JPH10336248A - 通信システム及び通信システムに接続可能な通信装置と、通信システムの制御方法及び通信システムに接続可能な通信装置の制御方法 - Google Patents

通信システム及び通信システムに接続可能な通信装置と、通信システムの制御方法及び通信システムに接続可能な通信装置の制御方法

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JPH10336248A
JPH10336248A JP4541198A JP4541198A JPH10336248A JP H10336248 A JPH10336248 A JP H10336248A JP 4541198 A JP4541198 A JP 4541198A JP 4541198 A JP4541198 A JP 4541198A JP H10336248 A JPH10336248 A JP H10336248A
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signal
channel
node device
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JP4541198A
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Kazuhiko Hojo
和彦 北條
Atsushi Tamura
淳 田村
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
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    • H04J14/02Wavelength-division multiplex systems
    • H04J14/0227Operation, administration, maintenance or provisioning [OAMP] of WDM networks, e.g. media access, routing or wavelength allocation
    • HELECTRICITY
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    • H04J14/02Wavelength-division multiplex systems
    • H04J14/0227Operation, administration, maintenance or provisioning [OAMP] of WDM networks, e.g. media access, routing or wavelength allocation
    • H04J14/0228Wavelength allocation for communications one-to-all, e.g. broadcasting wavelengths
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    • H04J14/00Optical multiplex systems
    • H04J14/02Wavelength-division multiplex systems
    • H04J14/0278WDM optical network architectures
    • H04J14/0283WDM ring architectures

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノード装置間で信号の伝送を行う際に、伝送
容量を柔軟に使用する。 【解決手段】 下流側のノード装置が、チャネルへの信
号の挿入に先立ち、上流側のノード装置に該チャネルで
の出力を減らすように要求する。上流側のノード装置に
おいては、該要求に応じて前記チャネルでの出力を他の
チャネルに振り分ける等により前記チャネルでの出力を
減らす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は通信システム及び通
信システムに接続可能な通信装置と、通信システムの制
御方法及び通信システムに接続可能な通信装置の制御方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、端末装置の高速化に伴い、ネット
ワークの高速化の為に効率よく伝送を行なうためのネッ
トワーク構成が研究されている。
【0003】このようなネットワークには、ノード間の
通信を波長や周波数などのチャネルを複数用いて多重通
信し、各チャネル毎に接続する端末装置が決められてい
るものがある。
【0004】そして、このようなネットワークには、端
末装置が送信するデータを多重された複数のチャネルに
振り分けて通信することにより、各チャネルのデータ伝
送容量は少ないが、ネットワーク全体では大容量のデー
タを送信できるようにしている。
【0005】例を挙げて説明すると、8つのチャネルで
接続するノード装置があり、ノード装置に端末装置が接
続されているとする。そして、チャネル1に接続されて
いる端末装置が120Mbpsのデータを送信すると、その
データは各チャネルに振り分けられて送信されるので、
各チャネル夫々では15Mbps(120Mbps/8チャネ
ル)の伝送容量で済む。
【0006】また、このようなネットワークでは、各端
末装置から送信できる伝送容量は、各チャネルの最大伝
送容量から各チャネルで通信されている伝送容量を引い
た値である。
【0007】つまり、最大伝送容量150Mbpsのチャネ
ルが8チャネル多重されているネットワークにおいて、
各チャネルに100Mbpsのデータが通信されている場合
には、端末装置から送信できるデータ量は、50Mbps
(150Mbps−100Mbps)である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、上述したように、各端末装置から送信できる
伝送容量は、各チャネルの最大伝送容量から各チャネル
で通信されている伝送容量を引いた値であるので、その
値を超えた容量のデータを送信することはできなかっ
た。
【0009】つまり、上述の例で考えると、ネットワー
ク全体で考えてみると、各チャネルの新たに通信できる
伝送容量は50Mbpsであるので、ネットワーク全体で
は、あと400Mbps(50Mbps×8チャネル=400Mb
ps)のデータを通信することができるにもかかわらず、
端末装置からは50Mbpsのデータしか送信することがで
きなかった。
【0010】本発明は、上記問題を解決するために、伝
送容量を柔軟に使用することを目的とする。
【0011】また、本発明の他の目的は、ネットワーク
全体の伝送容量を有効に使用することである。
【0012】また、本発明の他の目的は、使用されてい
ない伝送容量を有効に活用することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、信号を伝送するチャネルと、前記チャネル
に信号を出力する第1のノード装置と、少なくとも前記
第1のノード装置が信号を出力したチャネルに信号を挿
入する第2のノード装置を有する通信システムの制御方
法において、前記第2のノード装置は、前記チャネルに
信号を挿入するのに先立ち、前記第2のノード装置が信
号を出力しようとしている前記チャネルの信号の出力を
制御するように前記第1のノード装置に対して要求する
要求工程と、前記第1のノード装置が前記要求工程にお
ける要求に基づいた制御を行なった後に、前記チャネル
に信号を挿入する挿入工程を有し、前記第1のノード装
置は、要求工程における要求を受信させる受信工程と、
前記受信工程において受信された要求に基づいて、前記
第2のノード装置が信号を出力しようとしている前記チ
ャネルの信号の出力を制御する制御工程を有することに
より、前記第2のノード装置は、信号を挿入しようとし
ている前記チャネルへの信号の挿入が可能となることを
特徴とする制御方法を提供する。
【0014】また、複数のノード装置の信号を伝送する
チャネルを介して接続し、ノード装置間で信号の伝送を
行なう通信システムに接続可能なノード装置の制御方法
において、前記チャネルに信号を出力させる出力工程
と、他のノード装置が前記チャネルに信号を挿入するの
に先立ち送信した、前記他のノード装置が信号を出力し
ようとしている前記チャネルの信号の出力を制御するよ
うに要求する要求信号を受信する受信工程と、前記受信
工程において受信された前記他のノード装置からの要求
信号に基いて、前記出力工程において前記チャネルに出
力される信号の量を制御する制御工程を有することによ
り、前記他のノード装置の前記チャネルへの信号の挿入
が可能となることを特徴とする制御方法を提供する。
【0015】また、信号を伝送する複数のチャネルと、
前記複数のチャネルのうちの第1のチャネルに信号を出
力する第1のノード装置と、少なくとも前記第1のノー
ド装置が信号を出力した前記第1のチャネルに信号を挿
入する第2のノード装置を有する通信システムの制御方
法において、前記第2のノード装置は、前記第1のチャ
ネルに信号を挿入するのに先立ち、前記第1のチャネル
で通信されている信号を他のチャネルで通信するように
前記第1のノード装置に対して要求する要求工程と、前
記第1のノード装置が前記要求工程における要求に基づ
いた制御を行なった後に、前記第1のチャネルに信号を
挿入する挿入工程を有し、前記第1のノード装置は、要
求工程における要求を受信させる受信工程と、前記受信
工程において受信された要求に基づいて、前記第1のチ
ャネルで通信されている信号を他のチャネルで通信する
ように制御する制御工程を有することにより、前記第2
のノード装置は、信号を挿入しようとしている前記チャ
ネルへの信号の挿入が可能となることを特徴とする制御
方法を提供する。
【0016】また、信号を伝送する複数のチャネルと、
前記複数のチャネルのうちの第1のチャネルに信号を出
力する第1のノード装置と、前記第1のノード装置が信
号を出力した前記第1のチャネルに信号を挿入する第2
のノードを有する通信システムに接続可能な前記第1の
ノード装置の制御方法において、前記第1のチャネルに
信号を出力させる出力工程と、前記第2のノード装置が
前記第1のチャネルに信号を挿入するのに先立ち送信し
た、前記第1のチャネルで通信されている信号を他のチ
ャネルで通信するように要求する要求信号を受信する受
信工程と、前記受信工程において受信された前記第2の
ノード装置からの要求信号に基いて、前記第1のチャネ
ルで通信されている信号を他のチャネルで通信するよう
に制御する制御工程を有することにより、前記第2のノ
ード装置の前記第1のチャネルへの信号の挿入が可能と
なることを特徴とする制御方法を提供する。
【0017】また、通信システムにおいて、信号を伝送
するチャネルと、前記チャネルに信号を出力する第1の
ノード装置と、前記第1のノード装置が信号を出力した
チャネルに信号を挿入することが可能な第2のノードを
有し、前記第2のノード装置は、前記チャネルに信号を
挿入するのに先立ち、前記第2のノード装置が信号を出
力しようとしている前記チャネルの信号の出力を制御す
るように前記第1のノード装置に対して要求する要求手
段と、前記第1のノード装置が前記要求手段による要求
に基づいた制御を行なった後に、前記チャネルに信号を
挿入する挿入手段を有し、前記第1のノード装置は、要
求手段による要求を受信する受信手段と、前記受信手段
により受信された要求に基づいて、前記第2のノード装
置が信号を出力しようとしている前記チャネルの信号の
出力を制御する制御手段を有することにより、前記第2
のノード装置は、信号を挿入しようとしている前記チャ
ネルへの信号の挿入が可能となることを特徴とする通信
システムを提供する。
【0018】また、複数のノード装置の信号を伝送する
チャネルを介して接続し、ノード装置間で信号の伝送を
行なう通信システムに接続可能なノード装置において、
前記チャネルに信号を出力する出力手段と、他のノード
装置が前記チャネルに信号を挿入するのに先立ち送信し
た、前記他のノード装置が信号を出力しようとしている
前記チャネルの信号の出力を制御するように要求する要
求信号を受信する受信手段と、前記受信手段により受信
された前記他のノード装置からの要求信号に基いて、前
記出力手段により前記チャネルに出力される信号の量を
制御する制御手段を有することにより、前記他のノード
装置の前記チャネルへの信号の挿入が可能となることを
特徴とするノード装置を提供する。
【0019】また、信号を伝送する複数のチャネルと、
前記複数のチャネルのうちの第1のチャネルに信号を出
力する第1のノード装置と、前記第1のノード装置が信
号を出力した前記第1のチャネルに信号を挿入する第2
のノードを有する通信システムにおいて、前記第2のノ
ード装置は、前記第1のチャネルに信号を挿入するのに
先立ち、前記第1のチャネルで通信されている信号を他
のチャネルで通信するように前記第1のノード装置に対
して要求する要求手段と、前記第1のノード装置が前記
要求手段による要求に基づいた制御を行なった後に、前
記第1のチャネルに信号を挿入する挿入手段を有し、前
記第1のノード装置は、要求手段による要求を受信する
受信手段と、前記受信手段により受信された要求に基づ
いて、前記第1のチャネルで通信されている信号を他の
チャネルで通信するように制御する制御手段を有するこ
とにより、前記第2のノード装置は、信号を挿入しよう
としている通信システムを提供する。
【0020】また、信号を伝送する複数のチャネルと、
前記複数のチャネルのうちの第1のチャネルに信号を出
力する第1のノード装置と、前記第1のノード装置が信
号を出力した前記第1のチャネルに信号を挿入する第2
のノードを有する通信システムに接続可能な前記第1の
ノード装置において、前記第1のチャネルに信号を出力
する出力手段と、前記第2のノード装置が前記第1のチ
ャネルに信号を挿入するのに先立ち送信した、前記第1
のチャネルで通信されている信号を他のチャネルで通信
するように要求する要求信号を受信する受信手段と、前
記受信手段により受信された前記第2のノード装置から
の要求信号に基いて、前記第1のチャネルで通信されて
いる信号を他のチャネルで通信するように制御する制御
手段を有することにより、前記第2のノード装置の前記
第1のチャネルへの信号の挿入が可能となることを特徴
とする第1のノード装置を提供する。
【0021】また、コンピュータで読み取り可能であ
り、複数のノード装置の信号を伝送するチャネルを介し
て接続し、ノード装置間で信号の伝送を行なう通信シス
テムに接続可能なノード装置を制御するためのプログラ
ムを記憶する記憶媒体において、チャネルに信号を出力
させる出力工程と、他のノード装置が前記チャネルに信
号を挿入するのに先立ち送信した、前記他のノード装置
が信号を出力しようとしている前記チャネルの信号の出
力を制御するように要求する要求信号を受信する受信工
程と、前記受信工程において受信された前記他のノード
装置からの要求信号に基いて、前記出力工程において前
記チャネルに出力される信号の量を制御する制御工程を
有することにより、前記他のノード装置の前記チャネル
への信号の挿入が可能となるプログラムを記憶する記憶
媒体を提供する。
【0022】また、コンピュータで読み取り可能であ
り、信号を伝送する複数のチャネルと、前記複数のチャ
ネルのうちの第1のチャネルに信号を出力する第1のノ
ード装置と、前記第1のノード装置が信号を出力した前
記第1のチャネルに信号を挿入する第2のノードを有す
る通信システムに接続可能な前記第1のノード装置を制
御するためのプログラムを記憶する記憶媒体において、
前記第1のチャネルに信号を出力させる出力工程と、前
記第2のノード装置が前記第1のチャネルに信号を挿入
するのに先立ち送信した、前記第1のチャネルで通信さ
れている信号を他のチャネルで通信するように要求する
要求信号を受信する受信工程と、前記受信工程において
受信された前記第2のノード装置からの要求信号に基い
て、前記第1のチャネルで通信されている信号を他のチ
ャネルで通信するように制御する制御工程を有すること
により、前記第2のノード装置の前記第1のチャネルへ
の信号の挿入が可能となるプログラムを記憶する記憶媒
体を提供する。
【0023】(作用)本発明によれば、ネットワーク全
体の伝送容量を柔軟に使用することができる。
【0024】また、ネットワーク全体の伝送容量を有効
に使用することもできる。
【0025】また、ネットワーク上の使用されていない
伝送容量を有効に活用することができる。
【0026】また、端末装置が送信するデータを多重さ
れた複数のチャネルに振り分けて通信するネットワーク
において、端末装置から送信できる伝送容量が、各チャ
ネルの最大伝送容量から各チャネルで通信されている伝
送容量を引いた値以上であっても、端末装置からデータ
を送信することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明を説明するのに先立ち、本
願出願人が本願出願に先立ち出願した特願平9−755
41号公報に記載の技術を本発明の実施形態の基本構成
の説明のため及び本発明の理解を助けるための参考例と
して説明する。
【0028】図9において、符号1049はノード装置
の制御部であり、その内部には、バッファ制御部105
0と波長制御部151を有している。符号1050はバ
ッファ制御部であり、あるチャネル(波長)に接続され
ている接続時間(以後これをST単位時間と呼ぶ)内に
おいて後述するデュアルポートメモリ内の記憶領域とF
IFO(ファーストインファーストアウト)内のパケッ
トを読み出し、その単位時間が経過すると他の記憶領域
とFIFO内のパケットを読み出して、デュアルポート
メモリ内の全ての記憶領域にアクセスすると再び一番最
初に読み出した記憶領域とFIFO内のパケットを読み
出すようにパケットの読み出し制御を行う。又、バッフ
ァ制御部1050は、ある記憶領域内のパケット数とF
IFO内のパケット数から、ST単位時間内にその記憶
領域内のパケットを読み出す時間とFIFO内のパケッ
トを読み出す時間を設定することも行う。記憶領域から
のパケットの読み出しは、その記憶領域を構成部分とす
るバッファと接続する可変波長送信部がその記憶領域に
対応する波長を送信する時に同期して行われる。波長制
御部151は、後述する所定の送信波長制御テーブルの
パターンに従って可変波長送信手段の送信波長を制御す
る。符号101は、光波長多重伝送路であるところの光
ファイバであり、上流に隣接するノード装置の合流器と
自ノード装置の分岐器との間の伝送路として機能する。
符号102は分岐器であり、光ファイバ101を伝送し
てきた光信号を分岐し8個の固定波長受信部に出力す
る。符号105から112は、フォトダイオードを用い
た、固定波長受信手段であるところの固定波長受信部I
〜固定波長受信部VIIIである。固定波長受信部Iか
ら固定波長受信部VIIIは、それぞれ波長λ1からλ
8に対応した一つの波長の光信号で伝送されるパケット
のみを受信する。例えば、固定波長受信部Iは、波長λ
1の光信号を受信し、固定波長受信部IIは、波長λ2
の光信号を受信し、固定波長受信部VIIIは、波長λ
8の光信号を受信する。
【0029】符号121から128は分離挿入部であ
り、対応する固定波長受信部から出力されるパケットの
中から、端末が接続するサブ伝送路に出力するべきパケ
ットを分離してサブ伝送路に出力し、サブ伝送路を伝送
されてくるパケットを対応する固定波長受信部からの出
力に挿入する機能を有している。すなわち分離挿入手段
とは分離手段と挿入手段からなるものであり、信号の分
離は信号の挿入よりも前に行うように構成されている。
符号129から136は記憶手段であるバッファであ
り、分離挿入部から出力されるパケットを可変波長送信
部の各送信波長に対応した記憶領域に一時記憶する機能
を有している。符号113から120は、チューナブル
レーザダイオード(TLD)を用いた可変波長送信手段
であるところの可変波長送信部Iから可変波長送信部V
IIIであり、各バッファから出力されるパケットを、
波長制御部151の制御によって、波長λ1〜波長λ8
のいずれかのチャネルの信号に変換して合流器103を
介して光波長多重伝送路であるところの光ファイバ10
4に出力する。
【0030】符号103は合流器であり、8個の可変波
長送信部I〜VIIIから送出される波長λ1から波長
λ8の光信号を合流し、光ファイバ104に出射する。
符号104は光波長多重伝送路であるところの光ファイ
バであり、自ノード装置の合流器と下流に隣接するノー
ド装置の分岐器との間の伝送路として機能する。符号1
60から167は、サブ伝送路Iからサブ伝送路VII
Iであり、分離挿入部と端末との間のパケットの伝送路
としての機能を果たす。符号170から177は、それ
ぞれサブ伝送路Iからサブ伝送路VIIIに接続された
端末Iから端末VIIIであり、分離挿入部から出力さ
れるパケットを受信すると共に、他の端末へ送信するパ
ケットを作成し、サブ伝送路を介して、分離挿入部に送
信する。
【0031】図2は、このノード装置内に用いられるバ
ッファI〜バッファVIIIの内部構成図である。バッ
ファI〜バッファVIIIの内部構成は全て同一の構成
である。符号201はデコーダであり、入力されるパケ
ットのアドレス部を読み取り、パケットの送信先が隣接
ノードに接続されたサブ伝送路であるか否かを判断し、
隣接ノードに接続されたサブ伝送路でない場合は、デマ
ルチプレクサ204の出力先をFIFO206に設定す
る様にデマルチプレクサ204に指示する。一方パケッ
トの送信先が隣接ノードに接続されたサブ伝送路である
場合においては、デコーダ201は、デマルチプレクサ
204の出力先をデュアルポートメモリ205に設定す
る様にデマルチプレクサ204に指示すると共に、その
パケットの書き込み先である記憶領域の書き込み開始ア
ドレスを書き込みアドレスカウンタ202に指示する。
符号202は書き込みアドレスカウンタであり、デコー
ダ201から出力された書き込み開始アドレス値から順
次パケットを書き込むべき記憶領域のアドレスをデュア
ルポートメモリ205に出力する。パケットを記憶させ
るべきデュアルポートメモリ205内の記憶領域は、パ
ケットの送信先である端末に関係する。例えば、パケッ
トの送信先が隣接するノート装置に接続する端末II1
71であるならば、端末II171がノード装置内の分
離挿入部II122に接続されているので、端末II1
71にパケットが到達するためには、そのパケットが波
長λ2の光信号としてノード装置内の分離挿入部II1
22に接続した固定波長受信部II106に入力する必
要があり、パケットが波長λ2の光信号に変換されるた
めには、デュアルポートメモリ205内の波長λ2に対
応する記憶領域に記憶される必要がある。符号203
は、読み出しアドレスカウンタであり、バッファ制御テ
ーブルから出力されるオフセット値を読み出し開始アド
レスとして、順次その読み出しアドレスをセレクタ20
7からのパケット出力制御信号に従ってインクリメント
し、その値をデュアルポートメモリ205に出力する。
符号204は、デマルチプレクサであり、入力されたパ
ケットをデコーダ201の指示に応じて、デュアルポー
トメモリ205又は、FIFO206に出力する。符号
205は、パケットデータの書き込みと、読み出しを独
立に行う為のデュアルポートメモリである。デュアルポ
ートメモリ205の記憶領域は図3のメモリマップに示
す様に、変調可能な可変波長毎に記憶領域が確保されて
いる。例えば、記憶領域IVに記憶されたパケットは、
可変波長送信部の送信波長が波長λ4に設定された時に
のみ読み出されて、可変波長送信部により波長λ4の光
信号として送出される。よって各記憶領域に記憶された
パケットは、各記憶領域に対応した波長の光信号に変換
されてノード装置から出力される。記憶領域I〜記憶領
域VIIIの先頭アドレスは、それぞれA1,A2,A
3,A4,A5,A6,A7及びA8である。符号20
6は、FIFO(FIrst InFIrst Ou
t)であり、入力されたパケットを一時記憶して入力さ
れた順番にセレクタに出力する。符号207はセレクタ
であり、ST単位時間内において、後述する読み出し制
御部1109で設定されたデュアルポートメモリ読み出
し時間の間、デュアルポートメモリの出力端を可変波長
送信部に接続し、なお且つ読み出しアドレスカウンタ2
03へオフセット値のインクリメントを指示するパケッ
ト出力制御信号を出力する。又、FIFO読み出し時間
においては、FIFOの出力端を可変波長送信部に接続
し、FIFOへパケット出力制御信号を出力し、FIF
O内のパケットを読み出す。符号208は、メモリモニ
タであり、デュアルポートメモリ205内の各記憶領域
及びFIFOに入力するパケットと出力されるパケット
を認識し、その情報を後述するバッファ内の読み出し制
御部1109へ出力する。
【0032】図10は、バッファ制御部1050の構成
図である。図10において、符号1101から1108
は、それぞれバッファ制御テーブルIからバッファ制御
テーブルVIIIである。バッファ制御テーブルIから
バッファ制御テーブルVIIIは、後述する波長制御部
151内のROMカウンタ502から出力されるアドレ
ス値によって順次読み出され、読み出された所定のオフ
セット値をバッファIからバッファVIIIの読み出し
アドレスカウンタ203に出力する。これらのテーブル
は、リードオンリーメモリ(ROM)によって構成され
ている。バッファ制御テーブルIからバッファ制御テー
ブルVIIIの内容は後述する。符号1109は読み出
し制御部であり、各ST単位時間内において読み出され
る所定の記憶領域内のパケットをFIFOに対して優先
的に読み出すようにセレクタに通知する。例えば、ある
ST単位時間内において、バッファI129内のデュア
ルポートメモリ205の記憶領域III303を読み出
す場合には、読み出し制御部1109は、記憶領域II
I303内に存在するパケットを全て読み出すのに必要
な時間の間、バッファI129内のセレクタ207へ記
憶領域III303の読み出し許可、FIFOの読み出
し禁止の制御信号を出力する。よって、ST単位時間内
で記憶領域III303内に存在するパケットだけを読
み出し、FIFO206内のパケットを読み出すことが
できない場合もありうる。なお、あるST単位時間内に
おいて、各バッファ内の所定の記憶領域に記憶されてい
るパケットの有無は、各バッファ内のメモリモニタ20
8によって認識され、各メモリモニタ208からバッフ
ァ制御部1050へその認識情報が出力される。
【0033】図5は、波長制御部151の内部構成図で
ある。図5において、符号503から510は、それぞ
れ波長制御テーブルIから波長制御テーブルVIIIで
ある。波長制御テーブルIから波長制御テーブルVII
Iは、ROMカウンタ502から出力されるアドレス値
によって順次読み出され、所定の波長制御信号を可変波
長送信部の駆動部に出力する。これらのテーブルは、リ
ードオンリーメモリ(ROM)によって構成されてい
る。波長制御テーブルIから波長制御テーブルVIII
の内容は後述する。符号501は、クロック発生器であ
り所定のクロック信号を発生し、バッファ制御部に送る
と共に、このクロック信号を分周し、ROMカウンタに
出力する。
【0034】前述した波長制御テーブルIから波長制御
テーブルVIIIの内容は、可変波長送信部が送信する
光信号の波長の遷移を示すものであり、例えば、表1に
示す如く設定される。又、前述したバッファ制御テーブ
ルIからバッファ制御テーブルVIIIのオフセット値
は表2に示す如く設定されている。これら16個のテー
ブルは、ROMカウンタ502によって同期して読み出
される。これにより各チューナブルレーザダイオード
(TLD)の送信波長は、λ1からλ3、λ5、λ7、
λ8、λ6、λ4、λ2、λ1の順に循環して遷移し、
また各チューナブルレーザダイオード(TLD)に接続
されたバッファのデュアルポートメモリ内の記憶領域を
読み出す為のオフセット値は、A1,A3,A5,A
7,A8,A6,A4,A2,A1の順に循環し、可変
波長送信部の送信波長の遷移に同期している。従って、
波長制御テーブルとバッファ制御テーブルに従うことに
よって、循環して遷移する可変波長送信部の送信波長に
対応した記憶領域内のパケットが、その時々の可変波長
送信部の送信波長の光信号に変換されて出力される。ま
た、各チューナブルレーザダイオード(TLD)の送信
波長は複数のチューナブルレーザダイオード(TLD)
が、同時に同一の波長での送信を行なわない様に、送信
波長の循環遷移の位相がずれている。この様に設定され
た波長制御テーブルIから波長制御テーブルVIIIに
よって可変波長送信部の送信波長が制御されている。
【0035】
【表1】
【0036】
【表2】
【0037】図6は、図9に示したノード装置を用いた
ネットワークシステムの構成例であり、5つのノード装
置を光ファイバによって接続した例を示している。符号
601から符号605は、図9に示したノード装置であ
り、それぞれ8個のサブ伝送路を介して8個の端末が接
続されている。符号606から符号610は、光波長多
重伝送路であるところの光ファイバである。
【0038】以下図2、図3、図5、図6、図9、図1
0、図11、表1、表2を参照しながら、このネットワ
ークシステムの伝送制御方法について説明する。
【0039】伝送制御方法を説明するに当たり、送信元
がノード装置I601のサブ伝送路I160に接続され
た端末I170であり、宛て先がノード装置II602
のサブ伝送路II161に接続された端末II171で
ある場合のパケットの伝送を例に説明する。以下の説明
ではパケットAの伝送動作を説明する。又、異なるノー
ド装置の同じ構成要素に対しては、便宜上図2、図3、
図5、図6、図9、図10、図11に示された同一の符
号を用いることとする。
【0040】先ず、ノード装置I601に接続された端
末の通信動作について説明する。送信元であるノード装
置I601のサブ伝送路I160に接続された端末I1
70は、送信先であるノード装置II602のサブ伝送
路II161に接続された端末II171のアドレスを
送信データに付加し、サブ伝送路I160を介してノー
ド装置I601の分離挿入部I121にパケットAを出
力する。
【0041】ノード装置I601の分離挿入部I121
は、受信したパケットAが隣接ノード装置へ送信された
ものであることから、固定波長受信部I105で受信さ
れたパケット流の切れ目を見いだし、その切れ目にサブ
伝送路I160を介して入力されたパケットAを挿入し
て、バッファI129に出力する。バッファI129内
のデコーダ201は、入力されたパケットAのアドレス
部を読み取る。このパケットAの送信先は隣接するノー
ド装置II602に接続された端末II171であるた
め、デコーダ201はデマルチプレクサ204の出力先
をデュアルポートメモリ205に接続し、且つ書き込み
アドレスカウンタ202にパケットAの所定の書き込み
開始アドレス値A2を出力する。これにより書き込みア
ドレスカウンタ202は、パケットAの書き込み開始ア
ドレス値から順次パケットを書き込むべき記憶領域のア
ドレスをデュアルポートメモリ205に出力する。パケ
ットAがデュアルポートメモリ205内の記憶領域II
に記憶されたのは、パケットAがノード装置II602
に接続された端末II171に送信されたパケットであ
り、端末II171はノード装置II602内の分離挿
入部II122に接続されているので、端末II171
にパケットが到達するためには、そのパケットが波長λ
2の光信号に変換されてノード装置II602内の分離
挿入部II122に接続した固定波長受信部II106
に入力しなければならないからである。
【0042】デュアルポートメモリ205内の記憶領域
IIに記憶されたパケットは、可変波長送信部の送信波
長が波長λ2に制御された時にのみ読み出されるので、
パケットAは、可変波長送信部の送信波長が波長λ2の
時に、波長λ2の光信号に変換されてノード装置II6
02に出力されることになる。
【0043】但し、各バッファ内のデコーダ201で読
み出した受信パケットの送信先のアドレスが、隣接する
ノード装置に接続された端末のアドレスでない時には、
送信するチャネルを指定する必要がないのでデコーダ2
01はデマルチプレクサ204の出力先をFIFO20
6に接続し、その受信パケットはFIFO206に記憶
される。
【0044】一方、ノード装置I601内の波長制御部
151のROMカウンタ502は、クロック501のク
ロック信号からST単位時間毎に読み出しアドレス値を
波長制御テーブルIからVIIIとバッファ制御テーブ
ルIからVIIIに同時に出力する。このアドレス値に
よって各波長制御テーブルと各バッファ制御テーブルの
内容が、それぞれ可変波長送信部とバッファに出力され
る。
【0045】今仮に、ROMカウンタ502から読み出
しアドレス値6が各波長制御テーブルと各バッファ制御
テーブルに出力されたとする。この時波長制御テーブル
から読み出される内容は、前述した表1で示されている
様に、波長制御テーブルIから波長λ4に対応した制御
信号であり、以下波長制御テーブルII、波長制御テー
ブルIII、波長制御テーブルIV、波長制御テーブル
V、波長制御テーブルVI、波長制御テーブルVII、
及び波長制御テーブルVIIIは、それぞれ波長λ2、
波長λ1、波長λ3、波長λ5、波長λ7、波長λ8及
び波長λ6に対応した制御信号を出力する。これら制御
信号は、それぞれ各波長制御テーブルと接続する可変波
長送信部に入力される。各可変波長送信部は、その制御
信号により所定の波長の光信号を送出する。
【0046】また、ROMカウンタ502からの読み出
しアドレス値6によるバッファ制御テーブルからの読み
出しに関しては、前述表2で示されているように、バッ
ファ制御テーブルIからは、記憶領域IVに対応したオ
フセット値A4であり、以下バッファ制御テーブルI
I、バッファ制御テーブルIII、バッファ制御IV、
バッファ制御テーブルV、バッファ制御テーブルVI、
バッファ制御テーブルVII、及びバッファテーブルV
IIIは、それぞれ記憶領域II、記憶領域I、記憶領
域III、記憶領域V、記憶領域VII、記憶領域VI
II、及び記憶領域VIに対応したオフセット値A2,
オフセット値A1,オフセット値A3,オフセット値A
5,オフセット値A7,オフセット値A8、及びオフセ
ット値A6である。これらオフセット値は、それぞれバ
ッファIからバッファVIIIの読み出しアドレスカウ
ンタ203に出力される。
【0047】又、バッファ制御部1050の読み出し制
御部1109は、ROMカウンタ502からの読み出し
アドレス値の変更により、ST単位時間間隔を認識し、
あるST単位時間内において読み出される所定の各記憶
領域内のパケットを優先的に読み出すようにバッファ内
の各セレクタ207へデュアルポートメモリ読み出し許
可、FIFOの読み出し禁止の制御信号を出力する。す
なわち、ST単位時間内にデュアルポートメモリの所定
の記憶領域内に読み出されるパケットが存在しなくなっ
た時に始めて、FIFO読み出し許可、デュアルポート
メモリ読み出し禁止の制御信号が、読み出し制御部11
09によりその記憶領域を含むバッファ内のセレクタ2
07へ出力される。これにより、セレクタ207はFI
FO206またはデュアルポートメモリ205のどちら
か一方の出力端と可変波長送信部を接続し、且つFIF
O206へ、又はデュアルポートメモリ205と接続す
る読み出しアドレスカウンタ203へパケットの出力許
可制御信号を与える。そしてこの一連の動作をST単位
時間毎に、読み出される所定の記憶領域を変更して行
う。
【0048】オフセット値A4が入力されたバッファI
129内の読み出しアドレスカウンタ203は、このオ
フセット値A4をロードし、セレクタ207からのパケ
ット出力許可信号により、そのロードした値を順次イン
クリメントし、その値をデュアルポートメモリ205に
出力する。なお、セレクタ207からのパケット出力許
可信号は、読み出し制御部1109からのデュアルポー
トメモリ読み出し許可、FIFOの読み出し禁止の制御
信号に従って出力される。これによりバッファI内の記
憶領域IVから読み出されたパケットは、可変波長送信
部I113により波長λ4の光信号に変換される。
【0049】従って、ROMカウンタ502からの読み
出しアドレス値6では、可変波長送信部I113の送信
波長は波長λ4に設定され、この波長に対応するバッフ
ァI129のデュアルポートメモリ205の記憶領域I
Vからパケットが読み出される。よって、この場合、パ
ケットAは、バッファI129内の記憶領域IIに記憶
されていて記憶領域IVに記憶されていないので、可変
波長送信部I113にパケットAは出力されない。
【0050】なお、そのST単位時間においてバッファ
I129の記憶領域IV内の全てのパケットが読み出さ
れると、読み出し制御部1109は、バッファI129
内のFIFOの読み出し許可、デュアルポートメモリの
読み出し禁止の制御信号をセレクタ207に出力する。
【0051】次に波長制御部151のROMカウンタ5
02は、クロック501のクロック信号をカウントし、
読み出しアドレス値7を波長制御テーブルIからVII
Iとバッファ制御テーブルIからVIIIに同時に出力
する。このとき波長制御テーブルI503から読み出さ
れる内容は、前述した表1で示されている波長λ2に対
応した制御信号である。この波長λ2に対応した制御信
号は、波長制御テーブルIと接続する可変波長送信部I
113に出力される。可変波長送信部I113は、その
制御信号により波長λ2の光信号を送出する。
【0052】また、波長制御部151のROMカウンタ
502から出力される読み出しアドレス値7は、バッフ
ァ制御部1050のバッファ制御テーブルI〜バッファ
制御テーブルVIIIにも出力され、バッファ制御テー
ブルIからVIIIの内容が読み出される。このときバ
ッファ制御テーブルIから読み出される内容は、前述表
2で示されている記憶領域IIに対応したオフセット値
A2である。
【0053】一方、読み出し制御部1109は、ROM
カウンタ502からの読み出しアドレス値の変更によ
り、次のST単位時間間隔を認識し、そして各バッファ
内の所定の記憶領域のパケットの有無に従って、各セレ
クタ207へデュアルポートメモリ読み出し許可、FI
FOの読み出し禁止の制御信号を出力する。これによ
り、バッファI129内のセレクタ207は、デュアル
ポートメモリ205の出力端と可変波長送信部I113
を接続する。又、バッファI129内の読み出しアドレ
スカウンタ203は、入力されたオフセット値A2をロ
ードし、セレクタ207からのパケット出力許可信号に
より、そのロードした値を順次インクリメントし、その
値をデュアルポートメモリ205に出力する。
【0054】よって、デュアルポートメモリ205内の
記憶領域II内のパケットAは、セレクタ207を通過
して、可変波長送信部I113により波長λ2の光信号
に変換されて、合流器103に出力される。
【0055】可変波長送信部II114から可変波長送
信部VIII120はバッファII130からバッファ
VIII136より出力されたパケットを波長制御部1
51からの波長制御信号を基に所定の波長の光信号に変
換して合流器103に出射する。この時出射される光信
号の波長は、前述の通り、可変波長送信部II114が
波長λ1、可変波長送信部III115が波長λ3、可
変波長送信部IVが波長λ5、可変波長送信部Vが波長
λ7、可変波長送信部VIが波長λ8、可変波長送信部
VIIが波長λ6、可変波長送信部VIIIが波長λ4
である。この様に8個の可変波長送信部から出射される
光信号の波長は、波長制御部151の制御により異なっ
ている為、合流器103においてお互いに影響されるこ
となく混合され、全ての波長の光が、光ファイバ104
(図6において607)に入射し、下流に隣接するノー
ド装置II602に伝送される。
【0056】次にノード装置II602の通信動作を説
明する。波長λ2の光信号に変換され、光ファイバ60
7を伝送してきたパケットAは、ノード装置II602
内の固定波長受信部II106でのみ受信される。
【0057】受信されたパケットAは、分離挿入部II
122によりバッファII130に送られるパケットと
サブ伝送路II161に送られるパケットに分離され
て、送信先である端末II171に送信され、パケット
Aの伝送が完了する。
【0058】上述した参考例の如き形態を考えると、サ
ブ伝送路から各チャネルに挿入できる信号の容量は、分
離挿入部からバッファに出力できる最大出力容量から上
流ノード装置から分離挿入部に入力され、分離されずに
バァッファに出力される転送容量を差し引いたものとな
る。例えば、前記最大容量が150Mbps(メガバイ
トパーセカント;一秒間に出力できるバイト数をメガバ
イトの単位で示す単位である)であるとき、上流ノード
装置から分離挿入部に入力され、分離されずバッファに
出力される転送容量が100Mbpsであるときには、
サブ伝送路に接続される端末から出力できる情報量は5
0Mbps以下である。
【0059】そこで本発明では下流ノード装置から上流
ノード装置を制御する事により、伝送容量を柔軟に使用
することができるようにする。
【0060】本発明の通信方法は以下のように構成され
る。
【0061】信号を伝送するチャネルと、該チャネルで
信号を出力する第1のノード装置と、該第1のノード装
置が信号を出力したチャネルに信号を挿入する第2のノ
ード装置とを有するネットワークシステムにおける通信
方法であって、前記第2のノード装置は信号を挿入する
のに先立ち、該第2のノード装置が信号を挿入しようと
している前記チャネルへの挿入が可能となるように、前
記第1のノード装置に対して、該第2のノード装置が信
号を出力しようとしている前記チャネルの信号の出力を
制御するように要求する事を特徴とする通信方法。
【0062】ここで前記第1のノード装置は、前記第2
のノード装置からの前記要求に従って、前記第1のノー
ド装置が前記第2のノード装置が信号を挿入しようとし
ている前記チャネルで出力する信号すべてを出力制御す
る必要はなく、該信号の内、前記第2のノード装置にお
いて前記挿入を行うところを経由する信号の出力を制御
する様にすればよい。ここで挿入を行うところとは、前
記参考例に即して言えば挿入手段(前述の参考例の分離
挿入部の挿入手段)であり、以下で説明する実施形態で
は、経路制御部の挿入手段の部分が相当する。
【0063】前記第1のノード装置における、前記第2
のノード装置が信号を出力しようとしている前記チャネ
ルでの信号の出力の制御は、前記第2のノード装置が信
号を出力しようとしている前記チャネルでの信号の出力
を減らす制御であればよく、また前記チャネルでの信号
の出力をなくす制御であってもよい。どれだけ出力を減
らすかは、第2のノード装置が必要とする容量と、第1
のノード装置が出力しなければならない容量に応じて適
宜設定できる。また第1のノード装置が他のチャネルに
も出力できる構成のときには、他のチャネルに振り分け
る事ができる容量を考慮して決めてもよい。以上及び以
下でいう容量とは、具体的には単位時間当たりの情報の
出力量として考えるとよい。
【0064】また本発明では、第2のノード装置が要
求を出すか否かは、第1のノード装置から第2のノード
装置に入力される信号(の容量など)に基づき、第1の
ノード装置が第2のノード装置の要求により出力を制御
する事が可能であるか否かを第2のノード装置において
判別して決定する構成や、第2のノード装置は、第1
のノード装置の状態によらず要求を出して、第1のノー
ド装置がその要求に従うか否かを判別して、第2のノー
ド装置に通知し、その通知にしたがって第2のノード装
置において信号の挿入を開始する構成もとりうる。
【0065】においては、第2のノード装置は第1の
ノード装置に対して出力制御の要求を出した後に適当な
時間経過した後信号の挿入を開始する構成をとることも
できるが、その適当な時間の設定によっては、第1のノ
ード装置が無駄な出力制御をする時間が発生したり、第
1のノード装置が出力制御を開始する前に第2のノード
装置が信号の挿入を開始してしまう恐れもあるため、第
1のノード装置が第2のノード装置からの前記要求にし
たがって出力制御する事もしくは出力制御した事を第2
のノード装置に通知し、第2のノード装置はそれを受け
て信号の挿入を開始する様にすると好適である。
【0066】また本発明のネットワーク形態は、前記第
1のノード装置と第2のノード装置の間は並列な複数の
チャネルを介して接続されている形態をとることがで
き、その時には、前記第2のノード装置が信号を挿入し
ようとしている前記チャネルが前記複数のチャネルの内
の第1のチャネルであるとき、前記第1のノード装置
は、前記第2のノード装置からの前記要求に従って前記
第1のチャネルでの信号の出力を制御する様にすればよ
い。
【0067】また本発明のノード装置は以下のように構
成される。
【0068】複数のノード装置を信号を伝送するチャネ
ルを介して接続し、ノード装置間で信号の伝送を行うネ
ットワークシステムにおいて用いるノード装置であっ
て、前記チャネルに信号を出力する出力手段と、該出力
手段により出力された信号が入力される他のノード装置
からの要求に応じて前記出力手段が前記チャネルに出力
する信号の量を制御する制御手段とを有する事を特徴と
するノード装置。
【0069】ネットワークシステムが、前記ノード装置
の間を複数のチャネルを介して接続する構成であれば、
前記制御手段は、前記他のノード装置からの、前記複数
のチャネルの内の第1のチャネルに対する出力制御の要
求に応じて前記出力手段が前記第1のチャネルに出力す
る信号の量を制御するようにすればよい。
【0070】また前記出力手段は、出力する信号を記憶
する記憶手段と、該記憶手段を前記複数のチャネルのい
ずれかと接続して、該記憶手段が出力する信号を前記複
数のチャネルのいずれかに出力できるようにするチャネ
ル変更手段とを有している構成をとることができる。こ
のとき、前記チャネル変更手段が、前記記憶手段が接続
されるチャネルを所定のパターンに従って変更するもの
であれば、記憶手段が出力しようとする信号の宛先に応
じてチャネル変更手段を制御する事により出力チャネル
を決める必要がなくなり、制御の負荷を減らす事ができ
る。前記チャネル変更手段は、前記記憶手段が出力する
信号を前記複数のチャネルのいずれかのチャネルで出力
できる可変チャネル送信手段を有しており、前記記憶手
段が前記複数のチャネルのどれと接続されるかは、該可
変チャネル送信手段の出力可能チャネルに変更する事に
よって変更されるものであったり、前記記憶手段に対応
する入力端と、前記複数のチャネルに対応する出力端と
を有している接続変更部を有しており、前記記憶手段が
前記複数のチャネルのどれと接続されるかは、該接続変
更部の入力端と出力端との接続関係を変更する事によっ
て変更されるものであったりする。
【0071】また前記出力手段は、出力する信号を記憶
して複数の出力部から出力する記憶手段と、該複数の出
力部それぞれを前記複数のチャネルのいずれかと該複数
の出力部それぞれが同時には異なるチャネルに接続され
るように接続して、該複数の出力部それぞれが出力する
信号を前記複数のチャネルのいずれかに出力できるよう
にするチャネル変更手段とを有している構成を取りう
る。このとき前記チャネル変更手段が、前記複数の出力
部それぞれが接続されるチャネルをそれぞれ所定のパタ
ーンに従って変更するものであれば、出力部が出力しよ
うとする信号の宛先によってチャネル変更部を制御する
必要がなくなるのに加えて、前記所定のパターンを前記
複数の出力部が同時にはそれぞれ異なるチャネルに接続
されるパターンにしておけば、各出力部が出力しようと
する信号の宛先に応じてアービトレーション制御を行う
必要もなくなるので、制御の負荷は大幅に少なくなる。
【0072】また本発明では、チャネルの使用状態など
をモニタして、その結果に基づき出力制御要求を他のノ
ード装置に送ったりするので、ノード装置自体が該要求
のためのパケットを生成したり受信したりするパケット
処理手段を有していると好適である。また該要求信号
や、該要求を受け入れる旨の通知を行う信号を前記チャ
ネルを用いて送信する場合には、該信号をチャネルから
分離して前記パケット処理手段に導くための手段を設け
るとよい。以下の実施形態では、その機能を前記参考例
の分離挿入手段に与えて、経路制御部と称している。
【0073】本発明のネットワークシステムは、複数の
ノード装置を信号を伝送するチャネルを介して接続し、
ノード装置間で信号の伝送を行うネットワークシステム
であって、前記複数のノード装置の内の少なくとも第1
のノード装置が上述したノード装置である事を特徴とす
るネットワークシステムである。
【0074】前記チャネル上を伝送する信号の内所望の
信号をチャネル上から分離するための分離手段を有する
構成や、該分離手段を前記ノード装置内に設ける構成を
取りうる。ここで上記参考例や以下で説明する実施形態
のように、ノード装置内での信号形態(電気信号)とノ
ード装置間での信号形態(光信号)が異なっており分離
や挿入やチャネル乗り換えといった制御のために信号の
形態変換をする必要があるときには、分離や挿入やチャ
ネル乗り換えを行う部分はノード装置内に設けておく
と、信号の形態変換の回数を減らす事ができ好適であ
る。またノード装置間で光信号を用いないときでも、ノ
ード装置間の伝送に好適な信号の形態と、信号処理のた
めの信号の形態が異なる場合には、信号の処理を行う部
分はノード装置内に設けると好適である。またネットワ
ーク管理上の見地からもメリットがある。
【0075】また前記分離手段は、前記第1のノード装
置が出力した信号が入力される第2のノード装置内に設
けられており、第2のノード装置が前記他のノード装置
であり、該第2のノード装置は、前記分離手段により信
号を分離した後で該信号を分離したチャネルに信号を挿
入するものであるときには、前記第1のノード装置の前
記制御手段は、前記第1のノード装置が前記チャネルに
出力する信号の内、前記第2のノード装置の前記分離手
段が分離しない信号の出力を制御するものであればよ
い。
【0076】また前記第1のノード装置は、前記第2の
ノード装置の分離手段で分離すべき信号は該分離すべき
分離手段が接続されるチャネルで出力すべく出力チャネ
ルを指定して出力するものであり、前記第1のノード装
置の制御手段が前記第2のノード装置からの要求に応じ
て出力制御を行う信号は、出力チャネルを指定していな
い信号である構成を取ると、制御が容易になる。特に第
1のノード装置において、出力チャネルを指定して出力
する信号と、指定せずに出力する信号をあらかじめ区別
して記憶しておけば、制御手段による制御も容易にな
る。また更に出力チャネルをして出力する信号は出力チ
ャネル毎に区別して記憶しておくと、好適である。
【0077】〔実施形態1〕図1は本発明の1つの実施
形態となるノード装置の構成を示す図である。参考例で
用いたノード装置に対して、他のノード装置との通信や
接続される端末との通信のためのパケット処理部160
0を有する点、分離挿入部に該パケット処理部への信号
の分離及びパケット処理部からの信号のバッファもしく
はサブ伝送路への出力の機能を追加した経路制御部I1
601から経路制御部VIII1608を有する点、及
び読み出し制御部の構成が参考例と異なっている。パケ
ット処理部はバッファの読み出し制御に関するパケット
をバッファ制御部に出力し、またバッファ制御部からの
パケットを受信する。
【0078】なお、本発明によるノード装置内の個々の
構成部分である固定波長受信部、バッファ部、可変波長
送信部の動作機能は、それぞれ参考例のノード装置内で
用いた固定波長受信部、バッファ部、可変波長送信部の
機能と同じものであり、制御部内の波長制御部について
も参考例と同じものである。よって、図1において、参
考例で説明した部分の動作の説明は省略する。
【0079】本発明は、下流のノード装置へのパケット
の出力を制御するノード装置に関連する。このノード装
置は、ある端末からその接続している回線の空き容量を
越える容量の情報を送出できるように考え出されたもの
である。すなわち、上流ノード装置は、下流ノード装置
へのある回線へ出力するパケット量を他の回線に振り分
けることによりその回線を空けさせ、その回線に接続す
る送信端末はその空いた回線へ必要とする容量のパケッ
トの送出を行う方法である。よって、上流ノード装置か
ら出力されるパケット容量と送信端末から出力されるパ
ケット容量の和が、1つのノード装置で処理できる容量
以下の時には本発明は有効に機能する。
【0080】これを可能にするために本発明の一実施形
態であるノード装置は、パケット処理部1600と、図
4に示される新たな機能が付加された読み出し制御部4
09を有する。
【0081】符号1600はパケット処理部であり、バ
ッファの制御に関連する情報を含むパケットをバッファ
制御部内の読み出し制御部409へ出力し、又読み出し
制御部409から出力されたパケットを受信する機能が
ある。
【0082】符号150は、新たな機能を持つ読み出し
制御部409が備えられたバッファ制御部であり、1つ
下流のノード装置において新たに開始する通信回線の伝
送容量により、自ノード装置内の各バッファからのパケ
ットの読み出しを制御する。
【0083】図15は、このノード装置内に用いられる
バッファ1〜バッファVIIIの内部構成図である。本
実施形態のノード装置のバッファ部に用いられているセ
レクタ1501を除く構成部品は、前述した参考例のバ
ッファ部に用いられている構成部品と同じである。しか
し、セレクタ1501の動作手順は参考例のセレクタ2
07の動作手順と一部異なる。
【0084】参考例のセレクタ207は、読み出し制御
部1109からのデュアルポートメモリ読み出し許可、
FIFOの読み出し禁止の制御信号等により、対応する
記憶領域又はFIFOのいずれか一方の出力端を可変波
長送信部と接続して、記憶されているパケットが存在す
る限りその記憶領域又はFIFOからパケットが出力さ
れていた。しかし、本実施形態のノード装置内のセレク
タ1501は、読み出し制御部409からのデュアルポ
ートメモリ及びFIFOの読み出し禁止の制御信号によ
り、対応する記憶領域及びFIFOの両方からのパケッ
トの出力を停止する場合がある。
【0085】また、デュアルポートメモリ205の記憶
領域は、参考例で説明した図3と同様である。
【0086】図4は、バッファ制御部150の内部構成
図である。図4において、符号401から408は、参
考例で説明したバッファ制御テーブルIからバッファ制
御テーブルVIIIである。符号409は、読み出し制
御部であり、各バッファ内のメモリモニタ208が判別
するデュアルポートメモリ205及びFIFO206内
のパケットの有無により、ST単位時間内における記憶
領域内のパケットの読み出し時間を決定する。又、読み
出し制御部409は、パケット処理部1600から送ら
れてきた情報がある記憶領域のパケットの読み出し後の
FIFOからのパケットの出力制御に関する情報である
場合には、その情報を基にFIFOのパケット読み出し
時間に設定された時間内であってもそのFIFOからの
パケットの読み出しを停止する。
【0087】すなわち、読み出し制御部409は、バッ
ファI129からバッファVIII136内の各メモリ
モニタ208が判別する各記憶領域のパケットの有無を
基に、デュアルポートメモリ205の読み出し許可、禁
止、及び、FIFO206の読み出し禁止、許可の制御
信号を各バッファ内の各セレクタ207へ出力する。パ
ケットの有無を判別する記憶領域は、参考例で説明した
通りST単位時間毎に変更される。具体的には、ROM
カウンタ502からの読み出しアドレス値6のST単位
時間内には、各バッファ内のメモリモニタ208が、バ
ッファIの記憶領域IV内のパケットの有無、バッファ
IIの記憶領域II内のパケットの有無、バッファII
Iの記憶領域I内のパケットの有無、バッファIVの記
憶領域III内のパケットの有無、バッファVの記憶領
域V内のパケットの有無、バッファVIの記憶領域VI
I内のパケットの有無、バッファVIIの記憶領域VI
II内のパケットの有無、バッファVIIIの記憶領域
VI内のパケットの有無を判別し、その情報を読み出し
制御部409へ出力する。よって、読み出し制御部40
9は、判別している記憶領域内にパケットが存在する
間、その記憶領域を含むバッファ内のセレクタ207へ
デュアルポートメモリ205の読み出し許可、FIFO
206の読み出し禁止の制御信号を出力し、その記憶領
域内の全てのパケットが読み出されると、その記憶領域
を含むバッファ内のセレクタ207へデュアルポートメ
モリ205読み出し禁止、FIFO206の読み出し許
可の制御信号を出力する。
【0088】また、読み出し制御部409は、パケット
処理部1600から出力され、全てのバッファ内のある
所定の記憶領域の読み出し後におけるFIFOからのパ
ケットの出力を停止する内容が記載されたパケットを受
信した時には、ST単位時間内におけるその記憶領域の
読み出し後のFIFOの読み出し時間内に、FIFOか
らのパケットの出力を停止するようにセレクタ207へ
通知する。ある記憶領域の読み出し後におけるFIFO
からのパケットの読み出しとは、ST単位時間内におい
て、まず始めに記憶領域の読み出しを行い、残った時間
でFIFOの読み出しを行うが、この残った時間におけ
るFIFOの読み出しのことを言う。また、全てのバッ
ファ内のある記憶領域の読み出し後におけるFIFOか
らのパケットの出力を停止すると、ST単位時間内にお
いて、各バッファのデュアルポートメモリ205内の、
同じ通し番号が付された記憶領域の読み出し後における
FIFOからのパケットの出力を停止することになる。
今仮に、全てのバッファ内の記憶領域IVの読み出し後
においてFIFOからのパケットの出力が停止される
と、具体的には、以下の様に制御される。あるST単位
時間内において、あるバッファ内の記憶領域IVからの
パケットの読み出しが終了し、FIFO206からのパ
ケットの読み出しが行われる時間の間、FIFO206
からの読み出しを停止し、その停止時間を経過すると、
次のST単位時間において記憶領域IVが読み出される
バッファ内の記憶領域IVからのパケットの読み出しを
行い、その後FIFO206からのパケットの読み出し
を停止して、各バッファ内の記憶領域IVからのパケッ
トの読み出し後におけるFIFO206からのパケット
の読み出しを停止する。
【0089】又、読み出し制御部409によるこの他の
機能として、送信端末からの通信要求を考慮し、自ノー
ド装置へパケットを出力する上流ノード装置のパケット
の出力に関する制御内容を決定し、その情報を記載した
パケットをパケット処理部1600へ出力する機能を持
つ。
【0090】図5は、前述の参考例で説明したように、
波長制御部151の内部構成図である。符号501は、
クロック発生器であり所定のクロック信号を発生し、バ
ッファ制御部150に送ると共に、このクロック信号を
分周し、ROMカウンタ502に出力する。
【0091】図7は、バッファI129からバッファV
III136におけるパケットの読み出しに関するタイ
ムチャートである。
【0092】表1は、前述の参考例で説明したように、
波長制御テーブルIから波長制御テーブルVIIIの内
容を示すものであり、可変波長送信部が送信する光信号
の波長の遷移を示すものである。表2は、前述の参考例
で説明したように、バッファ制御テーブルIからバッフ
ァ制御テーブルVIIIのオフセット値を示すものであ
る。波長制御テーブルIから波長制御テーブルVII
I、バッファ制御テーブルIからバッファ制御テーブル
VIIIは、ROMカウンタ502によって同期して読
み出される。これにより各可変波長送信部内のチューナ
ブルレーザダイオード(TLD)の送信波長は、λ1か
らλ3、λ5、λ7、λ8、λ6、λ4、λ2の順に循
環して遷移し、また各チューナブルレーザダイオード
(TLD)に接続された各バッファ内のデュアルポート
メモリの記憶領域を読み出す為のオフセット値は、A
1、A3、A5、A7、A8、A6、A4、A2の順に
循環し、可変波長送信部の送信波長の遷移に同期してい
る。従って、波長制御テーブルとバッファ制御テーブル
に従うことによって、循環して遷移する可変波長送信部
の送信波長に対応した記憶領域内のパケットが、その時
々の可変波長送信部の送信波長の光信号に変換されて出
力される。また、可変波長送信部Iから可変波長送信部
VIIIの送信波長は、他の可変波長送信部が同一の波
長での送信を行わない様に、送信波長の循環遷移の位相
がずれている。
【0093】以下図1、図2、図3、図4、図5、図
6、図7及び表1、表2を参照しながら、全てのバッフ
ァ内のある記憶領域の読み出し後におけるFIFOから
のパケットの出力を停止する制御方法について説明す
る。
【0094】今仮に、経路制御部I1601から経路制
御部VIII1608が、接続する各バッファへ全て等
しい伝送容量でパケットを出力しているとする。この仮
定は、参考例からも分かるように次のように説明するこ
とができる。ある一つの送信端末から送出された一連の
パケットは、隣接する下流のノード装置へ送信されてい
るものでない限り、送信端末の接続する回線上のバッフ
ァ内のFIFO206に記憶される。FIFO206に
記憶された一連のパケットは、各ST単位時間における
FIFO206の読み出し時間に出力され、可変波長送
信部により各波長の光信号に変換される。異なる波長の
光信号に変換されたパケットは、参考例で説明した通
り、異なる固定波長受信部に受信され、一連のパケット
は各回線へ分散されることとなる。これにより複数の送
信端末から送出されたそれぞれ一連のパケットはネット
ワーク上の各回線上に均一に分散される。よって、経路
制御部I1601から経路制御部VIII1608は、
それぞれ対応する各バッファへほぼ等しい伝送容量でパ
ケットを出力することとなる。
【0095】そこで今回、本実施形態を説明するに当た
り、全ての経路制御部から接続するバッファへ出力され
るパケットの伝送容量を100Mbpsとし、経路制御
部からバッファへの最大伝送容量を150Mbpsとす
る。また、本発明の一実施形態であるノード装置100
が図6のように接続されているとする。
【0096】このようなネットワーク状態において、ノ
ード装置I601(図6参照)に接続する送信端末II
I172が、ノード装置III603(図6参照)に接
続する受信端末I170へ伝送容量100Mbpsのパ
ケットを送出する状態を想定して本実施形態の内容を説
明する。
【0097】参考例のノード装置においては、ある送信
端末が出力することのできる最大の伝送容量は、分離挿
入部からバッファ部へ出力できる最大伝送容量から、そ
の送信端末が接続する分離挿入部からバッファ部へ出力
されている実際の伝送容量を差し引いた残余の部分とな
る。具体的には、分離挿入部VIII128がバッファ
VIII136へ伝送容量100Mbpsでパケットを
出力しているとすると、この分離挿入部VIII128
に接続する送信端末VIII177は伝送容量50Mb
ps以下のパケットを出力するしかない。しかし、先に
も述べたが、1つのノード装置内の各分離挿入部から接
続するバッファ部へのパケットの伝送容量はほぼ等し
く、各分離挿入部からバッファへ出力することのできる
空き伝送容量は50Mbpsであり、この空き容量を8
回線分足し合わせると、1つのノード装置内で処理でき
るパケットの容量は400Mbpsとなる。そこで、本
実施形態はこのような空いている伝送容量を有効に活用
することを目的とする。
【0098】まず始めに、送信端末III172は、1
00Mbpsの送信開始要求をパケットに記載し、その
パケットをノード装置I601のパケット処理部160
0に出力する。このパケットは、サブ伝送路162を伝
送し、ノード装置I601の経路制御部III1603
で受信される。経路制御部III1603は、このパケ
ットのヘッダを解析し、このパケットをパケット処理部
1600へ出力する。パケット処理部1600は、受信
したこのパケットの情報が送信要求であることを認識
し、このパケットをバッファ制御部150内の読み出し
制御部409に出力する。読み出し制御部409は、こ
のパケットの送信情報を解析し、ノード装置I601が
100Mbpsの送信情報を新たに受け付けることがで
きるかどうかを判断する。具体的には、読み出し制御部
409は、各メモリモニタ208が測定したデュアルポ
ートメモリ205へのパケットの入力数とFIFO20
6へのパケットの入力数を時間平均し、各バッファへ入
力されるパケットの全伝送容量が100Mbpsである
ことを把握する。読み出し制御部409は、以下の条件
を満たしている場合に送信要求を受理する。
【0099】1)送信端末からの伝送容量が1回線の最
大伝送容量以下であること。
【0100】2)送信端末が接続する回線の空き容量が
送信容量以下であること。
【0101】3)条件2)を満たさない場合に、送信端
末が接続する回線へ入力するパケットを他の回線へ振り
分けることにより新たに確保した伝送帯域が送信容量以
下であること。
【0102】本実施形態においては、送信端末の送信容
量が100Mbpsであることから条件1)は満たさ
れ、送信端末が接続する回線上のパケット(伝送速度1
00Mbpd)を他の7つの回線へ振り分けることによ
り、送信端末が接続する回線の空き帯域が150Mbp
sに拡大し条件3)が満たされる。これにより読み出し
制御部409は、この送信要求を受理する。
【0103】次に、読み出し制御部409は、送信端末
III172が接続する回線上のバッファへパケットが
出力されないように、すなわち経路制御部III160
3に接続する固定波長受信部III107へのパケット
の出力を低減するように上流のノード装置V605へ通
知を行う。ノード装置I601の固定波長受信部III
107へのパケットの出力を低減するとは、固定波長受
信部III107が唯一受信することのできるチャネル
である波長λ3の光の出力時においてパケットの読み出
しを低減することである。但し、ノード装置V605の
各可変波長送信部が波長λ3の光の出力を行う各ST単
位時間内においては、各可変波長送信部と接続する各バ
ッファのチャネル指定パケットを記憶している記憶領域
III内のパケットは、この制御の対象とはならず、参
考例と同様に読み出される。これは、ある記憶領域に記
憶されているパケットはその記憶領域に対応する波長の
光信号に変換されて隣接ノード装置の経路制御部の分離
部によって該経路制御部の挿入部がサブ伝送路からの信
号を挿入する前に受信端末が接続するサブ伝送路に出力
されるので、経路制御部からバッファへのパケットの伝
送容量に影響を与えないからである。
【0104】よって、ノード装置I601内の読み出し
制御部409は、波長λ3の光出力時におけるパケット
の読み出しの低減を要求する内容をパケットに記載し、
そのアドレス部にノード装置V605のパケット処理部
1600のアドレスを記載して、自ノード装置内のパケ
ット処理部1600へ出力する。パケット処理部160
0は、このパケットを任意の経路制御部へ出力する。そ
して、このパケットは可変波長送信部により隣接ノード
装置II602へ出力される。ノード装置II602へ
出力されたこのパケットは、参考例で説明した伝送方法
に従い各ノード装置を転送してノード装置V605に入
力される。ノード装置V605に入力されたパケット
は、経路制御部によりヘッダを解析されてパケット処理
部1600へ出力される。パケット処理部1600は、
このパケットの内容が下流のノード装置へのパケットの
出力制御に関する内容であることから、このパケットを
バッファ制御部150内の読み出し制御部409へ出力
する、読み出し制御部409はこのパケットを受信し、
ノード装置I601への波長λ3の光の出力時における
FIFO206からのパケットの読み出し制御を開始す
る。
【0105】次に、ノード装置V605の読み出し制御
部409は、波長λ3の光の出力時におけるFIFO2
06からのパケットの読み出し制御の準備を完了したこ
とを内容とするパケットにノード装置I601のパケッ
ト処理部1600のアドレスを記載して、パケット処理
部1600へ出力する。パケット処理部1600はこの
パケットを任意の経路制御部へ出力する。出力されたパ
ケットは、経路制御部、バッファ部を通過した後、可変
波長送信部により隣接ノード装置I601へ出力され
る。ノード装置I601に入力されたパケットは、経路
制御部によりヘッダを解析されてパケット処理部160
0へ出力される。パケット処理部1600は、上流ノー
ド装置V605におけるパケット出力制御の準備完了に
関する内容から、このパケットをバッファ制御部150
内の読み出し制御部409へ出力する。読み出し制御部
409はこのパケットを受信し、ノード装置V605に
おいて波長λ3の光の出力時におけるFIFO206か
らのパケットの読み出し制御の開始を認識する。次に読
み出し制御部409は、送信端末III172へ送信開
始を許可することを内容とするパケットをパケット処理
部1600へ出力する。パケット処理部1600へ出力
されたこのパケットは、経路制御部III1603によ
り端末III172に伝送され、端末III172はこ
のパケットを受信し、許可があったことを認識し、伝送
容量100Mbpsのパケットを送出する。
【0106】次に、ノード装置V605内の読み出し制
御部409による、波長λ3の光の出力時におけるFI
FO206からのパケットの読み出し制御について図7
を用いて説明する。
【0107】波長制御部151内のROMカウンタ50
2は、クロック501のクロック信号をカウントするこ
とによりST単位時間間隔毎に読み出しアドレス値を波
長制御テーブルIからVIIIとバッファ制御テーブル
IからVIIIに同時に出力する。このアドレス値によ
って各波長制御テーブルと各バッファ制御テーブルの内
容が、それぞれ可変波長送信部とバッファに出力され
る。
【0108】今仮にT=0(図7参照)において、RO
Mカウンタ502から読み出しアドレス値0が、各波長
制御テーブル及び各バッファ制御テーブル並びに読み出
し制御部409へ出力されたとする。この時波長制御テ
ーブルから読み出される内容は、前述した表1で示され
ている様に、波長制御テーブルIからは、波長λ1に対
応した制御信号であり、以下波長制御テーブルII、波
長制御テーブルIII、波長制御テーブルIV、波長制
御テーブルV、波長制御テーブルVI、波長制御テーブ
ルVII、及び波長制御テーブルVIIIは、それぞれ
波長λ3、波長λ5、波長λ7、波長λ8、波長λ6、
波長λ4、及び波長λ2に対応した制御信号を出力す
る。これら制御信号は、それぞれ各波長制御テーブルと
接続する可変波長送信部に入力される。各可変波長送信
部は、その制御信号に対応する所定の波長の光信号を送
出する。
【0109】また、ROMカウンタ502からの読み出
しアドレス値0によるバッファ制御テーブルからの読み
出しに関しては、前述表2で示されるているように、バ
ッファ制御テーブルIからは、記憶領域IVに対応した
オフセット値A1であり、以下バッファ制御テーブルI
I、バッファ制御テーブルIII、バッファ制御テーブ
ルIV、バッファ制御テーブルV、バッファ制御テーブ
ルVI、バッファ制御テーブルVII、及びバッファ制
御テーブルVIIIは、それぞれ記憶領域II、記憶領
域I、記憶領域III、記憶領域V、記憶領域VII、
記憶領域VIII、及び記憶領域VIに対応したオフセ
ット値A3,オフセット値A5,オフセット値A7,オ
フセット値A8、及びオフセット値A6,オフセット値
A4、及びオフセット値A2である。これらオフセット
値は、それぞれバッファIからバッファVIIIの読み
出しアドレスカウンタ203に出力され、その識別子に
対応する記憶領域からパケットが読み出される状態に設
定される。
【0110】読み出し制御部409は、T=0からST
単位時間のうちのバッファII130のFIFO読み出
し時間においてパケットの読み出しを停止する制御を行
う。なお、T=0からST単位時間の間におけるバッフ
ァI129、バッファIII131、バッファIV13
2、バッファV133、バッファVI134、バッファ
VII135、バッファVIII136の各FIFO内
のパケットは参考例で説明した通り読み出される。これ
は、前述した様にノード装置I601内の経路制御部I
II1603からバッファIII131における空き伝
送容量を拡大することを目的としており、他の経路制御
部からバッファへ伝送するパケットは制御の対象となら
ないからである。
【0111】よって、T=0からST単位時間における
ノード装置V605の読み出し制御部409は、バッフ
ァII130のデュアルポートメモリ205内の記憶領
域IIIからのパケットの読み出し後におけるFIFO
206からのパケットの読み出しのみ停止し、バッファ
II130以外のバッファ内のFIFO206からのパ
ケットの読み出しについては参考例で説明した制御方式
に従う。具体的には、読み出し制御部409は、ROM
カウンタ502からの読み出しアドレス値の変更によ
り、ST単位時間間隔(T=0からST単位時間)を認
識し、バッファII130のデュアルポートメモリ20
5内の記憶領域IIIにパケットが存在する間、セレク
タ207へデュアルポートメモリ205の読み出し許
可、FIFO206読み出し禁止の制御信号を出力す
る。デュアルポートメモリ205の読み出し許可、FI
FO206の読み出し禁止の制御信号を受信したセレク
タ207は、デュアルポートメモリ205の出力端と可
変波長送信部II114を接続する一方、デュアルポー
トメモリ205と接続する読み出しアドレスカウンタ2
03へパケットの出力許可制御信号を与える。これによ
り、バッファII130内の読み出しアドレスカウンタ
203は、入力されたオフセット値A3をロードし、セ
レクタ207からのパケット出力許可信号により、その
ロードした値を順次インクリメントし、その値をデュア
ルポートメモリ205に出力する。これによりデュアル
ポートメモリ205内の記憶領域III内のパケット
は、ロードした値(オフセット値A3)が順次インクリ
メントされる毎に読み出され、可変波長送信部II11
4により波長λ3の光信号に変換されて隣接ノード装置
I601へ出力される。
【0112】次に、バッファII130の記憶領域II
I内の全てのパケットが出力されたことをメモリモニタ
208により認識した読み出し制御部409は、バッフ
ァII130のFIFO206内のパケットが波長λ3
の光信号に変換されないように、セレクタ207へデュ
アルポートメモリ205の読み出し禁止、FIFO20
6の読み出し禁止の制御信号を出力する。これにより、
この制御が行われている間においては波長λ3の光信号
に変換されたFIFO206からのパケットは出力され
ず、ノード装置I601内の経路制御部III1603
からバッファIII131へパケットが出力されなくな
り、この回線の伝送可能容量が150Mbpsに拡大
し、送信端末III172は送信を開始することができ
る。なお、T=ST単位時間になると読み出し制御部4
09は、バッファII130のデュアルポートメモリ2
05の読み出し禁止、FIFO206の読み出し禁止の
制御信号を解除し、参考例で説明したバッファ読み出し
制御をバッファII130に行う。すなわち、バッファ
II130の記憶領域V及びFIFO206からパケッ
トの読み出しを行う。
【0113】次に、T=ST単位時間から2×ST単位
時間の間においては、デュアルポートメモリ205の読
み出し後におけるFIFO206からの読み出しが禁止
されるバッファは、バッファIとなる。なぜならばT=
ST単位時間から2×ST単位時間において波長λ3の
光信号を出力する送信部が可変波長送信部I113であ
り、この可変波長送信部I113と接続するバッファが
バッファI129であるかである。よって、読み出し制
御部409は、バッファI129の記憶領域III内の
パケットを読み出した後、バッファI129のFIFO
206内のパケットが波長λ3の光信号に変換されない
ようにセレクタ207へデュアルポートメモリ205の
読み出し禁止、FIFO206の読み出し禁止の制御信
号を出力する。これにより、この制御が行われているT
=ST単位時間から2×ST単位時間の間においてノー
ド装置I601内の経路制御部III1603からバッ
ファIII131へパケットが出力されなくなり、この
回線が自由に使えることになる。
【0114】ある所定の記憶領域の読み出し後における
FIFO206の読み出しを禁止するこのような一連の
制御を、T=2×ST〜3×ST単位時間においてはバ
ッファVIII136、T=3×ST〜4×ST単位時
間においてはバッファVII135、T=4×ST〜5
×ST単位時間においてはバッファVI134、T=5
×ST〜6×ST単位時間においてはバッファV13
3、T=6×ST〜7×ST単位時間においてはバッフ
ァIV132、T=7×ST〜8×ST単位時間におい
てはバッファIII131に行うことにより、継続して
ノード装置I601内の経路制御部III1603から
バッファIII131へパケットが出力されなくなり、
ノード装置I601に接続する送信端末III172は
伝送容量100Mbpsのパケットを送出することがで
きる。
【0115】次に、ノード装置I601に接続する送信
端末III172が、この伝送容量100Mbpsのパ
ケットの送出を終了した以降の制御について説明する。
【0116】送信端末III172は、100Mbps
のパケットの送信終了を内容とするパケットのヘッダに
ノード装置V605のパケット処理部1600のアドレ
スを記載しノード装置I601へ出力する。このパケッ
トは、サブ伝送路162を伝送し、ノード装置I601
の経路制御部III1603で受信される。経路制御部
III1603は、このパケットのヘッダを解析し、バ
ッファIII131へ出力する。バッファIII131
から読み出されたパケットは、可変波長送信部III1
15により隣接ノード装置II602へ出力される。ノ
ード装置II602へ出力されたこのパケットは、参考
例で説明した伝送方法に従い各ノード装置を伝送し、ノ
ード装置V605に入力される。ノード装置V605に
入力されたパケットは、経路制御部によりヘッダを解析
されてパケット処理部1600へ出力される。パケット
処理部1600を通過したパケットは読み出し制御部4
09に入力し、読み出し制御部409は、このパケット
の情報から送信端末III172が伝送容量100Mb
psのパケットの送出を終了したことを認識し、各ST
単位時間毎に行われる記憶領域IIIの読み出し後のF
IFO206からの読み出しの禁止を解除し、通常の読
み出しの制御に戻す。
【0117】この様に本実施形態のノード装置を用いる
ことにより、各端末は接続している経路制御部からバッ
ファ部への空き伝送容量をこえる情報を送出できるよう
になる。すなわち、上流ノード装置は、下流ノード装置
内のある経路制御部からバッファ部へパケットが出力さ
れないように、送出するパケットを他の経路制御部に接
続する固定波長受信部へ出力し、所定の経路制御部から
バッファ部への空き伝送容量を拡大させ、所定の経路制
御部に接続する送信端末はその空いた伝送容量を使用す
ることが可能になる。
【0118】なお、本実施形態では送信端末が接続する
ノード装置内の読み出し制御部409がバッファの読み
出し制御を設定していたが、これに限るものではなく、
送信端末が接続するノード装置へパケットを出力するノ
ード装置(即ち、上流のノード装置)内の読み出し制御
部409がこの設定を行ってもさしつかえない。又、所
定の記憶領域の読みだし後におけるFIFO206から
のパケットの読み出しを禁止する制御に当たって、送信
端末とその端末が接続するノード装置内の読み出し制御
部409間の通信、及び送信端末が接続するノード装置
内の読み出し制御部409とそのノード装置に対して上
流に位置する上流ノード装置内の読み出し制御部409
間の通信、及び上流ノード装置内の読み出し制御部40
9と送信端末間の通信は、本実施形態で説明したものに
限るものではない。すなわち、送信端末に接続するノー
ド装置に対して上流に位置するノード装置内の読み出し
制御部409が、下流のノード装置内における所定の経
路制御部から接続するバッファへパケットの出力を停止
させる必要性を把握でき、また、その送信端末が上流ノ
ード装置内でFIFO206からのパケットの読み出し
を禁止する制御が開始されることを知ることができれば
本実施形態で説明した通信方法以外でも差し支えない。
【0119】〔実施形態2〕本実施形態は、各ST単位
時間において、各デュアルポートメモリ205内の所定
の記憶領域の読み出し後におけるFIFO206からの
パケットの読み出しを全て禁止するものではなく、各F
IFO206から必要に応じてパケットを読み出し、必
要に応じて読み出しを停止する制御を可能にする制御方
法に関するものである。また、本実施形態におけるノー
ド装置の物理構成は第1の実施形態と同じものとする。
【0120】以下、図8を用いて具体的に説明をする。
【0121】今仮にノード装置V605からノード装置
I601へ総伝送容量1080Mbpsのパケットが出
力され、その全てのパケットが、ノード装置I601に
接続する端末へ送出されたものではないとする。本実施
形態においても下流に隣接するノード装置を経由して更
に先に伝送するパケットはチャネル指定せずに、チャネ
ル無指定パケットを入力するFIFO206に記憶させ
るので、これらの全てのパケットは、ノード装置I60
1内のどれか1つの経路制御部からバッファへ出力さ
れ、経路制御部からバッファへの平均伝送容量は135
Mbpsとなる。そして、このようなトラヒック特性下
において、ノード装置I601(図6参照)に接続する
送信端末III172が、ノード装置III603(図
6参照)に接続する受信端末I170へ伝送容量40M
bpsのパケットを送出するものと仮定する。
【0122】この場合、経路制御部からバッファへの最
大伝送速度が150Mbpsであり、経路制御部からバ
ッファへ出力されている実行速度が135Mbpsであ
ることから、送信端末III172がノード装置III
603(図6参照)に接続する受信端末I170へ伝送
容量40Mbpsのパケットを送出することができな
い。
【0123】このような状態においては実施形態1の制
御方法を適用することが不可能である。なぜならば実施
形態1の制御方法を適用すると、送信端末III172
が接続するノード装置I601の上流のノード装置V6
05の可変波長送信部から出力されるパケットの実行容
量が150Mbpsを超えてしまうからである。
【0124】そこで本実施形態では、可変波長送信部が
ある所定の波長の光を出力している期間においても、接
続するバッファのFIFO206からパケットを読み出
してその所定の波長の光信号に変換することを許可する
制御手順を採用する。
【0125】但し、各ST単位時間の所定の記憶領域及
びFIFO206からのパケットの読み出しに関する制
御に当たって必要となる、送信端末とその端末が接続す
るノード装置内の読み出し制御部409間の通信、及び
送信端末が接続するノード装置内の読み出し制御部40
9とそのノード装置に対して上流に位置する上流ノード
装置内の読み出し制御部409間の通信、及び上流ノー
ド装置内の読み出し制御部409と送信端末間の通信
は、第1の実施形態で説明した方法により行われるもの
とする。
【0126】ノード装置I601の読み出し制御部40
9は、各バッファからパケットをどのように読み出すか
を設定する。前述したようにノード装置V605の各バ
ッファのFIFO206からは平均135Mbpsの速
度でパケットが読み出されているが、ある所定の波長の
光出力時に、その可変波長送信部と接続するバッファの
FIFO206からパケットを読み出さないように制御
を行うと、他の各バッファのFIFO206からは15
0Mbps以上の速度でパケットを読み出さなければな
らない。そこで、ノード装置I601の読み出し制御部
409は、ノード装置V605内の各FIFO206か
らのパケットの読み出しを以下のように設定する(前述
した仮定から、ノード装置V605内に記憶されている
パケットは全てFIFO206に記憶されているものと
する。なぜならば、ノード装置V605から出力される
パケットは、全てノード装置I601に接続する端末に
送信されたものではないからである)。
【0127】波長λ3以外の波長の光を出力している時
は140Mbpsの速度でFIFO206から読み出
し、波長λ3の波長の光を出力している時は100Mb
psの速度でFIFO206から読み出す。このように
設定することにより各バッファからは135〔∵(10
0×1+140×7)÷8〕Mbpsの速度でパケット
が読み出され、ノード装置V605の各バッファにパケ
ットが溜ることはなく、またノード装置I601の固定
波長受信部III以外の固定波長受信部には140Mb
psの速度でパケットが入力され、固定波長受信部II
Iには100Mbpsの速度でパケットが入力される。
よって、ノード装置I601(図6参照)に接続する送
信端末III172は、ノード装置III603(図6
参照)に接続する受信端末I170へ伝送容量40Mb
psのパケットを送出することが可能になる。
【0128】次にノード装置I601内の読み出し制御
部409は、設定したこの値をパケットに書き込み、ノ
ード装置V605内の読み出し制御部409へ通知す
る。
【0129】なお、読み出し制御部409が設定するパ
ケットの読み出し速度は様々な組合せが考えられ、前述
した組合せに限る必要はない。要するに、読み出し制御
部409は、下流のノード装置に接続する送信端末の送
出速度に当たる帯域を確保できるように、バッファから
の読み出し速度を決定する。
【0130】以下図8を用いてノード装置V605内の
読み出し制御部409の制御手順を説明する。但し、送
信情報はATMセル(:53×8〔bit〕)で転送す
るものとし、ST単位時間を伝送容量150Mbpsの
回線で8つのATMセルを処理するのに必要な時間2.
26133×10-5(sec)(:〔53×8×8〕÷
150×106 )とする。
【0131】仮にT=0(図9参照)において、ROM
カウンタ502から読み出しアドレス値0が、各波長制
御テーブル及びバッファ制御テーブル並びに読み出し制
御部409へ出力されたとする。この時波長制御テーブ
ルから読み出される内容は、前述した表1で示されてい
る様に、波長制御テーブルIからは、波長λ1に対応し
た制御信号であり、以下波長制御テーブルII、波長制
御テーブルIII、波長制御テーブルIV、波長制御テ
ーブルV、波長制御テーブルVI、波長制御テーブルV
II、及び波長制御テーブルVIIIは、それぞれ波長
λ3、波長λ5、波長λ7、波長λ8、波長λ6、及び
波長λ2に対応した制御信号を出力する。これら制御信
号は、それぞれ各波長制御テーブルと接続する可変波長
送信部に入力される。各可変波長送信部は、その制御信
号に対応する所定の波長の光信号を送出する。
【0132】また、ROMカウンタ502からの読み出
しアドレス値0によるバッファ制御テーブルからの読み
出しに関しては、前述表2で示されているように、バッ
ファ制御テーブルIからは、記憶領域Iに対応したオフ
セット値A1であり、以下バッファ制御テーブルII、
バッファ制御テーブルIII、バッファ制御テーブルI
V、バッファ制御テーブルV、バッファ制御テーブルV
I、バッファ制御テーブルVII、及びバッファ制御テ
ーブルVIIIは、それぞれ記憶領域III、記憶領域
V、記憶領域VII、記憶領域VIII、及び記憶領域
VI、記憶領域IV、記憶領域IIに対応したオフセッ
ト値A3,オフセット値A5,オフセット値A7,オフ
セット値A8、及びオフセット値A6,オフセット値A
4、及びオフセット値A2である。これらオフセット値
は、それぞれバッファIからバッファVIIIの読み出
しアドレスカウンタ203に出力され、各バッファのデ
ュアルポートメモリ205から読み出される記憶領域の
先頭を示す。
【0133】次にT=0からST単位時間において読み
出し制御部409は、バッファII130内のセレクタ
207へデュアルポートメモリ205の読み出し禁止、
FIFO206の読み出し許可の制御信号を出力する。
デュアルポートメモリ205の読み出し許可、FIFO
206の読み出し禁止の制御信号が出力されないのは、
前述したようにノード装置V605から出力されるパケ
ットが、全てノード装置I601に接続する端末へ送出
されたものではなく、デュアルポートメモリ205内に
パケットが存在しないからである。デュアルポートメモ
リ205の読み出し禁止、FIFO206の読み出し許
可の制御信号を受信したセレクタ207は、FIFO2
06の出力端を可変波長送信部II114と接続し、な
お且つFIFO206へパケットの出力許可制御信号を
与える。これにより、バッファII130のFIFO2
06内のパケットは読み出され、可変波長送信部II1
14により波長λ3の光信号に変換されて隣接ノード装
置I601へ出力される。そして読み出し制御部409
は、T=0からST単位時間の間においてバッファII
130のFIFO206から5.333…〔:100M
×ST÷(53×8)〕個のパケットを読み出すとセレ
クタ207へデュアルポートメモリ205の読み出し禁
止、FIFO206の読み出し禁止の制御信号を出力す
る。これによりT=0からST単位時間においてはバッ
ファII130のFIFO206から100Mbpsの
速度でパケットが読み出されたことになる。FIFO2
06から読み出されるパケット数は、各バッファのメモ
リモニタ208がパケットの出力毎にその認識信号を読
み出し制御部409へ出力することにより把握される。
【0134】なお、本実施形態における読み出し制御部
409は、ST単位時間において100Mbpsの速度
となるようにパケットを読み出しているが、1秒間で1
00Mbpsとなる様に制御しても良く、これに限った
ものではない。すなわち1秒間においてバッファII1
30のFIFO206から235849.05〔:10
0M÷(53×8)〕個のパケットを読み出すように制
御しても良い。
【0135】なお、読み出し制御部409は、T=0か
らST単位時間においてバッファII130以外のバッ
ファのFIFO206から7.4666〔140M×S
T÷(53×8)〕個のパケットを読み出すように、デ
ュアルポートメモリ205の読み出し禁止、FIFO2
06の読み出し許可の制御信号をセレクタ207へ出力
する。
【0136】次に、T=ST単位時間から2×ST単位
時間における読み出し制御部409は、バッファI12
9以外のバッファのFIFO206から7〔140M×
ST÷(53×8)〕個のパケットを、バッファI12
9のFIFO206から5〔100M÷(53×8)〕
個のパケットを読み出すようにデュアルポートメモリ2
05の読み出し禁止、FIFO206の読み出し許可の
制御信号をセレクタ207へ出力する。
【0137】このような一連のFIFO206読み出し
制御を行うことにより、ノード装置I601内の経路制
御部III1603からバッファへ出力されるパケット
の伝送容量は100Mbpsとなり、送信端末III1
72は伝送容量40Mbpsのパケットを送出すること
が可能になる。
【0138】なお、ある記憶領域からのパケットの読み
出し後におけるFIFOからのパケットの読み出し数
は、各バッファにおいて異なっていても差し支えない。
なぜならば各バッファのFIFOに記憶されているパケ
ット数が一定でない場合も考えられるので、そのような
場合には多く記憶されているFIFOからパケットを読
み出す場合も考えられるからである。
【0139】この様に本実施形態のノード装置を用いる
ことにより、新たに送信を始める端末が接続するノード
装置に対して上流に位置するノード装置がパケットの出
力を制限し、その端末が必要とする送信帯域を新たに確
保することができる。
【0140】〔実施形態3〕以上述べてきた実施形態で
は、チャネルの乗り換えを行うチャネル変更部として、
各入力チャネル毎に対応して設けた波長可変送信部を採
用していた。これによりチャネル乗り換えのためのスイ
ッチを不要にする事ができ、構成を簡素化する事ができ
た。しかしながら本実施形態は上記構成に限るものでは
なく、スイッチを用いた構成を適用する事もできる。
【0141】上記波長可変送信部を用いた構成において
は、波長可変送信部の送信波長をST単位時間毎に順次
変更していた。また、上記実施形態においては、波長の
短い(長い)順にλ1、λ2、…λ7と番号を割り当
て、チャネル変更のパターンとしてλ1、λ3、λ5、
λ7、λ6、λ4、λ2、λ1というように1番目の波
長を選択した後、順次昇順に奇数番目の波長を選択し、
最大の奇数番目の波長を選択した後、最大の偶数番目の
波長を選択し、その後順次降順に偶数番目の波長を選択
して、1番目の波長に戻るパターンを採用する事によ
り、波長遷移の際の波長変化量を最小に押さえるととも
に、各波長可変送信部が同一の波長遷移パターンを採用
する事を可能としていた(このパターンとしては2番目
の波長を選択した後、順次昇順に偶数番目の波長を選択
し、最大の偶数番目の波長を選択した後、最大の奇数番
目の波長を選択し、その後順次降順に奇数番目の波長を
選択して、2番目の波長に戻るパターンを採用してもよ
い。)。
【0142】上記の如く工夫をしたとしても、上記の実
施形態で使用する波長可変送信部、例えば分布帰還型や
分布反射型の構造を有する波長可変半導体レーザの特性
によっては波長遷移の後に波長が安定するまでに時間が
必要である。
【0143】以下に示す本実施形態では、チャネル変更
部にスイッチ構成を採用し、上記波長遷移に伴う問題を
解消している。以下の実施形態でも上記実施形態と同様
に、入力チャネルと出力チャネルの接続の切り換えの際
には所定のパターンを用い、各入力チャネルに対応する
バッファから、該バッファがチャネル変更部を介して各
出力チャネルに接続されるのに応じて接続された出力チ
ャネルで出力すべきパケットを読み出す事により、アー
ビトレーション制御を不要とした構成を採用している。
【0144】図12は本実施形態で用いるノード装置の
構成である。実施形態1で用いたノード装置の構成と比
べて、実施形態1ではチャネル変更部として可変波長送
信部を用いたのに対して、チャネル変更部として接続変
更部1701を採用した点で異なっている。本実施形態
ではチャネル変更を接続変更部1701で行うので、そ
れに伴い実施形態1で用いた波長制御部が接続制御部1
702に置き換わっている。接続変更部1701の構成
は後述するが、機能としては実施形態1で可変波長送信
部を各入力チャネルに対応して設けたのと同等であり、
接続制御部1701の機能も実施形態1の波長制御部の
機能と同等である。また本実施形態では光通信を採用し
ておらず、そのためチャネル変更後にその信号を光信号
に変換するための固定波長送信部は設けていない。
【0145】図13に接続変更部の構成を示す。250
1から2508はセレクタI〜VIIIであり、接続制
御部1702からの制御により出力端2511から25
18のいずれかを選択し、バッファI〜VIIIをそれ
ぞれ所定のパターンで順次各出力チャネルに接続するも
のである。
【0146】尚、本実施形態での所定のパターンとは、
セレクタI〜VIIIの各々が出力端2511〜251
8に接続する際に、複数のセレクタが1つの出力端に同
時に接続しない様に、ある一定のパターンでセレクタと
出力端を接続することをいう。
【0147】図14に接続制御部1702の構成を示
す。実施形態1で用いた波長制御部の波長制御テーブル
I503〜VIII510が接続制御テーブルI260
1〜VIII2608に置き換わっている。各テーブル
からの出力は接続変更部のそれぞれ対応するセレクタに
入力される。図12においては、接続制御部1702か
らの信号は1本の線で接続変更部1701に入力され、
各セレクタに分配されるように示されているが、この構
成は適宜設定でき、各テーブルからの信号が対応するセ
レクタ(接続制御テーブルIがセレクタIに対応し、接
続制御テーブルIIがセレクタIIに対応し、接続制御
テーブルIIIがセレクタIIIに対応し、接続制御テ
ーブルIVがセレクタIVに対応し、接続制御テーブル
VがセレクタVに対応し、接続制御テーブルVIがセレ
クタVIに対応し、接続制御テーブルVIIがセレクタ
VIIに対応している)に入力されればよいことはいう
までもない。ここで各テーブルの内容は、同時に複数の
入力が1つの出力端に接続されない様にしたパターンで
あれば、どのようなものでも採用できる。そのようなパ
ターンは無数に作成する事ができ、特に本実施形態のよ
うなセレクタを用いる構成においては実施形態1などに
おいては考慮する事が望ましかった波長遷移量を最小に
する事を考慮する必要が無いため、自由にパターンを設
定する事ができるが、説明の便宜のため、実施形態1、
2で用いたパターンに準ずるパターンを用いる事にす
る。以下に各テーブルの内容を示す。以下のテーブルに
おける数字が接続される出力端I〜VIIIのローマ数
字と対応している。また本実施形態では実施形態1、2
で用いた波長制御テーブルと同様のテーブルを接続制御
テーブルとして採用したため、バッファ制御テーブルと
しては実施形態1、2で用いたものとまったく同じもの
を用いている。
【0148】
【表3】
【0149】本実施形態では、接続変更部の各セレクタ
が選択する出力端を上記接続制御テーブルにしたがって
順次変更しており、各バッファはバッファからの信号を
入力するセレクタが選択する出力端を変更するのに同期
して、接続されたチャネルから送信すべきパケットを出
力する。
【0150】上記説明した接続変更部以外の制御は実施
形態1、2と同様である。
【0151】またこの実施形態においてノード装置間で
光伝送を採用する場合は、図16に示すように接続変更
部1701の各出力端に、それぞれ波長の異なる固定波
長送信部1661〜1668を設け、合波器1669で
それらの出力を合成して、波長多重伝送してもよい。そ
の時は経路制御部の前に分岐器102及び所望の波長
(チャネル)の信号を取り出す固定波長受信部105〜
112をそれぞれ設ければよい。またはノード装置に入
力された信号を分波器で波長毎に分波し、それぞれをO
/E変換して各経路制御部に入力するようにしてもよ
い。また上記実施形態では異なる波長を合波して1本の
光ファイバによりノード装置の光伝送を行なっていたが
図17、図18の様に別々の伝送路を用いても良い。さ
らに、図18のような場合にはその時は送信器の波長を
異ならせる必要はない。その場合には合波器、分岐器を
使用する必要がなくなり、受信する波長を他の波長と区
別して取り出す必要もなくなる。またその時には特にノ
ード装置間の複数の伝送路の取り回しを容易にするため
に、複数の光ファイバを束ねたリボンファイバを採用す
ると好適である。
【0152】また、図17のようなノード装置を用いる
場合には、可変波長送信部I〜VIIIが送信波長を切
り替る所定のパターンと、可変波長受信部I〜VIII
が受信波長を切り替える所定のパターンを同期して同一
にすれば良い。
【0153】また、図12の構成の様にノード装置間で
電気信号の形態で伝送を行う場合でもノード装置内での
処理を行う形態と、ノード装置間で伝送を行う形態とで
信号形態を変えるのであれば、ドライバにより信号形態
を変換するようにすればよい。
【0154】〔実施形態4〕本実施形態では、ブロード
キャスト通信が他の通信へ与える影響を回避する手段と
して本発明のノード装置を用いる。
【0155】本実施形態におけるノード装置の物理構成
は図19に示すものとし、ネットワーク構成は実施形態
1と同じものとする。これは、実施形態3において説明
した構成をノード装置間で光伝送を用いる形で実現する
ものである。
【0156】ただし、図2に示すバッファ部のデコーダ
201において、パケットがブロードキャストデータの
場合、送信端末のノード番号が自ノード番号と一致して
いる場合には、デマルチプレクサの出力先をデュアルポ
ートメモリ205に接続して書き込みアドレスカウンタ
202に記憶領域I〜記録領域VIIIの全てを指定
し、送信端末のノード番号が自ノード番号と一致しない
場合には、デマルチプレクサの出力先をデュアルポート
メモリ205に接続して書き込みアドレスを表4に示す
ように指定する機能、および、経路制御部I1601〜
VIII1608において、上流のノード装置から送出
されてきたパケットがブロードキャストデータの場合、
送信端末のノード番号が自ノード番号と一致しない場合
には該パケットをバッファ部とサブ伝送路の両方に送出
し、送信端末のノード番号と自ノード番号が一致する場
合にはサブ伝送路にのみ送出する機能を有するものとす
る。
【0157】まず、図6に示すネットワークにおけるブ
ロードキャスト通信の動作について説明する。ここで
は、ノード装置1601に接続する送信端末1170か
らネットワークに接続された全ての端末にデータを伝送
する場合について説明する。
【0158】ノード装置I601に接続する送信端末I
170は、ブロードキャストされるべきデータであるこ
とを明示され、かつ送信端末の位置情報を含んだアドレ
ス部をもつパケットをサブ伝送路160を通ってノード
装置I601の経路制御部I1601に入力する。経路
制御部I1601は、そのパケットを伝送路からのパケ
ット流の隙間に挿入し、バッファI129に送出する。
バッファI129のデコーダ201は、入力されたパケ
ットのアドレス部を読み取る。このパケットはブロード
キャストすべきデータであり、かつ送信端末のノード番
号が自ノード番号と一致しているので、デコーダ201
はデマルチプレクサ204の出力先をデュアルポートメ
モリ205に接続し、書き込みアドレスカウンタ202
には記憶領域I〜記憶領域VIIIの全てを指定する。
これにより書き込みアドレスカウンタ202はその情報
を受けて書き込みアドレスを発生させ、そのパケットは
デュアルポートメモリ205の記憶領域I〜記憶領域V
IIIの全てに同時に書き込まれる。
【0159】デュアルポートメモリ205の記憶領域I
〜記憶領域VIIIに書き込まれ8つに複製されたパケ
ットは、接続変更部1701においてそれぞれ8つのチ
ャネルに分散され、電気→光変換部1801で光信号に
変換された後、光ファイバ伝送路を通ってノード装置I
I602に入力される。ノード装置II602に入力さ
れたパケットは、光→電気変換部1800でそれぞれ電
気信号に変換される。受信された各パケットは経路制御
部I1601〜経路制御部VIII1608において、
アドレス部にブロードキャストデータと明示されかつ送
信端末のノード番号が自ノード番号と一致しないことに
より、それぞれバッファI〜バッファVIIIとサブ伝
送路160〜サブ伝送路167の両方に送出される。こ
れにより、ノード装置II602に接続した端末I17
0〜端末VIII177の全てにパケットが到着する。
バッファI〜バッファVIIIに送出されたパケットは
それぞれ表4に示す記憶領域に書き込まれ、接続変更部
1701においては、そのままのチャネルで伝送される
ように読み出される。続いて、ノード装置III603
・ノード装置IV604・ノード装置V605において
もノード装置II602と同様の動作が行われ、それぞ
れに接続した端末全てにパケットが到着する。最後に、
ノード装置V605からノード装置I601に入力され
たパケットは、経路制御部I1601〜VIII160
8において送信端末のノード番号が自端末のノード番号
と一致するため、サブ伝送路160〜167にのみ送出
される。
【0160】また、このとき、ノード装置I601の経
路制御部I1601はサブ伝送路160にパケットを送
出しないようにすれば、パケットを送出した送信端末I
170にパケットが送出されなくなる。
【0161】このように送信端末が接続したノード装置
で8つに複製されたパケットがネットワークを1周し、
各ノード装置で端末に分配されることでネットワーク内
の全ての端末にパケットが到着する。
【0162】仮に、このネットワークにおいてブロード
キャスト通信と同時に、1対1の通信が行われている場
合を考える。ブロードキャスト通信は前述の通りノード
装置I601に接続する端末I170からネットワーク
に接続された全ての端末にデータを送信するように行わ
れるものとし、1対1の通信がノード装置V605に接
続する端末I170からノード装置III603に接続
する端末1170に向けて行われているものとする。こ
の時ノード装置I601のバッファI129では、端末
I170からのブロードキャスト通信のパケットがデュ
アルポートメモリ205の記憶領域I〜記憶領域VII
Iに8つに複製されて書き込まれる。一方、1対1通信
のパケットはノード装置I601ではバッファI129
〜バッファVIII136のFIFO206に分散され
て書き込まれている。ここで、バッファI129におい
ては、ブロードキャスト通信のパケットがデュアルポー
トメモリ205の記憶領域I〜記憶領域VIIIの全て
に書き込まれるため、ST時間における各記憶領域I〜
VIIIからの読み出し時間が増大し、FIFO206
からの読み出し時間が大幅に減少、あるいは、零とな
る。すなわち、1対1の通信のパケットのうちノード装
置I601のバッファI129を通過するものが、他の
バッファII130〜VIII136を通過するものと
比較してFIFO206からの読み出し時間が短くなる
ため、下流のノード装置II602に送り出されるのが
著しく遅れることになる。
【0163】そこで本実施形態では、ブロードキャスト
通信が他の通信に与える影響を回避できるようにする。
【0164】まず始めに、ブロードキャストの送信端末
であるノード装置I601に接続する端末I170は、
ブロードキャスト通信開始要求の旨をパケットに記載
し、ノード装置I601のパケット処理部1600に出
力する。パケット処理部1600は、受信したこのパケ
ットの情報がブロードキャストの送信要求であることを
確認し、このパケットをバッファ制御部150内の読み
出し制御部409に出力する。読み出し制御部409
は、ブロードキャスト通信が端末I170から行われる
ことを通知するための制御パケットをノード装置V60
5の読み出し制御部409に向けて送出する。
【0165】ノード装置V605の読み出し制御部40
9は、このブロードキャスト通信開始を通知する制御パ
ケットを受け取ると、ブロードキャスト通信の送信端末
I170が接続する回線にパケットが出力されないよう
に、下流ノード装置の経路制御部I1601へのパケッ
トの出力を禁止、或は低減させるよう設定を行う。この
設定は実施形態1〜実施形態3と同様である。但し、パ
ケットの読み出し制御に関しては実施形態1〜実施形態
3と同様であり、各バッファのデュアルポートメモリ2
05内の記憶領域に記憶されているパケットは、この制
御の対象とはならない。
【0166】次に、ノード装置V605の読み出し制御
部409は、前述の読み出し制御の設定が完了したこと
を通知する制御パケットをブロードキャスト通信の送信
端末であるノード装置I601の端末I170に向けて
送出する。
【0167】ノード装置I601の端末I170は、上
流ノード装置V605での読み出し制御の設定完了を通
知する制御パケットを受信すると、ブロードキャスト通
信のパケットの送出を開始する。
【0168】ここで、送信端末とその端末が接続するノ
ード装置内の読み出し制御部409間の通信、及び送信
端末が接続するノード装置内の読み出し制御部409と
そのノード装置に対して上流に位置するノード装置内の
読み出し制御部409間の通信、及び上流ノード装置内
の読み出し制御部409と送信端末間の通信は、実施形
態1で説明した方法により行われるものとする。
【0169】また、ノード装置I601の端末I170
がブロードキャスト通信を終了した時には、ノード装置
I601の端末I170は、ブロードキャスト通信終了
の旨をパケットに記載し、ノード装置I601のパケッ
ト処理部1600に出力する。パケット処理部1600
は、受信したこのパケットの情報がブロードキャストの
送信終了報告であることを認識し、このパケットを読み
出し制御部409に出力する。読み出し制御部409
は、ブロードキャスト通信が端末I170で終了したこ
とを通知するための制御パケットをノード装置V605
の読み出し制御部409に向けて送出する。
【0170】ノード装置V605の読み出し制御部40
9は、このブロードキャスト通信終了を通知する制御パ
ケットを受け取ると、下流ノード装置の経路制御部I1
601へのパケットの出力を禁止或は低減させる設定を
解除し、通常の読み出し制御に戻す。
【0171】この様に本実施形態のノード装置を用いる
事により、ブロードキャスト通信が行われている際に、
他の通信の一部パケットの到着が著しく遅れることを回
避することができる。
【0172】本実施形態の説明においては、チャネル乗
り換えのためにスイッチを用い、ノード装置間は光ファ
イバによる光伝送を採用しているが、実施形態3で説明
したように、ノード装置間を電気信号で伝送してもよ
い。また、実施形態1で説明したように、チャネル乗り
換えのために可変波長送信部、合流器および分岐器を用
いた構成においても適用することができる。
【0173】また、図17、図18のような構成のノー
ド装置を用いてもよい。
【0174】
【表4】
【0175】〔実施形態5〕上述した実施形態1から4
では、図1、図12、図16、図17、図18、図19
に示したようなハード構成のノード装置に付いて説明を
行なったが、本発明は、パーソナルコンピュータ等のコ
ンピュータ装置でも実施可能である。
【0176】コンピュータ装置で本発明を実施する場合
には、実施形態1から4で説明した動作を行なわせるプ
ログラムをハードディスクやフロッピーディスク、CD−
ROMなどの記憶媒体に記憶させ、CPU(中央演算処理装
置)などのマイクロコンピュータでそのプログラムを読
み取って実施形態1から4で説明した動作を実行させる
ようにすれば良い。
【0177】また、実施形態1から実施形態4で説明し
た一部の動作だけをマイクロコンピュータに実行させる
ようにしても良い。
【0178】具体的には、制御部149の動作だけをマ
イクロコンピュータに実行させるようにしても良いし、
制御部149とパケット処理部1600の動作だけをマ
イクロコンピュータに実行させるようにしても良いし、
制御部149とパケット処理部1600と経路制御部の
動作だけをマイクロコンピュータに実行させるようにし
ても良い。
【0179】また、マイクロコンピュータに実行させる
動作は、上述したようなものだけに限るものではない。
【0180】また、上述した実施形態では、波長多重に
よる通信に付いて説明を行なったものもあるが、周波数
多重や符号多重などの他の多重化通信でも本発明を適用
することはできる。
【0181】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ネ
ットワーク全体の伝送容量を柔軟に使用することができ
る。
【0182】また、ネットワーク全体の伝送容量を有効
に使用することもできる。
【0183】また、ネットワーク上の使用されていない
伝送容量を有効に活用することができる。
【0184】また、端末装置が送信するデータを多重さ
れた複数のチャネルに振り分けて通信するネットワーク
において、端末装置から送信できる伝送容量が、各チャ
ネルの最大伝送容量から各チャネルで通信されている伝
送容量を引いた値以上であっても、端末装置からデータ
を送信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1のノード装置の構成を示す
図。
【図2】本発明の実施形態1のバッファ部の構成を示す
図。
【図3】本発明の実施形態1のデュアルポートメモリの
メモリマップを示す図。
【図4】本発明の実施形態1のバッファ制御部の構成を
示す図。
【図5】本発明の実施形態1の波長制御部の構成を示す
図。
【図6】本発明の実施形態1のネットワーク構成を示す
図。
【図7】本発明の実施形態1のパケットの読み出しに関
するタイムチャートを示す図。
【図8】本発明の実施形態2のパケットの読み出しに関
するタイムチャートを示す図。
【図9】参考例のノード装置の構成を示す図。
【図10】参考例のバッファ制御部の構成を示す図。
【図11】参考例のタイムチャートを示す図。
【図12】本発明の実施形態3のノード装置の構成を示
す図。
【図13】本発明の実施形態3の接続変更部の構成を示
す図。
【図14】本発明の実施形態3の接続制御部の構成を示
す図。
【図15】本発明の実施形態3のバッファ部の構成を示
す図。
【図16】本発明の実施形態の一例のノード装置の構成
を示す図。
【図17】本発明の実施形態の一例のノード装置の構成
を示す図。
【図18】本発明の実施形態の一例のノード装置の構成
を示す図。
【図19】本発明の実施形態4のノード装置の構成を示
す図。
【符号の説明】
100 ノード装置 101,104 光ファイバ 102 分岐器 103 合流器 105〜112 固定波長受信部 113〜120 可変波長送信部 129〜136 バッファ 149 制御部 150 バッファ制御部 151 波長制御部 160〜167 サブ伝送路 170〜177 端末 1600 パケット処理部 1601〜1608 経路制御部

Claims (70)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号を伝送するチャネルと、前記チャネ
    ルに信号を出力する第1のノード装置と、少なくとも前
    記第1のノード装置が信号を出力したチャネルに信号を
    挿入する第2のノード装置を有する通信システムの制御
    方法において、 前記第2のノード装置は、前記チャネルに信号を挿入す
    るのに先立ち、前記第2のノード装置が信号を出力しよ
    うとしている前記チャネルの信号の出力を制御するよう
    に前記第1のノード装置に対して要求する要求工程と、 前記第1のノード装置が前記要求工程における要求に基
    づいた制御を行なった後に、前記チャネルに信号を挿入
    する挿入工程を有し、 前記第1のノード装置は、要求工程における要求を受信
    させる受信工程と、 前記受信工程において受信された要求に基づいて、前記
    第2のノード装置が信号を出力しようとしている前記チ
    ャネルの信号の出力を制御する制御工程を有することに
    より、 前記第2のノード装置は、信号を挿入しようとしている
    前記チャネルへの信号の挿入が可能となることを特徴と
    する制御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記第1のノード装置は、前記第2のノード装置からの
    前記要求に従って、前記第2のノード装置が信号を挿入
    しようとしている前記チャネルで通信される信号のう
    ち、前記第2のノード装置を経由して他のノード装置に
    通信される信号を制御することを特徴とする制御方法。
  3. 【請求項3】 請求項1もしくは請求項2において、 前記第2のノード装置が信号を出力しようとしている前
    記チャネルの信号の出力の制御は、前記第2のノード装
    置が信号を出力しようとしている前記チャネルで通信さ
    れている信号を減らすことであることを特徴とする制御
    方法。
  4. 【請求項4】 請求項1もしくは請求項2において、 前記第2のノード装置が信号を出力しようとしている前
    記チャネルの信号の出力を制御は、前記第2のノード装
    置が信号を出力しようとしている前記チャネルで通信さ
    れている信号を無くすことであることを特徴とする制御
    方法。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載
    の制御方法において、 前記第1のノードと前記第2のノードの間は、複数のチ
    ャネルを介して接続されることを特徴とする制御方法。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記複数のチャネルは、多重されていることを特徴とす
    る制御方法。
  7. 【請求項7】 請求項5において、 前記複数のチャネルは、並列な複数の通信路により構成
    されていることを特徴とする制御方法。
  8. 【請求項8】 請求項5において、 前記第2のノード装置が信号を挿入しようとしている前
    記チャネルが前記複数のチャネルのうちの第1のチャネ
    ルであるとき、前記第1のノード装置は前記第2のノー
    ド装置からの前記要求に従って、前記第1のチャネルで
    通信される信号の出力を制御することを特徴とする制御
    方法。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至請求項8のいずれかに記載
    の制御方法において、 前記第1のノード装置及び/あるいは前記第2のノード
    装置には、少なくとも1つの端末装置が接続可能である
    ことを特徴とする制御方法。
  10. 【請求項10】 複数のノード装置の信号を伝送するチ
    ャネルを介して接続し、ノード装置間で信号の伝送を行
    なう通信システムに接続可能なノード装置の制御方法に
    おいて、 前記チャネルに信号を出力させる出力工程と、 他のノード装置が前記チャネルに信号を挿入するのに先
    立ち送信した、前記他のノード装置が信号を出力しよう
    としている前記チャネルの信号の出力を制御するように
    要求する要求信号を受信する受信工程と、 前記受信工程において受信された前記他のノード装置か
    らの要求信号に基いて、前記出力工程において前記チャ
    ネルに出力される信号の量を制御する制御工程を有する
    ことにより、前記他のノード装置の前記チャネルへの信
    号の挿入が可能となることを特徴とする制御方法。
  11. 【請求項11】 請求項10において、 前記ノード装置の間は複数のチャネルを介して接続され
    ており、前記制御工程は、前記他のノード装置からの、
    前記複数のチャネルのうちの第1のチャネルに対する信
    号の出力制御の要求に基いて、前記出力工程において前
    記第1のチャネルに出力される信号の量を制御すること
    を特徴とする制御方法。
  12. 【請求項12】 請求項11において、 前記出力工程は、出力する信号を記憶する記憶手段を、
    前記複数のチャネルのいずれかと接続させることによ
    り、前記記憶手段に記憶された信号を前記複数のチャネ
    ルのいずれかに出力できるようにするチャネル変更工程
    を有することを特徴とする制御方法。
  13. 【請求項13】 請求項12において、 前記チャネル変更工程は、前記記憶手段に接続させるチ
    ャネルを所定のパターンに従って変更することを特徴と
    する制御方法。
  14. 【請求項14】 請求項12あるいは請求項13におい
    て、 前記チャネル変更工程は、前記記憶手段に記憶された信
    号を前記複数のチャネルのいずれかのチャネルで出力で
    きるようにする可変チャネル送信工程を有し、 前記記憶手段と前記複数のチャネルのいずれかのチャネ
    ルとの接続は、前記可変チャネル送信工程において変更
    可能なチャネルに基いて行われることを特徴とする制御
    方法。
  15. 【請求項15】 請求項12あるいは請求項13におい
    て、 前記チャネル変更工程は、前記記憶手段と前記複数のチ
    ャネルのいずれかのチャネルを、所定の時間毎に接続さ
    せることを特徴とする制御方法。
  16. 【請求項16】 請求項12あるいは請求項13におい
    て、 前記ノード装置は前記記憶手段に対応する信号の入力端
    と、前記複数のチャネルのいずれかに対応する信号の出
    力端とを有する接続変更部を有し、 前記チャネル変更工程は、前記接続変更部の入力端と出
    力端との接続関係を変更することにより、前記記憶手段
    に記憶された信号を前記複数のチャネルのいずれかに出
    力できるようにすることを特徴とする制御方法。
  17. 【請求項17】 請求項11において、 前記ノード装置は、出力する信号を記憶して複数の出力
    部から出力する記憶手段を有し、 前記出力工程は、前記複数の出力部それぞれを前記複数
    のチャネルのいずれかを、前記複数の出力部それぞれが
    同時に異なるチャネルに接続されるように接続させ、前
    記複数の出力部それぞれが出力する信号を前記複数のチ
    ャネルのいずれかに出力できるようにする接続変更工程
    を有することを特徴とする制御方法。
  18. 【請求項18】 請求項17において、 前記接続変更工程は、前記複数の出力部それぞれが接続
    されるチャネルを、所定のパターンに従って変更させる
    ことを特徴とする制御方法。
  19. 【請求項19】 請求項10乃至請求項17のいずれか
    に記載の制御方法において、 前記制御方法は、前記チャネルを伝送している所望の信
    号を前記チャネルから分離させる分離工程を有すること
    を特徴とする制御方法。
  20. 【請求項20】 請求項19において、 前記分離工程により分離された信号は、前記ノード装置
    に接続された端末装置に出力されることを特徴とする制
    御方法。
  21. 【請求項21】 請求項19において、 前記分離工程は、前記出力工程により信号が出力される
    前に前記所望の信号を分離することを特徴とする制御方
    法。
  22. 【請求項22】 請求項19において、 前記制御工程は、前記分離工程により分離されない信号
    の量を制御することを特徴とする制御方法。
  23. 【請求項23】 信号を伝送する複数のチャネルと、前
    記複数のチャネルのうちの第1のチャネルに信号を出力
    する第1のノード装置と、少なくとも前記第1のノード
    装置が信号を出力した前記第1のチャネルに信号を挿入
    する第2のノード装置を有する通信システムの制御方法
    において、 前記第2のノード装置は、前記第1のチャネルに信号を
    挿入するのに先立ち、前記第1のチャネルで通信されて
    いる信号を他のチャネルで通信するように前記第1のノ
    ード装置に対して要求する要求工程と、 前記第1のノード装置が前記要求工程における要求に基
    づいた制御を行なった後に、前記第1のチャネルに信号
    を挿入する挿入工程を有し、 前記第1のノード装置は、要求工程における要求を受信
    させる受信工程と、 前記受信工程において受信された要求に基づいて、前記
    第1のチャネルで通信されている信号を他のチャネルで
    通信するように制御する制御工程を有することにより、 前記第2のノード装置は、信号を挿入しようとしている
    前記チャネルへの信号の挿入が可能となることを特徴と
    する制御方法。
  24. 【請求項24】 請求項23において、 前記第1のノード装置は、前記第2のノード装置からの
    前記要求に従って、前記第2のノード装置が信号を挿入
    しようとしている前記第1のチャネルで通信される信号
    のうち、前記第2のノード装置を経由して他のノード装
    置に通信される信号を他のチャネルで通信するように制
    御することを特徴とする制御方法。
  25. 【請求項25】 請求項23もしくは請求項24におい
    て、 前記第1のチャネルで通信されている信号を他のチャネ
    ルで通信するようにする制御は、前記第1のチャネルで
    通信されている信号の一部を前記他のチャネルで通信す
    るようにすることであることを特徴とする制御方法。
  26. 【請求項26】 請求項23もしくは請求項24におい
    て、 前記第1のチャネルで通信されている信号を他のチャネ
    ルで通信するようにする制御は、前記第1のチャネルで
    通信されている信号の全てを前記他のチャネルで通信す
    るようにすることであることを特徴とする制御方法。
  27. 【請求項27】 請求項23乃至請求項26のいずれか
    に記載の制御方法において、 前記複数のチャネルは、多重されていることを特徴とす
    る制御方法。
  28. 【請求項28】 請求項23乃至請求項26のいずれか
    に記載の制御方法において、 前記複数のチャネルは、並列な複数の通信路により構成
    されていることを特徴とする制御方法。
  29. 【請求項29】 信号を伝送する複数のチャネルと、前
    記複数のチャネルのうちの第1のチャネルに信号を出力
    する第1のノード装置と、前記第1のノード装置が信号
    を出力した前記第1のチャネルに信号を挿入する第2の
    ノードを有する通信システムに接続可能な前記第1のノ
    ード装置の制御方法において、 前記第1のチャネルに信号を出力させる出力工程と、 前記第2のノード装置が前記第1のチャネルに信号を挿
    入するのに先立ち送信した、前記第1のチャネルで通信
    されている信号を他のチャネルで通信するように要求す
    る要求信号を受信する受信工程と、 前記受信工程において受信された前記第2のノード装置
    からの要求信号に基いて、前記第1のチャネルで通信さ
    れている信号を他のチャネルで通信するように制御する
    制御工程を有することにより、前記第2のノード装置の
    前記第1のチャネルへの信号の挿入が可能となることを
    特徴とする制御方法。
  30. 【請求項30】 請求項29において、 前記制御工程は、前記第2のノード装置からの前記要求
    に従って、前記第2のノード装置が信号を挿入しようと
    している前記第1のチャネルで通信される信号のうち、
    前記第2のノード装置を経由して他のノード装置に通信
    される信号を他のチャネルで通信するように制御するこ
    とを特徴とする制御方法。
  31. 【請求項31】 請求項29もしくは請求項30におい
    て、 前記第1のチャネルで通信されている信号を他のチャネ
    ルで通信するようにする制御は、前記第1のチャネルで
    通信されている信号の一部を前記他のチャネルで通信す
    るようにすることであることを特徴とする制御方法。
  32. 【請求項32】 請求項29もしくは請求項30におい
    て、 前記第1のチャネルで通信されている信号を他のチャネ
    ルで通信するようにする制御は、前記第1のチャネルで
    通信されている信号の全てを前記他のチャネルで通信す
    るようにすることであることを特徴とする制御方法。
  33. 【請求項33】 請求項29乃至請求項32のいずれか
    に記載の制御方法において、 前記複数のチャネルは、多重されていることを特徴とす
    る制御方法。
  34. 【請求項34】 請求項29乃至請求項32のいずれか
    に記載の制御方法において、 前記複数のチャネルは、並列な複数の通信路により構成
    されていることを特徴とする制御方法。
  35. 【請求項35】 通信システムにおいて、 信号を伝送するチャネルと、 前記チャネルに信号を出力する第1のノード装置と、 前記第1のノード装置が信号を出力したチャネルに信号
    を挿入することが可能な第2のノードを有し、 前記第2のノード装置は、前記チャネルに信号を挿入す
    るのに先立ち、前記第2のノード装置が信号を出力しよ
    うとしている前記チャネルの信号の出力を制御するよう
    に前記第1のノード装置に対して要求する要求手段と、 前記第1のノード装置が前記要求手段による要求に基づ
    いた制御を行なった後に、前記チャネルに信号を挿入す
    る挿入手段を有し、 前記第1のノード装置は、要求手段による要求を受信す
    る受信手段と、 前記受信手段により受信された要求に基づいて、前記第
    2のノード装置が信号を出力しようとしている前記チャ
    ネルの信号の出力を制御する制御手段を有することによ
    り、 前記第2のノード装置は、信号を挿入しようとしている
    前記チャネルへの信号の挿入が可能となることを特徴と
    する通信システム。
  36. 【請求項36】 請求項35において、 前記第1のノード装置は、前記第2のノード装置からの
    前記要求に従って、前記第2のノード装置が信号を挿入
    しようとしている前記チャネルで通信される信号のう
    ち、前記第2のノード装置を経由して他のノード装置に
    通信される信号を制御することを特徴とする通信システ
    ム。
  37. 【請求項37】 請求項35もしくは請求項36におい
    て、 前記第2のノード装置が信号を出力しようとしている前
    記チャネルの信号の出力の制御は、前記第2のノード装
    置が信号を出力しようとしている前記チャネルで通信さ
    れている信号を減らすことであることを特徴とする通信
    システム。
  38. 【請求項38】 請求項35もしくは請求項36におい
    て、 前記第2のノード装置が信号を出力しようとしている前
    記チャネルの信号の出力を制御は、前記第2のノード装
    置が信号を出力しようとしている前記チャネルで通信さ
    れている信号を無くすことであることを特徴とする通信
    システム。
  39. 【請求項39】 請求項35乃至請求項38のいずれか
    に記載の通信システムにおいて、 前記第1のノードと前記第2のノードの間は、複数のチ
    ャネルを介して接続されることを特徴とする通信システ
    ム。
  40. 【請求項40】 請求項39において、 前記複数のチャネルは、多重されていることを特徴とす
    る通信システム。
  41. 【請求項41】 請求項39において、 前記複数のチャネルは、並列な複数の通信路により構成
    されていることを特徴とする通信システム。
  42. 【請求項42】 請求項39において、 前記第2のノード装置が信号を挿入しようとしている前
    記チャネルが前記複数のチャネルのうちの第1のチャネ
    ルであるとき、前記第1のノード装置は前記第2のノー
    ド装置からの前記要求に従って、前記第1のチャネルで
    通信される信号の出力を制御することを特徴とする通信
    システム。
  43. 【請求項43】 請求項35乃至請求項42のいずれか
    に記載の通信システムにおいて、 前記第1のノード装置及び/あるいは前記第2のノード
    装置には、少なくとも1つの端末装置が接続可能である
    ことを特徴とする通信システム。
  44. 【請求項44】 複数のノード装置の信号を伝送するチ
    ャネルを介して接続し、ノード装置間で信号の伝送を行
    なう通信システムに接続可能なノード装置において、 前記チャネルに信号を出力する出力手段と、 他のノード装置が前記チャネルに信号を挿入するのに先
    立ち送信した、前記他のノード装置が信号を出力しよう
    としている前記チャネルの信号の出力を制御するように
    要求する要求信号を受信する受信手段と、 前記受信手段により受信された前記他のノード装置から
    の要求信号に基いて、前記出力手段により前記チャネル
    に出力される信号の量を制御する制御手段を有すること
    により、前記他のノード装置の前記チャネルへの信号の
    挿入が可能となることを特徴とするノード装置。
  45. 【請求項45】 請求項44において、 前記ノード装置の間は複数のチャネルを介して接続され
    ており、前記制御手段は、前記他のノード装置からの、
    前記複数のチャネルのうちの第1のチャネルに対する信
    号の出力制御の要求に基いて、前記出力手段により前記
    第1のチャネルに出力される信号の量を制御することを
    特徴とするノード装置。
  46. 【請求項46】請求項45において、 前記出力手段は、出力する信号を記憶する記憶手段を、
    前記複数のチャネルのいずれかと接続させることによ
    り、前記記憶手段に記憶された信号を前記複数のチャネ
    ルのいずれかに出力できるようにするチャネル変更手段
    を有することを特徴とするノード装置。
  47. 【請求項47】 請求項46において、 前記チャネル変更手段は、前記記憶手段に接続させるチ
    ャネルを所定のパターンに従って変更することを特徴と
    するノード装置。
  48. 【請求項48】 請求項46あるいは請求項47におい
    て、 前記チャネル変更手段は、前記記憶手段に記憶された信
    号を前記複数のチャネルのいずれかのチャネルで出力で
    きるようにする可変チャネル送信手段を有し、前記記憶
    手段と前記複数のチャネルのいずれかのチャネルとの接
    続は、前記可変チャネル送信手段において変更可能なチ
    ャネルに基いて行われることを特徴とするノード装置。
  49. 【請求項49】 請求項46あるいは請求項47におい
    て、 前記チャネル変更手段は、前記記憶手段と前記複数のチ
    ャネルのいずれかのチャネルを、所定の時間毎に接続さ
    せることを特徴とするノード装置。
  50. 【請求項50】 請求項46あるいは請求項47におい
    て、 前記ノード装置は前記記憶手段に対応する信号の入力端
    と、前記複数のチャネルのいずれかに対応する信号の出
    力端とを有する接続変更部を有し、 前記チャネル変更手段は、前記接続変更部の入力端と出
    力端との接続関係を変更することにより、前記記憶手段
    に記憶された信号を前記複数のチャネルのいずれかに出
    力できるようにすることを特徴とするノード装置。
  51. 【請求項51】 請求項45において、 前記ノード装置は、出力する信号を記憶して複数の出力
    部から出力する記憶手段を有し、 前記出力手段は、前記複数の出力部それぞれを前記複数
    のチャネルのいずれかを、前記複数の出力部それぞれが
    同時に異なるチャネルに接続されるように接続させ、前
    記複数の出力部それぞれが出力する信号を前記複数のチ
    ャネルのいずれかに出力できるようにする接続変更手段
    を有することを特徴とするノード装置。
  52. 【請求項52】 請求項51において、 前記接続変更手段は、前記複数の出力部それぞれが接続
    されるチャネルを、所定のパターンに従って変更させる
    ことを特徴とするノード装置。
  53. 【請求項53】 請求項44乃至請求項52のいずれか
    に記載のノード装置において、 前記ノード装置は、前記チャネルを伝送している所望の
    信号を前記チャネルから分離させる分離手段を有するこ
    とを特徴とするノード装置。
  54. 【請求項54】 請求項53において、 前記分離手段により分離された信号は、前記ノード装置
    に接続された端末装置に出力されることを特徴とするノ
    ード装置。
  55. 【請求項55】 請求項53において、 前記分離手段は、前記出力手段により信号が出力される
    前に前記所望の信号を分離することを特徴とするノード
    装置。
  56. 【請求項56】 請求項53において、 前記制御手段は、前記分離手段により分離されない信号
    の量を制御することを特徴とするノード装置。
  57. 【請求項57】 信号を伝送する複数のチャネルと、前
    記複数のチャネルのうちの第1のチャネルに信号を出力
    する第1のノード装置と、前記第1のノード装置が信号
    を出力した前記第1のチャネルに信号を挿入する第2の
    ノードを有する通信システムにおいて、 前記第2のノード装置は、前記第1のチャネルに信号を
    挿入するのに先立ち、前記第1のチャネルで通信されて
    いる信号を他のチャネルで通信するように前記第1のノ
    ード装置に対して要求する要求手段と、 前記第1のノード装置が前記要求手段による要求に基づ
    いた制御を行なった後に、前記第1のチャネルに信号を
    挿入する挿入手段を有し、 前記第1のノード装置は、要求手段による要求を受信す
    る受信手段と、 前記受信手段により受信された要求に基づいて、前記第
    1のチャネルで通信されている信号を他のチャネルで通
    信するように制御する制御手段を有することにより、 前記第2のノード装置は、信号を挿入しようとしている
    前記チャネルへの信号の挿入が可能となることを特徴と
    する通信システム。
  58. 【請求項58】 請求項57において、 前記第1のノード装置の前記制御手段は、前記第2のノ
    ード装置からの前記要求に従って、前記第2のノード装
    置が信号を挿入しようとしている前記第1のチャネルで
    通信される信号のうち、前記第2のノード装置を経由し
    て他のノード装置に通信される信号を他のチャネルで通
    信するように制御することを特徴とする通信システム。
  59. 【請求項59】 請求項57もしくは請求項58におい
    て、 前記第1のチャネルで通信されている信号を他のチャネ
    ルで通信するようにする制御は、前記第1のチャネルで
    通信されている信号の一部を前記他のチャネルで通信す
    るようにすることであることを特徴とする通信システ
    ム。
  60. 【請求項60】 請求項57もしくは請求項58におい
    て、 前記第1のチャネルで通信されている信号を他のチャネ
    ルで通信するようにする制御は、前記第1のチャネルで
    通信されている信号の全てを前記他のチャネルで通信す
    るようにすることであることを特徴とする通信システ
    ム。
  61. 【請求項61】 請求項57乃至請求項60のいずれか
    に記載の通信システムにおいて、 前記複数のチャネルは、多重されていることを特徴とす
    る通信システム。
  62. 【請求項62】 請求項57乃至請求項60のいずれか
    に記載の通信システムにおいて、 前記複数のチャネルは、並列な複数の通信路により構成
    されていることを特徴とする通信システム。
  63. 【請求項63】 信号を伝送する複数のチャネルと、前
    記複数のチャネルのうちの第1のチャネルに信号を出力
    する第1のノード装置と、前記第1のノード装置が信号
    を出力した前記第1のチャネルに信号を挿入する第2の
    ノードを有する通信システムに接続可能な前記第1のノ
    ード装置において、 前記第1のチャネルに信号を出力する出力手段と、 前記第2のノード装置が前記第1のチャネルに信号を挿
    入するのに先立ち送信した、前記第1のチャネルで通信
    されている信号を他のチャネルで通信するように要求す
    る要求信号を受信する受信手段と、 前記受信手段により受信された前記第2のノード装置か
    らの要求信号に基いて、前記第1のチャネルで通信され
    ている信号を他のチャネルで通信するように制御する制
    御手段を有することにより、前記第2のノード装置の前
    記第1のチャネルへの信号の挿入が可能となることを特
    徴とする第1のノード装置。
  64. 【請求項64】 請求項63において、 前記制御手段は、前記第2のノード装置からの前記要求
    に従って、前記第2のノード装置が信号を挿入しようと
    している前記第1のチャネルで通信される信号のうち、
    前記第2のノード装置を経由して他のノード装置に通信
    される信号を他のチャネルで通信するように制御するこ
    とを特徴とする第1のノード装置。
  65. 【請求項65】 請求項63もしくは請求項64におい
    て、 前記第1のチャネルで通信されている信号を他のチャネ
    ルで通信するようにする制御は、前記第1のチャネルで
    通信されている信号の一部を前記他のチャネルで通信す
    るようにすることであることを特徴とする第1のノード
    装置。
  66. 【請求項66】 請求項63もしくは請求項64におい
    て、 前記第1のチャネルで通信されている信号を他のチャネ
    ルで通信するようにする制御は、前記第1のチャネルで
    通信されている信号の全てを前記他のチャネルで通信す
    るようにすることであることを特徴とする第1のノード
    装置。
  67. 【請求項67】 請求項63乃至請求項66のいずれか
    に記載の第1のノード装置において、 前記複数のチャネルは、多重されていることを特徴とす
    る第1のノード装置。
  68. 【請求項68】 請求項63乃至請求項66のいずれか
    に記載の第1のノード装置において、 前記複数のチャネルは、並列な複数の通信路により構成
    されていることを特徴とする第1のノード装置。
  69. 【請求項69】 コンピュータで読み取り可能であり、
    複数のノード装置の信号を伝送するチャネルを介して接
    続し、ノード装置間で信号の伝送を行なう通信システム
    に接続可能なノード装置を制御するためのプログラムを
    記憶する記憶媒体において、前記チャネルに信号を出力
    させる出力工程と、 他のノード装置が前記チャネルに信号を挿入するのに先
    立ち送信した、前記他のノード装置が信号を出力しよう
    としている前記チャネルの信号の出力を制御するように
    要求する要求信号を受信する受信工程と、 前記受信工程において受信された前記他のノード装置か
    らの要求信号に基いて、前記出力工程において前記チャ
    ネルに出力される信号の量を制御する制御工程を有する
    ことにより、前記他のノード装置の前記チャネルへの信
    号の挿入が可能となるプログラムを記憶する記憶媒体。
  70. 【請求項70】 コンピュータで読み取り可能であり、
    信号を伝送する複数のチャネルと、前記複数のチャネル
    のうちの第1のチャネルに信号を出力する第1のノード
    装置と、前記第1のノード装置が信号を出力した前記第
    1のチャネルに信号を挿入する第2のノードを有する通
    信システムに接続可能な前記第1のノード装置を制御す
    るためのプログラムを記憶する記憶媒体において、 前記第1のチャネルに信号を出力させる出力工程と、 前記第2のノード装置が前記第1のチャネルに信号を挿
    入するのに先立ち送信した、前記第1のチャネルで通信
    されている信号を他のチャネルで通信するように要求す
    る要求信号を受信する受信工程と、 前記受信工程において受信された前記第2のノード装置
    からの要求信号に基いて、前記第1のチャネルで通信さ
    れている信号を他のチャネルで通信するように制御する
    制御工程を有することにより、前記第2のノード装置の
    前記第1のチャネルへの信号の挿入が可能となるプログ
    ラムを記憶する記憶媒体。
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