JPH1174918A - 通信システム及び通信システムに接続可能な通信装置と、通信システムの制御方法及び通信システムに接続可能な通信装置の制御方法 - Google Patents

通信システム及び通信システムに接続可能な通信装置と、通信システムの制御方法及び通信システムに接続可能な通信装置の制御方法

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JPH1174918A
JPH1174918A JP10068587A JP6858798A JPH1174918A JP H1174918 A JPH1174918 A JP H1174918A JP 10068587 A JP10068587 A JP 10068587A JP 6858798 A JP6858798 A JP 6858798A JP H1174918 A JPH1174918 A JP H1174918A
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和彦 北條
Toru Nakada
透 中田
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    • H04Q2011/0092Ring

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のチャネルを用いて信号を伝送する際の
信号のかたよりを低減する。また、マルチキャスト通信
やブロードキャスト通信を効率よく行う。 【解決手段】 副伝送路からの信号を複数のチャネルで
伝送するために分配して複数のチャネルで伝送する。更
に複数のチャネルへの信号の挿入を各チャネルの空きを
見つけて挿入する事により、様々な信号が伝送されてい
るチャネルへの信号の入力を可能とする。また、マルチ
キャスト通信やブロードキャスト通信を行なう際には、
複数のチャネルに対応して、入力された信号を複製する
ようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】通信システム及び通信システ
ムに接続可能な通信装置と、通信システムの制御方法及
び通信システムに接続可能な通信装置の制御方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、端末装置の高速化や端末を接続す
るネットワークの高速化のために、複数のチャンネルを
用いたマルチチャンネル伝送路からなるネットワークを
使用したネットワークシステムが検討されている。
【0003】この種のノード装置及びネットワークシス
テムは、図9に示すように、複数の端末装置971、9
78を接続するためのノード装置911と、このノード
装置を複数個接続するための、複数のチャンネルを用い
たマルチチャンネル伝送路900から構成されている。
図9に示したネットワークシステムにおいては、端末装
置971から送信され入力I/F部941に入力された
パケットは、複数の送信部951から958のいずれか
においてマルチチャンネル伝送路へ送信されるように交
換部921で交換され、所定の送信部に出力され、マル
チチャンネル伝送路へ送出される。その後、受信宛先の
端末装置が接続されたノード装置までの途中に存在する
ノード装置で中継処理がなされ、最終的に目的とするノ
ード装置の受信部で受信される。また、受信宛先の端末
装置が接続された出力I/F部から出力されるように交
換部で出力先が制御され、所定の出力I/F部から出力
されて端末装置で受信される。ノード装置の交換部92
1は、入力されたパケットを複数の送信部及び出力I/
F部のいずれに出力するかの交換動作の制御によって、
パケットを所望のノード装置の所望の端末装置にルーテ
ィングするように機能している。
【0004】上記従来例において用いられる交換部は、
入力数N、出力数Nのクロスバー型の交換装置が通常用
いられる。ここで、入力数Nは、受信部の数と入力I/
F部の数の和であり、同様に、出力数Nは、送信部の数
と出力I/F部の数の和である。
【0005】交換部において交換されるパケットは、一
般的に、このパケットの受信宛先端末のアドレス情報
と、このパケットによって運ばれるデータ情報とで構成
されている。交換部は入力されるパケットの受信宛先ア
ドレスを一時記憶する機能を有しており、メモリテーブ
ルに書き込まれているネットワークシステムに接続され
る全端末装置のアドレスと比較を行って、所望の出力へ
出るようにスイッチング動作が行われる。この際に、入
力端に入力されたパケットが所定の出力端から出力され
るように、各入力に関して出力競合の発生を検知し、ア
ービトレーション制御を行う必要があるため、この制御
部のハードウエア規模が増大することになる。
【0006】また複数のチャンネルを用いて信号の伝送
を行う他のネットワーク構成が特開平5−260060号公
報、及び特開平4−176232号公報に開示されている。
【0007】特開平5−260060号公報には、等間隔に分
割された信号を複数のリングの空きを検索して空いてい
るリングに順に送信する技術が開示されている。
【0008】特開平4−176232号公報には、パケットを
一定の順序で振り分けて送信する技術が開示されてい
る。この特開平4−176232号公報の図9には、複数のチャ
ンネルを用いて伝送されてきた信号をATMスイッチを用
いて複数の副伝送路に出力する技術が開示されている。
このATMスイッチは、m個のチャンネルで伝送されてき
た信号をn個の受信バッファそれぞれにm系統の出力と
して出力するものであり、受信バッファがそのm系統で
入力された信号を所定の順序で読み出すものである。
【0009】また主伝送路のチャンネル間の乗り換えを
行うネットワークシステムが特開平8−172394号公報、
特開平8−237306号公報に開示されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本願においては、複数
のチャネル上を伝送される信号を複数の副伝送路に効率
よく出力する事ができるようにすることを目的とする。
また特に複数のチャネル上を伝送される信号の内必要な
信号を選択して副伝送路側に出力できるようにする事も
目的の1つとする。又複数の副伝送路を伝送されてきた
信号を複数のチャンネルに効率よく入力する事ができる
ようにすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、ノード間で信号を伝送する主伝送路の複
数のチャネルに、端末装置に信号を伝送するための複数
の副伝送路を接続するためのノード装置において、前記
複数のチャネルの夫々に対応し、前記複数のチャネルを
伝送されてきた信号を記憶する複数の記憶手段と、前記
複数の副伝送路の夫々に前記複数の記憶手段を所定の順
序に従って、かつ、前記複数の記憶手段が互いに異なる
前記副伝送路と順次接続されるようにして、前記複数の
副伝送路の夫々と前記複数の記憶手段の夫々を接続する
接続手段を有することを特徴とするノード装置を提供す
る。
【0012】また、ノード間で信号を伝送する主伝送路
の複数のチャネルに、端末装置からの信号を伝送するた
めの複数の副伝送路を接続するためのノード装置におい
て、前記複数の副伝送路の夫々に対応し、前記複数の副
伝送路を伝送されてきた信号を記憶する複数の記憶手段
と、前記複数のチャネルの夫々に前記複数の記憶手段を
所定の順序に従って、かつ、前記複数の記憶手段が互い
に異なる前記チャネルと順次接続されるようにして、前
記複数のチャネルの夫々と前記複数の記憶手段の夫々を
接続する接続手段を有することを特徴とするノード装置
を提供する。
【0013】また、ノード間で信号を伝送する主伝送路
の複数のチャネルに、端末装置に信号を伝送するための
複数の副伝送路を接続するためのノード装置を複数有す
る通信システムにおいて、前記複数のノード装置の少な
くとも1つは、前記複数のチャネルの夫々に対応し、前
記複数のチャネルを伝送されてきた信号を記憶する複数
の記憶手段と、前記複数の副伝送路の夫々に前記複数の
記憶手段を所定の順序に従って、かつ、前記複数の記憶
手段が互いに異なる前記副伝送路と順次接続されるよう
にして、前記複数の副伝送路の夫々と前記複数の記憶手
段の夫々を接続する接続手段を有することを特徴とする
通信システムを提供する。
【0014】また、ノード間で信号を伝送する主伝送路
の複数のチャネルに、端末装置からの信号を伝送するた
めの複数の副伝送路を接続するためのノード装置を複数
有する通信システムにおいて、前記複数のノード装置の
少なくとも1つは、前記複数の副伝送路の夫々に対応
し、前記複数の副伝送路を伝送されてきた信号を記憶す
る複数の記憶手段と、前記複数のチャネルの夫々に前記
複数の記憶手段を所定の順序に従って、かつ、前記複数
の記憶手段が互いに異なる前記チャネルと順次接続され
るようにして、前記複数のチャネルの夫々と前記複数の
記憶手段の夫々を接続する接続手段を有することを特徴
とする通信システムを提供する。
【0015】また、ノード間で信号を伝送する主伝送路
の複数のチャネルに、端末装置に信号を伝送するための
複数の副伝送路を接続するためのノード装置の制御方法
において、前記複数のチャネルの夫々に対応し、前記複
数のチャネルを伝送されてきた信号を記憶する複数の記
憶手段に前記信号を記憶させる記憶工程と、前記複数の
副伝送路の夫々に前記複数の記憶手段を所定の順序に従
って、かつ、前記複数の記憶手段が互いに異なる前記副
伝送路と順次接続されるようにして、前記複数の副伝送
路の夫々と前記複数の記憶手段の夫々を接続させる接続
工程を有することを特徴とするノード装置の制御方法を
提供する。
【0016】また、ノード間で信号を伝送する主伝送路
の複数のチャネルに、端末装置からの信号を伝送するた
めの複数の副伝送路を接続するためのノード装置の制御
方法において、前記複数の副伝送路の夫々に対応し、前
記複数の副伝送路を伝送されてきた信号を記憶する複数
の記憶手段に前記信号を記憶させる記憶工程と、前記複
数のチャネルの夫々に前記複数の記憶手段を所定の順序
に従って、かつ、前記複数の記憶手段が互いに異なる前
記チャネルと順次接続されるようにして、前記複数のチ
ャネルの夫々と前記複数の記憶手段の夫々を接続させる
接続工程を有することを特徴とするノード装置の制御方
法を提供する。
【0017】また、ノード間で信号を伝送する主伝送路
の複数のチャネルに、端末装置に信号を伝送するための
複数の副伝送路を接続するためのノード装置を複数有す
る通信システムの制御方法において、前記複数のノード
装置の少なくとも1つは、前記複数のチャネルの夫々に
対応し、前記複数のチャネルを伝送されてきた信号を記
憶する複数の記憶手段に前記信号を記憶させる記憶工程
と、前記複数の副伝送路の夫々に前記複数の記憶手段を
所定の順序に従って、かつ、前記複数の記憶手段が互い
に異なる前記副伝送路と順次接続されるようにして、前
記複数の副伝送路の夫々と前記複数の記憶手段の夫々を
接続させる接続工程を有することを特徴とする通信シス
テムの制御方法を提供する。
【0018】また、ノード間で信号を伝送する主伝送路
の複数のチャネルに、端末装置からの信号を伝送するた
めの複数の副伝送路を接続するためのノード装置を複数
有する通信システムの制御方法において、前記複数のノ
ード装置の少なくとも1つは、前記複数の副伝送路の夫
々に対応し、前記複数の副伝送路を伝送されてきた信号
を記憶する複数の記憶手段に前記信号を記憶させる記憶
工程と、前記複数のチャネルの夫々に前記複数の記憶手
段を所定の順序に従って、かつ、前記複数の記憶手段が
互いに異なる前記チャネルと順次接続されるようにし
て、前記複数のチャネルの夫々と前記複数の記憶手段の
夫々を接続させる接続工程を有することを特徴とする通
信システムの制御方法を提供する。
【0019】本発明においては、複数のチャネルからの
信号を複数の副伝送路に出力するにもかかわらず、前記
複数の副伝送路のそれぞれに前記複数の記憶手段を所定
の順序にしたがって順次接続するため、いずれのチャン
ネルを伝送されてきた信号であっても、出力したい副伝
送路に出力する事ができ、また所定の順序にしたがって
順次接続するにもかかわらず、複数の前記記憶手段が互
いに異なる前記副伝送路に接続される様にしているた
め、アービトレーション制御を行うことなく、効率よ
く、接続する事ができる。
【0020】この様な制御を行う所定の順序は適宜設定
できるものであるが、具体的には、ある副伝送路が複数
の記憶手段に順次接続されるパターンを決め、そのパタ
ーンを用いるタイミングを異ならせて、各副伝送路が接
続される記憶手段が決定されているようにすればよい。
図5(a)等に示しているパターンとしては、動作期間
がT1からT8までに変化していくに伴い記憶手段が接続
される副伝送路が順次変更されるパターンが示されてお
り、各入力端はそのパターンをタイミングをずらして用
いているが、同じ意味である。
【0021】又本発明において、前記複数のチャンネル
それぞれに対応して、前記複数のチャンネルを伝送され
てきた信号の内、前記副伝送路に出力すべき信号を分離
して前記記憶手段に出力する分離手段を有していると、
必要な信号のみを副伝送路側に出力し、必要でない信号
はそのまま通過させる事ができる。特にこの時、信号が
宛先情報として分離手段を識別する分離手段識別情報を
含んでいれば、それに応じて分離するか否かを判別する
事ができ、高速な動作を実現できる。ノード装置におい
てチャネルに分離手段が1つだけ設けられているときに
は、分離手段識別情報はノード装置識別情報でもある。
また信号が出力されるべき副伝送路を識別する副伝送路
識別情報を含んでいれば、それに応じてどの副伝送路に
出力すべきかを判別する事ができ、高速な動作を実現で
きる。特に記憶手段が接続される副伝送路が変更される
のに応じてそれにより接続された副伝送路で出力すべき
信号を容易に出力できるようになるので、好適である。
本発明で用いる信号としては、宛先情報を有するパケッ
ト信号が好適であるが、前記の識別情報などはその宛先
情報を記載する欄に記載していてもよい。
【0022】本発明では、記憶手段が接続される副伝送
路は順次変更されるので、前記複数の記憶手段は、接続
された副伝送路に出力すべき信号を出力するように制御
されるものであればよい。
【0023】また主伝送路への入出力を可能にするため
には、前記の構成に加えて、更に副伝送路を伝送されて
きた信号を前記複数のチャンネルに分配して入力する入
力手段を有していればよい。該入力手段は、前記副伝送
路を伝送されてきた信号を前記複数のチャネルに分配す
る分配手段と、前記複数のチャンネルそれぞれに対応し
ており、前記分配された信号を前記複数のチャネルにそ
れぞれ挿入する挿入手段とを有するものでありうる。こ
のとき、前記分配手段は、前記副伝送路からの入力と、
前記複数の挿入手段とを所定の順序にしたがって順次接
続する接続手段を有するものでありうる。副伝送路が1
つの時には入力される信号を一時記憶する記憶手段は必
ずしも必要なものではない。
【0024】又副伝送路が複数である時には、複数の伝
送路のそれぞれを伝送されてきた信号をそれぞれ一時記
憶する記憶手段と、該記憶手段それぞれから出力される
信号を、前記複数のチャンネルに分配して入力する入力
手段を有していればよい。このとき、前記入力手段は、
前記記憶手段それぞれから出力される信号を前記複数の
チャネルに分配する分配手段と、前記複数のチャンネル
それぞれに対応しており、前記分配された信号を前記複
数のチャネルにそれぞれ挿入する挿入手段とを有するも
のでありうる。前記分配手段が、前記記憶手段それぞれ
を前記複数の挿入手段に所定の順序にしたがって、かつ
複数の記憶手段が互いに異なる前記挿入手段に接続され
るようにして、順次接続する接続手段を有するものであ
れば、複数の副伝送路からの信号を複数のチャンネルに
分配するにもかかわらず、アービトレーション制御が不
要であり、制御負荷は大幅に低減される。
【0025】又ノード装置内において、主伝送路のチャ
ンネルの伝送方向の上流に挿入手段を設け、その下流に
分離手段を設けておけば、ノード装置内において、挿入
した信号を該ノード装置内の分離手段で分離できるた
め、同じノード装置に接続されている端末間での通信を
伝送遅延を少なくして行う事ができる。又ネットワーク
におけるトラフィックを減らす効果もある。
【0026】一方チャンネルの伝送方向の上流に分離手
段を設け、その下流側に挿入手段を設けておけば、分離
手段で所望の信号が分離された後に信号の挿入を行う事
になるので、挿入するための空きパケットを見つけやす
くなる。
【0027】又本願においては、上記してきたノード装
置を用いたネットワークシステムも開示している。
【0028】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)図1は、本発明によるノード装置の
第1の実施例を示す図であり、8個のチャンネルを有す
る主伝送路を用いたネットワークシステムにおいて、8
個の副伝送路を前記主伝送路へ接続するノード装置の例
を示している。
【0029】図2は、図1に示した本発明によるノード
装置の第1の実施例を用いたネットワークシステムの構
成例であり、4つのノード装置をマルチチャンネルの主
伝送路によりループ状に接続した例を示している。矢印
はパケット信号の伝送方向を示している。4つのノード
装置の内部構成は同様であり、図1に示した構成であ
る。
【0030】図1において、符号101−1から101
−8、及び、符号102−1から102−8は主伝送路
を構成する伝送媒体であるところの光ファイバであり、
8本の光ファイバが8個のチャンネルに対応して用意さ
れており、全体で主伝送路101、及び、102を構成
している。符号101−1から101−8は上流に隣接
するノード装置からの信号を伝送するものであり、符号
102−1から102−8は下流に隣接するノード装置
へ信号を伝送する。符号121から128は、光ファイ
バ101−1から101−8を伝送される光信号をそれ
ぞれ受信する受信手段であるところの受信部Iから受信
部VIIIである。符号141から148は挿入手段で
あるところの挿入部Iから挿入部VIIIであり、副伝
送路161−1〜168−1を介して接続された端末装
置から送信され、後述する処理が行われたパケットを、
受信部から出力されるパケット流に挿入する機能を有し
ている。符号131から138は、分離手段であるとこ
ろの分離部Iから分離部VIIIであり、挿入部から出
力されるパケット流の中から、副伝送路161−2〜1
68−2を介して接続された端末装置等へ伝送するべき
パケットを分離する機能を有する。符号151から15
8は、光信号を送出する送信手段であるところの送信部
Iから送信部VIIIであり、分離部から出力されたパ
ケットを光信号に変換し、主伝送路102を構成する光
ファイバ102−1から102−8の対応する光ファイ
バに送出する。
【0031】符号161−1から168−1及び符号1
61−2から168−2は、端末装置等をノード装置1
11に接続するための副伝送路であり、符号161−1
から168−1は、端末装置等からの信号をノード装置
111へ送信するための入力用であり、符号161−2
から168−2は、ノード装置111から端末装置等へ
信号を送信するための出力用である。ここでは、入力用
と出力用とからなる副伝送路が8組(161−1と16
1−2、・・・、168−1と168−2)用意されて
おり、1組の副伝送路が1つの端末装置等と接続されて
いる。符号171から178は、入力用副伝送路161
−1から168−1の各々を伝送されるパケット信号を
受信して、ノード装置111で扱うのに適したパケット
にして出力する受信I/FIから受信I/FVIIIで
ある。符号181から188は、第1のバッファ手段で
あるところの第1バッファ部Iから第1バッファ部VI
IIであり、受信I/Fから出力されるパケットを一時
記憶する機能を有している。符号191は、第1のバッ
ファ制御手段であるところの第1バッファ制御部であ
り、後述する接続変更制御部によって設定される接続変
更手段の各入力端と各出力端の接続関係に応じて、第1
バッファ部Iから第1バッファ部VIIIに記憶された
パケットの読み出しを制御する。符号201は、第1の
接続変更手段であるところの第1接続変更部であり、8
個の入力端と8個の出力端を有し、その入力端Iから入
力端VIIIがそれぞれ第1バッファ部Iから第1バッ
ファ部VIIIに接続されており、その出力端Iから出
力端VIIIがそれぞれ挿入部Iから挿入部VIIIに
接続されており、各入力端に入力したパケットを後述す
る所定の接続パターンに従って、出力端Iから出力端V
IIIに分配する機能を有する。符号202は、後述す
る所定の接続変更パターンに従って第1接続変更部の入
力端と出力端との接続関係を制御する第1接続変更制御
部である。
【0032】符号211から218は、第2のバッファ
手段であるところの第2バッファ部Iから第2バッファ
部VIIIであり、分離部Iから分離部VIIIにおい
て分離されて出力されるパケットを一時記憶する機能を
有している。
【0033】また、第2のバッファ部I〜VIIIは、
図11に示す記憶領域を有し、各記憶領域は夫々異なる
副伝送路に出力されるパケットを記憶する。
【0034】例えば、記憶領域Iは副伝送路161−2
に出力させるセルを記憶する領域であり、記憶領域VI
IIは副伝送路168−2に出力させるセルを記憶する
領域である。すなわちバッファは、データの出力先毎に
区別してデータを記憶する。
【0035】例えば、図11における記憶領域I111
は副伝送路161−2に出力させるパケットを記憶する
領域であり、記憶領域VIII118は副伝送路168
−2に出力させるパケットを記憶する領域である。すな
わち第2のバッファ部は、データの出力先毎に区別して
データを記憶する。
【0036】符号221は、第2のバッファ制御手段で
あるところの第2バッファ制御部であり、後述する接続
変更制御部によって設定される接続変更手段の各入力端
と各出力端の接続関係に応じて、第2バッファ部Iから
第2バッファ部VIIIの各記憶領域に記憶されたパケ
ットの読み出しを制御する。符号231は、第2の接続
変更手段であるところの第2接続変更部であり、8個の
入力端と8個の出力端を有し、その入力端Iから入力端
VIIIがそれぞれ第2バッファ部Iから第2バッファ
部VIIIに接続されており、その出力端Iから出力端
VIIIがそれぞれ送信I/FIから送信I/FIII
に接続されており、各入力端に入力したパケットを後述
する所定の接続パターンに従って、所望の出力端に接続
する機能を有する。
【0037】また、第2バッファ制御部221は、第2
バッファ部の記憶領域I111〜VIII118の各記
憶領域に記憶されたパケットを、それら記憶領域毎に対
応した第2接続変更部の各入力端に出力するようにす
る。即ち、記憶領域Iに記憶されたパケットは入力端I
に、記憶領域IIに記憶されたパケットは入力端II
に、記憶領域III〜VIIIに記憶されたパケットは
入力端III〜VIIIに出力されるように制御する。
符号232は、後述する所定の接続変更パターンに従っ
て第2接続変更部231の入力端と出力端との接続関係
を制御する第2接続変更制御部である。符号241から
248は、第2接続変更部231の出力端Iから出力端
VIIIから出力されるパケットをそれぞれ受信し、副
伝送路を伝送するのに適したパケットにして出力する送
信I/FIから送信I/FIIIであり、各々は副伝送
路161−2から168−2に接続されている。
【0038】図2において、符号111から114は、
図1に示したノード装置であり、それぞれ8個の副伝送
路を介して8個の端末装置が接続されている。符号10
1から104は、各々8個の光ファイバからなる主伝送
路であり、主伝送路101と102が、図1に示した同
じ符号の主伝送路に対応している。また、図2における
符号102と103、103と104、104と101
の主伝送路がそれぞれ図1における主伝送路101と1
02に対応している。また、図2におけるノード装置1
11に接続された副伝送路161から168は、図1に
おける同じナンバーの副伝送路161から168に対応
している。
【0039】図3は、本第1の実施例において用いられ
るパケットの構成例であり、符号310は、パケットの
ノード装置識別情報を記載するフィールドであり、具体
的にはパケットの受信宛先の端末装置が接続されている
副伝送路が接続されているノード装置を識別するための
ノードアドレスが記載される。符号320は、パケット
の副伝送路識別情報を記載するフィールドであり、具体
的にはパケットの受信宛先の端末装置が接続されている
副伝送路を識別するための副伝送路アドレスが記載され
る。符号330は、このパケットによって伝送されるデ
ータが挿入されるデータ部である。
【0040】図4は、本発明の第1の実施例に用いられ
る第1接続変更部及び第2接続変更部の内部構成図であ
る。本実施例では、第1接続変更部及び第2接続変更部
の構成が同様である場合について説明するが、同等の機
能を有するものであれば、他の構成にしても差し支えな
い。接続変更部は、8個の入力端と8個の出力端を有し
ている。符号410から480はセレクタIからセレク
タVIIIであり、入力端Iから入力端VIIIの8個
の信号を入力とし、接続変更制御部から出力される選択
信号に基づいて、所定の入力端から入力されるパケット
を出力端に出力する。これにより、入力端と出力端の接
続関係が設定される。
【0041】図5(a)は、本実施例における第1接続
変更部の入力端と出力端の接続関係を示すタイムチャー
トの例であり、8つの連続した動作周期T1、T2、T
3、T4、T5、T6、T7、及びT8で構成された接
続パターンの例を示している。図5(b)は、本実施例
における第2接続変更部の入力端と出力端の接続関係を
示すタイムチャートの例であり、8つの連続した動作周
期T1’、T2’、T3’、T4’、T5’、T6’、
T7’、及びT8’で構成された接続パターンの例を示
している。
【0042】以下では、図1、図2、図3、図4、及
び、図5(a)、図5(b)を参照して、本発明の第1
の実施例の動作について説明する。
【0043】ここでは、図2において、送信元の端末装
置がノード装置I111の副伝送路161(161−1
及び161−2)に接続された端末装置251であり、
受信宛先がノード装置III113の副伝送路261に
接続された端末装置271である、パケット伝送を例に
説明する。以下の説明においては、便宜上、異なるノー
ド装置の同じ構成要素に対しては、図1から図4に示さ
れた同一の符号を用いることにする。
【0044】送信元であるノード装置I111の副伝送
路161(161−1及び161−2)に接続された端
末装置251では、ノード装置III113の副伝送路
261に接続された端末装置271に宛てて送るデータ
に、受信宛先となるノード装置III113のノードア
ドレス値と、副伝送路261の副伝送路アドレス値を付
加して、図3に示す構成で送信パケットを組み立て、副
伝送路161−1を介して、ノード装置I111の受信
I/FI171に伝送する。受信I/FI171では、
受信した上記パケットを、ノード装置間伝送に適したパ
ケットに変換する処理を施した後に、第1バッファ部I
181に送出する。
【0045】尚、ノード装置間伝送に適したパケットと
は、ATM(非同期転送モード)で使用されるATMセ
ルなど固定長のパケットが特に良い。
【0046】第1バッファ部I181においては、入力
されるパケットを内部のメモリに順次書き込んでいく。
一方、第1バッファ部I181から第1バッファ部VI
II188がそれぞれ入力端Iから入力端VIIIに接
続され、挿入部I141から挿入部VIII148がそ
れぞれ出力端Iから出力端VIIIに接続された第1接
続変更部201においては、第1接続変更制御部202
による制御の元、入力端Iから入力端VIIIと出力端
Iから出力端VIIIとの接続関係を図5(a)に示す
関係により、動作周期T1、T2、T3、T4、T5、
T6、T7、T8で変更していく。すなわち、第1バッ
ファ部I181が接続された入力端Iが、出力端Iに接
続されている動作周期T1において、第1バッファ制御
部191の制御により、第1バッファ部I181の内部
メモリに書き込まれているパケットを読み出し、第1接
続変更部の出力端Iに送出する。続いて、入力端Iが出
力端IIに接続されている動作周期T2において、第1
バッファ制御部191の制御により、第1バッファ部I
181の内部メモリに書き込まれているパケットを読み
出し、第1接続変更部の出力端IIに送出する。以下、
動作周期T3からT8においても、同様の動作を行う。
また、T8終了後は、上記動作周期T1からT8の動作
を繰り返していく。これにより、端末装置251から送
出され、副伝送路161−1を伝送されるパケットは、
第1接続変更部の出力端Iから出力端VIIIへ、順次
分配されて、出力端Iから出力端VIIIがそれぞれ接
続されている挿入部I141から挿入部VIII148
へ送出される。挿入部I141から挿入部VIII14
8においては、それぞれが接続されている受信部I12
1から受信部VIII128の、各々から送出されるパ
ケット流の中から、ノード装置識別情報が記載されてい
ない空パケットを見い出し、これに第1接続変更部20
1の出力端I〜VIIIから送出されるパケットを挿入
して、そのパケットを分離部I131〜VIII138
へ送出する。分離部I131〜VIII138は自分離
部が属するノード装置のノードアドレスを有するパケッ
トを分離するものであるが、ノード装置I111の分離
部I131〜VIII138では、パケットの宛先アド
レス値が前記端末装置271にあてて記載されているた
め分離処理は行われず、前記パケットは次の送信部I1
51〜VIII158へ送出される。送信部I151か
ら送信部VIII158においては、入力されたパケッ
ト信号を、半導体レーザ(あるいは、発光ダイオード)
を用いて光信号に変換し、各々に接続された光ファイバ
102−1から102−8へ光信号を送出する。
【0047】以上のようにして、端末装置251から送
出されたパケット信号は、主伝送路を構成する8個のチ
ャンネルに均等に分配されて、隣接するノード装置II
112に入力される。上記パケットのノード装置識別情
報としては、ノード装置III113のノードアドレス
値が記載されているため、ノード装置II112におい
ては中継処理のみが行われる。すなわち、光信号に変換
されて各チャンネルを伝送されたパケットは、それぞれ
のチャンネルの受信部I121〜VIII128で電気
信号に変換され、次の挿入部I141〜VIII148
に送出される。挿入部I141〜VIII148では、
端末装置から送出された挿入すべきパケットがある場合
は上記した挿入処理が行われ、端末装置251からのパ
ケットはそのまま次の分離部I131〜VIII138
へ入力される。これらの分離部I131〜VIII13
8でも、該当するノードアドレス値が記載されていない
ため、分離処理は行われず、そのまま送信部I151〜
VIII158へ送出される。送信部I151〜VII
I158では、再び光信号に変換され、主伝送路103
を介して、隣接するノード装置III113に入力され
る。
【0048】次に、受信宛先であるノード装置III1
13における動作について説明する。主伝送路103を
構成する8個のチャンネルに分配されてノード装置II
I113に入力された、端末装置251からのパケット
信号は、受信部I121から受信部VIII128によ
って受信され、次の挿入部I141から挿入部VIII
148へそれぞれ入力される。挿入部I141〜VII
I148では、端末装置から送出された挿入すべきパケ
ットがある場合は上記した挿入処理が行われ、端末装置
251からのパケットはそのまま次の分離部I131か
ら分離部VIII138にそれぞれ入力される。分離部
I131から分離部VIII138においては、入力さ
れるパケット流の中から、ノード装置III113のノ
ードアドレス値が記載されているパケットを分別して分
離し、第2バッファ部I211から第2バッファ部VI
II218へ送出する。この時、分離部I131〜VI
II138は、分離されて喪失したパケットの位置に
は、空パケットを挿入して、次の送信部I151〜VI
II158へ送出する。
【0049】第2バッファ部I211から第2バッファ
部VIII218においては、入力されるパケットをパ
ケットの宛先端末が接続する副伝送路に対応する記憶領
域に順次書き込んでいく。即ち、この場合には、パケッ
トは副伝送路161−2に接続された端末装置に宛てて
送信されているので、第2バッファ部I211〜VII
I218の記憶領域I111に順次書き込まれる。一
方、第2バッファ部I211から第2バッファ部VII
I218がそれぞれ入力端Iから入力端VIIIに接続
され、送信I/FI241から送信I/FVIII24
8がそれぞれ出力端Iから出力端VIIIに接続された
第2接続変更部231においては、第2接続変更制御部
232による制御の元、入力端Iから入力端VIIIと
出力端Iから出力端VIIIとの接続関係を図5(b)
に示す関係により、動作周期T1’、T2’、T3’、
T4’、T5’、T6’、T7’、T8’で変更してい
く。受信宛先となる端末装置271が接続されている副
伝送路261は、図1における副伝送路161−2に相
当するものとすると、これは送信I/FI241に接続
されているので分配されて伝送されたパケットをこれに
伝送するために、次の動作を行う。すなわち、第2バッ
ファ部I211が接続された入力端Iが、出力端Iに接
続されている動作周期T1’において、第2バッファ制
御部221の制御により、第2バッファ部I211の記
憶領域I111に書き込まれているパケットを読み出
し、パケットの副伝送路アドレス値が端末装置271が
接続されている副伝送路261(161に対応)と一致
している場合には、第2接続変更部231の入力端Iに
送出し、そのパケットは第2接続変更部231の出力端
IIから送出される。続いて、入力端IIが出力端Iに
接続されている動作周期T2’において、第2バッファ
制御部の制御により、第2バッファ部II212の内部
メモリに書き込まれているパケットを読み出し、パケッ
トの副伝送路アドレス値が端末装置271が接続されて
いる副伝送路261(161に対応)と一致している場
合には、第2接続変更部231の入力端IIに送出し、
そのパケットは第2接続変更部231の出力端IIから
送出される。以下、動作周期T3’からT8’において
も、同様の動作を行う。また、T8’終了後は、上記動
作周期T1’からT8’の動作を繰り返していく。これ
により、主伝送路を構成する8個のチャンネルに分配さ
れて伝送され、第2バッファ部I211から第2バッフ
ァ部VIII218の記憶領域I111に書き込まれ
た、端末251からのパケットは、第2接続変更部23
1の接続機能により受信宛先である端末装置が接続され
た副伝送路へ集められ、宛先端末装置へ伝送される。
【0050】以上述べたように、簡単な構成及び制御法
の接続変更部を用いた通信方法により、主伝送路の特定
チャンネルにトラヒックが集中することが無くなるた
め、主伝送路の通信容量を効率的に利用できるパケット
通信が可能になる。
【0051】次に、同一のノード装置に接続された異な
る端末装置間でのパケット通信について述べる。すなわ
ち、図2において、送信元の端末装置がノード装置I1
11の副伝送路161に接続された端末装置251であ
り、受信宛先が同じノード装置I111の副伝送路16
8に接続された端末装置258である、パケット伝送を
例に説明する。まず、送信元であるノード装置I111
の副伝送路I161(161−1及び161−2)に接
続された端末装置251では、ノード装置I111の副
伝送路168に接続された端末装置258に宛てて送る
データに、受信宛先となるノード装置I111のノード
アドレス値と、副伝送路168の副伝送路アドレス値を
付加して、図3に示す構成で送信パケットを組み立て、
副伝送路161−1を介して、ノード装置I111の受
信I/FI171に伝送する。受信I/FI171に入
力されたパケットが挿入部I141から挿入部VIII
148を経て、分離部I131から分離部VIII13
8に入力されるまでの動作は、前述の実施例の場合と同
様である。次に、分離部I131から分離部VIII1
38においては、入力されるパケット流の中から、ノー
ド装置I111のノードアドレス値が記載されているパ
ケットを分別して分離し、第2バッファ部I211から
第2バッファ部VIII218へ送出する。この時、分
離されて喪失したパケットの位置には、空パケットを挿
入して、次の送信部I151〜VIII158へ送出す
る。
【0052】第2バッファ部I211から第2バッファ
部VIII218においては、入力されるパケットを宛
先端末258が接続する副伝送路168に対応する記憶
領域VIII118に順次書き込んでいく。一方、第2
バッファ部I211から第2バッファ部VIII218
がそれぞれ入力端Iから入力端VIIIに接続され、送
信I/FI241から送信I/FVIII248がそれ
ぞれ出力端Iから出力端VIIIに接続された第2接続
変更部231においては、第2接続変更制御部232に
よる制御の元、入力端Iから入力端VIIIと出力端I
から出力端VIIIとの接続関係を図5(b)に示す関
係により、動作周期T1’、T2’、T3’、T4’、
T5’、T6’、T7’、T8’で変更していく。受信
宛先となる端末装置258が接続されている副伝送路1
68は、図1における副伝送路168−2に相当するも
のとすると、これは送信I/FI248に接続されてい
るので、分離部I131〜VIII138から分配され
て伝送されたパケットをこれに伝送するために、次の動
作を行う。すなわち、第2バッファ部I211が接続さ
れた入力端Iが、出力端VIIIに接続されている動作
周期T2’において、第2バッファ制御部221の制御
により、第2バッファ部I211の記憶領域VIIIに
書き込まれているパケットを読み出し、パケットの副伝
送路アドレス値が端末装置258が接続されている副伝
送路168と一致している場合には、第2接続変更部の
入力端Iに送出し、そのパケットは第2接続変更部23
1の出力端VIIIから送出される。続いて、入力端I
Iが出力端VIIIに接続されている動作周期T3’に
おいて、第2バッファ制御部221の制御により、第2
バッファ部II212の内部メモリに書き込まれている
パケットを読み出し、パケットの副伝送路アドレス値が
端末装置258が接続されている副伝送路168と一致
している場合には、第2接続変更部の入力端IIに送出
し、そのパケットは第2接続変更部231の出力端VI
IIから送出される。以下、動作周期T4’からT8’
においても、同様の動作を行う。また、T8’終了後
は、動作周期T1’からT8’の動作を繰り返してい
く。これにより、主伝送路を構成する8個のチャンネル
に分配されて伝送され、第2バッファ部I211から第
2バッファ部VIII218の記憶領域VIIIに書き
込まれた、端末251からのパケットは、第2接続変更
部232の接続機能により受信宛先である端末装置が接
続された副伝送路へ集められ、宛先端末装置へ伝送され
る。
【0053】以上述べたように、本実施例では、同一ノ
ードに接続された端末装置間のパケット伝送では主伝送
路へパケットを送出しないため、ノード装置間の回線チ
ャンネルの利用効率を向上できる。
【0054】なお、本実施例で説明した2つの場合で
は、主伝送路を構成する伝送媒体としては、光ファイバ
を用いた例について説明したが、銅線等を用いた電気信
号によりノード装置間の伝送を行っても差し支えない。
その場合には光−電気変換を行なう受信部や電気−光変
換を行う送信部は不要になる。ただし、ノード間伝送に
適した信号形態とノード装置内での信号形態を異ならせ
た方がよい時はドライバを設けて信号形態を変換しても
よい。
【0055】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施例を、図6を用いて説明する。図6は本発明の第2
の実施例のノード装置を示す図である。第2の実施例の
ノード装置の構成は、図1に示した第1の実施例のノー
ド装置とほぼ同様であるが、異なる点は、図1の受信部
I121から受信部VIII128が光受信部I621
から光受信部VIII628に変更され、図1の送信部
I151から送信部VIII158が光送信部I651
から光送信部VIII658に変更されたことと、主伝
送路が1本の光ファイバ601、及び、602に変更さ
れ、入力側主伝送路である光ファイバ601と光受信部
I621から光受信部VIII628の間に分波器66
1を設け、出力側主伝送路である光ファイバ602と光
送信部I651から光送信部VIII658の間に合波
器671を設けたことである。その他の構成は、図1と
同様であり、同じ機能の部分は同じ符号を記してある。
【0056】光送信部I651から光送信部VIII6
58は、各々が接続された分離部I131〜VIII1
38からの信号を光信号に変換して主伝送路602に送
出する機能は、第1の実施例と同様であるが、異なるの
は、光送信部I651から光送信部VIII658は送
出する光信号の光波長が異なっていることである。すな
わち、光送信部I651から光送信部VIII658が
送出する光波長を、それぞれ、λ1、λ2、λ3、λ
4、λ5、λ6、λ7、λ8とすると、これらの光信号
は合波器671で合波され、1本の光ファイバからなる
主伝送路602へ送出される。伝送媒体としては、1本
の光ファイバであるが、光波長多重により、8個のマル
チチャンネル伝送路が形成されている。一方、光受信部
I621から光受信部VIII628は、入力した光信
号を電気信号に変換して、挿入部I141から挿入部V
III148へ、それぞれ送出する機能を有する。主伝
送路である光ファイバ601を伝送された波長多重信号
は分波器661に入力し、ここで8個の異なる波長λ1
からλ8に分波され、それぞれは光受信部Iから光受信
部VIIIに入力される。
【0057】本第2の実施例のノード装置の通信動作
は、8個のチャンネルに分配されたパケットが波長多重
によりノード装置間を伝送される点を除いては、第1の
実施例で説明したものと同様であり、ここではその説明
は省略する。なお、本第2の実施例のノード装置を用い
たネットワークシステムは、図2の構成と同様の構成を
とることができる。
【0058】(第3の実施形態)次に、本発明の第3の
実施例を、図7、図8(a)、図8(b)を用いて説明
する。
【0059】図7は、本発明の第3の実施例のノード装
置を示す図であり、8個のチャンネルを有する主伝送路
を用いたネットワークシステムにおいて、4個の副伝送
路を前記主伝送路へ接続するノード装置の例を示してい
る。図7に示したノード装置の構成は、図1に示した第
1の実施例のノード装置とほぼ同様であり、同じ機能の
部分は同じ符号を記してある。異なる点は、接続される
副伝送路の数が4であり、それに伴い、受信I/Fが受
信I/FI731から受信I/FIV734までの4個
であり、第1バッファ部が第1バッファ部I741から
第1バッファ部IV744までの4個であり、これに接
続される第1接続変更部761は入力端が入力端Iから
入力端IVまでの4個であることと、第2接続変更部7
71の出力端が出力端Iから出力端IVまでの4個であ
り、これに接続される送信I/Fが送信I781から送
信I/FIV784までの4個であることである。従っ
て、第2バッファ部I〜VIIIの記憶領域も、図12
に示すように記憶領域I〜IVになる。なお、第1接続
変更部としては、図4において入力端を4個にしたもの
を使用し、第2接続変更部としては、図4において出力
端を4個にしたものを使用する。
【0060】図8(a)は、本実施例における第1接続
変更部761の4個の入力端と8個の出力端の接続関係
を示すタイムチャートの例であり、8つの連続した動作
周期T1、T2、T3、T4、T5、T6、T7、及び
T8で構成された接続パターンの例を示している。図8
(b)は、本実施例における第2接続変更部771の8
個の入力端と4個の出力端の接続関係を示すタイムチャ
ートの例であり、8つの連続した動作周期T1’、T
2’、T3’、T4’、T5’、T6’、T7’、及び
T8’で構成された接続パターンの例を示している。ま
た、本実施例のノード装置を用いたネットワークシステ
ムは、図2の構成と同様の構成をとることができる。
【0061】以下では図7、図8(a)、及び、図8
(b)を参照して、本発明の第3の実施例の動作につい
て説明する。なお、本実施例は、第1接続変更部と第2
接続変更部の接続変更動作が第1の実施例の接続変更動
作と異なっており、他の動作は同様であるので、ここで
は上記の異なる動作についてのみ説明する。説明の便宜
上、入力側副伝送路721−1から入力したパケット信
号が、主伝送路102へ送出され、他のノード装置で中
継された後、図7に示したノード装置と同様の構成のノ
ード装置(符号も同様のものを使用)に入力され、出力
側副伝送路721−2から送出されるものとする。
【0062】副伝送路721−1に入力されたパケット
は、受信I/FI731を介して、第1バッファ部I7
41に入力され、内部のメモリに順次書き込んでいく。
一方、第1バッファ部I741から第1バッファ部IV
744がそれぞれ入力端Iから入力端IVに接続され、
挿入部I141から挿入部VIII148がそれぞれ出
力端Iから出力端VIIIに接続された第1接続変更部
761においては、第1接続変更制御部762による制
御の元、入力端Iから入力端IVと出力端Iから出力端
VIIIとの接続関係を図8(a)に示す関係により、
動作周期T1、T2、T3、T4、T5、T6、T7、
T8で変更していく。すなわち、第1バッファ部I74
1が接続された入力端Iが、出力端Iに接続されている
動作周期T1において、第1バッファ制御部751の制
御により、第1バッファ部I741の内部メモリに書き
込まれているパケットを読み出し、第1接続変更部の入
力端Iに送出し、そのパケットは第1接続変更部の出力
端Iから送出される。続いて、入力端Iが出力端IIに
接続されている動作周期T2において、第1バッファ制
御部751の制御により、第1バッファ部I741の内
部メモリに書き込まれているパケットを読み出し、第1
接続変更部の入力端Iに送出し、そのパケットは第1接
続変更部の出力端IIから送出される。以下、動作周期
T3からT8においても、同様の動作を行う。また、T
8終了後は、上記動作周期T1からT8の動作を繰り返
していく。これにより、副伝送路721−1を伝送され
るパケットは、第1接続変更部の出力端Iから出力端V
IIIへ、順次分配されて、第1の実施例で説明したの
と同様にして、主伝送路102の各チャンネルに送出さ
れる。
【0063】次に、パケットの宛先端末装置が接続され
るノード装置では、主伝送路を構成する8個のチャンネ
ルに分配されてノード装置に入力された、パケット信号
を、第1の実施例で説明したのと同様に、受信部I12
1〜VIII128、挿入部I141〜VIII14
8、分離部I131〜VIII138を経て、第2バッ
ファ部I211から第2バッファ部VIII218へ入
力され、記憶領域I〜IVのいずれかに書き込む。即
ち、この場合においては、記憶領域Iに書き込む。一
方、入力端Iから入力端VIIIがそれぞれ第2バッフ
ァ部I211から第2バッファ部VIII218に接続
され、出力端Iから出力端IVがそれぞれ送信I/FI
781から送信I/FIV784に接続された第2接続
変更部771においては、第2接続変更制御部772に
よる制御の元、入力端Iから入力端VIIIと出力端I
から出力端IVとの接続関係を図8(b)に示す関係に
より、動作周期T1’、T2’、T3’、T4’、T
5’、T6’、T7’、T8’で変更していく。受信宛
先となる出力側副伝送路721−2は、送信I/FI7
81に接続されているので、分配されて伝送されたパケ
ットをこれに伝送するために、次の動作を行う。すなわ
ち、第2バッファ部Iが接続された入力端Iが、出力端
Iに接続されている動作周期T1’において、第2バッ
ファ制御部221の制御により、第2バッファ部I21
1の記憶領域Iに書き込まれているパケットを読み出
し、パケットの副伝送路アドレス値が副伝送路721と
一致している場合には、第2接続変更部の入力端Iに送
出し、そのパケットは第2接続変更部の出力端Iから送
出される。続く動作周期T2’では、入力端VIIIが
出力端Iに接続されているので、第2バッファ制御部の
制御により、第2バッファ部VIIIの記憶領域Iに書
き込まれているパケットを読み出し、パケットの副伝送
路アドレス値が副伝送路721と一致している場合に
は、第2接続変更部の入力端VIIIに送出し、そのパ
ケットは第2接続変更部の出力端末Iから送出される。
【0064】以下、動作周期T7’、T8’において
も、同様の動作を行う。また、T8’終了後は、上記動
作周期T1’からT8’の動作を繰り返していく。これ
により、主伝送路を構成する8個のチャンネルに分配さ
れて伝送され、第2バッファ部Iから第2バッファ部V
IIIの記憶領域I〜VIIIに書き込まれた所望の副
伝送路を宛先とするパケットは、第2接続変更部の接続
機能により所望の副伝送路へ集められ、端末装置へ伝送
される。
【0065】上記各実施例では、主伝送路のチャンネル
数が8の場合について説明したが、チャンネル数が他の
複数の値であっても差し支えない。
【0066】また、実施例3では、副伝送路の数が主伝
送路のチャンネル数と異なる場合の例として、主伝送路
のチャンネル数が8であり、副伝送路の数が4の場合に
ついて説明したが、副伝送路の数は他の複数の値であっ
てもよい。
【0067】また、上記各実施例では、第1接続変更部
の動作周期T1からT8と、第2接続変更部の動作周期
T1’からT8’は異なるものとしたが、両者を同等と
しても差し支えない。
【0068】以上の各実施形態では、ノード装置内で、
分離部よりも手前に挿入部を設ける事により、同じノー
ド装置に接続される端末装置等への信号をノード装置の
外に出さずに伝送できるようにした。しかしながら本発
明はこれに限るものではない。以下の実施形態では、ノ
ード装置内で分離部を挿入部の手前に設けた構成を示
す。
【0069】(第4の実施形態)図10に本実施例で用い
るノード装置の構成を示す。ここにおいて図1の構成と
異なるのは、分離部を挿入部の位置を入れ替えた事、及
びそれに伴い第1接続変更部と第2接続変更部なども入れ
替えた事である。それぞれの機能は前述の実施形態で示
した通りである。
【0070】以下では、図10、図2、図3、図4、及
び、図5(a)、図5(b)を参照して、本発明の第4
の実施例の動作について説明する。
【0071】ここでは、図2において、送信元の端末装
置がノード装置I111の副伝送路161(161−1
及び161−2)に接続された端末装置251であり、
受信宛先がノード装置III113の副伝送路261に
接続された端末装置271である、パケット伝送を例に
説明する。以下の説明においては、便宜上、異なるノー
ド装置の同じ構成要素に対しては、図10、図2から図
4に示された同一の符号を用いることにする。
【0072】送信元であるノード装置I111の副伝送
路161(161−1及び161−2)に接続された端
末装置251では、ノード装置III113の副伝送路
261に接続された端末装置271に宛てて送るデータ
に、受信宛先となるノード装置III113のノードア
ドレス値と、副伝送路261の副伝送路アドレス値を付
加して、図3に示す構成で送信パケットを組み立て、副
伝送路161−1を介して、ノード装置Iの受信I/F
I171に伝送する。受信I/FIでは、受信した上記
パケットを、ノード装置間伝送に適したパケットに変換
する処理を施した後に、第1バッファ部I181に送出
する。
【0073】第1バッファ部I181においては、入力
されるパケットを内部のメモリに順次書き込んでいく。
一方、第1バッファ部I181から第1バッファ部VI
II188がそれぞれ入力端Iから入力端VIIIに接
続され、挿入部I141から挿入部VIII148がそ
れぞれ出力端Iから出力端VIIIに接続された第1接
続変更部201においては、第1接続変更制御部202
による制御の元、入力端Iから入力端VIIIと出力端
Iから出力端VIIIとの接続関係を図5(a)に示す
関係により、動作周期T1、T2、T3、T4、T5、
T6、T7、T8で変更していく。すなわち、第1バッ
ファ部I181が接続された入力端Iが、出力端Iに接
続されている動作周期T1において、第1バッファ制御
部191の制御により、第1バッファ部I181の内部
メモリに書き込まれているパケットを読み出し、第1接
続変更部の入力端Iに送出し、そのパケットは第1接続
変更部の出力端Iから送出される。続いて、入力端Iが
出力端IIに接続されている動作周期T2において、第
1バッファ制御部191の制御により、第1バッファ部
I181の内部メモリに書き込まれているパケットを読
み出し、第1接続変更部の入力端Iに送出することによ
り、そのパケットは第1接続変更部の出力端IIから送
出される。以下、動作周期T3からT8においても、同
様の動作を行う。また、T8終了後は、上記動作周期T
1からT8の動作を繰り返していく。これにより、端末
装置251から送出され、副伝送路161−1を伝送さ
れるパケットは、第1接続変更部の出力端Iから出力端
VIIIへ、順次分配されて、出力端Iから出力端VI
IIがそれぞれ接続されている挿入部I141から挿入
部VIII148へ送出される。挿入部I141から挿
入部VIII148においては、それぞれが接続されて
いる分離部I131から分離部VIII138の、各々
から送出されるパケット流の中から、ノード装置識別情
報が記載されていない空パケットを見い出し、これに第
1接続変更部201の出力端I〜VIIIから送出され
るパケットを挿入して、それらのパケットを送信部I1
51〜VIII158へ送出する。送信部I151から
送信部VIII158においては、入力されたパケット
信号を、半導体レーザ(あるいは、発光ダイオード)を
用いて光信号に変換し、各々に接続された光ファイバ1
02−1から102−8へ光信号を送出する。
【0074】以上のようにして、端末装置251から送
出されたパケット信号は、主伝送路を構成する8個のチ
ャンネルに均等に分配されて、隣接するノード装置II
112に入力される。上記パケットのノード装置識別情
報としては、ノード装置III113のノードアドレス
値が記載されているため、ノード装置IIにおいては中
継処理のみが行われる。すなわち、光信号に変換されて
各チャンネルを伝送されたパケットは、それぞれのチャ
ンネルの受信部I121〜VIII128で電気信号に
変換され、対応する分離部I131〜VIII138に
入力される。これらの分離部I131〜VIII138
では、該当するノードアドレス値が記載されていないた
め、ノード装置III113宛てのパケットの分離処理
は行われず、それらパケットを挿入部I141〜VII
I148に送出する。挿入部I141〜VIII148
では、端末装置から送出された挿入すべきパケットがあ
る場合は上記した挿入処理が行われ、端末装置251か
らのパケットはそのまま次の送信部I151〜VIII
158へ入力される。送信部I151〜VIII158
では、入力されたパケットが再び光信号に変換され、主
伝送路103を介して、隣接するノード装置III11
3に入力される。
【0075】次に、受信宛先であるノード装置III1
13における動作について説明する。主伝送路を構成す
る8個のチャンネルに分配されてノード装置III11
3に入力された、端末装置251からのパケット信号
は、受信部I121から受信部VIII128によって
受信され、次の分離部I131から分離部VIII13
8にそれぞれ入力される。分離部I131から分離部V
III138においては、入力されるパケット流の中か
ら、ノード装置III113のノードアドレス値が記載
されているパケットを分別して分離し、第2バッファ部
I211から第2バッファ部VIII218へ送出す
る。この時、分離部I131〜VIII138は、分離
されて喪失したパケットの位置には、空パケットを挿入
して、次の送信部へ送出する。
【0076】第2バッファ部I211から第2バッファ
部VIII218においては、入力されるパケットを宛
先端末が接続する副伝送路に対応する記憶領域に順次書
き込んでいく。即ち、この場合では、宛先端末271が
接続する副伝送路261に対応する記憶領域Iに順次書
き込む。一方、第2バッファ部I211から第2バッフ
ァ部VIII218がそれぞれ入力端Iから入力端VI
IIに接続され、送信I/FI241から送信I/FV
III248がそれぞれ出力端Iから出力端VIIIに
接続された第2接続変更部231においては、第2接続
変更制御部232による制御の元、入力端Iから入力端
VIIIと出力端Iから出力端VIIIとの接続関係を
図5(b)に示す関係により、動作周期T1’、T
2’、T3’、T4’、T5’、T6’、T7’、T
8’で変更していく。受信宛先となる端末装置271が
接続されている副伝送路261は、図10における副伝
送路161−2に相当するものとすると、これは送信I
/FI241に接続されているので分配されて伝送され
たパケットをこれに伝送するために、次の動作を行う。
すなわち、第2バッファ部I211が接続された入力端
Iが、出力端Iに接続されている動作周期T1’におい
て、第2バッファ制御部221の制御により、第2バッ
ファ部I211の記憶領域Iに書き込まれているパケッ
トを読み出し、パケットの副伝送路アドレス値が端末装
置271が接続されている副伝送路261(161に対
応)と一致している場合には、第2接続変更部の入力端
Iに送出することにより、そのパケットは第2接続変更
部の出力端Iから送出される。続いて、入力端IIが出
力端Iに接続されている動作周期T2’において、第2
バッファ制御部221の制御により、第2バッファ部I
I212の記憶領域に書き込まれているパケットを読み
出し、パケットの副伝送路アドレス値が端末装置271
が接続されている副伝送路261(161に対応)と一
致している場合には、第2接続変更部の入力端IIに送
出することにより、第2接続変更部の出力端Iからパケ
ットが送出されることになる。以下、動作周期T3’か
らT8’においても、同様の動作を行う。また、T8’
終了後は、上記動作周期T1’からT8’の動作を繰り
返していく。これにより、主伝送路を構成する8個のチ
ャンネルに分配されて伝送され、第2バッファ部I21
1から第2バッファ部VIII218の記憶領域I〜V
IIIに書き込まれた、端末251からのパケットは、
第2接続変更部の接続機能により受信宛先である端末装
置が接続された副伝送路へ集められ、宛先端末装置へ伝
送される。
【0077】本実施形態のように、ノード装置内で分離
部を挿入部よりも手前に設けた構成のノード装置を用い
ると、同じノード装置に接続される端末等への信号は、
本実施形態などではループ上を一方向に伝送されるので
ループ上の全てのノード装置を経由して伝送される事に
なる。しかしながら本実施形態の構成では、ノード装置
に入力された信号の内、分離部で分離される信号は挿入
部の手前で分離されるので、挿入部において信号を挿入
するための空きパケットを確保しやすくなる。すなわち
1つのノード装置に分離部と挿入部の両方を設けてノー
ド装置に接続される端末等が信号の送信と受信両方を行
えるようにする際には、挿入部を手前にするか分離部を
手前にするかはネットワークの利用形態によって決めれ
ばよい。例えば同じノード装置に接続される端末等の間
での通信の確率が高い場合には、挿入部を分離部よりも
手前に配置すればよい。また、挿入機能と分離機能をそ
れぞれユニット化しておけば、利用形態の変化に伴う配
置の転換も容易である。
【0078】またこの実施形態のように、ノード装置内
で分離部を挿入部よりも手前に設けた構成のノード装置
を用いる際にも、実施形態2のようにノード装置間で波
長多重などのチャネル多重を行う構成や、実施形態3の
ように主伝送路のチャネル数と副伝送路の数が異なる構
成のいずれもとりうる事は言うまでもない。
【0079】以上本発明の実施形態を説明してきたが、
これまでの説明から明らかなように、本発明の特徴の1
つは、1つの副伝送路からの信号を複数のチャネルに分
配する点にある。特にこれまで説明した実施形態におい
ては、上記の分配を行った信号を挿入部において挿入す
るチャネル上の空きパケットを見付けて挿入している。
すなわち本発明においては、挿入部を設ける事により副
伝送路からの信号を、出力する各チャネル上の信号に影
響されずに各チャネルに分配する処理を行う事ができ
る。例えばノード装置が2つしかないような場合で、第1
のノード装置が出力した信号はすべて第2のノード装置
で取り込まれ、第2のノード装置が第1のノード装置に向
けて出力する信号には影響しないような構成でなく、他
のノード装置から入力されて他のノード装置に中継すべ
き信号と、各副伝送路からの信号とが入力されるノード
装置においても本発明の如き分配処理を実現する事がで
きる。
【0080】一方受信動作にも本発明の特徴がある。本
発明においては、分離部において該分離部が接続変更部
を介して接続される各副伝送路のいずれかに出力すべき
信号を分離する。本発明はこの分離部を有する事によ
り、様々な宛先の信号が伝送されているチャネルから所
望の信号のみを分離する事ができ、分離した信号を接続
変更部を介して接続されるいずれかの副伝送路に出力す
る事ができる。
【0081】また本発明においては、信号を送信するノ
ード装置において複数のチャネルに信号を分配して出力
するのに対応し、信号が分配される該複数のチャネルそ
れぞれに対応する分離部を有しており、それらの分離部
は接続変更部を介して同じ副伝送路に接続可能であるよ
うにする事により、複数のチャネルに分配された信号を
1つの副伝送路に出力可能なように構成されている。こ
の時複数の分離部からの信号が1つの副伝送路に同時に
入力されると信号の衝突が発生してしまう。そこで以上
説明してきた各実施形態では、複数の分離部が分離した
信号をバッファにおいてそれぞれ一時記憶し、1つの副
伝送路が各バッファに所定のパターンで接続されるよう
にし、各バッファは接続された副伝送路に出力すべき信
号を読み出すように制御する事により信号の衝突を回避
している。これにより各バッファが出力する信号のアー
ビトレーション制御を行う必要がなくなり、制御負荷は
大幅に低減される。また以上説明してきた実施形態で
は、接続変更部には複数の副伝送路が接続する実施形態
を説明した。上記実施形態においては、1つの分離部が
分離した信号を一時記憶するバッファが、所定のパター
ンで複数の副伝送路に接続されているとみる事もでき
る。ここにおいてもバッファが出力する信号の宛先に応
じて該バッファが接続される副伝送路を切り換える必要
が無いため、制御の負荷は軽い。また複数のバッファと
複数の副伝送路を接続する際に、複数のバッファを所定
のパターンに従う順序で1つの副伝送路に接続するよう
にすると、あるバッファが1つの副伝送路に接続されて
いる間に、他のバッファは他の副伝送路に接続されるよ
うにすれば効率よい接続が可能になるため、上記の実施
形態ではそのようにしている。
【0082】また以上の各実施形態では主伝送路のチャ
ンネルの数と副伝送路の数の例として、主伝送路のチャ
ンネル数が8で副伝送路の数が8、主伝送路のチャンネル
数が8で副伝送路の数が4、等のいくつかの例を示した
が、これらの数は様々に選ぶ事ができる。
【0083】(第5の実施形態)以下、本発明の一実施
形態であるネットワークにおいて、マルチキャスト通信
及びブロードキャスト通信を行う例について説明する。
【0084】上述の実施形態1〜実施形態4のノード装
置が接続されるネットワークにおいて、マルチキャスト
通信及びブロードキャスト通信を行おうとすると、宛先
端末数のパケットを送信端末から送信することになる。
【0085】即ち、ある端末装置から3つの端末装置へ
パケットを送信する場合を考えると、送信端末は夫々の
宛先端末のアドレスを挿入したパケットを3つ作成し、
それら3つのパケットを送信することになる。
【0086】従って、マルチキャスト通信する宛先端末
の数が増えれば増えるほど、通信されるパケットの数が
増えるのでネットワークのトラフィックが増大してしま
う。
【0087】特に、ブロードキャスト通信を行なう場合
には、ネットワークに接続する全ての端末装置の数だけ
パケットが通信されることになる。
【0088】このように、ネットワークで通信されるパ
ケットが増えても通信はできるが、ネットワークのトラ
フィックは少ないことに越したことはない。
【0089】そこで、本実施形態では、マルチキャスト
通信やブロードキャスト通信を行なう場合でも、ネット
ワークのトラフィックの増大を防ぎ、伝送帯域をより有
効に、効率よく利用できるネットワークについて説明す
る。
【0090】図13は、本実施形態によるノード装置の
構成を示す図であり、8個のチャンネルを有する主伝送
路を用いたネットワークシステムにおいて、8個の副伝
送路を前記主伝送路へ接続するノード装置の例を示して
いる。但し、図10と同じ機能を持つ部分の説明は省略
する。
【0091】図14は、図13に示した本実施形態によ
るノード装置を用いたネットワークシステムの構成例で
あり、4つのノード装置をマルチチャンネルの主伝送路
によりループ状に接続した例を示している。矢印はパケ
ット信号の伝送方向を示している。4つのノード装置の
内部構成は同様であり、図13に示した構成である。
【0092】図13において、符号1311から131
8は、複製分離手段であるところの複製分離部Iから複
製分離部VIIIであり、受信部から出力されるパケッ
ト流の中から、副伝送路を介して接続された端末装置等
へ伝送するべきパケットを分離する機能、及び分離した
パケットの内、後述するマルチキャストパケットを2つ
に複製し、一方を後述するパケット生成部へ、もう一方
のパケットについては、そのパケット内の自ノード装置
のアドレス及びこのアドレスに対応する副伝送路アドレ
スを消去した後、その複製パケットを挿入部へ出力する
機能を有する。符号251から258は、パケット生成
手段であるところのパケット生成部であり、複製分離部
Iから複製分離部VIIIまでの各複製分離部から出力
される複製のパケットを所定の数生成し、各第2バッフ
ァ部Iから第2バッファ部VIIIへ出力する。なお、
パケット生成部Iからパケット生成部VIIIは、複製
されていないパケットが入力された場合には、そのパケ
ットを各第2バッファ部Iから第2バッファ部VIII
へ転送する。
【0093】図15は、本実施形態におけるパケットの
構成例であり、符号1510は、パケットのノード装置
識別情報を記載するフィールドであり、具体的にはパケ
ットの宛先の端末装置が接続されているノード装置を識
別するためのノードアドレスが記載される。符号152
0は、パケットの副伝送路識別情報を記載するフィール
ドであり、具体的には、パケットの宛先の端末装置が接
続されている副伝送路を識別するための副伝送路アドレ
スが記載される。符号1530は、このパケットによっ
て運ばれるデータを挿入するデータ部である。1対n通
信(:マルチキャスト通信、ブロードキャスト通信)を
行なう場合においては、パケットの1510フィール
ド、1520フィールドへ宛先端末が接続する全てのノ
ード装置のアドレス及びその端末が接続する副伝送路の
アドレスが書き込まれる。以下、複数のアドレスが書き
込まれたパケットをマルチキャストパケットと呼ぶ。
【0094】以下では、図13、図14、図15、図4
及び、図5(a)、図5(b)を参照して、実施例の動
作について説明する。
【0095】本実施例においては、送信元の端末装置が
図14におけるノード装置I(符号111)の副伝送路
161(161−1及び161−2)に接続された端末
装置261であり、宛先が端末装置271、端末装置2
72、及び端末装置273である場合のマルチキャスト
通信におけるパケット伝送を説明する。
【0096】以下の説明においては、便宜上、異なるノ
ード装置の同じ構成要素に対して、図13、図11に示
された同一の符号を用いることにする。
【0097】通信元である端末装置261は、ノード装
置III113のアドレス値と副伝送路281の副伝送
路アドレス値、及びノード装置III113のアドレス
値と副伝送路282の副伝送路アドレス値、及びノード
装置VI114のアドレス値と副伝送路291の副伝送
路アドレス値の全てを各送信パケットのヘッダ部へ付加
し、図15に示す構成で送信パケットを組み立て、その
パケットを副伝送路161−1に出力する。出力された
パケットは副伝送路161−1を介してノード装置I1
11の受信I/F171に伝送する。受信I/F171
では、受信した上記パケットを、ノード装置間伝送に適
したパケットに変換する処理を施した後に、第1バッフ
ァ部I181に送出する。
【0098】第1バッファ部Iにおいては、入力される
パケットを内部のメモリに順次書き込んでいく。第1バ
ッファ部Iに記憶されたパケットは、図5(a)に示す
第1接続変更部の入力端と出力端の接続関係により、動
作周期T1において出力端Iに送出され、動作周期T2
において出力端IIに送出され、以下、動作周期T3か
らT8においても同様の動作を行ない、T8終了後は、
上記動作周期T1からT8の動作を繰り返していく。こ
れにより、端末装置261から送出され、副伝送路16
1−1を伝送されるパケットは、第1接続変更部の出力
端Iから出力端VIIIへ、順次分配されて、出力端I
から出力端VIIIがそれぞれ接続されている挿入部I
から挿入部VIIIへ送出される。本実施例の説明にお
いては端末装置261から出力されたマルチキャストパ
ケットの内、挿入部V145に出力された1つのパケッ
トをパケットAとし説明を行なう。尚、挿入部V145
以外の挿入部に出力されたパケットも、パケットAと同
様に伝送されるので、説明は省略する。パケットAが入
力した挿入部V145においては、複製分離部V131
5から送出されるパケット流の中から、ノード装置識別
情報が記載されていない空パケットを見い出し、その空
パケットにパケットAを挿入して、送信部へ送出する。
送信部V155においては、入力されたパケットAを、
半導体レーザ(あるいは、発光ダイオード)を用いて光
信号に変換し、光ファイバ102−5へ光信号を送出す
る。
【0099】ノード装置II112に入力されたパケッ
トAは、ノード装置III113、ノード装置VI11
4に送信されたパケットであるため、ノード装置II1
12においては中継処理のみが行われる。すなわち、光
信号に変換されてチャンネル101−5を伝送したパケ
ットAは、受信部V125で電気信号に変換され、複製
分離部V1315では、該当するノードアドレス値が記
載されていないため、分離処理は行われず、次の挿入部
V145に送出される。挿入部V145へ入力したパケ
ットAはそのまま次の送信部V155へ入力される。送
信部V155におけるパケットAは再び光信号に変換さ
れ、主伝送路103を介して隣接するノード装置III
113に入力される。
【0100】次に、宛先の1つであるノード装置III
113の通信動作について説明する。送信端末から出力
された複数のパケットは主伝送路を構成する8つのチャ
ンネルのどれか1つを伝送し、ノード装置のどれか1つ
の受信部によって受信されて複製分離部に入力される。
各複製分離部においては、入力されるパケット流の中か
ら、自分のノード装置のノードアドレス値が記載されて
いるパケットを分離する。分離したパケットの内、複数
のノード装置のノードアドレスが付加されたパケットす
なわちマルチキャストパケットは、複製分離部により2
つに複製され、一方のパケットはパケット生成部へ送出
され、もう一方のパケットについては、そのパケットの
1510フィールド内の自ノード装置のアドレス及びこ
のアドレスに対応する副伝送路アドレスを消去した後、
その複製パケットを挿入部へ出力する。又、分離された
パケットの内、複数のノードアドレスが付されていない
パケットは、そのままの状態でパケット生成部へ送出す
る。ここでは、パケットAは、ノード装置III113
のノードアドレス値以外のノードアドレス値が付加され
ているので、複製分離部V1315はそのパケットAを
2つに複製し、一方の複製パケットAをパケット生成部
V255へ送出し、もう一方のパケットAについては、
パケットAの1510フィールド内の自ノード装置(ノ
ード装置III113)のアドレス及びそのアドレスに
対応する副伝送路アドレスを消去した後、挿入部へ出力
する。
【0101】複製パケットAがパケット生成部V255
に入力すると、複数のノードアドレスの内、自ノード装
置のノードアドレスと一致する数だけパケットが生成さ
れる。この時、生成パケットのノードアドレスフィール
ドには自ノード装置のノードアドレスが付され、副伝送
路アドレスフィールドには、複製パケットAの自ノード
装置のノードアドレスに対応する副伝送路アドレスがそ
れぞれ付加される。よって、パケット生成部V255
は、複製パケットAを元に2つのパケットB、Cを生成
し、一方の生成パケットBの副伝送路アドレスフィール
ドには、副伝送路281のアドレスが、もう一方の生成
パケットCの副伝送路アドレスフィールドには、副伝送
路282のアドレスが付されて第2バッファ部215へ
出力される。副伝送路281のアドレスが記載された生
成パケットBは、第2バッファ部V215内の副伝送路
281に対応する記憶領域Iに記憶される。副伝送路2
82のアドレスが記載された生成パケットCは、第2バ
ッファ部V215内の副伝送路282に対応する記憶領
域IIに記憶される。宛先となる端末装置271、端末
272がそれぞれ接続されている副伝送路281、副伝
送路282は、図13における副伝送路161−2、副
伝送路162−2に相当するものとすると、各副伝送路
は送信I/FI241、送信I/FI242に接続され
ている。よって、パケットBを所定の副伝送路281へ
出力するためには、第2バッファ部V215が接続され
た入力端Vが、出力端Iに接続されている動作周期T
5′において、バッファ制御部221の制御により、第
2バッファ部Vの記憶領域IからパケットBを読み出し
て出力端Iへ出力する。出力端Iを通過したパケットB
は、副伝送路281を伝送し、宛先である端末装置27
1に到着する。また、パケットCは、入力端Vが出力端
IIに接続されている動作周期T4′において、第2バ
ッファ部Vの記憶領域IIから読み出されて出力端II
から副伝送路282に出力される。出力されたパケット
Cは、副伝送路282を通過し宛先である端末装置27
2に到着する。
【0102】一方、ノード装置III113内の挿入部
V145へ出力された複製パケットAは、挿入部V14
5を通過し、送信部V155により光信号に変換され、
主伝送路104を介して隣接するノード装置IV114
に入力される。ノード装置IV114に入力されたパケ
ットAは、受信部V125によって受信され、複製分離
部V1315に出力される。複製分離部V1315は、
入力されるパケット流の中から、複製パケットAを分離
し、パケット生成部V255へ出力する。なお、ノード
装置IV114における複製分離部V1315では、複
製パケットAの複製は行なわれない。なぜならば、ノー
ド装置IV114に入力されたパケットAの1510フ
ィールドにはノード装置IV114のアドレスのみ書き
込まれており、他のノード装置へ複製パケットAを中継
する必要がないからである。複製パケットAがパケット
生成部V255に入力すると、ノード装置識別情報が記
載される1510フィールド内のノードアドレスの内、
自ノード装置IV114のノードアドレスと一致する回
数だけパケットが生成される。よって、この場合は複製
パケットAから1つのパケットDが生成される。そのパ
ケットDのノードアドレスフィールドには自ノード装置
IV114のノードアドレスが付され、副伝送路アドレ
スフィールドには、副伝送路アドレス291が付されて
第2バッファ部V215に出力される。次に第2バッフ
ァ部V215に出力されたパケットDは、第2バッファ
部V215内の副伝送路アドレス291に対応する記憶
領域Iに記憶される。第2バッファ部V215内の記憶
領域Iに記憶されたパケットDは、第2バッファ部V2
15が接続する入力端Vと、副伝送路Iが接続する出力
端Iとが接続された時、すなわち動作周期T5′に読み
出され、副伝送路Iを介して受信端末273へ到達す
る。
【0103】以上述べたように、ある1つの端末から送
出されたマルチキャストパケットは、8チャンネルから
成る主伝送路のどれか1つのチャンネルを伝送し、宛先
である受信端末の接続するノード装置内の前記伝送チャ
ンネルと接続するパケット生成部において、必要な数だ
け生成されて各受信端末へ出力される。送信端末から各
受信端末へ、同一の情報が書き込まれたパケットが個別
に送出される場合と比べて、マルチキャスト通信におけ
る主伝送路のトラヒック量は低減され、より多くの他の
情報伝送を可能にする。
【0104】(第6の実施の形態)次に、本発明の第6
実施例を、図3、図14、図11、図5(a)、図5
(b)、図16、図17、図18を用いて説明する。な
お、第6実施例と第5実施例との違いは、次の通りであ
る。第5実施例においては、マルチキャスト通信を行な
う送信端末は、マルチキャストパケットのヘッダへ全て
の宛先端末が接続するノード装置のアドレスと宛先端末
が接続する副伝送路アドレスを書き込み、各ノード装置
はマルチキャストパケットのヘッダを解析して所定の端
末へ出力する。これに対し、第6実施例においては、マ
ルチキャスト通信を開始する前に、制御パケットを用い
ることによりこのマルチキャスト通信において出力され
るパケットを他のマルチキャスト通信のパケットと区別
するための識別番号を決定し、且つ宛先端末が接続する
ノード装置へこの識別番号が付されたパケットを受信し
た場合にどの接続端末へ送出するかを通知し、各ノード
装置は、自ノード装置に接続する端末へ送信されたマル
チキャストパケットを示す識別番号が付されたパケット
を受信した時に、そのマルチキャストパケットを所定の
端末へ出力する。
【0105】図16は、本発明の第6の実施例のノード
装置を示す図であり、後述する通信制御部601が新た
に設けられ、第5実施例と異なる機能が付加された複製
分離部及びパケット生成部が設けられた構成になってい
る。図16において、符合601はノード装置内の各部
を制御する通信制御部であり、後述する複製分離部から
出力されたパケットの情報を基に複製分離部とパケット
生成部の動作を制御し、且つ他の端末及びノード装置へ
パケットを送出する機能を有する。パケット生成部25
1−258は、通信制御部601から指定されたマルチ
キャスト通信の識別番号が、図3の320フィールドに
書き込まれたパケットを受信した時に、通信制御部61
0から指定された数のパケットを生成し、且つ通信制御
部610から指定された副伝送路アドレスを各生成パケ
ットの320フィールドに書き込む機能を持っている。
マルチキャストパケット識別子とマルチキャスト通信の
識別番号についての説明は、マルチキャストパケットの
伝送制御のところで行なう。
【0106】図17は、第5実施例と機能の異なる複製
分離部の構成を示す図である。複製分離部は、受信部か
ら出力されるパケット流の中から、310フィールドに
自ノード装置のノードアドレスが書き込まれたパケット
を分離し、その分離したパケットの内、320フィール
ドに自ノード装置の副伝送路アドレスが書き込まれたパ
ケットをパケット生成部へ出力し、320フィールドに
通信制御部610のアドレスが書き込まれたパケットを
通信制御部610へ出力する。また、複製分離部は、通
信制御部610から指定されたマルチキャストパケット
識別子とマルチキャスト通信の識別番号が、それぞれ3
10フィールド及び320フィールドに書き込まれたパ
ケットを受信した時に、そのパケットを元に2つのパケ
ットを複製し、一方をパケット生成部へ、もう一方を挿
入部へ出力する。
【0107】次に、本発明の第6実施例の動作について
説明する。
【0108】なお、ここで例として挙げるマルチキャス
ト通信における送信端末と受信端末の組合せは第5の実
施例と同じであり、送信元の端末装置は図14における
端末装置261であり、宛先は、端末装置271、端末
装置272、及び端末装置273である。以下の説明に
おいて、便宜上、異なるノード装置の同じ構成要素に対
しては、図3、図14、図11、図16、図17、図1
8に示された同一の符号を用いることにする。
【0109】まず始めに、端末装置261から端末装置
271、端末装置272、及び端末装置273へのマル
チキャスト通信を他のマルチキャスト通信と区別するた
めの識別番号を割り当てる制御手順について説明する。
送信元である端末装置261は、送信先の1つである受
信端末271が接続するノード装置III113のノー
ドアドレスと通信制御部のアドレスを、送信パケットA
のヘッダ部に当たる310フィールド、320フィール
ドへそれぞれ書き込み、送信パケットAの330フィー
ルドへマルチキャスト通信が行なわれる全ての受信端末
のノードアドレスと副伝送路アドレス及び自端末のノー
ドアドレスと副伝送路アドレスを書き込み、副伝送路1
61−1に出力する。出力されたパケットAは、第5の
実施例と同様にノード装置I111から出力される。本
実施例の説明では、パケットAが仮に主伝送路における
チャンネル102−3へ出力されたとする。チャンネル
102−3を伝送したパケットAは、ノード装置II1
12を通過した後、ノード装置III113の受信部I
II123で受信され、複製分離部III1313へ出
力される。複製分離部III1313は、パケットAの
ヘッダ部における320フィールドを読み出し、送信先
である通信制御部601へパケットAを出力する。通信
制御部601は、パケットAの330フィールドの情報
を読み出し、端末装置261から、端末装置271、端
末装置272、及び端末装置273へマルチキャスト通
信を行ないたい旨を認識する。次にノード装置III1
13の通信制御部601は、自ノード装置にそれぞれ接
続された端末装置271、端末装置272へのマルチキ
ャスト通信が可能かどうか判断し、可能な場合には、こ
のマルチキャスト通信を他の端末間で行なっているマル
チキャスト通信と区別するための識別番号(ここでは仮
に3とする)を決定する。そして、ノード装置III1
13内の通信制御部601は、ノード装置IV114の
アドレス値と通信制御部のアドレス値を、送信パケット
Bのヘッダ部に当たる310フィールド、320フィー
ルドへそれぞれ書き込み、送信パケットBの330フィ
ールドへ受信端末273のノードアドレスと副伝送路ア
ドレス、送信端末261のノードアドレスと副伝送路ア
ドレス及びこのマルチキャスト通信を他のマルチキャス
ト通信と区別するための識別番号3を書き込み、第1バ
ッファ部I181へ出力する。第1バッファ部I181
へ出力されたパケットBは、通常のパケットと同様に第
1接続変換部で経路が切替えられてある1つの挿入部へ
出力される。ここでは仮にノード装置III113の挿
入部IV144へパケットBが出力されたとする。パケ
ットBは、挿入部IV144を経由し、送信部IV15
4で光信号に変換されて、隣接ノード装置IV114の
受信部IV124で受信され、複製分離部IV1314
に到達する。複製分離部IV1314は、パケットBの
ヘッダ部に書き込まれたノード装置IV114のアドレ
ス値と通信制御部610のアドレス値によりパケットB
を通信制御部601に出力する。通信制御部601は、
パケットBの330フィールドに書き込まれた情報から
自ノード装置に接続する端末273がマルチキャストパ
ケットの受信を行なうことができるかどうかを判断す
る。端末273がマルチキャスト通信が可能な場合に
は、通信制御部601は、制御パケットCを用いてネッ
トワーク上の各ノード装置の通信制御部へこのマルチキ
ャスト通信を示す識別番号3を通知する。これにより、
ネットワーク上の各ノード装置内の通信制御部は、現在
ネットワーク上で行なわれている全てのマルチキャスト
通信の識別番号を認識する。従って、次にマルチキャス
ト通信が要求されたある通信制御部は、今までに登録さ
れたマルチキャスト通信の識別番号以外の識別番号を選
択すれば良い。この制御パケットは、図18に示された
構造を持ち、制御パケットの810フィールドには制御
パケットを示す特別な識別子が書き込まれる。よって、
各ノード装置内の複製分離部は、受信部から出力された
パケット流の中から制御パケットを識別して通信制御部
へ出力し、通信制御部はこの制御パケットの情報を読み
込む。この制御パケットの転送は、次の通りである。通
信制御部から出力された制御パケットは、第1バッファ
部、第1接続変換部、挿入部、送信部を経て隣接ノード
装置に出力され、隣接ノード装置の受信部で電気信号に
変換されて、複製分離により隣接ノード装置内の通信制
御部へ出力される。制御パケットは、この経路を繰り返
し、ネットワーク上の全てのノード装置の通信制御部に
到達し、各ノード装置内の通信制御部は、全てのマルチ
キャスト通信の識別番号を認識する。次に、ノード装置
IV114内の通信制御部601は、マルチキャスト通
信の許可と、マルチキャスト通信の識別番号3を送信パ
ケットD1の情報フィールド330に書き込み、ノード
装置I111に接続する端末261へ送信し、且つ端末
261からのマルチキャスト通信の受信準備を要求する
内容を送信パケットD2、送信パケットD3、送信パケ
ットD4の情報フィールド330にそれぞれ書き込み、
端末271、端末272、端末273へ送信する。これ
らの制御は、端末261から端末271、端末272、
端末273へのマルチキャスト通信の識別番号に、他の
マルチキャスト通信に割り当てられている識別番号と異
なる番号を割り当て、且つ送信先である受信端末が接続
するノード装置内の複製分離部、パケット生成部へこの
マルチキャスト通信の識別番号と受信端末の副伝送路ア
ドレスを通知するものである。
【0110】次に複製分離部及び分離部におけるマルチ
キャストパケットの制御について説明する。まず始め
に、マルチキャストパケットを受信する宛先端末が接続
するノード装置内の通信制御部601は、自ノード装置
内の複製分離部へマルチキャストパケットの識別番号を
通知する。これにより、複製分離部は指定された識別番
号が記されたマルチキャストパケットを分離し、複製す
ることになる。また、通信制御部601は、パケット生
成部へある識別番号が付加されたパケットを受信した時
に、そのパケットを幾つ生成し、それらのパケットの3
20フィールドにどの副伝送路のアドレスを書き込むの
かを通知する。本実施例においては、送信端末261か
ら出力されるマルチキャストパケットを受信する端末2
71、端末272が接続するノード装置III113内
の通信制御部601は、各複製分離部へマルチキャスト
通信の識別番号3が付されたパケットを分離し、且つそ
の分離したパケットを2つに複製し、一方をパケット生
成部へもう一方を挿入部へ出力するように各複製分離部
へ通知し、そして各パケット生成部へは、マルチキャス
ト通信の識別番号3が付されたパケットが入力した時
に、2つのパケットを生成し、各生成パケットの320
フィールドへは副伝送路281と副伝送路282に対応
するアドレス、及び複製パケットの330フィールドの
情報を各生成パケットの330フィールドへ書き込むよ
うに通知する。また、端末273が接続するノード装置
IV114内の通信制御部601は、マルチキャスト通
信の識別番号3が付されたパケットを分離するように各
複製分離部へ通知し、パケット生成部へは、マルチキャ
スト通信の識別子3が付されたパケットが入力した時
に、1つのパケットを生成し、そのパケットの320フ
ィールドへは副伝送路291のアドレス及び入力したパ
ケットの330フィールドの情報を生成パケットの33
0フィールドへ書き込むように通知する。
【0111】次に、マルチキャストパケットの送信及び
伝送について説明する。ノード装置I(符号111)に
接続された端末装置261は、マルチキャストパケット
を示す識別子と端末261から端末271、272、2
73へのマルチキャスト通信を示す識別番号を、それぞ
れ310フィールド、320フィールドに書き込み、そ
して330フィールドに送信情報を書き込むことにより
マルチキャストパケットEを組み立て、そのパケットE
を副伝送路161−1に出力する。この出力されたパケ
ットEは副伝送路161−1を介してノード装置I11
1の受信I/F171へ入力する。受信I/F171で
は、受信したパケットEをノード装置間伝送に適したパ
ケットに変換する処理を施した後に、第1バッファ部I
181に送出する。第1バッファ部I181に記憶され
たパケットEは、第1接続変換部201により自ノード
装置内のどれか1つの挿入部へ出力される。本実施例で
は、パケットEが挿入部III143へ出力されたと仮
定する。挿入部III143から送信部III153へ
出力されたパケットEは、送信部III153により光
信号に変換され、主伝送路のチャンネル102−3へ出
力されてノード装置II112に到達する。ノード装置
II112内の複製分離部III1313は、パケット
Eの310フィールドに書き込まれたマルチキャストパ
ケットを示す識別子から、パケットEをマルチキャスト
パケットと判断し、次に320フィールドに書き込まれ
たマルチキャスト識別番号からノード装置II112に
接続する端末へ送信されたマルチキャストパケットであ
るかどうか判断する。このマルチキャストパケットE
は、識別番号3、すなわちノード装置III113及び
ノード装置IV114に接続された端末へのマルチキャ
スト通信における送出パケットと判別され、複製分離部
III1313はパケットEをそのまま挿入部III1
43へ出力する。パケットEは挿入部III143、送
信部III153を通過した後、ノード装置III11
3の受信部III123で受信され、複製分離部III
1313へ出力される。複製分離部III1313は、
パケットEの310フィールドに書き込まれたマルチキ
ャストパケットを示す識別子から、パケットEをマルチ
キャストパケットと判断する。次に複製分離部III1
313は、320フィールドに書き込まれたマルチキャ
スト識別番号3により、パケットEが自ノード装置II
I113に接続する端末へ送信されたマルチキャストパ
ケットであることを認識し、受信部III123からの
パケット流からパケットEを分離し、パケットEを2つ
に複製する。一方のパケットEはパケット生成部III
253へ出力され、もう一方のパケットEは挿入部II
I143へ出力される。パケット生成部III253
は、パケットEの320フィールドに書き込まれたマル
チキャスト識別番号3から、このパケットEが自ノード
装置III113に接続する端末271、端末272へ
送信されたマルチキャストパケットであることを認識
し、2つのパケットを生成する。生成されたパケットF
とパケットGの320フィールドには、それぞれ副伝送
路281、副伝送路282のアドレスが書き込まれる。
パケットF、パケットGは第2バッファ部III213
に出力され、320フィールドに書き込まれた副伝送路
アドレスに従い第2バッファ部III内の記憶領域I、
記憶領域IIに記憶される。そして、記憶領域I内のパ
ケットFは、第2接続変換部が第2バッファ部IIIと
副伝送路に接続する送信I/FI241とを接続した時
に読み出され、副伝送路I281を伝送して端末271
へ到達する。また、記憶領域I内のパケットGは、第2
接続変換部が第2バッファ部IIIと副伝送路IIに接
続する送信II/FI242とを接続した時に読み出さ
れ、副伝送路II282を伝送して端末272へ到達す
る。
【0112】また、ノード装置III113の複製分離
部III1313から出力された複製パケットEは、挿
入部III143を通過した後、送信部III153で
光信号に変換されて、チャンネル102−3(図4にお
いては主伝送路104)へ出力される。複製パケットE
は、ノード装置IV114の受信部III123で受信
され、複製分離部III1313へ出力される。複製分
離部III1313は、パケットEの310フィールド
に書き込まれた識別子、及び320フィールドに書き込
まれたマルチキャスト識別番号3により、パケットEが
自ノード装置IV114に接続する端末273へ送信さ
れたマルチキャストパケットであることを認識し、受信
部III123からのパケット流からパケットEを分離
してパケット生成部III253へ出力する。但し、ノ
ード装置IV114内の通信制御部601は、複製分離
部III1313にパケットEを複製して挿入部III
143へ複製パケットを出力することを禁止する。次に
パケット生成部III253は、パケットEの320フ
ィールドに書き込まれたマルチキャスト識別番号3か
ら、このパケットEが自ノード装置IV114に接続す
る端末273へ送信されたマルチキャストパケットであ
ることを認識し、パケットHを生成する。生成されたパ
ケットHの320フィールドには、副伝送路291のア
ドレスが書き込まれ、第2バッファ部IIIに出力され
る。出力されたパケットHは、第2バッファ部III内
の記憶領域Iに記憶される。記憶領域I内のパケットH
は、第2接続変換部が第2バッファ部IIIと副伝送路
Iに接続する送信I/FI241とを接続した時に読み
出され、副伝送路I291を伝送して端末273へ到達
する。
【0113】以上のように本実施例は第5実施例と異な
り、1つのマルチキャストパケットのヘッダに全ての受
信端末のアドレスが書き込まれない。よって、1パケッ
トにおける送信可能な情報量が多くなり、効率良いマル
チキャスト通信が可能になる。但し、複数のマルチキャ
スト通信に用いられているパケットを各複製分離部が識
別できるように、各マルチキャスト通信の開始前に、そ
れぞれのマルチキャスト通信の識別番号、及びその識別
番号が示すマルチキャスト通信において送信されるべき
受信端末を、各複製分離部、及びパケット生成部へ通知
する必要がある。
【0114】なお、本実施例で示したマルチキャスト通
信の開始以前に行なわれる識別番号割り当て制御に関す
る通信制御部間、及び通信制御部と送信端末間の通信に
関してはこれに限ったものではなく、各複製制御部及び
各パケット生成部が、各マルチキャスト通信に用いられ
ているパケットを識別でき、且つそれぞれのマルチキャ
スト通信における受信端末が把握できれば良い。
【0115】以上本発明の実施形態を説明してきたが、
これまでの説明から明らかなように、上述の実施形態の
特徴の1つは、1つの副伝送路からの信号を複数のチャネ
ルに分配する点にある。特にこれまで説明した実施形態
においては、上記の分配を行った信号を挿入部において
挿入するチャネル上の空きパケットを見付けて挿入して
いる。すなわち本発明においては、挿入部を設ける事に
より副伝送路からの信号を、出力する各チャネル上の信
号に影響されずに各チャネルに分配する処理を行う事が
できる。例えばノード装置が2つしかないような場合
で、第1のノード装置が出力した信号はすべて第2のノー
ド装置で取り込まれ、第2のノード装置が第1のノード装
置に向けて出力する信号には影響しないような構成でな
く、他のノード装置から入力されて他のノード装置に中
継すべき信号と、各副伝送路からの信号とが入力される
ノード装置においても本発明の如き分配処理を実現する
事ができる。
【0116】一方受信動作においては、分離部において
該分離部が接続変更部を介して接続される各副伝送路の
いずれかに出力すべき信号を分離する。本発明はこの分
離部を有する事により、様々な宛先の信号が伝送されて
いるチャネルから所望の信号のみを分離する事ができ、
分離した信号を接続変更部を介して接続されるいずれか
の副伝送路に出力する事ができる。
【0117】また信号を送信するノード装置において複
数のチャネルに信号を分配して出力するのに対応し、信
号が分配される該複数のチャネルそれぞれに対応する分
離部を有しており、それらの分離部は接続変更部を介し
て同じ副伝送路に接続可能であるようにする事により、
複数のチャネルに分配された信号を1つの副伝送路に出
力可能なように構成されている。この時複数の分離部か
らの信号が1つの副伝送路に同時に入力されると信号の
衝突が発生してしまう。そこで以上説明してきた各実施
形態では、複数の分離部が分離した信号をバッファにお
いてそれぞれ一時記憶し、1つの副伝送路が各バッファ
に所定のパターンで接続されるようにし、各バッファは
接続された副伝送路に出力すべき信号を読み出すように
制御する事により信号の衝突を回避している。これによ
り各バッファが出力する信号のアービトレーション制御
を行う必要がなくなり、制御負荷は大幅に低減される。
また以上説明してきた実施形態では、接続変更部には複
数の副伝送路が接続する実施形態を説明した。上記実施
形態においては、1つの分離部が分離した信号を一時記
憶するバッファが、所定のパターンで複数の副伝送路に
接続されているとみる事もできる。ここにおいてもバッ
ファが出力する信号の宛先に応じて該バッファが接続さ
れる副伝送路を切り換える必要が無いため、制御の負荷
は軽い。また複数のバッファと複数の副伝送路を接続す
る際に、複数のバッファを所定のパターンに従う順序で
1つの副伝送路に接続するようにすると、あるバッファ
が1つの副伝送路に接続されている間に、他のバッファ
は他の副伝送路に接続されるようにすれば効率よい接続
が可能になるため、上記の実施形態ではそのようにして
いる。
【0118】また以上の各実施形態では主伝送路のチャ
ンネルの数と副伝送路の数の例として、主伝送路のチャ
ンネル数が8で副伝送路の数が8、主伝送路のチャンネル
数が8で副伝送路の数が4、等のいくつかの例を示した
が、これらの数は様々に選ぶ事ができる。
【0119】また、上記説明で用いたパケットは、AT
M(非同期転送モード)のセルを用いることもできる。
【0120】この場合、セルの長さは固定であるので、
各ノード装置内の各部での処理が簡単になる。
【0121】また、本発明のネットワークと、ATMネ
ットワークを容易に接続することもできる。
【0122】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば副
伝送路を伝送されてきた信号を複数のチャネルで伝送す
る為に分配し、分配した信号をそれぞれ各チャネルの空
きを見つけて挿入するようにしているため、分配処理さ
れた信号が挿入される挿入部を通過していく信号がある
構成においても信号を複数のチャネルに分配して伝送さ
せる事ができる。これにより、主伝送路の通信容量を効
率的に利用する事ができる。
【0123】また本発明では、主伝送路の複数のチャネ
ルで伝送されてきた信号をそれぞれ記憶手段において一
時記憶し、各記憶手段を順次副伝送路に接続する事によ
り大規模な交換装置が不要になる。また各記憶手段を所
定のパターンに従って順次副伝送路に接続することによ
り、ハードウェア規模及び制御負荷を低減できる。また
特に、副伝送路が複数あるときに、各記憶手段が同時に
は異なる副伝送路に接続されるように接続する事によ
り、記憶手段からの信号を効率よく副伝送路に出力する
事ができる。また主伝送路のチャネルから、分離部にお
いて、該分離部が接続される副伝送路に出力すべき信号
を他の信号と区別して分離する事により、副伝送路に出
力すべき信号でない信号(例えば他のノード装置に向か
う信号)が存在するような構成においても本発明を適用
する事ができる。その際には、伝送する信号であるパケ
ットに、該パケットの宛先情報として、該パケットを分
離すべき分離部を示すアドレスをつけておくと分離する
か否かを分離部において判別する際に該分離すべき分離
部を示すアドレスのみを判別するだけでよいためネット
ワークに接続されるすべての端末のアドレスと照合した
りする必要が無く制御負荷が低減され高速動作が実現で
きる。
【0124】また、マルチキャスト通信や、ブロードキ
ャスト通信も容易に行うことができる。
【0125】また、マルチキャスト通信や、ブロードキ
ャスト通信を行う場合でもネットワークのトラフィック
の増加を極力防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態におけるノード装置の
構成を示す図。
【図2】本発明の第1の実施形態におけるネットワーク
の構成を示す図。
【図3】本発明の第1の実施形態におけるパケットの構
成を示す図。
【図4】本発明の第1の実施形態における接続変更部の
構成を示す図。
【図5】本発明の第1の実施形態における接続変更部の
接続例を示す図。
【図6】本発明の第2の実施形態におけるノード装置の
構成を示す図。
【図7】本発明の第3の実施形態におけるノード装置の
構成を示す図。
【図8】本発明の第3の実施形態における接続変更部の
接続例を示す図。
【図9】従来例を示す図。
【図10】本発明の第4の実施形態におけるノード装置
の構成を示す図。
【図11】本発明の実施形態における第2バッファ部の
記憶領域の構成を示す図。
【図12】本発明の第3の実施形態における第2バッファ
部の記憶領域の構成を示す図。
【図13】本発明の第5の実施形態におけるノード装置
の構成を示す図。
【図14】本発明の第5の実施形態におけるネットワー
クの構成を示す図。
【図15】本発明の第5の実施形態におけるパケットの
構成を示す図。
【図16】本発明の第6の実施形態におけるノード装置
の構成を示す図。
【図17】本発明の第6の実施形態における複製分離部
の構成を示す図。
【図18】本発明の第6の実施形態におけるパケットの
構成を示す図。
【符号の説明】
101,102,103,104 主伝送路 111,112,113,114,611,711 ノ
ード装置 121〜128 受信部 131〜138 分離部 141〜148 挿入部 151〜158 送信部 161〜168 副伝送路 171〜178 受信I/F 181〜188 第1バッファ部 191 第1バッファ制御部 201 第1接続変更部 211〜218 第2バッファ部 221 第2バッファ制御部 231 第2接続変更部 241〜248 送信I/F 251,271 端末装置 261 副伝送路 310 ノード装置識別情報 320 副伝送路識別情報 330 データ 410〜480 セレクタ 601,602 光ファイバ 621〜628 光受信部 651〜658 光送信部 661 分波器 671 合波器 721〜724 副伝送路 731〜734 受信I/F 741〜744 第1バッファ部 751 第1バッファ制御部 761 第1接続変更部 771 第2接続変更部 781〜784 送信I/F 900 マルチチャンネル伝送路 911〜913 従来のノード装置 921 交換部 931〜938 受信部 941〜948 入力I/F部 951〜958 送信部 961〜968 出力I/F部 971〜978 端末装置

Claims (96)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノード間で信号を伝送する主伝送路の複
    数のチャネルに、端末装置に信号を伝送するための複数
    の副伝送路を接続するノード装置において、 前記複数のチャネルの夫々に対応し、前記複数のチャネ
    ルを伝送されてきた信号を記憶する複数の記憶手段と、 前記複数の副伝送路の夫々に前記複数の記憶手段を所定
    の順序に従って、かつ、前記複数の記憶手段が互いに異
    なる前記副伝送路と順次接続されるようにして、前記複
    数の副伝送路の夫々と前記複数の記憶手段の夫々を接続
    する接続手段を有することを特徴とするノード装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記複数のチャネルを伝送されてきた信号の内、前記副
    伝送路に出力すべき信号を分離して前記記憶手段に出力
    する分離手段を有することを特徴とするノード装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記分離手段は、前記複数のチャネルに対応して複数あ
    ることを特徴とするノード装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかにおい
    て、 前記副伝送路から伝送されてきた信号を前記複数のチャ
    ネルに分配して入力する入力手段を有することを特徴と
    するノード装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記入力手段は、前記副伝送路から伝送されてきた信号
    を前記複数のチャネルに分配する分配手段と、 前記分配手段により分配された信号を前記複数のチャネ
    ルの夫々に挿入する挿入手段を有することを特徴とする
    ノード装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記挿入手段は、前記複数のチャネルに対応して複数あ
    ることを特徴とするノード装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 前記分配手段は、前記複数の副伝送路の夫々と前記複数
    の挿入手段を所定の順序に従って、かつ、前記複数の挿
    入手段が互いに異なる前記副伝送路と順次接続されるよ
    うにして、前記複数の副伝送路の夫々と前記複数の挿入
    手段の夫々を接続することを特徴とするノード装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至請求項3のいずれかにおい
    て、 前記複数の副伝送路から伝送されてきた信号を記憶する
    複数の入力信号記憶手段と、 前記複数の入力信号記憶手段の夫々から出力された信号
    を、前記複数のチャネルに分配して入力する入力手段を
    有することを特徴とするノード装置。
  9. 【請求項9】 請求項8において、 前記入力手段は、前記副伝送路から伝送されてきた信号
    を前記複数のチャネルに分配する分配手段と、 前記分配手段により分配された信号を前記複数のチャネ
    ルの夫々に挿入する挿入手段を有することを特徴とする
    ノード装置。
  10. 【請求項10】 請求項9において、 前記挿入手段は、前記複数のチャネルに対応して複数あ
    ることを特徴とするノード装置。
  11. 【請求項11】 請求項10において、 前記分配手段は、前記複数の副伝送路の夫々と前記複数
    の挿入手段を所定の順序に従って、かつ、前記複数の挿
    入手段が互いに異なる前記副伝送路と順次接続されるよ
    うにして、前記複数の副伝送路の夫々と前記複数の挿入
    手段の夫々を接続することを特徴とするノード装置。
  12. 【請求項12】 請求項6、請求項7、請求項10、請
    求項11のいずれかにおいて、 前記複数のチャネルを伝送されてきた信号の内、前記副
    伝送路に出力すべき信号を分離して前記記憶手段に出力
    する分離手段を、前記複数のチャネルに対応して複数有
    し、 前記複数のチャネルの夫々において、前記チャネルの伝
    送方向の上流側に前記挿入手段を有しており、前記挿入
    手段よりも下流側に前記分離手段を有することを特徴と
    するノード装置。
  13. 【請求項13】 請求項6、請求項7、請求項10、請
    求項11のいずれかにおいて、 前記複数のチャネルを伝送されてきた信号の内、前記副
    伝送路に出力すべき信号を分離して前記記憶手段に出力
    する分離手段を、前記複数のチャネルに対応して複数有
    し、 前記複数のチャネルの夫々において、前記チャネルの伝
    送方向の上流側に前記分離手段を有しており、前記分離
    手段よりも下流側に前記挿入手段を有することを特徴と
    するノード装置。
  14. 【請求項14】 請求項1乃至請求項13のいずれかに
    おいて、 前記副伝送路は、前記端末装置に信号を伝送するための
    出力用副伝送路と、前記端末装置から出力された信号を
    伝送するための入力用副伝送路を有することを特徴とす
    るノード装置。
  15. 【請求項15】 請求項1乃至請求項14のいずれかに
    おいて、 前記記憶手段に記憶される信号を複製する複製手段を有
    し、 前記記憶手段に記憶される信号が前記複数の副伝送路の
    内の2つ以上の副伝送路に出力される信号である場合に
    は、前記複製手段は、前記チャネルの伝送されてきた信
    号を複製し、前記記憶手段に記憶することを特徴とする
    ノード装置。
  16. 【請求項16】 請求項1乃至請求項14のいずれかに
    おいて、 前記記憶手段に記憶される信号を複製する複製手段を有
    し、 前記記憶手段に記憶される信号が前記複数の副伝送路の
    内の少なくとも1つの副伝送路に出力される信号である
    と共に、他のノード装置に伝送されるべき信号である場
    合には、前記複製手段は、前記チャネルの伝送されてき
    た信号を複製し、前記記憶手段に記憶すると共に、前記
    他のノード装置にするために前記複数のチャネルの少な
    くとも1つに出力することを特徴とするノード装置。
  17. 【請求項17】 請求項15もしくは請求項16におい
    て、 前記複製手段は、信号に記載された複製を指示する複製
    指示情報に応じて前記信号の複製を行うことを特徴とす
    るノード装置。
  18. 【請求項18】 請求項17において、 前記複製指示情報は、信号の宛先を示す宛先情報を含む
    ことを特徴とするノード装置。
  19. 【請求項19】 請求項18において、 前記複製手段は、前記宛先情報が複数の宛先を示す場合
    に、前記信号の複製を行うことを特徴とするノード装
    置。
  20. 【請求項20】 請求項17において、 前記複製指示情報は、信号の複製を要する通信の属性を
    含む情報であることを特徴とするノード装置。
  21. 【請求項21】 請求項20において、 前記信号の複製を要する通信は、マルチキャスト通信を
    含むことを特徴とするノード装置。
  22. 【請求項22】 請求項20において、 前記信号の複製を要する通信は、ブロードキャスト通信
    を含むことを特徴とするノード装置。
  23. 【請求項23】 請求項17において、 他のノード装置と前記複製指示情報を通信するための複
    製指示情報通信手段を有することを特徴とするノード装
    置。
  24. 【請求項24】 ノード間で信号を伝送する主伝送路の
    複数のチャネルに、端末装置からの信号を伝送するため
    の複数の副伝送路を接続するノード装置において、 前記複数の副伝送路の夫々に対応し、前記複数の副伝送
    路を伝送されてきた信号を記憶する複数の記憶手段と、 前記複数のチャネルの夫々に前記複数の記憶手段を所定
    の順序に従って、かつ、前記複数の記憶手段が互いに異
    なる前記チャネルと順次接続されるようにして、前記複
    数のチャネルの夫々と前記複数の記憶手段の夫々を接続
    する接続手段を有することを特徴とするノード装置。
  25. 【請求項25】 請求項24において、 前記複数のチャネルの夫々に対応して、前記記憶手段か
    ら出力された信号を前記チャネルに挿入する挿入手段を
    有することを特徴とするノード装置。
  26. 【請求項26】 ノード間で信号を伝送する主伝送路の
    複数のチャネルに、端末装置に信号を伝送するための複
    数の副伝送路を接続するノード装置を複数有する通信シ
    ステムにおいて、 前記複数のノード装置の少なくとも1つは、 前記複数のチャネルの夫々に対応し、前記複数のチャネ
    ルを伝送されてきた信号を記憶する複数の記憶手段と、 前記複数の副伝送路の夫々に前記複数の記憶手段を所定
    の順序に従って、かつ、前記複数の記憶手段が互いに異
    なる前記副伝送路と順次接続されるようにして、前記複
    数の副伝送路の夫々と前記複数の記憶手段の夫々を接続
    する接続手段を有することを特徴とする通信システム。
  27. 【請求項27】 請求項26において、 前記複数のチャネルを伝送されてきた信号の内、前記副
    伝送路に出力すべき信号を分離して前記記憶手段に出力
    する分離手段を有することを特徴とする通信システム。
  28. 【請求項28】 請求項27において、 前記分離手段は、前記複数のチャネルに対応して複数あ
    ることを特徴とする通信システム。
  29. 【請求項29】 請求項26乃至請求項28のいずれか
    において、 前記副伝送路から伝送されてきた信号を前記複数のチャ
    ネルに分配して入力する入力手段を有することを特徴と
    する通信システム。
  30. 【請求項30】 請求項29において、 前記入力手段は、前記副伝送路から伝送されてきた信号
    を前記複数のチャネルに分配する分配手段と、 前記分配手段により分配された信号を前記複数のチャネ
    ルの夫々に挿入する挿入手段を有することを特徴とする
    通信システム。
  31. 【請求項31】 請求項30において、 前記挿入手段は、前記複数のチャネルに対応して複数あ
    ることを特徴とする通信システム。
  32. 【請求項32】 請求項31において、 前記分配手段は、前記複数の副伝送路の夫々と前記複数
    の挿入手段を所定の順序に従って、かつ、前記複数の挿
    入手段が互いに異なる前記副伝送路と順次接続されるよ
    うにして、前記複数の副伝送路の夫々と前記複数の挿入
    手段の夫々を接続することを特徴とする通信システム。
  33. 【請求項33】 請求項26乃至請求項28のいずれか
    において、 前記複数の副伝送路から伝送されてきた信号を記憶する
    複数の入力信号記憶手段と、 前記複数の入力信号記憶手段の夫々から出力された信号
    を、前記複数のチャネルに分配して入力する入力手段を
    有するとこを特徴とする通信システム。
  34. 【請求項34】 請求項33において、 前記入力手段は、前記副伝送路から伝送されてきた信号
    を前記複数のチャネルに分配する分配手段と、 前記分配手段により分配された信号を前記複数のチャネ
    ルの夫々に挿入する挿入手段を有することを特徴とする
    通信システム。
  35. 【請求項35】 請求項34において、 前記挿入手段は、前記複数のチャネルに対応して複数あ
    ることを特徴とする通信システム。
  36. 【請求項36】 請求項35において、 前記分配手段は、前記複数の副伝送路の夫々と前記複数
    の挿入手段を所定の順序に従って、かつ、前記複数の挿
    入手段が互いに異なる前記副伝送路と順次接続されるよ
    うにして、前記複数の副伝送路の夫々と前記複数の挿入
    手段の夫々を接続することを特徴とする通信システム。
  37. 【請求項37】 請求項31、請求項32、請求項3
    5、請求項36のいずれかにおいて、 前記複数のチャネルを伝送されてきた信号の内、前記副
    伝送路に出力すべき信号を分離して前記記憶手段に出力
    する分離手段を、前記複数のチャネルに対応して複数有
    し、 前記複数のチャネルの夫々において、前記チャネルの伝
    送方向の上流側に前記挿入手段を有しており、前記挿入
    手段よりも下流側に前記分離手段を有することを特徴と
    する通信システム。
  38. 【請求項38】 請求項31、請求項32、請求項3
    5、請求項36のいずれかにおいて、 前記複数のチャネルを伝送されてきた信号の内、前記副
    伝送路に出力すべき信号を分離して前記記憶手段に出力
    する分離手段を、前記複数のチャネルに対応して複数有
    し、 前記複数のチャネルの夫々において、前記チャネルの伝
    送方向の上流側に前記分離手段を有しており、前記分離
    手段よりも下流側に前記挿入手段を有することを特徴と
    する通信システム。
  39. 【請求項39】 請求項26乃至請求項38のいずれか
    において、 前記副伝送路は、前記端末装置に信号を伝送するための
    出力用副伝送路と、前記端末装置から出力された信号を
    伝送するための入力用副伝送路を有することを特徴とす
    る通信システム。
  40. 【請求項40】 請求項26乃至請求項39のいずれか
    において、 前記記憶手段に記憶される信号を複製する複製手段を有
    し、 前記記憶手段に記憶される信号が前記複数の副伝送路の
    内の2つ以上の副伝送路に出力される信号である場合に
    は、前記複製手段は、前記チャネルの伝送されてきた信
    号を複製し、前記記憶手段に記憶することを特徴とする
    通信システム。
  41. 【請求項41】 請求項26乃至請求項40のいずれか
    において、 前記記憶手段に記憶される信号を複製する複製手段を有
    し、 前記記憶手段に記憶される信号が前記複数の副伝送路の
    内の少なくとも1つの副伝送路に出力される信号である
    と共に、他のノード装置に伝送されるべき信号である場
    合には、前記複製手段は、前記チャネルの伝送されてき
    た信号を複製し、前記記憶手段に記憶すると共に、前記
    他のノード装置にするために前記複数のチャネルの少な
    くとも1つに出力することを特徴とする通信システム。
  42. 【請求項42】 請求項40もしくは請求項41におい
    て、 前記複製手段は、信号に記載された複製を指示する複製
    指示情報に応じて前記信号の複製を行うことを特徴とす
    る通信システム。
  43. 【請求項43】 請求項42において、 前記複製指示情報は、信号の宛先を示す宛先情報を含む
    ことを特徴とする通信システム。
  44. 【請求項44】 請求項43において、 前記複製手段は、前記宛先情報が複数の宛先を示す場合
    に、前記信号の複製を行うことを特徴とする通信システ
    ム。
  45. 【請求項45】 請求項42において、 前記複製指示情報は、信号の複製を要する通信の属性を
    含む情報であることを特徴とする通信システム。
  46. 【請求項46】 請求項45において、 前記信号の複製を要する通信は、マルチキャスト通信を
    含むことを特徴とする通信システム。
  47. 【請求項47】 請求項45において、 前記信号の複製を要する通信は、ブロードキャスト通信
    を含むことを特徴とする通信システム。
  48. 【請求項48】 請求項42において、 他のノード装置と前記複製指示情報を通信するための複
    製指示情報通信手段を有することを特徴とする通信シス
    テム。
  49. 【請求項49】 ノード間で信号を伝送する主伝送路の
    複数のチャネルに、端末装置からの信号を伝送するため
    の複数の副伝送路を接続するノード装置を複数有する通
    信システムにおいて、 前記複数のノード装置の少なくとも1つは、 前記複数の副伝送路の夫々に対応し、前記複数の副伝送
    路を伝送されてきた信号を記憶する複数の記憶手段と、 前記複数のチャネルの夫々に前記複数の記憶手段を所定
    の順序に従って、かつ、前記複数の記憶手段が互いに異
    なる前記チャネルと順次接続されるようにして、前記複
    数のチャネルの夫々と前記複数の記憶手段の夫々を接続
    する接続手段を有することを特徴とする通信システム。
  50. 【請求項50】 請求項49において、 前記複数のチャネルの夫々に対応して、前記記憶手段か
    ら出力された信号を前記チャネルに挿入する挿入手段を
    有することを特徴とする通信システム。
  51. 【請求項51】 ノード間で信号を伝送する主伝送路の
    複数のチャネルに、端末装置に信号を伝送するための複
    数の副伝送路を接続するノード装置の制御方法におい
    て、 前記複数のチャネルの夫々に対応し、前記複数のチャネ
    ルを伝送されてきた信号を記憶する複数の記憶手段に前
    記信号を記憶させる記憶工程と、 前記複数の副伝送路の夫々に前記複数の記憶手段を所定
    の順序に従って、かつ、前記複数の記憶手段が互いに異
    なる前記副伝送路と順次接続されるようにして、前記複
    数の副伝送路の夫々と前記複数の記憶手段の夫々を接続
    させる接続工程を有することを特徴とするノード装置の
    制御方法。
  52. 【請求項52】 請求項51において、 前記複数のチャネルを伝送されてきた信号の内、前記副
    伝送路に出力すべき信号を分離して前記記憶手段に出力
    させる分離工程を有することを特徴とするノード装置の
    制御方法。
  53. 【請求項53】 請求項52において、 前記分離工程は、前記複数のチャネルを伝送されてきた
    信号の内、前記副伝送路に出力すべき信号を分離して前
    記記憶手段に出力させる分離手段において行われること
    を特徴とするノード装置の制御方法。
  54. 【請求項54】 請求項51乃至請求項53のいずれか
    において、 前記副伝送路から伝送されてきた信号を前記複数のチャ
    ネルに分配して入力させる入力工程を有することを特徴
    とするノード装置の制御方法。
  55. 【請求項55】 請求項54において、 前記入力工程は、前記副伝送路から伝送されてきた信号
    を前記複数のチャネルに分配する分配工程と、 前記分配工程において分配された信号を前記複数のチャ
    ネルの夫々に挿入する挿入工程を有することを特徴とす
    るノード装置の制御方法。
  56. 【請求項56】 請求項55において、 前記挿入工程は、前記分配工程において分配された信号
    を前記複数のチャネルの夫々に挿入する複数の挿入部に
    おいて行われ、前記複数の挿入部は、前記複数のチャネ
    ルに対応して複数あることを特徴とするノード装置の制
    御方法。
  57. 【請求項57】 請求項56において、 前記分配工程は、前記複数の副伝送路の夫々と前記複数
    の挿入部を所定の順序に従って、かつ、前記複数の挿入
    部が互いに異なる前記副伝送路と順次接続されるように
    して、前記複数の副伝送路の夫々と前記複数の挿入部の
    夫々を接続することを特徴とするノード装置の制御方
    法。
  58. 【請求項58】 請求項51乃至請求項53のいずれか
    において、 前記複数の副伝送路から伝送されてきた信号を記憶する
    複数の入力信号記憶手段に前記信号を記憶させる入力信
    号記憶工程と、 前記複数の入力信号記憶手段の夫々から出力された信号
    を、前記複数のチャネルに分配して入力させる入力工程
    を有することを特徴とするノード装置の制御方法。
  59. 【請求項59】 請求項58において、 前記入力工程は、前記副伝送路から伝送されてきた信号
    を前記複数のチャネルに分配する分配工程と、 前記分配工程により分配された信号を前記複数のチャネ
    ルの夫々に挿入する挿入工程を有することを特徴とする
    ノード装置の制御方法。
  60. 【請求項60】 請求項59において、 前記挿入工程は、前記分配工程において分配された信号
    を前記複数のチャネルの夫々に挿入する複数の挿入部に
    おいて行われ、前記複数の挿入部は、前記複数のチャネ
    ルに対応して複数あることを特徴とするノード装置の制
    御方法。
  61. 【請求項61】 請求項60において、 前記分配工程は、前記複数の副伝送路の夫々と前記複数
    の挿入部を所定の順序に従って、かつ、前記複数の挿入
    部が互いに異なる前記副伝送路と順次接続されるように
    して、前記複数の副伝送路の夫々と前記複数の挿入部の
    夫々を接続することを特徴とするノード装置の制御方
    法。
  62. 【請求項62】 請求項51乃至請求項61のいずれか
    において、 前記副伝送路は、前記端末装置に信号を伝送するための
    出力用副伝送路と、前記端末装置から出力された信号を
    伝送するための入力用副伝送路を有することを特徴とす
    るノード装置の制御方法。
  63. 【請求項63】 請求項51乃至請求項62のいずれか
    において、 前記記憶手段に記憶される信号を複製する複製工程を有
    し、 前記記憶手段に記憶される信号が前記複数の副伝送路の
    内の2つ以上の副伝送路に出力される信号である場合に
    は、前記複製工程において前記チャネルの伝送されてき
    た信号を複製し、前記記憶手段に記憶させることを特徴
    とするノード装置の制御方法。
  64. 【請求項64】 請求項51乃至請求項63のいずれか
    において、 前記記憶手段に記憶される信号を複製する複製工程を有
    し、 前記記憶手段に記憶される信号が前記複数の副伝送路の
    内の少なくとも1つの副伝送路に出力される信号である
    と共に、他のノード装置に伝送されるべき信号である場
    合には、前記複製工程において前記チャネルの伝送され
    てきた信号を複製し、前記記憶手段に記憶させると共
    に、前記他のノード装置にするために前記複数のチャネ
    ルの少なくとも1つに出力させることを特徴とするノー
    ド装置の制御方法。
  65. 【請求項65】 請求項63もしくは請求項64におい
    て、 前記複製手段は、信号に記載された複製を指示する複製
    指示情報に応じて前記信号の複製を行うことを特徴とす
    るノード装置の制御方法。
  66. 【請求項66】 請求項65において、 前記複製指示情報は、信号の宛先を示す宛先情報を含む
    ことを特徴とするノード装置の制御方法。
  67. 【請求項67】 請求項66において、 前記複製手段は、前記宛先情報が複数の宛先を示す場合
    に、前記信号の複製を行うことを特徴とするノード装置
    の制御方法。
  68. 【請求項68】 請求項65において、 前記複製指示情報は、信号の複製を要する通信の属性を
    含む情報であることを特徴とするノード装置の制御方
    法。
  69. 【請求項69】 請求項68において、 前記信号の複製を要する通信は、マルチキャスト通信を
    含むことを特徴とするノード装置の制御方法。
  70. 【請求項70】 請求項68において、 前記信号の複製を要する通信は、ブロードキャスト通信
    を含むことを特徴とするノード装置の制御方法。
  71. 【請求項71】 請求項65において、 他のノード装置と前記複製指示情報を通信するための複
    製指示情報通信工程を有することを特徴とするノード装
    置の制御方法。
  72. 【請求項72】 ノード間で信号を伝送する主伝送路の
    複数のチャネルに、端末装置からの信号を伝送するため
    の複数の副伝送路を接続するノード装置の制御方法にお
    いて、 前記複数の副伝送路の夫々に対応し、前記複数の副伝送
    路を伝送されてきた信号を記憶する複数の記憶手段に前
    記信号を記憶させる記憶工程と、 前記複数のチャネルの夫々に前記複数の記憶手段を所定
    の順序に従って、かつ、前記複数の記憶手段が互いに異
    なる前記チャネルと順次接続されるようにして、前記複
    数のチャネルの夫々と前記複数の記憶手段の夫々を接続
    させる接続工程を有することを特徴とするノード装置の
    制御方法。
  73. 【請求項73】 請求項72において、 前記複数のチャネルの夫々に対応して、前記記憶手段か
    ら出力された信号を前記チャネルに挿入する挿入工程を
    有することを特徴とするノード装置の制御方法。
  74. 【請求項74】 ノード間で信号を伝送する主伝送路の
    複数のチャネルに、端末装置に信号を伝送するための複
    数の副伝送路を接続するノード装置を複数有する通信シ
    ステムの制御方法において、 前記複数のノード装置の少なくとも1つは、 前記複数のチャネルの夫々に対応し、前記複数のチャネ
    ルを伝送されてきた信号を記憶する複数の記憶手段に前
    記信号を記憶させる記憶工程と、 前記複数の副伝送路の夫々に前記複数の記憶手段を所定
    の順序に従って、かつ、前記複数の記憶手段が互いに異
    なる前記副伝送路と順次接続されるようにして、前記複
    数の副伝送路の夫々と前記複数の記憶手段の夫々を接続
    させる接続工程を有することを特徴とする通信システム
    の制御方法。
  75. 【請求項75】 請求項74において、 前記複数のチャネルを伝送されてきた信号の内、前記副
    伝送路に出力すべき信号を分離して前記記憶手段に出力
    させる分離工程を有することを特徴とする通信システム
    の制御方法。
  76. 【請求項76】 請求項75において、 前記分離工程は、前記複数のチャネルを伝送されてきた
    信号の内、前記副伝送路に出力すべき信号を分離して前
    記記憶手段に出力させる分離手段において行われること
    を特徴とする通信システムの制御方法。
  77. 【請求項77】 請求項74乃至請求項76のいずれか
    において、 前記副伝送路から伝送されてきた信号を前記複数のチャ
    ネルに分配して入力させる入力工程を有することを特徴
    とする通信システムの制御方法。
  78. 【請求項78】 請求項77において、 前記入力工程は、前記副伝送路から伝送されてきた信号
    を前記複数のチャネルに分配する分配工程と、 前記分配工程において分配された信号を前記複数のチャ
    ネルの夫々に挿入する挿入工程を有することを特徴とす
    る通信システムの制御方法。
  79. 【請求項79】 請求項78において、 前記挿入工程は、前記分配工程において分配された信号
    を前記複数のチャネルの夫々に挿入する複数の挿入部に
    おいて行われ、前記複数の挿入部は、前記複数のチャネ
    ルに対応して複数あることを特徴とする通信システムの
    制御方法。
  80. 【請求項80】 請求項79において、 前記分配工程は、前記複数の副伝送路の夫々と前記複数
    の挿入部を所定の順序に従って、かつ、前記複数の挿入
    部が互いに異なる前記副伝送路と順次接続されるように
    して、前記複数の副伝送路の夫々と前記複数の挿入部の
    夫々を接続することを特徴とする通信システムの制御方
    法。
  81. 【請求項81】 請求項74乃至請求項76のいずれか
    において、 前記複数の副伝送路から伝送されてきた信号を記憶する
    複数の入力信号記憶手段に前記信号を記憶させる入力信
    号記憶工程と、 前記複数の入力信号記憶手段の夫々から出力された信号
    を、前記複数のチャネルに分配して入力させる入力工程
    を有するとこを特徴とする通信システムの制御方法。
  82. 【請求項82】 請求項81において、 前記入力工程は、前記副伝送路から伝送されてきた信号
    を前記複数のチャネルに分配する分配工程と、 前記分配工程により分配された信号を前記複数のチャネ
    ルの夫々に挿入する挿入工程を有することを特徴とする
    通信システムの制御方法。
  83. 【請求項83】 請求項82において、 前記挿入工程は、前記分配工程において分配された信号
    を前記複数のチャネルの夫々に挿入する複数の挿入部に
    おいて行われ、前記複数の挿入部は、前記複数のチャネ
    ルに対応して複数あることを特徴とする通信システムの
    制御方法。
  84. 【請求項84】 請求項83において、 前記分配工程は、前記複数の副伝送路の夫々と前記複数
    の挿入部を所定の順序に従って、かつ、前記複数の挿入
    部が互いに異なる前記副伝送路と順次接続されるように
    して、前記複数の副伝送路の夫々と前記複数の挿入部の
    夫々を接続することを特徴とする通信システムの制御方
    法。
  85. 【請求項85】 請求項74乃至請求項84のいずれか
    において、 前記副伝送路は、前記端末装置に信号を伝送するための
    出力用副伝送路と、前記端末装置から出力された信号を
    伝送するための入力用副伝送路を有することを特徴とす
    る通信システムの制御方法。
  86. 【請求項86】 請求項74乃至請求項85のいずれか
    において、 前記記憶手段に記憶される信号を複製する複製工程を有
    し、 前記記憶手段に記憶される信号が前記複数の副伝送路の
    内の2つ以上の副伝送路に出力される信号である場合に
    は、前記複製工程において前記チャネルの伝送されてき
    た信号を複製し、前記記憶手段に記憶させることを特徴
    とする通信システムの制御方法。
  87. 【請求項87】 請求項74乃至請求項86のいずれか
    において、 前記記憶手段に記憶される信号を複製する複製工程を有
    し、 前記記憶手段に記憶される信号が前記複数の副伝送路の
    内の少なくとも1つの副伝送路に出力される信号である
    と共に、他のノード装置に伝送されるべき信号である場
    合には、前記複製工程において前記チャネルの伝送され
    てきた信号を複製し、前記記憶手段に記憶させると共
    に、前記他のノード装置にするために前記複数のチャネ
    ルの少なくとも1つに出力させることを特徴とする通信
    システムの制御方法。
  88. 【請求項88】 請求項86もしくは請求項87におい
    て、 前記複製手段は、信号に記載された複製を指示する複製
    指示情報に応じて前記信号の複製を行うことを特徴とす
    る通信システムの制御方法。
  89. 【請求項89】 請求項88において、 前記複製指示情報は、信号の宛先を示す宛先情報を含む
    ことを特徴とする通信システムの制御方法。
  90. 【請求項90】 請求項89において、 前記複製手段は、前記宛先情報が複数の宛先を示す場合
    に、前記信号の複製を行うことを特徴とする通信システ
    ムの制御方法。
  91. 【請求項91】 請求項88において、 前記複製指示情報は、信号の複製を要する通信の属性を
    含む情報であることを特徴とする通信システムの制御方
    法。
  92. 【請求項92】 請求項91において、 前記信号の複製を要する通信は、マルチキャスト通信を
    含むことを特徴とする通信システムの制御方法。
  93. 【請求項93】 請求項91において、 前記信号の複製を要する通信は、ブロードキャスト通信
    を含むことを特徴とする通信システムの制御方法。
  94. 【請求項94】 請求項88において、 他のノード装置と前記複製指示情報を通信するための複
    製指示情報通信工程を有することを特徴とする通信シス
    テムの制御方法。
  95. 【請求項95】 ノード間で信号を伝送する主伝送路の
    複数のチャネルに、端末装置からの信号を伝送するため
    の複数の副伝送路を接続するノード装置を複数有する通
    信システムの制御方法において、 前記複数のノード装置の少なくとも1つは、 前記複数の副伝送路の夫々に対応し、前記複数の副伝送
    路を伝送されてきた信号を記憶する複数の記憶手段に前
    記信号を記憶させる記憶工程と、 前記複数のチャネルの夫々に前記複数の記憶手段を所定
    の順序に従って、かつ、前記複数の記憶手段が互いに異
    なる前記チャネルと順次接続されるようにして、前記複
    数のチャネルの夫々と前記複数の記憶手段の夫々を接続
    させる接続工程を有することを特徴とする通信システム
    の制御方法。
  96. 【請求項96】 請求項95において、 前記複数のチャネルの夫々に対応して、前記記憶手段か
    ら出力された信号を前記チャネルに挿入する挿入工程を
    有することを特徴とする通信システムの制御方法。
JP10068587A 1997-04-01 1998-03-18 通信システム及び通信システムに接続可能な通信装置と、通信システムの制御方法及び通信システムに接続可能な通信装置の制御方法 Withdrawn JPH1174918A (ja)

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