JP3329637B2 - 電子機器用拡張ステーションおよび電子機器システム - Google Patents

電子機器用拡張ステーションおよび電子機器システム

Info

Publication number
JP3329637B2
JP3329637B2 JP27234995A JP27234995A JP3329637B2 JP 3329637 B2 JP3329637 B2 JP 3329637B2 JP 27234995 A JP27234995 A JP 27234995A JP 27234995 A JP27234995 A JP 27234995A JP 3329637 B2 JP3329637 B2 JP 3329637B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lock
lever
station
electronic device
computer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP27234995A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09115610A (ja
Inventor
聡 大岡
和幸 松田
一彰 川端
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP27234995A priority Critical patent/JP3329637B2/ja
Publication of JPH09115610A publication Critical patent/JPH09115610A/ja
Priority to US08/893,016 priority patent/US5784253A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3329637B2 publication Critical patent/JP3329637B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/16Constructional details or arrangements
    • G06F1/1613Constructional details or arrangements for portable computers
    • G06F1/1632External expansion units, e.g. docking stations

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブック形のポータ
ブルコンピュータのような携帯が可能な電子機器本体
と、この電子機器本体の機能を拡張する際に用いる拡張
ステーションとを備えている電子機器システムに係り、
特にその拡張ステーションの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】ブック形のポータブルコンピュータは、
持ち運びが容易で、商用電源を得られないような場所で
も、コンピュータに内蔵されたバッテリパックを電源と
して自由に使用できるといった利点を有している。
【0003】ところで、この種のポータブルコンピュー
タは、携帯性を高めるためにコンパクト化が押し進めら
れており、それ故、据え置き形のコンピュータに比べて
標準装備している機能に制約が生じている。そのため、
従来のポータブルコンピュータは、筐体の後面に拡張ス
テーションを接続するための拡張ポートを備えている。
【0004】この拡張ステーションは、例えばCD−R
OM駆動装置や大容量のハードディスク駆動装置のよう
な周辺機器と、各種の拡張用のコネクタとを備えてい
る。また、この拡張ステーションは、ポータブルコンピ
ュータを載置するための載置部を有し、この載置部の後
端に拡張ポートコネクタが配置されている。拡張ポート
コネクタは、上記周辺機器やコネクタに電気的に接続さ
れており、上記ポータブルコンピュータを載置部に載置
した時に、このコンピュータの拡張ポートと向かい合う
ようになっている。そして、この載置部に置かれたポー
タブルコンピュータを拡張ポートコネクタに向けてスラ
イドさせると、コンピュータの拡張ポートが拡張ポート
コネクタに嵌合し、この嵌合により、ポータブルコンピ
ュータと拡張ステーションとが電気的に接続されるよう
になっている。
【0005】この場合、ポータブルコンピュータのスラ
イド操作は、オペレータの手作業によって行なわれるた
め、拡張ポートコネクタに対してポータブルコンピュー
タがずれたり傾くことがあり得る。すると、拡張ポート
と拡張ポートコネクタとが円滑に嵌合せず、コネクタの
変形や接続不良の原因となる。
【0006】このことから、従来の拡張ステーション
は、拡張ポートコネクタの近傍にポータブルコンピュー
タに向けて突出するロック爪を有しており、このロック
爪にポータブルコンピュータを引っ掛けることで、拡張
ポートと拡張ポートコネクタとの位置合わせを行なって
いる。
【0007】一方、この種の拡張ステーションにおい
て、各種の周辺機器を選択的に交換して装着し得るよう
な構成とし、コンピュータの拡張性をより高めるように
したものが知られている。この周辺機器を交換可能な拡
張ステーションは、周辺機器を取り出し可能に収容する
複数の機器収容部と、これら機器収容部を個々に開閉す
るカバーとを備えている。そして、この拡張ステーショ
ンでは、上記周辺機器の盗難や悪戯あるいは周辺機器の
不意な取り外しを防止するため、上記カバーを閉じた状
態にロックするロック装置を備えている。
【0008】また、周辺機器を交換可能とした拡張ステ
ーションにおいて、上記周辺機器を機器収容部から排出
するためのイジェクタを装備した場合に、このイジェク
タのイジェクトレバーは、オペレータの操作性を考慮し
て、拡張ステーションの前面や側面に配置されることが
多い。このため、イジェクトレバーは、ポータブルコン
ピュータが載置部に置かれた状態においても,常に拡張
ステーションの外部に露出されており、オペレータが簡
単に操作し得るようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
拡張ステーションによると、拡張ポートと拡張ポートコ
ネクタとの位置合わせを行なうロック爪は、拡張ポート
コネクタの近傍に固定されている。そのため、オペレー
タは、コンピュータとロック爪との位置を確認しつつ、
コンピュータを拡張ポートコネクタに向けてスライドさ
せる必要があり、このコンピュータのスライド操作時の
ガイド性に欠けていたり、コンピュータとロック爪との
引っ掛かり状態が不安定なものとなる。この結果、拡張
ポートと拡張ポートコネクタとの位置決め精度が低下す
るととともに、コンピュータの盗難に対する保障も不十
分なものとなるといった不具合がある。
【0010】また、複数の機器収容部を有する拡張ステ
ーションは、これら機器収容部に装着した周辺機器の盗
難を防止するため、機器収容部のカバーをロックするロ
ック装置を装備している。従来の拡張ステーションで
は、上記ロック装置が夫々の機器収容部に装備されてい
るので、数多くのロック装置やその取り付け構造を必要
としている。そのため、拡張ステーションの構造が複雑
化し、コスト高の原因となるといった問題がある。しか
も、機器収容部をロックしたり、このロックを解除する
には、個々のロック装置を操作しなくてはならず、周辺
機器の交換作業に手間を要するといった不具合もある。
【0011】一方、周辺機器を機器収容部から排出する
ためのイジェクトレバーを、拡張ステーションの前面や
側面に配置すると、このイジェクトレバーが常に拡張ス
テーションの外方に露出された状態となる。そのため、
イジェクトレバーの操作をあまりにも簡単に行なえるの
で、周辺機器の使用中に誤って周辺機器を機器収容部か
ら排出する方向にイジェクトレバーを操作してしまう虞
れがある。したがって、拡張ステーションあるいはポー
タブルコンピュータが誤動作したり、故障の原因となる
とともに、周辺機器の盗難に対する保障も不十分なもの
となってしまう。
【0012】本発明は、このような事情にもとづいてな
されたもので、イジェクトレバーの誤操作や悪戯を確実
に防止することができ、かつ機器の盗難に対する保障も
充分なものとなる電子機器用拡張ステーションおよび電
子機器システムの提供を目的とする。
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る本発明の拡張ステーションは、上記
電子機器本体が取り外し可能に載置される載置部と、上
記電子機器本体の機能を拡張するための機器が取り外し
可能に収容される機器収容部とを有するステーション本
体と、上記ステーション本体に設けられ、上記機器収容
部から上記機器を排出するためのイジェクトレバーと、
を具備し、 上記イジェクトレバーは、上記載置部に上記
電子機器本体を載置した時に、これら載置部と電子機器
本体との間に位置されることを特徴としている。
【0018】このような構成において、ステーション本
の載置部に電子機器本体を載置すると、この電子機器
本体によってイジェクトレバーが覆い隠される。そのた
め、イジェクトレバー悪戯を防止できるとともに、こ
のイジェクトレバーを操作して機能拡張用の機器を排出
する際には、電子機器本体を載置部から取り外すといっ
た意識的な操作が必要となる。よって、機器の誤った排
出操作を未然に防止することができる。
【0019】上記目的を達成するため、請求項に係る
本発明の拡張ステーションは、 電子機器本体が取り外し
可能に載置される載置部と、上記電子機器本体の機能を
拡張するための第1の機器が取り外し可能に収容される
第1の機器収容部と、上記電子機器本体の機能を拡張す
るための第2の機器が取り外し可能に収容される第2の
機器収容部とを含むステーション本体と、 上記第1の機
器収容部を覆う閉じ位置と、上記第1の機器収容部を開
放する開き位置とに亘って回動可能に上記ステーション
本体に支持されたカバーと、 上記第2の機器を上記第2
の機器収容部から排出するためのイジェクトレバーと、
を備えている。 そして、上記カバーは、上記閉じ位置に
回動された時に、上記載置部に向けて延びる舌片を有
し、この舌片は、上記載置部に置かれた電子機器本体の
下方に位置されるとともに、上記イジェクトレバーは、
上記電子機器本体が置かれる載置部に露出されているこ
を特徴としている。
【0020】このような構成において、ステーション本
体の載置部に電子機器本体を載置すると、この電子機器
本体によってイジェクトレバーが覆い隠される。このた
め、イジェクトレバーの悪戯を防止できるとともに、こ
のイジェクトレバーを操作して第1の機器を排出する際
には、電子機器本体を載置部から取り外すといった意識
的な操作が必要となり、それ故、第1の機器の誤った排
出操作を未然に防止することができる。 また、カバーを
閉じた状態で載置部に電子機器本体を置くと、電子機器
本体が舌片の上に重なり合うので、この電子機器本体が
邪魔となってカバーを開くことができなくなる。そのた
め、電子機器本体を利用してカバーを閉じ位置に保持す
ることができ、第2の機器の不意な取り出しや盗難を防
止することができる。
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】
【0040】
【0041】
【0042】
【0043】
【0044】
【0045】
【0046】
【0047】
【0048】
【0049】
【0050】
【0051】
【0052】
【0053】
【0054】
【0055】
【0056】
【0057】
【0058】
【0059】
【0060】
【0061】
【0062】
【0063】
【0064】
【0065】
【0066】
【0067】
【0068】
【0069】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を、ポー
タブルコンピュータに適用した図面にもとづいて説明す
る。
【0070】図1および図2は、電子機器本体としての
ブック形のポータブルコンピュータ1を示している。こ
のコンピュータ1は、卓上に載置される筐体2と、この
筐体2に支持されたディスプレイユニット3とを備えて
いる。
【0071】筐体2は、ロアハウジング4と、このロア
ハウジング4に連なるアッパハウジング5とを有する偏
平な四角形箱状をなしている。ロアハウジング4は、平
坦な底壁4aと、この底壁4aに連なる左右の側壁4
b,4cおよび後壁4dとを有している。アッパハウジ
ング5は、略平坦な上壁5aを有している。この上壁5
aの周縁部は、ロアハウジング4の側壁4b,4cおよ
び後壁4dの上端に連なっている。
【0072】アッパハウジング5の上壁5aには、キー
ボード7やクリックスイッチ8a,8bが配置されてい
る。そして、上記ディスプレイユニット3は、筐体2の
ロアハウジング4の後端部に図示しないヒンジ金具を介
して連結されており、このディスプレイユニット3とロ
アハウジグ4との連結部分は、トップカバー9によって
覆われている。
【0073】このため、ディスプレイユニット3は、キ
ーボード7、クリックスイッチ8a,8bおよびトップ
カバー9を覆う閉じ位置と、キーボード7の後方におい
て起立する開き位置とに亘って開閉可能に筐体2に支持
されており、このディスプレイユニット3を閉じ位置に
回動させた状態では、コンピュータ1が携帯に便利な箱
状をなすようになっている。
【0074】図2に示すように、ロアハウジング4は、
バッテリ収容部11を備えている。バッテリ収容部11
は、ロアハウジング4の底壁4aに開放された凹所にて
構成され、このバッテリ収容部11には、バッテリパッ
ク12が取り出し可能に装着されている。
【0075】図3に示すように、ロアハウジング4の内
部には、パック収容部14が形成されている。パック収
容部14は、ロアハウジング4の前方に向けて開口され
た挿入口15を有し、この挿入口15と向かい合うパッ
ク収容部14の終端には、図示しない中継コネクタが配
置されている。
【0076】パック収容部14には、コンピュータ1の
機能を拡張する機器としてのCD−ROM駆動装置16
又はフロッピーディスク駆動装置17のいずれか一方が
選択的に取り外し可能に装着されるようになっている。
これらCD−ROM駆動装置16およびフロッピーディ
スク駆動装置17は、夫々独自の機能を有する一つのモ
ジュールとしてパッケージ化されており、互いに同じサ
イズを有している。
【0077】CD−ROM駆動装置16は、光ディスク
を収容するトレー18と、このトレー18を引き出し可
能に支持するキャビネット19とを備えている。キャビ
ネット19は、偏平な箱状をなしており、このキャビネ
ット19のトレー18の引き出し側とは反対側の端部に
は、コネクタブラケット21を介してインターフェース
コネクタ22が取り付けられている。コネクタブラケッ
ト21の上面には、一対の凹部23a,23bが配置さ
れている。これら凹部23a,23bは、CD−ROM
駆動装置16の横方向に離間して配置されている。
【0078】このようなCD−ROM駆動装置16は、
図3に示すように、ロアハウジング4の前端の挿入口1
5からパック収容部14に差し込まれる。このCD−R
OM駆動装置16の差し込みにより、インターフェース
コネクタ22が中継コネクタに嵌合し、このCD−RO
M駆動装置16とコンピュータ1とが電気的に接続され
る。そして、この接続状態では、CD−ROM駆動装置
16のトレー18の前面が挿入口15の開口部分に位置
されるようになっている。
【0079】フロッピーディスク駆動装置17は、前面
にフロッピーディスク挿入口25を有する偏平な箱状の
装置本体26と、この装置本体26を覆うアウタカバー
27とを備えている。アウタカバー27は、上記CD−
ROM駆動装置16と略同じ形状およびサイズを有して
いる。アウタカバー27は、フロッピーディスク挿入口
25とは反対側の端部にコネクタ取り付け部28を有
し、このコネクタ取り付け部28にインターフェースコ
ネクタ29が取り付けられている。コネクタ取り付け部
28の上面には、一対の凹部30a,30bが配置され
ている。凹部30a,30bは、フロッピーディスク駆
動装置17の横方向に離間して配置されている。これら
凹部30a,30bの配置間隔は、上記CD−ROM駆
動装置16の凹部23a,23bの配置間隔と同等に定
められている。
【0080】このようなフロッピーディスク駆動装置1
7は、図3に示すように、ロアハウジング4の前端の挿
入口15からパック収容部14に差し込まれる。このフ
ロッピーディスク駆動装置17の差し込みにより、イン
ターフェースコネクタ29が中継コネクタに嵌合し、こ
のフロッピーディスク駆動装置17とコンピュータ1と
が電気的に接続される。そして、この接続状態では、フ
ロッピーディスク駆動装置17のフロッピーディスク挿
入口25が上記挿入口15の開口部分に位置されるよう
になっている。
【0081】ロアハウジング4の前端には、フロントカ
バー32が取り付けられている。フロントカバー32
は、挿入口15を開放する第1の位置と、この挿入口1
5と向かい合う第2の位置とに亘って回動可能にロアハ
ウジング4に支持されている。
【0082】フロントカバー32は、長方形状に切り欠
かれた開口部33を有している。この開口部33は、C
D−ROM駆動装置16のトレー18の前面およびフロ
ッピーディスク駆動装置17の前面に対応した大きさを
有している。このため、フロントカバー33を第2の位
置に回動させた状態でも、CD−ROM駆動装置16の
トレー18又はフロッピーディスク駆動装置17のフロ
ッピーディスク挿入口25が開口部33を介して筐体2
の前方に露出されるようになっている。
【0083】図2に示すように、ロアハウジング4の底
壁4aには、一対の係合孔35a,35bと一対のロッ
ク孔36a,36bとが開口されている。係合孔35
a,35bは、底壁4aの前端の両側部に位置されてお
り、これら係合孔35a,35bは、ロアハウジング4
の奥行き方向に延びる長孔状をなしている。ロック孔3
6a,36bは、底壁4aの後端において、その左右の
角部に位置されており、これらロック孔36a,36b
は、断面円形状をなしている。そして、一方の係合孔3
5aと一方のロック孔36aおよび他方の係合孔35b
と他方のロック孔36aとは、ロアハウジング4の奥行
き方向に延びる同一直線上に配置されている。
【0084】図2に示すように、ロアハウジング4の後
壁4dの中央部には、第1の拡張コネクタ38が配置さ
れている。第1の拡張コネクタ38は、コンピュータ1
に新たな機能を付加する際に用いるものである。この第
1の拡張コネクタ38は、コネクタカバー39によって
覆われている。
【0085】コネクタカバー39は、上下に分割された
第1のカバー39aと第2のカバー39bとを有してい
る。第1および第2のカバー39a,39bは、互いに
面一に連続して第1の拡張コネクタ38を覆う閉じ位置
と、第1の拡張コネクタ38を挾んだ上下両側に回動さ
れて、第1の拡張コネクタ38をロアハウジグ4の後方
に向けて露出させる開き位置とに亘って開閉可能となっ
ており、これら第1および第2のカバー39a,39b
は、常時閉じ位置に保持されている。そして、第1およ
び第2のカバー39a,39bの端部には、レバー挿入
口40が形成されている。
【0086】筐体2の内部には、電動式の冷却ファン4
3が収容されている。冷却ファン43は、コンピュータ
1のCPUや電源回路部を強制的に冷却するもので、上
記第1の拡張コネクタ38の上方に配置されている。冷
却ファン43は、上記トップカバー9によって覆われて
おり、このトップカバー9の後壁9aには、冷却ファン
43に連なる排気口44が開口されている。
【0087】また、図2に示すように、上記ロアハウジ
ング4の左側の側壁4bには、コンピュータ1をON・
OFFするパワースイッチ47が配置されている。
【0088】ところで、図4ないし図8は、コンピュー
タ1に新たな機能を付加させる際に用いる拡張ステーシ
ョン51を示している。この拡張ステーション51は、
中空の箱状をなすステーション本体52を備えている。
このステーション本体52は、金属製のフレーム53
と、このフレーム53を覆う合成樹脂製の外装カバー5
4とを有している。
【0089】フレーム53は、図7や図10に示すよう
に、平坦な四角形板状をなすボトムパネル55と、この
ボトムパネル55に連なる一対のサイドパネル56a,
56bと、これらボトムパネル55およびサイドパネル
56a,56bに連なる第1のリヤパネル57とを備え
ている。
【0090】ボトムパネル55の前端部には、上向きに
延びる支持壁55aが形成されている。この支持壁55
aの高さは、サイドパネル56a,56bの高さよりも
低く定められている。左側のサイドパネル56aには、
多数の通気孔58が開口されている。また、サイドパネ
ル56a,56bの後部には、上向きに延びるガイド壁
59a,59bが形成されている。これらガイド壁59
a,59bの後端部の間には、第2のリヤパネル60が
架け渡されている。この第2のリヤパネル60は、上記
第1のリヤパネル57の上端部に連なっている。そのた
め、フレーム53は、上方および前方に向けて開放され
た中空の箱形状をなしている。
【0091】サイドパネル56a,56bのガイド壁5
9a,59bの間には、第1の仕切り板62が架け渡さ
れている。第1の仕切り板62は、フレーム53の横方
向に延びており、図11に示すように、上記フレーム5
3の内部空間を第1の機器収容部としての基板増設室6
3と、第2の機器収容部としての機器収容室64とに区
画している。基板増設室63は、ボトムパネル55、第
1および第2のリヤパネル57,60、上記ガイド壁5
9a,59bを含むサイドパネル56a,56bの後部
および第1の仕切り板62によって定められている。こ
の基板増設室63は、上記ステーション本体52の後部
において、このステーション本体52の横方向に延びる
とともに、ステーション本体52の上方に向けて開放さ
れている。
【0092】機器収容室64はボトムパネル55、サイ
ドパネル56a,56bおよび第1の仕切り板62によ
って定められている。この機器収容室64は、基板増設
室63の前方に位置されており、この基板増設室63よ
りも広い容積を有している。機器収容室64は、第2の
仕切り板65を介して第1のセクション66と第2のセ
クション67とに仕切られている。第2の仕切り板65
は、上記ボトムパネル55に固定されて、ステーション
本体52の奥行き方向に延びている。そのため、第1の
セクション66と第2のセクション67とは、ステーシ
ョン本体52の横方向に並んで配置されている。
【0093】そして、図8に示すように、第1の仕切り
板62における第1のセクション66に対応する左端部
には、第1のセクション66と基板増設室63とを連通
させる複数の連通孔68が開口されている。
【0094】図6ないし図8に示すように、サイドパネ
ル56a,56bの前端部には、夫々スピーカホルダ7
1が取り付けられている。スピーカホルダ71は、機器
収容室64の前端両側部に位置されており、夫々のスピ
ーカホルダ71には、図示しないスピーカが支持されて
いる。
【0095】上記外装カバー54は、サイドパネル56
a,56bを側方から覆う一対のサイドカバー72a,
72bと、これらサイドカバー72a,72bの後端部
間に跨がり、上記第1のリヤパネル57を後方から覆う
リヤカバー73と、上記サイドカバー72a,72bの
上端部間に跨がるアッパカバー74と、上記サイドカバ
ー72a,72bおよびアッパカバー74に連なるフロ
ントカバー75とを有している。
【0096】各サイドカバー72a,72bは、スピー
カカバー部76を一体に備えている。スピーカカバー部
76は、上記スピーカやスピーカホルダ71を前方から
覆っている。また、図9に示すように、左側のサイドカ
バー72aには、複数の外気導入口78が開口されてい
る。これら外気導入口78は、上記サイドパネル56a
の通気孔58に連なっている。
【0097】図6や図10に示すように、アッパカバー
74は、機器収容室64を上方から覆うような平坦な板
状をなしている。アッパカバー74は、上記コンピュー
タ1の筐体2よりも大きな平面形状を有し、このアッパ
カバー74のうち第2のセクション67に対応する部分
には、この第2のセクション67に連なる開口部74a
が形成されている。この開口部74aは、オペレータが
手指を挿入し得るような大きさを有している。そして、
開口部74aは、取り外し可能なカバー79で覆われて
おり、このカバー79は、アッパカバー74と同一平面
上に位置されている。
【0098】フロントカバー75は、ボトムパネル55
の前端およびアッパカバー74の前端に取り外し可能に
連結されている。このフロントカバー75は、上記サイ
ドカバー72a,72bのスピーカカバー部76の間に
おいて、上記機器収容室64を前方から覆っている。フ
ロントカバー75は、第1のセクション66に連なる機
器挿入口80を有している。機器挿入口80は、CD−
ROM駆動装置16又はフロッピーディスク駆動装置1
7が挿入されるもので、ステーション本体52の横方向
に延びる細長い長方形状をなしている。そして、この機
器挿入口80は、開閉可能なシャッター81によって覆
われている。
【0099】図8や図11に示すように、フレーム53
のボトムパネル55の上面には、メインの回路基板82
が支持されている。回路基板82は、上記基板増設室6
3の底部に位置される第1の部分82aと、上記第2の
セクション67の底部に位置される第2の部分82bと
を有している。回路基板82の第1の部分82aには、
複数の基板増設用コネクタ83が実装されている。コネ
クタ83は、基板増設室63の底部において、上記ステ
ーション本体52の奥行き方向に並べて配置されてい
る。
【0100】この基板増設室63には、拡張機器の一種
である拡張ボード84が取り外し可能に収容されてい
る。拡張ボード84は、基板増設室63の上部開口から
挿入され、これら拡張ボード84は、上記コネクタ83
に接続されている。
【0101】図11に示すように、回路基板82の第1
の部分82aには、コネクタ基板85が支持されてい
る。コネクタ基板85は、上記基板増設室63の後端部
において起立した姿勢で配置されており、上記第1のリ
ヤパネル57と向かい合っている。このコネクタ基板8
5には、例えば外部CRTディスプレイ、RS232C
規格の周辺機器、マウスあるいは外部キーボードを接続
するための各種のコネクタ86が支持されている。コネ
クタ86は、コネクタ基板85を介して回路基板82に
接続されており、これらコネクタ86は、リヤカバー7
3を貫通してステーション本体52の後方に露出されて
いる。
【0102】基板増設室63には、電動ファン88が配
置されている。電動ファン88は、拡張ボード84を冷
却するためのもので、上記第2のリヤパネル60の左端
部に支持されている。また、図9に示すように、外装カ
バー54のリヤカバー73には、排気口89が開口され
ており、この排気口89は、電動ファン88と向かい合
っている。
【0103】そのため、電動ファン88が駆動される
と、基板増設室63が負圧となり、サイドカバー72a
の外気導入口78やサイドパネル56aの通気孔58を
通じて機器収容室64の第1のセクション66に外気が
導入される。そして、この外気は、第1の仕切り板62
の連通孔68を通じて基板増設室63に導入され、この
基板増設室63に収容された拡張ボード84を冷却した
後、排気口89を通じてステーション本体52の後方に
排出される。
【0104】図9、図11および図12に示すように、
ステーション本体52の後端部には、上記基板増設室6
3を覆う合成樹脂製のトップカバー91が取り付けられ
ている。トップカバー91は、前壁92と、この前壁9
2に連なる上壁93と、これら前壁92および上壁93
に連なる一対の側壁94a,94bと、これら上壁93
および側壁94a,94bに連なる後壁95とを有して
いる。そのため、トップカバー91は、下向きに開放さ
れた箱状をなしている。
【0105】図13に示すように、トップカバー91の
側壁94a,94bの後端部には、夫々支持片96が一
体に形成されている。支持片96の外側面には、円柱状
の凸部97が形成されている。凸部97は、その外周面
97aの二箇所に、互いに平行をなすように切り欠かれ
たカット部98a,98bを有し、これらカット部98
a,98bは、凸部97の円弧状をなす外周面97aに
連なっている。そのため、凸部97は、カット部98
a,98bの間に跨がる短軸Sと、この短軸Sと直交す
る長軸Lとを有している。
【0106】図9や図13の(C)に示すように、上記
リヤカバー73の上端両側部には、夫々カバー支持部1
00が形成されている。カバー支持部100は、リヤカ
バー73の後方および上方に向けて開放された溝状をな
しており、このカバー支持部100にトップカバー91
の支持片96が差し込まれるようになっている。
【0107】カバー支持部100は、支持片96の外側
面と向かい合う側面を有し、この側面には、上記凸部9
7の外周面97aが摺動可能に嵌合する軸受部101が
形成されている。軸受部101は、リヤカバー73の後
方斜め上向きに開放された切り欠き102を有してい
る。切り欠き102の開口幅Wは、上記凸部97の短軸
Sよりも僅かに大きく定められている。
【0108】このため、トップカバー91は、その支持
片96の凸部97を上記切り欠き102を通じてカバー
支持部100に差し込み、この凸部97の外周面97a
を軸受部101に嵌合させることでリヤカバー73に連
結されている。そして、トップカバー91は、凸部97
と軸受部101との嵌合部を支点として、上記ステーシ
ョン本体52の基板増設室63を上方から覆う閉じ位置
と、ステーション本体52の後方に倒れ込んで、基板増
設室63を上方に向けて開放する開き位置とに亘って回
動されるようになっている。
【0109】図13の(A)に示すように、トップカバ
ー91が閉じ位置に回動された状態では、上記凸部97
の長軸Lが縦方向に延び、この長軸Lの向きが上記軸受
部101の切り欠き102の開口方向と合致しないよう
になっている。同様に、トップカバー91を開き位置に
回動させた状態においても、図13の(B)に示すよう
に、上記凸部97の長軸Lの向きが切り欠き102の開
口方向と合致しないようになっている。そのため、トッ
プカバー91は、閉じ位置および開き位置のいずれの位
置に回動させた状態においても、ステーション本体52
から外れることはない。
【0110】トップカバー91をステーション本体52
から取り外すには、図13の(C)に示すように、トッ
プカバー91を閉じ位置と開き位置との中間位置に回動
させ、凸部97の長軸Lの向きを切り欠き102の開口
方向と合致させる。この状態でトップカバー91を後方
斜め上向きに引っ張り、凸部97を切り欠き102を通
じてステーション本体52の後方に引き抜く。このこと
により、トップカバー91の支持片96がカバー支持部
100から引き出され、このトップカバー91をステー
ション本体52から離脱させることができる。
【0111】図4や図11に示すように、トップカバー
91を閉じ位置に回動させた状態では、このトップカバ
ー91の前壁92は、アッパカバー74の後端部から上
向きに延びており、上記第1の仕切り板62を前方から
覆っている。この前壁92の下端部には、図12に示す
ような一対のカバーラッチ103a,103bが配置さ
れている。カバーラッチ103a,103bは、トップ
カバー91の横方向に離間して配置されている。これら
カバーラッチ103a,103bは、アッパカバー74
の後端縁部に取り外し可能に引っ掛かり、トップカバー
91を閉じ位置に保持している。
【0112】トップカバー91の前壁92は、一対の舌
片106a,106bを有している。舌片106a,1
06bは、上記カバーラッチ103a,103bの間に
おいて、トップカバー91の横方向に離間して配置され
ている。舌片106a,106bは、トップカバー91
を閉じ位置に回動させた状態において、その前壁92か
ら前向きに延びており、上記アッパカバー74の後端部
およびカバー79の後端部に連なっている。そして、こ
れら舌片106a,106bは、アッパカバー74やカ
バー79と同一平面上に位置されている。
【0113】図9に示すように、ステーション本体52
の後端角部には、盗難防止用のフック107が配置され
ている。フック107は、ステーション本体52の後方
に突出する使用位置と、ステーション本体52の後端角
部に格納される格納位置とに亘って回動可能にステーシ
ョン本体52に支持されている。そして、このフック1
07には、これを使用位置に回動させた状態において、
図示しないロックチェーンが引っ掛けられるようになっ
ている。
【0114】図4に示すように、上記ステーション本体
52は、上記コンピュータ1の筐体2を載置するための
載置部110を備えている。この載置部110は、上記
外装カバー54のアッパカバー74にて構成され、この
アッパカバー74の上面は、筐体2が置かれる平坦な載
置面111をなしている。載置面111は、筐体2の底
壁4aと略同じ大きさを有している。
【0115】載置面111には、一対のガイドレール1
12a,112bが配置されている。ガイドレール11
2a,112bは、コンピュータ1の筐体2を載置面1
11に載置した時に、筐体2の底壁4aの両側部に摺動
可能に接するようになっている。これらガイドレール1
12a,112bは、載置面111の横方向に離間した
位置において、この載置面111の奥行き方向に延びて
おり、夫々のガイドレール112a,112bの後端
は、上記トップカバー91の前壁92に連なっている。
【0116】このため、コンピュータ1の筐体2は、ガ
イドレール112a,112bに沿って載置面111の
奥行き方向にスライドされるようになっている。そし
て、上記アッパカバー74の開口部74aや、この開口
部74aを開閉するカバー79ならびにトップカバー9
1の舌片106a,106bは、ガイドレール112
a,112bの間に配置されている。
【0117】図4に示すように、トップカバー91が閉
じられている状態において、このトップカバー91の前
壁92は、載置面111の終端に位置されている。前壁
92は、コンピュータ1を載置面111に載置した時
に、ロアハウジング4の後壁4dおよびトップカバー9
の後壁9aと向かい合うようになっており、この前壁9
2の略中央部には、凹所113が形成されている。凹所
113は、上記コンピュータ1の排気口44と向かい合
い、このコンピュータ1との間に、排気口44から排出
される冷却風の流通路を構成している。
【0118】そのため、コンピュータ1を載置面111
に置いた状態においても、排気口44がトップカバー9
1の前壁92で塞がれることはなく、この排気口44か
らの冷却風の排出が損なわれずに済む。
【0119】また、トップカバー91の前壁92は、載
置面111の終端部に連なる切り欠き114を有してい
る。この切り欠き114は、上記凹所113の下方に位
置されており、上記第1の仕切り板62と向かい合って
いる。
【0120】図8、図14および図15に示すように、
機器収容室64の第1のセクション66には、電源ユニ
ット116と、アダプタ117とが収容されている。電
源ユニット116は、拡張ステーション51の駆動用電
源となるもので、電源ケーブル118を介して上記回路
基板82に電気的に接続されている。この電源ユニット
116は、回路基板やこの回路基板に実装された電源回
路部品を覆う箱状のケース119を有している。ケース
119は、上記フレーム53のボトムパネル55にねじ
止めされており、このケース119には、多数の通孔1
20が開口されている。
【0121】そのため、電動ファン88が駆動される
と、上記外気導入口78や通気孔58を通じて第1のセ
クション66に導入された外気の一部が通孔120を通
じてケース119の内部に流れ込み、上記電源回路部品
が強制的に冷却されるようになっている。
【0122】電源ユニット116は、電源コネクタ12
1を有している。電源コネクタ121は、商用電源に連
なる電源プラグ(図示せず)が取り外し可能に接続され
るもので、図9に示すように、上記リヤカバー73に配
置されている。そして、電源コネクタ121に電源プラ
グを差し込むと、電源ユニット116がONされ、拡張
ステーション51がスタンバイされるようになってい
る。
【0123】図14や図15に示すように、アダプタ1
17は、上記CD−ROM駆動装置16又はフロッピー
ディスク駆動装置17のいずれか一方を選択的に取り外
し可能に収容するためのものである。そのため、本実施
形態の場合は、コンピュータ1と拡張ステーション51
とで共通のCD−ROM駆動装置16およびフロッピー
ディスク駆動装置17を使用し得るようになっており、
これらCD−ROM駆動装置16およびフロッピーディ
スク駆動装置17がコンピュータ1の機能を拡張するた
めの機器となっている。
【0124】上記アダプタ117は、CD−ROM駆動
装置16又はフロッピーディスク駆動装置17が取り外
し可能に挿入されるケーシング125を有している。ケ
ーシング125は、偏平な箱状をなしており、上記フロ
ントカバー75の機器挿入口80に連なる開口部126
を有している。このケーシング125は、上記電源ユニ
ット116のケース119の上面にねじ止めされてい
る。そのため、アダプタ117は、電源ユニット116
の上に積み重ねられている。
【0125】ケーシング125は、開口部126と向か
い合う終端部を有し、この終端部には、中継コネクタ1
27を有するコネクタ基板128が支持されている。コ
ネクタ基板128は、図示しないフレキシブル配線板を
介して上記回路基板82に電気的に接続されている。
【0126】そのため、CD−ROM駆動装置16又は
フロッピーディスク駆動装置17を挿入口80に差し込
むと、これら装置16又は17は、ケーシング125の
内面にガイドされつつ、このケーシング125の終端部
に向けて挿入され、そのインターフェースコネクタ22
又は29が中継コネクタ127に嵌合される。この嵌合
により、CD−ROM駆動装置16又はフロッピーディ
スク駆動装置17が拡張ステーション51に電気的に接
続される。
【0127】図16ないし図18に示すように、ケーシ
ング125の上面には、イジェクタ131が配置されて
いる。イジェクタ131は、CD−ROM駆動装置16
又はフロッピーディスク駆動装置17をケーシング12
5から排出するためのものである。このイジェクタ13
1は、金属製のスライド板132と、人為的に操作され
操作部材(操作部)としての合成樹脂製のイジェクト
レバー133と、このイジェクトレバー133とスライ
ド板132とを連動させる金属製の回動レバー134と
を備えている。
【0128】スライド板132は、上記CD−ROM駆
動装置16又はフロッピーディスク駆動装置17の挿入
方向にスライド可能にケーシング125の上面に支持さ
れている。このスライド板133は、中継コネクタ12
7に隣接する端部に一対の舌片135a,135bを有
している。舌片135a,135bは、ケーシング12
5の上面と平行に配置されている。そして、舌片135
a,135bは、ケーシング125の横方向、すなわ
ち、スライド板133のスライド方向とは交差する方向
に互いに離間して配置されており、これら舌片135
a,135bの間に上記中継コネクタ127が位置され
ている。
【0129】上記ケーシング125の上面には、一対の
連通口136a,136bが開口されている。これら連
通口136a,136bは、上記スライド板132の舌
片135a,135bと向かい合っている。また、舌片
135a,135bは、下向きに延びる一対の係止片1
37a,137bと、スライド板132のスライド方向
に沿って延びる一対のガイド部138a,138bとを
一体に有している。係止片137a,137bは、連通
口136a,136bを通じてケーシング125の内側
に向けて突出されており、これら係止片137a,13
7bの間に上記中継コネクタ127が位置されている。
【0130】そのため、図17の(B)や図18の
(B)に示すように、ケーシング125にCD−ROM
駆動装置16又はフロッピーディスク装置17を挿入す
ると、上記係止片137a,137bがCD−ROM駆
動装置16のコネクタブラケット21の端面又はフロッ
ピーディスク駆動装置17のコネクタ取り付け部28の
端面に接触するようになっている。この接触により、上
記スライド板132は、インターフェースコネクタ22
又は29と中継コネクタ127との嵌合を可能とする第
1の位置と、インターフェースコネクタ22又は29と
中継コネクタ127との嵌合を解除する第2の位置とに
亘ってスライドされる。
【0131】スライド板132のガイド部138a,1
38bは、舌片135a,135bと同一平面上に位置
されている。そして、舌片135a,135bには、夫
々係合孔139a,139bが開口されており、これら
係合孔139a,139bは、ガイド部138a,13
8bの延長線上に位置されている。係合孔139a,1
39bは、ケーシング125内にCD−ROM駆動装置
16を挿入した時に、そのコネクタブラケット21の上
面の凹部23a,23bと対向し合い、ケーシング12
5内にフロッピーディスク駆動装置17を挿入した時に
は、そのコネクタ取り付け部28の上面の凹部30a,
30bと対向し合うようになっている。
【0132】上記イジェクトレバー133は、指先を引
っ掛けるための凹部141を有するレバー本体142
と、このレバー本体142の側部に連なる連結部143
とを有している。このイジェクトレバー133は、中継
コネクタ127の方向に押し込まれる第1のスライド位
置と、中継コネクタ127から遠ざかる方向に押し出さ
れる第2のスライド位置とに亘ってスライド可能に上記
ケーシング125の上面に支持されている。
【0133】上記回動レバー134は、上記レバー本体
142の連結部143に引っ掛かる係止部145と、こ
の係止部145に連なるレバー部146とを有してい
る。レバー部146は、ケーシング125の上面とスラ
イド板132との間に配置されており、このレバー部1
46の係止部145とは反対側の端部が、ケーシング1
25の上面の軸部147に回動可能に枢支されている。
【0134】また、図17や図18に示すように、回動
レバー134のレバー部146は、係合孔149を有し
ている。係合孔149は、上記軸部147と係止部14
5との間の中間に位置されており、この係合孔149に
スライド板132の係合片150が引っ掛かっている。
【0135】そのため、イジェクトレバー133をスラ
イドさせると、回動レバー134が軸部147を支点に
回動変位し、この回動レバー134の回動は、上記係合
孔149と係合片150との係合部分を介してスライド
板132に伝えられる。すなわち、図17に示すよう
に、イジェクトレバー133を第1のスライド位置にス
ライドさせると、スライド板132が第1の位置にスラ
イドされ、イジェクトレバー133を第2のスライド位
置にスライドさせると、スライド板132が第2の位置
にスライドされるようになっている。
【0136】そして、本実施形態の場合、回動レバー1
34の回動支点は、イジェクトレバー133に対し、こ
の回動レバー134とスライド板132との係合部分を
挾んだ反対側に位置し、しかも、この係合部分は、回動
レバー134の回動支点と連結部143との間の中間に
位置されている。このことから、スライド板132のス
ライド量がイジェクトレバー133のスライド量の半分
以下となり、イジェクトレバー133の操作力が拡大さ
れてスライド板132に伝わるようになっている。
【0137】イジェクタ131は、イジェクトレバー1
33を第1のスライド位置に保持する合成樹脂製のロッ
クレバー155を備えている。ロックレバー155は、
ケーシング125の横方向に延びる水平な軸部157を
有し、この軸部157がケーシング125の上面の軸受
部158a,158bに回動可能に枢支されている。
【0138】ロックレバー155は、上記スライド板1
32の舌片135a,135bに重なり合う一対の座部
160a,160bを有している。座部160a,16
0bの下面には、夫々係合突起161a,161bが突
設されている。係合突起161a,161bは、スライ
ド板132が第1の位置にスライドされた時に、舌片1
35a,135bの係合孔139a,139bと対向し
合い、スライド板132が第2の位置にスライドされた
時に、舌片135a,135bのガイド部138a,1
38bと対向し合うようになっている。
【0139】このロックレバー155は、上記軸部15
7を支点として、係合突起161a,161bが係合孔
139a,139bに差し込まれるロック位置と、係合
突起161a,161bが係合孔139a,139bの
上方に引き抜かれるロック解除位置とに亘って回動可能
にケーシング125の上面に支持されている。そして、
上記CD−ROM駆動装置16又はフロッピーディスク
駆動装置17のインターフェースコネクタ22又は29
が中継コネクタ127に嵌合された状態では、上記係合
突起161a,161bの先端が凹部23a,23b又
は30a,30bに嵌まり込み、CD−ROM駆動装置
16又はフロッピーディスク駆動装置17をケーシング
125に抜け止め保持するようになっている。
【0140】ロックレバー155は、押圧部162を有
している。押圧部162は、オペレータが指先で押圧す
るためのもので、この押圧部162は、上記座部160
a,160bとは軸部157を挾んだ反対側に配置され
ている。そして、押圧部162とケーシング125の上
面との間には、ロックレバー155をロック位置に向け
て回動付勢するための圧縮コイルスプリング163が介
在されている。
【0141】そのため、図18の(B)や図19に示す
ように、押圧部162を下向きに押圧すると、ロックレ
バー155がロック解除位置に回動され、スライド板1
32のロックが解除される。そして、この状態でスライ
ド板132を第1の位置から第2の位置に向けてスライ
ドさせると、係合突起161a,161bの先端がガイ
ド部138a,138bの上面に摺動可能に接触し、上
記押圧部162の押圧を解除しても、ロックレバー15
5がロック解除位置に保持される。
【0142】このことから、ケーシング125にCD−
ROM駆動装置16又はフロッピーディスク駆動装置1
7を挿入した時のように、スライド板132が第2の位
置から第1の位置に向けてスライドされた時には、この
スライド板132の係合孔139a,139bが係合突
起161a,161bの位置に達した時点で、ロックレ
バー155がロック位置に向けて自動的に回動される。
この回動により、係合突起161a,161bが係合孔
139a,139bおよび凹部23a,23b又は30
a,30bに嵌合される。そのため、CD−ROM駆動
装置16又はフロッピーディスク駆動装置17がケーシ
ング125に抜け止め保持されるとともに、スライド板
132およびイジェクトレバー133のスライドが阻止
される。
【0143】このような構成のイジェクタ131におい
て、そのイジェクトレバー133の凹部141およびロ
ックレバー155の押圧部162は、上記載置部110
を構成するアッパカバー74と向かい合っている。この
アッパカバー74は、図10に示すように、イジェクト
レバー133の凹部141およびロックレバー155の
押圧部162に対応する位置に、第1および第2の開口
部165a,165bを有している。
【0144】このため、イジェクトレバー133の凹部
141およびロックレバー155の押圧部162は、ス
テーション本体52の載置面111に露出されており、
図20に示すように、載置面111にコンピュータ1を
置いた状態においては、このコンピュータ1の筐体2に
よって覆い隠されるようになっている。
【0145】図21や図22に示すように、機器収容室
64の第2のセクション67には、例えば外部フロッピ
ーディスク駆動装置あるいはストリーマのような5イン
チサイズの周辺機器171が配置されている。この周辺
機器171は、板金製のトレー172を介して上記第2
のセクション67に選択的に取り出し可能に収容されて
いる。トレー172は、周辺機器171を受ける底壁1
72aと、この底壁172aに連なる一対の側壁172
b,172cとを有し、これら側壁172b,172c
に周辺機器171が取り外し可能にねじ止めされてい
る。
【0146】第2のセクション67には、一対のガイド
レール173a,173bが配置されている。ガイドレ
ール173a,173bは、上記トレー172を第2の
セクション67に導くためのもので、この第2のセクシ
ョン67の横方向に離間した位置において、この第2の
セクション67の奥行き方向に沿って延びている。その
ため、トレー172は、底壁172aと側壁172b,
172cとで規定される角部がガイドレール173a,
173bに摺動可能に接しており、これらガイドレール
173a,173bに沿って第2のセクション67の奥
行き方向にスライドされるようになっている。
【0147】図21に示すように、トレー172の挿入
先端部には、上記第1の仕切り板62に向けて延びる延
長部174が形成されている。延長部174の側部に
は、上向きに延びる係合片175が形成されている。係
合片175は、係合溝176を有し、この係合溝176
は係合片175の上縁に開放されている。
【0148】トレー172は、上記延長部174とは反
対側の端部に、下向きに延びるフランジ部178を有し
ている。フランジ部178は、トレー172を第2のセ
クション67に完全に差し込んだ状態において、上記ボ
トムパネル55の支持壁55aに突き合わされるように
なっており、このフランジ部178は、ねじ179を介
して支持壁55aに固定されている。そして、トレー1
72やねじ179は、上記フロントカバー75によって
覆い隠されている。
【0149】図22や図23に示すように、上記周辺機
器171は、回路基板82の第2の部分82aの上方に
位置されている。この周辺機器171には、ケーブル1
81を介してインタフェースコネクタ182が接続され
ている。インターフェースコネクタ182は、上記回路
基板82の増設コネクタ183に接続されており、この
接続部分は、上記アッパカバー74の開口部74aの下
方に位置されている。
【0150】周辺機器171を第2のセクション67に
収容するには、図21に示すように、フロントカバー7
5を取り外し、第2のセクション67をステーション本
体52の前方に向けて開放させる。次に、ねじ179を
外し、トレー172の固定を解除する。そして、トレー
172を第2のセクション67から引き抜き、このトレ
ー172に所望の周辺機器171を装着する。
【0151】次に、周辺機器171のケーブル181を
第2のセクション67に導き、このケーブル181の先
端のインターフェースコネクタ182を増設コネクタ1
83に嵌合する。この場合、回路基板82は、ステーシ
ョン本体52の奥方に入り込んでいるので、コネクタ1
82と183とを接続するに当たっては、図23に示す
ように、アッパカバー74からカバー79を取り外し、
開口部74aを開く。開口部74aは、コネクタ18
2,183の接続部分の上方に位置するので、この開口
部74aを通じて第2のセクション67に手指を挿入
し、上記コネクタ182と183との接続作業を行な
う。そのため、増設コネクタ183が第2のセクション
67の奥方に配置されているにも拘らず、増設コネクタ
183の周囲が載置面111の上方に向けて広く開放さ
れ、この増設コネクタ183とインタフェースコネクタ
182との接続作業を容易に行なうことができる。
【0152】増設コネクタ183とインタフェースコネ
クタ182との接続が完了したならば、トレー172を
ガイドレール173a,173bに沿わせて第2のセク
ション67に挿入する。そして、トレー172のフラン
ジ部178を支持壁55aにねじ179を介して固定
し、周辺機器171をトレー172と共に第2のセクシ
ョン67の所定位置に保持する。
【0153】最後にフロントカバー75をステーション
本体52に取り付け、このフロントカバー75で第2の
セクション67の開放端を閉じることで、一連の周辺機
器171の増設作業が終了する。
【0154】図22に示すように、回路基板82の右端
部には、一対のカード収容部186a,186bが配置
されている。カード収容部186a,186bには、P
CMCIAカードのような拡張カード(図示せず)が取
り外し可能に挿入されるようになっており、これらカー
ド収容部186a,186bは、ステーション本体52
の奥行き方向に並べて配置されている。
【0155】カード収容部186a,186bは、第2
のセクション67の底部において、ステーション本体5
2の右側のサイドパネル56bおよびサイドカバー72
bに隣接されている。そして、サイドカバー72bに
は、カード収容部186a,186bに連なる一対のカ
ード挿入口187a,187bが形成されている。
【0156】図4や図10に示すように、拡張ステーシ
ョン51は、第2の拡張コネクタ200を備えている。
第2の拡張コネクタ200は、上記コンピュータ1の第
1の拡張コネクタ38に取り外し可能に嵌合されるもの
で、上記載置面111の終端部の略中央に位置されてい
る。
【0157】図24に示すように、第2の拡張コネクタ
200は、フレキシブルな配線基板201に接続されて
いる。この配線基板201と第2の拡張コネクタ200
との接続部分は、補強板202によって補強されてい
る。この補強板202には、金属製のコネクタホルダ2
03がねじ止めされている。このコネクタホルダ203
は、配線基板201と第2の拡張コネクタ200との接
続部分を取り囲んでいる。
【0158】コネクタホルダ203は、金属製のブラケ
ット205に支持されている。ブラケット205は、図
8に示すように、機器収容室64の第1のセクション6
6と第2のセクション67とに跨がる大きさを有する平
坦な板状をなしている。ブラケット205は、上記第1
の仕切り板62、第2の仕切り板65およびフレーム5
3のサイドパネル56aに支持されており、その大部分
が上記アダプタ117と第1の仕切り板62との間に収
められている。
【0159】すなわち、図8に示すように、第1の仕切
り板62は、機器収容室64に向かって突出する一対の
舌片206a,206bを有している。これら舌片20
6a,206bは、機器収容室64の横方向に互いに離
間して配置されている。第2の仕切り板65は、第1の
仕切り板62の前方に位置する舌片207を有してい
る。また、サイドパネル56aは、機器収容室64に向
かって突出する舌片208を有している。これら舌片2
06a,206b、207および208は、互いに同一
平面上に位置されており、これら舌片206a,206
b、207および208の上面に、上記ブラケット20
5の端部がねじ209を介して固定されている。そのた
め、ブラケット205は、上記アッパカバー74の下方
において、このアッパカバー74の載置面111と平行
に配置されている。
【0160】ブラケット205は、一対の支持ステー2
12a,212bを有している。支持ステー212a,
212bは、第1の仕切り板62の直前において、載置
面111の横方向に互いに離間して配置されているとと
もに、上記ブラケット205から上向きに延びている。
そして、支持ステー212a,212bの上端部に、ね
じ213を介してコネクタホルダ203が支持されてお
り、このコネクタホルダ203や第2の拡張コネクタ2
00は、上記トップカバー91の前壁92の切り欠き1
14を通じて載置部110に露出されている。
【0161】図24に示すように、第2の拡張コネクタ
200に連なる配線基板201は、第1の仕切り板62
に沿って下向きに導かれている。配線基板201の先端
部は、一対のスタッキングコネクタ215a,215b
を介して上記回路基板82に電気的に接続されており、
この配線基板201の先端部は、回路基板82の上面の
ボス部216にねじ217を介して固定されている。
【0162】図14や図15に示すように、上記アッパ
カバー74には、一対のラッチ221(一方のみを図
示)が支持されている。ラッチ221は、載置面111
に置かれたコンピュータ1をガイドレール112a,1
12bに沿って第2の拡張コネクタ200の方向にスラ
イドさせた時に、上記ロアハウジング4の係合孔35
a,35bに取り外し可能に引っ掛かるものである。こ
れらラッチ221は、上記載置面111の前端部におい
て、上記ガイドレール112a,112bに隣接した位
置に配置されている。
【0163】ラッチ221は、ラッチ本体222と、こ
のラッチ本体222に連なる爪部223とを有してい
る。ラッチ本体222は、ピン225を介してブラケッ
ト226に回動可能に枢支されており、このブラケット
226は、図26に示すように、アッパカバー74の裏
面にねじ227を介して固定されている。ブラケット2
26は、アッパカバー74の裏面と協同してラッチ22
1を覆い隠しており、このラッチ221の爪部223が
アッパカバー74と向かい合っている。そして、アッパ
カバー74は、爪部223と向かい合う位置に、この爪
部223が挿通可能なスリット228を有している。
【0164】このため、ラッチ221は、その爪部22
3がスリット228を介して載置面111上に突出する
係合位置と、爪部223がスリット228内に引っ込む
係合解除位置とに亘って回動可能にアッパカバー74に
支持されており、このラッチ221は、リターンスプリ
ング229を介して常時係合解除位置に保持されてい
る。
【0165】図4や図15に示すように、アッパカバー
74には、一対の検出レバー233a,233bが支持
されている。検出レバー233a,233bは、載置面
111に置かれたコンピュータ1のスライド位置を検出
するためのもので、上記載置面111の終端部におい
て、上記ガイドレール112a,112b上に位置され
ている。そのため、検出レバー233a,233bは、
上記個々のラッチ221に対応して配置されており、こ
れら検出レバー233a,233bとラッチ211と
は、ガイドレール112a,112bの長手方向に沿う
両端部に位置されている。
【0166】検出レバー233a,233bは、互いに
同一の構成であるため、その一方を代表して説明する。
図14および図15に示すように、検出レバー233a
は、レバー本体234と、このレバー本体234に連な
る係合部235とを有している。レバー本体234は、
アッパカバー74の下方に位置され、図26に示すよう
に、アッパカバー74の裏面から延びる一対の支持壁2
36a,236bの間にピン237を介して回動可能に
枢支されている。そして、ガイドレール112a,11
2bの終端部には、検出レバー233aの係合部235
が挿通可能な開口部238が形成されている。
【0167】このため、検出レバー233a,233b
は、開口部238を介して載置面111上に突出する第
1の位置と、開口部238に押し込まれる第2の位置と
に亘って回動可能にアッパカバー74に支持されてお
り、これら検出レバー233a,233bは、リターン
スプリング240を介して常時第1の位置に保持されて
いる。
【0168】図14、図15および図26に示すよう
に、上記ラッチ221と検出レバー233a,233b
とは、連動部材としてのロッド243を介して互いに連
動されている。ロッド243は、金属の線材にて構成さ
れ、上記アッパカバー74の下方において、ガイドレー
ル112a,112bに沿って配置されている。
【0169】ロッド243は、その両端にフック部24
4a,244bを有している。一方のフック部244a
は、上記ラッチ221のラッチ本体222に引っ掛か
り、他方のフック部244bは、検出レバー233a,
233bのレバー本体234に引っ掛かっている。ま
た、このロッド243は、上記フック部244a,24
4bの間にコイル状に巻回された弾性変形部245を有
している。弾性変形部245は、ロッド243の軸方向
に伸縮可能となっている。
【0170】図4に示すように、コンピュータ1は、第
1の拡張コネクタ38を第2の拡張コネクタ200に向
けた姿勢で載置面111に載置され、筐体2の底壁4a
の両側部がガイドレール112a,112bに摺動可能
に接触されるようになっている。このコンピュータ1を
第2の拡張コネクタ200に向けてスライドさせると、
図14に示すように、ロアハウジング4の後端角部が検
出レバー233a,233bの係合部235に当接す
る。この当接により、検出レバー233a,233b
は、ピン237を支点に係合解除位置に向けて回動さ
れ、その係合部235が開口部238に押し込まれる。
【0171】図15に示すように、検出レバー233
a,233bが係合解除位置に向けて回動されると、ロ
ッド243が検出レバー233a,233bの方向に引
っ張られる。このロッド243は、ラッチ221のラッ
チ本体222を後方に向けて引っ張るので、ラッチ本体
222がピン225を支点に上向きに回動される。その
ため、ラッチ221は、係合解除位置から係合位置に回
動され、その爪部223がスリット228から突出しよ
うとする。
【0172】この場合、上記検出レバー233a,23
3bが第2の位置に向けて回動を開始した段階では、第
1の拡張コネクタ38は、第2の拡張コネクタ200に
まで達していないために、ロアハウジング4の前端角部
の係合孔35a,35bも、スリット228と対向し合
う位置まで達していない。そのため、図14に示すよう
に、ラッチ221の爪部223は、ロアハウジング4の
底壁4aに突き当たった状態となり、ラッチ221の係
合位置への回動が妨げられる。
【0173】しかるに、検出レバー233a,233b
の動きをラッチ221に伝えるロッド243は、その中
間部に弾性変形部245を備えているので、上記のよう
にラッチ221の回動が妨げられると、弾性変形部24
5が伸長する。そのため、底壁4aとの当接によりラッ
チ221の回動が妨げられた状態でも、検出レバー23
3a,233bは、第1の位置から第2の位置に向けて
回動することができ、コンピュータ1のスライドが妨げ
られることはない。
【0174】コンピュータ1のスライドに伴い、第1の
拡張コネクタ38が第2の拡張コネクタ200の直前に
達すると、ロアハウジング4の係合孔35a,35bが
スリット228と向かい合い、ラッチ221の爪部22
3が底壁4aから外れる。そのため、ラッチ221は、
ロッド243の引っ張り力を受けて一気に係合位置に回
動され、上記爪部223が係合孔35a,35bに入り
込む。
【0175】コンピュータ1が載置面111の終端部に
までスライドされ、第1の拡張コネクタ38と第2の拡
張コネクタ200とが互いに嵌合されると、図15に示
すように、爪部223が係合孔35a,35bの開口縁
部に引っ掛かる。この結果、コンピュータ1の前端角部
が載置面111にロックされる。
【0176】図15に示すように、拡張ステーション5
1は、コンピュータ1を第2の拡張コネクタ200に接
続された状態にロックするためのロック手段250を備
えている。このロック手段250は、支持軸251と、
この支持軸251の両端部に固定された一対のロックレ
バー252a,252bとを備えている。
【0177】図8から明らかなように、上記ロック手段
250は、上記ブラケット205に支持されている。ブ
ラケット205は、一対の支持壁253a,253bを
備えている。支持壁253a,253bは、ステーショ
ン本体52の横方向に互いに離間して配置されており、
これら支持壁253a,253bに上記支持軸251が
回動可能に支持されている。この支持軸251は、第1
の仕切り板62とトップカバー91の前壁92との間に
おいて、ステーション本体52の横方向に沿って水平に
配置されている。そのため、支持軸251の両端のロッ
クレバー252a,252bは、上記第1の仕切り板6
2とトップカバー91の前壁92との間に配置され、上
記ガイドレール112a,112bの終端の直後に位置
されている。
【0178】ロックレバー252a,252bは、第1
の仕切り板62の前方に向けて延びる第1のアーム部2
55と、下向きに延びる第2のアーム部256とを有し
ている。第1のアーム部255の前端部には、上向きに
延びるロックピン257が形成されており、このロック
ピン257は、先細り状に尖っている。
【0179】図14や図15に示すように、上記ロック
ピン257を含む第1のアーム部255の前半部は、ガ
イドレール112a,112bの終端部の下方に位置さ
れている。ガイドレール112a,112bの終端部に
は、ロックピン257と向かい合うピン導出口259
a,259bが開口されている。そのため、上記ロック
レバー252a,252bは、ロックピン257がピン
導出口259a,259bから突出するロック位置と、
ピン導出口259a,259bの下方に引っ込むロック
解除位置とに亘って回動可能に上記ブラケット205に
支持されている。
【0180】そして、ピン導出口259a,259b
は、上記検出レバー233a,233bの直後に位置さ
れており、上記コンピュータ1を載置面111の終端部
にまでスライドさせた時に、その筐体2のロック孔36
a,36bと向かい合うようになっている。
【0181】図7や図8に示すように、上記ブラケット
205の上面には、板金製のスライダ263が配置され
ている。このスライダ263の上面には、合成樹脂製の
リリース部材264がねじ止めされている。
【0182】リリース部材264は、コンピュータ1を
第2の拡張コネクタ200から遠ざかる方向に押圧する
ためのものである。このリリース部材264は、第2の
拡張コネクタ200の両側に位置する一対の側壁部26
5a,265bと、これら側壁部265a,265bの
間に跨がり、第2の拡張コネクタ200の下方に位置す
る底壁部266とを有している。このリリース部材26
4は、上記トップカバー91の切り欠き114の内側に
配置されている。
【0183】リリース部材264の側壁部265a,2
65bの前面および底壁部266の前面は、互いに面一
に連続されて上記載置面111の終端において起立する
押圧面267をなしている。押圧面267は、第2の拡
張コネクタ200の両側から下方にかけてを取り囲むよ
うに配置されており、この押圧面267は、上記コンピ
ュータ1を載置面111に置いた時に、その筐体2の後
壁4dおよび9aと向かい合うようになっている。
【0184】図7に示すように、左側の側壁部265a
の押圧面267には、上記コンピュータ1のコネクタカ
バー39を開閉するための押圧レバー268が配置され
ている。押圧レバー268は、押圧面267から突出さ
れており、上記載置面111に置かれたコンピュータ1
を第2の拡張コネクタ200に向けてスライドさせた時
に、コネクタカバー39のレバー挿入口40に差し込ま
れる。この押圧レバー268がレバー挿入口40に差し
込まれると、コネクタカバー39の第1および第2のカ
バー39a,39bが閉じ位置から開き位置に向けて回
動され、第1の拡張コネクタ38が露出されるようにな
っている。
【0185】このようなリリース部材264を支持する
スライダ263は、載置面111の奥行き方向にスライ
ド可能に上記ブラケット205の上面に取り付けられて
いる。そのため、リリース部材264は、上記コンピュ
ータ1によってトップカバー91の切り欠き114内に
押し込まれる第1のスライド位置と、切り欠き114か
ら載置部110に向けて押し出される第2のスライド位
置とに亘ってスライド可能に上記ブラケット205に支
持されている。リリース部材264が第1のスライド位
置にスライドされた状態では、上記押圧面267がトッ
プカバー91の前壁92と同一面上に位置されている。
また、リリース部材264が第2のスライド位置にスラ
イドされた状態では、図4や図24に示すように、押圧
面267がトップカバー91の前壁92や第2の拡張コ
ネクタ200よりも前方に突出されている。
【0186】図7に示すように、スライダ263の前端
部と上記第2の仕切り板65の前端部との間には、引っ
張りコイルスプリング270が架け渡されている。引っ
張りコイルスプリング270は、スライダ263を載置
面111の前方に向けて引っ張っている。そのため、上
記リリース部材264は、常時第2のスライド位置に保
持されている。
【0187】図28ないし図30に示すように、上記ブ
ラケット205の下面には、駆動機構280が配置され
ている。駆動機構280は、ロックレバー252a,2
52bをロック位置とロック解除位置とに亘って回動さ
せるとともに、上記リリース部材264を第1のスライ
ド位置から第2のスライド位置に向けてスライドさせる
ためのものである。
【0188】駆動機構280は、回動盤としてのカム歯
車281と、このカム歯車281を回動させるモータ2
82と、上記カム歯車281に追従して動作され、上記
ロックレバー252a,252bをロック位置およびロ
ック解除位置に回動させる第1の連動機構283と、上
記カム歯車281に追従して動作され、上記リリース部
材264を第1のスライド位置から第2のスライド位置
に向けてスライドさせる第2の連動機構284とを備え
ている。
【0189】カム歯車281は、その中心部に中空円筒
状のボス部281aを有し、このボス部281aが上記
ブラケット205の下面に枢軸286を介して回転自在
に支持されている。このカム歯車281は、第1の端面
となる下面287aと第2の端面となる上面287bと
を有している。
【0190】カム歯車281の下面287aには、カム
溝288が形成されている。図29に示すように、カム
溝288は、カム歯車281の回動中心を中心とする円
弧状に形成された第1の溝部289と、この第1の溝部
289の一端からカム歯車281の回動中心に近づくよ
うに円弧状に彎曲された第2の溝部290とを有してい
る。
【0191】また、カム歯車281の上面287bに
は、凹部292が形成されている。図31や図32から
明らかなように、凹部292は、カム歯車281の回動
中心を中心とするような円弧状に形成されており、この
凹部292は、上記ボス部281aの外周面に連なるカ
ム面293を有している。カム面293は、カム歯車2
81の回動中心を中心とする円弧状に形成された第1の
部分294と、この第1の部分294の一端からボス部
281aの径方向外側に向けて円弧状に張り出す第2の
部分295とを有している。
【0192】図29に示すように、ブラケット205の
下面には、ウォーム歯車300と減速歯車301とが回
転自在に支持されている。これら歯車300,301
は、互いに同軸状をなして一体に形成されており、その
減速歯車301が上記カム歯車281と噛み合ってい
る。
【0193】上記モータ282は、正転および逆転が可
能なステッピングモータであり、モータブラケット30
2を介してブラケット205の下面にねじ止めされてい
る。モータブラケット302には、ウォーム303が支
持されている。ウォーム303は、モータ282によっ
て回転駆動されるもので、このウォーム303は、上記
ウォーム歯車300と噛み合っている。そのため、モー
タ282が駆動されると、ウォーム303の回転がウォ
ーム歯車300および減速歯車301を介してカム歯車
281に伝達され、このカム歯車281が所定の角度範
囲に亘って回動される。
【0194】上記第1の連動機構283は、第1の回動
レバー305と第2の回動レバー306とを備えてい
る。第1の回動レバー305は、一端に中空円筒状のボ
ス部307を有し、このボス部307が枢軸308を介
してブラケット205の下面に回動可能に支持されてい
る。第1の回動レバー305の他端には、円柱状のガイ
ドピン309が取り付けられている。ガイドピン309
は、上記カム歯車281のカム溝288に摺動可能に嵌
合されている。そのため、カム歯車281が回動される
と、第1の回動レバー305は、カム溝288の形状に
応じて回動される。
【0195】第2の回動レバー306は、第1のレバー
部311aと第2のレバー部311bとを備えている。
第1のレバー部311aと第2のレバー部311bと
は、その一端部において互いに結合されている。これら
第1および第2のレバー部311a,311bの一端部
は、上下方向に離間して互いに平行に配置されている。
そして、第2の回動レバー306は、その第1および第
2のレバー部311a,311bの一端部を上記ボス部
307の外周面に回動可能に嵌合させることで、上記ブ
ラケット205に支持されている。そのため、第1のレ
バー部311aの一端部は、第1の回動レバー305の
上面に摺動可能に重ねられ、第2のレバー部311b
は、ブラケット205の下面に摺動可能に重ねられてい
る。
【0196】図29に示すように、第2の回動レバー3
06の第1のレバー部311aは、第1の回動レバー3
05のボス部307から上記カム歯車281とは反対側
に向けて延びている。第1のレバー部311aの先端部
は、ブラケット205の左側方に突出されて、上記左側
のロックレバー252aの下方に位置されている。第1
のレバー部311aの先端部には、嵌合孔313が開口
されており、この嵌合孔313にロックレバー252a
の第2のアーム部256の下端が嵌合されている。
【0197】図30に示すように、第1のレバー部31
1aの一端部には、下向きに折り曲げられた係止片31
5が形成されている。この係止片315は、第1の回動
レバー305の側縁部に係止されている。
【0198】また、図28に示すように、第2のレバー
部311bは、第1のレバー部311aとは交差する方
向に延びている。この第2のレバー部311bの先端部
には、下向きに折り曲げられたばね受け部316が形成
されており、このばね受け部316と第1の回動レバー
305の中間部との間には、引っ張りコイルスプリング
317が掛け渡されている。このコイルスプリング31
7は、第1の回動レバー305と第2の回動レバー30
6の第2のレバー部311bとを、上記枢軸308を支
点に互いに逆向きに回動付勢しており、このことによ
り、第1のレバー部311aの係止片315と上記第1
の回動レバー305の側縁部とが互いに係止された状態
に維持されている。そのため、上記カム歯車281の回
動によって第1の回動レバー305が回動されると、こ
の第1の回動レバー305に追従して第2の回動レバー
306が回動される。
【0199】図31に示すように、上記第2の連動機構
284は、上記スライダ263の下面に突設された円柱
状のガイドピン320と、上記ブラケット205に形成
され、上記ガイドピン320が挿通される挿通孔321
とを有している。
【0200】ガイドピン320は、挿通孔321を貫通
して上記カム歯車281の凹部292に導入されてお
り、このガイドピン320の周面は、カム面293と向
かい合っている。挿通孔321は、スライダ263のス
ライド方向に沿う長孔状をなしている。そして、ガイド
ピン320は、上記リリース部材264がコンピュータ
1によって第1のスライド位置に押し込まれた時に、カ
ム面293に摺動可能に接するようになっている。その
ため、カム歯車281が回動されると、スライダ263
は、カム面293の形状に応じてスライドされるように
なっている。
【0201】ところで、上記カム歯車281は、図29
に示すように、中立位置と、この中立位置から反時計回
り方向に150゜回動された第1の動作位置と、上記中
立位置から時計回り方向に150゜回動された第2の位
置との三つの位置に回動されるようになっている。上記
図29は、カム歯車281が中立位置に回動された状態
を示している。カム歯車281が中立位置に回動されて
いる状態では、第1の回動レバー305のガイドピン3
09は、カム溝288の第1の溝部289に位置されて
おり、この時、ロックレバー252a,252bは、図
14に示すように、ロック解除位置に保持されている。
【0202】カム歯車281が中立位置から第1の動作
位置に向けて回動されると、ガイドピン309がカム溝
288の第1の溝部289から第2の溝部290に移
る。この第2の溝部290は、カム歯車281の回動中
心に向けて彎曲されているので、上記ガイドピン309
は、カム歯車281の回動中心に近づく方向に動かされ
る。そのため、第1の回動レバー305は、図29の矢
印Aで示すように、枢軸308を支点に回動され、この
第1の回動レバー305に追従して第2の回動レバー3
06も同方向に回動される。
【0203】すると、図14の矢印に示すように、第2
の回動レバー306の第1のレバー部311aは、枢軸
308を支点に前方に向けて進出する。この進出によ
り、第1のレバー部311aに嵌合しているロックレバ
ー252aの第2のアーム部256が前方に引き出さ
れ、第1のアーム部255が上向きに回動される。その
ため、ロックレバー252aは、ロック解除位置からロ
ック位置に向けて回動され、ロックピン257がピン導
出口259aを通じて載置面111上に突出する。この
ロックレバー252aの動きは、支持軸251を通じて
他のロックレバー252bにも伝えられ、このロックレ
バー252bもロック解除位置からロック位置に向けて
同時に回動される。
【0204】また、スライダ263のガイドピン320
がカム面293に接している状態において、カム歯車2
81が中立位置から第1の動作位置に向けて回動される
と、図32の矢印Bの方向にカム面293が回動し、こ
のカム面293の第1の部分294にスライダ263の
ガイドピン320が摺接する。カム面293の第1の部
分294は、カム歯車281の回動中心を中心とする円
弧状に形成されているので、ガイドピン320は同じ位
置を保つ。そのため、リリース部材264は、第1のス
ライド位置に保持される。
【0205】一方、カム歯車281が中立位置から第2
の動作位置に向けて回動されると、ガイドピン309は
カム溝288の第1の溝部289に沿って移動する。こ
の第1の溝部289は、カム歯車281の回動中心を中
心とする円弧状に形成されているので、ガイドピン30
9は、カム歯車281の径方向に動くことなく同じ位置
を保つ。このため、第1および第2の回動レバー30
5,306も回動することはなく、ロックレバー252
a,252bがロック解除位置に保持される。
【0206】これに対し、カム面293は、図32の矢
印Cの方向に回動するので、このカム面293の第2の
部分295がスライダ263のガイドピン320に摺接
を開始する。このカム面293の第2の部分295は、
第1の部分294よりもボス部281aの径方向外側に
張り出しているので、ガイドピン320がブラケット2
05の前方に向けて押し出される。この結果、スライダ
263がブラケット205の前方に向けてスライドさ
れ、リリース部材264が第1のスライド位置から第2
のスライド位置に向けてスライドされる。
【0207】図28ないし図30に示すように、カム歯
車281の下面287aの外周部には、下向きに延びる
遮光壁325が形成されている。遮光壁325は、カム
歯車281の周方向に連続して形成されており、この遮
光壁325には、第1ないし第3のスリット326a〜
326bが形成されている。第1のスリット326a
は、幅狭い溝状をなしているのに対し、第2および第3
のスリット326b,326cは、第1のスリット32
6aよりも格段に幅広く形成されている。第2のスリッ
ト326bと第3のスリット326cとは、遮光壁32
5の周方向に隣接して配置されている。そして、第1の
スリット326aと第2のスリット326bおよび第3
のスリット326cとは、カム歯車281の径方向に対
向し合う位置に配置されている。
【0208】上記ブラケット205の下面には、スペー
サ328を介してセンサ基板330が支持されている。
センサ基板330は、カム歯車281の下方において、
このカム歯車281の外周部と向かい合っている。セン
サ基板330の上面には、第1ないし第3の光センサ3
31a〜331cが支持されている。第1ないし第3の
光センサ331a〜331cは、上記カム歯車281の
回動位置を検出するためのもので、このカム歯車281
の周方向に間隔を存して配置されている。各光センサ3
31a〜331cは、図30の(C)に示すように、発
光部332と受光部333とを有するフォトインタラプ
タにて構成され、これら発光部332と受光部333と
の間に、上記遮光壁325が配置されている。そして、
これら第1ないし第3の光センサ331a〜331cを
支持するセンサ基板330は、図示しないケーブルを介
して回路基板82に接続されている。
【0209】第1ないし第3の光センサ331a〜33
1cは、上記カム歯車281の回転に伴い、第1ないし
第3のスリット326a〜326cが発光部332と受
光部333との間に介在された時に、受光部333で光
を検知してカム歯車281の回動位置を検出するように
なっている。
【0210】具体的には、図29に示すように、カム歯
車281が中立位置に回動されると、第1のスリット3
26aが第2の光センサ331bの発光部332と受光
部333との間に介在され、遮光壁325が第1および
第3の光センサ331a,331cの発光部332と受
光部333との間に介在される。そのため、第2の光セ
ンサ331bから信号が出力され、この出力信号はセン
サ基板330を介して回路基板82上のコントローラ3
35(図28に示す)に送られる。
【0211】カム歯車281が第1の動作位置に回動さ
れると、第3のスリット326cが第2および第3の光
センサ331b,331cの発光部332と受光部33
3との間に介在され、遮光壁325が第1の光センサ3
31aの発光部332と受光部333との間に介在され
る。そのため、第2および第3の光センサ331b,3
31cから信号が出力され、この出力信号はセンサ基板
330を介してコントローラ335に送られる。
【0212】カム歯車281が第2の動作位置に回動さ
れると、第2のスリット326bが第1および第2の光
センサ331a,331bの発光部332と受光部33
3との間に介在され、遮光壁325が第3の光センサ3
31cの発光部332と受光部333との間に介在され
る。そのため、第1および第2の光センサ331a,3
31bから信号が出力され、この出力信号はセンサ基板
330を介してコントローラ335に送られる。
【0213】そのため、コントローラ335は、上記第
1ないし第3の光センサ331a〜331cからの出力
信号に基づいてカム歯車281の回動位置を判別するよ
うになっている。
【0214】図28に示すように、ブラケット205の
下面には、カバー337がねじ338を介して取り付け
られている。カバー337は、上記駆動機構280、セ
ンサ基板330および第1ないし第3の光センサ331
a〜331cを覆っており、このカバー337の側面か
ら上記第2の回動レバー306の第1のレバー部311
aが突出されている。
【0215】そして、上記駆動機構280、この駆動機
構280によって駆動されるロックレバー252a,2
52bおよびリリース部材264は、共通のブラケット
205に支持されて一つのユニットとして組み立てられ
ており、上記ステーション本体52への組み込み、およ
び取り外し作業を容易に行なえるようになっている。
【0216】図7に示すように、上記カバー337から
突出された第1のレバー部311aの先端部は、上記ス
テーション本体52の左側のサイドカバー72aに近接
されている。このサイドカバー72aには、非常用レバ
ー345が配置されている。非常用レバー345は、停
電等の非常時にコンピュータ1を拡張ステーション51
から取り外すためのもので、図9に示すように、ステー
ション本体51の左側面に露出されている。この非常用
レバー345は、上記第1のレバー部311aと向かい
合う待機位置と、この待機位置からステーション本体5
1の後方に向けて押し込まれる操作位置とに亘ってスラ
イド可能にサイドカバー72aに支持されている。そし
て、非常用レバー345は、リターンスプリング346
を介して常時待機位置に保持されている。
【0217】非常用レバー345は、ステーション本体
51の内側に向けて突出する係止部347とロック部3
48とを有している。係止部347は、非常用レバー3
45が待機位置に保持されている状態において、第1の
レバー部311aの先端部の直前に位置されている。
【0218】そのため、非常用レバー345を待機位置
から操作位置に向けてスライドさせると、図29の矢印
Dに示すように、第2の回動レバー306が引っ張りコ
イルスプリング317に抗して強制的に回動される。す
ると、上記カム歯車281が第2の動作位置に回動され
た時と同様に、ロックレバー252a,252bがロッ
ク解除位置に向けて強制的に回動され、ロックピン25
7がピン導出口259a,259bの下方に引っ込む。
この結果、ロックピン257がコンピュータ1のロック
孔36a,36bから引き抜かれ、このコンピュータ1
のロックが解除される。
【0219】また、上記非常用レバー345のロック部
348は、第1の仕切り板62の左端部の直前に位置さ
れている。
【0220】図33や図34に示すように、上記ブラケ
ット205には、ロックレバー350が支持されてい
る。ロックレバー350は、上記非常用レバー345を
介して第2の回動レバー306が回動された時に、この
第2の回動レバー306を介して上記ロックレバー25
2a,252bをロック解除位置に保持するためのもの
である。
【0221】ロックレバー350は、上記ブラケット2
05に枢軸351を介して回動可能に枢支されている。
このロックレバー350は、第1の係止片353aと第
2の係止片353bとを有している。これら第1および
第2の係止片353a,353bは、枢軸351を挾ん
で互いに逆向きに延びている。第1の係止片353aの
先端部は、上記第2の回動レバー306の第2のレバー
部311bの下面に摺動可能に接しており、この第1の
係止片353aの先端には、第2のレバー部311bの
縁部に係脱可能に引っ掛かる切欠部354が形成されて
いる。第2の係止片353bの先端部は、下向きに曲げ
られており、この先端部は、上記カム歯車281の上面
287aの外周部と向かい合っている。
【0222】ロックレバー350とブラケット205と
の間には、引っ張りコイルスプリング355が架設され
ている。この引っ張りコイルスプリング355は、上記
第1の係止片353aを第2のレバー部311bの下面
に押し付ける方向に上記ロックレバー350を回動付勢
している。
【0223】このようなロックレバー350の構成にお
いて、図29の矢印Dに示すように、上記非常用レバー
345を介して第2の回動レバー306が回動される
と、図34に示すように、第2のレバー部311bがロ
ックレバー350の第1の係止片353aから離脱する
位置まで回動される。すると、ロックレバー350は、
第2のレバー部311bに向けて回動付勢されているの
で、第1の係止片353aの先端の切欠部354が第2
のレバー部311bの側縁部に引っ掛かり、第2の回動
レバー306の回動復帰が阻止される。この結果、非常
用レバー345の押圧を解除しても、上記ロックレバー
252a,252bはロック解除位置に保持されたまま
の姿勢に保持される。
【0224】図32ないし図34に示すように、上記カ
ム歯車281の上面287bの外周部には、一対の凸部
357が形成されている。凸部357は、ロックレバー
350による第2の回動レバー306のロックを解除す
るためのものであり、カム歯車281の周方向に並べて
配置されている。凸部357は、カム歯車281の上面
287bにおいて、ロックレバー350の第2の係止片
353bの先端と向かい合う位置に配置されており、こ
のカム歯車281の中立位置と第2の動作位置との間に
位置されている。
【0225】そのため、カム歯車281の回動に伴い、
凸部357が第2の係止片353bの先端の位置にまで
達すると、第2の係止片353bの先端が凸部357に
乗り上げる。すると、ロックレバー350は、引っ張り
コイルスプリング355に抗して回動され、切欠部35
4が第2のレバー部311bの側縁から離脱される。こ
の切欠部354の離脱により、第2の回動レバー306
は、引っ張りコイルスプリング317によって第1の回
動レバー305に近づく方向に強制的に回動され、ロッ
クレバー350の第1の係止片353aの先端が第2の
レバー部311bの下面に摺動可能に接触する。よっ
て、ロックレバー350による第2の回動レバー306
のロックが解除される。
【0226】図7、図11および図36に示すように、
上記第1の仕切り板62には、センサ基板360が支持
されている。センサ基板360は、上記第2のセクショ
ン67の終端部において、右側のロックレバー252b
の下方に位置されている。このセンサ基板360の上面
には、光センサ361が配置されている。光センサ36
1は、ロックレバー252a,252bの回動位置を検
出するためのものである。光センサ361は、発光部3
62と受光部363とを有するフォトインタラプタにて
構成され、上記右側のロックレバー252bの第2のア
ーム部256に隣接されている。そして、この光センサ
361は、上記センサ基板360に連なる図示しないケ
ーブルを介して回路基板82のコントローラ335に接
続されている。
【0227】ロックレバー252bの第2のアーム部2
56には、遮光板364が支持されている。遮光板36
4は、光センサ361の発光部362と受光部363と
の間に向かって延びている。図11に示すように、遮光
板364は、ロックレバー252a,252bがロック
位置に回動された時に、発光部362と受光部363と
の間に介在され、ロックレバー252a,252bがロ
ック解除位置に回動された時に、発光部362と受光部
363との間から離脱されるようになっている。そのた
め、光センサ361は、遮光板364の位置からロック
レバー252a,252bの回動位置を検出するように
なっており、この光センサ361の出力信号はコントロ
ーラ335に送られる。
【0228】ところで、図12に示すように、上記ステ
ーション本体52は、ロック機構375を備えている。
ロック機構375は、上記トップカバー91、トレー1
72および非常用レバー345をロックしたり、このロ
ックを解除するためのものである。ロック機構375
は、図35の(A)に示すように、板金製のロックプレ
ート376と、このロックプレート376と連係するカ
ム377と、このカム377を動かすキーシリンダ37
8とを備えている。
【0229】ロックプレート376は、上記第1の仕切
り板62における機器収容室64に臨む面に支持されて
おり、この機器収容室64の横方向に沿って延びてい
る。
【0230】このロックプレート376の長手方向に沿
う両端部には、上向きに延びる一対のアーム部380
a,380bが形成されている。アーム部380a,3
80bは、図25や図36から明らかなように、上記ト
ップカバー91を閉じ位置に回動させた時に、このトッ
プカバー91の内側に位置されるようになっており、こ
れらアーム部380a,380bの上端部は、トップカ
バー91の上壁93の内面に近接されている。アーム部
380a,380bは、その上端部に上壁93と平行を
なすように曲げられた第1のロック片381a,381
bを有し、これら第1のロック片381a,381bの
先端は、ロックプレート376のスライド方向に沿って
延びている。
【0231】トップカバー91の上壁93の内面には、
下向きに延びる一対の内壁382a,382bが形成さ
れている。内壁382a,382bは、上記第1のロッ
ク片381a,381bに対応した位置に形成されてお
り、これら内壁382a,382bの下部には、第1の
ロック片381a,381bの先端が係脱可能に係止す
る係止孔383が形成されている。
【0232】ロックプレート376の下端部には、下向
きに延びる第2のロック片385が形成されている。第
2のロック片385は、上記第2のセクション67の終
端部に位置されており、この第2のロック片385は、
上記トレー172の係合溝176に挿脱可能に差し込ま
れるようになっている。
【0233】ロックプレート376の左端部には、側方
に延びる第3のロック片386が形成されている。第3
のロック片386は、上記非常用レバー345のロック
部348と向かい合っており、このロック部348に係
脱可能に引っ掛かるようになっている。
【0234】ロックプレート376は、ステーション本
体51の横方向にスライド可能に第1の仕切り板62に
支持されている。ロックプレート376は、標準位置
(NORMAL)と、この標準位置からステーション本
体51の左側に向けてスライドされる閉塞位置(BLO
CK)と、上記標準位置からステーション本体51の右
側に向けてスライドされる非常位置(EMERGENC
Y)との三つのスライド位置を有している。このロック
プレート376は、引っ張りコイルスプリング387を
介して常時非常位置の方向に引っ張られている。
【0235】図36および図39は、ロックプレート3
76が標準位置にスライドされた状態を示している。こ
の標準位置では、ロックプレート376の第1のロック
片381a,381bがトップカバー91の係止孔38
3から離脱され、第2のロック片385がトレー172
の係合溝176から離脱されている。また、第3のロッ
ク片386は、非常用レバー345のロック部348の
後方に入り込み、このロック部348の後面に接してい
る。そのため、トップカバー91およびトレー172
は、夫々ステーション本体52に対するロックが解除さ
れているとともに、非常用レバー345は、待機位置に
ロックされている。
【0236】図37および図40は、ロックプレート3
76が閉塞位置にスライドされた状態を示している。こ
の閉塞位置では、ロックプレート376の第1のロック
片381a,381bがトップカバー91の係止孔38
3に挿入され、第2のロック片385がトレー172の
係合溝176に挿入されている。また、第3のロック片
386は、非常用レバー345のロック部348の後方
に入り込み、このロック部348の後面に接している。
そのため、トレー172は、ステーション本体51に抜
き出し不能ににロックされ、トップカバー91および非
常用レバー345は、閉じ位置および待機位置に夫々ロ
ックされている。
【0237】また、図38および図41は、ロックプレ
ート376が非常位置にスライドされた状態を示してい
る。この非常位置では、ロックプレート376の第1の
ロック片381a,381bがトップカバー91の係止
孔383から離脱され、第2のロック片385がトレー
172の係合溝176から離脱されている。また、第3
のロック片386にあっても、非常用レバー345のロ
ック部348から離脱されている。そのため、トップカ
バー91、トレー172および非常用レバー345は、
夫々ステーション本体52に対するロックが解除された
状態となっている。
【0238】上記カム377は、キーシリンダ378を
介して上記フレーム53の右側のサイドパネル56bに
支持されている。カム377は、キーシリンダ378と
一体に回動する円筒状のカム本体390を有し、このカ
ム本体390の端面は、凹凸状のカム面391をなして
いる。カム面391は、上記ロックプレート376の右
端部と向かい合っており、このロックプレート376の
右端部には、カム受け部392が形成されている。カム
受け部392は、上記引っ張りコイルスプリング387
によってカム面391に摺動可能に押し付けられてい
る。そのため、カム377を回動させると、このカム面
391の形状に応じて上記ロックプレート376が上記
標準位置、閉塞位置および非常位置のいずれかのスライ
ド位置に操作されるようになっている。
【0239】上記キーシリンダ378は、カム377を
所定の角度範囲に亘って回動させるものであり、図35
の(B)に示すように、標準位置(NORMAL)、閉
塞位置(BLOCK)および非常位置(EMERGEN
CY)の三つの操作位置を有している。これら操作位置
は、上記ロックプレート376の三つのスライド位置に
夫々対応するように定められている。
【0240】このキーシリンダ378は、ステーション
本体51の右側のサイドカバー72bに露出されるキー
孔394を有している。このキー孔394には、キー3
95が差し込まれている。キー395は、キーシリンダ
378を上記三つの操作位置にスライドさせるもので、
このキー395は、いずれの操作位置においてもキー孔
394から引き抜けるようになっている。
【0241】そのため、キー395を介してキーシリン
ダ378を標準位置、閉塞位置および非常位置のいずれ
かに回動させると、カム377が回動されて、ロックプ
レート376が標準位置、閉塞位置および非常位置のい
ずれかにスライドされる。
【0242】図36に示すように、上記センサ基板36
0の下面には、第1および第2の光センサ397a,3
97bが配置されている。第1および第2の光センサ3
97a,397bは、ロックプレート376のスライド
位置を検出するためのものである。これら光センサ39
7a,397bは、ロックプレート376の下部の直前
において、このロックプレート376のスライド方向に
互いに離間して配置されている。第1および第2の光セ
ンサ397a,397bは、発光部398と受光部39
9とを有するフォトインタラプタにて構成され、これら
光センサ397a,397bは、上記センサ基板360
に連なる図示しないケーブルを介して上記回路基板82
のコントローラ335に接続されている。
【0243】図11や図36に示すように、ロックプレ
ート376の下部には、遮光片401が形成されてい
る。遮光片401は、ロックプレート376のスライド
方向に延びており、この遮光片401の中間部には、光
を通すための切り欠き402が形成されている。そし
て、遮光片401は、上記光センサ397a,397b
の発光部398と受光部399との間に介在されてお
り、ロックプレート376のスライド位置に応じて遮光
片401の切り欠き402と光センサ397a,397
bとの位置関係が変化するようになっている。
【0244】すなわち、図36は、ロックプレート37
6が標準位置にスライドされた時の切り欠き402と第
1および第2の光センサ397a,397bとの位置関
係を示している。この標準位置では、切り欠き402が
両方の光センサ397a,397bの発光部398と受
光部399との間に介在され、各光センサ397a,3
97bの受光部399が光を検知するようになってい
る。
【0245】図37は、ロックプレート376が閉塞位
置にスライドされた時の切り欠き402と第1および第
2の光センサ397a,397bとの位置関係を示して
いる。この閉塞位置では、第1の光センサ397aの発
光部398と受光部399との間に切り欠き402が介
在され、第2の光センサ397bの発光部398と受光
部399との間には、遮光片401の端部が介在されて
いる。そのため、この閉塞位置では、第1の光センサ3
97aの受光部399のみが光を検出するようになって
いる。
【0246】また、図38は、ロックプレート376が
非常位置にスライドされた時の切り欠き402と光セン
サ397a,397bとの位置関係を示している。この
非常位置では、第2の光センサ397bの発光部398
と受光部399との間に切り欠き402が介在され、第
1の光センサ397aの発光部398と受光部399と
の間には、遮光片401の端部が介在されている。その
ため、非常位置では、第2の光センサ397bの受光部
399のみが光を検出するようになっている。
【0247】したがって、第1および第2の光センサ3
97a,397bは、切り欠き402の位置からロック
プレート376のスライド位置を検出するようになって
おり、このロックプレート376のスライド位置を示す
信号は、上記コントローラ335に送られる。そして、
上記コントローラ335は、ロックプレート376が標
準位置および閉塞位置のいずれかに回動されている状態
において、電源ユニット116にスタンバイ状態を維持
するための信号を出力する。また、ロックプレート37
6が非常位置に回動されると、上記コントローラ335
は、電源ユニット116をOFFするとともに、コンピ
ュータ1に動作中のアプリケーションを終了させる信号
を出力する。
【0248】図4に示すように、上記フロントカバー7
5には、パワースイッチ405、イジェクトスイッチ4
06および第1ないし第3のインディケータ407a,
407b,407cが配置されている。
【0249】パワースイッチ405は、機器収容室64
の第1のセクション66に収容されたCD−ROM駆動
装置16又はフロッピーディスク駆動装置17および第
2のセクション67に収容された周辺機器171をON
・OFFするためのものである。
【0250】イジェクトスイッチ406は、拡張ステー
ション51に接続されたコンピュータ1を、載置部11
0から取り出す際に操作するためのものである。このイ
ジェクトスイッチ406を操作すると、上記コントロー
ラ335にイジェクト指令が入力され、このコントロー
ラ335は、コンピュータ1にアプリケーションを終了
させる指令を出力するとともに、上記駆動機構280の
モータ282に駆動信号を出力する。
【0251】上記第1ないし第3のインディケータ40
7aは、図14および図15に第1のインディケータ4
07aを代表して示すように、ダイオード基板408に
支持された発光ダイオード409と、この発光ダイオー
ド409と向かい合う導光レンズ410とを有してい
る。これら導光レンズ410の先端は、フロントカバー
75の前面に臨んでいる。第1のインディケータ407
aは、拡張ステーション51を電源に接続した時に点灯
し、この拡張ステーション51がスタンバイ状態にある
ことを表示する。第2のインディケータ407bは、上
記CD−ROM駆動装置16、フロッピーディスク駆動
装置17および周辺機器171が動作されている時に点
灯し、これら装置16,17および周辺機器171の動
作状況を表示する。
【0252】また、第3のインディケータ407cは、
コンピュータ1と拡張ステーション51との接続状態を
表示するもので、この第3のインディケータ407c
は、コンピュータ1が拡張ステーション51に接続され
るまでは点滅を繰り返し、コンピュータ1と拡張ステー
ション51との接続が完了した時点で点滅を中止し、点
灯したままの状態に移行するようになっている。
【0253】次に、コンピュータ1を拡張ステーション
51に接続する手順について、図42および図43を加
えて説明する。
【0254】まず、拡張ステーション51の電源コネク
タ121に電源プラグを差し込み、この拡張ステーショ
ン51をスタンバイさせる。そして、キー395を介し
てキーシリンダ378を標準位置又は閉塞位置のいずれ
かに操作する。
【0255】次に、拡張ステーション51のパワースイ
ッチ405をONする。すると、拡張ステーション51
のコントローラ335は、駆動機構280のカム歯車2
81を中立位置に戻すための指令をモータ282に送
り、カム歯車281の位置の初期設定を行なう。
【0256】すなわち、コントローラ335には、カム
歯車281の回動位置を示す信号が第1ないし第3の光
センサ331a〜331cを通じて入力されるので、こ
のコントローラ335は、光センサ331a〜331c
からの信号に基づいてカム歯車281の回動位置を演算
する。そして、コントローラ335は、カム歯車281
が中立位置から外れている時に、モータ282に駆動信
号を出力し、遮光壁325の第1のスリット326aが
第2の光センサ331bの発光部332と受光部333
との間に介在される位置までカム歯車281を回動させ
る。
【0257】カム歯車281の初期設定が終了したなら
ば、載置面111にコンピュータ1の筐体2を載置す
る。この時、コンピュータ1は、ロアハウジング4の底
壁4aの両側部をガイドレール112a,112bに沿
わせて載置面111に載置するとともに、第1の拡張コ
ネクタ38を拡張ステーション51の第2の拡張コネク
タ200と向かい合わせる。
【0258】次に、図42に示すように、コンピュータ
1を第2の拡張コネクタ200に向けてスライドさせ
る。このスライドにより、コンピュータ1のロアハウジ
ング4の後端角部が検出レバー233a,233bの係
合部235に当接し、これら検出レバー233a,23
3bが第1の位置から第2の位置に向けて回動される。
この検出レバー233a,233bの動きは、ロッド2
43を介してラッチ221に伝えられ、このラッチ22
1が係合解除位置から係合位置に向けて回動を開始す
る。この回動により、ラッチ221の爪部223がスリ
ット228から突出しようとする。
【0259】この時、ロアハウジング4の前端角部の係
合孔35a,35bは、スリット228と対向し合う位
置に達していないために、ラッチ221の爪部223が
ロアハウジング4の底壁4aに突き当たり、このラッチ
221の回動が停止される。このようにラッチ221の
回動が停止されても、検出レバー233a,233b
は、コンピュータ1に押されて第2の位置に向けて回動
を続けるので、ロッド243の中間の弾性変形部245
が伸長する。そのため、検出レバー233a,233b
の動きが妨げられることはなく、コンピュータ1は、検
出レバー233a,233bを乗り越えて第2の拡張コ
ネクタ200の方向に円滑にスライドされる。
【0260】また、ロアハウジング4の後端角部が検出
レバー233a,233bの係合部235に当接すると
同時に、リリース部材264の押圧レバー268がコネ
クタカバー39のレバー挿入口40と合致する。この押
圧レバー268は、コンピュータ1のスライドの進展に
伴い、次第にレバー挿入口40に差し込まれ、コネクタ
カバー39の第1および第2のカバー39a,39bが
閉じ位置から開き位置に向けて回動される。そのため、
コネクタカバー39は、コンピュータ1のスライドに追
従して自動的に開かれ、第1の拡張コネクタ38が露出
される。
【0261】コンピュータ1が第2の拡張コネクタ20
0に向けてさらにスライドされると、ロアハウジング4
の後壁4dがリリース部材264の押圧面267に当接
する。そのため、リリース部材264は、引っ張りコイ
ルスプリング270の付勢力に抗して第2のスライド位
置から第1のスライド位置に向けて次第に押し込まれて
いく。
【0262】コンピュータ1のスライドの進展に伴い、
第1の拡張コネクタ38が第2の拡張コネクタ200の
直前に達すると、ロアハウジング4の係合孔35a,3
5bがスリット228と向かい合う。そのため、ロアハ
ウジング4の底壁4aに突き当たっていたラッチ221
の爪部223が係合孔35a,35bに入り込む。
【0263】図15に示すように、コンピュータ1が載
置面111の終端部までスライドされると、リリース部
材264が第1のスライド位置に到達し、第1の拡張コ
ネクタ38と第2の拡張コネクタ200とが互いに嵌合
される。また、これと同時に、爪部223が係合孔35
a,35bの開口縁部に引っ掛かり、コンピュータ1の
前端角部が載置面111にロックされるとともに、この
コンピュータ1の後端角部のロック孔36a,36bが
ピン導出口259aと向かい合う。
【0264】第1の拡張コネクタ38と第2の拡張コネ
クタ200との嵌合により、コンピュータ1が拡張ステ
ーション51に電気的に接続されると、拡張ステーショ
ン51とコンピュータ1との間で信号のやり取りが開始
される。そして、コンピュータ1と拡張ステーション5
1との接続完了が確認されると、コンピュータ1のロッ
ク動作が開始される。
【0265】すなわち、拡張ステーション51のコント
ローラ335は、コンピュータ1をロックするための指
令を駆動機構280に与える。すると、駆動機構280
のモータ282が駆動され、カム歯車281が中立位置
から第1の動作位置に向けて150゜回動される。この
カム歯車281の回動により、第1および第2の回動レ
バー305,306が回動され、この第2の回動レバー
306の動きが第2のレバー部311bを介して一方の
ロックレバー252aに伝えられる。すると、ロックレ
バー252aが上向きに回動されるとともに、このロッ
クレバー252aの動きは、支持軸251を介して他方
のロックレバー252bに伝えられる。
【0266】そのため、ロックレバー252a,252
bがロック解除位置からロック位置に向けて回動され、
これらロックレバー252a,252bのロックピン2
57がピン導出口259aを介してコンピュータ1のロ
ック孔36a,36bに嵌合する。したがって、第1の
拡張コネクタ38と第2の拡張コネクタ200とが嵌合
された状態では、コンピュータ1は、そのロアハウジン
グ4の四つの角部において載置面111にロックされる
ことになり、第1の拡張コネクタ38と第2の拡張コネ
クタ200との嵌合状態が確実に維持される。
【0267】そして、コンピュータ1が載置面111に
ロックされた状態では、ロアハウジング4の後端部がト
ップカバー91の舌片106a,106bの上に重なり
合い、このトップカバー91を閉じ位置に保持してい
る。それとともに、このコンピュータ1は、載置面11
1に露出されたイジェクトレバー133の凹部141お
よびロックレバー155の押圧部162に上方から重な
り合い、これら凹部141および押圧部162を覆い隠
している。
【0268】カム歯車281が第1の動作位置に回動さ
れると、このカム歯車281の第3のスリット326c
が第2および第3の光センサ331b,331cの発光
部332と受光部333との間に介在され、遮光壁32
5が第1の光センサ331aの発光部332と受光部3
33との間に介在される。そのため、これら第1ないし
第3の光センサ331a〜331cによってカム歯車2
81の第1の動作位置への回動が検出され、この検出信
号はコントローラ335に送られる。
【0269】カム歯車281の回動によってロックレバ
ー252a,252bがロック位置に回動されると、ロ
ックレバー252bの遮光板364が光センサ361の
発光部362と受光部363との間に進出される。その
ため、この光センサ361によってロックレバー252
a,252bのロック位置への回動が検出され、この検
出信号はコントローラ335に送られる。
【0270】コントローラ335は、上記第1ないし第
3の光センサ331a〜331cからの信号を受けてか
ら、光センサ361からの信号を受けるまでの時間を計
測し、この時間差を元に、上記ロックレバー252a,
252bが予め決められた設定時間内にロック解除位置
からロック位置に回動されたか否かを判断する。
【0271】ロックレバー252a,252bが設定時
間内にロック解除位置からロック位置に回動された場
合、コントローラ335は、コンピュータ1のロックお
よび拡張ステーション51との接続が完了したものと判
断する。そのため、第3のインジケータ407cが点滅
を中止して点灯状態に移行し、オペレータはコンピュー
タ1の接続が完了したことを知ることができる。
【0272】コンピュータ1の接続が完了したならば、
このコンピュータ1のパワースイッチ47をONし、コ
ンピュータ1のアップリケーションの立ち上げ動作を行
なう。このことにより、一連のコンピュータ1の接続作
業が終了する。
【0273】一方、ロックレバー252a,252bが
設定時間内にロック解除位置からロック位置に回動され
なかった場合、コントローラ335は、コンピュータ1
のロック動作に異常があると判断する。
【0274】具体的には、コンピュータ1のロック孔3
6a,36bに異物が詰まっていたり、ロックピン25
7とロック孔36,36bとがずれていたりすると、ロ
ックピン257がロック孔36a,36bに完全に入り
込むことができなくなる。そのため、ロックレバー25
2a,252bは、カム歯車281が第1の動作位置に
回動されているにも拘らず、ロック位置とロック解除位
置との間で停止してしまい、遮光板364が光センサ3
61の発光部362と受光部363との間に入り込むこ
とができなくなる。この結果、コントローラ335に
は、ロックレバー252a,252bが依然としてロッ
ク解除位置にあることを示す信号が入力され続けるの
で、コントローラ335は、コンピュータ1のロック動
作に異常があると判断し、コンピュータ1を拡張ステー
ション51からイジェクトする動作に移行する。
【0275】すなわち、コントローラ335は、コンピ
ュータ1をイジェクトするための指令を駆動機構280
に与える。これにより、駆動機構280のモータ282
が駆動され、カム歯車281が第1の動作位置から第2
の動作位置に向けて回動される。このカム歯車281の
回動により、ロックレバー252a,252bがロック
位置からロック解除位置に向けて回動され、これらロッ
クレバー252a,252bのロックピン257がピン
導出口259aを通じてガイドレール112a,112
bの下方に引っ込む。
【0276】また、リリース部材264が第1のスライ
ド位置にスライドされた状態において、カム歯車281
が第2の動作位置に向けて回動されると、スライダ26
3のガイドピン320には、カム面293の第2の部分
295が摺接を開始する。そのため、リリース部材26
4が第2のスライド位置に向けて強制的に押し出され、
第1の拡張コネクタ38が第2の拡張コネクタ200か
ら離脱される。第1の拡張コネクタ38と第2の拡張コ
ネクタ200との嵌合が解除されると、リリース部材2
64は、引っ張りコイルスプリング270により上記ス
ライダ263と共に第2のスライド位置に向けて引き出
され、コンピュータ1が第2の拡張コネクタ200から
遠ざかる。
【0277】そして、このようにコンピュータ1がイジ
ェクトされたならば、ロック孔36a,36bから異物
を除去する等の作業を行ない、再度このコンピュータ1
の接続作業を最初から行なう。
【0278】次に、コンピュータ1を拡張ステーション
51から取り外す手順について、図44を加えて説明す
る。
【0279】コンピュータ1を拡張ステーション51か
ら取り外すには、コンピュータ1のキーボード7を操作
して拡張ステーション51のコントローラ335にイジ
ェクト指令を入力するか、あるいは拡張ステーション5
1のイジェクトスイッチ406を押圧する。
【0280】すると、拡張ステーション51のコントロ
ーラ335とコンピュータ1との間で信号のやり取りが
行なわれ、動作中のアプリケーションが存在するか否か
の判断がなされる。そして、動作中のアプリケーション
が存在する場合は、このアプリケーションを終了させる
処理が行なわれる。
【0281】動作中のアプリケーションを終了させたな
らば、コンピュータ1のパワースイッチ47をOFFす
る。このパワースイッチ47がOFFされると、コンピ
ュータ1のイジェクト動作が開始される。
【0282】すなわち、コントローラ335は、上記駆
動機構280にコンピュータ1をイジェクトするための
指令を与える。すると、駆動機構280のモータ282
が駆動され、カム歯車281が第1の動作位置から第2
の動作位置に向けて回動される。この回動により、ロッ
クレバー252a,252bがロック位置からロック解
除位置に向けて回動され、そのロックピン257がピン
導出口259aを介してガイドレール112a,112
bの下方に引っ込む。そのため、ロックピン257がコ
ンピュータ1のロック孔36a,36bから引き抜か
れ、このロックピン257によるコンピュータ1の後端
角部のロックが解除される。
【0283】ロックレバー252a,252bがロック
解除位置に回動されると、スライダ263のガイドピン
320にカム面293の第2の部分295が摺接を開始
する。そのため、リリース部材264が第2のスライド
位置に向けて強制的に押し出され、第1の拡張コネクタ
38が第2の拡張コネクタ200から離脱される。
【0284】第1の拡張コネクタ38と第2の拡張コネ
クタ200との嵌合が解除されると、リリース部材26
4が上記スライダ263と共に第2のスライド位置に強
制的に引き出され、コンピュータ1が第2の拡張コネク
タ200から遠ざかる方向に押し出される。この押し出
しにより、コンピュータ1のロアハウジング4が検出レ
バー233a,233bの係合部235から離脱し、こ
のロアハウジング4による検出レバー233a,233
bの押圧が解除される。そのため、検出レバー233
a,233bがリターンスプリング245を介して第1
の位置に向けて自動的に回動される。
【0285】すると、ラッチ221もリターンスプリン
グ229を介して係合解除位置に向けて自動的に回動さ
れ、このラッチ221の爪部223がロアハウジング4
の係合孔35a,35bから引き抜かれる。そのため、
ラッチ221によるコンピュータ1の前端角部のロック
が解除され、コンピュータ1を載置面111から取り出
すことが可能となる。
【0286】コンピュータ1が拡張ステーション51か
ら分離されると、所定の時間が経過した後、再度モータ
282が駆動され、カム歯車281が中立位置に戻され
る。このことにより、一連のコンピュータ1のイジェク
ト動作が終了する。
【0287】一方、コンピュータ1を拡張ステーション
51に接続して使用している状態において、停電あるい
はコンピュータ1の故障等により、このコンピュータ1
を拡張ステーション51から取り外す必要が生じた場合
には、キー395を非常位置に回動させ、ロックプレー
ト376を標準位置又は閉塞位置から非常位置にスライ
ドさせる。すると、このロックプレート376のスライ
ド位置を示す信号が第1および第2の光センサ397
a,397bからコントローラ335に送られる。この
ため、コントローラ335は、電源ユニット116をO
FFするとともに、動作中のアプリケーションを終了さ
せる処理を行なう。
【0288】また、ロックプレート376が非常位置に
スライドされると、その第3のロック片386が非常用
レバー345のロック部348から離脱し、この非常用
レバー345のロックが解除されるので、この非常用レ
バー345を待機位置から操作位置に向けてスライドさ
せる。このスライドにより、駆動機構280の第2の回
動レバー306がカム歯車281からの動力経路とは独
立して回動され、ロックレバー252a,252bがロ
ック位置からロック解除位置に向けて強制的に回動され
る。そのため、ロックピン257がコンピュータ1のロ
ック孔36a,36bから引き抜かれ、このコンピュー
タ1の後端角部のロックが解除される。
【0289】非常用レバー345によって第2の回動レ
バー306が回動されると、この第2の回動レバー30
6の第2のレバー部311bがロックレバー350の第
1の係止片353aから離脱し、この第1の係止片35
3aの切欠部354が第2のレバー部311bの側縁部
に引っ掛かる。そのため、第2の回動レバー306の回
動復帰が阻止され、非常用レバー345が操作位置に保
持されるとともに、ロックレバー252a,252bも
ロック解除位置に保持される。
【0290】そして、最後にコンピュータ1を第2の拡
張コネクタ200から遠ざかる方向に引き出し、第1の
拡張コネクタ38と第2の拡張コネクタ200との嵌合
を解除すれば、このコンピュータ1を拡張ステーション
51から取り外すことができる。
【0291】このような本発明の実施形態において、載
置面111に置かれたコンピュータ1を第2の拡張コネ
クタ200に向けてスライドさせると、このコンピュー
タ1の第1の拡張コネクタ38が拡張ステーション51
の第2の拡張コネクタ200の直前に達した時点でラッ
チ221が載置面111上に突出し、コンピュータ1の
前端の係合孔35a,35bに引っ掛かる。そして、コ
ンピュータ1のスライドの進展に伴い、第1の拡張コネ
クタ38が第2の拡張コネクタ200に嵌合されると、
ロックレバー252a,252bがモータ282の駆動
によってロック解除位置からロック位置に向けて回動さ
れ、そのロックピン257がコンピュータ1の後端のロ
ック孔36a,36bに嵌まり込む。
【0292】そのため、コンピュータ1を拡張ステーシ
ョン51に接続するに当っては、オペレータは、ラッチ
221やロックピン257の存在を気にすることなく、
単にコンピュータ1を第2の拡張コネクタ200に向け
てスライドさせるだけで良い。したがって、ロックピン
の位置を確認しながらコンピュータ1をスライドさせる
作業を必要とする従来の拡張ステーションに比べて、コ
ンピュータ1の接続作業を容易に行なうことができる。
【0293】また、コンピュータ1を拡張ステーション
51から取り外す場合においても、上記ロックピン25
7は、コンピュータ1から自動的に引き抜かれ、かつ、
この後、リリース部材264がコンピュータ1を第2の
拡張コネクタ200から遠ざかる方向に押し出すので、
ロックピン257の引き抜きから第1および第2の拡張
コネクタ38,200の嵌合を解除するまでの一連の作
業行程を、人手を煩わすことなく自動的に行なうことが
できる。そのため、拡張ステーション51からのコンピ
ュータ1の取り外し作業も容易に行なうことができる。
【0294】また、ロックピン257は、第1の拡張コ
ネクタ38と第2の拡張コネクタ200とが互いに嵌合
された後に、載置面111上に突出してコンピュータ1
のロック孔36a,36bに嵌まり込むので、このロッ
ク孔36a,36bとの係合量を充分に確保することが
できる。そのため、コンピュータ1の後端角部を載置面
111に確実にロックすることができる。
【0295】その上、ロックレバー252a,252b
は、モータ282によってロック解除位置とロック位置
とに亘って回動されるので、ロックピン257とコンピ
ュータ1との嵌合および嵌合解除を人手を煩わすことな
く行なうことができ、かつまた、このロックピン257
の嵌合および嵌合解除時にオペレータの手に反力が加わ
ることもない。
【0296】さらに、コンピュータ1は、載置面111
上のガイドレール112a,112bに沿ってスライド
されるので、コンピュータ1と載置面111との摺動面
積が少なくなる。このため、コンピュータ1のスライド
させる際の摺動抵抗が少なくなり、コンピュータ1のス
ライド操作を少ない力で容易に行なうことができる。そ
れとともに、上記ラッチ221やロックピン257は、
ガイドレール112a,112bとコンピュータ1との
摺接部分又はその近傍に位置するので、このコンピュー
タ1との係合を確実に行なうことができる。
【0297】また、上記構成の拡張ステーション51に
よると、コンピュータ1を載置面111から押し出すリ
リース部材264は、第1の拡張コネクタ38と第2の
拡張コネクタ200との嵌合が外れる位置までカム歯車
281のカム面293によって強制的にスライドされ、
それ以降は引っ張りコイルスプリング270によって第
2のスライド位置に引き出されるようになっている。こ
のため、カム歯車281のカム面293は、リリース部
材264の全ストローク域に亘ってガイドピン320を
押圧する必要はなく、このカム面293を形状を簡略化
することができる。
【0298】リリース部材264は、引っ張りコイルス
プリング270によって常時第2のスライド位置に向け
て付勢されているので、第1の拡張コネクタ38と第2
の拡張コネクタ200との嵌合を外す際には、モータ2
82の駆動力に引っ張りコイルスプリング270のばね
力が付加される。そのため、第1の拡張コネクタ38と
第2の拡張コネクタ200との嵌合を外す際のモータ2
82の負担を軽減することができる。
【0299】第1の拡張コネクタ38と第2の拡張コネ
クタ200との嵌合を外す際に、コンピュータ1を押圧
するリリース部材264の押圧面267は、第2の拡張
コネクタ200の両側から下方を取り囲むようにして配
置されている。このため、押圧面267は、上記コネク
タ38,200の嵌合部分に隣接した位置でコンピュー
タ1を押圧することになり、コンピュータ1を第2の拡
張コネクタ200から遠ざかる方向に押圧する際に、第
1および第2の拡張コネクタ38,200の嵌合部分に
無理な曲げが加わらずに済む。この結果、コネクタ3
8,200の嵌合解除を円滑に行なえるとともに、これ
らコネクタ38,200の破損も防止することができ
る。
【0300】上記構成の拡張ステーション51において
は、キーシリンダ378を閉塞位置に回動操作すると、
このキーシリンダ378の回動がカム377を介してロ
ックプレート376に伝達され、このロックプレート3
76が閉塞位置にスライドされる。ロックプレート37
6が閉塞位置にスライドされている状態では、その第1
のロック片381a,381bがトップカバー91の係
止孔383に引っ掛かり、第2のロック片385がトレ
ー172の係合溝176に引っ掛かっている。また、ロ
ックプレート376の第3のロック片386は、非常用
レバー345のロック部348に引っ掛かている。
【0301】そのため、単一のロックプレート376で
トップカバー91、トレー172および非常用レバー3
45をロックすることができ、これらトップカバー9
1、トレー172および非常用レバー345を個々にロ
ックするための構成が不要となる。
【0302】そして、拡張ステーション51は、ロック
プレート376のスライド位置を検出する第1および第
2の光センサ397a,397bを有しているので、こ
れら光センサ397a,397bからの信号を利用して
ロックレバー252a,252bの回動位置を電気的に
制御することができる。
【0303】拡張ステーション51のトップカバー91
が閉じ位置に回動されている状態において、この拡張ス
テーション51にコンピュータ1を接続すると、このコ
ンピュータ1は、トップカバー91の舌片106a,1
06bの上に重なり合った状態で載置面111にロック
される。そのため、トップカバー91を開こうとして
も、コンピュータ1が邪魔となってトップカバー91を
開くことができなくなり、このコンピュータ1を利用し
てトップカバー71を閉じ位置に保持することができ
る。
【0304】したがって、イジェクト操作を実行してコ
ンピュータ1を載置面111から取り外さない限り、基
板増設室63を開放したり、この基板増設室63から拡
張ボード84から取り出すことができなくなり、拡張ボ
ード84の盗難や悪戯を未然に防止することができる。
【0305】上記構成の拡張ステーション51にあって
は、載置面111の下方にCD−ROM駆動装置16又
はフロッピーディスク駆動装置17を装着するためのア
ダプタ117が配置されている。このアダプタ117は
上面にイジェクタ131を有し、このイジェクタ131
を操作するためのイジェクトレバー133の凹部141
およびロックレバー155の押圧部162は、載置面1
11に露出されている。そのため、載置面111にコン
ピュータ1を載置すると、このコンピュータ1によって
上記イジェクトレバー133の凹部141やロックレバ
ー155の押圧部162が覆い隠される。そして、この
コンピュータ1を載置面111にロックすれば、イジェ
クトレバー133やロックレバー155は、コンピュー
タ1によって覆い隠された状態に保たれる。
【0306】したがって、イジェクトレバー133やロ
ックレバー155を操作してCD−ROM駆動装置16
又はフロッピーディスク駆動装置17をアダプタ117
から排出するには、コンピュータ1のイジェクト操作を
実行して、コンピュータ1を載置面111から取り外す
といった意識的な操作が必要となる。よって、CD−R
OM駆動装置16又はフロッピーディスク駆動装置17
の無意識な排出操作を未然に防止できるとともに、CD
−ROM駆動装置16又はフロッピーディスク駆動装置
17の盗難や悪戯を確実に防止することができる。
【0307】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、機能拡張
用の機器を機器収容部から排出する際には、電子機器本
体(電子機器)を載置部から取り外すといった意識的な
操作が必要となり、機器の誤った排出操作を未然に防止
することができる。また、載置部に置かれた電子機器本
体(電子機器)を利用してカバーを閉じ位置にロックす
ることができ、機能拡張用の機器の不意な取り出しや盗
難を防止できるといった利点がある。
【0308】
【0309】
【0310】
【0311】
【0312】
【0313】
【0314】
【0315】
【0316】
【0317】
【0318】
【0319】
【0320】
【0321】
【0322】
【0323】
【0324】
【0325】
【0326】
【0327】
【0328】
【0329】
【0330】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に用いられるポータブルコン
ピュータの斜視図。
【図2】ポータブルコンピュータをロアハウジング側か
ら見た斜視図。
【図3】ポータブルコンピュータのパック収容部からC
D−ROM駆動装置およびフロッピーディスク駆動装置
を取り外した状態を示す斜視図。
【図4】拡張ステーションの載置面とポータブルコンピ
ュータとの関係を示す斜視図。
【図5】拡張ステーションとポータブルコンピュータと
を互いに接続した状態を示す斜視図。
【図6】ステーション本体のフロントカバーおよびアッ
パカバーをフレームから取り外した状態を分解して示す
斜視図。
【図7】ステーション本体の斜視図。
【図8】駆動機構をステーション本体から取り外した状
態を分解して示す斜視図。
【図9】拡張ステーションの左端部を後方から見た斜視
図。
【図10】ステーション本体のアッパカバーからカバー
を取り外した状態を分解して示す斜視図。
【図11】ステーション本体の基板増設室の断面図。
【図12】トップカバーを開き、基板増設室を開放した
状態を示す斜視図。
【図13】(A)は、トップカバーを閉じ位置に回動さ
せた時のトップカバーの取り付け部分の断面図。(B)
は、トップカバーを開き位置に回動させた時のトップカ
バーの取り付け部分の断面図。(C)は、トップカバー
をステーション本体から分離させた状態を示す断面図。
(D)は、トップカバーの支持片および凸部回りの背面
図。
【図14】拡張ステーションの載置面にポータブルコン
ピュータを載置した状態を示す断面図。
【図15】拡張ステーションの載置面にポータブルコン
ピュータを載置した状態において、このポータブルコン
ピュータを載置面の終端部までスライドさせた状態を示
す断面図。
【図16】拡張ステーションに組み込まれるアダプタの
斜視図。
【図17】(A)は、イジェクトレバーが第1のスライ
ド位置にスライドされ、ロックレバーがロック位置に回
動された状態を示すイジェクタの平面図。(B)は、イ
ジェクトレバーが第1のスライド位置にスライドされ、
ロックレバーがロック位置に回動された状態を示すイジ
ェクタの断面図。
【図18】(A)は、イジェクトレバーが第2のスライ
ド位置にスライドされ、ロックレバーがロック解除位置
に回動された状態を示すイジェクタの平面図。(B)
は、イジェクトレバーが第2のスライド位置にスライド
され、ロックレバーがロック解除位置に回動された状態
を示すイジェクタの断面図。
【図19】ロックレバーをロック解除位置に回動させた
時のイジェクタの断面図。
【図20】ロックレバーとポータブルコンピュータとの
位置関係を一部断面で示す側面図。
【図21】トレーを機器収容室の第2のセクションから
取り出した状態を示す斜視図。
【図22】トレーを機器収容室の第2のセクションに差
し込んだ状態を示す断面図。
【図23】周辺機器のコネクタと拡張ステーションのコ
ネクタとを接続した状態を示す断面図。
【図24】第2の拡張コネクタの取り付け部分を示す拡
張ステーションの断面図。
【図25】第2の拡張コネクタと第1の拡張コネクタと
を互いに接続した状態を示す断面図。
【図26】ラッチおよび検出レバーを支持するアッパカ
バーを裏側から見た図。
【図27】ラッチと、このラッチを支持するブラケット
とを示す平面図。
【図28】駆動機構の斜視図。
【図29】駆動機構の平面図。
【図30】(A)は、駆動機構の断面図。(B)は、図
30(A)のX−X線に沿う断面図。(C)は、光セン
サを遮光壁との関係を示す断面図。
【図31】スライダとカム歯車との位置関係を示す駆動
機構の平面図。
【図32】スライダのガイドピンとカム歯車のカム面と
の関係を示す平面図。
【図33】第2の回動レバーとロックレバーとの位置関
係を示す駆動機構の断面図。
【図34】第2の回動レバーがロックレバーによってロ
ックされた状態を示す駆動機構の断面図。
【図35】(A)は、ロックプレートとトップカバーの
係止孔、トレーの係合溝および非常用レバーのロック部
との位置関係を示す斜視図。(B)は、キーの三つの操
作位置を示す斜視図。
【図36】ロックプレートを標準位置にスライドさせた
状態を示す拡張ステーションの断面図。
【図37】ロックプレートを閉塞位置にスライドさせた
状態を示す拡張ステーションの断面図。
【図38】ロックプレートを非常位置にスライドさせた
状態を示す拡張ステーションの断面図。
【図39】ロックプレートを標準位置にスライドさせた
状態を示す拡張ステーションの斜視図。
【図40】ロックプレートを閉塞位置にスライドさせた
状態を示す拡張ステーションの斜視図。
【図41】ロックプレートを非常位置にスライドさせた
状態を示す拡張ステーションの斜視図。
【図42】拡張ステーションの載置面に置かれたポータ
ブルコンピュータを第2の拡張コネクタの方向にスライ
ドさせる状態を示す斜視図。
【図43】拡張ステーションにポータブルコンピュータ
を接続する手順を示すフローチャート。
【図44】拡張ステーションからポータブルコンピュー
タをイジェクトさせる手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…電子機器本体(コンピュータ) 16,17…機器(CD−ROM駆動装置、フロッピーディ
スク駆動装置) 51…拡張ステーション 52…ステーション本体 63…基板増設室(第1の機器収容部) 64…機器収容室(第2の機器収容部) 91…カバー(トップカバー) 106a,106b…舌片 110…載置部 131…イジェクタ 133…イジェクトレバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川端 一彰 東京都青梅市新町1381番地1 東芝コン ピュータエンジニアリング株式会社内 審査官 井上 哲男 (56)参考文献 実開 平3−127933(JP,U) 実開 平4−59078(JP,U) 実開 平3−104262(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/639 G06F 1/16

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子機器本体の機能を拡張する際に用い
    る拡張ステーションであって、 上記電子機器本体が取り外し可能に載置される載置部
    と、上記電子機器本体の機能を拡張するための機器が取
    り外し可能に収容される機器収容部とを有するステーシ
    ョン本体と、 上記ステーション本体に設けられ、上記機器収容部から
    上記機器を排出するためのイジェクトレバーと、を具備
    し、 上記イジェクトレバーは、上記載置部に上記電子機器本
    体を載置した時に、これら載置部と電子機器本体との間
    に位置されることを特徴とする拡張ステーション
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、上記電子機器
    本体は、第1の拡張コネクタを有するとともに、上記
    テーション本体は、上記電子機器本体を上記載置部に載
    置した時に、上記第1の拡張コネクタに取り外し可能に
    接続される第2の拡張コネクタを有することを特徴とす
    拡張ステーション
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2の記載において、
    上記ステーション本体は、上記機器を上記機器収容部に
    収容した時に、この機器に引っ掛かるロック位置と、こ
    の機器から離脱するロック解除位置とに亘って移動可能
    なロックレバーを有し、このロックレバーは、上記載置
    部に配置されていることを特徴とする拡張ステーショ
  4. 【請求項4】 請求項3の記載において、上記機器は、
    上記ロックレバーが取り外し可能に引っ掛かる凹部を有
    し、また、上記ロックレバーは、スプリングを介して常
    時ロック位置に向けて付勢されていることを特徴とする
    拡張ステーション
  5. 【請求項5】 請求項4の記載において、上記ステーシ
    ョン本体は、上記イジェクトレバーに連動してスライド
    されるとともに、上記機器に引っ掛かる係止片を有する
    スライド板を備え、このスライド板は、上記機器が上記
    機器収容部に収容され、かつ上記ロックレバーがロック
    位置に回動された時に、このロックレバーに係合する係
    合部を有していることを特徴とする拡張ステーション
  6. 【請求項6】 電子機器本体の機能を拡張する際に用い
    る拡張ステーションであって、 上記電子機器本体が取り外し可能に載置される載置部
    と、上記電子機器本体の機能を拡張するための第1の機
    器が取り外し可能に収容される第1の機器収容部と、上
    記電子機器本体の機能を拡張するための第2の機器が取
    り外し可能に収容される第2の機器収容部とを含むステ
    ーション本体と、 上記第1の機器収容部を覆う閉じ位置と、上記第1の機
    器収容部を開放する開き位置とに亘って回動可能に上記
    ステーション本体に支持されたカバーと、 上記第2の機器を上記第2の機器収容部から排出するた
    めのイジェクトレバーと、を備え、 上記カバーは、上記閉じ位置に回動された時に、上記載
    置部に向けて延びる舌片を有し、この舌片は、上記載置
    部に置かれた電子機器本体の下方に位置されるととも
    に、上記イジェクトレバーは、上記電子機器本体が置か
    れる載置部に露出されていることを特徴とする拡張ステ
    ーション
  7. 【請求項7】 請求項1又は請求項6の記載において、
    上記ステーション本体は、上記電子機器本体を上記載置
    部にロックする手段を備えていることを特徴とする拡張
    ステーション
  8. 【請求項8】 電子機器本体と、 この電子機器本体が取り外し可能に載置される載置部を
    有し、上記電子機器本体の機能を拡張する際に用いる拡
    張ステーションと、を備えている電子機器システムにお
    いて、 上記拡張ステーションは、 上記電子機器本体の機能を拡張するための第1の機器が
    取り外し可能に収容される第1の機器収容部と、 上記電子機器本体の機能を拡張するための第2の機器が
    取り外し可能に収容される第2の機器収容部と、 上記第1の機器収容部を覆う閉じ位置と、上記第1の機
    器収容部を開放する開き位置とに亘って回動可能に上記
    拡張ステーションに支持されたカバーと、 上記第2の機器を上記第2の機器収容部から排出するた
    めのイジェクタとを備え、 上記カバーは、上記閉じ位置に回動された時に、上記載
    置部に向けて延びる舌片を有し、この舌片は、上記載置
    部に置かれた電子機器本体の下方に位置されるととも
    に、上記イジェクタは、上記第2の機器の排出時に操作
    する操作部を含み、この操作部は、上記電子機器本体が
    置かれる載置部に露出されている ことを特徴とする電子
    機器システム。
  9. 【請求項9】 請求項8の記載において、上記拡張ステ
    ーションは、上記電子機器本体を上記載置部にロックす
    る手段を備えていることを特徴とする電子機器システ
    ム。
JP27234995A 1995-10-20 1995-10-20 電子機器用拡張ステーションおよび電子機器システム Expired - Fee Related JP3329637B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27234995A JP3329637B2 (ja) 1995-10-20 1995-10-20 電子機器用拡張ステーションおよび電子機器システム
US08/893,016 US5784253A (en) 1995-10-20 1997-07-15 Docking station including ejection lever located under computer mounted on docking station and cover held closed by portion extending under computer

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27234995A JP3329637B2 (ja) 1995-10-20 1995-10-20 電子機器用拡張ステーションおよび電子機器システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09115610A JPH09115610A (ja) 1997-05-02
JP3329637B2 true JP3329637B2 (ja) 2002-09-30

Family

ID=17512649

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27234995A Expired - Fee Related JP3329637B2 (ja) 1995-10-20 1995-10-20 電子機器用拡張ステーションおよび電子機器システム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5784253A (ja)
JP (1) JP3329637B2 (ja)

Families Citing this family (45)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3674651B2 (ja) * 1996-07-19 2005-07-20 ソニー株式会社 接続機構
KR100195868B1 (ko) * 1996-12-09 1999-06-15 윤종용 확장시스템과의 결합전 전원차단기능을 갖는 컴퓨터 및 컴퓨터시스템
TW360406U (en) * 1997-04-08 1999-06-01 Inventec Corp Dock structure for notebook computer
US6006243A (en) * 1997-05-30 1999-12-21 International Business Machines Corporation Foldable personal computer with detachable cover section
US5926364A (en) * 1997-05-30 1999-07-20 International Business Machines Corporation Tri-fold personal computer with touchpad and keyboard
US6522535B1 (en) * 1997-10-23 2003-02-18 Hewlett-Packard Company Method and apparatus for cooling a portable computer in a docking station
KR100252252B1 (ko) * 1997-12-01 2000-04-15 윤종용 휴대용 컴퓨터와 확장 시스템 사이의 전자파 차폐장치
TW368198U (en) * 1997-12-15 1999-08-21 Hon Hai Prec Ind Co Ltd Back card apparatus for electronic card
US6098131A (en) * 1998-05-04 2000-08-01 Nortel Networks Limited Network apparatus with removable electronic module
WO2000017734A1 (fr) * 1998-09-24 2000-03-30 Sanyo Electric Co., Ltd. Accessoire de dispositif electronique
FR2784761B1 (fr) * 1998-10-16 2001-08-10 Siemens Nixdorf Information Sy Systeme de terminal portable en communication avec le systeme d'information d'une entreprise
US6275378B1 (en) * 1999-01-19 2001-08-14 Compal Electronics, Inc. Safety lock for notebook-type computer dock
USD430882S (en) * 1999-02-02 2000-09-12 Hon Hai Precision Ind. Co., Ltd. Docking station
US6061234A (en) * 1999-03-15 2000-05-09 Dell U.S.A., L.P. Secured snap-on cover for a computer system docking station
US6297963B1 (en) * 1999-09-13 2001-10-02 Hewlett-Packard Company Security docking cable for computer docking system
US6179635B1 (en) * 2000-02-22 2001-01-30 Kinpo Electronics, Inc. Rotary-control memory card ejector
US6560101B1 (en) * 2000-07-28 2003-05-06 Hewlett-Packard Company Alignment mechanism for a computer system having a portable computer and a docking station
JP4649024B2 (ja) * 2000-08-31 2011-03-09 株式会社東芝 コンピュータ装置
KR100428794B1 (ko) 2000-09-14 2004-04-28 삼성전자주식회사 컴퓨터용 주변 기기 착탈용 도킹 기구
US6563703B2 (en) * 2000-12-27 2003-05-13 Intel Corporation Portable and plugable thermal and power solution for a notebook or handheld device
JP3823038B2 (ja) * 2001-10-10 2006-09-20 アルプス電気株式会社 カード用コネクタ装置
DE20310087U1 (de) * 2002-09-27 2004-03-18 Moeller Gmbh Gerätekombination
JP2004234194A (ja) * 2003-01-29 2004-08-19 Toshiba Corp 電子機器
US6961239B2 (en) * 2003-04-25 2005-11-01 Audiovox Corporation Portable video system
US7243174B2 (en) * 2003-06-24 2007-07-10 Emerson Electric Co. System and method for communicating with an appliance through an optical interface using a control panel indicator
US20050025493A1 (en) * 2003-07-28 2005-02-03 Jurgis Astrauskas Method and apparatus for using a close proximity probe for optical communication with a device external to the probe
US7321732B2 (en) 2003-07-28 2008-01-22 Emerson Electric Co. Method and apparatus for improving noise immunity for low intensity optical communication
US7315148B2 (en) * 2003-07-28 2008-01-01 Emerson Electric Co. Method and apparatus for conserving battery for operation of a low intensity optical communication probe
US7280769B2 (en) * 2003-07-28 2007-10-09 Emerson Electric Co. Method and apparatus for operating an optical receiver for low intensity optical communication in a high speed mode
US7091932B2 (en) * 2003-07-28 2006-08-15 Emerson Electric Co. Method and apparatus for independent control of low intensity indicators used for optical communication in an appliance
US20060087805A1 (en) * 2004-10-25 2006-04-27 Vahe Massih Computer housing
CN101093404B (zh) * 2006-06-23 2011-07-27 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 卡合装置及采用该卡合装置的扩展坞
US20080028118A1 (en) * 2006-07-31 2008-01-31 Craig Peter Sayers Portable dock for a portable computing system
JP5065821B2 (ja) * 2007-09-13 2012-11-07 任天堂株式会社 装置掛止用フックおよび付属装置
US7978466B2 (en) * 2008-02-27 2011-07-12 L&P Property Management Company Computer docking station for a vehicle
US8543745B2 (en) * 2010-01-06 2013-09-24 Apple Inc. Accessory for a portable computing device
US8619417B1 (en) * 2011-11-08 2013-12-31 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Water-resistant computer docking station
US10007296B2 (en) * 2012-08-18 2018-06-26 David Hume Reconfigurable computer docking station
JP6119995B2 (ja) * 2013-09-30 2017-04-26 ティアック株式会社 携帯端末用接続トレイ装置
JP6389774B2 (ja) 2015-02-10 2018-09-12 東芝テック株式会社 商品販売データ処理装置
US10320136B2 (en) * 2015-05-05 2019-06-11 Rosenberger Hochfrequenztechnik Gmbh & Co. Kg Adapter with at least two adapter parts which are connectable to one another
JP6134828B1 (ja) * 2016-02-16 2017-05-24 レノボ・シンガポール・プライベート・リミテッド ドッキング装置及び電子機器
JP2017211937A (ja) * 2016-05-27 2017-11-30 レノボ・シンガポール・プライベート・リミテッド ドッキング装置及び電子機器システム
DE102016121347B4 (de) * 2016-11-08 2020-12-31 Bürkert Werke GmbH Elektronikmodul für I/O-Modulsystem
US20230262909A1 (en) * 2022-02-11 2023-08-17 Getac Technology Corporation Casing with replacement structure and electronic device

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4659159A (en) * 1984-03-02 1987-04-21 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Coupling device for electric devices
US4769764A (en) * 1986-08-11 1988-09-06 Isaac Levanon Modular computer system with portable travel unit
CA2071381C (en) * 1991-07-19 1998-12-15 Youji Satou Electronic apparatus, card-type electronic component used with the electronic apparatus, and electronic system with expanding apparatus for expanding function of electronic apparatus
US5323291A (en) * 1992-10-15 1994-06-21 Apple Computer, Inc. Portable computer and docking station having an electromechanical docking/undocking mechanism and a plurality of cooperatively interacting failsafe mechanisms
JPH087646B2 (ja) * 1992-10-29 1996-01-29 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレイション 携帯型コンピュータ用据置装置
US5313596A (en) * 1993-01-05 1994-05-17 Dell Usa Lp Motorized portable computer/expansion chassis docking system
US5477415A (en) * 1993-11-12 1995-12-19 Texas Instruments Incorporated Automatic computer docking station having a motorized tray, cammed side connectors, motorized side connectors, and locking and unlocking guide pins

Also Published As

Publication number Publication date
US5784253A (en) 1998-07-21
JPH09115610A (ja) 1997-05-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3329637B2 (ja) 電子機器用拡張ステーションおよび電子機器システム
JP3383514B2 (ja) 電子処理システム
EP0441400B1 (en) Electronic system comprising an expansion device for expanding functions of compact electronic apparatus
US5862468A (en) Device for moving and detaching a panel
JPH09297631A (ja) 携帯形機器
JP4901494B2 (ja) 遊技機
JP3360893B2 (ja) 電子機器用拡張装置
US5933321A (en) Portable computer docking station having modular motorized docking/undocking structure
JPH0895669A (ja) 電子機器システム
JPH08305464A (ja) 携帯型電子機器の外部拡張装置
JPH10289033A (ja) 取り外し可能な機能部品を有する携帯形情報機器
JP3388995B2 (ja) 拡張装置およびこれを備えた電子処理システム
US6522533B1 (en) Accessory of electronic device
JP5294066B2 (ja) 電子機器
JP2008167831A (ja) 遊技機
JPH1153052A (ja) 接続装置および電子機器
JP2007113283A (ja) ロッカーの施錠装置
JPH086670A (ja) 携帯形電子機器
JPH10307638A (ja) 電子機器システムおよび携帯形電子機器の機能を拡張するための拡張装置
JPH09274753A (ja) テープカセット装着装置
JP3182365B2 (ja) 盗難防止装置及びそのケーシング
JPH07239729A (ja) 携帯形情報処理装置
JPH0738992Y2 (ja) 表示部付きコンピュータ装置
JP6723900B2 (ja) 鍵管理装置
JP2020153230A (ja) 鍵管理装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080719

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090719

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090719

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100719

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110719

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120719

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130719

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees