JP3325286B2 - 電気焼き物器 - Google Patents
電気焼き物器Info
- Publication number
- JP3325286B2 JP3325286B2 JP05301092A JP5301092A JP3325286B2 JP 3325286 B2 JP3325286 B2 JP 3325286B2 JP 05301092 A JP05301092 A JP 05301092A JP 5301092 A JP5301092 A JP 5301092A JP 3325286 B2 JP3325286 B2 JP 3325286B2
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- JP
- Japan
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- baking
- oil
- heating
- cooked
- plate
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- Baking, Grill, Roasting (AREA)
- Cookers (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、一般家庭で使用される
電気焼き物器に関するものである。
電気焼き物器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、一般家庭では誘導加熱調理器が普
及しつつあり、表面をフッ素樹脂でコーティングした専
用の鍋や焼き物用プレートも種々販売されている。ま
た、電気ホットプレートとして加熱ヒータを２個内蔵
し、フッ素樹脂でコーティングした焼きプレートの焼き
面を、半面と全面に切り換えて使用できるものも販売さ
れている。
及しつつあり、表面をフッ素樹脂でコーティングした専
用の鍋や焼き物用プレートも種々販売されている。ま
た、電気ホットプレートとして加熱ヒータを２個内蔵
し、フッ素樹脂でコーティングした焼きプレートの焼き
面を、半面と全面に切り換えて使用できるものも販売さ
れている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このため、焼きプレー
トの焼き面にサラダ油などをひいて調理する場合、加熱
ヒータの中央部は高温になるため、周囲に油が散って逃
げていき、肝心の焼き面に油がなく、焼き物、たとえば
ステーキと焼き面の境界面に均等に油がなじまずに、ス
テーキが局部的に焼かれて、肉汁が流出しやすくなり、
味がまずくなるといった欠点を有していた。
トの焼き面にサラダ油などをひいて調理する場合、加熱
ヒータの中央部は高温になるため、周囲に油が散って逃
げていき、肝心の焼き面に油がなく、焼き物、たとえば
ステーキと焼き面の境界面に均等に油がなじまずに、ス
テーキが局部的に焼かれて、肉汁が流出しやすくなり、
味がまずくなるといった欠点を有していた。
【０００４】本発明はこのような課題を解決するもの
で、フッ素樹脂でコーティングした焼きプレートを複数
の加熱部で加熱し調理する場合に、焼きプレートにひい
た油が各加熱部に対応する焼きプレートの焼き面に残る
ようにすることを目的とするものである。
で、フッ素樹脂でコーティングした焼きプレートを複数
の加熱部で加熱し調理する場合に、焼きプレートにひい
た油が各加熱部に対応する焼きプレートの焼き面に残る
ようにすることを目的とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、水平方向に並設された複数の加熱コイルを
内蔵するボデーと、このボデー上に載置され表面にフッ
素コーティングが施された焼きプレートとを備え、前記
焼きプレートの焼き面には、前記加熱コイルの形状面積
に応じたすり鉢状で、最大深さが１〜３ｍｍ程度の凹部
を設けてなるものである。
に本発明は、水平方向に並設された複数の加熱コイルを
内蔵するボデーと、このボデー上に載置され表面にフッ
素コーティングが施された焼きプレートとを備え、前記
焼きプレートの焼き面には、前記加熱コイルの形状面積
に応じたすり鉢状で、最大深さが１〜３ｍｍ程度の凹部
を設けてなるものである。
【０００６】
【作用】この構成により、焼きプレートの下方には複数
の加熱部があり、個々の加熱部を制御することで、焼き
プレートを局部的に加熱した場合でも、焼き面にひいた
油は、焼き面の各加熱部の境界部の突起により、隣の加
熱部の焼き面に散って逃げていくことはない。このた
め、被調理物と焼き面との間に油をひくことが容易とな
り、被調理物を美味しく焼くことができる。また、焼き
面には各加熱部の形状面積に応じた凹部があるので、局
部的に加熱した焼きプレートの焼き面にひいた油は凹部
に溜まり、隣の加熱コイルの焼き面に散って逃げていく
ことはない。このため、被調理物と焼き面との間に油を
ひくことが容易となり、被調理物を美味しく焼くことが
できる。
の加熱部があり、個々の加熱部を制御することで、焼き
プレートを局部的に加熱した場合でも、焼き面にひいた
油は、焼き面の各加熱部の境界部の突起により、隣の加
熱部の焼き面に散って逃げていくことはない。このた
め、被調理物と焼き面との間に油をひくことが容易とな
り、被調理物を美味しく焼くことができる。また、焼き
面には各加熱部の形状面積に応じた凹部があるので、局
部的に加熱した焼きプレートの焼き面にひいた油は凹部
に溜まり、隣の加熱コイルの焼き面に散って逃げていく
ことはない。このため、被調理物と焼き面との間に油を
ひくことが容易となり、被調理物を美味しく焼くことが
できる。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。まず、図１および図２に示す第１実
施例について説明すると、１は磁力線を発生させるため
に左右に並べて水平方向に設置された加熱コイル２、３
と、この加熱コイル２、３を制御するための制御基板
（図示せず）を内蔵し、ＰＰＳなどの耐熱樹脂で形成さ
れたボデー、４は前記ボデー１に固着され、前記加熱コ
イル２、３を取り付けるための支持ボス、５は前記ボデ
ー１の下面に設けた脚、６は鉄鋳物、クラッド材あるい
はステンレスからなり、前記加熱コイル２、３の発生し
た磁力線により発熱し、被調理物を調理する皿状の焼き
プレートであり、底面に数点設けた支持脚７が前記ボデ
ー１の上面に当って載置されている。前記焼きプレート
６の焼き面８には、前記加熱コイル２、３の境界に沿っ
て焼き面８をほぼ二分する線上で、高さ0.5 〜２mm程度
で且つ断面が平たい三角形の突起９を設けてあり、焼き
面８の表面にはフッ素コーティングが施されている。
しながら説明する。まず、図１および図２に示す第１実
施例について説明すると、１は磁力線を発生させるため
に左右に並べて水平方向に設置された加熱コイル２、３
と、この加熱コイル２、３を制御するための制御基板
（図示せず）を内蔵し、ＰＰＳなどの耐熱樹脂で形成さ
れたボデー、４は前記ボデー１に固着され、前記加熱コ
イル２、３を取り付けるための支持ボス、５は前記ボデ
ー１の下面に設けた脚、６は鉄鋳物、クラッド材あるい
はステンレスからなり、前記加熱コイル２、３の発生し
た磁力線により発熱し、被調理物を調理する皿状の焼き
プレートであり、底面に数点設けた支持脚７が前記ボデ
ー１の上面に当って載置されている。前記焼きプレート
６の焼き面８には、前記加熱コイル２、３の境界に沿っ
て焼き面８をほぼ二分する線上で、高さ0.5 〜２mm程度
で且つ断面が平たい三角形の突起９を設けてあり、焼き
面８の表面にはフッ素コーティングが施されている。
【０００８】以上のように構成された誘導加熱式の電気
焼き物器の動作について説明する。焼きプレート６の半
面を使用して調理する場合、一方の加熱コイル２に電源
を入れて、焼き面８の左半面を加熱し、この部分に油を
ひく。焼き面８の温度が上昇してくると、加熱コイル２
の中央真上部の焼き面８が一番高温になるので、ひいた
油は焼き面８のフッ素コーティングにはじかれて、加熱
コイル２の中央真上部から散って逃げて行くようにな
る。しかし、加熱コイル２、３の境界部に設けた突起９
や焼きプレート６の周縁部で油の移動が阻止されるの
で、初めに多い目の油をひけば、ひいた油がなくなるこ
とはない。また、突起９は高さが低く平たい三角形状で
あるので、たとえばお好み焼などの被調理物が突起９上
にかかっても調理上や、テコなどを使用するときのひっ
かかりも何等支障はない。この結果、調理時の使い勝手
が良く且つ、被調理物と焼き面８との間に十分な油が確
保できるので、被調理物を美味しく焼ける電気焼き物器
を提供することができる。
焼き物器の動作について説明する。焼きプレート６の半
面を使用して調理する場合、一方の加熱コイル２に電源
を入れて、焼き面８の左半面を加熱し、この部分に油を
ひく。焼き面８の温度が上昇してくると、加熱コイル２
の中央真上部の焼き面８が一番高温になるので、ひいた
油は焼き面８のフッ素コーティングにはじかれて、加熱
コイル２の中央真上部から散って逃げて行くようにな
る。しかし、加熱コイル２、３の境界部に設けた突起９
や焼きプレート６の周縁部で油の移動が阻止されるの
で、初めに多い目の油をひけば、ひいた油がなくなるこ
とはない。また、突起９は高さが低く平たい三角形状で
あるので、たとえばお好み焼などの被調理物が突起９上
にかかっても調理上や、テコなどを使用するときのひっ
かかりも何等支障はない。この結果、調理時の使い勝手
が良く且つ、被調理物と焼き面８との間に十分な油が確
保できるので、被調理物を美味しく焼ける電気焼き物器
を提供することができる。
【０００９】次に、図３および図４に示す第２実施例に
ついて説明する。焼きプレート以外は前記第１実施例と
同様の構成であるので、焼きプレートを中心に説明す
る。11は鉄鋳物、クラッド材あるいはステンレスからな
り、前記加熱コイル２、３の発生した磁力線により発熱
し、被調理物を調理する皿状の焼きプレートであり、底
面に数点設けた支持脚12が前記ボデー１の上面に当って
載置されている。前記焼きプレート11の焼き面13には、
前記加熱コイル２、３の形状面積に応じた凹部14、15を
すり鉢状に設けており、表面にはフッ素コーティングが
施されている。前記凹部14、15の外形は楕円形で、長径
は180 〜230mm 、短径は150 〜180mm程度、最大深さは
１〜３mm程度である。
ついて説明する。焼きプレート以外は前記第１実施例と
同様の構成であるので、焼きプレートを中心に説明す
る。11は鉄鋳物、クラッド材あるいはステンレスからな
り、前記加熱コイル２、３の発生した磁力線により発熱
し、被調理物を調理する皿状の焼きプレートであり、底
面に数点設けた支持脚12が前記ボデー１の上面に当って
載置されている。前記焼きプレート11の焼き面13には、
前記加熱コイル２、３の形状面積に応じた凹部14、15を
すり鉢状に設けており、表面にはフッ素コーティングが
施されている。前記凹部14、15の外形は楕円形で、長径
は180 〜230mm 、短径は150 〜180mm程度、最大深さは
１〜３mm程度である。
【００１０】以上のように構成された誘導加熱式の電気
焼き物器の動作について説明する。焼きプレート11の半
面を使用して調理する場合、一方の加熱コイル２に電源
を入れて、焼き面13の左半面を加熱し、この部分に油を
ひく。焼き面13の温度が上昇してくると、加熱コイル２
の中央真上部の焼き面13が一番高温になるので、ひいた
油は焼き面13のフッ素コーティングにはじかれて、加熱
コイル２の中央真上部から散って逃げて行こうとする。
しかし、凹部14がすり鉢状になっているので、油の移動
が阻止されて、凹部14にひいた油がなくなることはな
い。また、凹部14は浅いすり鉢状であるので、たとえば
お好み焼などの被調理物が凹部14、15の間にかかって
も、調理上や、テコなどを使用するときのひっかかりも
何等支障はない。この結果、調理時の使い勝手が良く且
つ、被調理物と焼き面13との間に十分な油を確保できる
ので、被調理物を美味しく焼ける電気焼き物器を提供す
ることができる。
焼き物器の動作について説明する。焼きプレート11の半
面を使用して調理する場合、一方の加熱コイル２に電源
を入れて、焼き面13の左半面を加熱し、この部分に油を
ひく。焼き面13の温度が上昇してくると、加熱コイル２
の中央真上部の焼き面13が一番高温になるので、ひいた
油は焼き面13のフッ素コーティングにはじかれて、加熱
コイル２の中央真上部から散って逃げて行こうとする。
しかし、凹部14がすり鉢状になっているので、油の移動
が阻止されて、凹部14にひいた油がなくなることはな
い。また、凹部14は浅いすり鉢状であるので、たとえば
お好み焼などの被調理物が凹部14、15の間にかかって
も、調理上や、テコなどを使用するときのひっかかりも
何等支障はない。この結果、調理時の使い勝手が良く且
つ、被調理物と焼き面13との間に十分な油を確保できる
ので、被調理物を美味しく焼ける電気焼き物器を提供す
ることができる。
【００１１】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、複数の加
熱部を設け、フッ素コーティングした焼きプレートを局
部的に加熱して調理できる電気焼き物器であって、調理
前にひく油を加熱した焼き面から移動しにくくできるだ
けでなく、調理も支障なく行なえ、安価に提供できると
いう効果がある。
熱部を設け、フッ素コーティングした焼きプレートを局
部的に加熱して調理できる電気焼き物器であって、調理
前にひく油を加熱した焼き面から移動しにくくできるだ
けでなく、調理も支障なく行なえ、安価に提供できると
いう効果がある。
【図１】本発明の第１実施例における縦断面図である。
【図２】同平面図である。
【図３】本発明の第２実施例における縦断面図である。
【図４】同平面図である。
１ ボデー ２ 加熱コイル ３ 加熱コイル ６ 焼きプレート ８ 焼き面 ９ 突起 11 焼きプレート 13 焼き面 14 凹部 15 凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−63622（ＪＰ，Ａ) 実開 平３−35694（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭57−143034（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) A47J 36/02,37/06
Claims (1)
- 【請求項１】 水平方向に並設された複数の加熱コイル
を内蔵するボデーと、このボデー上に載置され表面にフ
ッ素コーティングが施された焼きプレートとを備え、前
記焼きプレートの焼き面には、前記加熱コイルの形状面
積に応じたすり鉢状で、最大深さが１〜３ｍｍ程度の凹
部を設けてなる電気焼き物器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05301092A JP3325286B2 (ja) | 1992-03-12 | 1992-03-12 | 電気焼き物器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05301092A JP3325286B2 (ja) | 1992-03-12 | 1992-03-12 | 電気焼き物器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05253075A JPH05253075A (ja) | 1993-10-05 |
| JP3325286B2 true JP3325286B2 (ja) | 2002-09-17 |
Family
ID=12930943
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP05301092A Expired - Fee Related JP3325286B2 (ja) | 1992-03-12 | 1992-03-12 | 電気焼き物器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3325286B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015217252A (ja) * | 2014-05-21 | 2015-12-07 | サンライズ産業株式会社 | 調理用器具 |
| JP6862314B2 (ja) * | 2017-08-30 | 2021-04-21 | 日立グローバルライフソリューションズ株式会社 | 炊飯器 |
-
1992
- 1992-03-12 JP JP05301092A patent/JP3325286B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05253075A (ja) | 1993-10-05 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070705 Year of fee payment: 5 |
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| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080705 Year of fee payment: 6 |
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Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090705 Year of fee payment: 7 |
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