JP3322719B2 - 紙葉類給送装置 - Google Patents

紙葉類給送装置

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JP3322719B2 JP11240093A JP11240093A JP3322719B2 JP 3322719 B2 JP3322719 B2 JP 3322719B2 JP 11240093 A JP11240093 A JP 11240093A JP 11240093 A JP11240093 A JP 11240093A JP 3322719 B2 JP3322719 B2 JP 3322719B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複写機等の画像形成
装置に用いられる原稿自動送り装置等の紙葉類給送装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、感圧センサを用いた自動給紙装置
(紙葉類給送装置)についての公知例がある。
【0003】その一例は、特開昭63−117823号
公報である。これは原稿給紙台の紙ガイドに、感圧セン
サを取り付け、紙の側面がガイドに接触することを検知
するものである。この公知例の目的は原稿ガイドを原稿
に合わせていちいちセットし直さなければならないとい
う問題を解決することにある。すなわち自動的に原稿ガ
イドをセットするものである。
【0004】また別の公知例は特開昭63−28156
9号公報である。これは紙の取出部において取りだしロ
ーラにかかる圧力を圧力センサで検知し、取出ローラに
かかる圧力を調整することが目的である。この圧力調整
によって安定した紙の取り出しを行うものである。
【0005】また給紙中の紙の厚さを検知する公知例と
しては、特開平2−127327号公報がある。給紙ロ
ーラの変位を検知するものであるが、この実施例中に
は、非接触の微小変位センサ(例:キーエンス社レーザ
式変位センサ)を使用しているが、非常に高価であり現
実性がない。
【0006】またこの紙の厚さを検知する目的は、原稿
を反転させる給紙部における加圧ローラの加圧力を紙の
厚みによって調整することにより確実な紙の搬送を行う
ことである。
【0007】特開平4−52780号公報には、シート
の重送を検出し、重送文書とそうでない文書の排出先を
別に設けて、重送文書のみを取出処理する実施例が述べ
られている。
【0008】この実施例では、重送の検出方法が、2種
類述べられている。
【0009】シートを給送する1対のローラの軸受けの
変位を光学式の変位センサで読取るものである。
【0010】もう1つの方法は、静電容量センサを用い
て、搬送される原稿の厚さを検知するものである。
【0011】また、一旦複数の原稿を文書読取装置に入
力し、対象となる文書の厚さ及び長さの標準偏差と分散
を求め、その値に基いて重送を検出するものである。
【0012】特開平3−107174号公報には、複写
機に原稿を搬送する自動原稿搬送装置に関して、複写済
み原稿を自動原稿搬送装置の排紙センサからの検知信号
に基いてカウントし、表示する実施例が述べられてい
る。
【0013】しかし、第1の公知例では感圧センサをオ
ン−オフにのみ使用しており、原稿ガイドの自動セット
を実現したに過ぎない。また感圧センサの具体的な記述
がない。
【0014】また、第2の公知例では、紙の取出しの安
定性を確保するために加圧力を調整するにとどまる。ま
た第1の公知例と同様、感圧センサの具体的な記述がな
い。
【0015】第3の公知例では、同様に紙搬送の確実性
を向上させるために、加圧力を調整するに過ぎない。ま
た搬送ローラの変位を測定/検知する手段が高価であり
現実性がない。
【0016】第4の公知例では、変位センサによって、
搬送するローラの変位量を検出する方法では以下のよう
な問題点がある。
【0017】この実施例では、変位センサの分解能が1
〜10μm程度であると記載されているが、このような
変位センサは、非常に高価であり、また、シートを搬送
するローラの外径の精度が5〜10μmであることか
ら、シートの変位を読取る以前に、変位データの振れが
大きく、実際の重送の検出が困難になってしまうという
問題点がある。
【0018】静電容量センサを用いて原稿の厚さを検出
する手段においては、搬送されるシートの、静電容量が
低い場合、あるいは、湿度が高い場合、同じ原稿を検出
しても、厚さの検出結果が違ってしまうという問題が生
じる。また、最悪の場合、静電容量を検出する端子間で
リークが生じ、検出回路の破損の恐れもある。
【0019】また、原稿が、直線上になっていれば、厚
さは、正確に静電容量の変化となって表れるが、原稿
が、カールしている場合や、この検出装置の電極の間
で、原稿の曲がり具合が変化している場合には、正確に
厚さの検出が困難となってしまう。すなわち、原稿には
通常柔軟性があり、搬送途中で、曲がり具合が変化する
ことが、すでに知られているから、この方法では、現実
性がないことになる。
【0020】また、一旦原稿の試し読みを行って、厚さ
と長さのデータをもとに、重送の検出を行っても重送の
頻度が、試し読み時と異なれば、重送の判断の誤りが生
じることになる。
【0021】第5の公知例では、自動原稿搬送装置の排
紙センサによって複写の終了した、原稿枚数をカウント
し表示するものである。この場合使用者であるユーザ
は、あらかじめ自動原稿搬送装置に入力する原稿の枚数
をカウントし、表示されたカウント数と比較して、重送
の検出を自ら行わなければならない。これは、大量の文
書を複写あるいは、通信及び光ディスク等の媒体に収納
する場合、非常に使用者への負担となることはいうまで
もない。
【0022】ところで、紙搬送、特に原稿を給紙する装
置においては、紙の重送を検知することは、非常に重要
である。自動給紙装置は、複写機のみならず、ファクシ
ミリや、光ディスクファイル装置等にも使用されてい
る。複写機においては、重送した場合、すぐにコピーさ
れた紙をチェックすることで、対応ができる。但し、こ
の場合、複写機の動作を常に、チェックするために動作
終了まで側に、使用者がいる必要がある。また最近のよ
うに、複写機の高速化と大容量化が進むにつれ重送をみ
つけても、複写機の動作を停止するまでに大量のムダな
コピーを生成してしまう。
【0023】一方、原稿の画像情報を電気信号に変換す
るファクシミリや、光ディスクファイル装置では、原稿
の重送は、より深刻な問題である。ファクシミリにおい
ては、重送したか否かをコピーされた紙で判断すること
はできず、送付先からの問い合わせによって、重送によ
る情報の欠落を知らされるという事例が少くない。この
場合、送付先に失礼であるだけでなく、ファクシミリ通
信をもう1度繰り返すこととなる。
【0024】光ディスクファイル装置においては、画像
情報が電気信号に変換されて、光ディスク等の記憶媒体
に収納された場合、重送したかを確認するには、光ディ
スクから再度情報を呼出し、CRT等の表示手段によっ
てチェックすることとなる。これは、大容量の情報を収
納できる光ディスクファイル装置によるオフィスオート
メーション(OA)効果を著しく阻害することになって
しまう。
【0025】以上説明したように、重送の検知すること
の重要性は認識されてきたが、その実現する手段につい
ては、考案されることなく放置されてきた。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の紙葉
類給送装置において、原稿給紙台に載置されている原稿
を1枚ずつ給紙する際に、分離ベルトと原稿との摩擦係
数を、μP1とし、給紙ローラと原稿との摩擦係数を、μ
P2、原稿同士の摩擦係数を、μPPしたときに、μP2>μ
P1>μPPの関係を満たすようにすれば、最下面の原稿の
み給送され分離機能が確実に行われることとなる。
【0027】しかし、現実には、原稿には、様々な原稿
があり、原稿の上面と下面において摩擦係数が異なる場
合がある。こうした際には、前記摩擦係数の条件を満た
すことができず、原稿を重送してしまう。また、湿度が
低い場合には、原稿間で静電気が発生するために、積載
された原稿が分離できずに送られてしまうことがある。
【0028】このように重送した原稿を画像読取り装置
に供給すると、情報の欠落となり、給紙不良の原因とも
なる。最悪の場合は、原稿を再度給紙装置にセットしな
おすばかりではなく原稿の損傷を引き起こしてしまう。
【0029】また、画像形成装置に供給する場合でも、
以下のような問題が発生する。
【0030】複数枚の原稿から複数部の複写を行う場合
においても、原稿が重送されれば、ページの欠落とな
り、大量に複写する場合、最初から複写しなおすと大量
のコピー紙がムダとなる。
【0031】また、複数部の両面複写する場合に、表に
複写した後に、コピー紙をスタックし、再度画像形成装
置に、コピー紙を供給する場合に、重送すれば、複写動
作を中断し、表のコピーから再度始めるか、重送した部
数のみ、手差し給紙を使用者が行わなければならないと
いう煩わしさがあった。
【0032】しかし、この発明によれば、給送回転体
に、感圧導電ゴムを使用し、原稿の厚さの変化を電気信
号に変換することで重送の検出を行うことにより、原稿
の重送を確実に検出でき、画像読取り動作あるいは、画
像形成動作を重送直後に検出でき、復旧を容易にでき
る。
【0033】
【課題を解決するための手段】この発明の紙葉類給送装
置は、複数枚の紙葉類を保持する保持手段と、この保持
手段により保持されている紙葉類を順次給送する給送ロ
ーラと、この給送ローラに圧接して分離部として設けら
れ、上記保持手段により保持されている紙葉類を上記給
送ローラとで挟み込んで給送し、加えられた圧力によっ
て抵抗値が変化する所定の体積を持つ感圧導電ゴムと、
上記感圧導電ゴムの抵抗値の変化を電気信号に変換する
変換手段と、この変換手段により変換された電気信号に
より、上記給送される紙葉類の厚さに応じた値を出力す
る厚さ出力手段と、1枚目の紙葉類が上記感圧導電ゴム
と上記給送ローラとで挟み込んで給送されている際に、
信号を出力する第1の出力手段と、2枚目以降の紙葉類
が上記感圧導電ゴムと上記給送ローラとで挟み込んで給
送されている際に、信号を出力する第2の出力手段と、
上記第1の出力手段から信号が出力されている際に、上
記厚さ出力手段により出力された値を1枚目の紙葉類の
厚さとして記憶する第1の記憶手段と、上記第2の出力
手段から信号が出力されている際に、上記厚さ出力手段
により出力された値を2枚目以降の紙葉類の厚さとして
記憶する第2の記憶手段と、上記第2の記憶手段に記憶
された2枚目以降の紙葉類の厚さが上記第1の記憶手段
に記憶されている1枚目の紙葉類の厚さより薄い場合
に、1枚目の紙葉類の重送を判断し、上記第2の記憶手
段に記憶された2枚目以降の紙葉類の厚さが上記第1の
記憶手段に記憶されている1枚目の紙葉類の厚さより厚
い場合に、2枚目以降の紙葉類の重送を判断する判断手
段とから構成されている。
【0034】
【0035】
【作用】この発明は、上記のような構成において、保持
されている複数枚の紙葉類を順次給送ローラにより給送
し、この給送ローラに圧接して分離部としての感圧導電
ゴムを設け、上記保持されている紙葉類を上記給送ロー
ラとで挟み込んで給送するものにおいて、1枚目の紙葉
類が上記感圧導電ゴムと上記給送ローラとで挟み込んで
給送されている際に、給送される紙葉類の厚さに応じた
値を1枚目の紙葉類の厚さとして記憶し、2枚目以降の
紙葉類が上記感圧導電ゴムと上記給送ローラとで挟み込
んで給送されている際に、給送される紙葉類の厚さに応
じた値を2枚目以降の紙葉類の厚さとして記憶し、2枚
目以降の紙葉類の厚さが1枚目の紙葉類の厚さより薄い
場合に、1枚目の紙葉類の重送を判断し、2枚目以降の
紙葉類の厚さが1枚目の紙葉類の厚さより厚い場合に、
2枚目以降の紙葉類の重送を判断するようにしたもので
ある
【0036】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。
【0037】図1はこの発明に係わる画像形成装置の一
例として、複写機を示すものである。
【0038】すなわち、1は複写機本体で、この本体1
の上部には原稿(紙葉類)Oを自動的に搬送するこの発
明の紙葉類給送装置としての原稿自動送り装置(AD
F:オート ドキュメント フィーダ)20が装着され
ている。
【0039】上記複写機本体1の上面には原稿自動送り
装置20により送り込まれる原稿Oが載置される原稿台
(透明ガラス)2が設けられている。
【0040】上記複写機本体1内には、原稿台2上にセ
ットされた原稿Oを走査して読取る原稿走査部3が設け
られ、また下部は画像形成部4となっている。また、上
記原稿台2は本体1に固定されている。
【0041】原稿走査部3は、たとえば図2に示すよう
に構成される。すなわち、光源としての露光ランプ6を
設置した第1キャリッジ7、光路を折曲げるミラー部に
より8を設置した第2キャリッジ9、ズームレンズ1
0、原稿Oからの反射光を光電変換部11へ導き、変倍
時に光路長の補正を行うミラー部12、原稿Oからの反
射光を受光する光電変換部11、これらを各部の位置を
変更する駆動系(図示しない)、および光電変換部11
の出力つまり画像データをアナログデータからディジタ
ルデータに変換するA/D変換部13により構成されて
いる。
【0042】上記第1キャリッジ7には原稿Oに光を照
射する露光ランプ6、この露光ランプ6からの光を原稿
面上に集める反射鏡としてのリフレクタ14、および原
稿Oからの反射光を第2のキャリッジ8側へ導くミラー
15が搭載されている。
【0043】上記ミラー部8にはミラー15によって導
かれた光をズームレンズ10へ導くミラー8a、8bに
より構成されている。上記第1、第2キャリッジ7、9
は、互いにタイミングベルト(図示しない)で結ばれて
おり、第2キャリッジ9は第1キャリッジ7の1/2の
速さで同じ方向に移動するようになっている。これによ
り、ズームレンズ10までの光路長が一定になるように
走査できるようになっている。
【0044】上記ズームレンズ10は、焦点距離固定
で、変倍時に光軸方向へ移動されるようになっている。
【0045】上記ミラー部12は2つのミラー12a、
12bにより構成され、選択された変倍率に対応する光
路長の変化に合せてそれらのミラー12a、12bの位
置が変化されるものであり、ズームレンズ10からの光
を上記2枚のミラー12a、12bで光路を曲げること
により、その光を光電変換部11へ導くようになってい
る。
【0046】上記光電変換部11は、原稿Oからの反射
光を光電変換するするもので、たとえばCCD形ライン
イメージセンサなどを主体に構成される。この場合、原
稿Oの1画素がCCDセンサの1つの素子に対応してい
る。上記光電変換部11の出力はA/D変換部13へ出
力されるようになっている。
【0047】上記第1、第2キャリッジ7、9、ミラー
12a、12bの移動は、それぞれステッピングモータ
(図示しない)により行われるようになっている。
【0048】上記第1、第2キャリッジ7、9は、上記
ステッピングモータの回転軸に連結されたドライブプー
リ(図示しない)とアイドルプーリ(図示しない)間に
掛渡されたタイミングベルト(図示しない)の動作に応
じて移動されるようになっている。
【0049】上記ズームレンズ10は、対応するステッ
ピングモータ(図示しない)によりスパイラルシャフト
(図示しない)が回転し、このスパイラルの動きによっ
て光軸方向へ移動されるようになっている。
【0050】画像形成部4は、たとえばレーザ光学系と
転写紙に画像形成が可能な電子写真方式を組み合せた画
像形成部から構成されている。
【0051】つぎに、図1を参照して前記原稿自動送り
装置20の構成について説明する。
【0052】原稿自動送り装置20は、ユニット化さ
れ、その筐体としてのカバー本体21の後端縁部が、複
写機本体1の上面後端縁部に図示しないヒンジ装置を介
して開閉自在に取付けられており、必要に応じて原稿自
動送り装置20全体を回動変位させて原稿台2上を開放
し得る構成となっている。
【0053】図1に示すように、カバー本体21の上面
やや左方向部位には、複数枚の原稿Oを一括保持し得る
原稿保持手段としての原稿給紙台22が設けられてい
る。
【0054】また、この原稿給紙台22により画像形成
面を上にした状態で保持された原稿Oを順次下面のもの
から一枚ずつ取出し原稿台2の一端側(図中左端側)に
供給する取出し給送手段23が設けられている。
【0055】この取出し給送手段23は、次のように構
成されている。
【0056】すなわち、原稿給紙台22の傾斜下端部と
原稿台2の左端縁に沿って配置された原稿ストッパ2a
の上面部とを連通するように横U字状の用紙給送路25
が設けられ原稿Oを原稿形成面が下となるように反転し
て導くようになっている。
【0057】この用紙給送路25の上流部には、原稿給
紙台22にセットされた原稿O…の端面を揃えるシャッ
タ26が設けられ、この近傍には原稿Oを取出すための
ピックアップローラ27、原稿Oをピックアップローラ
27に押付けるウエイト板28、原稿給紙台22への原
稿Oのセット状態を検知する原稿検知センサとしてのエ
ンプテイセンサ29、およびエンプテイセンサ29のア
クチュエータ30が配設されている。
【0058】さらに、ピックアップローラ27の原稿取
出し方向には、給紙ローラ31と、この回転ローラ31
に本体のフレーム32に取り付けられ極軽く圧接する分
離ブレーキ部(後述する)33とが配置され、確実に原
稿Oが一枚ずつ給送されるようになっている。分離ブレ
ーキ部33は、原稿Oの厚さや、原稿Oの重送(重なり
搬送)等の搬送状態を検出したり、原稿自動送り装置2
0の開閉を検知するための分離ゴムとしての感圧導電ゴ
ム33a(後述する)を内蔵している。この分離ブレー
キ部33の感圧導電ゴム33aと原稿Oとの摩擦係数μ
bsおよび給紙ローラ31と原稿Oとの摩擦係数μrsは原
稿O同士の摩擦係数μssりも大きい。したがって、最下
面の原稿Oのみが分離されアライニングローラ34、3
4に突きあてられるまで搬送される。
【0059】また、用紙給送路25の下流部には、原稿
Oの傾き(スキュー)の修正と供給タイミングを図るた
めのレジストローラ対としてのアライニングローラ3
4、34が配設されているとともに、アライニングロー
ラ34、34の手前に位置して原稿Oを検知してアライ
ニングローラ34、34の動作タイミングを図るレジス
トセンサ36が設けられている。さらに、アライニング
ローラ34、34の下流に位置して原稿Oを検知して原
稿Oのサイズを検知する原稿サイズセンサが設けられて
いる。
【0060】また、原稿台2の上面を覆うべく原稿搬送
手段としての原稿搬送ベルト37が張設されている。そ
して、前記取出し給送手段23によって給送された原稿
Oを、原稿台2の一端側(左端側)から他端側(右端
側)に搬送し、カバー本体21の右側部位に設けられた
排紙手段38により、カバー本体21の上面に形成され
た排紙受部39に排出されるようになっている。
【0061】原稿搬送ベルト37は、一対のベルトロー
ラ40、40に掛渡された外表面が白色の幅広無端ベル
トからなり、後述するベルト駆動機構(図示しない)に
よって正逆両方向に走行し得る構成となっている。ま
た、原稿搬送ベルト37の内周部の裏面側には、ベルト
面を原稿台2上に押さえ付けるための複数のベルト押え
ローラ41…、およびジャム時の解除スイッチとして使
用するセットスイッチ42が設けられている。
【0062】また、前記排紙手段38は、次のように構
成されている。
【0063】すなわち、原稿台2の右端縁と排紙受部3
9とを連通するように横U字状の用紙排出路43が設け
られ原稿Oを原稿形成面が上となるように反転して排出
するようになっている。
【0064】この用紙排出路43の中流部には、搬送ロ
ーラ44、この搬送ローラ44に原稿Oを押付けるピン
チローラ45、排紙方向に送られる原稿Oの後端を検出
する原稿検出手段としての排紙センサ46、および排紙
センサ46のアクチュエータ47が設けられている。
【0065】用紙排出路43の下流側には、排紙ローラ
48が配設されているとともにこの排紙ローラ48に原
稿Oを押付ける板ばね49が設けられている。
【0066】なお、図中50は、カバースイッチであ
る。
【0067】次に、この様に構成された原稿自動送り装
置20による動作について、図3から図7を用いて説明
する。
【0068】まず、図3に示すように、原稿給紙台22
上にシャッタ26に突き当てるようにして複数枚の原稿
Oを一括してセット(載置)する。この原稿Oの載置に
より、アクチュエータ30が回動しエンプティセンサ2
9がオンする。一方、後述する操作パネル52から必要
な情報を入力する。この後、コピーキー52cを押す。
これにより、シャッタソレノイド68とウエイト板ソレ
ノイド70とがオンされ、ウエイト板28が原稿Oの浮
き上がりを押さえ、搬送路25からシャッタ26が退避
する。また、ピックアップローラ27、給紙ローラ31
がそれぞれ回転し、原稿給紙台22上の最下面の1枚目
原稿Oが取出し給送されるとともに、アライニングロー
ラ34、34からなるレジストローラ対を介して送り込
み方向に走行中の原稿搬送ベルト37の下面側に送り込
まれる(図4、図5参照)。
【0069】そして、原稿台2上に送り込まれ、この
後、原稿Oを原稿ストッパ24に突き当てるために、レ
ジストセンサ36による原稿Oの後端検知後、原稿搬送
ベルト37を一定パルス分だけ走行し、その後、原稿搬
送ベルト37を一定パルス分、逆方向に走行して原稿O
を戻し、原稿Oのセットが完了する(図6、図7参
照)。
【0070】なお、原稿Oのセットが完了すると、上記
複写機本体1内の原稿走査部3による原稿走査が行わ
れ、これにともなって画像形成部4により転写紙として
の用紙に対する複写動作が開始されることになる。
【0071】そして、複写動作終了後、原稿Oは原稿搬
送ベルト37の走行に伴って原稿台2上から送り出さ
れ、排紙手段38を介して排紙受部39に排出される。
【0072】一方、原稿Oが原稿台2上から送り出され
ると、次の原稿Oが原稿台2上に送り込まれることにな
る。そして、原稿給紙台22上にセットされた原稿Oが
無くなるまでこの動作が繰返されることになる。
【0073】次に、制御回路を図8に示すブロック図を
用いて説明する。
【0074】すなわち、複写機1全体を制御する主制御
部51が設けられている。この主制御部51には、種々
の操作を指示する操作パネル52、上記原稿走査部3、
画像形成部4、および自動原稿送り装置20とのデータ
のやり取りが行われるインターフェース53が接続され
ている。
【0075】上記操作パネル52は、操作内容等を案内
表示する表示部52a、種々の設定を行う設定キー52
b、…や複写開始を指示するコピーキー52cや入力モ
ード切換キー52d、クリアキー52e等から構成され
ている。
【0076】自動原稿送り装置20は、自動原稿送り装
置20の全体を制御する制御部61が設けられている。
この制御部61には、上記ピックアップローラ27と給
紙ローラ31の駆動源である給送用モータ62を駆動す
るドライバ63、アライニングローラ34、34、原稿
搬送ベルト37、搬送ローラ44、および排紙ローラ4
8の駆動源である搬送用モータ64を駆動するドライバ
65、上記エンプテイセンサ29、原稿サイズセンサ3
5、レジストセンサ36、セットスイッチ42、排紙セ
ンサ46、カバースイッチ50、上記アライニングロー
ラ34、34への搬送用モータ64の回転力の伝達を継
断する電磁クラッチ66を駆動するドライバ67、上記
シャッタ26を回動するシャッタソレノイド68を駆動
するドライバ69、上記ウエイト板28を回動する上記
ウエイト板ソレノイド70を駆動するドライバ71、種
々のデータが記憶されるメモリ72、検出回路73から
の電圧値をデジタル値に変換するA/D変換器74およ
び複写機1とのデータのやり取りが行われるインターフ
ェース60が接続されている。
【0077】上記A/D変換器74は、反転出力機能を
備え、分離ブレーキ33の感圧導電ゴム33aの抵抗値
変化により得られる電圧値を検出する検出回路73から
の電圧値の変化に応じたデジタル値を上記制御部61へ
出力するものである。検出回路73からの電圧値が低く
なっていくのに対して、プラス方向へ増加していくデジ
タル値を出力するものである。
【0078】上記制御部61は、A/D変換器74から
供給されるデジタル値により、原稿Oの重送(2枚重ね
搬送)等の搬送状態を判定するようになっている。たと
えば、上記検出回路73からの電圧値「V0」に対応す
るデジタル値がA/D変換器74から供給された際に、
原稿Oが搬送されていない状態を判断し、上記検出回路
73からの電圧値「V1」に対応するデジタル値がA/
D変換器74から供給された際に、原稿Oの正常な搬送
を判断し、上記検出回路73からの電圧値「V2」に対
応するデジタル値がA/D変換器74から供給された際
に、原稿Oの重送を判断する。
【0079】上記分離ブレーキ部33は、図9、図10
に示すように、感圧導電ゴム33aを有している。この
感圧導電ゴム33aは、支持プレート33bによって給
紙ローラ2に加圧された状態で取り付けれている。支持
プレート33bは、絶縁部材33cを介して原稿自動送
り装置20のフレーム32にプラスチックねじで固定さ
れている。支持プレート33bには、感圧導電ゴム33
aからの信号を検出回路73に伝えるハーネス33dが
接続されている。
【0080】支持プレート33bと感圧導電ゴム33a
との接続は、導電性接着剤によって行ってもよいが、感
圧導電ゴム33aの成型時に支持プレート33bをイン
サートすることで量産性の向上と機械的強度の確保が実
現できる。支持プレート33bは、SUS或いはりん青
銅のようなばね材料を使用することで電極と加圧支持の
機能を兼ね備えることが可能となる。
【0081】信号を取り出すもう1つの電極33fは、
図10に示すように、給紙ローラ31に接する面の1部
分に導電インキによる厚膜印刷で形成されている。導電
インキ層は、通常10〜15μmであるから分離部分と
して機能するゴム部分とのギャップが少なく分離機能に
影響を及ぼすことはない。これは原稿Oの厚さが、通常
よく使用されるPPC用紙で80〜150μm、図面用
紙やトレーシングペーパーで50〜70μmと比較して
十分小さい値である。
【0082】またこの部分を、図11に示すように、パ
ターン33gを施したフレキシブル基板33hで作成し
てもよい。この場合、厚さは20〜30μmとなる。こ
の場合、信号取出し用のハーネス33eとの接続はフレ
キシブル基板33hにランドを設けることでハンダづけ
することが容易である。
【0083】上記感圧導電ゴム33aからの信号は、電
極33f、およびハーネス33eを介して検出回路73
の入力端子73aに出力され、また支持プレート33
b、およびハーネス33dを介して検出回路73の入力
端子73bに出力されている。
【0084】たとえば、上記分離ブレーキ部33と給紙
ローラ31とで、原稿Oを挟み込んでいない場合、分離
ブレーキ部33への圧力がP0で、検出回路73からの
出力電圧がV0となっており、上記分離ブレーキ部33
と給紙ローラ31とで、1枚の原稿Oを挟み込んでいる
場合、分離ブレーキ部33への圧力がP1で、検出回路
73からの出力電圧がV1となっており、上記分離ブレ
ーキ部33と給紙ローラ31とで、2枚の原稿O(原稿
Oの2枚分)を挟み込んでいる場合(原稿Oの重送)、
分離ブレーキ部33への圧力がP2で、検出回路73か
らの出力電圧がV2となっている(P2>P1>P0、
V0>V1>V2)。
【0085】上記分離ブレーキ部33の圧力と検出回路
73の出力電圧の関係は図12に示すようになってい
る。
【0086】感圧導電ゴム33aは、高分子材料に導電
性充填剤を分散させることによって、その材料に導電性
を与えた導電性エラストマ(elastomer)(シ
リコンゴムのような弾性重合体)で構成されている。感
圧導電ゴム33aは、導電性エラストマのうちで圧力の
刺激に対し応答として抵抗変化を取り出せるようなエラ
ストマであり、加圧導電ゴムPressure sensitive Condu
ctive Rubber;PCRとも呼ばれている。
【0087】感圧導電ゴム33aの代表的な圧力と抵抗
値との関係を図13、図14に示す。
【0088】図13は、カーボンブラック系をエラスト
マ中に分散させた感圧導電ゴム33aの圧力依存性を示
したものである。
【0089】図14は、シリコンゴム中に導電性金属粒
子(例えば銅,ニッケルなど粒子径10μm以上)を分
散させた感圧導電ゴム33aの圧力依存性を示したもの
である。
【0090】図13の場合は、約2〜3桁の抵抗値変化
があり、図14の場合は、体積抵抗率で108 Ωcm以
上から102 cm以下まで6桁以上の抵抗値変化があ
る。
【0091】上記検出回路73は、図15に示すよう
に、抵抗R1〜R10、可変抵抗VR1、VR2、VR
3、電流検出形のトランジスタTr1、Tr2、および
オペアンプOPによって構成されている。検出回路73
は、入力端73a、73bに、上記感圧導電ゴム33a
からの抵抗値変化が供給される。この供給される抵抗値
変化に対する電流が可変抵抗VR1と抵抗R1により調
整され、トランジスタTr1のベース電流となる。上記
供給される抵抗値変化の振幅が不明なため固定抵抗とせ
ず、可変抵抗(ボリューム抵抗)VR1を設けた。トラ
ンジスタTr1のベース電流がトランジスタTr1の電
流検出率で検出され、トランジスタTr1のエミッタ電
流は抵抗R4、R5で分割される。抵抗R4を通る電流
はトランジスタTr2によりトランジスタTr2の電流
検出率で検出され、トランジスタTr2のエミッタ電流
は抵抗R6、R7で分割される。抵抗R7を通る電流は
基準電圧を基にオペアンプOPにより可変抵抗VR3と
抵抗R7によって決定されるVR3/R7倍に検出され
る。このオペアンプOPの非反転入力端に入力されてい
る基準電圧は、入力のオフセット調整用であり、可変抵
抗VR2により調整されている。オペアンプOPにより
検出された信号(電圧値)は抵抗R10を介してA/D
変換器74に出力される。
【0092】上記例では、2つのトランジスタTr1、
2を用いて電流検出率を大きくしたが、これに限らず、
1つのトランジスタTr1だけを用いるようにしても良
い。この場合、検出回路73としてはトランジスタTr
1から抵抗R4を介して信号が出力される。
【0093】また、入力端子73bに供給される信号に
よっては、入力端子73bと抵抗R1との間に、別の抵
抗を挿入する必要がある。
【0094】次に、上記のような構成において、図3〜
図7を参照しつつ動作を説明する。
【0095】まず、図3に示すように、原稿給紙台22
上にシャッタ26に突き当てるようにして複数枚の原稿
Oを一括してセット(載置)する。この原稿Oの載置に
より、アクチュエータ30が回動しエンプティセンサ2
9がオンする。一方、操作パネル52から必要な情報を
入力する。この後、コピーキー52cを押す。これによ
り、制御部61はシャッタソレノイド68とウエイト板
ソレノイド70とをオンする。この結果、ウエイト板2
8が原稿Oの浮き上がりを押さえ、搬送路25からシャ
ッタ26が退避する。
【0096】また、制御部61は給紙用モータ62の回
転力を、ピックアップローラ27に伝達することにより
回転する。これにより、原稿給紙台22上の原稿Oが取
出され分離ブレーキ部33と給紙ローラ31の間に送ら
れる。このとき給紙ローラ31は、停止している。そし
て、制御部61は主制御部51からの動作開始指令を受
付けた際、各種タイミング生成回路101を介して出力
し、給紙用モータ62の回転力を給紙ローラ31へ伝達
することにより回転する。これにより、原稿給紙台22
上の最下面の1枚目原稿Oが分離ブレーキ部33と給紙
ローラ31とにより給送されるとともに、アライニング
ローラ34、34からなるレジストローラ対を介して送
り込み方向に走行中の原稿搬送ベルト37の下面側に送
り込まれる(図4〜図6参照)。
【0097】ついで、制御部61は上記ピックアップロ
ーラ27、給紙ローラ31が回転されてから一定時間経
過した際、A/D変換器74からのデジタル値が、上記
検出回路73からの電圧値「V0」に対応する値であっ
た場合に、原稿Oが搬送されていないと判断し、ジャム
を判断する。また、A/D変換器74からのデジタル値
が、上記検出回路73からの電圧値「V2」に対応する
値であった場合に、原稿Oの重送が判断される。
【0098】上記ジャムを判断した場合、制御部61は
給紙用モータ62、搬送用モータ64が停止され、ジャ
ムの発生をインターフェース60、53を介して複写機
本体1の主制御部51へ出力する。主制御部51はその
ジャムの発生を操作パネル52で案内する。
【0099】また、上記重送を判断した場合、制御部6
1は給紙用モータ62、搬送用モータ64が停止され、
ジャムの発生をインターフェース60、53を介して複
写機本体1の主制御部51へ出力する。主制御部51は
その重送の発生を操作パネル52で案内する。
【0100】すなわち、ピックアップローラ27の回転
により、図16の(a)に示すように、原稿Oは、分離
ブレーキ部33と給紙ローラ31の間に送られる。この
とき、給紙ローラ31は、停止している。
【0101】そして、給紙ローラ31の回転が開始され
ることにより、給紙ローラ31と原稿O、原稿O同士、
分離ブレーキ部33と原稿Oの摩擦係数の関係から、時
間の経過とともに、1枚の原稿Oのみが給紙ローラ31
によって給紙されることになる。これを図16の(b)
(c)、図17の(a)に示す。したがって、給紙ロー
ラ31が、回転を初めてから、ある期間経過した後に、
原稿Oの厚さを検出し重送の検出を行えば良い。もしこ
の期間を経過したときに、図17の(b)のように重送
した場合、原稿Oの厚さの違いによる圧力の変化が、検
出することができる。
【0102】また、原稿Oが正常に原稿台2上に送り込
まれた場合、原稿Oを原稿ストッパ24に突き当てるた
めに、原稿サイズセンサ35による原稿Oの後端検知
後、原稿搬送ベルト37を一定パルス分だけ走行し、そ
の後、原稿搬送ベルト37を一定パルス分、逆方向に走
行して原稿Oを戻し、原稿Oのセットが完了する。
【0103】なお、原稿Oのセットが完了すると、上記
複写機本体1内の原稿走査部3による原稿走査が行わ
れ、これにともなって画像形成部4により転写紙として
の用紙に対する複写動作が開始されることになる。
【0104】そして、原稿走査部3による原稿走査終了
後、原稿Oは原稿搬送ベルト37の走行に伴って原稿台
2上から送り出され、排紙手段38を介して排紙受部3
9に排出される。
【0105】すなわち、原稿Oの先端によりアクチュエ
ータ43が回動し排紙センサ38がオンすると、制御部
61は原稿搬送ベルト37の走行を停止する。また、原
稿Oの後端により排紙センサ38がオフしてから(通
過)、所定時間(数10msec)経過後、制御部61
は搬送ローラ44と排紙ローラ48を停止する。
【0106】一方、原稿Oが原稿台2上から送り出され
ると、次の原稿Oが原稿台2上に送り込まれることにな
る。そして、原稿給紙台22上にセットされた原稿Oが
無くなるまでこの動作が繰返されることになる。
【0107】次に、図8のA/D変換器74からの出力
信号(電圧値)を基に原稿Oの厚みを検出する厚さ検出
回路を設け、この厚さ検出回路の検出結果により、原稿
Oの搬送状態としての重送を判断する実施例について説
明する。この場合、制御回路は、図8のA/D変換器7
4と制御部61との間に厚さ検出回路100を設けた構
成となっている。
【0108】厚さ検出回路100は、上記分離ブレーキ
部33の抵抗値変化により得られる検出回路73からの
電圧値の変化に対応する、A/D変換器74からのデジ
タル値に応じて、給送される原稿Oの厚さを検出するも
のであり、給紙される1枚目の原稿Oの厚さを基準に、
給紙される2枚目以降の原稿Oの厚さが基準より厚いか
否かを示す検出信号を出力したり、1枚目の原稿Oの厚
さが2枚目の原稿Oの厚さより厚いか否かを示す検出信
号を制御部61へ出力するものである。
【0109】制御部61は、厚さ検出回路100から検
出信号により原稿Oの搬送異常を判断するものである。
たとえば、制御部61は、厚さ検出回路100から2枚
目以降の原稿Oの厚さが基準より厚いという検出信号が
供給された際、その2枚目以降の原稿Oの重送を判断
し、厚さ検出回路100から1枚目の原稿Oの厚さが2
枚目の原稿Oの厚さより厚いという検出信号が供給され
た際、1枚目の原稿Oの重送を判断する。
【0110】厚さ検出回路100は、図18に示すよう
に、各種タイミング生成回路101、枚数カウンタ10
2、FF回路103、インバータ104、アンドゲート
105、106、遅延回路107、108、ラッチ回路
109、および比較器110によって構成されている。
【0111】各種タイミング生成回路101は、制御部
61から供給される各種指令に応じて各種タイミング信
号を生成するものであり、1枚ずつの原稿Oの給紙ロー
ラ31に対する動作指令に応じて、図19の(a)に示
すような、給紙ローラ動作指令をドライバ63へ出力す
るものである。
【0112】各種タイミング生成回路101は、給紙ロ
ーラ動作指令が出力されてから所定時間経過後、図19
の(a)に示すような、サンプリングパルスを出力する
ものであり、そのサンプリングパルスは枚数カウンタ1
02、アンドゲート105、106、ラッチ回路109
に出力される。
【0113】上記各種タイミング生成回路101は、図
示しない発振器からのマスタークロックをカウントする
カウンタ101aが内蔵されている。このカウンタ10
1aは、給紙動作指令の立上がりとともに、「0」から
カウントアップを開始する。
【0114】このカウンタ101aのカウント値が、所
定の数に達すると各種タイミング生成回路101は、図
19の(b)に示すサンプリングパルスを出力する。こ
の出力は、給紙ローラ動作指令が、“H”レベルとなっ
ているときに、図示したように、1回のみ出力される。
【0115】枚数カウンタ102は、各種タイミング生
成回路101からのサンプリングパルスにより給送され
る原稿Oの枚数を計数するものであり、その計数結果は
制御部61へ出力されるようになっている。
【0116】FF回路103は、D型フリップフロップ
であり、データ入力端D、クロック入力端CLKは
“H”レベルに保持されており、クリア入力端CLRに
各種タイミング生成回路101からの給紙ローラ動作指
令に対応するパルスが供給され、プリセット入力端PR
Eに制御部61からの図19の(c)に示すような、プ
リセット信号(“L”レベル)が供給されるようになっ
ている。プリセット入力端PREは、通常“H”レベル
に保持されている。
【0117】これにより、FF回路103は、図19の
(d)に示すように、制御部61からのプリセット信号
により、チップセレクト信号(Q出力)が“H”レベル
となり、最初の給紙ローラ動作指令に対応するパルスが
“L”レベルとなった以後はチップセレクト信号が
“L”レベルとなっている。すなわち、1枚目の原稿O
が通過した時点で、チップセレクト信号は“H”レベル
から“L”レベルに切換り、それ以降“L”レベルに保
持される。
【0118】FF回路103からのチップセレクト信号
は、インバータ104およびアンドゲート105を介し
て遅延回路107に供給され、またアンドゲート106
を介して遅延回路108に供給される。
【0119】アンドゲート105、106は、各種タイ
ミング生成回路101からのサンプリングパルスにより
ゲートを開くものであり、FF回路103からのチップ
セレクト信号が遅延回路107、108へ出力されるも
のである。
【0120】遅延回路107、108は、A/D変換器
74からのデジタル値を一時的に記憶するラッチ機能を
有し、その記憶したデジタル値を所定時間遅延して出力
するものである。遅延回路107の出力は、ラッチ回路
109に供給され、遅延回路108の出力は、比較器1
10に供給される。遅延回路108を用いることによ
り、2枚目以降の原稿Oの搬送タイミングがずれている
場合でも、厚さ検出を許容して行うことができる。
【0121】すなわち、ラッチ回路109は、各種タイ
ミング生成回路101からのサンプリングパルスに応じ
て、遅延回路107からのデジタル値をラッチするもの
である。これにより、1枚目の原稿Oの所定位置での厚
みを示すデータがラッチされる。このラッチ回路109
のラッチ内容は比較器110へ供給される。
【0122】すなわち、1枚目の原稿Oが、分離ブレー
キ部33と給紙ローラ31に挟み込まれている間、イン
バータ104の出力は、“L”レベルであるから、サン
プリングクロックが、“L”レベルのとき遅延回路10
7のCS端子は、“L”レベルになり、動作可能状態に
なる。
【0123】上記両方の信号出力が“L”レベルのとき
のみ遅延回路107は、動作可能となる。
【0124】したがって1枚目の原稿Oの厚さを示すデ
ータは、A/D変換器74によってデジタルデータに変
換された後に、DATA1として遅延回路107に一時
格納される。
【0125】遅延回路107に一時格納されたDATA
1は、DATA2としてラッチ回路109に出力され
る。このラッチ回路109のLT端子には、サンプリン
グパルスが、入力されている。
【0126】サンプリングパルスが立ち上がった時点
で、DATA2をラッチ回路109は、ラッチする。
【0127】一方、アンドゲート106には、チップセ
レクタ信号とサンプリングパルスが、入力されている。
【0128】アンドゲート106の出力は、遅延回路1
08のCS端子に入力される。
【0129】上記両方の信号出力が“L”レベルのとき
のみ遅延回路108は、動作可能となる。
【0130】1枚目の原稿Oが、分離ブレーキ部33と
給紙ローラ31に挟み込まれている間、チップセレクタ
信号は、“H”レベルであるから、遅延回路108は、
休止状態となっている。
【0131】1枚目の原稿Oが分離動作を終えると、チ
ップセレクタ信号は、“L”レベルとなるからインバー
タ104の出力は、“H”レベルとなり、アンドゲート
105の出力は、“H”レベルになる。
【0132】したがって、遅延回路107は、休止状態
となっている。
【0133】一方、アンドゲート106の出力は、チッ
プセレクタ信号は、“L”レベルとなるから、サンプリ
ングパルスが、“L”レベルのとき遅延回路108のC
S端子は、“L”レベルになり、遅延回路108は、動
作可能状態になる。
【0134】したがって2枚目以降の分離動作が、行わ
れているときは、2枚目以降の厚さを示す信号は、遅延
回路108には、2枚目以降の原稿Oの厚さのデータD
ATA4が入力され格納される。ラッチ回路109に格
納されたデータDATA3と遅延回路108に格納され
たデータDATA5は、比較器110に送られる。
【0135】比較器110は、減算器が内蔵されてお
り、ラッチ回路109から供給される1枚目の原稿Oに
対する厚みデータに基づく所定範囲内のデータと遅延回
路108から供給される2枚目以降の原稿Oに対する厚
みデータとを比較することにより、2枚目以降の原稿O
の厚さが1枚目の原稿Oの厚さと同じである旨の信号、
2枚目以降の原稿Oの厚さが1枚目の原稿Oの厚さより
も厚い旨の信号、1枚目の原稿Oの厚さが2枚目以降の
原稿Oの厚さよりも厚い旨の信号を制御部61へ出力す
る。
【0136】たとえば、比較器110は、3ビットの比
較結果CPR1、CPR2、CPR3を出力する。1枚
目の原稿Oの厚さが2枚目以降の原稿Oの厚さよりも厚
い場合、比較結果CPR1を“L”レベルにし、2枚目
以降の原稿Oの厚さが1枚目の原稿Oの厚さよりも厚い
場合、比較結果CPR2を“L”レベルにし、2枚目以
降の原稿Oの厚さが1枚目の原稿Oの厚さと同じ場合、
比較結果CPR3を“L”レベルにするようになってい
る。
【0137】上記比較器110と制御部61とが3本の
信号線で接続されていても、あるいは3ステートの信号
線で接続されていても良い。
【0138】次に、このような構成において、図20、
図21に示すフローチャートを参照しつつ動作を説明す
る。たとえば今、原稿給紙台22上にシャッタ26に突
き当てるようにして複数枚の原稿Oを一括してセット
(載置)する。この原稿Oの載置により、アクチュエー
タ30が回動しエンプティセンサ29がオンする。一
方、操作パネル52から必要な情報を入力する。この
後、コピーキー52cを押す。これにより、制御部61
はシャッタソレノイド68とウエイト板ソレノイド70
とをオンする。この結果、ウエイト板28が原稿Oの浮
き上がりを押さえ、搬送路25からシャッタ26が退避
する。
【0139】また、制御部61は給紙用モータ62の回
転力を、ピックアップローラ27、給紙ローラ31に伝
達するように指示することにより、それぞれを回転させ
る。これにより、原稿給紙台22上の最下面の1枚目の
原稿Oが取出され給送されるとともに、アライニングロ
ーラ34、34からなるレジストローラ対を介して送り
込み方向に走行中の原稿搬送ベルト37の下面側に送り
込まれる。
【0140】この1枚目の原稿Oが分離ブレーキ部33
と給紙ローラ31との間を通過する際に、その1枚目の
原稿Oの厚さに対応するデータが基準値として、厚さ検
出回路100内のラッチ回路109に記憶される。
【0141】すなわち、1枚目の原稿Oの先端が分離ブ
レーキ部33と給紙ローラ31間に到達した際、上記制
御部61からの指示により各種タイミング生成回路10
1から給紙ローラ動作指令が出力される。給紙ローラ動
作指令により、給紙ローラ31が回転される。また、給
紙ローラ動作指令を出力した後、制御部61が、FF回
路103のプリセット端子(PRE)にプリセット信号
を出力することにより、FF回路103がセットされ、
チップセレクト信号が“H”レベルとなる。
【0142】そして、給紙ローラ動作指令が出力されて
から所定時間経過後、各種タイミング生成回路101は
サンプリングパルスを枚数カウンタ102、アンドゲー
ト105、106、ラッチ回路109に出力する。これ
により、枚数カウンタ102がカウントアップするとと
もに、アンドゲート105、106のゲートが開き、遅
延回路107にチップセレクト信号が供給され、遅延回
路107にA/D変換器74からの1枚目の原稿Oに対
する厚さデータが基準値として記憶される。
【0143】そして、1枚目の原稿Oの後端が分離ブレ
ーキ部33と給紙ローラ31間を通過した際、各種タイ
ミング生成回路101からの給紙ローラ動作指令が
“L”レベルとなり、FF回路113がクリアされ、チ
ップセレクト信号が“L”レベルとなる。
【0144】また、1枚目の原稿Oが正常に原稿台2上
に送り込まれた場合、1枚目の原稿Oを原稿ストッパ2
4に突き当てるために、原稿サイズセンサ35による原
稿Oの後端検知後、原稿搬送ベルト37を一定パルス分
だけ走行し、その後、原稿搬送ベルト37を一定パルス
分、逆方向に走行して原稿Oを戻し、原稿Oのセットが
完了する。
【0145】なお、1枚目の原稿Oのセットが完了する
と、上記複写機本体1内の原稿走査部3による原稿走査
が行われ、これにともなって画像形成部4により転写紙
としての用紙に対する複写動作が開始されることにな
る。
【0146】そして、原稿走査部3による原稿走査終了
後、1枚目の原稿Oは原稿搬送ベルト37の走行に伴っ
て原稿台2上から送り出され、排紙手段38を介して排
紙受部39に排出される。
【0147】一方、1枚目の原稿Oが原稿台2上から送
り出されると、2枚目の原稿Oが、上記同様に原稿給紙
台22から原稿台2上に送り込まれる。
【0148】上記2枚目の原稿Oが分離ブレーキ部33
と給紙ローラ31との間の通過により、その2枚目の原
稿Oの厚さに対応するデータと1枚目の原稿Oの厚さに
対応する基準値とを比較し、この比較結果を制御部61
へ出力する。
【0149】すなわち、2枚目の原稿Oの先端が分離ブ
レーキ部33と給紙ローラ31間に到達した際、上記制
御部61からの指示により各種タイミング生成回路10
1から給紙ローラ動作指令が出力される。給紙ローラ動
作指令により、給紙ローラ31が回転される。
【0150】そして、給紙ローラ動作指令が出力されて
から所定時間経過後、各種タイミング生成回路101は
サンプリングパルスを枚数カウンタ102、アンドゲー
ト105、106、ラッチ回路109に出力する。これ
により、枚数カウンタ102がカウントアップするとと
もに、アンドゲート105、106のゲートが開き、遅
延回路108にチップセレクト信号が供給され、遅延回
路108にA/D変換器74からの2枚目の原稿Oに対
する厚さデータが記憶される。
【0151】したがって、比較器110は、ラッチ回路
109からの1枚目の原稿Oの厚さデータに基づく所定
範囲内のデータと遅延回路108からの2枚目の原稿O
の厚さデータとを比較することにより、1枚目の原稿O
の厚さが2枚目の原稿Oの厚さよりも厚い場合、比較結
果CPR1を“L”レベルにし、2枚目の原稿Oの厚さ
が1枚目の原稿Oの厚さよりも厚い場合、比較結果CP
R2を“L”レベルにし、2枚目の原稿Oの厚さが1枚
目の原稿Oの厚さと同じ場合、比較結果CPR3を
“L”レベルにする。
【0152】この結果、制御部61は、厚さ検出回路1
00から2枚目の原稿Oの厚さが1枚目の原稿Oより厚
いという検出信号が供給された際、その2枚目の原稿O
の重送を判断し、厚さ検出回路100から1枚目の原稿
Oの厚さが2枚目の原稿Oの厚さより厚いという検出信
号が供給された際、1枚目の原稿Oの重送を判断する。
【0153】この重送を判断した場合、制御部61は給
送動作を停止し、主制御部51へ重送が発生した旨を出
力する。これにより、主制御部51は操作パネル52の
表示部52aで重送の発生を案内する。
【0154】また、原稿Oが厚さ検出回路100から2
枚目の原稿Oの厚さと1枚目の原稿Oの厚さとが同じで
あるという検出信号が供給された際、制御部61は、2
枚目の原稿Oに対する原稿走査や排紙処理がなされると
ともに、3枚目の原稿Oが上記同様に原稿給紙台22か
ら原稿台2上に送り込まれる。
【0155】この3枚目以降の原稿に対しても上記同様
に重送の判断が行われて処理される。
【0156】また、上記例では、重送が判断された際、
給送動作を停止し、表示部52aで重送の発生を案内す
る場合について説明したが、重送が発生する前までの原
稿枚数を表示部52aで案内するようにしても良い。
【0157】また、枚数カウンタ102にも、制御部6
1からのプリセット信号が供給されているため、再スタ
ートの時点で、枚数カウンタ102は1枚目が重送の場
合、クリアされ“0”となり、2枚目以降が重送の場
合、重送直前の枚数が保持される。これにより、再スタ
ートの時点で、使用者は、重送した原稿Oから原稿給紙
台22に文書をセットすれば良い。
【0158】このように構成すれば、重送した時点で、
再度1枚目から給紙動作を行う必要がなくなり、使用者
に対して時間の節約を図ることができる。
【0159】また、複数枚の原稿Oの給紙動作の途中で
重送等が生じた際に、制御部61からのプリセット信号
(“L”レベル)がFF回路103に供給される場合に
は、ラッチ回路109の基準の厚さデータが初期化され
る。これにより、重送解除後の1枚目の原稿Oに対する
厚さデータが基準値としてラッチ回路109に記憶され
る。
【0160】このようにすれば、原稿給紙台22に載置
された文書ごとに1枚目の原稿Oのデータを基準として
重送の検出を行うことができる。通常1つの文書(原稿
Oの集合体)の厚さは、同一であることから、原稿給紙
台22に文書がなくなった時点で、基準データを文書毎
に更新すれば、様々な厚さの文書が原稿自動送り装置2
0にセットされても重送の検出が可能である。
【0161】また、複数枚の原稿Oの給紙動作の途中で
重送等が生じた際に、制御部61からのプリセット信号
がFF回路103に供給されない場合には、ラッチ回路
109の基準の厚さデータが重送前の最初の原稿Oに対
する厚さデータが基準値としてラッチ回路109に記憶
保持される。この場合のフローチャートを図22、図2
3に示す。
【0162】これにより、重送解除後の1枚目の原稿O
に対する重送の検出をすぐに行うことができる。
【0163】また、枚数カウンタ102によるカウント
を考慮した場合のフローチャートを図24、図25に示
す。
【0164】ところで、原稿自動送り装置20に挿入さ
れる原稿Oの形状が、あらかじめ分かっている場合は、
1枚目のデータをラッチ回路109に格納し比較しなく
ても良い。
【0165】具体的には、給紙される原稿Oは、伝票
や、有価証券等である。
【0166】こうした場合、装置の電源がオフされた際
もデータを保持する記憶手段(例:ROM)に基準デー
タを保持し、このROMに記憶されている基準データと
給紙された原稿Oのデータを比較すれば給紙状態の判別
が可能となる。
【0167】まず、給紙される原稿Oのサイズ決まって
いる場合の厚さ検出回路100について説明する。
【0168】この厚さ検出回路100は、図26に示す
ように、各種タイミング生成回路131、遅延回路13
2、ROM135、および比較器136によって構成さ
れている。
【0169】このような構成によれば、原稿Oの先端が
分離ブレーキ部33と給紙ローラ31間に到達した際、
上記制御部61からの指示により各種タイミング生成回
路101から給紙ローラ動作指令が出力される。給紙ロ
ーラ動作指令により、給紙ローラ31が回転される。ま
た、給紙ローラ動作指令が出力されてから所定時間経過
後、各種タイミング生成回路101はサンプリングパル
スを遅延回路132に出力する。これにより、遅延回路
132はA/D変換器74からの上記検出回路73の電
圧値に対応するデジタル値をラッチする。
【0170】したがって、比較器136は、ROM13
5からの基準の厚さデータに基づく所定範囲内のデータ
と遅延回路132からの原稿Oの厚さデータとを比較す
ることにより、たとえば表1に示すように、原稿Oの厚
さが基準の厚さよりも厚い場合、比較結果CPR4を
“L”レベルにし、原稿Oの厚さが基準の厚さよりも厚
い場合、比較結果CPR5を“L”レベルにし、原稿O
の厚さが基準の厚さと同じ場合、比較結果CPR6を
“L”レベルにする。
【0171】
【表1】 この結果、制御部61は、厚さ検出回路100から原稿
Oの厚さが基準の厚さより薄いという検出信号が供給さ
れた際、異なった種類の原稿Oの搬送を判断し、厚さ検
出回路100から原稿Oの厚さが基準の厚さより厚いと
いう検出信号が供給された際、1枚目の原稿Oの重送を
判断する。
【0172】この重送あるいは異なった種類の原稿Oの
搬送を判断した場合、制御部61は給送動作を停止し、
主制御部51へ重送が発生した旨を出力する。これによ
り、主制御部51は操作パネル52の表示部52aで重
送の発生あるいは異なった種類の原稿Oの搬送を案内す
る。
【0173】また、原稿Oが厚さ検出回路100から原
稿Oの厚さと基準の厚さとが同じであるという検出信号
が供給された際、制御部61は、原稿Oに対する原稿走
査や排紙処理がなされるとともに、次の原稿Oが上記同
様に原稿給紙台22から原稿台2上に送り込まれる。
【0174】なお、制御部61は厚さ検出回路100か
ら原稿Oの厚さと基準の厚さとが不一致の信号が供給さ
れた場合に、搬送異常として給紙動作を停止するように
しても良い。
【0175】また、ROM135に複数の厚さの異なる
原稿Oに対する基準データを用意し、制御部61からの
アドレス指定により選択できるようにしても良い。
【0176】上記例の厚さ検出回路100では、基準の
厚さデータの記憶にROMを用いたが、代わりにディッ
プスイッチやロータリスイッチなどで厚さの基準データ
を設定するようにしても良い。この場合の概略ブロック
図を図27に示す。この場合、各種タイミング生成回路
131、遅延回路132、ディップスイッチ140、お
よび比較器136によって構成されている。
【0177】ところで、図28の(a)(b)(c)に
示したように、原稿Oの先端部分から重なった状態で重
送しない場合、厚さのサンプリングを行う期間中におい
て原稿Oの厚さが、異なることがある。
【0178】このような場合に、厚さの最大値を検出し
ないと、誤検出してしまう恐れが生じる。そこで、ピー
ク検出回路を、基準データ、および2枚目以降の検出の
前に、設ければ、上記問題を解決することができる。す
なわち、図29に示すように、図18に示す厚さ検出回
路100の遅延回路107とラッチ回路109との間、
および厚さ検出回路100の遅延回路108と比較器1
10との間に、それぞれピーク検出回路111、112
を設ける。
【0179】上記ピーク検出回路111、112は、た
とえば、図30に示すように、ゲート制御回路121、
122、遅延回路123、124、ラッチ回路125、
126、比較器127、セレクタ128、インバータ1
29、およびインバータ130によって構成されてい
る。
【0180】すなわち、図31の(a)に示すような、
上記各種タイミング発生回路101からのタイミングパ
ルスはゲート制御回路121、122に供給され、上記
A/D変換器74からのデジタル値は、遅延回路12
3、124を介してそれぞれラッチ回路125、126
に供給され、上記各種タイミング発生回路101からの
ラッチクロックA(図31の(b)参照)がそのままラ
ッチ回路125に供給され、そのカウンタ出力をインバ
ータ129により反転したラッチクロックB(図31の
(c)参照)がラッチ回路126に供給される。
【0181】上記ゲート制御回路121、122は、上
記各種タイミング発生回路101からのタイミングパル
スが“L”レベルの際に、動作可能状態となるものであ
り、原稿Oが分離ブレーキ部33に存在する場合にのみ
動作を行うものである。この際、上記ゲート制御回路1
21、122は、それぞれ遅延回路123、124のゲ
ートを開いている。
【0182】上記ゲート制御回路121は、上記動作可
能状態において、比較器127から動作停止信号S1
(“H”レベル)が供給された際に、ラッチ回路125
のゲートを閉じ、ラッチ内容を保持させるものである。
上記ゲート制御回路122は、上記動作可能状態におい
て、比較器127から動作停止信号S2(“H”レベ
ル)が供給された際に、ラッチ回路126のゲートを閉
じ、ラッチ内容を保持させるものである。
【0183】上記ラッチ回路125は、ゲート制御回路
121によりゲートが開いている状態において、ラッチ
クロックAの立上がり時に、遅延回路123からのデジ
タル値(厚さデータ)がラッチされるものであり、この
ラッチ内容は比較器127とセレクタ128に出力され
る。
【0184】上記ラッチ回路126は、ゲート制御回路
122によりゲートが開いている状態において、ラッチ
クロックBの立上がり時に、遅延回路124からのデジ
タル値(厚さデータ)がラッチされるものであり、この
ラッチ内容は比較器127とセレクタ128に出力され
る。
【0185】比較器127は、ラッチ回路125のラッ
チ内容Aとラッチ回路126のラッチ内容Bとを比較
し、ラッチ回路125のラッチ内容Aがラッチ回路12
6のラッチ内容Bより大きい場合(A>B)、動作停止
信号S1をゲート制御回路121へ出力し、ラッチ回路
126のラッチ内容Bがラッチ回路125のラッチ内容
Aより大きい場合(B≧A)、動作停止信号S2をゲー
ト制御回路122へ出力するものである。上記比較器1
27から出力される動作停止信号S2はインバータ13
0を介して選択信号としてセレクタ128へ供給され
る。
【0186】セレクタ128は、比較器127からイン
バータ130を介して供給される選択信号が“H”レベ
ルの場合、ラッチ回路125からのラッチ内容Aを厚さ
検出回路76へ出力し、選択信号が“L”レベルの場
合、ラッチ回路126からのラッチ内容Bを後段のラッ
チ回路109あるいは比較器110へ出力するものであ
る。
【0187】次に、このような構成において動作を説明
する。
【0188】まず、原稿Oの先端が分離ブレーキ部33
に到達した際、検出回路73による検出電圧が遅延回路
123、124に入力される。ラッチ回路125、12
6は、それぞれラッチクロックA、Bの立上がりの時に
遅延回路123、124の出力をラッチする構成となっ
ている。
【0189】したがって、図31の(b)に示したよう
に、まずラッチ回路125によって遅延回路123の出
力が、ラッチ回路125にラッチされる。
【0190】このとき、ラッチ回路126は、動作しな
いので出力は、“0”となる。
【0191】この後、ラッチ回路125、126の出力
は、比較器127によって比較される。ラッチ回路12
6の出力は、“0”であるから、比較器127は、ゲー
ト制御回路122に動作停止信号を供給していない
(“L”レベル)。この時点で、ゲート制御回路122
は、ラッチ回路126を遅延回路124からの出力を受
け付ける状態になる。
【0192】一方、比較器127からゲート制御回路1
21へ動作停止信号(“H”レベル)が供給されている
ため、ゲート制御回路121は、ラッチ回路125に動
作停止信号を送る。したがって、ラッチ回路125に
は、一番最初にサンプリングしたデータがそのまま保持
される。
【0193】また、セレクタ128には、選択信号とし
て“H”レベルが供給されるため、ラッチ回路125の
ラッチ内容Aが厚さ検出回路76へ出力される。
【0194】次に、ラッチクロックBが立上がった時点
では、ラッチ回路126のみ動作しているから、2番目
にサンプリングされたデータは、ラッチ回路126にラ
ッチされる。ここで、ラッチ回路126にラッチされた
データとラッチ回路125にラッチされているデータと
が、再び比較器127で比較される。
【0195】このとき、ラッチ回路125のラッチデー
タAがラッチ回路126のラッチデータBより大きい場
合(A>B)、再び、ラッチデータAがラッチ回路12
5に保持され、ラッチ回路126は、次のラッチクロッ
クBの立上がりとともに、遅延回路124からのデータ
をラッチする。
【0196】また、ラッチ回路124のラッチデータA
がラッチ回路126のラッチデータBよりも小さい場合
(A≦B)、今度は、比較器127は、ゲート制御回路
121に動作停止信号が供給されなくなる(“L”レベ
ル)。これにより、ゲート制御回路121は、ラッチ回
路125を遅延回路123からのデータがラッチ可能な
状態となる。
【0197】一方、比較器127からゲート制御回路1
22へ動作停止信号(“H”レベル)が供給されている
ため、ゲート制御回路122は、ラッチ回路126に動
作停止信号を送る。したがって、ラッチ回路126に
は、2番目にサンプリングしたデータがそのまま保持さ
れる。
【0198】また、セレクタ128には、選択信号とし
て“L”レベルが供給されるため、ラッチ回路126の
ラッチ内容Bが後段のラッチ回路109あるいは比較器
110へ出力される。
【0199】このようにして、サンプリングされたデー
タとそれ以前のデータとを比較し、大きい方のデータが
保持されることとなる。
【0200】最終的に、ラッチ回路125、126に保
持されたラッチデータが、ラッチデータAがラッチデー
タBよりも大きい場合(A≧B)、ラッチデータAが厚
さ検出回路76へ出力される。また、ラッチデータAが
ラッチデータBよりも小さい場合(A<B)、ラッチデ
ータBが後段のラッチ回路109あるいは比較器110
へ出力される。
【0201】この回路構成では、後段のラッチ回路10
9あるいは比較器110には、両方のラッチ回路12
5、126の比較結果の大きい方が順次出力される。最
終的に1枚の原稿Oの全体の中の最大値が、ラッチ回路
109に格納されるか、あるいは比較器110へ出力さ
れる。
【0202】このような構成であれば、原稿Oのサイズ
が異なる場合でも、重送と誤検出することなく正確な原
稿Oの搬送状態の検出が可能である。
【0203】上記したように、原稿自動送り装置20の
分離部分に感圧導電ゴムの変位量を検知することで、重
送の検出とジャムの検出を行うことができる。また、重
送した原稿が給紙された場合、厚さの不均一に起因する
スキューを発生し、搬送路の側面に原稿が押し付けられ
原稿が折れたり最悪の場合には、ちぎれてしまうことが
ある。分離部分で検出を行うことによって、重送した直
後に給紙動作を停止することが可能なため、このような
事態を防ぐことができる。
【0204】以下に、この発明の別の実施例について説
明する。
【0205】感圧導電ゴム33aが分離機能と重送検知
を兼ね備える実施例については前記したとおりである。
【0206】図32は、分離ブレーキ部材の中間に電極
層33iを形成した例である。
【0207】この場合、給紙ローラ31と接する部分に
は信号検出用の電極を配置する必要がなくなる。
【0208】そのために分離部分の面一にすることがで
き、分離機能の安定性がさらに向上する。
【0209】また、図32に示したように、電極層33
iの面積を感圧導電ゴム33aの端面の面積と同じにす
ることができる。感圧導電ゴム33aの抵抗値の変化は
基本的に電極と垂直方向にのみ検出可能であるからこの
ことによってより効率の高い信号が得られることができ
る。
【0210】また、給紙ローラ31に接する部分を分離
機能に優れたゴム(例えばウレタンゴムなど)にするこ
とによって分離機能を確保できる。これは重送検出に最
適な感圧導電ゴムの表面の摩擦係数が分離機能に対して
不十分な場合にも、対応できるということである。
【0211】分離ブレーキ部分の形成は、支持プレー
ト、電極層としての金属プレートを、インサートし、一
体成型する方法がある。この場合でも分離部分と重送検
知部分のゴムの種類を分ける事ができる。こうして形成
された分離ブレーキ33の1例を図33の(a)に示
す。
【0212】また金属プレート33i、感圧導電ゴム3
3a、分離部ゴム33jを導電性接着剤で結合して分離
ブレーキを製作してもよい。
【0213】中間電極を、図33の(b)(c)のよう
に平編み線で形成しインサート成型すれば、平編み線3
3kの内部に感圧導電ゴム33a、分離部ゴム33jが
入りこんだ構造となり機械的な強度が向上できる。
【0214】この中間電極は、前記したように厚膜印刷
による導電インキまたはフレキシブル基板にしてもよ
い。
【0215】図34は、リンク33bを介して導電感圧
ゴム33aに加圧する構造とした実施例を示したもので
ある。給紙ローラ31に加圧する圧力をP、原稿Oと分
離ゴム33jとの摩擦係数をμ0 、原稿Oと原稿Oの間
の摩擦係数をμ1 、給紙ローラ31と原稿Oとの摩擦係
数をμ2 とする。
【0216】このとき給紙ローラ31の搬送力T2 =μ
2 ×P,原稿Oの上面を搬送方向とは逆に抑止する力を
0 =μ0 ×P、原稿Oの間で複数の原稿Oが同じ方向
に移動する力T1 =μ1 ×Pとなる。この際、確実に最
下面の原稿Oのみを分離搬送するための条件は、T2
0 >T1 である。
【0217】以上の条件を満す分離ブレーキ部33の圧
力Pが、感圧導電ゴム33aの最適検知領域にない場
合、分離機能と重送検知機能が両立することができなく
なることがある。
【0218】そこで、リンク33bを介して感圧導電ゴ
ム33aに加圧する構造とすれば図35でP=m×P´
/lとの関係式があるからm/lの比率を最適化するこ
とで、感圧導電ゴム33aの最適検知領域にP´を設定
することが容易である。
【0219】図36は、給紙ローラ31への加圧を感圧
導電ゴム33aと補助スプリング33lによって行った
実施例を示したものである。感圧導電ゴム33aと補助
スプリング33lは、加圧力のかかる方向に対して同位
相に配置されている。
【0220】分離ゴム33jへの加圧力Pは、前記した
ようにリンク33bを介することでP´に変換される。
【0221】補助スプリング33lにかかる加圧力をP
´1 ,感圧導電ゴム33aにかかる加圧力をP´2 とす
れば、P´=P´1 +P´2 の関係式が成り立つから、
補助スプリング33lの加圧力P´1 を選定することに
より感圧導電ゴム33aにかかる加圧力をP´2 を重送
検知のための最適検知領域に設定することがさらに容易
になる。
【0222】図37はさらに、感圧導電ゴム33aと補
助スプリング33lの加圧力を調整する機構33mを付
加した実施例を示したものである。このように調整機構
を付加することにより加圧動作が繰り返しかかった後に
疲労(ヘタリ)により分離機能に必要な加圧力が低下し
た場合にも、もとの加圧力に復旧させることができる。
【0223】また、分離機能と重送機能とを両立できる
加圧力に設定する自由度が拡大することができる。
【0224】以上のべてきたように、感圧導電ゴム33
aの加圧力に対応した抵抗値の変化を読み取ることによ
り、原稿自動送り装置20において重送のみならずジャ
ム検知が可能となる。
【0225】これまで原稿自動送り装置20に応用した
例を述べてきたが、プリンタや自動両面給紙装置にも適
用できる。
【0226】また、原稿自動送り装置20は複写機本体
1の原稿台2に対して開閉可能に設けられている。そこ
で、原稿自動送り装置20のオープン時に、分離ブレー
キ部33に対する通常の使用時の圧力を解除するように
することにより、分離ブレーキ部33内の感圧導電ゴム
33aの抵抗値変化に伴う検出回路73の出力が、通常
使用時の原稿Oが噛み込まれていないときの出力より
も、小さくなる。
【0227】この出力の差を検出することで、原稿自動
送り装置20がオープン状態となっていることを検出
し、給紙動作を停止することにより、誤動作を防ぐこと
ができる。
【0228】従来は、オープン状態となっていることを
検出する専用スイッチが必要であったが、上記構成とす
れば、専用スイッチを省略し、安価な、原稿自動送り装
置20を構成することができる。
【0229】以下、この実施例について説明する。
【0230】分離ブレーキ部33に対する3つの状態
(条件)に対して、検出回路73(A/D変換器74)
から図39に示すような信号が出力されるようになって
いる。
【0231】通常使用時の原稿Oが挟み込まれていない
状態では、検出回路73からは図39に示す(a)レベ
ルの信号が出力される。
【0232】原稿Oが挟み込まれた状態では、検出回路
73からは図39に示す(b)レベルの信号が出力され
る。
【0233】図38は、原稿自動送り装置20が、オー
プン状態を示し、検出回路73からは図39に示す
(c)レベルの信号が出力される。
【0234】図39の場合、圧力が高い程、上方向に出
力した場合の各条件の検出回路73の出力を示したもの
である。
【0235】まず、実施例の1つを用いて説明する。
【0236】原稿自動送り装置20が使用される前の、
梱包を解いたセッティング時あるいは工場出荷時に、本
体装置あるいは、原稿自動送り装置20の操作パネル5
2から、サービスモードに切換える。
【0237】このサービスモードにはいる場合は、操作
パネル52の入力切換キー52dとクリアキー52eを
同時に押す。すると、この信号により、主制御部51お
よび制御部61がサービスモードとなる。
【0238】このサービスモードへの設定の仕方は、他
の方法でも良い。
【0239】また、専用の回路で、原稿自動送り装置2
0の開閉状態を検出するようにしても良い。
【0240】この場合の実施例を図40に示す。
【0241】この場合、梱包を解いたセッティング時あ
るいは工場出荷時に、通常使用時の原稿が挟み込まれて
いない状態の検出回路73の出力に対応したデータをス
イッチ201で設定する。検出回路73の出力は、A/
D変換器74でデジタルデータに変換されて比較器20
2に常時入力されている。この比較器202のCS端子
は、アンド回路203の出力に接続されている。このア
ンド回路203には、制御部61からの割込み信号とI
/Oリード信号が供給される。
【0242】すなわち、制御部61からの割込み信号と
I/Oリード信号が、同時に発生したときのみ、比較器
202の出力を制御部61に送る。
【0243】このように構成すれば、制御部61は、他
の処理を行わない時に随時、原稿自動送り装置20の開
閉状態を検出することができる。
【0244】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
分離ブレーキ部に、感圧導電ゴムを使用し、原稿の厚さ
の変化を電気信号に変換することで重送の検出を行うこ
とにより、原稿の重送を確実に検出でき、画像読取り動
作あるいは、画像形成動作を重送直後に検出でき、復旧
を容易にできる紙葉類給送装置を提供できる。
【0245】また、分離手段に適用することで重送の発
生直後に重送を検出できることにより、問題発生後の復
旧が即座に可能となる。
【0246】感圧導電ゴムの変位量に伴う抵抗値の変化
を電圧或いは電流値に変換することで紙の厚さの変化量
を検出することができる。
【0247】分離機能と重送検出機能を兼ねることによ
り、コスト上昇を効果的におさえた重送の検出が可能と
なる。
【0248】
【0249】
【0250】
【0251】
【0252】
【0253】
【0254】
【0255】
【0256】
【0257】
【0258】
【0259】摩擦による分離機能の確保と感圧導電ゴム
による検出機能を両立させることが可能である。
【0260】
【0261】
【0262】1枚目の紙葉類を基準として重送の検出を
行うことで、どんな種類の紙葉類が給送装置に挿入され
ても対応ができる。基準データをメモリに格納する方法
では、メモリ容量の制限により、対応する紙葉類の種類
が限られる。また、基準データを一旦メモリに格納する
という手間がないため、使用者への負担を軽減すること
ができる。
【0263】1枚目の紙葉類の厚さの検出値と2枚目の
紙葉類の厚さの検出値との比較により、給送状態の重送
の検出が可能となる。
【0264】
【0265】
【0266】
【0267】
【0268】
【0269】
【0270】
【0271】
【0272】
【0273】
【0274】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例における画像形成装置として
の複写機の概略構成を示す断面図。
【図2】原稿走査部の概略構成を示す図。
【図3】原稿の搬送動作を説明するための図。
【図4】原稿の搬送動作を説明するための図。
【図5】原稿の搬送動作を説明するための図。
【図6】原稿の搬送動作を説明するための図。
【図7】原稿の搬送動作を説明するための図。
【図8】画像形成装置の制御回路の構成を概略的に示す
ブロック図。
【図9】分離ブレーキ部と給紙ローラとを説明するため
の図。
【図10】分離ブレーキ部の要部を説明するための図。
【図11】分離ブレーキ部の要部を説明するための図。
【図12】感圧導電ゴムの代表的な圧力と抵抗値との関
係を示す図。
【図13】感圧導電ゴムの代表的な圧力と抵抗値との関
係を示す図。
【図14】感圧導電ゴムの代表的な圧力と抵抗値との関
係を示す図。
【図15】検出回路の概略的な構成を示す回路図。
【図16】原稿の分離給送状態を説明するための図。
【図17】原稿の分離給送状態を説明するための図。
【図18】厚さ検出回路の概略的な構成を示すブロック
図。
【図19】厚さ検出回路の要部の動作を説明するための
タイミングチャート。
【図20】原稿の分離給送時の重送検出動作を説明する
ためのフローチャート。
【図21】原稿の分離給送時の重送検出動作を説明する
ためのフローチャート。
【図22】原稿の分離給送時の重送検出動作を説明する
ためのフローチャート。
【図23】原稿の分離給送時の重送検出動作を説明する
ためのフローチャート。
【図24】原稿の分離給送時の重送検出動作を説明する
ためのフローチャート。
【図25】原稿の分離給送時の重送検出動作を説明する
ためのフローチャート。
【図26】厚さ検出回路の概略的な構成を示すブロック
図。
【図27】厚さ検出回路の概略的な構成を示すブロック
図。
【図28】原稿の分離給送状態におけるサンプリングタ
イミングを説明するための図。
【図29】厚さ検出回路の概略的な構成を示すブロック
図。
【図30】ピーク検出回路の概略的な構成を示すブロッ
ク図。
【図31】サンプリングパルスに対するラッチクロック
の出力タイミングを説明するためのタイミングチャー
ト。
【図32】分離ブレーキ部の他の構成例を説明するため
の図。
【図33】図32の分離ブレーキ部の要部を説明するた
めの図。
【図34】分離ブレーキ部の他の構成例を説明するため
の図。
【図35】分離ブレーキ部の他の構成例を説明するため
の図。
【図36】分離ブレーキ部の他の構成例を説明するため
の図。
【図37】分離ブレーキ部の他の構成例を説明するため
の図。
【図38】原稿自動送り装置の解放状態を説明するため
の図。
【図39】分離ブレーキに対する3つの状態(条件)に
おける検出回路からの出力信号を説明するための図。
【図40】原稿自動送り装置の開閉状態の検出回路例を
示すブロック図。
【符号の説明】
1…複写機本体 O…原稿 20…原稿自動送り装置 25…用紙供給路 31…給紙ローラ 33…分離ブレーキ部 33a…感圧導電ゴム 51…主制御部 52…操作パネル 61…制御部 73…検出回路 74…A/D変換器 76…厚さ検出回路
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−85643(JP,A) 特開 昭60−102335(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 7/00 - 7/20 B65H 1/00 - 3/68

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚の紙葉類を保持する保持手段と、 この保持手段により保持されている紙葉類を順次給送す
    る給送ローラと、 この給送ローラに圧接して分離部として設けられ、上記
    保持手段により保持されている紙葉類を上記給送ローラ
    とで挟み込んで給送し、加えられた圧力によって抵抗値
    が変化する所定の体積を持つ感圧導電ゴムと、 上記感圧導電ゴムの抵抗値の変化を電気信号に変換する
    変換手段と、 この変換手段により変換された電気信号により、上記給
    送される紙葉類の厚さに応じた値を出力する厚さ出力手
    段と、 1枚目の紙葉類が上記感圧導電ゴムと上記給送ローラと
    で挟み込んで給送されている際に、信号を出力する第1
    の出力手段と、 2枚目以降の紙葉類が上記感圧導電ゴムと上記給送ロー
    ラとで挟み込んで給送されている際に、信号を出力する
    第2の出力手段と、 上記第1の出力手段から信号が出力されている際に、上
    記厚さ出力手段により出力された値を1枚目の紙葉類の
    厚さとして記憶する第1の記憶手段と、 上記第2の出力手段から信号が出力されている際に、上
    記厚さ出力手段により出力された値を2枚目以降の紙葉
    類の厚さとして記憶する第2の記憶手段と、 上記第2の記憶手段に記憶された2枚目以降の紙葉類の
    厚さが上記第1の記憶手段に記憶されている1枚目の紙
    葉類の厚さより薄い場合に、1枚目の紙葉類の重送を判
    断し、上記第2の記憶手段に記憶された2枚目以降の紙
    葉類の厚さが上記第1の記憶手段に記憶されている1枚
    目の紙葉類の厚さより厚い場合に、2枚目以降の紙葉類
    の重送を判断する判断手段と、 を具備したことを特徴とする紙葉類給送装置
  2. 【請求項2】 上記感圧導電ゴムは、シリコンゴム中に
    粒子径10μm以上の導電性金属粒子を分散させること
    によって構成されているか、あるいはカーボンブラック
    系をエラストマ中に分散させることによって構成されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の紙葉類給送装
    置。
  3. 【請求項3】 上記感圧導電ゴムと上記給送ローラとで
    給送される紙葉類の枚数を計数する計数手段と、 上記判断手段により2枚目以降の紙葉類の重送を判断し
    た際、上記計数手段による重送直前の給送枚数を表示す
    る表示手段と、 を有することを特徴とする請求項1に記載の紙葉類給送
    装置。
  4. 【請求項4】 上記感圧導電ゴムと紙葉類との摩擦係数
    および上記給送ローラと紙葉類との摩擦係数が、紙葉類
    同士の摩擦係数よりも大きいことを特徴とする請求項1
    に記載の紙葉類給送装置。
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