JPH10271847A - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JPH10271847A
JPH10271847A JP9074138A JP7413897A JPH10271847A JP H10271847 A JPH10271847 A JP H10271847A JP 9074138 A JP9074138 A JP 9074138A JP 7413897 A JP7413897 A JP 7413897A JP H10271847 A JPH10271847 A JP H10271847A
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JP
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power supply
capacitor
circuit
load
transformer
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JP9074138A
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English (en)
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Minoru Maehara
稔 前原
Masanori Mishima
正徳 三嶋
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】入力電流歪を抑制しつつスイッチング素子など
の素子にかかるストレスを低減できる電源装置を提供す
る。 【解決手段】ダイオードD3 〜D6 により構成される全
波整流器DBの直流出力端に平滑コンデンサC1 を接続
し、平滑コンデンサC1 の両端に交互にオンオフされる
スイッチング素子Q1 ,Q2 の直列回路を接続してい
る。ダイオードD 5 ,D6 それぞれに並列にコンデンサ
3 ,C4 が接続している。リーケージトランスT1
放電灯よなる負荷La、コンデンサC2 いより負荷回路
を構成している。リーケージトランスT1 の一次巻線n
1 が昇圧チョッパ用のインダクタンス要素を構成してい
る。ダイオードD5 ,D6 の接続点とリーケージトラン
スT 1 の一次巻線n1 の一端との間に昇圧比低減用コン
デンサC5 を挿入してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交流電源を整流平
滑して得た直流電圧を高周波電圧に変換して負荷に供給
する電源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の電源装置として図7
に示す回路構成のものが知られている。この電源装置
は、ダイオードD3 〜D6 により構成される全波整流器
DBの直流出力端に電解コンデンサよりなる平滑コンデ
ンサC1 を接続し、平滑コンデンサC1 の両端にトラン
ジスタよりなるスイッチング素子Q1 ,Q2 の直列回路
を接続し、全波整流器DBの交流入力端の一端と両スイ
ッチング素子Q1 ,Q2 の接続点との間にリーケージト
ランスT1 の一次巻線n1 を接続し、リーケージトラン
スT1 の二次巻線n2 に放電灯La及びコンデンサC2
を接続し、全波整流器DBを構成する各ダイオードD3
〜D6 のうち前記一次巻線n1 の一端が接続されたダイ
オードD5 ,D6 それぞれに並列にコンデンサC3 ,C
4 を接続したものであって、交流電源Vsから一次巻線
1 に直接電流を流すことにより昇圧チョッパ動作をさ
せ入力電流歪を改善するものである。ここに、リーケー
ジトランスT1 、放電灯よりなる負荷La、コンデンサ
2 により負荷回路を構成している。なお、スイッチン
グ素子Q1 ,Q2 それぞれの制御端(ベース)には、ス
イッチング素子Q1 ,Q2 のオンオフを制御する制御部
(図示せず)が接続されており、スイッチング素子
1 ,Q2 は制御部によって高速で(交流電源Vsの周
波数よりも十分大きな周波数で)交互にオンオフされ
る。
【0003】以下、この電源装置の動作を説明する。交
流電源Vsの電圧Vinが正極性(図7中のVinの矢
印の向きを正とする)、スイッチング素子Q1 がオン、
スイッチング素子Q2 がオフの時は、交流電源Vs、ダ
イオードD3 、スイッチング素子Q1 、一次巻線n1
交流電源Vsの経路で交流電源Vsから負荷回路へ入力
電流が流れる。一方、平滑コンデンサC1 、スイッチン
グ素子Q1 、一次巻線n1 、コンデンサC4 、平滑コン
デンサC1 の経路、及びコンデンサC3 、スイッチング
素子Q1 、一次巻線n1 、コンデンサC3 の経路でも負
荷回路に電流が流れる。
【0004】また、交流電源Vsの電圧Vinが正極
性、スイッチング素子Q1 がオフ、スイッチング素子Q
2 がオンの時は、平滑コンデンサC1 、コンデンサ
3 、一次巻線n1 、スイッチング素子Q2 、平滑コン
デンサC1 の経路で負荷回路に電流が流れる。つまり、
交流電源Vsの電圧Vinが正極性のときは、両スイッ
チング素子Q 1 ,Q2 を高速で交互にオンオフすること
により、負荷回路に高周波電圧が印加され、高周波電流
が流れるのである。
【0005】ところで、上述の説明から分かるように、
交流電源Vsの電圧Vinが正極性のときは、スイッチ
ング素子Q1 は昇圧チョッパ用のスイッチング素子とし
ての機能とインバータ用のスイッチング素子としての機
能を有し、スイッチング素子Q2 はインバータ用のスイ
ッチング素子としての機能だけを有する。これに対し、
交流電源Vsの電圧Vinが負極性のときは、スイッチ
ング素子Q2 が昇圧チョッパ用のスイッチング素子とし
ての機能とインバータ用のスイッチング素子としての機
能を有し、スイッチング素子Q1 はインバータ用のスイ
ッチング素子としての機能だけを有する。
【0006】したがって、この電源装置では、入力電流
歪改善用の昇圧チョッパと、高周波発生用のインバータ
とでスイッチング素子を兼用しているので、回路部品数
が減り、回路構成が簡単になるとともに安価になるとい
う利点がある。また、この電源装置では、リーケージト
ランスT1 がローパスフィルタの役目も果たし、交流電
源ACの周波数(例えば、50Hz又は60Hz)の低
周波電流は主にリーケージトランスT1 の一次巻線n1
に流れ、二次巻線n2 にはスイッチング素子Q1 ,Q2
のスイッチング周波数の高周波電流しか流れないので、
放電灯よりなる負荷Laには略安定した高周波交流のみ
供給される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来構
成では、リーケージトランスT1 の一次巻線n1 のイン
ダクタンス成分によって昇圧チョッパ動作をし、スイッ
チング素子Q1 ,Q2 のオンデューティが50%程度の
ときには平滑コンデンサC1 の両端電圧Vdcは、電圧
Vinの最大値Vmaxの略2倍になる(以下、電圧V
inの最大値Vmaxに対する平滑コンデンサC1 の両
端電圧Vdcの比であるVdc/Vmaxを昇圧比と称
す)。
【0008】したがって、上記従来構成では、平滑コン
デンサC1 及びスイッチング素子Q 1 ,Q2 に高耐圧の
ものを使用したり、或いは、スイッチング素子の数を2
つから4つに増やして2つづつの2組に分け2組を交互
にオンオフするようにしなければならず、コストが高く
なるとともに装置全体が大型化してしまうという不具合
があった。また、上記従来構成では、軽負荷時において
入力電力と負荷Laの消費電力とのバランスが崩れ、平
滑コンデンサC1 の両端電圧Vdcが更に大きくなって
しまうことがあり、スイッチング素子Q1 ,Q2 にかか
るストレスが大きくなってスイッチング素子Q1 ,Q2
が破壊されてしまうことがあるといという不具合があっ
た。
【0009】この種の電源装置の他の従来例として図8
に示す回路構成のものもある。図8に示す電源装置で
は、交流電源Vsの一端と両スイッチング素子Q1 ,Q
2 の接続点との間にインダクタL1 、コンデンサC2
負荷Laからなる直列共振回路を接続するとともに、こ
の直列共振回路に並列に低周波フィルタとしてのインダ
クタL2 を接続した点で図7に示した電源装置と相違す
る。ここに、図8に示す電源装置では、交流電源Vsの
商用周波数の低周波電流は主にインダクタL2 に流れ、
スイッチング素子Q1 ,Q2 のスイッチングに付随する
高周波電流は直列共振回路に流れる。
【0010】図8に示す電源装置の基本動作は図7に示
した電源装置と略同じであり、図8に示す電源装置にお
いても図7に示した電源装置と同様の不具合がある。本
発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的
は、入力電流歪を抑制しつつスイッチング素子などの素
子にかかるストレスを低減できる電源装置を提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、交流電源に接続されるダイオー
ドブリッジよりなる全波整流器と、前記全波整流器の出
力端に接続される平滑コンデンサと、前記平滑コンデン
サの両端間に接続され交互にオンオフされる第1、第2
のスイッチング素子の直列回路と、負荷及び昇圧チョッ
パ用のインダクタンス要素を有し前記両スイッチング素
子の接続点と前記交流電源の一端との間に接続される負
荷回路と、前記全波整流器を構成するダイオードのいず
れかに並列接続されるコンデンサとを備え、前記負荷回
路と前記交流電源の前記一端との間に、前記交流電源か
らの入力電流により充電されることによって前記昇圧チ
ョッパへの入力電圧を低減する昇圧比低減用コンデンサ
が接続されて成ることを特徴とするものであり、前記昇
圧チョッパへの入力電圧が低減されるので、前記昇圧チ
ョッパの昇圧比が低減されて前記平滑コンデンサの両端
電圧の上昇を抑制することができるから、入力電流歪を
抑制しつつ前記スイッチング素子などの素子にかかるス
トレスを低減することができる。
【0012】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記負荷回路が、リーケージトランスを有し、前記
リーケージトランスの一次巻線が前記インダクタンス要
素を構成し、前記リーケージトランスの二次巻線に前記
負荷が接続されているもので、請求項1の発明の実施態
様である。請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、前記インダクタンス要素が、前記負荷に並列的に接
続されるインダクタよりなるもので、請求項1の発明の
実施態様である。
【0013】請求項4の発明は、請求項1の発明におい
て、前記負荷回路が、トランスを有し、前記トランスの
一次巻線が前記インダクタンス要素を構成し、前記トラ
ンスの二次巻線に前記負荷とインダクタとの直列回路が
接続されているもので、請求項1の発明の実施態様であ
る。請求項5の発明は、請求項1の発明において、前記
負荷回路が、リーケージトランスを有し、前記リーケー
ジトランスの一次巻線が前記インダクタンス要素を構成
し、前記リーケージトランスの二次巻線に前記負荷が接
続され、前記リーケージトランスの一次巻線に直列にイ
ンダクタが接続されているもので、請求項1の発明の実
施態様である。
【0014】請求項6の発明は、請求項1乃至請求項5
の発明において、前記昇圧比低減用コンデンサを取り外
し自在とし、前記昇圧比低減用コンデンサが接続されて
いる部分を短絡するための手段を有するので、電源電圧
に応じて前記昇圧比低減用コンデンサを取り外してその
部分を短絡することが可能となる。請求項7の発明は、
請求項6の発明において、全体の回路を前記昇圧比低減
用コンデンサを含む回路ブロックと、前記昇圧比低減用
コンデンサを除いた複数の回路ブロックとに分けてモジ
ュール化し、異なる電源電圧に対して前記昇圧比低減用
コンデンサを除いた複数の回路ブロックを共通化してあ
るので、前記昇圧比低減用コンデンサを除いた複数の回
路ブロックを電源電圧によらず共有化することができ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)図1に本実施形態の電源装置の回路図を
示す。本実施形態の基本構成は、図7に示した従来構成
と略同じであり、ダイオードD5 ,D6 の接続点とリー
ケージトランスT1 の一次巻線n1 の一端との間に昇圧
比低減用コンデンサC5 を挿入した点に特徴がある。な
お、その他の構成は従来構成と同じなので、同一の符号
を付し説明を省略する。
【0016】ところで、従来構成では、一次巻線n1
昇圧チョッパのインダクタンス要素として機能し、スイ
ッチング素子Q1 ,Q2 のオンデューティの値によって
は平滑コンデンサC1 の両端電圧Vdcが大きくなりす
ぎることがあった。これに対し、本実施形態は、一次巻
線n1 が昇圧チョッパのインダクタンス要素として機能
するという点では同じであるが、ダイオードD5 ,D6
の接続点と一次巻線n1 の一端との間に昇圧比低減用コ
ンデンサC5 が挿入されており、昇圧チョッパの入力電
流の流れる経路に昇圧比低減用コンデンサC5 が入る点
が従来構成と相違する。ここに、昇圧比低減用コンデン
サC5 の両端電圧VC5は、交流電源ACの電圧Vinと
逆向きになる。
【0017】すなわち、本実施形態では、例えば交流電
源Vsの電圧Vinが正極性(図1中のVinの矢印の
向きを正とする)のとき、スイッチング素子Q1 がオン
する(スイッチング素子Q2 はオフ)と、交流電源V
s、ダイオードD3 、スイッチング素子Q1 、一次巻線
1 、昇圧比低減用コンデンサC5 、交流電源Vsの経
路で交流電源から負荷回路へ入力電流が流れ、昇圧比低
減用コンデンサC5 が入力電流により充電されるので、
昇圧比低減用コンデンサC5 の両端電圧VC5は図1中の
C5の矢印の向きのようになり、従来構成の場合に比べ
て一次巻線n1 に印加される電圧(入力電圧)が低減さ
れる。その結果、昇圧チョッパに対する入力電圧が下が
り、昇圧比が下がることになる。
【0018】いま、交流電源Vsの電圧Vinが200
Vの場合に、スイッチング素子Q1,Q2 のオンデュー
ティを50%とすると、従来構成では昇圧比が略2とな
るから、平滑コンデンサC1 の両端電圧Vdcは略56
4Vになる。これに対し、本実施形態では、昇圧比低減
用コンデンサC5 を設けることにより、スイッチング素
子Q1 ,Q2 のオンデューティを変えることなしに昇圧
比を1程度にすることができ、平滑コンデンサC1 の両
端電圧Vdcを略282Vにすることができるから、従
来構成の場合に比べて平滑コンデンサC1 及びスイッチ
ング素子Q1 ,Q2 にかかる電圧を低減することができ
る。
【0019】しかして、本実施形態では、平滑コンデン
サC1 の両端電圧Vdcを低減できるから、入力電流歪
を抑制しつつスイッチング素子Q1 ,Q2 にかかるスト
レスを低減できる。しかも、本実施形態では、従来のよ
うに平滑コンデンサC1 及び両スイッチング素子Q1
2 に高耐圧の素子を使用したりスイッチング素子の数
を増やすというような必要がないから、高耐圧の素子を
用いることでコストが高くなるとともに装置が大型化し
たり、素子の数を増やすことで回路部品点数が増えコス
トが高くなるとともに装置が大型化したりするというこ
ともない。要するに、本実施形態では、従来の入力電流
歪を抑制できる電源装置に昇圧比低減用コンデンサC5
を設けるだけの簡単な回路構成で、入力電流歪を抑制し
つつスイッチング素子Q1 ,Q2 などの素子にかかるス
トレスを低減することができるのである。
【0020】(実施形態2)図2に本実施形態の電源装
置の回路図を示す。本実施形態の基本構成は、図8に示
した従来構成と略同じであり、ダイオードD5 ,D6
接続点と負荷回路との間に昇圧比低減用コンデンサC5
を挿入した点に特徴がある。なお、その他の構成は従来
構成と同じなので、同一の符号を付し説明を省略する。
【0021】本実施形態も、昇圧比低減用コンデンサC
5 を設けたことにより、実施形態1と同様に、平滑コン
デンサC1 の両端電圧Vdcを低減できるから、入力電
流歪を抑制しつつスイッチング素子Q1 ,Q2 にかかる
ストレスを低減できる。その他の効果も実施形態1と同
様である。 (実施形態3)図3に本実施形態の電源装置の回路図を
示す。
【0022】本実施形態の基本構成は実施形態1と略同
じであって、コンデンサC3 をダイオードD3 の両端に
接続し、コンデンサC4 をダイオードD4 の両端に接続
した点が相違するだけであり、基本動作及び昇圧比低減
用コンデンサC5 を設けたことによる効果は実施形態1
と略同じなので、説明を省略する。 (実施形態4)図4に本実施形態の電源装置の回路図を
示す。
【0023】本実施形態の基本構成は、実施形態1と略
同じであって、実施形態1におけるリーケージトランス
1 の替わりにトランスT1 ’を使用し、トランス
1 ’の二次巻線n2 にインダクタL1 を接続した点が
実施形態1と相違する。ここに、トランスT1 ’の一次
巻線n1 が昇圧チョッパ用のインダクタンス要素を構成
している。
【0024】なお、本実施形態の基本動作は、実施形態
1と略同じであり、昇圧比低減用コンデンサC5 を設け
たことにより得られる効果も実施形態1と同様である。 (実施形態5)図5に本実施形態の電源装置の回路図を
示す。本実施形態の基本構成は、実施形態1と略同じで
あり、実施形態1におけるリーケージトランスT1 の替
わりにトランスT1 ’を使用し、トランスT1 ’の一次
巻線n1 とダイオードD1 ,D2 の接続点との間にイン
ダクタL2 を接続した点が実施形態1と相違する。
【0025】なお、本実施形態の基本動作は、実施形態
1と略同じであり、昇圧比低減用コンデンサC5 を設け
たことにより得られる効果も実施形態1と同様である。 (実施形態6)ところで、上記各実施形態は、従来構成
に比べて昇圧チョッパの昇圧比を下げるものであり、交
流電源Vsの電源電圧が200Vの場合に特に有効であ
る。
【0026】一方、交流電源Vsの電源電圧が100V
の場合には、平滑コンデンサC1 の両端電圧Vdcは電
源電圧が200Vの場合の半分なので、昇圧比を下げな
くもよい場合がある。したがって、例えば実施形態1の
電源装置の回路(図1参照)を、図6に示すように、
(a),(b),(c)のような3つの個別の回路ブロ
ックにモジュール化にしておけば、交流電源Vsの電源
電圧が200Vの場合には(a),(b),(c)の各
モジュールを組み合わせ図1の回路を構成することがで
き、交流電源Vsの電源電圧が100Vの場合には
(b)のモジュールの替わりに(d)のモジュールを使
用すればよい。
【0027】要するに、電源電圧が100Vの場合に
は、昇圧比低減用コンデンサC5 を取り外し、昇圧比低
減用コンデンサC5 が接続されていた部分を短絡するこ
とになる。この場合、平滑コンデンサC1 の両端電圧V
dcが、電源電圧が200Vの時と略同じ値になるか
ら、インバータの負荷回路定数に同じものを使用でき
る。すなわち、電源電圧にかかわらず(a),(c)の
モジュールを共通化することができるので、製造コスト
を低減することが可能となる。
【0028】
【発明の効果】請求項1の発明は、交流電源に接続され
るダイオードブリッジよりなる全波整流器と、前記全波
整流器の出力端に接続される平滑コンデンサと、前記平
滑コンデンサの両端間に接続され交互にオンオフされる
第1、第2のスイッチング素子の直列回路と、負荷及び
昇圧チョッパ用のインダクタンス要素を有し前記両スイ
ッチング素子の接続点と前記交流電源の一端との間に接
続される負荷回路と、前記全波整流器を構成するダイオ
ードのいずれかに並列接続されるコンデンサとを備え、
前記負荷回路と前記交流電源の前記一端との間に、前記
交流電源からの入力電流により充電されることによって
前記昇圧チョッパへの入力電圧を低減する昇圧比低減用
コンデンサが接続されているので、前記昇圧チョッパへ
の入力電圧が低減され、前記昇圧チョッパの昇圧比が低
減されて前記平滑コンデンサの両端電圧の上昇を抑制す
ることができるから、入力電流歪を抑制しつつ前記スイ
ッチング素子などの素子にかかるストレスを低減するこ
とができるという効果がある。
【0029】また、請求項2乃至請求項5の発明も、実
施形態1と同様の効果を有する。請求項6の発明は、請
求項1乃至請求項5の発明において、前記昇圧比低減用
コンデンサを取り外し自在とし、前記昇圧比低減用コン
デンサが接続されている部分を短絡するための手段を有
するので、電源電圧に応じて前記昇圧比低減用コンデン
サを取り外してその部分を短絡することが可能となると
いう効果がある。
【0030】請求項7の発明は、請求項6の発明におい
て、全体の回路を前記昇圧比低減用コンデンサを含む回
路ブロックと、前記昇圧比低減用コンデンサを除いた複
数の回路ブロックとに分けてモジュール化し、異なる電
源電圧に対して前記昇圧比低減用コンデンサを除いた複
数の回路ブロックを共通化してあるので、前記昇圧比低
減用コンデンサを除いた複数の回路ブロックを電源電圧
によらず共有化することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1を示す回路図である。
【図2】実施形態2を示す回路図である
【図3】実施形態3を示す回路図である。
【図4】実施形態4を示す回路図である。
【図5】実施形態5を示す回路図である。
【図6】実施形態6を示す回路図である。
【図7】従来例を示す回路図である。
【図8】他の従来例を示す回路図である。
【符号の説明】
Vs 交流電源 DB 全波整流器 Q1 ,Q2 スイッチング素子 La 負荷 C1 平滑コンデンサ D1 ,D2 ダイオード D3 〜D6 ダイオード T1 リーケージトランス n1 一次巻線 n2 二次巻線 C3 ,C4 コンデンサ C5 昇圧比低減用コンデンサ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源に接続されるダイオードブリッ
    ジよりなる全波整流器と、前記全波整流器の出力端に接
    続される平滑コンデンサと、前記平滑コンデンサの両端
    間に接続され交互にオンオフされる第1、第2のスイッ
    チング素子の直列回路と、負荷及び昇圧チョッパ用のイ
    ンダクタンス要素を有し前記両スイッチング素子の接続
    点と前記交流電源の一端との間に接続される負荷回路
    と、前記全波整流器を構成するダイオードのいずれかに
    並列接続されるコンデンサとを備え、前記負荷回路と前
    記交流電源の前記一端との間に、前記交流電源からの入
    力電流により充電されることによって前記昇圧チョッパ
    への入力電圧を低減する昇圧比低減用コンデンサが接続
    されて成ることを特徴とする電源装置。
  2. 【請求項2】 前記負荷回路は、リーケージトランスを
    有し、前記リーケージトランスの一次巻線が前記インダ
    クタンス要素を構成し、前記リーケージトランスの二次
    巻線に前記負荷が接続されて成ることを特徴とする請求
    項1記載の電源装置。
  3. 【請求項3】 前記インダクタンス要素は、前記負荷に
    並列的に接続されるインダクタより成ることを特徴とす
    る請求項1記載の電源装置。
  4. 【請求項4】 前記負荷回路は、トランスを有し、前記
    トランスの一次巻線が前記インダクタンス要素を構成
    し、前記トランスの二次巻線に前記負荷とインダクタと
    の直列回路が接続されて成ることを特徴とする請求項1
    記載の電源装置。
  5. 【請求項5】 前記負荷回路は、リーケージトランスを
    有し、前記リーケージトランスの一次巻線が前記インダ
    クタンス要素を構成し、前記リーケージトランスの二次
    巻線に前記負荷が接続され、前記リーケージトランスの
    一次巻線に直列にインダクタが接続されて成ることを特
    徴とする請求項1記載の電源装置。
  6. 【請求項6】 前記昇圧比低減用コンデンサを取り外し
    自在とし、前記前記昇圧比低減用コンデンサが接続され
    ている部分を短絡するための手段を有することを特徴と
    する請求項1乃至請求項5記載の電源装置。
  7. 【請求項7】 全体の回路を前記昇圧比低減用コンデン
    サを含む回路ブロックと、前記昇圧比低減用コンデンサ
    を除いた複数の回路ブロックとに分けてモジュール化
    し、異なる電源電圧に対して前記昇圧比低減用コンデン
    サを除いた複数の回路ブロックを共通化して成ることを
    特徴とする請求項6記載の電源装置。
JP9074138A 1997-03-26 1997-03-26 電源装置 Withdrawn JPH10271847A (ja)

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