JPH11145996A - 通信ネットワーク及びそこで用いる伝送制御方法 - Google Patents
通信ネットワーク及びそこで用いる伝送制御方法Info
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- JPH11145996A JPH11145996A JP9310472A JP31047297A JPH11145996A JP H11145996 A JPH11145996 A JP H11145996A JP 9310472 A JP9310472 A JP 9310472A JP 31047297 A JP31047297 A JP 31047297A JP H11145996 A JPH11145996 A JP H11145996A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 通信ネットワークにおける伝送遅延を抑制す
る。 【解決手段】 バッファに信号を記憶し、該バッファが
信号を出力できるチャネルを所定の順序で変更する構成
のネットワークシステムにおいて、複数のノード装置に
おいて、前記変更のタイミングの関係を制御する。
る。 【解決手段】 バッファに信号を記憶し、該バッファが
信号を出力できるチャネルを所定の順序で変更する構成
のネットワークシステムにおいて、複数のノード装置に
おいて、前記変更のタイミングの関係を制御する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明の通信ネットワーク及
びそこでその制御方法に関する。更に詳しくは、複数の
端末を接続する為のノード装置と、このノード装置を複
数個接続する為の並列多重伝送路からなるネットワーク
システムに関する。
びそこでその制御方法に関する。更に詳しくは、複数の
端末を接続する為のノード装置と、このノード装置を複
数個接続する為の並列多重伝送路からなるネットワーク
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、情報量の増大に伴い、端末装置を
接続するネットワークの高速大容量化に対応すべく、ノ
ード装置を並列な複数の伝送路で接続したネットワーク
が検討されている。例えば、特開平8−237306号
公報にその構成が開示されている。そこでは、バッファ
に記憶された信号を、該バッファが信号を出力できるチ
ャネルを接続変更部や可変チャネル送信部を用いて所定
のパターンで変更する制御を行うことにより、アービト
レーション制御を不要としている。
接続するネットワークの高速大容量化に対応すべく、ノ
ード装置を並列な複数の伝送路で接続したネットワーク
が検討されている。例えば、特開平8−237306号
公報にその構成が開示されている。そこでは、バッファ
に記憶された信号を、該バッファが信号を出力できるチ
ャネルを接続変更部や可変チャネル送信部を用いて所定
のパターンで変更する制御を行うことにより、アービト
レーション制御を不要としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明では、上述の如
きネットワークにおいて、新規な制御を導入し、伝送効
率を向上させるものである。更に具体的には、上述の如
きネットワークでは、バッファに記憶された信号をある
伝送チャネルを指定して出力する場合、バッファがその
伝送チャネルで信号を出力できる状態になるまで待つよ
うになる。本発明では特にこの待ち時間が少なくなるよ
うな構成を提供する。
きネットワークにおいて、新規な制御を導入し、伝送効
率を向上させるものである。更に具体的には、上述の如
きネットワークでは、バッファに記憶された信号をある
伝送チャネルを指定して出力する場合、バッファがその
伝送チャネルで信号を出力できる状態になるまで待つよ
うになる。本発明では特にこの待ち時間が少なくなるよ
うな構成を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本願に関わる通信ネット
ワークは以下のように構成される。
ワークは以下のように構成される。
【0005】複数のノード装置と、該ノード装置間を接
続し、所定の方向に信号を伝送する並列な複数の伝送チ
ャネルとを有する通信ネットワークであって、前記ノー
ド装置は、出力する信号を一時記憶するバッファと、該
バッファから信号を出力できる様に該バッファと前記伝
送チャネルを接続し、かつ該バッファが接続される前記
伝送チャネルを所定の順序で変更するスイッチ手段とを
有しており、この通信ネットワークは、前記複数のノー
ド装置の前記スイッチ手段における、前記バッファと該
バッファからの信号を所定の方向に伝送する前記伝送チ
ャネルとの接続の変更のタイミングの関係を制御するタ
イミング制御手段を有していることを特徴とする通信ネ
ットワーク。
続し、所定の方向に信号を伝送する並列な複数の伝送チ
ャネルとを有する通信ネットワークであって、前記ノー
ド装置は、出力する信号を一時記憶するバッファと、該
バッファから信号を出力できる様に該バッファと前記伝
送チャネルを接続し、かつ該バッファが接続される前記
伝送チャネルを所定の順序で変更するスイッチ手段とを
有しており、この通信ネットワークは、前記複数のノー
ド装置の前記スイッチ手段における、前記バッファと該
バッファからの信号を所定の方向に伝送する前記伝送チ
ャネルとの接続の変更のタイミングの関係を制御するタ
イミング制御手段を有していることを特徴とする通信ネ
ットワーク。
【0006】本発明においては、各ノード装置における
バッファからの信号を出力できる伝送チャネルの変更の
タイミングの関係を制御できる。ここで、あるノード装
置(ノード装置Aとする)からある伝送チャネル(伝送
チャネルAとする)であるノード装置(ノード装置Bと
する)に入力され、ある伝送チャネル(伝送チャネルB
とする;ここで伝送チャネルAと伝送チャネルBは同じ
(互いに対応する)伝送チャネルであってもよい)でノ
ード装置Bから出力されるべき信号Aを考える。ノード
装置Aから信号Aが伝送チャネルAで出力されたという
ことは、ノード装置Aにおいて信号Aを記憶していたバ
ッファから信号を伝送チャネルAで出力できる時に信号
Aを出力したということである。ここで、ノード装置A
とノード装置Bにおいてスイッチ手段によるバッファと
伝送チャネルの接続の変更のタイミングの関係を制御し
ていない場合、信号Aがノード装置Bに入力されノード
装置Bのバッファに記憶されるのが、ノード装置Bの該
バッファから信号を出力できる伝送チャネルが伝送チャ
ネルBであった直後になってしまう可能性がある。その
場合、ノード装置Bにおいて信号Aを伝送チャネルBで
出力する為には、ノード装置Bにおいて信号Aを記憶し
たバッファが信号を出力できる伝送チャネルが伝送チャ
ネルBになるまでほぼ一周期は待たなくてはならない。
本発明では、複数のノード装置における接続変更のタイ
ミングの関係を制御することにより、そのような場合を
生じさせないようにすることができる。すなわちここで
いう接続変更のタイミングの関係の制御とは、ひとつに
は、ノード装置のバッファにおける信号を読み出すまで
の待ち時間を短くする制御であり、具体的には、ノード
装置間、特に隣接ノード装置間での前記周期的な変更の
タイミングが同期しないようにする制御である。
バッファからの信号を出力できる伝送チャネルの変更の
タイミングの関係を制御できる。ここで、あるノード装
置(ノード装置Aとする)からある伝送チャネル(伝送
チャネルAとする)であるノード装置(ノード装置Bと
する)に入力され、ある伝送チャネル(伝送チャネルB
とする;ここで伝送チャネルAと伝送チャネルBは同じ
(互いに対応する)伝送チャネルであってもよい)でノ
ード装置Bから出力されるべき信号Aを考える。ノード
装置Aから信号Aが伝送チャネルAで出力されたという
ことは、ノード装置Aにおいて信号Aを記憶していたバ
ッファから信号を伝送チャネルAで出力できる時に信号
Aを出力したということである。ここで、ノード装置A
とノード装置Bにおいてスイッチ手段によるバッファと
伝送チャネルの接続の変更のタイミングの関係を制御し
ていない場合、信号Aがノード装置Bに入力されノード
装置Bのバッファに記憶されるのが、ノード装置Bの該
バッファから信号を出力できる伝送チャネルが伝送チャ
ネルBであった直後になってしまう可能性がある。その
場合、ノード装置Bにおいて信号Aを伝送チャネルBで
出力する為には、ノード装置Bにおいて信号Aを記憶し
たバッファが信号を出力できる伝送チャネルが伝送チャ
ネルBになるまでほぼ一周期は待たなくてはならない。
本発明では、複数のノード装置における接続変更のタイ
ミングの関係を制御することにより、そのような場合を
生じさせないようにすることができる。すなわちここで
いう接続変更のタイミングの関係の制御とは、ひとつに
は、ノード装置のバッファにおける信号を読み出すまで
の待ち時間を短くする制御であり、具体的には、ノード
装置間、特に隣接ノード装置間での前記周期的な変更の
タイミングが同期しないようにする制御である。
【0007】また、前記ノード装置は、前記バッファを
ノード装置に信号を入力する前記複数の伝送チャネルに
夫々対応して有していてもよい。
ノード装置に信号を入力する前記複数の伝送チャネルに
夫々対応して有していてもよい。
【0008】本発明では、ある所定の方向に信号を伝送
する伝送チャネルとバッファの接続関係をスイッチ手段
において変更する際に、複数のノード装置間(特に隣接
ノード装置間)における、夫々のスイッチ手段における
前記所定の方向に信号を伝送する伝送チャネルの変更を
行う際の変更のタイミングを制御する。念のため、この
点を説明する。本発明の実施の形態の項で示すのは、単
一の方向に信号を伝送するネットワークであるが、本発
明はそれに限るものではなく、双方向に信号を伝送する
形態をとることもできる。その概念図を図22に示す。
ノード装置2101、2102、2103をリング状に
第1の方向とそれは逆の第2の方向の双方向に接続した
例である。本発明で重要なのは、複数のノード装置にお
いて、所定の方向、例えば図22に示す第1の方向に信
号を伝送する伝送チャネルとバッファ(図22は概念図
であるのでバッファは図示していない)の接続関係の変
更を複数のノード装置で制御する点である。すなわち、
第1の方向を所定の方向とする時、ノード装置2101
と2102夫々のスイッチ手段A2104と2105に
おける変更のタイミングを制御すればよい。また同様
に、ノード装置2102と2103の夫々のスイッチ手
段A2105と2106における変更のタイミングを制
御すればよい。また同様に、ノード装置2103と21
01の夫々のスイッチ手段A2106と2104におけ
る変更のタイミングを制御すればよい。また第2の方向
を所定の方向とする時、ノード装置2101と2103
夫々のスイッチ手段B2107と2109における変更
のタイミングを制御すればよい。また同様に、ノード装
置2103と2102の夫々のスイッチ手段B2109
と2108における変更のタイミングを制御すればよ
い。また同様に、ノード装置2102と2101の夫々
のスイッチ手段B2108と2107における変更のタ
イミングを制御すればよい。
する伝送チャネルとバッファの接続関係をスイッチ手段
において変更する際に、複数のノード装置間(特に隣接
ノード装置間)における、夫々のスイッチ手段における
前記所定の方向に信号を伝送する伝送チャネルの変更を
行う際の変更のタイミングを制御する。念のため、この
点を説明する。本発明の実施の形態の項で示すのは、単
一の方向に信号を伝送するネットワークであるが、本発
明はそれに限るものではなく、双方向に信号を伝送する
形態をとることもできる。その概念図を図22に示す。
ノード装置2101、2102、2103をリング状に
第1の方向とそれは逆の第2の方向の双方向に接続した
例である。本発明で重要なのは、複数のノード装置にお
いて、所定の方向、例えば図22に示す第1の方向に信
号を伝送する伝送チャネルとバッファ(図22は概念図
であるのでバッファは図示していない)の接続関係の変
更を複数のノード装置で制御する点である。すなわち、
第1の方向を所定の方向とする時、ノード装置2101
と2102夫々のスイッチ手段A2104と2105に
おける変更のタイミングを制御すればよい。また同様
に、ノード装置2102と2103の夫々のスイッチ手
段A2105と2106における変更のタイミングを制
御すればよい。また同様に、ノード装置2103と21
01の夫々のスイッチ手段A2106と2104におけ
る変更のタイミングを制御すればよい。また第2の方向
を所定の方向とする時、ノード装置2101と2103
夫々のスイッチ手段B2107と2109における変更
のタイミングを制御すればよい。また同様に、ノード装
置2103と2102の夫々のスイッチ手段B2109
と2108における変更のタイミングを制御すればよ
い。また同様に、ノード装置2102と2101の夫々
のスイッチ手段B2108と2107における変更のタ
イミングを制御すればよい。
【0009】また図23に示すようにノード装置をつな
ぐ場合は、ノード装置2301からノード装置2302
への伝送方向とノード装置2302からノード装置23
01への伝送方向は論理的に同じであるとみなせる。こ
こでノード装置2301からノード装置2302への伝
送チャネルとノード装置と2302からノード装置23
01への伝送チャネルを多重した場合であってももちろ
ん同様である。
ぐ場合は、ノード装置2301からノード装置2302
への伝送方向とノード装置2302からノード装置23
01への伝送方向は論理的に同じであるとみなせる。こ
こでノード装置2301からノード装置2302への伝
送チャネルとノード装置と2302からノード装置23
01への伝送チャネルを多重した場合であってももちろ
ん同様である。
【0010】よってここで言う所定の方向とは、リング
状に信号を伝送させる方向ということもできる。
状に信号を伝送させる方向ということもできる。
【0011】また本発明で言うバッファとは、信号を一
時記憶でき、それを出力できるものであればよい。複数
のバッファを設ける場合、バッファ夫々は独立に設けら
れていても集積されていてもよく、また論理的に区別で
きるものであってもよい。バッファをノード装置に信号
を入力する複数の伝送チャネルに夫々対応して有すると
いうことは、ノード装置全体として、入力された信号を
入力された伝送チャネル毎に区別して記憶し、入力され
た信号を入力された伝送チャネル毎に独立に出力できる
ようにするということである。この時前記スイッチ手段
としては、前記バッファ夫々から信号を出力できる伝送
チャネルを変更することになるが、その変更のパターン
は、同時に同じ伝送チャネルに複数のバッファから出力
できないように、複数のバッファが同時には夫々異なる
伝送チャネルに信号を出力できるように設定すればよ
い。またバッファそれぞれにおいて、記憶する信号を、
出力すべき伝送チャネル毎に区別して記憶するようにす
るとバッファからの信号の読み出しの制御が容易にな
る。また出力すべき伝送チャネルを特に指定しない信号
を出力すべき伝送チャネルが指定される信号と区別して
記憶するようにしてもよい。
時記憶でき、それを出力できるものであればよい。複数
のバッファを設ける場合、バッファ夫々は独立に設けら
れていても集積されていてもよく、また論理的に区別で
きるものであってもよい。バッファをノード装置に信号
を入力する複数の伝送チャネルに夫々対応して有すると
いうことは、ノード装置全体として、入力された信号を
入力された伝送チャネル毎に区別して記憶し、入力され
た信号を入力された伝送チャネル毎に独立に出力できる
ようにするということである。この時前記スイッチ手段
としては、前記バッファ夫々から信号を出力できる伝送
チャネルを変更することになるが、その変更のパターン
は、同時に同じ伝送チャネルに複数のバッファから出力
できないように、複数のバッファが同時には夫々異なる
伝送チャネルに信号を出力できるように設定すればよ
い。またバッファそれぞれにおいて、記憶する信号を、
出力すべき伝送チャネル毎に区別して記憶するようにす
るとバッファからの信号の読み出しの制御が容易にな
る。また出力すべき伝送チャネルを特に指定しない信号
を出力すべき伝送チャネルが指定される信号と区別して
記憶するようにしてもよい。
【0012】本発明では、スイッチ手段が、複数の伝送
チャネルを任意の伝送チャネルに切り換える手段として
機能することになる。
チャネルを任意の伝送チャネルに切り換える手段として
機能することになる。
【0013】特に本発明は、各ノード装置において、前
記変更のパターンを共通なものとしている時、ノード装
置において、信号が入力された伝送チャネルに対応する
伝送チャネルで出力すべき場合などに有効である。例え
ばある信号を各ノード装置間の並列な複数のチャネルそ
れぞれを経由して伝送させることを考えると、ある信号
をいずれかのノード装置において複製して各伝送チャネ
ルに順次出力した後は、各ノード装置では、複数の伝送
チャネルで夫々入力される該信号を、夫々入力された伝
送チャネルに対応する伝送チャネルで出力すればよい。
この時、順次変更されるタイミングアドレス(例えば後
述する制御アドレスA1からA8)に応じて、バッファ
から信号を出力できる伝送チャネルを変更していくこと
を考えると、あるタイミングアドレスにおいて、信号が
入力されたチャネルに対応する伝送チャネルで信号を出
力できるという設定においては、上述したバッファでの
待ち時間が長くなってしまうという問題が顕著に生じう
る。よって本発明は、この様な状態において特に有効で
ある。この様な伝送制御が有効な場合としては、例えば
後述するように、ある信号をブロードキャストする場合
がある。
記変更のパターンを共通なものとしている時、ノード装
置において、信号が入力された伝送チャネルに対応する
伝送チャネルで出力すべき場合などに有効である。例え
ばある信号を各ノード装置間の並列な複数のチャネルそ
れぞれを経由して伝送させることを考えると、ある信号
をいずれかのノード装置において複製して各伝送チャネ
ルに順次出力した後は、各ノード装置では、複数の伝送
チャネルで夫々入力される該信号を、夫々入力された伝
送チャネルに対応する伝送チャネルで出力すればよい。
この時、順次変更されるタイミングアドレス(例えば後
述する制御アドレスA1からA8)に応じて、バッファ
から信号を出力できる伝送チャネルを変更していくこと
を考えると、あるタイミングアドレスにおいて、信号が
入力されたチャネルに対応する伝送チャネルで信号を出
力できるという設定においては、上述したバッファでの
待ち時間が長くなってしまうという問題が顕著に生じう
る。よって本発明は、この様な状態において特に有効で
ある。この様な伝送制御が有効な場合としては、例えば
後述するように、ある信号をブロードキャストする場合
がある。
【0014】また、前記タイミング制御手段は、前記ノ
ード装置間で、前記タイミングの制御を行う為の信号を
伝送する手段を含む物でありうる。ここでいうタイミン
グの制御を行う為の信号を伝送する手段とは、以下の具
体例や、実施の形態でも説明するが、例えばタイミング
の制御を行う為の信号となる制御パケットを生成する手
段や、通常の通信を行う為のパケットにタイミングの制
御を行う為の情報を与える手段などを含む。またノード
装置に入力される前記制御パケットを処理する手段や、
ノード装置に入力されるパケットに示されたタイミング
の制御を行う為の情報を処理する手段なども含む。
ード装置間で、前記タイミングの制御を行う為の信号を
伝送する手段を含む物でありうる。ここでいうタイミン
グの制御を行う為の信号を伝送する手段とは、以下の具
体例や、実施の形態でも説明するが、例えばタイミング
の制御を行う為の信号となる制御パケットを生成する手
段や、通常の通信を行う為のパケットにタイミングの制
御を行う為の情報を与える手段などを含む。またノード
装置に入力される前記制御パケットを処理する手段や、
ノード装置に入力されるパケットに示されたタイミング
の制御を行う為の情報を処理する手段なども含む。
【0015】またこのネットワークに接続される端末か
らの信号の入力は、伝送チャネル上に挿入手段を設けて
挿入するようにするとよい。またネットワークから端末
への信号は、伝送チャネル上に分離手段を設け、そこで
信号を伝送チャネルから分離して端末に出力するように
するとよい。また該挿入手段、分離手段、もしくはその
両方を前記ノード装置に設けるとネットワークの構成上
も好適である。
らの信号の入力は、伝送チャネル上に挿入手段を設けて
挿入するようにするとよい。またネットワークから端末
への信号は、伝送チャネル上に分離手段を設け、そこで
信号を伝送チャネルから分離して端末に出力するように
するとよい。また該挿入手段、分離手段、もしくはその
両方を前記ノード装置に設けるとネットワークの構成上
も好適である。
【0016】また本発明において、前記複数のノード装
置は、第1のノード装置と、該第1のノード装置から前
記所定の方向に信号を伝送する前記伝送チャネルで伝送
された信号が入力される第2のノード装置とを含んでお
り、前記タイミング制御手段は、前記第2のノード装置
から出力する信号であって、前記第1のノード装置と第
2のノード装置の間で該信号の伝送に用いられたチャネ
ルと対応する伝送チャネルで該第2のノード装置から前
記所定の方向に伝送すべき信号の、前記第2のノード装
置のバッファでの待ち時間を短縮するように前記第1の
ノード装置及び第2のノード装置における前記変更のタ
イミングを制御する様にするとよい。
置は、第1のノード装置と、該第1のノード装置から前
記所定の方向に信号を伝送する前記伝送チャネルで伝送
された信号が入力される第2のノード装置とを含んでお
り、前記タイミング制御手段は、前記第2のノード装置
から出力する信号であって、前記第1のノード装置と第
2のノード装置の間で該信号の伝送に用いられたチャネ
ルと対応する伝送チャネルで該第2のノード装置から前
記所定の方向に伝送すべき信号の、前記第2のノード装
置のバッファでの待ち時間を短縮するように前記第1の
ノード装置及び第2のノード装置における前記変更のタ
イミングを制御する様にするとよい。
【0017】又本発明において、前記複数のノード装置
は、第1のノード装置と、該第1のノード装置から前記
所定の方向に信号を伝送する前記伝送チャネルで伝送さ
れた信号が入力される第2のノード装置とを含んでお
り、該第1のノード装置及び第2のノード装置それぞれ
は、少なくとも前記第1のノード装置と第2のノード装
置間を接続する前記伝送チャネルと同数の整数n個のバ
ッファを有しており、前記第1のノード装置における前
記スイッチ手段は、前記第1のノード装置の前記n個の
バッファが信号を出力できる伝送チャネルそれぞれを所
定の順序で且つ同時には異なる伝送チャネルにそれぞれ
のバッファからの信号が出力できるようにして変更する
ものであり、前記第2のノード装置における前記スイッ
チ手段は、前記第2のノード装置の前記n個のバッファ
が信号を出力できる伝送チャネルそれぞれを所定の順序
で且つ同時には異なる伝送チャネルにそれぞれのバッフ
ァからの信号が出力できるようにして変更するものであ
り、前記第1のノード装置の前記スイッチ手段を介して
信号が出力される前記伝送チャネルそれぞれと、前記第
2のノード装置の前記スイッチ手段を介して信号が出力
される前記伝送チャネルそれぞれは、1対1に対応して
おり、前記第1のノード装置の前記スイッチ手段におけ
る前記伝送チャネルを変更する時間を行列の一方にとり
各バッファが信号を出力できる伝送チャネルを行列の他
方にとって表にしたものが、前記第2のノード装置の前
記スイッチ手段における前記伝送チャネルを変更する時
間を行列の一方にとり各バッファが信号を出力できる伝
送チャネルを行列の他方にとって表にしたものの伝送チ
ャネルが対応する伝送チャネルに置き換わっている表と
なっており、前記タイミング制御手段は、前記第1のノ
ード装置の前記スイッチ手段と前記第2のノード装置の
前記スイッチ手段とにおける該表が同期しないように制
御するものであるとよい。ここで前記伝送チャネルのう
ち、どれとどれが対応するのかは、任意に決めることが
できる。
は、第1のノード装置と、該第1のノード装置から前記
所定の方向に信号を伝送する前記伝送チャネルで伝送さ
れた信号が入力される第2のノード装置とを含んでお
り、該第1のノード装置及び第2のノード装置それぞれ
は、少なくとも前記第1のノード装置と第2のノード装
置間を接続する前記伝送チャネルと同数の整数n個のバ
ッファを有しており、前記第1のノード装置における前
記スイッチ手段は、前記第1のノード装置の前記n個の
バッファが信号を出力できる伝送チャネルそれぞれを所
定の順序で且つ同時には異なる伝送チャネルにそれぞれ
のバッファからの信号が出力できるようにして変更する
ものであり、前記第2のノード装置における前記スイッ
チ手段は、前記第2のノード装置の前記n個のバッファ
が信号を出力できる伝送チャネルそれぞれを所定の順序
で且つ同時には異なる伝送チャネルにそれぞれのバッフ
ァからの信号が出力できるようにして変更するものであ
り、前記第1のノード装置の前記スイッチ手段を介して
信号が出力される前記伝送チャネルそれぞれと、前記第
2のノード装置の前記スイッチ手段を介して信号が出力
される前記伝送チャネルそれぞれは、1対1に対応して
おり、前記第1のノード装置の前記スイッチ手段におけ
る前記伝送チャネルを変更する時間を行列の一方にとり
各バッファが信号を出力できる伝送チャネルを行列の他
方にとって表にしたものが、前記第2のノード装置の前
記スイッチ手段における前記伝送チャネルを変更する時
間を行列の一方にとり各バッファが信号を出力できる伝
送チャネルを行列の他方にとって表にしたものの伝送チ
ャネルが対応する伝送チャネルに置き換わっている表と
なっており、前記タイミング制御手段は、前記第1のノ
ード装置の前記スイッチ手段と前記第2のノード装置の
前記スイッチ手段とにおける該表が同期しないように制
御するものであるとよい。ここで前記伝送チャネルのう
ち、どれとどれが対応するのかは、任意に決めることが
できる。
【0018】また本願は通信ネットワークの発明として
以下の2つも含む。
以下の2つも含む。
【0019】複数のノード装置と、該ノード装置間を接
続し信号を伝送する並列な複数の伝送チャネルとを有す
る通信ネットワークであって、前記複数のノード装置は
第1のノード装置及び該第1のノード装置が前記伝送チ
ャネルに出力した信号が入力される第2のノード装置を
少なくとも含んでおり、該第1のノード装置及び第2の
ノード装置それぞれは、出力する信号を一時記憶するバ
ッファと、該バッファから信号を出力できる様に該バッ
ファと前記伝送チャネルを接続し、かつ該バッファが接
続される前記伝送チャネルを所定の順序で変更するスイ
ッチ手段を有しており、この通信ネットワークは、前記
第1のノード装置及び第2のノード装置の前記スイッチ
手段がそれぞれ前記変更を行うタイミングを、前記第2
のノード装置から出力する信号であって、前記第1のノ
ード装置と第2のノード装置の間で該信号の伝送に用い
られた伝送チャネルと対応する伝送チャネルで該第2の
ノード装置から伝送すべき信号の、前記第2のノード装
置のバッファでの待ち時間を短縮するように制御するタ
イミング制御手段を有することを特徴とする通信ネット
ワーク。
続し信号を伝送する並列な複数の伝送チャネルとを有す
る通信ネットワークであって、前記複数のノード装置は
第1のノード装置及び該第1のノード装置が前記伝送チ
ャネルに出力した信号が入力される第2のノード装置を
少なくとも含んでおり、該第1のノード装置及び第2の
ノード装置それぞれは、出力する信号を一時記憶するバ
ッファと、該バッファから信号を出力できる様に該バッ
ファと前記伝送チャネルを接続し、かつ該バッファが接
続される前記伝送チャネルを所定の順序で変更するスイ
ッチ手段を有しており、この通信ネットワークは、前記
第1のノード装置及び第2のノード装置の前記スイッチ
手段がそれぞれ前記変更を行うタイミングを、前記第2
のノード装置から出力する信号であって、前記第1のノ
ード装置と第2のノード装置の間で該信号の伝送に用い
られた伝送チャネルと対応する伝送チャネルで該第2の
ノード装置から伝送すべき信号の、前記第2のノード装
置のバッファでの待ち時間を短縮するように制御するタ
イミング制御手段を有することを特徴とする通信ネット
ワーク。
【0020】複数のノード装置と、該ノード装置間を接
続し信号を伝送する並列な複数の伝送チャネルとを有す
る通信ネットワークであって、前記複数のノード装置は
第1のノード装置及び該第1のノード装置が前記伝送チ
ャネルに出力した信号が入力される第2のノード装置を
少なくとも含んでおり、該第1のノード装置及び第2の
ノード装置それぞれは、少なくとも前記第1のノード装
置と第2のノード装置間を接続する前記伝送チャネルと
同数の整数n個のバッファを有しており、前記第1のノ
ード装置は、前記第1のノード装置の前記n個のバッフ
ァが信号を出力できる伝送チャネルそれぞれを所定の順
序で且つ同時には異なる伝送チャネルにそれぞれのバッ
ファからの信号が出力できるようにして変更するスイッ
チ手段を有しており、前記第2のノード装置は、前記第
2のノード装置の前記n個のバッファが信号を出力でき
る伝送チャネルそれぞれを所定の順序で且つ同時には異
なる伝送チャネルにそれぞれのバッファからの信号が出
力できるようにして変更するスイッチ手段を有してお
り、前記第1のノード装置の前記スイッチ手段を介して
信号が出力される前記伝送チャネルそれぞれと、前記第
2のノード装置の前記スイッチ手段を介して信号が出力
される前記伝送チャネルそれぞれは、1対1に対応して
おり、前記第1のノード装置の前記スイッチ手段におけ
る前記伝送チャネルを変更する時間を行列の一方にとり
各バッファが信号を出力できる伝送チャネルを行列の他
方にとって表にしたものが、前記第2のノード装置の前
記スイッチ手段における前記伝送チャネルを変更する時
間を行列の一方にとり各バッファが信号を出力できる伝
送チャネルを行列の他方にとって表にしたものの伝送チ
ャネルが対応する伝送チャネルに置き換わっている表と
なっており、この通信ネットワークは、前記第1のノー
ド装置の前記スイッチ手段と前記第2のノード装置の前
記スイッチ手段とにおける該表が同期しないように制御
するタイミング制御手段を有していることを特徴とする
通信ネットワーク。
続し信号を伝送する並列な複数の伝送チャネルとを有す
る通信ネットワークであって、前記複数のノード装置は
第1のノード装置及び該第1のノード装置が前記伝送チ
ャネルに出力した信号が入力される第2のノード装置を
少なくとも含んでおり、該第1のノード装置及び第2の
ノード装置それぞれは、少なくとも前記第1のノード装
置と第2のノード装置間を接続する前記伝送チャネルと
同数の整数n個のバッファを有しており、前記第1のノ
ード装置は、前記第1のノード装置の前記n個のバッフ
ァが信号を出力できる伝送チャネルそれぞれを所定の順
序で且つ同時には異なる伝送チャネルにそれぞれのバッ
ファからの信号が出力できるようにして変更するスイッ
チ手段を有しており、前記第2のノード装置は、前記第
2のノード装置の前記n個のバッファが信号を出力でき
る伝送チャネルそれぞれを所定の順序で且つ同時には異
なる伝送チャネルにそれぞれのバッファからの信号が出
力できるようにして変更するスイッチ手段を有してお
り、前記第1のノード装置の前記スイッチ手段を介して
信号が出力される前記伝送チャネルそれぞれと、前記第
2のノード装置の前記スイッチ手段を介して信号が出力
される前記伝送チャネルそれぞれは、1対1に対応して
おり、前記第1のノード装置の前記スイッチ手段におけ
る前記伝送チャネルを変更する時間を行列の一方にとり
各バッファが信号を出力できる伝送チャネルを行列の他
方にとって表にしたものが、前記第2のノード装置の前
記スイッチ手段における前記伝送チャネルを変更する時
間を行列の一方にとり各バッファが信号を出力できる伝
送チャネルを行列の他方にとって表にしたものの伝送チ
ャネルが対応する伝送チャネルに置き換わっている表と
なっており、この通信ネットワークは、前記第1のノー
ド装置の前記スイッチ手段と前記第2のノード装置の前
記スイッチ手段とにおける該表が同期しないように制御
するタイミング制御手段を有していることを特徴とする
通信ネットワーク。
【0021】本願に関わるいずれの発明においても、タ
イミングの制御のために、タイミング制御のための信号
をノード間で伝送する構成を取りうる。通信ネットワー
ク上の信号を端末に分離するための分離手段を設ける場
合、該分離手段において、入力された信号がタイミング
制御のための信号であるかどうかの判別も行い、タイミ
ング制御のための信号を分離し、ノード装置内でタイミ
ングの制御を行う制御部に該制御のための信号を出力す
るようにすると好適である。
イミングの制御のために、タイミング制御のための信号
をノード間で伝送する構成を取りうる。通信ネットワー
ク上の信号を端末に分離するための分離手段を設ける場
合、該分離手段において、入力された信号がタイミング
制御のための信号であるかどうかの判別も行い、タイミ
ング制御のための信号を分離し、ノード装置内でタイミ
ングの制御を行う制御部に該制御のための信号を出力す
るようにすると好適である。
【0022】又、本願に関わる伝送制御方法は以下のよ
うに構成される。
うに構成される。
【0023】複数のノード装置と、該ノード装置間を接
続し、所定の方向に信号を伝送する並列な複数の伝送チ
ャネルとを有しており、前記ノード装置は、出力する信
号を一時記憶するバッファと、該バッファから信号を出
力できる様に該バッファと前記伝送チャネルを接続し、
かつ該バッファが接続される前記伝送チャネルを所定の
順序で変更するスイッチ手段とを有している通信ネット
ワークにおける伝送制御方法であって、前記複数のノー
ド装置の前記スイッチ手段における、前記バッファと該
バッファからの信号を所定の方向に伝送する前記伝送チ
ャネルとの接続の変更タイミングを制御することを特徴
とする伝送制御方法。
続し、所定の方向に信号を伝送する並列な複数の伝送チ
ャネルとを有しており、前記ノード装置は、出力する信
号を一時記憶するバッファと、該バッファから信号を出
力できる様に該バッファと前記伝送チャネルを接続し、
かつ該バッファが接続される前記伝送チャネルを所定の
順序で変更するスイッチ手段とを有している通信ネット
ワークにおける伝送制御方法であって、前記複数のノー
ド装置の前記スイッチ手段における、前記バッファと該
バッファからの信号を所定の方向に伝送する前記伝送チ
ャネルとの接続の変更タイミングを制御することを特徴
とする伝送制御方法。
【0024】複数のノード装置と、該ノード装置間を接
続し信号を伝送する並列な複数の伝送チャネルとを有し
ており、前記複数のノード装置は第1のノード装置及び
該第1のノード装置が前記伝送チャネルに出力した信号
が入力される第2のノード装置を少なくとも含んでお
り、該第1のノード装置及び第2のノード装置それぞれ
は、出力する信号を一時記憶するバッファと、該バッフ
ァから信号を出力できる様に該バッファと前記伝送チャ
ネルを接続し、かつ該バッファが接続される前記伝送チ
ャネルを所定の順序で変更するスイッチ手段を有してい
る通信ネットワークにおける伝送制御方法であって、前
記第1のノード装置及び第2のノード装置の前記スイッ
チ手段がそれぞれ前記変更を行うタイミングを、前記第
2のノード装置から出力する信号であって、前記第1の
ノード装置と第2のノード装置の間で該信号の伝送に用
いられた伝送チャネルと対応する伝送チャネルで該第2
のノード装置から伝送すべき信号の、前記第2のノード
装置のバッファでの待ち時間を短縮するように制御する
ことを特徴とする伝送制御方法。
続し信号を伝送する並列な複数の伝送チャネルとを有し
ており、前記複数のノード装置は第1のノード装置及び
該第1のノード装置が前記伝送チャネルに出力した信号
が入力される第2のノード装置を少なくとも含んでお
り、該第1のノード装置及び第2のノード装置それぞれ
は、出力する信号を一時記憶するバッファと、該バッフ
ァから信号を出力できる様に該バッファと前記伝送チャ
ネルを接続し、かつ該バッファが接続される前記伝送チ
ャネルを所定の順序で変更するスイッチ手段を有してい
る通信ネットワークにおける伝送制御方法であって、前
記第1のノード装置及び第2のノード装置の前記スイッ
チ手段がそれぞれ前記変更を行うタイミングを、前記第
2のノード装置から出力する信号であって、前記第1の
ノード装置と第2のノード装置の間で該信号の伝送に用
いられた伝送チャネルと対応する伝送チャネルで該第2
のノード装置から伝送すべき信号の、前記第2のノード
装置のバッファでの待ち時間を短縮するように制御する
ことを特徴とする伝送制御方法。
【0025】複数のノード装置と、該ノード装置間を接
続し信号を伝送する並列な複数の伝送チャネルとを有し
ており、前記複数のノード装置は第1のノード装置及び
該第1のノード装置が前記伝送チャネルに出力した信号
が入力される第2のノード装置を少なくとも含んでお
り、該第1のノード装置及び第2のノード装置それぞれ
は、少なくとも前記第1のノード装置と第2のノード装
置間を接続する前記伝送チャネルと同数の整数n個のバ
ッファを有しており、前記第1のノード装置は、前記第
1のノード装置の前記n個のバッファが信号を出力でき
る伝送チャネルそれぞれを所定の順序で且つ同時には異
なる伝送チャネルにそれぞれのバッファからの信号が出
力できるようにして変更するスイッチ手段を有してお
り、前記第2のノード装置は、前記第2のノード装置の
前記n個のバッファが信号を出力できる伝送チャネルそ
れぞれを所定の順序で且つ同時には異なる伝送チャネル
にそれぞれのバッファからの信号が出力できるようにし
て変更するスイッチ手段を有しており、前記第1のノー
ド装置の前記スイッチ手段を介して信号が出力される前
記伝送チャネルそれぞれと、前記第2のノード装置の前
記スイッチ手段を介して信号が出力される前記伝送チャ
ネルそれぞれは、1対1に対応している通信ネットワー
クにおける伝送制御方法であって、前記第1のノード装
置の前記スイッチ手段における前記伝送チャネルを変更
する時間を行列の一方にとり各バッファが信号を出力で
きる伝送チャネルを行列の他方にとって表にしたもの
が、前記第2のノード装置の前記スイッチ手段における
前記伝送チャネルを変更する時間を行列の一方にとり各
バッファが信号を出力できる伝送チャネルを行列の他方
にとって表にしたものの伝送チャネルが対応する伝送チ
ャネルに置き換わっている表となっており、前記第1の
ノード装置の前記スイッチ手段と前記第2のノード装置
の前記スイッチ手段とにおける該表が同期しないように
制御することを特徴とする伝送制御方法。
続し信号を伝送する並列な複数の伝送チャネルとを有し
ており、前記複数のノード装置は第1のノード装置及び
該第1のノード装置が前記伝送チャネルに出力した信号
が入力される第2のノード装置を少なくとも含んでお
り、該第1のノード装置及び第2のノード装置それぞれ
は、少なくとも前記第1のノード装置と第2のノード装
置間を接続する前記伝送チャネルと同数の整数n個のバ
ッファを有しており、前記第1のノード装置は、前記第
1のノード装置の前記n個のバッファが信号を出力でき
る伝送チャネルそれぞれを所定の順序で且つ同時には異
なる伝送チャネルにそれぞれのバッファからの信号が出
力できるようにして変更するスイッチ手段を有してお
り、前記第2のノード装置は、前記第2のノード装置の
前記n個のバッファが信号を出力できる伝送チャネルそ
れぞれを所定の順序で且つ同時には異なる伝送チャネル
にそれぞれのバッファからの信号が出力できるようにし
て変更するスイッチ手段を有しており、前記第1のノー
ド装置の前記スイッチ手段を介して信号が出力される前
記伝送チャネルそれぞれと、前記第2のノード装置の前
記スイッチ手段を介して信号が出力される前記伝送チャ
ネルそれぞれは、1対1に対応している通信ネットワー
クにおける伝送制御方法であって、前記第1のノード装
置の前記スイッチ手段における前記伝送チャネルを変更
する時間を行列の一方にとり各バッファが信号を出力で
きる伝送チャネルを行列の他方にとって表にしたもの
が、前記第2のノード装置の前記スイッチ手段における
前記伝送チャネルを変更する時間を行列の一方にとり各
バッファが信号を出力できる伝送チャネルを行列の他方
にとって表にしたものの伝送チャネルが対応する伝送チ
ャネルに置き換わっている表となっており、前記第1の
ノード装置の前記スイッチ手段と前記第2のノード装置
の前記スイッチ手段とにおける該表が同期しないように
制御することを特徴とする伝送制御方法。
【0026】ここで、本発明をより明確にする為、本発
明の実施例と基本的な部分で重複する参考例を挙げて説
明する。
明の実施例と基本的な部分で重複する参考例を挙げて説
明する。
【0027】図5は参考例のネットワークにおけるノー
ド装置の構成図であり、ノード装置500にサブ伝送路
を介して端末551〜558を接続している例を示して
いる。
ド装置の構成図であり、ノード装置500にサブ伝送路
を介して端末551〜558を接続している例を示して
いる。
【0028】符号501〜508は、分離挿入手段であ
るところの分離挿入部であり、並列多重伝送路から入力
されるパケットのアドレスを検出し、サブ伝送路を介し
て端末へ伝送させるパケットとバッファへ入力させるパ
ケットに分離すると共に、端末から伝送されてくるパケ
ットを、並列多重伝送路から入力されるパケット流に挿
入する機能を有している。
るところの分離挿入部であり、並列多重伝送路から入力
されるパケットのアドレスを検出し、サブ伝送路を介し
て端末へ伝送させるパケットとバッファへ入力させるパ
ケットに分離すると共に、端末から伝送されてくるパケ
ットを、並列多重伝送路から入力されるパケット流に挿
入する機能を有している。
【0029】符号511〜518は、バッファ手段であ
るところのバッファであり、分離挿入部から出力される
パケットをスイッチ541の出力端に対応した記憶領
域、もしくはスイッチ541の任意の出力端に接続する
FIFOメモリに一時記憶する機能を有している。
るところのバッファであり、分離挿入部から出力される
パケットをスイッチ541の出力端に対応した記憶領
域、もしくはスイッチ541の任意の出力端に接続する
FIFOメモリに一時記憶する機能を有している。
【0030】符号521〜528、531〜538はノ
ード間を接続するための並列多重伝送路であり、例えば
空間的に分離された複数の光ファイバ伝送路であった
り、あるいは1本の光ファイバ上に波長分割されて多重
化された波長多重伝送路であったりする。
ード間を接続するための並列多重伝送路であり、例えば
空間的に分離された複数の光ファイバ伝送路であった
り、あるいは1本の光ファイバ上に波長分割されて多重
化された波長多重伝送路であったりする。
【0031】符号541はスイッチであり、スイッチ制
御部542に制御されて、入力端IN1〜IN8に入力
したパケットを任意の出力端OUT1〜OUT8へ接続
するものである。スイッチ541は、並列多重伝送路に
複数の光ファイバ伝送路を用いるときには、空間スイッ
チ等を用いて交換を行う。また、波長多重伝送路を用い
る場合には、図とは若干構成が異なるが、複数の可変波
長レーザダイオードと合波器からなる送信部を波長多重
伝送路へ接続し、波長多重伝送路の受信部で分波器によ
り各波長を分離することでノード間でスイッチを構成
し、可変波長レーザダイオードの送信波長を波長λ1〜
λ8の任意の波長に設定することで交換を行う。
御部542に制御されて、入力端IN1〜IN8に入力
したパケットを任意の出力端OUT1〜OUT8へ接続
するものである。スイッチ541は、並列多重伝送路に
複数の光ファイバ伝送路を用いるときには、空間スイッ
チ等を用いて交換を行う。また、波長多重伝送路を用い
る場合には、図とは若干構成が異なるが、複数の可変波
長レーザダイオードと合波器からなる送信部を波長多重
伝送路へ接続し、波長多重伝送路の受信部で分波器によ
り各波長を分離することでノード間でスイッチを構成
し、可変波長レーザダイオードの送信波長を波長λ1〜
λ8の任意の波長に設定することで交換を行う。
【0032】符号542はスイッチ制御部であり、例え
ば図4の接続テーブルに従ってスイッチを制御する。符
号543はバッファ制御部であり、各バッファに接続さ
れたスイッチの入力端が所望の出力端に接続されたとき
に、バッファから記憶されているパケットを読み出す様
に制御するものである。
ば図4の接続テーブルに従ってスイッチを制御する。符
号543はバッファ制御部であり、各バッファに接続さ
れたスイッチの入力端が所望の出力端に接続されたとき
に、バッファから記憶されているパケットを読み出す様
に制御するものである。
【0033】ここでは特にブロードキャスト通信に関連
した個所について重点的に説明する。ブロードキャスト
通信とは、ネットワークに繋がる複数の端末(特には全
端末)に同報的にパケットを送信する通信のことであ
る。
した個所について重点的に説明する。ブロードキャスト
通信とは、ネットワークに繋がる複数の端末(特には全
端末)に同報的にパケットを送信する通信のことであ
る。
【0034】図11は参考例のネットワークに用いるパ
ケットの構成を示す図である。Bはブロードキャストビ
ットであり、ブロードキャスト時が1、そうでない時が
0の1ビットで表わされる。Nはノード番号であり、仮
にノード装置が32台接続できるならばノード番号1〜
32を示す5ビットで構成される。Tは伝送チャネル番
号であり、仮に並列多重伝送路の伝送チャネル数(多重
数)が8個ならば1〜8を示す3ビットで構成される。
その他は必要に応じて同期信号や誤り訂正符号などが挿
入される。
ケットの構成を示す図である。Bはブロードキャストビ
ットであり、ブロードキャスト時が1、そうでない時が
0の1ビットで表わされる。Nはノード番号であり、仮
にノード装置が32台接続できるならばノード番号1〜
32を示す5ビットで構成される。Tは伝送チャネル番
号であり、仮に並列多重伝送路の伝送チャネル数(多重
数)が8個ならば1〜8を示す3ビットで構成される。
その他は必要に応じて同期信号や誤り訂正符号などが挿
入される。
【0035】図2は分離挿入部501〜508の内部構
成である。201はパケットのヘッダから宛先アドレス
を検出するヘッダ検出部、202、203は入力信号を
出力または遮断するためのゲート、204は2つの入力
信号のどちらか一方を出力するセレクタ、205はパケ
ットを一時記憶するためのFIFO(First In
First Out)である。分離挿入部501〜5
08において、並列多重伝送路より入力したパケットは
ヘッダ検出部201においてヘッダが検出され、ヘッダ
の内容によりゲート202と203の開閉の処理を行
う。
成である。201はパケットのヘッダから宛先アドレス
を検出するヘッダ検出部、202、203は入力信号を
出力または遮断するためのゲート、204は2つの入力
信号のどちらか一方を出力するセレクタ、205はパケ
ットを一時記憶するためのFIFO(First In
First Out)である。分離挿入部501〜5
08において、並列多重伝送路より入力したパケットは
ヘッダ検出部201においてヘッダが検出され、ヘッダ
の内容によりゲート202と203の開閉の処理を行
う。
【0036】伝送路より入力したパケットはヘッダ検出
部202においてヘッダ(B,N,ビット)が検出さ
れ、ヘッダの内容によりゲート202と203の開閉の
処理を行う。
部202においてヘッダ(B,N,ビット)が検出さ
れ、ヘッダの内容によりゲート202と203の開閉の
処理を行う。
【0037】ヘッダ検出部201にはあらかじめ自ノー
ドの番号(自ノード番号と呼ぶ)が記憶されている。
ドの番号(自ノード番号と呼ぶ)が記憶されている。
【0038】ヘッダ検出部201は、1.検出したノー
ド番号が記憶している自ノード番号と一致したときに
は、ゲート203を開き且つゲート202を閉じて端末
方向のみにそのパケットを出力する。
ド番号が記憶している自ノード番号と一致したときに
は、ゲート203を開き且つゲート202を閉じて端末
方向のみにそのパケットを出力する。
【0039】2.検出したノード番号が記憶している自
ノード番号と一致せず、且つBビットが0の時はゲート
202を開き且つゲート203を閉じてセレクタ204
のみにそのパケットを出力する。
ノード番号と一致せず、且つBビットが0の時はゲート
202を開き且つゲート203を閉じてセレクタ204
のみにそのパケットを出力する。
【0040】3.検出したノード番号が記憶している自
ノード番号と一致せず、且つBビットが1の時はゲート
202とゲート203の両方を開いて端末とセレクタ2
04へそのパケットを出力する様に動作する。ように、
パケットの経路を制御する。ただし、このうちブロード
キャスト通信に関係する動作は1.と3.のみである。
ノード番号と一致せず、且つBビットが1の時はゲート
202とゲート203の両方を開いて端末とセレクタ2
04へそのパケットを出力する様に動作する。ように、
パケットの経路を制御する。ただし、このうちブロード
キャスト通信に関係する動作は1.と3.のみである。
【0041】一方端末から伝送されてきたパケットはF
IFO205に一時記憶し、ゲート202からセレクタ
204に入力したパケット流にすき間があるときにFI
FO205から読み出され、セレクタ204を通ってバ
ッファへ送られる様に動作する。
IFO205に一時記憶し、ゲート202からセレクタ
204に入力したパケット流にすき間があるときにFI
FO205から読み出され、セレクタ204を通ってバ
ッファへ送られる様に動作する。
【0042】図3はバッファ511〜518の内部構成
であり、301はスイッチ541の出力端に対応した記
憶領域311〜記憶領域318及びFIFOメモリ30
4からなるバッファメモリ、302はパケットのヘッダ
からB,N,Tビットを検出するヘッダ検出部、303
はバッファメモリ301に書き込みアドレスを供給する
ためのアドレスカウンタである。バッファメモリ301
の複数の記憶領域に同時に書き込みが出来るように、各
記憶領域はそれぞれ独立した入力端を持っている。バッ
ファ511〜518において、分離挿入部より入力した
パケットはヘッダ検出部302においてヘッダが検出さ
れ、ヘッダの内容によりそのパケットを記憶する記憶領
域が決定される。
であり、301はスイッチ541の出力端に対応した記
憶領域311〜記憶領域318及びFIFOメモリ30
4からなるバッファメモリ、302はパケットのヘッダ
からB,N,Tビットを検出するヘッダ検出部、303
はバッファメモリ301に書き込みアドレスを供給する
ためのアドレスカウンタである。バッファメモリ301
の複数の記憶領域に同時に書き込みが出来るように、各
記憶領域はそれぞれ独立した入力端を持っている。バッ
ファ511〜518において、分離挿入部より入力した
パケットはヘッダ検出部302においてヘッダが検出さ
れ、ヘッダの内容によりそのパケットを記憶する記憶領
域が決定される。
【0043】ヘッダ検出部302にはあらかじめ自ノー
ドの自ノード番号と隣接する下流ノードのノード番号
(下流ノード番号と呼ぶ)と各バッファが分離挿入部を
介して接続する並列多重伝送路の伝送チャネル番号が記
憶されている。
ドの自ノード番号と隣接する下流ノードのノード番号
(下流ノード番号と呼ぶ)と各バッファが分離挿入部を
介して接続する並列多重伝送路の伝送チャネル番号が記
憶されている。
【0044】ヘッダ検出部302は、1.検出したノー
ド番号が記憶している下流ノード番号と一致し、且つ8
ビットが0であれば、検出した伝送チャネル番号と同じ
番号の記憶領域(記憶領域311〜記憶領域318のい
ずれか)を指定し、アドレスカウンタ303より書き込
みアドレスを発生させてバッファメモリ301に記憶さ
せる。
ド番号が記憶している下流ノード番号と一致し、且つ8
ビットが0であれば、検出した伝送チャネル番号と同じ
番号の記憶領域(記憶領域311〜記憶領域318のい
ずれか)を指定し、アドレスカウンタ303より書き込
みアドレスを発生させてバッファメモリ301に記憶さ
せる。
【0045】2.検出したノード番号が記憶している下
流ノード番号と一致せず、且つBビットが0であれば、
FIFO304にそのパケットを記憶させる。
流ノード番号と一致せず、且つBビットが0であれば、
FIFO304にそのパケットを記憶させる。
【0046】3.検出したノード番号が記憶している自
ノード番号と一致し、且つ8ビットが1であれば、アド
レスカウンタ303より書き込みアドレスを発生させて
記憶領域311〜記憶領域318の全てに同時に記憶さ
せる。
ノード番号と一致し、且つ8ビットが1であれば、アド
レスカウンタ303より書き込みアドレスを発生させて
記憶領域311〜記憶領域318の全てに同時に記憶さ
せる。
【0047】4.検出したノード番号が記憶している自
ノード番号と一致せず、且つBビットが1であれば、ア
ドレスカウンタ303より書き込みアドレスを発生させ
て記憶している伝送チャネル番号と同じ番号の記憶領域
(記憶領域311〜記憶領域318のいずれか)に記憶
させる。ように、パケットの経路を制御する。ただし、
このうちブロードキャスト通信に関係する動作は3.と
4.のみである。
ノード番号と一致せず、且つBビットが1であれば、ア
ドレスカウンタ303より書き込みアドレスを発生させ
て記憶している伝送チャネル番号と同じ番号の記憶領域
(記憶領域311〜記憶領域318のいずれか)に記憶
させる。ように、パケットの経路を制御する。ただし、
このうちブロードキャスト通信に関係する動作は3.と
4.のみである。
【0048】スイッチ541の動作は、図4の接続テー
ブルに従って、入力端IN1〜IN8に入力したパケッ
トを任意の出力端OUT1〜OUT8へ接続するもので
ある。つまり、制御アドレスA1,A2,A3,A4,
A5,A6,A7,A8を順次周期的に変更すること
で、スイッチ541の入力端IN1に入力した信号をO
UT1に接続し、次にOUT2に接続し、さらにOUT
3,OUT4,OUT5,OUT6,OUT7,OUT
8と接続する。入力端IN2も同様で、OUT2,OU
T3,OUT4,OUT5,OUT6,OUT7,OU
T8,OUT1の順番で繰り返し接続する。他の入力I
N3〜IN8も同様である。ある接続期間、例えばIN
1がOUT1(IN2はOUT2、…、IN8はOUT
8)と接続されている期間、はパケット長の整数倍に設
定すればよい。ここでは説明の簡単のため、それぞれの
接続期間(T1,T2,T3,T4,T5,T6,T
7,T8とする)を1パケットをバッファ511〜51
8から読み出す時間(=T(SW)時間)とする。
ブルに従って、入力端IN1〜IN8に入力したパケッ
トを任意の出力端OUT1〜OUT8へ接続するもので
ある。つまり、制御アドレスA1,A2,A3,A4,
A5,A6,A7,A8を順次周期的に変更すること
で、スイッチ541の入力端IN1に入力した信号をO
UT1に接続し、次にOUT2に接続し、さらにOUT
3,OUT4,OUT5,OUT6,OUT7,OUT
8と接続する。入力端IN2も同様で、OUT2,OU
T3,OUT4,OUT5,OUT6,OUT7,OU
T8,OUT1の順番で繰り返し接続する。他の入力I
N3〜IN8も同様である。ある接続期間、例えばIN
1がOUT1(IN2はOUT2、…、IN8はOUT
8)と接続されている期間、はパケット長の整数倍に設
定すればよい。ここでは説明の簡単のため、それぞれの
接続期間(T1,T2,T3,T4,T5,T6,T
7,T8とする)を1パケットをバッファ511〜51
8から読み出す時間(=T(SW)時間)とする。
【0049】図4の接続テーブルに従った動作を時系列
的に表すと図12のようになる。つまりスイッチの動作
は、8つの連続した周期T1,T2,T3,T4,T
5,T6,T7,T8で構成される。さらにこれら8つ
の動作周期は、バッファにおける動作によって、記憶領
域311〜318からの読み出し期間であるTdとFI
FOメモリ304からの読み出し期間であるTfにそれ
ぞれ分割されている。ただし、上述のように、ここでは
説明の簡単のため、T1=T2=T3=T4=T5=T
6=T7=T8=1パケットを読み出す時間(=T(S
W))とし、FIFOから読み出すのは記憶領域311
〜318に読み出すべきパケットがないとき、とする。
的に表すと図12のようになる。つまりスイッチの動作
は、8つの連続した周期T1,T2,T3,T4,T
5,T6,T7,T8で構成される。さらにこれら8つ
の動作周期は、バッファにおける動作によって、記憶領
域311〜318からの読み出し期間であるTdとFI
FOメモリ304からの読み出し期間であるTfにそれ
ぞれ分割されている。ただし、上述のように、ここでは
説明の簡単のため、T1=T2=T3=T4=T5=T
6=T7=T8=1パケットを読み出す時間(=T(S
W))とし、FIFOから読み出すのは記憶領域311
〜318に読み出すべきパケットがないとき、とする。
【0050】図6は、図5に示したノード装置を用いた
ネットワークシステムの構成例であり、4つのノード装
置601〜604を並列多重伝送路605〜608によ
ってリング型に接続し、各ノード装置にはそれぞれ8本
のサブ伝送路を介して8台の端末が接続されている。端
末611〜618は端末551〜558に対応し、同様
に621〜628、631〜638、641〜648も
端末551〜558に対応している。
ネットワークシステムの構成例であり、4つのノード装
置601〜604を並列多重伝送路605〜608によ
ってリング型に接続し、各ノード装置にはそれぞれ8本
のサブ伝送路を介して8台の端末が接続されている。端
末611〜618は端末551〜558に対応し、同様
に621〜628、631〜638、641〜648も
端末551〜558に対応している。
【0051】図7はこのネットワークの通信原理を説明
するための図であり、701〜704はノード装置、7
05〜708はスイッチ541に対応した交換スイッ
チ、709〜712はバッファ511〜518に対応し
たバッファ、721〜736は端末、A,B,C,Dは
リングを成す並列伝送路である。
するための図であり、701〜704はノード装置、7
05〜708はスイッチ541に対応した交換スイッ
チ、709〜712はバッファ511〜518に対応し
たバッファ、721〜736は端末、A,B,C,Dは
リングを成す並列伝送路である。
【0052】まず、図7を用いてこのネットワークの通
信原理について説明する。このネットワークは複数のリ
ングA,B,C,Dを有し、各リング間は交換スイッチ
705〜708によって相互に接続されている。各端末
は並列伝送路A,B,C,Dの中の1つのリング伝送路
に接続されており、他のリングに接続された端末と通信
を行う場合は、少なくとも1回、任意の交換スイッチで
他のリングに交換されることで通信が行われる。交換が
行われる位置は特定されないが、宛先ノードの1つ手前
のノードで宛先の伝送路へ乗り換えて、他のノードでは
任意の伝送路へ乗り換えるようにすると通信制御が容易
になる。このネットワークはノード装置を簡略化するた
め、交換スイッチ705〜708は入力信号とは無関係
に入出力の接続関係を所定の接続テーブルにしたがって
一定周期に変更し、バッファ709〜712で入力信号
を一時蓄積して、交換スイッチの入出力接続関係が所望
の関係になったときにバッファからパケットを読み出す
ようにして交換が行われる。
信原理について説明する。このネットワークは複数のリ
ングA,B,C,Dを有し、各リング間は交換スイッチ
705〜708によって相互に接続されている。各端末
は並列伝送路A,B,C,Dの中の1つのリング伝送路
に接続されており、他のリングに接続された端末と通信
を行う場合は、少なくとも1回、任意の交換スイッチで
他のリングに交換されることで通信が行われる。交換が
行われる位置は特定されないが、宛先ノードの1つ手前
のノードで宛先の伝送路へ乗り換えて、他のノードでは
任意の伝送路へ乗り換えるようにすると通信制御が容易
になる。このネットワークはノード装置を簡略化するた
め、交換スイッチ705〜708は入力信号とは無関係
に入出力の接続関係を所定の接続テーブルにしたがって
一定周期に変更し、バッファ709〜712で入力信号
を一時蓄積して、交換スイッチの入出力接続関係が所望
の関係になったときにバッファからパケットを読み出す
ようにして交換が行われる。
【0053】例えば、端末722から端末732へ通信
する場合は、端末722から出力されたパケットはノー
ド701のバッファ709に蓄積され、スイッチ705
の入力端IN2が例えば出力端OUT2に接続されたと
きにバッファから読み出されて伝送路Bに出力され、ノ
ード702のバッファ710へ入力してスイッチ706
のIN2とOUT4が接続されたときにバッファから読
み出されることにより、伝送路Dへ出力されて端末73
2へパケットが送られる。
する場合は、端末722から出力されたパケットはノー
ド701のバッファ709に蓄積され、スイッチ705
の入力端IN2が例えば出力端OUT2に接続されたと
きにバッファから読み出されて伝送路Bに出力され、ノ
ード702のバッファ710へ入力してスイッチ706
のIN2とOUT4が接続されたときにバッファから読
み出されることにより、伝送路Dへ出力されて端末73
2へパケットが送られる。
【0054】このように、それぞれのノード装置で任意
のリング伝送路に乗り換えることにより通信が行われ
る。
のリング伝送路に乗り換えることにより通信が行われ
る。
【0055】次に、図5、図6を用いてブロードキャス
ト通信を説明する。説明においては並列多重伝送路は空
間的に分離された複数の光ファイバ伝送路、スイッチは
空間スイッチとして説明するが、波長多重伝送路を用い
る場合も上記原理に基づいており、ほぼ同様の動作が行
われる。仮に、端末611からネットワーク全体へブロ
ードキャスト通信する場合の動作例について説明する。
ト通信を説明する。説明においては並列多重伝送路は空
間的に分離された複数の光ファイバ伝送路、スイッチは
空間スイッチとして説明するが、波長多重伝送路を用い
る場合も上記原理に基づいており、ほぼ同様の動作が行
われる。仮に、端末611からネットワーク全体へブロ
ードキャスト通信する場合の動作例について説明する。
【0056】1.まず端末611ではパケットのヘッダ
に送信端末の自ノード番号と伝送チャネル番号(例えば
N=1,T=1)とBビットに1を記載して送出し、そ
のパケットはサブ伝送路を通ってノード装置601の分
離挿入部501へ入力する。
に送信端末の自ノード番号と伝送チャネル番号(例えば
N=1,T=1)とBビットに1を記載して送出し、そ
のパケットはサブ伝送路を通ってノード装置601の分
離挿入部501へ入力する。
【0057】2.分離挿入部501のセレクタ204で
は、端末からのパケットを伝送路からのパケット流のす
き間に挿入し、そのパケット流をバッファ511へ送出
する。
は、端末からのパケットを伝送路からのパケット流のす
き間に挿入し、そのパケット流をバッファ511へ送出
する。
【0058】3.バッファ511のヘッダ検出部302
は、入力したパケットのヘッダを検出するとBビットが
1で検出したノード番号が記憶している自ノード番号
(N=1)と一致しているので、記憶領域311〜記憶
領域318の全てを指定する。書き込みアドレスカウン
タ303はその情報を受けて書き込みアドレスを発生さ
せ、そのパケットをバッファメモリ301の記憶領域3
11〜記憶領域318の全てに同時に書き込ませる。
は、入力したパケットのヘッダを検出するとBビットが
1で検出したノード番号が記憶している自ノード番号
(N=1)と一致しているので、記憶領域311〜記憶
領域318の全てを指定する。書き込みアドレスカウン
タ303はその情報を受けて書き込みアドレスを発生さ
せ、そのパケットをバッファメモリ301の記憶領域3
11〜記憶領域318の全てに同時に書き込ませる。
【0059】4.スイッチ制御部542はこのときスイ
ッチ541の入出力接続関係を図4に従い制御アドレス
A1〜A8を一定周期に巡回させるごとく制御し、その
制御アドレスをバッファ制御部543へ通知している。
バッファ制御部543は、アドレスA1が供給されたと
きはバッファ511の記憶領域311から記憶されてい
るブロードキャスト用パケットを読み出すように制御
し、アドレスA2が供給されたときはバッファ511の
記憶領域312から記憶されているブロードキャスト用
パケットを読み出すように制御し、同様にアドレスA3
〜A8が供給されたときはバッファ511の記憶領域3
13〜記憶領域318から記憶されているブロードキャ
スト用パケットを読み出すように制御する。よって、バ
ッファ511から順次読み出されたブロードキャスト用
パケットは、スイッチ541の入力端IN1から入力し
て全ての出力端OUT1〜OUT8から出力し、伝送路
531〜538へ順次送出される。
ッチ541の入出力接続関係を図4に従い制御アドレス
A1〜A8を一定周期に巡回させるごとく制御し、その
制御アドレスをバッファ制御部543へ通知している。
バッファ制御部543は、アドレスA1が供給されたと
きはバッファ511の記憶領域311から記憶されてい
るブロードキャスト用パケットを読み出すように制御
し、アドレスA2が供給されたときはバッファ511の
記憶領域312から記憶されているブロードキャスト用
パケットを読み出すように制御し、同様にアドレスA3
〜A8が供給されたときはバッファ511の記憶領域3
13〜記憶領域318から記憶されているブロードキャ
スト用パケットを読み出すように制御する。よって、バ
ッファ511から順次読み出されたブロードキャスト用
パケットは、スイッチ541の入力端IN1から入力し
て全ての出力端OUT1〜OUT8から出力し、伝送路
531〜538へ順次送出される。
【0060】5.ノード装置601から出力された8つ
のパケットは並列多重伝送路を通ってノード装置602
の分離送入部501〜508に入力し、ヘッダ検出部2
02においてパケットのヘッダが検出される。検出した
ノード番号(N=1)は記憶している自ノード番号(N
=2)と一致しなく且つBビットが1なので、ゲート2
02とゲート203の両方を開いて端末とセレクタ20
4へそのパケットを出力する。
のパケットは並列多重伝送路を通ってノード装置602
の分離送入部501〜508に入力し、ヘッダ検出部2
02においてパケットのヘッダが検出される。検出した
ノード番号(N=1)は記憶している自ノード番号(N
=2)と一致しなく且つBビットが1なので、ゲート2
02とゲート203の両方を開いて端末とセレクタ20
4へそのパケットを出力する。
【0061】6.各分離挿入部501〜508から端末
方向へ出力されたパケットは、各サブ伝送路を通って端
末621〜628へ送られる。一方セレクタ204へ出
力されたパケットは、セレクタ204を通り各バッファ
511〜518へ入力する。
方向へ出力されたパケットは、各サブ伝送路を通って端
末621〜628へ送られる。一方セレクタ204へ出
力されたパケットは、セレクタ204を通り各バッファ
511〜518へ入力する。
【0062】7.ヘッダ検出部302はヘッダを検出す
るとBビットが1で検出したノード番号(N−1)が記
憶している自ノード番号(N=2)と一致していないの
で、記憶している伝送チャネル番号と同じ番号の記憶領
域に記憶させる。つまり、バッファ511では記憶領域
311に、バッファ512では記憶領域312に、同様
にバッファ513〜518では記憶領域313〜記憶領
域318に記憶される。
るとBビットが1で検出したノード番号(N−1)が記
憶している自ノード番号(N=2)と一致していないの
で、記憶している伝送チャネル番号と同じ番号の記憶領
域に記憶させる。つまり、バッファ511では記憶領域
311に、バッファ512では記憶領域312に、同様
にバッファ513〜518では記憶領域313〜記憶領
域318に記憶される。
【0063】8.各バッファに記憶されたパケットは制
御アドレスA1のときにのみ読み出され、伝送路521
から入力したブロードキャスト用パケットは伝送路53
1へ出力され、伝送路522から入力したブロードキャ
スト用パケットは伝送路532へ出力され、以下同様に
伝送路523〜528から入力したブロードキャスト用
パケットは伝送路533〜538へ出力される。
御アドレスA1のときにのみ読み出され、伝送路521
から入力したブロードキャスト用パケットは伝送路53
1へ出力され、伝送路522から入力したブロードキャ
スト用パケットは伝送路532へ出力され、以下同様に
伝送路523〜528から入力したブロードキャスト用
パケットは伝送路533〜538へ出力される。
【0064】9.同様にしてノード装置603、604
で各端末631〜638、641〜648へ信号が分配
されるとともに、中継されてノード装置601に入力す
る。
で各端末631〜638、641〜648へ信号が分配
されるとともに、中継されてノード装置601に入力す
る。
【0065】10.ノード装置601の各分離挿入部は
パケットのヘッダを検出すると検出した端末番号が記憶
している端末番号と一致しているので、ゲート203を
開き且つゲート202を閉じて端末方向のみにそのパケ
ットを出力する。
パケットのヘッダを検出すると検出した端末番号が記憶
している端末番号と一致しているので、ゲート203を
開き且つゲート202を閉じて端末方向のみにそのパケ
ットを出力する。
【0066】11.各分離挿入部501〜508から端
末方向へ出力されたパケットは、各サブ伝送路を通って
端末611〜618へ送られ、ネットワーク上の全ての
端末へパケットが伝送される。
末方向へ出力されたパケットは、各サブ伝送路を通って
端末611〜618へ送られ、ネットワーク上の全ての
端末へパケットが伝送される。
【0067】このように、ブロードキャスト通信を行う
場合は、送信端末が接続されるノード装置においてブロ
ードキャスト用パケットを8つにコピーして8つのリン
グに送り出し、各ノード装置で分配中継して、かつ他の
リングに乗り換えないように伝送し、送信ノード装置で
終端する。
場合は、送信端末が接続されるノード装置においてブロ
ードキャスト用パケットを8つにコピーして8つのリン
グに送り出し、各ノード装置で分配中継して、かつ他の
リングに乗り換えないように伝送し、送信ノード装置で
終端する。
【0068】ここで、上記ネットワークにおいてブロー
ドキャスト通信を行う場合の伝送遅延について示す。
ドキャスト通信を行う場合の伝送遅延について示す。
【0069】ここでは、説明の簡単のため、他のパケッ
トの影響を無視できるようネットワークは空いている状
態で考える。この条件で a、端末611からネットワーク全体へブロードキャス
ト通信し、ノード装置601のいずれかの端末にパケッ
トを送出する場合(ネットワークを1周経路) b.端末611からノード装置601のいずれかの端末
(例えば端末612)に1対1通信でパケットを送出す
る場合(ネットワークを1周する経路)との遅延量を求
める。
トの影響を無視できるようネットワークは空いている状
態で考える。この条件で a、端末611からネットワーク全体へブロードキャス
ト通信し、ノード装置601のいずれかの端末にパケッ
トを送出する場合(ネットワークを1周経路) b.端末611からノード装置601のいずれかの端末
(例えば端末612)に1対1通信でパケットを送出す
る場合(ネットワークを1周する経路)との遅延量を求
める。
【0070】まず上記a.(ブロードキャスト通信)の
場合の遅延量を求めてみる。ここで問題となるのは、前
述のブロードキャスト通信の手順の8.で述べたよう
に、ノード装置602、603、604では各バッファ
に記憶されたパケットは制御アドレスA1のときにのみ
読み出される、という点である。参考例では、各ノード
装置内の接続テーブル(図4)を示したが、各ノード装
置間での接続テーブルの関係、つまりノード装置601
のスイッチ制御部が制御アドレスA1で動作している時
の、ノード装置602(あるいは603、604)のス
イッチ制御部の制御アドレスについては特に制御しな
い。従って例えば、各ノード装置が全て図4の接続テー
ブルで同期してスイッチが切り替わる場合もありうる。
ここではその様な場合、つまり、ノード装置601のス
イッチ制御部が制御アドレスA1で動作している時に
は、ノード装置602、603、604のスイッチ制御
部でも制御アドレスA1で動作し、ノード装置間で同期
して制御アドレスが切り替わる場合を考える。
場合の遅延量を求めてみる。ここで問題となるのは、前
述のブロードキャスト通信の手順の8.で述べたよう
に、ノード装置602、603、604では各バッファ
に記憶されたパケットは制御アドレスA1のときにのみ
読み出される、という点である。参考例では、各ノード
装置内の接続テーブル(図4)を示したが、各ノード装
置間での接続テーブルの関係、つまりノード装置601
のスイッチ制御部が制御アドレスA1で動作している時
の、ノード装置602(あるいは603、604)のス
イッチ制御部の制御アドレスについては特に制御しな
い。従って例えば、各ノード装置が全て図4の接続テー
ブルで同期してスイッチが切り替わる場合もありうる。
ここではその様な場合、つまり、ノード装置601のス
イッチ制御部が制御アドレスA1で動作している時に
は、ノード装置602、603、604のスイッチ制御
部でも制御アドレスA1で動作し、ノード装置間で同期
して制御アドレスが切り替わる場合を考える。
【0071】上記a.の場合、端末611から出力され
たパケットはノード装置601の分離挿入部501を経
由してバッファ511に到達する。バッファ511では
記憶領域311〜記憶領域318の全てに同時に書き込
まれるので、スイッチ541がどの制御アドレスを用い
る時でもいずれかの記憶領域から読み出すことができ、
制御アドレスが切り替わるごとに順々に読み出されてい
く。また、ネットワークは空いていると考えているの
で、バッファ511に書き込まれたらすぐにスイッチ5
41に読み出される。例えば、制御アドレスA1のとき
にスイッチ541のOUT1から最初のパケットが53
1へ出力されると、次の制御アドレスA2のときにスイ
ッチ541のOUT2からパケット532へ出力され、
…、制御アドレスA8のときにスイッチ541のOUT
8から最後のパケットが538へ出力される。従ってノ
ード装置601での滞在時間は、最も早く出力されるパ
ケットでT(SW)時間、最後に出力されるパケットで
8×T(SW)時間となる。
たパケットはノード装置601の分離挿入部501を経
由してバッファ511に到達する。バッファ511では
記憶領域311〜記憶領域318の全てに同時に書き込
まれるので、スイッチ541がどの制御アドレスを用い
る時でもいずれかの記憶領域から読み出すことができ、
制御アドレスが切り替わるごとに順々に読み出されてい
く。また、ネットワークは空いていると考えているの
で、バッファ511に書き込まれたらすぐにスイッチ5
41に読み出される。例えば、制御アドレスA1のとき
にスイッチ541のOUT1から最初のパケットが53
1へ出力されると、次の制御アドレスA2のときにスイ
ッチ541のOUT2からパケット532へ出力され、
…、制御アドレスA8のときにスイッチ541のOUT
8から最後のパケットが538へ出力される。従ってノ
ード装置601での滞在時間は、最も早く出力されるパ
ケットでT(SW)時間、最後に出力されるパケットで
8×T(SW)時間となる。
【0072】ノード装置602では特に伝送チャネル5
21から入ってきたパケット(つまりノード装置601
で最初に出力されたパケット)について考える。ノード
装置601のスイッチ541のOUT1から制御アドレ
スがA1の時に出力されたパケットが、ノード装置60
2のバッファ511に来たときには制御アドレスはA2
になっている。上述のようにブロードキャストの場合、
パケットを送出した端末が繋がるノード装置以外のノー
ド装置、つまり今の場合ノード装置602、603、6
04、では制御アドレスA1のときにのみ読み出される
ので、次に制御アドレスがA1になるまでの間(つまり
7×T(SW)時間)待っていなければならない。その
後のT(SW)時間で読み出されるので、結局1つのノ
ード装置に滞在する時間が8×T(SW)時間かかるこ
とになる。その他の伝送チャネルでも制御アドレスA1
の時にしか読み出されないので、伝送チャネル521の
場合と同時に出力されるか、さらに1周期遅れて制御ア
ドレスがA1になったときに出力される。
21から入ってきたパケット(つまりノード装置601
で最初に出力されたパケット)について考える。ノード
装置601のスイッチ541のOUT1から制御アドレ
スがA1の時に出力されたパケットが、ノード装置60
2のバッファ511に来たときには制御アドレスはA2
になっている。上述のようにブロードキャストの場合、
パケットを送出した端末が繋がるノード装置以外のノー
ド装置、つまり今の場合ノード装置602、603、6
04、では制御アドレスA1のときにのみ読み出される
ので、次に制御アドレスがA1になるまでの間(つまり
7×T(SW)時間)待っていなければならない。その
後のT(SW)時間で読み出されるので、結局1つのノ
ード装置に滞在する時間が8×T(SW)時間かかるこ
とになる。その他の伝送チャネルでも制御アドレスA1
の時にしか読み出されないので、伝送チャネル521の
場合と同時に出力されるか、さらに1周期遅れて制御ア
ドレスがA1になったときに出力される。
【0073】続いて、ノード装置602のスイッチ54
1のOUT1から制御アドレスがA1の時に出力された
パケットが、ノード装置603のバッファ511に来た
ときには制御アドレスはA2になっている。上述のよう
にブロードキャストの場合制御アドレスA1のときにの
み読み出されるので、次に制御アドレスがA1になるま
での間(つまり7×T(SW)時間)待っていなければ
ならない。その後のT(SW)時間で読み出されるの
で、結局1つのノード装置に滞在する時間が8×T(S
W)時間かかることになる。この現象は、ノード装置6
04でも同じである。
1のOUT1から制御アドレスがA1の時に出力された
パケットが、ノード装置603のバッファ511に来た
ときには制御アドレスはA2になっている。上述のよう
にブロードキャストの場合制御アドレスA1のときにの
み読み出されるので、次に制御アドレスがA1になるま
での間(つまり7×T(SW)時間)待っていなければ
ならない。その後のT(SW)時間で読み出されるの
で、結局1つのノード装置に滞在する時間が8×T(S
W)時間かかることになる。この現象は、ノード装置6
04でも同じである。
【0074】つまり、ブロードキャスト通信の場合、パ
ケットが図6のネットワークを1周するのに、最も早い
チャネルでT(SW)+3×8×T(SW)=25×T
(SW)時間かかることになる。最も遅いチャネルで
は、上記から制御アドレスが1周する時間を加えた23
×T(SW)時間となる。
ケットが図6のネットワークを1周するのに、最も早い
チャネルでT(SW)+3×8×T(SW)=25×T
(SW)時間かかることになる。最も遅いチャネルで
は、上記から制御アドレスが1周する時間を加えた23
×T(SW)時間となる。
【0075】一方、上記b.(1対1通信)の場合を考
えてみる。端末611から出力されたパケットはノード
装置601の分離挿入部501を経由してバッファ51
1に到達する。バッファ511ではFIFO304に書
き込まれるので、その制御アドレスの時でも読み出すこ
とができる。また、ネットワークは空いていると考えて
いるので、バッファ511にきたらすぐにスイッチ54
1にT(SW)時間かかって読み出される。従ってノー
ド装置601でのパケットの滞在時間はT(SW)時間
かかることになる。ノード装置602、603でも同じ
である。
えてみる。端末611から出力されたパケットはノード
装置601の分離挿入部501を経由してバッファ51
1に到達する。バッファ511ではFIFO304に書
き込まれるので、その制御アドレスの時でも読み出すこ
とができる。また、ネットワークは空いていると考えて
いるので、バッファ511にきたらすぐにスイッチ54
1にT(SW)時間かかって読み出される。従ってノー
ド装置601でのパケットの滞在時間はT(SW)時間
かかることになる。ノード装置602、603でも同じ
である。
【0076】ノード装置604では、端末スイッチ54
1のOUT2から出力されなければならないので、バッ
ファ(511〜8のいずれに到着するかは不定)到着の
タイミングによっては最悪7×T(SW)時間待ってい
なければならない。最良では、T(SW)時間の待ちで
すむ。その後T(SW)時間かかってバッファから読み
出されるので、ノード装置604では、最悪の場合滞在
する時間が8×T(SW)時間、最良の場合滞在する時
間がT(SW)時間となる。
1のOUT2から出力されなければならないので、バッ
ファ(511〜8のいずれに到着するかは不定)到着の
タイミングによっては最悪7×T(SW)時間待ってい
なければならない。最良では、T(SW)時間の待ちで
すむ。その後T(SW)時間かかってバッファから読み
出されるので、ノード装置604では、最悪の場合滞在
する時間が8×T(SW)時間、最良の場合滞在する時
間がT(SW)時間となる。
【0077】つまり、1対1通信の場合、パケットが図
6のネットワークを1周するのに、最良で3×T(S
W)+T(SW)=4×T(SW)、最悪で3×T(S
W)+8×T(SW)=11×T(SW)時間かかるこ
とになる。
6のネットワークを1周するのに、最良で3×T(S
W)+T(SW)=4×T(SW)、最悪で3×T(S
W)+8×T(SW)=11×T(SW)時間かかるこ
とになる。
【0078】従って、a.とb.の場合を比較すると、
どのような場合でも、a.(ブロードキャスト通信)の
方が伝送遅延が大きい。
どのような場合でも、a.(ブロードキャスト通信)の
方が伝送遅延が大きい。
【0079】それに対して本発明では、各ノード装置に
おける制御アドレスの関係を制御して、待ち時間を抑制
することができる。
おける制御アドレスの関係を制御して、待ち時間を抑制
することができる。
【0080】より具体的に示すと、第1の通信ネットワ
ークは、端末からのパケットを複数の伝送チャネルを有
する並列多重伝送路に挿入し、該並列多重伝送路からの
パケットを端末またはバッファ手段へ出力し、さらに制
御パケットが伝送チャネルから入力されたときにはその
旨を制御手段に伝達する分離挿入手段と、該複数の分離
挿入手段からの信号を複数の記憶領域の1つまたは全て
の領域に一時記憶させるためのバッファ手段と、周期的
にあるいは必要に応じてノード装置間で受け渡される制
御パケットを生成する制御パケット生成手段と、複数の
伝送チャネルのそれぞれを任意の伝送チャネルへ切り替
えるためのスイッチ手段と、該バッファ手段と該スイッ
チ手段と該制御パケット生成手段とを制御するための制
御手段と、から少なくとも構成される複数のノード装置
を、該並列多重伝送路によってリング状に接続したもの
である。
ークは、端末からのパケットを複数の伝送チャネルを有
する並列多重伝送路に挿入し、該並列多重伝送路からの
パケットを端末またはバッファ手段へ出力し、さらに制
御パケットが伝送チャネルから入力されたときにはその
旨を制御手段に伝達する分離挿入手段と、該複数の分離
挿入手段からの信号を複数の記憶領域の1つまたは全て
の領域に一時記憶させるためのバッファ手段と、周期的
にあるいは必要に応じてノード装置間で受け渡される制
御パケットを生成する制御パケット生成手段と、複数の
伝送チャネルのそれぞれを任意の伝送チャネルへ切り替
えるためのスイッチ手段と、該バッファ手段と該スイッ
チ手段と該制御パケット生成手段とを制御するための制
御手段と、から少なくとも構成される複数のノード装置
を、該並列多重伝送路によってリング状に接続したもの
である。
【0081】前記制御パケットとは、周期的にあるいは
必要に応じてノード装置間で受け渡されるパケットのこ
とで、エラーレート、パケット損失率等のネットワーク
管理情報の授受に使われる。
必要に応じてノード装置間で受け渡されるパケットのこ
とで、エラーレート、パケット損失率等のネットワーク
管理情報の授受に使われる。
【0082】前記制御パケットのヘッダには少なくと
も、制御パケットであることを示すコントロールビット
を記載する。
も、制御パケットであることを示すコントロールビット
を記載する。
【0083】前記分離挿入手段は並列多重伝送路からの
パケットのヘッダを検出し、該コントロールビットが検
出された場合には、制御パケット検出信号を該制御手段
に伝達するという動作を行う。ここでは制御パケットを
そのまま端末や他のノード装置には出力しないので、こ
の時は、該パケットを端末へもバッファへの出力しな
い。
パケットのヘッダを検出し、該コントロールビットが検
出された場合には、制御パケット検出信号を該制御手段
に伝達するという動作を行う。ここでは制御パケットを
そのまま端末や他のノード装置には出力しないので、こ
の時は、該パケットを端末へもバッファへの出力しな
い。
【0084】前記制御手段は、接続テーブルに従って、
前記スイッチ手段の入力側の伝送チャネルと出力側の伝
送チャネルの接続関係を任意に変更すべく制御し、前記
パケットが記憶されている記憶領域に対応した伝送チャ
ネルと、パケットが送出されるべき伝送チャネルとが接
続されるまで、出力すべきパケットのバッファ手段から
の読み出しを抑制するような制御を行う。さらに該分離
挿入手段から制御パケット検出信号が入力されたときに
は、あらかじめ決められた所定の時間経過した後に、前
記スイッチ手段が前記接続テーブルのあらかじめ決めら
れた所定の接続関係を実行する。また、前記制御パケッ
トは、前記スイッチ手段があらかじめ決められた所定の
接続関係を実現したときに、前記制御パケット生成装置
で生成された後、そのノード装置から出力される。
前記スイッチ手段の入力側の伝送チャネルと出力側の伝
送チャネルの接続関係を任意に変更すべく制御し、前記
パケットが記憶されている記憶領域に対応した伝送チャ
ネルと、パケットが送出されるべき伝送チャネルとが接
続されるまで、出力すべきパケットのバッファ手段から
の読み出しを抑制するような制御を行う。さらに該分離
挿入手段から制御パケット検出信号が入力されたときに
は、あらかじめ決められた所定の時間経過した後に、前
記スイッチ手段が前記接続テーブルのあらかじめ決めら
れた所定の接続関係を実行する。また、前記制御パケッ
トは、前記スイッチ手段があらかじめ決められた所定の
接続関係を実現したときに、前記制御パケット生成装置
で生成された後、そのノード装置から出力される。
【0085】前記接続テーブルは、入力側の伝送チャネ
ルと出力側の伝送チャネルの接続関係が示されたもの
で、該制御手段は、該接続テーブルから該制御手段に渡
される制御アドレスに従って該接続関係を決定する。該
接続テーブルは任意の接続関係を実現でき、1つの出力
側の伝送チャネルに複数の入力側の伝送チャネルが同時
接続されることがないものである。
ルと出力側の伝送チャネルの接続関係が示されたもの
で、該制御手段は、該接続テーブルから該制御手段に渡
される制御アドレスに従って該接続関係を決定する。該
接続テーブルは任意の接続関係を実現でき、1つの出力
側の伝送チャネルに複数の入力側の伝送チャネルが同時
接続されることがないものである。
【0086】また次に2つ目の具体例を示す。
【0087】第一の通信ネットワークとの違いは、第一
のネットワークでは制御パケットを用いて、各ノード装
置が所定の時間差をもって該接続テーブルの制御アドレ
スを使用することを実現するものであるが、第二の通信
ネットワークでは制御パケットという特別なパケットを
使用せず、通常のデータパケットあるいはアイドルパケ
ット(ネットワークの同期状態を維持するため、データ
パケットがないときにネットワークを流れるパケット)
を用いて各ノード装置が所定の時間差をもって該接続テ
ーブルの制御アドレスを使用することを実現する。
のネットワークでは制御パケットを用いて、各ノード装
置が所定の時間差をもって該接続テーブルの制御アドレ
スを使用することを実現するものであるが、第二の通信
ネットワークでは制御パケットという特別なパケットを
使用せず、通常のデータパケットあるいはアイドルパケ
ット(ネットワークの同期状態を維持するため、データ
パケットがないときにネットワークを流れるパケット)
を用いて各ノード装置が所定の時間差をもって該接続テ
ーブルの制御アドレスを使用することを実現する。
【0088】そのため、パケットのヘッダに時間差設定
用にも用いるパケットであることを示す領域を設け、通
常のデータパケットあるいはアイドルパケットを時間差
設定用にも用いたい場合はヘッダその部分を書き換える
という操作を行う。このようにして、通常のデータケッ
トあるいはアイドルパケットを時間差設定用にも用いら
れるようにヘッダに時間差設定情報を記載したパケット
を時間差設定用パケットと呼ぶ。上述のように時間差設
定用パケットという名称ではあるが、時間差設定のため
にだけ用いるパケットではなく、通常のデータケットあ
るいはアイドルパケットへのヘッダの一部を書き換える
ことにより、通常のデータ伝送や同期状態維持のための
パケットと兼用したものである。従って、パケットのデ
ータ部や上記以外のヘッダはそのままなので、通常のデ
ータ伝送や同期状態維持の機能に支障をきたすことはな
い。
用にも用いるパケットであることを示す領域を設け、通
常のデータパケットあるいはアイドルパケットを時間差
設定用にも用いたい場合はヘッダその部分を書き換える
という操作を行う。このようにして、通常のデータケッ
トあるいはアイドルパケットを時間差設定用にも用いら
れるようにヘッダに時間差設定情報を記載したパケット
を時間差設定用パケットと呼ぶ。上述のように時間差設
定用パケットという名称ではあるが、時間差設定のため
にだけ用いるパケットではなく、通常のデータケットあ
るいはアイドルパケットへのヘッダの一部を書き換える
ことにより、通常のデータ伝送や同期状態維持のための
パケットと兼用したものである。従って、パケットのデ
ータ部や上記以外のヘッダはそのままなので、通常のデ
ータ伝送や同期状態維持の機能に支障をきたすことはな
い。
【0089】第二の通信ネットワークは、端末からのパ
ケットを複数の伝送チャネルを有する並列多重伝送路に
挿入し、該並列多重伝送路からのパケットを端末または
バッファ手段へ出力し、さらにヘッダ書き換え手段によ
りヘッダの書き換えが行われた時間差設定用パケットが
伝送チャネルから入力されたときにはその旨を制御手段
に伝達する分離挿入手段と、該複数の分離挿入手段から
の信号を複数の記憶領域の1つまたは全ての領域に一時
記憶させるためのバッファ手段と、複数の伝送チャネル
のそれぞれを任意の伝送チャネルへ切り替えるためのス
イッチ手段と、該制御手段からの指示により、周期的に
あるいは必要に応じて該パケットのヘッダを書き換え、
時間差設定用パケットにするヘッダ書き換え手段と、該
バッファ手段と該スイッチ手段と該ヘッダ書き換え手段
とを制御するための制御手段と、から少なくとも構成さ
れる複数のノード装置を、該並列多重伝送路によってリ
ング状に接続したものである。
ケットを複数の伝送チャネルを有する並列多重伝送路に
挿入し、該並列多重伝送路からのパケットを端末または
バッファ手段へ出力し、さらにヘッダ書き換え手段によ
りヘッダの書き換えが行われた時間差設定用パケットが
伝送チャネルから入力されたときにはその旨を制御手段
に伝達する分離挿入手段と、該複数の分離挿入手段から
の信号を複数の記憶領域の1つまたは全ての領域に一時
記憶させるためのバッファ手段と、複数の伝送チャネル
のそれぞれを任意の伝送チャネルへ切り替えるためのス
イッチ手段と、該制御手段からの指示により、周期的に
あるいは必要に応じて該パケットのヘッダを書き換え、
時間差設定用パケットにするヘッダ書き換え手段と、該
バッファ手段と該スイッチ手段と該ヘッダ書き換え手段
とを制御するための制御手段と、から少なくとも構成さ
れる複数のノード装置を、該並列多重伝送路によってリ
ング状に接続したものである。
【0090】前記パケットのヘッダには少なくとも、時
間差設定用パケットであることを示す時間差設定ビット
を記載する領域を設ける。
間差設定用パケットであることを示す時間差設定ビット
を記載する領域を設ける。
【0091】前記分離挿入手段は並列多重伝送路からの
パケットのヘッダを検出し、該時間差設定ビットが検出
された場合には、時間差設定用パケット検出信号を該制
御手段に伝達するという動作を行う。
パケットのヘッダを検出し、該時間差設定ビットが検出
された場合には、時間差設定用パケット検出信号を該制
御手段に伝達するという動作を行う。
【0092】前記制御手段は、接続テーブルに従って、
前記スイッチ手段の入力側の伝送チャネルと出力側の伝
送チャネルの接続関係を任意に変更すべく制御し、前記
パケットが記憶されている記憶領域に対応した伝送チャ
ネルと、パケットが送出されるべき伝送チャネルとが接
続されるまで、出力すべきパケットのバッファ手段から
の読み出しを抑制するような制御を行う。さらに該分離
挿入手段から時間差設定用パケット検出信号が入力され
たときには、あらかじめ決められた所定の時間経過した
後に、前記スイッチ手段が前記接続テーブルのあらかじ
め決められた所定の接続関係を実行する。また、前記ヘ
ッダ書き換え手段は、前記スイッチ手段があらかじめ決
められた所定の接続関係を実現した時にノード装置を出
力されるパケットに対してヘッダの書き換えを行う。
前記スイッチ手段の入力側の伝送チャネルと出力側の伝
送チャネルの接続関係を任意に変更すべく制御し、前記
パケットが記憶されている記憶領域に対応した伝送チャ
ネルと、パケットが送出されるべき伝送チャネルとが接
続されるまで、出力すべきパケットのバッファ手段から
の読み出しを抑制するような制御を行う。さらに該分離
挿入手段から時間差設定用パケット検出信号が入力され
たときには、あらかじめ決められた所定の時間経過した
後に、前記スイッチ手段が前記接続テーブルのあらかじ
め決められた所定の接続関係を実行する。また、前記ヘ
ッダ書き換え手段は、前記スイッチ手段があらかじめ決
められた所定の接続関係を実現した時にノード装置を出
力されるパケットに対してヘッダの書き換えを行う。
【0093】前記接続テーブルは、入力側の伝送チャネ
ルと出力側の伝送チャネルの接続関係が示されたもの
で、該制御手段は、該接続テーブルから該制御手段に渡
される制御アドレスに従って該接続関係を決定する。該
接続テーブルは任意の接続関係を実現でき、1つの出力
側の伝送チャネルに複数の入力側の伝送チャネルが同時
接続されることがないものである。
ルと出力側の伝送チャネルの接続関係が示されたもの
で、該制御手段は、該接続テーブルから該制御手段に渡
される制御アドレスに従って該接続関係を決定する。該
接続テーブルは任意の接続関係を実現でき、1つの出力
側の伝送チャネルに複数の入力側の伝送チャネルが同時
接続されることがないものである。
【0094】また前述の第一の通信ネットワークを用い
た伝送制御方式を説明する。
た伝送制御方式を説明する。
【0095】この第一の伝送制御方式は、第一のネット
ワークにおいて実現される。ここでは制御が簡単な図4
の接続テーブルを用いた場合を中心に説明する。
ワークにおいて実現される。ここでは制御が簡単な図4
の接続テーブルを用いた場合を中心に説明する。
【0096】ここでのポイントは、該ネットワークに接
続される該各ノード装置において同じ接続テーブル(例
えば図4)を用いながら、しかし該ノード装置毎に所定
の時間差をもって該接続テーブルの制御アドレスを使用
していく点にある。時間差をもって制御アドレスを使用
するとは、例えば、あるノード装置では、制御アドレス
A1、A2、A3…と動作している同じ瞬間に、その上
流のノード装置では制御アドレスA3、A4、A5…で
動作し、さらにその上流のノード装置では制御アドレス
A5、A6、A7…で動作し、…というような動作のこ
とを意味する。
続される該各ノード装置において同じ接続テーブル(例
えば図4)を用いながら、しかし該ノード装置毎に所定
の時間差をもって該接続テーブルの制御アドレスを使用
していく点にある。時間差をもって制御アドレスを使用
するとは、例えば、あるノード装置では、制御アドレス
A1、A2、A3…と動作している同じ瞬間に、その上
流のノード装置では制御アドレスA3、A4、A5…で
動作し、さらにその上流のノード装置では制御アドレス
A5、A6、A7…で動作し、…というような動作のこ
とを意味する。
【0097】第一の伝送制御方式では、少なくともネッ
トワーク立ち上げ時に所定のヘッダパターンをもつ該制
御パケットをネットワークに周回させる。該制御パケッ
トとは前述のように周期的にあるいは必要に応じてノー
ド装置間で受け渡されるパケットであるが、本発明では
この制御パケットを用いて、各ノード装置が所定の時間
差をもって該接続テーブルの制御アドレスを使用するこ
とを実現する。
トワーク立ち上げ時に所定のヘッダパターンをもつ該制
御パケットをネットワークに周回させる。該制御パケッ
トとは前述のように周期的にあるいは必要に応じてノー
ド装置間で受け渡されるパケットであるが、本発明では
この制御パケットを用いて、各ノード装置が所定の時間
差をもって該接続テーブルの制御アドレスを使用するこ
とを実現する。
【0098】該制御パケットは、該ノード装置の制御パ
ケット生成部で生成され、該接続テーブルにより該スイ
ッチ手段が所定の接続をしたとき(例えば制御アドレス
A1を使用しているとき)に、所定の伝送チャネル(例
えば伝送チャネル1)へ出力される。
ケット生成部で生成され、該接続テーブルにより該スイ
ッチ手段が所定の接続をしたとき(例えば制御アドレス
A1を使用しているとき)に、所定の伝送チャネル(例
えば伝送チャネル1)へ出力される。
【0099】ただし、ネットワーク立ち上げ時に自発的
に制御パケットを送出するのは、該ネットワークで唯一
のノード装置(マスタノード装置と呼ぶ)だけである。
に制御パケットを送出するのは、該ネットワークで唯一
のノード装置(マスタノード装置と呼ぶ)だけである。
【0100】該マスタノード装置以外のノード装置(ス
レーブノード装置と呼ぶ)では、制御パケットを受信す
ると、該分離挿入手段で検出され、制御パケット検出信
号が該制御手段に伝えられる。
レーブノード装置と呼ぶ)では、制御パケットを受信す
ると、該分離挿入手段で検出され、制御パケット検出信
号が該制御手段に伝えられる。
【0101】該制御手段では、制御パケット検出信号を
受信すると、あらかじめ設定されてある所定の時間経過
した後に、該接続テーブルのあらかじめ決められている
順序で並んだ制御アドレスに従って動作を行う。例え
ば、該制御手段では、制御パケット検出信号を受信する
と、あらかじめ設定されてある所定の時間経過した後
に、該接続テーブルの制御アドレスA1を読み出し、続
いてA2、A3、…、A8、A1、A2、…と読み出
し、その読み出した制御アドレスに従って動作を行う。
それと平行して、該接続テーブルにより該スイッチ手段
が所定の接続をしたとき(例えば制御アドレスA1を使
用しているとき)に制御パケット生成部から制御パケッ
トが所定の伝送チャネル(例えば伝送チャネル1)へ出
力される。ただし、マスタノード装置の分離挿入部だけ
は、制御パケットを受信しても、制御パケット検出信号
を出力しない。
受信すると、あらかじめ設定されてある所定の時間経過
した後に、該接続テーブルのあらかじめ決められている
順序で並んだ制御アドレスに従って動作を行う。例え
ば、該制御手段では、制御パケット検出信号を受信する
と、あらかじめ設定されてある所定の時間経過した後
に、該接続テーブルの制御アドレスA1を読み出し、続
いてA2、A3、…、A8、A1、A2、…と読み出
し、その読み出した制御アドレスに従って動作を行う。
それと平行して、該接続テーブルにより該スイッチ手段
が所定の接続をしたとき(例えば制御アドレスA1を使
用しているとき)に制御パケット生成部から制御パケッ
トが所定の伝送チャネル(例えば伝送チャネル1)へ出
力される。ただし、マスタノード装置の分離挿入部だけ
は、制御パケットを受信しても、制御パケット検出信号
を出力しない。
【0102】ただし、制御パケットをマスタノード装置
が生成することは、各ノード装置が所定の時間差をもっ
て該接続テーブルの制御アドレスを使用するためには、
少なくともネットワーク立ち上げ時には必要であるが、
その時だけでなく通常動作の時にも周期的に生成しネッ
トワークに流してもよい。周期的に生成しネットワーク
に流す場合、上述の制御アドレスの時間差の設定動作に
対しては、不測の事態等により既に設定済みの時間差が
ずれたりしてない限り冗長となるが、制御パケットの他
の役目であるネットワークの保守管理を実現するには望
ましい。
が生成することは、各ノード装置が所定の時間差をもっ
て該接続テーブルの制御アドレスを使用するためには、
少なくともネットワーク立ち上げ時には必要であるが、
その時だけでなく通常動作の時にも周期的に生成しネッ
トワークに流してもよい。周期的に生成しネットワーク
に流す場合、上述の制御アドレスの時間差の設定動作に
対しては、不測の事態等により既に設定済みの時間差が
ずれたりしてない限り冗長となるが、制御パケットの他
の役目であるネットワークの保守管理を実現するには望
ましい。
【0103】次に前述の第二の通信ネットワークを用い
た第二の伝送制御方式を説明する。
た第二の伝送制御方式を説明する。
【0104】第一の伝送制御方式との違いは、第一の伝
送制御方式では制御パケットを用いて、各ノード装置が
所定の時間差をもって該接続テーブルの制御アドレスを
使用することを実現するものであるが、第二の伝送制御
方式では制御パケットという特別なパケットを使用せ
ず、通常のデータパケットあるいはアイドルパケットを
用いて各ノード装置が所定の時間差をもって該接続テー
ブルの制御アドレスを使用することを実現する。
送制御方式では制御パケットを用いて、各ノード装置が
所定の時間差をもって該接続テーブルの制御アドレスを
使用することを実現するものであるが、第二の伝送制御
方式では制御パケットという特別なパケットを使用せ
ず、通常のデータパケットあるいはアイドルパケットを
用いて各ノード装置が所定の時間差をもって該接続テー
ブルの制御アドレスを使用することを実現する。
【0105】そのため、パケットのヘッダに時間差設定
用にも用いるパケットであることを示す領域を設け、通
常のデータパケットあるいはアイドルパケットを時間差
設定用にも用いたい場合はヘッダのその部分を書き換え
るという操作を行う。このようにして、通常のデータパ
ケットあるいはアイドルパケットを時間差設定用にも用
いられるようにヘッダに時間差設定情報を記載したパケ
ットを時間差設定用パケットと呼ぶ。上述のように時間
差設定用パケットという名称ではあるが、時間差設定の
ためにだけ用いるパケットではなく、通常のデータパケ
ットあるいはアイドルパケットのヘッダの一部を書き換
えることにより、通常のデータ伝送や同期状態維持のた
めのパケットと兼用したものである。従って、パケット
のデータ部や上記以外のヘッダはそのままなので、通常
のデータ伝送や同期状態維持の機能に支障をきたすこと
はない。
用にも用いるパケットであることを示す領域を設け、通
常のデータパケットあるいはアイドルパケットを時間差
設定用にも用いたい場合はヘッダのその部分を書き換え
るという操作を行う。このようにして、通常のデータパ
ケットあるいはアイドルパケットを時間差設定用にも用
いられるようにヘッダに時間差設定情報を記載したパケ
ットを時間差設定用パケットと呼ぶ。上述のように時間
差設定用パケットという名称ではあるが、時間差設定の
ためにだけ用いるパケットではなく、通常のデータパケ
ットあるいはアイドルパケットのヘッダの一部を書き換
えることにより、通常のデータ伝送や同期状態維持のた
めのパケットと兼用したものである。従って、パケット
のデータ部や上記以外のヘッダはそのままなので、通常
のデータ伝送や同期状態維持の機能に支障をきたすこと
はない。
【0106】この第二の伝送制御方式は、第二のネット
ワークにおいて実現される。ここでは制御が簡単な図4
の接続テーブルを用いた場合を中心に説明する。
ワークにおいて実現される。ここでは制御が簡単な図4
の接続テーブルを用いた場合を中心に説明する。
【0107】本発明のポイントは、第一の伝送制御方式
と同じく該ネットワークに接続される該各ノード装置に
おいて同じ接続テーブル(例えば図4)を用いながら、
しかし該ノード装置毎に所定の時間差をもって該接続テ
ーブルの制御アドレスを使用していく点にある。
と同じく該ネットワークに接続される該各ノード装置に
おいて同じ接続テーブル(例えば図4)を用いながら、
しかし該ノード装置毎に所定の時間差をもって該接続テ
ーブルの制御アドレスを使用していく点にある。
【0108】この第二の伝送制御方式では、少なくとも
ネットワーク立ち上げ時に所定のヘッダパターンをもつ
時間差設定用パケットをネットワークに周回させる。本
発明ではこの時間差設定用パケットを用いて、各ノード
装置が所定の時間差をもって該接続テーブルの制御アド
レスを使用することを実現する。
ネットワーク立ち上げ時に所定のヘッダパターンをもつ
時間差設定用パケットをネットワークに周回させる。本
発明ではこの時間差設定用パケットを用いて、各ノード
装置が所定の時間差をもって該接続テーブルの制御アド
レスを使用することを実現する。
【0109】該時間差設定用パケットは、該ノード装置
の該接続テーブルにより該スイッチ手段が所定の接続を
したとき(例えば制御アドレスA1を使用していると
き)に、所定の伝送チャネル(例えば伝送チャネル1)
へ出力されたパケット(通常のデータパケットあるいは
アイドルパケット)のヘッダを書き換えることによって
生成される。書き換えるのはヘッダに設けられた、時間
差設定用のパケットであることを示す時間差設定ビット
の部分である。
の該接続テーブルにより該スイッチ手段が所定の接続を
したとき(例えば制御アドレスA1を使用していると
き)に、所定の伝送チャネル(例えば伝送チャネル1)
へ出力されたパケット(通常のデータパケットあるいは
アイドルパケット)のヘッダを書き換えることによって
生成される。書き換えるのはヘッダに設けられた、時間
差設定用のパケットであることを示す時間差設定ビット
の部分である。
【0110】ただし、ネットワーク立ち上げ時に自発的
にヘッダを書き換えることにより時間差設定用パケット
を送出するのは、該ネットワークで唯一のノード装置
(マスタノード装置と呼ぶ)だけである。
にヘッダを書き換えることにより時間差設定用パケット
を送出するのは、該ネットワークで唯一のノード装置
(マスタノード装置と呼ぶ)だけである。
【0111】該マスタノード装置以外のノード装置(ス
レーブノード装置と呼ぶ)では、時間差設定用パケット
を受信すると、該分離挿入手段で検出され、時間差設定
用パケット検出信号が該制御手段に伝えられる。
レーブノード装置と呼ぶ)では、時間差設定用パケット
を受信すると、該分離挿入手段で検出され、時間差設定
用パケット検出信号が該制御手段に伝えられる。
【0112】該制御手段では、時間差設定用パケット検
出信号を受信すると、あらかじめ設定されてある所定の
時間経過した後に、該接続テーブルのあからじめ決めら
れている順序で並んだ制御アドレスに従って動作を行
う。例えば、該制御手段では、時間差設定用パケット検
出信号を受信すると、あらかじめ設定されてある所定の
時間経過した後に、該接続テーブルの制御アドレスA1
を読み出し、続いてA2、A3、…、A8、A1、A
2、…と読み出し、その読み出した制御アドレスに従っ
て動作を行う。それと平行して、該接続テーブルにより
該スイッチ手段が所定の接続をしたとき(例えば制御ア
ドレスA1を使用しているとき)に所定の伝送チャネル
(例えば伝送チャネル1)へ出力されたパケット(通常
のデータパケットあるいはアイドルパケット)のヘッダ
を書き換える。ただし、マスタノード装置の分離挿入部
だけは、時間差設定用パケットを受信しても、時間差設
定用パケット検出信号を出力しない。
出信号を受信すると、あらかじめ設定されてある所定の
時間経過した後に、該接続テーブルのあからじめ決めら
れている順序で並んだ制御アドレスに従って動作を行
う。例えば、該制御手段では、時間差設定用パケット検
出信号を受信すると、あらかじめ設定されてある所定の
時間経過した後に、該接続テーブルの制御アドレスA1
を読み出し、続いてA2、A3、…、A8、A1、A
2、…と読み出し、その読み出した制御アドレスに従っ
て動作を行う。それと平行して、該接続テーブルにより
該スイッチ手段が所定の接続をしたとき(例えば制御ア
ドレスA1を使用しているとき)に所定の伝送チャネル
(例えば伝送チャネル1)へ出力されたパケット(通常
のデータパケットあるいはアイドルパケット)のヘッダ
を書き換える。ただし、マスタノード装置の分離挿入部
だけは、時間差設定用パケットを受信しても、時間差設
定用パケット検出信号を出力しない。
【0113】これら2つの伝送制御方式により、該ネッ
トワークに接続される該ノード装置毎に同じ接続テーブ
ルを所定の時間差をもって使用することができる。
トワークに接続される該ノード装置毎に同じ接続テーブ
ルを所定の時間差をもって使用することができる。
【0114】
【発明の実施の形態】(実施例1)本発明の第1の実施
例について説明する。
例について説明する。
【0115】本発明の通信ネットワークでは、ブロード
キャスト通信を行う場合、通常の通信に比べて伝送遅延
が大きくなる場合があるという問題を解決するように、
参考例のネットワークとはパケットのヘッダ構成と、ノ
ードの構成を変更している。また、ノード装置毎に同じ
接続テーブルを所定の時間差をもって使用することがで
きるよう、少なくともネットワーク立ち上げ時に、制御
パケットを伝送することを行う。
キャスト通信を行う場合、通常の通信に比べて伝送遅延
が大きくなる場合があるという問題を解決するように、
参考例のネットワークとはパケットのヘッダ構成と、ノ
ードの構成を変更している。また、ノード装置毎に同じ
接続テーブルを所定の時間差をもって使用することがで
きるよう、少なくともネットワーク立ち上げ時に、制御
パケットを伝送することを行う。
【0116】制御パケットとは、ネットワークの保守運
用を目的に周期的にあるいは必要に応じてノード装置間
で受け渡されるパケットのことで、エラーレート、パケ
ット損失率等のネットワーク管理情報の授受に使われ
る。
用を目的に周期的にあるいは必要に応じてノード装置間
で受け渡されるパケットのことで、エラーレート、パケ
ット損失率等のネットワーク管理情報の授受に使われ
る。
【0117】図9は本発明のネットワークに用いる制御
パケットの構成を示す図である。Cはコントロールビッ
トを示す。コントロールビットは1ビットであり、その
パケットが制御パケットである場合は1、通常の通信に
用いるパケットである場合は0、で表わされる。Bはブ
ロードキャストビットであり、ブロードキャスト時が
1、そうでない時が0の1ビットで表わされる。Nはノ
ード番号であり、仮にノード装置が32台接続できるな
らばノード番号1〜32を示す5ビットで構成される。
Tは伝送チャネル番号であり、仮に並列多重伝送路の伝
送チャネル数(多重数)が8個ならば1〜8を示す3ビ
ットで構成される。その他は必要に応じて同期信号、誤
り訂正符号などが挿入される。制御パケットの場合、デ
ータとしては上記の通りエラーレート、パケット損失率
等のネットワーク管理情報が入る。
パケットの構成を示す図である。Cはコントロールビッ
トを示す。コントロールビットは1ビットであり、その
パケットが制御パケットである場合は1、通常の通信に
用いるパケットである場合は0、で表わされる。Bはブ
ロードキャストビットであり、ブロードキャスト時が
1、そうでない時が0の1ビットで表わされる。Nはノ
ード番号であり、仮にノード装置が32台接続できるな
らばノード番号1〜32を示す5ビットで構成される。
Tは伝送チャネル番号であり、仮に並列多重伝送路の伝
送チャネル数(多重数)が8個ならば1〜8を示す3ビ
ットで構成される。その他は必要に応じて同期信号、誤
り訂正符号などが挿入される。制御パケットの場合、デ
ータとしては上記の通りエラーレート、パケット損失率
等のネットワーク管理情報が入る。
【0118】図1はネットワークにおける本発明による
ノード装置の構成図であり、ノード装置100にサブ伝
送路を介して端末151〜158を接続している例を示
している。
ノード装置の構成図であり、ノード装置100にサブ伝
送路を介して端末151〜158を接続している例を示
している。
【0119】符号121〜128、131〜138はノ
ード間を接続するための並列多重伝送路であり、例えば
空間的に分離された複数の光ファイバ伝送路(それらは
束ねてあってもよい;いわゆるリボンファイバ)であっ
たり、あるいは1本の光ファイバ上に波長分割されて多
重化された波長多重伝送路であったりする。また、図に
は記載されてないが、クロックを伝送する伝送路も多重
化されていてもよい。
ード間を接続するための並列多重伝送路であり、例えば
空間的に分離された複数の光ファイバ伝送路(それらは
束ねてあってもよい;いわゆるリボンファイバ)であっ
たり、あるいは1本の光ファイバ上に波長分割されて多
重化された波長多重伝送路であったりする。また、図に
は記載されてないが、クロックを伝送する伝送路も多重
化されていてもよい。
【0120】符号101〜108は、分離挿入手段であ
るところの分離挿入部であり、並列多重伝送路から入力
されるパケットのアドレスを検出し、サブ伝送路を介し
て端末へ伝送させるパケットとバッファへ入力させるパ
ケットに分離すると共に、端末から伝送されてくるパケ
ットを、並列多重伝送路から入力されるパケット流に挿
入する機能を有している。また、ノード装置100の少
なくとも一つの分離挿入手段(図1では101)は、並
列多重伝送路から制御パケットが入力された時に、制御
パケット検出信号をスイッチ制御部に出力する。
るところの分離挿入部であり、並列多重伝送路から入力
されるパケットのアドレスを検出し、サブ伝送路を介し
て端末へ伝送させるパケットとバッファへ入力させるパ
ケットに分離すると共に、端末から伝送されてくるパケ
ットを、並列多重伝送路から入力されるパケット流に挿
入する機能を有している。また、ノード装置100の少
なくとも一つの分離挿入手段(図1では101)は、並
列多重伝送路から制御パケットが入力された時に、制御
パケット検出信号をスイッチ制御部に出力する。
【0121】分離挿入部101の内部構成を図8に示
す。伝送路より入力したパケットはヘッダ検出部802
においてヘッダ(B,C,N)が検出され、ヘッダの内
容によりゲート802と803と806の開閉の処理を
行う。
す。伝送路より入力したパケットはヘッダ検出部802
においてヘッダ(B,C,N)が検出され、ヘッダの内
容によりゲート802と803と806の開閉の処理を
行う。
【0122】ヘッダ検出部801には、あらかじめ自ノ
ードのノード番号(自ノード番号と呼ぶ)が記憶されて
いる。ヘッダ検出部801は、コントロールビットが検
出されなかった場合には、 1.検出したノード番号が記憶している自ノード番号と
一致したときには、ゲート803を開き且つゲート80
2と806を閉じて端末方向のみにそのパケットを出力
する。
ードのノード番号(自ノード番号と呼ぶ)が記憶されて
いる。ヘッダ検出部801は、コントロールビットが検
出されなかった場合には、 1.検出したノード番号が記憶している自ノード番号と
一致したときには、ゲート803を開き且つゲート80
2と806を閉じて端末方向のみにそのパケットを出力
する。
【0123】2.検出したノード番号が記憶している自
ノード番号と一致せず、且つBビットが0の時はゲート
802を開き且つゲート803と806を閉じてセレク
タ804のみにそのパケットを出力する。
ノード番号と一致せず、且つBビットが0の時はゲート
802を開き且つゲート803と806を閉じてセレク
タ804のみにそのパケットを出力する。
【0124】3.検出したノード番号が記憶している自
ノード番号と一致せず、且つBビットが1の時はゲート
802とゲート803の両方を開き且つゲート806を
閉じて端末とセレクタ804へそのパケットを出力する
様に動作する。の動作を行い、コントロールビットが検
出されたときには、以下のように動作する。
ノード番号と一致せず、且つBビットが1の時はゲート
802とゲート803の両方を開き且つゲート806を
閉じて端末とセレクタ804へそのパケットを出力する
様に動作する。の動作を行い、コントロールビットが検
出されたときには、以下のように動作する。
【0125】4.ゲート802とゲート803の両方を
閉じて且つゲート806を開き、そのパケットを制御パ
ケット検出部807に送り、制御パケット検出部807
はスイッチ制御部に制御パケット検出信号を出力する。
閉じて且つゲート806を開き、そのパケットを制御パ
ケット検出部807に送り、制御パケット検出部807
はスイッチ制御部に制御パケット検出信号を出力する。
【0126】分離挿入部102〜108の内部構成は従
来の図2のものを用いてもよいし、分離挿入部101と
同じく図8のものを用いてもよい。図8の構成を用いる
ときには、制御パケット検出信号をスイッチ制御部に出
力する必要は特にない。
来の図2のものを用いてもよいし、分離挿入部101と
同じく図8のものを用いてもよい。図8の構成を用いる
ときには、制御パケット検出信号をスイッチ制御部に出
力する必要は特にない。
【0127】符号111〜118は、バッファ手段であ
るところのバッファであり、分離挿入部から出力される
パケットをスイッチ141の出力端に対応した記憶領
域、およびスイッチ141の任意の出力端に接続するF
IFOメモリに一時記憶する機能を有している。
るところのバッファであり、分離挿入部から出力される
パケットをスイッチ141の出力端に対応した記憶領
域、およびスイッチ141の任意の出力端に接続するF
IFOメモリに一時記憶する機能を有している。
【0128】バッファ111〜118の内部構成を図3
に示す。バッファ111〜118の構成及び動作は参考
例と同じである。重複するがここで再度説明すると、3
01は各チャネルの出力端に対応した記憶領域311〜
記憶領域318及びFIFOメモリ304からなるバッ
ファメモリ、302はパケットのヘッダからN,Tビッ
トを検出するヘッダ検出部、303はバッファメモリ3
01に書き込みアドレスを供給するためのアドレスカウ
ンタである。バッファメモリ301の複数の記憶領域に
同時に書き込みが出来るように、各記憶領域はそれぞれ
独立した入力端を持っている。バッファ111〜118
において、分離挿入部より入力したパケットはヘッダ検
出部302においてヘッダが検出され、ヘッダの内容に
よりそのパケットを記憶する記憶領域が決定される。
に示す。バッファ111〜118の構成及び動作は参考
例と同じである。重複するがここで再度説明すると、3
01は各チャネルの出力端に対応した記憶領域311〜
記憶領域318及びFIFOメモリ304からなるバッ
ファメモリ、302はパケットのヘッダからN,Tビッ
トを検出するヘッダ検出部、303はバッファメモリ3
01に書き込みアドレスを供給するためのアドレスカウ
ンタである。バッファメモリ301の複数の記憶領域に
同時に書き込みが出来るように、各記憶領域はそれぞれ
独立した入力端を持っている。バッファ111〜118
において、分離挿入部より入力したパケットはヘッダ検
出部302においてヘッダが検出され、ヘッダの内容に
よりそのパケットを記憶する記憶領域が決定される。
【0129】ヘッダ検出部302にはあらかじめ隣接す
る下流のノードのノード番号(下流ノード番号と呼
ぶ)、及び各バッファが分離挿入部を介して接続する並
列多重伝送路の伝送チャネル番号が記憶されている。
る下流のノードのノード番号(下流ノード番号と呼
ぶ)、及び各バッファが分離挿入部を介して接続する並
列多重伝送路の伝送チャネル番号が記憶されている。
【0130】ヘッダ検出部302は、 1.検出したノード番号が記憶している下流ノード番号
と一致し、且つBビットが0であれば、検出した伝送チ
ャネル番号と同じ番号の記憶領域(記憶領域311〜記
憶領域318のいずれか)を指定し、アドレスカウンタ
303より書き込みアドレスを発生させてバッファメモ
リ301に記憶させる。
と一致し、且つBビットが0であれば、検出した伝送チ
ャネル番号と同じ番号の記憶領域(記憶領域311〜記
憶領域318のいずれか)を指定し、アドレスカウンタ
303より書き込みアドレスを発生させてバッファメモ
リ301に記憶させる。
【0131】2.検出したノード番号が記憶している下
流ノード番号と一致せず、且つBビットが0であれば、
FIFO304にそのパケットを記憶させる。
流ノード番号と一致せず、且つBビットが0であれば、
FIFO304にそのパケットを記憶させる。
【0132】3.検出したノード番号が記憶している自
ノード番号と一致し、且つBビットが1であれば、アド
レスカウンタ303より書き込みアドレスを発生させて
記憶領域311〜記憶領域318の全てに同時に記憶さ
せる。
ノード番号と一致し、且つBビットが1であれば、アド
レスカウンタ303より書き込みアドレスを発生させて
記憶領域311〜記憶領域318の全てに同時に記憶さ
せる。
【0133】4.検出したノード番号が記憶している自
ノード番号と一致せず、且つBビットが1であれば、ア
ドレスカウンタ303より書き込みアドレスを発生させ
て記憶している伝送チャネル番号と同じ番号の記憶領域
(記憶領域311〜記憶領域318のいずれか)に記憶
させる。ように、パケットの経路を制御する。
ノード番号と一致せず、且つBビットが1であれば、ア
ドレスカウンタ303より書き込みアドレスを発生させ
て記憶している伝送チャネル番号と同じ番号の記憶領域
(記憶領域311〜記憶領域318のいずれか)に記憶
させる。ように、パケットの経路を制御する。
【0134】符号141はスイッチである。スイッチ1
41の構成及び動作は参考例と同じである。重複するが
ここで再度説明すると、スイッチ制御部142に制御さ
れて、入力端IN1〜IN8に入力したパケットを任意
の出力端OUT1〜OUT8へ接続するものである。ス
イッチ141は、並列多重伝送路に複数の光ファイバ伝
送路を用いるときには、空間スイッチ等を用いて交換を
行う。
41の構成及び動作は参考例と同じである。重複するが
ここで再度説明すると、スイッチ制御部142に制御さ
れて、入力端IN1〜IN8に入力したパケットを任意
の出力端OUT1〜OUT8へ接続するものである。ス
イッチ141は、並列多重伝送路に複数の光ファイバ伝
送路を用いるときには、空間スイッチ等を用いて交換を
行う。
【0135】符号142はスイッチ制御部であり、例え
ば図4の制御パターンに従ってスイッチを制御する。制
御アドレスA1〜A8を順次周期的に変更することで、
スイッチ141の入力端IN1に入力した信号をOUT
1に接続し、次の周期でOUT2に接続し、さらにOU
T3,OUT4,OUT5,OUT6,OUT7,OU
T8と接続する。入力端IN2も同様で、OUT2,O
UT3,OUT4,OUT5,OUT6,OUT7,O
UT8,OUT1の順番で繰り返し接続する。他の入力
IN3〜IN8も同様である。ある接続期間、例えばI
N1がOUT1(IN2はOUT2、…、IN8はOU
T8)と接続されている期間、はパケット長の整数倍に
設定すればよい。ここでは説明の簡単のため、それぞれ
の接続期間(T1,T2,T3,T4,T5,T6,T
7,T8とする)を1パケット長(=T(SW))とす
る。
ば図4の制御パターンに従ってスイッチを制御する。制
御アドレスA1〜A8を順次周期的に変更することで、
スイッチ141の入力端IN1に入力した信号をOUT
1に接続し、次の周期でOUT2に接続し、さらにOU
T3,OUT4,OUT5,OUT6,OUT7,OU
T8と接続する。入力端IN2も同様で、OUT2,O
UT3,OUT4,OUT5,OUT6,OUT7,O
UT8,OUT1の順番で繰り返し接続する。他の入力
IN3〜IN8も同様である。ある接続期間、例えばI
N1がOUT1(IN2はOUT2、…、IN8はOU
T8)と接続されている期間、はパケット長の整数倍に
設定すればよい。ここでは説明の簡単のため、それぞれ
の接続期間(T1,T2,T3,T4,T5,T6,T
7,T8とする)を1パケット長(=T(SW))とす
る。
【0136】図4の制御パターンに従った動作を時系列
的に表すと図12のようになる。つまりスイッチの動作
は、8つの連続した周期T1,T2,T3,T4,T
5,T6,T7,T8で構成される。さらにこれら8つ
の動作周期は、バッファにおける動作によって、記憶領
域311〜318からの読み出し期間であるTdとFI
FOメモリ304からの読み出し期間であるTfにそれ
ぞれ分割されている。ただし、上述のように、本特許で
は説明の簡単のため、T1=T2=T3=T4=T5=
T6=T7=T8=1パケットを読み出す時間(=T
(SW))とし、FIFOから読み出すのは記憶領域3
11〜318に読み出すべきパケットがないとき、とす
る。
的に表すと図12のようになる。つまりスイッチの動作
は、8つの連続した周期T1,T2,T3,T4,T
5,T6,T7,T8で構成される。さらにこれら8つ
の動作周期は、バッファにおける動作によって、記憶領
域311〜318からの読み出し期間であるTdとFI
FOメモリ304からの読み出し期間であるTfにそれ
ぞれ分割されている。ただし、上述のように、本特許で
は説明の簡単のため、T1=T2=T3=T4=T5=
T6=T7=T8=1パケットを読み出す時間(=T
(SW))とし、FIFOから読み出すのは記憶領域3
11〜318に読み出すべきパケットがないとき、とす
る。
【0137】符号143はバッファ制御部であり、各バ
ッファに接続されたスイッチの入力端が所望の出力端に
接続されたときに、バッファから記憶されているパケッ
トを読み出す様に制御するものである。
ッファに接続されたスイッチの入力端が所望の出力端に
接続されたときに、バッファから記憶されているパケッ
トを読み出す様に制御するものである。
【0138】さらにスイッチ制御部142は、制御パケ
ット検出信号が入力された場合には、あらかじめ設定さ
れてある所定の時間経過した後に、図4の接続テーブル
の制御アドレスに従って動作を行う。例えば本実施例で
は、スイッチ制御部は、制御パケット検出信号を受信す
ると、あらかじめ設定されてある所定の時間経過した後
に、接続テーブルの制御アドレスA1を読み出し、続い
てA2、A3、…、A8、A1、A2、…と読み出し、
その読みだした制御アドレスに従って動作を行う。さら
に平行して、接続テーブルによりスイッチ141が所定
の接続をしたとき(例えば本実施例では、制御アドレス
A1を使用し、IN1とOUT1が接続しているとき)
に、制御パケット生成部150から制御パケットが所定
の伝送チャネル(例えば本実施例では、伝送チャネル1
31)へ出力されるように、バッファ制御部143に指
示を出す。バッファ制御部は、制御パケット生成部15
0から制御パケットが伝送チャネル131へ出力される
ように、制御信号を制御パケット生成部150とセレク
タ151に制御信号を出す。
ット検出信号が入力された場合には、あらかじめ設定さ
れてある所定の時間経過した後に、図4の接続テーブル
の制御アドレスに従って動作を行う。例えば本実施例で
は、スイッチ制御部は、制御パケット検出信号を受信す
ると、あらかじめ設定されてある所定の時間経過した後
に、接続テーブルの制御アドレスA1を読み出し、続い
てA2、A3、…、A8、A1、A2、…と読み出し、
その読みだした制御アドレスに従って動作を行う。さら
に平行して、接続テーブルによりスイッチ141が所定
の接続をしたとき(例えば本実施例では、制御アドレス
A1を使用し、IN1とOUT1が接続しているとき)
に、制御パケット生成部150から制御パケットが所定
の伝送チャネル(例えば本実施例では、伝送チャネル1
31)へ出力されるように、バッファ制御部143に指
示を出す。バッファ制御部は、制御パケット生成部15
0から制御パケットが伝送チャネル131へ出力される
ように、制御信号を制御パケット生成部150とセレク
タ151に制御信号を出す。
【0139】本発明におけるネットワークの構成を図6
を用いて説明する。601〜604のノード装置として
は図1の100で示されるような構成である。本発明に
おけるネットワークに繋がるノード装置は、マスタノー
ド装置とスレーブノード装置の2種類に分けられる。
を用いて説明する。601〜604のノード装置として
は図1の100で示されるような構成である。本発明に
おけるネットワークに繋がるノード装置は、マスタノー
ド装置とスレーブノード装置の2種類に分けられる。
【0140】マスタノード装置は、ネットワークにただ
1台であり、ネットワーク立ち上げ時に、自発的に制御
パケットを出力する。つまり、スイッチ141が制御ア
ドレスA1を使用し、IN1とOUT1が接続している
ときに、制御パケット生成部150から制御パケットが
伝送チャネル131へ出力されるように、スイッチ制御
部が動作する。さらに、マスタノード装置だけは、制御
パケットを受信しても、制御パケット検出信号を出力し
ない。従ってマスタノード装置のスイッチ制御部が制御
パケット検出信号に従って動作することはない。本実施
例では、ノード装置601をマスタノード装置とする。
1台であり、ネットワーク立ち上げ時に、自発的に制御
パケットを出力する。つまり、スイッチ141が制御ア
ドレスA1を使用し、IN1とOUT1が接続している
ときに、制御パケット生成部150から制御パケットが
伝送チャネル131へ出力されるように、スイッチ制御
部が動作する。さらに、マスタノード装置だけは、制御
パケットを受信しても、制御パケット検出信号を出力し
ない。従ってマスタノード装置のスイッチ制御部が制御
パケット検出信号に従って動作することはない。本実施
例では、ノード装置601をマスタノード装置とする。
【0141】スレーブノード装置は、マスタノード装置
以外のノード装置である。マスタノード装置のすぐ下流
のスレーブノードは、マスタノード装置で生成された制
御パケットを受信し、上述の動作によりさらに下流のノ
ード装置に制御パケットを送る。本実施例では、ノード
装置602、603、604をスレーブノード装置とす
る。
以外のノード装置である。マスタノード装置のすぐ下流
のスレーブノードは、マスタノード装置で生成された制
御パケットを受信し、上述の動作によりさらに下流のノ
ード装置に制御パケットを送る。本実施例では、ノード
装置602、603、604をスレーブノード装置とす
る。
【0142】上記のようなネットワークにおいて、ノー
ド装置毎に同じ接続テーブルを所定の時間差をもって実
行することができるよう、ネットワーク立ち上げ時に、
制御パケットを伝送することを行う。そのことにより、
「ブロードキャスト通信を行う場合、通常の通信に比べ
て伝送遅延が大きくなるという問題」を解決する。
ド装置毎に同じ接続テーブルを所定の時間差をもって実
行することができるよう、ネットワーク立ち上げ時に、
制御パケットを伝送することを行う。そのことにより、
「ブロードキャスト通信を行う場合、通常の通信に比べ
て伝送遅延が大きくなるという問題」を解決する。
【0143】続いてこのネットワーク立ち上げ時の動作
手順を説明する。まず、それぞれのノード装置に電源が
投入されると、ノード装置間の同期がとられる。同期が
とられることにより、ノード装置でパケットを受信した
ときに、その先頭を認識することができ、ヘッダ検出が
可能になる。各ノード装置のスイッチ制御部は、接続テ
ーブルの制御アドレスA1〜A8を順次周期的に変更す
ることで、スイッチの接続状態を周期的に変更してい
る。ただし、各ノードで使用している接続テーブル間の
時間差は、電源投入のタイミングに依存し、不定とな
る。
手順を説明する。まず、それぞれのノード装置に電源が
投入されると、ノード装置間の同期がとられる。同期が
とられることにより、ノード装置でパケットを受信した
ときに、その先頭を認識することができ、ヘッダ検出が
可能になる。各ノード装置のスイッチ制御部は、接続テ
ーブルの制御アドレスA1〜A8を順次周期的に変更す
ることで、スイッチの接続状態を周期的に変更してい
る。ただし、各ノードで使用している接続テーブル間の
時間差は、電源投入のタイミングに依存し、不定とな
る。
【0144】そのような状態で、 1.マスタノード装置601では、スイッチ141が制
御アドレスA1を使用し、IN1とOUT1が接続して
いるときに、制御パケット生成部150から制御パケッ
トが伝送チャネル131へ出力されるように、スイッチ
制御部ならびにバッファ制御部が動作する。バッファ制
御部は、制御パケット生成部150から制御パケットが
伝送チャネル131へ出力されるように、制御パケット
生成部150とセレクタ151に制御信号を出す。
御アドレスA1を使用し、IN1とOUT1が接続して
いるときに、制御パケット生成部150から制御パケッ
トが伝送チャネル131へ出力されるように、スイッチ
制御部ならびにバッファ制御部が動作する。バッファ制
御部は、制御パケット生成部150から制御パケットが
伝送チャネル131へ出力されるように、制御パケット
生成部150とセレクタ151に制御信号を出す。
【0145】2.伝送チャネル131に出力された制御
パケットは、スレイブノード装置602の伝送チャネル
121から分離挿入部101に入る。ヘッダ検出部80
1では、コントロールビットを検出し、ゲート802と
ゲート803の両方を閉じて且つゲート806を開き、
そのパケットを制御パケット検出部807に送り、制御
パケット検出部807はスイッチ制御部に制御パケット
検出信号を出力する。
パケットは、スレイブノード装置602の伝送チャネル
121から分離挿入部101に入る。ヘッダ検出部80
1では、コントロールビットを検出し、ゲート802と
ゲート803の両方を閉じて且つゲート806を開き、
そのパケットを制御パケット検出部807に送り、制御
パケット検出部807はスイッチ制御部に制御パケット
検出信号を出力する。
【0146】3.スレイブノード装置602のスイッチ
制御部142は、制御パケット検出信号が入力される
と、あらかじめ設定されてある所定の時間経過した後
に、図4の接続テーブルの制御アドレスA1を読み出
し、続いてA2、A3、…、A8、A1、A2、…と読
み出し、その読みだした制御アドレスに従って動作を行
う。ここでは、上記所定の時間として、隣接する上流の
ノード装置(ノード装置601)で制御アドレスA7を
用いるのと同時に自ノード装置(ノード装置602)で
制御アドレスA1を用いるような時間とする。
制御部142は、制御パケット検出信号が入力される
と、あらかじめ設定されてある所定の時間経過した後
に、図4の接続テーブルの制御アドレスA1を読み出
し、続いてA2、A3、…、A8、A1、A2、…と読
み出し、その読みだした制御アドレスに従って動作を行
う。ここでは、上記所定の時間として、隣接する上流の
ノード装置(ノード装置601)で制御アドレスA7を
用いるのと同時に自ノード装置(ノード装置602)で
制御アドレスA1を用いるような時間とする。
【0147】4.さらに3.に平行して、スイッチ14
1が制御アドレスA1を使用し、IN1とOUT1が接
続しているときに、制御パケット生成部150から制御
パケットが伝送チャネル131へ出力されるように、バ
ッファ制御部143に指示を出す。バッファ制御部は、
制御パケット生成部150から制御パケットが伝送チャ
ネル131へ出力されるように、制御パケット生成部1
50とセレクタ151に制御信号を出す。
1が制御アドレスA1を使用し、IN1とOUT1が接
続しているときに、制御パケット生成部150から制御
パケットが伝送チャネル131へ出力されるように、バ
ッファ制御部143に指示を出す。バッファ制御部は、
制御パケット生成部150から制御パケットが伝送チャ
ネル131へ出力されるように、制御パケット生成部1
50とセレクタ151に制御信号を出す。
【0148】5.スレーブノード装置603に関して
2.3.4.を行う。
2.3.4.を行う。
【0149】6.スレーブノード装置604に関して
2.3.4.を行う。
2.3.4.を行う。
【0150】7.伝送チャネル131に出力された制御
パケットは、マスタノード装置601の伝送チャネル1
21から分離挿入部101に入る。ヘッダ検出部801
では、コントロールビットを検出し、ゲート802とゲ
ート803の両方を閉じて且つゲート806を開き、そ
のパケットを制御パケット検出部807に送るが、マス
タノード装置だけは、制御パケット検出部807からス
イッチ制御部に制御パケット検出信号を出力しない。従
ってマスタノード装置のスイッチ制御部が制御パケット
検出信号に従って動作することはない。
パケットは、マスタノード装置601の伝送チャネル1
21から分離挿入部101に入る。ヘッダ検出部801
では、コントロールビットを検出し、ゲート802とゲ
ート803の両方を閉じて且つゲート806を開き、そ
のパケットを制御パケット検出部807に送るが、マス
タノード装置だけは、制御パケット検出部807からス
イッチ制御部に制御パケット検出信号を出力しない。従
ってマスタノード装置のスイッチ制御部が制御パケット
検出信号に従って動作することはない。
【0151】このように制御パケットをネットワークに
巡回させることで、各ノード装置で同じ接続テーブルを
所定の時間差をもって実行することができる。つまり隣
接する上流のノード装置から制御パケットが送られてく
るのは、上流のノード装置の接続テーブルで制御アドレ
スA1を用いているときなので、制御パケットを受け取
った時から一定の時間をおいて、自ノードの接続テーブ
ルで制御アドレスA1を用いるようにすれば、各ノード
装置で同じ接続テーブルをある一定の時間差をもって実
行することになる。ただし、マスタノード装置とその上
流のスレーブノード装置間で接続テーブルの制御アドレ
スの時間差は、一般に他の隣接ノード装置間での接続テ
ーブルの制御アドレスの時間差とは異なる(上記説明の
場合は、たまたま全隣接ノード間で接続テーブルの制御
アドレスの時間差は同じとなる。)。
巡回させることで、各ノード装置で同じ接続テーブルを
所定の時間差をもって実行することができる。つまり隣
接する上流のノード装置から制御パケットが送られてく
るのは、上流のノード装置の接続テーブルで制御アドレ
スA1を用いているときなので、制御パケットを受け取
った時から一定の時間をおいて、自ノードの接続テーブ
ルで制御アドレスA1を用いるようにすれば、各ノード
装置で同じ接続テーブルをある一定の時間差をもって実
行することになる。ただし、マスタノード装置とその上
流のスレーブノード装置間で接続テーブルの制御アドレ
スの時間差は、一般に他の隣接ノード装置間での接続テ
ーブルの制御アドレスの時間差とは異なる(上記説明の
場合は、たまたま全隣接ノード間で接続テーブルの制御
アドレスの時間差は同じとなる。)。
【0152】この手順により、あるノード装置(例えば
ノード装置601)では、制御アドレスA1、A2、A
3、…と動作している同じ瞬間に、その下流のノード装
置602では制御アドレスA7、A8、A1、…で動作
し、さらにその下流のノード装置603では制御アドレ
スA5、A6、A7、…で動作し、さらにその下流のノ
ード装置604では制御アドレスA3、A4、A5、…
で動作することになる。
ノード装置601)では、制御アドレスA1、A2、A
3、…と動作している同じ瞬間に、その下流のノード装
置602では制御アドレスA7、A8、A1、…で動作
し、さらにその下流のノード装置603では制御アドレ
スA5、A6、A7、…で動作し、さらにその下流のノ
ード装置604では制御アドレスA3、A4、A5、…
で動作することになる。
【0153】ただし、制御パケットをマスタノード装置
が生成することは、各ノード装置が所定の時間差をもっ
て該接続テーブルの制御アドレスを使用するために、少
なくともネットワーク立ち上げ時には必要な動作である
が、その時だけでなく通常動作の時にも周期的に生成し
ネットワークに流してもよい。周期的に生成しネットワ
ークに流す場合、上述の制御アドレスの時間差の設定動
作に対しては、不測の事態等による既に設定済みの時間
差がずれたりしてない限り冗長となるが、制御パケット
の他の役目であるネットワークの保守管理を実現するに
は望ましい。
が生成することは、各ノード装置が所定の時間差をもっ
て該接続テーブルの制御アドレスを使用するために、少
なくともネットワーク立ち上げ時には必要な動作である
が、その時だけでなく通常動作の時にも周期的に生成し
ネットワークに流してもよい。周期的に生成しネットワ
ークに流す場合、上述の制御アドレスの時間差の設定動
作に対しては、不測の事態等による既に設定済みの時間
差がずれたりしてない限り冗長となるが、制御パケット
の他の役目であるネットワークの保守管理を実現するに
は望ましい。
【0154】次に、図1、図6を用いてブロードキャス
ト通信を説明する。説明においては並列多重伝送路は空
間的に分離された複数の光ファイバ伝送路、スイッチは
空間スイッチとして説明するが、波長多重伝送路を用い
る場合も上記原理に基づいており、ほぼ同様の動作が行
われる。仮に、端末611からネットワーク全体へブロ
ードキャスト通信する場合の動作例について説明する。
ト通信を説明する。説明においては並列多重伝送路は空
間的に分離された複数の光ファイバ伝送路、スイッチは
空間スイッチとして説明するが、波長多重伝送路を用い
る場合も上記原理に基づいており、ほぼ同様の動作が行
われる。仮に、端末611からネットワーク全体へブロ
ードキャスト通信する場合の動作例について説明する。
【0155】1.まず端末611ではパケットのヘッダ
に送信端末の自ノード番号と伝送チャネル番号(例えば
N=1、T=1)とBビットに1を記載して送出し、そ
のパケットはサブ伝送路を通ってノード装置601の分
離挿入部101へ入力する。
に送信端末の自ノード番号と伝送チャネル番号(例えば
N=1、T=1)とBビットに1を記載して送出し、そ
のパケットはサブ伝送路を通ってノード装置601の分
離挿入部101へ入力する。
【0156】2.分離挿入部101のセレクタ804で
は、端末からのパケットを伝送路からのパケット流のす
き間に挿入し、そのパケット流をバッファ111へ送出
する。
は、端末からのパケットを伝送路からのパケット流のす
き間に挿入し、そのパケット流をバッファ111へ送出
する。
【0157】3.バッファ111のヘッダ検出部302
は、入力したパケットのヘッダを検出するとBビットが
1で検出したノード番号(N=1)が記憶している自ノ
ード番号(N=1)と一致しているので、記憶領域31
1〜記憶領域318の全てを指定する。書き込みアドレ
スカウンタ303はその情報を受けて書き込みアドレス
を発生させ、そのパケットをバッファメモリ301の記
憶領域311〜記憶領域318の全てに同時に書き込ま
せる。
は、入力したパケットのヘッダを検出するとBビットが
1で検出したノード番号(N=1)が記憶している自ノ
ード番号(N=1)と一致しているので、記憶領域31
1〜記憶領域318の全てを指定する。書き込みアドレ
スカウンタ303はその情報を受けて書き込みアドレス
を発生させ、そのパケットをバッファメモリ301の記
憶領域311〜記憶領域318の全てに同時に書き込ま
せる。
【0158】4.スイッチ制御部142はこのときスイ
ッチ141の入出力接続関係を図4に従い制御アドレス
A1〜A8を一定周期に巡回させるごとく制御し、その
制御アドレスをバッファ制御部143へ通知している。
バッファ制御部143は、アドレスA1が供給されたと
きはバッファ111の記憶領域311から記憶されてい
るブロードキャスト用パケットを読み出すように制御
し、アドレスA2が供給されたときはバッファ111の
記憶領域312から記憶されているブロードキャスト用
パケットを読み出すように制御し、同様にアドレスA3
〜A8が供給されたときはバッファ111の記憶領域3
13〜記憶領域318から記憶されているブロードキャ
スト用パケットを読み出すように制御する。よって、バ
ッファ111から順次読み出されたブロードキャスト用
パケットは、スイッチ141の入力端IN2から入力し
て全ての出力端OUT1〜OUT8から出力し、伝送路
131〜138へ順次送出される。
ッチ141の入出力接続関係を図4に従い制御アドレス
A1〜A8を一定周期に巡回させるごとく制御し、その
制御アドレスをバッファ制御部143へ通知している。
バッファ制御部143は、アドレスA1が供給されたと
きはバッファ111の記憶領域311から記憶されてい
るブロードキャスト用パケットを読み出すように制御
し、アドレスA2が供給されたときはバッファ111の
記憶領域312から記憶されているブロードキャスト用
パケットを読み出すように制御し、同様にアドレスA3
〜A8が供給されたときはバッファ111の記憶領域3
13〜記憶領域318から記憶されているブロードキャ
スト用パケットを読み出すように制御する。よって、バ
ッファ111から順次読み出されたブロードキャスト用
パケットは、スイッチ141の入力端IN2から入力し
て全ての出力端OUT1〜OUT8から出力し、伝送路
131〜138へ順次送出される。
【0159】5.ノード装置601から出力された8つ
のパケットは並列多重伝送路を通ってノード装置602
の分離送入部101〜108に入力し、ヘッダ検出部8
02においてパケットのヘッダが検出される。検出した
ノード番号(N=1)は記憶している自ノード番号(N
=2)と一致しなく且つBビットが1なので、ゲート8
02とゲート803の両方を開き且つゲート806を閉
じ、端末とセレクタ804へそのパケットを出力する。
のパケットは並列多重伝送路を通ってノード装置602
の分離送入部101〜108に入力し、ヘッダ検出部8
02においてパケットのヘッダが検出される。検出した
ノード番号(N=1)は記憶している自ノード番号(N
=2)と一致しなく且つBビットが1なので、ゲート8
02とゲート803の両方を開き且つゲート806を閉
じ、端末とセレクタ804へそのパケットを出力する。
【0160】6.各分離挿入部101〜108から端末
方向へ出力されたパケットは、各サブ伝送路を通って端
末621〜628へ送られる。一方セレクタ804へ出
力されたパケットは、セレクタ804を通り各バッファ
111〜118へ入力する。
方向へ出力されたパケットは、各サブ伝送路を通って端
末621〜628へ送られる。一方セレクタ804へ出
力されたパケットは、セレクタ804を通り各バッファ
111〜118へ入力する。
【0161】7.ヘッダ検出部302はヘッダを検出す
るとBビットが1で検出したノード番号(N=1)が記
憶している自ノード番号(N=2)と一致していないの
で、記憶している伝送チャネル番号と同じ番号の記憶領
域に記憶させる。つまり、バッファ111では記憶領域
311に、バッファ112では記憶領域312に、同様
にバッファ113〜118では記憶領域313〜記憶領
域318に記憶される。
るとBビットが1で検出したノード番号(N=1)が記
憶している自ノード番号(N=2)と一致していないの
で、記憶している伝送チャネル番号と同じ番号の記憶領
域に記憶させる。つまり、バッファ111では記憶領域
311に、バッファ112では記憶領域312に、同様
にバッファ113〜118では記憶領域313〜記憶領
域318に記憶される。
【0162】8.各パケットは、各バッファにおいて、
制御アドレスA1のときに読みだされる記憶領域に記憶
されている為、各バッファに記憶されたパケットは制御
アドレスA1のときにのみ読み出され、伝送路121か
ら入力したブロードキャスト用パケットは伝送路131
へ出力され、伝送路122から入力したブロードキャス
ト用パケットは伝送路132へ出力され、以下同様に伝
送路123〜128から入力したブロードキャスト用パ
ケットは伝送路133〜138へ出力される。
制御アドレスA1のときに読みだされる記憶領域に記憶
されている為、各バッファに記憶されたパケットは制御
アドレスA1のときにのみ読み出され、伝送路121か
ら入力したブロードキャスト用パケットは伝送路131
へ出力され、伝送路122から入力したブロードキャス
ト用パケットは伝送路132へ出力され、以下同様に伝
送路123〜128から入力したブロードキャスト用パ
ケットは伝送路133〜138へ出力される。
【0163】9.同様にしてノード装置603、604
で各端末631〜638、641〜648へ信号が分配
されるとともに、中継されてノード装置601に入力す
る。
で各端末631〜638、641〜648へ信号が分配
されるとともに、中継されてノード装置601に入力す
る。
【0164】10.ノード装置601の各分離挿入部は
パケットのヘッダを検出すると検出したノード番号(N
=1)が記憶している自ノード番号(N=1)と一致し
ているので、ゲート803を開き且つゲート802とゲ
ート806を閉じて端末方向のみにそのパケットを出力
する。
パケットのヘッダを検出すると検出したノード番号(N
=1)が記憶している自ノード番号(N=1)と一致し
ているので、ゲート803を開き且つゲート802とゲ
ート806を閉じて端末方向のみにそのパケットを出力
する。
【0165】11.各分離挿入部101〜108から端
末方向へ出力されたパケットは、各サブ伝送路を通って
端末611〜618へ送られ、ネットワーク上の全ての
端末へパケットが伝送される。
末方向へ出力されたパケットは、各サブ伝送路を通って
端末611〜618へ送られ、ネットワーク上の全ての
端末へパケットが伝送される。
【0166】このように、ブロードキャスト通信を行う
場合は、送信端末が接続されるノード装置においてブロ
ードキャスト用パケットを8つにコピーして8つのリン
グに送り出し、各ノード装置で分配中継して、かつ他の
リングに乗り換えないように伝送し、送信ノード装置で
終端する。
場合は、送信端末が接続されるノード装置においてブロ
ードキャスト用パケットを8つにコピーして8つのリン
グに送り出し、各ノード装置で分配中継して、かつ他の
リングに乗り換えないように伝送し、送信ノード装置で
終端する。
【0167】本実施例のネットワークにおいてブロード
キャスト通信を行う場合、参考例で示した場合に比べて
ブロードキャスト通信の伝送遅延が小さくなることを以
下に説明する。まず、参考例で説明した条件と同じ条件
で遅延量を求めてみる。
キャスト通信を行う場合、参考例で示した場合に比べて
ブロードキャスト通信の伝送遅延が小さくなることを以
下に説明する。まず、参考例で説明した条件と同じ条件
で遅延量を求めてみる。
【0168】まず参考例のa.の場合(ブロードキャス
ト通信)の遅延量を求めてみる。参考例のネットワーク
と本発明のネットワークとの違いは、以下の通りであ
る。
ト通信)の遅延量を求めてみる。参考例のネットワーク
と本発明のネットワークとの違いは、以下の通りであ
る。
【0169】「参考例で説明した場合のネットワー
ク」:ノード装置601のスイッチ制御部が制御アドレ
スA1、A2、A3、…で動作している同じ瞬間に、ノ
ード装置602、603、604のスイッチ制御部でも
制御アドレスA1、A2、A3、…で動作している。
ク」:ノード装置601のスイッチ制御部が制御アドレ
スA1、A2、A3、…で動作している同じ瞬間に、ノ
ード装置602、603、604のスイッチ制御部でも
制御アドレスA1、A2、A3、…で動作している。
【0170】「本発明のネットワーク」:ノード装置6
01のスイッチ制御部が制御アドレスA1、A2、A
3、…と動作している同じ瞬間に、その下流のノード装
置602では制御アドレスA7、A8、A1、…で動作
し、さらにその下流のノード装置603では制御アドレ
スA5、A6、A7、…で動作し、さらにその下流のノ
ード装置604では制御アドレスA3、A4、A5、…
で動作している。
01のスイッチ制御部が制御アドレスA1、A2、A
3、…と動作している同じ瞬間に、その下流のノード装
置602では制御アドレスA7、A8、A1、…で動作
し、さらにその下流のノード装置603では制御アドレ
スA5、A6、A7、…で動作し、さらにその下流のノ
ード装置604では制御アドレスA3、A4、A5、…
で動作している。
【0171】端末611から出力されたパケットはノー
ド装置601の分離挿入部101を経由してバッファ1
11に到達する。バッファ111では記憶領域311〜
記憶領域318の全てに同時に書き込まれるので、どの
制御アドレスの時でもいずれかの記憶領域から読み出す
ことができ、制御アドレスが切り替わるごとに順次に読
み出されていく。また、ネットワークは空いていると考
えているので、バッファ511に書き込まれたらすぐに
スイッチ141に読み出される。例えば、制御アドレス
A1のときにスイッチ141のOUT1から最初のパケ
ットが131へ出力されると、次に制御アドレスA2の
ときにスイッチ141のOUT2からパケットが132
へ出力され、…、制御アドレスA8のときにスイッチ1
41のOUT8から最後のパケットが138へ出力され
る。従ってノード装置601での滞在時間は、最も早く
出力されるパケットでT(SW)時間、最後に出力され
るパケットで8×T(SW)時間となる。ここまでは参
考例のネットワークと同じである。
ド装置601の分離挿入部101を経由してバッファ1
11に到達する。バッファ111では記憶領域311〜
記憶領域318の全てに同時に書き込まれるので、どの
制御アドレスの時でもいずれかの記憶領域から読み出す
ことができ、制御アドレスが切り替わるごとに順次に読
み出されていく。また、ネットワークは空いていると考
えているので、バッファ511に書き込まれたらすぐに
スイッチ141に読み出される。例えば、制御アドレス
A1のときにスイッチ141のOUT1から最初のパケ
ットが131へ出力されると、次に制御アドレスA2の
ときにスイッチ141のOUT2からパケットが132
へ出力され、…、制御アドレスA8のときにスイッチ1
41のOUT8から最後のパケットが138へ出力され
る。従ってノード装置601での滞在時間は、最も早く
出力されるパケットでT(SW)時間、最後に出力され
るパケットで8×T(SW)時間となる。ここまでは参
考例のネットワークと同じである。
【0172】ノード装置602では特に伝送チャネル1
21から入ってきたパケット(つまりノード装置601
で最初に出力されたパケット)について考える。ノード
装置601のスイッチ141のOUT1から制御アドレ
スがA1の時に出力されたパケットが、ノード装置60
2のバッファ111に来たときには、ノード装置602
の制御アドレスはA8(ノード装置601の制御アドレ
スはA2)になっている。
21から入ってきたパケット(つまりノード装置601
で最初に出力されたパケット)について考える。ノード
装置601のスイッチ141のOUT1から制御アドレ
スがA1の時に出力されたパケットが、ノード装置60
2のバッファ111に来たときには、ノード装置602
の制御アドレスはA8(ノード装置601の制御アドレ
スはA2)になっている。
【0173】前述のようにブロードキャストの場合、パ
ケットを送出した端末が繋がるノード装置以外のノード
装置、つまり今の場合ノード装置602、603、60
4では制御アドレスA1のときにのみ読み出されるの
で、次に制御アドレスがA1になるまでの間(つまりT
(SW)時間)待っていなければならない。その後のT
(SW)時間で読み出されるので、結局1つのノード装
置に滞在する時間が2×T(SW)時間かかることにな
る。
ケットを送出した端末が繋がるノード装置以外のノード
装置、つまり今の場合ノード装置602、603、60
4では制御アドレスA1のときにのみ読み出されるの
で、次に制御アドレスがA1になるまでの間(つまりT
(SW)時間)待っていなければならない。その後のT
(SW)時間で読み出されるので、結局1つのノード装
置に滞在する時間が2×T(SW)時間かかることにな
る。
【0174】その他の伝送チャネルでも制御アドレスA
1の時にしか読み出されないので、伝送チャネル121
の場合と同時に出力されるか、さらに1周期遅れて制御
アドレスがA1になったときに出力される。
1の時にしか読み出されないので、伝送チャネル121
の場合と同時に出力されるか、さらに1周期遅れて制御
アドレスがA1になったときに出力される。
【0175】続いて、ノード装置602のスイッチ14
1のOUT1から制御アドレスがA1の時に出力された
パケットが、ノード装置603のバッファ111に来た
ときには制御アドレスはA8になっている。上述のよう
にブロードキャストの場合制御アドレスA1のときにの
み読み出されるので、次に制御アドレスがA1になるま
での間(つまりT(SW)時間)待っていなければなら
ない。その後のT(SW)時間で読み出されるので、結
局1つのノード装置に滞在する時間が2×T(SW)時
間かかることになる。この現象は、ノード装置604で
も同じである。
1のOUT1から制御アドレスがA1の時に出力された
パケットが、ノード装置603のバッファ111に来た
ときには制御アドレスはA8になっている。上述のよう
にブロードキャストの場合制御アドレスA1のときにの
み読み出されるので、次に制御アドレスがA1になるま
での間(つまりT(SW)時間)待っていなければなら
ない。その後のT(SW)時間で読み出されるので、結
局1つのノード装置に滞在する時間が2×T(SW)時
間かかることになる。この現象は、ノード装置604で
も同じである。
【0176】つまり、ブロードキャスト通信の場合、パ
ケットが図6のネットワークを1周するのに、最も早い
チャネルでT(SW)+3×2×T(SW)=7×T
(SW)時間かかることになる。最も遅いチャネルで
も、上記から制御アドレスが1周する時間を加えた15
×T(SW)時間となる。
ケットが図6のネットワークを1周するのに、最も早い
チャネルでT(SW)+3×2×T(SW)=7×T
(SW)時間かかることになる。最も遅いチャネルで
も、上記から制御アドレスが1周する時間を加えた15
×T(SW)時間となる。
【0177】一方参考例のb.の場合(1対1通信)の
遅延量を考えてみる。1対1通信では、各ノード装置で
同じ接続テーブルをある一定の時間差をもって実行する
ことによって遅延量は影響を受けない。
遅延量を考えてみる。1対1通信では、各ノード装置で
同じ接続テーブルをある一定の時間差をもって実行する
ことによって遅延量は影響を受けない。
【0178】つまり、1対1通信の場合、参考例で説明
した場合と同じくパケットが図6のネットワークを1周
するのに、最良で3×T(SW)+T(SW)=4×T
(SW)、最悪で3×T(SW)+8×T(SW)=1
1×T(SW)時間かかることになる。
した場合と同じくパケットが図6のネットワークを1周
するのに、最良で3×T(SW)+T(SW)=4×T
(SW)、最悪で3×T(SW)+8×T(SW)=1
1×T(SW)時間かかることになる。
【0179】従って、本発明によるネットワークにおい
て、a.とb.の場合を比較すると、どのような場合で
もa.(ブロードキャスト通信)の方が伝送遅延が大き
いわけではない。さらに、本発明によるネットワークに
おいてのブロードキャスト通信と、参考例で説明した場
合のネットワークにおいてのブロードキャスト通信を比
べると、明らかに遅延量が改善されていることがわか
る。
て、a.とb.の場合を比較すると、どのような場合で
もa.(ブロードキャスト通信)の方が伝送遅延が大き
いわけではない。さらに、本発明によるネットワークに
おいてのブロードキャスト通信と、参考例で説明した場
合のネットワークにおいてのブロードキャスト通信を比
べると、明らかに遅延量が改善されていることがわか
る。
【0180】(実施例2)本発明の第2の実施例につい
て説明する。
て説明する。
【0181】図10は本発明によるノード装置の構成図
である。構成で実施例1の図1と異なっている点は制御
パケット生成部150から出力される制御パケットをス
イッチ141の入力側で挿入するか(実施例1)、出力
側で挿入するか(実施例2)の違いである。従って図1
と図10でノード装置の構成要因は同じなので、同じ番
号で表記し、説明は省略する。
である。構成で実施例1の図1と異なっている点は制御
パケット生成部150から出力される制御パケットをス
イッチ141の入力側で挿入するか(実施例1)、出力
側で挿入するか(実施例2)の違いである。従って図1
と図10でノード装置の構成要因は同じなので、同じ番
号で表記し、説明は省略する。
【0182】この場合のネットワーク立ち上げ時の動作
手順も実施例1と同じであり、その手順で、各ノード装
置の制御アドレスの時間差の設定が行える。
手順も実施例1と同じであり、その手順で、各ノード装
置の制御アドレスの時間差の設定が行える。
【0183】従って、図10の構成のノード装置でも
「ブロードキャスト通信を行う場合、通常の通信に比べ
て伝送遅延が大きくなるという問題」を解決することが
できる。
「ブロードキャスト通信を行う場合、通常の通信に比べ
て伝送遅延が大きくなるという問題」を解決することが
できる。
【0184】(実施例3)本発明の第3の実施例につい
て説明する。
て説明する。
【0185】第1、第2の実施例との違いは、第1、第
2の実施例では制御パケットを用いて、各ノード装置が
所定の時間差をもって該接続テーブルの制御アドレスを
使用することを実現するものであるが、本実施例では制
御パケットという特別なパケットを使用せず、通常のデ
ータパケットあるいはアイドルパケットを用いて、各ノ
ード装置が所定の時間差をもって該接続テーブルの制御
アドレスを使用することを実現する。
2の実施例では制御パケットを用いて、各ノード装置が
所定の時間差をもって該接続テーブルの制御アドレスを
使用することを実現するものであるが、本実施例では制
御パケットという特別なパケットを使用せず、通常のデ
ータパケットあるいはアイドルパケットを用いて、各ノ
ード装置が所定の時間差をもって該接続テーブルの制御
アドレスを使用することを実現する。
【0186】そのため、パケットのヘッダに時間差設定
用にも用いるパケットであることを示す領域を設け、通
常のデータパケットあるいはアイドルパケットを時間差
設定用にも用いたい場合はヘッダのその部分を書き換え
るという操作を行う。このようにして、通常のデータパ
ケットあるいはアイドルパケットを時間差設定用にも用
いられるようにヘッダに時間差設定情報(時間差設定ビ
ットと呼ぶ)を記載したパケットを時間差設定用パケッ
トと呼ぶ。上述のように時間差設定用パケットという名
称ではあるが、時間差設定のためにだけ用いるパケット
ではなく、通常のデータパケットあるいはアイドルパケ
ットのヘッダの一部を書き換えることにより、通常のデ
ータ伝送や同期状態維持のためのパケットと兼用したも
のである。従って、パケットのデータ部や上記以外のヘ
ッダはそのままなので、通常のデータ伝送や同期状態維
持の機能に支障をきたすことはない。
用にも用いるパケットであることを示す領域を設け、通
常のデータパケットあるいはアイドルパケットを時間差
設定用にも用いたい場合はヘッダのその部分を書き換え
るという操作を行う。このようにして、通常のデータパ
ケットあるいはアイドルパケットを時間差設定用にも用
いられるようにヘッダに時間差設定情報(時間差設定ビ
ットと呼ぶ)を記載したパケットを時間差設定用パケッ
トと呼ぶ。上述のように時間差設定用パケットという名
称ではあるが、時間差設定のためにだけ用いるパケット
ではなく、通常のデータパケットあるいはアイドルパケ
ットのヘッダの一部を書き換えることにより、通常のデ
ータ伝送や同期状態維持のためのパケットと兼用したも
のである。従って、パケットのデータ部や上記以外のヘ
ッダはそのままなので、通常のデータ伝送や同期状態維
持の機能に支障をきたすことはない。
【0187】図14は本発明のネットワークに用いるパ
ケットの構成を示す図である。Dは時間差設定ビットを
示す。時間差設定ビットは1ビットであり、通常の通信
に用いるパケットを時間差設定に用いるパケットである
場合は1、通常の通信のみに用いるパケットである場合
は0、で表わされる。B、N、Tは実施例1に従う。
ケットの構成を示す図である。Dは時間差設定ビットを
示す。時間差設定ビットは1ビットであり、通常の通信
に用いるパケットを時間差設定に用いるパケットである
場合は1、通常の通信のみに用いるパケットである場合
は0、で表わされる。B、N、Tは実施例1に従う。
【0188】図14のヘッダは図9のヘッダと見かけ上
よく似ているが、制御パケット(図9)の場合、データ
としては上記の通りエラーレート、パケット損失率等の
ネットワーク管理情報が入るのに対して、図14のパケ
ットでは、通常のデータが入る点が異なる。
よく似ているが、制御パケット(図9)の場合、データ
としては上記の通りエラーレート、パケット損失率等の
ネットワーク管理情報が入るのに対して、図14のパケ
ットでは、通常のデータが入る点が異なる。
【0189】図13はネットワークにおける本発明によ
るノード装置の構成図であり、ノード装置1300にサ
ブ伝送路を介して端末151〜158を接続している例
を示している。また、図には記載されないが、クロック
を伝送する伝送路も多重化されていてもよい。
るノード装置の構成図であり、ノード装置1300にサ
ブ伝送路を介して端末151〜158を接続している例
を示している。また、図には記載されないが、クロック
を伝送する伝送路も多重化されていてもよい。
【0190】符号1301〜1308は、分離挿入手段
であるところの分離挿入部であり、並列多重伝送路から
入力されるパケットのアドレスを検出し、サブ伝送路を
介して端末へ伝送させるパケットとバッファへ入力させ
るパケットに分離すると共に、端末から伝送されてくる
パケットを、並列多重伝送路から入力されるパケット流
に挿入する機能を有している。また、ノード装置130
0に少なくとも一つの分離挿入手段(図1では130
1)は、並列多重伝送路から時間差設定用パケットが入
力された時に、時間差設定用パケット検出信号をスイッ
チ制御部に出力する。
であるところの分離挿入部であり、並列多重伝送路から
入力されるパケットのアドレスを検出し、サブ伝送路を
介して端末へ伝送させるパケットとバッファへ入力させ
るパケットに分離すると共に、端末から伝送されてくる
パケットを、並列多重伝送路から入力されるパケット流
に挿入する機能を有している。また、ノード装置130
0に少なくとも一つの分離挿入手段(図1では130
1)は、並列多重伝送路から時間差設定用パケットが入
力された時に、時間差設定用パケット検出信号をスイッ
チ制御部に出力する。
【0191】分離挿入部1301の内部構成を図15に
示す。伝送路より入力したパケットはヘッダ検出部80
2においてヘッダ(B,D,N)が検出され、ヘッダの
内容によりゲート1502、1503、1506、15
07の開閉の処理を行う。さらにヘッダ書き換え部15
08、1509では時間差設定ビットを無効にするよう
にヘッダの書き換えを行う。このヘッダ書き換え処理
は、ネットワーク上に時間差設定用パケットが予期しな
い状態で流れることを防ぐために行う。従って、ゲート
1507、及びヘッダ書き換え部1509は無くてもよ
い。ゲート1507、及びヘッダ書き換え部1509を
用いない場合、以下においてゲート1507を開く処理
を行うときには、ゲート1503を開くことで代用され
る。
示す。伝送路より入力したパケットはヘッダ検出部80
2においてヘッダ(B,D,N)が検出され、ヘッダの
内容によりゲート1502、1503、1506、15
07の開閉の処理を行う。さらにヘッダ書き換え部15
08、1509では時間差設定ビットを無効にするよう
にヘッダの書き換えを行う。このヘッダ書き換え処理
は、ネットワーク上に時間差設定用パケットが予期しな
い状態で流れることを防ぐために行う。従って、ゲート
1507、及びヘッダ書き換え部1509は無くてもよ
い。ゲート1507、及びヘッダ書き換え部1509を
用いない場合、以下においてゲート1507を開く処理
を行うときには、ゲート1503を開くことで代用され
る。
【0192】ヘッダ検出部1501には、あらかじめ自
ノードのノード番号(自ノード番号と呼ぶ)が記憶され
ている。ヘッダ検出部1501は、 1.検出したノード番号が記憶している自ノード番号と
一致し、且つ時間差設定ビットが検出されたときには、
ゲート1507を開き且つゲート1502、1503、
1506を閉じてヘッダ書き換え部1509のみにその
パケットを出力する。ヘッダ書き換え部1509では、
時間差設定ビットを無効にするようにヘッダの書き換え
を行い、端末方向にパケットを出力する。ヘッダ検出部
は、同時に時間差設定用パケット検出信号をスイッチ制
御部に出力する。
ノードのノード番号(自ノード番号と呼ぶ)が記憶され
ている。ヘッダ検出部1501は、 1.検出したノード番号が記憶している自ノード番号と
一致し、且つ時間差設定ビットが検出されたときには、
ゲート1507を開き且つゲート1502、1503、
1506を閉じてヘッダ書き換え部1509のみにその
パケットを出力する。ヘッダ書き換え部1509では、
時間差設定ビットを無効にするようにヘッダの書き換え
を行い、端末方向にパケットを出力する。ヘッダ検出部
は、同時に時間差設定用パケット検出信号をスイッチ制
御部に出力する。
【0193】2.検出したノード番号が記憶している自
ノード番号と一致し、且つ時間差設定ビットが検出され
なかったときには、ゲート1503を開き且つゲート1
502、1506、1507を閉じて端末方向のみにそ
のパケットを出力する。
ノード番号と一致し、且つ時間差設定ビットが検出され
なかったときには、ゲート1503を開き且つゲート1
502、1506、1507を閉じて端末方向のみにそ
のパケットを出力する。
【0194】3.検出したノード番号が記憶している自
ノード番号と一致せず、且つBビットが0で、且つ時間
差設定ビットが検出されたときには、ゲート1506を
開き且つゲート1502、1503、1507を閉じて
ヘッダ書き換え部1508のみにそのパケットを出力す
る。ヘッダ書き換え部1508では、時間差設定ビット
を無効にするようにヘッダの書き換えを行い、セレクタ
1504のみにそのパケットを出力する。同時にヘッダ
検出部は、時間差設定用パケット検出信号をスイッチ制
御部に出力する。
ノード番号と一致せず、且つBビットが0で、且つ時間
差設定ビットが検出されたときには、ゲート1506を
開き且つゲート1502、1503、1507を閉じて
ヘッダ書き換え部1508のみにそのパケットを出力す
る。ヘッダ書き換え部1508では、時間差設定ビット
を無効にするようにヘッダの書き換えを行い、セレクタ
1504のみにそのパケットを出力する。同時にヘッダ
検出部は、時間差設定用パケット検出信号をスイッチ制
御部に出力する。
【0195】4.検出したノード番号が記憶している自
ノード番号と一致せず、且つBビットが0で、且つ時間
差設定ビットが検出されなかったときには、ゲート15
02を開き且つゲート1503、1506、1507を
閉じてセレクタ1504のみにそのパケットを出力す
る。
ノード番号と一致せず、且つBビットが0で、且つ時間
差設定ビットが検出されなかったときには、ゲート15
02を開き且つゲート1503、1506、1507を
閉じてセレクタ1504のみにそのパケットを出力す
る。
【0196】5.検出したノード番号が記憶している自
ノード番号と一致せず、且つBビットが1で、且つ時間
差設定ビットが検出されたときには、ゲート1506、
1507の両方を開き且つゲート1502、1503、
を閉じてヘッダ書き換え部1508、1509にそのパ
ケットを出力する。ヘッダ書き換え部1508、150
9では、時間差設定ビットを無効にするようにヘッダの
書き換えを行い、端末とセレクタ1504にそのパケッ
トを出力する。同時にヘッダ検出部は、時間差設定用パ
ケット検出信号をスイッチ制御部に出力する。
ノード番号と一致せず、且つBビットが1で、且つ時間
差設定ビットが検出されたときには、ゲート1506、
1507の両方を開き且つゲート1502、1503、
を閉じてヘッダ書き換え部1508、1509にそのパ
ケットを出力する。ヘッダ書き換え部1508、150
9では、時間差設定ビットを無効にするようにヘッダの
書き換えを行い、端末とセレクタ1504にそのパケッ
トを出力する。同時にヘッダ検出部は、時間差設定用パ
ケット検出信号をスイッチ制御部に出力する。
【0197】6.検出したノード番号が記憶している自
ノード番号と一致せず、且つBビットが1で、且つ時間
差設定ビットが検出されなかったときには、ゲート15
02、1503の両方を開き且つゲート1506、15
07、を閉じて、端末とセレクタ1504にそのパケッ
トを出力するような動作を行う。
ノード番号と一致せず、且つBビットが1で、且つ時間
差設定ビットが検出されなかったときには、ゲート15
02、1503の両方を開き且つゲート1506、15
07、を閉じて、端末とセレクタ1504にそのパケッ
トを出力するような動作を行う。
【0198】分離挿入部1302〜1308の内部構成
は図2のものを用いてもよいし、分離挿入部1301と
同じく図15のものを用いてもよい。図15の構成を用
いるときには、時間差設定用パケット検出信号をスイッ
チ制御部に出力する必要は特にない。
は図2のものを用いてもよいし、分離挿入部1301と
同じく図15のものを用いてもよい。図15の構成を用
いるときには、時間差設定用パケット検出信号をスイッ
チ制御部に出力する必要は特にない。
【0199】符号1342はスイッチ制御部であり、実
施例1、2と動作が異なる点は、制御パケット検出信号
ではなくて、時間差設定用パケット検出信号が入力され
た場合に、あらかじめ設定されてある所定の時間経過し
た後に、図4の接続テーブルの制御アドレスに従って動
作を行う、点である。さらに、時間差設定用パケット検
出信号が入力されると、接続テーブルによりスイッチ1
41が所定の接続をしたとき(例えば本実施例では、制
御アドレスA1を使用し、IN1とOUT1が接続して
いるとき)に、所定の伝送チャネル(例えば本実施例で
は、伝送チャネル131)から出力されるパケットのヘ
ッダに時間差設定ビットが記載されるように、バッファ
制御部1343に指示を出す。
施例1、2と動作が異なる点は、制御パケット検出信号
ではなくて、時間差設定用パケット検出信号が入力され
た場合に、あらかじめ設定されてある所定の時間経過し
た後に、図4の接続テーブルの制御アドレスに従って動
作を行う、点である。さらに、時間差設定用パケット検
出信号が入力されると、接続テーブルによりスイッチ1
41が所定の接続をしたとき(例えば本実施例では、制
御アドレスA1を使用し、IN1とOUT1が接続して
いるとき)に、所定の伝送チャネル(例えば本実施例で
は、伝送チャネル131)から出力されるパケットのヘ
ッダに時間差設定ビットが記載されるように、バッファ
制御部1343に指示を出す。
【0200】符号1310は時間差情報設定部であり、
バッファ制御部1443に制御され、パケットのヘッダ
を書き換える。図16に時間差情報設定部の構成を示
す。ゲート1601、1602はバッファ制御部からの
指示で開閉し、ヘッダ書き換え部では、入力されたパケ
ットのヘッダに時間差設定ビットを設定する。バッファ
制御部1443から、時間差設定ビットを記載するため
の指示がないときには、時間差情報設定部ではゲート1
601を開いて1602を閉じた状態で動作する。
バッファ制御部1443に制御され、パケットのヘッダ
を書き換える。図16に時間差情報設定部の構成を示
す。ゲート1601、1602はバッファ制御部からの
指示で開閉し、ヘッダ書き換え部では、入力されたパケ
ットのヘッダに時間差設定ビットを設定する。バッファ
制御部1443から、時間差設定ビットを記載するため
の指示がないときには、時間差情報設定部ではゲート1
601を開いて1602を閉じた状態で動作する。
【0201】バッファ制御部は、スイッチ制御部134
2からの指示に基づき、バッファ111から出力された
パケットのヘッダに時間差設定ビットが記載されるよ
う、時間差情報設定部1310のゲート1602を開い
てゲート1601を閉じ、ヘッダ書き換え部1603に
パケットを送る。ヘッダ書き換え部でヘッダに時間差設
定ビットが記載されたパケット(時間差設定用パケッ
ト)は、スイッチ141に出力され、IN1とOUT1
が接続しているときに、伝送チャネル131から出力さ
れる。
2からの指示に基づき、バッファ111から出力された
パケットのヘッダに時間差設定ビットが記載されるよ
う、時間差情報設定部1310のゲート1602を開い
てゲート1601を閉じ、ヘッダ書き換え部1603に
パケットを送る。ヘッダ書き換え部でヘッダに時間差設
定ビットが記載されたパケット(時間差設定用パケッ
ト)は、スイッチ141に出力され、IN1とOUT1
が接続しているときに、伝送チャネル131から出力さ
れる。
【0202】その他の符号の動作については、実施例
1、2と同じなので省略する。
1、2と同じなので省略する。
【0203】本発明におけるネットワークの構成を図6
を用いて説明する。601〜604のノード装置として
は図13の1300で示されるような構成である。本発
明におけるネットワークに繋がるノード装置は、実施例
1、2と同じくマスタノード装置とスノーブノード装置
の2種類に分けられる。
を用いて説明する。601〜604のノード装置として
は図13の1300で示されるような構成である。本発
明におけるネットワークに繋がるノード装置は、実施例
1、2と同じくマスタノード装置とスノーブノード装置
の2種類に分けられる。
【0204】マスタノード装置は、ネットワークにただ
1台であり、ネットワーク立ち上げ時に、自発的に時間
差設定用パケットを出力する。つまり、スイッチ141
が制御アドレスA1を使用し、IN1とOUT1が接続
しているときに、スイッチ141から時間差設定用パケ
ットが伝送チャネル131へ出力されるように、スイッ
チ制御部1342が動作する。さらに、マスタノード装
置だけは、時間差設定用パケットを受信しても、時間差
設定用パケット検出信号を出力しない。従ってマスタノ
ード装置のスイッチ制御部が時間差設定用パケット検出
信号に従って動作することはない。本実施例でも、ノー
ド装置601をマスタノード装置とする。
1台であり、ネットワーク立ち上げ時に、自発的に時間
差設定用パケットを出力する。つまり、スイッチ141
が制御アドレスA1を使用し、IN1とOUT1が接続
しているときに、スイッチ141から時間差設定用パケ
ットが伝送チャネル131へ出力されるように、スイッ
チ制御部1342が動作する。さらに、マスタノード装
置だけは、時間差設定用パケットを受信しても、時間差
設定用パケット検出信号を出力しない。従ってマスタノ
ード装置のスイッチ制御部が時間差設定用パケット検出
信号に従って動作することはない。本実施例でも、ノー
ド装置601をマスタノード装置とする。
【0205】スレーブノード装置は、マスタノード装置
以外のノード装置である。マスタノード装置のすぐ下流
のスレーブノードは、マスタノード装置で生成された時
間差設定用パケットを受信し、上述の動作よりもさらに
下流のノード装置に時間差設定用パケットを送る。本実
施例でも、ノード装置602、603、604をスレー
ブノード装置とする。
以外のノード装置である。マスタノード装置のすぐ下流
のスレーブノードは、マスタノード装置で生成された時
間差設定用パケットを受信し、上述の動作よりもさらに
下流のノード装置に時間差設定用パケットを送る。本実
施例でも、ノード装置602、603、604をスレー
ブノード装置とする。
【0206】上記のようなネットワークにおいて、ノー
ド装置毎に同じ接続テーブルを所定の時間差をもって実
行することができるよう、ネットワーク立ち上げ時に、
時間差設定用パケットを伝送することを行う。そのこと
により、「ブロードキャスト通信を行う場合、通常の通
信に比べて伝送遅延が大きくなるという問題」を解決す
る。
ド装置毎に同じ接続テーブルを所定の時間差をもって実
行することができるよう、ネットワーク立ち上げ時に、
時間差設定用パケットを伝送することを行う。そのこと
により、「ブロードキャスト通信を行う場合、通常の通
信に比べて伝送遅延が大きくなるという問題」を解決す
る。
【0207】続いてこのネットワーク立ち上げ時の動作
手順を説明する。まず、それぞれのノード装置に電源が
投入されると、ノード装置間の同期がとられる。同期が
とられることにより、ノード装置でパケットを受信した
ときに、その先頭を認識することができ、ヘッダ検出が
可能になる。各ノード装置のスイッチ制御部は、接続テ
ーブルの制御アドレスA1〜A8を順次周期的に変更す
ることで、スイッチの接続状態を周期的に変更してい
る。ただし、各ノードで使用している接続テーブル間の
時間差は、電源投入のタイミングに依存し、不定とな
る。
手順を説明する。まず、それぞれのノード装置に電源が
投入されると、ノード装置間の同期がとられる。同期が
とられることにより、ノード装置でパケットを受信した
ときに、その先頭を認識することができ、ヘッダ検出が
可能になる。各ノード装置のスイッチ制御部は、接続テ
ーブルの制御アドレスA1〜A8を順次周期的に変更す
ることで、スイッチの接続状態を周期的に変更してい
る。ただし、各ノードで使用している接続テーブル間の
時間差は、電源投入のタイミングに依存し、不定とな
る。
【0208】そのような状態で、 1.マスタノード装置601では、スイッチ141が制
御アドレスA1を使用し、IN1とOUT1が接続して
いるときに、伝送チャネル131へ時間差設定用パケッ
トが出力されるように、スイッチ制御ならびにバッファ
制御部が動作する。つまり、制御アドレスA1の時にバ
ッファ1から読み出されたパケットに対し、時間差情報
設定部1310では、ゲート1602を開いてゲート1
601を閉じ、ヘッダ書き換え部1603にパケットを
送る。ヘッダ書き換え部1603でヘッダに時間差設定
ビットが記載されたパケット(時間差設定用パケット)
は、IN1とOUT1が接続しているときに、伝送チャ
ネル131から出力される。
御アドレスA1を使用し、IN1とOUT1が接続して
いるときに、伝送チャネル131へ時間差設定用パケッ
トが出力されるように、スイッチ制御ならびにバッファ
制御部が動作する。つまり、制御アドレスA1の時にバ
ッファ1から読み出されたパケットに対し、時間差情報
設定部1310では、ゲート1602を開いてゲート1
601を閉じ、ヘッダ書き換え部1603にパケットを
送る。ヘッダ書き換え部1603でヘッダに時間差設定
ビットが記載されたパケット(時間差設定用パケット)
は、IN1とOUT1が接続しているときに、伝送チャ
ネル131から出力される。
【0209】2.伝送チャネル131に出力された時間
差設定用パケットは、スレイブノード装置602の伝送
チャネル121から分離挿入部1301に入る。ヘッダ
検出部801では、時間差設定ビットを検出し、その他
のヘッダ情報(B,N,T)に応じてゲート1506と
ゲート1507のいづれか、あるいは両方を開いて、ゲ
ート1502と1503を閉じて、そのパケットをヘッ
ダ書き換え部1508か1509のいづれか、あるいは
両方へ送る。さらに、スイッチ制御部1342に時間差
設定用パケット検出信号を出力する。
差設定用パケットは、スレイブノード装置602の伝送
チャネル121から分離挿入部1301に入る。ヘッダ
検出部801では、時間差設定ビットを検出し、その他
のヘッダ情報(B,N,T)に応じてゲート1506と
ゲート1507のいづれか、あるいは両方を開いて、ゲ
ート1502と1503を閉じて、そのパケットをヘッ
ダ書き換え部1508か1509のいづれか、あるいは
両方へ送る。さらに、スイッチ制御部1342に時間差
設定用パケット検出信号を出力する。
【0210】3.スレイブノード装置602のスイッチ
制御部1342は、時間差設定用パケット検出信号が入
力されると、あらかじめ設定されてある所定の時間経過
した後に、図4の接続テーブルの制御アドレスA1を読
み出し、続いてA2、A3、…、A8、A1、A2、…
と読み出し、その読みだした制御アドレスに従って動作
を行う。ここでは、上記所定の時間として、隣接する上
流のノード装置(ノード装置601)で制御アドレスA
7を用いるのと同時に自ノード装置(ノード装置60
2)で制御アドレスA1を用いるような時間とする。
制御部1342は、時間差設定用パケット検出信号が入
力されると、あらかじめ設定されてある所定の時間経過
した後に、図4の接続テーブルの制御アドレスA1を読
み出し、続いてA2、A3、…、A8、A1、A2、…
と読み出し、その読みだした制御アドレスに従って動作
を行う。ここでは、上記所定の時間として、隣接する上
流のノード装置(ノード装置601)で制御アドレスA
7を用いるのと同時に自ノード装置(ノード装置60
2)で制御アドレスA1を用いるような時間とする。
【0211】4.さらに3.に平行して、スイッチ14
1が制御アドレスA1を使用し、IN1とOUT1が接
続しているときに、伝送チャネル131へ時間差設定用
パケット出力されるように、スイッチ制御ならびにバッ
ファ制御部が動作する。つまり、制御アドレスA1の時
に対し、時間差情報設定部1310では、ゲート160
2を開いてゲート1601を閉じ、ヘッダ書き換え部1
603にパケットを送る。ヘッダ書き換え部1603で
ヘッダに時間差設定ビットが記載されたパケット(時間
差設定用パケット)は、IN1とOUT1が接続してい
るときに、伝送チャネル131から出力される。
1が制御アドレスA1を使用し、IN1とOUT1が接
続しているときに、伝送チャネル131へ時間差設定用
パケット出力されるように、スイッチ制御ならびにバッ
ファ制御部が動作する。つまり、制御アドレスA1の時
に対し、時間差情報設定部1310では、ゲート160
2を開いてゲート1601を閉じ、ヘッダ書き換え部1
603にパケットを送る。ヘッダ書き換え部1603で
ヘッダに時間差設定ビットが記載されたパケット(時間
差設定用パケット)は、IN1とOUT1が接続してい
るときに、伝送チャネル131から出力される。
【0212】5.スレーブノード装置603に関して
2.3.4.を行う。
2.3.4.を行う。
【0213】6.スレーブノード装置604に関して
2.3.4.を行う。
2.3.4.を行う。
【0214】7.伝送チャネル131に出力された時間
差設定パケットは、マスタノード装置601の伝送チャ
ネル121から分離挿入部1301に入る。ヘッダ検出
部801では、時間差設定ビットを検出し、その他のヘ
ッダ情報(B,N,T)に応じてゲート1506とゲー
ト1507のいづれか、あるいは両方を開いて、ゲート
1502と1503を閉じて、そのパケットをヘッダ書
き換え部1508か1509のいづれか、あるいは両方
へ送る。ただし、マスタノード装置だけは、時間差設定
用パケット検出部807からスイッチ制御部に時間差設
定用パケット検出信号を出力しない。従ってマスタノー
ド装置のスイッチ制御部が時間差設定用パケット検出信
号に従って動作することはない。
差設定パケットは、マスタノード装置601の伝送チャ
ネル121から分離挿入部1301に入る。ヘッダ検出
部801では、時間差設定ビットを検出し、その他のヘ
ッダ情報(B,N,T)に応じてゲート1506とゲー
ト1507のいづれか、あるいは両方を開いて、ゲート
1502と1503を閉じて、そのパケットをヘッダ書
き換え部1508か1509のいづれか、あるいは両方
へ送る。ただし、マスタノード装置だけは、時間差設定
用パケット検出部807からスイッチ制御部に時間差設
定用パケット検出信号を出力しない。従ってマスタノー
ド装置のスイッチ制御部が時間差設定用パケット検出信
号に従って動作することはない。
【0215】このように時間差設定用パケットをネット
ワークに巡回させることで、各ノード装置で同じ接続テ
ーブルを所定の時間差をもって実行することができる。
つまり隣接する上流のノード装置から時間差設定用パケ
ットが送られてくるのは、上流のノード装置の接続テー
ブルで制御アドレスA1を用いているときなので、時間
差設定用パケットを受け取った時から一定の時間をおい
て、自ノードの接続テーブルで制御アドレスA1を用い
るようにすれば、各ノード装置で同じ接続テーブルをあ
る一定の時間差をもって実行することになる。ただし、
マスタノード装置とその上流のスレーブノード装置間で
接続テーブルの制御アドレスの時間差は、一般に他の隣
接ノード装置間での接続テーブルの制御アドレスの時間
差とは異なる(上記説明の場合は、たまたま全隣接ノー
ド間で接続テーブルの制御アドレスの時間差は同じとな
る。)。
ワークに巡回させることで、各ノード装置で同じ接続テ
ーブルを所定の時間差をもって実行することができる。
つまり隣接する上流のノード装置から時間差設定用パケ
ットが送られてくるのは、上流のノード装置の接続テー
ブルで制御アドレスA1を用いているときなので、時間
差設定用パケットを受け取った時から一定の時間をおい
て、自ノードの接続テーブルで制御アドレスA1を用い
るようにすれば、各ノード装置で同じ接続テーブルをあ
る一定の時間差をもって実行することになる。ただし、
マスタノード装置とその上流のスレーブノード装置間で
接続テーブルの制御アドレスの時間差は、一般に他の隣
接ノード装置間での接続テーブルの制御アドレスの時間
差とは異なる(上記説明の場合は、たまたま全隣接ノー
ド間で接続テーブルの制御アドレスの時間差は同じとな
る。)。
【0216】この手順により、あるノード装置(例えば
ノード装置601)では、制御アドレスA1、A2、A
3、…と動作している同じ瞬間に、その下流のノード装
置602では制御アドレスA7、A8、A1…で動作
し、さらにその下流のノード装置603では制御アドレ
スA5、A6、A7、…で動作し、さらにその下流のノ
ード装置604では制御アドレスA3、A4、A5、…
で動作することになる。
ノード装置601)では、制御アドレスA1、A2、A
3、…と動作している同じ瞬間に、その下流のノード装
置602では制御アドレスA7、A8、A1…で動作
し、さらにその下流のノード装置603では制御アドレ
スA5、A6、A7、…で動作し、さらにその下流のノ
ード装置604では制御アドレスA3、A4、A5、…
で動作することになる。
【0217】従って、図13の構成のノード装置でも
「ブロードキャスト通信を行う場合、通常の通信に比べ
て伝送遅延が大きくなるという問題」を解決することが
できる。
「ブロードキャスト通信を行う場合、通常の通信に比べ
て伝送遅延が大きくなるという問題」を解決することが
できる。
【0218】(実施例4)本発明の第4の実施例につい
て説明する。
て説明する。
【0219】図17は本発明によるノード装置の構成図
である。構成で実施例3の図13と異なっている点は、
パケットのヘッダを書き換え、時間差設定用パケットを
出力する時間差情報設定部1310をスイッチ141の
入力側におくか(実施例3)、出力側におくか(実施例
4)の違いである。従って図17と図13でノード装置
の構成要因は同じなので、同じ番号で表記し、説明は省
略する。
である。構成で実施例3の図13と異なっている点は、
パケットのヘッダを書き換え、時間差設定用パケットを
出力する時間差情報設定部1310をスイッチ141の
入力側におくか(実施例3)、出力側におくか(実施例
4)の違いである。従って図17と図13でノード装置
の構成要因は同じなので、同じ番号で表記し、説明は省
略する。
【0220】この場合のネットワーク立ち上げ時の動作
手順も実施例3と同じであり、その手順で、各ノード装
置の制御アドレスの時間差の設定が行える。
手順も実施例3と同じであり、その手順で、各ノード装
置の制御アドレスの時間差の設定が行える。
【0221】従って、図17の構成のノード装置でも
「ブロードキャスト通信を行う場合、通常の通信に比べ
て伝送遅延が大きくなるという問題」解決することがで
きる。
「ブロードキャスト通信を行う場合、通常の通信に比べ
て伝送遅延が大きくなるという問題」解決することがで
きる。
【0222】(実施例5)本発明の第5の実施例につい
て説明する。図18は本実施例におけるノード装置の構
成図であり、実施例1でスイッチ141に空間分割型の
スイッチを用い、伝送路としてリボンファイバなどの空
間分割並列多重伝送路を用いたのに対し、本実施例では
波長多重を用いて1本の光ファイバに信号を多重し、対
向する2つのノード装置間で交換を行う例を示す。ま
た、図には記載されていないが、クロックを伝送する伝
送路(波長)も多重化されていてもよい。
て説明する。図18は本実施例におけるノード装置の構
成図であり、実施例1でスイッチ141に空間分割型の
スイッチを用い、伝送路としてリボンファイバなどの空
間分割並列多重伝送路を用いたのに対し、本実施例では
波長多重を用いて1本の光ファイバに信号を多重し、対
向する2つのノード装置間で交換を行う例を示す。ま
た、図には記載されていないが、クロックを伝送する伝
送路(波長)も多重化されていてもよい。
【0223】図18において1801〜1808は波長
可変送信部であり、レーザダイオードの注入電流を制御
することにより入力信号を任意の波長の光信号に変換し
て出力する光送信器である。1809波長制御部であ
り、波長可変送信部1801〜1808を図4の波長制
御パターンに従ってそれぞれの送信波長を任意の波長に
設定するものである。例えば、制御アドレスA1〜A8
を順次周期的に変更することで、波長可変送信部180
1の入力端IN1に入力した信号を波長λ1の光信号に
変換し、次の周期で波長λ2の光信号に変換し、さらに
波長λ3,λ4,λ5,λ6,λ7,λ8と順次変更す
る。波長可変送信部1802も同様に入力端IN2に入
力した信号を波長λ2,λ3,λ4,λ5,λ6,λ
7,λ8,λ1の順番で繰り返し上記波長の光信号に変
換する。他の波長可変送信部1803〜1808も同様
である。波長変更の周期は例えばパケット長の整数倍に
設定される。つまり数パケット単位に送信波長が繰り返
し変更されることになる。また、使用する波長制御パタ
ーンは図4に限ったものではないが、複数の波長可変送
信部が同時に同じ波長で送信しない波長制御パターンを
用いる。1821は合波器であり、各波長可変送信部か
ら出力された光信号を1本の光ファイバに集光し、外部
光ファイバ伝送路へ出力する。1822は分波器であ
り、外部光ファイバ伝送路から送られてきた波長λ1〜
λ8の光信号をそれぞれの波長に分離する。1811〜
1818は光受信部であり、分波器1822で分離され
た波長λ1〜λ8の光信号を電気信号に変換するもので
ある。ノード装置の他の部分は実施例1と同様であり、
同じ部分は同一番号で記してある。
可変送信部であり、レーザダイオードの注入電流を制御
することにより入力信号を任意の波長の光信号に変換し
て出力する光送信器である。1809波長制御部であ
り、波長可変送信部1801〜1808を図4の波長制
御パターンに従ってそれぞれの送信波長を任意の波長に
設定するものである。例えば、制御アドレスA1〜A8
を順次周期的に変更することで、波長可変送信部180
1の入力端IN1に入力した信号を波長λ1の光信号に
変換し、次の周期で波長λ2の光信号に変換し、さらに
波長λ3,λ4,λ5,λ6,λ7,λ8と順次変更す
る。波長可変送信部1802も同様に入力端IN2に入
力した信号を波長λ2,λ3,λ4,λ5,λ6,λ
7,λ8,λ1の順番で繰り返し上記波長の光信号に変
換する。他の波長可変送信部1803〜1808も同様
である。波長変更の周期は例えばパケット長の整数倍に
設定される。つまり数パケット単位に送信波長が繰り返
し変更されることになる。また、使用する波長制御パタ
ーンは図4に限ったものではないが、複数の波長可変送
信部が同時に同じ波長で送信しない波長制御パターンを
用いる。1821は合波器であり、各波長可変送信部か
ら出力された光信号を1本の光ファイバに集光し、外部
光ファイバ伝送路へ出力する。1822は分波器であ
り、外部光ファイバ伝送路から送られてきた波長λ1〜
λ8の光信号をそれぞれの波長に分離する。1811〜
1818は光受信部であり、分波器1822で分離され
た波長λ1〜λ8の光信号を電気信号に変換するもので
ある。ノード装置の他の部分は実施例1と同様であり、
同じ部分は同一番号で記してある。
【0224】この場合のネットワーク立ち上げ時の動作
手順も実施例1と同じであり、その手順で、各ノード装
置の制御アドレスの時間差の設定が行える。
手順も実施例1と同じであり、その手順で、各ノード装
置の制御アドレスの時間差の設定が行える。
【0225】従って、図18の構成のノード装置でも
「ブロードキャスト通信を行う場合、通常の通信に比べ
て伝送遅延が大きくなるという問題」を解決することが
できる。
「ブロードキャスト通信を行う場合、通常の通信に比べ
て伝送遅延が大きくなるという問題」を解決することが
できる。
【0226】(実施例6)本発明の第6の実施例につい
て説明する。図19は本実施例におけるノード装置の構
成図であり、実施例3でスイッチ141に空間分割型の
スイッチを用い、伝送路としてリボンファイバなどの空
間分割並列多重伝送路を用いたのに対し、本実施例では
波長多重を用いて1本の光ファイバに信号を多重し、対
向する2つのノード装置間で交換を行う例を示す。波長
多重部分の動作は実施例5と同じである。
て説明する。図19は本実施例におけるノード装置の構
成図であり、実施例3でスイッチ141に空間分割型の
スイッチを用い、伝送路としてリボンファイバなどの空
間分割並列多重伝送路を用いたのに対し、本実施例では
波長多重を用いて1本の光ファイバに信号を多重し、対
向する2つのノード装置間で交換を行う例を示す。波長
多重部分の動作は実施例5と同じである。
【0227】この場合のネットワーク立ち上げ時の動作
手順も実施例3と同じであり、その手順で、各ノード装
置の制御アドレスの時間差の設定が行える。
手順も実施例3と同じであり、その手順で、各ノード装
置の制御アドレスの時間差の設定が行える。
【0228】従って、図19の構成のノード装置でも
「ブロードキャスト通信を行う場合、通常の通信に比べ
て伝送遅延が大きくなるという問題」を解決することが
できる。
「ブロードキャスト通信を行う場合、通常の通信に比べ
て伝送遅延が大きくなるという問題」を解決することが
できる。
【0229】(実施例7)本発明の第7の実施例につい
て説明する。図20は本実施例におけるノード装置の構
成図である。ノード装置毎に同じ接続テーブルを所定の
時間差をもって使用することができるよう、少なくとも
ネットワーク立ち上げ時に、制御パケットを伝送するこ
とを行う点は、実施例1、2と同じであるが、次の点が
異なる。つまり、実施例1、2では、制御パケットを通
信のデータパケットを伝送する伝送チャネル1を通じて
伝送していたのに対して、本実施例では、特に制御パケ
ット伝送用のチャネル(伝送チャネル0と呼ぶ)を設け
て、そこに制御パケットを流すようにする。
て説明する。図20は本実施例におけるノード装置の構
成図である。ノード装置毎に同じ接続テーブルを所定の
時間差をもって使用することができるよう、少なくとも
ネットワーク立ち上げ時に、制御パケットを伝送するこ
とを行う点は、実施例1、2と同じであるが、次の点が
異なる。つまり、実施例1、2では、制御パケットを通
信のデータパケットを伝送する伝送チャネル1を通じて
伝送していたのに対して、本実施例では、特に制御パケ
ット伝送用のチャネル(伝送チャネル0と呼ぶ)を設け
て、そこに制御パケットを流すようにする。
【0230】図1あるいは図10と、図20との違い
は、符号2003、2004で表わされる制御パケット
伝送用の伝送チャネルが増えていること、さらにそれに
よって、図1、図10では必要であったセレクタ151
が不要となっていることである。また図20の分離挿入
部101には制御パケット検出部が不要なので、従来
(図2)の分離挿入部を用いても可能である。その外の
構成要因は同じなので、同じ番号で表記し、説明は省略
する。
は、符号2003、2004で表わされる制御パケット
伝送用の伝送チャネルが増えていること、さらにそれに
よって、図1、図10では必要であったセレクタ151
が不要となっていることである。また図20の分離挿入
部101には制御パケット検出部が不要なので、従来
(図2)の分離挿入部を用いても可能である。その外の
構成要因は同じなので、同じ番号で表記し、説明は省略
する。
【0231】続いてこのネットワーク立ち上げ時の動作
手順を説明する。まず、それぞれのノード装置に電源が
投入されると、ノード装置間の同期がとられる。同期が
とられることにより、ノード装置でパケットを受信した
ときに、その先頭を認識することができ、ヘッダ検出が
可能になる。各ノード装置のスイッチ制御部は、接続テ
ーブルの制御アドレスA1〜A8を順次周期的に変更す
ることで、スイッチの接続状態を周期的に変更してい
る。ただし、各ノードで使用している接続テーブル間の
時間差は、電源投入のタイミングに依存し、不定とな
る。
手順を説明する。まず、それぞれのノード装置に電源が
投入されると、ノード装置間の同期がとられる。同期が
とられることにより、ノード装置でパケットを受信した
ときに、その先頭を認識することができ、ヘッダ検出が
可能になる。各ノード装置のスイッチ制御部は、接続テ
ーブルの制御アドレスA1〜A8を順次周期的に変更す
ることで、スイッチの接続状態を周期的に変更してい
る。ただし、各ノードで使用している接続テーブル間の
時間差は、電源投入のタイミングに依存し、不定とな
る。
【0232】そのような状態で、 1.マスタノード装置601では、スイッチ141が制
御アドレスA1を使用し、IN1とOUT1が接続して
いるときに、制御パケット生成部150から制御パケッ
トが伝送チャネル131へ出力されるように、スイッチ
制御部ならびにバッファ制御部が動作する。バッファ制
御部は、制御パケット生成部2002から制御パケット
が伝送チャネル2004へ出力されるように、制御パケ
ット生成部2002に制御信号を出す。
御アドレスA1を使用し、IN1とOUT1が接続して
いるときに、制御パケット生成部150から制御パケッ
トが伝送チャネル131へ出力されるように、スイッチ
制御部ならびにバッファ制御部が動作する。バッファ制
御部は、制御パケット生成部2002から制御パケット
が伝送チャネル2004へ出力されるように、制御パケ
ット生成部2002に制御信号を出す。
【0233】2.伝送チャネル2004に出力された制
御パケットは、スレイブノード装置602の伝送チャネ
ル2003から制御パケット検出部2001に入る。制
御パケット検出部2001はスイッチ制御部142に制
御パケット検出信号を出力する。
御パケットは、スレイブノード装置602の伝送チャネ
ル2003から制御パケット検出部2001に入る。制
御パケット検出部2001はスイッチ制御部142に制
御パケット検出信号を出力する。
【0234】3.スレイブノード装置602のスイッチ
制御部142は、制御パケット検出信号が入力される
と、あらかじめ設定されてある所定の時間経過した後
に、図4の接続テーブルの制御アドレスA1を読み出
し、続いてA2、A3、…、A8、A1、A2、…と読
み出し、その読み出した制御アドレスに従って動作を行
う。ここでは、上記所定の時間として、隣接する上流の
ノード装置(ノード装置601)で制御アドレスA7を
用いるのと同時に自ノード装置(ノード装置602)で
制御アドレスA1を用いるような時間とする。
制御部142は、制御パケット検出信号が入力される
と、あらかじめ設定されてある所定の時間経過した後
に、図4の接続テーブルの制御アドレスA1を読み出
し、続いてA2、A3、…、A8、A1、A2、…と読
み出し、その読み出した制御アドレスに従って動作を行
う。ここでは、上記所定の時間として、隣接する上流の
ノード装置(ノード装置601)で制御アドレスA7を
用いるのと同時に自ノード装置(ノード装置602)で
制御アドレスA1を用いるような時間とする。
【0235】4.さらに3.に平行して、スイッチ14
1が制御アドレスA1を使用し、IN1とOUT1が接
続しているときに、制御パケット生成部2002から制
御パケットが伝送チャネル2004へ出力されるよう
に、バッファ制御部143に指示を出す。バッファ制御
部は、制御パケット生成部2002から制御パケットが
伝送チャネル2004へ出力されるように、制御パケッ
ト生成部2002に制御信号を出す。
1が制御アドレスA1を使用し、IN1とOUT1が接
続しているときに、制御パケット生成部2002から制
御パケットが伝送チャネル2004へ出力されるよう
に、バッファ制御部143に指示を出す。バッファ制御
部は、制御パケット生成部2002から制御パケットが
伝送チャネル2004へ出力されるように、制御パケッ
ト生成部2002に制御信号を出す。
【0236】5.スレーブノード装置603に関して
2.3.4.を行う。
2.3.4.を行う。
【0237】6.スレーブノード装置604に関して
2.3.4.を行う。
2.3.4.を行う。
【0238】7.伝送チャネル2004に出力された制
御パケットは、マスタノード装置601の伝送チャネル
2003から制御パケット検出部2001に入る。マス
タノード装置だけは、制御パケット検出部2001から
スイッチ制御部に制御パケット検出信号を出力しない。
従ってマスタノード装置のスイッチ制御部が制御パケッ
ト検出信号に従って動作することはない。この手順で、
各ノード装置の制御アドレスの時間差の設定が行える。
御パケットは、マスタノード装置601の伝送チャネル
2003から制御パケット検出部2001に入る。マス
タノード装置だけは、制御パケット検出部2001から
スイッチ制御部に制御パケット検出信号を出力しない。
従ってマスタノード装置のスイッチ制御部が制御パケッ
ト検出信号に従って動作することはない。この手順で、
各ノード装置の制御アドレスの時間差の設定が行える。
【0239】従って、図20の構成のノード装置でも
「ブロードキャスト通信を行う場合、通常の通信に比べ
て伝送遅延が大きくなるという問題」を解決することが
できる。
「ブロードキャスト通信を行う場合、通常の通信に比べ
て伝送遅延が大きくなるという問題」を解決することが
できる。
【0240】(実施例8)本発明の第8の実施例につい
て説明する。図21は本実施例におけるノード装置の構
成図であり、実施例5とよく似ているが、次の点が異な
る。つまり、実施例5では、制御パケットを通常のデー
タパケットを伝送する伝送チャネル1(波長λ1)を通
じて伝送していたのに対して、本実施例では、特に制御
パケット伝送用のチャネル(伝送チャネル0:波長λ0
と呼ぶ)を設けて、そこに制御パケットを流すようにす
る。制御パケット用のチャネルは特に波長可変送信部で
ある必要はないので、本実施例では波長固定(波長λ
0)送信部2102としている。
て説明する。図21は本実施例におけるノード装置の構
成図であり、実施例5とよく似ているが、次の点が異な
る。つまり、実施例5では、制御パケットを通常のデー
タパケットを伝送する伝送チャネル1(波長λ1)を通
じて伝送していたのに対して、本実施例では、特に制御
パケット伝送用のチャネル(伝送チャネル0:波長λ0
と呼ぶ)を設けて、そこに制御パケットを流すようにす
る。制御パケット用のチャネルは特に波長可変送信部で
ある必要はないので、本実施例では波長固定(波長λ
0)送信部2102としている。
【0241】この場合のネットワーク立ち上げ時の動作
手順も実施例7と同じであり、その手順で、各ノード装
置の制御アドレスの時間差の設定が行える。
手順も実施例7と同じであり、その手順で、各ノード装
置の制御アドレスの時間差の設定が行える。
【0242】従って、図21の構成のノード装置でも
「ブロードキャスト通信を行う場合、通常の通信に比べ
て伝送遅延が大きくなるという問題」を解決することが
できる。
「ブロードキャスト通信を行う場合、通常の通信に比べ
て伝送遅延が大きくなるという問題」を解決することが
できる。
【0243】
【発明の効果】以上説明したように、複数の端末を接続
するための複数のノード装置を、複数の伝送チャネルを
有する並列多重伝送路によってリング状に接続したネッ
トワークにおいて、各ノード装置の制御アドレスの時間
差の設定を行うことにより、ブロードキャスト通信を行
う場合、通常の通信に比べて伝送遅延が大きくなるとい
う問題を解決することができる。
するための複数のノード装置を、複数の伝送チャネルを
有する並列多重伝送路によってリング状に接続したネッ
トワークにおいて、各ノード装置の制御アドレスの時間
差の設定を行うことにより、ブロードキャスト通信を行
う場合、通常の通信に比べて伝送遅延が大きくなるとい
う問題を解決することができる。
【図1】本発明によるノード装置の構成を示す図。
【図2】参考例のノード装置の分離挿入部の内部構成を
示す図。
示す図。
【図3】ノード装置のバッファの内部構成を示す図。
【図4】バッファ及びスイッチの制御法則を示す図。
【図5】参考例のノード装置の構成を示す図。
【図6】ネットワークの構成を示す図。
【図7】ネットワークの通信原理を示す図。
【図8】本発明によるノード装置の分離挿入部の内部構
成を示す図。
成を示す図。
【図9】本発明のネットワークに用いるパケットの構成
を示す図。
を示す図。
【図10】実施例2のノード装置の構成を示す図。
【図11】参考例のネットワークに用いるパケットの構
成を示す図。
成を示す図。
【図12】バッファ及びスイッチの制御法則を時間的に
示す図。
示す図。
【図13】実施例3のノード装置の構成を示す図。
【図14】本発明のネットワークに用いるパケットの構
成を示す図。
成を示す図。
【図15】本発明によるノード装置の分離挿入部の内部
構成を示す図。
構成を示す図。
【図16】本発明によるノード装置の時間差情報設定部
の内部構成を示す図。
の内部構成を示す図。
【図17】実施例4のノード装置の構成を示す図。
【図18】実施例5のノード装置の構成を示す図。
【図19】実施例6のノード装置の構成を示す図。
【図20】実施例7のノード装置の構成を示す図。
【図21】実施例8のノード装置の構成を示す図。
【図22】本発明の実施の形態の一例を示す図。
【図23】本発明の実施の形態の一例を示す図。
201,302,801,1501 ヘッダ検出部 202,203,802,803,806,1502,
1503,1506,1507,1601,1602
ゲート 151,204,804,1504 セレクタ 205,304,805,1505 FIFO 1508,1509,1603 ヘッダ書き換え部 301 バッファメモリ 303 アドレスカウンタ 807,2001 制御パケット検出部 311,312,313,314,315,316,3
17,318 記憶領域 100,500,601〜604,701〜704,1
000,1300,1700,1800,1900,2
000,2100 ノード装置 101〜108,501〜508,1301〜1308
分離挿入部 111〜118,511〜518,709〜712 バ
ッファ 121〜128,131〜138,521〜528,5
31〜538,605〜608 並列多重伝送路 141,541,705〜708 スイッチ 142,542,1342 スイッチ制御部 143,543,1343 バッファ制御部 151〜158,551〜558,611〜618,6
21〜628,631〜638,641〜648,72
1〜736 端末 150,2002 制御パケット生成部 1310 時間差情報設定部 1801〜1808 波長可変送信部 1809 波長制御部 1811〜1818,2101 光受信部 1821 合波器 1822 分波器 2102 波長固定送信部
1503,1506,1507,1601,1602
ゲート 151,204,804,1504 セレクタ 205,304,805,1505 FIFO 1508,1509,1603 ヘッダ書き換え部 301 バッファメモリ 303 アドレスカウンタ 807,2001 制御パケット検出部 311,312,313,314,315,316,3
17,318 記憶領域 100,500,601〜604,701〜704,1
000,1300,1700,1800,1900,2
000,2100 ノード装置 101〜108,501〜508,1301〜1308
分離挿入部 111〜118,511〜518,709〜712 バ
ッファ 121〜128,131〜138,521〜528,5
31〜538,605〜608 並列多重伝送路 141,541,705〜708 スイッチ 142,542,1342 スイッチ制御部 143,543,1343 バッファ制御部 151〜158,551〜558,611〜618,6
21〜628,631〜638,641〜648,72
1〜736 端末 150,2002 制御パケット生成部 1310 時間差情報設定部 1801〜1808 波長可変送信部 1809 波長制御部 1811〜1818,2101 光受信部 1821 合波器 1822 分波器 2102 波長固定送信部
Claims (16)
- 【請求項1】 複数のノード装置と、該ノード装置間を
接続し、所定の方向に信号を伝送する並列な複数の伝送
チャネルとを有する通信ネットワークであって、 前記ノード装置は、出力する信号を一時記憶するバッフ
ァと、該バッファから信号を出力できる様に該バッファ
と前記伝送チャネルを接続し、かつ該ブッファが接続さ
れる前記伝送チャネルを所定の順序で変更するスイッチ
手段とを有しており、 この通信ネットワークは、前記複数のノード装置の前記
スイッチ手段における、前記バッファと該バッファから
の信号を所定の方向に伝送する前記伝送チャネルとの接
続の変更のタイミングの関係を制御するタイミング制御
手段を有していることを特徴とする通信ネットワーク。 - 【請求項2】 前記ノード装置は、前記バッファをノー
ド装置に信号を入力する前記複数の伝送チャネルに夫々
対応して有していることを特徴とする請求項1に記載の
通信ネットワーク。 - 【請求項3】 前記ノード装置は、前記バッファを複数
有しており、前記スイッチ手段は、前記複数のバッファ
が信号を出力できる伝送チャネルそれぞれを所定の順序
で且つ同時には異なる伝送チャネルにそれぞれのバッフ
ァからの信号が出力できるようにして変更するものであ
る請求項1もしくは2に記載の通信ネットワーク。 - 【請求項4】 前記複数のノード装置は、第1のノード
装置と、該第1のノード装置から前記所定の方向に信号
を伝送する前記伝送チャネルで伝送された信号が入力さ
れる第2のノード装置とを含んでおり、前記タイミング
制御手段は、前記第2のノード装置から出力する信号で
あって、前記第1のノード装置と第2のノード装置の間
で該信号の伝送に用いられたチャネルと対応する伝送チ
ャネルで該第2のノード装置から前記所定の方向に伝送
すべき信号の、前記第2のノード装置のバッファでの待
ち時間を短縮するように前記第1のノード装置及び第2
のノード装置における前記変更のタイミングを制御する
請求項1乃至3いずれかに記載の通信ネットワーク。 - 【請求項5】 前記第2のノード装置は、前記第1のノ
ード装置との間を接続する前記伝送チャネルそれぞれに
対応して前記バッファを有している請求項4に記載の通
信ネットワーク。 - 【請求項6】 前記複数のノード装置は、第1のノード
装置と、該第1のノード装置から前記所定の方向に信号
を伝送する前記伝送チャネルで伝送された信号が入力さ
れる第2のノード装置とを含んでおり、該第1のノード
装置及び第2のノード装置それぞれは、少なくとも前記
第1のノード装置と第2のノード装置間を接続する前記
伝送チャネルと同数の整数n個のバッファを有してお
り、前記第1のノード装置における前記スイッチ手段
は、前記第1のノード装置の前記n個のバッファが信号
を出力できる伝送チャネルそれぞれを所定の順序で且つ
同時には異なる伝送チャネルにそれぞれのバッファから
の信号が出力できるようにして変更するものであり、前
記第2のノード装置における前記スイッチ手段は、前記
第2のノード装置の前記n個のバッファが信号を出力で
きる伝送チャネルそれぞれを所定の順序で且つ同時には
異なる伝送チャネルにそれぞれのバッファからの信号が
出力できるようにして変更するものであり、前記第1の
ノード装置の前記スイッチ手段を介して信号が出力され
る前記伝送チャネルそれぞれと、前記第2のノード装置
の前記スイッチ手段を介して信号が出力される前記伝送
チャネルそれぞれは、1対1に対応しており、前記第1
のノード装置の前記スイッチ手段における前記伝送チャ
ネルを変更する時間を行列の一方にとり各バッファが信
号を出力できる伝送チャネルを行列の他方にとって表に
したものが、前記第2のノード装置の前記スイッチ手段
における前記伝送チャネルを変更する時間を行列の一方
にとり各バッファが信号を出力できる伝送チャネルを行
列の他方にとって表にしたものの伝送チャネルが対応す
る伝送チャネルに置き換わっている表となっており、前
記タイミング制御手段は、前記第1のノード装置の前記
スイッチ手段と前記第2のノード装置の前記スイッチ手
段とにおける該表が同期しないように制御するものであ
る請求項1乃至5いずれかに記載の通信ネットワーク。 - 【請求項7】 複数のノード装置と、該ノード装置間を
接続し信号を伝送する並列な複数の伝送チャネルとを有
する通信ネットワークであって、 前記複数のノード装置は第1のノード装置及び該第1の
ノード装置が前記伝送チャネルに出力した信号が入力さ
れる第2のノード装置を少なくとも含んでおり、 該第1のノード装置及び第2のノード装置それぞれは、
出力する信号を一時記憶するバッファと、該バッファか
ら信号を出力できる様に該バッファと前記伝送チャネル
を接続し、かつ該バッファが接続される前記伝送チャネ
ルを所定の順序で変更するスイッチ手段を有しており、 この通信ネットワークは、前記第1のノード装置及び第
2のノード装置の前記スイッチ手段がそれぞれ前記変更
を行うタイミングを、前記第2のノード装置から出力す
る信号であって、前記第1のノード装置と第2のノード
装置の間で該信号の伝送に用いられた伝送チャネルと対
応する伝送チャネルで該第2のノード装置から伝送すべ
き信号の、前記第2のノード装置のバッファでの待ち時
間を短縮するように制御するタイミング制御手段を有す
ることを特徴とする通信ネットワーク。 - 【請求項8】 前記第2のノード装置は、前記第1のノ
ード装置との間を接続する前記伝送チャネルそれぞれに
対応して前記バッファを有している請求項6に記載の通
信ネットワーク。 - 【請求項9】 複数のノード装置と、該ノード装置間を
接続し信号を伝送する並列な複数の伝送チャネルとを有
する通信ネットワークであって、 前記複数のノード装置は第1のノード装置及び該第1の
ノード装置が前記伝送チャネルに出力した信号が入力さ
れる第2のノード装置を少なくとも含んでおり、該第1
のノード装置及び第2のノード装置それぞれは、少なく
とも前記第1のノード装置と第2のノード装置間を接続
する前記伝送チャネルと同数の整数n個のバッファを有
しており、前記第1のノード装置は、前記第1のノード
装置の前記n個のバッファが信号を出力できる伝送チャ
ネルそれぞれを所定の順序で且つ同時には異なる伝送チ
ャネルにそれぞれのバッファからの信号が出力できるよ
うにして変更するスイッチ手段を有しており、前記第2
のノード装置は、前記第2のノード装置の前記n個のバ
ッファが信号を出力できる伝送チャネルそれぞれを所定
の順序で且つ同時には異なる伝送チャネルにそれぞれの
バッファからの信号が出力できるようにして変更するス
イッチ手段を有しており、前記第1のノード装置の前記
スイッチ手段を介して信号が出力される前記伝送チャネ
ルそれぞれと、前記第2のノード装置の前記スイッチ手
段を介して信号が出力される前記伝送チャネルそれぞれ
は、1対1に対応しており、前記第1のノード装置の前
記スイッチ手段における前記伝送チャネルを変更する時
間を行列の一方にとり各バッファが信号を出力できる伝
送チャネルを行列の他方にとって表にしたものが、前記
第2のノード装置の前記スイッチ手段における前記伝送
チャネルを変更する時間を行列の一方にとり各バッファ
が信号を出力できる伝送チャネルを行列の他方にとって
表にしたものの伝送チャネルが対応する伝送チャネルに
置き換わっている表となっており、 この通信ネットワークは、前記第1のノード装置の前記
スイッチ手段と前記第2のノード装置の前記スイッチ手
段とにおける該表が同期しないように制御するタイミン
グ制御手段を有していることを特徴とする通信ネットワ
ーク。 - 【請求項10】 前記タイミング制御手段は、前記ノー
ド装置間で、前記タイミングの制御を行う為の信号を伝
送する手段を含むことを特徴とする請求項1乃至9いず
れかに記載の通信ネットワーク。 - 【請求項11】 複数のノード装置と、該ノード装置間
を接続し、所定の方向に信号を伝送する並列な複数の伝
送チャネルとを有しており、前記ノード装置は、出力す
る信号を一時記憶するバッファと、該バッファから信号
を出力できる様に該バッファと前記伝送チャネルを接続
し、かつ該バッファが接続される前記伝送チャネルを所
定の順序で変更するスイッチ手段とを有している通信ネ
ットワークにおける伝送制御方法であって、 前記複数のノード装置の前記スイッチ手段における、前
記バッファと該バッファからの信号を所定の方向に伝送
する前記伝送チャネルとの接続の変更のタイミングを制
御することを特徴とする伝送制御方法。 - 【請求項12】 前記複数のノード装置は、第1のノー
ド装置と、該第1のノード装置から前記所定の方向に信
号を伝送する前記伝送チャネルで伝送された信号が入力
される第2のノード装置とを含んでおり、前記タイミン
グの制御手段は、前記第2のノード装置から出力する信
号であって、前記第1のノード装置と第2のノード装置
の間で該信号の伝送に用いられたチャネルと対応する伝
送チャネルで該第2のノード装置から前記所定の方向に
伝送すべき信号の、前記第2のノード装置のバッファで
の待ち時間を短縮するように前記第1のノード装置及び
第2のノード装置における前記変更のタイミングを制御
するものである請求項11に記載の伝送制御方法。 - 【請求項13】 前記複数のノード装置は、第1のノー
ド装置と、該第1のノード装置から前記所定の方向に信
号を伝送する前記伝送チャネルで伝送された信号が入力
される第2のノード装置とを含んでおり、該第1のノー
ド装置及び第2のノード装置それぞれは、少なくとも前
記第1のノード装置と第2のノード装置間を接続する前
記伝送チャネルと同数の整数n個のバッファを有してお
り、前記第1のノード装置における前記スイッチ手段
は、前記第1のノード装置の前記n個のバッファが信号
を出力できる伝送チャネルそれぞれを所定の順序で且つ
同時には異なる伝送チャネルにそれぞれのバッファから
の信号が出力できるようにして変更するものであり、前
記第2のノード装置における前記スイッチ手段は、前記
第2のノード装置の前記n個のバッファが信号を出力で
きる伝送チャネルそれぞれを所定の順序で且つ同時には
異なる伝送チャネルにそれぞれのバッファからの信号が
出力できるようにして変更するものであり、前記第1の
ノード装置の前記スイッチ手段を介して信号が出力され
る前記伝送チャネルそれぞれと、前記第2のノード装置
の前記スイッチ手段を介して信号が出力される前記伝送
チャネルそれぞれは、1対1に対応しており、前記第1
のノード装置の前記スイッチ手段における前記伝送チャ
ネルを変更する時間を行列の一方にとり各バッファが信
号を出力できる伝送チャネルを行列の他方にとって表に
したものが、前記第2のノード装置の前記スイッチ手段
における前記伝送チャネルを変更する時間を行列の一方
にとり各バッファが信号を出力できる伝送チャネルを行
列の他方にとって表にしたものの伝送チャネルが対応す
る伝送チャネルに置き換わっている表となっており、前
記タイミング制御手段は、前記第1のノード装置の前記
スイッチ手段と前記第2のノード装置の前記スイッチ手
段とにおける該表が同期しないように制御するものであ
る請求項11もしくは12いずれかに記載の伝送制御方
法。 - 【請求項14】 複数のノード装置と、該ノード装置間
を接続し信号を伝送する並列な複数の伝送チャネルとを
有しており、前記複数のノード装置は第1のノード装置
及び該第1のノード装置が前記伝送チャネルに出力した
信号が入力される第2のノード装置を少なくとも含んで
おり、該第1のノード装置及び第2のノード装置それぞ
れは、出力する信号を一時記憶するバッファと、該バッ
ファから信号を出力できる様に該バッファと前記伝送チ
ャネルを接続し、かつ該バッファが接続される前記伝送
チャネルを所定の順序で変更するスイッチ手段を有して
いる通信ネットワークにおける伝送制御方法であって、 前記第1のノード装置及び第2のノード装置の前記スイ
ッチ手段がそれぞれ前記変更を行うタイミングを、前記
第2のノード装置から出力する信号であって、前記第1
のノード装置と第2のノード装置の間で該信号の伝送に
用いられた伝送チャネルと対応する伝送チャネルで該第
2のノード装置から伝送すべき信号の、前記第2のノー
ド装置のバッファでの待ち時間を短縮するように制御す
ることを特徴とする伝送制御方法。 - 【請求項15】 複数のノード装置と、該ノード装置間
を接続し信号を伝送する並列な複数の伝送チャネルとを
有しており、前記複数のノード装置は第1のノード装置
及び該第1のノード装置が前記伝送チャネルに出力した
信号が入力される第2のノード装置を少なくとも含んで
おり、該第1のノード装置及び第2のノード装置それぞ
れは、少なくとも前記第1のノード装置と第2のノード
装置間を接続する前記伝送チャネルと同数の整数n個の
バッファを有しており、前記第1のノード装置は、前記
第1のノード装置の前記n個のバッファが信号を出力で
きる伝送チャネルそれぞれを所定の順序で且つ同時には
異なる伝送チャネルにそれぞれのバッファからの信号が
出力できるようにして変更するスイッチ手段を有してお
り、前記第2のノード装置は、前記第2のノード装置の
前記n個のバッファが信号を出力できる伝送チャネルそ
れぞれを所定の順序で且つ同時には異なる伝送チャネル
にそれぞれのバッファからの信号が出力できるようにし
て変更するスイッチ手段を有しており、前記第1のノー
ド装置の前記スイッチ手段を介して信号が出力される前
記伝送チャネルそれぞれと、前記第2のノード装置の前
記スイッチ手段を介して信号が出力される前記伝送チャ
ネルそれぞれは、1対1に対応している通信ネットワー
クにおける伝送制御方法であって、 前記第1のノード装置の前記スイッチ手段における前記
伝送チャネルを変更する時間を行列の一方にとり各バッ
ファが信号を出力できる伝送チャネルを行列の他方にと
って表にしたものが、前記第2のノード装置の前記スイ
ッチ手段における前記伝送チャネルを変更する時間を行
列の一方にとり各バッファが信号を出力できる伝送チャ
ネルを行列の他方にとって表にしたものの伝送チャネル
が対応する伝送チャネルに置き換わっている表となって
おり、前記第1のノード装置の前記スイッチ手段と前記
第2のノード装置の前記スイッチ手段とにおける該表が
同期しないように制御することを特徴とする伝送制御方
法。 - 【請求項16】 前記タイミングの制御は、前記ノード
装置間で、前記タイミングの制御を行う為の信号を伝送
する事によって行う請求項11乃至15いずれかに記載
の伝送制御方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9310472A JPH11145996A (ja) | 1997-11-12 | 1997-11-12 | 通信ネットワーク及びそこで用いる伝送制御方法 |
US09/188,108 US6658017B2 (en) | 1997-11-12 | 1998-11-09 | Communication network, and node device used therein and control method therefor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9310472A JPH11145996A (ja) | 1997-11-12 | 1997-11-12 | 通信ネットワーク及びそこで用いる伝送制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11145996A true JPH11145996A (ja) | 1999-05-28 |
Family
ID=18005664
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9310472A Withdrawn JPH11145996A (ja) | 1997-11-12 | 1997-11-12 | 通信ネットワーク及びそこで用いる伝送制御方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6658017B2 (ja) |
JP (1) | JPH11145996A (ja) |
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JP2008283283A (ja) * | 2007-05-08 | 2008-11-20 | Nec Commun Syst Ltd | 通信装置、通信システム、通信制御方法及び通信制御プログラム |
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DE10319561B4 (de) * | 2003-04-30 | 2005-05-04 | Siemens Ag | Verfahren zum Betreiben einer digitalen Schnittstellenanordnung sowie digitale Schnittstellenanordnung zum Austausch von Daten |
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US9189218B2 (en) * | 2014-03-26 | 2015-11-17 | Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) | Processing packets by generating machine code from pre-compiled code fragments |
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US5790523A (en) * | 1993-09-17 | 1998-08-04 | Scientific-Atlanta, Inc. | Testing facility for a broadband communications system |
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1997
- 1997-11-12 JP JP9310472A patent/JPH11145996A/ja not_active Withdrawn
-
1998
- 1998-11-09 US US09/188,108 patent/US6658017B2/en not_active Expired - Fee Related
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