JP3332326B2 - 半導体ウエハ上への電極形成方法 - Google Patents

半導体ウエハ上への電極形成方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハ上に
オーミック電極を形成する方法に係るものであり、更に
述べるならば、その表面に絶縁層が形成された半導体ウ
エハ上にレジスト層を形成し、該レジスト層の電極形成
部分に開口部を形成した後、該レジスト層をマスクとし
てエッチングを行うことにより、上記絶縁層にコンタク
トホールを形成し、その後、上記レジスト層を残存させ
た状態で電極形成用材料を堆積した後、上記レジスト層
を除去することにより、半導体ウエハ上の所定位置にオ
ーミック電極を形成する方法の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、III−V族化合物半導体ウエハ
中に形成されるバイポーラトランジスタのエミッタ電極
等を、ウエハ上に形成する場合、標準的な電極材料であ
るTi/Pt/Auでは、Tiが熱的に不安定であり、
III−V族半導体領域上ヘ優れたオーミック電極を形成
することが困難であるという問題点があった。このた
め、従来、III−V族化合物半導体ウエハ上へのオーミ
ック電極の形成には、高融点で熱的に安定な、タングス
テンナイトライド(WN)やモリブデンナイトライド
(MoN)やチタンナイトライド(TiN)等の高融点
金属窒化物、或いは、タングステンシリサイド(WS
i)やモリブデンシリサイド(MoSi)やチタンシリ
サイド(TiSi)等の高融点金属ケイ化物等が用いら
れている。
【0003】図2は、従来の電極形成方法を示す図であ
る。
【0004】まず、その表面に絶縁層22が形成された
III−V族化合物半導体ウエハ21上にレジスト層23
を形成する(図2(a))。
【0005】次いで、該レジスト層23の電極形成部分
に開口部24を形成した後、該レジスト層をマスクとし
て絶縁層22のエッチングを行うことにより、絶縁層2
2にコンタクトホール25を形成する(図2(b))。
【0006】その後、上記レジスト層23を残存させた
状態で電極形成材料(WN等)を堆積した後、上記レジ
スト層23を剥離することにより、ウエハ上の所定位置
に電極26を形成する(図2(c))。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来方法により形成した電極に於いては、しばしばオーミ
ック不良か発生し、コンタクト抵抗値が増大して(通常
のコンタクト抵抗が3×10-7Ω・cm2であるのに対
し、10-4Ω・cm2オーダに劣化)、歩留まりを低下
させるという問題点かあった。
【0008】本発明者等は、かかる問題点を解決し、優
れたオーミック電極を安定に形成できる方法を得るべ
く、鋭意、実験を重ねた結果、絶縁層上に形成されたレ
ジスト層への電極形成用開口部の形成時に、ダミーの開
口部を形成し、その後、従来と同様の工程を進めること
により、オーミック不良の発生を著しく低減できること
を、過去に於いて見い出した。また、上記電極形成用開
口部とダミーの開口部の形成後、電極形成材料の堆積前
に、レジスト層が形成された半導体ウエハを真空中に保
持する工程を加えることにより、更に、コンタクト抵抗
値を低減できることを見い出した。
【0009】そして、上記知見に基づきなされた発明
を、特願平8−70028号として出願した(出願日:
平成8年3月26日)。
【0010】すなわち、上記特願平8−70028号の
発明は、半導体ウエハ上にオーミック電極を形成する方
法であって、その表面に絶縁層が形成された半導体ウエ
ハ上にレジスト層を形成し、該レジスト層の電極形成部
分に開口部を形成した後、該レジスト層をマスクとして
エッチングを行うことにより、上記絶縁層にコンタクト
ホールを形成し、その後、上記レジスト層を残存させた
状態で電極形成用材料を堆積した後、上記レジスト層を
除去することにより、半導体ウエハ上の所定位置にオー
ミック電極を形成する方法に於いて、上記レジスト層へ
の電極形成用開口部の形成時にダミーの開口部を形成す
る構成としたことを特徴とするものである。また、上記
電極形成用開口部の面積(合計面積)と上記ダミー開口
部の面積(合計面積)の合計面積を、ウエハ面積の0.
5%以上としたことを特徴とするものである。さらに、
上記電極形成用開口部及びダミー開口部の形成後、上記
電極形成用材料の堆積前に、レジスト層が形成された上
記半導体ウエハを所定時間真空中に保持することを特徴
とするものである。
【0011】上記特願平8−70028号の発明によ
り、良好なオーミック性をもつ電極を安定に形成できる
理由については、以下のように考えられる。すなわち、
レジスト層(絶縁層)の開口部面積比率(ウエハ内のレ
ジスト層開口部面積/ウエハ面積)を0.5%以上と大
きくすることで、レジストから出るガスが絶縁層開口部
のウエハ表面に吸着する量が減少し、また、成膜時に、
プラズマ(イオン、ラジカル)、電子等の絶縁層開口部
への集中度が低下するため、それらの影響を受けにくく
なるため、オーミック不良を起こすことなく、良好なオ
ーミック特性を持つ電極が安定に形成されるものと考え
られる。
【0012】以下、上記特願平8−70028号の発明
について、図面を参照して説明する。
【0013】図3は、その工程図である。
【0014】まず、III−V族化合物半導体ウエハ31
(GaAs系、最上層はInGaAs層)上に絶縁層3
2を形成する(図3(a))。
【0015】次いで、上記絶縁層32上にレジスト層3
3を形成し、該レジスト層33の電極形成部分に開口部
34を形成する。このとき、同時に、電気的接続には全
く寄与しないダミーの開口部35を形成する。このダミ
ー開口部35は、グランド部等の余白領域部分に設け
る。また、電極形成用開口部の面積(ウエハ上に設けら
れる全電極形成用開口部の合計面積)とダミー開口部の
面積(全ダミー開口部の合計面積)の合計面積が、ウエ
ハ面積の0.5%以上となるように、ダミー開口部35
を形成する。その後、レジスト層33をマスクとして絶
縁層32のエッチングを行い、コンタクトホール36及
びダミーホール37を形成する(図3(b))。
【0016】この状態でウエハを60分間真空中(1×
10-5Pa)に保持する。
【0017】次いで、図3(c)に示すように、高融点
金属窒化物(例えば、タングステンナイトライド)、或
いは、高融点金属ケイ化物(タングステンシリサイド)
を、真空蒸着、スパッタリング、化学気相成長等の方法
により堆積する。これにより、半導体ウエハ31上及び
レジスト層33上に、上記材料から成る導体層38が形
成される。
【0018】次いで、レジスト剥離液を用いてレジスト
層33を剥離する。これにより、エミッタ電極39及び
ダミー電極40が形成される(図3(d))。
【0019】さらに、図3(e)に示すように、メサエ
ッチング工程、電極形成工程を経て、ベース電極41、
コレクタ電極42を形成し、バイポーラトランジスタを
形成する。
【0020】図4は、上記図3の工程に於いて、開口部
面積比率を種々変化させ(真空保持時間は60分間)、
各場合に於けるコンタクト抵抗のバラツキと不良率とを
示したものである。TLM(Transmission Line Mode
l)で用いた電極寸法は、L/W=2/20μm、スペ
ース幅は5〜25μmである。測定は、同図に示す測定
箇所に於いて50箇所の測定を行った。また、不良率
は、コンタクト抵抗が1×10-6Ω・cm2以上であっ
たものの割合である。図に示すように、ウエハ面内50
箇所を評価した結果、面積比率が0.1%前後では、不
良率95%となり、0.3%前後でも不良率90%であ
るのに対し、0.5%を境として急激に不良率が低下
し、面積比率0.5%以上では安定した正常なコンタク
ト抵抗が得られている。これにより、開口部面積比率を
0.5%以上としているものである。
【0021】また、図5は、上記図3の工程に於いて、
開口部面積比率を0.5%として、真空保持時間(真空
度:1×10-5Pa)を順次増加させた場合のコンタク
ト抵抗値の変化を示したものである。図に示すように、
真空保持の工程を設けない場合に於いても比較的満足で
きるコンタクト抵抗値か得られるが、真空保持時間の増
大に従って更にコンタクト抵抗値を低下させることがで
きる。これは、真空中保持によってレジスト中のガスが
放出されるためである。なお、真空度は1×10-4Pa
程度以上であればよい。
【0022】上記特願平8−70028号の発明によ
り、オーミック不良の発生を著しく低減できる、半導体
ウエハ上への電極形成方法が提供されたものである。
【0023】しかしながら、上記特願平8−70028
号の発明には、以下の問題点があることが判明した。す
なわち、上記特願平8−70028号の発明は、グラン
ド部等の余白領域部分が充分にある場合には有効な方法
であるが、チップサイズの縮小化により、そのような余
白領域部分の面積が小さくなってくると、充分な面積の
ダミー開口部を設けることができなくなり、その結果、
オーミック不良が発生し、歩留まりを低下させるという
問題点があることが判明した。
【0024】本発明者は、かかる問題点を解決し、余白
領域部分の面積が小さくなった場合に於いても、優れた
オーミック電極を安定に形成できる方法を得るべく、鋭
意、実験・研究を重ねた結果、絶縁層上に形成されたレ
ジスト層への電極形成用開口部の形成時に、既に、前工
程に於いて電極が形成されている部分の全て又はその一
部にも、開口部を形成し、その後、従来と同様の工程を
進める構成とすることにより、オーミック不良の発生を
著しく低減できることを見い出した。
【0025】本発明は、かかる知見に基づきなされたも
のである。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体ウエハ上
へのオーミック電極形成方法は、その表面に絶縁層が形
成された半導体ウエハ上にレジスト層を形成し、該レジ
スト層の電極形成部分に開口部を形成した後、該レジス
ト層をマスクとしてエッチングを行うことにより、上記
絶縁層にコンタクトホールを形成し、その後、上記レジ
スト層を残存させた状態で電極形成用材料を堆積した
後、上記レジスト層を除去することにより、半導体ウエ
ハ上の所定位置にオーミック電極を形成する方法に於い
て、上記レジスト層への電極形成用開口部の形成時に、
既に、前工程に於いて電極が形成されている部分のレジ
スト層部分の全部または一部にも上記開口部を形成する
構成としたことを特徴とするものである。
【0027】また、上記オーミック電極を形成するとき
の上記レジスト層の開口部の合計面積が、ウエハ面積の
0.5%以上であることを特徴とするものである。
【0028】更に、上記半導体ウエハがIII−V族化合
物半導体ウエハであり、上記電極形成材料がタングステ
ンナイトライドであることを特徴とするものである。
【0029】本発明により、良好なオーミヅク性をもつ
電極を安定に形成できる理由については、以下のように
考えられる。すなわち、レジスト層(絶縁層)の開口部
面積比率(ウエハ内のレジスト層開口部面積/ウエハ面
積)を0.5%以上と大きくすることで、レジストから
出るガスが絶縁層開口部のウエハ表面に吸着する量が減
少し、また、成膜時に、プラズマ(イオン、ラジカ
ル)、電子等の絶縁層開口部への集中度が低下するた
め、それらの影響を受けにくくなるため、オーミック不
良を起こすことなく、良好なオーミック特性を持つ電極
が安定に形成されるものと考えられる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の―実施形態につい
て、図面を参照して詳細に説明する。
【0031】図1は、本発明の一実施形態である電極形
成方法を示す工程図である。
【0032】本実施形態は、III−V族化合物半導体ウ
エハ中に形成されるバイポーラトランジスタのエミッタ
電極の形成に於いて本発明を実施したものである。
【0033】III−V族化合物半導体ウエハ中に形成さ
れるバイポーラトランジスタに於いては、エミッタ、ベ
ース及びコレクタの各電極が形成される下地かそれぞれ
異なるため、電極形成材料も、それぞれ異なるのが―般
的であり、したがって、その形成も、それぞれ別工程と
なっている。エミッタ電極は、例えば、タングステンナ
イトライド等により、また、ベース電極は、例えば、P
t・Ti系村料により、更に、コレクタ電極は、例え
ば、Au・Ge・Ni系材科により形成される。
【0034】バイポーラトランジスタの電極としては、
エミッタ電極の他に、コレクタ電極及びベース電極があ
るが、コレクタ電極及びベース電極形成時それぞれのレ
ジスト層開口部の合計面積は、通常、ウエハ面積の0.
5%以上であるため、本発明を使用しなくても、良好な
オーミック特性をもつ電極が安定に形成される。それに
対して、エミッタ電極形成時のレジスト層開口部の合計
面積は、通常、ウエハ面積の0.5%以下となるため、
本発明により、良好なオーミック特性をもつエミッタ電
極の形成を図っているものである。
【0035】まず、図1 (a)に示すIII−V族化合物
半導体ウエハ1(GaAS系、最上層はInGaAs
層)に、レジストをマスクにメサエッチングを施す(図
1(b))。
【0036】次いで、メサエッチングされたIII−V族
化合物半導体ウエハ1上に絶縁層2を形成する。次い
で、選択的に形成されたレジストを用いて、半導体ウエ
ハ1のコレクタ領域、ベース領域が露出するように絶縁
層2を開口し、コレクタ電極3、及びベース電極4を形
成する(図1(c))。なお、上記コレクタ電極3及び
ベース電極4は、形成材料が異なるため、それぞれ、別
工程にて形成されるものであり、また、それぞれの形成
は、その表面に絶縁層が形成された半導体ウエハ上にレ
ジスト層を形成し、該レジスト層の電極形成部分に開口
部を形成した後、該レジスト層をマスクとしてエッチン
グを行うことにより、上記絶縁層にコンタクトホールを
形成し、その後、上記レジスト層を残存させた状態で電
極形成用材料を堆積した後、上記レジスト層を除去する
ことにより、半導体ウエハ上の所定位置にオーミック電
極を形成する方法によって行われる。
【0037】次いで、通常は、レジスト層5のエミッタ
電極形成部分にのみ選択的に開口部6を形成するところ
を、図1(c)で形成されたべース電極部上及びコレク
タ電極部上にも併せて開口部7及び8を形成した後、レ
ジスト層5をマスクとして絶縁層2のエッチングを行う
ことにより、絶縁層2にエミッタ電極形成用のコンタク
トホールを形成する。その後、レジスト層5を残存させ
た状態で、真空蒸着、スパッタリング等の方法により、
高融点金属窒化物(例えば、タングステンナイトライ
ド)、或いは高融点金属ケイ化物(例えば、タングステ
ンシリサイド)を堆積する。これにより、半導体ウエハ
1上及びレジスト層5上に、上記材料から成る導体層9
が形成される(図1(d))。
【0038】次いで、レジスト剥離液を用いてレジスト
層5を剥離する。これにより、エミッタ電極10が形成
される。なお、該工程により、既に、前工程にて形成さ
れていたコレクタ電極3及びベース電極4上にも、上記
エミッタ電極形成材料から成る導体層11及び12が形
成されるが、電極が2層になるだけであり、何ら不都合
は生じない(図1(e))。
【0039】以上により、バイポーラトランジスタが形
成される。
【0040】図6は、上記図1の工程に於いて、開口部
面積比率を種々変化させ、各場合に於けるコンタクト抵
抗のバラツキと不良率とを示したものである。TLM
(Transmission Line Model)で用いた電極寸法は、L
/W=2/20μm、スペース幅は5〜25μmであ
る。測定は、同図に示す測定箇所に於いて50箇所の測
定を行った。また、不良率は、コンタクト抵抗が1×1
-6Ω・cm2以上であったものの割合である。
【0041】図に示すように、ウエハ面内50箇所を評
価した結果、面積比率が0.1%前後では、不良率95
%となり、0.3%前後でも不良率90%であるのに対
し、0.5%を境として急激に不良率が低下し、面積比
率0.5%以上では安定した正常なコンタクト抵抗が得
られている。これにより、開口部面積比率を0.5%以
上としているものである。
【0042】なお、上記実施形態に於いては、通常は、
レジスト層5のエミッタ電極形成部分にのみ選択的に開
口部6を形成するところを、前工程で形成されたべース
電極部上及びコレクタ電極部上のすべての部分にも併せ
て開口部7及び8を形成する構成としているが、必ずし
も、前工程に於いて電極が形成されている部分のレジス
ト層部分の全部に開口部を形成する必要は無く、開口部
の合計面積が、ウエハ面積の0.5%以上になるなら
ば、前工程で形成されたべース電極部上及びコレクタ電
極部上の部分の一部に開口部7及び/又は8を形成する
構成としてもよい。 また、上記実施形態は、バイポー
ラトランジスタのエミッタ電極形成に於いて本発明を実
施したものであるが、ベース電極形成時、或いはコレク
タ電極形成時の開口部面積がウエハ面積の0.5%以下
となる場合は、ベース電極形成、或いはコレクタ電極形
成に於いても、本発明を有効に実施できることことは言
うまでもない。
【0043】更に、本発明は、バイポーラトランジスタ
の電極形成だけではなく、他の素子、例えば、MOSト
ランジスタ等の電極形成に於いても有効に実施できるも
のである。更に、半導体ウエハが、III−V族化合物半
導体ウエハの場合に限定されるものではなく、例えば、
Si等のIV族半導体ウエハ、或いはII−VI族化合物
半導体ウエハ等の場合に於いても有効に実施することか
できるものである。
【0044】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
半導体ウエハ上への電極形成方法は、半導体ウエハ上に
オーミック電極を形成する方法であって、その表面に絶
縁層が形成された半導体ウエハ上にレジスト層を形成
し、該レジスト層の電極形成部分に開口部を形成した
後、該レジスト層をマスクとしてエッチングを行うこと
により、上記絶縁層にコンタクトホールを形成し、その
後、上記レジスト層を残存させた状態で電極形成用材料
を堆積した後、上記レジスト層を除去することにより、
半導体ウエハ上の所定位置にオーミック電極を形成する
方法に於いて、上記レジスト層への電極形成用開口部の
形成時に、既に、前工程に於いて電極が形成されている
部分のレジスト層部分の全部または一部にも上記開口部
を形成する構成としたことを特徴とするものであり、ま
た、上記オーミック電極を形成するときのレジスト層の
開口部の合計面積が、ウエハ面積の0.5%以上である
ことを特徴とするものである。そして、かかる本発明の
電極形成方法によれば、チップサイズの縮小により、ダ
ミー開口部を形成する方法を有効に用いることかできな
い場合に於いても、良好なオーミック特性をもつ電極を
安定に形成することかできる極めて有用な電極形成方法
を提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である電極形成方法を示す
工程図である。
【図2】従来の電極形成方法を示す工程図である。
【図3】先願に係る電極形成方法を示す工程図である。
【図4】先願に係る電極形成方法に於ける、コンタクト
抵抗と開口部との関係を示す図である。
【図5】先願に係る電極形成方法に於ける、コンタクト
抵抗と真空保持時間との関係を示す図である。
【図6】本発明の一実施形態に於ける、コンタクト抵抗
と開口部との関係を示す図である。
【符号の説明】
1 III−V族化合物半導体ウエハ 2 絶縁層 5 レジスト層 6、7、8 開口部 10 エミッタ電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/28 H01L 29/40

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体ウエハ上にオーミック電極を形成
    する方法であって、その表面に絶縁層が形成された半導
    体ウエハ上にレジスト層を形成し、該レジスト層の電極
    形成部分に開口部を形成した後、該レジスト層をマスク
    としてエッチングを行うことにより、上記絶縁層にコン
    タクトホールを形成し、その後、上記レジスト層を残存
    させた状態で電極形成用材料を堆積した後、上記レジス
    ト層を除去することにより、半導体ウエハ上の所定位置
    にオーミック電極を形成する方法に於いて、 上記レジスト層への電極形成用開口部の形成時に、既
    に、前工程に於いて電極が形成されている部分のレジス
    ト層部分の全部または一部にも上記開口部を形成する構
    であって、 上記オーミック電極を形成するときの上記レジスト層の
    開口部の合計面積が、ウエハ面積の0.5%以上である
    ことを特徴とする、半導体ウエハ上への電極形成方法。
  2. 【請求項2】 上記半導体ウエハがIII−V族化合物半
    導体ウエハであり、上記電極形成材料がタングステンナ
    イトライドであることを特徴とする、請求項1に記載
    の、半導体ウエハ上への電極形成方法。
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