JP3326358B2 - コイル用非磁性材料及びコイル部品 - Google Patents

コイル用非磁性材料及びコイル部品

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高周波領域で使用
されるコイル用コア材料、それを用いたコイルに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、各種電子機器の小型化、軽量化に
伴い、それらを構成する電子部品についても小型化、軽
量化が進んでいる。コイル、トランス等も例外ではなく
小型化、軽量化が進み、一方で電子機器の高周波化のた
め及び小型化、軽量化の対応のためにコイル等の高周波
化が進んでいる。特に移動体通信機器においては100
MHz以上の周波数帯でコイル等が使用されており、小
型で高周波領域まで動作し、高いQ値を持つコイル等が
望まれている。
【0003】その中でも積層型コイルは、導体が磁性体
で覆われていることから漏れ磁束がなくクロストークが
抑制され高密度実装に適していること、大きなインダク
タンスLを保ちつつ小型化が可能なこと、堅牢性や信頼
性が高いこと等の特徴を有しており、近年は多岐にわた
る分野に使用されている。
【0004】積層型コイルは、通常、磁性体層用ペース
トと内部電極層用ペーストとを圧膜技術(印刷法やドク
ターブレード法等)により積層し一体化した後、焼成
し、得られた焼結体表面に外部電極用ペーストを印刷し
焼き付けることにより製造される。そして、内部電極材
料はインダクタの品質係数Qに影響を及ぼすことから、
抵抗率の低いAgが用いられる。ここで、重要なことは
磁性体層に用いられる磁性材料は、前記のように内部電
極と同時焼成されることから少なくともAgの融点(約
960℃)以下で焼結できることが必要である。
【0005】このような低温焼結が可能な材料として
は、Ni−Cu−Zn系フェライトが一般に用いられ
る。これには例えば特開平1−110708号公報に記
載されているようなNi系フェライトにホウケイ酸ガラ
スを添加することにより低温焼成、高抗折強度、低損失
及び高い品質係数Qを可能としたものがある。また、ガ
ラスを主成分とする非磁性体も低温焼成、低損失及び高
い品質係数Qを可能とする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記N
i−Cu−Zn系フェライトを用いた積層型チップイン
ダクタは、スネークの周波数限界線付近の高周波では品
質係数Qが低くなり、自己共振周波数も低いので、高周
波用のインダクタとしては必ずしも適当なものとはいえ
ない。
【0007】また、ガラスを主成分とする非磁性体を用
いたものは、高周波での品質係数Q等の特性は良好であ
るが、基板実装で問題となるたわみ強度が不十分である
ことや、リフローハンダ時の熱衝撃等によってクラック
が発生する等の問題がある。
【0008】そこで、本発明は従来の素材に比べて高周
波領域での品質係数Qが高く、かつ、Agの融点以下で
焼成が可能、即ち、銀と同時焼成が可能であり、強度が
高い、コイル用非磁性材料及びそれを用いたコイルを提
供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は、特願平8−
16840号の明細書に、Fe23からなるコイル用コ
アは、その製造工程数を非常に少なくできるために、製
品コストが低いことと同時に、その材料が透磁率が限り
なく1に近く高周波領域での品質係数Qが高いことを開
示した。そして、この高周波特性の良好なFe23から
なるコイル用コアについて鋭意研究を重ねた結果、Bi
を前記コイル用コアの材料に適量含有せしめることによ
り、その高周波特性は維持しつつも、焼成温度が格段に
低くなることを見いだし、この知見に基づいて本発明を
なすに至った。
【0010】具体的には、下記(1)〜(7)の構成に
より達成される。
【0011】(1)Fe23を主成分とし、副成分とし
て少なくともBiを含有することを特徴とするコイル用
非磁性材料。
【0012】(2)前記コイル用非磁性材料において、
BiがBi23換算で0.5〜15.0wt%含有する
ことを特徴とする(1)に記載のコイル用非磁性材料。
【0013】(3)前記コイル用非磁性材料において、
Biが粒界に存在していることを特徴とする(1)又は
(2)の何れかに記載のコイル用非磁性材料。
【0014】(4)前記コイル用非磁性材料において、
Biが少なくともBiFeO3又はBi2Fe49として
粒界に存在していることを特徴とする(1)〜(3)の
何れかに記載のコイル用非磁性材料。
【0015】(5)非磁性体層と電極層を有する積層型
コイルであって、前記非磁性体層が(1)〜(4)の何
れかの非磁性体材料を含有することを特徴とするコイル
部品。
【0016】(6)前記電極層がAgを主成分とするも
のであることを特徴とする(5)に記載のコイル部品。
【0017】(7)900℃以下で焼成したことを特徴
とする(5)又は(6)の何れかに記載のコイル部品。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明に係るコイル用非磁性材料
は、Fe23を主成分とし、副成分としてBiを含有す
るものである。Fe23は一般的に非磁性体であり電気
抵抗率が大きいために高周波領域においても好ましく使
用することができる。そして、副成分としてBiを含有
することにより高周波領域での特性を損なうことなく、
Agと同時焼成が可能となる900℃以下で焼成するこ
とができる。
【0019】また、前記コイル用非磁性材料において、
Biの含有量はBi 2 3 換算で0.5〜15.0wt
%、好ましくは1.0〜5.0wt%である。これは、
Biの含有量が少なすぎるとAgの融点以下で焼成する
ことはできるものの、必ずしも素子に用いた場合に所望
の強度や信頼性が得られないからである。一方、その含
有量が多すぎると、内部電極と反応し、内部電極の直流
抵抗Rが高くなり、品質係数Qが低下する。また、焼結
性が低下する等の問題を生ずる。
【0020】更に、前記コイル用非磁性材料において、
Biが粒界に存在していることが必要である。これはB
iの融点は820℃程度と低いために、粒界において液
相反応が起こり、焼結を促進する効果があるためであ
る。よって、含有するBiのほとんどが粒界に存在する
ことが必要である。Biの粒内の含有量が多すぎると高
周波でのQ値の劣化等の電気特性に影響するからであ
る。
【0021】粒界でのBiの存在形態はBiFeO3
はBi2Fe49でありFe23に固溶している。
【0022】また、磁性、電気抵抗率、焼成温度等の特
性に影響しない程度であれば、不純物としてSi、P、
Al、Ca、Mn、Mg、Co、Ni、Cu、Zn、B
a、Sr、 B、Pb、W、V等を含有してもよい。
【0023】次に、本発明に係る非磁性材料を積層型コ
イルに用いる場合について、具体的にその製造方法につ
いて説明する。
【0024】(ペースト化)まず、磁性体層用ペースト
及び内部電極層用ペーストをそれぞれ製造する。
【0025】所定量のFe23(ヘマタイト)とBi2
3(これは、Bi成分の原料として焼成後にBi23
になるものであれば特に制限はなく、例えば、Bi23
の他にBi(OH)3、BiCl3等を用いてもよい)と
に、エチルセルロース、アクリル樹脂等のバインダー
と、テルピネオール、ブチルカルビトール等の溶媒とを
加えて、例えば3本ロールミル、ボールミル等により混
練して磁性体層用ペーストを製造する。用いる各原料粉
末の平均粒径は、通常0.1〜10μm程度とする。
【0026】この場合、ペースト中には一般に用いられ
るような種々の添加物、即ち各種ガラス、酸化物等を添
加してもよい。
【0027】ここで、前記のように非磁性体原料粉末の
混合分散とバインダー、溶媒との混練を同時に行っても
良いが、予め非磁性体原料粉末を湿式混合等により混合
分散を行ない、スプレードライヤー等により乾燥させ混
合非磁性体原料粉末を作成した後に、バインダー等と混
練してペースト化しても良い。
【0028】内部電極層用ペーストは、通常、導電性粒
子とバインダーと溶剤とを含有する。
【0029】導電性粒子の材質は、インダクタの品質係
数Qが向上する理由から、Ag又はAgを主成分とする
合金が好適である。焼成後に金属になるものであれば金
属だけでなくこれらの酸化物等を用いてもよい。Agを
主成分とする合金としては、Agを95wt%以上含む
Ag−Pd、Ag−Pt、Ag−Au、Ag−Cu等の
合金等が好ましく使用できる。
【0030】バインダーは、例えば、エチルセルロー
ス、アクリル樹脂、ブチラール樹脂等であり、バインダ
ーの含有量は、導電性粒子100重量部に対して、通常
1〜5重量部程度である。
【0031】溶剤は、例えば、テルピネオール、ブチル
カルビトール、ケロシン等の公知のものは何れも使用で
きる。また、溶剤の含有量は、導電性粒子100重量部
に対して、通常10〜50重量部程度である。この他、
総計で10重量部以下の範囲で必要に応じ、ソルビタン
脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル等の分散剤
や、ジオクチルフタレート、ジブチルフタレート、ブチ
ルフタリルグリコール酸ブチル等の可塑剤や、デラミネ
ーション防止、焼結抑制等の目的で、誘電体、磁性体、
絶縁体等の各種セラミック粉体等を添加することもでき
る。
【0032】そして、前記導電性粒子、バインダー及び
溶剤等を混合し、例えば、3本ロールミル等で混練して
内部電極層用ペーストとする。
【0033】(積層)つづいて、磁性体層用ペーストと
内部電極層用ペーストとを印刷法、転写法、グリーンシ
ート法等により積層する。このとき、内部電極の巻線パ
ターン、即ち、閉磁路形状は種々のパターンとすること
ができる。また、その巻数、厚み、巻線ピッチ等も用途
に応じて適宜選択すればよく、例えば、焼成後に前記の
寸法等になるように積層する。
【0034】(焼成及び外部電極形成)そして、得られ
た積層体を所定の寸法に切断して焼成を行う。焼成条件
や焼成雰囲気は、磁性体や導電性粒子の材質等に応じて
適宜決定すればよいが、焼成温度は好ましくは800℃
〜980℃程度、より好ましくは850℃〜890℃程
度である。焼成温度が低すぎると焼結不足となり、高す
ぎるとフェライト中に電極材料が拡散してチップの電磁
気特性を著しく悪化させるからである。また、焼成時間
は種々の条件により異なるが通常5分〜3時間程度であ
る。
【0035】更に、得られた焼成体に外部電極を形成す
る。外部電極の材質については、特に制限はなく、例え
ば、Ag、Ni、Cu、Ag−Pd等を用いることがで
きる。外部電極の形成方法もまた、特に制限はなく、例
えば、印刷法、メッキ法、蒸着法、イオンプレーティン
グ法、スパッタ法等により形成される。外部電極の厚み
は任意であり、目的や用途に応じて適宜決定すればよい
が、通常5〜30μm程度である。
【0036】本発明に係る非磁性材料は、前記積層型チ
ップインダクタに限らず、積層型LCフィルタ、巻線型
のコイル用コア等にも好適である。
【0037】
【実施例】以下、本発明の具体的実施例を示す。
【0038】(試料)試料はFe23にBi23を0.
1、0.3、0.5、0.7、1.0、3.0、5.
0、10.0、15.0wt%含有するように加えてこ
れを材料とし、これにバインダーとしてPVA124.
3%水溶液を10重量部加えて造粒し、下記に示す測定
条件等にあわせた所定の形状に成形し空気中で880℃
で焼成して作製した。
【0039】また、比較のためにBi成分を添加しない
試料についても作成した。この Bi成分無添加のもの
は880℃及び1200℃で焼成した。
【0040】ここで、原料となるFe23はBET値の
測定を行った。BET値は焼結性に影響しその値が大き
ければより低温で焼成が可能となる。本実施例では表1
に示すようにほぼ同一条件で焼成を行った。BETは流
動式比表面積自動測定装置(島津製作所製 フローソー
プ 2300型)により測定した。
【0041】(評価)コアの材料の評価は焼成体の比抵
抗、見かけ密度、吸水率、抗折強度、ビッカース強さ
(Hv)、コイルにしたものの100、150、20
0、280、330、430、500MHzのQ値を測
定することにより行った。
【0042】比抵抗は直径1インチ、厚さ5mm程度の
円板に成形したものを空気中で所定の温度で焼成して、
端面にIn−Ga(インジウム−ガリウム)電極を施し
て印加電圧100Vにおける抵抗値をIRメーター(T
OA社製 SUPER MEGOHM METER Model SM-5E)で測定す
ることにより求めた。
【0043】見かけ密度は焼結体の寸法から体積を求
め、その質量をこれで除算し求めた。
【0044】吸水率は焼結体に水を充分に含浸して吸水
重量を測定し、その重量を焼結体の乾燥重量により除算
して求めた。
【0045】ここで、見かけ密度及び吸水率は、焼結体
の焼結性の良し悪しを見るためのものである。見かけ密
度が低いことにより焼結体内部の空孔が多くなり、素子
化した場合において高温、高湿度中で使用の場合いにこ
の空孔が原因となりショート不良等の信頼性に影響を及
ぼしたり、物理的強度が脆弱となり問題となる。
【0046】抗折強度は、JIS規格に定められている
ファインセラミックスの曲げ強さ試験方法(R160
1)に準じて求めた。規格に定められている寸法(長さ
38mm、巾4mm、厚さ3mm程度)に成形した試料
を用いて、3点曲げ法によりクロスヘッドの速度を0.
5mm/minで荷重を加え、破壊荷重を測定すること
で求めた。
【0047】ビッカース硬さ(Hv)は、JIS C2
141に従い、JIS B7725のビッカース硬さ試
験機に準ずる微小硬度計(島津製作所製 島津微小硬度
計 HMV−2000型)により、100gの荷重を加
え5秒間保持したときの値とした。
【0048】試料のQ値は、外径18mm、内径10m
m、高さ3.1mmのトロイダル型となるように成形
し、空気中で所定温度にて焼成しワイヤーを3回巻きし
て実際にコイルを作製(コアには樹脂等の絶縁処理は施
さず)してインピーダンスアナライザ(ヒューレット・
パッカード社製HP4291A)により測定した。
【0049】(評価結果)表1にFe23、Biを含有
したものの焼結体の比抵抗、見かけ密度、吸水率、抗折
強度、ビッカース強さ(Hv)、BET、コイルにした
ものの100、150、200、280、330、43
0、500MHzのQ値についての結果を示す。ここ
で、比抵抗が例えば109と記載してある場合は、1×
109〜9×109程度の比抵抗値を意味する。
【0050】
【表1】 これより、本発明に係る非磁性体材料は880℃での低
温焼成が可能であることがわかる。特にBiを0.5〜
15.0wt%含有するものの見かけ密度、吸水率は良
好な値が得られ、 その中でもBiを1.0〜5.0w
t%含有するもは1200℃で焼成したものと比べて同
等の値であり非常に緻密化していることがわかる。ま
た、これに抗折強度、ビッカース強さ(Hv)が大きい
こと等を合わせ考えると、Agと同時焼成して素子化し
た場合に高い信頼性が得られることが示唆される。ま
た、コイルの品質係数QもBi無添加の材料と同等、周
波数によってはそれ以上の結果が得られた。
【0051】つづいて、Biの存在状態を見るために、
X線回折装置により試料No.4(0.3wt%)、
試料No.6(0.7wt%)、試料No.8(3.0
wt%)、試料No.10(10.0wt%)の結晶構
造を、また、 SEM−EDS(走査型電子顕微鏡−エ
ネルギー分散型X線装置)により試料No.8(3.0
wt%)の反射電子像の組成像の見た。
【0052】図1にX線回折パターン、図2に反射電子
像の組成像を現すSEM写真示す。ここで、図2(a)
のSEM写真において、白い部分(同図(b)では黒い
部分)がBiが存在する領域を表す。
【0053】これより、添加したBiはそのほとんどが
結晶粒界に存在し、結晶粒内にはほとんど存在していな
いことがわかる。更に、その形態は、Bi23ではなく
BiFeO3又はBi2Fe49でありFe23と固溶し
ている。
【0054】
【発明の効果】以上のことからわかるように、本発明に
係るコイル用非磁性材料は900℃以下で焼成が可能で
あり、抵抗率の低いAgを主成分とする電極と同時焼成
することができる。また、本発明に係るコイル用非磁性
材料は電気抵抗率が高いために高周波特性に優れ、特
に、Agと同時焼成し素子化した場合、品質係数Qの高
いものを得ることができる。更に、900℃程度の温度
でも緻密な焼結が可能であり、高強度で、高い信頼性の
素子を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】試料No.4、試料No.6、試料No.8、
試料No.10についてX線回折パターンを示す図であ
る。
【図2】(a)は結晶構造を示す図面代用写真であっ
て、試料No.8の研磨面の反射電子像の組成像を現す
SEM写真である。(b)はBiが存在する領域を示す
図である。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−50929(JP,A) 特開 平6−77022(JP,A) 特開 平8−17245(JP,A) 特開 昭53−8799(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01F 1/12 - 1/375

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】Fe23を主成分とし、BiをBi23
    算で0.5〜15.0wt%含有し、BiがBiFeO
    3又はBi2Fe49として粒界に存在することを特徴と
    するコイル用非磁性焼結体。
  2. 【請求項2】100MHz以上の周波数帯域で使用され
    ることを特徴とする請求項1に記載のコイル用非磁性焼
    結体。
  3. 【請求項3】非磁性体層と電極層を有する積層型コイル
    であって、前記非磁性体層が請求項1又は2の何れかに
    記載の非磁性焼結体を有することを特徴とするコイル部
    品。
  4. 【請求項4】前記電極層がAgを主成分とするものであ
    ることを特徴とする請求項3に記載のコイル部品。
  5. 【請求項5】900℃以下で焼成することを特徴とする
    請求項3又は4の何れかに記載のコイル部品の製造方
    法。
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