜41、1924〜1926、1930、193
4、1944〜1946 可変波長送信部 43 分波器 45〜52 サブ伝送路 53〜60 端末 61、76、101、117、129 I/F部 62、67、75、104、106、111、120、
124、131デマルチプレクサ 63、65、73、103、107、109、119、
122 コンパレータ 64、66、74、102、108、110、118、
123、133ラッチ 68、77、112、125 挿入制御部 69〜71、78、79、113〜115、126、1
27 FIFO 72、80、105、116、121、128、13
6、1501〜1508、2201〜2204 セレ
クタ 81〜84 ノード装置 98〜95 中継処理部 96 経路制御部 97 中継回数表示欄 98 使用波長指定欄 99 パケット種別識別欄 100 データ部 132 デコーダ 134 減算処理部 135 シフトレジスタ 137 書き込みアドレスカウンタ 138 読み出しアドレスカウンタ 139 デュアルポートメモリ 1402、2102 接続変更制御部 1403、2103、2108 接続変更部 1404〜1410、2104〜2107、2109〜
2112 固定波長送信部 1411 リボンファイバ 1601〜1608 バッファ制御テーブル 1701〜1708、2301〜2308 接続制御
テーブル 1709、2309 ROMカウンタ 1710、2310 クロック発生部 1909、1910 入出力部 2083、2084 合分岐器 2085、2086 合分波器
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−237306(JP,A) 特開 平9−18517(JP,A) 特開 平9−55758(JP,A) 特開 平8−340352(JP,A) 特開 平9−261259(JP,A) 特開 平9−331346(JP,A) 特開 平9−18516(JP,A) 特開 平9−8848(JP,A) 特開 平9−8849(JP,A) 特開 平9−83574(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/28 - 12/46 H04B 10/20

Claims (46)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のノード装置を有し、パケットを用い
    て通信を行うネットワークシステムであって、 前記ノード装置は、 入力されたパケットの処理を行うパケット処理手段と、 入力されたパケットを一時記憶するバッファと、 複数のチャネルから、前記バッファの出力に接続される
    チャネルを選択する選択手段と、 選択されたチャネルに出力されるパケットを前記バッフ
    ァから読み出すように制御するバッファ制御手段と、を
    有し、 前記複数のチャネルは、他のノード装置に接続される第
    1のチャネルと、前記ノード装置の前記パケット処理手
    段に接続される第2のチャネルとを含んでおり、前記パ
    ケット処理手段に出力されるパケットは、前記バッファ
    が前記第2のチャネルに接続されている時に、該バッフ
    ァから読み出されることを特徴とするネットワークシス
    テム。
  2. 【請求項2】前記第2のチャネルは他のノード装置に入
    力され、該他のノード装置で折り返された後、前記ノー
    ト装置の前記パケット処理手段に接続されることを特徴
    とする請求項1記載のネットワークシステム。
  3. 【請求項3】前記選択手段は、選択するチャネルを順次
    変更することを特徴とする請求項1または2に記載のネ
    ットワークシステム。
  4. 【請求項4】前記ノード装置は前記バッファを複数有
    し、前記選択手段は前記複数のバッファが接続されるチ
    ャネルを、前記複数のバッファのそれぞれが同時には異
    なるチャネルに接続されるように選択することを特徴と
    する請求項1乃至3の何れかに記載のネットワークシス
    テム。
  5. 【請求項5】前記選択手段は、前記複数のバッファそれ
    ぞれに対応して設けられた複数の可変チャネル送信手段
    を有することを特徴とする請求項4記載のネットワーク
    システム。
  6. 【請求項6】前記ノード装置は、前記複数の可変チャネ
    ル送信手段からの出力を合成し、その中から前記第2の
    チャネルに対応する出力を取り出す手段を有することを
    特徴とする請求項5記載のネットワークシステム。
  7. 【請求項7】前記選択手段は、前記複数のバッファそれ
    ぞれに対応する入力端と、前記複数のチャネルそれぞれ
    に対応する出力端とを有しており、該入力端と該出力端
    との間の接続関係を変更できる接続変更手段を有してい
    ることを特徴とする請求項4記載のネットワークシステ
    ム。
  8. 【請求項8】前記バッファには、前記ノード装置に接続
    されるサブ伝送路からのパケットか、他のノード装置か
    らのパケットか、前記パケット処理手段からのパケット
    が入力されることを特徴とする請求項1乃至7の何れか
    に記載のネットワークシステム。
  9. 【請求項9】前記ノード装置は、前記ノード装置に接続
    されるサブ伝送路からのパケットか、他のノード装置か
    らのパケットかを選択して前記バッファに入力する挿入
    手段を有することを特徴とする請求項1乃至8の何れか
    に記載のネットワークシステム。
  10. 【請求項10】前記ノード装置は、前記ノード装置に接
    続されるサブ伝送路からのパケットか、他のノード装置
    からのパケットか、前記パケット処理手段からのパケッ
    トかを選択して前記バッファに入力する挿入手段を有す
    ることを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載のネ
    ットワークシステム。
  11. 【請求項11】前記ノード装置は、他のノード装置から
    入力されるパケットの内、前記ノード装置に接続される
    サブ伝送路側に出力すべきパケットをサブ伝送路側に分
    離する分離手段を有していることを特徴とする請求項1
    乃至10の何れかに記載のネットワークシステム。
  12. 【請求項12】前記ノード装置は、前記第2のチャネル
    を伝送されるパケットの内、前記ノード装置に接続され
    るサブ伝送路側に出力すべきパケットをサブ伝送路側に
    分離する分離手段を有していることを特徴とする請求項
    1乃至11の何れかに記載のネットワークシステム。
  13. 【請求項13】前記第1のチャネルは、第1の方向と第
    1の方向とは逆の第2の方向にパケットを伝送するもの
    であることを特徴とする請求項1乃至12の何れかに記
    載のネットワークシステム。
  14. 【請求項14】前記パケット処理手段は、通信管理のた
    めの管理パケットの処理を行うことを特徴とする請求項
    1乃至13の何れかに記載のネットワークシステム。
  15. 【請求項15】前記複数のノード装置はリング型に接続
    されていることを特徴とする請求項1乃至14の何れか
    に記載のネットワークシステム。
  16. 【請求項16】複数のノード装置を有し、パケットを用
    いて通信を行うネットワークシステムであって、 第1のノード装置は、 入力されたパケットを一時記憶するバッファと、 複数のチャネルから、前記バッファの出力に接続される
    チャネルを選択する選択手段と、 選択されたチャネルに出力されるパケットを前記バッフ
    ァから読み出すように制御するバッファ制御手段と、を
    有し、 第2のノード装置は、 入力されたパケットの処理を行うパケット処理手段を有
    し、 前記複数のチャネルは、前記第2のノード装置に接続さ
    れるサブ伝送路、もしくは他のノード装置に接続される
    第1のチャネルと、前記第2のノード装置の前記パケッ
    ト処理手段に接続される第2のチャネルとを含んでお
    り、前記バッファ制御手段は、前記バッファに記憶され
    ているパケットの内、前記第2のノード装置の前記パケ
    ット処理手段に出力すべきパケットを、前記バッファに
    前記第2のチャネルが接続されているときに読み出すこ
    とを特徴とするネットワークシステム。
  17. 【請求項17】前記選択手段は、選択するチャネルを順
    次変更することを特徴とする請求項16記載のネットワ
    ークシステム。
  18. 【請求項18】前記第1のノード装置は前記バッファを
    複数有し、 前記選択手段は該複数のバッファが接続されるチャネル
    を複数のバッファのそれぞれが同時には異なるチャネル
    に接続されるように選択することを特徴とする請求項1
    6又は17に記載のネットワークシステム、
  19. 【請求項19】前記選択手段は、前記複数のバッファそ
    れぞれに対応して設けられた複数の可変チャネル送信手
    段を有することを特徴とする請求項18記載のネットワ
    ークシステム。
  20. 【請求項20】前記第2のノード装置は、前記第1のノ
    ード装置と接続される複数のチャネルの中の前記第2の
    チャネルを伝送されてくるパケットを取り出す手段を有
    することを特徴とする請求項16乃至19の何れかに記
    載のネットワークシステム。
  21. 【請求項21】前記選択手段は、前記複数のバッファそ
    れぞれに対応する入力端と、前記複数のチャネルそれぞ
    れに対応する出力端とを有しており、該入力端と該出力
    端との間の接続関係を変更できる接続変更手段を有して
    いることを特徴とする請求項18記載のネットワークシ
    ステム。
  22. 【請求項22】前記バッファには、前記第1のノード装
    置に接続されるサブ伝送路からのパケットか、他のノー
    ド装置からのパケットか、前記パケット処理手段からの
    パケットが入力されることを特徴とする請求項16乃至
    21の何れかに記載のネットワークシステム。
  23. 【請求項23】前記第1のノード装置は、前記第1のノ
    ード装置に接続されるサブ伝送路からのパケットか、他
    のノード装置からのパケットかを選択して前記バッファ
    に入力する挿入手段を有することを特徴とする請求項1
    6乃至21の何れかに記載のネットワークシステム。
  24. 【請求項24】前記第1のノード装置は更にパケット処
    理手段を有しており、 前記第1のノード装置に接続されるサブ伝送路からのパ
    ケットか、他のノード装置からのパケットか、前記第1
    のノード装置のパケット処理手段からのパケットかを選
    択して前記バッファに入力する挿入手段を有することを
    特徴とする請求項16乃至22の何れかに記載のネット
    ワークシステム。
  25. 【請求項25】前記第1のノード装置は、他のノード装
    置から入力されるパケットの内、前記第1のノード装置
    に接続されるサブ伝送路側に出力すべきパケットをサブ
    伝送路側に分離する分離手段を有していることを特徴と
    する請求項16乃至24の何れかに記載のネットワーク
    システム。
  26. 【請求項26】前記第2のノード装置は、前記第2のチ
    ャネルを伝送されるパケットの内、前記第2のノード装
    置に接続されるサブ伝送路側に出力すべきパケットをサ
    ブ伝送路側に分離する分離手段を有していることを特徴
    とする請求項16乃至25の何れかに記載のネットワー
    クシステム。
  27. 【請求項27】前記第1のチャネルは、第1の方向と第
    1の方向とは逆の第2の方向にパケットを伝送するもの
    であることを特徴とする請求項16乃至26の何れかに
    記載のネットワークシステム。
  28. 【請求項28】前記パケット処理手段は、通信管理のた
    めの管理パケットの処理を行うものであることを特徴と
    する請求項16乃至27の何れかに記載のネットワーク
    システム。
  29. 【請求項29】前記第1及び第2のノード装置を含む複
    数のノード装置はリング型に接続されていることを特徴
    とする請求項16乃至28の何れかに記載のネットワー
    クシステム。
  30. 【請求項30】ノード装置において、 入力されたパケットの処理を行うパケット処理手段と、 入力されたパケットを一時記憶するバッファと、 複数のチャネルから、前記バッファの出力に接続される
    チャネルを選択する選択手段と、 選択されたチャネルに出力されるパケットを前記バッフ
    ァから読み出すように制御するバッファ制御手段と、を
    有し、 前記複数のチャネルは、他のノード装置に接続される第
    1のチャネルと、前記ノード装置の前記パケット処理手
    段に接続される第2のチャネルとを含んでおり、前記パ
    ケット処理手段に出力されるパケットは、前記バッファ
    が前記第2のチャネルに接続されている時に、該バッフ
    ァから読み出されることを特徴とするノード装置。
  31. 【請求項31】前記第2のチャネルは他のノード装置に
    入力され、該他のノード装置で折り返された後、前記ノ
    ート装置の前記パケット処理手段に接続されることを特
    徴とする請求項30記載のノード装置。
  32. 【請求項32】前記選択手段は、選択するチャネルを順
    次変更することを特徴とする請求項30または31に記
    載のノード装置。
  33. 【請求項33】前記ノード装置は前記バッファを複数有
    し、前記選択手段は前記複数のバッファが接続されるチ
    ャネルを、前記複数のバッファのそれぞれが同時には異
    なるチャネルに接続されるように選択することを特徴と
    する請求項30乃至32何れかに記載のノード装置。
  34. 【請求項34】前記選択手段は、前記複数のバッファそ
    れぞれに対応して設けられた複数の可変チャネル送信手
    段を有することを特徴とする請求項33記載のノード装
    置。
  35. 【請求項35】前記ノード装置は、前記複数の可変チャ
    ネル送信手段からの出力を合成し、その中から前記第2
    のチャネルに対応する出力を取り出す手段を有すること
    を特徴とする請求項34記載のノード装置。
  36. 【請求項36】前記選択手段は、前記複数のバッファそ
    れぞれに対応する入力端と、前記複数のチャネルそれぞ
    れに対応する出力端とを有しており、該入力端と該出力
    端との間の接続関係を変更できる接続変更手段を有して
    いることを特徴とする請求項33記載のノード装置。
  37. 【請求項37】前記バッファには、前記ノード装置に接
    続されるサブ伝送路からのパケットか、他のノード装置
    からのパケットか、前記パケット処理手段からのパケッ
    トが入力されることを特徴とする請求項30乃至36の
    何れかに記載のノード装置。
  38. 【請求項38】前記ノード装置は、前記ノード装置に接
    続されるサブ伝送路からのパケットか、他のノード装置
    からのパケットかを選択して前記バッファに入力する挿
    入手段を有することを特徴とする請求項30乃至37の
    何れかに記載のノード装置。
  39. 【請求項39】前記ノード装置は、前記ノード装置に接
    続されるサブ伝送路からのパケットか、他のノード装置
    からのパケットか、前記パケット処理手段からのパケッ
    トかを選択して前記バッファに入力する挿入手段を有す
    ることを特徴とする請求項30乃至37の何れかに記載
    のノード装置。
  40. 【請求項40】前記ノード装置は、他のノード装置から
    入力されるパケットの内、前記ノード装置に接続される
    サブ伝送路側に出力すべきパケットをサブ伝送路側に分
    離する分離手段を有していることを特徴とする請求項3
    0乃至39の何れかに記載のノード装置。
  41. 【請求項41】前記ノード装置は、前記第2のチャネル
    を伝送されるパケットの内、前記ノード装置に接続され
    るサブ伝送路側に出力すべきパケットをサブ伝送路側に
    分離する分離手段を有していることを特徴とする請求項
    30乃至40の何れかに記載のノード装置、
  42. 【請求項42】前記第1のチャネルは、第1の方向と第
    1の方向とは逆の第2の方向にパケットを伝送するもの
    であることを特徴とする請求項30乃至40の何れかに
    記載のノード装置。
  43. 【請求項43】前記パケット処理手段は、通信管理のた
    めの管理パケットの処理を行うことを特徴とする請求項
    30乃至42の何れかに記載のノード装置。
  44. 【請求項44】前記複数のノード装置はリング型に接続
    されていることを特徴とする請求項30乃至43の何れ
    かに記載のノード装置。
  45. 【請求項45】複数のノード装置を有し、パケットを用
    いて通信を行うネットワークシステムの制御方法であっ
    て、 前記ノード装置は、 入力されたパケットの処理を行うパケット処理手段と、 入力されたパケットを一時記憶させるバッファと、 他のノード装置に接続される第1のチャネルと、前記ノ
    ード装置の前記パケット処理手段に接続される第2のチ
    ャネルとを含む複数のチャネルから、前記バッファの出
    力に接続されるチャネルを選択する選択手段と、 選択されたチャネルに出力されるパケットを前記バッフ
    ァから読み出すように制御するバッファ制御手段と、を
    有し、 前記制御方法は、 前記複数のチャネルから前記第2のチャネルを選択し、
    前記第2のチャネルが前記バッファに接続されているこ
    とを検出する検出工程と、 前記検出工程において前記第2のチャネルが前記バッフ
    ァに接続されていると検出されている間に、前記パケッ
    ト処理手段に出力されるパケットを、該バッファから読
    み出す読出工程を有することを特徴とするネットワーク
    システムの制御方法。
  46. 【請求項46】入力されたパケットの処理を行うパケッ
    ト処理手段と、入力されたパケットを一時記憶させるバ
    ッファと、他のノード装置に接続される第1のチャネル
    と、前記ノード装置の前記パケット処理手段に接続され
    る第2のチャネルとを含む複数のチャネルから、前記バ
    ッファの出力に接続されるチャネルを選択する選択手段
    と、選択されたチャネルに出力されるパケットを前記バ
    ッファから読み出すように制御するバッファ制御手段と
    を有するノード装置の制御方法において、 前記複数のチャネルから前記第2のチャネルを選択し、
    前記第2のチャネルが前記バッファに接続されているこ
    とを検出する検出工程と、 前記検出工程において前記第2のチャネルが前記バッフ
    ァに接続されていると検出されている間に、前記パケッ
    ト処理手段に出力されるパケットを、該バッファから読
    み出す読出工程を有することを特徴とするノード装置の
    制御方法。
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