JP3440695B2 - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JP3440695B2
JP3440695B2 JP15438996A JP15438996A JP3440695B2 JP 3440695 B2 JP3440695 B2 JP 3440695B2 JP 15438996 A JP15438996 A JP 15438996A JP 15438996 A JP15438996 A JP 15438996A JP 3440695 B2 JP3440695 B2 JP 3440695B2
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幸男 山中
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交流入力−交流出
力であって入力電流歪の少ない電源装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より、図12に示すように、交流電
源ACを整流回路REで全波整流した後に、インバータ
回路INVにより交流出力に変換することによって、交
流入力−交流出力の電力変換を行なうようにした電源装
置が提供されている(特開平5−38161号公報、特
開平7−73988号公報等参照)。この種の電源装置
では、入力力率を高め、かつ入力電流歪を少なくするこ
とが要求される。
【0003】図12に示した電源装置では、整流回路R
Eにダイオードブリッジを用い、インバータ回路INV
は、MOSFETからなる一対のスイッチング素子
1 ,Q 2 の直列回路を備え、両スイッチング素子
1 ,Q2 の直列回路はダイオードD 0 を介して整流回
路REの直流出力端間に接続されている。また、両スイ
ッチング素子Q1 ,Q2 の直列回路には平滑コンデンサ
0 が並列接続される。ダイオードD0 には比較的小容
量のコンデンサC1 が並列接続され、整流回路REの正
極の出力端と両スイッチング素子Q1 ,Q2 の接続点と
の間には、カプリング用(直流カット用)のコンデンサ
3 と負荷Lと共振用のインダクタL1 との直列回路が
接続される。さらに、負荷Lには共振用のコンデンサC
2 が並列接続される。
【0004】両スイッチング素子Q1 ,Q2 は、図示し
ていない制御回路によって高周波で交互にオンオフされ
る。インバータ回路INVの動作を概略説明すると、ま
ずスイッチング素子Q2 のオン時に整流回路REからコ
ンデンサC3 −負荷L(コンデンサC2 )−インダクタ
1 −スイッチング素子Q2 の経路で電流が流れ、スイ
ッチング素子Q2 のオフ時にはインダクタL1 の蓄積エ
ネルギにより生じる回生電流がスイッチング素子Q1
寄生ダイオード−平滑コンデンサC0 −整流回路RE−
コンデンサC3 −負荷L(コンデンサC2 )の経路で流
れる。また、スイッチング素子Q1 がオンになれば、コ
ンデンサC3 からコンデンサC1 (ダイオードD0 )−
スイッチング素子Q1 −インダクタL1 −負荷L(コン
デンサC 2 )の経路で電流が流れ、スイッチング素子Q
1 がオフになれば、インダクタL 1 の回生電流は負荷L
(コンデンサC2 )−コンデンサC3 −コンデンサC1
(ダイオードD1 )−平滑コンデンサC0 −スイッチン
グ素子Q2 の寄生ダイオードの経路で流れる。
【0005】上述の動作によって明らかなように、図1
2に示した回路では、交流電源ACの電圧波形の1周期
よりも充分に短い時間間隔で整流回路REからインバー
タINVに電流を流すから、整流回路REには高周波的
に入力電流が流れることになる。したがって、高周波を
阻止するフィルタ回路FLを交流電源ACと整流回路R
Eとの間に設けることによって、交流電源ACからの入
力電流はほぼ連続した波形になり、入力電流歪を低減す
ることができる。
【0006】ところで、整流回路REの出力電圧V
ACと、平滑コンデンサC0 の両端電圧V C0と、コンデン
サC1 の両端電圧VC1との関係は図13のようになる。
整流回路REの出力電圧VACは脈流電圧波形になり、平
滑コンデンサC0 の両端電圧はV C0はほぼ一定になる。
また、コンデンサC1 はスイッチング素子Q1 ,Q2
オンオフによって充放電を繰り返しているから、コンデ
ンサC1 の両端電圧VC1は高周波の振動波形になり、そ
の振幅は平滑コンデンサC0 の両端電圧VC0と整流回路
REの出力電圧VACとの差になる。ここに、整流回路R
Eの出力電圧VACよりも平滑コンデンサC0 の両端電圧
が高いのは、インダクタL1 とスイッチング素子Q2
スイッチング素子Q1 の寄生ダイオードと平滑コンデン
サC0 とが、昇圧チョッパ回路として機能し、インダク
タL1 の蓄積エネルギを用いて平滑コンデンサC0 の両
端電圧を整流回路REの出力電圧よりも昇圧するからで
ある。このように、平滑コンデンサC0 の両端電圧VC0
がつねに整流回路REの出力電圧VAC以上であるように
平滑されていることを以下では完全平滑と呼び、平滑コ
ンデンサC0 の両端電圧VC0が整流回路REの出力電圧
よりも低い期間が生じる場合を部分平滑と呼ぶ。しかし
て、コンデンサC1 の両端電圧VC1の振幅は、整流回路
REの出力電圧VACの谷部(0V前後)で大きく、山部
(ピーク値前後)で小さくなる。以下では、図12に示
した電源装置の動作を、整流回路REの出力電圧VAC
山部と谷部とに分けてさらに詳しく考察する。
【0007】まず、谷部においてはコンデンサC1 の両
端電圧VC1は大きく、コンデンサC 1 が有効に機能して
いるから、図14(a)に示すような共振回路系が形成
される。ここに、コンデンサC3 はカプリング用であっ
て比較的大容量であるからスイッチング素子Q1 ,Q2
をオンオフさせるスイッチング周波数に対しては無視す
ることができる。この共振回路系の共振周波数fdは数
1の(1)式で表される。
【0008】また、山部においてはコンデンサC1 の両
端電圧はほとんど無視することができるから、共振回路
系は図14(b)のような形になり、共振周波数fcは
数1の(2)式で表される。
【0009】
【数1】
【0010】ここに、図14に示す電源E0 は平滑コン
デンサC0 の両端電圧VC0とコンデンサC3 との両端電
圧により得られている。上記検討により明らかなよう
に、整流回路REの出力電圧VACの変動に応じて共振周
波数がfdとfcとの間で変化する。また、谷部ではコ
ンデンサC1 、C2 の直列回路が直列共振回路の一部を
構成しているから、図14(a)の共振回路系のほうが
図14(b)の共振回路系よりも共振周波数が高いこと
になる。つまり、fd>fcになる。スイッチング素子
1 ,Q2 をオンオフさせるスイッチング周波数は、共
振回路系の共振周波数よりも高い値に設定してあり、山
部よりも谷部のほうが共振周波数がスイッチング周波数
に近づくことになる。つまり、負荷Lへの供給電流IL
は、図15に示すように、山部よりも谷部のほうが大き
くなる(図15では負荷Lへの供給電流IL を交流電源
ACの電圧Vinとの関係で示してある)。
【0011】以上の説明から明らかなように、図12の
回路構成では、入力電流歪は改善されるものの、負荷L
への供給電流IL に変動があり、たとえば負荷Lとして
放電灯を用いるものとすれば、供給電流IL の変動周期
が交流電源ACの電圧周期の2分の1程度になるから、
光出力が変動してちらつきを生じることになる。そこ
で、整流回路REの出力電圧VACの変動に応じてスイッ
チング素子Q1 ,Q2 をオンオフさせるスイッチング周
波数を変化させることによって負荷Lへの供給電流IL
を略一定に保つように制御することが考えられている。
【0012】ところで、交流電源ACの1周期におい
て、負荷Lへの供給電流と、コンデンサC2 に流れる電
流と、インダクタL1 に流れる電流と、交流電源ACか
ら電源装置に流れ込む電流との実効値を、それぞれ
L 、IC2、IL1、Iinで表すことにすると、負荷Lへ
の供給電流とコンデンサC2 に流れる電流とは位相が9
0度異なるから、数2の関係が成立する。
【0013】
【数2】
【0014】整流回路REの出力電流I1 は、上述した
ようにスイッチング素子Q2 がオンのときにのみ流れ、
スイッチング素子Q1 ,Q2 のオンオフの周期Tは交流
電源ACの電圧周期に比較すると充分に短いから、スイ
ッチング素子Q2 のオン期間における電流I1 は略一定
と考えることができる。いま、交流電源ACから電源装
置への入力電流のピーク値をIin(peak)とし、そのピー
ク値Iin(peak)が得られるときの整流回路REの出力電
流をI1(peak) とする。交流電源ACからの入力電流の
電流値は、整流回路REの出力電流の周期Tにおける平
均値と考えることができるから、数3の関係を得ること
ができる。
【0015】
【数3】
【0016】なお、数3では交流電源ACから電源装置
への入力電流を正弦波状であるものと仮定している。一
方、図17に示すものは、特願平6−291751号に
記載されたものとほぼ同様の構成であって、図12に示
した回路構成に対して、整流回路REとダイオードD0
との間にダイオードD1 を挿入し、平滑コンデンサC0
に代えて谷埋回路を設け、さらに整流回路REの出力端
間に比較的小容量のコンデンサC4 を接続したものであ
る。また、負荷LにはトランスT1 の2次巻線に放電灯
DLを接続したものを用い、コンデンサC2 は放電灯D
Lのフィラメントの非電源側に接続してある。また、図
17ではスイッチング素子Q1 ,Q2 を制御する制御回
路CNを図示してある。
【0017】谷埋回路は、ダイオードD2 とインダクタ
2 と平滑コンデンサC0 との直列回路をスイッチング
素子Q2 に並列接続し、平滑コンデンサC0 とダイオー
ドD 3 との直列回路を両スイッチング素子Q1 ,Q2
直列回路に並列接続したものであって、ダイオードD2
と平滑コンデンサC0 との直列回路にはコンデンサC 5
も並列接続してある。ダイオードD2 は平滑コンデンサ
0 に充電電流を流す極性に接続され、ダイオードD3
は平滑コンデンサC0 の放電電流を流す極性に接続され
ている。この谷埋回路は、整流回路REの出力電圧が平
滑コンデンサC 0 の端子電圧よりも高い期間には、スイ
ッチング素子Q1 のオン時にダイオードD2 およびイン
ダクタL2 を介して平滑コンデンサC0 を充電し、また
整流回路REの出力電圧が平滑コンデンサC0 の端子電
圧よりも低い期間には、ダイオードD3 を通して平滑コ
ンデンサC0 が放電し、平滑コンデンサC0 がインバー
タ回路INVの電源として機能する。したがって、ダイ
オードD2 とインダクタL 2 と平滑コンデンサC0 とス
イッチング素子Q1 とスイッチング素子Q2 の寄生ダイ
オードとにより降圧チョッパ回路が構成される。
【0018】図18は図17に示した回路の各部の動作
波形であり、(a)は交流電源ACの電圧波形、(b)
は交流電源ACからの入力電流波形、(c)はコンデン
サC 5 の両端電圧、(d)は放電灯DLのランプ電流を
示す。図18(c)より明らかなように、インバータI
NVの電源電圧は、整流回路REの出力電圧が高い期間
(山部)では整流回路REの出力電圧になり、整流回路
REの出力電圧が低い期間(谷部)では平滑コンデンサ
0 の端子電圧になる。言い換えると、谷埋回路は整流
回路REの出力電圧の谷部を埋めるように機能する。
【0019】図17に示した回路構成は、図12に示し
た回路構成において部分平滑の動作になる場合と同様
に、放電灯DLへの供給電流は整流回路REの出力電圧
の山部において多く、谷部において少なくなろうとする
が、谷部においてもインバータ回路INVへの入力電圧
(コンデンサC5 の端子電圧)があまり下がらないか
ら、図18(d)のように放電灯DLへの供給電流の変
動は比較的少なく、放電灯DLへの供給電流の波高率
(=ピーク値/実効値)が小さくなるのであって、結果
的に整流回路REの出力電圧の山部と谷部とにおける放
電灯DLの光出力の変動を少なくすることができる。こ
の構成では、谷埋回路を設けていることによって、スイ
ッチング素子Q1 ,Q2 のスイッチング周波数を整流回
路REの出力電圧に応じて変化させなくても負荷Lへの
供給電流の波高率を小さくすることができる。しかも、
実施形態1と同様に入力電流歪を低減することができ
る。
【0020】図17に示した回路についてさらに詳しく
考察する。いま、放電灯DLに流れる電流とコンデンサ
2 に流れる電流との実効値をそれぞれIL 、IC2
し、トランスT1 の1次巻線と2次巻線との巻比を1:
nとすると、トランスT1 の1次巻線に流れる電流の実
効値IT1(1) と電流IL 、IC2との関係は数4のように
表される。ここに、電流IL と電流IC2とは90度の位
相差を有している。
【0021】
【数4】
【0022】
【発明が解決しようとする課題】図12に示した構成で
は、インダクタL1 に流れる電流IL1が整流回路REの
出力電流I1(peak) と等しければ、ダイオードD0 には
電流が流れないが、スイッチング素子Q1 ,Q2 のスイ
ッチング周波数や各部の定数の設定によっては、I
1(peak) よりも電流IL1が小さくなることがある。つま
り、ダイオードD0 を通して電流が流れる期間が生じる
ということであり、このときには交流電源ACからの入
力電流の一部がダイオードD0 を通して平滑コンデンサ
0 を直接充電することになる。図16(a)に示すよ
うに、平滑コンデンサC0 の両端電圧V C0が整流回路R
Eの出力電圧VACのピーク値よりも低い期間が生じて部
分平滑の動作になるのである。その結果、負荷Lへの供
給電流IL は整流回路REの出力電圧に左右され、谷部
では山部よりも負荷Lへの供給電流IL が少なくなる。
つまり、負荷Lに放電灯を用いているとすれば、光出力
が変動してちらつきが生じることになる。また、図16
(b)に示すように、交流電源ACから電源装置への入
力電流が、電圧波形のピーク値付近でダイオードD0
導通によって増大するから、入力電流波形が正弦波状で
はなくなり、入力電流歪が増加するという問題が生じ
る。
【0023】また、図17に示した従来構成は図12に
示した回路例と同様に、スイッチング素子Q1 ,Q2
オンオフさせるスイッチング周波数や各部の定数の設定
によっては、整流回路REの出力電流I1 よりもトラン
スT1 の1次巻線に流れる電流IT1(1) が小さくなる期
間の生じることがある。つまり、数5のような関係にな
ることがある。
【0024】
【数5】
【0025】このような条件が成立するときには、交流
電源ACからの電流のみではトランスT1 の1次巻線へ
の電流を充当することができないから、不足分をコンデ
ンサC5 からコンデンサC1 を介して供給することにな
る。つまり、コンデンサC1の両端電圧VC1は、図19
(c)に示すように、整流回路REの出力電圧VACとコ
ンデンサC5 の両端電圧VC5との差を振幅とする高周波
の振動波形になる。ここに、図19の(a)は交流電源
ACの電圧波形、(b)は交流電源ACからの入力電
流、(d)は放電灯DLへの供給電流IL である。
【0026】上述の条件下では、コンデンサC5 の両端
電圧VC5は整流回路REの出力電圧よりもつねに高い一
定電圧に保たれることになる(つまり、完全平滑にな
る)。図18(c)と比較すると明らかなように、数5
の条件では部分平滑が成立しないから、放電灯DLへの
供給電流IL は整流回路REの出力電圧の山部で谷部よ
りも小さくなる。つまり、光出力が変動してちらつきが
生じることになる。
【0027】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、入力電流歪が少なく、かつ負荷への
供給電流の変動を少なくすることができるようにした電
源装置を提供することにある。
【0028】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、交流
電源を整流する整流回路と、整流回路の出力を高周波出
力に変換して負荷に供給するインバータ回路とを備え、
前記インバータ回路は、互いに直列接続され交互にオン
オフされる一対のスイッチング素子と、整流回路の直流
出力端間と両スイッチング素子の直列回路との間に介装
されたインピーダンス回路と、コンデンサおよびインダ
クタを備え前記インピーダンス回路との直列回路が一方
のスイッチング素子の両端間に接続されるとともに負荷
への出力を取り出す共振回路と、両スイッチング素子の
直列回路に並列接続された平滑コンデンサとを備え、共
振回路は、直流カット用の第1のコンデンサと、共振用
のインダクタおよび第2のコンデンサと、2次側に負荷
を接続し1次巻線が第1のコンデンサおよびインダクタ
に直列接続されたトランスとからなり、第2のコンデン
サは負荷に並列接続され、前記共振回路に流れる電流の
実効値が交流電源から整流回路への入力電流のピーク値
の2倍以上になるようにトランスの巻比が設定されてい
ることを特徴とする。
【0029】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、第2のコンデンサを負荷に並列接続するのに代えて
トランスの1次巻線の両端間に接続することを特徴とす
る。
【0030】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2の発明において、整流回路がダイオードブリッジより
なり、整流回路の直流出力端間にコンデンサが接続され
るとともに、整流回路の直流出力端とインバータ回路と
の間に順方向にダイオードが挿入されることを特徴とす
る。
【0031】請求項4の発明は、請求項1または請求項
2の発明において、前記共振回路が、2次側に負荷を接
続したトランスを備え、トランスの1次巻線と2次巻線
とのうちの少なくとも一方にタップを設け、タップを設
けた巻線の一端とタップとの間に負荷への出力に応じて
開閉されるスイッチ要素を設け、前記共振回路に流れる
電流の実効値が交流電源から整流回路への入力電流のピ
ーク値の2倍以上になるようにトランスの巻比およびタ
ップの位置を設定していることを特徴とする。
【0032】請求項5の発明は、交流電源を整流する整
流回路と、整流回路の出力を高周波出力に変換して負荷
に供給するインバータ回路とを備え、前記インバータ回
路は、互いに直列接続され交互にオンオフされる一対の
スイッチング素子と、整流回路の直流出力端間と両スイ
ッチング素子の直列回路との間に介装されたインピーダ
ンス回路と、コンデンサおよびインダクタを備え前記イ
ンピーダンス回路との直列回路が一方のスイッチング素
子の両端間に接続されるとともに負荷への出力を取り出
す共振回路と、整流回路の直流出力電圧の高い期間には
インバータ回路の出力の一部を蓄積し低い期間には蓄積
エネルギにより決まる電圧を両スイッチング素子の直列
回路の両端に印加する谷埋回路とを備え、共振回路は、
直流カット用の第1のコンデンサと、共振用のインダク
タおよび第2のコンデンサと、2次側に負荷を接続し1
次巻線が第1のコンデンサおよびインダクタに直列接続
されたトランスとからなり、第2のコンデンサは負荷に
並列接続され、共振回路に流れる電流の実効値が交流電
源から整流回路への入力電流のピーク値の2倍以下にな
るようにトランスの巻比が設定されていることを特徴と
する。
【0033】請求項6の発明は、請求項5の発明におい
て、第2のコンデンサを負荷に並列接続するのに代えて
トランスの1次巻線の両端間に接続することを特徴とす
【0034】請求項7の発明は、請求項5または請求項
6の発明において、整流回路がダイオードブリッジより
なり、整流回路の直流出力端間にコンデンサが接続され
るとともに、整流回路の直流出力端とインバータ回路と
の間に順方向にダイオードが挿入されることを特徴とす
る。
【0035】請求項8の発明は、請求項5または請求項
の発明において、前記共振回路が、2次側に負荷を接
続したトランスを備え、トランスの1次巻線と2次巻線
とのうちの少なくとも一方にタップを設け、タップを設
けた巻線の一端とタップとの間に負荷への出力に応じて
開閉されるスイッチ要素を設け、前記共振回路に流れる
電流の実効値が交流電源から整流回路への入力電流のピ
ーク値の2倍以下になるようにトランスの巻比およびタ
ップの位置を設定していることを特徴とする。
【0036】請求項9の発明は、請求項5または請求項
の発明において、前記谷埋回路が、一方のスイッチン
グ素子を介して整流回路の直流出力端間に接続された平
滑コンデンサを備え、そのスイッチング素子のオン時に
平滑コンデンサが充電されることを特徴とする。請求項
10の発明は、請求項1または請求項2または請求項5
または請求項6の発明において、負荷がフィラメントを
有する放電灯であって、前記共振回路は2次巻線に直流
阻止用のコンデンサを介して放電灯を接続したトランス
を備え、フィラメントの非電源端間に接続された第1の
抵抗と、一方のフィラメントの電源側端と整流回路の直
流出力端の負極との間に挿入された分圧用の第2および
第3の抵抗と、他方のフィラメントの電源側と整流回路
の直流出力端の正極側となるトランスの1次巻線の一端
との間に挿入された第4の抵抗と、第2および第3の抵
抗の接続点の電位により無負荷を検出するとスイッチン
グ素子をオフに保つように制御する制御回路とを備える
ことを特徴とする。
【0037】請求項11の発明は、請求項1または請求
項2または請求項5または請求項6の発明において、負
荷がフィラメントを有する放電灯であって、前記共振回
路は2次巻線に直流阻止用のコンデンサを介して放電灯
を接続したトランスを備え、フィラメントの非電源端間
に接続された第1の抵抗と、一方のフィラメントの電源
側端と整流回路の直流出力端の負極との間に挿入された
分圧用の第2および第3の抵抗と、前記インダクタと前
記トランスとの一方に設けられ一端が整流回路の直流出
力端の負極に接続された電源用巻線の両端電圧を整流平
滑して直流電源を得る手段と、他方のフィラメントの電
源側と前記直流電源との間に挿入された第4の抵抗と、
第2および第3の抵抗の接続点の電位により無負荷を検
出するとスイッチング素子をオフに保つように制御する
制御回路とを備えることを特徴とする。
【0038】請求項1ないし請求項11の構成では、整
流回路と平滑コンデンサとの間にインピーダンス回路を
備えるとともに、負荷を含む共振回路を備えるインバー
タ回路において、交流電源から整流回路への入力電流の
ピーク値と共振回路に流れる電流の実効値との関係が所
定の関係となるように回路定数を設定しているのであっ
て、この関係により入力電流歪が少なくかつ負荷への供
給電流の変動を比較的少なくすることが可能になる。
【0039】また、請求項1ないし請求項4の構成で
は、整流回路の出力電圧の脈流波形に呼応して共振回路
に流れる電流が変化するが、スイッチング素子をオンオ
フさせるスイッチング周波数を調節することで電流変化
を容易に抑制することができ、結果的に、負荷への供給
電流の変動を抑制することができる。たとえば、負荷が
放電灯であるとすれば光出力の変動を抑制してちらつき
のない照明光を得ることができる。
【0040】請求項5ないし請求項9の構成では、負荷
への供給電流の波高率が小さいから、スイッチング素子
をオンオフさせるスイッチング周波数を変化させなくて
も負荷への供給電流の変動が少ない。しかも、負荷への
供給電力の力率が比較的高くなる。また、谷埋回路に印
加される電圧は比較的低いから、構成部品として低耐圧
の部品を用いることができる。さらに、請求項9の構成
では、平滑コンデンサへの充電経路にインバータ回路の
スイッチング素子が介在することによって、整流回路か
ら平滑コンデンサに充電電流が直接流れることによる突
入電流の発生を抑制することができる。
【0041】請求項10および請求項11の構成では、
負荷を放電灯としフィラメントを通る経路の直流回路を
形成してあり、放電灯が外されたときにはスイッチング
素子をオフに保つように制御するから、無負荷状態でイ
ンバータ回路が動作ることによる故障の発生を防止する
ことができる。しかも、請求項10の構成ではトランス
の1次側と2次側との間に第4抵抗を挿入し、また請求
項11の構成ではインダタクとトランスとの一方に設け
た電源用巻線より前記直流回路への電源を得ているか
ら、交流電源と放電灯との間に抵抗が挿入されるかある
いは絶縁されることになり、結果的に通電中に放電灯に
触れても人体にはほとんど電流が流れず、電撃を防止す
ることができる。
【0042】
【発明の実施の形態】(基本構成1) 以下に説明する実施形態は基本的には、図1に示す構成
において、 数6の条件を設計条件として規定した点に特
徴がある。つまり、従来は認識されていなかった設計条
件を導入することにより、入力電流歪の増加や光出力の
変動を防止するという目的を達成するものである。
【0043】いま、図1において負荷LとコンデンサC
2 ,C3 とインダクタL1 とにより構成される回路を共
振回路A、コンデンサC1 とダイオードD0 とをインピ
ーダンス回路Zとする。従来例の考察により明らかなよ
うに、入力電流歪の増加を抑制し、光出力の変動を抑制
するという目的を達成するには、平滑コンデンサC0
両端電圧が整流回路REの出力電圧VACのピーク値より
もつねに高くなることが要求される。また、平滑コンデ
ンサC0 の両端電圧を一定電圧に保つのが望ましい。そ
こで、交流電源ACから電源装置への入力電流の実効値
をIinとし、整流回路REから共振回路Aへの入力電流
の実効値をIA とするときに、数6の関係が成立するよ
うにインバータ回路INVの定数値を設定するのであ
る。
【0044】
【数6】
【0045】ここに、入力電流の実効値Iinを2の平方
倍した値は交流電源ACから整流回路REへの入力電流
のピーク値に相当するから、数6の条件は、共振回路A
に流れる電流IA の実効値を入力電流のピーク値の2倍
以上に設定するという条件になる。数3の導式において
も説明したように、整流回路REの出力電流I1 は、ダ
イオードD0 がオフに保たれているならば、スイッチン
グ素子Q2 がオンのときにのみ流れ、スイッチング素子
1 ,Q2 のオンオフの周期Tは交流電源ACの電圧周
期に比較すると充分に短いから、図2に示すように、ス
イッチング素子Q2 のオン期間における電流I1 は略一
定と考えることができる。その結果、数3に示した関係
式が得られるのである。
【0046】一方、インピーダンス回路Zから図1の点
Cに流れ込む電流をIZ とすると、入力電流のピーク値
in(peak)付近でスイッチング素子Q2 がオンであると
きの整流回路REの出力電流I1(peak) と、電流Iz
共振回路Aに流れる電流IAとは、次式の関係になる。 I1(peak) +IZ =IA これに数3の関係式を適用すると、数7の関係が得られ
る。
【0047】
【数7】
【0048】ここで、数6の関係が成立するように回路
定数を設定しているのであるから、結果的にIZ ≧0と
いう関係が得られる。つまり、スイッチング素子Q2
オンのときには電流IZ が流れるのであり、この電流I
Z は平滑コンデンサC0 からインピーダンス回路Z−共
振回路A−スイッチング素子Q2 の経路を通して流れる
と考えられる。つまり、整流回路REの出力電圧VAC
対して、平滑コンデンサC0 の両端電圧VC0のほうが高
いということであり、VAC<VC0が成立することにな
る。上述の考察は入力電流のピーク値Iin(peak)付近に
おいて検討しているが、ピーク値Iin(peak)付近で成立
すれば、他の期間でも成立するから、結果的に交流電源
ACの電圧周期の全期間において平滑コンデンサC0
両端電圧が整流回路REの出力電圧VACよりも高いとい
う条件が満たされることになる。
【0049】上述の動作が可能となる結果、つねに完全
平滑の動作が満たされることになり、部分平滑の動作に
よる入力電流歪の増加を防止することができる。また、
従来例の動作として説明したように、完全平滑の動作で
あっても負荷Lへの供給電流は整流回路REの出力電圧
ACに応じて変化し、光出力に周期的変動が生じるが、
この変動分は整流回路REの出力電圧VACに応じてスイ
ッチング素子Q1 ,Q 2 をオンオフさせるスイッチング
周波数を変化させることによって抑制することができ
る。
【0050】なお、上述した構成についてば各種変形が
可能であって、共振回路Aは負荷Lを含みコンデンサC
およびインダクタンスを適宜に組み合わせて構成するこ
とができる。また、インピーダンス回路Zは適宜のイン
ピーダンス要素を用いて構成することが可能である。
下に説明する実施形態では、図3に示すように、図1に
示した回路において、整流回路REの出力端間に比較的
小容量のコンデンサCを接続するとともに、整流回路
REとコンデンサCとの間にダイオードDを挿入
ることができる。コンデンサCおよびダイオードD
は整流回路REのファーストリカバリ機能を持たせるた
めに設けてある。つまり、コンデンサCに蓄積された
電荷を用いて整流回路REに内在する容量成分に蓄積さ
れる電荷を打ち消すものであって、整流回路REを構成
するダイオードの逆方向回復に要する時間を短縮する機
能を有している。これによって、高周波電流が流れる整
流回路REに高周波用の高価なものを用いる必要がな
く、比較的安価に提供することができるようになる。
【0051】(実施形態1) 本実施形態は、図4に示すように、図3に示した回路構
成において負荷Lへの電力供給にトランスTを介在さ
せたものである。つまり、トランスTの1次巻線をコ
ンデンサCとインダクタLとの間に挿入し、トラン
スTの2次巻線に負荷LおよびコンデンサCを接続
しているのである。トランスTの1次巻線と2次巻線
との巻比は1:nであって、nは1よりも大きい値に設
定することによって、負荷Lとして比較的高い電圧の印
加が要求されるものを用いることが可能になる。たとえ
ば、放電灯を負荷とする場合に比較的高い始動電圧を要
するから、nを1より大きく設定しておくことで、交流
電源ACの電圧よりも始動電圧がかなり高い場合でも対
応可能になる。また、電源側と負荷側とがトランスT
により絶縁されるから、負荷Lの交換時などに感電する
ことがないという利点もある。
【0052】回路定数の条件設定は基本構成1と同様で
あって、数6を満足させるように回路定数を設定する。
このとき、トランスTの1次側と2次側との電流の関
係は数4で表されているから、数4におけるIT(1)
をIに置き換えて、数6の関係を適用すると、数8が
得られる。
【0053】
【数8】
【0054】ただし、Vは負荷Lに印加される電圧の
実効値である。このように数8の条件となるようにトラ
ンスTの巻比を設定すれば、平滑コンデンサCの両
端電圧を整流回路REの出力電圧よりもつねに高く保つ
ことができ、結果的に入力電流歪を少なくすることがで
きる。上述の負荷Lは放電灯を用いるものであって1灯
でもよいが、図5(a)のように2灯の放電灯DLを直
列接続したり、図5(b)のようにバランサトランスT
を介して複数灯の放電灯DLを接続したりしたものを
負荷Lとして用いてもよい。他の構成および動作は基本
構成1と同様である。
【0055】(実施形態2) 本実施形態は、図6に示すように、図4に示した実施形
態1の構成に対して、コンデンサCを負荷Lに並列接
続する代わりにコンデンサCをトランスTの1次巻
線に並列接続した構成を有する。この構成では、コンデ
ンサCをトランスTの1次側に設けたことによっ
て、コンデンサCの耐圧を低く設定することが可能に
なっている。この構成の場合には、数9の関係が得られ
る。
【0056】
【数9】
【0057】数9に数6の関係を適用すると、数10の
関係が得られてトランスT1 の巻比に関する条件が決定
される。
【0058】
【数10】
【0059】数10は数6を満たすように設定している
のであるから、当然のことながら平滑コンデンサC
両端電圧を整流回路REの出力電圧よりもつねに高く保
つ条件になる。他の構成および動作は基本構成1と同様
である。(実施形態3) 本実施形態は、図4に示した実施形態1の構成におい
て、図7に示すように、トランスTの1次巻線にタッ
プを設け、1次巻線の一端とタップとの間にスイッチ要
素Sを挿入したものである。トランスTの1次巻線
と2次巻線との巻比はスイッチ要素Sをオフにしてい
るときにも2次側が昇圧されるように設定してある。他
の構成は実施形態1と同様であり、当然のことながら、
スイッチ要素SをオンにすればトランスTの巻比が
大きくなって2次側電圧が上昇することになる。たとえ
ば、負荷Lが放電灯であって調光するときにはスイッチ
要素Sをオフにし、定格点灯時にはスイッチ要素S
をオンにするのである。このように負荷Lの出力に応じ
てスイッチ要素Sをオン、オフさせることで数6の条
件を満たすことが可能になる。負荷Lの出力は、たとえ
ばスイッチング素子Q,Qをオンオフさせるスイッ
チング周波数などによって切り換えられる。
【0060】本実施形態において、トランスTの2次
側にタップおよびスイッチ要素Sを設けたり、コンデ
ンサCを1次側に設けても負荷Lの出力を切り換える
ときに数6の条件を満足させることができるという効果
を奏することができる。他の構成および動作については
基本構成1と同様である。(基本構成2) 別の基本構成として、 図8に示すように、図3に示した
構成において、平滑コンデンサCに代えて谷埋回路を
設けたものを示す。谷埋回路は図17に示した従来例に
おいて説明したものと同様に機能する。別の観点で言え
ば、本例は図17に示した従来回路に対してトランスT
を省略した構成を有する。
【0061】図17に示した従来構成について検討した
ように、谷埋回路を伴う場合には、数5の条件が成立す
ることのないように回路定数を設定しなければならな
い。つまり、数11に示す条件設定が必要になる。
【0062】
【数11】
【0063】ここに、交流電源ACから整流回路REへ
の入力電流の実効値Iinの2の平方倍は入力電流のピ
ーク値に相当するから、数11の条件は共振回路Aに流
れる電流Iの実効値を入力電流のピーク値の2倍以下
に設定するという条件になる。 基本構成1において検
討したように、入力電流のピーク値付近でスイッチング
素子Qがオンであるときの共振回路Aに流れる電流
とインピーダンス回路Zに流れる電流Iと交流電
源ACから電源装置に流れる電流の実効値Iinとは数
7の関係になるのであり、数7に数11を適用すれば、
≦0になる。つまり、スイッチング素子Qのオン
時にダイオードDが導通して整流回路REからダイオ
ードD−ダイオードD−コンデンサCを通る経路
の電流が流れることになる。ここで、ダイオードD
の順方向電圧降下を無視すれば、コンデンサCC5
の両端電圧はVC5≒VACになる。
【0064】すなわち、整流回路REの出力電圧VAC
平滑コンデンサC0 の両端電圧VC0との大小関係に応じ
てコンデンサC5 の両端電圧VC5は、以下のようにな
る。 VAC≧VC0のとき、VC5≒VACAC<VC0のとき、VC5=VC0 ただし、平滑コンデンサC0 の両端電圧VC0は整流回路
REの出力電圧VACのピーク値よりも低くなるように設
定されている。しかして、コンデンサC5 の両端電圧V
C5は、整流回路REの出力電圧VACのピーク値よりも低
くなり、部分平滑の動作になる。
【0065】上述の条件を満たすことによって、負荷L
への供給電流の変動が少なくなり、負荷Lに放電灯を用
いる場合でも光出力の変動によるちらつきが発生しない
のである。また、コンデンサCに印加される電圧は整
流回路REのピーク値よりも低いからコンデンサC
耐圧を比較的低く設定することができ、耐圧の低い部品
を使用することができてコストの低減、信頼性の向上に
つながる。本例の他の効果は図17に示した従来構成と
同様であり、負荷Lへの供給電流の波高率が低く、また
ランプ力率が高く、さらにはコンデンサCの容量が比
較的小さいものであって、平滑コンデンサCにはイン
バータ回路INVを通して充電電流が流れるから、突入
電流がほとんど生じないものである。他の構成および動
作は基本構成1と同様である。
【0066】(実施形態4) 本実施形態は、図17に示した従来構成において、基本
構成2と同様の条件設定を行なうことで、トランスT
の巻比を決定するものである。つまり、図4に示した
施形態1について平滑コンデンサCを谷埋回路に置き
換えたものである。つまり、数8において大小関係を逆
にしているのであるから、おのずと結論を得ることがで
きるのであって、数12の関係が得られることになる。
【0067】
【数12】
【0068】この条件設定により、つねに部分平滑の動
作になり、基本構成2と同様の効果を奏する。また、
施形態1と同様に、トランスTにより電源側と負荷側
とが絶縁されるから負荷Lの着脱などの際に感電するこ
とがほとんどなく、またトランスTを用いているこ
とによって負荷Lに高電圧を印加するのが容易になる。
つまり、負荷Lが放電灯であれば始動を容易にすること
ができる。
【0069】負荷Lは1灯の放電灯であっても、また複
数の放電灯を直列接続したり、バランサートランスを介
して複数の放電灯を接続したりすることも可能である。(実施形態5) 本実施形態は、図9に示すように、図6に示した実施形
態2の構成において平滑コンデンサCに代えて谷埋回
路を用いた構成を有する。基本的な動作は図17に示し
た従来例と同様である。この回路構成において、数11
を満たすということは、数10において大小関係を逆に
することであるから、トランスTの巻比nを数13の
ように設定すればよいことになる。
【0070】
【数13】
【0071】この条件設定によって、本実施形態でも
本構成2と同様に、負荷Lへの供給電流の変動が少なく
なり、負荷Lに放電灯を用いる場合でも光出力の変動に
よるちらつきが発生しないのである。また、コンデンサ
に印加される電圧は整流回路REのピーク値よりも
低いからコンデンサCの耐圧を比較的低く設定するこ
とができ、耐圧の低い部品を使用することができてコス
トの低減、信頼性の向上につながる。また、実施形態4
と同様に、トランスTによって負荷Lに高い電圧を印
加することが可能になり、しかもトランスTにより電
源側と負荷側とを絶縁していることで感電のおそれが少
なくなる。他の構成および動作は基本構成1と同様であ
る。
【0072】(実施形態6) 本実施形態は実施形態4の構成において、図7に示すよ
うに、トランスTの1次巻線にタップを設け、1次巻
線の一端とタップとの間にスイッチ要素Sを挿入した
ものである。つまり、実施形態3の要部を実施形態4
適用したものである。したがって、実施形態3と同様
に、負荷Lの出力を小さくするときにはスイッチ要素S
をオフにしておき、負荷Lの出力を大きくするときに
はスイッチ要素Sをオンにする。
【0073】本実施形態において、トランスTの2次
側にタップおよびスイッチ要素Sを設けたり、コンデ
ンサCを1次側に設けても負荷Lの出力を切り換える
ときに数6の条件を満足させることができるという効果
を奏することができる。他の構成および動作については
実施形態4と同様である。(実施形態7) 本実施形態は、図10に示すように、図17に示した従
来構成において、負荷Lの着脱を検出し、負荷Lが外さ
れたときにはスイッチング素子Q,Qのオンオフを
停止させるように制御回路CNを制御する構成を付加し
たものである。したがって、基本的な条件設定は実施形
態4と同様である。また、本実施形態における負荷Lは
放電灯DLを用いている。
【0074】放電灯DLの着脱を検出する構成は、トラ
ンスT1 の2次巻線と放電灯DLの一方のフィラメント
との間に挿入されたコンデンサC7 と、コンデンサC7
とフィラメントとの接続点に一端を接続し他端を整流回
路REの負極に接続した分圧用の抵抗R2 ,R3 の直列
回路と、コンデンサC2 に並列接続した抵抗R1 と、ト
ランスT1 の2次巻線のうちコンデンサC7 を接続して
いない一端とダイオードD0 のアノードとの間に接続さ
れた抵抗R4 とからなる。要するに、抵抗R1〜R4
通して放電灯DLの両フィラメントを通る直流回路を形
成し、放電灯DLが外されたときには、この直流回路に
電流が流れなくなることを利用して放電灯DLの着脱を
検出するのである。上記直流回路に電流が流れているか
否かは、抵抗R2 ,R3 の接続点電位によって検出し、
この電位が0Vになると放電灯DLが外されたものと判
断するのである。つまり、抵抗R2 ,R3 の接続点は制
御隘路CNに接続され、上記電位が0Vになると制御回
路CNはスイッチング素子CNのオンオフの動作を停止
させるのである。これによって、無負荷時の平滑コンデ
ンサC0 の両端電圧の異常上昇を防止することができ
る。
【0075】上述のように、放電灯DLの着脱を検出す
るには直流回路を形成する必要があるから、トランスT
1 の1次巻線と2次巻線とを接続する必要があり、トラ
ンスT1 による絶縁の効果が損なわれるが、1次巻線と
2次巻線との間に抵抗R4 を挿入していることによっ
て、点灯中の放電灯DLに触れても感電することがない
ようにしてある。つまり、放電灯DLに触れたときに交
流電源ACからの電流が人体に流れたとしても、その電
流経路に抵抗R4 が存在していることによって人体に流
れる電流を小さく抑えることができるのである。
【0076】ところで、抵抗R,Rと抵抗R
は、R≒R+Rの関係を満たすように設定してあ
る。したがって、交流電源ACの接地側(つまり大地)
から見たときに、放電灯DLの各フィラメントに印加さ
れる電圧の差が小さくなり、放電灯DLの内壁の負電位
の勾配を小さくすることができる。つまり、負の帯電が
大きい側には放電灯DLの中に封入されている水銀が放
電灯DLの一端側に偏在して(いわゆるカタホルシス)
他端側での輝度が低下することになるが、この種の現象
が生じないのである。他の構成および動作は実施形態4
と同様である。
【0077】(実施形態8) 本実施形態は、図11に示すように、インダクタL
電源用巻線を設け、インダクタLの電源用巻線の一端
を整流回路REの直流出力端の負極に接続するととも
に、電源用巻線の出力電圧をダイオードDと抵抗R
とコンデンサCとにより整流平滑し、コンデンサC
の両端電圧を抵抗R〜Rにより構成される直流回路
の電源に用いているものである。したがって、抵抗R
の一端はダイオードDのアノードではなく、コンデン
サCと抵抗Rとの接続点に接続されている。
【0078】この構成ではトランスTの1次側と2次
側とが絶縁されていることによって、実施形態4と同様
に負荷Lに人が触れても感電のおそれがなく、しかも負
荷Lの着脱を抵抗R,Rの接続点の電位に基づいて
検出することができるのである。他の構成および動作は
実施形態4と同様である。また、上述の構成例ではイン
ダクタLに電源用巻線を設けているが、トランスT
に電源用巻線を設け、その巻線出力を整流平滑すること
により抵抗R〜Rによる直流回路の電源を得るよう
にしてもよい。
【0079】
【発明の効果】請求項1ないし請求項11の発明は、整
流回路と平滑コンデンサとの間にインピーダンス回路を
備えるとともに、負荷を含む共振回路を備えるインバー
タ回路において、交流電源から整流回路への入力電流の
ピーク値と共振回路に流れる電流の実効値との関係が所
定の関係となるように回路定数を設定しているので、こ
の関係により入力電流歪が少なくかつ負荷への供給電流
の変動を比較的少なくすることが可能になるという利点
がある。
【0080】請求項1ないし請求項4の構成では、整流
回路の出力電圧の脈流波形に呼応して共振回路に流れる
電流が変化するが、スイッチング素子をオンオフさせる
スイッチング周波数を調節することで電流変化を容易に
抑制することができるから、負荷への供給電流の変動を
抑制することができるものである。たとえば、負荷が放
電灯であるとすれば光出力の変動を抑制してちらつきの
ない照明光を得ることができる。
【0081】請求項5ないし請求項9の構成では、負荷
への供給電流の波高率が小さいから、スイッチング素子
をオンオフさせるスイッチング周波数を変化させなくて
も負荷への供給電流の変動が少ない。しかも、負荷への
供給電力の力率が比較的高くなる。また、谷埋回路に印
加される電圧は比較的低いから、構成部品として低耐圧
の部品を用いることができる。
【0082】請求項9の構成では、平滑コンデンサへの
充電経路にインバータ回路のスイッチング素子が介在す
ることによって、整流回路から平滑コンデンサに充電電
流が直接流れることによる突入電流の発生を抑制するこ
とができる。請求項10および請求項11の発明は、負
荷を放電灯としてフィラメントを通る経路の直流回路を
形成してあり、放電灯が外されたときにはスイッチング
素子をオフに保つように制御するから、無負荷状態でイ
ンバータ回路が動作ることによる故障の発生を防止する
ことができるという利点がある。しかも、請求項10
構成ではトランスの1次側と2次側との間に第4抵抗を
挿入し、また請求項11の構成ではインダタクとトラン
スとの一方に設けた電源用巻線より前記直流回路への電
源を得ているから、交流電源と放電灯との間に抵抗が挿
入されるかあるいは絶縁されることになり、結果的に通
電中に放電灯に触れても人体にはほとんど電流が流れ
ず、電撃を防止することができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】基本構成1を示す回路図である。
【図2】基本構成1を示す動作説明図である。
【図3】基本構成1を示す回路図である。
【図4】実施形態1を示す回路図である。
【図5】実施形態1の変形例を示す要部回路図である。
【図6】実施形態2を示す回路図である。
【図7】実施形態3、実施形態6を示す要部回路図であ
る。
【図8】基本構成2を示す回路図である。
【図9】実施形態5を示す回路図である。
【図10】実施形態7を示す回路図である。
【図11】実施形態8を示す回路図である。
【図12】従来例を示す回路図である。
【図13】同上の動作説明図である。
【図14】同上の動作説明図である。
【図15】同上の動作説明図である。
【図16】同上の問題点を示す動作説明図である。
【図17】他の従来例を示す回路図である。
【図18】同上の動作説明図である。
【図19】同上の問題点を示す動作説明図である。
【符号の説明】
A 共振回路 AC 交流電源 C 平滑コンデンサ C コンデンサ C コンデンサ C コンデンサ C コンデンサ C コンデンサ C コンデンサ CN 制御回路 D ダイオード D ダイオード D ダイオード D ダイオード D ダイオード DL 放電灯 INV インバータ回路 L 負荷 L インダクタ L インダクタ R 抵抗 R 抵抗 R 抵抗 R 抵抗 RE 整流回路 Q スイッチング素子 Q スイッチング素子 S スイッチ要素 T トランス Z インピーダンス回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 濱本 勝信 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (72)発明者 一村 省互 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−38161(JP,A) 特開 平7−73988(JP,A) 特開 平8−149848(JP,A) 特開 平8−149849(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 7/48 H02M 7/538 H05B 41/24 H05B 41/282

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源を整流する整流回路と、整流回
    路の出力を高周波出力に変換して負荷に供給するインバ
    ータ回路とを備え、前記インバータ回路は、互いに直列
    接続され交互にオンオフされる一対のスイッチング素子
    と、整流回路の直流出力端間と両スイッチング素子の直
    列回路との間に介装されたインピーダンス回路と、コン
    デンサおよびインダクタを備え前記インピーダンス回路
    との直列回路が一方のスイッチング素子の両端間に接続
    されるとともに負荷への出力を取り出す共振回路と、両
    スイッチング素子の直列回路に並列接続された平滑コン
    デンサとを備え、共振回路は、直流カット用の第1のコ
    ンデンサと、共振用のインダクタおよび第2のコンデン
    サと、2次側に負荷を接続し1次巻線が第1のコンデン
    サおよびインダクタに直列接続されたトランスとからな
    り、第2のコンデンサは負荷に並列接続され、共振回路
    に流れる電流の実効値が交流電源から整流回路への入力
    電流のピーク値の2倍以上になるようにトランスの巻比
    が設定されたことを特徴とする電源装置。
  2. 【請求項2】 第2のコンデンサを負荷に並列接続する
    のに代えてトランスの1次巻線の両端間に接続すること
    を特徴とする請求項1記載の電源装置。
  3. 【請求項3】 整流回路はダイオードブリッジよりな
    り、整流回路の直流出力端間にコンデンサが接続される
    とともに、整流回路の直流出力端とインバータ回路との
    間に順方向にダイオードが挿入されることを特徴とする
    請求項1または請求項2記載の電源装置。
  4. 【請求項4】 前記共振回路は2次側に負荷を接続した
    トランスを備え、トランスの1次巻線と2次巻線とのう
    ちの少なくとも一方にタップを設け、タップを設けた巻
    線の一端とタップとの間に負荷への出力に応じて開閉さ
    れるスイッチ要素を設け、前記共振回路に流れる電流の
    実効値が交流電源から整流回路への入力電流のピーク値
    の2倍以上になるようにトランスの巻比およびタップの
    位置を設定していることを特徴とする請求項1または請
    求項2記載の電源装置。
  5. 【請求項5】 交流電源を整流する整流回路と、整流回
    路の出力を高周波出力に変換して負荷に供給するインバ
    ータ回路とを備え、前記インバータ回路は、互いに直列
    接続され交互にオンオフされる一対のスイッチング素子
    と、整流回路の直流出力端間と両スイッチング素子の直
    列回路との間に介装されたインピーダンス回路と、コン
    デンサおよびインダクタを備え前記インピーダンス回路
    との直列回路が一方のスイッチング素子の両端間に接続
    されるとともに負荷への出力を取り出す共振回路と、整
    流回路の直流出力電圧の高い期間にはインバータ回路の
    出力の一部を蓄積し低い期間には蓄積エネルギにより決
    まる電圧を両スイッチング素子の直列回路の両端に印加
    する谷埋回路とを備え、共振回路は、直流カット用の第
    1のコンデンサと、共振用のインダクタおよび第2のコ
    ンデンサと、2次側に負荷を接続し1次巻線が第1のコ
    ンデンサおよびインダクタに直列接続されたトランスと
    からなり、第2のコンデンサは負荷に並列接続され、共
    振回路に流れる電流の実効値が交流電源から整流回路へ
    の入力電流のピーク値の2倍以下になるようにトランス
    の巻比が設定されたことを特徴とする電源装置。
  6. 【請求項6】 第2のコンデンサを負荷に並列接続する
    のに代えてトランスの1次巻線の両端間に接続すること
    を特徴とする請求項5記載の電源装置。
  7. 【請求項7】 整流回路はダイオードブリッジよりな
    り、整流回路の直流出力端間にコンデンサが接続される
    とともに、整流回路の直流出力端とインバータ回路との
    間に順方向にダイオードが挿入されることを特徴とする
    請求項5または請求項6記載の電源装置。
  8. 【請求項8】 前記共振回路は2次側に負荷を接続した
    トランスを備え、トランスの1次巻線と2次巻線とのう
    ちの少なくとも一方にタップを設け、タップを設けた巻
    線の一端とタップとの間に負荷への出力に応じて開閉さ
    れるスイッチ要素を設け、前記共振回路に流れる電流の
    実効値が交流電源から整流回路への入力電流のピーク値
    の2倍以下になるようにトランスの巻比およびタップの
    位置を設定していることを特徴とする請求項5または請
    求項6記載の電源装置。
  9. 【請求項9】 前記谷埋回路は、一方のスイッチング素
    子を介して整流回路の直流出力端間に接続された平滑コ
    ンデンサを備え、そのスイッチング素子のオン時に平滑
    コンデンサが充電されることを特徴とする請求項5また
    は請求項6記載の電源装置。
  10. 【請求項10】 負荷はフィラメントを有する放電灯で
    あって、前記共振回路は2次巻線に直流阻止用のコンデ
    ンサを介して放電灯を接続したトランスを備え、フィラ
    メントの非電源端間に接続された第1の抵抗と、一方の
    フィラメントの電源側端と整流回路の直流出力端の負極
    との間に挿入された分圧用の第2および第3の抵抗と、
    他方のフィラメントの電源側と整流回路の直流出力端の
    正極側となるトランスの1次巻線の一端との間に挿入さ
    れた第4の抵抗と、第2および第3の抵抗の接続点の電
    位により無負荷を検出するとスイッチング素子をオフに
    保つように制御する制御回路とを備えることを特徴とす
    る請求項1または請求項2または請求項5または請求項
    6記載の電源装置。
  11. 【請求項11】 負荷はフィラメントを有する放電灯で
    あって、前記共振回路は2次巻線に直流阻止用のコンデ
    ンサを介して放電灯を接続したトランスを備え、フィラ
    メントの非電源端間に接続された第1の抵抗と、一方の
    フィラメントの電源側端と整流回路の直流出力端の負極
    との間に挿入された分圧用の第2および第3の抵抗と、
    前記インダクタと前記トランスとの一方に設けられ一端
    が整流回路の直流出力端の負極に接続された電源用巻線
    の両端電圧を整流平滑して直流電源を得る手段と、他方
    のフィラメントの電源側と前記直流電源との間に挿入さ
    れた第4の抵抗と、第2および第3の抵抗の接続点の電
    位により無負荷を検出するとスイッチング素子をオフに
    保つように制御する制御回路とを備えることを特徴とす
    る請求項1または請求項2または請求項5または請求項
    6記載の電源装置。
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