JP3325933B2 - 金属及び合金の表面処理法 - Google Patents

金属及び合金の表面処理法

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、Fe−B−Ra系永
久磁石、Ra−Co系永久磁石及び鋼製品その他耐食性
を要する金属や合金表面に酸化錫被膜を形成し、耐食性
を改善する表面処理法に係り、特定のスズアルコキシド
溶液を金属及び合金表面に塗布後、乾燥、熱処理して、
酸化錫被膜を形成することにより、従来のNiめっきの
際の磁石表面の溶出を極力防止し、金属及び合金との密
着性を強固なものとし、めっき被膜のピンホール発生を
防止し、耐食性を改善向上させた金属及び合金の表面処
理法に関する。
【0002】
【従来の技術】高性能永久磁石として開発されたFe−
B−Ra系焼結磁石は、酸化されやすいRaやFeを多
量に含有することから、磁石表面に耐酸化性被膜を形成
することが必要であり、特公平3−74012号公報に
示されるごとく、Niめっきなどの耐酸化性めっき層を
被覆したFe−B−Ra系焼結磁石が提案されている。
【0003】また、特開昭63−110708号公報に
示される如く、Fe−B−Ra系焼結磁石表面にNiめ
っきを施した後、さらにカチオン電着塗装(特開昭61
−130453号公報に記載)を行うことによって耐食
性を向上させることが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】Fe−B−Ra系焼結
磁石表面に湿式表面処理法により第一層目にNiめっき
層を形成する場合、めっき液による磁石表面の溶出を抑
えることが工程管理上重要である。このため、めっき液
のpHは6以上の中性もしくはアルカリ性が好ましい。
【0005】しかし、一般的に用いられているNiめっ
き浴としては、ワット浴やスルファミン酸Ni浴などが
あるが、いずれもpH6以下の酸性で用いられるめっき
液であり、これらの液でFe−B−Ra系磁石表面に直
接Niめっきを行なうと、磁石表面の溶出が起こり、め
っき液中にFe、B、Raが蓄積され、これらの除去が
困難である。
【0006】一方、Niめっき被膜の品質面でも、かか
る磁石表面の溶出に起因するピンホールが発生し易く、
耐食性上問題があった。そこで、pH6以上のNiめっ
き液が上記問題を解決する上で望ましいが、pH6以上
になるとめっき被膜が硬く脆いため焼結磁石表面との密
着性が悪く、また、磁石表面の溶出による水酸化物の沈
殿が起こり易くなるとの問題があった。
【0007】この発明は、Fe−B−Ra系、Ra−C
o系永久磁石における従来のNiめっき法の如く、めっ
き時に磁石表面の溶出を極力防止し、磁石、金属や合金
との密着性を強固なものとし、めっき被膜のピンホール
発生を抑え、耐食性を向上させることが可能な該系永久
磁石及び鋼製品等の金属及び合金の表面処理法の提供を
目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】発明者は被膜の密着強度
の高い新規の耐食性被膜及びその処理法について種々検
討した結果、スズアルコキシド化合物溶液(一般式 S
n(R−O)n、R:アルキル基またはアルキル基+他
の官能基、n: 酸化数)中に被処理金属や合金を浸漬
するか、あるいはスプレー法にて前記金属や合金表面に
塗布した後、乾燥し、その後、特定の温度にて加熱処理
して、金属及び合金表面に特定厚の酸化錫被膜を形成す
るか、あるいは更に前記被膜上にNi、Cu、Cr、Z
n、Au、Ag、Sn等の耐食性被膜を形成することに
より、従来のめっき時における磁石表面の溶出を防止で
き、すぐれた耐食性被膜が得られることを知見し、この
発明を完成した。
【0009】すなわち、この発明は被処理金属または合
金表面を清浄化処理した後、前記金属または合金表面
に、スズアルコキシド溶液中に浸漬あるいは塗布した
後、乾燥し、不活性雰囲気中で200℃〜550℃に3
0分〜10時間保持する加熱処理して、前記金属または
合金表面にCを100ppm〜1000ppm含有する
酸化錫被膜を形成することを特徴とする金属及び合金の
表面処理法。である。
【0010】また、第2の発明は、被処理金属または合
金表面を清浄化処理した後、前記金属または合金表面
に、スズアルコキシド溶液中に浸漬あるいは塗布した
後、乾燥し、不活性雰囲気中で200℃〜550℃に3
0分〜10時間保持する加熱処理して、前記金属または
合金表面にCを100ppm〜1000ppm含有する
酸化錫被膜を形成後、その被膜上に耐食性金属被膜を形
成することを特徴とする金属及び合金の表面処理法であ
る。
【0011】この発明において、スズアルコキシド溶液
の熱分解法によるFe−B−Ra系、Ra−Co系、及
び鋼製品等金属や合金の表面処理前の清浄化処理として
は、特に限定しないが、少なくとも公知の清浄化処理を
行えばよく、硫酸、硝酸などで酸洗処理したり、活性化
処理するとよい。
【0012】この発明において、表面処理法の溶液とし
ては、スズアルコキシド化合物 Sn(RO)n、
(R:アルキル基またはアルキル基+他の官能基(−N
2、−COO、−SO3)、n : 酸化数)を水、あ
るいは有機溶媒中に添加して、20%以下アルコキシド
溶液になるように調整する。スズアルコキシド化合物と
しては具体的には、Sn(OC254 スズエトキシ
ド、Sn(OC234 スズメトキシド、Sn(OC3
74 スズプロポキシドなどがある。
【0013】この発明の表面処理法において、スズアル
コキシド溶液に浸漬あるいは塗布後の乾燥は、前記溶媒
中の有機溶媒や不純物除去のため、不活性ガス中で60
℃〜90℃の条件の乾燥が好ましい。
【0014】乾燥後の熱分解法による酸化錫被膜形成の
熱処理条件としては、被処理材がFe−B−Ra系、R
a−Co系永久磁石の場合は、不活性雰囲気中で200
℃〜450℃に30分〜10時間の加熱が好ましく、2
00℃未満では熱分解が十分でなく、450℃を超える
と磁気的溶化を生じて好ましくなく、また処理時間が3
0分未満では反応が十分に進行せず、10時間を超える
と実用上、問題はないが、効果が飽和しコスト的に好ま
しくない。また、鋼製品の場合は、大気中または不活性
雰囲気中で200℃〜550℃に30分〜10時間の加
熱が好ましく、200℃未満では熱分解が十分でなく、
550℃を超えると問題はないが、効果が飽和しコスト
的に好ましくない。また処理時間が30分未満では反応
が十分に進行せず、10時間を超えると実用上、問題は
ないが、効果が飽和しコスト的に好ましくない。
【0015】この発明において、形成される酸化錫被膜
中に、Cが100ppm〜1000ppm含有される理
由は、スズアルコキシド溶液を熱分解することにより、
溶液中のCが被膜中に残存するためであるが、Cが10
0ppm未満では膜内にクラックを生じ、熱分解が十分
に行われない場合にはCが1000ppmを超えるため
好ましくない。
【0016】この発明において、形成される最外層の酸
化錫被膜厚は500Å〜2μmであり、好ましくは0.
1μm〜1.0μmであり、また、中間層の酸化錫被膜
の場合の膜厚は500Å以下、好ましくは30Å〜20
0Åである。
【0017】この発明において、酸化錫被膜層上に形成
の耐食性金属被膜としてはNi、Sn、Cr、Zn、A
u、Ag、Cu等のいずれのめっき被膜単体あるいは複
数のめっき積層膜にすることも可能であり、めっき法と
しては電解めっき法、無電解めっき法、あるいは気相成
膜法など、公知のいずれの成膜法も適用することができ
る。
【0018】この発明において、Fe−B−Ra系永久
磁石に用いる希土類元素Raは、組成の10原子%〜3
0原子%を占めるが、Nd、Pr、Dy、Ho、Tbの
うち少なくとも1種、あるいはさらに、La、Ce、S
m、Gd、Er、Eu、Tm、Yb、Lu、Yのうち少
なくとも1種を含むものが好ましい。また、通常Raの
うち1種をもって足りるが、実用上は2種以上の混合物
(ミッシュメタル、ジジム等)を入手上の便宜等の理由
により用いることができる。なお、このRaは純希土類
元素でなくてもよく、工業上入手可能な範囲で製造上不
可避な不純物を含有するものでも差し支えない。Bは、
2原子%〜28原子%の範囲とする。Feは、65原子
%〜80原子%の含有とする。また、この発明の永久磁
石において、Feの一部をCoで置換することは、得ら
れる磁石の磁気特性を損なうことなく、温度特性を改善
することができるが、Co置換量がFeの20%を越え
ると、逆に磁気特性が劣化するため、好ましくない。C
oの置換量がFeとCoの合計量で5原子%〜15原子
%の場合は、(Br)は置換しない場合に比較して増加
するため、高磁束密度を得るために好ましい。また、こ
の発明の永久磁石は、Ra、B、Feの他、工業的生産
上不可避的不純物の存在を許容できるが、Bの一部を
4.0原子%以下のC、3.5原子%以下のP、2.5
原子%以下のS、3.5原子%以下のCuのうち少なく
とも1種、合計量で4.0原子%以下で置換することに
より、永久磁石の製造性改善、低価格化が可能である。
また、添加元素Al、Ti、V、Cr、Mn、Bi、N
b、Ta、Mo、W、Sb、Ge、Sn、Zr、Ni、
Si、Zn、Hfのうち少なくとも1種は、Ra−B−
Fe系永久磁石に対してその保磁力、減磁曲線の角型性
を改善あるいは製造性の改善、低価格化に効果があるた
め添加することができる。
【0019】この発明において、Ra−Co系永久磁石
は、RM5系、R217系希土類コバルト磁石にして、そ
の成分としては以下の組成が好ましい。Rは、Y、L
a、Ce、Pr、Nd、Sm及びミッシュメタルの1種
または2種以上の組み合せが好ましい。Mは、Co、C
u、FeもしくはNiの1種または2種以上の組み合
せ、及び該Mの一部をMn、Ti、Nb、Zr、Ta、
Hfのうち1種以上の元素と置換した組み合せが好まし
い。
【0020】
【作用】この発明による金属被覆層を有するFe−B−
Ra系永久磁石が、苛酷な雰囲気条件下において、初期
磁石特性からの劣化が少なく、磁石特性値が極めて安定
する理由は未だ明らかではない。しかし、前記Fe−B
−Ra系永久磁石体表面に、めっき法によりNi、C
u、Sn、Co、Cr、Zn等から選ばれた金属の少な
くとも1種からなる金属層を被着した場合は、温度60
℃、相対湿度90%に100時間放置の苛酷な耐食性試
験条件で、その磁石特性値は劣化し不安定となるが、こ
れに対して、前記磁石体表面に特定膜厚を有する酸化錫
被膜層を設けることにより、また、特定膜厚を有する酸
化錫被膜層を介して、Ni、Cu、Sn、Co、Cr、
Zn等から選ばれた少なくとも1種の金属からなるこの
発明による金属被覆層を形成することにより、下地との
密着性が改善し該金属被覆層は緻密となり、湿気、ガス
等の外部環境の変化に対して、永久磁石を完全に保護で
きることが明らかとなった。
【0021】
【実施例】
実施例1 出発原料としての電解鉄、フェロボロン、RaとしてN
dを所要の磁石組成に配合後、溶解鋳造後、機械的粉砕
法にて粗粉砕、微粉砕して、粒度3〜10μmの微粉末
を得た。得られた微粉末を10kOeの磁界中で成形
後、Ar雰囲気中で1100℃に1時間の焼結を行った
後、600℃に2時間の時効処理を行い、得られた磁石
の組成は15Nd−7B−78Feであった。
【0022】得られた磁石より試験片を切出し、濃硫酸
を水にて10倍希釈して10分間酸洗処理を行なう清浄
化処理条件の後、Sn(OC374 10grをトリ
エタノールアミン1lに溶解して、Snアルコキシド溶
液を調製し、この溶液をよく撹拌した後、前記磁石体を
浸漬し、引上げて80℃で乾燥後、Ar雰囲気中で40
0℃に5時間の熱処理を行い、酸化錫被膜を生成後、前
記作業を10回繰り返して、C含有量300ppmの酸
化錫被膜厚0.8μmの被膜を得た。
【0023】耐食試験前後の磁石特性の劣化は、温度8
0℃、相対湿度90%の条件下で500時間放置後の特
性を表1に示すとおりであり、錆は発生せず、磁石特性
の劣化も僅かである。
【0024】実施例2 実施例1と同一の組成の材料を実施例1と同様に清浄化
処理後、Sn(OC374 1grをトリエタノール
アミン1l中に溶解して、スズアルコキシド溶液を調製
後、よく撹拌後、前記磁石体を浸漬後、余分の液を除去
して、80℃で乾燥後、400℃に5時間、Ar雰囲気
中で熱処理して酸化錫被膜を形成した。その時の酸化錫
被膜は、C含有量300ppmで、膜厚は200Åであ
った。
【0025】その後、下記Niめっき条件にて、前記酸
化錫被膜上に層厚5.1μmのNiめっき層厚を形成し
た。Niめっき条件は、塩化ニッケル0.1mol/
l、次亜リン酸ナトリウム0.15mol/l、クエン
酸ナトリウム0.2mol/l、リン酸アンモニウム
0.5mol/lで、pHが9.0のニッケル化学めっ
き液を用意し、80℃で60分間浸漬した後、水洗乾燥
した。
【0026】その後、得られたこの発明の永久磁石を、
温度80℃、相対湿度90%の条件下で500時間放置
した後の磁石特性、及びその劣化状況を測定した。その
結果を表1に表す。500時間後の表面においても、錆
は発生せず磁石特性も、ほとんど変わらなかった。
【0027】
【表1】
【0028】比較例1 実施例1と同一組成、同一製造条件で得られた焼結磁石
体に、実施例2のめっき条件と同一条件で無電解めっき
を行った。生成Niめっき厚は8.5μmであり、鈍い金属光
沢を有していた。この比較焼結磁石体の耐食試験前後の
磁石特性の劣化は、温度80℃、相対湿度90%の条件下で1
00時間保持にて、その磁石特性は10%の劣化を生じ、そ
の後、急激に劣化は進行し、500時間では全面に錆が発
生していた。
【0029】実施例3 ステンレス鋼材(SUS304)より試験片を切り出
し、20%王水にて5分間酸洗処理を行なう清浄化処理
条件の後、Sn(OC374 10grをトリエタノ
ールアミン1lに溶解して、Snアルコキシド溶液を調
製し、この溶液をよく撹拌した後、前記試験片を浸漬
し、引上げて80℃で乾燥後、Ar雰囲気中で500℃
に5時間の熱処理を行い、酸化錫被膜を生成後、前記作
業を10回繰り返して、C含有量300ppmの酸化錫
被膜厚0.6μmの被膜を得た。この試験片を温度80
℃、相対湿度90%の条件下で500時間放置した後の
劣化状況を観測したが全く変化がなく、錆も発生しなか
った。
【0030】実施例4 鉄鋼材(SS41)より試験片を切り出し、5%塩酸に
て2分間酸洗処理を行なう清浄化処理条件の後、Sn
(OC374 10grをトリエタノールアミン1l
に溶解して、Snアルコキシド溶液を調製し、この溶液
をよく撹拌した後、前記試験片を浸漬し、引上げて80
℃で乾燥後、Ar雰囲気中で500℃に5時間の熱処理
を行い、酸化錫被膜を生成後、前記作業を10回繰り返
して、C含有量350ppmの酸化錫被膜厚0.7μm
の被膜を得た。この試験片を温度80℃、相対湿度90
%の条件下で500時間放置した後の劣化状況を観測し
たが全く変化がなく、錆も発生しなかった。
【0031】比較例2 実施例3と同一組成、同一製造条件、同一清浄化処理条
件を行ったステンレス鋼材試験片は、そのまま温度80
℃、相対湿度90%の条件下で100時間放置した後の劣化状
況を観測したところ、表面に部分的に錆が発生し、その
後発錆が進行し300時間後には全面に錆が発生してい
た。
【0032】比較例3 実施例4と同一組成、同一製造条件、同一清浄化処理条
件を行った鉄鋼材試験片は、そのまま温度80℃、相対湿
度90%の条件下で30時間放置した後の劣化状況を観測し
たところ、表面に部分的に錆が発生し、その後発錆が急
激に進行し100時間後には全面に錆が発生していた。
【0033】
【発明の効果】この発明による酸化錫被膜を有するFe
−B−Ra系永久磁石体は、実施例の如く、苛酷な耐食
試験条件、特に、温度80℃、相対湿度90%の条件下
で、500時間放置した後、その磁石特性の劣化はほと
んどなく、現在、最も要求されている高性能かつ安価な
永久磁石として極めて適している。また、ステンレス鋼
材や鉄鋼材の場合も、この発明による酸化錫被膜を被膜
することにより優れた耐食性が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−110708(JP,A) 特開 昭61−130453(JP,A) 特開 昭56−119774(JP,A) 特開 昭55−167130(JP,A) 特公 平3−74012(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C23C 18/12 C23C 28/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理金属または合金表面を清浄化処理
    した後、前記金属または合金表面に、スズアルコキシド
    溶液中に浸漬あるいは塗布した後、乾燥し、不活性雰囲
    気中で200℃〜550℃に30分〜10時間保持する
    加熱処理して、前記金属または合金表面にCを100p
    pm〜1000ppm含有する酸化錫被膜を形成するこ
    とを特徴とする金属及び合金の表面処理法。
  2. 【請求項2】 被処理金属または合金表面を清浄化処理
    した後、前記金属または合金表面に、スズアルコキシド
    溶液中に浸漬あるいは塗布した後、乾燥し、不活性雰囲
    気中で200℃〜550℃に30分〜10時間保持する
    加熱処理して、前記金属または合金表面にCを100p
    pm〜1000ppm含有する酸化錫被膜を形成後、そ
    の被膜上に耐食性金属被膜を形成することを特徴とする
    金属及び合金の表面処理法。
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