JP3329805B2 - 自動外観検査装置及び外観検査方法 - Google Patents

自動外観検査装置及び外観検査方法

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JP3329805B2 JP22717190A JP22717190A JP3329805B2 JP 3329805 B2 JP3329805 B2 JP 3329805B2 JP 22717190 A JP22717190 A JP 22717190A JP 22717190 A JP22717190 A JP 22717190A JP 3329805 B2 JP3329805 B2 JP 3329805B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は半導体ウェハなどの物体の表面の外観を検査
する技術、特に、半導体装置の製造工程における外観検
査を自動的に行うために用いて効果のある技術に関する
ものである。
〔従来の技術〕
例えば、LSI(大規模集積回路)の量産をするに際し
て最も問題となるのは、半導体素子を形成するウェハ処
理工程の歩留り向上である。この歩留り低下の殆どの原
因が外観不良であり、この低減は重要な課題になってい
る。このため、ウェハ外観検査の自動化が必要になる。
ところで、本発明者は、半導体ウェハ、基板、マス
ク、レチクル、液晶などの外観検査を差分値処理を用い
て行う場合のしきい値の設定の問題について検討した。
以下は、本発明者によって検討された技術であり、そ
の概要は次の通りである。
この種の外観検査のための画像処理においては、例え
ば、検査対象のチップをテレビカメラなどで撮像し、2
チップの画像パターンを比較して得た差分値を用い、さ
らに、しきい値を設定して欠陥判定を行っている。
しきい値を設定する方法として、例えば、画像の差分
面積を求め、その最大面積の変化に応じて自動的にしき
い値を設定する方法、正常パターン部の誤検出率を基に
しきい値を設定する方法などが知られている。
なお、検査対象が半導体ウェハの場合、半導体ウェハ
を搭載したX−Yステージの移動の際の僅かな振動、及
び半導体ウェハのパターンの寸法差(製品の精度ばらつ
き、例えば、チップの層形成段階でのパターンの幅の違
いなど)などが誤検出の原因になる。このため、機械的
精度及び製品精度によって検出感度が決定され、しきい
値は機械的精度及び製品精度を考慮して決定する必要が
ある。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、前記の如く差分面積の最大面積を判断規準
とする方法では、入力画像点に欠陥が含まれている場
合、欠陥部が最大面積として検出されるためにしきい値
を求めることができず、また、正常パターン部の誤検出
率を基にしきい値を設定する方法では、欠陥の含まれて
いない正常パターン部を識別する点についての配慮がな
されておらず、欠陥の有無を目視によって確認しなけれ
ばならないという問題のあることが本発明者によって見
出された。
そこで、本発明の目的は、簡単かつ的確にしきい値の
設定を行うことのできる外観検査技術を提供することに
ある。
本発明の前記目的と新規な特徴は、本明細書の記述お
よび添付図面から明らかになるであろう。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の外観検査装置は、被検査物上の同一となるよ
うに形成された複数パターンの各画像を検出する手段
と、検出した画像間の差分値、及びしきい値に基づいて
パターンの欠陥を判定する手段とを備えた自動外観検査
装置であって、被検査物上の複数点における画像間の差
分値の標準偏差の情報を用いて、パターン寸法差のある
正常部を欠陥として誤検出しないしきい値を決定する手
段を備え、前記しきい値を決定する手段は、前記検出し
た画像間の差分値の頻度分布をとって最大差分値を検出
し、該最大差分値を前記被検査物上の複数点の画像毎に
繰り返し求め、該繰り返し求めた複数の最大差分値のヒ
ストグラムの平均値を算出して、前記被検査物上の複数
点における画像間の差分値の統計量とする手段を備えて
いるものである。
また、本発明の自動外観検査装置は、被検査物上の同
一となるように形成された複数パターンの各画像を検出
する手段と、検出した画像間の差分値、及びしきい値に
基づいてパターンの欠陥を判定する手段とを備えた自動
外観検査装置であって、一定間隔に多数のしきい値を設
定して、各しきい値に基づいて指定した検査領域の欠陥
候補の検出数を求め、しきい値の曲線の傾きが小さい場
合には低くなるように、傾きが急すぎれば高くなるよう
に最適しきい値を決定する手段を備えたものである。
さらに、本発明の外観検査方法は、被検査物上の同一
となるように形成された複数パターンの各画像を検出
し、検出した画像間の差分値、及びしきい値に基づいて
パターンの欠陥を判定する外観検査方法であって、被検
査物上の複数点における画像間の差分値の標準偏差の情
報を用いて、パターン寸法差のある正常部を欠陥として
誤検出しないしきい値を決定し、前記被検査物上の複数
点の差分値の統計量を、前記検出した画像間の差分値の
頻度分布をとって最大差分値を検出し、該最大差分値を
前記被検査物上の複数点の画像毎に繰り返し求め、該繰
り返し求めた複数の最大差分値のヒストグラムの平均値
を算出して求めるものである。
また、本発明の外観検査方法は、被検査物上の同一と
なるように形成された複数パターンの各画像を検出し、
検出した画像間の差分値、及びしきい値に基づいてパタ
ーンの欠陥を判定する外観検査方法であって、一定間隔
に多数のしきい値を設定して、各しきい値に基づいて指
定した検査領域の欠陥候補の検出数を求め、しきい値の
曲線の傾きが小さい場合には低くなるように、傾きが急
すぎれば高くなるように最適しきい値を決定するもので
ある。
〔作用〕
上記した手段によれば、被検査物上の複数点の差分量
データの統計量に基づいて決定されたしきい値は、最適
しきい値のおおよその決定値として設定でき、或いは基
準となる中心値として用いることができる。したがっ
て、最適な欠陥検出しきい値の設定を自動かつ短時間に
行うことが可能になる。
〔実施例1〕 第1図は本発明による自動外観検査装置の一実施例を
示すブロック図である。
X方向及びY方向へ自在に移動可能なX−Yステージ
1の上面には試料台2が取り付けられ、この試料台上に
試料(半導体ウェハ)3がセットされる。一方、被検査
物である試料3の表面を照明するために光源4が設けら
れ、その光路上に集光レンズ5が配設されている。
試料3の上部には対物レンズ6が配設され、この上部
でかつ集光レンズ5の出射光路上にハーフミラー7が配
設されている。さらに、対物レンズ6の合焦位置には撮
像手段8が配設されている。この撮像手段8は、試料3
からの反射光を光電変換するもので、一次元ラインセン
サあるいは二次元的なITV(工業用テレビ)カメラを用
いて構成される。撮像手段8には、その画像信号を増
幅、歪み補正、A/D変換などを行うための信号処理回路
9が接続され、この信号処理回路9にはデジ・タル化さ
れた画像信号を記憶するための画像記憶部10が接続され
ている。
信号処理回路9には、画像記憶部10の出力信号と信号
処理回路9の出力信号との間の差分を検出する差分検出
回路11が接続され、この差分検出回路11にはパターン上
の欠陥を判定する欠陥判定部12が接続されている。
差分検出回路11には、その検出結果を記憶する差分画
像記憶部13が接続され、欠陥判定部12にはしきい値を記
憶するしきい値レジスタ14が接続されている。さらに、
差分画像記憶部13の差分データに基づいてしきい値レジ
スタ14のしきい値を選択するためにマイクロコンピュー
タなどを用いた主制御部15が設けられている。
以上の構成において、外観検査を行うには、まず、試
料台2上に試料3を載置し、光源4を点灯する。その光
源4からの出力光は集光レンズ5を経てハーフミラー7
に到達し、さらに対物レンズ6を経て試料3上に到達す
る。試料3の照明部分の反射光は、ハーフミラー7を通
過して撮像手段8にパターンを結像する。撮像手段8に
よって光電変換された画像信号は、信号処理回路9によ
って信号処理ののち、画像記憶部10に一時的に記憶され
る。
この画像記憶部10に記憶された他のチップの画像信号
と信号処理回路9から直接出力された現チップの画像信
号とが差分検出回路11によって比較され、両画像信号の
差分がとられ、その差分信号は差分画像記憶部13に記憶
される。
主制御部15は、差分画像記憶部13に記憶されている差
分データに基づいて最適なしきい値を演算し、しきい値
レジスタ14にしきい値を設定する。
欠陥判定部12は差分検出回路11からの差分信号と、し
きい値レジスタ14に設定された最適しきい値とに基づい
て欠陥を判定し、欠陥と判定されれば、欠陥出力を行
う。
つぎに、半導体ウェハを例にとり、欠陥を検出する方
法について説明する。
第2図は半導体ウェハの構成を示す平面図である。試
料3である半導体ウェハは、円板状のシリコン基板3aの
片面に多数のチップ3bが格子状に配設されている。
このような半導体ウェハよりなる試料3に対し、例え
ば、CCD(電荷結合素子)などの一次元ラインセンサを
撮像手段8に用いた場合、第3図に示すように、隣接す
る2つのチップ3bに対し、まず左側のチップ3bを検査幅
WTで画像信号Aを取り込み、これを信号処理回路9によ
る処理加工ののち画像記憶部10へ格納する。ついで、同
一の検査幅WDによって右側のチップ3bを画像信号Bとし
て撮像し、信号処理回路9によって処理ののち画像記憶
部10へ格納することなく差分検出回路11へ送出する。差
分検出回路11では、第3図の2つの画像信号(斜線部)
を比較し、その差が一定以上であるときには、その差分
信号と、しきい値レジスタ14の最適しきい値とに基づい
て、欠陥判定部12によって欠陥を判定する。
また、ITVにより撮像手段8を構成した場合、第4図
に示すように、隣接する2つのチップ3bに対し、まず左
側のチップ3bを検査幅WTで画像信号Cを取り込み、第3
図の場合と同様に、これを信号処理回路9による処理加
工ののち画像記憶部10へ格納する。ついで、同一の検査
幅WDによって右側のチップ3bを画像信号Dとして撮像
し、信号処理回路9によって処理ののち画像記憶部10へ
格納することなく差分検出回路11へ送出する。差分検出
回路11では、第3図の2つの画像信号(斜線部)を比較
し、その差が一定以上であるときには、その差分信号
と、しきい値レジスタ14の最適しきい値とに基づいて、
欠陥判定部12によって欠陥を判定する。
第5図及び第6図は2つのチップの同一位置における
パターンを比較したときの差分信号の表れ方を説明した
ものである。第5図に示すように、パターン1が比較の
基準となる正常部を示し、パターン2が欠陥16を含んだ
比較対象である。なお、パターン幅(パターン寸法)
が、両者で僅かに異なるが、他の寸法差は欠陥ではない
ものとする。このようなパターンの画像信号の差の絶対
値をとると、第6図のように、欠陥部の差分信号も出る
が、同時にパターン寸法差のために正常部でも差分信号
が出る。
欠陥のみを正しく検出し、正常部を欠陥として検出し
ないようにするためには、正常部での差分信号の値が問
題になる。したがって、欠陥検出のためのしきい値が正
常部を欠陥と判定しないような値にする必要がある。
次に、本発明の特徴である最適しきい値の設定方法に
ついて説明する。
第7図はしきい値と欠陥検出率および誤検出の関係を
定性的に示した説明図である。
一般に、しきい値を低くしていくと、或るしきい値以
下で急激に誤検出が増加する。一方、欠陥検出率は、誤
検出率ほど急激には増加しない。したがって最適しきい
値は、第7図中に示すように、誤検出がそれほど多くな
らない値に設定すれば、効率のよい検査が可能になる。
第8図は一定範囲の2つの画像信号を比較し、その差
分信号の値と頻度の関係を示す説明図である。図より明
らかなように、差分値の頻度は差分値が大きくなると急
激に減少する。しかし、欠陥部が画像内に存在すると、
最適しきい値より高い値の点に差分値が発生する。した
がって、複数点の画像を基に、第8図に示す差分値の頻
度分布をとり、各画像入力点での最大差分値(di)をと
り、最大差分値が比較的大きな値となった画像入力点を
欠陥の存在する可能性がある領域とみなし、これ以外の
画像入力点での最大差分値をもとに最適しきい値を算出
する。
次に、第9図〜第13図を参照して本発明の最適しきい
値決定処理の詳細について説明する。第9図は本発明に
おける初期しきい値推定処理を示すフローチャート、第
10図は最適しきい値を自動設定する処理を示すフローチ
ャート、第11図は最大差分値と頻度の関係を示す説明
図、第12図はしきい値と検出数の関係を示す説明図、第
13図は差分値と累積頻度(比率)の関係を示す説明図で
ある。なお、以下においては、差分検出から以降につい
ての処理を説明する。
差分を検出(ステップ91)したのち、差分の最大値を
検出する(ステップ92)。ついで、差分最大値のヒスト
グラムを算出する(ステップ93)。すなわち、第11図に
示すように、画像入力点が異なるとパターンの形状も異
なり、最大差分値にばらつきが生じる。
ここで、最大差分値の平均値をSAve、最大差分値の標
準偏差をσ、最適しきい値をTHとすると、最適しきい
値THは次式で表される。
TH=SAve+nσ ここで、nは実数であり、発明者らの実験によれば、
n=2程度で最良の結果が得られた。
ヒストグラム算出は、予め設定した回数Nに達するま
で続けられ(ステップ94)、N回に達した時点で差分最
大値のヒストグラムの平均値を算出し、これを初期しき
い値TH0とする(ステップ95)。
次に、検査領域を指定(複数のチップのどれを検査対
象とするかの指定)し(ステップ101)、ステップ95に
よる初期しきい値TH0をしきい値TH0としてしきい値レジ
スタ14に格納する(ステップ102)。ついで、X−Yス
テージ1を駆動して自動検査を開始し(ステップ10
3)、さらに欠陥候補の検出数をデータテーブルへ格納
する(ステップ104)。
そして、初期しきい値TH0を中心に、その上下の複数
点(本実施例ではM=5の5点)のしきい値を求める
(ステップ105,106)。M点のしきい値を求め終わった
ら、第12図のようなグラフを作成する(ステップ10
7)。
第12図において、曲線の平坦部は実欠陥検出領域を示
し、勾配部は誤検出領域を示している。ここで、初期し
きい値TH0を中心に求めた上下のしきい値TH1、TH2、TH
3、TH4の相互間の検出数(欠陥候補の)の差を求め、検
出数の差すなわち第12図の曲線の傾きの急変する点(図
中のTH0)が最適しきい値として妥当か否かを判定する
(ステップ108)。
仮に、初期しきい値TH0付近の曲線の傾きが小さい場
合、しきい値の値が高すぎるので低くなるように最適し
きい値を修正する。逆に、曲線の傾きが急すぎれば、し
きい値の値が低すぎるので高くなるように最適しきい値
を修正する。
なお、以上の処理においては、初期しきい値TH0を求
めることなく、一定間隔に多数のしきい値を設定して検
出数を求め、各しきい値間の傾きの急変するところを求
めることにより最適しきい値を求めることができる。
〔実施例2〕 第13図は本発明による最適しきい値の他の求め方の他
の実施例を示す説明図である。
この例では、複数点の正常パターン部の画像入力点で
の差分値累積頻度分布を全て累積し、図中の斜線部の比
率Sが一定比率以下になる値を最適しきい値THにしてい
る。この場合、比率Sの値は実験的に10-5程度であり、
画像入力点の数は前記比率Sを高信頼度に求め得るだけ
のデータを採れるようにする。
以上、本発明によってなされた発明を実施例に基づき
具体的に説明したが、本発明は前記実施例に限定される
ものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可
能であることは言うまでもない。
例えば、以上の実施例では、最適しきい値を求めるに
際し、差分値の分布を基に統計的に処理する方法であれ
ば、他のどのような方法を用いてもよい。
以上の説明では、主として本発明者によってなされた
発明をその利用分野である半導体ウェハの外観検査に適
用する場合について説明したが、これに限定されるもの
ではなく、例えば、プリント基板、液晶、レチクル、マ
スクなどの外観検査に適用することも可能である。
〔発明の効果〕
本願において開示される発明のうち、代表的なものに
よって得られる効果を簡単に説明すれば下記の通りであ
る。
すなわち、被検査物上の複数点における画像間の差分
値の標準偏差の情報を用いて、パターン寸法差のある正
常部を欠陥として誤検出しないしきい値を決定するよう
にしたので、最適な欠陥検出しきい値の設定を自動、か
つ短時間に行うことが可能になり、装置稼働率の向上を
図ることができ、また作業者の負担を軽減することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による自動外観検査装置の一実施例を示
すブロック図、 第2図は半導体ウェハの構成を示す平面図、 第3図は一次元ラインセンサを用いた場合の比較検査説
明図、 第4図はITVを用いた場合の比較検査説明図、 第5図は正常パターンと欠陥パターンの一例を示す説明
図、 第6図は第5図のパターンに対応する差分値出力特性
図、 第7図はしきい値と欠陥検出率および誤検出の関係を定
性的に示した説明図、 第8図は一定範囲の2つの画像信号を比較し、その差分
信号の値と頻度の関係を示す説明図、 第9図は本発明における初期しきい値推定処理を示すフ
ローチャート、 第10図は最適しきい値を自動設定する処理を示すフロー
チャート、 第11図は最大差分値と頻度の関係を示す説明図、 第12図はしきい値と検出数の関係を示す説明図、 第13図は差分値と累積頻度(比率)の関係の他の実施例
を示す説明図である。 1……X−Yステージ、2……試料台、3……試料、3a
……シリコン基板、3b……チップ、4……光源、5……
集光レンズ、6……対物レンズ、7……ハーフミラー、
8……撮像手段、9……信号処理回路、10……画像記憶
部、11……差分検出回路、12……欠陥判定部、13……差
分画像記憶部、14……しきい値レジスタ、15……主制御
部、16……欠陥。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−126242(JP,A) 特開 昭62−147892(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/66 G01N 21/88

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被検査物上の同一となるように形成された
    複数パターンの各画像を検出する手段と、検出した画像
    間の差分値、及びしきい値に基づいてパターンの欠陥を
    判定する手段とを備えた自動外観検査装置であって、 被検査物上の複数点における画像間の差分値の標準偏差
    の情報を用いて、パターン寸法差のある正常部を欠陥と
    して誤検出しないしきい値を決定する手段を備え、前記
    しきい値を決定する手段は、前記検出した画像間の差分
    値の頻度分布をとって最大差分値を検出し、該最大差分
    値を前記被検査物上の複数点の画像毎に繰り返し求め、
    該繰り返し求めた複数の最大差分値のヒストグラムの平
    均値を算出して、前記被検査物上の複数点における画像
    間の差分値の統計量とする手段を備えていることを特徴
    とする自動外観検査装置。
  2. 【請求項2】前記しきい値を決定する手段が、前記最大
    差分値のヒストグラムの平均値をSAVE、最大差分値の標
    準偏差をσとすると、最適しきい値THを次式:TH=S
    AVE+nσ(ただしnは実数)に基づき最適しきい値
    を決定することを特徴とする請求項1記載の自動外観検
    査装置。
  3. 【請求項3】前記しきい値を決定する手段が、請求項1
    または2記載の手段により求めたしきい値を初期しきい
    値として、該初期しきい値も含めた該初期しきい値の上
    下の複数点の各しきい値に基づいて、指定した検査領域
    の欠陥候補の検出数を求め、しきい値の曲線の傾きが小
    さい場合には低くなるように、傾きが急すぎれば高くな
    るように最適しきい値を決定することを特徴とする請求
    項1または2記載の自動外観検査装置。
  4. 【請求項4】前記最大差分値のヒストグラムの平均値を
    算出する手段が、欠陥が存在していると見なせる程大き
    な値である最大差分値を、前記最大差分値のヒストグラ
    ムには含めないで平均値を算出することを特徴とする請
    求項1または2または3記載の自動外観検査装置。
  5. 【請求項5】被検査物の同一となるように形成された複
    数パターンの各画像を検出する手段と、検出した画像間
    の差分値、及びしきい値に基づいてパターンの欠陥を判
    定する手段とを備えた自動外観検査装置であって、 一定間隔に多数のしきい値を設定して、各しきい値に基
    づいて指定した検査領域の欠陥候補の検出数を求め、し
    きい値の曲線の傾きが小さい場合には低くなるように、
    傾きが急すぎれば高くなるように最適しきい値を決定す
    る手段を備えたことを特徴とする自動外観検査装置。
  6. 【請求項6】前記最適しきい値決定手段が、複数点の正
    常パターン部の画像入力点での差分値累積頻度分布を全
    て累積し、該累積頻度分布の最大差分値より差分値を減
    じる方向に累積頻度を積分した値が、全累積頻度に対す
    る比率が所定比率S以内となる差分値を最適しきい値と
    決定する手段であることを特徴とする請求項5記載の自
    動外観検査装置。
  7. 【請求項7】被検査物上の同一となるように形成された
    複数パターンの各画像を検出し、検出した画像間の差分
    値、及びしきい値に基づいてパターンの欠陥を判定する
    外観検査方法であって、 被検査物上の複数点における画像間の差分値の標準偏差
    の情報を用いて、パターン寸法差のある正常部を欠陥と
    して誤検出しないしきい値を決定し、前記被検査物上の
    複数点の差分値の統計量を、前記検出した画像間の差分
    値の頻度分布をとって最大差分値を検出し、該最大差分
    値を前記被検査物上の複数点の画像毎に繰り返し求め、
    該繰り返し求めた複数の最大差分値のヒストグラムの平
    均値を算出して求めることを特徴とする外観検査方法。
  8. 【請求項8】前記最大差分値のヒストグラムの平均値を
    SAVE、最大差分値の標準偏差をσとすると、最適しき
    い値THを次式:TH=SAVE+nσ(ただしnは実数)に
    基づき最適しきい値を決定することを特徴とする請求項
    7記載の外観検査方法。
  9. 【請求項9】請求項7または8記載の処理により求めた
    しきい値を初期しきい値として、該初期しきい値も含め
    た該初期しきい値の上下複数点の各しきい値に基づい
    て、指定した検査領域の欠陥候補の検出数を求め、しき
    い値曲線の傾きが小さい場合には低くなるように、傾き
    が急すぎれば高くなるように最適しきい値を決定するこ
    とを特徴とする請求項7または8記載の外観検査方法。
  10. 【請求項10】前記最大差分値のヒストグラムの平均値
    を算出する処理において、欠陥が存在していると見なせ
    る程大きな値である最大差分値を、前記最大差分値のヒ
    ストグラムには含めないで平均値を算出することを特徴
    とする請求項7または8または9記載の外観検査方法。
  11. 【請求項11】被検査物上の同一となるように形成され
    た複数パターンの各画像を検出し、検出した画像間の差
    分値、及びしきい値に基づいてパターンの欠陥を判定す
    る外観検査方法であって、 一定間隔に多数のしきい値を設定して、各しきい値に基
    づいて指定した検査領域の欠陥候補の検出数を求め、し
    きい値の曲線の傾きが小さい場合には低くなるように、
    傾きが急すぎれば高くなるように最適しきい値を決定す
    ることを特徴とする外観検査方法。
  12. 【請求項12】前記最適しきい値決定処理の工程が、複
    数点の正常パターン部の画像入力点での差分値累積頻度
    分布を全て累積し、該累積頻度分布の最大差分値より差
    分値を減じる方向に累積頻度を積分した値が、全累積頻
    度に対する比率が所定比率S以内となる差分値を最適し
    きい値と決定する工程であることを特徴とする請求項11
    記載の外観検査方法。
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