JP3332342B2 - パネルに対するコネクタの取付構造 - Google Patents

パネルに対するコネクタの取付構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車用ワイヤハーネス
の接続に関し、特にドア部分に配索されるワイヤハーネ
スの接続に用いられるコネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8において、自動車の車体aにヒンジ
結合されたドアbの取付端において、車体aとの間にド
ア用ワイヤハーネスw1 が配索され、車体パネルpの取
付孔においてコネクタを介して車体側ワイヤハーネスw
2 と接続されている。
【0003】図9に示される如く、車体側ワイヤハーネ
スw2 には合成樹脂製の雌型コネクタc1 が接続され、
ドア用ワイヤハーネスw1 には合成樹脂製の雄型コネク
タc 2 が接続されると共に該雄型コネクタc2 を囲って
ゴム製のグロメットgが設けられており、図8において
該グロメットgが見えている。
【0004】車体側ワイヤハーネスw2 に接続される雌
型コネクタc1 には、外周壁の前方にスリットdにより
自由端に係止突起fを有する複数の可撓係止片eが設け
られると共に該係止突起fと間隔を有してストッパーh
が設けられる。図10に示される如く、車体側ワイヤハ
ーネスw2 に接続されている雌型コネクタc1 は、車体
内部(図10の右側)より車体パネルpの取付孔p1
装着されるものであり、雌型コネクタc1 を取付孔p1
に押し込むと可撓係止片eが内側へ変位しつつ取付孔p
1 内を移動し、ストッパーhが車体パネルpの内側に当
接した際に可撓係止片eが戻って係止突起fが車体パネ
ルpの外側に係止して雌型コネクタc1 を車体パネルp
に固定する。
【0005】この状態において、車体パネルpの外側よ
りドア用ワイヤハーネスw1 に接続されている雄型コネ
クタc2 を雌型コネクタc1 に嵌合して通常中間部に位
置する公知のロック機構(図示せず)によりその結合を
ロックするもので、この際にグロメットgが車体パネル
pの外側に当接して防水する。
【0006】しかし、上記構成にあっては、ドアの開閉
時にドア側ワイヤハーネスw2 により雄型コネクタc2
が引かれることにより中間のロック機構(図示せず)か
ら離れている両側x,y部分においてグロメットgと車
体パネルp間に隙間が出来易くなり、防水シール能力が
低下する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した点に
着目し、ドア側ワイヤハーネスのコネクタ部分に設ける
グロメットの防水性能を向上させるようにしたものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明においては、車体側ワイヤハーネスの横長の
コネクタとドア側ワイヤハーネスの横長のコネクタを車
体側パネルの取付孔で結合する構造において、該ドア側
ワイヤハーネスの該横長のコネクタを被覆するグロメッ
トの開口部の周囲に前方へ向けて突出する横長の環状シ
ール用リップを設け、該取付孔に設けられている該車体
側ワイヤハーネスの該横長のコネクタに該ドア側ワイヤ
ハーネスの該横長のコネクタを結合した状態において、
横長の環状シール用リップが該パネルの室外面に圧接
し、該横長の環状シール用リップにおける該ドア側ワイ
ヤハーネスの該横長のコネクタと該車体側ワイヤハーネ
スの該横長のコネクタのロック機構部分に対応した左右
長手方向の一側部分の該パネルに対する応力を他側
部分より大として成ることを特徴とする。
【0009】
【作用】ドアの開閉時にドア側ワイヤハーネスによりコ
ネクタが側方へ引かれた際に、ロック機構により確定さ
れている応力の大なる環状シール用リップ部分が他側の
パネルからの変位を阻止するように作用する。
【0010】
【実施例】図1乃至図4において、C1は車体側ワイヤ
ハーネスW1に接続される雌型コネクタ、C2はドア側
ワイヤハーネスW2に接続される雄型コネクタであり、
それぞれ合成樹脂材により一体的に形成され、雄端子金
具T1又は雌端子金具T2を内蔵している。
【0011】Gは雄型コネクタC2に被着されるゴム製
のグロメットであり、Pは車体側パネルであって取付孔
P1を有する。横長状の雌型コネクタC1内には前記雄
端子金具T1を収容する複数の端子収容室1が形成さ
れ、前端部における長手方向の左右側には係合フランジ
2が突設されると共に係合フランジ2の後方において片
持ちの可撓係止片3が設けられる。可撓係止片3の前方
自由端には係合フランジ2との間に車体パネルPの厚さ
相当分の間隔を存して係止突起3aが設けられている。
横長状の雌型コネクタC1の長手方向の両側には上記取
付孔P1に係合する円弧状外周部4とアール状隅部5a
を有する角状外周部5が形成されている。
【0012】雌型コネクタC1に対応した横長形状を有
する雄型コネクタC2内には前記雌端子金具T2を収容
する複数の端子収容室6が形成され、外周部にはグロメ
ットGに対する一連の係止鍔7が突設され、また長手方
向の一側には雌型コネクタC1と係合する片持ちの可撓
ロック腕8が設けられている。
【0013】グロメットGにおいて、前方に開口部9を
有するコネクタ被覆部10の内周部には前記係止鍔7に
対する環状係合溝11が形成され、開口部9の周囲には
前方へ向けて拡開状に突出する環状シール用リップ12
が突設されている。コネクタ被覆部10の後部には蛇腹
状筒部13が連設される。
【0014】図5(A),(B)に示される如く、雌型
コネクタC1とパネルPの取付孔P1において、雌型コ
ネクタC1の左右方向の長さl1 、上下方向の長さl2
とし、取付孔P1の左右方向の長さl1 ′、上下方向の
長さl2 ′、雌型コネクタC1の前後方向の長さl3
すると(図3参照)、l1 >l1 ′,l2 ′>l2 ,l
1 ′>l3 の関係にある。
【0015】上記構成において、車体側ワイヤハーネス
W1と接続された雌型コネクタC1はパネルPに正対し
た取付姿勢(図2)から90°変位させて側方部分を取
付孔P1に対向させた状態(図3)で室内側から室外側
へ該取付孔P1を通過させることができ、次に雌型コネ
クタC1を90°変位させて元の取付姿勢に戻し、室外
側において円弧状外周部4と角状外周部5を取付孔P1
の円弧状部4′と角状部5′に対応させて逆取り付けを
防止しつつ雌型コネクタC1を後部から取付孔P1内に
可撓係止片3を内方へ変位させつつ挿入し、係合フラン
ジ2をパネルP1の室外面に当接させた状態において可
撓係止片3が復元して係止突起3aが室内面に係合する
ことにより取り付ける(図4)。
【0016】この状態において、ドア用ワイヤハーネス
W2と接続されている雄型コネクタC2を雌型コネクタ
C1に嵌合して可撓ロック腕8の係止突起8aを雌型コ
ネクタの係合部8′に係合させて雌,雄コネクタC1,
C2の結合を完了する。雄型コネクタC2の嵌合操作時
において、雌型コネクタC1の取付孔P1対する取り付
けが不十分な場合には、雄型コネクタC2により雌型コ
ネクタC1を押し込んで正しい取付状態とすることがで
きる。
【0017】雄型コネクタC2の結合状態において、グ
ロメットGの前面に位置する横長の環状シール用リップ
12が車体側パネルPの室外面に圧接する。左右方向に
延長する環状シール用リップ12において、雄型コネク
タC2の可撓ロック腕8が位置する左右長手方向の一側
端部には角状屈曲部12aが形成されると共に他側端部
に円弧状屈曲部12bが形成されており(図1,図7参
照)、パネル面に対する環状シール用リップ12のロッ
ク機構側接触面積S1 を反対側の接触面積S2より小さ
くすることにより該一側端部の応力を増加させている。
なお、接触面積の相違に代えて、偏肉やリップ断面積の
変化により上記応力を変えることもできる。
【0018】
【発明の効果】本発明は上記した如くに、車体側ワイヤ
ハーネスの横長のコネクタとドア側ワイヤハーネスの
長のコネクタを車体側パネルの取付孔で結合する構造に
おいて、ドア側ワイヤハーネスの該横長のコネクタを
被覆するグロメットの開口部の周囲に前方へ向けて突出
する横長の環状シール用リップを設け、該取付孔に設け
られている該車体側ワイヤハーネスの該横長のコネクタ
に該ドア側ワイヤハーネスの該横長のコネクタを結合し
た状態において、該横長の環状シール用リップが該パネ
ルの室外面に圧接し、該横長の環状シール用リップにお
ける該ドア側ワイヤハーネスの該横長のコネクタと該車
体側ワイヤハーネスの該横長のコネクタのロック機構部
分に対応した左右長手方向の一側部分の該パネルに対
る応力を他側部分より大として成るものであるか
ら、ドアの開閉時においてドア側ワイヤハーネスにより
コネクタが引かれた際において、ロック機構と反対側部
分の環状シール用リップのシール性能が低下するのを防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるコネクタ結合構造の分解斜視図
である。
【図2】同上における断面図である。
【図3】同上における車体側ワイヤハーネスのコネクタ
の取り付け過程を示す断面図である。
【図4】同上における車体側ワイヤハーネスのコネクタ
の取り付け状態を示す断面図である。
【図5】(A)は車体側ワイヤハーネスのコネクタの正
面図、(B)は取付孔の正面図である。
【図6】ドア側ワイヤハーネスのコネクタに装着したグ
ロメットの正面図である。
【図7】環状シール用リップの説明図である。
【図8】自動車のドア部分を示す斜視図である。
【図9】従来のコネクタの分離状態を示す側面図であ
る。
【図10】同上の結合状態を示す側面図である。
【符号の説明】
C1 車体側ワイヤハーネスのコネクタ C2 ドア側ワイヤハーネスのコネクタ W1 車体側ワイヤハーネス W2 ドア側ワイヤハーネス P 車体パネル P1 取付孔 G グロメット 2 係合フランジ 3 可撓係止片 8 可撓ロック腕(ロック機構) 9 開口部 12 環状シール用リップ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体側ワイヤハーネスの横長のコネクタ
    とドア側ワイヤハーネスの横長のコネクタを車体側パネ
    ルの取付孔で結合する構造において、該ドア側ワイヤハ
    ーネスの該横長のコネクタを被覆するグロメットの開口
    部の周囲に前方へ向けて突出する横長の環状シール用リ
    ップを設け、該取付孔に設けられている該車体側ワイヤ
    ハーネスの該横長のコネクタに該ドア側ワイヤハーネス
    該横長のコネクタを結合した状態において、該横長の
    環状シール用リップが該パネルの室外面に圧接し、該
    長の環状シール用リップにおける該ドア側ワイヤハーネ
    スの該横長のコネクタと該車体側ワイヤハーネスの該横
    長のコネクタのロック機構部分に対応した左右長手方向
    一側部分の該パネルに対する応力を他側部分より
    大として成ることを特徴とするパネルに対するコネクタ
    の取付構造。
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