JP3330335B2 - 塗布膜形成装置およびエージング処理装置 - Google Patents

塗布膜形成装置およびエージング処理装置

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JP3330335B2 JP31311798A JP31311798A JP3330335B2 JP 3330335 B2 JP3330335 B2 JP 3330335B2 JP 31311798 A JP31311798 A JP 31311798A JP 31311798 A JP31311798 A JP 31311798A JP 3330335 B2 JP3330335 B2 JP 3330335B2
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    • H01L21/6715Apparatus for applying a liquid, a resin, an ink or the like
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05C9/00Apparatus or plant for applying liquid or other fluent material to surfaces by means not covered by any preceding group, or in which the means of applying the liquid or other fluent material is not important
    • B05C9/08Apparatus or plant for applying liquid or other fluent material to surfaces by means not covered by any preceding group, or in which the means of applying the liquid or other fluent material is not important for applying liquid or other fluent material and performing an auxiliary operation

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体デバイスの
製造工程等において、基板上に塗布液を塗布して絶縁膜
等を形成する塗布膜形成装置、および粒子またはコロイ
ドを有機溶媒に分散させたゾル状の塗布膜をゲル化する
際ににゲル化処理を施すためのエージング処理装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスの製造工程においては、
例えば、SOD(Spin on Dielectri
c)システムにより層間絶縁膜を形成している。このS
ODシステムでは、ゾル−ゲル方法、シルク方法、スピ
ードフィルム方法、およびフォックス方法等により、ウ
エハ上に塗布膜をスピンコートし、化学的処理または加
熱処理等を施して層間絶縁膜を形成している。
【0003】このようなSODシステムにおいて、ゾル
−ゲル方法により層間絶縁膜を形成する場合には、半導
体ウエハがキャリアステーションから処理部に搬送さ
れ、処理部に設けられた塗布処理ユニットにおいて、半
導体ウエハには例えばTEOS(テトラエトキシシラ
ン)のコロイドを有機溶媒に分散させた塗布液が塗布さ
れる。その後、半導体ウエハはエージングユニットに搬
送されてゲル化処理され、次いで、ソルベントイクスチ
ェンジユニットに搬送されて溶媒の置換が行われる。そ
の後、ホットプレートユニットにより適宜加熱処理され
る。このようにして、層間絶縁膜が完成した半導体ウエ
ハはキャリアステーションに戻される。
【0004】このSODシステムのうち、エージングユ
ニットでは、バキューム吸着により密着された加熱プレ
ートと蓋体とにより処理室が形成されており、処理室に
はアンモニアが蒸気化して供給されるとともに、処理室
内は排気管を介して排気される。この際に、半導体ウエ
ハは例えば100℃で加熱されている。これにより、半
導体ウエハは、このエージングユニットにおいて、ウエ
ハに塗布された塗布膜に含まれるTEOSのコロイドが
ゲル化して網目状に連鎖される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したエ
ージングユニットにおいては、アンモニアが漏洩しない
ように、加熱プレートと蓋体とを密着させるための真空
吸着圧力が、圧力モニターにより検知されているが、ア
ンモニア蒸気が充満されている処理室内の圧力は、何ら
検知されていなかった。
【0006】その結果、例えば、処理室内の圧力がバキ
ューム吸着圧力よりも著しく大きくなった場合、または
処理室内の圧力が著しく低下して、バキューム吸着圧力
と大差なくなった場合には、処理室内のアンモニア蒸気
の漏洩の虞れがあり、このような漏洩に対する対策が要
望されている。
【0007】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であり、処理室内の圧力が大きく変動した場合であって
も、処理室内のガスの漏洩を確実に防止することができ
るエージング処理ユニットを備えた塗布膜形成装置およ
びそのようなエージング処理装置を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の第1の観点によれば、基板に塗布液を塗布
して塗布膜を形成するための塗布膜形成装置であって、
粒子またはコロイドを溶媒に分散させた塗布液を基板に
塗布する塗布処理ユニットと、基板上に形成された塗布
膜をゲル化処理するエージングユニットと、基板上の溶
媒を置換するためのソルベントイクスチェンジユニット
とを具備し、前記エージングユニットは、減圧可能に構
成され、基板を収容する処理室と、処理室内の基板を加
熱する加熱プレートと、処理室内に薬液蒸気を供給する
薬液蒸気供給手段と、処理室内を排気するための排気手
段と、処理室内の圧力を検知するための処理室圧力モニ
ターと、を有することを特徴とする塗布膜形成装置が提
供される。
【0009】また、本発明の第2の観点によれば、粒子
またはコロイドを溶媒に分散させた塗布液を基板に塗布
した後、基板上に形成された塗布膜をゲル化処理するた
めのエージング処理装置であって、減圧可能に構成さ
れ、基板を収容する処理室と、処理室内の基板を加熱す
る加熱プレートと、処理室内に薬液蒸気を供給する薬液
蒸気供給手段と、処理室内を排気するための排気手段
と、処理室内の圧力を検知するための処理室圧力モニタ
ーと、を有することを特徴とするエージング処理装置が
提供される。
【0010】このように構成される本発明によれば、エ
ージングを行う際の処理室内の圧力を検知するための処
理室圧力モニターを設けたので、処理室内の圧力に異常
があった場合に、それを即座に検知することができ、処
理室からの薬液蒸気の漏洩を未然に防止することができ
る。
【0011】この場合に、処理室圧力モニターが予め設
定された上限値または下限値を検知した場合に、前記薬
液供給手段に薬液蒸気の供給を停止する指令を出力し、
かつ不活性ガス供給手段に不活性ガスを供給する指令を
出力するともに、前記排気手段に処理室内を排気する指
令を出力して、処理室内を不活性ガスにより置換させる
制御手段を設けることにより、処理室内の圧力異常時
に、処理室内の薬液蒸気等を不活性ガスにより確実に置
換することができ、処理室内の薬液蒸気等の漏洩を確実
に防止することができる。
【0012】また、前記加熱プレートに密着し、前記加
熱プレートとともに処理室を形成する蓋体と、前記加熱
プレートと蓋体とを相互に吸着するための真空吸着手段
と、前記真空吸着手段の吸着圧力を検知するための吸着
圧力モニターとをさらに有する構成にすることにより、
吸着圧力モニターによって薬液蒸気の漏洩のおそれを確
実に把握することができる。
【0013】そしてこの場合に、処理室圧力モニターが
予め設定された上限値または下限値を検知した場合、ま
たは前記吸着圧力モニターが予め設定された上限値を検
知した場合に、前記薬液供給手段に薬液蒸気の供給を停
止する指令を出力し、かつ不活性ガス供給手段に不活性
ガスを供給する指令を出力するともに、前記排気手段に
処理室内を排気する指令を出力して、処理室内を不活性
ガスにより置換させる制御手段を設けることにより、処
理室内の圧力異常時に、または蓋体と加熱プレートとの
密着が不十分の場合に、処理室内の薬液蒸気等を不活性
ガスにより確実に置換することができ、処理室内の薬液
蒸気等の漏洩を確実に防止することができる。
【0014】さらに、前記処理室圧力モニターが予め設
定された上限値または下限値を検知した場合に、警報を
発する警報手段、または前記処理室圧力モニターが予め
設定された上限値もしくは下限値を検知した場合もしく
は前記吸着圧力モニターが予め設定された上限値を検知
した場合に、警報を発する警報手段をさらに有すること
により、オペレータが即座に異常に対応することができ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施の形態に係る塗布膜形成装置(SODシステ
ム)について説明する。
【0016】図1(a)は、本発明の実施の形態に係る
SODシステムの上段の平面図であり、図1(b)は、
そのSODシステムの下段の平面図であり、図2は、図
1に示したSODシステムの側面図であり、図3は、図
1に示したSODシステム内に装着された2個のユニッ
ト積層体の側面図である。
【0017】このSODシステムは、大略的に、処理部
1と、サイドキャビネット2(薬液部)と、キャリアス
テーション(CSB)3とを有している。
【0018】処理部1は、図1(a)および図2に示す
ように、その手前側の上段に設けられた、ソルベントイ
クスチェンジユニット(DSE)11と、高粘度用の塗
布処理ユニット(SCT)12とを有し、さらに、図1
(b)および図2に示すように、その手前側の下段に設
けられた、ゾル−ゲル法に適用される低粘度用の塗布処
理ユニット(SCT)13と、薬品等を内蔵したケミカ
ル室14とを有している。
【0019】処理部1の中央部には、図1の(a)およ
び(b)に示すように、複数の処理ユニットを多段に積
層してなる処理ユニット群16,17が設けられ、これ
らの間に、昇降してウエハWを搬送するための搬送機構
18が設けられている。左側の処理ユニット群16は、
図3に示すように、その上側から順に、低温用のホット
プレート(LHP)19と、2個のDCC(Dielectric
Oxygen Density Controlled Cure and Cooling-off)
処理ユニット20と、2個のエージングユニット(DA
C)21とが積層されて構成されている。また、右側の
処理ユニット群17は、その上側から順に、2個の高温
用のホットプレート(OHP)22と、低温用のホット
プレート(LHP)23と、2個のクーリングプレート
(CPL)24と、受け渡し部(TRS)25と、クー
リングプレート(CPL)26とが積層されて構成され
ている。なお、受け渡し部(TRS)25はクーリング
プレートの機能を兼ね備えることも可能である。
【0020】ゾル−ゲル法にて層間絶縁膜を形成する場
合には、処理部11において、低粘度用の塗布処理ユニ
ット(SCT)13、エージングユニット(DAC)2
1、ソルベントイクスチェンジユニット(DSE)11
が主要のユニットとなる。
【0021】低粘度用の塗布処理ユニット(SCT)1
3は、図4に示すように、上面が蓋41によって開閉さ
れる固定カップ42と、この固定カップ42の底面から
挿入され、駆動部43によって昇降および回転できる回
転軸44と、この回転軸44の上端に設けられたウエハ
保持部であるバキュームチャック45と、蓋41に組み
合わせて設けられて、ウエハWの中心部に塗布液を供給
するための塗布液ノズル46とを具備している。固定カ
ップ42には、塗布液で用いられている溶媒、例えばエ
チレングリコールの蒸気を供給するための溶媒蒸気供給
管48が接続されているとともに、ドレイン管49、排
気管50が接続されている。なお、このユニットにおい
て用いられる塗布液および溶媒は、ケミカル室14から
供給される。このケミカル室14は、アンモニアやHM
DSのような処理に悪影響を及ぼす薬液以外の薬液が収
容されている。
【0022】エージングユニット(DAC)21は、図
5に示すように、ヒータ51aを内蔵した例えばセラミ
ックスからなる加熱プレート51と、この加熱プレート
51の上方に処理室をなす空間Sを形成するように、こ
の加熱プレート51の周縁部にシール部材52を介して
密接するとともに、加熱プレート51に対して接離する
蓋53と、加熱プレート51に置かれたウエハを囲むよ
うに、この加熱プレート51の表面に供給口が形成され
たガス供給路54と、蓋53の中央部に吸い込み口が形
成された排気路55と、加熱プレート51とのその上方
位置との間でウエハWを昇降する3本の昇降ピン56と
を具備している。
【0023】このエージングユニット(DAC)21で
は、後述するように、アンモニアがサイドキャビネット
2内のバブラー27およぼマスフローコントローラ(図
示せず)により蒸気化されて、上述したガス供給路54
を介して処理室S内に供給され、排気路55からの排気
は、サイドキャビネット2内のドレンタンク31により
トラップされる。
【0024】ソルベントイクスチェンジユニット(DS
E)11は、図6に示すように、ウエハWを水平に保持
して回転させるバキュームチャック61と、このチャッ
ク61上のウエハWを囲むように設けられ、排液孔63
を有する回転カップ62と、この回転カップ62の外側
に設けられ、排液路65および排気路66が接続された
固定カップ64と、ウエハWに溶媒を供給するためのノ
ズル67とを具備している。また、図中、符号68は、
チャック61の回転軸61aを回転および昇降させるた
めの駆動部であり、符号69は、回転カップ62を回転
させるための駆動部である。
【0025】上述した固定カップ64の上面の開口部
は、昇降可能な蓋70により開閉されるようになってい
る。また、ノズル67は、エタノール、HMDS、およ
びヘプタンをそれぞれ吐出する3個の交換ノズル67
a,67b,67cを有しており、これら交換ノズル6
7a,67b,67cは、この順にそれぞれノズル受け
部71a,71b,71cから把持して取り出され、ウ
エハWの中心部の上方側に搬送されるようになってい
る。また、ノズル67の交換ノズル67bにHMDSが
供給される際には、サイドキャビネット2のHMDSタ
ンク30aからHMDSが直接供給されるようになって
おり、また、排気路66からの液体が混合した排気は、
キャビネット2内のミストトラップ28により気液分離
され、排液路65からの排液は、ドレンタンク31に排
出されるようになっている。
【0026】サイドキャビネット2は、処理部1に隣接
した位置に処理部1とは隔離されて設けられ、その上段
に、薬液を供給するためのバブラー27と、気液混合流
を気液分離して排気ガスを排出するためのミストトラッ
プ(TRAP)28とを有し、その下段に、電力供給源
29と、HMDSやアンモニア等の薬液を貯留するため
の薬液室30と、排液を排出するためのドレイン31と
を有している。
【0027】サイドキャビネット2がこのように構成さ
れているため、エージングユニット(DAC)21にア
ンモニアが供給される際には、アンモニアのタンク30
bからバブラー27にアンモニアが充填されており、ア
ンモニアがバブラー27によりバブリングされ、蒸気化
されてエージングユニット(DAC)21に供給され
る。また、ソルベントイクスチェンジユニット(DS
E)11にHMDSが供給される際には、HMDSのタ
ンク30aからHMDSが直接供給される。
【0028】また、エージングユニット(DAC)21
からの排気は、サイドキャビネット2内のドレンタンク
31によりトラップされる。さらに、ソルベントイクス
チェンジユニット(DSE)11からの液体が混合した
排気は、キャビネット2内のミストトラップ28により
気液分離され、排液はドレンタンク31へ排出される。
【0029】このように、サイドキャビネット2から供
給されるアンモニアおよびHMDSをそれぞれ必要とす
るエージングユニット(DAC)21およびソルベント
イクスチェンジユニット(DSE)11が、サイドキャ
ビネット2に隣接して設けられているため、薬液供給系
の短縮化を図ることができる。
【0030】また、塗布液をウエハWに塗布した後に
は、即座に(例えば10秒以内に)ゲル化処理を施すこ
とが好ましいため、図1〜図3に示すように、低粘度用
の塗布処理ユニット(SCT)13とエージングユニッ
ト(DAC)21とが比較的近接して配置されており、
また、ゲル化処理の後には、溶媒の置換を即座に行うこ
とが好ましいため、エージングユニット(DAC)21
とソルベントイクスチェンジユニット(DSE)11と
が比較的近接して配置されている。
【0031】なお、上記DCC処理ユニット20は、塗
布膜が形成された半導体ウエハを低酸素濃度雰囲気にお
いて加熱処理および冷却処理して塗布膜を硬化(キュ
ア)するためのユニットであり、シルク法、スピードフ
ィルム法、またはフォックス法により層間絶縁膜を形成
する場合における塗布膜の硬化に用いられ、ゾル−ゲル
法で塗布膜を形成する場合には用いる必要はない。ま
た、高粘度用の塗布処理ユニット(SCT)12は、高
粘度の塗布液を塗布する場合に用いるものであり、ゾル
−ゲル法を採用する場合には通常用いない。
【0032】次に、上記SODシステムを用いてゾル−
ゲル法により層間絶縁膜を形成する場合のメカニズムに
ついて、図7を参照しながら説明する。図7(a)に示
すように、塗布液をウエハに塗布したときには、TEO
Sの粒子あるいはコロイド101が溶媒102中に分散
された状態になっており、次いで、この塗布液をアルカ
リ性雰囲気に晒すことにより、図7(b)に示すよう
に、TEOSを縮重合するとともに加水分解して塗布膜
がゲル化され、TEOSの網状構造103が形成され
る。次いで、図7(c)に示すように、塗布液中の水分
を除去するため、塗布膜中の溶媒を他の溶媒104に置
き換え、その後、乾燥させて層間絶縁膜を得る。
【0033】次に、上記SODシステムにおいて、ゾル
−ゲル法により層間絶縁膜を形成する場合の処理動作に
ついて説明する。まず、キャリアステーション(CS
B)3から受け渡し部(TRS)25に搬送されたウエ
ハWは、搬送機構18によりクーリングプレート(CP
L)24,26に搬送されて温度管理(コントロール)
され、次いで、低粘度用の塗布処理ユニット(SCT)
13に搬送されて、図4に示すように、チャック45に
受け渡され、蓋41により回転カップ42が密閉され
る。
【0034】ここで用いられる塗布液は、TEOSのコ
ロイドまたは粒子を有機溶媒に分散させて、水および微
量の塩酸を含ませたものである。排気管50から排気し
ながら、溶媒蒸気供給管48から有機溶媒の蒸気が回転
カップ42内に供給され、回転カップ42内が有機溶媒
の蒸気で充満された後に、排気が停止されて、ノズル4
6から塗布液がウエハWの中心部に滴下される。次い
で、ウエハWがチャック45により回転されて、塗布液
がウエハW表面に伸展されて、塗布膜が形成される。こ
のように、回転カップ42内を有機溶剤の蒸気で充満さ
せた状態で塗布処理を行うのは、塗布液中の溶媒の蒸発
を抑制するためである。
【0035】このようにして塗布膜が形成されたウエハ
Wは、エージングユニット(DAC)21に搬送され
る。この場合に、塗布液をウエハWに塗布した後には、
即座にゲル化処理を施すことが好ましいため、低粘度用
の塗布処理ユニット(SCT)13とエージングユニッ
ト(DAC)21とが近接して配置されている。
【0036】エージングユニット(DAC)21におい
ては、図5に示すように、蓋53が上昇されて、ウエハ
Wが昇降ピン56に受け渡されて、加熱プレート51に
近接される。蓋53が閉鎖された後、排気路55から排
気されながら、キャビネット2内のバブラー27からガ
ス供給路54を介してアンモニアが処理室S内に供給さ
れる。この時、ウエハWは例えば100℃で加熱されて
いる。これにより、ウエハWの塗布膜に含まれるコロイ
ドがゲル化されて、網目状に連鎖される。
【0037】次いで、ウエハWは、ソルベントイクスチ
ェンジユニット(DSE)11に搬送される。なお、こ
の際、ゲル化処理の後には、溶媒の置換を即座に行うこ
とが好ましいため、エージングユニット(DAC)21
とソルベントイクスチェンジユニット(DSE)11と
が近接して配置されている。
【0038】ソルベントイクスチェンジユニット(DS
E)11においては、図6に示すように、ウエハWがバ
キュームチャック61に受け渡され、ノズル67の交換
ノズル67aから水分が可溶な薬品例えばエタノールが
ウエハWの中心部に滴下され、ウエハWと回転カップ6
2が回転されて、エタノールがウエハW全面に拡散され
る。これにより、塗布膜中の水分にエタノールが溶け込
み、結果として水分がエタノールで置換される。
【0039】続いて、蓋70が開けられ、同様にしてH
MDSがウエハWの中心部に滴下され、塗布膜中の水酸
塩が除去される。さらに、ヘプタンがウエハWに滴下さ
れ、塗布膜中の溶媒がヘプタンによって置換される。ヘ
プタンを用いる理由は、表面張力が小さい溶媒を用いる
ことによりポーラスな構造体すなわちTEOSの網状構
造体に加わる力を小さくして崩れないようにするためで
ある。
【0040】その後、ウエハWは、低温用のホットプレ
ート(LHP)19,23、高温用のホットプレート
(OHP)22により適宜加熱処理され、層間絶縁膜が
完成する。このようにして層間絶縁膜が形成されたウエ
ハWは、受け渡し部(TCP)25を介してキャリアス
テーション(CSB)3に戻される。
【0041】次に、図5、図8および図9を参照して、
エージングユニット(DAC)において、アンモニアの
蒸気を供給する構成、処理室から排気する構成、および
処理室内の圧力の異常時に対する対処の構成について説
明する。図8は、エージングユニット(DAC)にアン
モニアの蒸気および不活性ガスを供給する構成、および
エージングユニット(DAC)から排気する構成を示す
ブロック図であり、図9は、エージングユニット(DA
C)のタイミングチャートである。
【0042】図5に示すように、加熱プレート51と蓋
体53とを吸着するため、後述する真空引き手段に接続
された吸着管81が加熱プレート51に設けられ、これ
により、吸着管81から真空引きされると、蓋体53の
端面が加熱プレート51に吸着されるようになってい
る。また、この吸着管81には、この吸着管81内の圧
力を検知するための吸着圧力モニター82が接続されて
いる。さらに、排気管55にも、処理室S内(すなわ
ち、排気管55内)の圧力を検知するための処理室圧力
モニター83が接続されている。
【0043】吸着管81の真空引き手段としては、図8
に示すように、ドレインに空気を真空引きしているバキ
ューム管84のイジェクター80に、吸着管81が第1
の切換弁85aを介して接続されている。また、バキュ
ーム管84には、第1の切換弁85bが介装されてい
る。
【0044】これにより、第1の切換弁85a,85b
が図示のようにOFF状態にあるときには、吸着管81
は、大気に開放されているため、加熱プレート51と蓋
体53との吸着を停止している。一方、第1の切換弁8
5a,85bがONに切り換えられると、吸着管81が
バキューム管84に連通されるとともに、バキューム管
84の真空引きが開始されて、吸着管81は、バキュー
ム管84により真空引きされ、加熱プレート51と蓋体
53が吸着される。
【0045】また、処理室Sから排気する構成として
は、ドレインにNを真空引きしているバキューム管8
6のイジェクター87に、排気管55が接続されてい
る。排気管55には、第2の切換弁88aおよび流量調
整弁89(ニードルバルブ)が介装されており、また、
バキューム管86には、第2の切換弁88bが介装され
ている。さらに、排気管55からバイパスされたバイパ
ス管90には、第3の切換弁91および流量調整弁92
(ニードルバルブ)が介装されている。なお、流量調整
弁89,92(ニードルバルブ)は、排気流量を調節設
定できるようになっている。
【0046】これにより、第2の切換弁88a,88b
が図示のようにOFF状態にあるときには、バキューム
管86は、Nを真空引きしていないため、排気管55
からは排気されない。一方、第2の切換弁88a,88
bがONに切り換えられると、排気管55がバキューム
管86に連通されるとともに、バキューム管86の真空
引きが開始されて、排気管55は、バキューム管86に
より排気され、処理室S内が排気される。さらに、第3
の切換弁91がONに切り換えられると、バイパス管9
0を通しても排気され、排気流量が増大される。
【0047】さらに、エージングユニット(DAC)2
1に、アンモニアの蒸気を供給する構成として、サイド
キャビネット2内の一対のバブラー27には、一対のア
ンモニアガスの供給管93がそれぞれ接続されている。
これらの供給管93は、一つの供給管94により図示し
ないアンモニアガス供給源に接続されている。この供給
管94には、第4の切換弁95が介装されていると共
に、供給管93,93には、それぞれ、一対の第5切換
弁96a,96bが介装され、アンモニアガスをバブラ
ー27,27に補充する際には、適宜切り換えられるよ
うになっている。
【0048】さらに、特に詳説しないが、バブラー27
には、Nおよびアンモニア溶液が供給されるようにな
っている。なお、バブラー27内の圧力が所定以上に上
昇した時に、アンモニアの蒸気をドレインに排出するよ
うに切り換えるための一対の第6切換弁97a,97b
が設けられている。
【0049】さらに、処理室S内への供給管54には、
アンモニアの蒸気の流入・流出を切り換えるための第7
の切換弁98が介装されている。さらに、供給管54に
は、N2ガスの供給管99が接続され、この供給管99
には、Nガスの流入・流出を切り換えるための第8の
切換弁100が介装されている。
【0050】次に、エージングユニット(DAC)21
に通常時のゲル化処理を行う際に、アンモニアの蒸気等
を供給するタイミングを説明する。図9に示すように、
ウエハWが処理室Sに搬入されると、昇降ピン56がウ
エハWを載置して降下され、次いで、蓋体53が降下し
て加熱プレート51に対して密閉される。
【0051】次いで、第1の切換弁85a,85bがO
Nに切り換えられ、吸着管81がバキューム管84に連
通されると共に、バキューム管84の真空引きが開始さ
れて、吸着管81は、バキューム管84により真空引き
され、加熱プレート51と蓋体53が吸着される。
【0052】次いで、第2の切換弁88a,88bがO
Nに切り換えられ、排気管55がバキューム管86に連
通されると共に、バキューム管86の真空引きが開始さ
れて、排気管55は、バキューム管86により排気さ
れ、処理室S内が排気される。なお、この際、排気は、
流量調整弁89(ニードルバルブ)により調節設定され
た流量で排出されている。
【0053】次いで、ゲル化処理の略中間段階になる
と、第3の切換弁91がONに切り換えられ、バイパス
管90を通しても排気され、これにより、排気流量が略
2倍に増大され、ゲル化処理の後段では、処理室S内の
排気が大量に排出される。
【0054】次いで、アンモニアガスのバブラー27へ
の補充に関しては、処理開始時に、第4の切換弁95が
ONに切り換えられ、ゲル化処理の略中間段階にOFF
に切り換えられると同時に、第5の切換弁96a、96
bがONに切り換えられる。
【0055】この他、処理室S内への供給管54に介装
された第7の切換弁98は、アンモニアの蒸気の流入時
に適宜切り換えられるようになっている。
【0056】次に、処理室S内の圧力が異常値を示した
場合の動作について説明する。なお、以下の動作は、図
示しないコントローラにより制御される。 (1)処理室圧力モニター83が所定の上限圧力を検知
した場合には、処理室S内の圧力がバキューム吸着圧力
よりも著しく大きくなって、処理室S内のアンモニア蒸
気が漏洩するおそれがある。したがって、この場合に
は、図示しない警報手段により警報が発せられるととも
に、第2の切換弁88a,88b、第3の切換弁91、
第4の切換弁95、第5の切換弁96a,96b、第7
の切換弁98、および第8の切換弁100がONからO
FFに切り換えられるか、またはOFF状態にあったも
のはその状態で維持される。次いで、第2の切換弁88
a,88b、第3の切換弁91がONに切り換えられ
て、処理室S内から大量に排気されると同時に、第8の
切換弁100もONに切り換えられて、処理室S内にN
ガスが充填される。これにより、処理室S内の排気が
ガスにより置換され、処理室S内の排気の漏洩が確
実に防止される。
【0057】(2)処理室圧力モニター83が所定の下
限圧力を検知した場合には、処理室S内の圧力が低下し
て、バキューム吸着圧力と大差なくなり、処理室S内の
アンモニア蒸気が漏洩するおそれがある。したがって、
この場合には、図示しない警報手段により警報が発せら
れるとともに、第2の切換弁88a,88b、第3の切
換弁91、第4の切換弁95、第5の切換弁96a,9
6b、第7の切換弁98、および第8の切換弁100が
ONからOFFに切り換えられるか、またはOFF状態
にあったものはその状態で維持される。次いで、第8の
切換弁100もONに切り換えられて、処理室S内の圧
力が正常圧力になるまでNガスが充填される。次い
で、第2の切換弁88a,88b、第3の切換弁91が
ONに切り換えられて、処理室S内の大量の排気ガスが
排出されると同時に、第8の切換弁100もON状態を
維持して、処理室S内にNガスが充填される。これに
より、処理室S内の排気がNガスにより置換され、処
理室S内の排気の漏洩が確実に防止される。
【0058】(3)吸着圧力モニター82が所定の上限
圧力を検知した場合にも、処理室S内のアンモニア蒸気
の漏洩のおそれがある。したがって、この場合には、図
示しない警報手段により警報が発せられるとともに、第
2の切換弁88a,88b、第3の切換弁91、第4の
切換弁95、第5の切換弁96a,96b、第7の切換
弁98、および第8の切換弁100がONからOFFに
切り換えられるか、またはOFF状態にあったものはそ
の状態で維持される。次いで、第2の切換弁88a,8
8b、第3の切換弁91がONに切り換えられて、処理
室S内の大量の排気が排出されると同時に、第8の切換
弁100もONに切り換えられて、処理室S内にN
スが充填される。これにより、処理室S内のアンモニア
蒸気等がNガスにより置換され、処理室S内のアンモ
ニアガス等の漏洩が確実に防止される。
【0059】このように、処理室内圧力モニター83お
よび吸着モニター82を設けたので、処理室S内のこれ
らのモニター結果に基づいて、処理室S内圧力に異常が
あった場合、および蓋53と加熱プレート51との密着
圧力に異常があった場合に即座にそれを検知することが
でき、しかも警報手段により警報が発せられるので、薬
液蒸気の漏洩を未然に防止することができる。また、処
理室内圧力モニター83および吸着モニター82のいず
れかで異常を検知した場合に、上述したように図示しな
いコントローラにより処理室内がNガスにより置換さ
れるようにすることにより、アンモニア蒸気の漏洩を確
実に防止することができる。
【0060】なお、本発明は、上述した実施の形態に限
定されず、種々変形可能である。例えば、処理する基板
は半導体ウエハに限らず、LCD基板等の他のものであ
ってもよい。また、膜の種類は層間絶縁膜に限らない。
さらに、上記実施形態では、エージング装置として、加
熱プレートに蓋が密着する構造のものを例示したが、必
ずしもこのような構造のものでなくてもよい。また、上
記実施の形態では、エージングユニット(DAC)21
においてアンモニアを使用し、ソルベントイクスチェン
ジユニット(DSE)11においてHMDSおよびヘプ
タンを使用したが、これらに限定されるものではない。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
エージングを行う際の処理室内の圧力を検知するための
処理室圧力モニターを設けたので、処理室内の圧力に異
常があった場合に、それを即座に検知することができ、
処理室からの薬液蒸気の漏洩を未然に防止することがで
きる。
【0062】この場合に、処理室圧力モニターが予め設
定された上限値または下限値を検知した場合に、前記薬
液供給手段に薬液蒸気の供給を停止する指令を出力し、
かつ不活性ガス供給手段に不活性ガスを供給する指令を
出力するともに、前記排気手段に処理室内を排気する指
令を出力して、処理室内を不活性ガスにより置換させる
制御手段を設けることにより、処理室内の圧力異常時
に、処理室内の薬液蒸気等を不活性ガスにより確実に置
換することができ、処理室内の薬液蒸気等の漏洩を確実
に防止することができる。
【0063】また、前記加熱プレートに密着し、前記加
熱プレートとともに処理室を形成する蓋体と、前記加熱
プレートと蓋体とを相互に吸着するための真空吸着手段
と、前記真空吸着手段の吸着圧力を検知するための吸着
圧力モニターとをさらに有する構成にすることにより、
吸着圧力モニターによって薬液蒸気の漏洩のおそれを確
実に把握することができる。
【0064】さらに、処理室圧力モニターが予め設定さ
れた上限値または下限値を検知した場合、または前記吸
着圧力モニターが予め設定された上限値を検知した場合
に、前記薬液供給手段に薬液蒸気の供給を停止する指令
を出力し、かつ不活性ガス供給手段に不活性ガスを供給
する指令を出力するともに、前記排気手段に処理室内を
排気する指令を出力して、処理室内を不活性ガスにより
置換させる制御手段を設けることにより、処理室内の圧
力異常時に、または蓋体と加熱プレートとの密着が不十
分の場合に、処理室内の薬液蒸気等を不活性ガスにより
確実に置換することができ、処理室内の薬液蒸気等の漏
洩を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る塗布膜形成装置(S
ODシステム)の上段の平面図および下段の平面図。
【図2】図1に示した塗布膜形成装置(SODシステ
ム)の側面図。
【図3】図1に示した塗布膜形成装置(SODシステ
ム)内に装着された、複数の処理ユニットを多段に積層
してなる2つの処理ユニット群を示す側面図。
【図4】低粘度用の塗布処理ユニット(SCT)を模式
的に示す断面図。
【図5】エージングユニット(DAC)を模式的に示す
断面図。
【図6】ソルベントイクスチェンジユニット(DSE)
を模式的に示す断面図。
【図7】ゾル−ゲル方法における塗布膜の変性の様子を
示す説明図。
【図8】エージングユニット(DAC)にアンモニアの
蒸気および不活性ガスを供給する構成、およびエージン
グユニット(DAC)から排気する構成を示すブロック
図。
【図9】エージングユニット(DAC)のタイミングチ
ャート。
【符号の説明】
1;処理部 2;サイドキャビネット 3;キャリアステーション(CSB) 11;ソルベントイクスチェンジユニット(DSE) 13;低粘度用の塗布処理ユニット(SCT) 21;エージングユニット(DAC) 27;バブラー 51;加熱プレート 53;蓋体 54;供給管 55;排気管 81;吸着管(バキューム吸着手段) 82;吸着圧力モニター 83;処理室圧力モニター 84;バキューム管 85a,85b;第1の切換弁 88a,88b;第2の切換弁 89;流量調整弁 91;第3の切換弁 92;流量調整弁 95;第4の切換弁 96a,96b;第5の切換弁 98;第7の切換弁 100;第8の切換弁
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−45891(JP,A) 特開 平9−181060(JP,A) 特開 平9−8025(JP,A) 特開 平6−177118(JP,A) 特開 平5−68866(JP,A) 特開 平9−55369(JP,A) 特開 平10−70121(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/31 B05C 9/12 H01L 21/316

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に塗布液を塗布して塗布膜を形成す
    るための塗布膜形成装置であって、 粒子またはコロイドを溶媒に分散させた塗布液を基板に
    塗布する塗布処理ユニットと、 基板上に形成された塗布膜をゲル化処理するエージング
    ユニットと、 基板上の溶媒を置換するためのソルベントイクスチェン
    ジユニットとを具備し、 前記エージングユニットは、 減圧可能に構成され、基板を収容する処理室と、 処理室内の基板を加熱する加熱プレートと、 処理室内に薬液蒸気を供給する薬液蒸気供給手段と、 処理室内を排気するための排気手段と、 処理室内の圧力を検知するための処理室圧力モニター
    と、を有することを特徴とする塗布膜形成装置。
  2. 【請求項2】 前記エージングユニットは、 前記処理室に不活性ガスを供給する不活性ガス供給手段
    と、 前記処理室圧力モニターが予め設定された上限値または
    下限値を検知した場合に、前記薬液供給手段に薬液蒸気
    の供給を停止する指令を出力し、かつ不活性ガス供給手
    段に不活性ガスを供給する指令を出力するともに、前記
    排気手段に処理室内を排気する指令を出力して、処理室
    内を不活性ガスにより置換させる制御手段とをさらに有
    することを特徴とする請求項1に記載の塗布膜形成装
    置。
  3. 【請求項3】 前記エージングユニットは、 前記処理室圧力モニターが予め設定された上限値または
    下限値を検知した場合、警報を発する警報手段をさらに
    有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載
    の塗布膜形成装置。
  4. 【請求項4】 前記エージングユニットは、 前記加熱プレートに密着し、前記加熱プレートとともに
    処理室を形成する蓋体と、 前記加熱プレートと蓋体とを相互に吸着するための真空
    吸着手段と、 前記真空吸着手段の吸着圧力を検知するための吸着圧力
    モニターとをさらに有することを特徴とする請求項1に
    記載の塗布膜形成装置。
  5. 【請求項5】 前記エージングユニットは、 前記処理室に不活性ガスを供給する不活性ガス供給手段
    と、 前記処理室圧力モニターが予め設定された上限値または
    下限値を検知した場合、または前記吸着圧力モニターが
    予め設定された上限値を検知した場合に、前記薬液供給
    手段に薬液蒸気の供給を停止する指令を出力し、かつ不
    活性ガス供給手段に不活性ガスを供給する指令を出力す
    るともに、前記排気手段に処理室内を排気する指令を出
    力して、処理室内を不活性ガスにより置換させる制御手
    段とをさらに有することを特徴とする請求項4に記載の
    塗布膜形成装置。
  6. 【請求項6】 前記エージングユニットは、 前記処理室圧力モニターが予め設定された上限値または
    下限値を検知した場合、または前記吸着圧力モニターが
    予め設定された上限値を検知した場合に、警報を発する
    警報手段をさらに有することを特徴とする請求項4また
    は請求項5に記載の塗布膜形成装置。
  7. 【請求項7】 前記排気手段は、処理室からドレインタ
    ンクまで延在された排気管に介装された切換弁および流
    量調整弁を有すると共に、この排気管からバイパスされ
    たバイパス管に介装された他の切換弁および流量調整弁
    を有することを特徴とする請求項1ないし請求項6のい
    ずれか1項に記載の塗布膜形成装置。
  8. 【請求項8】 粒子またはコロイドを溶媒に分散させた
    塗布液を基板に塗布した後、基板上に形成された塗布膜
    をゲル化処理するためのエージング処理装置であって、 減圧可能に構成され、基板を収容する処理室と、 処理室内の基板を加熱する加熱プレートと、 処理室内に薬液蒸気を供給する薬液蒸気供給手段と、 処理室内を排気するための排気手段と、 処理室内の圧力を検知するための処理室圧力モニター
    と、を有することを特徴とするエージング処理装置。
  9. 【請求項9】 前記処理室に不活性ガスを供給する不活
    性ガス供給手段と、 前記処理室圧力モニターが予め設定された上限値または
    下限値を検知した場合に、前記薬液供給手段に薬液蒸気
    の供給を停止する指令を出力し、かつ不活性ガス供給手
    段に不活性ガスを供給する指令を出力するともに、前記
    排気手段に処理室内を排気する指令を出力して、処理室
    内を不活性ガスにより置換させる制御手段とをさらに具
    備することを特徴とする請求項8に記載のエージング処
    理装置。
  10. 【請求項10】 前記処理室圧力モニターが予め設定さ
    れた上限値または下限値を検知した場合、警報を発する
    警報手段をさらに具備することを特徴とする請求項8ま
    たは請求項9に記載のエージング処理装置。
  11. 【請求項11】 前記加熱プレートに密着し、前記加熱
    プレートとともに処理室を形成する蓋体と、 前記加熱プレートと蓋体とを相互に吸着するための真空
    吸着手段と、 前記真空吸着手段の吸着圧力を検知するための吸着圧力
    モニターとをさらに具備することを特徴とする請求項8
    に記載のエージング処理装置。
  12. 【請求項12】 前記処理室に不活性ガスを供給する不
    活性ガス供給手段と、 前記処理室圧力モニターが予め設定された上限値または
    下限値を検知した場合、または前記吸着圧力モニターが
    予め設定された上限値を検知した場合に、前記薬液供給
    手段に薬液蒸気の供給を停止する指令を出力し、かつ不
    活性ガス供給手段に不活性ガスを供給する指令を出力す
    るともに、前記排気手段に処理室内を排気する指令を出
    力して、処理室内を不活性ガスにより置換させる制御手
    段とをさらに具備することを特徴とする請求項11に記
    載のエージング処理装置。
  13. 【請求項13】 前記処理室圧力モニターが予め設定さ
    れた上限値または下限値を検知した場合、または前記吸
    着圧力モニターが予め設定された上限値を検知した場合
    に、警報を発する警報手段をさらに有することを特徴と
    する請求項11または請求項12に記載のエージング処
    理装置。
  14. 【請求項14】 前記排気手段は、処理室からドレイン
    タンクまで延在された排気管に介装された切換弁および
    流量調整弁を有すると共に、この排気管からバイパスさ
    れたバイパス管に介装された他の切換弁および流量調整
    弁を有することを特徴とする請求項8ないし請求項13
    のいずれか1項に記載のエージング処理装置。
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