JP3332295B2 - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JP3332295B2
JP3332295B2 JP29175194A JP29175194A JP3332295B2 JP 3332295 B2 JP3332295 B2 JP 3332295B2 JP 29175194 A JP29175194 A JP 29175194A JP 29175194 A JP29175194 A JP 29175194A JP 3332295 B2 JP3332295 B2 JP 3332295B2
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    • Y02B70/126

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インバータ回路を備え
る電源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、交流電源を整流し平滑して得
た直流電源を、スイッチング素子をオン・オフさせるこ
とによって交流出力に変換するインバータ回路を用いた
電源装置が知られている。この種の電源装置では、交流
電源からの入力電流の歪を改善することが要求されてい
る。
【0003】たとえば、特開平5−38161号公報に
は、図12に示すように、交流電源ACをダイオードブ
リッジのような整流回路REで整流した後に、それぞれ
MOSFETからなり交互にオン・オフされる一対のス
イッチング素子Q1 ,Q2 を備えたインバータ回路IN
Vのスイッチング素子Q1 ,Q2 を高周波でオン・オフ
させることによって交流出力に変換し、この交流出力を
負荷Lに与える構成の回路が記載され、インバータ回路
INVの動作によって入力電流歪を改善している。ここ
で、平滑用コンデンサC0 はインバータ回路INVを挟
んで整流回路REとは反対側に設けられている。インバ
ータ回路INVは、直流阻止用のコンデンサC1 と上記
両スイッチング素子Q1 ,Q2 との直列回路を整流回路
REの直流出力端間に接続し、かつまた整流回路REの
直流出力端間にコンデンサC2 ,C3 とインダクタL1
からなる共振回路と負極側のスイッチング素子Q2 との
直列回路を接続し、コンデンサC1 にダイオードD0
並列接続し、コンデンサC 2 に負荷Lを並列接続する構
成を有している。また、平滑用コンデンサC0 は両スイ
ッチング素子Q1 ,Q2 の直列回路に並列接続されてい
る。両スイッチング素子Q1 ,Q2 は図示していない制
御回路によって高周波で交互にオン・オフされる。交流
電源ACと整流回路REとの間にはフィルタ回路FLが
挿入され、外部への雑音の漏洩が抑制されている。
【0004】図12に示した回路構成では、整流回路R
Eからインバータ回路INVに対して常時給電されてい
るから交流電源ACからの入力電流に休止期間が生じな
いのであって、平滑用コンデンサC0 の後段にインバー
タ回路INVを設ける構成に比較して入力電流歪の発生
が少なくなる。図13は図12に示した回路の各部の電
圧波形であって、整流回路REの直流出力電圧をVac
平滑用コンデンサC0 の両端電圧をVc0、コンデンサC
1 の両端電圧をVc1として示してある。ここで、平滑用
コンデンサC0 の両端電圧Vc0が整流回路REの直流出
力電圧Vacのピーク電圧よりも高いのは、スイッチング
素子Q1 ,Q2 、インダクタL1 により昇圧チョッパ回
路が構成されているからである。整流回路REの直流出
力電圧Vacは脈流電圧波形となり、平滑用コンデンサC
0 の両端電圧Vc0は略一定な電圧波形になる。また、コ
ンデンサC1 はスイッチング素子Q1 ,Q2 のオン・オ
フによって充放電を繰り返しているから、コンデンサC
1 の両端電圧Vc1は高周波の振動波形になり、その振幅
は平滑用コンデンサC0 の両端電圧Vc0と整流回路RE
の直流出力電圧Vacとの差になる。つまり、コンデンサ
1 の両端電圧Vc1の振幅は、整流回路REの直流出力
電圧Vacの谷部(0V前後)で大きくなり、山部(ピー
ク値前後)では小さくなる。そこで、整流回路REの直
流出力電圧Vacの谷部と山部との動作を分けて説明す
る。
【0005】まず、谷部においては、コンデンサC1
両端電圧Vc1が大きく、コンデンサC1 が有効に機能し
ているから、図14(a)に示すような共振回路系が形
成されることになる。ただし、電源E0 は平滑用コンデ
ンサC0 とコンデンサC3 との両端電圧により得られて
いるものとする。この場合の共振周波数fd は次式のよ
うになる。 fd =1/2π{L1 1 2 /(C1 +C2 )}1/2 また、山部においては、コンデンサC1 の両端電圧はほ
とんど無視できるから、図14(b)のような共振回路
系が形成され、このときの共振周波数fc は次式のよう
になる。 fc =1/2π(L1 2 1/2 すなわち、図12に示した回路では、整流回路REの直
流出力電圧の変動に応じて上記共振周波数fd ,fc
範囲で共振周波数が変化することがわかる。また、谷部
ではコンデンサC1 ,C2 の直列回路が直列共振回路の
一部を構成するから、山部での直列共振回路を構成する
コンデンサC2 よりも容量が小さく、fd>fc である
ことがわかる。ここで、スイッチング素子Q1 ,Q2
スイッチング周波数は共振周波数fc ,fd よりも高い
一定値に設定してあり、谷部ではスイッチング周波数に
近付くから負荷Lへの供給電流が山部よりも大きくな
る。つまり、負荷Lへの供給電流は、図15のように、
整流回路REの直流出力電圧の変動に応じて谷部で大き
く、山部で小さくなるように変動することになる。図1
5では負荷Lへの供給電流を交流電源ACの電圧Vin
の関係で示してある。
【0006】以上の説明から明らかなように、上記回路
構成では入力電流歪は改善されるものの負荷Lへの供給
電流に変動があり、たとえば負荷Lとして放電灯を用い
る場合には、光出力が変動してちらつきを生じることに
なる。そこで、整流回路REの直流出力電圧の変動に応
じてスイッチング素子Q1 ,Q2 のスイッチング周波数
を変化させることで負荷Lへの供給電流を略一定に保つ
ことも考えられるが、回路構成が複雑になり高コストに
なるという問題が生じる。
【0007】同種の回路構成としては、米国特許第5,
274,540号、米国特許第5,251,119号、
米国特許第4,511,823号、米国特許第5,13
4,344号等が知られており、いずれもインバータ回
路INVが負荷Lに高周波出力を供給するとともに入力
電流歪を改善する機能を有しているものであるが、上記
公報に記載のものと同様の問題点を有している。
【0008】一方、電源回路としては、特開昭59−2
20081号公報に記載されたもののように、図16に
示す回路構成も提案されている。この回路は、整流回路
REの直流出力端間に平滑用コンデンサを接続する代わ
りに、インバータ回路INVの高周波電圧の一部を整流
回路REの直流出力電圧に重畳する谷埋回路1を設けた
ものである。この回路で用いるインバータ回路INVは
どのようなものでもよいが、ここでは、バイポーラトラ
ンジスタよりなる一対のスイッチング素子Q1,Q2
直列回路と、一対のコンデンサC01,C02の直列回路
と、一対のダイオードD1 ,D2 の直列回路とを谷埋回
路1の両端間に接続し、コンデンサC01,C02同士の接
続点とダイオードD1 ,D2 同士の接続点とを共通に接
続し、この接続点とスイッチング素子Q1 ,Q2 同士の
接続点との間にインダクタL1 とコンデンサC1 との直
列回路からなる共振回路を挿入した構成を有し、コンデ
ンサC1 の両端間に負荷Lを接続してある。また、スイ
ッチング素子Q1 ,Q2 の直列回路とダイオードD1
2 の直列回路とは逆並列に接続される。すなわち、ハ
ーフブリッジ型のインバータ回路INVを構成してい
る。ここに、両スイッチング素子Q1 ,Q2 は制御回路
2により高周波で交互にオン・オフされる。
【0009】谷埋回路1は、整流回路REの直流出力端
の正極にカソードを接続したダイオードDaと、このダ
イオードDaのアノード側に直列接続されたインダクタ
Laおよび谷埋コンデンサ(以下、単にコンデンサとい
う)Caと、インダクタLaとコンデンサCaとの直列
回路とダイオードDaとの接続点にカソードが接続され
スイッチング素子Q1 ,Q2 の接続点にアノードが接続
されたダイオードDbとにより構成されている。この構
成では、整流回路REの直流出力電圧のピーク値付近
(山部という)では、両スイッチング素子Q1 ,Q2
接続点に生じる高周波をダイオードDbで整流しインダ
クタLaを通してコンデンサCaに充電しておき、整流
回路REの直流出力電圧の0V付近(谷部という)で
は、コンデンサCaの電荷をダイオードDaを通して放
出することによりインバータ回路INVへの給電を行な
う。
【0010】したがって、交流電源ACの電圧波形が図
17(a)のようであるとき、インバータ回路INVへ
の入力電圧は、図17(b)のような包絡線を持ち、谷
部の電圧は、平滑用コンデンサを用いる場合よりは低
く、平滑用コンデンサを用いない場合よりは高くなる。
インバータ回路INVへの入力電圧が上述のように変化
する結果、負荷Lへの供給電流の包絡線は図17(c)
のようにインバータ回路INVへの入力電圧を反映する
ように変化する。つまり、負荷Lへの供給電流には交流
電源ACの半サイクルごとの周期を有する変動があり、
また整流回路REの直流出力電圧の谷部では谷埋回路1
からインバータ回路INVに給電されることで交流電源
ACからの入力電流に多少の休止期間が生じる。
【0011】交流電源ACからの入力電流に休止期間が
生じないように図16に示す回路を改良したものとし
て、特開平5−56659号公報に記載のものが提案さ
れているが、負荷Lへの供給電流については変動がかえ
って大きくなる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、図1
2、図16に示した両回路構成では、入力電流波形を入
力電圧波形に相似な波形に近付けて力率を向上させよう
とすれば、負荷Lへの供給電流の変動が大きくなるとい
う問題が生じる。また、図12の回路構成では平滑用コ
ンデンサC0 を用いているものであるから、電源投入時
に平滑用コンデンサC0 の充電のために突入電流が生じ
るという問題もある。図16に示した回路構成では、コ
ンデンサC1 ,C2 の容量を小さくすることができ、ま
たコンデンサCaと整流回路REとの間にスイッチング
素子Q1 およびインダクタLaが介在しているから突入
電流はほとんど生じないが、入力電流に休止期間があ
り、休止期間を除去しようとすると負荷Lへの供給電流
の変動が大きくなるという問題が生じる。
【0013】一方、スイッチング素子Q1 ,Q2 のスイ
ッチング周波数を制御すれば負荷Lへの供給電流の変動
を抑制することは可能であるが、制御回路2の回路構成
が複雑になってコスト高につながるという問題が生じ
る。また、スイッチング周波数が変動すると雑音を防止
するためのフィルタ回路の設計などが難しくなり、外部
への雑音の漏洩が問題になる。
【0014】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、電源投入時の突入電流を低減し、負
荷への供給電流の変動を低減し、かつ入力電流に休止期
間が生じないようにして入力電流歪を改善した電源装置
を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、交流
電源を整流する整流回路と、整流回路の出力端に接続さ
れ直流電源を高周波出力に変換して負荷に供給するイン
バータ回路とを備える電源装置において、インバータ回
路は、互いに直列接続され交互にオン・オフされる一対
のスイッチング素子と、整流回路の直流出力端間と両ス
イッチング素子の直列回路との間に介装されるインピー
ダンス要素と、コンデンサおよび第1のインダクタを備
えインピーダンス要素との直列回路が少なくとも一方の
スイッチング素子の両端間に接続されるとともに負荷へ
の出力を取り出す共振回路とを備え、整流回路の直流出
力電圧の高い期間にはインバータ回路の出力エネルギの
一部を蓄積し低い期間には蓄積エネルギにより決まる電
圧を両スイッチング素子の直列回路の両端に印加する谷
埋回路をインバータ回路に接続し、谷埋回路は、谷埋コ
ンデンサと第2のインダクタと谷埋コンデンサの放電方
向に直列接続された第1のダイオードとの直列回路がイ
ンバータ回路を構成する両スイッチング素子の直列回路
に並列接続され、谷埋コンデンサおよび第2のインダク
タからなる直列回路と第1のダイオードとの間を両スイ
ッチング素子の接続点と負荷との間に接続する経路を形
成しインバータ回路の高周波出力を整流して谷埋コンデ
ンサを充電する第2のダイオードとを備えることを特徴
とする。
【0016】請求項2の発明は、交流電源を整流する整
流回路と、整流回路の出力端に接続され直流電源を高周
波出力に変換して負荷に供給するインバータ回路とを備
える電源装置において、インバータ回路は、互いに直列
接続され交互にオン・オフされる一対のスイッチング素
子と、整流回路の直流出力端間と両スイッチング素子の
直列回路との間に順方向に介装されるダイオードと、コ
ンデンサおよび第1のインダクタを備えダイオードとの
直列回路が少なくとも一方のスイッチング素子の両端間
に接続されるとともに負荷への出力を取り出す共振回路
とを備え、整流回路の直流出力電圧の高い期間にはイン
バータ回路の出力エネルギの一部を蓄積し低い期間には
蓄積エネルギにより決まる電圧を両スイッチング素子の
直列回路の両端に印加する谷埋回路をインバータ回路に
接続し、谷埋回路は、谷埋コンデンサと第2のインダク
タと谷埋コンデンサの放電方向に直列接続された第1の
ダイオードとの直列回路がインバータ回路を構成する両
スイッチング素子の直列回路に並列接続され、谷埋コン
デンサおよび第2のインダクタからなる直列回路と第1
のダイオードとの間を両スイッチング素子の接続点と負
荷との間に接続する経路を形成しインバータ回路の高周
波出力を整流して谷埋コンデンサを充電する第2のダイ
オードとを備えることを特徴とする。
【0017】
【0018】請求項3の発明は、インバータ回路を構成
する両スイッチング素子の接続点に第2のダイオードの
アノードを接続するとともに、正極側のスイッチング素
子に第1のダイオードと第2のダイオードとの直列回路
を並列接続し、負極側のスイッチング素子に第2のダイ
オードと谷埋コンデンサとの直列回路を並列接続したこ
とを特徴とする。
【0019】請求項4の発明は、インバータ回路を構成
する両スイッチング素子の接続点に第2のダイオードの
アノードを接続するとともに、正極側のスイッチング素
子に第2のダイオードと谷埋コンデンサとの直列回路を
並列接続し、負極側のスイッチング素子に第1のダイオ
ードと第2のダイオードとの直列回路を並列接続したこ
とを特徴とする。
【0020】請求項5の発明は、インバータ回路を構成
する両スイッチング素子の直列回路に別の谷埋コンデン
サを並列接続したことを特徴とする。請求項6の発明
は、共振回路のインダクタに帰還巻線を設け、帰還巻線
の出力をインバータ回路の高周波出力として谷埋コンデ
ンサを充電することを特徴とする。
【0021】請求項7の発明は、整流回路の直流出力に
対して順方向となるダイオードをインピーダンス要素に
並列接続したことを特徴とする。
【0022】
【作用】上記構成によれば、インバータ回路では整流回
路の直流出力電圧が高い期間と低い期間とでは共振回路
の共振周波数が変化するから、負荷への供給電流に変動
が生じることになるが、整流回路に対してインピーダン
ス要素ないしダイオードを介して谷埋回路を接続し、こ
の谷埋回路により整流回路の直流出力電圧が高い期間に
は高周波エネルギの一部を蓄積し、低い期間には蓄積エ
ネルギをインバータ回路に放出する構成を採用している
ので、整流回路の直流出力電圧が低い期間には谷埋回路
の端子電圧も下がって、インピーダンス要素ないしダイ
オードの両端電圧の電位差が小さくなり、結果的に直流
出力電圧の低い期間における負荷への供給電流のピーク
値を抑制して、電流の変動幅を小さくすることができ
る。しかも、整流回路の直流出力電圧にかかわらず整流
回路からインバータ回路に常時給電されるので、交流電
源からの入力電流に休止期間が生じないのであり、入力
電流歪が改善されるのである。また、平滑用コンデンサ
を用いておらず、谷埋回路はインバータ回路を通してエ
ネルギを蓄積するから、電源投入時における突入電流も
ほとんど生じることがない。
【0023】谷埋回路は、コンデンサとダイオードとの
組み合わせにより構成され、とくに複雑な構成を必要と
しないから、負荷への供給電流の変動を抑制するため
に、スイッチング素子を複雑に制御する場合に比較して
コスト増を抑制することができる。
【0024】
【実施例】
(実施例1)本実施例は、図1に示すように、交流電源
ACをダイオードブリッジのような整流回路REで全波
整流し、整流回路REの直流出力電圧をインバータ回路
INVにより高周波交流出力に変換して負荷Lに供給す
る構成であって、インバータ回路INVの後段側に谷埋
回路1を設けた構成を有している。すなわち、図12に
示した従来回路における平滑用コンデンサC0 を谷埋回
路1に置き換え、かつ直流カット用のコンデンサC1
ダイオードD0 とに代えて適当なインピーダンス要素
(コンデンサ、インダクタ、抵抗のいずれでも、またそ
れらの組み合わせでもよい)Zを設けた構成になってい
る。
【0025】さらに具体的に説明すると、インバータ回
路INVは、一対のスイッチング素子Q1 ,Q2 の直列
回路をインピーダンス要素Zを介して整流回路REの直
流出力端間に接続し、かつまた整流回路REの直流出力
端間に、コンデンサC2 ,C 3 とインダクタL1 とから
なる直列共振回路と負極側のスイッチング素子Q2 との
直列回路を接続し、コンデンサC2 に負荷Lを並列接続
する構成を有する。また、谷埋回路1は、ダイオードD
aのアノード側にインダクタLaを介して谷埋コンデン
サ(以下、単にコンデンサという)Caを直列接続し、
ダイオードDaとインダクタLaとコンデンサCaとの
直列回路に別のコンデンサCbを並列接続し、ダイオー
ドDaとインダクタLaとの接続点に別のダイオードD
bのカソードを接続した構成を有する。ダイオードDa
とインダクタLaとコンデンサCaとの直列回路はイン
バータ回路INVの両スイッチング素子Q1 ,Q2 の直
列回路に並列接続され、ダイオードDbのアノードはイ
ンバータ回路INVにおける両スイッチング素子Q1
2 の接続点に接続される。コンデンサCaは電解コン
デンサであって、コンデンサCbに比較して十分に大き
な容量を有している。各スイッチング素子Q1 ,Q2
はMOSFETを用いることを想定しているが、ダイオ
ードを逆並列に接続したバイポーラトランジスタなどを
用いることも可能である。
【0026】両スイッチング素子Q1 ,Q2 は図示して
いない適宜の制御回路によって高周波で交互にオン・オ
フされる。したがって、スイッチング素子Q2 のオン時
には整流回路REないし谷埋回路1からコンデンサC3
−負荷ZおよびコンデンサC 2 −インダクタL1 −スイ
ッチング素子Q2 の経路で共振電流が流れ、またスイッ
チング素子Q1 のオン時にはコンデンサC3 の電荷が放
出されてスイッチング素子Q1 −インダクタL1 −負荷
ZおよびコンデンサC2 −コンデンサC3 の経路で共振
電流が流れる。ここに、スイッチング素子Q1 ,Q2
インダクタL1と谷埋回路1とにより昇圧チョッパ回路
が構成されており、スイッチング素子Q 2 のオン時にイ
ンダクタL1 に蓄積されたエネルギは、スイッチング素
子Q2 のオフに伴ってダイオードDbを通してコンデン
サCaを充電する。また、スイッチング素子Q1 のオン
時にインダクタLaに蓄積されたエネルギは、スイッチ
ング素子Q1 のオフに伴ってスイッチング素子Q2 の寄
生ダイオードとダイオードDbとを通してコンデンサC
aを充電する。つまり、スイッチング素子Q1 ,Q 2
交互にオン・オフするとコンデンサCaが充電されるの
である。
【0027】従来の技術として図13を用いて説明した
ように、谷埋回路1の両端電圧がほぼ一定であるとすれ
ば、交流電源ACの電圧波形が図2(a)のようである
ときに、インバータ回路INVから負荷Lに供給される
電流は図2(b)のように整流回路REの直流出力電圧
の谷部で大きく山部で小さくなるように変化する。一
方、谷埋回路1の両端電圧は、図17(b)に示したよ
うに、整流回路REの直流出力の山部で高く谷部で低く
なるから、谷埋回路1のみをインバータ回路INVの電
源に用いたとすると、インバータ回路INVから負荷L
への供給電流は図2(c)のように、整流回路REの直
流出力電圧の山部で大きく谷部で小さくなるように変化
する。しかして、図1の回路構成では、インバータ回路
INVから負荷Lへの供給電流は、図2(b)(c)の
電流波形を合成した図2(d)のような形になる。つま
り、谷埋回路1を用いたことによって、図2(b)にお
ける電流波形のピーク値を引き下げることができ、結果
的に、インバータ回路INVから負荷Lへの供給電流の
電流波形は、整流回路REの直流出力電圧の山部と谷部
とにピークを持つような形になって、従来構成よりも電
流の変動が少なくなるのである。しかも、変動周期は交
流電源ACの電圧の変動周期の4分の1程度になるか
ら、負荷Lとして放電灯を用いる場合には供給電流の変
動幅が少ないことと周期が短くなることとの両方の効果
によって、ちらつきを低減することができる。また、入
力電流については、インバータ回路INVに常時給電し
ているから休止期間が生じないのであって、入力電流歪
を改善することができる。さらに、図3に実線で示す入
力電圧波形と、一点鎖線で示す入力電流波形とが相似形
になり、入力力率も改善される。加えて、コンデンサC
bは容量が小さく、容量の大きいコンデンサCaは整流
回路REの出力端に直結されていないから、電源投入時
に突入電流がほとんど生じないのである。
【0028】本実施例の具体回路として、負荷Lに2灯
の放電灯DLを用いた例を図4に示す。図4の回路で
は、コンデンサC2 の両端に出力トランスT1 の1次巻
線を接続し、出力トランスT1 の2次巻線に2灯の放電
灯DLの直列回路を直流カット用のコンデンサC10を介
して接続してある。また、各放電灯DLのフィラメント
には出力トランスT1 に設けた予熱巻線をフィラメント
短絡防止用のコンデンサC11〜C13を介装して接続して
ある。スイッチング素子Q1 ,Q2 にはMOSFETを
用い、制御回路2により両スイッチング素子Q1 ,Q2
を一定周波数で交互にオン・オフする。インピーダンス
要素ZにはコンデンサC5 を用いダイオードD5 を並列
接続してある。さらに、整流回路REの直流出力端間に
はコンデンサC6 を接続し、かつ整流回路REの直流出
力端の負極側には一端を接地したコンデンサC14,C15
の直列回路が雑音防止用フィルタNFとして接続され
る。交流電源ACと整流回路REとの間にはヒューズF
を介してフィルタ回路FLが挿入され、雑音防止用フィ
ルタNFとフィルタ回路FLとにより交流電源ACへの
高周波雑音の回り込みが防止される。さらに、整流回路
REの直流出力端の正極側とコンデンサC5 との間には
逆流阻止用にダイオードD6 が挿入される。他の構成お
よび動作は図1の回路構成と同様である。
【0029】この回路構成では、コンデンサCaの端子
電圧、すなわち整流回路REの直流出力電圧の谷部での
谷埋めの程度は、コンデンサCaの容量を一定とすれ
ば、スイッチング素子Qのスイッチング周波数およ
びオンデューティとインダクタLaの大きさによって決
まる。そこで、負荷Lに供給する電流の波高率(=電流
のピーク値/電流の実効値)が最低になるようにスイッ
チング周波数およびインダクタLaを設定する。この回
路構成では、スイッチング周波数およびインダクタLa
を上述のように設定したときに、負荷Lへの供給電流
は、図5に示すような波形となり、波高率は1.7にす
ることができた。図12に示した従来回路での波高率は
2.0以上であるから、本実施例の回路構成を採用すれ
ば、負荷Lへの供給電流の変動を抑制できることがわか
る。
【0030】(実施例2)本実施例は、図6に示すよう
に、インピーダンス要素ZをインダクタL2 とし、この
インダクタL2 をインバータ回路INVにおける共振回
路の構成要素としても兼用したものである。すなわち、
スイッチング素子Q1 ,Q2 としてはバイポーラトラン
ジスタを用いており、負荷Lにはフィラメントを有する
放電灯DLを用いている。整流回路REの直流出力端間
には2個のインダクタL2 ,L3 とスイッチング素子Q
1 ,Q2 との直列回路を接続し、さらに、インダクタL
3 とコンデンサC2 ,C3 と放電灯DLのフィラメント
とスイッチング素子Q2 との直列回路も整流回路REの
直流出力端間に接続してある。各トランジスタQ1 ,Q
2 には還流用のダイオードD1 ,D2 が逆並列に接続さ
れる。さらに、交流電源ACと整流回路REとの間には
フィルタ回路FLが挿入され高周波雑音が交流電源AC
に回り込むのを防止してある。
【0031】谷埋回路1は実施例1に示したものとはイ
ンダクタLaおよびコンデンサCaの直列回路とダイオ
ードDaとの位置を逆としてダイオードDaを負極側に
接続し、ダイオードDbの接続極性を逆にした構成を有
する。すなわち、実施例1の谷埋回路1では、スイッチ
ング素子Q1 のオン時にインダクタLaを介してコンデ
ンサCaを充電していたのに対して、本実施例の谷埋回
路1では、スイッチング素子Q2 のオン時にインダクタ
Laを介してコンデンサCaを充電する点が相違してい
る。他の回路構成については実施例1と同様であり、本
実施例と同様の回路構成を有するインバータ回路INV
の動作は米国特許5,274,540号に記載されてい
るものと同様である。
【0032】この回路構成も実施例1と同様に動作し、
インバータ回路INVの高周波動作により両インダクタ
2 ,L3 の接続点の電位が整流回路REの直流出力電
圧よりも下がると、整流回路REからインダクタL3
介してインバータ回路INVに電流が流れ、インバータ
回路INVの共振動作によって谷埋回路1のコンデンサ
Caが充電される。この回路では、整流回路REの直流
出力電圧の山部と谷部とでは異なる共振回路が形成され
るから、図2(b)に示したように、負荷Lに供給され
る電流は谷部で山部よりも多くなる。一方、谷埋回路1
は、整流回路REの直流出力電圧と負荷Lに供給する電
流との関係をインバータ回路INVとは逆にするから、
実施例1と同様に、負荷Lに供給する電流の変動を抑制
することができるのである。しかも、整流回路REはイ
ンバータ回路INVの高周波動作によってインバータ回
路INVに常時給電しているから、入力電流に休止期間
が生じないのであり、入力電流歪が低減するのである。
他の構成および動作は実施例1と同様である。
【0033】(実施例3)本実施例は、図7に示すよう
に、図1に示した実施例1におけるインピーダンス要素
ZをダイオードD0 に置き換えた構成を有する。また、
整流回路REの直流出力端間には谷埋回路1の放電経路
を形成するためのコンデンサC8 を接続してある。本実
施例と同様の構成のインバータ回路INVの動作は特開
平4−193064号公報に記載されている。
【0034】この回路構成では、整流回路REの直流出
力電圧の山部ではスイッチング素子Q2 のオン時にコン
デンサC3 を通る経路で電流が流れるが、谷部ではこの
電流が流れず、結局、整流回路REの直流出力電圧の変
化に応じてインバータ回路INVでの共振条件が変化す
る。電圧変化による負荷Lへの供給電流の変化は実施例
1と同様であり、電圧の高い期間に電流が少なくなり、
電圧の低い期間に電流が多くなるように変化する。しか
して、実施例1と同様に、整流回路REの直流出力電圧
の変化に対する負荷Lへの供給電流の変化パターンが逆
になる谷埋回路1を設けていることによって、負荷Lへ
の供給電流の変動を少なくすることができるのである。
【0035】(実施例4)本実施例は、実施例3の変形
例であって、図8に示すように、負荷Lにはフィラメン
ト付きの放電灯DLを用い、両フィラメントの一端間に
はコンデンサC2を接続してある。両フィラメントの他
端は出力トランスT2 の2次巻線に接続され、出力トラ
ンスT2 の1次巻線は共振回路を構成するインダクタL
1 として用いられている。また、出力トランスT2 には
2つの帰還巻線が設けられ、帰還巻線の誘起電圧を用い
て各スイッチング素子Q1 ,Q2 をオン・オフさせる。
すなわち、帰還巻線は両スイッチング素子Q1 ,Q2
交互にオン・オフさせるような極性で接続され、インバ
ータ回路INVは外部から制御信号を与えることなくい
わゆる自励発振動作を行なう。また、整流回路REの直
流出力端の正極とダイオードD0 との間にはダイオード
7 が順方向に挿入され、整流回路REの直流出力端間
には、ダイオードD8 ,D9 の直列回路が接続され、両
ダイオードD8,D9 の接続点にコンデンサC3 の一端
が接続される。さらに、ダイオードD9には谷埋回路1
の放電経路を形成するコンデンサC9 が並列接続され
る。ダイオードD7 のカソードとダイオードD8 のアノ
ードとの間にはコンデンサC4 が接続される。他の構成
および動作は実施例3と同様であって、本実施例と同様
のインバータ回路INVの動作は米国特許第5,13
4,344号に記載されている。
【0036】(実施例5)本実施例は、図9に示すよう
に、インバータ回路INVとしていわゆるハーフブリッ
ジ型のものを用いており、各一対のコンデンサC31,C
32およびC33,C 34の直列回路の各端間にそれぞれダイ
オードD01,D02を介在させ、コンデンサC31,C32
接続点およびコンデンサC33,C34の接続点を直結し、
さらにこの接続点とスイッチング素子Q1 ,Q2 との接
続点との間にコンデンサC2 とインダクタL1 と直列回
路を挿入してある。負荷LはコンデンサC2 の両端間に
接続される。他の構成および動作は実施例1と同様であ
り、本実施例と同様のインバータ回路INVの動作は米
国特許第4,511,823号に記載されている。
【0037】この回路構成では、整流回路REの直流出
力電圧の山部ではダイオードD01,D02がオンである
が、谷部ではダイオードD01,D02がオフになるから、
山部と谷部とで共振条件が変化し、山部では谷部よりも
共振周波数が低下する。したがって、実施例1と同様
に、負荷Lに供給される電流は山部で少なく、谷部で多
くなるが、谷埋回路1を設けていることにより、負荷L
への供給電流の変動を抑制することができるのである。
【0038】(実施例6)本実施例は、図10に示すよ
うに、実施例1の構成で用いた共振回路のインダクタL
1 に帰還巻線を設け、谷埋回路1に設けたダイオードD
bのアノードを両スイッチング素子Q1 ,Q2 の接続点
に接続する代わりに、インダクタL1 の帰還巻線の一端
に接続した構成を有する。また、インダクタL1 の帰還
巻線の他端は、整流回路REの直流出力端の負極側に接
続される。この構成でも、実施例1とほぼ同様に動作す
ることになる。
【0039】なお、実施例ではないが谷埋回路1として
は、図11に示すような各種構成も考えられる。図11
(a)〜(d)に示す谷埋回路1は、いずれも上下両端
がインバータ回路INVの両スイッチング素子Q
の直列回路の両端に接続され、ダイオードDbの
一端である左端がインバータ回路INVにおける両スイ
ッチング素子Q,Qの接続点に接続される。図
11(a)(b)に示すように、インダクタLaを挿入
すれば(上記各実施例と同様)、コンデンサCaへの充
電経路にインダクタLaが挿入されることで、インダク
タLaの回生電流を利用でき、エネルギの利用効率が高
くなる。また、破線で示すように、コンデンサCaとダ
イオードDaとの直列回路にコンデンサCbを並列接続
すれば、高周波成分のバイパスになる。ただし、このコ
ンデンサCbは省略可能である。
【0040】
【発明の効果】本発明は上述の構成を有するものであ
り、インバータ回路は整流回路の直流出力電圧が高い期
間と低い期間とでは共振回路の共振周波数が変化し、負
荷への供給電流に変動が生じるが、整流回路に対してイ
ンピーダンス要素ないしダイオードを介して谷埋回路を
接続し、この谷埋回路により整流回路の直流出力電圧が
高い期間には高周波エネルギの一部を蓄積し、低い期間
には蓄積エネルギをインバータ回路に放出する構成を採
用しているので、整流回路の直流出力電圧が低い期間に
は谷埋回路の端子電圧も下がって、インピーダンス要素
ないしダイオードの両端電圧の電位差が小さくなり、結
果的に直流出力電圧の低い期間における負荷への供給電
流のピーク値を抑制して、電流の変動幅を小さくするこ
とができるという利点を有する。しかも、整流回路の直
流出力電圧にかかわらず整流回路からインバータ回路に
常時給電されるので、交流電源からの入力電流に休止期
間が生じないのであり、入力電流歪が改善されるという
効果がある。また、平滑用コンデンサを用いておらず、
谷埋回路はインバータ回路を通してエネルギを蓄積する
から、電源投入時における突入電流もほとんど生じるこ
とがないという利点を有する。谷埋回路は、コンデンサ
とダイオードとの組み合わせにより構成することがで
き、とくに複雑な構成を必要としないから、負荷への供
給電流の変動を抑制するために、スイッチング素子を複
雑に制御する場合に比較してコスト増を抑制することが
できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1を示す回路図である。
【図2】実施例1の各部の動作を示す動作説明図であ
る。
【図3】実施例1の入力電圧と入力電流との関係を示す
動作説明図である。
【図4】実施例1の具体例を示す回路図である。
【図5】図4の回路での負荷への供給電流の変化パター
ンを示す動作説明図である。
【図6】実施例2を示す回路図である。
【図7】実施例3を示す回路図である。
【図8】実施例4を示す回路図である。
【図9】実施例5を示す回路図である。
【図10】実施例6を示す回路図である。
【図11】谷埋回路の各種実施例を示す回路図である。
【図12】従来例を示す回路図である。
【図13】従来例の動作説明図である。
【図14】従来例の動作説明図である。
【図15】従来例の動作説明図である。
【図16】他の従来例を示す回路図である。
【図17】図16に示した従来例の動作説明図である。
【符号の説明】
1 谷埋回路 AC 交流電源 C2 コンデンサ C3 コンデンサ Ca コンデンサ Cb コンデンサ D0 ダイオード D5 ダイオード Da ダイオード Db ダイオード INV インバータ回路 L 負荷 L1 インダクタ La インダクタ Q1 スイッチング素子 Q2 スイッチング素子 RE 整流回路 Z インピーダンス要素
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−276756(JP,A) 特開 平6−56659(JP,A) 特開 平5−56660(JP,A) 特開 平6−315269(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 7/48 H02M 7/06 H02M 7/538

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源を整流する整流回路と、整流回
    路の出力端に接続され直流電源を高周波出力に変換して
    負荷に供給するインバータ回路とを備える電源装置にお
    いて、インバータ回路は、互いに直列接続され交互にオ
    ン・オフされる一対のスイッチング素子と、整流回路の
    直流出力端間と両スイッチング素子の直列回路との間に
    介装されるインピーダンス要素と、コンデンサおよび
    1のインダクタを備えインピーダンス要素との直列回路
    が少なくとも一方のスイッチング素子の両端間に接続さ
    れるとともに負荷への出力を取り出す共振回路とを備
    え、整流回路の直流出力電圧の高い期間にはインバータ
    回路の出力エネルギの一部を蓄積し低い期間には蓄積エ
    ネルギにより決まる電圧を両スイッチング素子の直列回
    路の両端に印加する谷埋回路をインバータ回路に接続
    、谷埋回路は、谷埋コンデンサと第2のインダクタと
    谷埋コンデンサの放電方向に直列接続された第1のダイ
    オードとの直列回路がインバータ回路を構成する両スイ
    ッチング素子の直列回路に並列接続され、谷埋コンデン
    サおよび第2のインダクタからなる直列回路と第1のダ
    イオードとの間を両スイッチング素子の接続点と負荷と
    の間に接続する経路を形成しインバータ回路の高周波出
    力を整流して谷埋コンデンサを充電する第2のダイオー
    ドとを備えることを特徴とする電源装置。
  2. 【請求項2】 交流電源を整流する整流回路と、整流回
    路の出力端に接続され直流電源を高周波出力に変換して
    負荷に供給するインバータ回路とを備える電源装置にお
    いて、インバータ回路は、互いに直列接続され交互にオ
    ン・オフされる一対のスイッチング素子と、整流回路の
    直流出力端間と両スイッチング素子の直列回路との間に
    順方向に介装されるダイオードと、コンデンサおよび
    1のインダクタを備えダイオードとの直列回路が少なく
    とも一方のスイッチング素子の両端間に接続されるとと
    もに負荷への出力を取り出す共振回路とを備え、整流回
    路の直流出力電圧の高い期間にはインバータ回路の出力
    エネルギの一部を蓄積し低い期間には蓄積エネルギによ
    り決まる電圧を両スイッチング素子の直列回路の両端に
    印加する谷埋回路をインバータ回路に接続し、谷埋回路
    は、谷埋コンデンサと第2のインダクタと谷埋コンデン
    サの放電方向に直列接続された第1のダイオードとの直
    列回路がインバータ回路を構成する両スイッチング素子
    の直列回路 に並列接続され、谷埋コンデンサおよび第2
    のインダクタからなる直列回路と第1のダイオードとの
    間を両スイッチング素子の接続点と負荷との間に接続す
    る経路を形成しインバータ回路の高周波出力を整流して
    谷埋コンデンサを充電する第2のダイオードとを備える
    ことを特徴とする電源装置。
  3. 【請求項3】 インバータ回路を構成する両スイッチン
    グ素子の接続点に第2のダイオードのアノードを接続す
    るとともに、正極側のスイッチング素子に第1のダイオ
    ードと第2のダイオードとの直列回路を並列接続し、負
    極側のスイッチング素子に第2のダイオードと谷埋コン
    デンサとの直列回路を並列接続したことを特徴とする請
    求項1または請求項2記載の電源装置。
  4. 【請求項4】 インバータ回路を構成する両スイッチン
    グ素子の接続点に第2のダイオードのアノードを接続す
    るとともに、正極側のスイッチング素子に第2のダイオ
    ードと谷埋コンデンサとの直列回路を並列接続し、負極
    側のスイッチング素子に第1のダイオードと第2のダイ
    オードとの直列回路を並列接続したことを特徴とする
    求項1または請求項2記載の電源装置。
  5. 【請求項5】 インバータ回路を構成する両スイッチン
    グ素子の直列回路に別の谷埋コンデンサを並列接続した
    ことを特徴とする請求項3または請求項4記載の電源装
    置。
  6. 【請求項6】 第1のインダクタに帰還巻線を設け、帰
    還巻線の出力をインバータ回路の高周波出力として谷埋
    コンデンサを充電することを特徴とする請求項1または
    請求項2記載の電源装置。
  7. 【請求項7】 整流回路の直流出力に対して順方向とな
    るダイオードをインピーダンス要素に並列接続したこと
    を特徴とする請求項1記載の電源装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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