JPH09270808A - 伝送制御方法及びそれを用いるネットワークシステム - Google Patents

伝送制御方法及びそれを用いるネットワークシステム

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JPH09270808A
JPH09270808A JP9012593A JP1259397A JPH09270808A JP H09270808 A JPH09270808 A JP H09270808A JP 9012593 A JP9012593 A JP 9012593A JP 1259397 A JP1259397 A JP 1259397A JP H09270808 A JPH09270808 A JP H09270808A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チャネル乗り換えを行うネットワークシステ
ムにおいて、最後のチャネル変更部におけるパケットの
集中を緩和する。 【解決手段】 伝送制御方法において、第1のチャネル
変更部から同じチャネルで送信しなければいけない複数
のパケットを、その第1のチャネル変更部の手前の第2
のチャネル変更部においてそれぞれ異なるチャネルで送
信する。また、複数のチャネルで信号の伝送を行うネッ
トワークシステムであって、前記複数のチャネルで信号
が入力され、該複数のチャネルで入力された信号それぞ
れを前記複数のチャネルのうちのいずれかで出力する複
数のチャネル変更部を有しており、前記複数のチャネル
変更部の内の第1のチャネル変更部から前記複数のチャ
ネルの内の指定された同じチャネルで出力しなければな
らない近接した複数の信号を、該第1のチャネル変更部
に互いに異なるチャネルで入力することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークシス
テム及び伝送制御方法に関する。特には複数のノード間
を複数のチャネルで接続する構成のネットワークシステ
ムに関する。更に具体的には、各ノードを介して複数の
端末が前記複数のチャネルそれぞれに接続される構成の
ネットワークシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、端末装置を複数接続して通信を行
うネットワークシステムが盛んに研究されている。複数
の端末装置を1本のバスラインに接続するバス型の構成
や、リング型の伝送路に接続するリング型の構成や、受
動型もしくは能動型のカプラを介して接続するスター型
の構成のネットワークシステムが知られている。更に伝
送容量を増やすために、端末が接続されるノード装置間
を複数のチャネルを用いて接続するマルチチャネル型の
ネットワークシステムも知られている。複数のチャネル
として互いに異なる波長の光を用い、それらを多重した
ネットワークが波長多重ネットワークシステムとして知
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は特に、複数の
チャネルを用いてノード装置間を接続する構成のネット
ワークシステムに関わるものである。
【0004】従来より知られている複数のチャネルを用
いたネットワークシステムにおいては、複数のチャネル
を伝送される信号を処理するために、大規模な交換装置
を用いて信号の伝送制御を行う必要があった。
【0005】本発明の目的の1つはかかる制御を容易に
するネットワークシステム及び伝送制御方法を提供する
事にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の構成を説明する
前に、本発明の参考となる参考例を以下に述べる。この
参考例は本願の出願人が、同出願人が1994年12月
28日に出願した特願平6−327496号に基づいて
国内優先権を主張して出願(特願平7−325632)
を行い、1996年9月13日に公開された特開平8−
237306に記載の構成に基づくものである。
【0007】図16において、符号93は参考例のノー
ド装置の制御部であり、その内部には、バッファ制御部
94と波長制御部5を有している。符号94はバッファ
制御部であり、バッファに記憶されたパケットの送信先
のサブ伝送路が、隣接ノード装置に接続されている場
合、隣接ノードにおいて送信先のサブ伝送路が接続され
た分離挿入部にパケットを出力する固定波長受信部が受
信する波長と、そのパケットを送信する可変波長送信部
の送信波長が一致するまで、バッファに記憶されたその
パケットの読みだしを行なわないようにバッファの読み
出し制御を行うバッファ読み出し制御部3により構成さ
れている。波長制御部5は、後述する所定の送信波長制
御テーブルのパターンに従って可変波長送信手段の送信
波長を制御する。符号6は、光波長多重伝送路であると
ころの光ファイバであり、上流に隣接するノード装置の
合波器と自ノード装置の分岐器との間の伝送路として機
能する。符号7は分岐器であり、光ファイバ6を伝送し
てきた光信号を分岐し7個の固定波長受信部に出力す
る。
【0008】また、符号8〜14は、固定波長の光フィ
ルターとフォトダイオードを用いた、固定波長受信手段
であるところの固定波長受信部Iから固定波長受信部VI
Iである。各固定波長受信部Iから固定波長受信部VII
は、それぞれ波長λ1〜λ7に対応した一つの波長の光
信号で伝送されるパケットのみを受信する。符号15〜
21は、分離挿入手段であるところの分離挿入部Iから
分離挿入部VIIであり、固定波長受信部8〜14から出
力されるパケット流の中から、サブ伝送路に伝送させる
パケットとバッファに出力させるパケットに分離すると
共に、サブ伝送路から伝送されてくるパケットを、固定
波長受信部8〜14からバッファに出力されるパケット
流に挿入する機能を有している。符号95〜101は、
バッファ手段であるところのバッファIからバッファVI
Iであり、分離挿入部15〜21から出力されるパケッ
トを可変波長送信部の各送信波長に対応した記憶領域に
一時記憶する機能を有している。
【0009】また、符号29〜35は分布帰還型(DF
B)レーザや分布反射型(DBR)レーザ等のチューナ
ブルレーザダイオード(TLD)を用いた可変波長送信
手段であるところの可変波長送信部Iから可変波長送信
部VIIであり、バッファ部95〜101から出力される
パケットを、波長制御部5の制御によって、波長λ1か
ら波長λ7の内の、所定の波長の光信号に変換して合波
器36を介して光波長多重伝送路である光ファイバ37
に送出する。この参考例においては、固定波長受信部I
8と分離挿入部I15、バッファI95及び可変波長送
信部I29は組をなしており、固定波長受信部I8で受
信されたパケットは、この組の内部で処理され、他の組
で処理される事はない。同様に、固定波長受信部II9と
分離挿入部II16、バッファII96及び可変波長送信部
II30も組をなしており、他の固定波長受信部と分離挿
入部、バッファ及び可変波長送信部も同様である。ま
た、符号36は合波器であり、7個の可変波長送信部か
ら送出される波長λ1から波長λ7の光信号を合波し、
光ファイバ37に出射する。符号37は光波長多重伝送
路であるところの光ファイバであり、自ノード装置の合
波器36と下流に隣接するノード装置の分岐器7との間
の伝送路として機能する。
【0010】また、符号38〜44は、サブ伝送路Iか
らサブ伝送路VIIであり、分離挿入部15〜21と端末
との間のパケットの伝送路としての機能を果たす。符号
45〜51は、それぞれサブ伝送路I38からサブ伝送
路VII44に接続された端末Iから端末VIIであり、分離
挿入部15〜21から出力されるパケットを受信すると
共に、一方他の端末へ送信するパケットを作成し、サブ
伝送路38〜44を介して、分離挿入部15〜21に送
信する。
【0011】図2は、図16に示したノード装置を用い
たネットワークシステムの構成例であり、5つのノード
装置を光ファイバによって接続した例を示している。符
号57〜61は、図16に示したノード装置であり、そ
れぞれ7個のサブ伝送路を介して7個の端末が接続され
ている。符号52〜56は、光波長多重伝送路であると
ころの光ファイバである。
【0012】図17は、このノード装置内に用いられる
バッファI95〜バッファVII101の内部構成図であ
る。バッファI〜バッファVIIの内部構成は全て同一の
構成である。図17において、符号102はデコーダで
あり、入力されるパケットのアドレス部を読み取り、パ
ケットの送信先が隣接ノードに接続されたサブ伝送路で
あるか否かを判断し、隣接ノードに接続されたサブ伝送
路でない場合は、デマルチプレクサ105の出力先をF
IFO107に設定する様にデマルチプレクサ105に
指示する。一方パケットの送信先が隣接ノードに接続さ
れたサブ伝送路である場合おいては、デコーダ102
は、デマルチプレクサ105の出力先をデュアルポート
メモリ106に設定する様にデマルチプレクサ105に
指示すると共に、そのパケットの書き込み先である記憶
領域の書き込み開始アドレスを書き込みアドレスカウン
タ103に指示する。
【0013】また、符号103は書き込みアドレスカウ
ンタであり、デコーダ102から出力される書き込み開
始アドレス値から順次パケットを書き込むべき記憶領域
の識別信号をデュアルポートメモリ106に出力する。
パケットを記憶させるべきデュアルポートメモリ106
内の記憶領域は、パケットの送信先である端末に関係す
る。例えば、パケットの送信先が隣接するノード装置に
接続する端末II46であるならば、端末II46がノード
装置内の分離挿入部II16に接続されているので、端末
II46にパケットが到達するためには、そのパケットが
波長λ2の光信号としてノード装置内の分離挿入部II1
6に接続した固定波長受信部II9に入力する必要があ
り、波長λ2の光信号に変換されるためには、デュアル
ポートメモリ106内の記憶領域IIに記憶される必要が
あるからである。
【0014】また、符号104は、読みだしアドレスカ
ウンタであり、バッファ読み出し制御部3から出力され
るオフセット値を読みだし開始アドレスとして、順次、
パケットを読み出すべきアドレス信号をデュアルポート
メモリ106に出力する。さらに、符号105はデマル
チプレクサであり、入力されたパケットをデコーダ10
2の指示に応じて、デュアルポートメモリ106又は、
FIFO107に出力する。符号106は、パケットデ
ータの書き込みと、読みだしを独立に行なう為のデュア
ルポートメモリである。デュアルポートメモリ106の
記憶領域は、図4のメモリマップに示す様に、送信パケ
ットを変換すべき光信号の波長に対応させるように記憶
領域が確保されている。例えば、記憶領域IVに記憶され
たパケットは、可変波長送信部の送信波長が波長λ4に
設定された時にのみ読み出されて、可変波長送信部によ
って波長λ4の光信号として送出される。各記憶領域に
記憶されたパケットは、各記憶領域に対応した波長の光
信号に変換されてノード装置から出力される。記憶領域
I〜記憶領域VIIの先頭アドレスは、それぞれA1,A
2,A3,A4,A5,A6,及びA7である。
【0015】また、符号107は、FIFO(First In
First Out)であり、入力されたパケットを一時記憶し
て入力された順番にセレクタに出力する。符号108は
セレクタであり、バッファ読み出し制御部3からの指示
により、デュアルポートメモリ106又はFIFO10
7のいずれか一方の出力端を可変波長送信部に接続する
かを選択する。
【0016】次に、図5は、バッファ制御部94内のバ
ッファ読み出し制御部3の構成図である。図5におい
て、符号76〜82は、それぞれバッファ制御テーブル
Iからバッファ制御テーブルVIIである。バッファ制御
テーブルI76からバッファ制御テーブルVII82は、
波長制御部5から出力されるアドレス値によって順次読
み出され、読み出された所定のオフセット値をバッファ
IからバッファVIIの読み出しアドレスカウンタ104
に出力する。これらのテーブルは、リードオンリーメモ
リ(ROM)によって構成されている。バッファ制御テ
ーブルI76からバッファ制御テーブルVII82の内容
は後述する。符号83は読み出し制御部であり、波長制
御部から出力されるクロック信号をカウントする事によ
って、デュアルポートメモリ106か、またはFIFO
107のどちらか一方のパケットを読み出すための読み
出し制御信号を バッファI95からバッファVII10
1に出力する。
【0017】図7は、波長制御部5の内部構成図であ
る。図7において、符号85〜91は、それぞれ波長制
御テーブルIから波長制御テーブルVIIである。波長制
御テーブルIから波長制御テーブルVIIは、ROMカウ
ンタ84から出力されるアドレス値によって順次読み出
され、所定の波長制御信号を可変波長送信部の駆動部に
出力する。これらの波長制御テーブルは、リードオンリ
ーメモリ(ROM)によって構成されている。波長制御
テーブルIから波長制御テーブルVIIの内容は後述す
る。符号92は、クロック発生器であり所定のクロック
信号を発生し、バッファ制御部に送ると共に、このクロ
ック信号を分周し、ROMカウンタに出力する。
【0018】前述した波長制御テーブルIから波長制御
テーブルVIIの内容は、可変波長送信部が送信する光信
号の波長の遷移を示すものであり、例えば、表1に示す
如く設定される。表1中、数字1〜7は波長λ1〜λ7
を簡略して示している。
【0019】
【表1】 又、前述したバッファ制御テーブルIからバッファ制御
テーブルVIIのアドレス値に相当するオフセット値は表
2に示す如く設定されている。
【0020】
【表2】 これら14個の波長制御テーブルとバッファ制御テーブ
ルは、ROMカウンタ84によって同期して読み出され
る。これにより各チューナブルレーザダイオード(TL
D)の送信波長は、λ1からλ3、λ5、λ7、λ6、
λ4、λ2、λ1…の順に循環して遷移し、そしてこの
遷移と同期する各チューナブルレーザダイオード(TL
D)に接続されたバッファのデュアルポートメモリ内の
記憶領域を読み出す為のオフセット値は、A1,A3,
A5,A7,A6,A4,A2,A1…の順に循環して
遷移する。従って、波長制御テーブルとバッファ制御テ
ーブルに従う事によって、循環して遷移する可変波長送
信部の送信波長に対応した記憶領域内のパケットが、そ
の時々の可変波長送信部の送信波長の光信号に変換され
て出力される。また、各チューナブルレーザダイオード
(TLD)の送信波長は複数のチューナブルレーザダイ
オー ド(TLD)が、同一の波長での送信を行なわな
い様に、送信波長の循環遷移の位相がずれている。この
様に設定された波長制御テーブルIから波長制御テーブ
ルVIIによって可変波長送信部の送信波長が制御されて
いる。
【0021】以下図2、図4、図5、図7、図16、図
17、表1、表2及び、図8、図9、図10、図18、
図19、図20のタイムチャートを参照しながら、この
ネットワークシステムの伝送制御方法について説明す
る。また、図8、図9、図10、図18、図19、図2
0のタイムチャート内で示す動作時間は、各図共通であ
る。すなわち、図8の動作時間T3と、図9の動作時間
T3は同じ時間を示している。
【0022】伝送制御方法の動作を説明するに当たり、
送信元がノード装置I57のサブ伝送路I38に接続さ
れた端末I45であり、宛て先がノード装置V61のサ
ブ伝送路II39に接続された端末II46である場合のパ
ケットの伝送を例に説明する。以下の説明では3つのパ
ケットA、パケットBとパケットCの伝送動作を説明す
る。又、異なる端末装置の同じ構成要素に対しては、便
宜上図4、図5、図7、図16、図17に示された同一
の符号を用いることとする。
【0023】ノード装置I57〜ノード装置V61の各
動作時間における動作は、それぞれ図9、図10、図1
8、図19、図20を用いて説明される。また、各ノー
ド装置内のバッファ制御テーブルと波長制御テーブルを
読み出すためのROMカウンタ84からのアドレス値
(同期信号)は、図8に示されているように各ノード装
置において独立であるとする。すなわち、各ノード装置
内の波長制御部5のROMカウンタ84からの読み出し
アドレス値の位相は、それぞれ異なっている。また、図
8で示されている各ノード装置内の波長制御部5のRO
Mカウンタ84からの読み出しアドレス値は、各ノード
装置のパケット中継動作を説明する図の動作時間に対応
した期間のみ示しており、それ以外の期間のアドレス値
は省略している。例えば、この参考例においては、ノー
ド装置II58のパケット中継動作を、図9の動作時間T
3から動作時間T7の期間で説明しているので、図8に
おけるノード装置II58のアドレス値も動作時間T3か
ら動作時間T7の期間の値しか示していない。
【0024】以下、図9を用いてノード装置I57の通
信動作について説明する。動作時間T1の始りにおい
て、送信元であるノード装置I57のサブ伝送路I38
に接続された端末I45が、送信先であるノード装置V
61のサブ伝送路II39に接続された端末II46のアド
レスを送信データに付加し、サブ伝送路I38を介して
ノード装置I57の分離挿入部I15にパケットAを出
力する。
【0025】動作時間T1において、ノード装置I57
の分離挿入部I15は、固定波長受信部I8で受信され
るパケット流の切れ目を見いだし、その切れ目にサブ伝
送路I38を介して入力されたパケットAを挿入して、
バッファI95に出力する。動作時間T1において、バ
ッファI95内のデコーダ102は、入力されたパケッ
トAのアドレス部を読み取る。このパケットAの送信先
は隣接するノード装置II58に接続された端末ではない
為、デコーダ102は、デマルチプレクサ105の出力
先をFIFO107に設定する。これによりパケットA
はFIFO107に書き込まれる。
【0026】動作時間T2におけるノード装置I57の
分離挿入部I15は、固定波長受信部I8で受信される
パケット流の切れ目を見いだし、その切れ目にサブ伝送
路I38を介して入力されたパケットBを挿入して、バ
ッファI95に出力する。動作時間T2におけるバッフ
ァI95内のデコーダ102は、入力されたパケットB
のアドレス部を読み取り、このパケットBの送信先が隣
接するノード装置II58に接続された端末ではない為、
デマルチプレクサ105の出力先をFIFO107に設
定する。これによりパケットBはFIFO107に書き
込まれる。
【0027】動作周期T2における波長制御部5のRO
Mカウンタ84は、読み出しアドレス値1を、波長制御
テーブルI85からVII91に同時に出力する(図8参
照)。このアドレス値によって波長制御テーブルの内容
が読み出される。このとき読み出される内容は、前述表
1で示されている様に、波長制御テーブルIからは、波
長λ3に対応した制御信号であり、以下波長制御テーブ
ルII、波長制御テーブルIII、波長制御テーブルIV、波
長制御テーブルV、波長制御テーブルVI、及び波長制御
テーブルVIIは、それぞれ 波長λ5、波長λ7、波長
λ6、波長λ4、波長λ2、及び波長λ1に対応した
制御信号である。これら制御信号は、それぞれ可変波長
送信部I29から可変波長送信部VII35に入力され
る。各可変波長送信部は、その制御信号により所定の波
長の光信号を送出する。
【0028】また、波長制御部5のROMカウンタ84
から出力される読み出しアドレス値1は、バッファ制御
部94のバッファ制御テーブルI〜バッファ制御テーブ
ルVIIにも出力される。このアドレス値によってバッフ
ァ制御テーブルIからVIIの内容が読み出される。この
とき読み出される内容は、前述表2で示されているよう
に、バッファ制御テーブルIからは、記憶領域IIIに対
応したオフセット値A3であり、以下バッファ制御テー
ブルII、バッファ制御テーブルIII、バッファ制御テー
ブルIV、バッファ制御テーブルV、バッファ制御テーブ
ルVI、及びバッファ制御テーブルVIIは、それぞれ記憶
領域V、記憶領域VII、記憶領域VI、記憶領域IV、記憶領
域II、及び記憶領域Iに対応したオフセット値A5,オ
フセット値A7,オフセット値A6,オフセット値A
4,オフセット値A2,及びオフセット値A1である。
これらオフセット値は、それぞれバッファI95からバ
ッファVII101の読み出し、アドレスカウンタ104
に出力される。
【0029】又、動作時間T2におけるバッファ制御部
94の読み出し制御部83は、波長制御部5から出力さ
れるクロック信号を元に、動作時間T2内の所定のデュ
アルポートメモリ読みだし時間Td内にデュアルポート
メモリ106の読み出し許可、FIFO107の読みだ
し禁止の制御信号をセレクタ108に出力し、その後、
所定のFIFO読みだし時間Tf(Tf=動作時間T−
Td)内にFIFO107の読み出し許可、デュアルポ
ートメモリ106の読みだし禁止の制御信号をセレクタ
108に出力する。これにより、セレクタ108の入力
端はFIFO107またはデュアルポートメモリ106
のどちらか一方と接続される。
【0030】動作時間T2内のデュアルポートメモリ読
みだし時間Tdにおける、バッファI95内の読み出し
アドレスカウンタ104は、バッファ制御テーブルI7
6から出力されたオフセット値A3をロードし、順次カ
ウンタをインクリメントする事によって記憶領域IIIに
かき込まれているパケットを読み出す為のアドレスを発
生し、デュアルポートメモリ106に出力する。この読
みだしアドレスによってデュアルポートメモリ106の
出力ポートからパケットが読み出され、可変波長送信部
I29に出力される。動作時間T2においては、バッフ
ァI95内の記憶領域IIIにパケットが記憶されていな
いので、可変波長送信部I29にパケットは出力されな
い。
【0031】ただし、本例においては、説明の便宜上、
Td,Tf時間においてパケットを1つだけ読み出す場
合について説明する。
【0032】動作時間T2内のFIFO読みだし時間T
f(Tf=動作時間T−Td)においては、バッファ読
みだし制御部3内の読み出し制御部83が、FIFO1
07の読み出し許可、デュアルポートメモリ106の読
みだし禁止の制御信号をセレクタ108に出力し、セレ
クタ108は、FIFO107内に記憶されたパケット
Aを可変波長送信部I29に出力する。各動作時間T内
では、時間Tf、時間Tdに関係なく各可変波長送信部
の送信波長は一定であるから、パケットAは可変波長波
長送信部I29により波長λ3の光信号に変換され、合
波器36に出射される。
【0033】各可変波長送信部II30から可変波長送信
部VII35はバッファII96からバッファVII101より
出力されたパケットを波長制御部5からの波長制御信号
を元に所定の波長の光信号に変換して合波器36に出射
する。この時出射される光信号の波長は、前述の通り、
可変波長送信部II30が波長λ5、可変波長送信部III
31が波長λ7、可変波長送信部IV32が波長λ6、可
変波長送信部V33が波長λ4、可変波長送信部VI34
が波長λ2、可変波長送信部VII35が波長λ1であ
る。この様に7個の可変波長送信部から出射される光信
号の波長は、波長制御部5の制御により異なっている
為、合波器36においてお互いに影響されることなく混
合され、全ての波長の光が、光ファイバ37に入射し、
下流に隣接するノード装置II58に伝送される。
【0034】動作時間T3においては、パケットCは分
離挿入部I15によりパケット流に挿入され、パケット
Bと同様に、バッファI95内のFIFO107に記憶
される。
【0035】動作周期T3におけるバッファからのパケ
ットの読み出し及び送信についても、以下の通りであ
る。波長制御部5のROMカウンタ84から読み出しア
ドレス値2(図8参照)が波長制御テーブルIからVII
に同時に出力される。このアドレス値によって波長制御
テーブルの内容が読み出される。可変波長送信部I29
の送信波長は、波長λ5に設定される。
【0036】動作時間T3内のデュアルポートメモリ読
みだし時間Tdにおいては、バッファI95内の読み出
しアドレスカウンタ104が、バッファ制御テーブルI
76から出力されるオフセット値A5をロードし、記憶
領域Vに書き込まれているパケットを読み出す為のアド
レスを発生し、デュアルポートメモリ106に出力す
る。この読みだしアドレスによってデュアルポートメモ
リ106の出力ポートからパケットが読み出され、可変
波長送信部I29に出力されるのであるが、動作時間T
3においては、記憶領域Vにパケットが記憶されていな
いので、可変波長送信部I29にパケットは出力されな
い。
【0037】動作時間T3内のFIFO読みだし時間T
f(Tf=動作時間T−Td)においては、読み出し制
御部83からのFIFO107の読み出し許可、デュア
ルポートメモリ106の読みだし禁止の制御信号がセレ
クタ108に出力され、セレクタ108がFIFO10
7内に記憶されたパケットBを可変波長送信部I29に
出力する。パケットBは可変波長送信部I29により波
長λ5の光信号に変換され、合波器36に出射される。
但し、動作時間T内の時間Tf、時間Tdに関係なく、
各可変波長送信部の送信波長は一定である。
【0038】動作時間T4のパケットCも、同じ様にバ
ッファI95内のFIFO107からセレクタ108に
より読み出され、可変波長送信部I29により波長λ7
の光信号として合波器36に出射される。
【0039】よって、動作時間T2においてはパケット
Aが波長λ3により、動作時間T3においてはパケット
Bが波長λ5により、動作時間T4においてはパケット
Cが波長λ7により、ノード装置I57から光ファイバ
37に出力される。出力されたパケットA、パケット
B、パケットCは、それぞれ動作時間T3、動作時間T
4、動作時間T5においてノード装置II58内の固定波
長受信部III10、固定波長受信部V12、固定波長受信
部VII14で受信されるものと仮定する。
【0040】また、各ノード装置の動作を説明するタイ
ムチャートの図は、着目している動作のみ記述している
ので、それ以外は空欄になっている。例えば、図9にお
いて、動作時間T2、T3、T4の可変波長送信部Iの
送信波長を示しているが、動作時間T1においても可変
波長送信部Iは波長λ1の光信号を送出している。
【0041】次にノード装置II58の動作を図10を用
いて説明する。動作時間T3においては、固定波長受信
部III10が波長λ3の光信号であるパケットAを受信
する。パケットAは、分離挿入部III17を通過し、バ
ッファIII97に出力される。バッファIII97内のデコ
ーダ102は、入力されたパケットAのアドレス部を読
み取り、このパケットAの送信先が隣接するノード装置
III59に接続された端末ではない為、デマルチプレク
サ105の出力先をFIFO107に設定する。パケッ
トAは、デマルチプレクサ105によりスイッチングさ
れ、バッファIII97内のFIFO107に記憶され
る。
【0042】動作時間T4における固定波長受信部V1
2は波長λ5の光信号であるパケットBを受信する。パ
ケットBは、分離挿入部V19を通過し、バッファV99
に出力される。バッファV99内のデコーダ102は、
入力されたパケットBのアドレス部を読み取る。パケッ
トBの送信先が隣接するノード装置III59に接続され
た端末ではなく、チャネル、すなわち波長を指定して出
力すべきパケットではないため、デコーダ102は、デ
マルチプレクサ105の出力先をFIFO107に設定
する。
【0043】また、動作時間T4における波長制御部5
のROMカウンタ84から出力される読み出しアドレス
値0(図8参照)により、動作時間T4における可変波
長送信部III、可変波長送信部V、可変波長送信部VIIの
送信波長は、それぞれ波長λ5、波長λ6、波長λ2に
設定される。動作時間T4内のFIFO読みだし時間T
f(Tf=動作時間T−Td)においては、読み出し制
御部83からのFIFO107の読み出し許可、デュア
ルポートメモリ106の読みだし禁止の制御信号がセレ
クタ108に出力され、セレクタ108がFIFO10
7内に記憶されたパケットAを可変波長送信部III31
に出力する。パケットAは可変波長送信部III31によ
り波長λ5の光信号に変換され、合波器36に出射され
る。
【0044】動作時間T5においては、固定波長受信部
VII14が波長λ7の光信号であるパケットCを受信
し、パケットCは、パケットBと同様にバッファVII1
01内のFIFO107に記憶される。また、パケット
Bは可変波長送信部V33により波長λ4の光信号とし
てノード装置III59に出力される。
【0045】動作時間T6においてはパケットCが可変
波長送信部VII35により波長λ3の光信号としてノー
ド装置III59に出力される。
【0046】次に、ノード装置III59の動作を、図1
8を用いて説明する。パケットA、パケットB、パケッ
トCは、それぞれ動作時間T5、動作時間T6、動作時
間T7において、ノード装置III57内の固定波長受信
部V12、固定波長受信部IV11、固定波長受信部III1
0で受信されるものと仮定する。
【0047】動作時間T5においては、固定波長受信部
V12が波長λ5の光信号であるパケットAを受信す
る。パケットAは、分離挿入部V19を通過しバッファV
99に出力される。バッファV99内のデコーダ102
は、入力されたパケットAのアドレス部を読み取る。こ
のパケットAの送信先は隣接するノード装置IV60に接
続された端末ではない為、デコーダ102はデマルチプ
レクサ105の出力先をFIFO107に設定し、パケ
ットAは、バッファV99内のFIFO107に記憶さ
れる。
【0048】動作時間T6においてパケットBは、固定
波長受信部IV11で受信され、バッファIV98内のFI
FO107に記憶される。また、動作時間T6における
波長制御部5のROMカウンタ84から出力される読み
出しアドレス値4により、動作時間T6における可変波
長送信部V33は波長λ3の光信号を送出するように制
御され、動作時間T6内のFIFO読みだし時間Tf
(Tf=動作時間T−Td)においてパケットAが、可
変波長送信部V33により波長λ3の光信号としてノー
ド装置IV60に出力される。
【0049】動作時間T7においてパケットCは、固定
波長受信部III10で受信され、バッファIII97内のF
IFO107に記憶される。また、動作時間T7におい
ては、パケットBが可変波長送信部IV32により波長λ
3の光信号としてノード装置IV60に出力され、動作時
間T8においてはパケットCが可変波長送信部III31
により波長λ3の光信号としてノード装置IV60に出力
される。
【0050】次にノード装置IV60の動作を、図19を
用いて説明する。パケットA、パケットB、パケットC
は、それぞれ動作時間T7、動作時間T8、動作時間T
9においてノード装置IV60内の固定波長受信部III1
0で受信される。
【0051】動作時間T7においては、固定波長受信部
III10が波長λ3の光信号であるパケットAを受信
し、バッファIII97に出力する。バッファIII97内の
デコーダ102は、入力されたパケットAのアドレス部
を読み取る。このパケットAの送信先は隣接するノード
装置V61に接続された端末II46であるため、デコー
ダ102はデマルチプレクサ105の出力先をデュアル
ポートメモリ106に接続し、且つ書き込みアドレスカ
ウンタ103にパケットAの所定の書き込み開始アドレ
ス値A2を出力する。これにより書き込みアドレスカウ
ンタ103は、パケットAの書き込み開始アドレス値か
らパケットを書き込むべき記憶領域の識別信号をデュア
ルポートメモリ106に出力する。パケットAがデュア
ルポートメモリ106内の記憶領域IIに記憶されたの
は、パケットAがノード装置V61に接続された端末II
46に送信されたパケットであり、端末II46はノード
装置V61内の分離挿入部II16に接続されているの
で、端末II46にパケットが到達するためには、そのパ
ケットが波長λ2の光信号に変換されてノード装置V6
1内の分離挿入部II16に接続した固定波長受信部II9
に入力しなければならないからである。デュアルポート
メモリ106内の記憶領域IIに記憶されたパケットは、
可変波長送信部の送信波長が波長λ2に制御された時に
のみ読み出されるので、パケットAは、波長λ2の光信
号に変換されてノード装置V61に出力される。
【0052】動作時間T8においては、固定波長受信部
III10が波長λ3の光信号であるパケットBを受信
し、バッファIII97に出力する。バッファIII97内の
デコーダ102は、入力されたパケットBのアドレス部
を読み取る。このパケットBの送信先は隣接するノード
装置V61に接続された端末II46でるため、パケット
Bもデュアルポートメモリ106内の記憶領域IIに記憶
される。
【0053】また、動作時間T8における波長制御部5
のROMカウンタ84は、読み出しアドレス値4を波長
制御テーブルIからVIIに同時に出力する(図8参
照)。このアドレス値によって各波長制御テーブルの内
容が出力され、波長制御テーブルIII87からは、波長
λ2に対応した制御信号が可変波長送信部III31に出
力されて、可変波長送信部III31の送信波長が波長λ
2に設定される。動作時間T8内のデュアルポートメモ
リ読みだし時間Tdにおいては、バッファ読み出し制御
部3内の読みだし制御部83からのデュアルポートメモ
リ106の読み出し許可、FIFO107の読みだし禁
止の制御信号がセレクタ108に出力され、セレクタ1
08は、デュアルポートメモリ106と可変波長送信部
III31を接続する。また各バッファ制御テーブルは、
波長制御部5のROMカウンタ84の読み出しアドレス
値4により、それぞれのデュアルポートメモリ内の読み
出しアドレス値を読みだしアドレスカウンタ104に出
力する。例えば、バッファ制御テーブルIII78は、波
長制御部5のROMカウンタ84の読み出しアドレス値
4により、記憶領域IIの先頭アドレスA2を読み出しア
ドレスカウンタ104に出力する。これにより、デュア
ルポートメモリ106は、パケットAを、可変波長送信
部III31に出力する。パケットAは可変波長送信部III
31により波長λ2の光信号に変換されて合波器36に
出射される。
【0054】次に動作時間T9におけるノード装置IV6
0の固定波長受信部III10は波長λ3の光信号である
パケットCを受信する。パケットCはデュアルポートメ
モリ106内の記憶領域IIに記憶される。
【0055】動作時間T9における可変波長送信部III
31の送信波長は、波長制御部5のROMカウンタ84
の読み出しアドレス値5(図8参照)により、波長λ1
であるから、デュアルポートメモリ内の記憶領域II70
に記憶されたパケットBを送信することができない。よ
って、動作時間T10、T11、T12、T13、T1
4における可変波長送信部III31の各送信波長が、そ
れぞれ波長λ3、波長λ5、波長λ7、波長λ6、波長
λ4である間は、デュアルポートメモリ106内の記憶
領域IIに記憶されているパケットB、パケットCは可変
波長送信部III31により波長λ2の光信号に変換され
ることはない。
【0056】動作時間T15における可変波長送信部II
I31の送信波長が波長λ2に設定されるので、デュア
ルポートメモリ内の記憶領域IIに記憶されたパケットB
は可変波長送信部III31により、波長λ2の光信号に
変換されて合波器36に出射される。そしてまた、動作
時間T16、T17、T18、T19、T20、T21
を経過した後、動作時間T22の可変波長送信部III3
1の送信波長が再び波長λ2に設定されてから、デュア
ルポートメモリ106内の記憶領域IIに記憶されたパケ
ットCが可変波長送信部III31により波長λ2の光信
号に変換されて合波器36に出射される。
【0057】次にノード装置V61の動作を、図20を
用いて説明する。パケットA、パケットB、パケットC
は、動作時間T9、動作時間T16、動作時間T23に
おいてノード装置V61内の固定波長受信部II9で受信
されたとする。
【0058】動作時間T9で受信されたパケットAは、
分離挿入部II16によりバッファII96に送られるパケ
ットと分離されて、送信先である端末II46に送信され
る。同様に動作時間T16で受信されたパケットBは、
バッファII96に送られるパケットと分離されて、送信
先である端末II46に送信される。動作時間T23で受
信されたパケットCも、同様にして送信先である端末II
46に送信される。
【0059】上述した参考例の伝送制御方法では、送信
先である受信端末が同一である複数のパケットが、その
受信端末が接続されたノード装置に出力される際に、送
信先である受信端末が分離挿入部を介して接続する固定
波長受信部の受信可能な固定波長の光信号に変換される
必要がある。もし、送信先が同一である複数のパケット
全てが、その送信先である端末が接続されたノード装置
にパケットを出力するノード装置のある1つの固定波長
受信部に入力した場合、その複数のパケットは、可変波
長送信部のある決まった送信波長の時にしか送信されな
いのである。例えば、参考例で説明したように、図19
の動作時間T7、T8、T9に受信されたパケットA、
パケットB、パケットCの内、パケットBは、可変波長
送信部IIIを制御する波長制御テーブルIIIが約1巡し、
送信波長が波長λ2に設定されるまでデュアルポートメ
モリ106の所定の記憶領域IIで待機させられ、パケッ
トCについては、可変波長送信部IIIを制御する波長制
御テーブルIIIが約2巡し、送信波長が波長λ2に設定
されるまでデュアルポートメモリ106の記憶領域IIで
待機させられるのである。すなわち、送信先である受信
端末が同一である複数のパケット全てが、その送信先で
ある端末が接続されたノード装置Aにパケットを出力す
るノード装置Bのある1つの固定波長受信部に入力した
場合、その複数のパケットがノード装置Bからノード装
置Aに出力されるまでに時間が掛かる問題点があった。
【0060】以下で説明する本発明においては、新たな
伝送制御を行い、送信先に到達するまでの間の、送信先
に到達するまでの間に最後に経由する可変波長送信部や
スイッチなどを用いたチャネル変更部と、その1つ手前
のチャネル変更部との2つのチャネル変更部を経由する
時点で、該1つ手前のチャネル変更部において、該最後
のチャネル変更部から同じチャネルで送信すべき近接し
た複数のパケットをそれぞれ異なるチャネルで送信する
ように制御する。
【0061】上記参考例に即していえば、上記参考例で
は、ノード装置内では、パケットの分離を行う分離部
が、チャネル変更部である可変波長送信部よりも前に設
けられているので、送信先の端末が接続されるノード装
置の1つ手前のノード装置に、該1つ手前のノード装置
から同じチャネル(波長など)で送信しなければならな
い複数のパケットが同じチャネルで近接して入力されな
いようにしている。具体的には、送信先に到達するまで
に、後2回可変波長送信部などのチャネル変更部を経由
する時点において、すなわち送信先が接続されるノード
装置の2つ手前のノード装置において、次のノード装
置、すなわち送信先が接続されるノード装置の1つ手前
のノード装置に、送信先が接続されるノード装置に同じ
チャネルで入力されなければいけない近接した複数のパ
ケットがそれぞれ異なるチャネルで入力されるように、
送信先が接続されるノード装置に同じチャネルで入力さ
れなければいけない近接した複数のパケットをそれぞれ
異なるチャネルで出力するようにしている。
【0062】すなわち、本願における伝送制御方法は、
複数のチャネルで信号が入力され、該複数のチャネルで
入力された信号それぞれを複数のチャネルのうちのいず
れかで出力する複数のチャネル変更部を有しており、該
複数のチャネル変更部の間で信号の伝送を行うネットワ
ークシステムにおける伝送制御方法であって以下を特徴
とする。
【0063】前記複数のチャネル変更部の内の第1のチ
ャネル変更部から前記複数のチャネルの内の指定された
同じチャネルで出力しなければならない近接した複数の
信号を、該第1のチャネル変更部に互いに異なるチャネ
ルで入力する。
【0064】特に、前記複数のチャネル変更部の内の第
1のチャネル変更部から前記複数のチャネルの内の同じ
チャネルで出力しなければならない近接した複数の信号
を、該第1のチャネル変更部に互いに異なるチャネルで
入力するために、前記第1のチャネル変更部に対して信
号を出力する第2のチャネル変更部において、前記第1
のチャネル変更部から前記複数のチャネルの内の同じチ
ャネルで出力しなければならない近接した複数の信号を
互いに異なるチャネルで出力する。
【0065】そのための方法としては、前記第2のチャ
ネル変更部において、前記複数のチャネルで入力される
信号をモニタし、所定の時間内に、前記第1のチャネル
変更部から前記複数のチャネルの内の同じチャネルで出
力しなければならない複数の信号が入力された場合に、
それら複数の信号を互いに異なるチャネルで出力する方
法や、前記第1のチャネル変更手段から前記指定された
チャネルで出力されなければいけない近接した複数の信
号は、前記第2のチャネル変更部から出力されるときの
チャネルを指定する第2のチャネル変更部のためのチャ
ネル指定情報を有しており、前記近接した複数の信号の
前記第2のチャネル変更部のためのチャネル指定情報は
互いに異なるチャネルを示しており、前記第2のチャネ
ル変更部は、前記近接した複数の信号を該第2のチャネ
ル変更部のためのチャネル指定情報に従うチャネルで出
力する方法がある。
【0066】チャネルの変更を行うためには、入力され
る複数の信号を一旦記憶しておけばよい。そのための構
成としては、前記チャネル変更部には、前記複数のチャ
ネルを伝送されてきた信号を一時記憶する記憶部を介し
て信号が入力されるものであり、該記憶部は、入力され
る信号を入力されるチャネル毎に区別して記憶し、入力
されたチャネル毎にそれぞれ別々の出力部から出力する
様にすればよい。
【0067】上記述べたように、本発明においては、チ
ャネル変更部において、チャネルを指定して出力すべき
信号とチャネルを指定せずに出力してもよい信号が存在
するため、前記記憶部は、入力される信号を、更に、該
記憶部から入力される信号を出力するチャネル変更部か
らチャネルを指定して出力する信号と、チャネルを指定
せずに出力する信号とに区別して記憶する様にすると好
適である。
【0068】また特に、チャネルを指定して出力すべき
信号を効率よく出力するために、前記記憶部は、入力さ
れる信号を、更に、該記憶部から入力される信号を出力
するチャネル変更部から該信号が出力される際のチャネ
ル毎に区別して記憶する様にすると好適である。
【0069】また前記チャネル変更部としては、入力さ
れる信号それぞれの情報からアービトレーションを行
い、それぞれを出力するチャネルを決定するようにして
もよいが、前記チャネル変更部が、前記別々の出力部か
ら入力される信号を出力できるチャネルを変更し、前記
記憶部は前記別々の出力部それぞれから、前記チャネル
変更部が前記別々の出力部それぞれからの信号を出力で
きるチャネルとして設定したチャネルで出力すべき信号
を出力するようにすると、アービトレーション制御を不
要とでき、制御の負荷を低減、及び構成の簡素化を実現
することができる。その時、信号の衝突を防ぐために
は、前記チャネル変更部は、前記別々の出力部の内の複
数の出力部が同時には互いに異なるチャネルに出力でき
るようにチャネルを変更する様にすればよく、また前記
チャネル変更部は、前記チャネルの変更を所定のパター
ンに従って行うようにすれば、チャネルの変更制御や、
記憶部からの信号の読み出し制御が容易である。
【0070】前記チャネル変更部は前記別々の出力部か
らの信号がそれぞれ入力される入力端と、前記複数のチ
ャネルに対応しそれぞれのチャネルで信号を出力する出
力端との間の接続関係を切り換える切り換え手段を有し
ており、前記チャネル変更部は該接続関係を変更し、前
記記憶部は前記別々の出力部それぞれから、前記別々の
出力部それぞれに対応する入力端が前記チャネル変更部
が設定した前記接続関係によって接続される出力端から
出力すべき信号を出力する様にした構成をとることがで
きる。この様な構成としては複数のスイッチ(セレクタ
など)を用いて接続関係を変更する構成をとることがで
きる。また同様に入力される複数のチャネルと出力する
複数のチャネルの接続関係を変更するための構成とし
て、前記チャネル変更部は前記別々の出力部からの信号
がそれぞれ入力される可変チャネル送信部を有してお
り、該可変チャネル送信部の送信チャネルを変更し、前
記記憶部は前記別々の出力部それぞれから、前記別々の
出力部それぞれに対応する前記可変チャネル送信部が前
記別々の出力部それぞれからの信号を出力できるチャネ
ルとして設定したチャネルで出力すべき信号を出力する
様にした構成をとることもできる。例えば、複数のチャ
ネルとして互いに異なる波長の光を用いている場合に
は、上記可変チャネル送信手段は可変波長送信手段とな
り、具体的には波長を制御して変更できる半導体レーザ
のような光源を用いて、その波長すなわちチャネルを変
更することになる。
【0071】またコンピュータや、映像入出力機器のよ
うな端末をこのネットワークシステムに接続するための
構成としては様々な構成を取り得る。例えば上記チャネ
ル変更部が他のチャネル変更部に接続されるチャネルだ
けでなく、他のチャネル変更部には接続されずに端末に
接続されるチャネルで信号を送出できるようにすればよ
い。また本発明の実施態様として以下に示しているよう
に、チャネル変更部から他のチャネル変更部まで伝送さ
れる間に、チャネルから信号を分離して端末などの送信
先に到達させるようにする構成もとり得る。この構成に
おいては、前記複数のチャネルの間のチャネルの乗り換
えをチャネル変更部において行い、チャネルからの信号
の分離を分離部において行う事ができるため、チャネル
乗り換えを行うネットワークシステムにおいて特に問題
となるチャネル変更部の構成が複雑になってしまう点や
制御負荷が非常に大きくなってしまうという点を改善す
ることができ特に好適である。
【0072】上記に述べてきたネットワークシステムに
おいて用いる信号としては、例えばチャネル変更部から
どのチャネルで信号を出力すればよいかを該信号が持つ
情報から判別できることが望ましい。そのためには、前
記信号が送信先のアドレス情報を有していればよい。そ
のような信号としては、アドレス情報を有するパケット
を採用し得る。ATMのセルがその一例となる。
【0073】前記アドレス情報が、前記第1のチャネル
変更部において該信号を出力すべきチャネルを示す情報
を含んでいるようにすれば、前記第1のチャネル変更
部、以下の実施態様に即していえば、送信先に到達する
までに最後に経由するチャネル変更部は該第1のチャネ
ル変更部において該信号を出力すべきチャネルを示す情
報に従って該信号を出力することができる。
【0074】本発明においては、上記チャネル変更部を
設ける構成としては様々な形態を取り得るが、以下に示
す実施態様においては、チャネル変更部を1つずつノー
ド装置内に配している。特にノード装置間の信号の形態
と、ノード装置内での信号の形態を光信号と電気信号の
ように伝送に適した形態と信号処理に適した形態とに異
ならせる場合には、信号の処理、すなわちチャネルの乗
り換えや、チャネルからの信号の分離を行うチャネル変
更部や分離部はまとめてノード装置内に設けると好適で
ある。また端末からの信号の入力もノード装置内に挿入
部を設ける事により行うことができる。
【0075】本発明における複数のチャネルを設ける構
成としては、様々な構成を取り得る。上記述べたよう
に、波長によって各チャネルを区別する構成や、各チャ
ネル毎に異なる伝送路を割り当てる構成等を採用し得
る。また符号分割によって各チャネルを区別してもよ
い。よってチャネル変更部の間のチャネルの物理的形態
としても様々なものを用いる事ができる。例えば電気信
号を伝送するテーブルや、光ファイバなどである。また
空間を伝送させることもできる。
【0076】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0077】(実施形態1)図1は、本発明によるノー
ド装置の実施形態のブロック図であり、参考例のノード
装置とバッファ内の構造とバッファ制御部内の構造が異
なる。特に、バッファ制御部内は、後述する本発明の伝
送制御方法にしたがってパケットの書き込み制御を行う
書き込み制御部が新たに設けられた。
【0078】[各ノード装置の構成]図1において、図
16と同一符号のものは同様な動作・作用をするものと
して説明を省略する。図1において、符号1は本ノード
装置の制御部であり、その内部には、バッファ制御部2
と波長制御部5を有している。バッファ制御部2は、バ
ッファに記憶されたパケットの送信先のサブ伝送路が隣
接ノード装置に接続されている場合、隣接ノード装置に
おいて送信先のサブ伝送路が接続された分離挿入部15
〜21にパケットを出力する固定波長受信部8〜14が
受信する波長と、そのパケットを送信する可変波長送信
部29〜35の送信波長が一致するまで、バッファに記
憶されたそのパケットの読みだしを行なわない様にバッ
ファの読み出しを制御するバッファ読み出し制御部3
と、後述する伝送制御方法に従ってパケットの書き込み
を制御するバッファ書き込み制御部4から構成されてい
る。波長制御部5は、後述する所定の送信波長制御テー
ブルのパターンに従って可変波長送信手段の送信波長を
制御する。
【0079】符号22〜28はバッファ手段であるとこ
ろのバッファIからバッファVIIであり、分離挿入部1
5〜21から出力されるパケットを可変波長送信部29
〜35の各送信波長に対応した記憶領域に一時記憶する
機能を有している。
【0080】[ネットワークの構成]図2は、図1に示
したノード装置を用いたネットワークシステムの構成例
であり、5つのノード装置57〜61を光ファイバ52
〜56によって接続した例を示し、パケットを含む光信
号は図上左回りに伝送される。
【0081】[バッファI〜VIIの説明]図3は、本発
明によるバッファの第1実施形態を示す、その内部構成
図である。バッファI〜バッファVIIの内部構成は全て
同一の構成である。図3において、符号62はデコーダ
であり、分離挿入部15〜21から入力されるパケット
のアドレス部を読み取り、そのパケットが送信先である
端末と接続するノード装置へ、自ノード装置の中継を含
めて2回以内の中継で到達できるか否かを判断し、その
結果により、デマルチプレクサ66の出力先を制御す
る。デコーダ62は、パケットが2回以内の中継で到達
できない場合は、デマルチプレクサ66の出力先を送信
チャネル(波長)を指定せずに出力するパケットを記憶
するためのFIFO67に設定し、パケットが2回以内
の中継で到達できる場合は、デマルチプレクサ66の出
力先を送信チャネルを指定して出力するパケットを記憶
するためのデュアルポートメモリ65に設定する。そし
てデコーダ62は、受信したパケットのアドレス値をバ
ッファ制御部2内のバッファ書き込み制御部4に出力す
る。図6に示すバッファ書き込み制御部4は、パケット
のアドレス値により後述する図15の伝送制御アルゴリ
ズムに従って、そのパケットの書き込み先である記憶領
域の書き込み開始アドレスを書き込みアドレスカウンタ
63に出力する。
【0082】また、符号63は書き込みアドレスカウン
タであり、バッファ書き込み制御部4から出力された書
き込み開始アドレス値から順次パケットを書き込むべき
アドレス領域の信号をデュアルポートメモリ65に出力
する。符号64は、読みだしアドレスカウンタであり、
バッファ制御部2内のバッファ読みだし制御部3から出
力される、オフセット値を読みだし開始アドレスとし
て、順次、パケットを読み出すべきアドレス信号をデュ
アルポートメモリ65に出力する。符号66は、デマル
チプレクサであり、入力されたパケットをデコーダ62
の指示に応じて、デュアルポートメモリ65又は、FI
FO67に出力する。
【0083】また、符号65は、パケットデータの書き
込みと、読みだしを独立に行なう為のデュアルポートメ
モリである。デュアルポートメモリ65の記憶領域は図
4のメモリマップに示す様に、送信パケットを変換すべ
き光信号の波長に対応させるように記憶領域が確保され
ている。例えば、記憶領域IVに記憶されたパケットは、
可変波長送信部の送信波長が波長λ4に制御された時に
読み出されて、波長λ4の光信号として出力される。各
記憶領域に記憶されたパケットは、各記憶領域に対応し
た波長の光信号に変換されてノード装置から出力され
る。それぞれの記憶領域の先頭アドレスは、それぞれA
1,A2,A3,A4,A5,A6,及びA7である。
【0084】また、符号67は、FIFO(First In F
irst Out)であり、入力されたパケットを一時記憶し、
入力された順番にセレクタ68に出力する。符号68は
セレクタであり、バッファ制御部2内のバッファ読み出
し制御部3からの指示により、デュアルポートメモリ6
5又はFIFO67のいずれか一方の出力を可変波長送
信部29〜35に接続する。
【0085】参考例のバッファ構造と異なるところは、
デコーダの1つの出力端が、バッファ制御部2内のバッ
ファ書き込み制御部4と接続された点と、書き込みアド
レスカウンタ63の制御信号の入力端がバッファ書き込
み制御部4と接続した点である。
【0086】[バッファ制御部の説明]図5は、バッフ
ァ制御部2内の読み出し制御を行う部分の構成図であ
る。図5において、符号76〜82は、それぞれバッフ
ァ制御テーブルIからバッファ制御テーブルVIIであ
る。各バッファ制御テーブルIからバッファ制御テーブ
ルVIIは、後述する波長制御部5のROMカウンタ84
からの読み出しアドレス値によって順次読み出され、所
定のオフセット値をバッファIからバッファVIIの読み
出しアドレスカウンタ64に出力する。これらのテーブ
ルは、リードオンリーメモリ(ROM)によって構成さ
れている。バッファ制御テーブルIからバッファ制御テ
ーブルVIIの内容は参考例と同様であり、表2に示した
ものを用いる。符号83は読み出し制御部であり、波長
制御部5から出力されるクロック信号をカウントする事
によって、デュアルポートメモリ65か、またはFIF
O67のどちらか一方のパケットを読み出す様に、制御
する読み出し制御信号をバッファIからバッファVIIに
出力する。符号3は、バッファ制御テーブルI76〜バ
ッファ制御テーブルVII82及び読み出し制御部83か
ら構成されたバッファ読み出し制御部である。
【0087】図6は、バッファ制御部2内のバッファ書
き込み制御部4である。バッファ書き込み制御部4は、
各バッファ内のデコーダ62により読み出された受信パ
ケットのアドレス情報により、後述する図15で示され
た伝送制御アルゴリズムに従って、受信した各パケット
の書き込み先である記憶領域の書き込み開始アドレス
を、書き込みアドレスカウンタ63に出力する。
【0088】[波長制御部の説明]図7は、波長制御部
5の内部構成図である。図7において、符号85から9
1は、それぞれ波長制御テーブルIから波長制御テーブ
ルVIIである。各波長制御テーブルIから波長制御テー
ブルVIIは、7ビットのROMカウンタ84から出力さ
れるアドレス値によって順次読み出され、所定の波長制
御信号を可変波長送信部の駆動部に出力する。これらの
テーブルは、リードオンリーメモリ(ROM)によって
構成されている。波長制御テーブルIから波長制御テー
ブルVIIの内容は参考例と同様であり、表1に示したも
のを用いる。符号92は、クロック発生器であり所定の
クロック信号を発生し、バッファ制御部に送ると共に、
このクロック信号を分周し、ROMカウンタに出力す
る。波長制御テーブル85〜91及びバッファ制御テー
ブル76〜83は、ROMカウンタ84によって同期し
て読み出される。これにより各チューナブルレーザダイ
オード(TLD)の送信波長は、波長λ1からλ3、λ
5、λ7、λ6、λ4、λ2、λ1の順に循環して遷移
し、そしてこの遷移 と同期する各チューナブルレーザ
ダイオード(TLD)に接続されたバッファのデュアル
ポートメモリ内の記憶領域を読み出す為のオフセット値
は、A1,A3,A5,A7,A6,A4,A2,A1
の順に循環して遷移する。従って、波長制御テーブル8
5〜91とバッファ制御テーブル76〜83に従う事に
よって、循環して遷移する可変波長送信部29〜35の
送信波長に対応した記憶領域内のパケットが、その時々
の可変波長送信部の送信波長の光信号に変換されて出力
される。
【0089】[伝送制御アルゴリズムの説明]図15
は、本発明による伝送制御方法を示した伝送制御アルゴ
リズムの第1実施形態であり、デコーダ62とバッファ
制御部2内のバッファ書き込み制御部4は、伝送制御ア
ルゴリズムに従ってバッファへのパケットの書き込み制
御を行う。
【0090】参考例で説明したノード装置内の中継動作
の問題点は、送信先が同一である複数のパケットが、そ
の送信先の端末が接続したノード装置へパケットを出力
するノード装置内のある1つの固定波長受信部で受信さ
れるために生じる。送信先が同一であり、同じ可変波長
送信部から出力される複数のパケットは、その送信先で
ある受信端末と分離挿入部を介して接続する固定波長受
信部の固定波長の光信号に変換されなければならない。
しかし、可変波長送信部は、送信波長を循環して遷移さ
せているため、送信先が同じである複数のパケットは、
その送信波長の内の一つの送信波長の時にしか出力され
ない。よって、1つの可変波長送信部において、複数の
パケットをある一つの波長の光信号に変換して送信する
場合には、その複数のパケットを全て送信するまでに波
長管理テーブルを何回か循環させる必要があり、時間が
掛かる問題点があった。
【0091】そこで、この問題の解決方法として、送信
先が同一である複数のパケットが、その受信端末が接続
したノード装置へパケットを出力するノード装置内のあ
る1つの固定波長受信部で受信されるために生じるので
あるから、その複数のパケットが、その受信端末が接続
したノード装置へパケットを出力するノード装置内のあ
る1つの固定波長受信部で受信されない様に制御する制
御方法を考えれば良いのである。この伝送制御方法とし
ては、受信端末に2回の中継動作、すなわち波長可変送
信部等のチャネル変更部をへて到達し、且つ受信端末が
同じである複数のパケットを中継する際に、異なるチャ
ネルの信号に変換させて送信させることにより、次にパ
ケットを中継するチャネル変更部には異なるチャネルで
各パケットが入力されることになる。図15は、この伝
送制御方法のアルゴリズムを示すものである。
【0092】[伝送制御方法の動作説明]以下図1、図
2、図3、図4、図5、図6、図7、表1、表2、図1
5及び、図8〜図14のタイムチャートを参照しなが
ら、このネットワークシステムの伝送制御方法について
説明する。また、図8〜図14のタイムチャート内で示
す動作時間は、各図共通である。すなわち、例えば図8
の動作時間T3と、図9の動作時間T3は同じ時間を示
している。
【0093】伝送制御方法を説明するに当たり、参考例
で説明した通信経路と同じである送信元がノード装置I
57のサブ伝送路I38に接続された端末I45であ
り、宛て先がノード装置V61のサブ伝送路II39に接
続された端末II46である場合を仮定し、本発明のパケ
ットの伝送制御方法を説明する。本発明の説明において
も3つのパケットA、パケットBとパケットCを用いて
説明する。又、異なる端末装置の同じ構成要素に対して
は、便宜上図1、図3、図4、図5、図7に示された同
一の符号を用いることとする。また、参考例と同じ伝送
制御を行う時には、その伝送制御の説明を省略する。
【0094】ノード装置I57〜ノード装置V61の各
動作時間における動作は、それぞれ図9〜図14を用い
て説明される。また、参考例と同様に、各ノード装置内
のバッファ制御テーブルと波長制御テーブルを読み出す
ためのROMカウンタ84から出力されるアドレス値
(同期信号)は、図8で示された各動作時間の値を用い
ることとする。また、図8で示されている各ノード装置
内の波長制御部5のROMカウンタ84からの読み出し
アドレス値は、各ノード装置のパケット中継動作を説明
する図の動作時間に対応した期間での値を示しており、
それ以外の期間のアドレス値は省略している。例えば、
参考例においてはノード装置II58のパケット中継動作
を、図9の動作時間T3から動作時間T7の期間で説明
しているので、図8におけるノード装置II58のアドレ
ス値も動作時間T3から動作時間T7の期間の値しか示
していない。また、各ノード装置の動作を説明するタイ
ムチャートの図は、着目している動作のみ記述している
ので、それ以外は空欄になっている。例えば、図9にお
いて、動作時間T2、T3、T4の可変波長送信部Iの
送信波長を示しており、動作時間T1における送信波長
は示していないが、表1から明らかなように、動作時間
T1においては可変波長送信部Iは波長λ1の光信号を
送出している。
【0095】[ノード装置I57の動作]以下、図9を
用いてノード装置I57の通信動作について説明する。
動作時間T1の始りにおいて、送信元であるノード装置
I57のサブ伝送路I38に接続された端末I45が、
送信先であるノード装置V61のサブ伝送路II39に接
続された端末II46のアドレスを送信データに付加し、
サブ伝送路I38を介してノード装置I57の分離挿入
部I15にアドレスと送信データを含むパケットAを出
力したと仮定する。
【0096】動作時間T1におけるパケットAは、分離
挿入部I15により、固定波長受信部I8で受信された
パケット流の切れ目に挿入されて、バッファI22に出
力される。動作時間T1におけるバッファI22内のデ
コーダ62は、入力されたパケットAのアドレス部を読
み取り、図15に示された伝送制御アルゴリズムに従っ
てデマルチプレクサ66を制御する。このパケットAの
送信先はノード装置V61に接続された端末であり、こ
のパケットがノード装置V61に到達するためには、自
ノード装置I57の波長可変送信部での中継を含めて4
回の中継、すなわちあと4回チャネル変更部を経由する
ことを必要とする。よって、ここでは送出チャネル(波
長)を指定して送信する必要はないので、デコーダ62
は、デマルチプレクサ66の出力先をFIFO67に設
定し、パケットAはFIFO67に書き込まれる。
【0097】動作時間T2におけるパケットBは、分離
挿入部I15によりパケット流の切れ目に挿入されて、
バッファI22に出力される。バッファI22内のデコ
ーダ62は、入力されたパケットBのアドレス部を読み
取り、図15に示された伝送制御アルゴリズムに従って
デマルチプレクサ66を制御する。このパケットBの送
信先もノード装置V61に接続された端末であり、この
パケットがノード装置V61に到達するためには、自ノ
ード装置I57の中継を含めて4回の中継を必要とす
る。よってデコーダ62は、デマルチプレクサ66の出
力先をFIFO67に設定し、パケットBはFIFO6
7に書き込まれる。
【0098】動作周期T2における可変波長送信部の送
信波長制御とバッファからのパケット読み出し制御につ
いて説明する。波長制御部5のROMカウンタ84から
読み出しアドレス値1が波長制御テーブルIからVIIに
同時に出力される。このアドレス値によって波長制御テ
ーブルの内容が読み出される。このとき読み出される内
容は、前述表1に示した通り、波長制御テーブルIから
は、波長λ3に対応した制御信号であり、以下波長制御
テーブルII、波長制御テーブルIII、波長制御テーブルI
V、波長制御テーブルV、波長制御テーブルVI、及び波長
制御テーブルVIIは、それぞれ波長λ5、波長λ7、波
長λ6、波長λ4、波長λ2、及び波長λ1に対応した
制御信号である。これら制御信号は、それぞれ可変波長
送信部I29から可変波長送信部VII35に出力され
る。各可変波長送信部は、その制御信号に従って所定の
波長の光信号を送出する。
【0099】また、波長制御部5のROMカウンタ84
からの読み出しアドレス値1は、バッファ制御部2のバ
ッファ読み出し制御部3にも出力される。このアドレス
値によってバッファ制御テーブルIからVIIの内容が読
み出される。このとき読み出される内容は、前述の表2
に示した通り、バッファ制御テーブルIからは、記憶領
域IIIに対応したオフセット値A3であり、以下バッフ
ァ制御テーブルII、バッファ制御テーブルIII、バッフ
ァ制御テーブルIV、バッファ制御テーブルV、バッファ
制御テーブルVI、及びバッファ制御テーブルVIIは、そ
れぞれ記憶領域V、記憶領域VII、記憶領域VI、記憶領域
IV、記憶領域II、及び記憶領域Iに対応したオフセット
値A5,オフセット値A7,オフセット値A6,オフセ
ット値A4,オフセット値A2,及びオフセット値A1
である。これらオフセット値は、それぞれバッファI2
2からバッファVII28の読み出しアドレスカウンタ6
4に出力される。又、バッファ制御部2の読み出し制御
部83は、波長制御部5から出力されるクロック信号を
元に、動作時間T2内の所定のデュアルポートメモリ読
みだし時間Td内にデュアルポートメモリ65の読み出
し許可、FIFO67の読みだし禁止の制御信号をセレ
クタ68に出力し、その後FIFO読みだし時間Tf
(Tf=動作時間T−Td)内にFIFO67の読み出
し許可、デュアルポートメモリ65の読みだし禁止の制
御信号をセレクタ68に出力する。
【0100】動作時間T2内のデュアルポートメモリ6
5読みだし時間TdにおけるバッファI22内の読み出
しアドレスカウンタ64は、バッファ制御テーブルI7
6から出力されたオフセット値A3をロードし、記憶領
域IIIにかき込まれているパケットを読み出す為のアド
レスを発生し、デュアルポートメモリ65に出力する。
この読みだしアドレスによってデュアルポートメモリ6
5の出力ポートからパケットが読み出され、可変波長送
信部Iに出力される。動作時間T2においては、バッフ
ァI22内の記憶領域IIIにパケットが記憶されていな
いので、可変波長送信部にパケットは出力されない。
【0101】動作時間T2内のFIFO67読みだし時
間Tf(Tf=動作時間T−Td)においては、バッフ
ァ制御部2内の読み出し制御部83が、FIFO67の
読み出し許可、デュアルポートメモリ65の読みだし禁
止の制御信号をセレクタ68に出力し、セレクタ68が
FIFO67内に記憶されたパケットAを可変波長送信
部I29に出力する。動作時間T2における可変波長送
信部I29の送信波長は、読み出しアドレス値1により
波長λ3に設定され、パケットAは可変波長送信部I2
9により波長λ3の光信号に変換され、合波器36に出
射される。但し、動作時間T内の時間Tf、時間Tdに
関係なく、各可変波長送信部の送信波長は一定である。
各可変波長送信部II30から可変波長送信部VII35は
バッファII23からバッファVII28より出力されるパ
ケットを、波長制御部から出力された波長制御信号を元
に所定の波長の光信号に変換して合波器36に出射す
る。
【0102】この時出射される光信号の波長は、前述の
通り、可変波長送信部II30が 波長λ5、可変波長送
信部III31が波長λ7、可変波長送信部IV32が波長
λ6、可変波長送信部V33が波長λ4、可変波長送信
部VI34が波長λ2、可変波長送信部VII35が波長λ
1である。この様に7個の可変波長送信部から出射され
る光信号の波長は、波長制御部5の制御により異なって
いる為、合波器36においてお互いに影響されることな
く混合され、全ての波長の光が、光ファイバ37に入射
し、下流に隣接するノード装置II58に伝送される。
【0103】動作時間T3におけるパケットCは、分離
挿入部I15によりパケット流の切れ目に挿入されて、
バッファI22に出力される。このパケットCの送信先
もノード装置V61に接続された端末であり、このパケ
ットがノード装置V61に到達するためには、自ノード
装置I57の中継を含めて4回の中継を必要とするた
め、デコーダ62は、デマルチプレクサ66の出力先を
FIFO67に設定し、パケットCはFIFO67に書
き込まれる。
【0104】動作周期T3におけるバッファからのパケ
ットBの読み出し及び送信についても、上述した通り、
波長制御部5のROMカウンタ84から読み出しアドレ
ス値として2が波長制御テーブルIからVIIに同時に入
力される。このアドレス値によって波長制御テーブルの
内容が読み出される。波長制御テーブルIから読み出さ
れる内容は、波長λ5に対応した制御信号であり、可変
波長送信部I29に出力される。動作時間T3内のデュ
アルポートメモリ65読みだし時間Tdにおいては、記
憶領域Vにパケットが記憶されていないので、可変波長
送信部へパケットは出力されない。動作時間T3内のF
IFO67読みだし時間Tf(Tf=動作時間T−T
d)においては、バッファ制御部2内の読み出し制御部
83からFIFO67の読み出し許可、デュアルポート
メモリの読みだし禁止の制御信号がセレクタ68に出力
され、セレクタ68はFIFO67内に記憶されたパケ
ットBを可変波長送信部I29に出力する。動作時間T
3における可変波長送信部I29の送信波長は、読み出
しアドレス値2により波長λ5に設定され、パケットB
は可変波長送信部I29により波長λ5の光信号に変換
され、合波器36に出射される。
【0105】動作時間T4のパケットCも、同じ様にバ
ッファI内のFIFO67からセレクタ68により読み
出され、可変波長送信部I29により波長λ7の光信号
として合波器36に出射される。
【0106】よって、動作時間T2においてはパケット
Aが、動作時間T3においてはパケットBが、動作時間
T4においてはパケットCがノード装置I57から光フ
ァイバ37に出力される。
【0107】出力されたパケットA、パケットB、パケ
ットCは、それぞれ動作時間T3、動作時間T4、動作
時間T5においてノード装置II58内の固定波長受信部
III10、固定波長受信部V12、固定波長受信部VII1
4で受信されるとする。
【0108】[ノード装置II58の動作]次にノード装
置II58の動作を図10を用いて説明する。動作時間T
3においては、固定波長受信部III10が波長λ3の光
信号であるパケットAを受信し、バッファIII24に出
力する。バッファIII24内のデコーダ62は、入力さ
れたパケットAのアドレス部を読み取り、図15に示さ
れた伝送制御アルゴリズムに従ってデマルチプレクサ6
6を制御する。このパケットAの送信先はノード装置V
61に接続された端末であり、このパケットがノード装
置V61に到達するためには、自ノード装置II58の中
継を含めて3回の中継を必要とする。よってデコーダ6
2は、デマルチプレクサ66の出力先をFIFO67に
設定し、パケットAはFIFO67に書き込まれる。
【0109】動作時間4の固定波長受信部V12は波長
λ5の光信号であるパケットBを受信し、バッファV2
6に出力する。バッファV26内のデコーダ62は、パ
ケットAと同様にデマルチプレクサ66の出力先をFI
FO67に設定する。これによりパケットBはFIFO
67に書き込まれる。
【0110】また、動作時間T4における波長制御部5
のROMカウンタ84からの読み出しアドレス値0によ
って可変波長送信部III、可変波長送信部V、可変波長送
信部VIIの送信波長は、それぞれ波長λ5、波長λ6、
波長λ2に制御される。よってパケットAは、動作時間
T4内のFIFO67読みだし時間Tf(Tf=動作時
間T−Td)において可変波長送信部III31により波
長λ5の光信号としてノード装置III59に出力され
る。
【0111】動作時間T5においては、固定波長受信部
VII14が波長λ7の光信号であるパケットCを受信す
る。また、パケットBが可変波長送信部V33により波
長λ4の光信号としてノード装置III59に出力され
る。
【0112】動作時間T6においてはパケットCは可変
波長送信部VII35により波長λ3の光信号としてノー
ド装置III59に出力される。
【0113】[ノード装置III59の動作]次にノード
装置III59の動作を図11を用いて説明する。ノード
装置III59に入力されたパケットA,B,Cは、送信
先に到達するまでにあと2回チャネル変更部を経由する
パケットであり、このノード装置における制御は、本発
明の特徴が最も顕著に現れるところである。の動作パケ
ットA、パケットB、パケットCは、それぞれ動作時間
T5、動作時間T6、動作時間T7においてノード装置
III59内の固定波長受信部V12、固定波長受信部IV1
1、固定波長受信部III10で受信されると仮定する。
【0114】動作時間T5においては、固定波長受信部
V12が波長λ5の光信号であるパケットAを受信し、
バッファV26に出力する。バッファV26内のデコーダ
62は、入力されたパケットAのアドレス部を読み取
り、図15に示した伝送制御アルゴリズムに従ってデマ
ルチプレクサ66を制御し、そしてバッファ制御部2内
のバッファ書き込み制御部4に読み込んだパケットのア
ドレス値を出力する。パケットAの送信先はノード装置
V61に接続された端末であり、このパケットがノード
装置V61に到達するためには、自ノード装置III59の
中継を含めて2回の中継を必要とする。よって、チャネ
ル変更部である可変波長送信部から送出する際に、チャ
ネルを指定して出力する可能性があるので、デコーダ6
2は、デマルチプレクサ66の出力先をチャネルを指定
して出力するパケットを記憶するデュアルポートメモリ
65に設定し、バッファ書き込み制御部4にパケットA
のアドレスを出力する。
【0115】バッファ書き込み制御部4は、図15に示
した伝送制御アルゴリズムに従い、パケットAの送信先
である端末と同じ端末に送信されたパケットが、現時点
からT時間前までに受信されたかどうかを判断する。今
回は受信されていないと仮定し、バッファ書き込み制御
部4はバッファV26内の任意の記憶領域、ここでは記
憶領域IIIの書き込み開始アドレス値A3を書き込みア
ドレスカウンタ63に出力する。これによりパケットA
は、バッファV26内のデュアルポートメモリ65の記
憶領域IIIに記憶される。ここでの時間Tとは、動作時
間単位×可変可能な波長数(T=Tn×7)である。た
だし、この時間Tの設定は、ネットワークシステムの仕
様に関係するものであり、これに限ったものではない。
【0116】動作時間T6においては、固定波長受信部
IV11が波長λ4の光信号であるパケットBを受信し、
バッファIV25に出力する。バッファIV25内のデコー
ダ62は、入力されたパケットBのアドレス部を読み取
り、図15で示した伝送制御アルゴリズムに従ってデマ
ルチプレクサ66を制御し、そしてバッファ制御部2内
のバッファ書き込み制御部4にパケットBのアドレス値
を出力する。パケットBの送信先はノード装置V61に
接続された端末であり、このパケットがノード装置V6
1に到達するためには、自ノード装置III59の中継を
含めて2回の中継を必要とする。よって、可変波長送信
部から送出する際に、チャネルを指定して送信する可能
性があるため、デコーダ62は、デマルチプレクサ66
の出力先をデュアルポートメモリ65に設定する。ま
た、バッファ書き込み制御部4は、パケットBの送信先
である端末と同じ端末に送信されたパケットAが、動作
時間単位で1つ前に、すなわち時間T以内に、受信され
ていることから、図15で示された伝送制御アルゴリズ
ムに従って、バッファIV25内の記憶領域III以外の任
意の記憶領域、ここでは記憶領域Vを指定して、記憶領
域Vの書き込み開始アドレス値A5を書き込みアドレス
カウンタ63に出力する。
【0117】また、動作時間T6における波長制御部5
のROMカウンタ84は読み出しアドレス値4を波長制
御テーブルI85から波長制御テーブルVII91に出力
する(図8参照)。これにより可変波長送信部V33の
送信波長が波長λ3に設定される(表1参照)。動作時
間T6内のデュアルポートメモリ読みだし時間Tdにお
いては、バッファ読みだし制御部3内の読みだし制御部
83から、デュアルポートメモリの読み出し許可、FI
FOの読みだし禁止の制御信号がセレクタ68に出力さ
れる。各バッファ制御テーブルは、波長制御部5のRO
Mカウンタ84からの読み出しアドレス値4により、そ
れぞれのデュアルポートメモ リ内のどの記憶領域から
パケットを読み出すのかを指定する制御信号を読みだし
アドレスカウンタ64に出力する。例えば、バッファ制
御テーブルV80は、パケットAが記憶された記憶領域I
IIの先頭アドレスA3を読み出しアドレスカウンタ64
に出力する。これにより、パケットAは、セレクタ68
を通過して可変波長送信部V33に出力され、波長λ3
の光信号に変換されて合波器36に出射される。また、
動作時間T6における可変波長送信部IV32、可変波長
送信部III31の送信波長は、それぞれ波長λ1、波長
λ2の光信号ということになる。
【0118】動作時間T7においては、固定波長受信部
III10がパケットCを受信し、バッファIII24内のデ
コーダ62は、入力されたパケットCのアドレス部を読
み取り、図15に示された伝送制御アルゴリズムに従っ
てデマルチプレクサ66の出力先をデュアルポートメモ
リ65に設定してバッファ書き込み制御部4にパケット
Cのアドレス値を出力する。バッファ書き込み制御部4
は、パケットA、パケットBが、それぞれ動作時間単位
で1つ前と2つ前に、すなわち時間T以内に、受信され
ていることから伝送制御アルゴリズムに従って、バッフ
ァIII24内の記憶領域III及び記憶領域V以外の任意の
記憶領域、ここでは記憶領域VIIを指定し、記憶領域VII
の書き込み開始アドレス値A7を書き込みアドレスカウ
ンタ63に出力する。
【0119】次に、動作時間T8における波長制御部5
のROMカウンタ84は読み出しアドレス値6を波長制
御テーブルI85から波長制御テーブルVII91に出力
する(図8参照)。波長制御テーブルIV88からは、波
長λ5に対応した制御信号が可変波長送信部IV32に出
力され、可変波長送信部IV32の送信波長が波長λ5に
設定される(表1参照)。これに同期して、読み出し制
御部83は、動作時間T10内のデュアルポートメモリ
読みだし時間Tdに、デュアルポートメモリの読み出し
許可、FIFOの読みだし禁止の制御信号をセレクタ6
8に出力する。この制御信号によりセレクタ68は、デ
ュアルポートメモリ65と可変波長送信部IV32を接続
する。また、各バッファ制御テーブルは、波長制御部5
のROMカウンタ84から出力される読み出しアドレス
値6により、デュアルポートメモリ内のどの記憶領域か
らパケットを読み出すのかを指定する制御信号を読みだ
しアドレスカウンタ64に出力する。例えば、バッファ
制御テーブルIV79は、表2により記憶領域Vの先頭ア
ドレスA5を読み出しアドレスカウンタ64に出力す
る。これにより、デュアルポートメモリ65内の記憶領
域Vに記憶されているパケットBは、セレクタ68を通
過し、可変波長送信部IV32により波長λ5の光信号に
変換されて合波器36に出射される。動作時間T10に
おいてはパケットCが可変波長送信部III31により波
長λ7の光信号としてノード装置IV60に出力される。
【0120】[ノード装置IV60の動作]次にノード装
置IV60の動作を図12、図13を用いて説明する。パ
ケットA、パケットB、パケットCは、それぞれ動作時
間T7、動作時間T9、動作時間T11においてノード
装置IV60内の固定波長受信部III10、固定波長受信
部V12、固定波長受信部VII14で受信されると仮定す
る。
【0121】動作時間T7においては、固定波長受信部
III10が波長λ3の光信号であるパケットAを受信
し、バッファIII24に出力する。バッファIII24内の
デコーダ62は、入力されたパケットAのアドレス部を
読み取る。このパケットAの送信先は隣接するノード装
置V61に接続された端末II46であるため、可変波長
送信部からチャネルを指定して送信する必要があり、デ
コーダ62がデマルチプレクサ66の出力先をデュアル
ポートメモリ65になるように制御し、バッファ書き込
み制御部4にパケットAのアドレス値を出力する。バッ
ファ書き込み制御部4は、図15に示された伝送制御ア
ルゴリズムに従って、書き込みアドレスカウンタ63に
パケットAの所定の書き込み開始アドレス値A2を出力
する。これにより書き込みアドレスカウンタ103は、
パケットAの書き込み開始アドレス値から順次パケット
を書き込むべき記憶領域の識別信号をデュアルポートメ
モリ106に出力する。これによりパケットAは、記憶
領域IIに書き込まれる。
【0122】動作時間T8における波長制御部5のRO
Mカウンタ84は、読み出しアドレス値4を波長制御テ
ーブルIからVIIに同時に出力する。このアドレス値に
よって各波長制御テーブルの内容が出力され、波長制御
テーブルIII87からは、波長λ2に対応した制御信号
が可変波長送信部III31に出力されて、可変波長送信
部III31の送信波長が波長λ2に設定される。これに
同期して、動作時間T8内のデュアルポートメモリ読み
だし時間Tdに、バッファ読みだし制御部3内の読みだ
し制御部83は、デュアルポートメモリの読み出し許
可、FIFOの読みだし禁止の制御信号をセレクタ68
に出力し、セレクタ68はデュアルポートメモリ65と
可変波長送信部III31を接続する。また、バッファ制
御テーブルIII78は、波長制御部5のROMカウンタ
84からの読み出しアドレス値4により、記憶領域の先
頭アドレスA2を読み出しアドレスカウンタ64に出力
する。これにより、デュアルポートメモリ65内の記憶
領域IIに記憶されていたパケットAは、セレクタ68を
通過して可変波長送信部III31に出力され、波長λ2
の光信号に変換されて合波器36に出射される。
【0123】動作時間T9においては、固定波長受信部
V12が波長λ5の光信号であるパケットBを受信し、
バッファV26に出力する。バッファV26内のデコーダ
62は、入力されたパケットBのアドレス部を読み取
り、パケットAと同様に、デマルチプレクサ66の出力
端をデュアルポートメモリ65に設定する。次にバッフ
ァ書き込み制御部4が、書き込みアドレスカウンタ63
にパケットBの所定の書き込み開始アドレス値A2を出
力する。これによりパケットBは、デュアルポートメモ
リ65内の記憶領域IIへ記憶される。
【0124】動作時間T11においては、パケットA、
パケットBと同様に、パケットCがデュアルポートメモ
リ65内の記憶領域IIに記憶される。
【0125】パケットB、パケットCは、各パケットが
記憶されているバッファと接続する可変波長送信部の送
信波長が波長λ2に設定された時に、記憶領域IIから読
み出されて送信される。よって、図12、図13からも
分かるように、パケットBは、動作時間T13で送信さ
れ、パケットCは動作時間T18で送信される。
【0126】[ノード装置V61の動作]次にノード装
置V61の動作を図14を用いて説明する。パケット
A、パケットB、パケットCは、動作時間T9、動作時
間T14、動作時間T19においてノード装置V61内
の固定波長受信部II9で受信されたと仮定する。
【0127】動作時間T9で受信されたパケットAは、
分離挿入部II16でバッファII23に出力されるパケッ
トと分離され、送信先である端末II46に送信される。
同じ様に動作時間T14で受信されたパケットBは、分
離挿入部II16でバッファII23に送られるパケットと
分離され、端末II46に送信される。動作時間T19で
受信されたパケットCも、同様に端末II46に送信され
る。
【0128】このように本発明である伝送制御方法を用
いれば、ノード装置でのバッファ内の待機時間が長くな
る問題点を解決でき、伝送遅延の低減を可能にする。
【0129】上記実施形態においては、図15に示した
伝送制御方法のアルゴリズムに従って、伝送される複数
のパケットの送信先が隣接ノード装置の場合には勿論参
考例の如く、自ノード装置内のバッファへのパケットの
書き込みを制御するが、加えてその隣接ノード装置に隣
接する次のノード装置宛の場合には、送信先の端末が同
一である複数のパケットが、隣接ノード装置に同じチャ
ネルで入力されないように、パケットの書き込みを制御
することとしたので、送信先のノード装置は複数のパケ
ットを短時間で受信することができる。
【0130】以上、実施形態1で述べてきた構成におい
ては、あるノード装置に同一のチャネルで入力されるべ
き複数のパケット(具体的には、同一の送信先の複数の
パケット)が、送信先に到達するまでに後1回、波長可
変送信部などのチャネル変更部を通過する際に、同じチ
ャネルで該最後のチャネル変更部に入力されないように
するために、後2回チャネル変更部を経由した後送信先
に到達する時点において、所定の時間内に同一の宛先の
パケットが入力されたか否かをモニターし、入力されて
いるときには、それら複数のパケットを互いに異なるチ
ャネルで送信するべく制御した。
【0131】宛先に到達するまでの最後のチャネル変更
部に、同じチャネルで入力されないように制御する方法
としては上記以外にも様々考えられる。以下の実施形態
2では、送信する側(必ずしも送信する端末とは限らな
い)において同じ宛先に複数のパケットを送信する際
に、それらに最後のチャネル変更部の1つ手前のチャネ
ル変更部において参照すべき送信チャネル情報を付与す
る構成を示す。
【0132】(実施形態2)図21は、本発明によるパ
ケットヘッダ部の構造図である。パケット2101は、
送信先である受信する端末装置のアドレスを示すコード
と、その受信する端末装置が受信できる固定波長受信部
が受信する波長を示すコードとを有するヘッダ部と、そ
の端末装置宛に送信する転送データとを含み、一般にパ
ケット長は、例えばATM−LANの場合には5バイト
のヘッダ部と48バイトの固定長データの計53バイト
のセルを単位にとして転送する。各ノード装置は、受信
したパケットの宛て先をヘッダ部から読み取り、その宛
て先と自ノード装置との位置関係により、その受信した
パケットをヘッダ部の送信波長の光信号に変換すべきか
どうかを判断する。判断した結果、自ノード装置内でヘ
ッダ部の波長情報の光信号に変換すべき場合には、その
波長の光信号に受信パケットを変換する。ノード装置内
の詳しい動作手順については後述する。
【0133】本実施形態では、受信パケットの送信先で
ある受信端末が接続するノード装置が、自ノード装置の
2つ下流に位置するノード装置である場合に、自ノード
装置がその受信パケットのヘッダ部に書き込まれている
送信波長の光信号にそのパケットを変換するので、ヘッ
ダ部に書き込まれた波長の光信号にそのパケットを変換
すべきノード装置が自ノード装置であるかどうかを判断
するためには、そのパケットの送信先である受信端末の
アドレス情報と自ノード装置より2つ下流に位置するノ
ード装置に接続する端末のアドレス情報だけが各ノード
装置に必要となる。よって、各ノード装置内は、1つ下
流のノード装置に接続した端末のアドレスばかりでな
く、2つ下流に位置するノード装置に接続した端末のア
ドレス情報を確保しているので、本実施形態ではパケッ
トのヘッダ部に所望の波長の光信号に変換させるノード
装置の識別子の書き込み部分は設けられていない。
【0134】図22は、ノード装置の構成図であり、参
考例のノード装置とバッファ内の構成が異なる。以下で
は、特に説明しない限り、同じ名称の構成要素は、参考
例と実施形態1と同等の機能を有しており、同様の働き
をするものである。図22において、参考例で説明した
同じ機能を持つ部分のうちいくつかについては、重複す
るので説明を省略する。符号93は本ノード装置の制御
部であり、その内部には、バッファ読み出し制御部3と
波長制御部5を有している。バッファ読み出し制御部3
は、バッファに記憶されたパケットの送信先のサブ伝送
路が、隣接ノード装置に接続されている場合、隣接ノー
ドにおいて送信先のサブ伝送路が接続された分離挿入部
にパケットを出力する固定波長受信部が受信する波長
と、そのパケットを送信する可変波長送信部の送信波長
が一致するまで、バッファに記憶されたそのパケットの
読みだしを行なわない様にバッファの読み出しを制御す
る。波長制御部5は、後述する所定の送信波長制御テー
ブルのパターンに従って可変波長送信手段の送信波長を
制御する。
【0135】また、符号22〜28は、バッファ手段で
あるところのバッファIからバッファVIIであり、分離
挿入部15〜21から出力されるパケットを可変波長送
信部29〜35の各送信波長に対応した記憶領域に一時
記憶する機能を有している。また、本実施形態のネット
ワークシステムの構成は、図2で説明したものとほぼ同
様である。
【0136】図23は、本発明によるバッファの第2実
施形態であり、その内部構成図である。バッファI〜バ
ッファVIIの内部構成は全て同一の構成である。図23
において、符号2301はデコーダであり、入力される
パケットのアドレス部を読み取り、そのパケットが、送
信先である端末と接続するノード装置へ、自ノード装置
の中継を含めて何回の中継で到達できるかを解析し、そ
の結果によりデマルチプレクサ2305と波長デコーダ
2302と書き込みアドレスカウンタ2303を制御す
る。
【0137】デコーダ2301は、パケットが2回以内
の中継で目的のノード装置に到達できない場合は、デマ
ルチプレクサ2305の出力先をFIFO2307に設
定し、パケットが2回の中継で到達できる場合は、デマ
ルチプレクサ2305の出力先をデュアルポートメモリ
2306に設定し、且つ波長デコーダ2302へパケッ
トのヘッダ部に記されている送信波長の読み出し命令を
出力し、また、自ノード装置の出力先が、受信パケット
の送信先である端末が接続するノード装置である場合
は、デマルチプレクサ2305の出力先をデュアルポー
トメモリ2306に設定し、且つ書き込みアドレスカウ
ンタ2303にパケットの書き込み先である記憶領域の
書き込み開始アドレスを出力する。
【0138】また、波長デコーダ2302は、デコーダ
2301からのヘッダ部の送信波長の読み出し命令を受
信すると、ヘッダ部の送信波長情報を読み出し、その送
信波長に対応する記憶領域の書き込み開始アドレスを書
き込みアドレスカウンタ2303に出力する。
【0139】さらに、符号2303は書き込みアドレス
カウンタであり、デコーダ2301または、波長デコー
ダ2302のどちらか一方から出力された書き込み開始
アドレス値に従い、順次パケットを書き込むべきアドレ
ス領域の識別信号をデュアルポートメモリ2306に出
力する。符号2304は、読み出しアドレスカウンタで
あり、バッファ制御部2302内の対応するバッファ制
御テーブルから出力されるオフセット値を、読みだし開
始アドレスとして、順次、パケットを読み出すべきアド
レス信号をデュアルポートメモリ2306に出力する。
符号2305は、デマルチプレクサであり、入力された
パケットをデコーダ2301の指示に応じて、デュアル
ポートメモリ2306又は、FIFO2307に出力す
る。
【0140】符号2306は、パケットデータの書き込
みと、読み出しを独立に行なう為のデュアルポートメモ
リである。デュアルポートメモリ2306の記憶領域
は、図4のメモリマップに示す様に、送信パケットを変
換すべき光信号の波長に対応させるように記憶領域が確
保されている。例えば、記憶領域IVに記憶されたパケッ
トは、可変波長送信部の送信波長が波長λ4に制御され
た時に読み出されて、波長λ4の光信号として出力され
る。各記憶領域に記憶されたパケットは、各記憶領域に
対応した波長の光信号に変換されてノード装置から出力
される。それぞれの記憶領域の先頭アドレスは、それぞ
れA1,A2,A3,A4,A5,A6,及びA7であ
る。また、符号2307は、FIFO(First In First
Out)であり、入力されたパケットを一時記憶し、入力
された順番にセレクタ2308に出力する。
【0141】また、符号2308はセレクタであり、バ
ッファ読み出し制御部3からの指示により、デュアルポ
ートメモリ2306又はFIFO2307のいずれか一
方の出力を可変波長送信部に接続する。参考例のバッフ
ァ構成と異なるところは、波長デコーダ2302が設け
られ、デコーダ2301または波長デコーダ2302の
書き込み開始アドレスによってデュアルポートメモリ2
306内の所定の記憶領域に受信パケットが記憶される
ところにある。
【0142】本実施形態では、先ず送信端末が、可変波
長数分の送信パケット毎に、そのパケットのヘッダ部へ
互いに異なる波長情報を書き込む。そのパケットを受信
する各ノード装置は、そのパケットの送信先の端末のア
ドレスから、自ノード装置でその受信パケットをヘッダ
部に示された送信波長の光信号に変換するかどうかを判
断し、変換する場合には、そのパケットをヘッダ部の波
長の光信号に変換する。受信パケットのヘッダ部に記さ
れた波長の光信号にそのパケットを変換するノード装置
は、そのパケットの送信先である受信端末が接続するノ
ード装置の2つ上流に位置するノード装置である。1つ
上流のノード装置では、送信先のアドレス情報に従う波
長で送出する点は、参考例及び第1実施形態と同様であ
る。
【0143】この伝送制御方法により、ある端末から送
出された可変波長数分毎のパケットは、その送信先であ
る受信端末が接続するノード装置の1つ上流に位置する
ノード装置内のある一つの固定波長受信部で受信され捕
捉される確率が小さくなり、パケットの伝送遅延を低減
することが可能になる。
【0144】表3は、ノード装置II58で保管され、ノ
ード装置II58より1つ下流に位置するノード装置III
59に接続している端末のアドレス情報と、2つ下流に
位置するノード装置IV60に接続している端末のアドレ
ス情報が記載されたアドレス情報である。
【0145】
【表3】 ノード装置II58は、受信したパケットの送信先である
受信端末のアドレスと表3のアドレス情報を照合して、
その受信パケットのヘッダ部に書き込まれた波長の光信
号にそのパケットを変換するかどうかを判断する。受信
パケットのヘッダ部の送信波長欄に書き込まれた波長の
光信号にそのパケットを変換する条件は、受信パケット
の送信先である受信端末が、自ノード装置より2つ下流
に位置するノード装置に接続している場合であり、表3
では、受信パケットが端末da、端末db、端末dc、
端末dd、端末de、端末df、端末dgに送信された
ものである場合に、ヘッダ部に書き込まれた波長の光信
号にそのパケットを変換する。
【0146】また、表4、表5は、それぞれ端末III5
9、端末IV60に保管されているアドレス情報である。
【0147】
【表4】
【0148】
【表5】 以下、図21、図22、図2、図23、図4、図5、図
7、図8、表1、表2、表3、表4、表5及び、図9〜
図14のタイムチャートを参照しながら、このネットワ
ークシステムの伝送制御方法について説明する。また、
図8〜図14のタイムチャート内で示す動作時間は、各
図共通である。すなわち、図8の動作時間T3と、図9
の動作時間T3は同じ時間を示している。また、表1と
表2とは参考例で説明したものと同様である。
【0149】[伝送制御方法の例示条件]伝送制御方法
を説明するに当たり、参考例及び第1実施形態で説明し
た通信経路と同じである送信元がノード装置I57のサ
ブ伝送路I38に接続された端末I45(端末aa)で
あり、送信宛て先がノード装置V61のサブ伝送路II3
9に接続された端末II46(端末eb)である場合を仮
定し、本発明のパケットの伝送制御方法を説明する。本
発明の説明においても3つのパケットA、パケットBと
パケットCを用いて説明する。又、異なる端末装置の同
じ構成要素に対しては、便宜上同一の符号を用いること
とする。また、参考例と同じ伝送制御を行う時には、そ
の伝送制御の説明を省略する。
【0150】ノード装置I57〜ノード装置V61の各
動作時間における動作は、それぞれ第1実施形態の説明
で用いた図9〜図14を用いて説明され得る。また、第
1実施形態と同様に、各ノード装置内のバッファ制御テ
ーブルと波長制御テーブルを読み出すためのROMカウ
ンタ702から出力されるアドレス値(同期信号)は、
図8で示された各動作時間の値を用いることとする。ま
た、図8で示されている各ノード装置内の波長制御部2
03のROMカウンタ702からの読み出しアドレス値
は、各ノード装置のパケット中継動作を説明する図の動
作期間に対応した値を示しており、それ以外の期間のア
ドレス値は省略している。
【0151】以下、図9を用いてノード装置I57の通
信動作について説明する。動作時間T1の始りにおい
て、送信元であるノード装置I57のサブ伝送路I38
に接続された端末I45(端末aa)が、送信先である
ノード装置V61のサブ伝送路II39に接続された端末I
I46(端末eb)のアドレスと波長λ3の情報を送信
パケットのヘッダ部に書き込み、サブ伝送路I38を介
してノード装置I57の分離挿入部I15に出力する。
以下このパケットをパケットAとする。
【0152】動作時間T1におけるパケットAは、分離
挿入部I15により、固定波長受信部I8で受信された
パケット流の切れ目に挿入されて、バッファI22に出
力される。動作時間T1におけるバッファI22内のデ
コーダ2301は、入力されたパケットAのアドレス部
を読み取り、パケットAが、送信先である受信端末と接
続するノード装置へ、自ノード装置の中継を含めて2回
以内の中継で到達できるかを解析する。このパケットA
の送信先はノード装置V61に接続された端末であり、
このパケットがノード装置V61に到達するためには、
自ノード装置I57の中継を含めて4回の中継を必要と
する。よって、受信パケットが2回以内の中継で到達で
きない場合は、デコーダ2301は、デマルチプレクサ
2305の出力先をFIFO2307に設定するのでパ
ケットAはFIFO2307に書き込まれる。
【0153】動作時間T2においては、端末I45(端
末aa)は、送信先であるノード装置V61のサブ伝送
路II39に接続された端末II46(端末eb)のアドレ
スと波長λ5の情報を送信パケットのヘッダ部に書き込
み、サブ伝送路I38を介してノード装置I57の分離
挿入部I15に出力する。以下このパケットをパケット
Bとする。パケットBのヘッダ部に波長λ5の情報が書
き込まれたのは、パケットAが所望のノード装置におい
て波長λ3の光信号に変換される様に設定されており、
その波長λ3と異なる波長に設定するためである。よっ
て、波長λ3以外であれば、パケットBのヘッダ部に書
き込む波長情報は、可変波長送信部の変調可能な波長の
いずれでもよい。パケットBは、分離挿入部I15によ
りパケット流の切れ目に挿入されて、バッファI22に
出力される。バッファI222内のデコーダ2301
は、入力されたパケットBのアドレス部を読み取り、パ
ケットBが、送信先である端末と接続するノード装置
へ、自ノード装置の中継を含めて2回以内の中継で到達
できるかを解析する。このパケットBの送信先はノード
装置V61に接続された端末であり、このパケットがノ
ード装置V61に到達するためには、自ノード装置I5
7の中継を含めて4回の中継を必要とする。すなわち、
送信先の端末に到達するまでに、チャネル変更部を4回
経由しなければならない。受信パケットが2回以内の中
継で到達できない場合は、デコーダ2301は、デマル
チプレクサ2305の出力先をFIFO2307に設定
するのでパケットBはFIFO2307に書き込まれ
る。
【0154】動作周期T2における可変波長送信部の送
信波長制御とバッファからのパケット読み出し制御につ
いて説明する。波長制御部5のROMカウンタ84から
読み出しアドレス値1が波長制御テーブルIからVIIに
同時に出力される。このアドレス値によって波長制御テ
ーブルの内容が読み出される。このとき読み出される内
容は、前述表1に示した通り、波長制御テーブルIから
は、波長λ3に対応した制御信号であり、以下波長制御
テーブルII、波長制御テーブルIII、波長制御テーブルI
V、波長制御テーブルV、波長制御テーブルVI、及び波長
制御テーブルVIIは、それぞれ波長λ5、波長λ7、波
長λ6、波長λ4、波長λ2、及び波長λ1に対応した
制御信号を出力する。これら制御信号は、それぞれ可変
波長送信部I29から可変波長送信部VII35に出力さ
れる。各可変波長送信部は、その制御信号に従って所定
の波長の光信号を送出する。
【0155】また、波長制御部5のROMカウンタ84
からの読み出しアドレス値1は、バッファ読み出し制御
部3にも出力される。このアドレス値によってバッファ
制御テーブルIからVIIの内容が読み出される。このと
き読み出される内容は、前述表2に示した通り、バッフ
ァ制御テーブルIからは、記憶領域IIIに対応したオフ
セット値A3であり、以下バッファ制御テーブルII、バ
ッファ制御テーブルIII、バッファ制御テーブルIV、バ
ッファ制御テーブルV、バッファ制御テーブルVI、及び
バッファ制御テーブルVIIは、それぞれ記憶領域V、記憶
領域VII、記憶領域VI、記憶領域IV、記憶領域II、及び
記憶領域Iに対応したオフセット値A5,オフセット値
A7,オフセット値A6,オフセット値A4,オフセッ
ト値A2,及びオフセット値A1である。これらオフセ
ット値は、それぞれバッファI222からバッファVII
228の読み出しアドレスカウンタ2304に出力され
る。又、バッファ読み出し制御部3の読み出し制御部8
3は、波長制御部5から出力されるクロック信号を基
に、動作時間T2内の所定のデュアルポートメモリ読み
だし時間Td内にデュアルポートメモリ2306の読み
出し許可、FIFO2307の読みだし禁止の制御信号
をセレクタ2308に出力し、その後FIFO読みだし
時間Tf(Tf=動作時間T−Td)内にFIFO23
07の読み出し許可、デュアルポートメモリ2306の
読みだし禁止の制御信号をセレクタ2308に出力す
る。但し、本実施例においても、Td,Tf時間におい
てパケットを1つだけ読み出すこととする。
【0156】動作時間T2内のデュアルポートメモリ2
306読みだし時間TdにおけるバッファI22内の読
み出しアドレスカウンタ2304は、バッファ制御テー
ブルI76から出力されたオフセット値A3をロード
し、記憶領域IIIにかき込まれているパケットを読み出
す為のアドレスを発生し、デュアルポートメモリ230
6に出力する。この読みだしアドレスによってデュアル
ポートメモリ2306の出力ポートから記憶領域IIIの
パケットが読み出され、可変波長送信部Iに出力され
る。動作時間T2においては、バッファI22内の記憶
領域IIIにパケットが記憶されていないので、可変波長
送信部にパケットは出力されない。
【0157】動作時間T2内のFIFO2307読みだ
し時間Tf(Tf=動作時間T−Td)においては、バ
ッファ読み出し制御部3内の読み出し制御部83が、F
IFO2307の読み出し許可、デュアルポートメモリ
2306の読みだし禁止の制御信号をセレクタ2308
に出力し、セレクタ2308がFIFO2307内に記
憶されたパケットAを可変波長送信部I29に出力す
る。動作時間T2における可変波長送信部I29の送信
波長は、読み出しアドレス値1により波長λ3に設定さ
れ、パケットAは可変波長送信部I29により波長λ3
の光信号に変換され、合波器6に出射される。但し、動
作時間T内の時間Tf、時間Tdに関係なく、各可変波
長送信部の送信波長は一定である。各可変波長送信部II
30から可変波長送信部VII35はバッファII23から
バッファVII28より出力されるパケットを、波長制御
部から出力された波長制御信号を元に所定の波長の光信
号に変換して合波器6に出射する。この時出射される光
信号の波長は、前述の通り、可変波長送信部II30が波
長λ5、可変波長送信部III31が波長λ7、可変波長
送信部IV32が波長λ6、可変波長送信部V33が波長
λ4、可変波長送信部VI34が波長λ2、可変波長送信
部VII35が波長λ1である。この様に7個の可変波長
送信部から出射される光信号の波長は、波長制御部5の
制御により異なっている為、合波器6においてお互いに
影響されることなく混合され、全ての波長の光が、光フ
ァイバ7に入射し、下流に隣接するノード装置II58に
伝送される。
【0158】動作時間T3における端末I45(端末a
a)も、送信先であるノード装置V61の端末II46
(端末eb)のアドレスとパケットA,Bのヘッダの送
信波長欄に記入された波長λ3,λ5以外のチャネルで
ある波長λ7の情報を送信パケットのヘッダ部に書き込
み、サブ伝送路I38を介してノード装置I57の分離
挿入部I15に出力する。以下このパケットをパケット
Cとする。パケットCは、分離挿入部I15によりパケ
ット流の切れ目に挿入されて、バッファI22に出力さ
れる。このパケットCの送信先もノード装置V61に接
続された端末であり、このパケットがノード装置V61
に到達するためには、自ノード装置I57の中継を含め
て4回の中継を必要とするため、デコーダ2301は、
デマルチプレクサ2305の出力先をFIFO2307
に設定し、パケットCはFIFO2307に書き込まれ
る。
【0159】動作周期T3におけるバッファからのパケ
ットBの読み出し及び送信についても、前述した通り、
波長制御部5のROMカウンタ84から読み出しアドレ
ス値として2が波長制御テーブルIからVIIに同時に入
力される。このアドレス値によって波長制御テーブルの
内容が読み出される。波長制御テーブルIから読み出さ
れる内容は、波長λ5に対応した制御信号であり、可変
波長送信部I29に出力される。動作時間T3内のデュ
アルポートメモリ2306読みだし時間Tdにおいて
は、記憶領域Vにパケットが記憶されていないので、可
変波長送信部へパケットは出力されない。動作時間T3
内のFIFO2307読みだし時間Tf(Tf=動作時
間T−Td)においては、バッファ読み出し制御部3内
の読み出し制御部83からFIFO2307の読み出し
許可、デュアルポートメモリ2306の読みだし禁止の
制御信号がセレクタ2308に出力され、セレクタ23
08はFIFO2307内に記憶されたパケットBを可
変波長送信部I29に出力する。動作時間T3における
可変波長送信部I29の送信波長は、読み出しアドレス
値2により波長λ5に設定され、パケットBは可変波長
送信部I29により波長λ5の光信号に変換され、合波
器6に出射される。
【0160】動作時間T4のパケットCも、同じ様にバ
ッファI内のFIFO2307からセレクタ2308に
より読み出され、可変波長送信部I29により波長λ7
の光信号として合波器6に出射される。
【0161】よって、動作時間T2においてはパケット
Aが、動作時間T3においてはパケットBが、動作時間
T4においてはパケットCがノード装置I57から光フ
ァイバ37に出力される。出力されたパケットA、パケ
ットB、パケットCは、それぞれ動作時間T3、動作時
間T4、動作時間T5においてノード装置II58内の固
定波長受信部III10、固定波長受信部V12、固定波長
受信部VII14で受信される。
【0162】[ノード装置II58の動作]次にノード装
置II58の動作を図10を用いて説明する。動作時間T
3においては、固定波長受信部III10が波長λ3の光
信号であるパケットAを受信し、パケットAは、このノ
ード装置に接続されている端末が送信先でないことか
ら、分離部で分離されずに、バッファIII24に出力す
る。バッファIII24内のデコーダ2301は、入力さ
れたパケットAのアドレス部を読み取り、パケットA
が、送信先である端末と接続するノード装置へ、自ノー
ド装置の中継を含めて2回以内の中継で到達できるかを
解析する。このパケットAの送信先はノード装置V61
に接続された端末であり、このパケットが送信先に到達
するためには、あと3回チャネル変更部である可変波長
送信部を経由する必要がある。受信パケットが2回以内
の中継で到達できない場合は、デコーダ2301は、デ
マルチプレクサ2305の出力先をFIFO2307に
設定するのでパケットAはFIFO2307に書き込ま
れる。
【0163】動作時間T4の固定波長受信部V12は波
長λ5の光信号であるパケットBを受信し、バッファV
26に出力する。バッファV26内のデコーダ2301
は、パケットAと同様にデマルチプレクサ2305の出
力先をFIFO2307に設定する。これによりパケッ
トBはFIFO2307に書き込まれる。
【0164】また、動作時間T4における波長制御部5
のROMカウンタ84からの読み出しアドレス値0(図
8参照)によって可変波長送信部III、可変波長送信部
V、可変波長送信部VIIの送信波長は、それぞれ波長λ
5、波長λ6、波長λ2に制御される。よってパケット
Aは、動作時間T4内のFIFO2307読みだし時間
Tf(Tf=動作時間T−Td)において可変波長送信
部III31により波長λ5の光信号としてノード装置III
59に出力される。
【0165】動作時間T5においては、固定波長受信部
VII14が波長λ7の光信号であるパケットCを受信す
る。また、パケットBが可変波長送信部V33により波
長λ4の光信号としてノード装置III59に出力され
る。
【0166】動作時間T6においてはパケットCは可変
波長送信部VII35により波長λ3の光信号としてノー
ド装置III59に出力される。
【0167】[ノード装置III59]次にノード装置III
59の動作を図11を用いて説明する。ノード装置III
59に入力されたパケットA,B,Cは、送信先に到達
するまでにあと2回チャネル変更部を経由するパケット
であり、このノード装置での制御は、送信元の端末にお
ける送信波長指定と合わせて、本発明の特徴が最も顕著
に現れるところである。パケットA、パケットB、パケ
ットCは、それぞれ動作時間T5、動作時間T6、動作
時間T7においてノード装置III59内の固定波長受信
部V12、固定波長受信部IV11、固定波長受信部III1
0で受信されると仮定する。
【0168】動作時間T5においては、固定波長受信部
V12が波長λ5の光信号であるパケットAを受信し、
バッファV26に出力する。バッファV26内のデコーダ
2301は、入力されたパケットAのアドレス部を読み
取り、読み出しアドレス情報と表4のアドレス情報を比
較する。パケットAの送信先はノード装置V61に接続
された端末ebであり、このパケットが端末ebに到達
するためには、自ノード装置III59の中継を含めて2
回の中継を必要とする。よって、受信パケットが2回の
中継で目的のノード装置に到達する場合であり、ヘッダ
の送信波長情報に従う波長で送信する必要があるので、
デマルチプレクサ2305の出力先をデュアルポートメ
モリ2306に設定し、且つ波長デコーダ2302へパ
ケットのヘッダ部に記載されている送信波長情報の読み
出し命令を出力する。波長デコーダ2302は、デコー
ダ2301からのヘッダ部の送信波長情報の読み出し命
令を受信し、パケットAのヘッダ部の送信波長情報であ
る波長λ3を読み出し、その送信波長に対応する記憶領
域IIIの書き込み開始アドレスA3を書き込みアドレス
カウンタ2303に出力する。これによりパケットA
は、バッファV26内のデュアルポートメモリ2306
の記憶領域IIIに記憶される。
【0169】動作時間T6においては、固定波長受信部
IV11が波長λ4の光信号であるパケットBを受信し、
バッファIV25に出力する。バッファIV25内のデコー
ダ2301は、入力されたパケットBのアドレス部を読
み取り、読み出しアドレス情報と表4のアドレス情報を
比較する。パケットBの送信先はノード装置V61に接
続された端末ebであり、このパケットが端末ebに到
達するためには、自ノード装置III59の中継を含めて
2回の中継を必要とする。よって、受信パケットが2回
の中継で目的のノード装置に到達する場合であり、ヘッ
ダの送信波長情報に従う波長で送信する必要があるの
で、デマルチプレクサ2305の出力先をデュアルポー
トメモリ2306に設定し、且つ波長デコーダ2302
へパケットのヘッダ部に記載されている送信波長情報の
読み出し命令を出力する。波長デコーダ2302は、デ
コーダ2301からのヘッダ部の送信波長情報の読み出
し命令を受信し、パケットBのヘッダ部の送信波長情報
である波長λ5を読み出し、その送信波長に対応する記
憶領域Vの書き込み開始アドレスA5を書き込みアドレ
スカウンタ2303に出力する。これによりパケットB
は、バッファV26内のデュアルポートメモリ2306
の記憶領域Vに記憶される。
【0170】また、動作時間T6における波長制御部5
のROMカウンタ84は読み出しアドレス値4を波長制
御テーブルI85から波長制御テーブルVII91に出力
する(図8参照)。これにより可変波長送信部V33の
送信波長が波長λ3に設定される(表1参照)。動作時
間T6内のデュアルポートメモリ読みだし時間Tdにお
いては、バッファ読み出し制御部3内の読みだし制御部
83から、デュアルポートメモリ2306の読み出し許
可、FIFO2307の読みだし禁止の制御信号がセレ
クタ2308に出力される。各バッファ制御テーブル
は、波長制御部5のROMカウンタ84からの読み出し
アドレス値4により、それぞれのデュアルポートメモリ
内のどの記憶領域からパケットを読み出すのかを指定す
る制御信号を読みだしアドレスカウンタ2304に出力
する。例えば、バッファ制御テーブルV80は、パケッ
トAが記憶された記憶領域IIIの先頭アドレスA3を読
み出しアドレスカウンタ2304に出力する。これによ
り、パケットAは、セレクタ2308を通過して可変波
長送信部V33に出力され、波長λ3の光信号に変換さ
れて合波器6に出射される。また、動作時間T6におけ
る可変波長送信部IV32、可変波長送信部III31の送
信波長は、それぞれ波長λ1、波長λ2の光信号という
ことになる。
【0171】動作時間T7において、パケットCは固定
波長受信部III10で受信され、パケットA、パケット
Bと同様に伝送制御され、パケットCのヘッダ部に書き
込まれた送信波長λ7に対応する記憶領域VIIに記憶さ
れる。
【0172】次に、動作時間T8における波長制御部5
のROMカウンタ84は読み出しアドレス値6を波長制
御テーブルI85から波長制御テーブルVII91に出力
する(図8参照)。波長制御テーブルIV88からは、波
長λ5に対応した制御信号が可変波長送信部IV32に出
力され、可変波長送信部IV32の送信波長が波長λ5に
設定される(表1参照)。これに同期して、読み出し制
御部83は、動作時間T8内のデュアルポートメモリ読
みだし時間Tdに、デュアルポートメモリ2306の読
み出し許可、FIFO2307の読みだし禁止の制御信
号をセレクタ2308に出力する。この制御信号により
セレクタ2308は、デュアルポートメモリ2306と
可変波長送信部IV32を接続する。また、各バッファ制
御テーブルは、波長制御部5のROMカウンタ84から
出力される読み出しアドレス値6により、デュアルポー
トメモリ2306内のどの記憶領域からパケットを読み
出すのかを指定する制御信号を読みだしアドレスカウン
タ2304に出力する。例えば、バッファ制御テーブル
IV79は、表2により記憶領域Vの先頭アドレスA5を
読み出しアドレスカウンタ2304に出力する。これに
より、デュアルポートメモリ406内の記憶領域Vに記
憶されているパケットBは、セレクタ2308を通過
し、可変波長送信部IV32により波長λ5の光信号に変
換されて合波器6に出射される。
【0173】動作時間T10においてはパケットCが可
変波長送信部III31により波長λ7の光信号としてノ
ード装置IV60に出力される。
【0174】[ノード装置IV60の動作]次にノード装
置IV60の動作を図12、図13を用いて説明する。パ
ケットA、パケットB、パケットCは、それぞれ動作時
間T7、動作時間T9、動作時間T11においてノード
装置IV60内の固定波長受信部III10、固定波長受信
部V12、固定波長受信部VII14で受信されると仮定す
る。
【0175】動作時間T7においては、固定波長受信部
III10が波長λ3の光信号であるパケットAを受信
し、バッファIII24に出力する。バッファIII24内の
デコーダ2301は、入力されたパケットAのアドレス
部を読み取り、読み出しアドレス情報と表3のアドレス
情報を比較する。パケットAの送信先は隣接するノード
装置V61に接続された端末II46(端末eb)である
ため、デコーダ2301はデマルチプレクサ2305の
出力先をデュアルポートメモリ2306になるように制
御し、前記読み出したアドレス情報に従って、書き込み
アドレスカウンタ2303にパケットAの所定の書き込
み開始アドレス値A2を出力する。これにより書き込み
アドレスカウンタ2303は、パケットAの書き込み開
始アドレス値から順次パケットを書き込むべき記憶領域
の識別信号をデュアルポートメモリ2306に出力す
る。これによりパケットAは、可変波長送信部の送信波
長がλ2になったときに、読み出される記憶領域IIに書
き込まれる。
【0176】動作時間T8における波長制御部5のRO
Mカウンタ84は、読み出しアドレス値4を波長制御テ
ーブルIからVIIに同時に出力する。このアドレス値に
よって各波長制御テーブルの内容が出力され、波長制御
テーブルIII87からは、波長λ2に対応した制御信号
が可変波長送信部III31に出力されて、可変波長送信
部III31の送信波長が波長λ2に設定される。これに
同期して、動作時間T8内のデュアルポートメモリ読み
だし時間Tdに、バッファ読み出し制御部3内の読みだ
し制御部83は、デュアルポートメモリ2306の読み
出し許可、FIFO2307の読みだし禁止の制御信号
をセレクタ2308に出力し、セレクタ2308はデュ
アルポートメモリ2306と可変波長送信部III31を
接続する。また、バッファ制御テーブルIII78は、波
長制御部5のROMカウンタ84からの読み出しアドレ
ス値4により、記憶領域の先頭アドレスA2を読み出し
アドレスカウンタ2304に出力する。これにより、デ
ュアルポートメモリ2306内の記憶領域IIに記憶され
ていたパケットAは、セレクタ2308を通過して可変
波長送信部III31に出力され、波長λ2の光信号に変
換されて合波器6に出射される。
【0177】動作時間T9においては、固定波長受信部
V12が波長λ5の光信号であるパケットBを受信し、
バッファV26に出力する。バッファV26内のデコーダ
2301は、入力されたパケットBのアドレス部を読み
取り、読み出しアドレス情報と表5のアドレス情報を比
較する。パケットBの送信先もパケットAと同様、隣接
するノード装置V61に接続された端末II46(端末e
b)であるため、デマルチプレクサ2305の出力端を
デュアルポートメモリ2306に設定し、書き込みアド
レスカウンタ2303にパケットBの所定の書き込み開
始アドレス値A2を出力する。これによりパケットB
は、デュアルポートメモリ2306内の記憶領域IIへ記
憶される。
【0178】動作時間T11においては、パケットA、
パケットBと同様に、パケットCがデュアルポートメモ
リ2306内の記憶領域IIに記憶される。
【0179】パケットB、パケットCは、各パケットが
記憶されているバッファと接続する可変波長送信部の送
信波長が波長λ2に設定された時に、記憶領域IIから読
み出されて波長λ2の光信号として送信される。よっ
て、図12、図13からも分かるように、パケットB
は、動作時間T13で送信され、パケットCは動作時間
T18で送信される。
【0180】[ノード装置V61の動作]次にノード装
置V61の動作を図14を用いて説明する。パケット
A、パケットB、パケットCは、それぞれ動作時間T
9、動作時間T14、動作時間T19においてノード装
置V61内の固定波長受信部II9で受信されたと仮定す
る。
【0181】動作時間T9で受信されたパケットAは、
このノード装置に送信先が接続されていることから、分
離挿入部II16でバッファII23に出力されるパケット
と分離され、送信先である端末II46(端末eb)に送
信される。同じ様に動作時間T14で受信されたパケッ
トBは、分離挿入部II16でバッファII23に送られる
パケットと分離され、端末II46(端末eb)に送信さ
れる。動作時間T19で受信されたパケットCも、同様
に端末II46(端末eb)に送信される。
【0182】このように本発明である伝送制御方法を用
いれば、送信先の受信端末が接続するノード装置より1
つ上流に位置するノード装置でのバッファ内のパケット
待機時間が長くなる問題点を解決でき、伝送遅延の低減
を可能にする。
【0183】上記実施形態では、ネットワークシステム
に5つのノード装置の例を示したが、このノード装置の
数に制限はなく、少なくとも3個以上であれば本発明を
適用でき、その場合においても下流側の2つの中継で送
付先のノード装置の端末が存在する場合に、所定の可変
波長送信部の波長を設定することで、バッファ内の待機
時間を短縮することができる。
【0184】同様に、ノード装置の数ばかりでなく、各
ノード装置に接続された端末の数に付いても本発明を適
用するために制限されることはない。
【0185】(実施形態3)以上述べてきた実施形態で
は、チャネルの乗り換えを行うチャネル変更部として、
各入力チャネル毎に対応して設けた波長可変送信部を採
用していた。これによりチャネル乗り換えのためのスイ
ッチを不要にすることができ、構成を簡素化することが
できた。しかしながら本発明は上記構成に限るものでは
なく、スイッチを用いた構成を適用することもできる。
【0186】上記波長可変送信部を用いた構成において
は、波長可変送信部の送信波長を順次変更していた。上
記実施形態においては、波長の短い(長い)順にλ1、
λ2、…λ7と番号を割り当て、チャネル変更のパター
ンとしてλ1、λ3、λ5、λ7、λ6、λ4、λ2、
λ1というように1番目の波長を選択した後、順次昇順
に奇数番目の波長を選択し、最大の奇数番目の波長を選
択した後、最大の偶数番目の波長を選択し、その後順次
降順に偶数番目の波長を選択して、1番目の波長に戻る
パターンを採用することにより、波長遷移の際の波長変
化量を最小に押さえるとともに、各波長可変送信部が同
一の波長遷移パターンを採用することを可能としてい
た。なお、このパターンとしては2番目の波長を選択し
た後、順次昇順に偶数番目の波長を選択し、最大の偶数
番目の波長を選択した後、最大の奇数番目の波長を選択
し、その後順次降順に奇数番目の波長を選択して、2番
目の波長に戻るパターンを採用してもよいことは勿論で
ある。
【0187】上記の如く工夫をしたとしても、上記の実
施形態で使用する波長可変送信部の発光波長を変化でき
る素子、例えば分布帰還型(DFB)や分布反射型(D
BR)の構造を有する波長可変半導体レーザの特性によ
っては波長遷移の後に波長が安定するまでに時間が必要
である。
【0188】以下に示す実施形態では、チャネル変更部
にスイッチ構成を採用し、上記波長遷移に伴う問題を解
消している。以下の実施形態でも上記実施形態と同様
に、入力チャネルと出力チャネルの接続の切り換えの際
には、所定のパターンを用い、各入力チャネルに対応す
るバッファから、該バッファがチャネル変更部を介して
各出力チャネルに接続されるのに応じて、接続された出
力チャネルで出力すべきパケットを読み出すことによ
り、アービトレーション制御を不要とした構成を採用し
ている。
【0189】図24は本実施形態で用いるノード装置の
構成である。実施形態1で用いたノード装置の構成と比
べて、実施形態1ではチャネル変更部として可変波長送
信部を用いたのに対して、チャネル変更部として接続変
更部2401を採用した点で異なっている。本実施形態
ではチャネル変更を接続変更部で行うので、それに伴い
実施形態1で用いた波長制御部が接続制御部2409に
置き換わっている。接続変更部の構成は後述するが、機
能としては実施形態1で可変波長送信部を各入力チャネ
ルに対応して設けたのと同等であり、接続制御部の機能
も実施形態1の波長制御部の機能と同等である。また本
実施形態でも光通信を採用しており、そのためチャネル
変更後にその信号を光信号に変換するための固定波長送
信部I2402からVIIから2408を設けている。ま
た本実施形態でもノード装置間の複数のチャネルとして
はそれぞれ異なる波長チャネルを採用し、波長多重伝送
を行っているので、それぞれの固定波長送信部の送信波
長には互いに異なる波長を固定的に割り当てている。
【0190】図25に接続変更部の構成を示す。250
1から2507はセレクタI〜VIIであり、接続制御部
からの制御により出力端2511から2517のいずれ
かを選択し、バッファI〜VII をそれぞれ所定のパター
ンで順次各出力チャネルに接続するものである。前述し
たように本実施形態でもノード装置間の伝送には光を用
いており、チャネルの変更は電気信号の状態で行ってい
るため、出力端2511から2517に出力された信号
は固定波長送信部IからVII に出力され、そこで光信号
に変換される。
【0191】図26に接続制御部2409の構成を示
す。実施形態1で用いた波長制御部と同様の構成である
が、波長制御テーブルが接続制御テーブルに置き換わっ
ている。各テーブルからの出力は接続変更部のそれぞれ
対応するセレクタに入力される。図25においては、接
続制御部からの信号は1本の線で接続変更部に入力さ
れ、各セレクタに分配されるように示されているが、こ
の構成は適宜設定でき、各テーブルからの信号が対応す
るセレクタI〜VIIに入力されればよいことはいうまで
もない。なお、接続制御テーブルIがセレクタIに対応
し、接続制御テーブルIIがセレクタIIに対応し、接続制
御テーブルIII がセレクタIIIに対応し、接続制御テー
ブルIVがセレクタIVに対応し、接続制御テーブルVがセ
レクタVに対応し、接続制御テーブルVIがセレクタVIに
対応し、接続制御テーブルVII がセレクタVII に対応し
ている。
【0192】ここで、各テーブルの内容は、同時に複数
の入力が1つの出力端に接続されない様にしたパターン
であれば、どのようなものでも採用できる。そのような
パターンは無数に作成することができ、特にこの実施形
態のようなセレクタを用いる構成においては、実施形態
1などにおいては考慮することが望ましかったTDLの
波長遷移量を最小にすることを考慮する必要が無いた
め、自由にパターンを設定することができるが、説明の
便宜のため、実施形態1、2で用いたパターンに準ずる
パターンを用いることにする。以下に各テーブルの内容
を示す。以下のテーブルにおける数字が接続される出力
端I〜VII のローマ数字と対応している。また本実施形
態では実施形態1、2で用いた波長制御テーブルと同様
のテーブルを接続制御テーブルとして採用したため、バ
ッファ制御テーブルとしては実施形態1、2で用いたも
のとまったく同じものを用いている。
【0193】
【表6】 本実施形態では、接続変更部の各セレクタが選択する出
力端を上記接続制御テーブルにしたがって順次変更して
おり、各バッファはバッファからの信号を入力する入力
端のセレクタが選択する出力端を変更するのに同期し
て、接続されたチャネルから送信すべきパケットを出力
する。チャネル指定して送信するパケットを送信する時
間Tdとは別に、時間Tfを設けてチャネルを指定しな
いパケットを任意のTfの間に出力する点も実施形態
1、2と同様である。
【0194】上記説明した接続変更部以外の制御、例え
ば送信先に到達するまでに経由する最後のチャネル変更
手段(接続変更部)の1つ手前の接続変更部を経由する
際に、所定の時間内に、該最後のチャネル変更部におい
て同じチャネルで送信しなければならないパケットを互
いに異なるチャネルで送信し、最後のチャネル変更部に
おいて、パケットのアドレスに従い送信先に到達するた
めのチャネルで送信するようにする点なども実施形態1
と同様である。
【0195】上記チャネル変更部の形態は実施形態2の
構成、すなわち、送信側において、最後のチャネル変更
部の1つ手前のチャネル変更部において参照すべきチャ
ネル情報を付与して送信し、該1つ手前のチャネル変更
部において該チャネル情報を参照して送信する形態にお
いても採用できることは言うまでもない。
【0196】また以上述べてきた実施形態では、ノード
装置間では波長多重通信を行うため、ノード装置に入力
された波長多重信号を分岐器によって分岐し、固定波長
受信手段でそれぞれが対応する波長を取り出して受信す
るようにしたが、これはノード装置に入力された信号を
分波器で波長毎に分波し、それぞれをO/E変換して各
バッファに入力するようにしてもよい。
【0197】また以上の実施形態では、ノード装置間で
は波長多重伝送して、ノード装置間の伝送路である光フ
ァイバの本数を1本としたが、ノード装置間を接続する
チャネルとしては、それぞれ別個の伝送路を用いること
もでき、その場合には図24で示した合波器36、分岐
器7を使用する必要がなくなり、受信する波長を他の波
長と区別して取り出す必要もなくなる。その構成を図2
7に示す。この構成では特にノード装置間の複数の伝送
路の取り回しを容易にするために、複数の光ファイバを
束ねたリボンファイバを採用し、固定波長送信部240
2〜2408の各波長の信号をそれぞれリボンファイバ
を構成する別々のファイバに接続して、伝送している。
【0198】また上記各実施形態ではノード装置間では
光伝送を行うものとしてきたが、電気信号のまま伝送を
行ってもよく、この場合には、O/E変換を行う受信部
や、E/O変換を行う送信部を特に設ける必要がなくな
る。もちろんこの場合でもノード装置内での処理を行う
形態と、ノード装置間で伝送を行う形態とで信号形態を
変えるのであれば、ドライバにより信号形態を変換する
ようにすればよい。
【0199】また上記実施形態では、特に実施形態2で
示したように、ノード装置が、少なくとも次の、及びそ
の次の2つのノード装置に接続される端末の接続情報、
すなわちどの端末がどのチャネルに接続されているかを
示す情報を有しており、パケットの宛先を示すアドレス
と該接続情報を対比することにより、入力されたパケッ
トが後一回(最後の)チャネル変更部を経由するもので
あるか、最後のチャネル変更部の1つ手前のチャネル変
更部を経由するものであるかを判別していたが、この判
別のための構成としては様々な構成を取り得る。
【0200】1つには、送信元において、送信先に行き
つくまでのチャネル変更部の経由回数をパケットに示
し、該パケットを中継するチャネル変更部において、順
次該経由回数を減算していき、該経由回数が後2回であ
ることを示すパケットで、かつ次のチャネル変更部にお
いては同じチャネルで送信しなければいけない複数のパ
ケットが入力された、バッファ、及びチャネル変更部で
は、該複数のパケットをそれぞれ異なるチャネルで送出
するように制御を行う方法がある。このとき、それぞれ
異なるチャネルで該複数のパケットを送出するための構
成としては、実施形態1の如く所定時間内の入力パケッ
トをモニタしておき、該当するパケットが入力されたと
きにはそれぞれ異なるチャネルで送出する構成や、実施
形態2の如く送信側であらかじめ参照すべきチャネル情
報を付与しておき、それを参照して送出する構成のいず
れでもとりうる。
【0201】更に別の構成としては、各チャネル変更部
を示すアドレス(上記示した実施形態に即していえば、
各ノードがそれぞれ1つのチャネル変更部を有している
ので、ノード装置のアドレス情報ともいえる)を、あら
かじめ各チャネル変更部(ノード装置)に割り当ててお
き、送信側でどのチャネル変更部を経由するときに、複
数のパケットをそれぞれ異なるチャネルで送信するかを
示す情報を、それぞれのパケットに付与して送り、該当
するバッファ及びチャネル変更部において、該情報にし
たがって送信を行う構成もとり得る。
【0202】また上記実施形態1、2で示したように、
入力される各チャネルにそれぞれ対応するチャネル可変
送信部を用いてチャネル変更を行う構成において、チャ
ネル変更部よりも後に分離部を設けると、各チャネルか
らパケットを分離する前に、それぞれのチャネル可変送
信部からの出力から各チャネルを別個に取り出すための
構成が必要となり、ノード装置間で各チャネルを多重し
て伝送しようとすると、再び多重化しなければならない
ので、ノード装置内では、各チャネルからのパケットの
分離(挿入)を行う分離部(挿入部も兼ねるときには分
離挿入部)はチャネル変更部よりも前にある方が望まし
いが、実施形態3に示したように、各出力端とチャネル
とが対応している構成のチャネル変更部を用いるときに
は、チャネル分離のための要素を設ける必要がない為、
分離挿入部よりも前にチャネル変更部が設けてあっても
構わない。いずれにしても、送信先に到達するまでに後
2回チャネル変更部を経由する時点において、最後のチ
ャネル変更部から同じチャネルで送信しなければならな
い近接した複数のパケットを互いに異なるチャネルで送
信すればよいことは同じである。
【0203】
【発明の効果】本発明によれば、ある1つのチャネル変
更部である第1のチャネル変更部において同じチャネル
で送信しなければいけない複数のパケットが、該第1の
チャネル変更部に同じチャネルで入力されにくくなるた
め、該第1のチャネル変更部において同じチャネルで送
信しなければならない複数のパケットを、速やかに送信
できる可能性が大きくなる。そのため効率のよいパケッ
ト伝送が可能となり、効率のよいネットワークシステム
を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1の実施形態のノード装置の構
成を示す図である。
【図2】本発明によるネットワークシステムの構成例を
示す図である。
【図3】本発明による第1の実施形態のバッファの構成
を示す図である。
【図4】本発明によるデュアルポートメモリのメモリマ
ップを示す図である。
【図5】本発明による第1の実施形態のバッファ読み出
し制御部の構成を示す図である。
【図6】本発明による第1の実施形態のバッファ書き込
み制御部の構成を示す図である。
【図7】本発明による波長制御部の構成を示す図であ
る。
【図8】本発明の実施形態のタイムチャートを示す図で
ある。
【図9】本発明の実施形態のタイムチャートを示す図で
ある。
【図10】本発明の実施形態のタイムチャートを示す図
である。
【図11】本発明の実施形態のタイムチャートを示す図
である。
【図12】本発明の実施形態のタイムチャートを示す図
である。
【図13】本発明の実施形態のタイムチャートを示す図
である。
【図14】本発明の実施形態のタイムチャートを示す図
である。
【図15】本発明の実施形態のタイムチャートを示す図
である。
【図16】本発明の参考例のノード装置の構成を示す図
である。
【図17】本発明の参考例のバッファの構成を示す図で
ある。
【図18】本発明の参考例のタイムチャートを示す図で
ある。
【図19】本発明の参考例のタイムチャートを示す図で
ある。
【図20】本発明の参考例のタイムチャートを示す図で
ある。
【図21】本発明の第2の実施形態で用いるパケットの
構成を示す図である。
【図22】本発明による第2の実施形態のノード装置の
構成を示す図である。
【図23】本発明による第2の実施形態のバッファの構
成を示す図である。
【図24】本発明による第3の実施形態のノード装置の
構成を示す図である。
【図25】本発明による第3の実施形態の接続変更部の
構成を示す図である。
【図26】本発明による第3の実施形態の接続制御部の
構成を示す図である。
【図27】本発明による他の実施形態のノード装置の構
成を示す図である。
【符号の説明】
1,93 制御部 2 バッファ制御部 3 バッファ読み出し制御部 5 波長制御部 6 光ファイバ 7 分岐器 8〜14 固定波長受信部 15〜21 分離挿入部 22〜28,222〜228 バッファ 29〜35 可変波長送信 36 合波器 38〜44 サブ伝送路 45〜51 端末 57〜61 ノード装置 37 光ファイバ 52〜56 光ファイバ 2401 接続変更部 2409 接続制御部 2501〜2507 セレクタ

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のチャネルで信号が入力され、該複
    数のチャネルで入力された信号それぞれを複数のチャネ
    ルのうちのいずれかで出力する複数のチャネル変更部を
    有しており、前記複数のチャネル変更部の間で信号の伝
    送を行うネットワークシステムにおける伝送制御方法で
    あって、 前記複数のチャネル変更部の内の第1のチャネル変更部
    から前記複数のチャネルの内の指定された同じチャネル
    で出力しなければならない近接した複数の信号を、前記
    第1のチャネル変更部に互いに異なるチャネルで入力す
    ることを特徴とする伝送制御方法。
  2. 【請求項2】 前記複数のチャネル変更部の内の前記第
    1のチャネル変更部から前記複数のチャネルの内の同じ
    チャネルで出力しなければならない近接した複数の信号
    を、前記第1のチャネル変更部に互いに異なるチャネル
    で入力するために、前記第1のチャネル変更部に対して
    信号を出力する第2のチャネル変更部において、前記第
    1のチャネル変更部から前記複数のチャネルの内の同じ
    チャネルで出力しなければならない近接した複数の信号
    を互いに異なるチャネルで出力する請求項1に記載の伝
    送制御方法。
  3. 【請求項3】 前記第2のチャネル変更部において、前
    記複数のチャネルで入力される信号をモニタし、所定の
    時間内に、前記第1のチャネル変更部から前記複数のチ
    ャネルの内の同じチャネルで出力しなければならない複
    数の信号が入力された場合に、それら複数の信号を互い
    に異なるチャネルで出力する請求項2に記載の伝送制御
    方法。
  4. 【請求項4】 前記第1のチャネル変更部から前記指定
    されたチャネルで出力されなければならない近接した複
    数の信号は、前記第2のチャネル変更部から出力される
    ときのチャネルを指定する前記第2のチャネル変更部の
    ためのチャネル指定情報を有しており、前記近接した複
    数の信号の前記第2のチャネル変更部のためのチャネル
    指定情報は互いに異なるチャネルを示しており、前記第
    2のチャネル変更部は、前記近接した複数の信号を前記
    第2のチャネル変更部のためのチャネル指定情報に従う
    チャネルで出力する請求項2に記載の伝送制御方法。
  5. 【請求項5】 前記チャネル変更部には、前記複数のチ
    ャネルを伝送されてきた信号を一時記憶する記憶部を介
    して信号が入力されるものであり、該記憶部は、入力さ
    れる信号を入力されるチャネル毎に区別して記憶し、入
    力されたチャネル毎にそれぞれ別々の出力部から出力す
    る請求項1乃至4のいずれか1項に記載の伝送制御方
    法。
  6. 【請求項6】 前記記憶部は、入力される信号を、更
    に、該記憶部から入力される信号を出力する前記チャネ
    ル変更部からチャネルを指定して出力する信号と、チャ
    ネルを指定せずに出力する信号とに区別して記憶する請
    求項5に記載の伝送制御方法。
  7. 【請求項7】 前記記憶部は、入力される信号を、更
    に、該記憶部から入力される信号を出力するチャネル変
    更部から該信号が出力される際のチャネル毎に区別して
    記憶する請求項5もしくは6に記載の伝送制御方法。
  8. 【請求項8】 前記チャネル変更部は、前記別々の出力
    部から入力される信号を出力できるチャネルを変更し、
    前記記憶部は前記別々の出力部それぞれから、前記チャ
    ネル変更部が前記別々の出力部それぞれからの信号を出
    力できるチャネルとして設定したチャネルで出力すべき
    信号を出力する請求項5乃至7のいずれか1項に記載の
    伝送制御方法。
  9. 【請求項9】 前記チャネル変更部は、前記別々の出力
    部の内の複数の出力部が同時には互いに異なるチャネル
    に出力できるようにチャネルを変更する請求項8に記載
    の伝送制御方法。
  10. 【請求項10】 前記チャネル変更部は、前記チャネル
    の変更を所定のパターンに従って行う請求項9記載の伝
    送制御方法。
  11. 【請求項11】 前記チャネル変更部は前記別々の出力
    部からの信号がそれぞれ入力される入力端と、前記複数
    のチャネルに対応しそれぞれのチャネルで信号を出力す
    る出力端との間の接続関係を切り換える切り換え手段を
    有しており、前記チャネル変更部は前記接続関係を変更
    し、前記記憶部は前記別々の出力部それぞれから、前記
    別々の出力部それぞれに対応する入力端が前記チャネル
    変更部が設定した前記接続関係によって接続される出力
    端から出力すべき信号を出力する請求項5乃至10いず
    れかに記載の伝送制御方法。
  12. 【請求項12】 前記チャネル変更部は前記別々の出力
    部からの信号がそれぞれ入力される可変チャネル送信部
    を有しており、該可変チャネル送信部の送信チャネルを
    変更し、前記記憶部は前記別々の出力部それぞれから、
    前記別々の出力部それぞれに対応する前記可変チャネル
    送信部が前記別々の出力部それぞれからの信号を出力で
    きるチャネルとして設定したチャネルで出力すべき信号
    を出力する請求項5乃至11のいずれか1項に記載の伝
    送制御方法。
  13. 【請求項13】 前記複数のチャネルを伝送される信号
    は、所定の位置において該チャネル上から分離されて、
    送信先に到達する請求項1乃至12のいずれか1項に記
    載の伝送制御方法。
  14. 【請求項14】 前記信号は、それぞれが送信先のアド
    レス情報を有している請求項1乃至13のいずれか1項
    に記載の伝送制御方法。
  15. 【請求項15】 前記アドレス情報は、前記第1のチャ
    ネル変更部において該信号を出力すべきチャネルを示す
    情報を含んでおり、前記第1のチャネル変更部は該第1
    のチャネル変更部において該信号を出力すべきチャネル
    を示す情報に従うチャネルで該信号を出力する請求項1
    4に記載の伝送制御方法。
  16. 【請求項16】 複数のチャネルで信号の伝送を行うネ
    ットワークシステムであって、前記複数のチャネルで信
    号が入力され、該複数のチャネルで入力された信号それ
    ぞれを前記複数のチャネルのうちのいずれかで出力する
    複数のチャネル変更部を有しており、前記複数のチャネ
    ル変更部の内の第1のチャネル変更部から前記複数のチ
    ャネルの内の指定された同じチャネルで出力しなければ
    ならない近接した複数の信号を、該第1のチャネル変更
    部に互いに異なるチャネルで入力することを特徴とする
    ネットワークシステム。
  17. 【請求項17】 前記複数のチャネル変更部の内の前記
    第1のチャネル変更部から前記複数のチャネルの内の同
    じチャネルで出力しなければならない近接した複数の信
    号を、前記第1のチャネル変更部に互いに異なるチャネ
    ルで入力するために、前記第1のチャネル変更部に対し
    て信号を出力する第2のチャネル変更部において、前記
    第1のチャネル変更部から前記複数のチャネルの内の同
    じチャネルで出力しなければならない近接した複数の信
    号を互いに異なるチャネルで出力する請求項16に記載
    のネットワークシステム。
  18. 【請求項18】 前記チャネル変更部は、前記複数のチ
    ャネルで入力される信号をモニタするモニタ手段を有し
    ており、前記第2のチャネル変更部において、前記複数
    のチャネルで入力される信号をモニタし、所定の時間内
    に、前記第1のチャネル変更部から前記複数のチャネル
    の内の同じチャネルで出力しなければならない複数の信
    号が入力された場合に、それら複数の信号を互いに異な
    るチャネルで出力する請求項17に記載のネットワーク
    システム。
  19. 【請求項19】 前記第1のチャネル変更部から前記指
    定されたチャネルで出力されなければならない近接した
    複数の信号は、前記第2のチャネル変更部から出力され
    るときのチャネルを指定する前記第2のチャネル変更部
    のためのチャネル指定情報を有しており、前記近接した
    複数の信号の前記第2のチャネル変更部のためのチャネ
    ル指定情報は互いに異なるチャネルを示しており、前記
    第2のチャネル変更部は入力される前記第1のチャネル
    変更手段から前記指定されたチャネルで出力されなけれ
    ばいけない近接した複数の信号から、前記第2のチャネ
    ル変更部のためのチャネル指定情報を読み出す手段を有
    しており、前記第2のチャネル変更部は、前記近接した
    複数の信号を前記第2のチャネル変更部のためのチャネ
    ル指定情報に従うチャネルで出力する請求項17に記載
    のネットワークシステム。
  20. 【請求項20】 前記チャネル変更部には、前記複数の
    チャネルを伝送されてきた信号を一時記憶する記憶部を
    介して信号が入力されるものであり、該記憶部は、入力
    される信号を入力されるチャネル毎に区別して記憶し、
    入力されたチャネル毎にそれぞれ別々の出力部から出力
    するものである請求項16乃至19のいずれか1項に記
    載のネットワークシステム。
  21. 【請求項21】 前記記憶部は、入力される信号を、更
    に、該記憶部から入力される信号を出力するチャネル変
    更部からチャネルを指定して出力する信号と、チャネル
    を指定せずに出力する信号とに区別して記憶するもので
    ある請求項20に記載のネットワークシステム。
  22. 【請求項22】 前記記憶部は、入力される信号を、更
    に、該記憶部から入力される信号を出力するチャネル変
    更部から該信号が出力される際のチャネル毎に区別して
    記憶するものである請求項20もしくは21に記載のネ
    ットワークシステム。
  23. 【請求項23】 前記チャネル変更部は、前記別々の出
    力部から入力される信号を出力できるチャネルを変更す
    るものであり、前記記憶部は前記別々の出力部それぞれ
    から、前記チャネル変更部が前記別々の出力部それぞれ
    からの信号を出力できるチャネルとして設定したチャネ
    ルで出力すべき信号を出力するものである請求項20乃
    至22いずれかに記載のネットワークシステム。
  24. 【請求項24】 前記チャネル変更部は、前記別々の出
    力部の内の複数の出力部が同時には互いに異なるチャネ
    ルに出力できるようにチャネルを変更するものである請
    求項23に記載のネットワークシステム。
  25. 【請求項25】 前記チャネル変更部は、前記チャネル
    の変更を所定のパターンに従って行う請求項23もしく
    は24に記載のネットワークシステム。
  26. 【請求項26】 前記チャネル変更部は前記別々の出力
    部からの信号がそれぞれ入力される入力端と、前記複数
    のチャネルに対応しそれぞれのチャネルで信号を出力す
    る出力端との間の接続関係を切り換える切り換え手段を
    有しており、前記記憶部は前記別々の出力部それぞれか
    ら、前記別々の出力部それぞれに対応する入力端が前記
    チャネル変更部が設定した前記接続関係によって接続さ
    れる出力端から出力すべき信号を出力するものである請
    求項20乃至25のいずれか1項に記載のネットワーク
    システム。
  27. 【請求項27】 前記チャネル変更部は前記別々の出力
    部からの信号がそれぞれ入力される可変チャネル送信部
    を有しており、前記記憶部は前記別々の出力部それぞれ
    から、前記別々の出力部それぞれに対応する前記可変チ
    ャネル送信部が前記別々の出力部それぞれからの信号を
    出力できるチャネルとして設定したチャネルで出力すべ
    き信号を出力するものである請求項20乃至26のいず
    れか1項に記載のネットワークシステム。
  28. 【請求項28】 請求項16乃至27のいずれか1項に
    記載のネットワークシステムにおいて、前記複数のチャ
    ネルを伝送される信号をチャネル上から分離する分離手
    段を有しており、前記複数のチャネルを伝送される信号
    は、所定の位置において該チャネル上から前記分離手段
    により分離されることを特徴とするネットワークシステ
    ム。
  29. 【請求項29】 前記チャネル変更部と前記分離部はノ
    ード装置内に設けられている請求項28に記載のネット
    ワークシステム。
  30. 【請求項30】 請求項16乃至29のいずれか1項に
    記載のネットワークシステムにおいて、前記チャネルに
    信号を挿入する挿入部を有しているネットワークシステ
    ム。
  31. 【請求項31】 前記チャネル変更部と前記挿入部はノ
    ード装置内に設けられている請求項30に記載のネット
    ワークシステム。
  32. 【請求項32】 前記信号は、それぞれが送信先のアド
    レス情報を有している請求項16乃至31のいずれか1
    項に記載のネットワークシステム。
  33. 【請求項33】 前記アドレス情報は、前記第1のチャ
    ネル変更部において該信号を出力すべきチャネルを示す
    情報を含んでおり、前記第1のチャネル変更部は該第1
    のチャネル変更部において該信号を出力すべきチャネル
    を示す情報に従うチャネルで該信号を出力する請求項3
    2に記載のネットワークシステム。
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