JPH1188393A - ノード装置及びそれを用いるネットワーク及びそこで用いる伝送制御方法 - Google Patents

ノード装置及びそれを用いるネットワーク及びそこで用いる伝送制御方法

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JPH1188393A
JPH1188393A JP9355028A JP35502897A JPH1188393A JP H1188393 A JPH1188393 A JP H1188393A JP 9355028 A JP9355028 A JP 9355028A JP 35502897 A JP35502897 A JP 35502897A JP H1188393 A JPH1188393 A JP H1188393A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワークを柔軟に構成できるようにす
る。 【解決手段】 複数の第1のチャネルと、第1のチャネ
ルとは伝送方向が逆の複数の第2のチャネルを用いてネ
ットワークを構成する。複数の第1のチャネル間での信
号の交換が行えるようにし、該交換後の出力を第1のチ
ャネルで出力するか、第2のチャネルで出力するかを選
択できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は信号の伝送に用いる
ノード装置や、それを用いたネットワークや、そこで用
いる信号の伝送制御方法に関する。特に、ネットワーク
を柔軟に構成でき、伝送方向を柔軟に選択でき、ネット
ワークで発生する障害にも対応できるノード装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、情報量の増大に伴い、端末装置を
接続するネットワークの高速大容量化に対応すべく、複
数のチャネルを用いて信号を伝送する構成が検討されて
いる。例えば特開平8-172394号、特開平8-237306号、特
開平9-55758号などに複数のチャネルを用いて伝送を行
う構成が示されている。
【0003】本発明の説明に先立ち、本発明の実施例を
理解しやすくする為、特開平8-237306号の構成の一部を
援用した参考例を以下に示す。
【0004】図5は参考例のネットワークにおけるノー
ド装置の構成図であり、ノード装置にサブ伝送路を介し
て端末551〜558を接続している例を示している。
符号501〜508は、分離挿入手段であるところの分
離挿入部であり、並列多重伝送路から入力されるパケッ
トのアドレスを検出し、サブ伝送路を介して端末へ伝送
させるパケットとバッファへ入力させるパケットに分離
する機能と、端末から伝送されてくるパケットを、並列
多重伝送路から入力されるパケット流に挿入する機能と
を有している。符号511〜518は、バッファ手段で
あるところのバッファであり、分離挿入部から出力され
るパケットをスイッチ541の出力端に対応した記憶領
域に一時記憶する機能を有している。符号521〜52
8、531〜538はノード間を接続するための複数の
チャネルからなる並列多重伝送路であり、例えば空間的
に分離された複数の光ファイバ伝送路であったり、ある
いは1本の光ファイバ上に波長分割されて多重化された
波長多重伝送路であったりする。符号541はスイッチ
であり、スイッチ制御部542に制御されて、入力端I
N1〜IN8に入力したパケットを任意の出力端OUT
1〜OUT8へ接続するものである。スイッチ541
は、並列多重伝送路に複数の光ファイバ伝送路を用いる
ときには、空間スイッチ等を用いて交換を行う。また、
波長多重伝送路を用いる場合には、図とは若干構成が異
なるが、複数の可変波長レーザダイオードと合波器から
なる送信部を波長多重伝送路へ接続し、波長多重伝送路
の受信部で分波器により各波長を分離することでノード
間でスイッチを構成し、可変波長レーザダイオードの送
信波長を波長λ1〜λ8の任意の波長に設定することで
交換を行う。符号542はスイッチ制御部であり、例え
ば図4の制御パターンに従ってスイッチを制御する。符
号543はバッファ制御部であり、各バッファに接続さ
れたスイッチの入力端が所望の出力端に接続されたとき
に、バッファから記憶されているパケットを読み出す様
に制御するものである。
【0005】図4はスイッチ541の入出力の接続関係
を示す制御パターンであり、制御アドレスA1〜A8に
よりスイッチの入出力接続関係が変更される。入力端I
N1〜IN8はバッファ511〜518に対応してお
り、出力端OUT1〜OUT8(または送信波長λ1〜
λ8)は各バッファの記憶領域1〜記憶領域8に対応し
ている。
【0006】図6は、図5に示したノード装置を用いた
ネットワークシステムの構成例であり、4つのノード装
置601〜604を並列多重伝送路605〜608によ
ってリング型に接続し、各ノード装置にはそれぞれ8本
のサブ伝送路を介して8台の端末が接続されている。端
末611〜618は端末551〜558に対応し、同様
に621〜628、631〜638、641〜648も
端末551〜558に対応している。
【0007】図7はこのネットワークの通信原理を説明
するための図であり、701〜704はノード装置、7
05〜708はスイッチ541に対応した交換スイッ
チ、709〜712はバッファ511〜518に対応し
たバッファ、721〜736は端末、A,B,C,Dは
リングを成す並列伝送路である。
【0008】まず、図7を用いてこのネットワークの通
信原理について説明する。このネットワークは複数のリ
ングA,B,C,Dを有し、各リング間は交換スイッチ
705〜709によって相互に接続されている。各端末
は並列伝送路A,B,C,Dの中の1つのリング伝送路
に接続されており、他のリングに接続された端末と通信
を行う場合は、少なくとも1回、任意の交換スイッチで
他のリングに交換されることで通信が行われる。交換が
行われる位置は特定されないが、宛先ノードの1つ手前
のノードで宛先の伝送路へ乗り換えて、他のノードでは
任意の伝送路へ乗り換えるようにすると通信制御が容易
になる。このネットワークはノード装置を簡略化するた
め、交換スイッチ705〜708は入力信号とは無関係
に入出力の接続関係を特定の巡回パターンにしたがって
一定周期に変更し、バッファ709〜712で入力信号
を一時蓄積して、交換スイッチの入出力接続関係が所望
の関係になったときにバッファからパケットを読み出す
ようにして交換が行われる。
【0009】例えば、端末722から端末732へ通信
する場合は、端末722から出力されたパケットはノー
ド701のバッファ709に蓄積され、スイッチ705
の入力端IN2が例えば出力端OUT2に接続されたと
きにバッファから読み出されて伝送路Bに出力され、ノ
ード702のバッファ710へ入力してスイッチ706
のIN2とOUT4が接続されたときにバッファから読
み出されることにより、伝送路Dへ出力されて端末73
2へパケットが送られる。
【0010】このように、それぞれのノード装置で任意
のリング伝送路に乗り換えることにより通信が行われ
る。
【0011】次に、図5、6を用いて詳細を説明する。
説明においては並列多重伝送路は空間的に分離された複
数の光ファイバ伝送路、スイッチは空間スイッチとして
説明するが、波長多重伝送路を用いる場合も上記原理に
基づいており、ほぼ同様の動作が行われる。仮に、端末
612から端末635へ通信する場合の動作例について
説明する。端末612からの送信データは固定長のパケ
ットに分割され、各パケットのヘッダに宛先アドレスが
記載されて出力される。出力されたパケットはサブ伝送
路を通ってノード装置601へ入力し、分離挿入部50
2で並列多重伝送路からのパケット流の隙間に挿入さ
れ、バッファ512へ送られる。バッファ512は、入
力したパケットの宛先アドレスがあらかじめ記憶してい
る隣接下流ノード装置のアドレスと一致しないので、任
意の記憶領域にそのパケットを記憶させる。ここでは仮
に記憶領域1に記憶されるとする。バッファ制御部54
3はスイッチ541の入力端IN2が出力端OUT1に
接続されるまでそのパケットの読み出しを待機させ、接
続された時にパケットを読み出す。スイッチ制御部54
2は、図4に示すテーブルのように制御アドレスをA
1,A2,A3,A4,A5,A6,A7,A8と順次
供給してスイッチ541の接続関係を変更させ、かつ制
御アドレスを例えば1パケット長周期に供給すること
で、8パケット周期で同じパターンを繰り返すように制
御している。その情報をバッファ制御部543へ通知す
ることでバッファからの読み出しタイミングが制御され
る。ここではスイッチ541の入力端IN2が出力端O
UT1に接続されたときにバッファ512の記憶領域O
UT1からパケットが読み出されることにより、そのパ
ケットはスイッチ541を通って伝送路531へ出力さ
れる。伝送路531を伝送されたパケットはノード装置
602に入力し、分離挿入部501を通りバッファ51
1へ入力する。バッファ511はヘッダを検出すると宛
先アドレスが隣接下流ノード装置のアドレスと一致して
いるので、宛先アドレスの端末が接続される伝送路に対
応する記憶領域を指定する。ここでは宛先の端末が伝送
路535に接続されているので記憶領域5に記憶させ
る。バッファ制御部543はスイッチ541のIN1が
OUT5に接続されたときにバッファ511の記憶領域
OUT5からパケットを読み出すことで、パケットはス
イッチ541を通って伝送路535へ出力される。伝送
路を通ってノード装置603の分離挿入部505に入力
したパケットは、宛先アドレスが分離挿入部505に接
続された端末宛なので、伝送路から分離されて端末方向
へ出力される。分離挿入部505から端末方向へ出力さ
れたパケットは、サブ伝送路を通って端末635へ送ら
れ受信される。
【0012】このようにして通信が行われる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明では、ネットワ
ークをより柔軟に構成できるノード装置を提供すること
を目的とする。また、信号の伝送方向を容易に選択でき
る構成を提供することを目的とする。具体的には、最初
はノード装置1台で通信を行うように構成しておき、そ
の後ノード装置を増やしたくなった時に、容易にノード
装置の増設ができたり、ノード装置複数で構成していた
ネットワークを、切り分けて使用することを容易に実現
したり、ネットワークに障害が発生した時に、容易に対
応できるようにしたり、特定の信号を伝送方向を指定し
て伝送したりする。また、何らかの制御情報、例えば、
ネットワーク(もしくはノード装置内)における障害を検
出した場合やトラフィックを制御したい場合などに伝送
する制御情報などを隣接上流ノード装置に送る際に、リ
ングネットワークを一周することなく伝送できる構成を
実現したりする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明のノード装置は以
下の通りである。
【0015】第1の伝送方向を有する複数の第1のチャ
ネルと、該第1の伝送方向とは反対の第2の伝送方向を
有する複数の第2のチャネルとにより信号を伝送するノ
ード装置であって、前記複数の第1のチャネル間での信
号の交換を行い、前記複数の第1のチャネルで出力する
第1のスイッチ手段と、該第1のスイッチ手段からの出
力を前記第1のチャネルのままで出力するか、前記第2
のチャネルで出力するかを選択する第1の選択手段とを
有していることを特徴とするノード装置。
【0016】この構成においては、選択手段により、第
1のチャネルを伝送される信号の出力先を選択すること
ができる為、柔軟に用いることができるノード装置を実
現できる。
【0017】ここで、複数の第1のチャネルは並列であ
り、同時に用いることができる様にし、また複数の第2
のチャネルは並列であり、同時に用いることができる様
にするとよい。特に、第1のチャネル数と第2のチャネル
数を同数とし、選択手段においては、第1のチャネルの
それぞれと第2のチャネルのそれぞれを1対1で対応させ
て接続することにより、スイッチ手段により、第1のチ
ャネル間での信号の交換を行った信号を第1のチャネル
のまま出力するか、第2のチャネルで出力するかを第1の
選択手段で選択して、第1のチャネルで伝送されてきた
信号を実質的にかつ簡便に、複数の第1のチャネルと複
数の第2のチャネルのうちの所望のチャネルで出力する
ことができるようになるのである。
【0018】またここで、あるチャネル(宛先チャネル)
のある箇所まで伝送したい信号を伝送している時、この
第1のスイッチ手段が、その信号が宛先に到達するまで
の間で最後に経由するスイッチ手段である時、このスイ
ッチ手段においては、その信号をチャネルを指定して出
力することになる。そのとき、この信号の宛先チャネル
が第1のチャネルである時には、そのチャネルを指定
し、この信号の宛先チャネルが第2のチャネルである時
には、選択手段によって該宛先チャネルである第2のチ
ャネルに接続される第1のチャネルを指定すればよい。
【0019】前記第1のスイッチ手段は、前記第1の選
択手段が前記スイッチ手段からの出力を前記第1のチャ
ネルのままで出力している状態と前記第2のチャネルで
出力している状態とのどちらを選択しているかに応じ
て、交換を行うようにすると、選択状態が変更されるこ
とによる遅延の増加などの影響を低減もしくは無くすこ
とができる。具体的には、選択状態に応じて、入力さ
れた信号を任意のチャネルで出力するか否か、チャネ
ルを指定して出力する時にはどのチャネルで出力する
か、のいずれか、もしくは両方を決めるものであるとよ
い。より具体的には、交換の際に、入力された信号のア
ドレス情報に基づき、予め用意しているアドレステーブ
ルを参照して交換を行う構成であれば、選択状態毎に参
照すべきアドレステーブルを用意しておき、選択状態に
応じて該アドレステーブルを切替えて用いるようにする
とよい。
【0020】例えば具体的な前記第1の選択手段は、前
記第1のスイッチ手段からの出力を分岐して、一方を第
1のチャネルでのノード装置からの出力とし、他方を前
記第2のチャネルへの出力とする第1の分岐手段と、前
記第2のチャネルでのノード装置への入力と、前記第1
の分岐手段から第2のチャネルへの出力として分岐され
た出力とを2つの入力とし、いずれかを選択して出力す
る選択器とを有していてもよい。
【0021】また具体的には、スイッチ手段は、入力さ
れた信号の宛先と第1の選択手段の選択状態に応じて信
号を出力するチャネルを決める、もしくはチャネルを指
定せずに任意のチャネルで出力するようにすればよい。
例えば、そのために、信号の出力チャネルを決定するの
に用いるアドレステーブルを2つ持っておき、選択手段
の選択状態に応じて使用するアドレステーブルを使い分
けるようにすればよい。
【0022】また前記複数の第2のチャネル間での信号
の交換を行い、前記複数の第2のチャネルで出力する第2
のスイッチ手段を有していてもよい。
【0023】またノード装置内で、前記第2のチャネル
で伝送されている信号を、前記第2のチャネルのままで
出力するか、前記第1のチャネルで出力するかを選択す
る第2の選択手段を有していてもよい。
【0024】ここでこのノード装置が、前述の第2のス
イッチ手段を有するものであり、第2の選択手段は、該
第2のスイッチ手段が第2のチャネル間での信号の乗り換
えを行って第2のチャネルで出力して、第2のチャネルを
伝送されている信号の出力先を選択するものである時、
前述の第1のスイッチ手段と同様に、前記第2のスイッチ
手段は、前記第2の選択手段が前記第2のスイッチ手段か
らの出力を前記複数の第2のチャネルで出力している状
態と前記複数の第1のチャネルで出力している状態との
どちらを選択しているかに応じて、交換を行ってもよ
い。
【0025】また本願は以下の発明も含んでいる。
【0026】第1の伝送方向の複数の第1のチャネルと、
該第1の伝送方向とは反対の第2の伝送方向の複数の第2
のチャネルにより信号を伝送するノード装置であって、
前記第1のチャネルからの入力を前記第1のチャネルで出
力するか、前記第2のチャネルで出力するかを選択する
第1の選択手段を有しており、前記複数の第1のチャネル
と前記複数の第2のチャネルは該第1の選択手段において
一対一で対応しており、該第1の選択手段は、前記第1の
チャネルからの入力を第1のチャネルで出力するか、入
力された第1のチャネルと対応する第2のチャネルで出力
するかを選択するものであることを特徴とするノード装
置。更に、前記第2のチャネルからの入力を前記第2のチ
ャネルで出力するか、前記第1のチャネルで出力するか
を選択する第2の選択手段を有しており、前記複数の第1
のチャネルと前記複数の第2のチャネルは該第2の選択手
段において一対一で対応しており、該第2の選択手段
は、前記第2のチャネルからの入力を第2のチャネルで出
力するか、入力された第2のチャネルと対応する第1のチ
ャネルで出力するかを選択するものであるように構成し
てもよい。
【0027】この発明においても、選択手段により伝送
方向を選択することができ、かつ、選択手段において
は、複数の第1のチャネルと複数の第2のチャネルを一対
一で対応させているため、選択状態を変更して、伝送方
向を切替える時でも、チャネル間での混信が生じず、制
御負荷を大きく低減できる。
【0028】また本願のいずれの発明においても、以下
のように構成することで更に好適となる。
【0029】前記第1の選択手段は、前記第2のチャネル
で信号が正常に入力されなくなった時、前記第1のスイ
ッチ手段からの出力を、前記第2のチャネルに出力する
選択を行うものであったり、前記第2の選択手段は、前
記第1のチャネルで信号が正常に入力されなくなった
時、前記第2のチャネルで伝送されている信号を、前記
第1のチャネルに出力する選択を行うものであれば、障
害が発生し、第2のチャネルで信号が正常にノード装置
に入力されなくなった時には、第1の選択手段により信
号を折り返して、障害発生箇所を回避することができ、
また障害が発生し、第1のチャネルで信号が正常にノー
ド装置に入力されなくなった時には、第2の選択手段に
より信号を折り返して、障害発生箇所を回避することが
できる。
【0030】また前記第1のスイッチ手段は、複数の第1
のチャネルを伝送されてくる信号を記憶し、入力された
チャネル毎に出力するバッファ手段と、該バッファ手段
からの、前記入力されたチャネル毎の出力を各入力と
し、該入力それぞれと、第1のスイッチ手段から出力さ
れる前記複数の第1のチャネルとの接続関係を切り換え
るスイッチから成っていてもよい。
【0031】具体的には、バッファ手段は、入力チャネ
ル毎にバッファを設けて構成すればよく、スイッチとし
ては、一般的に用いられている、例えば、第1のチャネ
ルが4つある時には、4×4スイッチなどを用いることが
できる。またスイッチとして、バッファ手段からの、入
力されたチャネル毎の出力それぞれに対応する可変チャ
ネル送信部(可変波長光源など)を設け、それぞれの可変
チャネル送信部の送信チャネルを切替えて、スイッチン
グを行う構成のものなども用いることができる。
【0032】またバッファ手段においては、入力チャネ
ル毎に信号を記憶する際に、該記憶した信号を出力すべ
きチャネル毎に分けて記憶するようにすればよい。そう
すれば、スイッチにおいて接続関係が変更されるのに対
応して、接続された出力チャネルで出力すべき信号を容
易に読み出す事ができる。
【0033】また前記スイッチは、前記入力と、前記複
数の第1のチャネルとの接続関係を所定のパターンで、
かつ、複数の入力が同時に同じ第1のチャネルに接続さ
れないように変更するものであり、前記バッファ手段
は、前記スイッチにおける接続関係が変更されるのに応
じて、前記入力されたチャネル毎の出力として信号を読
み出すものであってもよい。
【0034】このように制御することにより、バッファ
手段からの、入力されたチャネル毎の出力関でのアービ
トレーション制御や、入力されたチャネル毎の出力それ
ぞれの宛先を判別してスイッチを制御したりする必要が
なくなる為、スイッチ手段における制御負荷が大幅に低
減でき、またスイッチ手段を低コストに構成することが
できる。
【0035】また前記第2のスイッチ手段は、複数の第
2のチャネルを伝送されてくる信号を記憶し、入力され
たチャネル毎に出力するバッファ手段と、該バッファ手
段からの、前記入力されたチャネル毎の出力を各入力と
し、該入力それぞれと、第2のスイッチ手段から出力さ
れる前記複数の第2のチャネルとの接続関係を切り換え
るスイッチから成ってもよい。
【0036】また第1のスイッチ手段と同様に第2のス
イッチ手段においても、前記スイッチは、前記入力と、
前記複数の第2のチャネルとの接続関係を所定のパター
ンで、かつ、複数の入力が同時に同じ第2のチャネルに
接続されないように変更するものであり、前記バッファ
手段は、前記スイッチにおける接続関係が変更されるの
に応じて、前記入力されたチャネル毎の出力として信号
を読み出すものであってもよい。
【0037】また前記第1のチャネルを伝送される信号
のうち、分離すべき信号を分離して、該分離した信号を
接続される副伝送路に出力する分離手段を有したり、前
記第2のチャネルを伝送される信号のうち、分離すべき
信号を分離して、該分離した信号を接続される副伝送路
に出力する分離手段を有したりしてもよい。
【0038】また前記第1のチャネルに信号を挿入する
挿入手段を有したり、前記第2のチャネルに信号を挿入
する挿入手段を有したりしてもよい。
【0039】またノード装置が信号を処理する信号処理
部(より具体的には、ノード装置間の通信や、ノード装
置とそれに接続される端末との間での通信する信号を処
理する通信制御部であったり、または、ネットワークの
管理情報や制御情報を扱う通信制御部であったりする)
を有しており、ここから出力される信号を第1のチャネ
ルもしくは第2のチャネルのいずれかに挿入する挿入手
段を有していてもよい。例えば、第1の伝送方向の上流
のノード装置に対して信号処理部から信号を送りたい時
には、該信号は第2のチャネルの挿入すると、速やかに
伝送することができる。その逆もそうである。また該信
号処理部に他のノードなどから伝送されてきた信号を到
達させるためには、第1のチャネルもしくは第2のチャネ
ルから入力される信号のうち、該信号処理部に入力すべ
き信号を分離して該信号処理部に入力する手段を設ける
とよい。
【0040】また副伝送路からの信号をチャネルに挿入
する際には、第1のチャネルと第2のチャネルのいずれに
挿入するかを選択できるようにすると、伝送距離の低減
や、伝送遅延の低減に特に有効である。
【0041】また本願では、上述のノード装置を前記複
数の第1のチャネル及び複数の第2のチャネルで接続し
たネットワークも開示する。
【0042】また本願における伝送制御方法は以下の通
りである。
【0043】第1の伝送方向を有する複数の第1のチャ
ネルと、該第1の伝送方向とは反対の第2の伝送方向を
有する複数の第2のチャネルとにより信号を伝送するノ
ード装置における信号の伝送制御方法であって、前記複
数の第1のチャネル間での信号の交換を行い、該交換を
行った後の信号を、前記第1のチャネルのままで出力す
るか、前記第2のチャネルで出力するかの選択を行うこ
とを特徴とする伝送制御方法。
【0044】また本願における他の伝送制御方法は以下
の通りである。
【0045】第1の伝送方向の複数の第1のチャネル
と、該第1の伝送方向とは反対の第2の伝送方向の複数
の第2のチャネルとにより信号を伝送するノード装置に
おける信号の伝送制御方法であって、前記第1のチャネ
ルからの入力を前記第1のチャネルで出力するか、前記
第2のチャネルで出力するかの選択を行うものであり、
前記複数の第1のチャネルと前記複数の第2のチャネルは
一対一で対応するものであり、該選択の際には、前記第
1のチャネルからの入力を、第1のチャネルで出力する
か、入力された第1のチャネルと対応する第2のチャネル
で出力するかの選択を行うことを特徴とする伝送制御方
法。
【0046】
【発明の実施の形態】
(実施例1)本発明の第1の実施例について説明する。
【0047】図1は本発明のネットワークに用いるノー
ド装置の構成図であり、ツイストペアケーブル等の伝送
路を介して8つの端末と接続するための入出力ポートP
ORT1〜PORT8と、本発明のノード装置どうしを
多芯光ファイバケーブル等の並列多重伝送路を介して接
続するための、8つの入力端IN1〜IN8及び8つの
出力端OUT1〜OUT8を有するノード装置の構成を
示している。図1において、101〜108は並列多重
伝送路からの信号を入力するための入力端IN1〜IN
8であり、光信号を電気信号に変換するための光受信器
等が含まれる。111〜118は並列多重伝送路へ信号
を出力するための出力端OUT1〜OUT8であり、電
気信号を光信号へ変換するための光送信器等が含まれ
る。121〜128はツイストペアケーブル等を介して
端末を接続するための入出力ポートPORT1〜POR
T8である。131〜138は入力端IN1〜IN8か
らの信号とスイッチ161,162の出力信号のどちら
かを選択して出力する2入力1出力のセレクタである。
141〜148は並列多重伝送路から伝送されてきたパ
ケット流から端末へ送るべきパケットを分離する分離部
と、端末から送られてきたパケットを前記パケット流へ
挿入する挿入部とから成る分離挿入部である。分離挿入
部141〜148はセレクタ131〜138からのパケ
ットの宛先アドレスを検出して、各分離挿入部に接続さ
れた端末宛ならば入出力ポート121〜128へ出力
し、その他はバッファ151〜158へ出力する。ま
た、入出力ポート121〜128からのパケットをセレ
クタ131〜138からのパケット流の隙間に挿入し、
バッファ151〜158へ出力するごとく動作する。1
51〜158は入力データを一時記憶するためのバッフ
ァであり、宛先の出力端ごとに記憶領域が分けられてい
る。161,162は4×4のスイッチであり、入力端
に入力した信号を任意の出力端に接続できるものであ
る。
【0048】図2は本発明のノード装置を用いたネット
ワークの構成例であり、201〜204は本発明のノー
ド装置、211〜248は端末である。各ノード装置の
出力端OUT1〜OUT4は隣接ノード装置の入力端I
N1〜IN4に接続され、出力端OUT5〜OUT8は
隣接ノード装置の入力端IN5〜IN8にそれぞれ並列
多重伝送路により接続されている。並列多重伝送路は、
例えば空間的に分離された複数の光ファイバ伝送路であ
ったり、波長により多重化された1本の波長多重光ファ
イバ伝送路である。また、ノード装置と端末間は上り
用、下り用2対のツイストペアケーブルや光ファイバケ
ーブル等でそれぞれ接続されている。
【0049】図2におけるIN1〜8,OUT1〜8,
P1〜8が図1におけるIN1〜8;101〜108,
OUT1〜8;111〜118,PORT1〜8;12
1〜128に対応する。
【0050】本ネットワークの物理的なトポロジーは図
2のように各ノード装置は双方向の複数の光ファイバ伝
送路によってバス型に接続され、各端末はツイストペア
ケーブルによりノード装置にスター型に接続されるが、
信号のトポロジーは上流から下流(201→204)へ
の複数の固定長パケット流と、下流から上流(204→
201)への複数の固定長パケット流がネットワーク両
端のノード装置においてそれぞれ折り返されることによ
り、多重リング型を形成している。また、本ネットワー
クは端末からまたは端末へのパケットが多重リング伝送
路へ分離挿入される形で接続され、ADM(Add D
rop Multiplexing)ネットワークとし
て構成されている。以下に通信動作の詳細を説明する。
【0051】まず、このネットワークの信号の流れがリ
ングトポロジーであることを説明する。説明の都合上、
上流から下流(201→204)への信号の流れを0系
と呼び、下流から上流(204→201)の信号の流れ
を1系と呼ぶことにする。ノード装置の入力端101〜
108に搭載された光受信器は光信号の入力レベルの監
視と同期信号の抽出を行っており、それらの情報によっ
てセレクタ131〜138を制御している。通常光信号
を受信しているときは、入力端からの信号を分離挿入部
へ出力するように制御し、入力レベルが低下してしきい
値を下回ったり、同期はずれを検出した場合にスイッチ
からの信号を分離挿入部へ出力するように制御してい
る。よって、ノード装置201では入力端101〜10
4へ光信号が入力していないのでスイッチ162からの
信号がセレクタ131〜134を通って分離挿入部14
1〜144側へ折り返されている。つまり1系を伝送さ
れてきた信号はノード装置201で0系に折り返される
ことになる。ノード装置204では入力端105〜10
8へ光信号が入力していないのでスイッチ161からの
信号がセレクタ135〜138を通って分離挿入部14
5〜148側へ折り返されている。つまり0系を伝送さ
れてきた信号はノード装置204で1系に折り返される
(ループバック)ことになる。ノード装置202,20
3では入力端101〜108へ光信号が入力されている
ので、0系の入力信号は0系へ出力され、1系の入力信
号は1系へ出力される。よってネットワーク全体でリン
グ型トポロジーが形成される。
【0052】次に、端末225から端末233へ通信す
る場合を例にとり、本ネットワークの通信動作を説明す
る。端末225は送信すべきデータを例えばATM(A
synchronous Transfer Mod
e:非同期転送モード)セルの様な固定長パケットに分
割し、ヘッダに宛先アドレス(宛先:ノード装置20
3、PORT3)を記載して送出する。ツイストペアケ
ーブルを通って入出力ポート125より入力したパケッ
トは、分離挿入部145でセレクタ135からのパケッ
ト流の隙間に挿入され、バッファ155において一時記
憶される。各バッファ151〜158はスイッチ16
1,162の出力端OUT1〜OUT4に対応した4つ
の宛先指定記憶領域(CH1〜CH4)と宛先を指定し
ない1つの宛先無指定記憶領域に分けられており、入力
したパケットの宛先アドレスを検出して、宛先が隣接下
流のノード装置の同じ系(0系または1系)に接続され
た端末宛ならばその端末が接続されている伝送チャネル
(CH1〜CH4)に対応した宛先指定記憶領域に記憶
し、宛先がその他の場合は宛先無指定記憶領域に記憶さ
せる。ここで、バッファ155に入力した前記パケット
(宛先:ノード装置203、PORT3)の宛先は同
系、隣接下流ではないので宛先無指定記憶領域に記憶さ
れ、図示していない制御部からの指示により読み出され
る。
【0053】制御部はスイッチ161,162の入出力
接続関係を周期的にある繰り返しパターンにしたがって
制御しており、スイッチの接続関係により各バッファの
決められた記憶領域から記憶されているパケットを読み
出す。例えば図3のようにある時間にスイッチ161,
162の接続関係が位相1(IN1→OUT1,IN2
→OUT2,IN3→OUT3,IN4→OUT4)で
あるとすると、1パケット長時間後には位相2(IN1
→OUT2,IN2→OUT3,IN3→OUT4,I
N4→OUT1)になり、2パケット長時間後には位相
3(IN1→OUT3,IN2→OUT4,IN3→O
UT1,IN4→OUT2)になり、3パケット長時間
後には位相4(IN1→OUT4,IN2→OUT1,
IN3→OUT2,IN4→OUT3)になり、4パケ
ット長後に位相1に戻り、以下このパターンが繰り返さ
れる。位相変更の周期や繰り返しパターンは上記に限っ
たものではないが、位相変更周期はパケット長の整数倍
に設定される。
【0054】制御部は同時に位相1の時にはバッファ1
51,155の宛先指定記憶領域CH1、バッファ15
2,156の宛先指定記憶領域CH2、バッファ15
3,157の宛先指定記憶領域CH3、バッファ15
4,158の宛先指定記憶領域CH4からそれぞれ記憶
しているパケットを読み出し、位相2の時にはバッファ
151,155の宛先指定記憶領域CH2、バッファ1
52,156の宛先指定記憶領域CH3、バッファ15
3,157の宛先指定記憶領域CH4、バッファ15
4,158の宛先指定記憶領域CH1からそれぞれ記憶
しているパケットを読み出し、位相3の時にはバッファ
151,155の宛先指定記憶領域CH3、バッファ1
52,156の宛先指定記憶領域CH4、バッファ15
3,157の宛先指定記憶領域CH1、バッファ15
4,158の宛先指定記憶領域CH2からそれぞれ記憶
しているパケットを読み出し、位相4の時にはバッファ
151,155の宛先指定記憶領域CH4、バッファ1
52,156の宛先指定記憶領域CH1、バッファ15
3,157の宛先指定記憶領域CH2、バッファ15
4,158の宛先指定記憶領域CH3からそれぞれ記憶
しているパケットを読み出す。ここで各位相において宛
先指定記憶領域にパケットが記憶されていなかった場合
は、宛先無指定記憶領域からパケットを読み出す。この
ように制御することで、同系、隣接下流ノード装置宛の
パケットはスイッチを通って目的の伝送チャネルへ交換
され、その他のパケットは空いている伝送チャネルへ交
換される。
【0055】よって先にバッファ155の宛先無指定記
憶領域に記憶されたパケットは、例えば位相4のタイミ
ングのときに宛先指定記憶領域CH4にパケットがたま
たま無いために読み出され、スイッチ162のIN1か
らOUT4を通って出力端118で光信号に変換されて
並列多重伝送路の伝送チャネルCH4へ出力される。
【0056】ノード装置202から送出されたパケット
はノード装置201の入力端108に入力し、電気信号
に変換されてセレクタ138に入力する。セレクタ13
8はこの信号を選択して分離挿入部148へ出力し、さ
らにこれを通ってバッファ158へ入力する。このパケ
ットは前述と同様に宛先無指定記憶領域に記憶され、あ
るタイミングでこのパケットが読み出され、例えばスイ
ッチ162のIN4から入力しOUT1へ出力される。
出力されたパケットは出力端115とセレクタ131に
入力される。ノード装置201は片端が並列多重伝送路
に接続されていないので、出力端115に入力した信号
はそこで失われ、セレクタ131に入力した信号はそれ
が選択されて分離挿入部141を通りバッファ151に
入力する。ここでも前述と同様に宛先無指定記憶領域に
記憶され、あるタイミングでこのパケットが読み出さ
れ、例えばスイッチ161のIN1から入力しOUT2
へ出力される。出力されたパケットは出力端112で光
信号に変換されて並列多重伝送路の伝送チャネルCH2
に出力される。
【0057】ノード装置201から送出されたパケット
はノード装置202の入力端102に入力し、電気信号
に変換されてセレクタ132に入力する。セレクタ13
2はこの信号を選択して分離挿入部142へ出力し、さ
らにこれを通ってバッファ152へ入力するこのパケッ
トの宛先は同系、隣接下流のノード装置の伝送チャネル
CH3宛なので、バッファ152の宛先指定記憶領域C
H3に記憶される。このパケットは位相2の時に読み出
され、スイッチ161のIN2から入力しOUT3へ出
力される。出力されたパケットは出力端113で光信号
に変換されて並列多重伝送路の伝送チャネルCH3に出
力される。
【0058】ノード装置202から送出されたパケット
はノード装置203の入力端103に入力し、電気信号
に変換されてセレクタ133に入力する。セレクタ13
3はこの信号を選択して分離挿入部143へ出力する。
分離挿入部143はこのパケットの宛先がこの分離挿入
部143に伝送路を介して接続されている端末233宛
であるので、パケット流からこのパケットを分離して入
出力ポートPORT3へ送り、ツイストペアケーブルを
通って端末233まで伝送される。
【0059】このようにして通信が行われる。
【0060】(実施例2)第1実施例において、並列多
重伝送路の切断等の障害が発生した場合の障害対策方法
について説明する。仮にノード装置202とノード装置
203との間の0系の並列多重伝送路が切断した場合に
ついて説明する。
【0061】この場合、ノード装置203の入力端10
1〜104は並列多重伝送路からの光信号が入力されな
いので、実施例1で説明したようにセレクタ131〜1
34を切り替えて、1系のパケット流であるスイッチ1
62の出力信号選択して0系に折り返す(ループバッ
ク)。この時、入力端101〜104は光入力断情報を
出力端115〜118に通知し、光信号の送出を停止さ
せる。出力端115〜118からの光信号が停止する
と、今度はノード装置202の入力端105〜108で
光信号入力断を検出し、セレクタ135〜138を切り
替えて、0系のパケット流であるスイッチ161の出力
信号を選択して1系に折り返す。よって、ノード装置2
01とノード装置202の間でリング型の信号の流れが
形成され、かつノード装置203とノード装置204の
間で同様にリング型の信号の流れが形成されて、それぞ
れ2つのノード装置間で通信が可能になる。ただし、ル
ープバックしたノード装置のバッファ部では、宛先指定
記憶領域に記憶する時に使用する同系隣接下流のノード
アドレスが変更されてしまうので、あらかじめ正常時の
同系隣接下流のノードアドレスと障害時の同系隣接下流
のノードアドレスを記憶しておき、ループバックしたと
きにそのアドレスを切り替えることにより、通信を可能
とすることができる。例えばノード装置202のバッフ
ァ151〜154には同系隣接下流ノードのアドレスと
して正常時のアドレス(ノード装置203、PORT1
〜PORT4)と障害時のアドレス(ノード装置20
2、PORT5〜PORT8)が記憶されており、入力
端105〜108からの情報に基づきそれらのアドレス
を用いて通信が行われる。
【0062】この障害対策方法が対応できる障害の種類
としては、並列多重伝送路の断線の他、出力端111〜
118の光送信器が故障して光送信出力パワーが低下し
た場合や、入力端101〜108の光受信器が故障して
同期はずれが発生した場合にも適用できる。また、同時
に複数点で障害が発生してもその障害点を境として同様
の動作が行われる。
【0063】(実施例3)図1に示すノード装置を、1
台のみで使用する場合の通信動作について説明する。
【0064】第1実施例で説明したように、並列多重伝
送路が接続されていない場合、0系から1系への切替え
あるいは1系から0系への切替えが行われる。よってノ
ード装置1台のみで使用する場合は、セレクタ131〜
134はスイッチ162からの信号を選択し、セレクタ
135〜138はスイッチ161からの信号を選択し
て、ノード装置内でリングネットワーク形成されること
になる。
【0065】通信動作の例として、入出力ポート125
に接続された端末から入出力ポート127へ接続された
端末宛に信号を伝送する場合について説明する。
【0066】入出力ポート125に接続された端末は送
信すべきデータを固定長パケットに分割し、ヘッダに宛
先アドレス(宛先:ノード装置(203)、PORT
7)を記載して送出する。ツイストペアケーブルを通っ
て入出力ポート125より入力したパケットは、分離挿
入部145でセレクタ135からのパケット流の隙間に
挿入され、バッファ155において宛先無指定記憶領域
に記憶される。バッファ155の宛先無指定記憶領域に
記憶されたパケットは、例えば位相4のタイミングのと
きに宛先指定記憶領域CH4にパケットがたまたま無い
ために読み出され、スイッチ162のIN1からOUT
4を通って出力される。出力されたパケットは出力端1
18とセレクタ134に入力される。出力端118は並
列多重伝送路に接続されていないので、出力端118に
入力した信号はそこで失われ、セレクタ134に入力し
た信号はそれが選択されて分離挿入部144を通りバッ
ファ154に入力する。
【0067】この時バッファ154が記憶している同系
隣接下流ノード装置のアドレスは障害時のアドレス(宛
先:ノード装置(203)、PORT5〜8)であり、
入力したパケットの宛先アドレスがこれと一致したた
め、宛先に対応した宛先指定記憶領域CH3に記憶され
る。このパケットは位相4の時に読み出され、スイッチ
161のIN4から入力しOUT3ヘ出力される。出力
されたパケットはセレクタ137を通って分離挿入部1
47へ出力する。分離挿入部147はこのパケットの宛
先がこの分離挿入部147に伝送路を介して接続されて
いる端末宛であるので、パケット流からこのパケットを
分離して入出力ポートPORT7へ送り、ツイストペア
ケーブルを通って端末まで伝送される。
【0068】このようにして通信が行われる。
【0069】(実施例4)本発明の第4の実施例につい
て説明する。本実施例では実施例1〜3と違って、図8
において左から右に伝送されるチャネルには直接端末
(副伝送路)は接続されていない。また、ネットワーク
構成は2重リング型になっている。また特定の信号、特
にここでは管理パケットをおり返し伝送できる様に構成
している。
【0070】図8は本実施例のネットワークに用いるノ
ード装置の構成図であり、ツイストペアケーブル等の伝
送路を介して4つの端末と接続するための入出力ポート
PORT1〜PORT4と、本発明のノード装置どうし
を多芯光ファイバケーブル等の並列伝送路を介して接続
するための、8つの入力端IN1〜IN8及び8つの出
力端OUT1〜OUT8を有するノード装置の構成を示
している。
【0071】図8において、801〜808は並列伝送
路からの信号を入力するための入力端IN1〜IN8で
あり、光信号を電気信号に変換するための光受信器等が
含まれる。光受信器は光電変換の他、クロック抽出、符
号化された信号の復号化や、障害検出手段としてのAI
S(Alarm Indicated Signal)
の検出及び光入力断の検出を行う。障害検出手段は80
5〜808に第1の障害検出手段が含まれ、801〜8
04に第2の障害検出手段が含まれる。
【0072】811〜818は並列伝送路へ信号を出力
するための出力端OUT1〜OUT8であり、電気信号
を光信号へ変換するための光送信器等が含まれる。光送
信機は電光変換の他、伝送路符号化及び障害時にAIS
挿入を行う。
【0073】821〜824はツイストペアケーブル等
を介して端末を接続するための入出力ポートPORT1
〜PORT4である。各ポートは送信用と受信用の回路
で構成されている。831〜834は管理パケット分離
部881〜884からの信号とスイッチ861の出力信
号のどちらかを選択して出力する第2の選択手段である
ところの2入力1出力のセレクタである。通常時は管理
パケット分離部881〜884からの信号を選択してお
り、入力端801〜804の少なくとも1つがAISま
たは光入力断を検出した場合は、スイッチ861からの
信号を選択する。
【0074】835〜838は管理パケット分離部88
5〜888からの信号と前記セレクタ831〜834か
らの信号のどちらかを選択して出力する第1の選択手段
であるところの2入力1出力のセレクタである。通常時
は管理パケット分離部885〜888からの信号を選択
しており、入力端805〜808の少なくとも1つがA
ISまたは光入力断を検出した場合は、セレクタ831
〜834からの信号を選択する。
【0075】841〜844は並列伝送路から伝送され
てきたパケット流から端末へ送るべきパケットを分離
し、且つ端末から送られてきたパケットを前記パケット
流へ挿入し、さらに制御パケットを分離挿入するための
分離挿入手段であるところの分離挿入部である。分離挿
入部841〜844はセレクタ835〜838からのパ
ケットの宛先アドレスを検出して、各分離挿入部に接続
された端末宛ならば入出力ポート821〜824へ出力
し、そのノード装置宛の制御パケットならば通信通信制
御部862へ出力し、その他はバッファ851〜854
へ出力する。また、入出力ポート821〜824からの
パケットをセレクタ835〜838からのパケット流の
隙間に挿入し、データパケットならばバッファ851〜
854へ出力し、そのノード宛の制御パケットならばバ
ッファ851〜854へ出力し、そのノード宛の制御パ
ケットならば通信通信制御部862へ出力する。また、
通信通信制御部862からの制御パケットをパケット流
の隙間に挿入する機能を有する。
【0076】851〜854は入力データを一時記憶す
るためのバッファ手段であるところのバッファであり、
宛先の出力端ごとに記憶領域が分けられている。各バッ
ファ851〜854はスイッチ861の出力端OUT1
〜OUT4に対応した4つの宛先指定記憶領域(CH1
〜CH4)と宛先を指定しない1つの宛先無指定記憶領
域に分けられており、入力したパケットの宛先アドレス
を検出して、宛先が隣接下流のノード装置に接続された
端末宛ならばその端末が接続されている伝送チャネル
(CH1〜CH4)に対応した宛先指定記憶領域に記憶
し、宛先がその他の場合は宛先無指定記憶領域に記憶さ
せる。
【0077】861はスイッチ手段であるところの4×
4のスイッチであり、入力端に入力した信号を任意の出
力端に接続できるものである。スイッチ861は交換制
御部863に制御され、周期的にある繰り返しパターン
にしたがって入出力接続関係を順次変更している。例え
ば図3のパターンを用い、ある時間にスイッチ861の
接続関係が位相1(IN1→OUT1,IN2→OUT
2,IN3→OUT3,IN4→OUT4)であるとす
ると、1パケット長時間後には位相2(IN1→OUT
2,IN2→OUT3,IN3→OUT4,IN4→O
UT1)になり、2パケット長時間後には位相3(IN
1→OUT3,IN2→OUT4,IN3→OUT1,
IN4→OUT2)になり、3パケット長時間後には位
相4(IN1→OUT4,IN2→OUT1,IN3→
OUT2,IN4→OUT3)になり、4パケット長後
に位相1に戻り、以下このパターンが繰り返される。位
相変更の周期や繰り返しパターンは上記に限ったもので
はないが、位相変更周期はパケット長の整数倍に設定さ
れる。
【0078】862は管理パケットの組立分解、及び制
御パケット組立分解を行う通信制御手段であるところの
通信制御部である。また通信制御部はノード装置間の通
信(管理パケット、制御パケット)や、ノード装置と端
末間の通信(制御パケット)を行う。
【0079】863はスイッチ861の接続制御、バッ
ファ851〜854の読み出し制御を行う交換制御手段
であるところの交換制御部である。
【0080】スイッチ861の接続制御方法は上述のと
おりである。
【0081】バッファ読み出し制御方法は、位相1の時
にバッファ851の宛先指定記憶領域CH1、バッファ
852の宛先指定記憶領域CH2、バッファ853の宛
先指定記憶領域CH3、バッファ854の宛先指定記憶
領域CH4からそれぞれ記憶しているパケットを読み出
し、位相2の時にはバッファ851の宛先指定記憶領域
CH2、バッファ852の宛先指定記憶領域CH3、バ
ッファ853の宛先指定記憶領域CH4、バッファ85
4の宛先指定記憶領域CH1からそれぞれ記憶している
パケットを読み出し、位相3の時にはバッファ851の
宛先指定記憶領域CH3、バッファ852の宛先指定記
憶領域CH4、バッファ853の宛先指定記憶領域CH
1、バッファ854の宛先指定記憶領域CH2からそれ
ぞれ記憶しているパケットを読み出し、位相4の時には
バッファ851の宛先指定記憶領域CH4、バッファ8
52の宛先指定記憶領域CH1、バッファ853の宛先
指定記憶領域CH2、バッファ854の宛先指定記憶領
域CH3からそれぞれ記憶しているパケットを読み出
す。また、各位相において宛先指定記憶領域にパケット
が記憶されていなかった場合は、宛先無指定記憶領域か
らパケットを読み出すごとく制御する。
【0082】管理パケットは主にネットワークの物理レ
イヤ管理情報を伝送するためのパケットであり、周期的
にあるいは必要に応じて管理情報をパケットに組み立て
て伝送される。送られてきた管理パケットは制御部にお
いて分解され、管理情報を取り出して、ノード装置の管
理に使用される。管理パケットは隣接するノード装置間
のすべての伝送チャネルに伝送されて管理される。管理
パケットはパケットのヘッダに管理パケットであること
を示す情報が記載されており、データパケット、管理パ
ケットと区別される。
【0083】制御パケットは主にコネクション開設時の
制御情報など上位層で使用される情報の伝送に使用さ
れ、端末とノード装置間あるいは任意のノード装置間で
送受信される。制御パケットはパケットのヘッダに制御
パケットであることを示す情報が記載されており、デー
タパケット、管理パケットと区別される。
【0084】AIS信号はノード装置が障害を検出した
ときに隣接ノード装置へ通知するための信号であり、出
力端からの信号を強制的にAIS信号(例えばオール
1)に変換する。また、AIS信号が検出された場合に
は、ループバックなどの障害対策が行われる。
【0085】871〜878は通信制御部862で組み
立てられた管理パケットをパケット流へ挿入するための
管理パケット挿入手段であるところの管理パケット挿入
部である。
【0086】881〜888は送られてきた管理パケッ
トを伝送路から分離し、通信制御部862へ通知するた
めの管理パケット分離手段であるところの管理パケット
分離部である。
【0087】図9は本発明のノード装置を用いたネット
ワークの構成例であり、901〜904は本発明のノー
ド装置、911〜914、921〜924、931〜9
34、941〜944は端末である。各ノード装置の出
力端OUT1〜OUT4は隣接ノード装置の入力端IN
1〜IN4に第2の並列伝送路で接続され、出力端OU
T5〜OUT8は隣接ノード装置の入力端IN5〜IN
8に第1の並列伝送路により接続されており、2重リン
グ型ネットワークを構成している。IN1〜8、OUT
1〜8、P1〜4は図8のIN1〜8;801〜80
8、OUT1〜8;811〜818、PORT1〜4;
821〜824に対応している。
【0088】ノード装置間を接続する並列伝送路は、例
えば空間的に分離された複数の光ファイバ伝送路であっ
たり、波長により多重化された1本の波長多重光ファイ
バ伝送路である。ここでは並列伝送路のチャネル数を上
り下り各4としているが、それに限定したものではな
い。また、本実施例においては並列伝送路にデータ信号
のみを伝送させているが、例えばクロックを伝送するチ
ャネルを設けてもよい。
【0089】ノード装置と端末間は上り用、下り用2対
のツイストペアケーブルや光ファイバケーブル等でそれ
ぞれ接続されている。
【0090】本ネットワークにおいて、通常動作時は時
計周りのリング(O系)を用いて通信を行い、障害発生
時にはノード装置内でループバックを行い、O系と反時
計周りのリング(1系)とで1つのリングを構成して通
信を行わせる。図8におけるO系とは、入力端805〜
808から管理パケット分離部885〜888、セレク
タ835〜838、分離挿入部841〜844、バッフ
ァ851〜854、スイッチ861、管理パケット挿入
部875〜878、及び出力端815〜818に至る経
路を言い、1系とは入力端801〜804から管理パケ
ット分離部881〜884、セレクタ831〜834、
管理パケット挿入部871〜874、及び出力端811
〜814に至る経路を言う。系の切替えは入力端801
〜808で光入力断あるいはAIS検出時にセレクタ8
31〜838を切り替えて行う。
【0091】まず、端末921から端末933へ通信す
る場合を例にとり、データ信号の通信動作を説明する。
各ノード装置901〜904は伝送されてきたパケット
を任意の伝送チャネルCH1〜CH4へ交換する機能を
有しているため、端末921から出力され伝送チャネル
CH1へ挿入されたパケットは、ノード装置901また
は904で宛先の伝送チャネルCH3へ交換すればよ
い。通信制御を容易にする方法として、宛先ノード装置
の一つ手前のノード装置で宛先の伝送チャネルに交換
し、他のノード装置では空いている伝送チャネルへ交換
することとする。つまり、ノード装置では空いている伝
送チャネルへ交換することとする。つまり、ノード装置
902で伝送チャネルCH1に挿入されたパケットは、
ノード装置901では空いている伝送チャネルに交換
し、ノード装置904では宛先の伝送チャネルCH3へ
交換し、ノード装置903では伝送チャネルCH3から
パケットを分離して端末933へ送られるようにする。
【0092】ノード装置内の交換は、ある繰り返しパタ
ーンにより巡回しているスイッチ861に対し、バッフ
ァ851〜854の各記憶領域から決められたタイミン
グで読み出されることにより行われる。つまり、宛先を
指定して交換したい場合は、各バッファの目的の伝送チ
ャネルに対応した宛先指定記憶領域に一時記憶し、図3
のような接続関係のある位相でそのパケットを読み出す
ことにより、スイッチ861を通り目的の伝送チャネル
へ交換される。例えば伝送チャネルCH1から伝送チャ
ネルCH3へ交換する場合は、伝送チャネルCH1にあ
るバッファ851の記憶領域CH3に一時記憶し、スイ
ッチ861のIN1とOUT3が接続される位相3のと
きに、バッファ851の記憶領域CH3からパケットを
読み出すことにより、目的の伝送チャネルへ交換され
る。また、交換の必要が特に無い場合は、宛先無指定記
憶領域に一時記憶させ、各位相において宛先指定記憶領
域にパケットが無い場合に、宛先無指定記憶領域からパ
ケットを読み出すようにすることで、たまたま空いてい
る伝送チャネルに交換される。
【0093】以下に通信動作の詳細を説明する。
【0094】端末921は送信すべきデータを例えばA
TM(AsynchronousTransfer M
ode:非同期転送モード)セルの様な固定長パケット
に分割し、ヘッダに宛先アドレス(宛先:ノード装置9
03、PORT3)を記載して送出する。ツイストペア
ケーブルを通って入出力ポート821より入力したパケ
ットは、分離挿入部841でセレクタ831からのパケ
ット流の隙間に挿入され、バッファ851において一時
記憶される。ここで、バッファ851に入力した前記パ
ケット(宛先:ノード装置903、PORT3)の宛先
は隣接下流ノード装置ではないので宛先無指定記憶領域
に記憶され、交換制御部863からの指示により読み出
される。このパケットは、例えば位相4のタイミングの
ときに宛先指定記憶領域CH4にパケットがたまたま無
いために読み出され、スイッチ861のIN1からOU
T4を通って管理パケット挿入部878とセレクタ83
4に入力する。セレクタ831〜834は通常動作時に
はスイッチ861からの信号を選択しないため、セレク
タ834に入力した信号はそこで失われる。管理パケッ
ト挿入部は周期的あるいは必要に応じて管理パケットを
パケット流の隙間に挿入しており、前記パケットととも
に出力端818へ出力する。前記パケットは出力端81
8で伝送路符号化及び電光変換されて並列伝送路の伝送
チャネルCH4へ出力される。
【0095】ノード装置902から送出されたパケット
はノード装置901の入力端808に入力し、光電変換
及び復号化されて管理パケット分離部188に入力す
る。管理パケット分離部888はパケット流の中から管
理パケットを分離して通信制御部862へ送るととも
に、他のパケットをセレクタ838へ出力する。前記パ
ケットはセレクタ838で選択されて出力し、さらに分
離挿入部844を通ってバッファ854へ入力する。こ
のパケットは前述と同様に宛先無指定記憶領域に記憶さ
れ、あるタイミングでこのパケットが読み出され、例え
ばスイッチ861のIN4から入力しOUT2へ出力さ
れる。出力されたパケットは出力端816で光信号に変
換されて並列伝送路の伝送チャネルCH2へ出力され
る。
【0096】ノード装置901から送出されたパケット
はノード装置904の入力端806に入力し、電気信号
に変換されてセレクタ836に入力する。セレクタ83
6はこの信号を選択して分離挿入部842へ出力し、さ
らにこれを通ってバッファ852へ入力する。このパケ
ットの宛先は隣接下流のノード装置の伝送チャネルCH
3宛なので、バッファ852の宛先指定記憶領域CH3
に記憶される。このパケットは位相2の時に読み出さ
れ、スイッチ861のIN2から入力しOUT3へ出力
される。出力されたパケットは管理パケット挿入部87
6を通り、出力端817で光信号に変換されて並列伝送
路の伝送チャネルCH3に出力される。
【0097】ノード装置904から送出されたパケット
はノード装置903の入力端807に入力し、電気信号
に変換されて管理パケット分離部887を通りセレクタ
837に入力する。セレクタ837はこの信号を選択し
て分離挿入部843へ出力する。分離挿入部843はこ
のパケットの宛先がこの分離挿入部843に伝送路を介
して接続されている端末933宛であるので、パケット
流からこのパケットを分離して入出力ポートPORT3
へ送り、ツイストペアケーブルを通って端末933まで
伝送される。
【0098】このようにして通信が行われる。
【0099】次に、管理パケットの通信動作について説
明する。前述したように、管理パケットはネットワーク
の物理レイヤ管理情報を伝送するためのパケットであ
り、障害情報、トラフィック管理情報、誤り監視情報等
が含まれる。これらの情報は、ネットワーク管理上、主
にその情報を検出したノード装置と、その隣接上流ノー
ド装置において必要となる。例えば、誤り率が悪化した
場合、その原因が検出したノード装置によるものか、そ
の隣接上流ノード装置によるものかの判断が必要とな
る。また、物理レイヤの異常はネットワーク全体に波及
する恐れがあるため、瞬時にその対応を取らなければな
らない。よって、隣接上流ノード装置にその情報を伝送
する場合に、本ネットワークでは0系を用いてリングを
一周させるのではなく、1系を用いて管理情報を伝送す
る。
【0100】誤り監視情報の伝送について説明すると、
通信制御部862は管理パケットに誤り検出符号を挿入
して管理パケット挿入部875〜878に送り、その管
理パケットは出力端815〜818から並列伝送路へ送
出されて隣接下流のノード装置に入力する。送られてき
た4つの管理パケットは、管理パケット分離部885〜
888でそれぞれパケット流から分離されて通信制御部
862へ送られる。通信制御部862は4つの管理パケ
ットの誤り検出符号を計算し、仮に管理パケット分離部
886からの管理パケットに誤りが検出された場合、管
理パケット挿入部872から挿入する管理パケットに誤
りが検出されたことを記載して送出する。そのパケット
は隣接ノード装置の管理パケット分離部882から分離
されて、通信制御部862に入力する。通信制御部86
2は、その情報から出力端816の伝送ライン上に何か
しらの障害があることを知り、障害対策を行う。
【0101】他の障害情報、トラフィック管理情報など
も同様に0系から送り出された管理パケットの情報に対
して1系の管理パケットで応答するようにしてネットワ
ークの管理を行う。
【0102】管理パケットはここの説明においてはデー
タパケットと同様のパケットとして説明したが、例えば
SDH(Synchronous Digital H
ierarcy:同期ディジタルハイアラーキ)のよう
なフレーム構造のものでも同様の動作が行える。
【0103】次に制御パケットの通信動作について説明
する。制御パケットは前述したように、主にコネクショ
ン開設時の制御情報など上位層で使用される情報の伝送
に使用され、端末とノード装置間あるいは任意のノード
装置間で送受信される。例として前述の端末921から
端末933へ通信する場合の、コネクション開設時の制
御パケットの通信動作を説明する。
【0104】端末921は通信要求のセットアップ情報
を制御パケットにして送出する。ノード装置902の入
出力ポート821から入力した制御パケットは、分離挿
入部841でパケット流に一度挿入された後、分離され
て通信制御部862に入力する。通信制御部862は通
信要求、通信容量などの情報を把握し、端末921に対
し返答のための制御パケットを送出し、分離挿入部84
1、入出力ポート821を通って端末921へ送られ
る。同時に、前記端末921から送られた制御パケット
の宛先を隣接ノード装置に書き換えて通信制御部862
から送出し、分離挿入部841を通ってバッファ851
へ入力する。ここでは宛先指定領域CH1に記憶され、
位相1の時に読み出されて、スイッチIN1からOUT
1を通り、管理パケット挿入部875を通って出力端8
15より並列伝送路へ出力される。ノード装置901の
入力端805より入力した制御パケットは、管理パケッ
ト分離部825、セレクタ835を通り、分離挿入部8
41でパケット流から分離されて通信制御部862に入
力する。これで、ノード装置901も端末921の通信
要求、通信容量などを把握する。また、同様にノード装
置901からノード装置904へ制御パケットを送信
し、さらにノード装置904からノード装置903の通
信制御部862に制御パケットが送られて、すべてのノ
ード装置が端末921の通信要求及び通信容量を知るこ
とになる。ノード装置903の通信制御部862は制御
パケットの宛先を端末923へ書き換えて送出し、分離
挿入部843、入出力ポート823を通って端末933
へ送られる。端末933は通信準備ができると、制御パ
ケットを送出し、前述と同様にノード装置903の通信
制御部862、ノード装置902の通信制御部862を
通り、端末921へ送られてコネクションが開設され
る。この後、前述したデータ通信が行われ、通信終了後
再度コネクション切断のための制御パケットの伝送が行
われる。コネクション切断の動作も、コネクション開設
と同様である。
【0105】このネットワークにおいて、並列伝送路の
切断等の障害が発生した場合の障害対策方法について説
明する。仮にノード装置902とノード装置903との
間の0系の並列伝送路が切断した場合について説明す
る。
【0106】この場合、ノード装置903の入力端80
5〜808は光入力断を検出し、セレクタ835〜83
8を切り替えて、セレクタ831〜834からの信号を
選択して0系に折り返す(ループバック)。この時、入
力端805〜808は光入力断情報を出力端811〜8
14に通知し、AIS信号を送出させる。出力端815
〜818からのAIS信号がノード装置903の入力端
801〜804に入力すると、そのAIS信号を検出
し、セレクタ831〜834を切り替えて、0系のパケ
ット流であるスイッチ861の出力信号を選択して1系
に折り返す。よって、ノード装置902から出力される
0系の信号は、ノード装置901→904→903と伝
送され、ノード装置903で1系に折り返され、ノード
装置904→901→902と伝送され、ノード装置9
02の0系に折り返されて一周する。このようにして通
信が可能になる。
【0107】また、予備系である1系が同様に光入力断
を検出した場合は、同様のループバックによる障害対策
を行ってもよいし、0系が入力端でAIS信号を検出し
てもループバックを行わずにそのまま0系による運用を
続けてもよい。
【0108】(実施例5)図8に示すノード装置を、1
台のみで使用する場合の通信動作について説明する。
【0109】並列伝送路が接続されていない場合、各入
力端801〜808は光入力断を検出するため、0系か
ら1系への切替えと1系から0系への切替えが行われ
る。よってセレクタ831〜834はスイッチ861か
らの信号を選択し、セレクタ835〜838はセレクタ
831〜834からの信号を選択して、ノード装置内で
リングネットワークが形成されることになる。
【0110】通信動作の例として、入出力ポート824
に接続された端末から入出力ポート823へ接続された
端末宛に信号を伝送する場合について説明する。
【0111】入出力ポート824に接続された端末は送
信すべきデータを固定長パケットに分割し、ヘッダに宛
先アドレス(宛先:ノード装置(903)、PORT
3)を記載して送出する。ツイストペアケーブルを通っ
て入出力ポート824より入力したパケットは、分離挿
入部844でセレクタ838からのパケット流の隙間に
挿入され、バッファ854に入力する。この時バッファ
854はノード装置を1台で使用する場合の隣接下流ノ
ード装置のアドレスとしてアドレス(宛先:ノード装置
(903)、PORT1〜4)を記憶しており、入力し
たパケットの宛先アドレスがこれと一致したため、宛先
に対応した宛先指定記憶領域CH3に記憶される。この
パケットは位相4の時に読み出され、スイッチ861の
IN4から入力しOUT3へ出力される。出力されたパ
ケットはセレクタ833を通り、さらにセレクタ837
を通って分離挿入部843へ入力する。分離挿入部84
3はこのパケットの宛先がこの分離挿入部843に伝送
路を介して接続されている端末923宛であるので、パ
ケット流からこのパケットを分離して入出力ポートPO
RT3へ送り、ツイストペアケーブルを通って端末92
3まで伝送される。
【0112】このようにして通信が行われる。
【0113】(実施例6)図10は他のネットワーク構
成を示す図である。第4実施例と異なるところは、2重
リング構成とはせず、実施例1の様にバス状にノード装
置を接続し、両端のノード装置でループバックさせるこ
とにより、論理的に1重リング構成にしたものである。
また、予備系というものは持たず、第4実施例の1系の
部分にも通常信号を伝送させている。
【0114】以下通信動作について説明する。ノード装
置901、904は前述のように並列伝送路が接続され
ていない入力端において光入力断を検出するため、ルー
プバックを行う。よって、例えばノード装置902に接
続されている端末から出力された信号は、ノード装置9
02からノード装置901へ伝送され、ループバックし
てノード装置901→902→903→904と中継さ
れ、さらにノード装置904で折り返されてノード装置
904→903→902と伝送され、一周して端末へ送
られる。
【0115】このようにして通信が行われる。
【0116】このネットワークにおいて、並列伝送路の
切断等の障害が発生した場合の障害対策方法について説
明する。仮にノード装置902とノード装置903との
間の0系の並列伝送路が切断した場合について説明す
る。
【0117】この場合、ノード装置902の入力端80
3〜808は光入力断を検出し、セレクタ835〜83
8を切り替えて、セレクタ831〜834からの信号を
選択して0系に折り返す(ループバック)。この時、入
力端805〜808は光入力断情報を出力端811〜8
14に通知し、AIS信号を送出させる。出力端815
〜818からのAIS信号がノード装置903の入力端
801〜804に入力すると、そのAIS信号を検出
し、セレクタ831〜834を切り替えて、0系のパケ
ット流であるスイッチ861の出力信号を選択して1系
に折り返す。よって、ノード装置902から出力される
0系の信号は、ノード装置901で1系に折り返され、
ノード装置902でさらに0系に折り返されて一周す
る。一方、ノード装置904から出力される0系の信号
は、ノード装置903で1系に折り返され、ノード装置
904でさらに0系に折り返されて一周する。このよう
に、並列伝送路の説断点を境に2つのリングが構成さ
れ、それぞれのリング内で通信が可能になる。
【0118】(実施例7)本発明の第7の実施例につい
て説明する。
【0119】図11は本実施例に用いるノード装置の構
成図であり、ツイストペアケーブル等の伝送路を介して
4つの端末と接続するための入出力ポートPORT1〜
PORT4と、本発明のノード装置どうしを多芯光ファ
イバケーブル等の並列多重伝送路を介して接続するため
の、8つの入力端IN1〜IN8及び8つの出力端OU
T1〜OUT8を有するノード装置の構成を示してい
る。図11において、1101〜1108は並列多重伝
送路からの信号を入力するための入力端IN1〜IN8
であり、光信号を電気信号に変換するための光受信器等
が含まれる。1111〜1118は並列多重伝送路へ信
号を出力するための出力端OUT1〜OUT8であり、
電気信号を光信号へ変換するための光送信器等が含まれ
る。1121〜1124はツイストペアケーブル等を介
して端末を接続するための入出力ポートPORT1〜P
ORT4である。1131〜1138は入力端IN1〜
IN8からの信号をスイッチ1161〜1162の出力
信号のどちらかを選択して出力する2入力1出力のセレ
クタである。1141〜1148は並列多重伝送路から
伝送されてきたパケット流から端末へ送るべきパケット
を分離し、且つ端末から送られてきたパケットを前記パ
ケット流へ挿入するための分離挿入部である。分離挿入
部1141〜1148はセレクタ1131〜1138か
らのパケットの宛先アドレスを検出して、各分離挿入部
に接続された端末宛ならばセレクタ1171〜1174
へ出力し、その他はバッファ1151〜1158へ出力
する。また、セレクタ1171〜1174からのパケッ
トをセレクタ1131〜1138からのパケット流の隙
間に挿入し、バッファ1151〜1158へ出力するご
とく動作する。1151〜1158は入力データを一時
記憶するためのバッファであり、宛先の出力端ごとに記
憶領域が分けられている。1161〜1162は4×4
のスイッチであり、入力端に入力した信号を任意の出力
端に接続できるものである。
【0120】本実施例のネットワークは図12の如く構
成される。1201〜1205は本実施例のノード装
置、1211〜1254は端末である。各ノード装置の
出力端OUT1〜OUT4は隣接ノード装置の入力端I
N1〜IN4に接続され、出力端OUT5〜OUT8は
隣接ノード装置の入力端IN5〜IN8にそれぞれ並列
多重伝送路により接続されている。並列多重伝送路は、
例えば空間的に分離された複数の光ファイバ伝送路であ
ったり、波長により多重化された1本の波長多重光ファ
イバ伝送路である。また、ノード装置と端末間は上り
用、下り用2対のツイストペアケーブルや光ファイバケ
ーブル等でそれぞれ接続されている。
【0121】一般的なリングネットワークは現用系と予
備系の2重リング構成であり、通常は現用系のみを用い
て通信を行い、障害時にはループバックを行い現用系と
予備系の両方で1重のリングを構成して通信を継続させ
る。しかしながら、本ネットワークは通常両方向のリン
グを用いて通信を行う双方向多重リング型ネットワーク
であり、障害時にはループバックを行い両系で片方向の
多重リングを構成して通信を行う。以下に通信動作の詳
細を説明する。
【0122】まず、このネットワークの信号の流れを説
明する。説明の都合上、反時計廻りのリングを0系と呼
び、時計廻りのリングを1系と呼ぶことにする。各ノー
ド装置では端末からの信号の宛先端末が、どちらのリン
グを用いた方が近いかを判断して、近い方のリングに信
号を挿入する。例えばノード装置1203に接続された
端末からノード装置1204または1205に接続され
た端末へ信号を送信する場合は0系へ挿入し、ノード装
置1201または1202へ接続された端末へ送信する
場合は1系へ信号を挿入する。また、ノード装置120
3へ接続された端末へ送信する場合は、0系または1系
のどちらかへ挿入してリングを一周させて通信を行う。
これらはノード装置立上げ時に各ノード装置にアドレス
テーブルを設定し、宛先に応じてどのリングを使用する
かあらかじめ決めておく。
【0123】次に、端末1231から端末1213へ通
信する場合を例にとり、本ネットワークの通信動作を説
明する。端末1231は送信すべきデータを例えばAT
M(Asynchronous Transfer M
ode:非同期転送モード)セルの様な固定長パケット
に分割し、ヘッダに宛先アドレス(宛先:ノード装置1
201、PORT3)を記載して送出する。ツイストペ
アケーブルを通って入出力ポート1121より入力した
パケットは、セレクタ1171でヘッダの宛先が検出さ
れ、先に説明したように近い方のリングである1系に挿
入するべく分離挿入部1145へパケットを出力する。
そのパケットは分離挿入1145でセレクタ1135か
らのパケット流の隙間に挿入され、バッファ1155に
おいて一時記憶される。各バッファ1151〜1158
はスイッチ1161〜1162の出力端OUT1〜OU
T4に対応した4つの宛先指定記憶領域(CH1〜CH
4)と宛先を指定しない1つの宛先無指定記憶領域に分
けられており、入力したパケットの宛先アドレスを検出
して、宛先が隣接下流のノード装置の同じ系(0系また
は1系)に接続された端末宛ならばその端末が接続され
ている伝送チャネル(CH1〜CH4)に対応した宛先
指定記憶領域に記憶し、宛先がその他の場合は宛先無指
定記憶領域に記憶させる。ここで、バッファ1155に
入力した前記パケット(宛先:ノード装置1201、P
ORT3)の宛先は同系、隣接下流ではないので宛先無
指定記憶領域に記憶され、図示していない制御部からの
指示により読み出される。
【0124】制御部はスイッチ1161〜1162の入
出力接続関係を周期的にある繰り返しパターンにしたが
って制御しており、スイッチの接続関係により各バッフ
ァの決められた記憶領域から記憶されているパケットを
読み出す。例えば図3のようにある時間にスイッチ11
61,1162の接続関係が位相1(IN1→OUT
1,IN2→OUT2,IN3→OUT3,IN4→O
UT4)であるとすると、1パケット長時間後には位相
2(IN1→OUT2,IN2→OUT3,IN3→O
UT4,IN4→OUT1)になり、2パケット長時間
後には位相3(IN1→OUT3,IN2→OUT4,
IN3→OUT1,IN4→OUT2)になり、3パケ
ット長時間後には位相4(IN1→OUT4,IN2→
OUT1,IN3→OUT2,IN4→OUT3)にな
り、4パケット長後に位相1に戻り、以下このパターン
が繰り返される。位相変更の周期や繰り返しパターンは
上記に限ったものではないが、位相変更周期はパケット
長の整数倍に設定される。
【0125】制御部は同時に位相1の時にはバッファ1
151,1155の宛先指定記憶領域CH1、バッファ
1152,1156の宛先指定記憶領域CH2、バッフ
ァ1153,1157の宛先指定記憶領域CH3、バッ
ファ1154,1158の宛先指定記憶領域CH4から
それぞれ記憶しているパケットを読み出し、位相2の時
にはバッファ1151,1155の宛先指定記憶領域C
H2、バッファ1152、1156の宛先指定記憶領域
CH3、バッファ1153,1157の宛先指定記憶領
域CH4、バッファ1154,1158の宛先指定記憶
領域CH1からそれぞれ記憶しているパケットを読み出
し、位相3の時にはバッファ1151,1155の宛先
指定記憶領域CH3、バッファ1152,1156の宛
先指定記憶領域CH4、バッファ1153,1157の
宛先指定記憶領域CH1、バッファ1154,1158
の宛先指定記憶領域CH2からそれぞれ記憶しているパ
ケットを読み出し、位相4の時にはバッファ1151,
1155の宛先指定記憶領域CH4、バッファ115
2,1156の宛先指定記憶領域CH1、バッファ11
53,1157の宛先指定記憶領域CH2、バッファ1
154,1158の宛先指定記憶領域CH3からそれぞ
れ記憶しているパケットを読み出す。ここで各位相にお
いて宛先指定記憶領域にパケットが記憶されていなかっ
た場合は、宛先無指定記憶領域からパケットを読み出
す。このように制御することで、同系、隣接下流ノード
装置宛のパケットはスイッチを通って目的の伝送チャネ
ルへ交換され、その他のパケットは空いている伝送チャ
ネルへ交換される。
【0126】よって先にバッファ1155の宛先無指定
記憶領域に記憶されたパケットは、例えば位相4のタイ
ミングのときに宛先指定記憶領域CH4を通ってパケッ
トがたまたま無いために読み出され、スイッチ1162
のIN1からOUT4を通って出力端118で光信号に
変換されて並列多重伝送路の伝送チャネルCH4へ出力
される。
【0127】ノード装置1203から送出されたパケッ
トはノード装置1202の入力端1108に入力し、電
気信号に変換されてセレクタ1138に入力する。セレ
クタ1138はこの信号を選択して分離挿入部1148
へ出力し、さらにこれを通ってバッファ1158へ入力
する。このパケットの宛先は同系、隣接下流のノード装
置の伝送チャネルCH3宛なので、バッファ1157の
宛先指定記憶領域CH3に記憶される。このパケットは
位相4の時に読み出され、スイッチ1161のIN4か
ら入力しOUT3へ出力される。出力されたパケットは
出力端1117で光信号に変換されて並列多重伝送路の
伝送チャネルCH3に出力される。
【0128】ノード装置1202から送出されたパケッ
トはノード装置1201の入力端1107に入力し、電
気信号に変換されてセレクタ1137に入力する。セレ
クタ1137はこの信号を選択して分離挿入部1147
へ出力する。分離挿入部1147はこのパケットの宛先
がこの分離挿入部1147に伝送路を介して接続されて
いる端末1233宛であるので、パケット流からこのパ
ケットを分離してセレクタ1147へ送る。そのパケッ
トはセレクタ1147を通り入出力ポートPORT3か
ら出力されて、ツイストペアケーブルを通って端末12
33まで伝送される。
【0129】このようにして通信が行われる。
【0130】本実施例ではパケットの宛先に応じて近い
方のリングを選択できるため、平均伝送距離はリング長
の約1/4にすることができる。
【0131】次に、並列多重伝送路の切断等の障害が発
生した場合の通信動作について説明する。仮にノード装
置1202とノード装置1203との間の0系の並列多
重伝送路が切断した場合について説明する。
【0132】この場合、ノード装置1203の入力端1
101〜1104は並列多重伝送路からの光信号が入力
されないので、セレクタ1131〜1134を切り替え
て、1系のパケット流であるスイッチ1162の出力信
号を選択して0系に折り返す(ループバック)。この
時、入力端1101〜1104は光入力断情報を出力端
1115〜1118に通知し、光信号の送出を停止させ
る。出力端1115〜1118からの光信号が停止する
と、今度はノード装置1202の入力端1105〜11
08で光信号入力断を検出し、セレクタ1135〜11
38を切り替えて、0系のパケット流であるスイッチ1
161の出力信号を選択して1系に折り返す。このよう
にすることで0系と1系でリングが再構成され、通信が
再開される。ただし、ループバックしたノード装置のバ
ッファ部では、宛先指定記憶領域に記憶する時に使用す
る同系隣接下流のノードアドレスが変更されてしまうの
で、あらかじめ正常時の同系隣接下流のノードアドレス
と障害時の同系隣接下流のノードアドレスを記憶してお
き、ループバックしたときにそのアドレスを切り替える
ことにより、通信を可能とすることができる。例えば、
ノード装置1202のバッファ1151〜1154には
同系隣接下流ノードのアドレスとして正常時のアドレス
(ノード装置1203、PORT1〜PORT4)と障
害時のアドレス(ノード装置(202、PORT1〜P
ORT4)が記憶されており、入力端1105〜110
8からの情報に基づきそれらのアドレスを用いて通信が
行われる。
【0133】障害検出の種類としては、並列多重伝送路
の断線の他、出力端1111〜1118の光送信器が故
障して光送信出力パワーが低下した場合や、入力端11
01〜1108の光受信器が故障して同期はずれが発生
した場合にも適用できる。
【0134】また、障害時は通常時に比べ最大通信容量
が半分になるため、帯域管理により通信容量が最大値を
超えないように呼受付制限等の制御が行われる。
【0135】このようにすることで、予備回線を持たず
に障害対策を行うことができる。
【0136】(実施例8)図11に示すノード装置を、
1台のみで使用する場合の通信動作について説明する。
【0137】第7実施例で説明したように、並列多重伝
送路が接続されていない場合、0系から1系への切替え
あるいは1系から0系への切替えが行われる。よってノ
ード装置1台のみで使用する場合は、セレクタ1131
〜1134はスイッチ1162からの信号を選択し、セ
レクタ1135〜1138はスイッチ1161からの信
号を選択して、ノード装置内でリングネットワークが形
成されることになる。
【0138】通信動作の例として、入出力ポート112
1に接続された端末から入出力ポート1123へ接続さ
れた端末宛に信号を伝送する場合について説明する。
【0139】入出力ポート1121に接続された端末は
送信すべきデータを固定長パケットに分割し、ヘッダに
宛先アドレス(宛先:ノード装置(1203)、POR
T3)を記載して送出する。ツイストペアケーブルを通
って入出力ポート1121より入力したパケットは、セ
レクタ1171で例えば0系である分離挿入部1141
へ出力され、セレクタ1131からのパケット流の隙間
に挿入されたバッファ1151に一時記憶される。この
時バッファ1154が記憶している同系隣接下流ノード
装置のアドレスは障害時のアドレス(宛先:ノード装置
(1203)、PORT1〜4)であり、入力したパケ
ットの宛先アドレスがこれと一致したため、宛先に対応
した宛先指定記憶領域CH3に記憶される。このパケッ
トは位相3の時に読み出され、スイッチ1161のIN
1から入力しOUT3へ出力される。出力されたパケッ
トはセレクタ1137を通って分離挿入部1147へ入
力する。分離挿入部1147はこのパケットの宛先がこ
の分離挿入部1147に伝送路を介して接続されている
端末宛であるので、パケット流からこのパケットを分離
して入出力ポートPORT3へ送り、ツイストペアケー
ブルを通って端末まで伝送される。
【0140】この動作において、スイッチ1161が位
相3に設定されるのは4パケットに一回しかないため、
それ以上の特定の宛先指定バッファにパケットが入力す
るとバッファがあふれる可能性がある。よって端末から
の最大通信容量は各バッファに入力する伝送容量の1/
4以下に制限される。それ以上の通信容量が発生する場
合は次のように動作させる。
【0141】通信動作の例として、入出力ポート112
1に接続された端末から入出力ポート1123へ接続さ
れた端末宛に連続的に4パケットを伝送する場合につい
て説明する。
【0142】入出力ポート1121に接続された端末は
送信すべきデータを固定長パケットに分割し、ヘッダに
宛先アドレス(宛先:ノード装置(1203)、POR
T3)を記載して送出する。ツイストペアケーブルを通
って入出力ポート1121より入力した4つのパケット
は、セレクタ1171で1系である分離挿入部1145
へ出力され、セレクタ1135からのパケット流の隙間
に挿入されて、バッファ115の宛先無指定記憶領域に
一時記憶される。そのパケットは、各位相において順番
に読み出され、スイッチ1162のIN1からOUT
1,OUT2,OUT3,OUT4へ1パケットずつ出
力される。出力されたパケットはセレクタ1131〜1
134でそれぞれ選択され、分離挿入部1141〜11
44を通りバッファ1151〜1154に入力する。こ
の時バッファ1154が記憶している同系隣接下流ノー
ド装置のアドレスは障害時のアドレス(宛先:ノード装
置(1203)、PORT1〜4)であり、入力したパ
ケットの宛先アドレスがこれと一致したため、宛先に対
応した宛先指定記憶領域CH3に記憶される。バッファ
1151に記憶されたこのパケットは位相3の時に読み
出され、スイッチ1161のIN1から入力しOUT3
へ出力される。また、バッファ1152に記憶されたパ
ケットは位相2の時に読み出され、スイッチ1161の
IN2から入力しOUT3へ出力される。また、バッフ
ァ1153に記憶されたパケットは位相1の時に読み出
され、スイッチ1161のIN3から入力しOUT3へ
出力される。さらにバッファ1154に記憶されたパケ
ット位相4の時に読み出され、スイッチ1161のIN
4から入力しOUT3へ出力される。出力された4つの
パケットはセレクタ1137を通って分離層入部114
7へ入力する。分離総入部1147はこのパケットの宛
先がこの分離挿入部1147に伝送路を介して接続され
ている端末宛であるので、パケット流からこのパケット
を分離して入出力ポートPORT3へ送り、ツイストペ
アケーブルを通って端末まで伝送される。
【0143】このようにするとバッファ1151〜11
54の書き込みと読み出しの速度が同じになるため、バ
ッファがあふれることなく通信を行うことができる。
【0144】このようにすることでノード装置一台でも
通信が可能になる。
【0145】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、柔軟にネットワークを構成したり、障害に強いネッ
トワークを実現したりすることができる。
【0146】またノード装置を1台だけ用いて通信を行
う際には、外部の伝送路をまったく使わなくてもよい。
その状態からノード装置を増やしていくのも容易に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のノード装置の構成を示す図である。
【図2】本発明のネットワークの構成を示す図である。
【図3】スイッチの制御方法を示す図である。
【図4】スイッチの制御方法を示す図である。
【図5】参考例のノード装置の構成を示す図である。
【図6】参考例のネットワークの構成を示す図である。
【図7】参考例のネットワークの通信原理を示す図であ
る。
【図8】本発明のノード装置の構成を示す図である。
【図9】本発明のネットワークの構成を示す図である。
【図10】本発明のネットワークの構成を示す図であ
る。
【図11】本発明のノード装置の構成を示す図である。
【図12】本発明のネットワークの構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
101〜108,801〜808,1101〜1108
入力端 111〜118,811〜818,1111〜1118
出力端 121〜128,821〜824,1121〜1124
入出力ポート 131〜138,831〜838,1131〜1138
セレクタ 1171〜1174 セレクタ 141〜148、501〜508,841〜844,1
141〜1148 分離挿入部 151〜158、511〜518、709〜712,8
51〜854,1151〜1158 バッファ 161、162、541、705〜708,861,1
161,1162 スイッチ 201〜204、601〜604、701〜704,9
01〜904,1201〜1205 ノード装置 211〜248、551〜558、611〜648、7
21〜736,911〜914,921〜924,93
1〜934,941〜944,1211〜1214,1
221〜1224,1231〜1234,1241〜1
244,1251〜1254 端末 521〜528、531〜538、605〜608 並
列多重伝送路 542 スイッチ制御部 543 バッファ制御部

Claims (45)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の伝送方向の複数の第1のチャネル
    と、該第1の伝送方向とは反対の第2の伝送方向の複数
    の第2のチャネルとにより信号を伝送するノード装置で
    あって、 前記複数の第1のチャネル間での信号の交換を行い、前
    記複数の第1のチャネルで出力する第1のスイッチ手段
    と、 該第1のスイッチ手段からの出力を前記第1のチャネル
    のままで出力するか、前記第2のチャネルで出力するか
    を選択する第1の選択手段とを有していることを特徴と
    するノード装置。
  2. 【請求項2】 前記第1のスイッチ手段は、前記第1の
    選択手段が前記スイッチ手段からの出力を前記第1のチ
    ャネルのままで出力している状態と前記第2のチャネル
    で出力している状態とのどちらを選択しているかに応じ
    て、交換を行うものである請求項1に記載のノード装
    置。
  3. 【請求項3】 前記複数の第1のチャネルと前記複数の
    第2のチャネルとは前記第1の選択手段において一対一に
    対応しており、前記第1の選択手段は、前記第1のチャネ
    ルからの入力を第1のチャネルのままで出力するか、入
    力された第1のチャネルと対応する第2のチャネルで出力
    するかを選択するものである請求項1もしくは2に記載の
    ノード装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の第2のチャネル間での信号の
    交換を行い、前記複数の第2のチャネルで出力する第2の
    スイッチ手段を有する請求項1乃至3いずれかに記載のノ
    ード装置。
  5. 【請求項5】 ノード装置内で、前記第2のチャネルで
    伝送されている信号を、前記第2のチャネルのままで出
    力するか、前記第1のチャネルで出力するかを選択する
    第2の選択手段を有している請求項1乃至4いずれかに記
    載のノード装置。
  6. 【請求項6】 前記第2のスイッチ手段からの出力を前
    記第2のチャネルのままで出力するか、前記第1のチャネ
    ルで出力するかを選択する第2の選択手段を有している
    請求項4に記載のノード装置。
  7. 【請求項7】 前記第2のスイッチ手段は、前記第2の
    選択手段が前記スイッチ手段からの出力を前記第2のチ
    ャネルのままで出力している状態と前記第1のチャネル
    で出力している状態とのどちらを選択しているかに応じ
    て、交換を行うものである請求項6に記載のノード装
    置。
  8. 【請求項8】 前記複数の第1のチャネルと前記複数の
    第2のチャネルとは前記第2の選択手段において一対一に
    対応しており、前記第2の選択手段は、前記第2のチャネ
    ルからの入力を第2のチャネルのままで出力するか、入
    力された第2のチャネルと対応する第1のチャネルで出力
    するかを選択するものである請求項5乃至7いずれかに記
    載のノード装置。
  9. 【請求項9】 前記第2のスイッチ手段は、複数の第2
    のチャネルを伝送されてくる信号を記憶し、入力された
    チャネル毎に出力するバッファ手段と、該バッファ手段
    からの、前記入力されたチャネル毎の出力を各入力と
    し、該入力それぞれと、第2のスイッチ手段から出力さ
    れる前記複数の第2のチャネルとの接続関係を切り換え
    るスイッチから成る請求項4もしくは6もしくは7に記載
    のノード装置。
  10. 【請求項10】 前記スイッチは、前記入力と、前記複
    数の第2のチャネルとの接続関係を所定のパターンで、
    かつ、複数の入力が同時に同じ第2のチャネルに接続さ
    れないように変更するものであり、前記バッファ手段
    は、前記スイッチにおける接続関係が変更されるのに応
    じて、前記入力されたチャネル毎の出力として信号を読
    み出すものである請求項9に記載のノード装置。
  11. 【請求項11】 前記第1のスイッチ手段は、複数の第1
    のチャネルを伝送されてくる信号を記憶し、入力された
    チャネル毎に出力するバッファ手段と、該バッファ手段
    からの、前記入力されたチャネル毎の出力を各入力と
    し、該入力それぞれと、第1のスイッチ手段から出力さ
    れる前記複数の第1のチャネルとの接続関係を切り換え
    るスイッチから成る請求項1乃至10いずれかに記載のノ
    ード装置。
  12. 【請求項12】 前記スイッチは、前記入力と、前記複
    数の第1のチャネルとの接続関係を所定のパターンで、
    かつ、複数の入力が同時に同じ第1のチャネルに接続さ
    れないように変更するものであり、前記バッファ手段
    は、前記スイッチにおける接続関係が変更されるのに応
    じて、前記入力されたチャネル毎の出力として信号を読
    み出すものである請求項11に記載のノード装置。
  13. 【請求項13】 第1の伝送方向の複数の第1のチャネル
    と、該第1の伝送方向とは反対の第2の伝送方向の複数の
    第2のチャネルにより信号を伝送するノード装置であっ
    て、 前記第1のチャネルからの入力を前記第1のチャネルで出
    力するか、前記第2のチャネルで出力するかを選択する
    第1の選択手段を有しており、前記複数の第1のチャネル
    と前記複数の第2のチャネルは該第1の選択手段において
    一対一で対応しており、該第1の選択手段は、前記第1の
    チャネルからの入力を第1のチャネルで出力するか、入
    力された第1のチャネルと対応する第2のチャネルで出力
    するかを選択するものであることを特徴とするノード装
    置。
  14. 【請求項14】 前記第2のチャネルからの入力を前記
    第2のチャネルで出力するか、前記第1のチャネルで出力
    するかを選択する第2の選択手段を有しており、前記複
    数の第1のチャネルと前記複数の第2のチャネルは該第2
    の選択手段において一対一で対応しており、該第2の選
    択手段は、前記第2のチャネルからの入力を第2のチャネ
    ルで出力するか、入力された第2のチャネルと対応する
    第1のチャネルで出力するかを選択するものである請求
    項13に記載のノード装置。
  15. 【請求項15】 前記第2の選択手段は、前記第1のチ
    ャネルで信号が正常に入力されなくなった時、前記第2
    のチャネルで伝送されている信号を、前記第1のチャネ
    ルに出力する選択を行うものである請求項5乃至8もしく
    は13いずれかに記載のノード装置。
  16. 【請求項16】 前記第1の選択手段は、前記第2のチャ
    ネルで信号が正常に入力されなくなった時、前記第1の
    スイッチ手段からの出力を、前記第2のチャネルに出力
    する選択を行うものである請求項1乃至15いずれかに記
    載のノード装置。
  17. 【請求項17】 前記第1のチャネルを伝送される信号
    のうち、分離すべき信号を分離して、該分離した信号を
    接続される副伝送路に出力する分離手段を有する請求項
    1乃至16いずれかに記載のノード装置。
  18. 【請求項18】 前記第2のチャネルを伝送される信号
    のうち、分離すべき信号を分離して、該分離した信号を
    接続される副伝送路に出力する分離手段を有する請求項
    1乃至17いずれかに記載のノード装置。
  19. 【請求項19】 前記第1のチャネルに信号を挿入する
    挿入手段を有する請求項1乃至18いずれかに記載のノー
    ド装置。
  20. 【請求項20】 前記第2のチャネルに信号を挿入する
    挿入手段を有する請求項1乃至19いずれかに記載のノー
    ド装置。
  21. 【請求項21】 信号の出力を行う信号処理部を有して
    おり、該信号処理部が出力した信号を前記第1のチャネ
    ルもしくは第2のチャネルのいずれかに挿入する手段を
    有する請求項1乃至20いずれかに記載のノード装置。
  22. 【請求項22】 信号が入力される信号処理部を有して
    おり、前記第1のチャネルもしくは第2のチャネルから入
    力される信号のうち、該信号処理部に入力すべき信号を
    分離して該信号処理部に入力する手段を有する請求項1
    乃至21いずれかに記載のノード装置。
  23. 【請求項23】 副伝送路から入力された信号を前記第
    1のチャネルか前記第2のチャネルのいずれかを選択して
    挿入する手段を有する請求項1乃至22いずれかに記載の
    ノード装置。
  24. 【請求項24】 第1の伝送方向を有する複数の第1の
    チャネルと、該第1の伝送方向とは反対の第2の伝送方
    向を有する複数の第2のチャネルとにより信号を伝送す
    るノード装置複数を、前記複数の第1のチャネル及び前
    記複数の第2のチャネルで接続して成るネットワークで
    あって、前記複数のノード装置の少なくとも一部が、請
    求項1乃至23いずれかに記載のノード装置であることを
    特徴とするネットワーク。
  25. 【請求項25】 第1の伝送方向の複数の第1のチャネ
    ルと、該第1の伝送方向とは反対の第2の伝送方向の複
    数の第2のチャネルとにより信号を伝送するノード装置
    における信号の伝送制御方法であって、 前記複数の第1のチャネル間での信号の交換を行い、該
    交換を行った後の信号を、前記第1のチャネルのままで
    出力するか、前記第2のチャネルで出力するかの選択を
    行うことを特徴とする伝送制御方法。
  26. 【請求項26】 前記複数の第1のチャネル間での交換
    の際に、前記選択の際に前記交換後の信号を前記第1の
    チャネルのままで出力する状態と前記第2のチャネルで
    出力する状態とのどちらを選択するかに応じて、交換を
    行う請求項25に記載の伝送制御方法。
  27. 【請求項27】 前記複数の第1のチャネルと前記複数
    の第2のチャネルは一対一に対応しており、前記選択の
    際には、前記第1のチャネルからの入力を第1のチャネル
    のままで出力するか、入力された第1のチャネルと対応
    する第2のチャネルで出力するかを選択する請求項25も
    しくは26に記載の伝送制御方法。
  28. 【請求項28】 更に、前記複数の第2のチャネル間で
    の信号の交換を行う請求項25乃至27いずれかに記載の伝
    送制御方法。
  29. 【請求項29】 更に、前記ノード装置内で、前記第2
    のチャネルで伝送されている信号を、前記第2のチャネ
    ルのままで出力するか、前記第1のチャネルで出力する
    かを選択する請求項25乃至28いずれかに記載の伝送制御
    方法。
  30. 【請求項30】 更に、前記ノード装置内で、前記複数
    の第2のチャネル間での交換を行った後の信号を、前記
    第2のチャネルのままで出力するか、前記第1のチャネ
    ルで出力するかを選択する請求項25乃至28いずれかに記
    載の伝送制御方法。
  31. 【請求項31】 前記複数の第2のチャネル間での交換
    の際に、前記選択の際に前記交換後の信号を前記第2の
    チャネルのままで出力する状態と前記第1のチャネルで
    出力する状態とのどちらを選択するかに応じて、交換を
    行う請求項30に記載の伝送制御方法。
  32. 【請求項32】 前記複数の第1のチャネルと前記複数
    の第2のチャネルは一対一に対応しており、前記複数の
    第2のチャネルで入力される信号を、前記第2のチャネル
    のままで出力するか、前記第1のチャネルで出力するか
    を選択する際には、前記第2のチャネルからの入力を第2
    のチャネルのままで出力するか、入力された第2のチャ
    ネルと対応する第1のチャネルで出力するかを選択する
    請求項29乃至31いずれかに記載の伝送制御方法。
  33. 【請求項33】 前記第2のチャネル間での交換は、バ
    ッファ手段において、前記複数の第2のチャネルを伝送
    されてくる信号を記憶し、該バッファ手段からは該記憶
    した信号を入力されたチャネル毎に出力するようにし、
    該入力されたチャネル毎の出力の出力先を前記複数の第
    2のチャネルのいずれかとして出力することにより行う
    請求項28もしくは29もしくは31に記載の伝送制御方法。
  34. 【請求項34】 前記バッファ手段からの前記入力され
    たチャネル毎の出力を出力できるチャネルを、所定のパ
    ターンで、かつ複数の出力が同時に同じ出力先のチャネ
    ルに出力できる状態にならないように変更し、前記バッ
    ファ手段からは、該変更に応じて、前記入力されたチャ
    ネル毎の出力を出力できるチャネルで出力すべき信号を
    読み出す請求項33に記載の伝送制御方法。
  35. 【請求項35】 前記第1のチャネル間での交換は、バ
    ッファ手段において、前記複数の第1のチャネルを伝送
    されてくる信号を記憶し、該バッファ手段からは該記憶
    した信号を入力されたチャネル毎に出力するようにし、
    該入力されたチャネル毎の出力の出力先を前記複数の第
    1のチャネルのいずれかとして出力することにより行う
    請求項25乃至34いずれかに記載の伝送制御方法。
  36. 【請求項36】 前記バッファ手段からの前記入力され
    たチャネル毎の出力を出力できるチャネルを、所定のパ
    ターンで、かつ複数の出力が同時に同じ出力先のチャネ
    ルに出力できる状態にならないように変更し、前記バッ
    ファ手段からは、該変更に応じて、前記入力されたチャ
    ネル毎の出力を出力できるチャネルで出力すべき信号を
    読み出す請求項35に記載の伝送制御方法。
  37. 【請求項37】 第1の伝送方向の複数の第1のチャネ
    ルと、該第1の伝送方向とは反対の第2の伝送方向の複
    数の第2のチャネルとにより信号を伝送するノード装置
    における信号の伝送制御方法であって、 前記第1のチャネルからの入力を前記第1のチャネルで出
    力するか、前記第2のチャネルで出力するかの選択を行
    うものであり、前記複数の第1のチャネルと前記複数の
    第2のチャネルは一対一で対応するものであり、該選択
    の際には、前記第1のチャネルからの入力を、第1のチャ
    ネルで出力するか、入力された第1のチャネルと対応す
    る第2のチャネルで出力するかの選択を行うことを特徴
    とする伝送制御方法。
  38. 【請求項38】 前記第2のチャネルからの入力を前記
    第2のチャネルで出力するか、前記第1のチャネルで出力
    するかの選択を行うものであり、前記第2のチャネルか
    らの入力を、第2のチャネルで出力するか、入力された
    第2のチャネルと対応する第1のチャネルで出力するかの
    選択を行う請求項37記載の伝送制御方法。
  39. 【請求項39】 前記第2のチャネルからの入力を前記
    第2のチャネルで出力するか、前記第1のチャネルで出力
    するかの選択の際に、前記第2のチャネルで出力する
    か、第1のチャネルで出力するかは、前記ノード装置
    に、前記第1のチャネルで信号が正常に入力されている
    か否かに応じて選択する請求項29乃至31もしくは38いず
    れかに記載の伝送制御方法。
  40. 【請求項40】 前記第1のチャネルからの入力を前記
    第1のチャネルで出力するか、前記第2のチャネルで出力
    するかの選択の際に、前記第1のチャネルで出力する
    か、第2のチャネルで出力するかは、前記ノード装置
    に、前記第2のチャネルで信号が正常に入力されている
    か否かに応じて選択する請求項25乃至39いずれかに記載
    の伝送制御方法。
  41. 【請求項41】 前記第1のチャネルを伝送される信号
    のうち、分離すべき信号を分離して、該分離した信号を
    接続される副伝送路に出力する請求項25乃至40いずれか
    に記載の伝送制御方法。
  42. 【請求項42】 前記第2のチャネルを伝送される信号
    のうち、分離すべき信号を分離して、該分離した信号を
    接続される副伝送路に出力する請求項25乃至41いずれか
    に記載の伝送制御方法。
  43. 【請求項43】 前記ノード装置は信号の出力を行う信
    号処理部を有しており、該信号処理部が出力した信号を
    前記第1のチャネルもしくは第2のチャネルのいずれかに
    挿入する請求項25乃至42いずれかに記載の伝送制御方
    法。
  44. 【請求項44】 前記ノード装置は信号が入力される信
    号処理部を有しており、前記第1のチャネルもしくは第2
    のチャネルから入力される信号のうち、該信号処理部に
    入力すべき信号を分離して該信号処理部に入力する請求
    項25乃至43いずれかに記載の伝送制御方法。
  45. 【請求項45】 副伝送路から入力された信号を、前記
    第1のチャネルか第2のチャネルのいずれかを選択して挿
    入する請求項25乃至44いずれかに記載の伝送制御方法。
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