JP3498528B2 - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JP3498528B2
JP3498528B2 JP07413797A JP7413797A JP3498528B2 JP 3498528 B2 JP3498528 B2 JP 3498528B2 JP 07413797 A JP07413797 A JP 07413797A JP 7413797 A JP7413797 A JP 7413797A JP 3498528 B2 JP3498528 B2 JP 3498528B2
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capacitor
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稔 前原
正徳 三嶋
善宣 村上
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  • Inverter Devices (AREA)
  • Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)
  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
  • Rectifiers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交流電源を整流平
滑して得た直流電圧を高周波電圧に変換し負荷に供給す
る電源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の電源装置として図1
2に示す回路構成のものが知られている(特開平4−1
93066号公報参照)。この電源装置は、ダイオード
3 〜D6 により構成される全波整流器の直流出力端に
電解コンデンサよりなる平滑コンデンサC1 を接続し、
平滑コンデンサC1 の両端にトランジスタよりなるスイ
ッチング素子Q1 ,Q2 の直列回路を接続し、全波整流
器を構成する各ダイオードD3 〜D6 のうち負荷回路1
の一端が接続されたダイオードD5 ,D6 それぞれに並
列にコンデンサC3 ,C4 を接続したものであって、商
用電源よりなる交流電源Vsから負荷回路1に入力電流
が直接流れる経路を設けて入力電流歪を改善するもので
ある。ここに、負荷回路1はインダクタンス要素を含ん
でいる。なお、スイッチング素子Q1 ,Q2 のコレクタ
・エミッタ間にはそれぞれダイオードD1 ,D2 が逆並
列に接続されている。また、スイッチング素子Q1 ,Q
2 それぞれの制御端(ベース)には、スイッチング素子
1 ,Q2 のオンオフを制御する制御部(図示せず)が
接続されており、スイッチング素子Q1 ,Q2 は制御部
によって交流電源Vsの周波数に比べて十分大きな周波
数で交互にオンオフされる。
【0003】以下、この回路の動作を説明する。交流電
源Vsの電圧Vinが正極性(図12中のVinの矢印
の向きを正とする)、スイッチング素子Q1 がオン、ス
イッチング素子Q2 がオフの時は、交流電源Vs、ダイ
オードD3 、スイッチング素子Q1 、負荷回路1、交流
電源Vsの経路で交流電源Vsから負荷回路1へ入力電
流が流れる。一方、平滑コンデンサC1 、スイッチング
素子Q1 、負荷回路1、コンデンサC4 、平滑コンデン
サC1 の経路、及びコンデンサC3 、スイッチング素子
1 、負荷回路1、コンデンサC3 の経路でも負荷回路
1に電流が流れる。
【0004】また、交流電源Vsの電圧Vinが正極
性、スイッチング素子Q1 がオフ、スイッチング素子Q
2 がオンの時は、平滑コンデンサC1 、コンデンサ
3 、負荷回路1、スイッチング素子Q2 、平滑コンデ
ンサC1 の経路、及びコンデンサC 4 、負荷回路1、ス
イッチング素子Q2 、コンデンサC4 の経路で負荷回路
1に電流が流れる。
【0005】つまり、交流電源Vsの電圧Vinが正極
性のときは、両スイッチング素子Q 1 ,Q2 を高速で交
互にオンオフすることにより、負荷回路1に高周波電圧
が印加され、高周波電流が流れるのである。ところで、
この電源装置では、負荷回路1がインダクタンス要素を
有するから、交流電源Vsの電圧Vinが正極性のとき
は、スイッチング素子Q1 は昇圧チョッパのスイッチン
グ素子としての機能とインバータ用のスイッチング素子
としての機能を有し、スイッチング素子Q2 はインバー
タ用のスイッチング素子としての機能だけを有する。
【0006】これに対し、交流電源Vsの電圧Vinが
負極性のときは、スイッチング素子Q2 が昇圧チョッパ
のスイッチング素子としての機能とインバータ用のスイ
ッチング素子としての機能を有し、スイッチング素子Q
1 はインバータ用のスイッチング素子としての機能だけ
を有する。したがって、この電源装置では、負荷回路1
のインダクタンス要素を含む入力電流歪改善用のチョッ
パと、高周波発生用のインバータとでスイッチング素子
を兼用しているので、回路部品数が減り、回路構成が簡
単になるとともに安価になるという利点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来構
成の電源装置では、負荷回路1の負荷に流れる電流に低
周波成分のリップルが発生し、安定した高周波出力が得
られず、負荷が放電灯である場合には放電灯のちらつき
の原因となり発光効率が悪くなるという不具合があっ
た。
【0008】また、その他の従来例として図13に示す
回路構成の電源装置が知られている(特開平4−193
066号公報参照)。図13に示す電源装置では、図1
2の回路構成において、ダイオードD5 ,D 6 の接続点
と、コンデンサC3 ,C4 の接続点との間にコンデンサ
5 を挿入したものであり、このコンデンサC5 は交流
電源Vsと負荷回路1との間で低周波カットの役割をす
る。また、負荷回路は、インダクタL1 、コンデンサC
2 、放電灯Laからなる直列共振回路により構成され、
インバータの一部を構成している。
【0009】ところで、この図13の回路構成において
負荷回路に流れる電流の低周波成分をカットするために
は、コンデンサC5 の容量を十分小さくする必要がある
が、コンデンサC5 の容量を小さくしすぎると、交流電
源Vsに直列に入るインピーダンスが大きくなり、入力
電流が小さくなる。すると、入力電力が不足し、交流電
源Vsの電圧が最大値となる付近で突入電流が流れ、入
力電流歪が大きくなってしまうという不具合があった。
したがって、図13の回路構成では低周波リップルを抑
制できるが、図12の回路構成に比べて入力電流歪が大
きくなってしまうという不具合があった。
【0010】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、入力電流歪が小さく且つ負荷に流れ
る電流の低周波リップルを抑制することができる電源装
置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、交流電源とインダクタンス要素
の直列回路と、ダイオードブリッジよりなり当該直列回
路が交流入力端間に接続される全波整流器と、負荷を有
し前記インダクタンス要素に並列的に接続される負荷回
路と、前記全波整流器の直流出力端間に接続される平滑
コンデンサと、前記全波整流器の一方のアームの一対の
ダイオードにそれぞれ接続され前記交流電源の周波数に
比べて十分大きな周波数で交互にオンオフされる第1、
第2のスイッチング素子と、前記全波整流器の直流出力
端の一端と前記交流電源の一端との間に接続されるコン
デンサとを備えて成ることを特徴とするものであり、前
記交流電源の周波数の電流は主に前記インダクタンス要
素に流れることにより前記負荷へはほとんど流れないの
で、前記負荷に流れる電流の低周波リップルを抑制する
ことができ、しかも、前記交流電源の周波数での前記イ
ンダクタンス要素のインピーダンスが比較的小さいの
で、入力電流歪を小さく維持することができる。
【0012】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記全波整流器の直流出力端の少なくとも一方を、
前記交流電源と前記インダクタンス要素との間に、ダイ
オードを介して接続したものである。請求項3の発明
は、請求項1又は請求項2の発明において、前記インダ
クタンス要素が、リーケージトランスの一次巻線により
構成され、前記負荷回路が、前記リーケージトランスの
二次巻線に接続されたものであり、請求項1又は請求項
2の発明の実施態様である。
【0013】請求項4の発明は、請求項1又は請求項2
の発明において、前記インダクタンス要素が、インダク
タにより構成され、前記負荷回路が、前記インダクタに
並列に接続されたものであり、請求項1又は請求項2の
発明の実施態様である。請求項5の発明は、請求項1又
は請求項2の発明において、前記インダクタンス要素
が、トランスの一次巻線により構成され、前記負荷が、
前記トランスの二次巻線に接続され、前記トランスの前
記一次巻線に直列にインダクタが接続されたものであ
り、請求項1又は請求項2の発明の実施態様である。
【0014】請求項6の発明は、請求項1又は請求項2
の発明において、前記インダクタンス要素が、トランス
の一次巻線により構成され、トランスの二次巻線に、前
記負荷とインダクタの直列回路が接続されたものであ
り、請求項1又は請求項2の発明の実施態様である。
【0015】
【発明の実施の形態】(参考例1) 図1に本参考例の電源装置の回路図を示す。本参考例の
基本構成は、図12に示した従来構成と略同じであり、
交流電源Vsに直列にリーケージトランスTの一次巻
線nを接続し、リーケージトランスTの二次巻線n
に接続した放電灯La及びコンデンサCとで負荷回
路を構成したものであって、リーケージトランスT
一次巻線nが昇圧チョッパのインダクタンス要素を構
成する。また、本参考例では、ダイオードD,D
,Dにより全波整流器を構成している。
【0016】 本参考例では、負荷である放電灯Laが
リーケージトランスTの二次巻線nに接続されてお
り、リーケージトランスTの一次巻線nに電流の低
周波成分が流れても、この低周波成分は二次巻線n
にはほとんど伝達されないので、二次巻線nに接続さ
れた放電灯Laに低周波成分が流れるのを抑制でき、放
電灯Laのちらつきを防止することができる。
【0017】 また、上述のようにリーケージトランス
の一次巻線nにより昇圧チョッパのインダクタン
ス要素を構成しており、このインダクタンス要素は、図
13に示した従来構成のようにコンデンサCを接続し
た場合に比べて、商用電源よりなる交流電源Vsの周波
数(50Hz又は60Hz)では比較的低インピーダン
スとなる(ローパスフィルタとして働く)。したがっ
て、本参考例では、図13に示した従来例のように入力
電力が不足するというような問題は生じない。
【0018】一方で、インダクタンス要素は、スイッチ
ング素子Q1 ,Q2 が交流電源Vsの周波数よりも十分
大きな周波数で交互にオンオフされることにより、昇圧
チョッパの構成要素として機能する。以下、動作を説明
する。交流電源Vsの電圧Vinが正極性(図1中のV
inの矢印の向きを正とする)、スイッチング素子Q1
がオン、スイッチング素子Q2 がオフの時は、平滑コン
デンサC1 、スイッチング素子Q1 、一次巻線n1 、コ
ンデンサC4 、平滑コンデンサC1 の経路、及びコンデ
ンサC3 、スイッチング素子Q1 、一次巻線n 1 、コン
デンサC3 の経路でインバータの電流が流れ、一次巻線
1 と結合された二次巻線n2 に高周波電流が伝達さ
れ、放電灯Laに電流が流れる。
【0019】一方、入力電流は、交流電源Vs、ダイオ
ードD3 、スイッチング素子Q1 、一次巻線n1 、交流
電源Vsの経路で流れ、一次巻線n1 よりなるインダク
タンス要素にエネルギが蓄積される。また、交流電源V
sの電圧Vinが正極性、スイッチング素子Q1 がオ
フ、スイッチング素子Q2 がオンの時は、平滑コンデン
サC1 、コンデンサC3 、一次巻線n1 、スイッチング
素子Q2 、平滑コンデンサC1 の経路、及びコンデンサ
4 、一次巻線n1 、スイッチング素子Q2 、コンデン
サC4 の経路でインバータの電流が流れ、一次巻線n1
と結合された二次巻線n2 に高周波電流が伝達され、放
電灯Laに電流が流れる。
【0020】一方、スイッチング素子Q1 のオン時に一
次巻線n1 よりなるインダクタンス要素に蓄積されたエ
ネルギが、一次巻線n1 、交流電源Vs、ダイオードD
3 、平滑コンデンサC1 、ダイオードD2 、一次巻線n
1 の経路で放出され、平滑コンデンサC1 が充電され
る。すなわち、交流電源Vsの電圧Vinが正極性のと
きは、スイッチング素子Q 1 は昇圧チョッパのスイッチ
ング素子としての機能とインバータ用のスイッチング素
子としての機能を有し、スイッチング素子Q2 はインバ
ータ用のスイッチング素子としての機能だけを有する。
【0021】これに対し、交流電源Vsの電圧Vinが
負極性のときは、スイッチング素子Q2 が昇圧チョッパ
用のスイッチング素子としての機能とインバータ用のス
イッチング素子としての機能を有し、スイッチング素子
1 はインバータ用のスイッチング素子としての機能だ
けを有する。なお、ダイオードD5 ,D6 は、電源投入
時における平滑コンデンサC1 の初期充電期間以外には
ほとんど電流が流れないが、コンデンサC3 ,C4 が逆
向きに充電されるのを防止し、入力電流歪を小さく保つ
作用がある。
【0022】 しかして、本参考例では、負荷である放
電灯Laに低周波成分の電流が流れるのをリーケージト
ランスTにより防止できる。また、入力電流歪を改善
するための電流はリーケージトランスTの一次巻線n
に流れ、一次巻線nにより構成されるインダクタン
ス要素は、交流電源Vsに対して低インピーダンスとな
るので、図13に示した従来例のように入力電力が不足
するということがなく、入力電流歪を小さく維持しつつ
負荷に流れる電流の低周波成分を低減することができる
のである。
【0023】 (実施形態) 図2に本実施形態の電源装置の回路図を示す。本実施形
態の基本構成は参考例1と略同じであって、参考例1
説明した図1の回路において、ダイオードD,D
コンデンサCとを除去したものである。なお、参考例
と同じの構成要素には同一の符号を付し、説明を省略
する。また、本実施形態の基本動作は参考例1と略同じ
であり、参考例1と同様の効果が得られる。
【0024】以下、動作について簡単に説明する。交流
電源Vsの電圧Vinが正極性、スイッチング素子Q1
がオン、スイッチング素子Q2 がオフの時は、平滑コン
デンサC1 、スイッチング素子Q1 、一次巻線n1 、コ
ンデンサC4 、平滑コンデンサC1 の経路でインバータ
動作の電流が流れ、交流電源Vs、ダイオードD3 、ス
イッチング素子Q1 、一次巻線n1、交流電源Vsの経
路でチョッパ動作の電流が流れる。
【0025】また、交流電源Vsの電圧Vinが正極
性、スイッチング素子Q1 がオフ、スイッチング素子Q
2 がオンの時は、コンデンサC4 、一次巻線n1 、スイ
ッチング素子Q2 、コンデンサC4 の経路でインバータ
動作の電流が流れるとともに、一次巻線n1 、交流電源
Vs、ダイオードD3 、平滑コンデンサC1 、ダイオー
ドD2 、一次巻線n1 の経路で、一次巻線n1 よりなる
インダクタンス要素に蓄積されていたエネルギを放出し
て平滑コンデンサC1 を充電する。
【0026】 本実施形態においても、参考例1と同様
に、交流電源Vsの電圧Vinが正極性のときは、スイ
ッチング素子Qは昇圧チョッパのスイッチング素子と
しての機能とインバータ用のスイッチング素子としての
機能を有し、スイッチング素子Qはインバータ用のス
イッチング素子としての機能だけを有する。また、交流
電源Vsの電圧Vinが負極性のときは、スイッチング
素子Qが昇圧チョッパ用のスイッチング素子としての
機能とインバータ用のスイッチング素子としての機能を
有し、スイッチング素子Qはインバータ用のスイッチ
ング素子としての機能だけを有する。
【0027】 (実施形態) 図3に本実施形態の電源装置の回路図を示す。本実施形
態は、実施形態で説明した図2の回路において、交流
電源VsにリーケージトランスTの一次巻線nを接
続する替わりに、交流電源Vsに直列にインダクタL
を接続し、インダクタLに並列に、インダクタL
放電灯La、コンデンサCにより構成されるインバー
タの共振負荷回路を接続したものである。
【0028】本実施形態では、交流電源Vsの周波数の
低周波電流は主にインダクタL2 に流れ、スイッチング
素子Q1 ,Q2 のスイッチング周波数に付随する高周波
電流はインダクタL1 、放電灯La、コンデンサC2
より構成される共振負荷回路側に流れる。つまり、本実
施形態においても、負荷である放電灯Laに流れる電流
の低周波成分を低減することができる。また、インダク
タL2 は、交流電源Vsに対して低インピーダンスとな
るので、図13に示した従来例のように入力電力が不足
するということはない。
【0029】 しかして、本実施形態においても、入力
電流歪を小さく維持しつつ負荷に流れる電流の低周波成
分を低減することができる。 (実施形態) 図4に本実施形態の電源装置の回路図を示す。本実施形
態の基本構成は実施形態と略同じであって、実施形態
で説明した図2の回路において、コンデンサCに逆
並列にダイオードDを接続したものである。
【0030】 ここに、ダイオードDはコンデンサC
の充電方向を一方向だけにするためのものであり、コ
ンデンサCが逆向きに充電されるのを防止でき、コン
デンサCへの印加電圧を下げる作用がある。なお、基
本動作及び効果は実施形態と略同じなので説明を省略
する。 (実施形態) 図5に本実施形態の電源装置の回路図を示す。
【0031】 本実施形態の基本構成は実施形態と略
同じであって、実施形態におけるリーケージトランス
の替わりにトランスT’を使用し、リーケージト
ランスTのリーケージ分を一次巻線nに直列に接続
したインダクタLにより構成したものである。つま
り、トランスT’の一次巻線nとダイオードD
の接続点との間にはインダクタLが接続されてい
る。
【0032】本実施形態においては、負荷である放電灯
Laに流れる電流は、トランスT1により低周波分がカ
ットされる。また、一次巻線n1 により構成されるイン
ダクタンス要素とインダクタL1 との直列回路は、図1
3に示した従来例のようにコンデンサC5 を設けた場合
に比べて、交流電源Vsに対して低インピーダンスとな
る。したがって、本実施形態では、図13に示した従来
例のように入力電力が不足するということがなく、入力
電流歪を小さくした状態を維持しつつ負荷に流れる電流
の低周波成分を低減することができる。
【0033】 (実施形態) 図6に本実施形態の電源装置の回路図を示す。本実施形
態の基本構成は実施形態と略同じであり、実施形態
のコンデンサCの替わりに容量がコンデンサCの略
半分であるコンデンサC’を接続し、コンデンサのC
’と略同容量のコンデンサC’をコンデンサC
に直列に接続したものである。なお、一次巻線nに対
して直列的に接続される容量は、C’+C’とな
り、一次巻線n側からみた容量は実施形態の場合と
同じになる。また、本実施形態の基本動作及び効果は実
施形態と略同じなので説明を省略する。
【0034】 (実施形態) 図7に本実施形態の電源装置の回路図を示す。本実施形
態の基本構成は実施形態と略同じであって、コンデン
サCを、交流電源Vsを介さずに、ダイオードD
両端に接続した点が実施形態と相違する。
【0035】 本実施形態では、リーケージトランスT
の一次巻線nに直列的に接続される容量成分を考え
ると、一次巻線nには交流電源Vsを介してコンデン
サCが接続されており、一次巻線n側からみた容量
は実施形態と同じである。また、本実施形態の基本動
作及び効果は実施形態と略同じなので、説明を省略す
る。
【0036】 (参考例2) 図8に本参考例の電源装置の回路図を示す。本参考例の
基本構成は参考例1と略同じであって、参考例1におけ
るリーケージトランスTの替わりにトランスT’を
使用し、リーケージトランスTのリーケージ分を一次
巻線nに直列に接続したインダクタLにより構成し
たものである。つまり、トランスT’の一次巻線n
とダイオードD,Dの接続点との間にはインダクタ
が接続されている。なお、本参考例の基本動作及び
効果は参考例1と略同じなので説明を省略する。
【0037】 (参考例3) 図9に参考例の電源装置の回路図を示す。本実施形態
、参考例1で説明した図1の回路構成において、交流
電源VsをコンデンサC,Cで分圧し、一次巻線n
と交流電源Vsとを直接接続せずに、一次巻線n
一端をコンデンサC,Cの接続点に接続したもので
ある。また、本参考例では、参考例1におけるリーケー
ジトランスTの替わりにトランスT’を使用し、リ
ーケージトランスTのリーケージ分を一次巻線n
直列に接続したインダクタLにより構成してある。ま
た、本参考例では、コンデンサCをなくしてコンデン
サCの容量を参考例1におけるコンデンサCの容量
の略2倍にしてある。
【0038】 本参考例は、上記各参考例および上記
実施形態と比べて、交流電源VsをコンデンサC,C
により分圧した点が相違し、平滑コンデンサCに出
力される電圧が低減されるという特徴がある。本参考例
は、平滑コンデンサCの電圧が低減されるので、ト
ランスT’、一次巻線n、コンデンサCなどの定
数は変更する必要があるが、基本動作及び効果は上記各
参考例および上記各実施形態と同様である。
【0039】 すなわち、本参考例においても、負荷で
ある放電灯LaにはトランスTにより低周波成分の低
減された高周波電流が流れる。また、一次巻線nによ
り構成されるインダクタンス要素とインダクタLとの
直列回路は交流電源Vsに対して低インピーダンスとな
るから、入力電力が不足するようなことなく、入力電流
歪も小さい。
【0040】 (参考例4) 図10に本参考例の電源装置の回路図を示す。本参考例
基本構成は参考例2と略同じであって、参考例2に
けるインダクタLをトランスTの一次巻線nに直
列に接続する替わりに、トランスTの二次巻線n
放電灯Laとの間に接続した点が相違する。なお、本参
考例の基本動作及び効果については参考例2と同様であ
る。
【0041】 (実施形態) 図11に本実施形態の電源装置の回路図を示す。本実施
形態の基本構成は実施形態と略同じであって、実施形
におけるインダクタLをトランスTの一次巻線
に直列に接続する替わりに、トランスTの二次巻
線nと放電灯Laとの間に接続した点が相違する。な
お、本実施形態の基本動作及び効果については実施形態
と同様である。
【0042】
【発明の効果】請求項1の発明は、交流電源とインダク
タンス要素の直列回路と、ダイオードブリッジよりなり
当該直列回路が交流入力端間に接続される全波整流器
と、負荷を有し前記インダクタンス要素に並列的に接続
される負荷回路と、前記全波整流器の直流出力端間に接
続される平滑コンデンサと、前記全波整流器の一方のア
ームの一対のダイオードにそれぞれ接続され前記交流電
源の周波数に比べて十分大きな周波数で交互にオンオフ
される第1、第2のスイッチング素子と、前記全波整流
器の直流出力端の一端と前記交流電源の一端との間に接
続されるコンデンサとを備えているので、前記交流電源
の周波数の電流は主に前記インダクタンス要素に流れる
ことにより前記負荷へはほとんど流れないから、前記負
荷に流れる電流の低周波リップルを抑制することがで
き、しかも、前記交流電源の周波数での前記インダクタ
ンス要素のインピーダンスが比較的小さいから、入力電
流歪を小さく維持することができるという効果がある。
【0043】請求項2乃至請求項6の発明も請求項1の
発明と同様の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】参考例1を示す回路図である。
【図2】実施形態を示す回路図である
【図3】実施形態を示す回路図である。
【図4】実施形態を示す回路図である。
【図5】実施形態を示す回路図である。
【図6】実施形態を示す回路図である。
【図7】実施形態を示す回路図である。
【図8】参考例2を示す回路図である。
【図9】参考例3を示す回路図である。
【図10】参考例4を示す回路図である。
【図11】実施形態を示す回路図である。
【図12】従来例を示す回路図である。
【図13】他の従来例を示す回路図である。
【符号の説明】
Vs 交流電源 Q,Q スイッチング素子 La 放電灯 C 平滑コンデンサ D〜D ダイオード T リーケージトランス n 一次巻線 n 二次巻線 C コンデンサ C,C コンデンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H02M 7/5387 H02M 7/5387 A H05B 41/24 H05B 41/24 L (56)参考文献 特開 平10−326688(JP,A) 特開 平4−193066(JP,A) 特開 平2−211065(JP,A) 特開 平4−8175(JP,A) 特開 昭54−25426(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 7/48 H02J 3/01 H02M 1/14 H02M 7/06 H02M 7/5387 H05B 41/24

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源とインダクタンス要素の直列回
    路と、ダイオードブリッジよりなり当該直列回路が交流
    入力端間に接続される全波整流器と、負荷を有し前記イ
    ンダクタンス要素に並列的に接続される負荷回路と、前
    記全波整流器の直流出力端間に接続される平滑コンデン
    サと、前記全波整流器の一方のアームの一対のダイオー
    ドにそれぞれ接続され前記交流電源の周波数に比べて十
    分大きな周波数で交互にオンオフされる第1、第2のス
    イッチング素子と、前記全波整流器の直流出力端の一端
    と前記交流電源の一端との間に接続されるコンデンサと
    を備えて成ることを特徴とする電源装置。
  2. 【請求項2】 前記全波整流器の直流出力端の少なくと
    も一方が、前記交流電源と前記インダクタンス要素との
    間に、ダイオードを介して接続されて成ることを特徴と
    する請求項1記載の電源装置。
  3. 【請求項3】 前記インダクタンス要素は、リーケージ
    トランスの一次巻線により構成され、前記負荷回路は、
    前記リーケージトランスの二次巻線に接続されて成るこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2記載の電源装置。
  4. 【請求項4】 前記インダクタンス要素は、インダクタ
    により構成され、前記負荷回路は、前記インダクタに並
    列に接続されて成ることを特徴とする請求項1又は請求
    項2記載の電源装置。
  5. 【請求項5】 前記インダクタンス要素は、トランスの
    一次巻線により構成され、前記負荷は、前記トランスの
    二次巻線に接続され、前記トランスの前記一次巻線には
    直列にインダクタが接続されて成ることを特徴とする請
    求項1又は請求項2記載の電源装置。
  6. 【請求項6】 前記インダクタンス要素は、トランスの
    一次巻線により構成され、トランスの二次巻線には、前
    記負荷とインダクタの直列回路が接続されて成ることを
    特徴とする請求項1又は請求項2記載の電源装置。
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