JP3332961B2 - 電子写真用液体現像剤 - Google Patents

電子写真用液体現像剤

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真、静電記録、静
電印刷等に用いられる静電写真用液体現像剤に関する。
【0002】
【従来の技術】トナー類の定着方式としては、(1)電
熱ヒータによる加熱雰囲気中を通過させるオーブン定着
方式、(2)少なくとも一方が加熱ロールである一対の
ロール間を通過させる熱ロール定着方式、あるいは
(3)一対の剛性ロール間を常温で通過させる圧力定着
方式、等が知られている。
【0003】これらの定着方式はそれぞれ一長一短を有
しているが、中でも、前記(2)の熱ロール定着方式
は、加熱ロールの表面と被定着基体上のトナー像保持面
が圧接触するため、トナー像を被定着基体(被転写紙な
ど)上に融着する際の熱効率が高く、迅速に定着するこ
とができるので、特に高速度複写を目的とする画像形成
装置には、極めて好適である。こうしたことから、液体
現像剤を使用する複写機のほとんどは、従来よりオーブ
ン定着方式が採用されていたが、近時は、熱ロール定着
方式を採用する例が増えている。
【0004】だが、この熱ロール定着方式は、加熱ロー
ル表面にトナーが加熱溶融状態で圧接触するため、トナ
ーの一部がロール表面に付着して再び被定着基体上に付
着し画像を汚すという現象(いわゆる「オフセット現
象」と称されている)をおこし易い欠点がある。
【0005】また米国特許4910108号には熱ロー
ラー定着用液体現像剤の120℃における溶融粘度が5
00〜100,000Pa・sec(以下Pa.sと略
記する)であることが記載されている。発明者等の実験
によれば500Pa.s以上では画像濃度が低い、定着
性、分散性が悪いことが分かった。500Pa.s以上
では加温定着時に画像部のトナー層が加熱され、ペーパ
ー上で延展する力が弱いためと考えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第1の目的
は、良好な画質と分散安定性を有する液体現像剤を提供
するものである。
【0007】本発明の第2の目的は、定着性にすぐれた
液体現像剤を提供するものである。本発明の第3の目的
は、熱効率が高く、高速定着可能な熱ロール定着方式を
用いたとき、オフセット現象を発生させない新規な液体
現像剤(静電写真用液体現像剤)を提供するものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の構成は、特許請求の範囲に記載されたとおり
の電子写真用液体現像剤である。
【0009】本発明は電気泳動的に現像したトナー像を
定着するに当り熱圧ローラー装置を用いる問題の研究に
基づいており、トナーの性質の注意深い選択によって、
経済的で信頼性のある定着が達成できることを見出した
ことに基づいている。
【0010】これについて、本発明者等は、液体現像に
用いるトナー粒子の適切な溶融粘度範囲および結合剤に
対する着色物質の適切な重量比が像の劣化なしに強力な
定着の可能性を与えることを実験的に確立した。溶融粘
度は定着が生起する温度を決定し、一方結合剤に対する
着色物質の比は、主として溶融トナーの凝着性に影響を
与え、乾式トナー現像および定着の場合は前述した如き
剥離およびオフセット形成を減ぜしめる。
【0011】本発明の目的は未だ湿潤している電気泳動
的に付着したトナー粒子の定着のための経済的で信頼性
のある定着法を提供することにある。
【0012】本発明によれば、キャリヤー液体中に分散
された熱可塑性樹脂結合剤中に着色物質を含有するトナ
ー粒子で静電荷パターンを現像し、未だ湿潤しているパ
ターン状に付着したトナー粒子を熱によって支持体に定
着することからなる像形成法を提供し、この方法は未だ
湿潤しているトナー粒子が、それらの支持体に同時に付
与した熱および圧力によって定着され、それらが120
℃で、乾燥状態での溶融粘度10〜490Pa.sを有
し、平均直径0.05〜2.0μm、好ましくは200
〜400Pa.s、粒径は0.2〜0.8μm、および
着色物質対樹脂結合剤の含有率1/1〜2/8(重量)
を有することが好ましい。
【0013】本発明の方法によれば、湿潤トナー像の乾
燥および定着が一工程で行なわれる。
【0014】加熱および加圧ローラー定着装置が、特に
かかる装置の提供する利点から見て、未だ湿潤している
トナー像の定着に従来工業的に用いられていなかったこ
とは驚くべきことである。これらの利点の中、特に支持
体材料の焼けおよびトナー重合体の分解による毒性蒸気
の生成を避けることができるようにしながら、経済的操
作および加熱装置の簡単さを挙げることができる。
【0015】トナーの溶融粘度は、トナーが配置される
1〜2mmの間隔で分離され、直径25mmを有する二
つの平行に回転可能な盤を有するレオメトリックス R
VE−M(米国レオメトリックス・インコーポレイテッ
ドの商品名)で測定した。溶融粘度の測定は、上方盤に
発振運動を付与し、形成する捩り価をPa.sに変換す
る変換器に結合した下の盤に対する機械的カップリング
を測定することによって行なう。発振運動は100ra
d/sの角周波数および1%歪の振幅で行なう。測定は
120℃で熱平衡5分後に行なう。上記盤の間に導入す
る前にトナー粒子は東洋濾紙No.2によってそれらのキ
ャリヤー液体から分離し、乾燥する。
【0016】ちなみに、本発明者らは熱ロール定着方式
によってオフセット現像を起すことなく良質の複写物が
得られるための液体現像剤の研究・検討を鋭意行なった
結果、液体現像剤中特定性状を有するポリオレフィン又
はポリオレフィン共重合体(メタ)アクリルエステル樹
脂、及びその共重合体樹脂、ロジン変性樹脂を添加させ
るようにすれば前記目的が達成しうることを確かめた。
本発明はそれに基づいてなされたものである。
【0017】以下に、本発明をさらに詳細に説明する。
【0018】先に触れたように、従来の液体現像剤(湿
式トナー)を用いて熱定着すると、そのトナーには幾分
かの担体液が存在するため、トナー粒子は担体液に溶解
し膨潤してトナー層の凝集力が低下し”ホットオフセッ
ト”が生じやすい。また、金属性加熱ローラにはトナー
層が融着しやすい傾向がみられる。この点、最近の複写
機ではシリコンオイルを加熱ローラに塗布したり、テフ
ロンローラを用いてトナーが定着ローラに融点するのを
防止する手段が採られている。
【0019】本発明の静電写真用液体現像剤は結着樹
脂、着色剤及び担体液を主成分として調製されており、
必要であれば、更に極性制御剤などを添加して構成され
ている。
【0020】液体現像剤の120℃、乾燥状態における
溶融粘度が10Pa・s以下の場合はトナー層が加熱に
より転写紙の裏面まで浸透してしまい、両面コピーが見
にくくなってしまったり、トナー間の接着力が不足して
定着性に劣るようになる。また、溶融粘度が490Pa
・sより大であると定着時にトナー層が熱融着しにくく
なり、従って、特に低温定着、高速定着などに支障をき
たす。
【0021】また画像濃度が低いという欠点がある。
【0022】かかる条件を充足した本発明に係るポリオ
レフィン又はポリオレフィン共重合体、ロジン変性樹
脂、(メタ)アクリルエステル樹脂、その共重合体等は
120℃における溶融粘度が10〜490Pa.sであ
りながら、熱ローラーにトナーが融着しにくく、オフセ
ットが発生しないことが実験的に確かめられ、本発明に
至った。
【0023】構成は着色剤/樹脂/分散剤が1〜5/4
−8/0.001−5が適切である。本発明で用いる樹
脂としては特にポリオレフィン又はポリオレフィン共重
合体が望ましい。比較的高い溶融粘度を持つ高分子量の
ポリオレフィン系樹脂は、有機顔料やカーボンブラック
を高温で混練して着色剤が製造できるため顔料を一次粒
子まで分散することができ、コピーの画像濃度が高く、
またトナー層が加熱時に延展しないため解像力や定着性
が向上する。また熱ローラー定着でオフセット等が生じ
ない。
【0024】例 (1)エチレン/メチルメタクリレート(モル比90/
10)共重合体 (2)エチレン/エチルアクリレート/アクリル酸(8
0/18/2)共重合体 (3)エチレン/メタクリル酸(99.5/0.5)共
重合体 (4)エチレン/エチルアクリレート/無水マレイン酸
(90/8/2)共重合体 (5)エチレン/無水マレイン酸(99/1)共重合体 (6)プロピレン/メチルアクリレート(モル比80/
20)共重合体 (7)プロピレン/エチルアクリレート/アクリル酸
(80/15/5)共重合体 (8)ブチレン/2−エチルヘキシルメタクリレート
(85/15)共重合体 (9)ブチレン/ラウリルメタクリレート(90/1
0)共重合体 (10)エチレン/アリルメタクリレート/マレイン酸
(80/10/10)グラフト共重合体 また市販品のポリオレフィン又はポリオレフィン共重合
体も勿論使用可能なものがある。
【0025】例えば三井ポリケミカル社製のエバフレッ
クスA−701、702、703、704、705、7
06、707、708、710、N−410、N−03
5、N−010、N−559、N−549、N−92
5、住友化学、HA8200、8210等を挙げること
ができる。
【0026】以下に本発明を更に詳細に説明する。
【0027】本発明の熱ローラーの定着温度は約140
℃である。液体現像剤中の含水分はキャリヤー液体中に
も一部可溶化するが、一般には着色剤や樹脂中に含有
、トナー粒子中に存在する方が良いことが分った。こ
の微量の水分が熱ローラーへの付着を防止していること
が観察された。すなわち現像剤中に10ppm〜500
0ppmにおいてオフセットを防止する効果が認められ
る。5000ppm以上では解像度の劣化が認められ
る。10ppm以下ではオフセット防止効果が低くな
る。
【0028】トナーに添加する着色剤に使用される無機
顔料の例には、カーボンブラックとしてファーネスブラ
ック、アセチレンブラック、チャンネルブラック、市販
品としてプリンテックスG、プリンテックスV、スペシ
ャルブラック15、スペシャルブラック4、スペシャル
ブラック4−B(デグサ社製)、三菱#44、#30、
MA−11、MA−100(三菱カーボン)、ラーベン
30、ラーベン40、コンダクテックスSC(コロンビ
アカーボン社製)、リーガル400、660、800、
ブラックパールL(キャボット社製)などが挙げられ
る。また、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化ケイ素などの無
機白色顔料も例示できる。
【0029】有機顔料としてはフタロシアニンブルー、
フタロシアニングリーン、ローダミンレーキ、マラカイ
トグリーンレーキ、メチルバイオレットレーキ、ピーコ
ックブルーレーキ、ナットールグリーンB、パーマネン
トレッド4R、ハンザイエロー、ベンジジンイエロー、
チオインジゴレットなどがあげられる。
【0030】本発明では有機顔料単独、無機顔料単独で
用いてもよいし、これらを混合系で用いてもよい。
【0031】顔料を被覆する樹脂(結着樹脂)として
は、ポリオレフィン及びポリオレフィン共重合体、(メ
タ)アクリルエステル樹脂及びその共重合体、ロジン変
性樹脂等が挙げられる。その他樹脂類を本発明の目的が
阻害されない範囲で混合使用することもできる。
【0032】本発明の液体現像剤は、これら着色剤及び
特定樹脂を主成分としたトナーが担体液中に分散された
形態を呈しているが、ここでの担体液の代表例としては
イソドデカン、n−ヘキサンなどであり、市販品として
シェル石油社製のシェルゾール−71、エクソン社製の
アイソパーG、H、E、K、L、M、Vなどを挙げるこ
とができる。その他シリコーンオイル等高絶縁性、低誘
電性液体がある。
【0033】液体現像剤の調製は、一般に着色剤1重量
部に対し結着樹脂0.3〜3重量部を混合し、これを脂
肪族炭化水素キャリア液10〜20重量部の存在下にア
トライター、ボールミル、ケディミル等の分散液で充分
分散して濃縮トナーとし、必要に応じて、これを同様な
溶媒(脂肪族炭化水素)で5〜10倍に希釈すればよ
い。
【0034】結着樹脂以外の他の樹脂や金属石ケン、レ
シチン、アマニ油、高級脂肪酸などのような極性制御剤
を添加することもできるが、本発明では、特に極性制御
剤を加えなくとも良好な結果が期待しうる。
【0035】着色剤としては、前記のように、通常の無
機又は有機顔料が用いられてもよいが、好ましくは、特
に顔料粒子を一次粒子にまで分散し、階調性、解像力、
画像濃度などを一層向上せしめるためフラッシング法に
より製造される着色剤の使用が有効である。
【0036】フラッシング法とは、顔料又は顔料の含水
ペーストを樹脂溶液とともにフラッシャーと呼ばれるニ
ーダーに入れよく混合し(この過程で顔料の周りに存在
する水が樹脂溶液により置換される)、これをニーダー
より取り出し水相を捨て、樹脂溶液中に顔料が分散され
たものを乾燥し溶剤を除去した後、得られた塊状物を粉
砕するというものである。このものを本発明においては
「フラッシング着色剤」と称することにする。なお、ニ
ーダーで混練しながら減圧により水、溶剤を除去するよ
うな手当が採られてもかまわない。フラッシング処理に
あっては、顔料のみならず顔料も水とともに塊状に練り
使用することで顔料とほぼ同等の結果が得られることか
ら、本発明ではフラッシング処理される染料もトナー成
分として採用することが可能である。フラッシングする
際の染顔料と樹脂との割合は1/1〜2/8が望まし
い。また、フラッシング処理はフミン酸、フミン酸塩
(Na塩、NH4塩など)又はフミン酸誘導体の存在下
に行なうのがとくに有利である。これら添加されるフミ
ン酸類の量は染顔料含水液の0.1〜30重量%くらい
が適当である。
【0037】このフラッシング処理された着色剤の製造
例を幾つかあげれば次のとおりである。
【0038】着色剤製造例1 ガロンニーダに水200g、フミン酸アンモニウム塩2
0gをよく溶解した中にカーボン(三菱#44)250
gを入れ、ニーダー中でよく混合分散した。次にエチレ
ン・マレイン酸・エチルアクリレート80/0.5/1
9.5共重合体750gを入れ、約160℃に加温混合
し、水を分離した。
【0039】更に約120℃で4時間混練後、真空乾燥
し、冷却、粉砕してフラッシング着色剤を得た。
【0040】着色剤製造例2 ガロンニーダに水200g、フミン酸ナトリウム塩10
gを溶解した中にカーボン(モーガルA、コロンビアカ
ーボン社製)250gを入れ、ニーダー中でよく混合分
散した。次にエチレン−エチルアクリレート共重合体
(90/10)800gとを入れ、約150℃に加温混
練した。更に約120℃で2時間混練後、真空乾燥し、
冷却、粉砕してフラッシング着色剤を製造した。
【0041】着色剤製造例3 三菱カーボン#44 300g アクリル樹脂BR89(三菱) 250g ロジン変性マレイン酸樹脂(日立化成) 108g 2本ロールで180℃で2時間混練し、粉砕して着色剤
をつくった。
【0042】比較着色剤1 着色剤製造例−1のエチレン−マレイン酸−エチルアク
リレート共重合体の替りにヒタノール1501アルキル
フェノール樹脂を用いた。
【0043】比較着色剤2 着色剤製造例−1のエチレン−マレイン酸−エチルアク
リレート共重合体の替りにサンワックス171P三洋化
成、ポリエチレンワックスを用いて製造した。 着色剤製造例4 ガロンニーダにニュークレル−N−559(三井デュポ
ンケミカル)700gにリーガル400(キャボット社
カーボン)400g、トルエン300gを加え、120
〜148℃で4時間混練し、トルエンを蒸発させて、
色剤を得た。粉砕し粒径を5mmにした。
【0044】着色剤製造例5 着色剤製造例4のニュークレル−N−559(三井デュ
ポンケミカル)の替りに住友化学社製のHA−8210
を加えて同様に着色剤をつくった。
【0045】着色剤製造例6 着色剤製造例4のニュークレル−N−559の替りにエ
バフレックスA−702を用いて同様に着色剤をつくっ
た。
【0046】着色剤製造例7 着色剤4を30℃−85%RHの部屋に放置し吸湿させ
た。
【0047】着色剤製造例8 着色剤5を30℃−85%RHで吸湿させた。
【0048】
【実施例】次に実施例及び比較例を示す。なお、以下に
示す各成分の量(部)は重量部である。
【0049】実施例1 フラッシング着色剤(着色剤製造例1のもの) 50部 ラウリルメタアクリレート/メチルメタアクリレート/メタク リル酸/グリシジルメタアクリレート(80/10/5/5)共 重合体のアイソパーH20%溶液 100部 PDB−11(森村バーデシュ社製) 10部 アイソパーH(EXXSON社製) 200部 をボールミルに入れ24時間分散後、さらにアイソパー
Hを300部加え、1時間分散し、これを濃縮トナーと
した。この濃縮トナー200gを採りアイソパーH1リ
ットルに希釈して液体現像剤とした。
【0050】実施例2 フラッシング着色剤(着色剤製造例2のもの) 60部 ステアリルメタクリレート/メチルメタクリレート/メタクリ ル酸/ヒドロキシメチルメタクリレート(85/7/4/4)共 重合体のアイソパーH10%溶液 200部 カーボンブラック(三菱カーボンMH−100) 50部 アイソパーH 100部 を用い実施例1と同様にして液体現像剤を調製した。
【0051】実施例3 着色剤を着色剤製造例3のものに替えた以外は実施例1
とまったく同様にして液体現像剤を調製した。
【0052】実施例4〜8 実施例1の接着剤製造例の替りに着色剤製造例4,5,
6および7をそれぞれ用いて4種類の現像剤を調製し
た。
【0053】比較例1,2 実施例1において着色剤として比較着色剤1および2を
それぞれ用いて、比較現像剤を2種類調製した。
【0054】これらの液体現像剤をそれぞれ電子写真複
写機(リコー社製CT5058)の現像部に収納し、熱
ローラー表面加熱、加圧定着法にて連続100枚の両面
コピーを施し、トナーの定着性及び熱ローラの汚れを観
察した。その結果は表1のとおりであった。
【0055】
【表1】
【0056】注1)含水分はカールフィッシャー法によ
り測定した。
【0057】120℃における乾燥物の溶融粘度はレオ
メトリックス法RVE−Mを用いる。
【0058】3)IDはマクベス反射濃度計 4)定着性はクロックメーター法 (5往復消去時ID
/初期ID)×100 5)オフセット、汚れなきものはなし 定着ローラーの表面温度に対しオフセットの有無を評価
した。
【0059】120℃における溶融粘度が490Pa.
s以下、10以上のものは定着率、オフセット性、解像
力、画像濃度がすぐれる。また含水分の多い、実施例
7,8は定着温度80〜170℃においてもオフセット
が発生しない等の効果が認められた。
【0060】比較例1,2は定着性と画像濃度が低く、
特に比較例2は熱ローラーの汚れも発生した。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように本発明現像液によれ
ばオフセット現象が発生せず、ID、解像度、定着性も
改良され、熱ローラー定着が容易となった。
【0062】また本発明の液体現像剤はフラッシュ定着
法、ハロゲンランプ等の光定着法によっても、ID、解
像度の高い画像が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 合議体 審判長 城所 宏 審判官 植野 浩志 審判官 伏見 隆夫 (56)参考文献 特開 平2−111969(JP,A) 特開 平2−264986(JP,A) 特開 平2−883(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 120℃、乾燥状態におけるトナーの溶
    融粘度が10〜490Pa・secであり、含水分が1
    0〜5000ppmであることを特徴とする電子写真用
    液体現像剤。
  2. 【請求項2】 電子写真用液体現像剤に含まれる樹脂成
    分がポリオレフィン、ポリオレフィン共重合体、ロジン
    変性樹脂、(メタ)アクリルエステル樹脂及びその共重
    合体であることを特徴とする請求項1記載の電子写真用
    液体現像剤。
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