JPH10271581A - 交換方法及び交換装置及びその交換装置を用いたネットワークシステム - Google Patents

交換方法及び交換装置及びその交換装置を用いたネットワークシステム

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JPH10271581A
JPH10271581A JP7554197A JP7554197A JPH10271581A JP H10271581 A JPH10271581 A JP H10271581A JP 7554197 A JP7554197 A JP 7554197A JP 7554197 A JP7554197 A JP 7554197A JP H10271581 A JPH10271581 A JP H10271581A
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JP7554197A
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Kazuhiko Hojo
和彦 北條
Jun Hattori
純 服部
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Canon Inc
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  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 記憶手段に記憶された信号を複数のチャネル
のいずれかに出力するときに、特定のチャネルに出力す
べき信号が増大したときの輻輳の発生を低減する。 【解決手段】 記憶手段が接続される出力チャネルを変
更し、記憶手段が複数ののチャネルの内のあるチャネル
に接続される接続時間の内の少なくとも一部の時間であ
る第1の時間内に、該接続されるチャネルで記憶手段か
ら出力すべき信号を出力する交換方法において、前記第
1の時間の長さを前記接続されるチャネルで出力すべき
信号を出力するのに要する時間に応じて前記接続される
チャネル毎に変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は信号の交換方法及び
交換装置及びその交換装置を用いたネットワークシステ
ムに関する。更に詳しくは、信号の複数のチャネルへの
出力を、交換による遅延を減らし、かつ信号を衝突させ
ることなく効率よく行う交換方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、端末装置の高速化に伴い、端末装
置を接続するネットワークの高速化の為に、複数の光波
長を用いた波長多重伝送路から成るネットワークを使用
したネットワークシステムが幾つか検討されて来てい
る。以下に特開平8−237306号公報によって提案
されたノード装置及びこれを用いたネットワークシステ
ムについて述べる。
【0003】図11において、符号849はノード装置
の制御部であり、その内部には、バッファ制御部850
と波長制御部151を有している。符号850はバッフ
ァ制御部であり、バッファ829〜836に記憶された
パケットの送信先のサブ伝送路が、隣接ノード装置に接
続されている場合、隣接ノード装置において送信先のサ
ブ伝送路が接続された分離挿入部121〜128にパケ
ットを出力する固定波長受信部105〜112が受信す
る波長と、そのパケットを送信する可変波長送信部11
3〜120の送信波長が一致するまで、バッファ829
〜836に記憶されたそのパケットの読み出しを行なわ
ない様にバッファ829〜836の読み出し制御を行
い、宛先の隣接ノード装置の端末170〜177に対応
する隣接ノード装置の固定波長受信部105〜112と
一致するときにバッファ829〜836内に記憶されて
いるパケットを読み出すような制御を行なう。
【0004】また、波長制御部151は、後述する所定
の送信波長制御テーブルのパターンに従って可変波長送
信部113〜120の送信波長を制御する。符号101
は、光波長多重伝送路であるところの光ファイバであ
り、上流に隣接するノード装置の合流器と自ノード装置
の分岐器102との間の伝送路として機能する。符号1
02は分岐器であり、光ファイバ101を伝送してきた
光信号を分岐し8個の固定波長受信部105〜112に
出力する。符号105から112はフォトダイオードを
用いた固定波長受信手段であるところの固定波長受信部
I〜固定波長受信部VIIIである。固定波長受信部I
〜固定波長受信部VIIIは、それぞれ波長λ1からλ
8に対応した一つの波長の光信号で伝送されるパケット
のみを受信する。例えば、固定波長受信部I105は波
長λ1の光信号を受信し、固定波長受信部II106は
波長λ2の光信号を受信し、固定波長受信部VIII1
12は波長λ8の光信号を受信する。
【0005】また、符号121〜128は分離挿入手段
であるところの分離挿入部であり、固定波長受信部10
5〜112から出力されるパケット流の中から、サブ伝
送路160〜167に伝送させるパケットとバッファ8
29〜836に出力させるパケットに分離すると共に、
サブ伝送路160〜167から伝送されてくるパケット
を、固定波長受信部105〜112からバッファに出力
されるパケット流に挿入する機能を有している。符号8
29〜836は、バッファであり、分離挿入部121〜
128から出力されるパケットを可変波長送信部113
〜120の各送信波長に対応した記憶領域に一時記憶す
る機能を有している。
【0006】また、符号113〜120は、チューナブ
ルレーザダイオード(TLD)を用いた可変波長送信手
段であるところの可変波長送信部Iから可変波長送信部
VIIIであり、バッファ部829〜836から出力さ
れるパケットを、波長制御部151の制御によって、波
長λ1から波長λ8の内の、所定の波長の光信号に変換
して合流器103を介して光波長多重伝送路であるとこ
ろの光ファイバ104に送出する。ここで固定波長受信
部I105と分離挿入部I121、バッファI829及
び可変波長送信部I113は組をなしており、固定波長
受信部I105で受信されたパケットは、この組の内部
で処理され他の組で処理されることはない。同様に、固
定波長受信部II106と分離挿入部II122、バッ
ファII830及び可変波長送信部II114も組をな
しており、他の固定波長受信部107〜112と分離挿
入部123〜128、バッファ831〜836及び可変
波長送信部115〜120も同様である。符号103は
合流器であり、8個の可変波長送信部113〜120か
ら送出される波長λ1から波長λ8の光信号を合流し、
下流の隣接ノード装置に接続された光ファイバ104に
出射する。
【0007】また、符号104は光波長多重伝送路であ
るところの光ファイバであり、自ノード装置の合流器1
03と下流に隣接するノード装置の分岐器との間の伝送
路として機能する。符号160から167はサブ伝送路
Iからサブ伝送路VIIIであり、分離挿入部121〜
128と端末170〜177との間のパケットの伝送路
としての機能を果たす。符号170〜177は、それぞ
れサブ伝送路Iからサブ伝送路VIIIに接続された端
末Iから端末VIIIであり、分離挿入部121〜12
8から出力されるパケットを受信すると共に、他の端末
へ送信するパケットを作成し、サブ伝送路170〜17
7を介して、分離挿入部121〜128に送信する。
【0008】図12は、このノード装置内に用いられる
バッファI829〜バッファVIII836の内部構成
図である。バッファI〜バッファVIIIの内部構成は
全て同一の構成である。符号901はデコーダであり、
入力されるパケットのヘッダーに送信先アドレスを載置
するアドレス部を読み取り、パケットの送信先が隣接ノ
ードに接続されたサブ伝送路であるか否かを判断し、隣
接ノードに接続されたサブ伝送路でない場合は、デマル
チプレクサ904の出力先をFIFO906に設定する
様にデマルチプレクサ904に指示する。一方パケット
の送信先が隣接ノードに接続されたサブ伝送路である場
合においては、デコーダ901は、デマルチプレクサ9
04の出力先をデュアルポートメモリ905に設定する
様にデマルチプレクサ904に指示すると共に、そのパ
ケットの書き込み先である記憶領域の書き込み開始アド
レスを書き込みアドレスカウンタ902に指示する。符
号902は書き込みアドレスカウンタであり、デコーダ
901から出力される書き込み開始アドレス値から順次
パケットを書き込むべき記憶領域のアドレスをデュアル
ポートメモリ905に出力する。パケットを記憶させる
べきデュアルポートメモリ905内の記憶領域は、パケ
ットの送信先である隣接ノード装置に接続する端末に関
係する。例えば、パケットの送信先が隣接するノード装
置に接続する端末II171であるならば、端末II1
71が隣接ノード装置内の分離挿入部II122に接続
されているので、端末II171にパケットが到達する
ためには、そのパケットが波長λ2の光信号として隣接
ノード装置内の分離挿入部II122に接続した固定波
長受信部II106に入力する必要があり、パケットが
波長λ2の光信号に変換されるためには、デュアルポー
トメモリ905内の波長λ2に対応する記憶領域IIに
記憶される必要がある。
【0009】また、符号903は読み出しアドレスカウ
ンタであり、後述のバッファ制御テーブルから出力され
る、オフセット値を読み出し開始アドレスとして、順
次、パケットを読み出すべきアドレス信号をデュアルポ
ートメモリ905に出力する。符号904はデマルチプ
レクサであり、入力されたパケットをデコーダ901の
指示に応じて、デュアルポートメモリ905又は、FI
FO906に出力する。符号905はパケットデータの
書き込みと、読み出しを独立に行なう為のデュアルポー
トメモリである。デュアルポートメモリ905の記憶領
域は図3のメモリマップに示す様に、変調可能な可変波
長毎に記憶領域が確保されている。例えば、記憶領域I
Vに記憶されたパケットは、可変波長送信部113〜1
20の送信波長が波長λ4に設定された時にのみ読み出
されて、可変波長送信部113〜120により波長λ4
の光信号として送出される。よって各記憶領域に記憶さ
れたパケットは、各記憶領域301〜308に対応した
波長の光信号に変換されてノード装置から出力される。
記憶領域I〜記憶領域VIIIの先頭アドレスは、それ
ぞれA1,A2,A3,A4,A5,A6,A7及びA
8である。
【0010】また、符号906はFIFO(First In F
irst Out)であり、入力されたパケットを一時記憶して
入力された順番にセレクタに出力する。符号907はセ
レクタであり、図13に示すバッファ制御部850内の
読み出し制御部1001からの指示により、デュアルポ
ートメモリ905又はFIFO906のいずれか一方の
出力端を可変波長送信部113〜120に接続する。
【0011】図13は、バッファ制御部850の構成図
である。図13において、符号401〜408はそれぞ
れバッファ制御テーブルIからバッファ制御テーブルV
IIIである。バッファ制御テーブルIからバッファ制
御テーブルVIIIは、波長制御部151内のROMカ
ウンタ502から出力されるアドレス値によって順次読
み出され、読み出された所定のオフセット値をバッファ
IからバッファVIIIの読み出しアドレスカウンタ9
03に出力する。これらのテーブルは、リードオンリー
メモリ(ROM)によって構成されている。バッファ制
御テーブルIからバッファ制御テーブルVIIIの内容
は後述する。符号1001は読み出し制御部であり、波
長制御部151から出力されるクロック信号をカウント
することによって、デュアルポートメモリ905か、ま
たはFIFO906のどちらか一方のパケットを読み出
すための読み出し制御信号をバッファIからバッファV
III内のセレクタ907に出力する。
【0012】図5は、波長制御部151の内部構成図で
ある。図5において、符号503〜510は、それぞれ
波長制御テーブルIから波長制御テーブルVIIIであ
る。波長制御テーブルIから波長制御テーブルVIII
は、ROMカウンタ502から出力されるアドレス値に
よって順次読み出され、所定の波長制御信号を、可変波
長送信部113〜120の送信波長を可変できる駆動部
に出力する。これらのテーブルは、リードオンリーメモ
リ(ROM)によって構成されている。波長制御テーブ
ルIから波長制御テーブルVIIIの内容は後述する。
符号501は、クロック発生器であり所定のクロック信
号を発生し、バッファ制御部850に送ると共に、この
クロック信号を分周し、ROMカウンタ502に出力す
る。
【0013】前述した波長制御テーブルI503から波
長制御テーブルVIII510の内容は、可変波長送信
部113〜120が送信する光信号の波長の遷移を示す
ものであり、例えば、表1に示す如く設定される。表1
のアドレス0〜7以外の各数字は波長λ1〜λ8に該当
する数を示している。
【0014】
【表1】 又、前述したバッファ制御テーブルIからバッファ制御
テーブルVIIIのオフセット値は表2に示す如く設定
されている。表2中A1〜A8は記憶領域の先頭アドレ
スを示している。
【0015】
【表2】 これら波長制御テーブルとバッファ制御テーブルの16
個のテーブルは、ROMカウンタ502によって同期し
て読み出される。これにより可変波長送信部113〜1
20の各チューナブルレーザダイオード(TLD)の送
信波長は、λ1からλ3、λ5、λ7、λ8、λ6、λ
4、λ2、λ1の順に循環して遷移し、また可変波長送
信部113〜120の各チューナブルレーザダイオード
(TLD)に接続されたバッファ829〜836のデュ
アルポートメモリ905内の記憶領域を読み出す為のオ
フセット値は、A1,A3,A5,A7,A8,A6,
A4,A2,A1の順に循環し、可変波長送信部113
〜120の可変波長の遷移に同期している。従って、波
長制御テーブルとバッファ制御テーブルに従うことによ
って、循環して遷移する可変波長送信部113〜120
の送信波長に対応した記憶領域内のパケットが、その時
々の可変波長送信部113〜120の送信波長の光信号
に変換されて出力される。また、各チューナブルレーザ
ダイオード(TLD)の送信波長は複数のチューナブル
レーザダイオード(TLD)が、同一の波長での送信を
行なわない様に、送信波長の循環遷移の位相がずれてい
る。この様に設定された波長制御テーブルIから波長制
御テーブルVIIIによって可変波長送信部113〜1
20の送信波長が制御されている。
【0016】図6は、図11に示したノード装置を用い
たネットワークシステムの構成例であり、5つのノード
装置を光ファイバによって接続した例を示している。符
号601〜605は、それぞれ図11に示したノード装
置であり、それぞれ8個のサブ伝送路を介して8個の端
末が接続されている。符号606〜610は、光波長多
重伝送路であるところの光ファイバである。
【0017】以下図3、図5、図6、図11、図12、
図13、図14、表1、表2を参照しながら、このネッ
トワークシステムの伝送制御方法について説明する。こ
こで、図14は波長制御部151内のクロック発生器の
クロック信号に基づく動作期間に応じた一部の動作状態
を示すチャートである。
【0018】伝送制御方法を説明するに当たり、送信元
がノード装置I601のサブ伝送路I160に接続され
た端末I170であり、宛て先がノード装置II602
のサブ伝送路II161に接続された端末II171で
ある場合のパケットの伝送を例に説明する。
【0019】以下の説明では1つのパケットAの伝送動
作を説明する。又、異なる端末装置の同じ構成要素に対
しては、便宜上図3、図5、図6、図11、図12、図
13、図14に示された同一の符号を用いることとす
る。
【0020】先ず、ノード装置I601に接続された端
末の通信動作について説明する。送信元であるノード装
置I601のサブ伝送路I160に接続された端末I1
70は、送信先であるノード装置II602のサブ伝送
路II161に接続された端末II171のアドレスを
送信データに付加し、サブ伝送路I160を介してノー
ド装置I601の分離挿入部I121にパケットAを出
力する。
【0021】ノード装置I601の分離挿入部I121
は、固定波長受信部I105で受信されるパケット流の
切れ目を見いだし、その切れ目にサブ伝送路I160を
介して入力されたパケットAを挿入して、バッファI8
29に出力する。バッファI829内のデコーダ901
は、入力されたパケットAのアドレス部を読み取る。こ
のパケットAの送信先は隣接するノード装置II602
に接続された端末II171であるため、デコーダ90
1はデマルチプレクサ904の出力先をデュアルポート
メモリ905に接続し、且つ書き込みアドレスカウンタ
902にパケットAの所定の書き込み開始アドレス値A
2を出力する。これにより書き込みアドレスカウンタ9
02は、パケットAの書き込み開始アドレス値から順次
パケットを書き込むべき記憶領域のアドレスをデュアル
ポートメモリ905に出力する。パケットAがデュアル
ポートメモリ905内の記憶領域IIに記憶されたの
は、パケットAがノード装置II602に接続された端
末II171に送信されたパケットであり、端末II1
71はノード装置II602内の分離挿入部II122
に接続されているので、端末II171にパケットが到
達するためには、そのパケットが波長λ2の光信号に変
換されてノード装置II602内の分離挿入部II12
2に接続した固定波長受信部II106に入力しなけれ
ばならないからである。デュアルポートメモリ905内
の記憶領域IIに記憶されたパケットは、可変波長送信
部の送信波長が波長λ2に制御された時にのみ読み出さ
れるので、パケットAは、可変波長送信部の発振波長が
波長λ2の時に、波長λ2の光信号に変換されてノード
装置II602に出力されることになる。
【0022】但し、各バッファ内のデコーダ901で読
み出した受信パケットの送信先のアドレスが、隣接する
ノード装置に接続された端末のアドレスでない時には、
デコーダ901はデマルチプレクサ904の出力先をF
IFO906に接続し,その受信パケットはFIFO9
06に記憶される。
【0023】ノード装置I601内の波長制御部151
のROMカウンタ502は、クロック501のクロック
信号から読み出しアドレス値を波長制御テーブルIから
VIIIとバッファ制御テーブルIからVIIIに同時
に出力する。このアドレス値によって各波長制御テーブ
ルと各バッファ制御テーブルの内容が、それぞれ可変波
長送信部とバッファに出力される。今仮に、ROMカウ
ンタ502から読み出しアドレス値6が各波長制御テー
ブルと各バッファ制御テーブルに出力されたとする。こ
のとき読み出される内容は、前述した表1で示されてい
る様に、波長制御テーブルIからは、波長λ4に対応し
た制御信号であり、以下波長制御テーブルII、波長制
御テーブルIII、波長制御テーブルIV、波長制御テ
ーブルV、波長制御テーブルVI、波長制御テーブルV
II、及び波長制御テーブルVIIIは、それぞれ波長
λ2、波長λ1、波長λ3、波長λ5、波長λ7、波長
λ8及び波長λ6に対応した制御信号を出力する。これ
ら制御信号は、それぞれ各波長制御テーブルと接続する
可変波長送信部に入力される。各可変波長送信部は、そ
の制御信号により所定の波長の光信号を送出する。
【0024】また、波長制御部151のROMカウンタ
502から出力される読み出しアドレス値6は、バッフ
ァ制御部850のバッファ制御テーブルI〜バッファ制
御テーブルVIIIにも出力される。このアドレス値に
よってバッファ制御テーブルIからVIIIの内容が読
み出される。このとき読み出される内容は、前述の表2
で示されているように、バッファ制御テーブルIから
は、記憶領域IVに対応したオフセット値A4であり、
以下バッファ制御テーブルII、バッファ制御テーブル
III、バッファ制御テーブルIV、バッファ制御テー
ブルV、バッファ制御テーブルVI、バッファ制御テー
ブルVII、及びバッファ制御テーブルVIIIは、そ
れぞれ記憶領域II、記憶領域I、記憶領域III、記
憶領域V、記憶領域VII、記憶領域VIII、及び記
憶領域VIに対応したオフセット値A2,オフセット値
A1,オフセット値A3,オフセット値A5,オフセッ
ト値A7,オフセット値A8、及びオフセット値A6で
ある。これらオフセット値は、それぞれバッファIから
バッファVIIIの読み出しアドレスカウンタ903に
出力される。
【0025】又、バッファ制御部850の読み出し制御
部1001は、波長制御部から出力されるクロック信号
を元に、デュアルポートメモリ読み出し時間Td内にデ
ュアルポートメモリ905の読み出し許可、FIFO9
06の読み出し禁止の制御信号をセレクタ907に出力
し、その後、所定のFIFO読み出し時間Tf内にFI
FOの読み出し許可、デュアルポートメモリの読み出し
禁止の制御信号をセレクタ907に交互に出力する。こ
れにより、セレクタ907の入力端はFIFO906ま
たはデュアルポートメモリ905のどちらか一方と接続
される。但し、読み出し制御部1001は、クロック信
号をカウントすることにより、デュアルポートメモリ読
み出し時間TdとFIFO読み出し時間Tfとの合計時
間が、可変波長送信部におけるある波長の光信号を出し
続ける時間と一致するように、各読み出し許可制御信号
の出力時間を制御している。
【0026】デュアルポートメモリ読み出し時間Tdに
おける、バッファI829内の読み出しアドレスカウン
タ903は、バッファ制御テーブルI401から出力さ
れたオフセット値A4をロードし、順次カウンタをイン
クリメントすることによって記憶領域IVにかき込まれ
ているパケットを読み出す為のアドレスを発生し、デュ
アルポートメモリ905に出力する。この読み出しアド
レスによってデュアルポートメモリ905の出力ポート
からパケットが読み出され、可変波長送信部I113に
出力される。パケットAは、バッファI829内の記憶
領域IVに記憶されていないので、可変波長送信部I1
13にパケットAは出力されない。
【0027】FIFO読み出し時間Tfにおいては、バ
ッファ制御部850内の読み出し制御部1001が、F
IFOの読み出し許可、デュアルポートメモリの読み出
し禁止の制御信号をセレクタ907に出力し、セレクタ
907は、FIFO906内に記憶されたパケットを可
変波長送信部I113に出力する。
【0028】次にまた波長制御部151のROMカウン
タ502は、クロック501のクロック信号をカウント
し、読み出しアドレス値7を波長制御テーブルIからV
IIIとバッファ制御テーブルIからVIIIに同時に
出力する。このとき波長制御テーブルI503から読み
出される内容は、前述した表1で示されている波長λ2
に対応した制御信号である。この波長λ2に対応した制
御信号は、波長制御テーブルIと接続する可変波長送信
部I113に出力される。可変波長送信部I113は、
その制御信号により波長λ2の光信号を送出する。
【0029】また、波長制御部151のROMカウンタ
502から出力される読み出しアドレス値7は、バッフ
ァ制御部850のバッファ制御テーブルI〜バッファ制
御テーブルVIIIにも出力され、バッファ制御テーブ
ルIからVIIIの内容が読み出される。このときバッ
ファ制御テーブルIから読み出される内容は、前述表2
で示されている記憶領域IIに対応したオフセット値A
2である。
【0030】各テーブルへの読み出しアドレス値の出力
と同期して、バッファ制御部850の読み出し制御部1
001は、波長制御部から出力されるクロック信号を元
に、デュアルポートメモリの読み出し許可、FIFOの
読み出し禁止の制御信号をセレクタ907に出力する。
デュアルポートメモリ読み出し時間Tdにおける、バッ
ファI829内の読み出しアドレスカウンタ903は、
バッファ制御テーブルI401から出力されたオフセッ
ト値A2をロードし、順次カウンタをインクリメントす
ることによって記憶領域IIに書き込まれているパケッ
トAを読み出す為のアドレスを発生し、デュアルポート
メモリ905に出力する。この読み出しアドレスによっ
てデュアルポートメモリ905の出力ポートからパケッ
トAが読み出され、可変波長送信部I113に出力され
る。パケットAは、可変波長送信部I113により波長
λ2の光信号に変換されて、合流器103に出力され
る。各可変波長送信部II114から可変波長送信部V
III120はバッファII830からバッファVII
I836より出力されたパケットを波長制御部151か
らの波長制御信号を元に所定の波長の光信号に変換して
合流器103に出射する。この時出射される光信号の波
長は、前述の通り、可変波長送信部II114が 波長
λ1、可変波長送信部III115が波長λ3、可変波
長送信部IVが波長λ5、可変波長送信部Vが波長λ
7、可変波長送信部VIが波長λ8、可変波長送信部V
IIが波長λ6、可変波長送信部VIIIが波長λ4で
ある。この様に8個の可変波長送信部から出射される光
信号の波長は、波長制御部151の制御により異なって
いる為、合流器103においてお互いに影響されること
なく混合され、全ての波長の光が、光ファイバ104
(図6において607)に入射し、下流に隣接するノー
ド装置II602に伝送される。
【0031】次にノード装置II602の通信動作を説
明する。波長λ2の光信号に変換され、光ファイバ60
7を伝送してきたパケットAは、ノード装置II602
内の固定波長受信部II106でのみ受信される。
【0032】受信されたパケットAは、分離挿入部II
122によりバッファII830に送られるパケットと
分離されて、送信先である端末II171に送信され、
パケットAの伝送が完了する。
【0033】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述の従
来例においては、以下に示す様な問題点があった。
【0034】上述した従来例のノード装置内のバッファ
制御部及び各バッファの構成では、デュアルポートメモ
リとFIFOメモリ内の記憶されているパケット数に関
係なく、デュアルポートメモリ読み出し時間(Td時
間)の間は、デュアルポートメモリ内のパケットの読み
出しを試み、FIFOメモリ読み出し時間(Tf時間)
の間は、FIFOメモリ内のパケットの読み出しを試み
る。これにより、メモリ内にパケットが無い場合におい
てもパケットの読み出しを試み、また、どちらか一方の
メモリ内に多数のパケットが記憶されている場合も、も
う一方のメモリの所定の時間の間は多数のパケットが存
在するメモリを読み出すことができず、デュアルポート
メモリとFIFOの記憶状態に応じたパケット読み出し
制御が不可能であった。
【0035】また、ネットワークシステムにおいて、特
定の端末間の通信が大量に発生した場合、特定の記憶領
域にパケットが集中することとなる。これらのパケット
が読み出されて可変波長送信部から送信されるのは、図
14のタイムチャートにも示すように、その記憶領域に
対応した波長に、可変波長送信部の送信波長が設定され
ている間である。よってある記憶領域から読み出される
パケット量は限られ、且つその限られた読み出し期間で
処理されるパケット量に比してバッファ中のパケットが
大量である場合、大きな伝送遅延を招くこととなり、さ
らにはパケット廃棄の要因ともなる。従って、一般にパ
ケットがバッファ中で特定の記憶領域に集中した場合、
これらを他のパケットより優先的に送信するなどの制御
を行なうことが望ましい。しかしながら上述の従来例に
おいては、可変波長送信部の波長制御パターンが固定で
あり、各波長での送信時間がすべて等しく一定であるた
め、そのような輻輳の制御は困難であった。よって、輻
輳による伝送遅延のおよびパケット廃棄を軽減し、迅速
に平常状態に復旧可能なネットワークシステムおよび伝
送制御方法を提供する必要がある。
【0036】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来例を鑑
み、特に、効率よく信号を読み出すことができる交換方
法及び交換装置及びそれを用いたネットワークシステム
を提供することを目的とする。
【0037】本発明の交換方法は、以下のように構成さ
れる。
【0038】複数のチャネルの内のいずれかで出力する
信号を記憶手段に記憶し、チャネル変更手段によって、
前記記憶手段の少なくとも1つ有る読み出した信号を出
力する出力部と前記複数のチャネルの内のいずれかを接
続し、かつ該接続されるチャネルを変更し、前記少なく
とも1つ有る出力部の1つからは、該1つの出力部が前
記チャネル変更部によって前記複数のチャネルの内のあ
るチャネルに接続される接続時間の内の少なくとも一部
の時間である第1の時間内に、該接続されるチャネルで
前記1つの出力部から出力すべき信号(チャネル指定信
号)を出力する交換方法であって、前記第1の時間の長
さを前記接続されるチャネルで出力すべき信号(チャネ
ル指定信号)を出力するのに要する時間に応じて前記接
続されるチャネル毎に変更することを特徴とする交換方
法を提供するものである。
【0039】もちろんこの発明が、前記第1の時間の長
さを前記接続されるチャネル毎に変更する必要がないと
きには、変更しないという選択をすることもでき、必要
に応じて第1の時間の長さを変更するものを含むことは
言うまでもない。
【0040】この交換方法において、前記接続されるチ
ャネルは、所定のパターンに従って変更される様にする
と、記憶手段に記憶されている信号の宛先をそれぞれ判
別してそれにしたがってチャネル変更手段を制御して接
続チャネルを決定するという制御が不要になるので、好
適である。所定のパターンに従って接続されるチャネル
を変更する際には、記憶手段からの信号の読み出しは、
記憶手段が所望のチャネルに接続されるのに同期して、
該接続されるチャネルで出力すべき信号を出力するよう
にすればよい。
【0041】前記記憶手段からの信号の出力は、複数n
個(nは正の整数)の出力部から行い、前記n個の出力
部は前記チャネル変更手段によってそれぞれ異なるチャ
ネルに接続され、かつそれぞれ接続されるチャネルが変
更される構成をとることもでき、この時にも前記n個の
出力部がそれぞれ接続されるチャネルは、それぞれ所定
のパターンに従って変更される様にすると好適である。
というのは所定のパターンを決めるときに、それぞれの
出力部が同時には同じチャネルに接続されないパターン
(それぞれの出力部が同時には異なるチャネルに接続さ
れるパターン)を決めておけば信号の衝突が起こらず、
複数の出力部からの信号の宛先を判別して、アービトレ
ーション制御をすることも不要になるからである。
【0042】前記記憶手段への信号の入力を、複数n個
の入力部より行う時には、前記複数n個の入力部と複数
n個の出力部はそれぞれ1つづつ対応しており、入力さ
れた信号は対応する出力部から出力される様にすればよ
い。
【0043】また制御の簡単のために、前記接続される
チャネル毎の前記接続時間を一定とし、前記第1の時間
の長さは該一定の接続時間内で変更される様にする構成
を取り得る。
【0044】また前記第1の時間の長さは、前記接続さ
れるチャネルで出力すべき信号を出力するのに要する時
間に応じて決めるものであるが、具体的には、例えばそ
の信号が固定長のパケットである場合や、個々の信号の
読み出しにかかる時間の差が無視できる程度であれば、
前記接続されるチャネルで出力すべき信号の数に応じて
決めることができる。また別の具体的な決めかたとして
は、前記接続されるチャネルで出力すべき信号が前記記
憶手段に入力される速さに応じて決めることもできる。
また別の具体的な決めかたとしては、前記第1の時間の
長さは、前記接続されるチャネルで出力すべき信号が前
記接続時間内にすべて出力できないときに前記接続時間
をすべて前記第1の時間にするか、もしくは前記接続さ
れるチャネルで出力すべき信号が前記接続時間内にすべ
て出力できるときに前記接続されるチャネルで出力すべ
き信号を出力しおわるまでを前記第1の時間にすること
によって決めることもできる。
【0045】また前記接続時間の内の前記第1の時間以
外の第2の時間において、前記複数のチャネルの内のい
ずれのチャネルで出力してもいい信号(チャネル無指定
信号)を前記出力部から出力する様にしてもよい。例え
ば、この交換方法に基づく交換装置を信号が何度か経由
するようなときに、最後に経由する交換装置でのみ所定
のチャネルで出力すればいいのであれば、途中の交換装
置においては、その信号を所定のチャネルで出力する必
要はないので、その途中の交換装置においては、その信
号は前記第2の時間に出力するようにすればよい。また
特に本発明では、チャネル指定信号を出力するのに要す
る時間、具体的にはその個数や入力速度に基づき、第1
の時間を決めるので、チャネル指定信号とチャネル無指
定信号を記憶手段内で区別して記憶しておくと好適であ
る。というのは特にチャネル指定信号の個数や入力速度
をモニタしやすいからである。また記憶手段からの読み
出しの制御が容易になるというメリットもある。更に、
チャネル指定信号を指定されたチャネル毎に区別して記
憶しておくと、モニタが更に容易になり、また読み出し
制御も更に容易になる。
【0046】また前記接続時間の内の前記第1の時間と
第2の時間のそれぞれの長さは、前記接続されるチャネ
ルで出力すべき信号を出力するのに要する時間と、前記
複数のチャネルの内のいずれのチャネルで出力してもい
い信号を出力するのに要する時間とに応じて変更される
様にすればよい。これらはそれぞれの時間の比を以下に
示す実施形態1乃至4、7乃至10のように決めるもの
であったり、第1の時間を第2の時間を考慮することな
く実施形態5や10のように決めるものであったりす
る。
【0047】また本発明においては、実施形態6に示す
ように、前記接続されるチャネル毎の前記第1の時間の
長さは、前記接続されるチャネル毎の前記接続時間とと
もに変更される様にすることもできる。このとき、前記
接続時間の長さは、前記記憶手段に記憶されている前記
複数のチャネルのそれぞれで出力すべき信号それぞれを
読み出すのに要する時間に応じて変更されるものであっ
たり、前記複数のチャネルのそれぞれで出力すべき信号
それぞれが入力される速さに応じて変更されるものであ
ったりすることは言うまでもない。
【0048】また、本発明の交換装置は以下のように構
成される。
【0049】複数のチャネルの内のいずれかで出力する
信号を記憶する記憶手段と、前記記憶手段の少なくとも
1つある読み出した信号を出力する出力部と前記複数の
チャネルの内のいずれかを接続し、かつ該接続されるチ
ャネルを変更するチャネル変更手段とを有しており、前
記少なくとも1つある出力部の1つからは、該1つの出
力部が前記チャネル変更部によって前記複数のチャネル
の内のあるチャネルに接続される接続時間の内の少なく
とも一部の時間である第1の時間内に、該接続されるチ
ャネルで前記1つの出力部から出力すべき信号を出力す
る交換装置であって、前記第1の時間の長さを前記接続
されるチャネルで出力すべき信号を出力するのに要する
時間に応じて前記接続されるチャネル毎に変更する制御
手段を有することを特徴とする交換装置を提供するもの
である。
【0050】前記記憶手段が、信号が入力される複数n
個(nは正の整数)の入力部と、信号を出力する複数n
個の出力部を有しており、前記n個の入力部と前記n個
の出力部はそれぞれ1つづつ対応しており、入力された
信号は対応する出力部から出力されるものである具体的
な構成としては、記憶手段が複数n個のバッファからな
っており、各バッファの入力部が前記複数n個の入力部
のそれぞれに相当し、各バッファの出力部が前記複数n
個の出力のそれぞれに相当することになる。
【0051】また前記チャネル変更手段は、前記複数の
チャネルそれぞれに信号を出力できる可変チャネル送信
手段を有しており、前記出力部を接続するチャネルの変
更は、前記可変チャネル送信手段の出力チャネルを変更
することによって行うものである構成を取り得る。具体
的には、前記複数のチャネルがそれぞれ異なる複数の波
長であれば、それらの波長を切り換えて出力できる光
源、更に具体的には波長可変レーザ、を可変チャネル送
信手段として用いることができる。前記記憶手段が複数
n個の出力部を有している時には、前記チャネル変更手
段は、前記可変チャネル送信手段を前記n個の出力部そ
れぞれに対応して有していればよい。
【0052】また前記チャネル変更手段は、前記出力部
の出力を入力する入力端と、前記複数のチャネルぞれぞ
れに対応する複数の出力端とを有する接続変更部を有し
ており、前記出力部を接続するチャネルの変更は、前記
接続変更部の前記入力端と前記出力端の接続関係を変更
することによって行うものである構成を取り得る。前記
記憶手段が、複数n個の出力部を有しているときには、
前記チャネル変更手段の前記接続変更部は、前記入力端
を前記n個の出力部それぞれに対応して有してればよ
い。具体的には、前記接続変更部はスイッチなどにより
構成することができる。更に具体的には、前記接続変更
部は、各入力端もしくは出力端のいずれかのそれぞれに
対応するセレクタを用いて構成することができる。
【0053】また本発明のネットワークシステムとして
は、複数の端末を接続して、前記端末間で信号の伝送を
行うネットワークシステムであって、信号の交換を上記
の交換装置により行うことを特徴とするネットワークシ
ステムがある。
【0054】また上記の交換装置を前記複数のチャネル
で複数接続することを特徴とするネットワークシステム
がある。このとき、前記複数のチャネル上には、各チャ
ネルを伝送される信号を分離して接続されるサブ伝送路
に出力する分離手段が設けられている構成にすることに
より、交換装置間を接続するチャネルからの信号の分離
と、複数のチャネルの内の信号を伝送するチャネルの乗
り換えを行う交換とを独立に行うことができ、交換装置
において、チャネルの乗り換えと端末への信号の出力を
同時に交換する構成に比べて交換制御が飛躍的に簡略化
される。この時、信号の各チャネルへの挿入は、各チャ
ネル上に設けたサブ伝送路から伝送されてきた信号を各
チャネルに挿入する挿入手段を用いて行うとよい。ま
た、前記分離手段及びもしくは前記挿入手段と前記交換
装置はノード装置内に設けられている様にすると、例え
ば、分離や挿入や交換を電気信号の形態で行う構成にお
いて、ノード装置間では光伝送を行うといった、信号の
処理のための信号の形態と信号伝送のための信号の形態
が異なる場合には、信号の形態変換が必要な信号処理
(分離、挿入、交換等)をノード装置内において一括し
て行うことができ好適である。
【0055】[作用]上述の如く構成された本発明の交
換方法及び交換装置及びそれを用いたネットワークシス
テムにおいては、接続されるチャネルで出力すべき信号
を出力するのに要する時間に応じて、適切にチャネル指
定信号を読み出す時間を設定することができるため、効
率よくパケット処理を行うことができる。またパケット
廃棄の可能性を減らすことができる。
【0056】
【発明の実施の形態】
[実施形態1]図1は、本発明によるノード装置の構成
を示す図であり、バッファ及び制御部内のバッファ制御
部の構成が従来のノード装置と異なっている。本発明に
よるノード装置内の個々の構成部分である固定波長受信
部、分離挿入部、可変波長送信部の動作機能は、それぞ
れ従来のノード装置内で用いた固定波長受信部、分離挿
入部、可変波長送信部の機能と全く同じものである。よ
って、図1において、従来例で説明した部分の機能の説
明は省略する。
【0057】本発明によるノード装置においては、バッ
ファ内のデュアルポートメモリとFIFOに記憶されて
いるパケットを効率良く読み出すところが、従来のノー
ド装置の機能と異なる。そのため、本発明のノード装置
においては、デュアルポートメモリ内の各記憶領域とF
IFO内のパケット数をモニタするメモリモニタ、及び
メモリモニタにより測定された各記憶領域とFIFO内
のパケット数の比率から、ある一定時間内におけるデュ
アルポートメモリとFIFOへのアクセス時間の比率を
最適化する読み出し制御部が新たに設けられている。
【0058】符号150はバッファ制御部であり、ある
接続時間(以下、単位時間ともいう)内においてバッフ
ァ129〜136内のデュアルポートメモリ内のある記
憶領域とFIFO内のパケットを読み出し、その単位時
間が経過すると他の記憶領域とFIFO内のパケットを
読み出して、全ての記憶領域にアクセスすると又一番最
初に読み出した記憶領域とFIFO内のパケットを読み
出すようにパケットの読み出し制御を行う。又、バッフ
ァ制御部は、ある記憶領域内のパケット数とFIFO内
のパケット数から、ある単位時間内のその記憶領域内の
パケットを読み出す時間とFIFO内のパケットを読み
出す時間を設定する。又、デュアルポートメモリ内のあ
る記憶領域に記憶されたパケットは、そのパケットが隣
接ノード装置に接続した端末に送信されたものであり、
隣接ノード装置における送信先のサブ伝送路が接続され
た分離挿入部にパケットを出力する固定波長受信部が受
信する波長と、そのパケットを送信する可変波長送信部
の送信波長が一致するまで、そのパケットの読み出しを
行なわない様に記憶領域の読み出し制御を行う。
【0059】図2は、このノード装置内に用いられるバ
ッファI〜バッファVIIIの内部構成図である。バッ
ファI〜バッファVIIIの内部構成は全て同一の構成
である。符号201はデコーダであり、入力されるパケ
ットのアドレス部を読み取り、パケットの送信先が隣接
ノードに接続されたサブ伝送路であるか否かを判断し、
隣接ノードに接続されたサブ伝送路でない場合は、デマ
ルチプレクサ204の出力先をFIFO206に設定す
る様にデマルチプレクサ204に指示する。一方パケッ
トの送信先が隣接ノードに接続されたサブ伝送路である
場合においては、デコーダ201は、デマルチプレクサ
204の出力先をデュアルポートメモリ205に設定す
る様にデマルチプレクサ204に指示すると共に、その
パケットの書き込み先である記憶領域の書き込み開始ア
ドレスを書き込みアドレスカウンタ202に指示する。
符号202は書き込みアドレスカウンタであり、デコー
ダ201から出力される書き込み開始アドレス値から順
次パケットを書き込むべき記憶領域のアドレスをデュア
ルポートメモリ205に出力する。パケットを記憶させ
るべきデュアルポートメモリ205内の記憶領域は、パ
ケットの送信先である端末に関係する。例えば、パケッ
トの送信先が隣接するノード装置に接続する端末II1
71であるならば、端末II171がノード装置内の分
離挿入部II122に接続されているので、端末II1
71にパケットが到達するためには、そのパケットが波
長λ2の光信号としてノード装置内の分離挿入部II1
22に接続した固定波長受信部II106に入力する必
要があり、パケットが波長λ2の光信号に変換されるた
めには、デュアルポートメモリ205内の波長λ2に対
応する記憶領域IIに記憶される必要がある。符号20
3は、読みだしアドレスカウンタであり、バッファ制御
テーブルから出力されるオフセット値を読みだし開始ア
ドレスとして、順次、パケットを読み出すべきアドレス
信号をデュアルポートメモリ205に出力する。符号2
04は、デマルチプレクサであり、入力されたパケット
をデコーダ201の指示に応じて、デュアルポートメモ
リ205又は、FIFO206に出力する。符号205
は、パケットデータの書き込みと、読みだしを独立に行
なう為のデュアルポートメモリである。デュアルポート
メモリ205の記憶領域は図3のメモリマップに示す様
に、変調可能な可変波長毎に記憶領域が確保されてい
る。例えば、記憶領域IVに記憶されたパケットは、可
変波長送信部の送信波長が波長λ4に設定された時にの
み読み出されて、可変波長送信部により波長λ4の光信
号として送出される。各記憶領域に記憶されたパケット
は、各記憶領域に対応した波長の光信号に変換されてノ
ード装置から出力される。記憶領域I〜記憶領域VII
Iの先頭アドレスは、それぞれA1,A2,A3,A
4,A5,A6,A7及びA8である。符号206は、
FIFO(First In First Out)であり、入力されたパ
ケットを一時記憶して入力された順番にセレクタに出力
する。符号207はセレクタであり、読み出し制御部4
09からの指示により、デュアルポートメモリ205又
はFIFO206のいずれか一方の出力端を可変波長送
信部113〜120に接続する。
【0060】符号208はメモリモニタであり、デュア
ルポートメモリ205内の各記憶領域内のパケット数と
FIFO206内のパケット数を測定する。
【0061】ここで、図3は従来例で説明した通りのデ
ュアルポートメモリ205内のメモリマップである。
【0062】図4は、バッファ制御部150の内部構成
図である。図4において、符号401〜408は、それ
ぞれバッファ制御テーブルIからバッファ制御テーブル
VIIIである。バッファ制御テーブルIからバッファ
制御テーブルVIIIは、波長制御部151内のROM
カウンタ502から出力されるアドレス値によって順次
読み出され、読み出された所定のオフセット値をバッフ
ァIからバッファVIII内の読み出しアドレスカウン
タ203へ出力する。これらのテーブルは、リードオン
リーメモリ(ROM)によって構成されている。符号4
09は、読み出し制御部であり、メモリモニタ208に
よって測定されたデュアルポートメモリ205内のある
記憶領域内のパケット数とFIFO206内のパケット
数の比率により、ある単位時間内におけるその記憶領域
内のパケット読み出し時間とFIFO206内のパケッ
ト読み出し時間を設定し、その時間配分をセレクタ20
7に命令する。セレクタ207はその時間配分に従って
その記憶領域とFIFO206内のパケットを読み出
す。
【0063】但し、このある単位時間の設定は、ネット
ワーク設計者及びネットワークの形態や各端末からのト
ラヒック特性に依存する。具体的に説明すると、読み出
し制御部409は、図7のタイムチャートに示されてい
るように記憶領域I内のパケット及びFIFO206内
のパケット、次に記憶領域III内のパケット及びFI
FO206内のパケット、次に記憶領域V内のパケット
及びFIFO内のパケット、次に記憶領域VII内のパ
ケット及びFIFO206内のパケット、次に記憶領域
VIII内のパケット及びFIFO206内のパケッ
ト、記憶領域VI内のパケット及びFIFO206内の
パケット、記憶領域IV内のパケット及びFIFO20
6内のパケット、記憶領域II内のパケット及びFIF
O206内のパケットの読み出し制御信号をセレクタ2
07に出力し、この動作を巡回させて各記憶領域及びF
IFO206からパケットを読み出す。また、本実施形
態では、一つの記憶領域及びFIFO206からパケッ
トを読み出す時間は一定であり、もしある記憶領域とF
IFO206内の全てのパケットの読み出しに必要な時
間が、その一定時間より小さい場合においては、その一
定のパケット読み出し時間が経過しなければ次の記憶領
域のパケット読み出し制御は行われない。
【0064】本実施形態においては、この一定時間をS
Tとし、説明の便宜上、STの単位は1つのパケットを
読み出すのに必要な時間を1単位として記述する。例え
ば、ST=10ならば、ある記憶領域又はFIFOから
連続する10個のパケットを読み出すのに必要な時間を
表す。
【0065】図5は、波長制御部151の内部構成図で
ある。符号501は、クロック発生器であり所定のクロ
ック信号を発生し、バッファ制御部150に送ると共
に、このクロック信号を分周し、ROMカウンタ502
に出力する。
【0066】図7は、各記憶領域内のパケットの読み出
しに関するタイムチャートである。
【0067】表1は、波長制御テーブルIから波長制御
テーブルVIIIの内容を示すものであり、可変波長送
信部が送信する光信号の波長の遷移を示すものである。
表2は、バッファ制御テーブルIからバッファ制御テー
ブルVIIIのオフセット値を示すものである。波長制
御テーブルIから波長制御テーブルVIII、バッファ
制御テーブルIからバッファ制御テーブルVIIIは、
ROMカウンタ502によって同期して読み出される。
これにより各可変波長送信部内のチューナブルレーザダ
イオード(TLD)の送信波長は、λ1からλ3、λ
5、λ7、λ8、λ6、λ4、λ2の順に循環して遷移
し、また各チューナブルレーザダイオード(TLD)に
接続された各バッファ内のデュアルポートメモリの記憶
領域を読み出す為のオフセット値は、A1,A3,A
5,A7,A8,A6,A4,A2の順に循環し、可変
波長送信部の送信波長の遷移に同期している。従って、
波長制御テーブルとバッファ制御テーブルに従うことに
よって、循環して遷移する可変波長送信部の送信波長に
対応した記憶領域内のパケットが、その時々の可変波長
送信部の送信波長の光信号に変換されて出力される。ま
た、可変波長送信部Iから可変波長送信部VIIIの送
信波長は、他の可変波長送信部が同一の波長での送信を
行なわない様に、送信波長の循環遷移の位相がずれてい
る。
【0068】以下図1、図2、図3、図4、図5、図7
を参照しながら、各バッファ内のデュアルポートメモリ
及びFIFOからのパケット読み出し制御について説明
する。本実施形態のデュアルポートメモリ及びFIFO
からのパケット読み出し制御は、1つの記憶領域に記憶
されているパケット数とFIFOに記憶されているパケ
ット数の比率から、ST単位時間内におけるその記憶領
域からのパケット読み出し時間と、FIFOからのパケ
ット読み出し時間を最適に配分する制御方法について説
明する。
【0069】今仮に、記憶領域I内のパケット数をN1
としFIFO内のパケット数をN2とし、記憶領域の数
をMnとする。この状態において、メモリモニタ208
はその値を読み出し制御部409に申告する。読み出し
制御部409は、このN1、N2の値から、デュアルポ
ートメモリ205の記憶領域Iから{ST×N1÷(N
1+N2÷Mn)}個のパケットが、FIFO206か
ら{ST×(N2÷Mn)÷(N1+N2÷Mn)}個
のパケットが読み出されるようにセレクタ207に制御
信号を出力する。前記2つの式の意味は、記憶領域I内
のパケット数N1と1つの記憶領域当たりのFIFO2
06内のパケット数(N2÷Mn)との比率で、パケッ
ト読み出し時間STを分けたものである。この時、{S
T×N1÷(N1+N2÷Mn)}の値と{ST×(N
2÷Mn)÷(N1+N2÷Mn)}の値が整数になら
ない場合には、記憶領域Iから{ST×N1÷(N1+
N2÷Mn)}の絶対数に1を加えた値分のパケット
を、FIFO206から{ST×(N2÷Mn)÷(N
1+N2÷Mn)}の絶対数分のパケットを読み出すよ
うにセレクタ207に制御信号を出力する。但し、{S
T×N1÷(N1+N2÷Mn)}の値と{ST×(N
2÷Mn)÷(N1+N2÷Mn)}の値が整数になら
ない場合に、記憶領域Iから{ST×N1÷(N1+N
2÷Mn)}の絶対数分のパケットを、FIFO206
から{ST×(N2÷Mn)÷(N1+N2÷Mn)}
の絶対数に1を加えた値分のパケットを読み出すように
セレクタ207に制御信号を出力することも考えられ、
どちらかに設定するのかは、ネットワーク設計者及びネ
ットワークのトラヒック特性に依存する。また、読み出
し制御部409は、このN1、N2の値から、記憶領域
Iから{ST×N1÷(N1+N2)}個のパケット
が、FIFOから{ST×N2÷(N1+N2)}個の
パケットが読み出されるようにセレクタ207に制御信
号を出力する方式も考えられる。
【0070】上記制御を具体的に説明する。
【0071】読み出し制御部409は、上記計算結果か
ら{ST×N1÷(N1+N2÷Mn)}個のパケット
読み出し時間の間、デュアルポートメモリ205の読み
出し許可、FIFO206の読みだし禁止の制御信号を
セレクタ207に出力する。この制御信号を受け取った
セレクタ207は、{ST×N1÷(N1+N2÷M
n)}個のパケット読み出し時間の間、デュアルポート
メモリ205内の記憶領域Iよりパケットを読み出す。
次に、読み出し制御部409は、{ST×(N2÷M
n)÷(N1+N2÷Mn)}個のパケット読み出し時
間の間、FIFO206の読み出し許可、デュアルポー
トメモリ204の読み出し禁止の制御信号をセレクタ2
07に出力し、この制御信号を受け取ったセレクタ20
7は、{ST×(N2÷Mn)÷(N1+N2÷M
n)}個のパケット読み出し時間の間、FIFO206
よりパケットを読み出す。
【0072】次に、読み出し制御部409は、ST時間
内における記憶領域III及びFIFOからのパケット
読み出す時間を設定し、その結果に基づいて読み出し許
可、読み出し禁止の制御信号をセレクタ207に出力
し、次に記憶領域V及びFIFO、次に記憶領域VII
及びFIFO、次に記憶領域VIII及びFIFO、次
に記憶領域VI及びFIFO、次に記憶領域IV及びF
IFO、次に記憶領域II及びFIFOと、パケットを
読み出す記憶領域を変更し、この動作を巡回させて各記
憶領域及びFIFOからパケットを読み出す。このよう
に、これから読み出しが行われる記憶領域とFIFO内
のパケット数により、その記憶領域からパケットが読み
出される時間とFIFOから読み出される時間を設定す
ることは、従来の各読み出し時間が固定されていて記憶
領域及びFIFO内の状態に応じたパケットの読み出し
が行われていない時よりも、効率良くパケットを読み出
すことが可能になる。
【0073】本発明は、バッファ部からのパケットの読
み出し制御に関するものであり、ネットワークにおける
パケットの伝送制御と独立の関係にあるため、ネットワ
ーク上の送信パケットの伝送制御については従来例と同
じである。よって、本実施形態では、パケットの伝送制
御については省略する。
【0074】[実施形態2]本実施形態は、読み出し制
御が行われる記憶領域以外の記憶領域に記憶されている
パケット数も考慮し、ST単位時間内における一つの記
憶領域からのパケット読み出し時間と、FIFOからの
パケット読み出し時間を最適に配分する制御方法につい
て説明する。但し、読み出し制御部409は、実施形態
1と同じ様に記憶領域I内のパケット及びFIFO内の
パケット、次に記憶領域III内のパケット及びFIF
O内のパケット、次に記憶領域V内のパケット及びFI
FO内のパケット、次に記憶領域VII内のパケット及
びFIFO内のパケット、次に記憶領域VIII内のパ
ケット及びFIFO内のパケット、...、等と、次に
記憶領域II内のパケット及びFIFO内のパケットと
読み出し、この動作を巡回させて各記憶領域及びFIF
Oからパケットを読み出す。また、一つの記憶領域及び
FIFOからパケットを読み出す時間は一定であり、も
しある記憶領域とFIFO内の全てのパケットの読み出
しに必要な時間が、その一定時間より小さい場合におい
ては、その一定のパケット読み出し時間が経過しなけれ
ば次の記憶領域のパケット読み出し制御は行われない。
本実施形態においては、この一定時間をSTとし、説明
の便宜上、STの単位は1つのパケットを読み出すのに
必要な時間を1単位として記述する。
【0075】今仮に、記憶領域Iに記憶されているパケ
ット数がN1であり、記憶領域IIに記憶されているパ
ケット数がN2であり、記憶領域IIIに記憶されてい
るパケット数がN3であり、記憶領域IVに記憶されて
いるパケット数がN4であり、記憶領域Vに記憶されて
いるパケット数がN5であり、記憶領域VIに記憶され
ているパケット数がN6であり、記憶領域VIIに記憶
されているパケット数がN7であり、記憶領域VIII
に記憶されているパケット数がN8であり、FIFOに
記憶されているパケット数がN9である状態において説
明する。
【0076】メモリモニタ208は、測定したN1から
N9までの値を、同時に又は非同期に読み出し制御部4
09に申告する。読み出し制御部409は、最も新しい
値であるN1からN9の値により、次に読み出し制御が
行われる記憶領域からのパケット読み出し時間と、FI
FO206からのパケット読み出し時間を最適に配分す
る。ここで、次に読み出し制御が行われる記憶領域を記
憶領域IIIとすると以下のようにパケット読み出し時
間が設定される。
【0077】このN1からN9の値より、記憶領域II
Iから 〔ST×N3÷{(N1+N2+...+N8+N9)
÷Mn}〕個 のパケットが、また、FIFO206から [ST×〔N3−{(N1+N2+...+N8+N
9)÷Mn}〕÷{(N1+N2+...+N8+N
9)÷Mn}]個 のパケットが読み出されるようにセレクタ207に制御
信号を出力する。前記2つの式は、ST時間内に読み出
されるパケット数が記憶領域に係わらず一定となるよう
に、FIFO206内のパケット読み出し時間をそれぞ
れの記憶領域内のパケット数に応じて決定している。こ
の時、〔ST×N3÷{(N1+N2+...+N8+
N9)÷Mn}〕の値と、[ST×〔N3−{(N1+
N2+...+N8+N9)÷Mn}〕÷{(N1+N
2+...+N8+N9)÷Mn}]の値と、が整数に
ならない場合には、実施形態1と同じ処理を行い、記憶
領域IIIから〔ST×N3÷{(N1+N2+...
+N8+N9)÷Mn}〕の絶対数に1を加えた値分の
パケットを、FIFO206から[ST×〔N3−
{(N1+N2+...+N8+N9)÷Mn}〕÷
{(N1+N2+...+N8+N9)÷Mn}]の絶
対数分のパケットを読み出すようにセレクタ207に制
御信号を出力する。
【0078】上記制御を具体的に説明する。
【0079】読み出し制御部409は、上記計算結果か
ら〔ST×N3÷{(N1+N2+...+N8+N
9)÷Mn}〕個のパケット読み出し時間の間、デュア
ルポートメモリ205内の読み出し許可、FIFO20
6の読みだし禁止の制御信号をセレクタ207に出力す
る。この制御信号を受け取ったセレクタ207は、〔S
T×N3÷{(N1+N2+...+N8+N9)÷M
n}〕個のパケット読み出し時間の間、デュアルポート
メモリ205内の記憶領域IIIよりパケットを読み出
す。次に、読み出し制御部409は、[ST×〔N3−
{(N1+N2+...+N8+N9)÷Mn}〕÷
{(N1+N2+...+N8+N9)÷Mn}]個の
パケット読み出し時間の間、FIFO206の読み出し
許可、デュアルポートメモリ205の読み出し禁止の制
御信号をセレクタ207に出力し、この制御信号を受け
取ったセレクタ207は、[ST×〔N3−{(N1+
N2+...+N8+N9)÷Mn}〕÷{(N1+N
2+...+N8+N9)÷Mn}]個のパケット読み
出し時間の間、FIFO206からパケットを読み出
す。こうして、1つのパケットを読み出すのに必要な時
間を1単位とするST単位時間内におけるデュアルポー
トメモリ205内一つの記憶領域からのパケット読み出
し時間と、FIFO206からのパケット読み出し時間
を最適に配分することができる。
【0080】[実施形態3]本実施形態は、1つの記憶
領域に入力するパケットの入力速度とFIFOに入力す
るパケットの入力速度の比率から、ST単位時間内にお
けるその記憶領域からのパケット読み出し時間と、FI
FOからのパケット読み出し時間を最適に配分する制御
方法について説明する。よって、本実施形態のノード装
置内のメモリモニタ208は、デュアルポートメモリ2
05内の各記憶領域とFIFO206に入力するパケッ
トの入力速度をモニタし、読み出し制御部409は、メ
モリモニタ208により測定されたある一つの記憶領域
とFIFO206の入力速度の比率から、ある一定時間
内におけるその記憶領域とFIFO206へのパケット
読み出し時間を最適化する。
【0081】読み出し制御部409は、実施形態1、2
と同じ様に、デュアルポートメモリ205内の記憶領域
I内のパケット及びFIFO206内のパケット、次に
記憶領域III内のパケット及びFIFO内のパケッ
ト、.....、記憶領域IV内のパケット及びFIF
O内のパケット、記憶領域II内のパケット及びFIF
O内のパケットを読み出し、この動作を巡回させて各記
憶領域及びFIFOからパケットを読み出す。また、一
つの記憶領域及びFIFOからパケットを読み出す時間
は一定であり、その単位時間STは実施形態1、2と同
じくSTである。また、記憶領域に入力するパケットの
入力速度とは、ある一定時間内にその記憶領域に入力す
るパケット数である。この一定時間の設定は、ネットワ
ーク設計者に委ねられ、例としては、ある一つの記憶領
域とFIFOからパケットを読み出す時間、すなわちS
T時間の整数倍に設定することができる。
【0082】今仮に、デュアルポートメモリ205内の
記憶領域Iへ入力するパケットの入力速度をN1とし、
FIFO206へ入力するパケットの入力速度をN2と
する。この状態において、メモリモニタ208はその値
を読み出し制御部409に申告する。読み出し制御部4
09は、このN1、N2の値から、及び記憶領域の数を
Mnとして、記憶領域Iから{ST×N1÷(N1+N
2÷Mn)}個のパケットが、FIFO206から{S
T×(N2÷Mn)÷(N1+N2÷Mn)}個のパケ
ットが読み出されるようにセレクタ207に制御信号を
出力する。この時、{ST×N1÷(N1+N2÷M
n)}の値と{ST×(N2÷Mn)÷(N1+N2÷
Mn)}の値が整数にならない場合には、実施形態1と
同様の処理を行う。
【0083】上記制御を具体的に説明する。読み出し制
御部409は、上記計算結果から{ST×N1÷(N1
+N2÷Mn)}個のパケット読み出し時間の間、デュ
アルポートメモリ205の読み出し許可、FIFO20
6の読み出し禁止の制御信号をセレクタ207に出力
し、この制御信号を受け取ったセレクタ207は、{S
T×N1÷(N1+N2÷Mn)}個のパケット読み出
し時間の間、デュアルポートメモリ205内の記憶領域
Iよりパケットを読み出す。次に、読み出し制御部40
9は、{ST×(N2÷Mn)÷(N1+N2÷M
n)}個のパケット読み出し時間の間、FIFO206
の読み出し許可、デュアルポートメモリ205の読み出
し禁止の制御信号をセレクタ207に出力し、この制御
信号を受け取ったセレクタ207は、{ST×(N2÷
Mn)÷(N1+N2÷Mn)}個のパケット読み出し
時間の間、FIFO206よりパケットを読み出す。そ
して、この制御を各記憶領域に対して行い、この動作を
巡回させて1つの記憶領域から読み出されるパケット数
とFIFOから読み出されるパケット数を最適に配分す
る。
【0084】[実施形態4]本実施形態は、各記憶領域
に入力するパケットの入力速度とFIFOに入力するパ
ケットの入力速度から、ST単位時間内におけるある一
つの記憶領域からのパケット読み出し時間と、FIFO
からのパケット読み出し時間を最適に配分する制御方法
について説明する。但し、本実施形態のノード装置内の
メモリモニタ208は、デュアルポートメモリ内の各記
憶領域とFIFOに入力するパケットの入力速度をモニ
タし、読み出し制御部409は、メモリモニタにより測
定された全ての記憶領域とFIFOの入力速度を考慮
し、ある一定時間内におけるある記憶領域とFIFOへ
のパケット読み出し時間を最適化する。実施形態3と異
なる点は、バッファの各デュアルポートメモリの記憶領
域I〜VIIIそれぞれの入力速度について考慮したこ
とである。また、読み出し制御部409は、実施形態1
と同じ様に記憶領域I内のパケット及びFIFO内のパ
ケット、次に記憶領域III内のパケット及びFIFO
内のパケット、次に記憶領域V内のパケット及びFIF
O内のパケット、次に記憶領域VII内のパケット及び
FIFO内のパケット、次に記憶領域VIII内のパケ
ット及びFIFO内のパケット、.....、次に記憶
領域II内のパケット及びFIFO内のパケットとを順
次読み出し、この動作を巡回させて各記憶領域及びFI
FOからパケットを読み出す。また、実施形態1、2、
3と同じ様に一つの記憶領域及びFIFOからパケット
を読み出す時間は一定であり、ST時間とする。また、
記憶領域に入力するパケットの入力速度とは、ある一定
時間内にその記憶領域に入力するパケット数である。こ
の一定時間の設定は、ネットワーク設計者に委ねられ、
例としては、ある一つの記憶領域とFIFOからパケッ
トを読み出す時間、すなわちST時間の整数倍に設定す
ることができる。
【0085】今仮に、記憶領域Iに入力するパケットの
入力速度がN1であり、記憶領域IIに入力するパケッ
トの入力速度がN2であり、記憶領域IIIにおいては
入力速度がN3であり、記憶領域IVにおいては入力速
度がN4であり、記憶領域Vにおいては入力速度がN5
であり、記憶領域VIにおいては入力速度がN6であ
り、記憶領域VIIにおいては入力速度がN7であり、
記憶領域VIIIにおいては入力速度がN8であり、F
IFOにおいては入力速度がN9である状態において説
明する。
【0086】メモリモニタ208は、測定したN1から
N9までの値を、同時に又は非同期に読み出し制御部4
09に申告する。読み出し制御部409は、最も新しい
値であるN1からN9の値により、次に読み出し制御が
行われる記憶領域からのパケット読み出し時間と、FI
FOからのパケット読み出し時間を最適に配分する。こ
こで、次に読み出し制御が行われる記憶領域を記憶領域
IIIとすると、以下のようにパケット読み出し時間が
設定される。
【0087】このN1からN9の値より、記憶領域II
Iから、〔ST×N3÷{(N1+N2+...+N8
+N9)÷Mn}〕個のパケットが、また、FIFOか
ら、[ST×〔N3−{(N1+N2+...+N8+
N9)÷Mn}〕÷{(N1+N2+...+N8+N
9)÷Mn}]個のパケットが読み出されるようにセレ
クタ207に制御信号を出力する。前記2つの式は、S
T時間内に読み出されるパケット数が記憶領域に係わら
ず一定となるように、FIFO内のパケット読み出し時
間をそれぞれの記憶領域へのパケットの入力速度に応じ
て決定している。この時、〔ST×N3÷{(N1+N
2+...+N8+N9)÷Mn}〕の値と[ST×
〔N3−{(N1+N2+...+N8+N9)÷M
n}〕÷{(N1+N2+...+N8+N9)÷M
n}]の値が整数にならない場合には、実施形態1、
2、3と同じ処理を行い、記憶領域IIIから〔ST×
N3÷{(N1+N2+...+N8+N9)÷M
n}〕の絶対数に1を加えた値分のパケットを、FIF
Oから[ST×〔N3−{(N1+N2+...+N8
+N9)÷Mn}〕÷{(N1+N2+...+N8+
N9)÷Mn}]の絶対数分のパケットを読み出すよう
にセレクタ207に制御信号を出力する。
【0088】上記制御を具体的に説明する。
【0089】読み出し制御部409は、上記計算結果か
ら〔ST×N3÷{(N1+N2+...+N8+N
9)÷Mn}〕個のパケット読み出し時間の間、デュア
ルポートメモリ205内の読み出し許可、FIFO20
6の読みだし禁止の制御信号をセレクタ207に出力す
る。この制御信号を受け取ったセレクタ207は、〔S
T×N3÷{(N1+N2+...+N8+N9)÷M
n}〕個のパケット読み出し時間の間、デュアルポート
メモリ205内の記憶領域IIIよりパケットを読み出
す。次に、読み出し制御部409は、[ST×〔N3−
{(N1+N2+...+N8+N9)÷Mn}〕÷
{(N1+N2+...+N8+N9)÷Mn}]個の
パケット読み出し時間の間、FIFO206の読み出し
許可、デュアルポートメモリ205の読み出し禁止の制
御信号をセレクタ207に出力し、この制御信号を受け
取ったセレクタ207は、[ST×〔N3−{(N1+
N2+...+N8+N9)÷Mn}〕÷{(N1+N
2+...+N8+N9)÷Mn}]個のパケット読み
出し時間の間、FIFO206からパケットを読み出
す。こうして、それぞれの記憶領域に入力するパケット
の入力速度とFIFOに入力するパケットの入力速度を
メモリモニタにて測定し、その結果から、ST単位時間
内におけるある一つの記憶領域からのパケット読み出し
時間と、FIFOからのパケット読み出し時間を最適に
配分することができる。
【0090】[実施形態5]本実施形態は、読み出し制
御が行われる記憶領域内のパケット数だけに着目し、S
T単位時間内におけるその記憶領域からのパケット読み
出し時間と、FIFOからのパケット読み出し時間を最
適に配分する制御方法について説明する。よって、実施
形態1、2、3、4と異なる点は、メモリモニタ208
によって測定された測定値の比率により、ある記憶領域
からのパケット読み出し時間とFIFOからのパケット
読み出し時間を最適に配分するのではなく、その測定値
の値によりある記憶領域からのパケット読み出し時間
と、FIFOからのパケット読み出し時間を決定すると
ころにある。
【0091】また、実施形態1、2、3、4と同様に一
つの記憶領域及びFIFOからパケットを読み出す時間
は一定であり、本実施形態においてもこの一定時間をS
Tとする。よって、ST時間内において、最も多く読み
出されるパケット数はST個となる。
【0092】今仮に、記憶領域Iに記憶されているパケ
ット数がN1である状態において説明する。
【0093】メモリモニタ208は、測定したN1の値
を読み出し制御部409に申告する。読み出し制御部4
09は、申告値N1がST時間内の最多パケット読み出
し数(ST)より大きい場合には、記憶領域Iに対応す
るST時間内に記憶領域IからST個のパケットが読み
出されるようにセレクタ207に命令し、申告値N1が
ST時間内の最多パケット読み出し数(ST)より小さ
い場合には、記憶領域Iに対応するST時間内に、記憶
領域IからN1個のパケットが読み出され、FIFOか
ら(ST−N1)個のパケットが読み出されるようにセ
レクタ207に命令する。
【0094】上記制御を具体的に説明する。
【0095】読み出し制御部409は、申告値N1がS
T時間内の最多パケット読み出し数(ST)より大きい
場合には、記憶領域Iに対応するST時間においてデュ
アルポートメモリ205内の読み出し許可、FIFO2
06の読みだし禁止の制御信号をセレクタ207に出力
する。よって、この制御信号を受け取ったセレクタ20
7は、記憶領域IからST個のパケットを読み出す。ま
た、申告値N1がST時間内の最多パケット読み出し数
(ST)より小さい場合には、記憶領域Iに対応するS
T時間内におけるN1個のパケット読み出し時間におい
て、読み出し制御部409はデュアルポートメモリ20
5内の読み出し許可、FIFO206の読みだし禁止の
制御信号をセレクタ207に出力し、続く(ST−N
1)個のパケット読み出し時間において、読み出し制御
部409はFIFO206内の読み出し許可、デュアル
ポートメモリ205の読みだし禁止の制御信号をセレク
タ207に出力。よって、この制御信号を受け取ったセ
レクタ207は、記憶領域IからN1個のパケットを読
み出し、FIFO206から(ST−N1)個のパケッ
トが読み出す。
【0096】[実施形態6]本実施形態における構成は
図1に示すものであり、バッファ129〜136内のメ
モリモニタ208で、各デュアルポートメモリとFIF
Oのメモリ量を監視する。バッファ129〜136のメ
モリ量の監視は、各バッファの各記憶領域中のバッファ
量を監視し、その結果をバッファ制御部150を介して
波長制御部151に出力する。バッファ制御部150
は、各可変波長送信部の送信波長に応じ、対応する各バ
ッファからのパケットの読み出しを制御する。波長制御
部151は、バッファのメモリ量の監視結果に応じ、即
ち、いずれかの記憶領域でバッファメモリ量が所定の閾
値を越えている場合には、上記実施形態1〜5に示すよ
うに、その閾値を越えた記憶領域の読み出し時間を増加
するようにセレクタ207で選択することによって各可
変波長送信部113〜120の送信波長を制御する。
【0097】又は、各可変波長送信部113〜120に
対して各々異なる所定の位相でもって同一の波長遷移パ
ターンを繰り返すように送信波長を制御すると共に、メ
モリモニタ208の出力に応じて、この波長遷移パター
ンの遷移時間を変更して制御することもできる。
【0098】すなわち、これまでの実施形態では、各チ
ャネルに接続されている接続時間はどのチャネルに接続
しているときでも共通であり、その接続時間の内のその
接続時間において接続されているチャネルで出力するこ
とを指定されて対応する記憶領域に記憶されているパケ
ットを読み出す時間を各接続時間毎に適宜設定するもの
としたが、本実施形態では、各接続時間それぞれを適宜
設定する。例えばあるノード装置の端末I170から下
流に隣接するノード装置の端末 VII176に大量のパケ
ットが出力されると、バッファ129に波長λ7で出力
するべきパケットが大量に入力される。よってこの大量
のパケットを速やかに出力するためには、表1における
アドレス3の時間を長くすればよい。
【0099】さらに、メモリモニタ208の出力に応じ
て、前記各可変波長送信手段毎に、前記波長遷移パター
ンの位相をも変更することで、記憶オーバーしそうな記
憶領域を優先的に読み出すことができ、その結果として
記憶領域の使用効率を向上することができる。
【0100】[実施形態7]本実施形態においては、実
施形態1と異なる構成である図8に示すノード装置を用
いる。本実施形態においては、バッファからのパケット
の読み出し制御方式に関しては、実施形態1と同じもの
であるが、その制御の対象であるバッファと接続変更部
の構成が、本実施形態と実施形態1との違いである。
【0101】図8において、図1と共通の部分には同一
の符号を付している。図1のノード装置と異なる点は、
送信部I263から送信部VIII270の出力する波長は
可変でないこと、及びバッファと送信部との間の接続関
係を変更する接続変更部262を有すること、及び波長
制御部の代わりに接続変更部262を制御する接続変更
制御部261を有することである。
【0102】接続変更手段であるところの接続変更部2
62は、入力端Iから入力端VIIIがそれぞれバッファI
からバッファVIIIに接続されており、出力端Iから出力
端VIIIがそれぞれ送信部Iから送信部VIIIに接続されて
おり、各入力端と各出力端の接続関係を任意に変更する
ことができる。
【0103】符号263から270は、半導体レーザを
用いた送信手段であるところの送信部Iから送信部VIII
であり、接続変更部262から出力されるパケットを、
所定の固定波長の光信号に変換して合流器103を介し
て光波長多重伝送路の物理媒体であるところの光ファイ
バ104に送出する。
【0104】本実施形態におけるノード装置では、送信
部はそれぞれの波長を変化させず、各送信部263〜2
70には所定の波長を割り当てているので、バッファ1
29〜136から読み出されるパケットを所定の波長の
光信号に変換するためには、その所定の波長が割り当て
られた送信部263〜270へパケットを出力する必要
がある。また、バッファ129〜136と送信部263
〜270との接続関係は接続変更部262により後述の
接続制御テーブルのパターンに従って変更される。これ
により、1つの送信部及び接続変更部の動作は、実施形
態1において説明した1つの可変波長送信部の動作と同
じ効果をもたらす。以下に、1つの送信部及び接続変更
部の動作及び1つの可変波長送信部の動作が同じ効果を
もたらすものであることを説明する。
【0105】本実施形態の制御部260は、実施形態1
の波長制御テーブルと同じ内容を持つ接続制御テーブル
(表3参照)を図9に示すROMカウンタ3002から
出力されるアドレス値によって読みだし、その値に従っ
て接続変更部262の入力端と出力端との接続関係を制
御し、各バッファと各送信部との接続を変更する。
【0106】
【表3】 例えば、表3における接続制御テーブルIは、接続変更
部262の入力端I(バッファI129と接続する入力
端)と出力端との接続関係を記述するものであり、接続
制御テーブルIのアドレス3における値7は、入力端I
と出力端VII を接続することを意味し、これにより、バ
ッファI129と送信部VII 269が接続する。また、
接続制御テーブルVIIIは、接続変更部262の入力端VI
II(バッファVIII136と接続する入力端)と出力端と
の接続関係を記述するものであり、アドレス3における
値5は出力端Vに対応する送信部V267に接続される。
これらの接続制御テーブルは、実施形態1と同様に同期
して読み出され、各テーブルの読み出し間隔もそれぞれ
同じである。よって、バッファ内のパケットを所定の波
長の光信号に変換するためには、そのバッファがその所
定の波長の光信号を出力する送信部と接続される間に、
接続変更部を介してその送信部に出力されればよい。ま
た、バッファ制御部150内のバッファ制御テーブルI
からバッファ制御テーブルVIIIは、図9に示す接続変更
制御部261内のROMカウンタ3002から出力され
るアドレス値によって表2に示すように順次読み出さ
れ、読み出された所定のオフセット値をバッファIから
バッファVIIIの読み出しアドレスカウンタ203に出力
する。そして、出力されたオフセット値が示す記憶領域
からパケットが読み出され、接続変更部262を介して
所定の波長を出力する送信部へ出力される。すなわち、
表3及び表2に示す、これら16個のテーブルは、RO
Mカウンタ3002によって同期して読み出され、これ
によりある1つのバッファと接続する送信部は、ある間
隔毎に接続変更部262によって、送信部I、送信部II
I 、送信部V、送信部VII 、送信部VIII、送信部VI、送
信部IV、送信部IIと変更される。そして、これと同期し
てそのバッファのデュアルポートメモリからパケットが
読み出される記憶領域は、記憶領域I、記憶領域III 、
記憶領域V、記憶領域VII 、記憶領域VIII、記憶領域V
I、記憶領域IV、記憶領域IIと変更される。従って、表
3の接続制御テーブルと表2のバッファ制御テーブルに
従うことによって、バッファ129〜136は8つの送
信部263〜270と順々に接続し、その時々に接続し
ている送信部263〜270の固定送信波長に対応する
記憶領域内のパケットを出力し、その接続している送信
部263〜270によって所定の波長の光信号に変換さ
れる。よって、1つの送信部及び接続変更部262の動
作は、実施形態1において説明した1つの可変波長送信
部の動作と同じ効果をもたらす。
【0107】次に、図8に示されたノード装置におけ
る、本発明の読み出し制御方法について説明する。本実
施形態においては、実施形態1から実施形態5までの読
み出し制御方法と同様に、デュアルポートメモリ205
内の各記憶領域とFIFO206内のパケット数をモニ
タするモニタ208、及びモニタ208により測定され
た各記憶領域とFIFO206内のパケット数の比率か
ら、ある一定時間内におけるデュアルポートメモリ20
5とFIFO206へのアクセス時間の比率を最適化す
る。
【0108】以下、図8、図2、図3、図4、図9、図
7を参照しながら、各バッファ内のデュアルポートメモ
リ205及びFIFO206からのパケット読み出し制
御について説明する。本実施形態のデュアルポートメモ
リ205及びFIFO206からのパケット読み出し制
御は、1つの記憶領域に記憶されているパケット数とF
IFO206に記憶されているパケット数の比率から、
ST単位時間内におけるその記憶領域からのパケット読
み出し時間と、FIFO206からのパケット読み出し
時間を最適に配分する制御方法について説明する。
【0109】今仮に、記憶領域I内のパケット数をN1
としFIFO内のパケット数をN2とし、記憶領域の数
をMn とする。この状態において、モニタ208は各パ
ケット数を読み出し制御部409に申告する。読み出し
制御部409は、実施形態1と同様に{ST×N1 ÷
(N1 +N2 ÷Mn )}個のパケット読み出し時間の
間、デュアルポートメモリ205の読み出し許可、FI
FO206の読み出し禁止の制御信号をセレクタ207
に出力する。この制御信号を受け取ったセレクタ207
は、{ST×N1 ÷(N1 +N2 ÷Mn )}個のパケッ
ト読み出し時間の間、デュアルポートメモリ205内の
記憶領域Iよりパケットを読み出す。次に、読み出し制
御部409は、{ST×(N2 ÷Mn )÷(N1 +N2
÷Mn )}個のパケット読み出し時間の間、FIFO2
06の読み出し許可、デュアルポートメモリ205の読
み出し禁止の制御信号をセレクタ207に出力し、この
制御信号を受け取ったセレクタ207は、{ST×(N
2 ÷Mn )÷(N1 +N2 ÷M n )}個のパケット読み
出し時間の間、FIFO206よりパケットを読み出
す。
【0110】次に、読み出し制御部409は、ST時間
内における記憶領域III 及びFIFO206からのパケ
ットを読み出す時間を設定し、その結果に基づいて読み
出し許可、読み出し禁止の制御信号をセレクタ207に
出力し、次に記憶領域V及びFIFO、次に記憶領域VI
I 及びFIFO、次に記憶領域VIII及びFIFO、次に
記憶領域VI及びFIFO、次に記憶領域IV及びFIF
O、次に記憶領域II及びFIFOと、パケットを読み出
す記憶領域を変更し、この動作を巡回させて各記憶領域
及びFIFO206からパケットを読み出す。このよう
に、これから読み出しが行われる記憶領域とFIFO2
06内のパケット数により、その記憶領域からパケット
が読み出される時間とFIFO206から読み出される
時間を設定することは、従来の各読み出し時間が固定さ
れていて記憶領域及びFIFO206内の状態に応じた
パケットの読み出しが行われていない時よりも、効率良
くパケットを読み出すことが可能になる。
【0111】[実施形態8]本実施形態においては、実
施形態2で説明したパケットの読み出し方法を図8に記
載のノード装置に適用した場合である。
【0112】本実施形態における読み出し制御は、読み
出し制御が行われる記憶領域以外の記憶領域に記憶され
ているパケット数も考慮し、ST単位時間内における一
つの記憶領域からのパケット読み出し時間と、FIFO
206からのパケット読み出し時間を最適に配分する制
御方法について説明する。
【0113】今仮に、記憶領域Iに記憶されているパケ
ット数がN1 であり、記憶領域IIに記憶されているパケ
ット数がN2 であり、記憶領域III に記憶されているパ
ケット数がN3 であり、記憶領域IVに記憶されているパ
ケット数がN4 であり、記憶領域Vに記憶されているパ
ケット数がN5 であり、記憶領域VIに記憶されているパ
ケット数がN6 であり、記憶領域VII に記憶されている
パケット数がN7 であり、記憶領域VIIIに記憶されてい
るパケット数がN8 であり、FIFO206に記憶され
ているパケット数がN9 である状態において説明する。
この状態において、モニタ208はこれらの各パケット
数を読み出し制御部409に申告する。読み出し制御部
409は、実施形態2と同様に[ST×N3 ÷{(N1
+N2 +…+N8 +N9 )÷Mn }]個のパケット読み
出し時間の間、デュアルポートメモリ205内に読み出
し許可、FIFO206の読み出し禁止の制御信号をセ
レクタ207に出力する。この制御信号を受け取ったセ
レクタ207は、[ST×N3 ÷{(N1 +N2 +…+
8 +N9 )÷Mn }]個のパケット読み出し時間の
間、デュアルポートメモリ205内の記憶領域III より
パケットを読み出し。次に、読み出し制御部409は、
[ST×〔N3 −{(N1 +N2 +…+N8 +N9 )÷
n }〕÷{(N1 +N2 +…+N8 +N9 )÷M
n }]個のパケット読み出し時間の間、FIFO206
の読み出し許可、デュアルポートメモリ205の読み出
し禁止の制御信号をセレクタ207に出力し、この制御
信号を受け取ったセレクタ207は、[ST×〔N3
{(N1 +N2 +…+N8 +N9 )÷Mn }〕÷{(N
1 +N2 +…+N8 +N9 )÷Mn }]個のパケット読
み出し時間、FIFO206よりパケットを読み出す。
【0114】[実施形態9]本実施形態においては、実
施形態3で説明したパケットの読み出し方法を図8に記
載のノード装置に適用した場合である。
【0115】本実施形態における読み出し制御は、1つ
の記憶領域に入力するパケットの入力速度とFIFO2
06に入力するパケットの入力速度の比率から、ST単
位時間内におけるその記憶領域からのパケット読み出し
時間と、FIFO206からのパケット読み出し時間を
最適に配分する制御方法について説明する。
【0116】今仮に、記憶領域Iへ入力するパケットの
入力速度をN1 としFIFO206へ入力するパケット
の入力速度をN2 とする。この状態において、モニタ2
08は各入力速度を読み出し制御部409に申告する。
読み出し制御部409は、実施形態3と同様に{ST×
1 ÷(N1 +N2 ÷Mn )}個のパケット読み出し時
間の間、デュアルポートメモリ205の読み出し許可、
FIFO206の読み出し禁止の制御信号をセレクタ2
07に出力し、この制御信号を受け取ったセレクタ20
7は、{ST×N1 ÷(N1 +N2 ÷Mn )}個のパケ
ット読み出し時間の間、デュアルポートメモリ205内
の記憶領域Iよりパケットを読み出す。次に、読み出し
制御部409は、{ST×(N2 ÷Mn )÷(N1 +N
2 ÷Mn)}個のパケット読み出し時間の間、FIFO
206の読み出し許可、デュアルポートメモリ205の
読み出し禁止の制御信号をセレクタ207に出力し、こ
の制御信号を受け取ったセレクタ207は、{ST×
(N2 ÷Mn )÷(N1 +N 2 ÷Mn )}個のパケット
読み出し時間、FIFO206よりパケットを読み出
す。そして、この制御を各記憶領域に対して行い、この
動作を巡回させて1つの記憶領域から読み出されるパケ
ット数とFIFO206から読み出されるパケット数を
最適に配分する。
【0117】[実施形態10]本実施形態においては、
実施形態4で説明したパケットの読み出し方法を図8に
記載のノード装置に適用した場合である。
【0118】本実施形態における読み出し制御は、各記
憶領域に入力するパケットの入力速度とFIFO206
に入力するパケットの入力速度から、ST単位時間内に
おけるある一つの記憶領域からのパケット読み出し時間
と、FIFO206からのパケット読み出し時間を最適
に配分する制御方法について説明する。但し、本実施形
態のノード装置内のモニタ208は、デュアルポートメ
モリ205内の各記憶領域とFIFO206に入力する
パケットの入力速度をモニタし、読み出し制御部409
は、モニタ208により測定された全ての記憶領域とF
IFO206の入力速度を考慮し、ある一定時間内にお
けるある記憶領域とFIFO206へのパケット読み出
し時間を最適化する。また、記憶領域に入力するパケッ
トの入力速度とは、ある一定時間内にその記憶領域に入
力するパケット数である。この一定時間の設定は、ネッ
トワーク設計者に委ねられ、例としては、ある一つの記
憶領域とFIFO206からパケットを読み出す時間、
すなわちST時間の整数倍に設定することができる。
【0119】今仮に、記憶領域Iに入力するパケットの
入力速度がN1 であり、記憶領域IIに入力するパケット
の入力速度がN2 であり、記憶領域III においては入力
速度がN3 であり、記憶領域IVにおいては入力速度がN
4 であり、記憶領域Vにおいては入力速度がN5 であ
り、記憶領域VIにおいては入力速度がN6 であり、記憶
領域VII においては入力速度がN7 であり、記憶領域VI
IIにおいては入力速度がN8 であり、FIFO206に
おいては入力速度がN9 である状態において説明する。
モニタ208は、測定したN1 からN9 までの値を、同
時に又は非同期に読み出し制御部409に申告する。読
み出し制御部409は、実施形態4と同様に[ST×N
3 ÷{(N1 +N2 +…+N8 +N9 )÷Mn }]個の
パケット読み出し時間の間、デュアルポートメモリ20
5内の読み出し許可、FIFO206の読み出し禁止の
制御信号をセレクタ207に出力する。この制御信号を
受け取ったセレクタ207は、[ST×N3 ÷{(N1
+N2 +…+N8 +N9 )÷Mn }]個のパケット読み
出し時間の間、デュアルポートメモリ205内の記憶領
域III よりパケットを読み出し。読み出し制御部409
は、[ST×〔N3 −{(N1 +N2 +…+N8 +N
9 )÷Mn }〕÷{(N1 +N2 +…+N8 +N 9 )÷
n }]個のパケット読み出し時間の間、FIFO20
6の読み出し許可、デュアルポートメモリ205の読み
出し禁止の制御信号をセレクタ207に出力し、この制
御信号を受け取ったセレクタ207は、[ST×〔N3
−{(N1+N2 +…+N8 +N9 )÷Mn }〕÷
{(N1 +N2 +…+N8 +N9 )÷M n }]個のパケ
ット読み出し時間、FIFO206からパケットを読み
出す。
【0120】[実施形態11]本実施形態においては、
実施形態5で説明したパケットの読み出し方法を図8に
記載のノード装置に適用した場合である。
【0121】本実施形態における読み出し制御は、読み
出し制御が行われる記憶領域内のパケット数だけに着目
し、ST単位時間内におけるその記憶領域からのパケッ
ト読み出し時間と、FIFO206からのパケット読み
出し時間を最適に配分する制御方法について説明する。
よって、実施形態1、2、3、4、6、7、8、9と異
なる点は、モニタ208によって測定された測定値の比
率により、ある記憶領域からのパケット読み出し時間と
FIFO206からのパケット読み出し時間を最適に配
分するのではなく、その測定値の値によりある記憶領域
からのパケット読み出し時間と、FIFO206からの
パケット読み出し時間を決定するところにある。今仮
に、記憶領域Iに記憶されているパケット数がN1 であ
る状態において説明する。モニタ208は、測定したN
1 の値を読み出し制御部409に申告する。読み出し制
御部409は、申告値N1 がST時間内の最多パケット
読み出し数(ST)より大きい場合には、記憶領域Iに
対応するST時間内に記憶領域IからST個のパケット
が読み出されるようにセレクタ207に命令し、申告値
1 がST時間内の最多パケット読み出し数(ST)よ
り小さい場合には、記憶領域Iに対応するST時間内
に、記憶領域IからN1 個のパケットが読み出され、F
IFO206から(ST−N1 )個のパケットが読み出
されるようにセレクタ207に命令する。
【0122】上記制御を具体的に説明する。読み出し制
御部409は、申告値N1 がST時間内の最多パケット
読み出し数(ST)より大きい場合には、記憶領域Iに
対応するST時間においてデュアルポートメモリ205
内の読み出し許可、FIFO206の読み出し禁止の制
御信号をセレクタ207に出力する。よって、この制御
信号を受け取ったセレクタ207は、記憶領域IからS
T個のパケットを読み出す。また、申告値N1 がST時
間内の最多パケット読み出し数(ST)より小さい場合
には、記憶領域Iに対応するST時間内におけるN1
のパケット読み出し時間において、読み出し制御部40
9はデュアルポートメモリ205内の読み出し許可、F
IFO206の読み出し禁止の制御信号をセレクタ20
7に出力し、続く(ST−N1 )個のパケット読み出し
時間において、読み出し制御部409はFIFO206
内の読み出し許可、デュアルポートメモリ205の読み
出し禁止の制御信号をセレクタ207に出力。よって、
この制御信号を受け取ったセレクタ207は、記憶領域
IからN1 個のパケットを読み出し、FIFO206か
ら(ST−N1 )個のパケットが読み出す。
【0123】又、本実施形態における図2〜図5で示し
たノード装置内の各構成部分は、図に示された構成に限
るものではなく、本実施形態の機能を実現するものであ
れば、他の構成でも差し支えない。
【0124】[実施形態12]図8に記載のノード装置
の如く送信チャネルを変更しない固定波長発光の送信部
262〜270を用いる時は、ある1つのノード装置の
1つの送信部と、その送信部の出力するチャネルを受信
する1つの受信部は1対1で対応している為、1つのノ
ード装置の各送信部262〜270と隣接ノード装置の
各受信部105〜112とを別々の伝送路で接続するこ
とができる。その構成を図10に示す。この構成におい
ては各送信部262〜270からの信号が1つの伝送路
中に合流することはないので、各送信部毎の波長等を互
いに異なるものにする必要はない。ここでは各チャネル
は波長で区別されるものではなくどの伝送路を伝送され
るかで区別されている。従って、本実施形態では、内部
構成及びその動作については上述の実施形態7〜11と
同様である。
【0125】ただし、別々の伝送路で各チャネルを伝送
する構成においても各伝送路は束ねて用いると、配線の
とり回しの点で有利である。本実施形態では各伝送路と
して光ファイバを用いており、かつ各ファイバを束ねた
リボンファイバを用い、隣接ノード装置の受信部105
〜112に伝送される。
【0126】
【発明の効果】以上述べてきたように、本発明の交換方
法を用いることにより、パケットの読み出し時間が長く
必要なときには長く、長く必要でないときには短く設定
することができ、バッファに記憶されるパケットを効率
よく出力することができる。
【0127】また本発明によれば、パケットがバッファ
中で特定の記憶領域に集中した場合、これらの他のパケ
ットより優先的に処理するよう制御することにより、伝
送遅延の低減及びパケット廃棄の低減が可能となり、迅
速に閉場状態に復旧可能なネットワークシステムを提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるノード装置の構成を示す図であ
る。
【図2】本発明によるバッファ部の構成を示す図であ
る。
【図3】本発明によるデュアルポートメモリのメモリマ
ップを示す図である。
【図4】本発明によるバッファ制御部の構成を示す図で
ある。
【図5】本発明による波長制御部の構成を示す図であ
る。
【図6】本発明によるネットワーク構成を示す図であ
る。
【図7】本発明による記憶領域を読み出すタイムチャー
トを示す図である。
【図8】本発明によるノード装置の他の構成を示す図で
ある。
【図9】本発明による接続変更制御部の構成を示す図で
ある。
【図10】本発明によるノード装置の他の構成を示す図
である。
【図11】従来例のノード装置の構成を示す図である。
【図12】従来例のバッファ部の構成を示す図。
【図13】従来例のバッファ制御部の構成を示す図。
【図14】従来例のタイムチャートを示す図。
【符号の説明】
100 ノード装置 101、104、606〜610 波長多重光ファイバ
伝送系 150、850 バッファ制御部 151 波長制御部 105〜112 固定波長受信部 121〜128 分離挿入部 129〜136、829〜836 バッファ 113〜120 可変波長送信 160〜167 サブ伝送路 170〜174 端末 601〜605 ノード装置

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のチャネルの内のいずれかで出力す
    る信号を記憶手段に記憶し、 チャネル変更手段によって、前記記憶手段の少なくとも
    1つ有る読み出した信号を出力する出力部と前記複数の
    チャネルの内のいずれかを接続し、且つ該接続されるチ
    ャネルを変更し、 前記少なくとも1つ有る出力部の1つからは、該1つの
    出力部が前記チャネル変更手段によって前記複数のチャ
    ネルの内のあるチャネルに接続される接続時間の内の少
    なくとも一部の時間である第1の時間内に、該接続され
    るチャネルで前記1つの出力部から出力すべき信号を出
    力する交換方法であって、 前記第1の時間の長さを前記接続されるチャネルで出力
    すべき信号を出力するのに要する時間に応じて前記接続
    されるチャネル毎に変更することを特徴とする交換方
    法。
  2. 【請求項2】 前記接続されるチャネルは、所定のパタ
    ーンに従って変更される請求項1に記載の交換方法。
  3. 【請求項3】 前記記憶手段からの信号の出力は、複数
    n個(nは正の整数)の出力部から行い、前記n個の出
    力部は前記チャネル変更手段によってそれぞれ異なるチ
    ャネルに接続され、かつそれぞれ接続されるチャネルが
    変更される請求項1に記載の交換方法。
  4. 【請求項4】 前記n個の出力部がそれぞれ接続される
    チャネルは、それぞれ所定のパターンに従って変更され
    る請求項3に記載の交換方法。
  5. 【請求項5】 前記記憶手段への信号の入力は、複数n
    個の入力部より行われ、前記複数n個の入力部と複数n
    個の出力部はそれぞれ1つづつ対応しており、入力され
    た信号は対応する出力部から出力される請求項3又は4
    に記載の交換方法。
  6. 【請求項6】 前記接続されるチャネル毎の前記接続時
    間を一定とし、前記第1の時間の長さは該一定の接続時
    間内で変更される請求項1乃至5のいずれかに記載の交
    換方法。
  7. 【請求項7】 前記第1の時間の長さは、前記記憶手段
    に記憶されている前記接続されるチャネルで出力すべき
    信号の数に応じて変更される請求項1乃至6のいずれか
    に記載の交換方法。
  8. 【請求項8】 前記第1の時間の長さは、前記記憶手段
    に前記接続されるチャネルで出力すべき記号が入力され
    る速さに応じて変更される請求項1乃至6のいずれかに
    記載の交換方法。
  9. 【請求項9】 前記第1の時間の長さは、前記接続され
    るチャネルで出力すべき信号が前記接続時間内にすべて
    出力できないときに前記接続時間をすべて前記第1の時
    間にするか、もしくは前記接続されるチャネルで出力す
    べき信号が前記接続時間内にすべて出力できるときに前
    記接続されるチャネルで出力すべき信号を出力しおわる
    までを前記第1の時間にすることによって変更される請
    求項1乃至6のいずれかに記載の交換方法。
  10. 【請求項10】 前記接続時間の内の前記第1の時間以
    外の第2の時間において、前記複数のチャネルの内のい
    ずれのチャネルで出力してもいい信号を前記出力部から
    出力する請求項1乃至9のいずれかに記載の交換方法。
  11. 【請求項11】 前記接続時間の内の前記第1の時間と
    第2の時間のそれぞれの長さは、前記接続されるチャネ
    ルで出力すべき信号を出力するのに要する時間と、前記
    複数のチャネルの内のいずれのチャネルで出力してもい
    い信号を出力するのに要する時間とに応じて変更される
    請求項10に記載の交換方法。
  12. 【請求項12】 前記接続されるチャネル毎の前記第1
    の時間の長さは、前記接続されるチャネル毎の前記接続
    時間とともに変更される請求項1乃至5のいずれかに記
    載の交換方法。
  13. 【請求項13】 前記接続時間の長さは、前記記憶手段
    に記憶されている前記複数のチャネルのそれぞれで出力
    すべき信号それぞれを読み出すのに要する時間に応じて
    変更される請求項12に記載の交換方法。
  14. 【請求項14】 前記接続時間の長さは、前記複数のチ
    ャネルのそれぞれで出力すべき信号それぞれが入力され
    る速さに応じて変更される請求項12に記載の交換方
    法。
  15. 【請求項15】 複数のチャネルの内のいずれかで出力
    する信号を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段の少なくとも1つ有る読み出した信号を出
    力する出力部と前記複数のチャネルの内のいずれかを接
    続し、かつ該接続されるチャネルを変更するチャネル変
    更手段とを有しており、 前記少なくとも1つ有る出力部の1つからは、該1つの
    出力部が前記チャネル変更部によって前記複数のチャネ
    ルの内のあるチャネルに接続される接続時間の内の少な
    くとも一部の時間である第1の時間内に、該接続される
    チャネルで前記1つの出力部から出力すべき信号を出力
    する交換装置であって、 前記第1の時間の長さを前記接続されるチャネルで出力
    すべき信号を出力するのに要する時間に応じて前記接続
    されるチャネル毎に変更する制御手段を有することを特
    徴とする交換装置。
  16. 【請求項16】 前記チャネル変更手段は、前記接続す
    るチャネルを所定のパターンに従って変更するものであ
    る請求項15に記載の交換装置。
  17. 【請求項17】 前記記憶手段は、複数n個(nは正の
    整数)の出力部を有しており、前記記憶手段からの信号
    の出力は、前記n個の出力部から行うものであり、前記
    チャネル変更手段は、前記n個の出力部をそれぞれ異な
    るチャネルに接続し、かつそれぞれ接続をチャネルが変
    更するものである請求項15に記載の交換装置。
  18. 【請求項18】 前記チャネル変更手段は、前記n個の
    出力部をそれぞれ接続するチャネルを、それぞれ所定の
    パターンに従って変更するものである請求項17に記載
    の交換装置。
  19. 【請求項19】 前記記憶手段は、複数n個の入力部を
    有しており、前記記憶手段への信号の入力は、前記n個
    の入力部より行われ、前記n個の入力部と前記n個の出
    力部はそれぞれ1つづつ対応しており、入力された信号
    に対応する出力部から出力されるものである請求項17
    又は18に記載の交換装置。
  20. 【請求項20】 前記接続されるチャネル毎の前記接続
    時間を一定とし、前記第1の時間の長さは該一定の接続
    時間内で変更される請求項15乃至19のいずれかに記
    載の交換装置。
  21. 【請求項21】 前記記憶手段に記憶されている前記接
    続されるチャネルで出力すべき信号の数をモニタするモ
    ニタ手段を有しており、前記制御手段は、前記第1の時
    間の長さを、前記モニタ手段でモニタした前記記憶手段
    に記憶されている前記接続されるチャネルで出力すべき
    信号の数に応じて変更するものである請求項15乃至2
    0のいずれかに記載の交換装置。
  22. 【請求項22】 前記記憶手段に前記接続されるチャネ
    ルで出力すべき信号が入力される速さをモニタするモニ
    タ手段を有しており、前記制御手段は、前記第1の時間
    の長さを、前記モニタ手段でモニタした前記記憶手段に
    前記接続されるチャネルで出力すべき信号が入力される
    速さに応じて変更する請求項15乃至20のいずれかに
    記載の交換装置。
  23. 【請求項23】 前記記憶手段に記憶されている前記接
    続されるチャネルで出力すべき信号の数をモニタするモ
    ニタ手段を有しており、前記制御手段は、前記第1の時
    間の長さを、前記接続されるチャネルで出力すべき信号
    が前記接続時間内にすべて出力できないときに前記接続
    時間をすべて前記第1の時間にするか、もしくは前記接
    続されるチャネルで出力すべき信号が前記接続時間内に
    すべて出力できるときに前記接続されるチャネルで出力
    すべき信号を出力しおわるまでを前記第1の時間にする
    ことによって変更するものである請求項15乃至20い
    ずれかに記載の交換装置。
  24. 【請求項24】 前記接続されるチャネル毎の前記第1
    の時間の長さは、前記接続されるチャネル毎の前記接続
    時間とともに変更される請求項15乃至19のいずれか
    に記載の交換装置。
  25. 【請求項25】 前記記憶手段に記憶されている前記接
    続されるチャネルで出力すべき信号の数をモニタするモ
    ニタ手段を有しており、前記制御手段は、前記接続時間
    の長さを、前記記憶手段に記憶されている前記複数のチ
    ャネルのそれぞれで出力すべき信号それぞれを読み出す
    のに要する時間に応じて変更するものである請求項24
    に記載の交換装置。
  26. 【請求項26】 前記記憶手段に前記接続されるチャネ
    ルで出力すべき信号が入力される速さをモニタするモニ
    タ手段を有しており、前記制御手段は、前記第1の時間
    の長さを、前記複数のチャネルのそれぞれで出力すべき
    信号それぞれが入力される速さに応じて変更するもので
    ある請求項24に記載の交換装置。
  27. 【請求項27】 前記チャネル変更手段は、前記複数の
    チャネルそれぞれに信号を出力できる可変チャネル送信
    手段を有しており、前記出力部を接続するチャネルの変
    更は、前記可変チャネル送信手段の出力チャネルを変更
    することによって行うものである請求項15乃至26の
    いずれかに記載の交換装置。
  28. 【請求項28】 前記記憶手段は、複数n個の出力部を
    有しており、前記チャネル変更手段は、前記可変チャネ
    ル送信手段を前記n個の出力部それぞれに対応して有し
    ている請求項27に記載の交換装置。
  29. 【請求項29】 前記チャネル変更手段は、前記出力部
    の出力を入力する入力端と、前記複数のチャネルそれぞ
    れに対応する複数の出力端とを有する接続変更部を有し
    ており、前記出力部を接続するチャネルの変更は、前記
    接続変更部の前記入力端と前記出力端の接続関係を変更
    することによって行うものである請求項15乃至26の
    いずれかに記載の交換装置。
  30. 【請求項30】 前記記憶手段は、複数n個の出力部を
    有しており、前記チャネル変更手段の前記接続変更部
    は、前記入力端を前記n個の出力部それぞれに対応して
    有している請求項29に記載の交換装置。
  31. 【請求項31】 複数の端末を接続して、前記端末間で
    信号の伝送を行うネットワークシステムであって、信号
    の交換を請求項15乃至30のいずれかに記載の交換装
    置により行うことを特徴とするネットワークシステム。
  32. 【請求項32】 請求項15乃至30のいずれかに記載
    の交換装置を前記複数のチャネルで複数接続することを
    特徴とするネットワークシステム。
  33. 【請求項33】 前記複数のチャネル上には、各チャネ
    ルを伝送される信号を分離して接続されるサブ伝送路に
    出力する分離手段が設けられている請求項32に記載の
    ネットワークシステム。
  34. 【請求項34】 前記複数のチャネル上には、サブ伝送
    路から伝送されてきた信号を各チャネルに挿入する挿入
    手段が設けられている請求項32又は33に記載のネッ
    トワークシステム。
  35. 【請求項35】 前記分離手段及びもしくは前記挿入手
    段と前記交換装置はノード装置内に設けられている請求
    項33又は34に記載のネットワークシステム。
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