JP3325061B2 - 光断層イメージング装置 - Google Patents

光断層イメージング装置

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JP3325061B2
JP3325061B2 JP31985092A JP31985092A JP3325061B2 JP 3325061 B2 JP3325061 B2 JP 3325061B2 JP 31985092 A JP31985092 A JP 31985092A JP 31985092 A JP31985092 A JP 31985092A JP 3325061 B2 JP3325061 B2 JP 3325061B2
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wavelength
optical fiber
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optical
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守 金子
晶弘 田口
修一 高山
邦彰 上
次生 岡▲崎▼
哲丸 窪田
浩二 安永
篤 大澤
一司 大橋
義直 大明
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/17Systems in which incident light is modified in accordance with the properties of the material investigated
    • G01N21/47Scattering, i.e. diffuse reflection
    • G01N21/4795Scattering, i.e. diffuse reflection spatially resolved investigating of object in scattering medium

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の波長の光を用い
被写体の濃度に対する分布像を得る光断層イメージン
グ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、生体組織を診断する場合、その組
織の表面状態の光学的情報を得るイメージング装置の他
に、組織内部の光学的情報を得ることのできる光CT装
置が提案されている。
【0003】光CT装置としてはピコ秒オーダの光パル
スを用いて、生体内部の情報を検出し、断層像を得る従
来例がある。この従来例の概略の構成を図13に示す。
【0004】光パルス発生装置201で発生されたピコ
秒オーダの光パルスは、ミラー202で反射され、レン
ズ203、ハーフミラー204を介して光ファイバ20
5の一方の端面に入射され、この光ファイバ205によ
り他方の端面(先端面)に伝送され、この先端面からさ
らにレンズ206を介して生体207側に出射される。
【0005】この先端面付近には走査手段208が設け
てあり、矢印で示すように先端面は走査手段208によ
り走査される。生体207側で反射された光はレンズ2
06により集光され、光ファイバ205の先端面に入射
される。この光はハーフミラー204で一部が反射さ
れ、レンズ209で集光され、光ファイバ210を介し
てストリークカメラ211に入射される。
【0006】このストリークカメラ211によって時分
割で光パルスが検出され、この検出された信号はコンピ
ュータ212に出力される。このコンピュータ212は
時分割された信号により、生体207の深さ方向での反
射率強度を走査手段208により光走査された方向の各
位置で求め、映像信号に変換してモニタ213に出力
し、モニタ画面上に断層像を表示させる。
【0007】一方、最近になって、低干渉性光を用いて
被検体に対する断層像を得る干渉型OCT(オプティカ
ル・コヒーレンス・トモグラフィ)が例えばScien
ceVol.254、1178(1991)に提案され
ている。
【0008】この干渉型OCTの構成を図14に示す。
低干渉性の光源としての超高輝度発光ダイオード(以
下、SLDと略記)221は例えば可干渉距離が17μ
m程度で830nmの波長の光を発生し、この光はシン
グルモード光ファイバ222aの一方の端面から入射
し、他方の端面(先端面)側に伝送され、先端面からレ
ンズ223を介してサンプル224側に出射される。
【0009】このシングルモード光ファイバ222aは
途中のカップラ225で他方のシングルモード光ファイ
バ22bと光学的に結合されている。従って、このカッ
プラ25部分で2つに分岐されて伝送される。シング
ルモード光ファイバ222aの(カップラ225より)
先端側は、ジルコン酸鉛のセラミックス(PZTと略
記)226等の圧電素子に巻回され、図示しない発振器
から駆動信号が印加され、光ファイバ222aを振動さ
せることにより伝送される光を変調する変調器を形成し
ている。
【0010】従って、変調された光が光ファイバ222
aの先端面からサンプル224側に出射される。光ファ
イバ222aの先端面はレンズ223と共に、移動され
る。サンプル224側で反射された光は、光ファイバ2
22aの先端面に入射され、さらにカップラ225で他
方の光ファイバ222bに移り、検出器227で検出さ
れる。
【0011】この検出器227には光ファイバ222b
の先端面からレンズ228を経てミラー229で反射さ
れたSLD221の光、つまり参照光も入射される、つ
まり検出器227にはサンプル224で反射された測定
光とミラー229で反射された参照光が入射される。ミ
ラー229は矢印で示すように光路長を変化させる方向
に移動され、サンプル224側で反射された光の光路長
とミラーで反射された光路長と殆ど等しい光が干渉す
る。
【0012】検出器227の出力は復調器231に入力
され、復調されて干渉した光の信号が抽出され、ADコ
ンバータ232でデジタル信号に変換された後、コンピ
ュータ233に入力され、断層像に対応した画像データ
が生成され、図示しないモニタにて表示される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】図13及び図14の従
来例は単一波長の光で断層像を得るため、構造的な情報
しか得られない。つまり、生体組織における酸素飽和度
等の機能的情報を得ることができないという問題があっ
た。
【0014】本発明は、上述した点にかんがみてなされ
たもので、生体組織における酸素飽和度等の機能的情報
を得ることのできる光断層イメージング装置を提供する
ことを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明の第1の光断層イメージング装置は、酸化ヘモグ
ロビンの吸光係数と還元ヘモグロビンの吸光係数とが互
いに異なる第1の波長の低干渉性光と、前記第1の波長
とは異なる所定の第2の波長の低干渉性光とを照射させ
る低干渉性光発生手段と、前記被写体に照射された低干
渉性光における被写体内部で反射された反射光をその深
さ方向で分離して検出する反射光検出手段と、前記反射
光検出手段の出力信号における異なる波長成分間での演
算を行う波長成分演算手段と、前記波長成分演算手段の
出力結果を用いて断層像を構築する画像化手段と、を有
することを特徴とする。前記目的を達成するため本発明
の第2の光断層イメージング装置は、少なくとも2つの
異なる波長の低干渉性光を被写体に照射させる低干渉性
光発生手段と、前記被写体に照射された低干渉性光にお
ける被写体内部で反射された反射光をその深さ方向で分
離して検出する反射光検出手段と、前記反射光検出手段
の出力信号における異なる深さ成分間での演算を行う深
さ成分演算手段と、前記反射光検出手段の出力信号にお
ける異なる波長成分間での演算を行う波長成分演算手段
と、前記深さ成分演算手段及び波長成分演算手段の出力
結果を用いて断層像を構築する画像化手段と、を有する
ことを特徴とする。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明の第1実施例の光断層イメージング
装置を示す。この第1実施例の光断層イメージング装置
1は2つの波長の光を発生し、測定光と参照光とを干渉
させた信号として検出する光干渉部2と、この光干渉部
2から出力される信号に対して信号処理を行い、光断層
像に対応した映像信号を生成する信号処理部3と、信号
処理部3から出力される映像信号を表示する表示装置4
とから構成される。
【0017】光干渉部2内に設けた光発生部5は、互い
に異なる波長λ1、λ2の低干渉性の光をそれぞれ発生
するSLD6a,6bを有する。SLD6a,6bの光
はされぞれレンズ7a,7b、ダイクロイックミラー又
はハーフミラー8、レンズ9を介してシングルモード光
ファイバ11aの一方の端面に導光され、他方の端面
(先端面と記す)からレンズ12を経て、生体組織とし
て注目される濃度測定が行われるサンプル13側に出射
される。
【0018】この光ファイバ11aは途中のPANDA
カップラ14で他方のシングルモード光ファイバ11b
と光学的に結合されている。従って、このカップラ14
部分で2つに分岐されて伝送される。この光ファイバ1
1aの(カップラ14より)先端側は、PZT15等の
圧電素子に巻回されている。
【0019】このPZT15は発振器16から駆動信号
が印加され、光ファイバ11aを振動させることにより
伝送される光を変調する変調器17を形成する。この駆
動信号の周波数は例えば5〜20KHzである。変調さ
れた光は光ファイバ11aの先端面からサンプル13側
に出射される。この光ファイバ11aの先端面及びこの
先端面に対向配置されたレンズ12は、走査機構18に
取り付けられ、この走査機構18を駆動することにより
光は出射方向(図1ではX方向)と直交する方向(例え
ばZ方向)に走査される。
【0020】サンプル13側で反射された光はレンズ1
2を経て光ファイバ11aの先端面に入射される。この
光はカップラ14でほぼ半分が光ファイバ11bに移
り、干渉光検出部21に導かれる。また、この光ファイ
バ11bは先端面に対向配置したミラー22で反射され
た光(SLD6a,6b側からの光がカップラ14で光
ファイバ11b側に分岐された参照光)も伝送し、マイ
ケルソン干渉計タイプの干渉光検出部21に導く。
【0021】つまり、干渉光検出部21側に導かれる光
はサンプル13側で反射した測定光光と、ミラー22で
反射された参照光とが混ざったものとなる。なお、光フ
ァイバ11bの先端面とミラー22との間にはレンズ2
3が配置されている。また、ミラー22はミラー移動機
構24により、参照光の光路長を変化できるようになっ
ており、ミラー移動機構24により設定された参照光の
光路長に等しい光路長の測定光が干渉する。
【0022】また、光ファイバ11bの先端部とカップ
ラ14との間には補償リング26が設けてあり、例えば
測定光を導光する光ファイバ11aの光路長と、参照光
を導光する光ファイバ11bの光路長とをほぼ等しい光
路長に補償するようにしている。
【0023】光ファイバ11bの後端面から干渉光検出
部21側に出射された光はレンズ27で平行光束にさ
れ、波長に応じてダイクロイックミラー28で透過光と
反射光に分岐され、それぞれレンズ29a,29bを経
て光検出器としてのフォトダイオード(PDと略記)3
1a,31bでそれぞれ受光される。
【0024】上記ダイクロイックミラー28は図2
(a)に示すように光ファイバ11bの後端面から波長
がλ1、λ2の光が入射されると、その分光特性は図2
(b)に示すように設定されているので、波長がλ1の
光は透過し、波長がλ2の光を反射する。
【0025】つまり、ダイクロイックミラー28は図2
(b)に示すように2つの波長λ1、λ2の間の波長で
透過率強度がほぼ100%変化するものが用いてあり、
この実施例では短波長側から波長λ1、λ2の間のほぼ
波長λsまでの光はほぼ100%透過し、この波長λs
より長波長側の光はほぼ100%反射する。このダイク
ロイックミラー28により、光ファイバ11bの端面か
ら干渉光検出部21側に出射された光は効率良く分離さ
れる。
【0026】PD31a,31bで光電変換された信号
は、信号処理部3内のそれぞれプリアンプ32a,32
bで増幅された後、2チャンネルのロックインアンプ3
3の信号入力端から入力される。
【0027】このロックインアンプ33の参照信号入力
端には発振器16の駆動信号又はこれと同一位相の信号
が参照信号として入力され、プリアンプ32a,32b
を経た信号における参照信号と同一位相の信号成分が抽
出され、復調されると共に、増幅される。
【0028】このロックインアンプ33の出力はそれぞ
れA/Dコンンバータ34a,34bでそれぞれデジタ
ル信号に変換され、メモリ35に一時格納される。この
メモリ35に格納された信号は演算装置36に転送さ
れ、2つの波長λ1、λ2及び深さ方向にスキャンによ
り得られた反射強度データから、例えば後述する(10)
式の演算処理により、Hb(Hbとも記す。他も同様であ
る)、Mb、チトクローム等の濃度データを演算により
求める。
【0029】演算装置36で異なる波長間及び異なる深
さ間で得られたデータの演算により算出された濃度デー
タは、反射率データと共に、コンピュータ37に入力さ
れ、反射率の断層像と、濃度の分布像等に対応した映像
信号を生成する処理等が行われ、表示装置4に出力さ
れ、反射率の断層像と、(生体組織の注目する)濃度の
(例えば深さ方向の)分布像(換言すると濃度断層像)
が表示される。
【0030】上記コンピュータ37は制御装置38に制
御信号を送り、走査機構18、ミラー移動機構24の駆
動を制御させる。制御装置38による走査機構18、ミ
ラー移動機構24の駆動に応じて、制御装置38はメモ
リ35に信号を送り、データを格納するアドレスの変更
を指示する。次に生体等の散乱物質中に含まれるある物
質の(ある深さにおける)濃度が2波長の反射率データ
から得られることを説明する。
【0031】先ず、1波長の場合の反射光強度を図3を
参照して説明する。この図3は強度Ioを有するある波長
の光が、ある濃度の散乱物質に照射され、この散乱物質
の表面から計った深さxでの反射率をR(x)、深さxで反射
された反射光強度をIR(x)で表している。
【0032】強度Ioの光を散乱物質に照射した場合、深
さx1における減光度はBeer−Lambert則によ
り、 log Io/I(x1) =Co1・x1・ε+Is (1) で表される。ここで、Co1は深さx1までの平均濃度、Is
は散乱による減光度、εは分子吸光係数を表す。さらに
深さx1で反射率がR(x1)である時、戻ってきた時の減光
度は log{R(x1)・Io/I(x1)}=2(Co1・x1・ε)+Is′ (2) である。
【0033】ここでIs′は散乱による減少を表す。同様
に深さx2における減光度は log {R(x2)・Io/I(x2)}=2(Co1・x1+2ΔC・ΔD)ε+Is′+ΔIs (3) である。ここでΔCは深さx1とx2の間での濃度、ΔDはx2
-x1であり、ΔIsは2ΔDにおける散乱を表す。そして、
(2)式、(3)式の差を取ると、 log{R(x2)・Io/I(x2)}-log{R(x1)・Io/I(x1)}= 2ΔC・ΔDε+ΔIs (4) となる。整理すると、 log{R(x2)I(x1)/R(x1)I(x2)}= 2ΔC・ΔDε+ΔIs (5) となる。
【0034】次に(5)式をλ1、λ2の2波長に展開す
ると、 log{R(x2)・Iλ1(x1)/R(x1)・Iλ1(x2)}= 2ΔCΔDελ1+ΔIs (6) log{R(x2)・Iλ2(x1)/R(x1)・Iλ2(x2)}= 2ΔCΔDελ2+ΔIs (7) となる。
【0035】ここで、ελ1,ελ2はそれぞれ波長λ
1、λ2の分子吸収係数である。ここで、R(x)、ΔIsは波
長に依存しないと仮定する。さらに(6)式、(7)式の差を
取ると、 log{Iλ1(x1)/Iλ1(x2)-log Iλ2(x1)/Iλ2(x2)}= 2ΔCΔDΔελ1-λ2 (8) となる。尚、Δελ1-λ2はελ1ーελ2を表す。
【0036】ここで、log Iλ1(x1)/Iλ1(x2)を減光度
ODλ1(x1-x2)、またlog Iλ2(x1)/Iλ2(x2)を減光度 OD
λ2(x1-x2)とすると、 ODλ1(x1-x2)-ODλ2(x1-x2)=Δελ1-λ2・2ΔC・ΔD (9) となる。変形すると、 ΔC ={ODλ1(x1-x2)-ODλ2(x1-x2)}/{2Δελ1-λ2・ΔD} (10) となる。
【0037】従って、x1とx2との間の濃度ΔCは(10)式
より求めることができる。1波長の場合では反射及び散
乱の影響を消去できないので、物質濃度Cを求めること
ができない。生体組織の場合、近赤外光を用いることに
より、Hb、Mb、チトクロームの濃度を求めることが
できるが、2波長による方法ではこれらの内1つの物質
の濃度しか分からない。
【0038】そこで、波長を3〜4波長に増すことで、
多くの物質の同定が可能になる。この方法としてUSP
4223680に詳しい。また、透過光、反射光におけ
る例を後述する。つまり、(10)式はさらに複数の波長で
計算することにより、より多くの物質の濃度の測定が可
能になる。
【0039】1つの物質の濃度を求めるのに2つの異な
る波長が必要で、2つの物質の濃度を求めるのに3つの
異なる波長が必要であり、これらの波長を用いて物質の
濃度を求めることを以下に説明する。
【0040】例えば、Hbの酸素飽和度を求めるにはH
bO2とHbの2つの濃度を求めなければならないの
で、3つの異なる波長が必要である。ただし、この時、
3つの波長が状態変化によるHb以外の物質により影響
されない(ないしは影響されることが少ない)波長を選
ぶ必要がある。このような3つの異なる波長λ1、λ
2、λ3をえば図5に示すような波長に対する生体の
HbO2とHbの吸収(吸光)特性を参照して例えば6
50〜1000nmから選ぶ。
【0041】図4に示すように深さx1〜x2でのHbO2
とHbの各濃度を〔Hbo〕x12と〔Hb〕x12で表し、波長
λの光に対する深さx1〜x2での減光度をODλ(x12)と記
すと、2つの波長λ1,λ2に対する減光度ODλ1(x12),
ODλ2(x12)を引くことにより、 ODλ1(x12) - ODλ2(x12) ={(εHbλ1-εHbλ2)・2・
〔Hb〕x12+(εHboλ1-εHboλ2)・2・〔Hbo〕x12}・
ΔD となる。ここで、εHbλは波長λにおけるHbによる分子
吸光係数を表す。
【0042】同様に波長λ2,λ3に対する減光度ODλ2
(x12),ODλ3(x12)から ODλ2(x12) - ODλ3(x12) ={(εHbλ2-εHbλ3)・2・
〔Hb〕x12+(εHboλ2-εHboλ3)・2・〔Hbo〕x12}・
ΔD となる。これらの式を変形すると、 (εHbλ1-εHbλ2)・2・〔Hb〕x12+(εHboλ1-εHboλ
2)・2・〔Hbo〕x12=(ODλ1(x12)-ODλ2(x12))/ΔD (εHbλ2-εHbλ3)・2・〔Hb〕x12+(εHboλ2-εHboλ
3)・2・〔Hbo〕x12=(ODλ2(x12) - ODλ3(x12))/ΔD となる。
【0043】ここで、εHbλ1-εHbλ2=ΔεHbλ12,ε
Hboλ1-εHboλ2=ΔεHboλ12,εHbλ2-εHbλ3=ΔεH
bλ23,εHboλ2-εHboλ3=ΔεHboλ23と置き、これら
を用いて、上記2つの式の両辺に共通の因子を乗じて書
き直すと、 ΔεHbλ12・ΔεHboλ23・2・〔Hb〕x12+ΔεHboλ12
・ΔεHboλ23・2・〔Hbo〕x12=(ODλ1(x12) - ODλ2(x
12))・ΔεHboλ23/ΔD ΔεHbλ23・ΔεHboλ12・2・〔Hb〕x12+ΔεHboλ23
・ΔεHboλ12・2・〔Hbo〕x12=(ODλ2(x12) - ODλ3(x
12))・ΔεHboλ12/ΔD となる。
【0044】これら2つの式の引き算をすると、 2(ΔεHbλ12・ΔεHboλ23-ΔεHbλ23・ΔεHboλ12)
〔Hb〕x12={(ODλ1(x12)-ODλ2(x12))・ΔεHboλ23-
(ODλ2(x12)-ODλ3(x12))・ΔεHboλ12}/ΔD となる。
【0045】この式から 〔Hb〕x12={(ODλ1(x12)-ODλ2(x12))ΔεHboλ23-(OD
λ2(x12)-ODλ3(x12))ΔεHboλ12}/{2ΔD(ΔεHbλ1
2・ΔεHboλ23-ΔεHbλ23・ΔεHboλ12)} を求めることができる。
【0046】同様の手法により 〔Hbo〕x12={(ODλ1(x12)-ODλ2(x12))ΔεHbλ23-(OD
λ2(x12)-ODλ3(x12))ΔεHbλ12}/{2ΔD(ΔεHboλ1
2・ΔεHbλ23-ΔεHboλ23・ΔεHbλ12)} を求めることができる。
【0047】酸素飽和度SaO2は SaO2=〔Hbo〕x12・100/{〔Hb〕x12+〔Hbo〕x12} となる。ここで、 Blood Volum = 〔Hb〕x12+〔Hbo〕x12 は x12 での血液中でのヘモグロビンの濃度を表す。
【0048】上記第1実施例によれば、2つの波長を用
いて反射光強度を求め、さらに演算装置36によって生
体組織の機能的情報となる酸素飽和度等の濃度算出の演
算を行い、表示装置4でその濃度の分布像を表示するこ
とを可能にしているので、例えば正常組織における酸素
飽和度に対して病変部の酸素飽和度がどの程度異なって
いるかを簡単に識別できることになるので、病変の程度
とか病変の状況とか病変の範囲を診断することが容易に
なるとか、経時的変化から病変の進行状況とか治癒の状
況を容易に把握できる等のメリットがある。
【0049】尚、酸素飽和度等の濃度分布像を表示する
場合、その濃度の値に応じて異なる色信号を生成し、擬
似カラー化して表示するようにしても良い。
【0050】図6は第1実施例の変形例における光検出
部21の構成を示す。この変形例は、第1実施例におけ
るダイクロイックミラー28の代わりにハーフミラー4
1とλ1、λ2の波長の光をそれぞれ透過するバンドパ
スフィルタ42a,42bを用いて光検出部21を形成
している。その他は第1実施例と同じ構成である。この
変形例の効果はほぼ第1実施例と同じとなる(S/Nは
第1実施例の方が良い)。
【0051】図7は本発明の第2実施例の光断層イメー
ジング装置51を示す。チタンサファイヤレーザ52は
Arレーザ53で励起され、波長が700〜900nm
の間でパルス幅が1ps程度のパルス光を任意に発生で
き、このパルス光の発生タイミングとか発生されるパル
ス光の波長は制御装置54で制御される。
【0052】チタンサファイヤレーザ52で発生された
パルス光はミラー55で直角方向に反射され、さらにハ
ーフミラー56でほぼ50%が透過し、光ファイバ57
の一方の端面に入射され、この光ファイバ57の他方の
端面(先端面)に伝送され、この先端面からサンプル5
8に出射される。
【0053】この光ファイバ57の先端は走査機構59
に取り付けられ、制御装置54の制御の下でパルス光の
出射方向Xと直交する方向Zに走査されるようになって
いる。サンプル58で反射されたパルス光の一部は光フ
ァイバ57の先端面に入射され、後端面側に伝送され、
後端面から出射され、ハーフミラー56で反射されたパ
ルス光はストリークカメラ61に入射される。
【0054】このストリークカメラ61によって反射光
は時分割して検出された信号となり、この信号はメモリ
62に一時記憶される。走査機構59により、走査位置
が移動された状態で同様にストリークカメラ61からメ
モリ62に入力された信号は制御装置54からの変更信
号により、異なるアドレスで記憶される。尚、同一の走
査位置で複数の波長の光パルスを用いて反射光の測定が
行われるようになっている。この場合、例えば800n
mと830nmの2波長のパルス光が交互に発生され、
メモリ62には各反射光強度データが記憶される。
【0055】メモリ62に記憶された複数の波長を用い
て測定された反射光強度データは演算装置63に転送さ
れ、サンプル58に対する深さ、波長間での演算が行わ
れ、注目する濃度の算出が行われる。この演算装置63
で求められた濃度データは、反射強度データと共に、モ
ニタ64に出力され、モニタ画面に濃度の深さ方向の分
布像と、光断層像とを表示できるようになっている。こ
の第2実施例の効果は第1実施例とほぼ同様である。
【0056】図8は本発明の第3実施例の光断層イメー
ジング装置71を示す。この実施例は3波長の光を用い
たものである。従って、光発生部5は互いに異なる3つ
の波長λ1、λ2、λ3の低干渉性の光をそれぞれ発生
するSLD6a,6b,6cを有する。3つの波長λ
1、λ2、λ3は例えば、760nm,790nm,8
40nmである。
【0057】SLD6a,6b,6cの光はそれぞれレ
ンズ7a,7b,7c、偏光子10a,10b,10
c、ダイクロイックミラー8、レンズ9を介してシング
ルモード光ファイバ11aの一方の端面に導光される。
この光ファイバ11aに導光された光はカップラ14で
一部が他方のシングルモード光ファイバ11bに移り、
残りは他方の端面(先端面)に取り付けたミラー72で
反射される。
【0058】カップラ14で他方の光ファイバ11bに
移った光はPZT15に巻回され、発振器16から発振
出力(駆動信号)が供給されることにより形成された変
調器17により、変調され、先端面からレンズ12を経
てサンプル13側に出射される。発振器16は例えば、
6kHzで発振する。
【0059】この光ファイバ11bの先端及びレンズ1
2は、走査機構18に取り付けられ、2軸制御部73で
制御される。この走査機構18により光の出射方向(図
7ではX方向)と直交する方向(Z方向)に移動され
る。サンプル13側で反射された光はレンズ12を経て
光ファイバ11bの先端面に入射され、この光は干渉光
検出部74側に導かれる。また、光ファイバ11aの先
端面のミラー72で反射され、カップラ14で光ファイ
バ11bに移った参照光も干渉光検出部74側に導かれ
る。ミラー72とカップラ14との間の光ファイバ11
aには補償リング26が設けてある。
【0060】光ファイバ11bの後端面から出射された
光はレンズ75で平行光束にされ、ハーフミラー76で
反射光と透過光に分岐される。反射光はミラー77で反
射され、さらにハーフミラー76を透過した光はダイク
ロイックミラー78に入射される。
【0061】ダイクロイックミラー78に入射された光
は、その波長に応じて分離され、検光子79a,79
b,79c側に導かれ、各偏光子10a,10b,10
cでそれぞれ偏光された光成分が抽出され、レンズ29
a,29b,29cを経てPD31a,31b,31c
で受光される。
【0062】一方、ハーフミラー76を透過した光は、
ミラー81で反射される。このミラー81は光路長を変
化するための移動ステージ82に載置され、モータ83
によって光路長を変える方向X′に移動され、この移動
時における各参照光の光路長は、サンプル13の内部の
深さ方向で反射された光路長と一致するようになり、こ
の一致する深さの各測定光と干渉するようになり、この
干渉光が測定されることになる。このモータ83は2軸
制御部73によって回転が制御される。モータ83はミ
ラー81を例えば112μm/sの速度で移動する。
【0063】なお、ハーフミラー76とミラー77との
距離と、ハーフミラー76とミラー81との距離とは少
なくとも低干渉性の光の干渉距離以上にずれるようにし
て測定光自身がハーフミラー76で反射して成分と透過
した成分とが干渉光となって検出されることを防止して
いる。上記PD31a,31b,31cで検出された信
号はプリアンプ32a,32b,32cでそれぞれ増幅
された後、3チャンネルのロックインアンプ33の信号
入力端から入力される。
【0064】このロックインアンプ33の参照信号入力
端にはPZT15を振動させる発振器16の駆動信号又
はこれと同一位相の信号が参照信号として入力され、プ
リアンプ32a,32b,32cを経た信号における参
照信号と同一位相の信号成分が抽出する。この場合、参
照信号と同期した局部発振出力とでヘテロダイン検波さ
れ、例えば270Hzの中間周波数成分が抽出され、検
波及び増幅される。
【0065】このロックインアンプ33の出力はそれぞ
れA/Dコンンバータ34a,34b,34cでそれぞ
れデジタル信号に変換され、コンピュータ37内の図示
しないメモリに一時格納される。メモリに格納された信
号はコンピュータ37内の図示しない演算部に転送さ
れ、3つの波長λ1、λ2、λ3により得られた反射強
度データから酸素飽和度、チトクローム等の濃度データ
を演算で求める処理を行う。
【0066】演算された濃度データは、反射率データと
共に、表示装置4に出力され、反射率の断層像と濃度の
分布像が表示される。上記コンピュータ37は2軸制御
部73に制御信号を送り、走査機構18、ミラー81を
移動するモータ83の駆動を制御する。この実施例は2
波長を用いた場合よりも(種類の異なる)多くの濃度デ
ータを得られるメリットがある。
【0067】図9は本発明の第4実施例の光断層イメー
ジング装置85を示す。この実施例は4波長の光を用い
たものである。この光断層イメージング装置85は4つ
の波長の光を発生し、測定光と参照光とを干渉させた信
号として検出する光干渉部86と、この光干渉部86か
ら出力される信号に対して信号処理を行い、光断層像に
対応した映像信号を生成する信号処理部87と、信号処
理部87から出力される映像信号を表示する表示装置4
とから構成される。
【0068】光干渉部86内の光発生部88は互いに異
なる4つの波長λ1、λ2、λ3、λ4の低干渉性の光
をそれぞれ発生するSLD6a,6b,6c,6dを有
する。SLD6a,6bの光はそれぞれレンズ7a,7
b、ダイクロイックミラー8a、89、偏光子10、レ
ンズ9を介してシングルモード光ファイバ11aの一方
の端面に導光される。
【0069】又、SLD6c,6dの光はそれぞれレン
ズ7c,7d、ダイクロイックミラー8b、89、偏光
子10、レンズ9を介してシングルモード光ファイバ1
1aの一方の端面に導光される。上記ダイクロイックミ
ラー8aは波長λ1の光を反射し、波長λ2の光を透過
する特性を示す。また、ダイクロイックミラー89は波
長λ1及びλ2の光を反射し、波長λ3及びλ4の光を
透過する特性を示す。さにダイクロイックミラー8b
は波長λ4の光を透過し、波長λ3の光を反射する特性
を示す。
【0070】上記光ファイバ11aに導光された光は第
1実施例と同様にPZT15を用いた変調器17で変調
され、光ファイバ11aの先端面からサンプル13側に
出射される。この光ファイバ11aの先端及びレンズ1
2は、走査機構18で光の出射方向)と直交する方向に
走査される。
【0071】サンプル13側で反射された光はレンズ1
2を経て光ファイバ11aの先端面に入射される。この
光はカップラ14でほぼ半分が光ファイバ11bに移
り、干渉光検出部91に導かれる。また、この光ファイ
バ11bは先端面に対向配置したミラー22で反射され
た参照光も伝送し、干渉光検出部91に導く。つまり、
干渉光検出部91側に導かれる光はサンプル13側で反
射した測定光光と、ミラー22で反射された参照光とが
混ざったものとなる。
【0072】なお、光ファイバ11bの先端面とミラー
22との間にはレンズ23が配置されている。また、ミ
ラー22はミラー移動機構24により、参照光の光路長
を変化できるようになっている。また、光ファイバ11
bの先端部とカップラ14との間には補償リング26が
設けてあり、測定光を導光する光ファイバ11aの光路
長と、参照光を導光する光ファイバ11bの光路長とを
ほぼ等しくなるように補償している。
【0073】光ファイバ11bの端面から干渉光検出部
91側に出射された光はレンズ27で平行光束にされ、
検光子92により偏光子10で偏光された光成分のみが
透過し、ダイクロイックミラー93で波長λ1及びλ2
の光が反射され、波長λ3及びλ4の光は透過する。
【0074】ダイクロイックミラー93で反射された光
はさらにダイクロイックミラー28aにより、波長λ1
の光は反射され、波長λ2の光は透過され、それぞれレ
ンズ29a,29bを経てPD31a,31bで受光さ
れる。ダイクロイックミラー93を透過した光はダイク
ロイックミラー28bにより波長λ3の光は反射され、
波長λ4の光は透過され、それぞれレンズ29c,29
dを経てPD31c,31dで受光される。
【0075】PD31a,31b,31c,31dで光
電変換された信号は、信号処理部87内のそれぞれプリ
アンプ32a,32b,32c,32dで増幅された
後、2チャンネルのロックインアンプ33a,33bの
信号入力端から入力される。このロックインアンプ33
a,33bの参照信号入力端には発振器16の駆動信号
又はこれと同一位相の信号が参照信号として入力され、
プリアンプ32a,32b,32c,32d側からの信
号とヘテロダイン検波等が行われ、増幅及び検波され
る。
【0076】このロックインアンプ33a,33bの出
力はそれぞれA/Dコンンバータ34a,34b,34
c,34dでそれぞれデジタル信号に変換され、メモリ
35に一時格納される。このメモリ35に格納された信
号は演算装置36に転送され、4つの波長λ1、λ2、
λ3、λ4により深さ方向に走査して得られた反射強度
データからHb、チトクローム等の濃度データを演算に
より求める。
【0077】演算装置36で演算された濃度データは、
反射率データと共に、コンピュータ37に入力され、反
射率の断層像と濃度の分布像に対応した映像信号を生成
する処理等が行われ、表示装置4に出力され、反射率の
断層像と濃度の分布像が表示される。
【0078】上記コンピュータ37は制御装置38に制
御信号を送り、走査機構18、ミラー移動機構24の駆
動を制御させる。制御装置38による走査機構18、ミ
ラー移動機構24の駆動に応じて、制御装置38はメモ
リ35に信号を送り、データを格納するアドレスの変更
を指示する。この実施例によればさらに多くの濃度の測
定データが得られる。
【0079】図10は第4実施例の第1の変形例におけ
る光発生部付近の構成を示す。この変形例ではSLD6
a,6bの波長λ1、λ2の光はそれぞれ7a,7bで
平行光束にされ、さらにレンズ9a,9bで集光され、
それぞれ光ファイバ95a,95bに入射される。
【0080】光ファイバ95a,95bの光はカップラ
96aにより、波長λ1の光は光ファイバ95bに一部
が移り、波長λ2の光と混合される。同様にSLD6
c,6dの波長λ3、λ4の光はそれぞれ7c,7dで
平行光束にされ、さらにレンズ9c,9dで集光され、
それぞれ光ファイバ11a,95dに入射される。
【0081】光ファイバ11a,95dの光はカップラ
96bにより、波長λ4の光は光ファイバ11aに一部
が移り、波長λ3の光と混合される。光ファイバ95b
の波長λ1、λ2の光はカップラ97で光ファイバ11
aに一部が移り、波長λ3及びλ4の光と混合される。
この光はカップラ14側に導光される。
【0082】図11は第4実施例の第2の変形例におけ
る干渉光検出部付近の構成を示す。この変形例では波長
分離手段として回転フィルタ98を用いている。光ファ
イバ11bの端面から出射される光はレンズ27で平行
光束にされ、モータ99により回転される回転フィルタ
98を通り、レンズ29で集光されて光検出器としての
PD31で受光される。
【0083】回転フィルタ98の周方向には波長λ1、
λ2、λ3、λ4の光をそれぞれ透過する特性の4つの
フィルタ98a,98b,98c,98dが一定間隔で
配置されている。
【0084】図12は本発明の第5実施例の光断層イメ
ージング装置101を示す。この実施例は内視鏡に適用
したものである。この光断層イメージング装置101は
体腔内の任意の部位を観察可能な内視鏡102と、この
内視鏡102に照明光を供給する光源装置103と、内
視鏡102内に設けられた低干渉性の光を導光する導光
部材が接続され、光断層イメージングのための光の発生
及び信号検出を行う光干渉装置104と、この光干渉装
置104による信号から光断層像に対応した映像信号の
生成等の信号処理を行う信号処理部105と、この信号
処理部105から出力される映像信号を表示する表示装
置としてのモニタ106とから構成される。
【0085】上記内視鏡102は細長で可撓性を有する
挿入部108と、この挿入部108の後端に設けられた
太幅の操作部109とを有し、この操作部109の側部
から外部に信号とか照明光を伝送するケーブルが延出さ
れる。
【0086】挿入部108内にはライトガイド110が
挿通され、その手元側端部のコネクタを光源装置103
に着脱自在で装着できる。この装着状態では、光源装置
103内部の例えばキセノンランプ111の白色照明光
がコンデンサレンズ112で集光されてライトガイド1
10の端部に供給され、この照明光は伝送され、挿入部
108の先端部113の照明窓に固定された他方の端面
から挿入部108の前方に出射される。
【0087】照明窓から出射された照明光により、照明
された体腔内臓器114等の観察関心部位は照明窓に隣
接する観察窓のガラス板115内側に配置した対物レン
ズ116によってその光学像がその焦点面に結ばれる。
この焦点面の位置にはイメージガイド117の先端面が
配置され、結像された光学像を操作部109側の後端面
まで伝送する。対物レンズ116とイメージガイド11
7の先端面との間の光路上にはダイクロイックミラー1
18が配置されている。
【0088】上記イメージガイド117の後端面に対向
して結像レンズ119が配置され、後端面に伝送された
光学像をCCD120に結像する。このCCD120は
信号線121を介して映像信号処理手段としてのビデオ
プロセッサ(以下、VPと記す)122と接続され、V
P内122のCCD駆動回路らCCD駆動信号が印加
されることによって、光電変換された信号が読み出さ
れ、VP内122の信号処理回路に入力される。
【0089】このVP122の出力信号はスーパインポ
ーズ回路123を介してモニタ106に出力され、CC
D120で撮像した内視鏡画像を表示する。なお、操作
部109には図示しない湾曲操作機構が設けてあり、湾
曲操作ノブを操作することにより、先端部113の後端
に形成された湾曲部を上下、左右の任意の方向に湾曲で
きるようになっている。この内視鏡102にはさらに低
干渉性の光を伝送する光ファイバ125が挿通されてい
る。
【0090】この光ファイバ125の先端は先端部11
3内の可動板126に固定部材で取り付けられ、この可
動板126における光ファイバ125の先端面に対向し
てプリズム127が取り付けてある。このプリズム12
7は光ファイバ125の先端面から出射される光を反射
してダイクロイックミラー117側に導光すると共に、
ダイクロイックミラー117で反射された光を反射して
光ファイバ125の先端面側に導光する。
【0091】上記可動板126の裏面にはラックが形成
されており、このラックは例えば操作部109に収納し
たステッピングモータ128の回転軸に連結されたシャ
フト129の先端に取り付けたピニオンギヤ130と噛
合し、このステッピングモータ128が回転することに
より、可動板126は対物レンズ116の光軸と平行な
方向、つまり挿入部108の長手方向に移動される。
【0092】例えば、図12の状態から、可動板126
が後方側に移動されると、プリズム127も後方に移動
されるので、このプリズム127で反射された光は点線
で示すように導光される。従って、プリズム127を移
動することにより、臓器114側には光が縦方向に走査
され、この走査方向に対応した断層像をえるようにして
いる。
【0093】上記光ファイバ125の後端側は光干渉装
置104の光ファイバ11aの先端面と接続され、この
光ファイバ11aを介して光発生部88からの光は光フ
ァイバ125側に導光される。この光発生部88は図9
で説明したように例えば4つの波長λ1、λ2、λ3、
λ4の光を発生する構成となっている。SLD6i(i
=a,b,c,d)の光は偏光子10、レンズ9等を経
てシングルモード光ファイバ11aの一方の端面から入
射し、他方の端面側に伝送される。
【0094】このシングルモード光ファイバ11aは途
中のカップラ14で他方のシングルモード光ファイバ1
1bと光学的に結合されている。光ファイバ11aの
(カップラ14より)先端側は、PZT15等の圧電素
子に巻回され、変調器17が形成されている。
【0095】変調された光は光ファイバ11aの先端面
から出射され、この先端面に接触する光ファイバ125
に入射され、先端部113側の端面に伝送され、この端
面からプリズム127、ダイクロイックミラー118、
対物レンズ116、ガラス板115を経て臓器114側
に出射される。このダイクロイックミラー118は可視
領域の光は透過し、SLD6iで発生された赤外域の
(低干渉性の)光は反射するような特性にしてある。
【0096】上記臓器114で反射された低干渉性の光
はガラス窓115、対物レンズ116を経て、ダイクロ
イックミラー118に入射される。SLD6iで発光さ
れた光はこのダイクロイックミラー118で反射され、
さらにプリズム127で反射されて光ファイバ125の
先端面に入射される。
【0097】この光ファイバ125の後端面から光ファ
イバ11aの先端面に入射される。この光はカップラ1
4でほぼ半分が光ファイバ11bに移り、光ファイバ1
1bの先端面に対向配置したミラー22で反射された参
照光と共に、干渉光検出部131側に導かれる。このミ
ラー22はミラー移動機構を構成するX−ステージ24
aに取り付けられ、このX−ステージ24aはステッピ
ングモータ24bによって光路長を変化するように駆動
される。このモータ24bコンピュータ132によっ
て回転が制御される。
【0098】上記干渉光検出部131は図11で説明し
た構成において、レンズ27と回転フィルタ98との間
に検光子92が配置された構成となっている。PD31
で検出された信号はプリアンプ32で増幅された後、ロ
ックインアンプ33に入力され、このロックインアンプ
33は発振器16の発振信号を参照して復調し、コンピ
ュータ132に出力する。
【0099】このコンピュータ132は図9のメモリ3
5、演算装置36等を内蔵しており、図9と同様な処理
を行い、断層像及びヘモグロビンの濃度分布に対応する
映像信号をスーパインポーズ回路123を介してモニタ
106に出力する。従って、モニタ106には、CCD
120で撮像した臓器114の表面の内視鏡画像(撮像
画像)と、光断層像又は濃度分布の断層像とを同時に表
示できる。
【0100】また、コンピュータ132は内視鏡画像内
に断層像の測定が行われる領域を示すカーソル135を
図12に示すように表示させる。この表示により、断層
像が得られる領域が観察画像上で知ることができるの
で、診断する場合、便利である。このカーソル135は
不要な時には消すことができるようにしている。
【0101】この実施例は体腔内の任意の部位を可視光
で観察可能であると共に、その観察部位の内部の断層像
を得ることもできるし、さらに濃度分布像を得ることも
できる。
【0102】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、単
一の波長を用いた場合では得られない生体組織の機能情
報を得ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1実施例の光断層イメージン
グ装置の構成図。
【図2】図2はダイクロイックミラーで光を分岐する説
明図。
【図3】図3はある濃度の散乱物質の内部で光が反射さ
れて戻る様子を示す説明図。
【図4】図4はHb及びHbO2の場合における酸素飽
和度を求める説明図。
【図5】図4はHb及びHbO2の場合における波長に
対する吸収係数を示す特性図。
【図6】図6は第1実施例の変形例における光検出部の
構成図。
【図7】図7は本発明の第2実施例の光断層イメージン
グ装置を示す構成図。
【図8】図8は本発明の第3実施例の光断層イメージン
グ装置を示す構成図。
【図9】図9は本発明の第4実施例の光断層イメージン
グ装置を示す構成図。
【図10】図10は第4実施例の第1の変形例における
光発生部付近の構成図。
【図11】図11は第4実施例の第2の変形例における
干渉光検出部付近の構成図。
【図12】図12は本発明の第5実施例の光断層イメー
ジング装置を示す構成図。
【図13】図13は従来例の構成図。
【図14】図14は他の従来例の構成図。
【符号の説明】
1…光断層イメージング装置 2…光干渉部 3…信号処理部 4…表示装置 5…光発生部 6a,6b…SLD 8…ダイクロイックミラー 11a,11b…光ファイバ 13…サンプル 14…カップラ 16…発振器 17…変調器 18…走査機構 21…干渉光検出部 22…ミラー 24…ミラー移動機構 26…補償リング 28…ダイクロイックミラー 31a,31b…フォトダイオード(PD) 32a,32b…プリアンプ 33…ロックインアンプ 34a,34b…A/Dコンバータ 35…メモリ 36…演算装置 37…コンピュータ 38…制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上 邦彰 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 岡▲崎▼ 次生 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 窪田 哲丸 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 安永 浩二 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 大澤 篤 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 大橋 一司 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 大明 義直 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (56)参考文献 国際公開92/19930(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 10/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸化ヘモグロビンの吸光係数と還元ヘモ
    グロビンの吸光係数とが互いに異なる第1の波長の低干
    渉性光と、前記第1の波長とは異なる所定の第2の波長
    の低干渉性光とを照射させる低干渉性光発生手段と、 前記被写体に照射された低干渉性光における被写体内部
    で反射された反射光をその深さ方向で分離して検出する
    反射光検出手段と、 前記反射光検出手段の出力信号における異なる波長成分
    間での演算を行う波長成分演算手段と、 前記波長成分演算手段の出力結果を用いて断層像を構築
    する画像化手段と、 を有することを特徴とする光断層イメージング装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも2つの異なる波長の低干渉性
    光を被写体に照射させる低干渉性光発生手段と、 前記被写体に照射された低干渉性光における被写体内部
    で反射された反射光をその深さ方向で分離して検出する
    反射光検出手段と、前記反射光検出手段の出力信号における異なる深さ成分
    間での演算を行う深さ成分演算手段と、 前記反射光検出手段の出力信号における異なる波長成分
    間での演算を行う波長成分演算手段と、 前記深さ成分演算手段及び波長成分演算手段の出力結果
    を用いて断層像を構築する画像化手段と、 を有することを特徴とする光断層イメージング装置。
JP31985092A 1992-11-30 1992-11-30 光断層イメージング装置 Expired - Lifetime JP3325061B2 (ja)

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