JPH06278903A - 紙葉類給送装置 - Google Patents
紙葉類給送装置Info
- Publication number
- JPH06278903A JPH06278903A JP9040593A JP9040593A JPH06278903A JP H06278903 A JPH06278903 A JP H06278903A JP 9040593 A JP9040593 A JP 9040593A JP 9040593 A JP9040593 A JP 9040593A JP H06278903 A JPH06278903 A JP H06278903A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- feeding
- original
- circuit
- document
- signal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G2215/00—Apparatus for electrophotographic processes
- G03G2215/00172—Apparatus for electrophotographic processes relative to the original handling
- G03G2215/00341—Jam handling in document feeder
- G03G2215/0035—Document related problems, e.g. double-fed sheets
Landscapes
- Controlling Sheets Or Webs (AREA)
- Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
- Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】この発明は、画像読取り動作、あるいは画像形
成動作を行う際に、原稿の重送をその発生直後に検出で
き、復旧を容易に行うことができ、さらに切貼り原稿と
重送原稿の区別や、原稿のサイズ等が検出できることを
目的とする。 【構成】この発明の紙葉類給送装置は、給送回転体35
に感圧導電ゴム35bを使用して原稿Oの搬送状態を検
出するにあたり、導電層300a、…または感圧導電ゴ
ム35bを回転方向に直交する方向に複数に分割するこ
とにより、原稿Oのサイズやスキューを正確に検出でき
るようにしたものである。
成動作を行う際に、原稿の重送をその発生直後に検出で
き、復旧を容易に行うことができ、さらに切貼り原稿と
重送原稿の区別や、原稿のサイズ等が検出できることを
目的とする。 【構成】この発明の紙葉類給送装置は、給送回転体35
に感圧導電ゴム35bを使用して原稿Oの搬送状態を検
出するにあたり、導電層300a、…または感圧導電ゴ
ム35bを回転方向に直交する方向に複数に分割するこ
とにより、原稿Oのサイズやスキューを正確に検出でき
るようにしたものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複写機等の画像形成
装置に用いられる原稿自動送り装置等の紙葉類給送装置
に関する。
装置に用いられる原稿自動送り装置等の紙葉類給送装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、感圧センサを用いた自動給紙装置
(紙葉類給送装置)についての公知例がある。
(紙葉類給送装置)についての公知例がある。
【0003】その一例は、特開昭63−117823号
公報である。これは原稿給紙台の紙ガイドに、感圧セン
サを取り付け、紙の側面がガイドに接触することを検知
するものである。この公知例の目的は原稿ガイドを原稿
に合わせていちいちセットし直さなければならないとい
う問題を解決することにある。すなわち自動的に原稿ガ
イドをセットするものである。
公報である。これは原稿給紙台の紙ガイドに、感圧セン
サを取り付け、紙の側面がガイドに接触することを検知
するものである。この公知例の目的は原稿ガイドを原稿
に合わせていちいちセットし直さなければならないとい
う問題を解決することにある。すなわち自動的に原稿ガ
イドをセットするものである。
【0004】また別の公知例は特開昭63−28156
9号公報である。これは紙の取出部において取りだしロ
ーラにかかる圧力を圧力センサで検知し、取出ローラに
かかる圧力を調整することが目的である。この圧力調整
によって安定した紙の取り出しを行うものである。
9号公報である。これは紙の取出部において取りだしロ
ーラにかかる圧力を圧力センサで検知し、取出ローラに
かかる圧力を調整することが目的である。この圧力調整
によって安定した紙の取り出しを行うものである。
【0005】また給紙中の紙の厚さを検知する公知例と
しては、特開平2−127327号公報がある。給紙ロ
ーラの変位を検知するものであるが、この実施例中に
は、非接触の微小変位センサ(例:キーエンス社レーザ
式変位センサ)を使用しているが、非常に高価であり現
実性がない。
しては、特開平2−127327号公報がある。給紙ロ
ーラの変位を検知するものであるが、この実施例中に
は、非接触の微小変位センサ(例:キーエンス社レーザ
式変位センサ)を使用しているが、非常に高価であり現
実性がない。
【0006】またこの紙の厚さを検知する目的は、原稿
を反転させる給紙部における加圧ローラの加圧力を紙の
厚みによって調整することにより確実な紙の給送を行う
ことである。
を反転させる給紙部における加圧ローラの加圧力を紙の
厚みによって調整することにより確実な紙の給送を行う
ことである。
【0007】特開平4−52780号公報には、シート
の重送を検出し、重送文書とそうでない文書の排出先を
別に設けて、重送文書のみを取出処理する実施例が述べ
られている。
の重送を検出し、重送文書とそうでない文書の排出先を
別に設けて、重送文書のみを取出処理する実施例が述べ
られている。
【0008】この実施例では、重送の検出方法が、2種
類述べられている。
類述べられている。
【0009】シートを給送する1対のローラの軸受けの
変位を光学式の変位センサで読取るものである。
変位を光学式の変位センサで読取るものである。
【0010】もう1つの方法は、静電容量センサを用い
て、給送される原稿の厚さを検知するものである。
て、給送される原稿の厚さを検知するものである。
【0011】また、一旦複数の原稿を文書読取装置に入
力し、対象となる文書の厚さ及び長さの標準偏差と分散
を求め、その値に基いて重送を検出するものである。
力し、対象となる文書の厚さ及び長さの標準偏差と分散
を求め、その値に基いて重送を検出するものである。
【0012】特開平3−107174号公報には、複写
機に原稿を搬送する自動原稿搬送装置に関して、複写済
み原稿を自動原稿搬送装置の排紙センサからの検知信号
に基いてカウントし、表示する実施例が述べられてい
る。
機に原稿を搬送する自動原稿搬送装置に関して、複写済
み原稿を自動原稿搬送装置の排紙センサからの検知信号
に基いてカウントし、表示する実施例が述べられてい
る。
【0013】しかし、第1の公知例では感圧センサをオ
ン−オフにのみ使用しており、原稿ガイドの自動セット
を実現したに過ぎない。また感圧センサの具体的な記述
がない。
ン−オフにのみ使用しており、原稿ガイドの自動セット
を実現したに過ぎない。また感圧センサの具体的な記述
がない。
【0014】また、第2の公知例では、紙の取出しの安
定性を確保するために加圧力を調整するにとどまる。ま
た第1の公知例と同様、感圧センサの具体的な記述がな
い。第3の公知例では、同様に紙搬送の確実性を向上さ
せるために、加圧力を調整するに過ぎない。また搬送ロ
ーラの変位を測定/検知する手段が高価であり現実性が
ない。
定性を確保するために加圧力を調整するにとどまる。ま
た第1の公知例と同様、感圧センサの具体的な記述がな
い。第3の公知例では、同様に紙搬送の確実性を向上さ
せるために、加圧力を調整するに過ぎない。また搬送ロ
ーラの変位を測定/検知する手段が高価であり現実性が
ない。
【0015】第4の公知例では、変位センサによって、
搬送するローラの変位量を検出する方法では以下のよう
な問題点がある。
搬送するローラの変位量を検出する方法では以下のよう
な問題点がある。
【0016】この実施例では、変位センサの分解能が1
〜10μm程度であると記載されているが、このような
変位センサは、非常に高価であり、また、シートを搬送
するローラの外径の精度が5〜10μmであることか
ら、シートの変位を読取る以前に、変位データの振れが
大きく、実際の重送の検出が困難になってしまうという
問題点がある。
〜10μm程度であると記載されているが、このような
変位センサは、非常に高価であり、また、シートを搬送
するローラの外径の精度が5〜10μmであることか
ら、シートの変位を読取る以前に、変位データの振れが
大きく、実際の重送の検出が困難になってしまうという
問題点がある。
【0017】静電容量センサを用いて原稿の厚さを検出
する手段においては、搬送されるシートの、静電容量が
低い場合、あるいは、湿度が高い場合、同じ原稿を検出
しても、厚さの検出結果が違ってしまうという問題が生
じる。また、最悪の場合、静電容量を検出する端子間で
リークが生じ、検出回路の破損の恐れもある。
する手段においては、搬送されるシートの、静電容量が
低い場合、あるいは、湿度が高い場合、同じ原稿を検出
しても、厚さの検出結果が違ってしまうという問題が生
じる。また、最悪の場合、静電容量を検出する端子間で
リークが生じ、検出回路の破損の恐れもある。
【0018】また、原稿が、直線上になっていれば、厚
さは、正確に静電容量の変化となって表れるが、原稿
が、カールしている場合や、この検出装置の電極の間
で、原稿の曲がり具合が変化している場合には、正確に
厚さの検出が困難となってしまう。すなわち、原稿には
通常柔軟性があり、搬送途中で、曲がり具合が変化する
ことが、すでに知られているから、この方法では、現実
性がないことになる。
さは、正確に静電容量の変化となって表れるが、原稿
が、カールしている場合や、この検出装置の電極の間
で、原稿の曲がり具合が変化している場合には、正確に
厚さの検出が困難となってしまう。すなわち、原稿には
通常柔軟性があり、搬送途中で、曲がり具合が変化する
ことが、すでに知られているから、この方法では、現実
性がないことになる。
【0019】また、一旦原稿の試し読みを行って、厚さ
と長さのデータをもとに、重送の検出を行っても重送の
頻度が、試し読み時と異なれば、重送の判断の誤りが生
じることになる。
と長さのデータをもとに、重送の検出を行っても重送の
頻度が、試し読み時と異なれば、重送の判断の誤りが生
じることになる。
【0020】第5の公知例では、自動原稿搬送装置の排
紙センサによって複写の終了した、原稿枚数をカウント
し表示するものである。この場合使用者であるユーザ
は、あらかじめ自動原稿搬送装置に入力する原稿の枚数
をカウントし、表示されたカウント数と比較して、重送
の検出を自ら行わなければならない。これは、大量の文
書を複写あるいは、通信及び光ディスク等の媒体に収納
する場合、非常に使用者への負担となることはいうまで
もない。
紙センサによって複写の終了した、原稿枚数をカウント
し表示するものである。この場合使用者であるユーザ
は、あらかじめ自動原稿搬送装置に入力する原稿の枚数
をカウントし、表示されたカウント数と比較して、重送
の検出を自ら行わなければならない。これは、大量の文
書を複写あるいは、通信及び光ディスク等の媒体に収納
する場合、非常に使用者への負担となることはいうまで
もない。
【0021】ところで、紙搬送、特に原稿を給紙する装
置においては、紙の重送を検知することは、非常に重要
である。自動給紙装置は、複写機のみならず、ファクシ
ミリや、光ディスクファイル装置等にも使用されてい
る。複写機においては、重送した場合、すぐにコピーさ
れた紙をチェックすることで、対応ができる。但し、こ
の場合、複写機の動作を常に、チェックするために動作
終了まで側に、使用者がいる必要がある。また最近のよ
うに、複写機の高速化と大容量化が進むにつれ重送をみ
つけても、複写機の動作を停止するまでに大量のムダな
コピーを生成してしまう。
置においては、紙の重送を検知することは、非常に重要
である。自動給紙装置は、複写機のみならず、ファクシ
ミリや、光ディスクファイル装置等にも使用されてい
る。複写機においては、重送した場合、すぐにコピーさ
れた紙をチェックすることで、対応ができる。但し、こ
の場合、複写機の動作を常に、チェックするために動作
終了まで側に、使用者がいる必要がある。また最近のよ
うに、複写機の高速化と大容量化が進むにつれ重送をみ
つけても、複写機の動作を停止するまでに大量のムダな
コピーを生成してしまう。
【0022】一方、原稿の画像情報を電気信号に変換す
るファクシミリや、光ディスクファイル装置では、原稿
の重送は、より深刻な問題である。ファクシミリにおい
ては、重送したか否かをコピーされた紙で判断すること
はできず、送付先からの問い合わせによって、重送によ
る情報の欠落を知らされるという事例が少くない。この
場合、送付先に失礼であるだけでなく、ファクシミリ通
信をもう1度繰り返すこととなる。
るファクシミリや、光ディスクファイル装置では、原稿
の重送は、より深刻な問題である。ファクシミリにおい
ては、重送したか否かをコピーされた紙で判断すること
はできず、送付先からの問い合わせによって、重送によ
る情報の欠落を知らされるという事例が少くない。この
場合、送付先に失礼であるだけでなく、ファクシミリ通
信をもう1度繰り返すこととなる。
【0023】光ディスクファイル装置においては、画像
情報が電気信号に変換されて、光ディスク等の記憶媒体
に収納された場合、重送したかを確認するには、光ディ
スクから再度情報を呼出し、CRT等の表示手段によっ
てチェックすることとなる。これは、大容量の情報を収
納できる光ディスクファイル装置によるオフィスオート
メーション(OA)効果を著しく阻害することになって
しまう。
情報が電気信号に変換されて、光ディスク等の記憶媒体
に収納された場合、重送したかを確認するには、光ディ
スクから再度情報を呼出し、CRT等の表示手段によっ
てチェックすることとなる。これは、大容量の情報を収
納できる光ディスクファイル装置によるオフィスオート
メーション(OA)効果を著しく阻害することになって
しまう。
【0024】以上説明したように、重送の検知すること
の重要性は認識されてきたが、その実現する手段につい
ては、考案されることなく放置されてきた。
の重要性は認識されてきたが、その実現する手段につい
ては、考案されることなく放置されてきた。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の自動
給紙装置において、原稿給紙台に載置されている原稿を
1枚ずつ給紙する際に、分離ベルトと原稿との摩擦係数
を、μP1とし、給紙ローラと原稿との摩擦係数を、
μP2、原稿同士の摩擦係数を、μPPとしたときに、μP2
>μP1>μPPの関係を満たすようにすれば、最下面の原
稿のみ給送され分離機能が確実に行われることとなる。
給紙装置において、原稿給紙台に載置されている原稿を
1枚ずつ給紙する際に、分離ベルトと原稿との摩擦係数
を、μP1とし、給紙ローラと原稿との摩擦係数を、
μP2、原稿同士の摩擦係数を、μPPとしたときに、μP2
>μP1>μPPの関係を満たすようにすれば、最下面の原
稿のみ給送され分離機能が確実に行われることとなる。
【0026】しかし、現実には、原稿には、様々な原稿
があり、原稿の上面と下面において摩擦係数が異なる場
合がある。こうした際には、前記摩擦係数の条件を満た
すことができず、原稿を重送してしまう。また、湿度が
低い場合には、原稿間で静電気が発生するために、積載
された原稿が分離できずに送られてしまうことがある。
があり、原稿の上面と下面において摩擦係数が異なる場
合がある。こうした際には、前記摩擦係数の条件を満た
すことができず、原稿を重送してしまう。また、湿度が
低い場合には、原稿間で静電気が発生するために、積載
された原稿が分離できずに送られてしまうことがある。
【0027】このように重送した原稿を画像読取り装置
に供給すると、情報の欠落となり、給紙不良の原因とも
なる。最悪の場合は、原稿を再度給紙装置にセットしな
おすばかりではなく原稿の損傷を引き起こしてしまう。
に供給すると、情報の欠落となり、給紙不良の原因とも
なる。最悪の場合は、原稿を再度給紙装置にセットしな
おすばかりではなく原稿の損傷を引き起こしてしまう。
【0028】また、画像形成装置に供給する場合でも、
以下のような問題が発生する。
以下のような問題が発生する。
【0029】複数枚の原稿から複数部の複写を行う場合
においても、原稿が重送されれば、ページの欠落とな
り、大量に複写する場合、最初から複写しなおすと大量
のコピー紙がムダとなる。
においても、原稿が重送されれば、ページの欠落とな
り、大量に複写する場合、最初から複写しなおすと大量
のコピー紙がムダとなる。
【0030】また、複数部の両面複写する場合に、表に
複写した後に、コピー紙をスタックし、再度画像形成装
置に、コピー紙を供給する場合に、重送すれば、複写動
作を中断し、表のコピーから再度始めるか、重送した部
数のみ、手差し給紙を使用者が行わなければならないと
いう煩わしさがあった。
複写した後に、コピー紙をスタックし、再度画像形成装
置に、コピー紙を供給する場合に、重送すれば、複写動
作を中断し、表のコピーから再度始めるか、重送した部
数のみ、手差し給紙を使用者が行わなければならないと
いう煩わしさがあった。
【0031】しかし、この発明によれば、給送回転体
に、感圧導電ゴムを使用し、原稿の長さや厚さの変化を
電気信号に変換することで重送の検出を行うことによ
り、原稿の重送を確実に検出でき、画像読取り動作ある
いは、画像形成動作を重送直後に検出でき、復旧を容易
にできる。
に、感圧導電ゴムを使用し、原稿の長さや厚さの変化を
電気信号に変換することで重送の検出を行うことによ
り、原稿の重送を確実に検出でき、画像読取り動作ある
いは、画像形成動作を重送直後に検出でき、復旧を容易
にできる。
【0032】
【課題を解決するための手段】この発明の紙葉類給送装
置は、導電性材料の同心円上に、加えられた圧力によっ
て抵抗値の変化する導電性ゴムと周方向に直交する方向
に複数に分割されている導電層とを積層した状態で設け
られ、紙葉類を給送するとともに、この紙葉類の給送に
伴う圧力による上記感圧性の導電性ゴムの抵抗値変化を
上記導電性材料と上記導電層とを用いて出力する回転給
送手段、この回転給送手段内の上記導電性材料と上記各
導電層とから得られる上記感圧性の導電性ゴムの抵抗値
変化に対応する電気信号を検出する第1の検出手段、お
よびこの第1の検出手段により検出される電気信号によ
り紙葉類の給送状態を検出する第2の検出手段から構成
されている。
置は、導電性材料の同心円上に、加えられた圧力によっ
て抵抗値の変化する導電性ゴムと周方向に直交する方向
に複数に分割されている導電層とを積層した状態で設け
られ、紙葉類を給送するとともに、この紙葉類の給送に
伴う圧力による上記感圧性の導電性ゴムの抵抗値変化を
上記導電性材料と上記導電層とを用いて出力する回転給
送手段、この回転給送手段内の上記導電性材料と上記各
導電層とから得られる上記感圧性の導電性ゴムの抵抗値
変化に対応する電気信号を検出する第1の検出手段、お
よびこの第1の検出手段により検出される電気信号によ
り紙葉類の給送状態を検出する第2の検出手段から構成
されている。
【0033】この発明の紙葉類給送装置は、導電性材料
の同心円上に、加えられた圧力によって抵抗値の変化す
る感圧性の導電性ゴムと導電層とを周方向に直交する方
向に複数に分割されて積層した状態で設けられ、紙葉類
を給送するとともに、この紙葉類の給送に伴う圧力によ
る上記感圧性の導電性ゴムの抵抗値変化を上記導電性材
料と上記導電層とを用いて出力する回転給送手段、この
回転給送手段内の上記導電性材料と上記各導電層とから
得られる上記感圧性の導電性ゴムの抵抗値変化に対応す
る電気信号を検出する第1の検出手段、およびこの第1
の検出手段により検出される電気信号により紙葉類の給
送状態を検出する第2の検出手段から構成されている。
の同心円上に、加えられた圧力によって抵抗値の変化す
る感圧性の導電性ゴムと導電層とを周方向に直交する方
向に複数に分割されて積層した状態で設けられ、紙葉類
を給送するとともに、この紙葉類の給送に伴う圧力によ
る上記感圧性の導電性ゴムの抵抗値変化を上記導電性材
料と上記導電層とを用いて出力する回転給送手段、この
回転給送手段内の上記導電性材料と上記各導電層とから
得られる上記感圧性の導電性ゴムの抵抗値変化に対応す
る電気信号を検出する第1の検出手段、およびこの第1
の検出手段により検出される電気信号により紙葉類の給
送状態を検出する第2の検出手段から構成されている。
【0034】
【作用】この発明は、導電性材料の同心円上に、加えら
れた圧力によって抵抗値の変化する導電性ゴムと周方向
に直交する方向に複数に分割されている導電層とを積層
した状態で設けられ、紙葉類を給送するとともに、この
紙葉類の給送に伴う圧力による上記感圧性の導電性ゴム
の抵抗値変化を上記導電性材料と上記導電層とを用いて
出力する回転給送手段を有し、この回転給送手段内の上
記導電性材料と上記各導電層とから得られる上記感圧性
の導電性ゴムの抵抗値変化に対応する電気信号を検出
し、この検出される電気信号により紙葉類の給送状態を
検出するようにしたものである。
れた圧力によって抵抗値の変化する導電性ゴムと周方向
に直交する方向に複数に分割されている導電層とを積層
した状態で設けられ、紙葉類を給送するとともに、この
紙葉類の給送に伴う圧力による上記感圧性の導電性ゴム
の抵抗値変化を上記導電性材料と上記導電層とを用いて
出力する回転給送手段を有し、この回転給送手段内の上
記導電性材料と上記各導電層とから得られる上記感圧性
の導電性ゴムの抵抗値変化に対応する電気信号を検出
し、この検出される電気信号により紙葉類の給送状態を
検出するようにしたものである。
【0035】この発明は、導電性材料の同心円上に、加
えられた圧力によって抵抗値の変化する感圧性の導電性
ゴムと導電層とを周方向に直交する方向に複数に分割さ
れて積層した状態で設けられ、紙葉類を給送するととも
に、この紙葉類の給送に伴う圧力による上記感圧性の導
電性ゴムの抵抗値変化を上記導電性材料と上記導電層と
を用いて出力する回転給送手段を有し、この回転給送手
段内の上記導電性材料と上記各導電層とから得られる上
記感圧性の導電性ゴムの抵抗値変化に対応する電気信号
を検出し、この検出される電気信号により紙葉類の給送
状態を検出するようにしたものである。
えられた圧力によって抵抗値の変化する感圧性の導電性
ゴムと導電層とを周方向に直交する方向に複数に分割さ
れて積層した状態で設けられ、紙葉類を給送するととも
に、この紙葉類の給送に伴う圧力による上記感圧性の導
電性ゴムの抵抗値変化を上記導電性材料と上記導電層と
を用いて出力する回転給送手段を有し、この回転給送手
段内の上記導電性材料と上記各導電層とから得られる上
記感圧性の導電性ゴムの抵抗値変化に対応する電気信号
を検出し、この検出される電気信号により紙葉類の給送
状態を検出するようにしたものである。
【0036】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。
照して説明する。
【0037】図2はこの発明に係わる画像形成装置の一
例として、複写機を示すものである。
例として、複写機を示すものである。
【0038】すなわち、1は複写機本体で、この本体1
の上部には原稿(紙葉類)Oを自動的に搬送するこの発
明の紙葉類給送装置としての原稿自動送り装置(AD
F:オート ドキュメント フィーダ)20が装着され
ている。
の上部には原稿(紙葉類)Oを自動的に搬送するこの発
明の紙葉類給送装置としての原稿自動送り装置(AD
F:オート ドキュメント フィーダ)20が装着され
ている。
【0039】上記複写機本体1の上面には原稿自動送り
装置20により送り込まれる原稿Oが載置される原稿台
(透明ガラス)2が設けられている。
装置20により送り込まれる原稿Oが載置される原稿台
(透明ガラス)2が設けられている。
【0040】上記複写機本体1内には、原稿台2上にセ
ットされた原稿Oを走査して読取る原稿走査部3が設け
られ、また下部は画像形成部4となっている。また、上
記原稿台2は本体1に固定されている。
ットされた原稿Oを走査して読取る原稿走査部3が設け
られ、また下部は画像形成部4となっている。また、上
記原稿台2は本体1に固定されている。
【0041】原稿走査部3は、たとえば図3に示すよう
に構成される。すなわち、光源としての露光ランプ6を
設置した第1キャリッジ7、光路を折曲げるミラー部に
より8を設置した第2キャリッジ9、ズームレンズ1
0、原稿Oからの反射光を光電変換部11へ導き、変倍
時に光路長の補正を行うミラー部12、原稿Oからの反
射光を受光する光電変換部11、これらを各部の位置を
変更する駆動系(図示しない)、および光電変換部11
の出力つまり画像データをアナログデータからディジタ
ルデータに変換するA/D変換部13により構成されて
いる。
に構成される。すなわち、光源としての露光ランプ6を
設置した第1キャリッジ7、光路を折曲げるミラー部に
より8を設置した第2キャリッジ9、ズームレンズ1
0、原稿Oからの反射光を光電変換部11へ導き、変倍
時に光路長の補正を行うミラー部12、原稿Oからの反
射光を受光する光電変換部11、これらを各部の位置を
変更する駆動系(図示しない)、および光電変換部11
の出力つまり画像データをアナログデータからディジタ
ルデータに変換するA/D変換部13により構成されて
いる。
【0042】上記第1キャリッジ7には原稿Oに光を照
射する露光ランプ6、この露光ランプ6からの光を原稿
面上に集める反射鏡としてのリフレクタ14、および原
稿Oからの反射光を第2のキャリッジ8側へ導くミラー
15が搭載されている。
射する露光ランプ6、この露光ランプ6からの光を原稿
面上に集める反射鏡としてのリフレクタ14、および原
稿Oからの反射光を第2のキャリッジ8側へ導くミラー
15が搭載されている。
【0043】上記ミラー部8にはミラー15によって導
かれた光をズームレンズ10へ導くミラー8a、8bに
より構成されている。上記第1、第2キャリッジ7、9
は、互いにタイミングベルト(図示しない)で結ばれて
おり、第2キャリッジ9は第1キャリッジ7の1/2の
速さで同じ方向に移動するようになっている。これによ
り、ズームレンズ10までの光路長が一定になるように
走査できるようになっている。
かれた光をズームレンズ10へ導くミラー8a、8bに
より構成されている。上記第1、第2キャリッジ7、9
は、互いにタイミングベルト(図示しない)で結ばれて
おり、第2キャリッジ9は第1キャリッジ7の1/2の
速さで同じ方向に移動するようになっている。これによ
り、ズームレンズ10までの光路長が一定になるように
走査できるようになっている。
【0044】上記ズームレンズ10は、焦点距離固定
で、変倍時に光軸方向へ移動されるようになっている。
で、変倍時に光軸方向へ移動されるようになっている。
【0045】上記ミラー部12は2つのミラー12a、
12bにより構成され、選択された変倍率に対応する光
路長の変化に合せてそれらのミラー12a、12bの位
置が変化されるものであり、ズームレンズ10からの光
を上記2枚のミラー12a、12bで光路を曲げること
により、その光を光電変換部11へ導くようになってい
る。
12bにより構成され、選択された変倍率に対応する光
路長の変化に合せてそれらのミラー12a、12bの位
置が変化されるものであり、ズームレンズ10からの光
を上記2枚のミラー12a、12bで光路を曲げること
により、その光を光電変換部11へ導くようになってい
る。
【0046】上記光電変換部11は、原稿Oからの反射
光を光電変換するするもので、たとえばCCD形ライン
イメージセンサなどを主体に構成される。この場合、原
稿Oの1画素がCCDセンサの1つの素子に対応してい
る。上記光電変換部11の出力はA/D変換部13へ出
力されるようになっている。
光を光電変換するするもので、たとえばCCD形ライン
イメージセンサなどを主体に構成される。この場合、原
稿Oの1画素がCCDセンサの1つの素子に対応してい
る。上記光電変換部11の出力はA/D変換部13へ出
力されるようになっている。
【0047】上記第1、第2キャリッジ7、9、ミラー
12a、12bの移動は、それぞれステッピングモータ
(図示しない)により行われるようになっている。
12a、12bの移動は、それぞれステッピングモータ
(図示しない)により行われるようになっている。
【0048】上記第1、第2キャリッジ7、9は、上記
ステッピングモータの回転軸に連結されたドライブプー
リ(図示しない)とアイドルプーリ(図示しない)間に
掛渡されたタイミングベルト(図示しない)の動作に応
じて移動されるようになっている。
ステッピングモータの回転軸に連結されたドライブプー
リ(図示しない)とアイドルプーリ(図示しない)間に
掛渡されたタイミングベルト(図示しない)の動作に応
じて移動されるようになっている。
【0049】上記ズームレンズ10は、対応するステッ
ピングモータ(図示しない)によりスパイラルシャフト
(図示しない)が回転し、このスパイラルの動きによっ
て光軸方向へ移動されるようになっている。
ピングモータ(図示しない)によりスパイラルシャフト
(図示しない)が回転し、このスパイラルの動きによっ
て光軸方向へ移動されるようになっている。
【0050】画像形成部4は、たとえばレーザ光学系と
転写紙に画像形成が可能な電子写真方式を組み合せた画
像形成部から構成されている。
転写紙に画像形成が可能な電子写真方式を組み合せた画
像形成部から構成されている。
【0051】つぎに、図2を参照して前記原稿自動送り
装置20の構成について説明する。原稿自動送り装置2
0は、ユニット化され、その筐体としてのカバー本体2
1の後端縁部が、複写機本体1の上面後端縁部に図示し
ないヒンジ装置を介して開閉自在に取付けられており、
必要に応じて原稿自動送り装置20全体を回動変位させ
て原稿台2上を開放し得る構成となっている。
装置20の構成について説明する。原稿自動送り装置2
0は、ユニット化され、その筐体としてのカバー本体2
1の後端縁部が、複写機本体1の上面後端縁部に図示し
ないヒンジ装置を介して開閉自在に取付けられており、
必要に応じて原稿自動送り装置20全体を回動変位させ
て原稿台2上を開放し得る構成となっている。
【0052】図2に示すように、カバー本体21の上面
やや左方向部位には、複数枚の原稿Oを一括保持し得る
原稿保持手段としての原稿給紙台22が設けられてい
る。
やや左方向部位には、複数枚の原稿Oを一括保持し得る
原稿保持手段としての原稿給紙台22が設けられてい
る。
【0053】また、この原稿給紙台22により画像形成
面を上にした状態で保持された原稿Oを順次下面のもの
から一枚ずつ取出し原稿台2の一端側(図中左端側)に
供給する取出し給送手段23が設けられている。
面を上にした状態で保持された原稿Oを順次下面のもの
から一枚ずつ取出し原稿台2の一端側(図中左端側)に
供給する取出し給送手段23が設けられている。
【0054】この取出し給送手段23は、次のように構
成されている。
成されている。
【0055】すなわち、原稿給紙台22の傾斜下端部と
原稿台2の左端縁に沿って配置された原稿ストッパ2a
の上面部とを連通するように横U字状の用紙給送路25
が設けられ原稿Oを原稿形成面が下となるように反転し
て導くようになっている。
原稿台2の左端縁に沿って配置された原稿ストッパ2a
の上面部とを連通するように横U字状の用紙給送路25
が設けられ原稿Oを原稿形成面が下となるように反転し
て導くようになっている。
【0056】この用紙給送路25の上流部には、原稿給
紙台22にセットされた原稿O…の端面を揃えるシャッ
タ26が設けられ、この近傍には原稿Oを取出すための
ピックアップローラ27、原稿Oをピックアップローラ
27に押付けるウエイト板28、原稿給紙台22への原
稿Oのセット状態を検知する原稿検知センサとしてのエ
ンプテイセンサ29、およびエンプテイセンサ29のア
クチュエータ30が配設されている。
紙台22にセットされた原稿O…の端面を揃えるシャッ
タ26が設けられ、この近傍には原稿Oを取出すための
ピックアップローラ27、原稿Oをピックアップローラ
27に押付けるウエイト板28、原稿給紙台22への原
稿Oのセット状態を検知する原稿検知センサとしてのエ
ンプテイセンサ29、およびエンプテイセンサ29のア
クチュエータ30が配設されている。
【0057】さらに、ピックアップローラ27の原稿取
出し方向には、給紙ローラ31と、この給紙ローラ31
に加圧ばね32の付勢力で極軽く圧接する分離ベルト3
3とが配置され、確実に原稿Oが一枚ずつ給送されるよ
うになっている。分離ベルト33は、一対のベルトロー
ラ33a、33bに掛け渡されている。
出し方向には、給紙ローラ31と、この給紙ローラ31
に加圧ばね32の付勢力で極軽く圧接する分離ベルト3
3とが配置され、確実に原稿Oが一枚ずつ給送されるよ
うになっている。分離ベルト33は、一対のベルトロー
ラ33a、33bに掛け渡されている。
【0058】また、用紙給送路25の下流部には、原稿
Oの傾き(スキュー)の修正と供給タイミングを図るた
めのレジストローラ対としてのアライニングローラ34
と給送回転体35が配設されているとともに、アライニ
ングローラ34の手前に位置して原稿Oを検知してアラ
イニングローラ34と給送回転体35の動作タイミング
を図るレジストセンサ36が設けられている。給送回転
体35は、原稿Oの重送(重なり搬送)や原稿Oのサイ
ズやスキュー等の搬送状態を検知する検知手段(後述す
る)を内蔵している。
Oの傾き(スキュー)の修正と供給タイミングを図るた
めのレジストローラ対としてのアライニングローラ34
と給送回転体35が配設されているとともに、アライニ
ングローラ34の手前に位置して原稿Oを検知してアラ
イニングローラ34と給送回転体35の動作タイミング
を図るレジストセンサ36が設けられている。給送回転
体35は、原稿Oの重送(重なり搬送)や原稿Oのサイ
ズやスキュー等の搬送状態を検知する検知手段(後述す
る)を内蔵している。
【0059】また、原稿台2の上面を覆うべく原稿搬送
手段としての原稿搬送ベルト37が張設されている。そ
して、前記取出し給送手段23によって給送された原稿
Oを、原稿台2の一端側(左端側)から他端側(右端
側)に搬送し、カバー本体21の右側部位に設けられた
排紙手段38により、カバー本体21の上面に形成され
た排紙受部39に排出されるようになっている。
手段としての原稿搬送ベルト37が張設されている。そ
して、前記取出し給送手段23によって給送された原稿
Oを、原稿台2の一端側(左端側)から他端側(右端
側)に搬送し、カバー本体21の右側部位に設けられた
排紙手段38により、カバー本体21の上面に形成され
た排紙受部39に排出されるようになっている。
【0060】原稿搬送ベルト37は、一対のベルトロー
ラ40、40に掛渡された外表面が白色の幅広無端ベル
トからなり、後述するベルト駆動機構(図示しない)に
よって正逆両方向に走行し得る構成となっている。ま
た、原稿搬送ベルト37の内周部の裏面側には、ベルト
面を原稿台2上に押さえ付けるための複数のベルト押え
ローラ41…、およびジャム時の解除スイッチとして使
用したり、原稿自動送り装置20の開閉を検知するセッ
トスイッチ42が設けられている。
ラ40、40に掛渡された外表面が白色の幅広無端ベル
トからなり、後述するベルト駆動機構(図示しない)に
よって正逆両方向に走行し得る構成となっている。ま
た、原稿搬送ベルト37の内周部の裏面側には、ベルト
面を原稿台2上に押さえ付けるための複数のベルト押え
ローラ41…、およびジャム時の解除スイッチとして使
用したり、原稿自動送り装置20の開閉を検知するセッ
トスイッチ42が設けられている。
【0061】また、前記排紙手段38は、次のように構
成されている。
成されている。
【0062】すなわち、原稿台2の右端縁と排紙受部3
9とを連通するように横U字状の用紙排出路43が設け
られ原稿Oを原稿形成面が上となるように反転して排出
するようになっている。
9とを連通するように横U字状の用紙排出路43が設け
られ原稿Oを原稿形成面が上となるように反転して排出
するようになっている。
【0063】この用紙排出路43の中流部には、搬送ロ
ーラ44、この搬送ローラ44に原稿Oを押付けるピン
チローラ45、排紙方向に送られる原稿Oの後端を検出
する原稿検出手段としての排紙センサ46、および排紙
センサ46のアクチュエータ47が設けられている。
ーラ44、この搬送ローラ44に原稿Oを押付けるピン
チローラ45、排紙方向に送られる原稿Oの後端を検出
する原稿検出手段としての排紙センサ46、および排紙
センサ46のアクチュエータ47が設けられている。
【0064】用紙排出路43の下流側には、排紙ローラ
48が配設されているとともにこの排紙ローラ48に原
稿Oを押付ける板ばね49が設けられている。
48が配設されているとともにこの排紙ローラ48に原
稿Oを押付ける板ばね49が設けられている。
【0065】なお、図中50は、カバースイッチであ
る。
る。
【0066】次に、この様に構成された原稿自動送り装
置20による動作について説明する。
置20による動作について説明する。
【0067】まず、図2に示す原稿給紙台22上にシャ
ッタ26に突き当てるようにして複数枚の原稿Oを一括
してセット(載置)する。この原稿Oの載置により、ア
クチュエータ30が回動しエンプティセンサ29がオン
する。一方、後述する操作パネル52から必要な情報を
入力する。この後、コピーキー52cを押す。これによ
り、シャッタソレノイド68とウエイト板ソレノイド7
0とがオンされ、ウエイト板28が原稿Oの浮き上がり
を押さえ、搬送路25からシャッタ26が退避する。ま
た、ピックアップローラ27、給紙ローラ31、分離ベ
ルト33がそれぞれ回転し、原稿給紙台22上の最下面
の1枚目原稿Oが取出し給送されるとともに、アライニ
ングローラ34と給送回転体35からなるレジストロー
ラ対を介して送り込み方向に走行中の原稿搬送ベルト3
7の下面側に送り込まれる。
ッタ26に突き当てるようにして複数枚の原稿Oを一括
してセット(載置)する。この原稿Oの載置により、ア
クチュエータ30が回動しエンプティセンサ29がオン
する。一方、後述する操作パネル52から必要な情報を
入力する。この後、コピーキー52cを押す。これによ
り、シャッタソレノイド68とウエイト板ソレノイド7
0とがオンされ、ウエイト板28が原稿Oの浮き上がり
を押さえ、搬送路25からシャッタ26が退避する。ま
た、ピックアップローラ27、給紙ローラ31、分離ベ
ルト33がそれぞれ回転し、原稿給紙台22上の最下面
の1枚目原稿Oが取出し給送されるとともに、アライニ
ングローラ34と給送回転体35からなるレジストロー
ラ対を介して送り込み方向に走行中の原稿搬送ベルト3
7の下面側に送り込まれる。
【0068】そして、原稿台2上に送り込まれ、この
後、原稿Oを原稿ストッパ24に突き当てるために、レ
ジストセンサ36あるいは給送回転体35による原稿O
の後端検知後、原稿搬送ベルト37を一定パルス分だけ
走行し、その後、原稿搬送ベルト37を一定パルス分、
逆方向に走行して原稿Oを戻し、原稿Oのセットが完了
する。
後、原稿Oを原稿ストッパ24に突き当てるために、レ
ジストセンサ36あるいは給送回転体35による原稿O
の後端検知後、原稿搬送ベルト37を一定パルス分だけ
走行し、その後、原稿搬送ベルト37を一定パルス分、
逆方向に走行して原稿Oを戻し、原稿Oのセットが完了
する。
【0069】なお、原稿Oのセットが完了すると、上記
複写機本体1内の原稿走査部3による原稿走査が行わ
れ、これにともなって画像形成部4により転写紙として
の用紙に対する複写動作が開始されることになる。
複写機本体1内の原稿走査部3による原稿走査が行わ
れ、これにともなって画像形成部4により転写紙として
の用紙に対する複写動作が開始されることになる。
【0070】そして、複写動作終了後、原稿Oは原稿搬
送ベルト37の走行に伴って原稿台2上から送り出さ
れ、排紙手段38を介して排紙受部39に排出される。
送ベルト37の走行に伴って原稿台2上から送り出さ
れ、排紙手段38を介して排紙受部39に排出される。
【0071】一方、原稿Oが原稿台2上から送り出され
ると、次の原稿Oが原稿台2上に送り込まれることにな
る。そして、原稿給紙台22上にセットされた原稿Oが
無くなるまでこの動作が繰返されることになる。
ると、次の原稿Oが原稿台2上に送り込まれることにな
る。そして、原稿給紙台22上にセットされた原稿Oが
無くなるまでこの動作が繰返されることになる。
【0072】次に、制御回路を図4に示すブロック図を
用いて説明する。
用いて説明する。
【0073】すなわち、複写機1全体を制御する主制御
部51が設けられている。この主制御部51には、種々
の操作を指示する操作パネル52、上記原稿操作部3、
画像形成部4、および自動原稿送り装置20とのデータ
のやり取りが行われるインターフェース53が接続され
ている。
部51が設けられている。この主制御部51には、種々
の操作を指示する操作パネル52、上記原稿操作部3、
画像形成部4、および自動原稿送り装置20とのデータ
のやり取りが行われるインターフェース53が接続され
ている。
【0074】上記操作パネル52は、操作内容等を案内
表示する表示部52a、種々の設定を行う設定キー52
b、…や複写開始を指示するコピーキー52cや入力モ
ード切換キー52d、クリアキー52e等から構成され
ている。
表示する表示部52a、種々の設定を行う設定キー52
b、…や複写開始を指示するコピーキー52cや入力モ
ード切換キー52d、クリアキー52e等から構成され
ている。
【0075】自動原稿送り装置20は、自動原稿送り装
置20の全体を制御する制御部61が設けられている。
この制御部61には、上記ピックアップローラ27と給
送ローラ31の駆動源である給送用モータ62を駆動す
るドライバ63、アライニングローラ34、給送回転体
35、原稿搬送ベルト37、搬送ローラ44、および排
紙ローラ48の駆動源である搬送用モータ64を駆動す
るドライバ65、上記エンプテイセンサ29、レジスト
センサ36、セットスイッチ42、排紙センサ46、カ
バースイッチ50、上記アライニングローラ34と給送
回転体35への搬送用モータ64の回転力の伝達を継断
する電磁クラッチ66を駆動するドライバ67、上記シ
ャッタ26を回動するシャッタソレノイド68を駆動す
るドライバ69、上記ウエイト板28を回動する上記ウ
エイト板ソレノイド70を駆動するドライバ71、種々
のデータが記憶されるメモリ72、検出回路73からの
電圧値をデジタル値に変換するA/D変換器74、およ
び複写機1とのデータのやり取りが行われるインターフ
ェース60が接続されている。
置20の全体を制御する制御部61が設けられている。
この制御部61には、上記ピックアップローラ27と給
送ローラ31の駆動源である給送用モータ62を駆動す
るドライバ63、アライニングローラ34、給送回転体
35、原稿搬送ベルト37、搬送ローラ44、および排
紙ローラ48の駆動源である搬送用モータ64を駆動す
るドライバ65、上記エンプテイセンサ29、レジスト
センサ36、セットスイッチ42、排紙センサ46、カ
バースイッチ50、上記アライニングローラ34と給送
回転体35への搬送用モータ64の回転力の伝達を継断
する電磁クラッチ66を駆動するドライバ67、上記シ
ャッタ26を回動するシャッタソレノイド68を駆動す
るドライバ69、上記ウエイト板28を回動する上記ウ
エイト板ソレノイド70を駆動するドライバ71、種々
のデータが記憶されるメモリ72、検出回路73からの
電圧値をデジタル値に変換するA/D変換器74、およ
び複写機1とのデータのやり取りが行われるインターフ
ェース60が接続されている。
【0076】上記A/D変換器74は、それぞれ反転出
力機能を備え、上記給送回転体35の抵抗値変化により
得られる電圧値を検出する検出回路73からの電圧値の
変化に応じたデジタル値を上記制御部61へ出力するも
のである。検出回路73からの電圧値が低くなっていく
のに対して、プラス方向へ増加していくデジタル値を出
力するものである。
力機能を備え、上記給送回転体35の抵抗値変化により
得られる電圧値を検出する検出回路73からの電圧値の
変化に応じたデジタル値を上記制御部61へ出力するも
のである。検出回路73からの電圧値が低くなっていく
のに対して、プラス方向へ増加していくデジタル値を出
力するものである。
【0077】上記制御部61は、A/D変換器74から
供給されるデジタル値により、原稿Oの重送(2枚重ね
搬送)、原稿Oのサイズ等の搬送状態を判定するように
なっている。たとえば、上記検出回路73からの電圧値
「V0」に対応するデジタル値が、全てのA/D変換器
74から供給された際に、原稿Oが搬送されていない状
態を判断し、上記検出回路73からの電圧値「V1」に
対応するデジタル値が、A/D変換器74a、…の1つ
から供給された際に、原稿Oの正常な搬送を判断し、上
記検出回路73からの電圧値「V2」に対応するデジタ
ル値がA/D変換器74の1つから供給された際に、原
稿Oの重送を判断する。
供給されるデジタル値により、原稿Oの重送(2枚重ね
搬送)、原稿Oのサイズ等の搬送状態を判定するように
なっている。たとえば、上記検出回路73からの電圧値
「V0」に対応するデジタル値が、全てのA/D変換器
74から供給された際に、原稿Oが搬送されていない状
態を判断し、上記検出回路73からの電圧値「V1」に
対応するデジタル値が、A/D変換器74a、…の1つ
から供給された際に、原稿Oの正常な搬送を判断し、上
記検出回路73からの電圧値「V2」に対応するデジタ
ル値がA/D変換器74の1つから供給された際に、原
稿Oの重送を判断する。
【0078】上記給送回転体35は、図1、図5、図
6、図13に示すように、導電性の支持軸35aの周囲
に同心円状に感圧導電ゴム35bを配置し、感圧導電ゴ
ム35bの周囲にその周方向に直交する方向(給送回転
体35の給送方向に直交する方向)に複数に分割されて
いる導電層300a、…を配置した構成となっている。
これらの導電層300a、…間は、空隙となっている。
6、図13に示すように、導電性の支持軸35aの周囲
に同心円状に感圧導電ゴム35bを配置し、感圧導電ゴ
ム35bの周囲にその周方向に直交する方向(給送回転
体35の給送方向に直交する方向)に複数に分割されて
いる導電層300a、…を配置した構成となっている。
これらの導電層300a、…間は、空隙となっている。
【0079】このように回転方向に直交する方向に複数
に分割して導電層300a、…を設けることにより搬送
される原稿Oの状態を細分化して検出することができ
る。
に分割して導電層300a、…を設けることにより搬送
される原稿Oの状態を細分化して検出することができ
る。
【0080】上記給送回転体35には、上記導電層30
0a、…に対応して設けられ、感圧導電ゴム35bの抵
抗値変化に伴って異なった電圧値を出力する検出回路7
3が接続されている。たとえば、図5に示すように、上
記給送回転体35とアライニングローラ34とで、原稿
Oを挟み込んでいない場合、給送回転体35への圧力が
P0で、検出回路73からの出力電圧がV0となってお
り、図7に示すように、上記給送回転体35とアライニ
ングローラ34とで、1枚の原稿Oを挟み込んでいる場
合、給送回転体35への圧力がP1で、検出回路73か
らの出力電圧がV1となっており、上記給送回転体35
とアライニングローラ34とで、2枚の原稿O(原稿O
の2枚分)を挟み込んでいる場合(原稿Oの重送)、給
送回転体35への圧力がP2で、検出回路73からの出
力電圧がV2となっている(P2>P1>P0、V0>
V1>V2)。
0a、…に対応して設けられ、感圧導電ゴム35bの抵
抗値変化に伴って異なった電圧値を出力する検出回路7
3が接続されている。たとえば、図5に示すように、上
記給送回転体35とアライニングローラ34とで、原稿
Oを挟み込んでいない場合、給送回転体35への圧力が
P0で、検出回路73からの出力電圧がV0となってお
り、図7に示すように、上記給送回転体35とアライニ
ングローラ34とで、1枚の原稿Oを挟み込んでいる場
合、給送回転体35への圧力がP1で、検出回路73か
らの出力電圧がV1となっており、上記給送回転体35
とアライニングローラ34とで、2枚の原稿O(原稿O
の2枚分)を挟み込んでいる場合(原稿Oの重送)、給
送回転体35への圧力がP2で、検出回路73からの出
力電圧がV2となっている(P2>P1>P0、V0>
V1>V2)。
【0081】上記給送回転体35の圧力と検出回路73
からの出力電圧の関係は図8に示すようになっている。
からの出力電圧の関係は図8に示すようになっている。
【0082】感圧導電ゴム35bは、高分子材料に導電
性充填剤を分散させることによって、その材料に導電性
を与えた導電性エラストマ(elastomer)(シ
リコンゴムのような弾性重合体)で構成されている。感
圧導電ゴム35bは、導電性エラストマのうちで圧力の
刺激に対し応答として抵抗変化を取り出せるようなエラ
ストマであり、加圧導電ゴムPressure sensitive Condu
ctive Rubber;PCRとも呼ばれている。
性充填剤を分散させることによって、その材料に導電性
を与えた導電性エラストマ(elastomer)(シ
リコンゴムのような弾性重合体)で構成されている。感
圧導電ゴム35bは、導電性エラストマのうちで圧力の
刺激に対し応答として抵抗変化を取り出せるようなエラ
ストマであり、加圧導電ゴムPressure sensitive Condu
ctive Rubber;PCRとも呼ばれている。
【0083】感圧導電ゴム35bの代表的な圧力と抵抗
値との関係を図8、図9に示す。
値との関係を図8、図9に示す。
【0084】図9は、カーボンブラック系をエラストマ
中に分散させた感圧導電ゴム35bの圧力依存性を示し
たものである。
中に分散させた感圧導電ゴム35bの圧力依存性を示し
たものである。
【0085】図10は、シリコンゴム中に導電性金属粒
子(例えば銅,ニッケルなど粒子径10μm以上)を分
散させた感圧導電ゴム35bの圧力依存性を示したもの
である。
子(例えば銅,ニッケルなど粒子径10μm以上)を分
散させた感圧導電ゴム35bの圧力依存性を示したもの
である。
【0086】図9の場合は、約2〜3桁の抵抗値変化が
あり、図10の場合は、体積抵抗率で108 Ωcm以上
から102 Ωcm以下まで6桁以上の抵抗値変化があ
る。
あり、図10の場合は、体積抵抗率で108 Ωcm以上
から102 Ωcm以下まで6桁以上の抵抗値変化があ
る。
【0087】導電層300a、…は、導電粒子を混入さ
せた導電インキによる10〜20μmの厚膜印刷で形成
しても良いし、導電性ゴムで形成しても良い。このよう
に導電性ゴムで構成すれば、耐摩耗性が向上し、また原
稿Oに対しても損傷を与えることはない。
せた導電インキによる10〜20μmの厚膜印刷で形成
しても良いし、導電性ゴムで形成しても良い。このよう
に導電性ゴムで構成すれば、耐摩耗性が向上し、また原
稿Oに対しても損傷を与えることはない。
【0088】上記給送回転体35の等価回路を図11、
図12に示す。感圧導電ゴム35bは、加圧力と並行な
方向に抵抗値が変化する。したがって、感圧導電ゴム3
5bを導電層300a、…で挟み込む構造とすること
で、信号の検出を効果的に行うことができる。
図12に示す。感圧導電ゴム35bは、加圧力と並行な
方向に抵抗値が変化する。したがって、感圧導電ゴム3
5bを導電層300a、…で挟み込む構造とすること
で、信号の検出を効果的に行うことができる。
【0089】上記給送回転体35とアライニングローラ
34とで、原稿Oを挟み込んでいない時、給送回転体3
5の分割された導電層300cに対応する感圧導電ゴム
35bの全体の抵抗値をRとすると、以下のように表す
ことができる。
34とで、原稿Oを挟み込んでいない時、給送回転体3
5の分割された導電層300cに対応する感圧導電ゴム
35bの全体の抵抗値をRとすると、以下のように表す
ことができる。
【0090】1/R=(1/R1)+(1/R2)+
(1/R3)+………+(1/Rn) (R1=R2=R3、…Rn) 上記給送回転体35とアライニングローラ34とで、原
稿Oを挟み込んでいる時、給送回転体35の分割された
導電層300cに対応する感圧導電ゴム35bの全体の
抵抗値をR´とすると、以下のように表すことができ
る。
(1/R3)+………+(1/Rn) (R1=R2=R3、…Rn) 上記給送回転体35とアライニングローラ34とで、原
稿Oを挟み込んでいる時、給送回転体35の分割された
導電層300cに対応する感圧導電ゴム35bの全体の
抵抗値をR´とすると、以下のように表すことができ
る。
【0091】1/R´=((1/R2´)+(1/R3
´)+(1/R4´))+((1/R1)+(1/R
5)+(1/R6)+…(1/Rn)) (R2´=R3´=R4´、R1=R5=R6=Rn) 図13に示すように、上記導電層300cは、A5横/
A4縦の長さに対応する幅を有しており、上記導電層3
00bと導電層300dとの間隔は、B5横/B4縦の
長さに対応しており、上記導電層300bと導電層30
0dとは、B5横/B4縦の長さに対応する検出位置に
設けられており、上記導電層300aと導電層300e
との間隔は、A4横/A3縦の長さに対応しており、上
記導電層300bと導電層300dとは、A4横/A3
縦の長さに対応する検出位置に設けられている。
´)+(1/R4´))+((1/R1)+(1/R
5)+(1/R6)+…(1/Rn)) (R2´=R3´=R4´、R1=R5=R6=Rn) 図13に示すように、上記導電層300cは、A5横/
A4縦の長さに対応する幅を有しており、上記導電層3
00bと導電層300dとの間隔は、B5横/B4縦の
長さに対応しており、上記導電層300bと導電層30
0dとは、B5横/B4縦の長さに対応する検出位置に
設けられており、上記導電層300aと導電層300e
との間隔は、A4横/A3縦の長さに対応しており、上
記導電層300bと導電層300dとは、A4横/A3
縦の長さに対応する検出位置に設けられている。
【0092】上記アライニングローラ34と給送回転体
35とは、図1、図15、図16に示すように、接触を
保ちながら回転するようになっている。給送回転体35
は原稿自動送り装置本体のフレーム81に一端が固定さ
れている加圧ばね82、82によってアライニングロー
ラ34に押圧されている。
35とは、図1、図15、図16に示すように、接触を
保ちながら回転するようになっている。給送回転体35
は原稿自動送り装置本体のフレーム81に一端が固定さ
れている加圧ばね82、82によってアライニングロー
ラ34に押圧されている。
【0093】アライニングローラ34の支持軸34a
は、原稿自動送り装置本体のフレーム83に設けられた
非導電性の材料で構成された軸受け84、84に電気的
に遮断された状態で回転支持されている。給送回転体3
5の支持軸35aも、原稿自動送り装置本体のフレーム
81に設けられた非導電性の材料で構成された軸受け8
5、85に電気的に遮断された状態で回転支持されてい
る。これにより、アライニングローラ34と給送回転体
35とは、電気的に遮断されている。
は、原稿自動送り装置本体のフレーム83に設けられた
非導電性の材料で構成された軸受け84、84に電気的
に遮断された状態で回転支持されている。給送回転体3
5の支持軸35aも、原稿自動送り装置本体のフレーム
81に設けられた非導電性の材料で構成された軸受け8
5、85に電気的に遮断された状態で回転支持されてい
る。これにより、アライニングローラ34と給送回転体
35とは、電気的に遮断されている。
【0094】給送回転体35の支持軸35aには、図1
5、図16に示すように、ばね性を持った金属製の端子
(電極)86が支持軸35aとの接触を保つように配置
された状態で接続され、この端子86には、ハーネス8
7が接続されている。これにより、給送回転体35の支
持軸35aと上記検出回路73a、…の一方の入力端と
が、端子86とハーネス87とを介して接続されてい
る。端子86は、たとえばSUS材或いはりん青銅で構
成されている。
5、図16に示すように、ばね性を持った金属製の端子
(電極)86が支持軸35aとの接触を保つように配置
された状態で接続され、この端子86には、ハーネス8
7が接続されている。これにより、給送回転体35の支
持軸35aと上記検出回路73a、…の一方の入力端と
が、端子86とハーネス87とを介して接続されてい
る。端子86は、たとえばSUS材或いはりん青銅で構
成されている。
【0095】給送回転体35の導電層300a、…30
0eには、図1、図13に示すように、それぞれ信号検
出ローラ88a、…88fが給送回転体35とともに回
転している状態で接触されて配置されている。この信号
検出ローラ88a、…には、それぞれハーネス89a、
…が接続されている。これにより、給送回転体35の導
電層300a、…と上記検出回路73の他方の入力端と
が、それぞれ信号検出ローラ88a、…とハーネス89
a、…とを介して接続されている。上記信号検出ローラ
88a、…は、それぞれSUS或いはりん青銅のような
ばね性と導電性を併せ持った材料で構成され、支持部材
(図示しない)によって回転支持されている。
0eには、図1、図13に示すように、それぞれ信号検
出ローラ88a、…88fが給送回転体35とともに回
転している状態で接触されて配置されている。この信号
検出ローラ88a、…には、それぞれハーネス89a、
…が接続されている。これにより、給送回転体35の導
電層300a、…と上記検出回路73の他方の入力端と
が、それぞれ信号検出ローラ88a、…とハーネス89
a、…とを介して接続されている。上記信号検出ローラ
88a、…は、それぞれSUS或いはりん青銅のような
ばね性と導電性を併せ持った材料で構成され、支持部材
(図示しない)によって回転支持されている。
【0096】このように、信号検出ローラ88a、…を
用いて給送回転体35の導電層300a、…と上記検出
回路73a、…の他方の入力端とを接続するようにした
ので、導電層300a、…の摩耗を最小限にすることが
できる。これにより、導電層300a、…を導電性イン
キによる厚膜印刷で薄く構成することができ、対象とな
る原稿Oの厚さが、50〜150μmであることから、
検出感度を向上させることができる。また、信号検出ロ
ーラ88a、…が原稿Oの用紙給送路25と離れた位置
に配置されているので、給紙性能に影響を及ぼすことも
防止できる。
用いて給送回転体35の導電層300a、…と上記検出
回路73a、…の他方の入力端とを接続するようにした
ので、導電層300a、…の摩耗を最小限にすることが
できる。これにより、導電層300a、…を導電性イン
キによる厚膜印刷で薄く構成することができ、対象とな
る原稿Oの厚さが、50〜150μmであることから、
検出感度を向上させることができる。また、信号検出ロ
ーラ88a、…が原稿Oの用紙給送路25と離れた位置
に配置されているので、給紙性能に影響を及ぼすことも
防止できる。
【0097】このように、金属のような変形の少ない材
料で導電層300a、…を形成することにより、同じ厚
さの原稿Oから、信号のゲインを大きくとることが可能
となる。
料で導電層300a、…を形成することにより、同じ厚
さの原稿Oから、信号のゲインを大きくとることが可能
となる。
【0098】信号検出ローラ88aは、上記導電層30
0aと接触して、信号を取出すようになっており、信号
検出ローラ88bは、上記導電層300bと接触して、
信号を取出すようになっており、信号検出ローラ88c
は、上記導電層300cの一端部と接触して、信号を取
出すようになっており、信号検出ローラ88dは、上記
導電層300cの他端部と接触して、信号を取出すよう
になっており、信号検出ローラ88eは、上記導電層3
00dと接触して、信号を取出すようになっており、信
号検出ローラ88fは、上記導電層300eと接触し
て、信号を取出すようになっている。
0aと接触して、信号を取出すようになっており、信号
検出ローラ88bは、上記導電層300bと接触して、
信号を取出すようになっており、信号検出ローラ88c
は、上記導電層300cの一端部と接触して、信号を取
出すようになっており、信号検出ローラ88dは、上記
導電層300cの他端部と接触して、信号を取出すよう
になっており、信号検出ローラ88eは、上記導電層3
00dと接触して、信号を取出すようになっており、信
号検出ローラ88fは、上記導電層300eと接触し
て、信号を取出すようになっている。
【0099】たとえば、図14の(a)に示す、A5横
/A4縦の原稿Oが給送された場合、図14の(b)に
示すように、上記導電層300cに対応する導電性ゴム
35bの抵抗値変化に対応して検出回路73からPaが
出力され、重送された場合、上記導電層300cに対応
する導電性ゴム35bの抵抗値変化に対応して検出回路
73からQaが出力され、原稿Oが給送されていな場
合、上記検出回路73からOaが出力される。
/A4縦の原稿Oが給送された場合、図14の(b)に
示すように、上記導電層300cに対応する導電性ゴム
35bの抵抗値変化に対応して検出回路73からPaが
出力され、重送された場合、上記導電層300cに対応
する導電性ゴム35bの抵抗値変化に対応して検出回路
73からQaが出力され、原稿Oが給送されていな場
合、上記検出回路73からOaが出力される。
【0100】また、図14の(a)に示す、B5横/B
4縦の原稿Oが給送された場合、図14の(c)に示す
ように、上記導電層300b、導電層300dに対応す
る導電性ゴム35bの抵抗値変化に対応して検出回路7
3からPbが出力され、重送された場合、上記導電層3
00b、導電層300dに対応する導電性ゴム35bの
抵抗値変化に対応して検出回路73からQbが出力さ
れ、原稿Oが給送されていな場合、上記検出回路73か
らObが出力される。
4縦の原稿Oが給送された場合、図14の(c)に示す
ように、上記導電層300b、導電層300dに対応す
る導電性ゴム35bの抵抗値変化に対応して検出回路7
3からPbが出力され、重送された場合、上記導電層3
00b、導電層300dに対応する導電性ゴム35bの
抵抗値変化に対応して検出回路73からQbが出力さ
れ、原稿Oが給送されていな場合、上記検出回路73か
らObが出力される。
【0101】また、図14の(a)に示す、A4横/A
3縦の原稿Oが給送された場合、図14の(d)に示す
ように、上記導電層300a、導電層300eに対応す
る導電性ゴム35bの抵抗値変化に対応して検出回路7
3からPcが出力され、重送された場合、上記導電層3
00a、導電層300eに対応する導電性ゴム35bの
抵抗値変化に対応して検出回路73からQcが出力さ
れ、原稿Oが給送されていな場合、上記検出回路73か
らOcが出力される。
3縦の原稿Oが給送された場合、図14の(d)に示す
ように、上記導電層300a、導電層300eに対応す
る導電性ゴム35bの抵抗値変化に対応して検出回路7
3からPcが出力され、重送された場合、上記導電層3
00a、導電層300eに対応する導電性ゴム35bの
抵抗値変化に対応して検出回路73からQcが出力さ
れ、原稿Oが給送されていな場合、上記検出回路73か
らOcが出力される。
【0102】また、給送回転体35の導電層300a、
…と上記検出回路73の他方の入力端とを接続する際
に、信号検出ローラ88a、…88fの代わりに、図1
8の(a)(b)に示すように、導電性ブラシ91a、
…91eを用いるようにしても良い。この場合、導電性
ブラシ91a、…91eは、それぞれ導電性の支持部材
92a、…92eにより支持され、これらの支持部材9
2a、…92eにはそれぞれハーネス93a、…93e
が接続されている。これにより、給送回転体35の導電
層35a、…と上記検出回路73の他方の入力端とが、
導電性ブラシ91a、…91e、支持部材92a、…9
2e、ハーネス93a、…93eを介して接続されてい
る。上記導電性ブラシ91a、…を用いることにより、
信号の取出し機能と給送回転体35の付着物をクリーニ
ングするという機能を兼ね備えることができる。このよ
うに導電性ブラシ91a、…での接触なため、給送回転
体35の導電層300a、…の摩耗を最小限に抑えるこ
とができる。
…と上記検出回路73の他方の入力端とを接続する際
に、信号検出ローラ88a、…88fの代わりに、図1
8の(a)(b)に示すように、導電性ブラシ91a、
…91eを用いるようにしても良い。この場合、導電性
ブラシ91a、…91eは、それぞれ導電性の支持部材
92a、…92eにより支持され、これらの支持部材9
2a、…92eにはそれぞれハーネス93a、…93e
が接続されている。これにより、給送回転体35の導電
層35a、…と上記検出回路73の他方の入力端とが、
導電性ブラシ91a、…91e、支持部材92a、…9
2e、ハーネス93a、…93eを介して接続されてい
る。上記導電性ブラシ91a、…を用いることにより、
信号の取出し機能と給送回転体35の付着物をクリーニ
ングするという機能を兼ね備えることができる。このよ
うに導電性ブラシ91a、…での接触なため、給送回転
体35の導電層300a、…の摩耗を最小限に抑えるこ
とができる。
【0103】たとえば、A5横/A4縦の原稿Oが給送
された場合、上記導電層300cの抵抗値変化に対応し
て検出回路73から、図19の(a)のAに示す信号が
出力され、B5横/B4縦の原稿Oが給送された場合、
上記導電層300b、〜300dの抵抗値変化に対応し
て検出回路73から、図19の(a)のBに示す信号が
出力され、A4横/A3縦の原稿Oが給送された場合、
上記導電層300a、〜導電層300eの抵抗値変化に
対応して検出回路73から、図19の(a)のCに示す
信号が出力される。
された場合、上記導電層300cの抵抗値変化に対応し
て検出回路73から、図19の(a)のAに示す信号が
出力され、B5横/B4縦の原稿Oが給送された場合、
上記導電層300b、〜300dの抵抗値変化に対応し
て検出回路73から、図19の(a)のBに示す信号が
出力され、A4横/A3縦の原稿Oが給送された場合、
上記導電層300a、〜導電層300eの抵抗値変化に
対応して検出回路73から、図19の(a)のCに示す
信号が出力される。
【0104】また、この場合、この後述する長さ検出に
より、原稿Oの長さに応じた検出信号が、図19の
(b)のA状態、B状態、C状態により、原稿OがA5
横かA4縦かを判別したり、原稿OがB5横かB4縦か
を判別したり、原稿OがA4横かA3縦かを判別したり
する。
より、原稿Oの長さに応じた検出信号が、図19の
(b)のA状態、B状態、C状態により、原稿OがA5
横かA4縦かを判別したり、原稿OがB5横かB4縦か
を判別したり、原稿OがA4横かA3縦かを判別したり
する。
【0105】また、図63、図64に示すように、給送
回転体35の導電層300a、…上に、それぞれ摩擦部
材301、…を同心円上に配置しても良い。
回転体35の導電層300a、…上に、それぞれ摩擦部
材301、…を同心円上に配置しても良い。
【0106】この場合、摩擦部材301、…によって安
定した給紙性能の確保が可能となる。
定した給紙性能の確保が可能となる。
【0107】また、導電層300a、…はアライニンク
ローラ34と接しないため、導電層300a、…を導電
性インクで形成しても摩耗しないものとなる。
ローラ34と接しないため、導電層300a、…を導電
性インクで形成しても摩耗しないものとなる。
【0108】図64は図63のT−T′断面を示したも
ので、導電層300cからの信号の検出方法を示したも
のである。
ので、導電層300cからの信号の検出方法を示したも
のである。
【0109】また、図65〜図67に示すように、回転
給送体をベルト形状にするようにしても良い。この場
合、図65は、2つの回転ローラ251、252に給送
用の給送ベルト35が掛け渡されている。回転ローラ2
51、252の支持軸251a、252aは、それぞれ
原稿自動送り装置本体のフレーム254に設けられた導
電性の材料で構成された軸受け255、255、25
6、256に電気的に回転支持されている。この場合、
回転ローラ251側の導電層35aからの信号は導電性
のローラ153と軸252aを介してフレーム254に
伝えられ、ハーネス260へと送られる。
給送体をベルト形状にするようにしても良い。この場
合、図65は、2つの回転ローラ251、252に給送
用の給送ベルト35が掛け渡されている。回転ローラ2
51、252の支持軸251a、252aは、それぞれ
原稿自動送り装置本体のフレーム254に設けられた導
電性の材料で構成された軸受け255、255、25
6、256に電気的に回転支持されている。この場合、
回転ローラ251側の導電層35aからの信号は導電性
のローラ153と軸252aを介してフレーム254に
伝えられ、ハーネス260へと送られる。
【0110】給送ベルト35は、導電層35aの上部に
感圧導電ゴム35bが積層され、この感圧導電ゴム35
bの上部に給送ベルト35の給送方向に対して直交する
方向に、信号検出用の導電層300a、…と原稿Oの給
送用の摩擦部材35d、…との2つの部分が交互に配置
するように積層された構造となっている。
感圧導電ゴム35bが積層され、この感圧導電ゴム35
bの上部に給送ベルト35の給送方向に対して直交する
方向に、信号検出用の導電層300a、…と原稿Oの給
送用の摩擦部材35d、…との2つの部分が交互に配置
するように積層された構造となっている。
【0111】給送ベルト35の導電層300a…には、
信号検出ローラ257a、…が給送ベルト35とともに
回転している状態で、その導電層300a、…と接触さ
れて配置されている。この信号検出ローラ257a、…
には、ハーネス258a、…が接続されている。これに
より、給送ベルト35の導電層300a、…と上記検出
回路73の一方の入力端とが、信号検出ローラ257
a、…とハーネス258a、…とを介して接続されてい
る。上記信号検出ローラ257a、…は、SUS或いは
りん青銅のようなばね性と導電性を併せ持った材料で構
成され、支持部材259a、…によって回転支持されて
いる。
信号検出ローラ257a、…が給送ベルト35とともに
回転している状態で、その導電層300a、…と接触さ
れて配置されている。この信号検出ローラ257a、…
には、ハーネス258a、…が接続されている。これに
より、給送ベルト35の導電層300a、…と上記検出
回路73の一方の入力端とが、信号検出ローラ257
a、…とハーネス258a、…とを介して接続されてい
る。上記信号検出ローラ257a、…は、SUS或いは
りん青銅のようなばね性と導電性を併せ持った材料で構
成され、支持部材259a、…によって回転支持されて
いる。
【0112】また、フレーム254には、ハーネス26
0が接続されており、このハーネス260により、給送
ベルト35の感圧導電ゴム35bと上記検出回路73の
他方の入力端とが、導電層35a、回転ローラ251、
回転ローラ251の支持軸251a、フレーム254、
およびハーネス260を介して接続されている。
0が接続されており、このハーネス260により、給送
ベルト35の感圧導電ゴム35bと上記検出回路73の
他方の入力端とが、導電層35a、回転ローラ251、
回転ローラ251の支持軸251a、フレーム254、
およびハーネス260を介して接続されている。
【0113】また、信号検出ローラ257a、…の代り
に、図66に示すように、導電層300aの幅と同じ幅
の導電性ブラシ261a、…を設けても良い。この場
合、導電性ブラシ261a、…からの信号は、支持部材
262a、…、ハーネス263a、…を介して上記検出
回路の一方の入力端に導かれている。このように、導電
性ブラシ261a、…を用いることにより、信号検出部
分のクリーニング機能と信号検出機能を有している。
に、図66に示すように、導電層300aの幅と同じ幅
の導電性ブラシ261a、…を設けても良い。この場
合、導電性ブラシ261a、…からの信号は、支持部材
262a、…、ハーネス263a、…を介して上記検出
回路の一方の入力端に導かれている。このように、導電
性ブラシ261a、…を用いることにより、信号検出部
分のクリーニング機能と信号検出機能を有している。
【0114】上記図65の構成例の具体例を、図67、
図68の(a)(b)、図69の(a)〜(d)を用い
て説明する。
図68の(a)(b)、図69の(a)〜(d)を用い
て説明する。
【0115】給送ベルト35は、図67に示すように、
導電層35aの上部に感圧導電ゴム35bが積層され、
この感圧導電ゴム35bの上部に給送ベルト35の給送
方向に対して直交する方向に、信号検出用の導電層30
0a、…と原稿Oの給送用の摩擦部材35d、…との2
つの部分が交互に配置するように積層された構造となっ
ている。
導電層35aの上部に感圧導電ゴム35bが積層され、
この感圧導電ゴム35bの上部に給送ベルト35の給送
方向に対して直交する方向に、信号検出用の導電層30
0a、…と原稿Oの給送用の摩擦部材35d、…との2
つの部分が交互に配置するように積層された構造となっ
ている。
【0116】図68(a)(b)は図67のF−F′断
面を示したもので、図63に対応した状態での、導電層
300a、…からの信号の検出方法を示したものであ
る。
面を示したもので、図63に対応した状態での、導電層
300a、…からの信号の検出方法を示したものであ
る。
【0117】図68(a)の場合は、導電層35a上
に、摩擦部材251と、導電層300aと感圧導電ゴム
35b、…からなる部分とを、交互に設ける(位相を異
なり配置する)ようにしたものである。この場合、感圧
導電ゴム35bと摩擦部材251の厚さを確保すること
ができる。
に、摩擦部材251と、導電層300aと感圧導電ゴム
35b、…からなる部分とを、交互に設ける(位相を異
なり配置する)ようにしたものである。この場合、感圧
導電ゴム35bと摩擦部材251の厚さを確保すること
ができる。
【0118】図68(b)の場合は、感圧導電ゴム35
b上に、摩擦部材251と、導電層300a、…を、交
互に設ける(位相を異なり配置する)ようにしたもので
ある。
b上に、摩擦部材251と、導電層300a、…を、交
互に設ける(位相を異なり配置する)ようにしたもので
ある。
【0119】この場合、図69の(a)に示す、A5横
/A4縦の原稿Oが給送された場合、図69の(b)に
示すように、中心部の2つの導電層300c、300d
に対応する導電性ゴム35bの抵抗値変化に対応して検
出回路73からPaあるいはQaが出力される。
/A4縦の原稿Oが給送された場合、図69の(b)に
示すように、中心部の2つの導電層300c、300d
に対応する導電性ゴム35bの抵抗値変化に対応して検
出回路73からPaあるいはQaが出力される。
【0120】また、図69の(a)に示す、B5横/B
4縦の原稿Oが給送された場合、図69の(c)に示す
ように、端から2番目の2つの導電層300b、300
eに対応する導電性ゴム35bの抵抗値変化に対応して
検出回路73からPbあるいはQbが出力される。
4縦の原稿Oが給送された場合、図69の(c)に示す
ように、端から2番目の2つの導電層300b、300
eに対応する導電性ゴム35bの抵抗値変化に対応して
検出回路73からPbあるいはQbが出力される。
【0121】また、図69の(a)に示す、A4横/A
3縦の原稿Oが給送された場合、図69の(d)に示す
ように、端の2つの導電層300a、300fに対応す
る導電性ゴム35bの抵抗値変化に対応して検出回路7
3からPcあるいはQcが出力される。
3縦の原稿Oが給送された場合、図69の(d)に示す
ように、端の2つの導電層300a、300fに対応す
る導電性ゴム35bの抵抗値変化に対応して検出回路7
3からPcあるいはQcが出力される。
【0122】上記図68の(a)のように、感圧導電ゴ
ム35bの抵抗値の変化すなわち感度という点で、厚さ
をある程度確保でき有利である。これは厚さが異なるに
連れて同じ圧力に対して抵抗値の変化率が異なるためで
ある。
ム35bの抵抗値の変化すなわち感度という点で、厚さ
をある程度確保でき有利である。これは厚さが異なるに
連れて同じ圧力に対して抵抗値の変化率が異なるためで
ある。
【0123】同様に給紙性能の安定化という点で摩擦部
材35dの表面の硬度も重要な要素である。この硬度
は、厚さが異なれば相対的に変化する。すなわち柔らか
い硬度の材料でも厚さが薄くなれば相対的な硬度は大き
くなってしまう。したがってある程度の厚さを確保でき
る図68の(a)の構造はこの面でも有利である。
材35dの表面の硬度も重要な要素である。この硬度
は、厚さが異なれば相対的に変化する。すなわち柔らか
い硬度の材料でも厚さが薄くなれば相対的な硬度は大き
くなってしまう。したがってある程度の厚さを確保でき
る図68の(a)の構造はこの面でも有利である。
【0124】ところで、それぞれ分割された導電層35
bの幅la 、lb 、lc を、図68の(a)(b)に示
すように、相互に等しくすれば、原稿Oが挟み込まれた
時のそれぞれの導電層300a、…からの出力の値は同
一となる。これにより、後述するサイズの検出、スキュ
ーの検出が容易となる。
bの幅la 、lb 、lc を、図68の(a)(b)に示
すように、相互に等しくすれば、原稿Oが挟み込まれた
時のそれぞれの導電層300a、…からの出力の値は同
一となる。これにより、後述するサイズの検出、スキュ
ーの検出が容易となる。
【0125】ところで、この実施例のように、導電層3
00a、…が分割されていない場合、感圧導電ゴム35
bの幅方向に沿って、R1、R2、…Rnという抵抗が
存在し、感圧導電ゴム35bの総抵抗値Rは、給紙され
る原稿Oのサイズによって以下のようになる。
00a、…が分割されていない場合、感圧導電ゴム35
bの幅方向に沿って、R1、R2、…Rnという抵抗が
存在し、感圧導電ゴム35bの総抵抗値Rは、給紙され
る原稿Oのサイズによって以下のようになる。
【0126】(1)A4横/A3縦の原稿Oが給送回転
体35とアライニングローラ34に挟み込まれた場合 1/R=1/R1+1/Rn+(1/R´2+1/R´
3+……+1/R´n−1) (2)B5横/B4縦の原稿Oが給送回転体35とアラ
イニングローラ34に挟み込まれた場合 1/R=1/R1+1/R2+1/Rn−1+1/Rn
+(1/R´3+……+1/R´n−2) (3)A5横/A4縦の原稿Oが給送回転体35とアラ
イニングローラ34に挟み込まれた場合 1/R=1/R1+1/R2+1/R3+1/Rn−2
+1/Rn−1+1/Rn+(1/R´4+……+1/
R´n−3) ところが、この方法によって原稿Oのサイズを検出する
ことが可能である。しかし、幅の検出については、原稿
の厚さが一定の場合、アナログ的な変化率の大小で幅の
検出を行うことができるが、原稿Oの厚さが異なった時
には、サイズの特定が難しいと言う欠点がある。
体35とアライニングローラ34に挟み込まれた場合 1/R=1/R1+1/Rn+(1/R´2+1/R´
3+……+1/R´n−1) (2)B5横/B4縦の原稿Oが給送回転体35とアラ
イニングローラ34に挟み込まれた場合 1/R=1/R1+1/R2+1/Rn−1+1/Rn
+(1/R´3+……+1/R´n−2) (3)A5横/A4縦の原稿Oが給送回転体35とアラ
イニングローラ34に挟み込まれた場合 1/R=1/R1+1/R2+1/R3+1/Rn−2
+1/Rn−1+1/Rn+(1/R´4+……+1/
R´n−3) ところが、この方法によって原稿Oのサイズを検出する
ことが可能である。しかし、幅の検出については、原稿
の厚さが一定の場合、アナログ的な変化率の大小で幅の
検出を行うことができるが、原稿Oの厚さが異なった時
には、サイズの特定が難しいと言う欠点がある。
【0127】そこで、この実施例のように、導電層が分
割された構造であれば、以下に示すように厚さの異なる
原稿Oが挿入されても正確にサイズの検出が可能とな
る。
割された構造であれば、以下に示すように厚さの異なる
原稿Oが挿入されても正確にサイズの検出が可能とな
る。
【0128】図14、図19の(a)、図69に示すよ
うに、原稿Oの種類が異なり、厚さが違う場合、Pa、
Pb、Pc、Qa、Qb、Qcの出力はそれぞれ異な
る。
うに、原稿Oの種類が異なり、厚さが違う場合、Pa、
Pb、Pc、Qa、Qb、Qcの出力はそれぞれ異な
る。
【0129】しかしながら、原稿Oが挟みこまれていな
い出力の状態Oa、Ob、Ocは、一定の出力である。
い出力の状態Oa、Ob、Ocは、一定の出力である。
【0130】したがって、Oa、Ob、Ocの出力を基
準として、各検出回路からの信号出力が変化したかどう
かを検出することにより、サイズの特定が可能となる。
準として、各検出回路からの信号出力が変化したかどう
かを検出することにより、サイズの特定が可能となる。
【0131】すなわち、アナログ的な変化でなく各検出
回路に対応した給送回転体に原稿Oが存在するか否かで
サイズを検出することができる。
回路に対応した給送回転体に原稿Oが存在するか否かで
サイズを検出することができる。
【0132】したがって、厚さの異なる様々な原稿が給
送装置に挿入されてもサイズの特定を正確に行うことが
できる。
送装置に挿入されてもサイズの特定を正確に行うことが
できる。
【0133】上記検出回路73は、図20に示すよう
に、抵抗R1〜R10、可変抵抗VR1、VR2、VR
3、電流増幅形のトランジスタTr1、Tr2、および
オペアンプOPによって構成されている。検出回路73
は、2つの入力端に、上記給送回転体35からの抵抗値
変化が供給される。この供給される抵抗値変化に対する
電流が可変抵抗VR1と抵抗R1により調整され、トラ
ンジスタTr1のベース電流となる。上記供給される抵
抗値変化の振幅が不明なため固定抵抗とせず、可変抵抗
(ボリューム抵抗)VR1を設けた。トランジスタTr
1のベース電流がトランジスタTr1の電流増幅率で増
幅され、トランジスタTr1のエミッタ電流は抵抗R
4、R5で分割される。抵抗R4を通る電流はトランジ
スタTr2によりトランジスタTr2の電流増幅率で増
幅され、トランジスタTr2のエミッタ電流は抵抗R
6、R7で分割される。抵抗R7を通る電流は基準電圧
を基にオペアンプOPにより可変抵抗VR2と抵抗R7
によって決定されるVR2/R7倍に増幅される。この
オペアンプOPの非反転入力端に入力されている基準電
圧は、入力のオフセット調整用であり、可変抵抗VR3
により調整されている。オペアンプOPにより増幅され
た信号(電圧値)は抵抗R10を介してA/D変換器7
4a(74b、…)に出力される。
に、抵抗R1〜R10、可変抵抗VR1、VR2、VR
3、電流増幅形のトランジスタTr1、Tr2、および
オペアンプOPによって構成されている。検出回路73
は、2つの入力端に、上記給送回転体35からの抵抗値
変化が供給される。この供給される抵抗値変化に対する
電流が可変抵抗VR1と抵抗R1により調整され、トラ
ンジスタTr1のベース電流となる。上記供給される抵
抗値変化の振幅が不明なため固定抵抗とせず、可変抵抗
(ボリューム抵抗)VR1を設けた。トランジスタTr
1のベース電流がトランジスタTr1の電流増幅率で増
幅され、トランジスタTr1のエミッタ電流は抵抗R
4、R5で分割される。抵抗R4を通る電流はトランジ
スタTr2によりトランジスタTr2の電流増幅率で増
幅され、トランジスタTr2のエミッタ電流は抵抗R
6、R7で分割される。抵抗R7を通る電流は基準電圧
を基にオペアンプOPにより可変抵抗VR2と抵抗R7
によって決定されるVR2/R7倍に増幅される。この
オペアンプOPの非反転入力端に入力されている基準電
圧は、入力のオフセット調整用であり、可変抵抗VR3
により調整されている。オペアンプOPにより増幅され
た信号(電圧値)は抵抗R10を介してA/D変換器7
4a(74b、…)に出力される。
【0134】上記例では、2つのトランジスタTr1、
2を用いて電流増幅率を大きくしたが、これに限らず、
1つのトランジスタTr1だけを用いるようにしても良
い。この場合、検出回路73a(73b、…)としては
トランジスタTr1から抵抗R4を介して信号が出力さ
れる。
2を用いて電流増幅率を大きくしたが、これに限らず、
1つのトランジスタTr1だけを用いるようにしても良
い。この場合、検出回路73a(73b、…)としては
トランジスタTr1から抵抗R4を介して信号が出力さ
れる。
【0135】また、他方の入力端に供給される信号によ
っては、一方の入力端と抵抗R1との間に、別の抵抗を
挿入する必要がある。
っては、一方の入力端と抵抗R1との間に、別の抵抗を
挿入する必要がある。
【0136】次に、上記のような構成において、図21
の(a)〜(d)を参照しつつ動作を説明する。
の(a)〜(d)を参照しつつ動作を説明する。
【0137】まず、図21の(a)に示すように、原稿
給紙台22上にシャッタ26に突き当てるようにして複
数枚の原稿Oを一括してセット(載置)する。この原稿
Oの載置により、アクチュエータ30が回動しエンプテ
ィセンサ29がオンする。一方、操作パネル52から必
要な情報を入力する。この後、コピーキー52cを押
す。これにより、制御部61はシャッタソレノイド68
とウエイト板ソレノイド70とをオンする。この結果、
ウエイト板28が原稿Oの浮き上がりを押さえ、搬送路
25からシャッタ26が退避する(図21の(b)参
照)。
給紙台22上にシャッタ26に突き当てるようにして複
数枚の原稿Oを一括してセット(載置)する。この原稿
Oの載置により、アクチュエータ30が回動しエンプテ
ィセンサ29がオンする。一方、操作パネル52から必
要な情報を入力する。この後、コピーキー52cを押
す。これにより、制御部61はシャッタソレノイド68
とウエイト板ソレノイド70とをオンする。この結果、
ウエイト板28が原稿Oの浮き上がりを押さえ、搬送路
25からシャッタ26が退避する(図21の(b)参
照)。
【0138】また、制御部61は給紙用モータ62の回
転力を、ピックアップローラ27、給紙ローラ31、分
離ベルト33に伝達することにより、それぞれを回転す
る。これにより、原稿給紙台22上の最下面の1枚目原
稿Oが取出し給送されるとともに、アライニングローラ
34と給送回転体35からなるレジストローラ対を介し
て送り込み方向に走行中の原稿搬送ベルト37の下面側
に送り込まれる。
転力を、ピックアップローラ27、給紙ローラ31、分
離ベルト33に伝達することにより、それぞれを回転す
る。これにより、原稿給紙台22上の最下面の1枚目原
稿Oが取出し給送されるとともに、アライニングローラ
34と給送回転体35からなるレジストローラ対を介し
て送り込み方向に走行中の原稿搬送ベルト37の下面側
に送り込まれる。
【0139】ついで、制御部61は上記アライニングロ
ーラ34と給送回転体35が回転されてから一定時間経
過した際、A/D変換器74からのデジタル値が、上記
検出回路73からの電圧値「V0」に対応する値であっ
た場合に、原稿Oが搬送されていないと判断し、ジャム
を判断する。また、A/D変換器74からのデジタル値
に応じて、制御部61は原稿Oの長さや厚さを検出し、
この検出した長さや厚さにより原稿Oの重送等の給送状
態が判断される。
ーラ34と給送回転体35が回転されてから一定時間経
過した際、A/D変換器74からのデジタル値が、上記
検出回路73からの電圧値「V0」に対応する値であっ
た場合に、原稿Oが搬送されていないと判断し、ジャム
を判断する。また、A/D変換器74からのデジタル値
に応じて、制御部61は原稿Oの長さや厚さを検出し、
この検出した長さや厚さにより原稿Oの重送等の給送状
態が判断される。
【0140】上記ジャムを判断した場合、制御部61は
給紙用モータ62、搬送用モータ64が停止され、ジャ
ムの発生をインターフェース60、53を介して複写機
本体1の主制御部51へ出力する。主制御部51はその
ジャムの発生を操作パネル52で案内する。
給紙用モータ62、搬送用モータ64が停止され、ジャ
ムの発生をインターフェース60、53を介して複写機
本体1の主制御部51へ出力する。主制御部51はその
ジャムの発生を操作パネル52で案内する。
【0141】また、上記重送を判断した場合、制御部6
1は給紙用モータ62、搬送用モータ64が停止され、
ジャムの発生をインターフェース60、53を介して複
写機本体1の主制御部51へ出力する。主制御部51は
その重送の発生を操作パネル52で案内する。
1は給紙用モータ62、搬送用モータ64が停止され、
ジャムの発生をインターフェース60、53を介して複
写機本体1の主制御部51へ出力する。主制御部51は
その重送の発生を操作パネル52で案内する。
【0142】また、原稿Oが正常に原稿台2上に送り込
まれた場合、原稿Oを原稿ストッパ24に突き当てるた
めに、セットスイッチ42からの信号に基づき、原稿搬
送ベルト37が逆方向に一定パルス分だけ走行して原稿
Oを戻し、原稿Oのセットが完了する。
まれた場合、原稿Oを原稿ストッパ24に突き当てるた
めに、セットスイッチ42からの信号に基づき、原稿搬
送ベルト37が逆方向に一定パルス分だけ走行して原稿
Oを戻し、原稿Oのセットが完了する。
【0143】なお、原稿Oのセットが完了すると、上記
複写機本体1内の原稿走査部3による原稿走査が行わ
れ、これにともなって画像形成部4により転写紙として
の用紙に対する複写動作が開始されることになる。
複写機本体1内の原稿走査部3による原稿走査が行わ
れ、これにともなって画像形成部4により転写紙として
の用紙に対する複写動作が開始されることになる。
【0144】そして、原稿走査部3による原稿走査終了
後、原稿Oは原稿搬送ベルト37の走行に伴って原稿台
2上から送り出され、排紙手段38を介して排紙受部3
9に排出される。
後、原稿Oは原稿搬送ベルト37の走行に伴って原稿台
2上から送り出され、排紙手段38を介して排紙受部3
9に排出される。
【0145】すなわち、原稿Oの先端によりアクチュエ
ータ43が回動し排紙センサ38がオンすると、制御部
61は原稿搬送ベルト37の走行を停止する。また、原
稿Oの後端により排紙センサ38がオフしてから(通
過)、所定時間(数10msec)経過後、制御部61
は搬送ローラ44と排紙ローラ48を停止する。
ータ43が回動し排紙センサ38がオンすると、制御部
61は原稿搬送ベルト37の走行を停止する。また、原
稿Oの後端により排紙センサ38がオフしてから(通
過)、所定時間(数10msec)経過後、制御部61
は搬送ローラ44と排紙ローラ48を停止する。
【0146】一方、原稿Oが原稿台2上から送り出され
ると、次の原稿Oが原稿台2上に送り込まれることにな
る。そして、原稿給紙台22上にセットされた原稿Oが
無くなるまでこの動作が繰返されることになる。
ると、次の原稿Oが原稿台2上に送り込まれることにな
る。そして、原稿給紙台22上にセットされた原稿Oが
無くなるまでこの動作が繰返されることになる。
【0147】次に、上記検出回路73の出力信号を基に
原稿Oの長さを検出する長さ検出回路を設け、この長さ
検出回路の検出結果により、原稿Oの搬送状態を判断す
る実施例について説明する。この場合、上記検出回路7
3には、少なくとも導電層300cに対応する感圧導電
ゴム35bの抵抗値変化に応じた信号が、信号検出ロー
ラ88c、ハーネス89cを介して導かれるとともに、
支持軸35a、端子86、ハーネス87を介して導かれ
ている。また、すべての導電層300a、…に対応する
感圧導電ゴム35bの抵抗値変化に応じた信号が加算さ
れて検出回路73に導かれるようにしても良い。
原稿Oの長さを検出する長さ検出回路を設け、この長さ
検出回路の検出結果により、原稿Oの搬送状態を判断す
る実施例について説明する。この場合、上記検出回路7
3には、少なくとも導電層300cに対応する感圧導電
ゴム35bの抵抗値変化に応じた信号が、信号検出ロー
ラ88c、ハーネス89cを介して導かれるとともに、
支持軸35a、端子86、ハーネス87を介して導かれ
ている。また、すべての導電層300a、…に対応する
感圧導電ゴム35bの抵抗値変化に応じた信号が加算さ
れて検出回路73に導かれるようにしても良い。
【0148】また、制御回路は、図22に示すように、
図4のA/D変換器74の代わりに長さ検出回路75を
設けた構成となっている。
図4のA/D変換器74の代わりに長さ検出回路75を
設けた構成となっている。
【0149】長さ検出回路75は、上記給送回転体35
の抵抗値変化により得られる検出回路73からの電圧値
の変化に応じて給送される原稿Oの長さを検出するもの
であり、給紙される1枚目の原稿Oの長さを基準に、給
紙される2枚目以降の原稿Oの長さが基準より長いか否
かを示す検出信号を出力したり、1枚目の原稿Oの長さ
が2枚目の原稿Oの長さより長いか否かを示す検出信号
を制御部61へ出力するものである。
の抵抗値変化により得られる検出回路73からの電圧値
の変化に応じて給送される原稿Oの長さを検出するもの
であり、給紙される1枚目の原稿Oの長さを基準に、給
紙される2枚目以降の原稿Oの長さが基準より長いか否
かを示す検出信号を出力したり、1枚目の原稿Oの長さ
が2枚目の原稿Oの長さより長いか否かを示す検出信号
を制御部61へ出力するものである。
【0150】制御部61は、長さ検出回路75からの検
出信号により原稿Oの搬送異常を判断するものである。
たとえば、制御部61は、長さ検出回路75から2枚目
以降の原稿Oの長さが基準より長いという検出信号が供
給された際、その2枚目以降の原稿Oの重送を判断し、
長さ検出回路75から1枚目の原稿Oの長さが2枚目の
原稿Oの長さより長いという検出信号が供給された際、
1枚目の原稿Oの重送を判断する。
出信号により原稿Oの搬送異常を判断するものである。
たとえば、制御部61は、長さ検出回路75から2枚目
以降の原稿Oの長さが基準より長いという検出信号が供
給された際、その2枚目以降の原稿Oの重送を判断し、
長さ検出回路75から1枚目の原稿Oの長さが2枚目の
原稿Oの長さより長いという検出信号が供給された際、
1枚目の原稿Oの重送を判断する。
【0151】長さ検出回路75は、図23に示すよう
に、2値化回路101、遅延パルス発生回路102、イ
ンバータ103、108、カウンタ104、FF回路1
05、ラッチ回路106、107、および比較器109
により構成されている。
に、2値化回路101、遅延パルス発生回路102、イ
ンバータ103、108、カウンタ104、FF回路1
05、ラッチ回路106、107、および比較器109
により構成されている。
【0152】2値化回路101は、検出回路73からの
電圧値を2値化することにより、図24の(a)に示す
ように、給送回転体35に対する原稿Oの通過時の検出
信号を出力するものであり、原稿Oが給送回転体35と
アライニングローラ34間に存在する際、“L”レベル
の信号を出力し、それ以外は“H”レベルの信号を出力
するものである。この2値化回路101からの2値化出
力は遅延パルス発生回路102に供給されるとともに、
インバータ103を介してカウンタ104、ラッチ回路
106、107に供給される。
電圧値を2値化することにより、図24の(a)に示す
ように、給送回転体35に対する原稿Oの通過時の検出
信号を出力するものであり、原稿Oが給送回転体35と
アライニングローラ34間に存在する際、“L”レベル
の信号を出力し、それ以外は“H”レベルの信号を出力
するものである。この2値化回路101からの2値化出
力は遅延パルス発生回路102に供給されるとともに、
インバータ103を介してカウンタ104、ラッチ回路
106、107に供給される。
【0153】遅延パルス発生回路102は、2値化回路
101からの2値化出力としての通過検出信号が切換っ
た際に(“L”レベルから“H”レベルに切換った際
に)、図24の(b)に示すような遅延パルスを発生す
るものであり、この遅延パルスはFF回路105に出力
される。
101からの2値化出力としての通過検出信号が切換っ
た際に(“L”レベルから“H”レベルに切換った際
に)、図24の(b)に示すような遅延パルスを発生す
るものであり、この遅延パルスはFF回路105に出力
される。
【0154】カウンタ104は、2値化回路101から
の2値化出力としての通過検出信号(“L”レベル)が
供給されている間、図示しない発振器から供給されるマ
スタクロックのクロック数を計数するものであり、この
計数結果はラッチ回路106、107に出力される。
の2値化出力としての通過検出信号(“L”レベル)が
供給されている間、図示しない発振器から供給されるマ
スタクロックのクロック数を計数するものであり、この
計数結果はラッチ回路106、107に出力される。
【0155】すなわち、カウンタ104は、給送回転体
35とアライニングローラ34間に原稿Oが存在しない
場合、「0」に保たれ、給送回転体35とアライニング
ローラ34間に原稿Oが存在している間、クロック数が
「0」から計数される。
35とアライニングローラ34間に原稿Oが存在しない
場合、「0」に保たれ、給送回転体35とアライニング
ローラ34間に原稿Oが存在している間、クロック数が
「0」から計数される。
【0156】FF回路105は、D型フリップフロップ
であり、データ入力端D、クロック入力端CLKは
“H”レベルに保持されており、クリア入力端CLRに
遅延パルス発生回路102からの遅延パルスが供給さ
れ、プリセット入力端PREに制御部61からのプリセ
ット信号(“L”レベル)が供給されるようになってい
る。プリセット入力端PREは、図24の(d)に示す
ように、通常“H”レベルに保持されている。
であり、データ入力端D、クロック入力端CLKは
“H”レベルに保持されており、クリア入力端CLRに
遅延パルス発生回路102からの遅延パルスが供給さ
れ、プリセット入力端PREに制御部61からのプリセ
ット信号(“L”レベル)が供給されるようになってい
る。プリセット入力端PREは、図24の(d)に示す
ように、通常“H”レベルに保持されている。
【0157】これにより、FF回路105は、図24の
(c)に示すように、遅延パルス発生回路102からの
最初の遅延パルスが供給されるまで、チップセレクト信
号(Q出力)が“H”レベルとなっており、最初の遅延
パルスが供給された以後はチップセレクト信号が“L”
レベルとなっている。すなわち、1枚目の原稿Oが通過
した時点で“H”レベルから“L”レベルに切換り、そ
れ以降“L”レベルに保持される。
(c)に示すように、遅延パルス発生回路102からの
最初の遅延パルスが供給されるまで、チップセレクト信
号(Q出力)が“H”レベルとなっており、最初の遅延
パルスが供給された以後はチップセレクト信号が“L”
レベルとなっている。すなわち、1枚目の原稿Oが通過
した時点で“H”レベルから“L”レベルに切換り、そ
れ以降“L”レベルに保持される。
【0158】また、制御部61から“L”レベルのプリ
セット信号が供給された際、再びチップセレクト信号が
“H”レベルとなる。
セット信号が供給された際、再びチップセレクト信号が
“H”レベルとなる。
【0159】FF回路105のチップセレクト信号(C
S信号)は、ラッチ回路107に供給されるとともに、
インバータ103により反転してラッチ回路106に供
給される。
S信号)は、ラッチ回路107に供給されるとともに、
インバータ103により反転してラッチ回路106に供
給される。
【0160】ラッチ回路106は、インバータ103か
ら出力される信号は原稿Oが存在する場合、“H”レベ
ルとなり、その状態のときのみカウンタ104はカウン
トアップする。ラッチクロックに上記インバータ103
の立下りを用い、1枚目の原稿Oの長さに対応するカウ
ンタ104の計数結果を記憶するものである。1枚目の
原稿時はFF回路105のQ出力が“H”レベルとな
り、その信号がインバータ108により反転し、“L”
レベルとなりラッチ回路106に供給され、ラッチ回路
106の出力は有効となる。その時、ラッチ回路107
には“H”レベルが供給され、出力は無効となる。この
ラッチ回路106の計数値は比較器109へ出力され
る。
ら出力される信号は原稿Oが存在する場合、“H”レベ
ルとなり、その状態のときのみカウンタ104はカウン
トアップする。ラッチクロックに上記インバータ103
の立下りを用い、1枚目の原稿Oの長さに対応するカウ
ンタ104の計数結果を記憶するものである。1枚目の
原稿時はFF回路105のQ出力が“H”レベルとな
り、その信号がインバータ108により反転し、“L”
レベルとなりラッチ回路106に供給され、ラッチ回路
106の出力は有効となる。その時、ラッチ回路107
には“H”レベルが供給され、出力は無効となる。この
ラッチ回路106の計数値は比較器109へ出力され
る。
【0161】ラッチ回路107は、ラッチクロックに上
記インバータ103の立下りを用い、2枚目以降の原稿
Oの長さに対応するカウンタ104の計数結果を記憶す
るものである。2枚目以降の原稿時はチップセレクト信
号は1枚目の時の反転となり、ラッチ回路106には
“H”レベルとなり、ラッチ回路106の出力は無効と
なる。その時、ラッチ回路107には“L”レベルが供
給されるため、ラッチ回路107の出力は有効となる。
このラッチ回路107の計数値は比較器109へ出力さ
れる。
記インバータ103の立下りを用い、2枚目以降の原稿
Oの長さに対応するカウンタ104の計数結果を記憶す
るものである。2枚目以降の原稿時はチップセレクト信
号は1枚目の時の反転となり、ラッチ回路106には
“H”レベルとなり、ラッチ回路106の出力は無効と
なる。その時、ラッチ回路107には“L”レベルが供
給されるため、ラッチ回路107の出力は有効となる。
このラッチ回路107の計数値は比較器109へ出力さ
れる。
【0162】比較器109は、ラッチ回路106からの
1枚目の原稿Oの長さに対応する計数値とラッチ回路1
07からの2枚目以降の原稿Oの長さに対応する計数値
とを比較することにより、2枚目以降の原稿Oの長さが
1枚目の原稿Oの長さと同じである旨の信号、2枚目以
降の原稿Oの長さが1枚目の原稿Oの長さよりも長い旨
の信号、1枚目の原稿Oの長さが2枚目以降の原稿Oの
長さよりも長い旨の信号を制御部61へ出力する。
1枚目の原稿Oの長さに対応する計数値とラッチ回路1
07からの2枚目以降の原稿Oの長さに対応する計数値
とを比較することにより、2枚目以降の原稿Oの長さが
1枚目の原稿Oの長さと同じである旨の信号、2枚目以
降の原稿Oの長さが1枚目の原稿Oの長さよりも長い旨
の信号、1枚目の原稿Oの長さが2枚目以降の原稿Oの
長さよりも長い旨の信号を制御部61へ出力する。
【0163】たとえば、比較器109は、3ビットの比
較結果CPR1、CPR2、CPR3を出力する。1枚
目の原稿Oの長さが2枚目以降の原稿Oの長さよりも長
い場合、比較結果CPR1を“L”レベルにし、2枚目
以降の原稿Oの長さが1枚目の原稿Oの長さよりも長い
場合、比較結果CPR2を“L”レベルにし、2枚目以
降の原稿Oの長さが1枚目の原稿Oの長さと同じ場合、
比較結果CPR3を“L”レベルにするようになってい
る。
較結果CPR1、CPR2、CPR3を出力する。1枚
目の原稿Oの長さが2枚目以降の原稿Oの長さよりも長
い場合、比較結果CPR1を“L”レベルにし、2枚目
以降の原稿Oの長さが1枚目の原稿Oの長さよりも長い
場合、比較結果CPR2を“L”レベルにし、2枚目以
降の原稿Oの長さが1枚目の原稿Oの長さと同じ場合、
比較結果CPR3を“L”レベルにするようになってい
る。
【0164】なお、上記マスタクロックの周期はあらか
じめ決められた値であり、給送回転体35による原稿O
の搬送速度も一定となっているため、上記ラッチ回路1
06、107に記憶された計数値により、原稿Oの長さ
を検出することができる。
じめ決められた値であり、給送回転体35による原稿O
の搬送速度も一定となっているため、上記ラッチ回路1
06、107に記憶された計数値により、原稿Oの長さ
を検出することができる。
【0165】上記比較器109と制御部61とが3本の
信号線で接続されていても、あるいは3ステートの信号
線で接続されていても良い。ただし、3ステートの信号
線を用いる場合、制御部61内に、CPU、データバ
ス、アドレスバス、バッファドライバインターフェース
を有し、上記比較器109とCPUとが、データバスと
アドレスバスとを介して接続され、エンプティセンサ2
9、…やドライバ63、…等がバッファドライバインタ
ーフェースに接続され、バッファドライバインターフェ
ースとCPUとが、データバスとアドレスバスとを介し
て接続されている。
信号線で接続されていても、あるいは3ステートの信号
線で接続されていても良い。ただし、3ステートの信号
線を用いる場合、制御部61内に、CPU、データバ
ス、アドレスバス、バッファドライバインターフェース
を有し、上記比較器109とCPUとが、データバスと
アドレスバスとを介して接続され、エンプティセンサ2
9、…やドライバ63、…等がバッファドライバインタ
ーフェースに接続され、バッファドライバインターフェ
ースとCPUとが、データバスとアドレスバスとを介し
て接続されている。
【0166】この場合、CPUのポート数を少なくする
ことができ、しかもCPUは、必要な時に、上記比較器
109からの信号を読取ることができるようになってい
る。次に、このような構成において、図25、図26に
示すフローチャートを参照しつつ動作を説明する。たと
えば今、原稿給紙台22上にシャッタ26に突き当てる
ようにして複数枚の原稿Oを一括してセット(載置)す
る。この原稿Oの載置により、アクチュエータ30が回
動しエンプティセンサ29がオンする。一方、操作パネ
ル52から必要な情報を入力する。この後、コピーキー
52cを押す。これにより、制御部61はシャッタソレ
ノイド68とウエイト板ソレノイド70とをオンする。
この結果、ウエイト板28が原稿Oの浮き上がりを押さ
え、搬送路25からシャッタ26が退避する。
ことができ、しかもCPUは、必要な時に、上記比較器
109からの信号を読取ることができるようになってい
る。次に、このような構成において、図25、図26に
示すフローチャートを参照しつつ動作を説明する。たと
えば今、原稿給紙台22上にシャッタ26に突き当てる
ようにして複数枚の原稿Oを一括してセット(載置)す
る。この原稿Oの載置により、アクチュエータ30が回
動しエンプティセンサ29がオンする。一方、操作パネ
ル52から必要な情報を入力する。この後、コピーキー
52cを押す。これにより、制御部61はシャッタソレ
ノイド68とウエイト板ソレノイド70とをオンする。
この結果、ウエイト板28が原稿Oの浮き上がりを押さ
え、搬送路25からシャッタ26が退避する。
【0167】また、制御部61は給紙用モータ62の回
転力を、ピックアップローラ27、給紙ローラ31、分
離ベルト33に伝達するように指示することにより、そ
れぞれを回転する。これにより、原稿給紙台22上の最
下面の1枚目の原稿Oが取出され給送されるとともに、
アライニングローラ34と給送回転体35からなるレジ
ストローラ対を介して送り込み方向に走行中の原稿搬送
ベルト37の下面側に送り込まれる。
転力を、ピックアップローラ27、給紙ローラ31、分
離ベルト33に伝達するように指示することにより、そ
れぞれを回転する。これにより、原稿給紙台22上の最
下面の1枚目の原稿Oが取出され給送されるとともに、
アライニングローラ34と給送回転体35からなるレジ
ストローラ対を介して送り込み方向に走行中の原稿搬送
ベルト37の下面側に送り込まれる。
【0168】この1枚目の原稿Oがアライニングローラ
34と給送回転体35との間の通過により、その1枚目
の原稿Oの長さに対応するデータが基準値として、長さ
検出回路75内のラッチ回路106に記憶される。
34と給送回転体35との間の通過により、その1枚目
の原稿Oの長さに対応するデータが基準値として、長さ
検出回路75内のラッチ回路106に記憶される。
【0169】すなわち、1枚目の原稿Oの先端が給送回
転体35とアライニングローラ34間に到達した際、上
記検出回路73で検出される電圧値により、2値化回路
101が“L”レベルの信号を出力する。この信号によ
り、カウンタ104は、図示しない発振器からのクロッ
クによる計数を開始する。この際、FF回路105のチ
ップセレクト信号が“H”レベルとなっており、ラッチ
回路106にカウンタ104の計数結果がラッチされ
る。
転体35とアライニングローラ34間に到達した際、上
記検出回路73で検出される電圧値により、2値化回路
101が“L”レベルの信号を出力する。この信号によ
り、カウンタ104は、図示しない発振器からのクロッ
クによる計数を開始する。この際、FF回路105のチ
ップセレクト信号が“H”レベルとなっており、ラッチ
回路106にカウンタ104の計数結果がラッチされ
る。
【0170】そして、1枚目の原稿Oの後端が給送回転
体35とアライニングローラ34間を通過した際、上記
検出回路73で検出される電圧値により、2値化回路1
01が“H”レベルの信号を出力する。この信号によ
り、カウンタ104はクリアされる。この結果、ラッチ
回路106に、1枚目の原稿Oに対応するクロック数が
基準値として記憶される。また、2値化回路101が
“H”レベルの信号が出力されると、遅延パルス発生回
路102から遅延パルスが発生される。これにより、F
F回路105がクリアされ、チップセレクト信号が
“L”レベルとなる。
体35とアライニングローラ34間を通過した際、上記
検出回路73で検出される電圧値により、2値化回路1
01が“H”レベルの信号を出力する。この信号によ
り、カウンタ104はクリアされる。この結果、ラッチ
回路106に、1枚目の原稿Oに対応するクロック数が
基準値として記憶される。また、2値化回路101が
“H”レベルの信号が出力されると、遅延パルス発生回
路102から遅延パルスが発生される。これにより、F
F回路105がクリアされ、チップセレクト信号が
“L”レベルとなる。
【0171】また、1枚目の原稿Oが正常に原稿台2上
に送り込まれた場合、1枚目の原稿Oを原稿ストッパ2
4に突き当てるために、レジストセンサ36あるいは給
送回転体35による原稿Oの後端検知後、原稿搬送ベル
ト37を一定パルス分だけ走行し、その後、原稿搬送ベ
ルト37を一定パルス分、逆方向に走行して原稿Oを戻
し、原稿Oのセットが完了する。
に送り込まれた場合、1枚目の原稿Oを原稿ストッパ2
4に突き当てるために、レジストセンサ36あるいは給
送回転体35による原稿Oの後端検知後、原稿搬送ベル
ト37を一定パルス分だけ走行し、その後、原稿搬送ベ
ルト37を一定パルス分、逆方向に走行して原稿Oを戻
し、原稿Oのセットが完了する。
【0172】なお、1枚目の原稿Oのセットが完了する
と、上記複写機本体1内の原稿走査部3による原稿走査
が行われ、これにともなって画像形成部4により転写紙
としての用紙に対する複写動作が開始されることにな
る。
と、上記複写機本体1内の原稿走査部3による原稿走査
が行われ、これにともなって画像形成部4により転写紙
としての用紙に対する複写動作が開始されることにな
る。
【0173】そして、原稿走査部3による原稿走査終了
後、1枚目の原稿Oは原稿搬送ベルト37の走行に伴っ
て原稿台2上から送り出され、排紙手段38を介して排
紙受部39に排出される。
後、1枚目の原稿Oは原稿搬送ベルト37の走行に伴っ
て原稿台2上から送り出され、排紙手段38を介して排
紙受部39に排出される。
【0174】一方、1枚目の原稿Oが原稿台2上から送
り出されると、2枚目の原稿Oが、上記同様に原稿給紙
台22から原稿台2上に送り込まれる。
り出されると、2枚目の原稿Oが、上記同様に原稿給紙
台22から原稿台2上に送り込まれる。
【0175】上記2枚目の原稿Oがアライニングローラ
34と給送回転体35との間の通過により、その2枚目
の原稿Oの長さに対応するデータと1枚目の原稿Oの長
さに対応する基準値とを比較し、この比較結果を制御部
61へ出力する。
34と給送回転体35との間の通過により、その2枚目
の原稿Oの長さに対応するデータと1枚目の原稿Oの長
さに対応する基準値とを比較し、この比較結果を制御部
61へ出力する。
【0176】すなわち、2枚目の原稿Oの先端が給送回
転体35とアライニングローラ34間に到達した際、上
記検出回路73で検出される電圧値により、2値化回路
101が“L”レベルの信号を出力する。この信号によ
り、カウンタ104は、図示しない発振器からのクロッ
クによる計数を開始する。この際、FF回路105のチ
ップセレクト信号が“L”レベルとなっており、ラッチ
回路107にカウンタ104の計数結果がラッチされ
る。
転体35とアライニングローラ34間に到達した際、上
記検出回路73で検出される電圧値により、2値化回路
101が“L”レベルの信号を出力する。この信号によ
り、カウンタ104は、図示しない発振器からのクロッ
クによる計数を開始する。この際、FF回路105のチ
ップセレクト信号が“L”レベルとなっており、ラッチ
回路107にカウンタ104の計数結果がラッチされ
る。
【0177】そして、2枚目の原稿Oの後端が給送回転
体35とアライニングローラ34間を通過した際、上記
検出回路73で検出される電圧値により、2値化回路1
01が“H”レベルの信号を出力する。この信号はイン
バータ108により信号極性が反転し“L”レベルとな
りカウンタ104のクリア端子に入力される。この端子
は“L”レベルで有効であるから、“L”レベルの信号
が入力されることにより、カウンタ104はクリアされ
る。
体35とアライニングローラ34間を通過した際、上記
検出回路73で検出される電圧値により、2値化回路1
01が“H”レベルの信号を出力する。この信号はイン
バータ108により信号極性が反転し“L”レベルとな
りカウンタ104のクリア端子に入力される。この端子
は“L”レベルで有効であるから、“L”レベルの信号
が入力されることにより、カウンタ104はクリアされ
る。
【0178】インバータ108の出力はラッチ回路10
7のラッチクロックにも使用され、ラッチ回路107は
カウンタ104のクリア直前の出力値をラッチする。こ
の結果、ラッチ回路107に、2枚目の原稿Oに対応す
るクロック数が記憶される。これにより、比較器109
は、ラッチ回路106からの1枚目の原稿Oの長さに対
応する計数値とラッチ回路107からの2枚目以降の原
稿Oの長さに対応する計数値とを比較することにより、
1枚目の原稿Oの長さが2枚目以降の原稿Oの長さより
も長い場合、比較結果CPR1を“L”レベルにし、2
枚目以降の原稿Oの長さが1枚目の原稿Oの長さよりも
長い場合、比較結果CPR2を“L”レベルにし、2枚
目以降の原稿Oの長さが1枚目の原稿Oの長さと同じ場
合、比較結果CPR3を“L”レベルにする。
7のラッチクロックにも使用され、ラッチ回路107は
カウンタ104のクリア直前の出力値をラッチする。こ
の結果、ラッチ回路107に、2枚目の原稿Oに対応す
るクロック数が記憶される。これにより、比較器109
は、ラッチ回路106からの1枚目の原稿Oの長さに対
応する計数値とラッチ回路107からの2枚目以降の原
稿Oの長さに対応する計数値とを比較することにより、
1枚目の原稿Oの長さが2枚目以降の原稿Oの長さより
も長い場合、比較結果CPR1を“L”レベルにし、2
枚目以降の原稿Oの長さが1枚目の原稿Oの長さよりも
長い場合、比較結果CPR2を“L”レベルにし、2枚
目以降の原稿Oの長さが1枚目の原稿Oの長さと同じ場
合、比較結果CPR3を“L”レベルにする。
【0179】この結果、制御部61は、長さ検出回路7
5から2枚目の原稿Oの長さが1枚目の原稿Oより長い
という検出信号が供給された際、その2枚目の原稿Oの
重送を判断し、長さ検出回路75から1枚目の原稿Oの
長さが2枚目の原稿Oの長さより長いという検出信号が
供給された際、1枚目の原稿Oの重送を判断する。
5から2枚目の原稿Oの長さが1枚目の原稿Oより長い
という検出信号が供給された際、その2枚目の原稿Oの
重送を判断し、長さ検出回路75から1枚目の原稿Oの
長さが2枚目の原稿Oの長さより長いという検出信号が
供給された際、1枚目の原稿Oの重送を判断する。
【0180】この重送を判断した場合、制御部61は給
送動作を停止し、主制御部51へ重送が発生した旨を出
力する。これにより、主制御部51は操作パネル52の
表示部52aで重送の発生を案内する。
送動作を停止し、主制御部51へ重送が発生した旨を出
力する。これにより、主制御部51は操作パネル52の
表示部52aで重送の発生を案内する。
【0181】また、原稿Oが長さ検出回路75から2枚
目の原稿Oの長さと1枚目の原稿Oの長さとが同じであ
るという検出信号が供給された際、制御部61は、2枚
目の原稿Oに対する原稿走査や排紙処理がなされるとと
もに、3枚目の原稿Oが上記同様に原稿給紙台22から
原稿台2上に送り込まれる。
目の原稿Oの長さと1枚目の原稿Oの長さとが同じであ
るという検出信号が供給された際、制御部61は、2枚
目の原稿Oに対する原稿走査や排紙処理がなされるとと
もに、3枚目の原稿Oが上記同様に原稿給紙台22から
原稿台2上に送り込まれる。
【0182】この3枚目以降の原稿に対しても上記同様
に重送の判断が行われて処理される。
に重送の判断が行われて処理される。
【0183】上記のように、長さ検出回路75により重
送の判断が行われる場合、写真等が貼り付けられている
原稿Oが混在していたとしても、切貼原稿Oの長さと基
準の原稿Oの長さとが変らないため、その切貼原稿Oを
重送と誤検出しないようになっている。
送の判断が行われる場合、写真等が貼り付けられている
原稿Oが混在していたとしても、切貼原稿Oの長さと基
準の原稿Oの長さとが変らないため、その切貼原稿Oを
重送と誤検出しないようになっている。
【0184】また、上記例では、重送が判断された際、
給送動作を停止し、表示部52aで重送の発生を案内す
る場合について説明したが、重送が発生する前までの原
稿枚数を表示部52aで案内するようにしても良い。
給送動作を停止し、表示部52aで重送の発生を案内す
る場合について説明したが、重送が発生する前までの原
稿枚数を表示部52aで案内するようにしても良い。
【0185】この場合、図27に示すように、長さ検出
回路75内の遅延パルス発生回路102からの遅延パル
スが制御部61に供給されるようにし、メモリ72に枚
数カウント部72aを設け、制御部61が遅延パルス発
生回路102からの遅延パルスが供給するごとにメモリ
72の枚数カウント部72aのカウント値をカウントア
ップするようにすることにより実現できる。
回路75内の遅延パルス発生回路102からの遅延パル
スが制御部61に供給されるようにし、メモリ72に枚
数カウント部72aを設け、制御部61が遅延パルス発
生回路102からの遅延パルスが供給するごとにメモリ
72の枚数カウント部72aのカウント値をカウントア
ップするようにすることにより実現できる。
【0186】そして、再スタートの時点で、枚数カウン
タ部72aは1枚目が重送の場合、クリアされ“0”と
なり、2枚目以降が重送の場合、重送直前の枚数カウン
ト値を保持する。これにより、再スタートの時点で、使
用者は、重送した原稿Oから原稿給紙台22に文書をセ
ットすれば良い。
タ部72aは1枚目が重送の場合、クリアされ“0”と
なり、2枚目以降が重送の場合、重送直前の枚数カウン
ト値を保持する。これにより、再スタートの時点で、使
用者は、重送した原稿Oから原稿給紙台22に文書をセ
ットすれば良い。
【0187】このように構成すれば、重送した時点で、
再度1枚目から給紙動作を行なう必要がなくなり、使用
者に対して時間の節約を図ることができる。
再度1枚目から給紙動作を行なう必要がなくなり、使用
者に対して時間の節約を図ることができる。
【0188】また、複数枚の原稿Oの給紙動作の途中で
重送等が生じた際に、制御部61からのプリセット信号
(“L”レベル)がFF回路105に供給される場合に
は、ラッチ回路106の基準データが初期化される。こ
れにより、重送解除後の1枚目の原稿Oに対する長さデ
ータが基準値としてラッチ回路106に記憶される。こ
の場合、プリセット信号に対するチップセレクト信号と
2値化回路101の出力と遅延パルスのタイミングチャ
ートは、図28の(a)〜(d)に示すようになってい
る。
重送等が生じた際に、制御部61からのプリセット信号
(“L”レベル)がFF回路105に供給される場合に
は、ラッチ回路106の基準データが初期化される。こ
れにより、重送解除後の1枚目の原稿Oに対する長さデ
ータが基準値としてラッチ回路106に記憶される。こ
の場合、プリセット信号に対するチップセレクト信号と
2値化回路101の出力と遅延パルスのタイミングチャ
ートは、図28の(a)〜(d)に示すようになってい
る。
【0189】また、複数枚の原稿Oの給紙動作の途中で
重送等が生じた際に、制御部61からのプリセット信号
がFF回路105に供給されない場合には、ラッチ回路
106の基準データが重送前の最初の原稿Oに対する長
さデータが基準値としてラッチ回路106に記憶保持さ
れる。この場合のフローチャートを図29、図30に示
す。
重送等が生じた際に、制御部61からのプリセット信号
がFF回路105に供給されない場合には、ラッチ回路
106の基準データが重送前の最初の原稿Oに対する長
さデータが基準値としてラッチ回路106に記憶保持さ
れる。この場合のフローチャートを図29、図30に示
す。
【0190】これにより、重送解除後の1枚目の原稿O
に対する重送の検出をすぐに行うことができる。
に対する重送の検出をすぐに行うことができる。
【0191】次に、図4のA/D変換器74からの出力
信号(電圧値)を基に原稿Oの厚みを検出する厚さ検出
回路を設け、この厚さ検出回路の検出結果により、原稿
Oの搬送状態を判断する実施例について説明する。この
場合、制御回路は、図31に示すように、図4のA/D
変換器74と制御部61との間に厚さ検出回路76を設
けた構成となっている。
信号(電圧値)を基に原稿Oの厚みを検出する厚さ検出
回路を設け、この厚さ検出回路の検出結果により、原稿
Oの搬送状態を判断する実施例について説明する。この
場合、制御回路は、図31に示すように、図4のA/D
変換器74と制御部61との間に厚さ検出回路76を設
けた構成となっている。
【0192】厚さ検出回路76は、上記給送回転体35
の抵抗値変化により得られる検出回路73からの電圧値
の変化に対応する、A/D変換器74からのデジタル値
に応じて、給送される原稿Oの厚さを検出するものであ
り、給紙される1枚目の原稿Oの厚さを基準に、給紙さ
れる2枚目以降の原稿Oの厚さが基準より厚いか否かを
示す検出信号を出力したり、1枚目の原稿Oの厚さが2
枚目の原稿Oの厚さより厚いか否かを示す検出信号を制
御部61へ出力するものである。
の抵抗値変化により得られる検出回路73からの電圧値
の変化に対応する、A/D変換器74からのデジタル値
に応じて、給送される原稿Oの厚さを検出するものであ
り、給紙される1枚目の原稿Oの厚さを基準に、給紙さ
れる2枚目以降の原稿Oの厚さが基準より厚いか否かを
示す検出信号を出力したり、1枚目の原稿Oの厚さが2
枚目の原稿Oの厚さより厚いか否かを示す検出信号を制
御部61へ出力するものである。
【0193】制御部61は、厚さ検出回路76から検出
信号により原稿Oの搬送異常を判断するものである。た
とえば、制御部61は、厚さ検出回路76から2枚目以
降の原稿Oの厚さが基準より厚いという検出信号が供給
された際、その2枚目以降の原稿Oの重送を判断し、厚
さ検出回路76から1枚目の原稿Oの厚さが2枚目の原
稿Oの厚さより厚いという検出信号が供給された際、1
枚目の原稿Oの重送を判断する。
信号により原稿Oの搬送異常を判断するものである。た
とえば、制御部61は、厚さ検出回路76から2枚目以
降の原稿Oの厚さが基準より厚いという検出信号が供給
された際、その2枚目以降の原稿Oの重送を判断し、厚
さ検出回路76から1枚目の原稿Oの厚さが2枚目の原
稿Oの厚さより厚いという検出信号が供給された際、1
枚目の原稿Oの重送を判断する。
【0194】厚さ検出回路76は、図32に示すよう
に、2値化回路111、遅延パルス発生回路112、F
F回路113、遅延回路114、115、インバータ1
16、120、アドレス発生用のカウンタ117、RA
M118、および比較器119によって構成されてい
る。
に、2値化回路111、遅延パルス発生回路112、F
F回路113、遅延回路114、115、インバータ1
16、120、アドレス発生用のカウンタ117、RA
M118、および比較器119によって構成されてい
る。
【0195】2値化回路111は、検出回路73からの
電圧値を2値化することにより、図24の(a)に示す
ように、給送回転体35に対する原稿Oの通過時の検出
信号を出力するものであり、原稿Oが給送回転体35と
アライニングローラ34間に存在する際、“L”レベル
の信号を出力し、それ以外は“H”レベルの信号を出力
するものである。この2値化回路111からの2値化出
力は遅延パルス発生回路112に供給される。
電圧値を2値化することにより、図24の(a)に示す
ように、給送回転体35に対する原稿Oの通過時の検出
信号を出力するものであり、原稿Oが給送回転体35と
アライニングローラ34間に存在する際、“L”レベル
の信号を出力し、それ以外は“H”レベルの信号を出力
するものである。この2値化回路111からの2値化出
力は遅延パルス発生回路112に供給される。
【0196】遅延パルス発生回路112は、2値化回路
111からの2値化出力としての通過検出信号が切換っ
た際に(“L”レベルから“H”レベルに切換った際
に)、図24の(b)に示すような遅延パルスを発生す
るものであり、この遅延パルスはFF回路113に出力
される。
111からの2値化出力としての通過検出信号が切換っ
た際に(“L”レベルから“H”レベルに切換った際
に)、図24の(b)に示すような遅延パルスを発生す
るものであり、この遅延パルスはFF回路113に出力
される。
【0197】FF回路113は、D型フリップフロップ
であり、データ入力端D、クロック入力端CLKは
“H”レベルに保持されており、クリア入力端CLRに
遅延パルス発生回路112からの遅延パルスが供給さ
れ、プリセット入力端PREに制御部61からのプリセ
ット信号(“L”レベル)が供給されるようになってい
る。プリセット入力端PREは、図24の(d)に示す
ように、通常“H”レベルに保持されている。
であり、データ入力端D、クロック入力端CLKは
“H”レベルに保持されており、クリア入力端CLRに
遅延パルス発生回路112からの遅延パルスが供給さ
れ、プリセット入力端PREに制御部61からのプリセ
ット信号(“L”レベル)が供給されるようになってい
る。プリセット入力端PREは、図24の(d)に示す
ように、通常“H”レベルに保持されている。
【0198】これにより、FF回路113は、図24の
(c)に示すように、遅延パルス発生回路112からの
最初の遅延パルスが供給されるまで、チップセレクト信
号(Q出力)が“H”レベルとなっており、最初の遅延
パルスが供給された以後はチップセレクト信号が“L”
レベルとなっている。すなわち、1枚目の原稿Oが通過
した時点で、チップセレクト信号は“H”レベルから
“L”レベルに切換り、それ以降“L”レベルに保持さ
れる。
(c)に示すように、遅延パルス発生回路112からの
最初の遅延パルスが供給されるまで、チップセレクト信
号(Q出力)が“H”レベルとなっており、最初の遅延
パルスが供給された以後はチップセレクト信号が“L”
レベルとなっている。すなわち、1枚目の原稿Oが通過
した時点で、チップセレクト信号は“H”レベルから
“L”レベルに切換り、それ以降“L”レベルに保持さ
れる。
【0199】また、制御部61から“L”レベルのプリ
セット信号が供給された際、再びチップセレクト信号が
“H”レベルとなる。
セット信号が供給された際、再びチップセレクト信号が
“H”レベルとなる。
【0200】FF回路113からのチップセレクト信号
は、遅延回路115に供給されるとともに、インバータ
116により反転して遅延回路114に供給される。
は、遅延回路115に供給されるとともに、インバータ
116により反転して遅延回路114に供給される。
【0201】遅延回路114、115は、A/D変換器
74からのデジタル値を一時的に記憶するラッチ機能を
有し、その記憶したデジタル値を所定時間遅延して出力
するものである。遅延回路114の出力は、RAM11
8に供給され、遅延回路115の出力は、比較器119
に供給される。遅延回路115を用いることにより、2
枚目以降の原稿Oの搬送タイミングがずれている場合で
も、厚さ検出を許容して行うことができる。
74からのデジタル値を一時的に記憶するラッチ機能を
有し、その記憶したデジタル値を所定時間遅延して出力
するものである。遅延回路114の出力は、RAM11
8に供給され、遅延回路115の出力は、比較器119
に供給される。遅延回路115を用いることにより、2
枚目以降の原稿Oの搬送タイミングがずれている場合で
も、厚さ検出を許容して行うことができる。
【0202】アドレス発生用のカウンタ117は、制御
部61から原稿Oの上記給送回転体35に対する回転開
始の指示と同時に出力されるスタート信号が供給された
際、つまり2値化回路111の出力をインバータ120
により反転した信号が“H”レベルとなった際、図示し
ない発振器からのマスタクロックを計数するものであ
り、所定カウント値になった際にアドレスをRAM11
8へ出力するようになっている。アドレス発生用のカウ
ンタ117から発生されるアドレスは、1枚目の原稿O
に対しては書込アドレスとなり、2枚目以降の原稿Oに
対しては読出アドレスとなる。
部61から原稿Oの上記給送回転体35に対する回転開
始の指示と同時に出力されるスタート信号が供給された
際、つまり2値化回路111の出力をインバータ120
により反転した信号が“H”レベルとなった際、図示し
ない発振器からのマスタクロックを計数するものであ
り、所定カウント値になった際にアドレスをRAM11
8へ出力するようになっている。アドレス発生用のカウ
ンタ117から発生されるアドレスは、1枚目の原稿O
に対しては書込アドレスとなり、2枚目以降の原稿Oに
対しては読出アドレスとなる。
【0203】カウンタ117のクリア端子には、上記2
値化回路111の出力がインバータ120を介して供給
されており、原稿Oがない場合、インバータ120の出
力は“0”レベルとなり、カウント値はクリア“0”と
なっている。
値化回路111の出力がインバータ120を介して供給
されており、原稿Oがない場合、インバータ120の出
力は“0”レベルとなり、カウント値はクリア“0”と
なっている。
【0204】RAM118は、制御部61から書込信号
が供給され、アドレス発生用カウンタ117からのアド
レスが供給された際、遅延回路114からのデジタル値
をそのアドレスに記憶するものである。これにより、1
枚目の原稿Oの所定位置での厚みを示すデータが記憶さ
れる。また、RAM118は、制御部61から読出信号
が供給されている際、アドレス発生用のカウンタ117
からのアドレスの内容が比較器119へ読出される。
が供給され、アドレス発生用カウンタ117からのアド
レスが供給された際、遅延回路114からのデジタル値
をそのアドレスに記憶するものである。これにより、1
枚目の原稿Oの所定位置での厚みを示すデータが記憶さ
れる。また、RAM118は、制御部61から読出信号
が供給されている際、アドレス発生用のカウンタ117
からのアドレスの内容が比較器119へ読出される。
【0205】比較器119は、減算器が内蔵されてお
り、RAM118から供給される1枚目の原稿Oに対す
る厚みデータに基づく所定範囲内のデータと遅延回路1
15から供給される2枚目以降の原稿Oに対する厚みデ
ータとを比較することにより、2枚目以降の原稿Oの厚
さが1枚目の原稿Oの厚さと同じである旨の信号、2枚
目以降の原稿Oの厚さが1枚目の原稿Oの厚さよりも厚
い旨の信号、1枚目の原稿Oの厚さが2枚目以降の原稿
Oの厚さよりも厚い旨の信号を制御部61へ出力する。
り、RAM118から供給される1枚目の原稿Oに対す
る厚みデータに基づく所定範囲内のデータと遅延回路1
15から供給される2枚目以降の原稿Oに対する厚みデ
ータとを比較することにより、2枚目以降の原稿Oの厚
さが1枚目の原稿Oの厚さと同じである旨の信号、2枚
目以降の原稿Oの厚さが1枚目の原稿Oの厚さよりも厚
い旨の信号、1枚目の原稿Oの厚さが2枚目以降の原稿
Oの厚さよりも厚い旨の信号を制御部61へ出力する。
【0206】たとえば、比較器119は、3ビットの比
較結果CPR4、CPR5、CPR6を出力する。1枚
目の原稿Oの長さが2枚目以降の原稿Oの厚さよりも厚
い場合、比較結果CPR4を“L”レベルにし、2枚目
以降の原稿Oの厚さが1枚目の原稿Oの厚さよりも厚い
場合、比較結果CPR5を“L”レベルにし、2枚目以
降の原稿Oの厚さが1枚目の原稿Oの厚さと同じ場合、
比較結果CPR6を“L”レベルにするようになってい
る。
較結果CPR4、CPR5、CPR6を出力する。1枚
目の原稿Oの長さが2枚目以降の原稿Oの厚さよりも厚
い場合、比較結果CPR4を“L”レベルにし、2枚目
以降の原稿Oの厚さが1枚目の原稿Oの厚さよりも厚い
場合、比較結果CPR5を“L”レベルにし、2枚目以
降の原稿Oの厚さが1枚目の原稿Oの厚さと同じ場合、
比較結果CPR6を“L”レベルにするようになってい
る。
【0207】上記比較器119と制御部61とが3本の
信号線で接続されていても、あるいは3ステートの信号
線で接続されていても良い。
信号線で接続されていても、あるいは3ステートの信号
線で接続されていても良い。
【0208】次に、このような構成において、図33、
図34に示すフローチャートを参照しつつ動作を説明す
る。たとえば今、原稿給紙台22上にシャッタ26に突
き当てるようにして複数枚の原稿Oを一括してセット
(載置)する。この原稿Oの載置により、アクチュエー
タ30が回動しエンプティセンサ29がオンする。一
方、操作パネル52から必要な情報を入力する。この
後、コピーキー52cを押す。これにより、制御部61
はシャッタソレノイド68とウエイト板ソレノイド70
とをオンする。この結果、ウエイト板28が原稿Oの浮
き上がりを押さえ、搬送路25からシャッタ26が退避
する。
図34に示すフローチャートを参照しつつ動作を説明す
る。たとえば今、原稿給紙台22上にシャッタ26に突
き当てるようにして複数枚の原稿Oを一括してセット
(載置)する。この原稿Oの載置により、アクチュエー
タ30が回動しエンプティセンサ29がオンする。一
方、操作パネル52から必要な情報を入力する。この
後、コピーキー52cを押す。これにより、制御部61
はシャッタソレノイド68とウエイト板ソレノイド70
とをオンする。この結果、ウエイト板28が原稿Oの浮
き上がりを押さえ、搬送路25からシャッタ26が退避
する。
【0209】また、制御部61は給紙用モータ62の回
転力を、ピックアップローラ27、給紙ローラ31、分
離ベルト33に伝達するように指示することにより、そ
れぞれを回転させる。これにより、原稿給紙台22上の
最下面の1枚目の原稿Oが取出され給送されるととも
に、アライニングローラ34と給送回転体35からなる
レジストローラ対を介して送り込み方向に走行中の原稿
搬送ベルト37の下面側に送り込まれる。
転力を、ピックアップローラ27、給紙ローラ31、分
離ベルト33に伝達するように指示することにより、そ
れぞれを回転させる。これにより、原稿給紙台22上の
最下面の1枚目の原稿Oが取出され給送されるととも
に、アライニングローラ34と給送回転体35からなる
レジストローラ対を介して送り込み方向に走行中の原稿
搬送ベルト37の下面側に送り込まれる。
【0210】この1枚目の原稿Oがアライニングローラ
34と給送回転体35との間を通過する際に、その1枚
目の原稿Oの厚さに対応するデータが基準値として、厚
さ検出回路76内のRAM118に記憶される。
34と給送回転体35との間を通過する際に、その1枚
目の原稿Oの厚さに対応するデータが基準値として、厚
さ検出回路76内のRAM118に記憶される。
【0211】すなわち、1枚目の原稿Oの先端が給送回
転体35とアライニングローラ34間に到達した際、上
記検出回路73で検出される電圧値により、2値化回路
111が“L”レベルの信号を出力する。この信号によ
り、カウンタ117は、図示しない発振器からのクロッ
クの計数を開始する。この際、FF回路113のチップ
セレクト信号が“H”レベルとなっており、インバータ
116に反転された信号が遅延回路114のチップセレ
クト端子に接続され、遅延回路114にA/D変換器7
4からの上記検出回路73の電圧値に対応するデジタル
値がラッチされる。このとき、遅延回路115のチップ
セレクト端子は“H”レベルであるので、休止してい
る。また、制御部61からRAM118に書込信号が供
給されている。
転体35とアライニングローラ34間に到達した際、上
記検出回路73で検出される電圧値により、2値化回路
111が“L”レベルの信号を出力する。この信号によ
り、カウンタ117は、図示しない発振器からのクロッ
クの計数を開始する。この際、FF回路113のチップ
セレクト信号が“H”レベルとなっており、インバータ
116に反転された信号が遅延回路114のチップセレ
クト端子に接続され、遅延回路114にA/D変換器7
4からの上記検出回路73の電圧値に対応するデジタル
値がラッチされる。このとき、遅延回路115のチップ
セレクト端子は“H”レベルであるので、休止してい
る。また、制御部61からRAM118に書込信号が供
給されている。
【0212】そして、カウンタ117からのアドレスが
RAM118に供給された際、RAM118はそのアド
レスに遅延回路114からのデジタル値を記憶する。こ
の結果、RAM118に、1枚目の原稿Oの厚さデータ
が基準値として記憶される。そして、1枚目の原稿Oの
後端が給送回転体35とアライニングローラ34間を通
過した際、上記検出回路73で検出される電圧値によ
り、2値化回路111が“H”レベルの信号を出力す
る。この信号により、カウンタ117はクリアされる。
また、2値化回路111から“H”レベルの信号が出力
されると、遅延パルス発生回路112から遅延パルスが
発生される。これにより、FF回路113がクリアさ
れ、チップセレクト信号が“L”レベルとなる。
RAM118に供給された際、RAM118はそのアド
レスに遅延回路114からのデジタル値を記憶する。こ
の結果、RAM118に、1枚目の原稿Oの厚さデータ
が基準値として記憶される。そして、1枚目の原稿Oの
後端が給送回転体35とアライニングローラ34間を通
過した際、上記検出回路73で検出される電圧値によ
り、2値化回路111が“H”レベルの信号を出力す
る。この信号により、カウンタ117はクリアされる。
また、2値化回路111から“H”レベルの信号が出力
されると、遅延パルス発生回路112から遅延パルスが
発生される。これにより、FF回路113がクリアさ
れ、チップセレクト信号が“L”レベルとなる。
【0213】また、1枚目の原稿Oが正常に原稿台2上
に送り込まれた場合、1枚目の原稿Oを原稿ストッパ2
4に突き当てるために、レジストセンサ36あるいは給
送回転体35による原稿Oの後端検知後、原稿搬送ベル
ト37を一定パルス分だけ走行し、その後、原稿搬送ベ
ルト37を一定パルス分、逆方向に走行して原稿Oを戻
し、原稿Oのセットが完了する。
に送り込まれた場合、1枚目の原稿Oを原稿ストッパ2
4に突き当てるために、レジストセンサ36あるいは給
送回転体35による原稿Oの後端検知後、原稿搬送ベル
ト37を一定パルス分だけ走行し、その後、原稿搬送ベ
ルト37を一定パルス分、逆方向に走行して原稿Oを戻
し、原稿Oのセットが完了する。
【0214】なお、1枚目の原稿Oのセットが完了する
と、上記複写機本体1内の原稿走査部3による原稿走査
が行われ、これにともなって画像形成部4により転写紙
としての用紙に対する複写動作が開始されることにな
る。
と、上記複写機本体1内の原稿走査部3による原稿走査
が行われ、これにともなって画像形成部4により転写紙
としての用紙に対する複写動作が開始されることにな
る。
【0215】そして、原稿走査部3による原稿走査終了
後、1枚目の原稿Oは原稿搬送ベルト37の走行に伴っ
て原稿台2上から送り出され、排紙手段38を介して排
紙受部39に排出される。
後、1枚目の原稿Oは原稿搬送ベルト37の走行に伴っ
て原稿台2上から送り出され、排紙手段38を介して排
紙受部39に排出される。
【0216】一方、1枚目の原稿Oが原稿台2上から送
り出されると、2枚目の原稿Oが、上記同様に原稿給紙
台22から原稿台2上に送り込まれる。
り出されると、2枚目の原稿Oが、上記同様に原稿給紙
台22から原稿台2上に送り込まれる。
【0217】上記2枚目の原稿Oがアライニングローラ
34と給送回転体35との間の通過により、その2枚目
の原稿Oの厚さに対応するデータと1枚目の原稿Oの厚
さに対応する基準値とを比較し、この比較結果を制御部
61へ出力する。
34と給送回転体35との間の通過により、その2枚目
の原稿Oの厚さに対応するデータと1枚目の原稿Oの厚
さに対応する基準値とを比較し、この比較結果を制御部
61へ出力する。
【0218】すなわち、2枚目の原稿Oの先端が給送回
転体35とアライニングローラ34間に到達した際、上
記検出回路73で検出される電圧値により、2値化回路
111が“L”レベルの信号を出力する。この信号によ
り、カウンタ117は、図示しない発振器からのクロッ
クの計数を開始する。この際、FF回路113のチップ
セレクト信号が“L”レベルとなっており、遅延回路1
15にA/D変換器74からの上記検出回路73の電圧
値に対応するデジタル値がラッチされる。一報、インバ
ータ76によって反転された信号により遅延回路114
は休止状態となる。また、制御部61からRAM118
に読出信号が供給されている。
転体35とアライニングローラ34間に到達した際、上
記検出回路73で検出される電圧値により、2値化回路
111が“L”レベルの信号を出力する。この信号によ
り、カウンタ117は、図示しない発振器からのクロッ
クの計数を開始する。この際、FF回路113のチップ
セレクト信号が“L”レベルとなっており、遅延回路1
15にA/D変換器74からの上記検出回路73の電圧
値に対応するデジタル値がラッチされる。一報、インバ
ータ76によって反転された信号により遅延回路114
は休止状態となる。また、制御部61からRAM118
に読出信号が供給されている。
【0219】そして、カウンタ117からのアドレスが
RAM118に供給された際、RAM118はそのアド
レスの書込内容つまり基準の厚さデータを読出し比較器
119へ出力する。
RAM118に供給された際、RAM118はそのアド
レスの書込内容つまり基準の厚さデータを読出し比較器
119へ出力する。
【0220】したがって、比較器119は、RAM11
8からの1枚目の原稿Oの厚さデータに基づく所定範囲
内のデータと遅延回路115からの2枚目の原稿Oの厚
さデータとを比較することにより、1枚目の原稿Oの厚
さが2枚目の原稿Oの厚さよりも厚い場合、比較結果C
PR4を“L”レベルにし、2枚目の原稿Oの厚さが1
枚目の原稿Oの厚さよりも厚い場合、比較結果CPR5
を“L”レベルにし、2枚目の原稿Oの厚さが1枚目の
原稿Oの厚さと同じ場合、比較結果CPR6を“L”レ
ベルにする。
8からの1枚目の原稿Oの厚さデータに基づく所定範囲
内のデータと遅延回路115からの2枚目の原稿Oの厚
さデータとを比較することにより、1枚目の原稿Oの厚
さが2枚目の原稿Oの厚さよりも厚い場合、比較結果C
PR4を“L”レベルにし、2枚目の原稿Oの厚さが1
枚目の原稿Oの厚さよりも厚い場合、比較結果CPR5
を“L”レベルにし、2枚目の原稿Oの厚さが1枚目の
原稿Oの厚さと同じ場合、比較結果CPR6を“L”レ
ベルにする。
【0221】この結果、制御部61は、厚さ検出回路7
6から2枚目の原稿Oの厚さが1枚目の原稿Oより厚い
という検出信号が供給された際、その2枚目の原稿Oの
重送を判断し、厚さ検出回路76から1枚目の原稿Oの
厚さが2枚目の原稿Oの厚さより厚いという検出信号が
供給された際、1枚目の原稿Oの重送を判断する。
6から2枚目の原稿Oの厚さが1枚目の原稿Oより厚い
という検出信号が供給された際、その2枚目の原稿Oの
重送を判断し、厚さ検出回路76から1枚目の原稿Oの
厚さが2枚目の原稿Oの厚さより厚いという検出信号が
供給された際、1枚目の原稿Oの重送を判断する。
【0222】この重送を判断した場合、制御部61は給
送動作を停止し、主制御部51へ重送が発生した旨を出
力する。これにより、主制御部51は操作パネル52の
表示部52aで重送の発生を案内する。
送動作を停止し、主制御部51へ重送が発生した旨を出
力する。これにより、主制御部51は操作パネル52の
表示部52aで重送の発生を案内する。
【0223】また、原稿Oが厚さ検出回路76から2枚
目の原稿Oの厚さと1枚目の原稿Oの厚さとが同じであ
るという検出信号が供給された際、制御部61は、2枚
目の原稿Oに対する原稿走査や排紙処理がなされるとと
もに、3枚目の原稿Oが上記同様に原稿給紙台22から
原稿台2上に送り込まれる。
目の原稿Oの厚さと1枚目の原稿Oの厚さとが同じであ
るという検出信号が供給された際、制御部61は、2枚
目の原稿Oに対する原稿走査や排紙処理がなされるとと
もに、3枚目の原稿Oが上記同様に原稿給紙台22から
原稿台2上に送り込まれる。
【0224】この3枚目以降の原稿に対しても上記同様
に重送の判断が行われて処理される。
に重送の判断が行われて処理される。
【0225】また、上記例では、重送が判断された際、
給送動作を停止し、表示部52aで重送の発生を案内す
る場合について説明したが、さらに重送が発生する前ま
での原稿枚数を表示部52aで案内するようにしても良
い。
給送動作を停止し、表示部52aで重送の発生を案内す
る場合について説明したが、さらに重送が発生する前ま
での原稿枚数を表示部52aで案内するようにしても良
い。
【0226】この場合、図35に示すように、厚さ検出
回路76内の遅延パルス発生回路112からの遅延パル
スが制御部61に供給されるようにし、メモリ72に枚
数カウント部72aを設け、制御部61が遅延パルス発
生回路112からの遅延パルスが供給するごとにメモリ
72の枚数カウント部72aのカウント値をカウントア
ップするようにすることにより実現できる。
回路76内の遅延パルス発生回路112からの遅延パル
スが制御部61に供給されるようにし、メモリ72に枚
数カウント部72aを設け、制御部61が遅延パルス発
生回路112からの遅延パルスが供給するごとにメモリ
72の枚数カウント部72aのカウント値をカウントア
ップするようにすることにより実現できる。
【0227】そして、再スタートの時点で、枚数カウン
ト部72aは1枚目が重送の場合、クリアされ“0”と
なり、2枚目以降が重送の場合、重送直前の枚数が保持
される。これにより、再スタートの時点で、使用者は、
重送した原稿Oから原稿給紙台22に文書をセットすれ
ば良い。
ト部72aは1枚目が重送の場合、クリアされ“0”と
なり、2枚目以降が重送の場合、重送直前の枚数が保持
される。これにより、再スタートの時点で、使用者は、
重送した原稿Oから原稿給紙台22に文書をセットすれ
ば良い。
【0228】このように構成すれば、重送した時点で、
再度1枚目から給紙動作を行なう必要がなくなり、使用
者に対して時間の節約を図ることができる。
再度1枚目から給紙動作を行なう必要がなくなり、使用
者に対して時間の節約を図ることができる。
【0229】また、複数枚の原稿Oの給紙動作の途中で
重送等が生じた際に、制御部61からのプリセット信号
(“L”レベル)がFF回路113に供給される場合に
は、RAM118の基準の厚さデータが初期化される。
これにより、重送解除後の1枚目の原稿Oに対する厚さ
データが基準値としてRAM118に記憶される。
重送等が生じた際に、制御部61からのプリセット信号
(“L”レベル)がFF回路113に供給される場合に
は、RAM118の基準の厚さデータが初期化される。
これにより、重送解除後の1枚目の原稿Oに対する厚さ
データが基準値としてRAM118に記憶される。
【0230】この場合、プリセット信号に対するチップ
セレクト信号と2値化回路111の出力と遅延パルスの
タイミングチャートは、図28の(a)〜(d)に示す
ようになっている。
セレクト信号と2値化回路111の出力と遅延パルスの
タイミングチャートは、図28の(a)〜(d)に示す
ようになっている。
【0231】このようにすれば、原稿給紙台22に載置
された文書ごとに1枚目の原稿Oのデータを基準として
重送の検出を行うことができる。通常1つの文書(原稿
Oの集合体)の厚さは、同一であることから、原稿給紙
台22に文書がなくなった時点で、基準データを文書毎
に更新すれば、様々な厚さの文書が原稿自動送り装置2
0にセットされても重送の検出が可能である。
された文書ごとに1枚目の原稿Oのデータを基準として
重送の検出を行うことができる。通常1つの文書(原稿
Oの集合体)の厚さは、同一であることから、原稿給紙
台22に文書がなくなった時点で、基準データを文書毎
に更新すれば、様々な厚さの文書が原稿自動送り装置2
0にセットされても重送の検出が可能である。
【0232】また、複数枚の原稿Oの給紙動作の途中で
重送等が生じた際に、制御部61からのプリセット信号
がFF回路113に供給されない場合には、RAM11
8の基準の厚さデータが重送前の最初の原稿Oに対する
厚さデータが基準値としてRAM118に記憶保持され
る。この場合のフローチャートを図36、図37に示
す。
重送等が生じた際に、制御部61からのプリセット信号
がFF回路113に供給されない場合には、RAM11
8の基準の厚さデータが重送前の最初の原稿Oに対する
厚さデータが基準値としてRAM118に記憶保持され
る。この場合のフローチャートを図36、図37に示
す。
【0233】これにより、重送解除後の1枚目の原稿O
に対する重送の検出をすぐに行うことができる。
に対する重送の検出をすぐに行うことができる。
【0234】また、厚さ検出回路86の1枚目の原稿O
に対する基準の厚さデータを遅延回路114、カウンタ
117、およびRAM118を用いて記憶する場合につ
いて説明したが、上記チップセレクト信号により選択さ
れるラッチ回路により構成するようにしても良い。
に対する基準の厚さデータを遅延回路114、カウンタ
117、およびRAM118を用いて記憶する場合につ
いて説明したが、上記チップセレクト信号により選択さ
れるラッチ回路により構成するようにしても良い。
【0235】上記のように、厚さのデータのみで重送を
検出する場合、原稿O上に写真等が切貼りされている場
合、重送と誤検出してしまう可能性がある。
検出する場合、原稿O上に写真等が切貼りされている場
合、重送と誤検出してしまう可能性がある。
【0236】この問題を解決するために、長さのデータ
と厚さのデータを組合わせて重送を検出する場合につい
て以下に示す。
と厚さのデータを組合わせて重送を検出する場合につい
て以下に示す。
【0237】図41の(a)(b)(c)は、通常の原
稿O、重送されている原稿O、原稿上に切貼りされた原
稿Oが、アライニングローラ34と給送回転体35との
間を通過する際に、長さ検出回路75によって検出され
る検出出力を示したものである。
稿O、重送されている原稿O、原稿上に切貼りされた原
稿Oが、アライニングローラ34と給送回転体35との
間を通過する際に、長さ検出回路75によって検出され
る検出出力を示したものである。
【0238】この図では、切貼りされた写真等の厚さが
基準となる原稿Oと同じとみなしているが厚さが違って
いても同じ効果が得られる。
基準となる原稿Oと同じとみなしているが厚さが違って
いても同じ効果が得られる。
【0239】通常の原稿Oの長さをl1、重送されてい
る原稿Oの長さをl2、原稿上に切貼りされた原稿Oの
長さl3とすると、切貼りした原稿Oの長さと、基準と
なる原稿Oの長さとは同じであるが、重送した場合は、
完全に重なり合う場合が少ないため、検出される原稿O
の長さは基準となる原稿Oの長さよりも長くなる。
る原稿Oの長さをl2、原稿上に切貼りされた原稿Oの
長さl3とすると、切貼りした原稿Oの長さと、基準と
なる原稿Oの長さとは同じであるが、重送した場合は、
完全に重なり合う場合が少ないため、検出される原稿O
の長さは基準となる原稿Oの長さよりも長くなる。
【0240】すなわち、l1=l3、l2>l1とな
る。
る。
【0241】これを利用して長さの検出のみで重送を検
出することもできる。
出することもできる。
【0242】すなわち、l1=l3ならば、切貼り原稿 l2>l1ならば、重送を検出する。
【0243】また、2種類の検出結果を用いて原稿Oの
搬送状態を判断することにより、長さの異なる原稿Oが
混在して給紙される場合でも、重送、切貼り、正常な給
紙を正確に判断することができる。
搬送状態を判断することにより、長さの異なる原稿Oが
混在して給紙される場合でも、重送、切貼り、正常な給
紙を正確に判断することができる。
【0244】この場合、上記長さ検出回路75(図23
参照)による原稿Oの長さの検出結果と上記厚さ検出回
路76(図32参照)による原稿Oの厚さの検出結果と
の2種類の検出結果を用いて、切貼原稿Oや長さの異な
る原稿Oが混在して給紙される際の搬送状態を判断する
実施例について説明する。この場合、制御回路は、図3
8に示すように、図4に示す検出回路73と制御部61
との間に長さ検出回路75を設け、図4に示すA/D変
換器74と制御部61との間に厚さ検出回路76を設け
た構成となっている。
参照)による原稿Oの長さの検出結果と上記厚さ検出回
路76(図32参照)による原稿Oの厚さの検出結果と
の2種類の検出結果を用いて、切貼原稿Oや長さの異な
る原稿Oが混在して給紙される際の搬送状態を判断する
実施例について説明する。この場合、制御回路は、図3
8に示すように、図4に示す検出回路73と制御部61
との間に長さ検出回路75を設け、図4に示すA/D変
換器74と制御部61との間に厚さ検出回路76を設け
た構成となっている。
【0245】すなわち、制御部61は、(基準データの
厚さ)<(判別対象の厚さデータ)かつ(基準データの
長さ)<(判別対象の長さデータ)の場合、判別対象原
稿Oの重送を判断し、(基準データの厚さ)<(判別対
象の厚さデータ)かつ(基準データの長さ)=(判別対
象の長さデータ)の場合、判別対象原稿Oが切貼原稿で
あると判断し、(基準データの厚さ)=(判別対象の厚
さデータ)かつ(基準データの長さ)=(判別対象の長
さデータ)の場合、判別対象原稿Oが基準の原稿Oと同
じであると判断する。
厚さ)<(判別対象の厚さデータ)かつ(基準データの
長さ)<(判別対象の長さデータ)の場合、判別対象原
稿Oの重送を判断し、(基準データの厚さ)<(判別対
象の厚さデータ)かつ(基準データの長さ)=(判別対
象の長さデータ)の場合、判別対象原稿Oが切貼原稿で
あると判断し、(基準データの厚さ)=(判別対象の厚
さデータ)かつ(基準データの長さ)=(判別対象の長
さデータ)の場合、判別対象原稿Oが基準の原稿Oと同
じであると判断する。
【0246】ここで、長さ検出回路75の比較器109
の各比較結果(CPR1〜3)と厚さ検出回路76の比
較器119の各比較結果(CPR4〜6)との関係は、
表1に示すようになる。
の各比較結果(CPR1〜3)と厚さ検出回路76の比
較器119の各比較結果(CPR4〜6)との関係は、
表1に示すようになる。
【0247】
【表1】 したがって、制御部61は、(1枚目の原稿Oの長さ>
2枚目以降の原稿Oの長さ)かつ(1枚目の原稿Oの厚
さ>2枚目以降の原稿Oの厚さ)の場合、1枚目の原稿
Oが重送であると判断し、(2枚目以降の原稿Oの長さ
>1枚目の原稿Oの長さ)かつ(2枚目以降の原稿Oの
厚さ>1枚目の原稿Oの厚さ)の場合、2枚目以降の原
稿Oが重送であると判断し、(1枚目の原稿Oの長さ>
2枚目以降の原稿Oの長さ)かつ(2枚目以降の原稿O
の厚さ>1枚目の原稿Oの厚さ)の場合、2枚目以降の
原稿Oの厚さ、サイズが異なると判断し、(2枚目以降
の原稿Oの長さ>1枚目の原稿Oの長さ)かつ(1枚目
の原稿Oの厚さ>2枚目以降の原稿Oの厚さ)の場合、
1枚目の原稿Oの厚さ、サイズが異なると判断し、(1
枚目の原稿Oの長さ=2枚目以降の原稿Oの長さ)かつ
(1枚目の原稿Oの厚さ>2枚目以降の原稿Oの厚さ)
の場合、1枚目が切貼原稿であると判断し、(1枚目の
原稿Oの長さ=2枚目以降の原稿Oの長さ)かつ(2枚
目以降の原稿Oの厚さ>1枚目の原稿Oの厚さ)の場
合、2枚目以降が切貼原稿であると判断し、(1枚目の
原稿Oの長さ=2枚目以降の原稿Oの長さ)かつ(2枚
目以降の原稿Oの厚さ=1枚目の原稿Oの厚さ)の場
合、両方共基準の原稿Oであると判断する。
2枚目以降の原稿Oの長さ)かつ(1枚目の原稿Oの厚
さ>2枚目以降の原稿Oの厚さ)の場合、1枚目の原稿
Oが重送であると判断し、(2枚目以降の原稿Oの長さ
>1枚目の原稿Oの長さ)かつ(2枚目以降の原稿Oの
厚さ>1枚目の原稿Oの厚さ)の場合、2枚目以降の原
稿Oが重送であると判断し、(1枚目の原稿Oの長さ>
2枚目以降の原稿Oの長さ)かつ(2枚目以降の原稿O
の厚さ>1枚目の原稿Oの厚さ)の場合、2枚目以降の
原稿Oの厚さ、サイズが異なると判断し、(2枚目以降
の原稿Oの長さ>1枚目の原稿Oの長さ)かつ(1枚目
の原稿Oの厚さ>2枚目以降の原稿Oの厚さ)の場合、
1枚目の原稿Oの厚さ、サイズが異なると判断し、(1
枚目の原稿Oの長さ=2枚目以降の原稿Oの長さ)かつ
(1枚目の原稿Oの厚さ>2枚目以降の原稿Oの厚さ)
の場合、1枚目が切貼原稿であると判断し、(1枚目の
原稿Oの長さ=2枚目以降の原稿Oの長さ)かつ(2枚
目以降の原稿Oの厚さ>1枚目の原稿Oの厚さ)の場
合、2枚目以降が切貼原稿であると判断し、(1枚目の
原稿Oの長さ=2枚目以降の原稿Oの長さ)かつ(2枚
目以降の原稿Oの厚さ=1枚目の原稿Oの厚さ)の場
合、両方共基準の原稿Oであると判断する。
【0248】以上の条件から異常と判断して原稿自動送
り装置20の給紙動作を停止させる条件は、上から2条
件のみとなる。
り装置20の給紙動作を停止させる条件は、上から2条
件のみとなる。
【0249】したがって、比較器119の比較結果CP
R1、CPR4がともに“L”レベルであるか、または
比較器119の比較結果CPR2、CPR5がともに
“L”レベルである場合かを制御部61で判断すること
により、切貼り原稿Oが混在した重送の検出が可能であ
る。また、図38に示すゲート回路77a、〜77cの
出力を、制御部61の割込み入力に接続すれば、制御部
61の負担が軽減される。
R1、CPR4がともに“L”レベルであるか、または
比較器119の比較結果CPR2、CPR5がともに
“L”レベルである場合かを制御部61で判断すること
により、切貼り原稿Oが混在した重送の検出が可能であ
る。また、図38に示すゲート回路77a、〜77cの
出力を、制御部61の割込み入力に接続すれば、制御部
61の負担が軽減される。
【0250】また、比較器119の比較結果CPR1を
制御部61に入力すれば、重送により割込み信号が発生
した際に、比較結果CPR1の信号が“L”レベルか
“H”レベルかで1枚目が重送したか、2枚目が重送し
たかを判別することができる。すなわち、制御部61は
ゲート回路77cのオア出力が“H”レベルのとき重送
と判断すれば良い。
制御部61に入力すれば、重送により割込み信号が発生
した際に、比較結果CPR1の信号が“L”レベルか
“H”レベルかで1枚目が重送したか、2枚目が重送し
たかを判別することができる。すなわち、制御部61は
ゲート回路77cのオア出力が“H”レベルのとき重送
と判断すれば良い。
【0251】ここで、異常が解除され、再スタートが行
われる際に、再送時の1枚目の原稿のデータを基準デー
タとして更新するか、前回の給紙の際の1枚目の原稿に
よる基準データを保持するかの決定を、制御部61は、
比較結果CPR1の信号が“L”レベルか“H”レベル
かで行うことができる。
われる際に、再送時の1枚目の原稿のデータを基準デー
タとして更新するか、前回の給紙の際の1枚目の原稿に
よる基準データを保持するかの決定を、制御部61は、
比較結果CPR1の信号が“L”レベルか“H”レベル
かで行うことができる。
【0252】すなわち、制御部61は、比較結果CPR
1の信号がL”レベルから1枚目の原稿の重送を判断し
た場合には、長さ検出回路75内のラッチ回路106に
記憶されている基準データと、厚さ検出回路76内のR
AM118に記憶されている基準データに対する、再送
の1枚目の原稿Oを用いた書換えを判断する。これによ
り、再送される1枚目の原稿Oを用いて基準データの書
換えが行われた後、その基準データを用いて他の原稿O
の長さと厚さとを比較する。
1の信号がL”レベルから1枚目の原稿の重送を判断し
た場合には、長さ検出回路75内のラッチ回路106に
記憶されている基準データと、厚さ検出回路76内のR
AM118に記憶されている基準データに対する、再送
の1枚目の原稿Oを用いた書換えを判断する。これによ
り、再送される1枚目の原稿Oを用いて基準データの書
換えが行われた後、その基準データを用いて他の原稿O
の長さと厚さとを比較する。
【0253】また、制御部61は、比較結果CPR1の
信号がH”レベルから1枚目の原稿の重送でないと判断
した場合には、長さ検出回路75内のラッチ回路106
に記憶されている基準データと、厚さ検出回路76内の
RAM118に記憶されている基準データとの保持を判
断する。これにより、再送される原稿Oの長さと厚さと
が上記基準データを用いて比較される。
信号がH”レベルから1枚目の原稿の重送でないと判断
した場合には、長さ検出回路75内のラッチ回路106
に記憶されている基準データと、厚さ検出回路76内の
RAM118に記憶されている基準データとの保持を判
断する。これにより、再送される原稿Oの長さと厚さと
が上記基準データを用いて比較される。
【0254】上記の場合のフローチャートを図39、図
40に示す。
40に示す。
【0255】なお上記例では、長さ検出回路75内と厚
さ検出回路76内の、2値化回路、遅延パルス発生回
路、インバータ回路、およびFF回路を共用して用いる
ことができ、どちらか一方だけで構成しても良い。
さ検出回路76内の、2値化回路、遅延パルス発生回
路、インバータ回路、およびFF回路を共用して用いる
ことができ、どちらか一方だけで構成しても良い。
【0256】次に、サイズの異なる原稿Oが混在して給
送される場合において、1枚の原稿に対する検出を行っ
ている際に、原稿Oの厚さが、図41の(b)(c)に
示すように、通常の原稿Oの厚さ(図41の(a)参
照)と異なる場合があり、この場合の原稿Oに対する搬
送状態の誤判断を、原稿Oの厚さの最大値を検出するピ
ーク検出回路を用いて防止する実施例について説明す
る。図41の(b)は原稿Oが重送された場合であり、
図41の(c)は切貼り原稿Oの場合である。貼り付け
る用紙の厚みが台紙と同じ場合について説明したが他の
厚みであっても良い。
送される場合において、1枚の原稿に対する検出を行っ
ている際に、原稿Oの厚さが、図41の(b)(c)に
示すように、通常の原稿Oの厚さ(図41の(a)参
照)と異なる場合があり、この場合の原稿Oに対する搬
送状態の誤判断を、原稿Oの厚さの最大値を検出するピ
ーク検出回路を用いて防止する実施例について説明す
る。図41の(b)は原稿Oが重送された場合であり、
図41の(c)は切貼り原稿Oの場合である。貼り付け
る用紙の厚みが台紙と同じ場合について説明したが他の
厚みであっても良い。
【0257】すなわち、図42に示すように、図38の
回路に、ピーク検出回路78をA/D変換器74と厚さ
検出回路76との間に設け、A/D変換器74からのデ
ジタル値が供給されているとともに、厚さ検出回路76
の2値化回路111からの2値化信号、カウンタ117
の何ビット目からのカウント出力(マスタクロックを分
周した信号)も供給されている。上記2値化信号とカウ
ント出力は、長さ検出回路75の2値化回路101、カ
ウンタ104から供給されるようにしても良い。
回路に、ピーク検出回路78をA/D変換器74と厚さ
検出回路76との間に設け、A/D変換器74からのデ
ジタル値が供給されているとともに、厚さ検出回路76
の2値化回路111からの2値化信号、カウンタ117
の何ビット目からのカウント出力(マスタクロックを分
周した信号)も供給されている。上記2値化信号とカウ
ント出力は、長さ検出回路75の2値化回路101、カ
ウンタ104から供給されるようにしても良い。
【0258】ただし、カウンタ117に入力されるマス
タクロックそのものを分周した値として入力しても良
い。
タクロックそのものを分周した値として入力しても良
い。
【0259】上記ピーク検出回路78は、A/D変換器
74からのデジタル値のピーク値を検出することによ
り、原稿Oごとに厚さデータの最大値を厚さ検出回路7
6へ出力するものである。
74からのデジタル値のピーク値を検出することによ
り、原稿Oごとに厚さデータの最大値を厚さ検出回路7
6へ出力するものである。
【0260】たとえば、図43に示すように、ゲート制
御回路121、122、遅延回路123、124、ラッ
チ回路125、126、比較器127、セレクタ12
8、インバータ129、およびインバータ130によっ
て構成されている。
御回路121、122、遅延回路123、124、ラッ
チ回路125、126、比較器127、セレクタ12
8、インバータ129、およびインバータ130によっ
て構成されている。
【0261】すなわち、図44の(a)に示すような、
上記2値化回路111からの2値化信号はゲート制御回
路121、122に供給され、上記A/D変換器74か
らのデジタル値は、遅延回路123、124を介してそ
れぞれラッチ回路125、126に供給され、上記カウ
ンタ117からのカウンタ出力としてのラッチクロック
A(図44の(b)参照)がそのままラッチ回路125
に供給され、そのカウンタ出力をインバータ129によ
り反転したラッチクロックB(図44の(c)参照)が
ラッチ回路126に供給される。
上記2値化回路111からの2値化信号はゲート制御回
路121、122に供給され、上記A/D変換器74か
らのデジタル値は、遅延回路123、124を介してそ
れぞれラッチ回路125、126に供給され、上記カウ
ンタ117からのカウンタ出力としてのラッチクロック
A(図44の(b)参照)がそのままラッチ回路125
に供給され、そのカウンタ出力をインバータ129によ
り反転したラッチクロックB(図44の(c)参照)が
ラッチ回路126に供給される。
【0262】上記ゲート制御回路121、122は、上
記2値化回路111からの2値化信号が“L”レベルの
際に、動作可能状態となるものであり、原稿Oがアライ
ニングローラ35に存在する場合にのみ動作を行うもの
である。この際、上記ゲート制御回路121、122
は、それぞれ遅延回路123、124のゲートを開いて
いる。
記2値化回路111からの2値化信号が“L”レベルの
際に、動作可能状態となるものであり、原稿Oがアライ
ニングローラ35に存在する場合にのみ動作を行うもの
である。この際、上記ゲート制御回路121、122
は、それぞれ遅延回路123、124のゲートを開いて
いる。
【0263】上記ゲート制御回路121は、上記動作可
能状態において、比較器127から動作停止信号S1
(“H”レベル)が供給された際に、ラッチ回路125
のゲートを閉じ、ラッチ内容を保持させるものである。
上記ゲート制御回路122は、上記動作可能状態におい
て、比較器127から動作停止信号S2(“H”レベ
ル)が供給された際に、ラッチ回路126のゲートを閉
じ、ラッチ内容を保持させるものである。
能状態において、比較器127から動作停止信号S1
(“H”レベル)が供給された際に、ラッチ回路125
のゲートを閉じ、ラッチ内容を保持させるものである。
上記ゲート制御回路122は、上記動作可能状態におい
て、比較器127から動作停止信号S2(“H”レベ
ル)が供給された際に、ラッチ回路126のゲートを閉
じ、ラッチ内容を保持させるものである。
【0264】上記ラッチ回路125は、ゲート制御回路
121によりゲートが開いている状態において、ラッチ
クロックAの立上がり時に、遅延回路123からのデジ
タル値(厚さデータ)がラッチされるものであり、この
ラッチ内容は比較器127とセレクタ128に出力され
る。
121によりゲートが開いている状態において、ラッチ
クロックAの立上がり時に、遅延回路123からのデジ
タル値(厚さデータ)がラッチされるものであり、この
ラッチ内容は比較器127とセレクタ128に出力され
る。
【0265】上記ラッチ回路126は、ゲート制御回路
122によりゲートが開いている状態において、ラッチ
クロックBの立上がり時に、遅延回路124からのデジ
タル値(厚さデータ)がラッチされるものであり、この
ラッチ内容は比較器127とセレクタ128に出力され
る。
122によりゲートが開いている状態において、ラッチ
クロックBの立上がり時に、遅延回路124からのデジ
タル値(厚さデータ)がラッチされるものであり、この
ラッチ内容は比較器127とセレクタ128に出力され
る。
【0266】比較器127は、ラッチ回路125のラッ
チ内容Aとラッチ回路126のラッチ内容Bとを比較
し、ラッチ回路125のラッチ内容Aがラッチ回路12
6のラッチ内容Bより大きい場合(A>B)、動作停止
信号S1をゲート制御回路121へ出力し、ラッチ回路
126のラッチ内容Bがラッチ回路125のラッチ内容
Aより大きい場合(B≧A)、動作停止信号S2をゲー
ト制御回路122へ出力するものである。上記比較器1
27から出力される動作停止信号S2はインバータ13
0を介して選択信号としてセレクタ128へ供給され
る。
チ内容Aとラッチ回路126のラッチ内容Bとを比較
し、ラッチ回路125のラッチ内容Aがラッチ回路12
6のラッチ内容Bより大きい場合(A>B)、動作停止
信号S1をゲート制御回路121へ出力し、ラッチ回路
126のラッチ内容Bがラッチ回路125のラッチ内容
Aより大きい場合(B≧A)、動作停止信号S2をゲー
ト制御回路122へ出力するものである。上記比較器1
27から出力される動作停止信号S2はインバータ13
0を介して選択信号としてセレクタ128へ供給され
る。
【0267】セレクタ128は、比較器127からイン
バータ130を介して供給される選択信号が“H”レベ
ルの場合、ラッチ回路125からのラッチ内容Aを厚さ
検出回路76へ出力し、選択信号が“L”レベルの場
合、ラッチ回路126からのラッチ内容Bを厚さ検出回
路76へ出力するものである。
バータ130を介して供給される選択信号が“H”レベ
ルの場合、ラッチ回路125からのラッチ内容Aを厚さ
検出回路76へ出力し、選択信号が“L”レベルの場
合、ラッチ回路126からのラッチ内容Bを厚さ検出回
路76へ出力するものである。
【0268】次に、このような構成において動作を説明
する。
する。
【0269】まず、原稿Oの先端がアライニングローラ
35とアライニングローラ34に挟み込まれると、検出
回路73による検出電圧が遅延回路123、124に入
力される。ラッチ回路125、126は、それぞれラッ
チクロックA、Bの立上がりの時に遅延回路123、1
24の出力をラッチする構成となっている。
35とアライニングローラ34に挟み込まれると、検出
回路73による検出電圧が遅延回路123、124に入
力される。ラッチ回路125、126は、それぞれラッ
チクロックA、Bの立上がりの時に遅延回路123、1
24の出力をラッチする構成となっている。
【0270】したがって、図44の(b)に示したよう
に、まずラッチ回路125によって遅延回路123の出
力が、ラッチ回路125にラッチされる。
に、まずラッチ回路125によって遅延回路123の出
力が、ラッチ回路125にラッチされる。
【0271】このとき、ラッチ回路126は、動作しな
いので出力は、“0”となる。
いので出力は、“0”となる。
【0272】この後、ラッチ回路125、126の出力
は、比較器127によって比較される。ラッチ回路12
6の出力は、“0”であるから、比較器127は、ゲー
ト制御回路122に動作停止信号を供給していない
(“L”レベル)。この時点で、ゲート制御回路122
は、ラッチ回路126を遅延回路124からの出力を受
け付ける状態になる。
は、比較器127によって比較される。ラッチ回路12
6の出力は、“0”であるから、比較器127は、ゲー
ト制御回路122に動作停止信号を供給していない
(“L”レベル)。この時点で、ゲート制御回路122
は、ラッチ回路126を遅延回路124からの出力を受
け付ける状態になる。
【0273】一方、比較器127からゲート制御回路1
21へ動作停止信号(“H”レベル)が供給されている
ため、ゲート制御回路121は、ラッチ回路125に動
作停止信号を送る。したがって、ラッチ回路125に
は、一番最初にサンプリングしたデータがそのまま保持
される。
21へ動作停止信号(“H”レベル)が供給されている
ため、ゲート制御回路121は、ラッチ回路125に動
作停止信号を送る。したがって、ラッチ回路125に
は、一番最初にサンプリングしたデータがそのまま保持
される。
【0274】また、セレクタ128には、選択信号とし
て“H”レベルが供給されるため、ラッチ回路125の
ラッチ内容Aが厚さ検出回路76へ出力される。
て“H”レベルが供給されるため、ラッチ回路125の
ラッチ内容Aが厚さ検出回路76へ出力される。
【0275】次に、ラッチクロックBが立上がった時点
では、ラッチ回路126のみ動作しているから、2番目
にサンプリングされたデータは、ラッチ回路126にラ
ッチされる。ここで、ラッチ回路126にラッチされた
データとラッチ回路125にラッチされているデータと
が、再び比較器127で比較される。
では、ラッチ回路126のみ動作しているから、2番目
にサンプリングされたデータは、ラッチ回路126にラ
ッチされる。ここで、ラッチ回路126にラッチされた
データとラッチ回路125にラッチされているデータと
が、再び比較器127で比較される。
【0276】このとき、ラッチ回路125のラッチデー
タAがラッチ回路126のラッチデータBより大きい場
合(A>B)、再び、ラッチデータAがラッチ回路12
5に保持され、ラッチ回路126は、次のラッチクロッ
クBの立上がりとともに、遅延回路124からのデータ
をラッチする。
タAがラッチ回路126のラッチデータBより大きい場
合(A>B)、再び、ラッチデータAがラッチ回路12
5に保持され、ラッチ回路126は、次のラッチクロッ
クBの立上がりとともに、遅延回路124からのデータ
をラッチする。
【0277】また、ラッチ回路124のラッチデータA
がラッチ回路126のラッチデータBよりも小さい場合
(A≦B)、今度は、比較器127は、ゲート制御回路
121に動作停止信号が供給されなくなる(“L”レベ
ル)。これにより、ゲート制御回路121は、ラッチ回
路125を遅延回路123からのデータがラッチ可能な
状態となる。
がラッチ回路126のラッチデータBよりも小さい場合
(A≦B)、今度は、比較器127は、ゲート制御回路
121に動作停止信号が供給されなくなる(“L”レベ
ル)。これにより、ゲート制御回路121は、ラッチ回
路125を遅延回路123からのデータがラッチ可能な
状態となる。
【0278】一方、比較器127からゲート制御回路1
22へ動作停止信号(“H”レベル)が供給されている
ため、ゲート制御回路122は、ラッチ回路126に動
作停止信号を送る。したがって、ラッチ回路126に
は、2番目にサンプリングしたデータがそのまま保持さ
れる。
22へ動作停止信号(“H”レベル)が供給されている
ため、ゲート制御回路122は、ラッチ回路126に動
作停止信号を送る。したがって、ラッチ回路126に
は、2番目にサンプリングしたデータがそのまま保持さ
れる。
【0279】また、セレクタ128には、選択信号とし
て“L”レベルが供給されるため、ラッチ回路126の
ラッチ内容Bが厚さ検出回路76へ出力される。
て“L”レベルが供給されるため、ラッチ回路126の
ラッチ内容Bが厚さ検出回路76へ出力される。
【0280】このようにして、サンプリングされたデー
タとそれ以前のデータとを比較し、大きい方のデータが
保持されることとなる。
タとそれ以前のデータとを比較し、大きい方のデータが
保持されることとなる。
【0281】最終的に、ラッチ回路125、126に保
持されたラッチデータが、ラッチデータAがラッチデー
タBよりも大きい場合(A≧B)、ラッチデータAが厚
さ検出回路76へ出力される。また、ラッチデータAが
ラッチデータBよりも小さい場合(A<B)、ラッチデ
ータBが厚さ検出回路76へ出力される。
持されたラッチデータが、ラッチデータAがラッチデー
タBよりも大きい場合(A≧B)、ラッチデータAが厚
さ検出回路76へ出力される。また、ラッチデータAが
ラッチデータBよりも小さい場合(A<B)、ラッチデ
ータBが厚さ検出回路76へ出力される。
【0282】この回路構成では、厚さ検出回路76に
は、両方のラッチ回路125、126の比較結果の大き
い方が順次出力される。最終的に1枚の原稿Oの全体の
中の最大値が、厚さ検出回路76の遅延回路114に格
納され、制御部61の制御によりアドレスが決定した
後、RAM118へ格納される。
は、両方のラッチ回路125、126の比較結果の大き
い方が順次出力される。最終的に1枚の原稿Oの全体の
中の最大値が、厚さ検出回路76の遅延回路114に格
納され、制御部61の制御によりアドレスが決定した
後、RAM118へ格納される。
【0283】このような構成であれば、原稿Oのサイズ
が異なる場合でも、重送と誤検出することなく正確な原
稿Oの搬送状態の検出が可能である。
が異なる場合でも、重送と誤検出することなく正確な原
稿Oの搬送状態の検出が可能である。
【0284】また、ピーク検出回路を持たない場合に
は、厚さの検出が最大値を示す時点でサンプリングされ
るとは限らないが、厚さと長さの組み合わせによる判別
条件を考慮すると以下に示す表2のように判定すれば良
い。
は、厚さの検出が最大値を示す時点でサンプリングされ
るとは限らないが、厚さと長さの組み合わせによる判別
条件を考慮すると以下に示す表2のように判定すれば良
い。
【0285】
【表2】 長さについては、正確に検出することができる。したが
って、厚さの検出タイミングによって条件1と条件4あ
るいは、条件6と条件9が分離して検出することができ
ない。
って、厚さの検出タイミングによって条件1と条件4あ
るいは、条件6と条件9が分離して検出することができ
ない。
【0286】しかし一般的に、1つの文書中において原
稿Oのサイズが異なる場合は、ほとんどないので条件4
と条件6で給紙動作を停止すれば、万一重送したとして
も問題とはならない。
稿Oのサイズが異なる場合は、ほとんどないので条件4
と条件6で給紙動作を停止すれば、万一重送したとして
も問題とはならない。
【0287】したがって、厚さのピーク検出回路を使用
しなくても、厚さと長さの組合せによって効果的な原稿
Oの搬送状態を検出することができる。
しなくても、厚さと長さの組合せによって効果的な原稿
Oの搬送状態を検出することができる。
【0288】切貼り原稿Oのような1枚の原稿Oの中で
厚さが異なる場合には、1枚の原稿Oの中で複数回厚さ
をサンプリングし、比較することで、ピーク検出回路が
なくても正確な原稿Oの搬送状態の検出を行うことがで
きる。
厚さが異なる場合には、1枚の原稿Oの中で複数回厚さ
をサンプリングし、比較することで、ピーク検出回路が
なくても正確な原稿Oの搬送状態の検出を行うことがで
きる。
【0289】図32において、アドレス発生用のカウン
タ117は、1枚目の原稿Oの先端が検出された時点で
“0”からスタートし、カウントを開始する。
タ117は、1枚目の原稿Oの先端が検出された時点で
“0”からスタートし、カウントを開始する。
【0290】アドレス発生用のカウンタ117は、カウ
ンタ動作と同期してアドレスを発生することにより、R
AM118に逐次1枚目の原稿Oの厚さのデータを格納
する。
ンタ動作と同期してアドレスを発生することにより、R
AM118に逐次1枚目の原稿Oの厚さのデータを格納
する。
【0291】2枚目以降の原稿Oにおいては、検出され
る厚さのデータは、遅延回路114に格納され、比較器
119に出力される。このとき、原稿Oの先端から1枚
目のサンプリングタイミングと同じタイミングでRAM
118から出力された1枚目の原稿Oの厚さのデータと
2枚目の原稿Oの厚さのデータが比較器119によって
比較される。
る厚さのデータは、遅延回路114に格納され、比較器
119に出力される。このとき、原稿Oの先端から1枚
目のサンプリングタイミングと同じタイミングでRAM
118から出力された1枚目の原稿Oの厚さのデータと
2枚目の原稿Oの厚さのデータが比較器119によって
比較される。
【0292】この1枚目の原稿O及び2枚目以降の原稿
Oのサンプリングについてのタイミングチャートを図4
5の(a)〜(c)に示す。
Oのサンプリングについてのタイミングチャートを図4
5の(a)〜(c)に示す。
【0293】こうして複数回サンプリングされたそれぞ
れの比較結果は、厚さ検知回路76の出力として制御部
61によりメモリ72へ格納される。
れの比較結果は、厚さ検知回路76の出力として制御部
61によりメモリ72へ格納される。
【0294】ここで各タイミングで検出されたデータの
比較結果を図46に示す。
比較結果を図46に示す。
【0295】aは切貼りのない基準の原稿O、bは基準
の原稿Oに切貼りを行った場合、c、c´は重送した場
合で2枚の原稿Oの先端がズレた場合、dは重送して先
端が一致している場合を示す。
の原稿Oに切貼りを行った場合、c、c´は重送した場
合で2枚の原稿Oの先端がズレた場合、dは重送して先
端が一致している場合を示す。
【0296】ここで、サンプリングのタイミングによる
比較結果を表3の(1) 〜(10)に示す。
比較結果を表3の(1) 〜(10)に示す。
【0297】
【表3】 図46と上記表3から、例えば1枚目が、bのような切
貼り原稿である場合、2枚目がc´のように重送の場
合、(1) のサンプリングでは、b>c´となるが、その
他のサンプリングの際は、b=c´となる。
貼り原稿である場合、2枚目がc´のように重送の場
合、(1) のサンプリングでは、b>c´となるが、その
他のサンプリングの際は、b=c´となる。
【0298】このような厚さの異なるサンプリング値が
存在したときは、長さのデータから長い方の原稿Oを重
送と判断する。
存在したときは、長さのデータから長い方の原稿Oを重
送と判断する。
【0299】したがって、重送検出後の基準データの更
新は、常に長さの短い方を選択すれば良いことになる。
新は、常に長さの短い方を選択すれば良いことになる。
【0300】ところで、重送には、希には先端が揃って
複数の原稿Oが重なってしまう場合もある。
複数の原稿Oが重なってしまう場合もある。
【0301】このとき従来の方法では、長さが、基準と
なる原稿Oと同じということから、切貼り原稿と判断し
てしまう恐れがあった。
なる原稿Oと同じということから、切貼り原稿と判断し
てしまう恐れがあった。
【0302】ここで、各サンプリングデータに注目する
と、各サンプリングデータの全てにおいて、厚さのデー
タは、先端が揃って重送した場合が等しいか大きい。
と、各サンプリングデータの全てにおいて、厚さのデー
タは、先端が揃って重送した場合が等しいか大きい。
【0303】このことを利用すれば、このような原稿O
が揃って重送した場合も検出することが可能である。
が揃って重送した場合も検出することが可能である。
【0304】以上より具体的な検出方法は、以下のよう
になる。
になる。
【0305】(1)複数の比較結果をメモリ72に格納
する。
する。
【0306】(2)厚さの比較結果のアンド出力を算出
する。
する。
【0307】ここで1回のサンプリングの際のコンパレ
ータの出力は、以下の表4に示す通りである。
ータの出力は、以下の表4に示す通りである。
【0308】
【表4】 ここで、アンド出力をとると全ての比較結果が同じ場合
にのみ以下の表5に示す出力が現れることが分かる。
にのみ以下の表5に示す出力が現れることが分かる。
【0309】したがって厚さの全ての比較結果が
【0310】
【表5】 となる。
【0311】(3)したがって以上の3種類の比較結果
の出力であれば、それぞれ 1.1枚目が重送している。→給紙動作停止 2.2枚目以降が重送している。→給紙動作停止 3.1枚目と2枚目は、ベース原稿Oあるいは、切貼り
原稿→次の給紙動作へ (4)ここで比較結果の内1つでも他と異なると長さの
データから 4−1 1枚目の長さ>2枚目以降の長さならば 1枚目が重送→給紙動作停止 4−2 1枚目の長さ<2枚目以降の長さならば 2枚目以降重送→給紙動作停止 4−3 1枚目の長さ=2枚目以降の長さならば 1枚目あるいは2枚目が切貼り原稿 ここで4−3のように長さが同じでも、先端が揃って重
送した場合には(3)のように検出ができるから誤検出
の恐れはない。
の出力であれば、それぞれ 1.1枚目が重送している。→給紙動作停止 2.2枚目以降が重送している。→給紙動作停止 3.1枚目と2枚目は、ベース原稿Oあるいは、切貼り
原稿→次の給紙動作へ (4)ここで比較結果の内1つでも他と異なると長さの
データから 4−1 1枚目の長さ>2枚目以降の長さならば 1枚目が重送→給紙動作停止 4−2 1枚目の長さ<2枚目以降の長さならば 2枚目以降重送→給紙動作停止 4−3 1枚目の長さ=2枚目以降の長さならば 1枚目あるいは2枚目が切貼り原稿 ここで4−3のように長さが同じでも、先端が揃って重
送した場合には(3)のように検出ができるから誤検出
の恐れはない。
【0312】こうした1枚の原稿O中に複数回比較した
場合の判定のフローチャートを図47、図48、図49
に示す。
場合の判定のフローチャートを図47、図48、図49
に示す。
【0313】なお、枚数カウント部72aは、1枚目が
重送の場合、クリアされ“0”となり、2枚目以降が重
送の場合、重送直前の枚数が保持される。これにより、
再スタートの時点で、使用者は、重送した原稿Oから原
稿給紙台22に文書をセットすれば良い。
重送の場合、クリアされ“0”となり、2枚目以降が重
送の場合、重送直前の枚数が保持される。これにより、
再スタートの時点で、使用者は、重送した原稿Oから原
稿給紙台22に文書をセットすれば良い。
【0314】また、基準データを厚さ検出回路76内の
RAM118に格納する際にのみ1枚の原稿O中の最小
の厚さのデータのみ格納すれば、以下のような効果が期
待できる。
RAM118に格納する際にのみ1枚の原稿O中の最小
の厚さのデータのみ格納すれば、以下のような効果が期
待できる。
【0315】この場合の実施例について以下説明する。
【0316】図50に示すように、図32の遅延回路1
14とRAM118の間に、最小値検出回路121を設
けることにより実現できる。
14とRAM118の間に、最小値検出回路121を設
けることにより実現できる。
【0317】この最小値検出回路121は、図43に示
す上記ピーク検出回路78と構成は同じであり、図44
に示す各部のタイミングも同じである。ただし、ラッチ
回路126は、プルアップ抵抗によりハイインピーダン
ス状態、すなわち“FF“に保持される構成となってお
り、さらに、動作停止信号S1およびS2の意味が異な
っている。具体的には、比較器127は、ラッチ回路1
25のラッチ内容Aとラッチ回路126のラッチ内容B
とを比較し、ラッチ回路125のラッチ内容Aがラッチ
回路126のラッチ内容Bより大きい場合(A>B)、
動作停止信号S2をゲート制御回路122へ出力し、ラ
ッチ回路126のラッチ内容Bがラッチ回路125のラ
ッチ内容Aより大きい場合(B≧A)、動作停止信号S
1をゲート制御回路121へ出力するものである。この
ように、A>B、B≧Aと動作停止信号S1およびS2
の対比を逆にすることで、上記ピーク検出回路と同構成
とする。
す上記ピーク検出回路78と構成は同じであり、図44
に示す各部のタイミングも同じである。ただし、ラッチ
回路126は、プルアップ抵抗によりハイインピーダン
ス状態、すなわち“FF“に保持される構成となってお
り、さらに、動作停止信号S1およびS2の意味が異な
っている。具体的には、比較器127は、ラッチ回路1
25のラッチ内容Aとラッチ回路126のラッチ内容B
とを比較し、ラッチ回路125のラッチ内容Aがラッチ
回路126のラッチ内容Bより大きい場合(A>B)、
動作停止信号S2をゲート制御回路122へ出力し、ラ
ッチ回路126のラッチ内容Bがラッチ回路125のラ
ッチ内容Aより大きい場合(B≧A)、動作停止信号S
1をゲート制御回路121へ出力するものである。この
ように、A>B、B≧Aと動作停止信号S1およびS2
の対比を逆にすることで、上記ピーク検出回路と同構成
とする。
【0318】次に、このような構成において動作を説明
する。
する。
【0319】まず、原稿Oの先端がアライニングローラ
35とアライニングローラ34に挟み込まれると、検出
回路73による検出電圧が遅延回路123、124に入
力される。ラッチ回路125、126は、それぞれラッ
チクロックA、Bの立上がりの時に遅延回路123、1
24の出力をラッチする構成となっている。
35とアライニングローラ34に挟み込まれると、検出
回路73による検出電圧が遅延回路123、124に入
力される。ラッチ回路125、126は、それぞれラッ
チクロックA、Bの立上がりの時に遅延回路123、1
24の出力をラッチする構成となっている。
【0320】したがって、図44の(b)に示したよう
に、まずラッチ回路125によって遅延回路123の出
力が、ラッチ回路125にラッチされる。
に、まずラッチ回路125によって遅延回路123の出
力が、ラッチ回路125にラッチされる。
【0321】このとき、ラッチ回路126は、プルアッ
プ抵抗によりハイインピーダンス状態、すなわち“F
F”となっている。
プ抵抗によりハイインピーダンス状態、すなわち“F
F”となっている。
【0322】この後、ラッチ回路125、126の出力
は、比較器127によって比較される。ラッチ回路12
6の出力は、“FF”であるから、比較器127は、ゲ
ート制御回路122に動作停止信号を供給していない
(“L”レベル)。この時点で、ゲート制御回路122
は、ラッチ回路126を遅延回路124からの出力を受
け付ける状態になる。
は、比較器127によって比較される。ラッチ回路12
6の出力は、“FF”であるから、比較器127は、ゲ
ート制御回路122に動作停止信号を供給していない
(“L”レベル)。この時点で、ゲート制御回路122
は、ラッチ回路126を遅延回路124からの出力を受
け付ける状態になる。
【0323】一方、比較器127からゲート制御回路1
21へ動作停止信号(“H”レベル)が供給されている
ため、ゲート制御回路121は、ラッチ回路125に動
作停止信号を送る。したがって、ラッチ回路125に
は、一番最初にサンプリングしたデータがそのまま保持
される。
21へ動作停止信号(“H”レベル)が供給されている
ため、ゲート制御回路121は、ラッチ回路125に動
作停止信号を送る。したがって、ラッチ回路125に
は、一番最初にサンプリングしたデータがそのまま保持
される。
【0324】また、セレクタ128には、選択信号とし
て“H”レベルが供給されるため、ラッチ回路125の
ラッチ内容Aが厚さ検出回路76へ出力される。
て“H”レベルが供給されるため、ラッチ回路125の
ラッチ内容Aが厚さ検出回路76へ出力される。
【0325】次に、ラッチクロックBが立上がった時点
では、ラッチ回路126のみ動作しているから、2番目
にサンプリングされたデータは、ラッチ回路126にラ
ッチされる。ここで、ラッチ回路126にラッチされた
データとラッチ回路125にラッチされているデータと
が、再び比較器127で比較される。
では、ラッチ回路126のみ動作しているから、2番目
にサンプリングされたデータは、ラッチ回路126にラ
ッチされる。ここで、ラッチ回路126にラッチされた
データとラッチ回路125にラッチされているデータと
が、再び比較器127で比較される。
【0326】このとき、ラッチ回路125のラッチデー
タAがラッチ回路126のラッチデータBより小さい場
合(A≦B)、再び、ラッチデータAがラッチ回路12
5に保持され、ラッチ回路126は、次のラッチクロッ
クBの立上がりとともに、遅延回路124からのデータ
をラッチする。
タAがラッチ回路126のラッチデータBより小さい場
合(A≦B)、再び、ラッチデータAがラッチ回路12
5に保持され、ラッチ回路126は、次のラッチクロッ
クBの立上がりとともに、遅延回路124からのデータ
をラッチする。
【0327】また、ラッチ回路124のラッチデータA
がラッチ回路126のラッチデータBよりも大きい場合
(A>B)、今度は、比較器127は、ゲート制御回路
121に動作停止信号が供給されなくなる(“L”レベ
ル)。これにより、ゲート制御回路121は、ラッチ回
路125を遅延回路123からのデータがラッチ可能な
状態となる。
がラッチ回路126のラッチデータBよりも大きい場合
(A>B)、今度は、比較器127は、ゲート制御回路
121に動作停止信号が供給されなくなる(“L”レベ
ル)。これにより、ゲート制御回路121は、ラッチ回
路125を遅延回路123からのデータがラッチ可能な
状態となる。
【0328】一方、比較器127からゲート制御回路1
22へ動作停止信号(“H”レベル)が供給されている
ため、ゲート制御回路122は、ラッチ回路126に動
作停止信号を送る。したがって、ラッチ回路126に
は、2番目にサンプリングしたデータがそのまま保持さ
れる。
22へ動作停止信号(“H”レベル)が供給されている
ため、ゲート制御回路122は、ラッチ回路126に動
作停止信号を送る。したがって、ラッチ回路126に
は、2番目にサンプリングしたデータがそのまま保持さ
れる。
【0329】また、セレクタ128には、選択信号とし
て“L”レベルが供給されるため、ラッチ回路126の
ラッチ内容Bが厚さ検出回路76へ出力される。
て“L”レベルが供給されるため、ラッチ回路126の
ラッチ内容Bが厚さ検出回路76へ出力される。
【0330】このようにして、サンプリングされたデー
タとそれ以前のデータとを比較し、小さい方のデータが
保持されることとなる。
タとそれ以前のデータとを比較し、小さい方のデータが
保持されることとなる。
【0331】最終的に、ラッチ回路125、126に保
持されたラッチデータが、ラッチデータAがラッチデー
タBよりも小さい場合(A≦B)、ラッチデータAが厚
さ検出回路76へ出力される。また、ラッチデータAが
ラッチデータBよりも大きい場合(A>B)、ラッチデ
ータBが厚さ検出回路76へ出力される。
持されたラッチデータが、ラッチデータAがラッチデー
タBよりも小さい場合(A≦B)、ラッチデータAが厚
さ検出回路76へ出力される。また、ラッチデータAが
ラッチデータBよりも大きい場合(A>B)、ラッチデ
ータBが厚さ検出回路76へ出力される。
【0332】このような構成であれば、原稿Oのサイズ
が異なる場合でも、重送と誤検出することなく正確な原
稿Oの搬送状態の検出が可能である。
が異なる場合でも、重送と誤検出することなく正確な原
稿Oの搬送状態の検出が可能である。
【0333】原稿Oの搬送状態と最小値の検出ポイント
について図51に示す。
について図51に示す。
【0334】このような構成であれば、基準となる1枚
目の原稿Oの最小値が、2枚目以降のデータの判断基準
となる。この場合1枚目の厚さが、2枚目以降の厚さよ
りも大きいときは、1枚目が、重送している場合に限ら
れることになる。
目の原稿Oの最小値が、2枚目以降のデータの判断基準
となる。この場合1枚目の厚さが、2枚目以降の厚さよ
りも大きいときは、1枚目が、重送している場合に限ら
れることになる。
【0335】したがって、2枚目以降の原稿Oの長さを
検出しなくても1枚目の厚さが、2枚目以降の厚さより
も大きいことを検出した時点で即時に給紙動作を停止す
ることができる。
検出しなくても1枚目の厚さが、2枚目以降の厚さより
も大きいことを検出した時点で即時に給紙動作を停止す
ることができる。
【0336】また1枚目の原稿Oが先端が揃って重送し
た場合にも、長さのデータと組み合わせることなく正確
な検出が可能である。
た場合にも、長さのデータと組み合わせることなく正確
な検出が可能である。
【0337】上記した判別方法について下記の表6に記
す。
す。
【0338】
【表6】 この場合のフローチャートを図52、図53に示す。
【0339】また、1枚目と2枚目以降のデータの両方
の検出する際に最小値検出をしてもよい。この場合の実
施例について以下に述べる。
の検出する際に最小値検出をしてもよい。この場合の実
施例について以下に述べる。
【0340】図51に示したように、完全に原稿O同士
が重なりあって重送した場合のみ1枚目と2枚目以降の
厚さが異なることになる。
が重なりあって重送した場合のみ1枚目と2枚目以降の
厚さが異なることになる。
【0341】したがって、以下のように判別を行なえば
よい。
よい。
【0342】 (1)1枚目の厚さ>2枚目以降の厚さ→1枚目が重送 給紙動作停止 (2)1枚目の厚さ<2枚目以降の厚さ→2枚目以降が
重送 給紙動作停止 (3)1枚目の厚さ=2枚目以降の厚さ (a)1枚目の長さ>2枚目以降の長さ→1枚目が重送 給紙動作停止 (b)1枚目の長さ=2枚目以降の長さ→両方ともベー
ス原稿Oあるいは切貼り原稿 (C)1枚目の長さ<2枚目以降の長さ→2枚目以降が
重送 こうした判別方法であれば、1枚目あるいは、2枚目以
降が、先端が完全に重なりあった状態でも重送の判別が
できる。
重送 給紙動作停止 (3)1枚目の厚さ=2枚目以降の厚さ (a)1枚目の長さ>2枚目以降の長さ→1枚目が重送 給紙動作停止 (b)1枚目の長さ=2枚目以降の長さ→両方ともベー
ス原稿Oあるいは切貼り原稿 (C)1枚目の長さ<2枚目以降の長さ→2枚目以降が
重送 こうした判別方法であれば、1枚目あるいは、2枚目以
降が、先端が完全に重なりあった状態でも重送の判別が
できる。
【0343】またその際、長さのデータを参照しなくて
もよい。
もよい。
【0344】このように1枚目と2枚目以降のデータの
両方の検出する際に最小値を検出する際の概略ブロック
図を図54に示す。この場合、図32の遅延回路114
とRAM118の間に、最小値検出回路121を設け、
遅延回路115と比較器119の間に、最小値検出回路
122を設けることにより実現できる。
両方の検出する際に最小値を検出する際の概略ブロック
図を図54に示す。この場合、図32の遅延回路114
とRAM118の間に、最小値検出回路121を設け、
遅延回路115と比較器119の間に、最小値検出回路
122を設けることにより実現できる。
【0345】また判別方法のフローチャートを図55、
図56に示す。
図56に示す。
【0346】ところで、原稿自動送り装置20に挿入さ
れる原稿Oの形状が、あらかじめ分かっている場合は、
1枚目のデータを記憶手段に格納し比較しなくても良
い。
れる原稿Oの形状が、あらかじめ分かっている場合は、
1枚目のデータを記憶手段に格納し比較しなくても良
い。
【0347】具体的には、給紙される原稿Oは、伝票
や、有価証券等である。
や、有価証券等である。
【0348】こうした場合、装置の電源がオフされた際
もデータを保持する記憶手段(例:ROM)に基準デー
タを保持し、このROMに記憶されている基準データと
給紙された原稿Oのデータを比較すれば給紙状態の判別
が可能となる。
もデータを保持する記憶手段(例:ROM)に基準デー
タを保持し、このROMに記憶されている基準データと
給紙された原稿Oのデータを比較すれば給紙状態の判別
が可能となる。
【0349】まず、給紙される原稿Oのサイズ決まって
いる場合の厚さ検出回路76について説明する。
いる場合の厚さ検出回路76について説明する。
【0350】この厚さ検出回路76は、図57に示すよ
うに、2値化回路131、遅延回路132、インバータ
133、アドレス発生用のカウンタ134、ROM13
5、および比較器136によって構成されている。
うに、2値化回路131、遅延回路132、インバータ
133、アドレス発生用のカウンタ134、ROM13
5、および比較器136によって構成されている。
【0351】このような構成によれば、原稿Oの先端が
アライニングローラ35とアライニングローラ34間に
到達した際、上記検出回路73で検出される電圧値によ
り、2値化回路131が“L”レベルの信号を出力す
る。この信号により、カウンタ134は、図示しない発
振器からのクロックの計数を開始する。また、遅延回路
132にA/D変換器74からの上記検出回路73の電
圧値に対応するデジタル値がラッチされる。
アライニングローラ35とアライニングローラ34間に
到達した際、上記検出回路73で検出される電圧値によ
り、2値化回路131が“L”レベルの信号を出力す
る。この信号により、カウンタ134は、図示しない発
振器からのクロックの計数を開始する。また、遅延回路
132にA/D変換器74からの上記検出回路73の電
圧値に対応するデジタル値がラッチされる。
【0352】そして、カウンタ134からのアドレスが
ROM135に供給された際、ROM135はそのアド
レスの書込内容つまり基準の厚さデータを読出し比較器
136へ出力する。
ROM135に供給された際、ROM135はそのアド
レスの書込内容つまり基準の厚さデータを読出し比較器
136へ出力する。
【0353】したがって、比較器136は、ROM13
5からの基準の厚さデータに基づく所定範囲内のデータ
と遅延回路131からの原稿Oの厚さデータとを比較す
ることにより、たとえば表7に示すように、原稿Oの厚
さが基準の厚さよりも厚い場合、比較結果CPR4を
“L”レベルにし、原稿Oの厚さが基準の厚さよりも厚
い場合、比較結果CPR5を“L”レベルにし、原稿O
の厚さが基準の厚さと同じ場合、比較結果CPR6を
“L”レベルにする。
5からの基準の厚さデータに基づく所定範囲内のデータ
と遅延回路131からの原稿Oの厚さデータとを比較す
ることにより、たとえば表7に示すように、原稿Oの厚
さが基準の厚さよりも厚い場合、比較結果CPR4を
“L”レベルにし、原稿Oの厚さが基準の厚さよりも厚
い場合、比較結果CPR5を“L”レベルにし、原稿O
の厚さが基準の厚さと同じ場合、比較結果CPR6を
“L”レベルにする。
【0354】
【表7】 この結果、制御部61は、厚さ検出回路76から原稿O
の厚さが基準の厚さより薄いという検出信号が供給され
た際、異なった種類の原稿Oの搬送を判断し、厚さ検出
回路76から原稿Oの厚さが基準の厚さより厚いという
検出信号が供給された際、原稿Oの重送を判断する。
の厚さが基準の厚さより薄いという検出信号が供給され
た際、異なった種類の原稿Oの搬送を判断し、厚さ検出
回路76から原稿Oの厚さが基準の厚さより厚いという
検出信号が供給された際、原稿Oの重送を判断する。
【0355】この重送あるいは異なった種類の原稿Oの
搬送を判断した場合、制御部61は給送動作を停止し、
主制御部51へ重送が発生した旨を出力する。これによ
り、主制御部51は操作パネル52の表示部52aで重
送の発生あるいは異なった種類の原稿Oの搬送を案内す
る。
搬送を判断した場合、制御部61は給送動作を停止し、
主制御部51へ重送が発生した旨を出力する。これによ
り、主制御部51は操作パネル52の表示部52aで重
送の発生あるいは異なった種類の原稿Oの搬送を案内す
る。
【0356】また、原稿Oが厚さ検出回路76から原稿
Oの厚さと基準の厚さとが同じであるという検出信号が
供給された際、制御部61は、原稿Oに対する原稿走査
や排紙処理がなされるとともに、次の原稿Oが上記同様
に原稿給紙台22から原稿台2上に送り込まれる。
Oの厚さと基準の厚さとが同じであるという検出信号が
供給された際、制御部61は、原稿Oに対する原稿走査
や排紙処理がなされるとともに、次の原稿Oが上記同様
に原稿給紙台22から原稿台2上に送り込まれる。
【0357】なお、制御部61は厚さ検出回路76から
原稿Oの厚さと基準の厚さとが不一致の信号が供給され
た場合に、搬送異常として給紙動作を停止するようにし
ても良い。
原稿Oの厚さと基準の厚さとが不一致の信号が供給され
た場合に、搬送異常として給紙動作を停止するようにし
ても良い。
【0358】上記例の厚さ検出回路76では、基準の厚
さデータの記憶にROMを用いたが、代わりにディップ
スイッチやロータリスイッチなどで厚さの基準データを
設定するようにしても良い。この場合の概略ブロック図
を図58に示す。この場合、2値化回路131、遅延回
路132、ディップスイッチ140、および比較器13
6によって構成されている。
さデータの記憶にROMを用いたが、代わりにディップ
スイッチやロータリスイッチなどで厚さの基準データを
設定するようにしても良い。この場合の概略ブロック図
を図58に示す。この場合、2値化回路131、遅延回
路132、ディップスイッチ140、および比較器13
6によって構成されている。
【0359】次に、給紙される原稿Oのサイズが決まっ
ている場合の長さ検出回路75について説明する。
ている場合の長さ検出回路75について説明する。
【0360】この長さ検出回路75は、図59に示すよ
うに、2値化回路141、遅延パルス発生回路142、
インバータ143、カウンタ144、ディップスイッチ
(あるいはロータリスイッチ)145、ラッチ回路14
6、および比較器147により構成されている。ディッ
プスイッチ145には、所定のサイズの長さデータが記
憶されている。
うに、2値化回路141、遅延パルス発生回路142、
インバータ143、カウンタ144、ディップスイッチ
(あるいはロータリスイッチ)145、ラッチ回路14
6、および比較器147により構成されている。ディッ
プスイッチ145には、所定のサイズの長さデータが記
憶されている。
【0361】すなわち、原稿Oの先端がアライニングロ
ーラ35とアライニングローラ34間に到達した際、上
記検出回路73で検出される電圧値により、2値化回路
141が“L”レベルの信号を出力する。この信号によ
り、カウンタ144は、図示しない発振器からのクロッ
クによる計数を開始する。この際、ラッチ回路146に
カウンタ144の計数結果がラッチされる。
ーラ35とアライニングローラ34間に到達した際、上
記検出回路73で検出される電圧値により、2値化回路
141が“L”レベルの信号を出力する。この信号によ
り、カウンタ144は、図示しない発振器からのクロッ
クによる計数を開始する。この際、ラッチ回路146に
カウンタ144の計数結果がラッチされる。
【0362】そして、原稿Oの後端がアライニングロー
ラ35とアライニングローラ34間を通過した際、上記
検出回路73で検出される電圧値により、2値化回路1
41が“H”レベルの信号を出力する。この信号はイン
バータ143により信号極性が反転し“L”レベルとな
りカウンタ144のクリア端子に入力される。この端子
は“L”レベルで有効であるから、“L”レベルの信号
が入力されることにより、カウンタ144はクリアされ
る。
ラ35とアライニングローラ34間を通過した際、上記
検出回路73で検出される電圧値により、2値化回路1
41が“H”レベルの信号を出力する。この信号はイン
バータ143により信号極性が反転し“L”レベルとな
りカウンタ144のクリア端子に入力される。この端子
は“L”レベルで有効であるから、“L”レベルの信号
が入力されることにより、カウンタ144はクリアされ
る。
【0363】インバータ143の出力はラッチ回路14
6のラッチクロックにも使用され、ラッチ回路146は
カウンタ144のクリア直前の出力値をラッチクロック
の立下りでラッチする。この結果、ラッチ回路146
に、原稿Oに対応するクロック数が記憶される。
6のラッチクロックにも使用され、ラッチ回路146は
カウンタ144のクリア直前の出力値をラッチクロック
の立下りでラッチする。この結果、ラッチ回路146
に、原稿Oに対応するクロック数が記憶される。
【0364】これにより、比較器147は、ディップス
イッチ145からの基準の長さに対応する計数値とラッ
チ回路146からの原稿Oの長さに対応する計数値とを
比較することにより、たとえば表8に示すように、原稿
Oの長さが基準の長さよりも長い場合、比較結果CPR
1を“L”レベルにし、原稿Oの長さが基準の長さより
も長い場合、比較結果CPR2を“L”レベルにし、原
稿Oの長さが基準の長さと同じ場合、比較結果CPR3
を“L”レベルにする。
イッチ145からの基準の長さに対応する計数値とラッ
チ回路146からの原稿Oの長さに対応する計数値とを
比較することにより、たとえば表8に示すように、原稿
Oの長さが基準の長さよりも長い場合、比較結果CPR
1を“L”レベルにし、原稿Oの長さが基準の長さより
も長い場合、比較結果CPR2を“L”レベルにし、原
稿Oの長さが基準の長さと同じ場合、比較結果CPR3
を“L”レベルにする。
【0365】
【表8】 この結果、制御部61は、長さ検出回路75から原稿O
の長さが基準より短いという検出信号が供給された際、
異なった種類の原稿Oの搬送を判断し、長さ検出回路7
5から原稿Oの長さが基準より長いという検出信号が供
給された際、1枚目の原稿Oの重送を判断する。
の長さが基準より短いという検出信号が供給された際、
異なった種類の原稿Oの搬送を判断し、長さ検出回路7
5から原稿Oの長さが基準より長いという検出信号が供
給された際、1枚目の原稿Oの重送を判断する。
【0366】この重送あるいは異なった種類の原稿Oの
搬送を判断した場合、制御部61は給送動作を停止し、
主制御部51へ重送が発生した旨を出力する。これによ
り、主制御部51は操作パネル52の表示部52aで重
送の発生あるいは異なった種類の原稿Oの搬送を案内す
る。
搬送を判断した場合、制御部61は給送動作を停止し、
主制御部51へ重送が発生した旨を出力する。これによ
り、主制御部51は操作パネル52の表示部52aで重
送の発生あるいは異なった種類の原稿Oの搬送を案内す
る。
【0367】また、原稿Oが長さ検出回路75から原稿
Oの長さが基準の長さと同じであるという検出信号が供
給された際、制御部61は、原稿Oに対する原稿走査や
排紙処理がなされるとともに、次の原稿Oが上記同様に
原稿給紙台22から原稿台2上に送り込まれる。
Oの長さが基準の長さと同じであるという検出信号が供
給された際、制御部61は、原稿Oに対する原稿走査や
排紙処理がなされるとともに、次の原稿Oが上記同様に
原稿給紙台22から原稿台2上に送り込まれる。
【0368】なお、制御部61は長さ検出回路75から
原稿Oの長さと基準の長さとが不一致の信号が供給され
た場合に、搬送異常として給紙動作を停止するようにし
ても良い。
原稿Oの長さと基準の長さとが不一致の信号が供給され
た場合に、搬送異常として給紙動作を停止するようにし
ても良い。
【0369】上記例では、基準の長さデータの記憶にデ
ィップスイッチやロータリスイッチを用いたが、代わり
にROMに長さの基準データを設定するようにしても良
い。また、ROMを用いた場合、複数の種類のサイズに
対応する長さの基準データを記憶し、切換設定するよう
にしても良い。この場合の概略ブロック図を図60に示
す。すなわち、この長さ検出回路75は、図60に示す
ように、2値化回路151、遅延パルス発生回路15
2、インバータ153、154、カウンタ155、RO
M156、ラッチ回路157、および比較器158によ
り構成されている。
ィップスイッチやロータリスイッチを用いたが、代わり
にROMに長さの基準データを設定するようにしても良
い。また、ROMを用いた場合、複数の種類のサイズに
対応する長さの基準データを記憶し、切換設定するよう
にしても良い。この場合の概略ブロック図を図60に示
す。すなわち、この長さ検出回路75は、図60に示す
ように、2値化回路151、遅延パルス発生回路15
2、インバータ153、154、カウンタ155、RO
M156、ラッチ回路157、および比較器158によ
り構成されている。
【0370】ROM156に1種類の長さの基準データ
が記憶されている場合、ラッチ回路157に原稿の長さ
データがラッチされた後、遅延パルス発生回路152か
らの遅延パルスをインバータ154で反転した信号によ
りROM156を動作させ、ROM156に格納してあ
る所定のサイズの長さの基準データを比較器158に出
力する。他の動作は図59の場合と同様である。
が記憶されている場合、ラッチ回路157に原稿の長さ
データがラッチされた後、遅延パルス発生回路152か
らの遅延パルスをインバータ154で反転した信号によ
りROM156を動作させ、ROM156に格納してあ
る所定のサイズの長さの基準データを比較器158に出
力する。他の動作は図59の場合と同様である。
【0371】また、ROM156に複数種類の長さの基
準データが記憶されている場合、遅延パルス発生回路1
52からの遅延パルスをインバータ154で反転した信
号が供給された際、操作パネル52によって指示される
サイズに対応する長さの基準データが格納してあるアド
レスをROM156に入力し、アドレスに応じたデータ
を読出し、比較器158に出力する。他の動作は図59
の場合と同様である。
準データが記憶されている場合、遅延パルス発生回路1
52からの遅延パルスをインバータ154で反転した信
号が供給された際、操作パネル52によって指示される
サイズに対応する長さの基準データが格納してあるアド
レスをROM156に入力し、アドレスに応じたデータ
を読出し、比較器158に出力する。他の動作は図59
の場合と同様である。
【0372】次に、図13、図14、図61を用いてア
ライニングローラ34と給送回転体35により給紙され
る原稿Oのサイズを検出するサイズ検出回路の実施例に
ついて説明する。
ライニングローラ34と給送回転体35により給紙され
る原稿Oのサイズを検出するサイズ検出回路の実施例に
ついて説明する。
【0373】このサイズ検出回路は、たとえば、図61
に示すように、3つの検出回路73a、73b、73
c、2値化回路79a、79b、79c、および上記制
御部61により構成されている。検出回路73a、…そ
れぞれ上記図20に示す構成となっている。
に示すように、3つの検出回路73a、73b、73
c、2値化回路79a、79b、79c、および上記制
御部61により構成されている。検出回路73a、…そ
れぞれ上記図20に示す構成となっている。
【0374】検出回路73aの一方の入力端には、導電
層300cからの信号が信号検出ローラ88c、ハーネ
ス89cと、信号検出ローラ88d、ハーネス89dと
を介して導かれ、検出回路73aの他方の入力端には、
支持軸35aからの信号が端子86、ハーネス87を介
して導かれている。検出回路73bの一方の入力端に
は、導電層300b、300dからの信号が信号検出ロ
ーラ88b、ハーネス89bと、信号検出ローラ88
e、ハーネス89eとを介して導かれ、検出回路73b
の他方の入力端には、支持軸35aからの信号が端子8
6、ハーネス87を介して導かれている。検出回路73
cの一方の入力端には、導電層300a、300eから
の信号が信号検出ローラ88a、ハーネス89aと、信
号検出ローラ88f、ハーネス89fとを介して導か
れ、検出回路73cの他方の入力端には、支持軸35a
からの信号が端子86、ハーネス87を介して導かれて
いる。
層300cからの信号が信号検出ローラ88c、ハーネ
ス89cと、信号検出ローラ88d、ハーネス89dと
を介して導かれ、検出回路73aの他方の入力端には、
支持軸35aからの信号が端子86、ハーネス87を介
して導かれている。検出回路73bの一方の入力端に
は、導電層300b、300dからの信号が信号検出ロ
ーラ88b、ハーネス89bと、信号検出ローラ88
e、ハーネス89eとを介して導かれ、検出回路73b
の他方の入力端には、支持軸35aからの信号が端子8
6、ハーネス87を介して導かれている。検出回路73
cの一方の入力端には、導電層300a、300eから
の信号が信号検出ローラ88a、ハーネス89aと、信
号検出ローラ88f、ハーネス89fとを介して導か
れ、検出回路73cの他方の入力端には、支持軸35a
からの信号が端子86、ハーネス87を介して導かれて
いる。
【0375】A5横/A4縦の原稿Oがアライニングロ
ーラ34と給送回転体35とにより給送される場合、信
号検出ローラ88c、88dからの信号により、検出回
路73aから、図14の(b)に示すように、出力Pa
あるいはQaが出力される。B5横/B4縦の原稿Oが
アライニングローラ34と給送回転体35とにより給送
される場合、信号検出ローラ88b、88eからの信号
により、検出回路73bから、図14の(c)に示すよ
うに、出力PbあるいはQbが出力されるとともに、上
記検出回路73aからも出力PaあるいはQaが出力さ
れる。A4横/A3縦の原稿Oがアライニングローラ3
4と給送回転体35とにより給送される場合、信号検出
ローラ88a、88fからの信号により、検出回路73
cから、図14の(d)に示すように、出力Pcあるい
はQcが出力されるとともに、上記検出回路73aから
も出力PaあるいはQaが出力され、検出回路73bか
らも出力PbあるいはQbが出力される。
ーラ34と給送回転体35とにより給送される場合、信
号検出ローラ88c、88dからの信号により、検出回
路73aから、図14の(b)に示すように、出力Pa
あるいはQaが出力される。B5横/B4縦の原稿Oが
アライニングローラ34と給送回転体35とにより給送
される場合、信号検出ローラ88b、88eからの信号
により、検出回路73bから、図14の(c)に示すよ
うに、出力PbあるいはQbが出力されるとともに、上
記検出回路73aからも出力PaあるいはQaが出力さ
れる。A4横/A3縦の原稿Oがアライニングローラ3
4と給送回転体35とにより給送される場合、信号検出
ローラ88a、88fからの信号により、検出回路73
cから、図14の(d)に示すように、出力Pcあるい
はQcが出力されるとともに、上記検出回路73aから
も出力PaあるいはQaが出力され、検出回路73bか
らも出力PbあるいはQbが出力される。
【0376】2値化回路79a、79b、79cは、そ
れぞれ対応する検出回路73a、73b、73cからの
検出信号を2値化するものである。
れぞれ対応する検出回路73a、73b、73cからの
検出信号を2値化するものである。
【0377】ところで各2値化回路79a、79b、7
9cのスレッシュホールド値の決定のやり方は、以下の
ように行う。
9cのスレッシュホールド値の決定のやり方は、以下の
ように行う。
【0378】図62は、上記検出回路73a、…の各状
態での出力信号を示したものである。この場合、厚さが
厚い程、検出回路73a、…の出力は、図で下側の方向
に移動するように示してある。(a)は、シートが存在
しない時の検出回路73a、…の出力を示す。(c)
は、原稿自動送り装置20に挿入できる仕様内の最小の
厚さの原稿Oを挟み込んだ場合の出力を示す。(d)
は、原稿自動送り装置20に挿入できる仕様内の最大の
厚さの原稿Oを挟み込んだ場合の出力を示す。
態での出力信号を示したものである。この場合、厚さが
厚い程、検出回路73a、…の出力は、図で下側の方向
に移動するように示してある。(a)は、シートが存在
しない時の検出回路73a、…の出力を示す。(c)
は、原稿自動送り装置20に挿入できる仕様内の最小の
厚さの原稿Oを挟み込んだ場合の出力を示す。(d)
は、原稿自動送り装置20に挿入できる仕様内の最大の
厚さの原稿Oを挟み込んだ場合の出力を示す。
【0379】検出回路73a、…は、各状態で出力の変
化範囲がありそれを{}内に示してある。
化範囲がありそれを{}内に示してある。
【0380】この図から分かるとおり、スレッシュホー
ルドの値は、原稿自動送り装置20に挿入する最小値よ
りもある程度のマージンを見込んで、(c)の場合の、
出力範囲と重ならない値とすれば良い。
ルドの値は、原稿自動送り装置20に挿入する最小値よ
りもある程度のマージンを見込んで、(c)の場合の、
出力範囲と重ならない値とすれば良い。
【0381】また、原稿自動送り装置20に仕様範囲以
外の原稿Oが挟み込まれた場合も想定して、(a)の出
力範囲よりもマージンを見込んだ図で下側の値にスレッ
シュホールドの値を設定しても良い。すなわち、この場
合、(b)がスレッシュホールドの値となる。
外の原稿Oが挟み込まれた場合も想定して、(a)の出
力範囲よりもマージンを見込んだ図で下側の値にスレッ
シュホールドの値を設定しても良い。すなわち、この場
合、(b)がスレッシュホールドの値となる。
【0382】以上説明したようにスレッシュホールドの
値を設定すれば、誤検出の可能性がなくなる。
値を設定すれば、誤検出の可能性がなくなる。
【0383】したがって、制御部61は、表9に示すよ
うに、2値化回路79a、79b、79cの出力がすべ
て“L”レベルの場合、原稿Oのサイズが、A4横ある
いはA3縦であると判断し、2値化回路79a、79b
の出力が“L”レベル、2値化回路79cの出力が
“H”レベルの場合、原稿Oのサイズが、B5横あるい
はB4縦であると判断し、2値化回路79aの出力が
“L”レベル、2値化回路79b、79cの出力が
“H”レベルの場合、原稿Oのサイズが、A5横あるい
はA4縦であると判断する。
うに、2値化回路79a、79b、79cの出力がすべ
て“L”レベルの場合、原稿Oのサイズが、A4横ある
いはA3縦であると判断し、2値化回路79a、79b
の出力が“L”レベル、2値化回路79cの出力が
“H”レベルの場合、原稿Oのサイズが、B5横あるい
はB4縦であると判断し、2値化回路79aの出力が
“L”レベル、2値化回路79b、79cの出力が
“H”レベルの場合、原稿Oのサイズが、A5横あるい
はA4縦であると判断する。
【0384】また、上記1〜3の各グループの中の判別
は、上記長さ検出回路75の検出結果によって行えば良
い。
は、上記長さ検出回路75の検出結果によって行えば良
い。
【0385】
【表9】 このように給紙される原稿Oの給送方向と直交する方向
に導電層または感圧導電ゴムを分割して複数配置するこ
とにより、2値化回路79a、…の出力によりサイズの
検出が容易となる。またこの場合、基準データと比較す
る必要がなくなるため、メモリに数種類のデータを格納
する必要もない。
に導電層または感圧導電ゴムを分割して複数配置するこ
とにより、2値化回路79a、…の出力によりサイズの
検出が容易となる。またこの場合、基準データと比較す
る必要がなくなるため、メモリに数種類のデータを格納
する必要もない。
【0386】また、上述した図68の説明で述べたよう
に、各分割された導電層300a、…、あるいは感圧導
電ゴム35bの、原稿Oが給送される方向と直交する方
向の長さを同一とすれば、スレッシュホールドの値は、
1種類でよい。
に、各分割された導電層300a、…、あるいは感圧導
電ゴム35bの、原稿Oが給送される方向と直交する方
向の長さを同一とすれば、スレッシュホールドの値は、
1種類でよい。
【0387】この場合の実施例を、図68、図69の
(a)〜(d)、図70の(b)、図71の(a)
(b)に示す。
(a)〜(d)、図70の(b)、図71の(a)
(b)に示す。
【0388】ところで、重送及び長さの検出について
は、原稿Oがセンターライン(CL)に対して対称に給
紙されるため、1つの検出回路73aの出力のみを使用
すれば良い。
は、原稿Oがセンターライン(CL)に対して対称に給
紙されるため、1つの検出回路73aの出力のみを使用
すれば良い。
【0389】また、片側を基準として給紙する場合に
は、図70〜図72のように導電層300a、…あるい
は、感圧導電ゴム35bを配置すればよい。この場合
は、サイズの検出のために、各サイズごとに導電層30
0a、…を複数設ける必要がない。
は、図70〜図72のように導電層300a、…あるい
は、感圧導電ゴム35bを配置すればよい。この場合
は、サイズの検出のために、各サイズごとに導電層30
0a、…を複数設ける必要がない。
【0390】ここで感圧導電ゴム35bからの信号をも
とに、原稿Oのスキューを検出する実施例について述べ
る。
とに、原稿Oのスキューを検出する実施例について述べ
る。
【0391】図71、図72において、原稿自動送り装
置20に挿入される原稿Oは、必ず検出回路73a、7
3bに対応する導電層300a、300bを通る。
置20に挿入される原稿Oは、必ず検出回路73a、7
3bに対応する導電層300a、300bを通る。
【0392】したがって、スキューの検出するにあた
り、制御部61は、検出回路73a、73bからの出
力、つまり2値化回路79a、79bからの出力を比較
することにより、スキューの検出が可能である。
り、制御部61は、検出回路73a、73bからの出
力、つまり2値化回路79a、79bからの出力を比較
することにより、スキューの検出が可能である。
【0393】図73は、このスキュー検出回路の概略ブ
ロック図である。
ロック図である。
【0394】原稿Oが、アライニングローラ34と給送
回転体35に挟み込まれた時点で、それぞれ2値化回路
79a、79bの出力は、“H”レベル→“L”レベル
に変わる。このとき両方の2値化回路79a、79bの
出力の、EXORゲート80による排他的論理輪の出力
は、以下の表10に示すようになる。
回転体35に挟み込まれた時点で、それぞれ2値化回路
79a、79bの出力は、“H”レベル→“L”レベル
に変わる。このとき両方の2値化回路79a、79bの
出力の、EXORゲート80による排他的論理輪の出力
は、以下の表10に示すようになる。
【0395】
【表10】 原稿Oがスキューした際は、2または、3の状態である
から、制御部61は、EXORゲート80の出力が
“L”レベルとなった時点でスキューを検出すれば良
い。このとき制御部61は、給紙動作を停止する。
から、制御部61は、EXORゲート80の出力が
“L”レベルとなった時点でスキューを検出すれば良
い。このとき制御部61は、給紙動作を停止する。
【0396】また図68、図75のように、原稿Oの各
サイズに対応して導電層が、複数配置されている場合に
は、以下のように構成することもできる。
サイズに対応して導電層が、複数配置されている場合に
は、以下のように構成することもできる。
【0397】すなわちスキューした場合には、給送回転
体35の両端に近い導電層300a、300fから、出
力の変化が起きることになる。スキューした場合、早期
に検出すればするほど、原稿Oが、原稿自動送り装置2
0のサイドフレームに接触して、先端のオレなど損傷す
ることを防ぐことができる。
体35の両端に近い導電層300a、300fから、出
力の変化が起きることになる。スキューした場合、早期
に検出すればするほど、原稿Oが、原稿自動送り装置2
0のサイドフレームに接触して、先端のオレなど損傷す
ることを防ぐことができる。
【0398】したがって、各サイズに対応した複数の導
電層300a、…のいずれかが、出力の差が生じた時点
でスキューを検出するようにすれば良い。
電層300a、…のいずれかが、出力の差が生じた時点
でスキューを検出するようにすれば良い。
【0399】この場合のスキュー検出回路の概略ブロッ
ク図を図77、図78に示す。
ク図を図77、図78に示す。
【0400】すなわち、検出回路73a、〜73fによ
る各2値化回路79a〜79fの出力のEXORゲート
80a〜80cによる排他的論理和出力は、上記したよ
うに、原稿Oがスキューした場合に“L”レベルを出力
する。この場合、検出回路73aは、導電層300cに
対応する導電性ゴム35bからの抵抗値変化に対応した
電圧値を出力し、検出回路73bは、導電層300dに
対応する導電性ゴム35bからの抵抗値変化に対応した
電圧値を出力し、検出回路73cは、導電層300bに
対応する導電性ゴム35bからの抵抗値変化に対応した
電圧値を出力し、検出回路73dは、導電層300eに
対応する導電性ゴム35bからの抵抗値変化に対応した
電圧値を出力し、検出回路73eは、導電層300aに
対応する導電性ゴム35bからの抵抗値変化に対応した
電圧値を出力し、検出回路73fは、導電層300fに
対応する導電性ゴム35bからの抵抗値変化に対応した
電圧値を出力する。
る各2値化回路79a〜79fの出力のEXORゲート
80a〜80cによる排他的論理和出力は、上記したよ
うに、原稿Oがスキューした場合に“L”レベルを出力
する。この場合、検出回路73aは、導電層300cに
対応する導電性ゴム35bからの抵抗値変化に対応した
電圧値を出力し、検出回路73bは、導電層300dに
対応する導電性ゴム35bからの抵抗値変化に対応した
電圧値を出力し、検出回路73cは、導電層300bに
対応する導電性ゴム35bからの抵抗値変化に対応した
電圧値を出力し、検出回路73dは、導電層300eに
対応する導電性ゴム35bからの抵抗値変化に対応した
電圧値を出力し、検出回路73eは、導電層300aに
対応する導電性ゴム35bからの抵抗値変化に対応した
電圧値を出力し、検出回路73fは、導電層300fに
対応する導電性ゴム35bからの抵抗値変化に対応した
電圧値を出力する。
【0401】さらに、各2値化回路79a、…の出力の
EXORゲート80a〜80cの出力は、NORゲート
80dに供給されている。このNORゲート80dは、
EXORゲート80a〜80cの出力のいずれかが
“L”レベルの場合、“L”レベルを出力する。これを
制御部61で読み取ることにより、スキューを検出す
る。この時点で制御部61は、給紙動作の停止指令を出
力する。
EXORゲート80a〜80cの出力は、NORゲート
80dに供給されている。このNORゲート80dは、
EXORゲート80a〜80cの出力のいずれかが
“L”レベルの場合、“L”レベルを出力する。これを
制御部61で読み取ることにより、スキューを検出す
る。この時点で制御部61は、給紙動作の停止指令を出
力する。
【0402】また、図71の場合には、導電層300a
に対応する導電性ゴム35bからの抵抗値変化に対応し
た電圧値と導電層300bに対応する導電性ゴム35b
からの抵抗値変化に対応した電圧値との組合わせ、導電
層300aに対応する導電性ゴム35bからの抵抗値変
化に対応した電圧値と導電層300cに対応する導電性
ゴム35bからの抵抗値変化に対応した電圧値との組合
わせ、導電層300aに対応する導電性ゴム35bから
の抵抗値変化に対応した電圧値と導電層300dに対応
する導電性ゴム35bからの抵抗値変化に対応した電圧
値との組合わせにより、同様の検出を行えば良い。
に対応する導電性ゴム35bからの抵抗値変化に対応し
た電圧値と導電層300bに対応する導電性ゴム35b
からの抵抗値変化に対応した電圧値との組合わせ、導電
層300aに対応する導電性ゴム35bからの抵抗値変
化に対応した電圧値と導電層300cに対応する導電性
ゴム35bからの抵抗値変化に対応した電圧値との組合
わせ、導電層300aに対応する導電性ゴム35bから
の抵抗値変化に対応した電圧値と導電層300dに対応
する導電性ゴム35bからの抵抗値変化に対応した電圧
値との組合わせにより、同様の検出を行えば良い。
【0403】この場合のスキュー検出回路の概略ブロッ
ク図を図78に示す。
ク図を図78に示す。
【0404】すなわち、検出回路73a、〜73dによ
る各2値化回路79a〜79dの出力のEXORゲート
80a〜80cによる排他的論理和出力は、上記したよ
うに、原稿Oがスキューした場合に“L”レベルを出力
する。この場合、検出回路73aは、導電層300aに
対応する導電性ゴム35bからの抵抗値変化に対応した
電圧値を出力し、検出回路73bは、導電層300bに
対応する導電性ゴム35bからの抵抗値変化に対応した
電圧値を出力し、検出回路73cは、導電層300cに
対応する導電性ゴム35bからの抵抗値変化に対応した
電圧値を出力し、検出回路73dは、導電層300dに
対応する導電性ゴム35bからの抵抗値変化に対応した
電圧値を出力する。
る各2値化回路79a〜79dの出力のEXORゲート
80a〜80cによる排他的論理和出力は、上記したよ
うに、原稿Oがスキューした場合に“L”レベルを出力
する。この場合、検出回路73aは、導電層300aに
対応する導電性ゴム35bからの抵抗値変化に対応した
電圧値を出力し、検出回路73bは、導電層300bに
対応する導電性ゴム35bからの抵抗値変化に対応した
電圧値を出力し、検出回路73cは、導電層300cに
対応する導電性ゴム35bからの抵抗値変化に対応した
電圧値を出力し、検出回路73dは、導電層300dに
対応する導電性ゴム35bからの抵抗値変化に対応した
電圧値を出力する。
【0405】この場合、制御部61は、原稿Oが存在す
る間、EXORゲート80a〜80cの出力を複数回読
取れば良い。各EXORゲート80a〜80cの出力を
スキュー信号A、B、Cとすると、例えば、以下の表1
1に示すように複数回読取った信号に違いが発生した時
点でスキューと判断すればよい。
る間、EXORゲート80a〜80cの出力を複数回読
取れば良い。各EXORゲート80a〜80cの出力を
スキュー信号A、B、Cとすると、例えば、以下の表1
1に示すように複数回読取った信号に違いが発生した時
点でスキューと判断すればよい。
【0406】
【表11】 この場合は、図72に示したように、原稿Oがスキュー
していると判断できる。また、例えばA5横/A4縦の
原稿Oがスキューしないで給紙された場合は、以下の表
12に示すように1〜3回目の信号は、同じ組合わせと
なる。この場合は、スキューと検出しなければ良い。ま
たこの場合、スキュー信号が“L”レベルのときは、無
条件でスキューと検出しても良い。
していると判断できる。また、例えばA5横/A4縦の
原稿Oがスキューしないで給紙された場合は、以下の表
12に示すように1〜3回目の信号は、同じ組合わせと
なる。この場合は、スキューと検出しなければ良い。ま
たこの場合、スキュー信号が“L”レベルのときは、無
条件でスキューと検出しても良い。
【0407】
【表12】 以上のスキュー検出回路にサイズ検出および重送の検出
機能を付加した場合の概略ブロック図を図74、図7
9、図80に示す。この場合、検出回路79aからの検
出出力をデジタル信号に変換するA/D変換器310と
このA/D変換器310からの出力により重送を判別す
る重送判別回路311とにより構成され、重送判別回路
311としては、上記長さ検出回路75(図23参照)
や厚さ検出回路76(図32参照)が用いられる。
機能を付加した場合の概略ブロック図を図74、図7
9、図80に示す。この場合、検出回路79aからの検
出出力をデジタル信号に変換するA/D変換器310と
このA/D変換器310からの出力により重送を判別す
る重送判別回路311とにより構成され、重送判別回路
311としては、上記長さ検出回路75(図23参照)
や厚さ検出回路76(図32参照)が用いられる。
【0408】このように構成すれば、1つの検出回路か
ら、スキュー、サイズ、重送の検出が可能である。
ら、スキュー、サイズ、重送の検出が可能である。
【0409】また、サイズ、スキューのみの組み合わせ
でも良い。
でも良い。
【0410】また原稿Oが存在するときのみスキュー検
出を行うように構成しても良い。
出を行うように構成しても良い。
【0411】次に、原稿自動送り装置20に挿入される
最小サイズの原稿Oが、通過する導電層から、検出され
た検出値からスキューを検出する場合の実施例について
以下に述べる。
最小サイズの原稿Oが、通過する導電層から、検出され
た検出値からスキューを検出する場合の実施例について
以下に述べる。
【0412】図81〜図83は、スキュー検出回路の概
略ブロック図である。
略ブロック図である。
【0413】検出回路73a、73bの出力は、それぞ
れA/D変換器74a、74bによってデジタルデータ
に変換された後に、比較器312に送られる。また、検
出回路73a、73bの出力は、それぞれ2値化回路7
9a、79bに出力されている。2値化回路79a、7
9bの出力は、NORゲート313に入力される。
れA/D変換器74a、74bによってデジタルデータ
に変換された後に、比較器312に送られる。また、検
出回路73a、73bの出力は、それぞれ2値化回路7
9a、79bに出力されている。2値化回路79a、7
9bの出力は、NORゲート313に入力される。
【0414】原稿Oがアライニングローラ34と給送回
転体35とにより挟み込まれた時点で、それぞれ2値化
回路79a、79bの出力は、“H”レベル→“L”レ
ベルに変わる。
転体35とにより挟み込まれた時点で、それぞれ2値化
回路79a、79bの出力は、“H”レベル→“L”レ
ベルに変わる。
【0415】原稿Oがスキューしているときに、どちら
かの検出回路73a、73bが原稿Oの存在を検出した
時点で、両方の出力を比較しないと、スキューの検出が
できない。したがって、どちらかの検出回路73a、7
3bの出力が“L”レベルになった時点で、比較器31
2のCS端子を“L”レベルとすれば良い。このNOR
ゲート313の出力は、以下の表13で表すことができ
る。
かの検出回路73a、73bが原稿Oの存在を検出した
時点で、両方の出力を比較しないと、スキューの検出が
できない。したがって、どちらかの検出回路73a、7
3bの出力が“L”レベルになった時点で、比較器31
2のCS端子を“L”レベルとすれば良い。このNOR
ゲート313の出力は、以下の表13で表すことができ
る。
【0416】
【表13】 したがって、このようにそれぞれの2値化回路79a、
79bの出力を、NORゲート313に供給し、比較器
312の動作を制御すれば良い。
79bの出力を、NORゲート313に供給し、比較器
312の動作を制御すれば良い。
【0417】比較器312によって比較されたA/D変
換器74a、74bの各出力としての、DATA Aと
DATA A′の比較結果を、以下のように制御部61
に出力する。
換器74a、74bの各出力としての、DATA Aと
DATA A′の比較結果を、以下のように制御部61
に出力する。
【0418】 DATA A=DATA A′→“H”レベル DATA A≠DATA A′→“L”レベル これを制御部61が読取ることにより、スキューを検出
すれば良い。
すれば良い。
【0419】また比較器は、上記NORゲートの出力と
制御部61の割り込み信号とI/O利READ信号のA
ND出力をとって、全てが有効の時に制御部61へ信号
を出力することもできる。
制御部61の割り込み信号とI/O利READ信号のA
ND出力をとって、全てが有効の時に制御部61へ信号
を出力することもできる。
【0420】また重送の判別については、図82に示し
たように、最小の原稿Oが原稿自動送り装置20に挿入
された場合にも動作する検出回路73aの出力を、A/
D変換器74aを介して重送判別回路314に供給すれ
ば、重送の判別も可能となる。
たように、最小の原稿Oが原稿自動送り装置20に挿入
された場合にも動作する検出回路73aの出力を、A/
D変換器74aを介して重送判別回路314に供給すれ
ば、重送の判別も可能となる。
【0421】またサイズ検出をも行うことができる概略
構成ブロック図を図83に示す。
構成ブロック図を図83に示す。
【0422】また、早期にスキューを検出するために、
複数に分割された導電層300a〜300fの組み合わ
せのいずれかにより、スキューを検出したときにスキュ
ー検出信号を発生する構成にすることもできる。
複数に分割された導電層300a〜300fの組み合わ
せのいずれかにより、スキューを検出したときにスキュ
ー検出信号を発生する構成にすることもできる。
【0423】この場合の実施例を以下に述べる。
【0424】図68、図75のように、原稿Oの各サイ
ズに対応して導電層300a〜300fが複数配置され
ている給送回転体35内の導電性ゴム35bからの信号
は、図84に示す3つのスキュー検出回路に送られる。
ズに対応して導電層300a〜300fが複数配置され
ている給送回転体35内の導電性ゴム35bからの信号
は、図84に示す3つのスキュー検出回路に送られる。
【0425】この場合、検出回路73aは、導電層30
0cに対応する導電性ゴム35bからの抵抗値変化に対
応した電圧値を出力し、検出回路73bは、導電層30
0dに対応する導電性ゴム35bからの抵抗値変化に対
応した電圧値を出力し、検出回路73cは、導電層30
0bに対応する導電性ゴム35bからの抵抗値変化に対
応した電圧値を出力し、検出回路73dは、導電層30
0eに対応する導電性ゴム35bからの抵抗値変化に対
応した電圧値を出力し、検出回路73eは、導電層30
0aに対応する導電性ゴム35bからの抵抗値変化に対
応した電圧値を出力し、検出回路73fは、導電層30
0fに対応する導電性ゴム35bからの抵抗値変化に対
応した電圧値を出力する。
0cに対応する導電性ゴム35bからの抵抗値変化に対
応した電圧値を出力し、検出回路73bは、導電層30
0dに対応する導電性ゴム35bからの抵抗値変化に対
応した電圧値を出力し、検出回路73cは、導電層30
0bに対応する導電性ゴム35bからの抵抗値変化に対
応した電圧値を出力し、検出回路73dは、導電層30
0eに対応する導電性ゴム35bからの抵抗値変化に対
応した電圧値を出力し、検出回路73eは、導電層30
0aに対応する導電性ゴム35bからの抵抗値変化に対
応した電圧値を出力し、検出回路73fは、導電層30
0fに対応する導電性ゴム35bからの抵抗値変化に対
応した電圧値を出力する。
【0426】上記検出回路73a、73bの出力は、そ
れぞれA/D変換器74a、74bによってデジタルデ
ータに変換された後、比較器312aに送られ、検出回
路73c、73dの出力は、それぞれA/D変換器74
c、74dによってデジタルデータに変換された後、比
較器312bに送られ、検出回路73e、73fの出力
は、それぞれA/D変換器74e、74fによってデジ
タルデータに変換された後、比較器312cに送られ
る。
れぞれA/D変換器74a、74bによってデジタルデ
ータに変換された後、比較器312aに送られ、検出回
路73c、73dの出力は、それぞれA/D変換器74
c、74dによってデジタルデータに変換された後、比
較器312bに送られ、検出回路73e、73fの出力
は、それぞれA/D変換器74e、74fによってデジ
タルデータに変換された後、比較器312cに送られ
る。
【0427】また、検出回路73a、〜73fの出力
は、それぞれの2値化回路79a、〜79fに接続され
ている。
は、それぞれの2値化回路79a、〜79fに接続され
ている。
【0428】2値化回路79a、79bの出力は、NO
Rゲート80aに供給され、2値化回路79c、79d
の出力は、NORゲート80bに供給され、2値化回路
79e、79fの出力は、NORゲート80cに供給さ
れる。これにより、各スキュー検出回路の検出回路のど
ちらか原稿Oの存在を検出した時に、比較器は動作とす
る。
Rゲート80aに供給され、2値化回路79c、79d
の出力は、NORゲート80bに供給され、2値化回路
79e、79fの出力は、NORゲート80cに供給さ
れる。これにより、各スキュー検出回路の検出回路のど
ちらか原稿Oの存在を検出した時に、比較器は動作とす
る。
【0429】各スキュー検出回路によってスキューが検
出されると、それぞれの比較器312a、…は、“L”
レベルを出力する。各スキュー検出回路の比較器312
a、…の出力は、さらにNORゲート80dに入力され
る。
出されると、それぞれの比較器312a、…は、“L”
レベルを出力する。各スキュー検出回路の比較器312
a、…の出力は、さらにNORゲート80dに入力され
る。
【0430】NORゲート80dの出力は、いずれかの
スキュー検出回路の比較器312a、…の出力が“L”
レベルならば“L”レベルとなる。これを制御部61が
読取りスキュー検出を行えば良い。
スキュー検出回路の比較器312a、…の出力が“L”
レベルならば“L”レベルとなる。これを制御部61が
読取りスキュー検出を行えば良い。
【0431】重送の検出には、前記したように検出回路
73aに対応するA/D変換器74aからの出力のみを
重送検出回路314に入力すればよい。これを図85、
図86に示す。図86には、サイズの検出も可能にした
実施例を示す。
73aに対応するA/D変換器74aからの出力のみを
重送検出回路314に入力すればよい。これを図85、
図86に示す。図86には、サイズの検出も可能にした
実施例を示す。
【0432】また図71の場合には、検出回路73aと
73b、検出回路73aと73c、検出回路73aと7
3dの組み合わせ出力を用いて検出を行えば良い。
73b、検出回路73aと73c、検出回路73aと7
3dの組み合わせ出力を用いて検出を行えば良い。
【0433】この概略ブロック図を図87〜図89に示
す。
す。
【0434】この場合には、検出回路73aの出力を基
準として、検出回路73b、73c、73dと比較を行
う。
準として、検出回路73b、73c、73dと比較を行
う。
【0435】この場合、制御部61は、原稿Oがアライ
ニングローラ34と給送回転体35の間に存在する間、
比較器312a、…の出力を複数回読み取れば良い。各
比較器312a、…の出力をスキュー信号A、B、Cと
すると例えば、以下の表14に示すように複数回読み取
った信号に違いが発生した時点でスキューと判断すれば
良い。
ニングローラ34と給送回転体35の間に存在する間、
比較器312a、…の出力を複数回読み取れば良い。各
比較器312a、…の出力をスキュー信号A、B、Cと
すると例えば、以下の表14に示すように複数回読み取
った信号に違いが発生した時点でスキューと判断すれば
良い。
【0436】
【表14】 この場合は、図72に示したように原稿Oがスキューし
ていると判断できる。また、例えばA5横/A4縦の原
稿Oがスキューしないで給紙された場合は、以下の表1
5に示すように1〜3回目の信号は、同じ組み合わせと
なる。この場合は、スキューと検出しなければ良い。ま
たこの場合、スキュー信号が“L”レベルのときは、無
条件でスキューと検出しても良い。
ていると判断できる。また、例えばA5横/A4縦の原
稿Oがスキューしないで給紙された場合は、以下の表1
5に示すように1〜3回目の信号は、同じ組み合わせと
なる。この場合は、スキューと検出しなければ良い。ま
たこの場合、スキュー信号が“L”レベルのときは、無
条件でスキューと検出しても良い。
【0437】
【表15】 また図88には、サイズの検出及び重送の検出機能を同
時に行う実施例の概略構成ブロック図を示す。
時に行う実施例の概略構成ブロック図を示す。
【0438】以上のようにスキュー、重送など原稿Oの
給送状態を検出することが可能となる。
給送状態を検出することが可能となる。
【0439】また、原稿自動送り装置20は複写機本体
1の原稿台2に対して開閉可能に設けられている。そこ
で、原稿自動送り装置20のオープン時に、給送回転体
35に対する通常の使用時の圧力を解除するようにする
ことにより、給送回転体35内の感圧導電ゴム35bの
抵抗値変化に伴う検出回路73a(73b、…)の出力
が、通常使用時の原稿Oが噛み込まれていないときの出
力よりも、小さくなる。
1の原稿台2に対して開閉可能に設けられている。そこ
で、原稿自動送り装置20のオープン時に、給送回転体
35に対する通常の使用時の圧力を解除するようにする
ことにより、給送回転体35内の感圧導電ゴム35bの
抵抗値変化に伴う検出回路73a(73b、…)の出力
が、通常使用時の原稿Oが噛み込まれていないときの出
力よりも、小さくなる。
【0440】この出力の差を検出することで、原稿自動
送り装置20がオープン状態となっていることを検出
し、給紙動作を停止することにより、誤動作を防ぐこと
ができる。
送り装置20がオープン状態となっていることを検出
し、給紙動作を停止することにより、誤動作を防ぐこと
ができる。
【0441】従来は、オープン状態となっていることを
検出する専用スイッチが必要であったが、上記構成とす
れば、専用スイッチを省略し、安価な、原稿自動送り装
置20を構成することができる。
検出する専用スイッチが必要であったが、上記構成とす
れば、専用スイッチを省略し、安価な、原稿自動送り装
置20を構成することができる。
【0442】以下、この実施例について説明する。
【0443】給送回転体35に対する図90の(a)〜
(c)に示す3つの状態(条件)に対して、検出回路7
3a(A/D変換器74a)から図91に示すような信
号が出力されるようになっている。
(c)に示す3つの状態(条件)に対して、検出回路7
3a(A/D変換器74a)から図91に示すような信
号が出力されるようになっている。
【0444】図90の(a)は、通常使用時の原稿Oが
挟み込まれていない状態を示し、検出回路73からは図
91に示す(a)レベルの信号が出力される。
挟み込まれていない状態を示し、検出回路73からは図
91に示す(a)レベルの信号が出力される。
【0445】図90の(b)は、原稿Oが挟み込まれた
状態を示し、検出回路73からは図91に示す(b)レ
ベルの信号が出力される。
状態を示し、検出回路73からは図91に示す(b)レ
ベルの信号が出力される。
【0446】図90の(c)は、原稿自動送り装置20
が、オープン状態を示し、検出回路73からは図91に
示す(c)レベルの信号が出力される。
が、オープン状態を示し、検出回路73からは図91に
示す(c)レベルの信号が出力される。
【0447】図91の場合、圧力が高い程、上方向に出
力した場合の各条件の検出回路73の出力を示したもの
である。
力した場合の各条件の検出回路73の出力を示したもの
である。
【0448】まず、実施例の1つを用いて説明する。
【0449】原稿自動送り装置20が使用される前の、
梱包を解いたセッティング時あるいは工場出荷時に、本
体装置あるいは、原稿自動送り装置20の操作パネル5
2から、サービスモードに切換える。
梱包を解いたセッティング時あるいは工場出荷時に、本
体装置あるいは、原稿自動送り装置20の操作パネル5
2から、サービスモードに切換える。
【0450】このサービスモードにはいる場合は、操作
パネル52の入力切換キー52dとクリアキー52eを
同時に押す。すると、この信号により、主制御部51お
よび制御部61がサービスモードとなる。
パネル52の入力切換キー52dとクリアキー52eを
同時に押す。すると、この信号により、主制御部51お
よび制御部61がサービスモードとなる。
【0451】このサービスモードへの設定の仕方は、他
の方法でも良い。
の方法でも良い。
【0452】また、専用の回路で、原稿自動送り装置2
0の開閉状態を検出するようにしても良い。
0の開閉状態を検出するようにしても良い。
【0453】この場合の実施例を図92に示す。
【0454】この場合、梱包を解いたセッティング時あ
るいは工場出荷時に、通常使用時の原稿が挟み込まれて
いない状態の検出回路73の出力に対応したデータをス
イッチ201で設定する。検出回路73の出力は、A/
D変換器74でデジタルデータに変換されて比較器20
2に常時入力されている。この比較器202のCS端子
は、アンド回路203の出力に接続されている。このア
ンド回路203には、制御部61からの割込み信号とI
/Oリード信号が供給される。
るいは工場出荷時に、通常使用時の原稿が挟み込まれて
いない状態の検出回路73の出力に対応したデータをス
イッチ201で設定する。検出回路73の出力は、A/
D変換器74でデジタルデータに変換されて比較器20
2に常時入力されている。この比較器202のCS端子
は、アンド回路203の出力に接続されている。このア
ンド回路203には、制御部61からの割込み信号とI
/Oリード信号が供給される。
【0455】すなわち、制御部61からの割込み信号と
I/Oリード信号が、同時に発生したときのみ、比較器
202の出力を制御部61に送る。
I/Oリード信号が、同時に発生したときのみ、比較器
202の出力を制御部61に送る。
【0456】このように構成すれば、制御部61は、他
の処理を行わない時に随時、原稿自動送り装置20の開
閉状態を検出することができる。
の処理を行わない時に随時、原稿自動送り装置20の開
閉状態を検出することができる。
【0457】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
給送回転体に、感圧導電ゴムを使用し、原稿の長さや厚
さの変化を電気信号に変換することで重送の検出を行う
ことにより、原稿の重送を確実に検出でき、画像読取り
動作あるいは、画像形成動作を重送直後に検出でき、復
旧を容易にできる紙葉類給送装置を提供できる。
給送回転体に、感圧導電ゴムを使用し、原稿の長さや厚
さの変化を電気信号に変換することで重送の検出を行う
ことにより、原稿の重送を確実に検出でき、画像読取り
動作あるいは、画像形成動作を重送直後に検出でき、復
旧を容易にできる紙葉類給送装置を提供できる。
【0458】すなわち、回転給送手段に、導電層あるい
は導電層と感圧導電ゴムを回転方向に直交する方向に複
数に分割して配置することにより、紙葉類のサイズやス
キューを正確に検出できる。
は導電層と感圧導電ゴムを回転方向に直交する方向に複
数に分割して配置することにより、紙葉類のサイズやス
キューを正確に検出できる。
【0459】また、導電層が、分割されていない場合、
紙葉類の幅に対応した感圧導電ゴムが、圧力に変化する
ことにより、サイズを検出することもできる。ただし、
この場合、紙葉類の厚さによっても感圧導電ゴムの出力
は変化してしまうため、正確な紙葉類の幅を検出するこ
とが難しいという問題が生じてしまう。
紙葉類の幅に対応した感圧導電ゴムが、圧力に変化する
ことにより、サイズを検出することもできる。ただし、
この場合、紙葉類の厚さによっても感圧導電ゴムの出力
は変化してしまうため、正確な紙葉類の幅を検出するこ
とが難しいという問題が生じてしまう。
【0460】この問題を解決するために、導電層を給送
装置に挿入される紙葉類の種類に対応して分割すること
により、通常使用時の紙が存在しない場合に比較して出
力の変化、すなわち変化でなく、紙葉類の有無によって
サイズを検出することが可能になる。
装置に挿入される紙葉類の種類に対応して分割すること
により、通常使用時の紙が存在しない場合に比較して出
力の変化、すなわち変化でなく、紙葉類の有無によって
サイズを検出することが可能になる。
【0461】これにより、紙葉類の厚さが変わってもサ
イズの検出が可能となる。また、同様に複数の検出源を
持てば、スキューした場合、どちらか片側の信号源が先
に紙葉類の圧力を受けオン状態となる。これを利用して
スキューの検出も可能である。
イズの検出が可能となる。また、同様に複数の検出源を
持てば、スキューした場合、どちらか片側の信号源が先
に紙葉類の圧力を受けオン状態となる。これを利用して
スキューの検出も可能である。
【0462】また、感圧導電ゴムあるいは導電層のみを
分割すれば、1つの給送回転体から複数の信号が得ら
れ、サイズ/スキューの検出が可能となり、コスト的に
有利である。
分割すれば、1つの給送回転体から複数の信号が得ら
れ、サイズ/スキューの検出が可能となり、コスト的に
有利である。
【0463】導電層と同心円に摩擦力を利用して給送す
る部材を配置した構造とすることで、クロロプレンゴム
やウレタンゴムのように、耐磨耗性の高い材料によって
安定した給送性能を確保することができる。
る部材を配置した構造とすることで、クロロプレンゴム
やウレタンゴムのように、耐磨耗性の高い材料によって
安定した給送性能を確保することができる。
【0464】加圧力の変化による重送の検出機能と紙と
の摩擦力による給送機能とを分けることが可能となる。
この構造にすれば、重送の検出機能部である導電層と給
送機能の役割を持つ摩擦部材の外径寸法を完全に一致さ
せることができる。
の摩擦力による給送機能とを分けることが可能となる。
この構造にすれば、重送の検出機能部である導電層と給
送機能の役割を持つ摩擦部材の外径寸法を完全に一致さ
せることができる。
【0465】またこのように位相を異なって配置すれ
ば、外径に対する摩擦部材及び感圧導電ゴムの厚みをあ
る程度確保することができる。
ば、外径に対する摩擦部材及び感圧導電ゴムの厚みをあ
る程度確保することができる。
【0466】摩擦部材の給送性能は材質の硬度によって
影響される。硬度は部材の厚さによって相対的に変化す
るから、この構造とすることにより、給送性能確保のた
めに給送回転体の外径を大径化して装置の大型化を招く
ようなことを防ぐことができる。また感圧導電ゴムに対
しても、最適な感圧導電ゴム領域が存在する。この領域
に対応した厚さを確保する必要がある。
影響される。硬度は部材の厚さによって相対的に変化す
るから、この構造とすることにより、給送性能確保のた
めに給送回転体の外径を大径化して装置の大型化を招く
ようなことを防ぐことができる。また感圧導電ゴムに対
しても、最適な感圧導電ゴム領域が存在する。この領域
に対応した厚さを確保する必要がある。
【0467】したがって、外径寸法の制約の少ない構造
とすることにより、検出感度を確保することができる。
とすることにより、検出感度を確保することができる。
【0468】また、給送部材の外径D2、導電層の外径
Dとしたときに、「D2−D1≦200μm」としたの
で、導電層の部分と摩擦部材の部分との外径差とすれ
ば、紙葉類の搬送にあたって段差が生じることがないた
めに安定した給紙性能が確保できる。また、段差が少な
いために、給紙状態の検出性能の安定化にも寄与するこ
とができる。
Dとしたときに、「D2−D1≦200μm」としたの
で、導電層の部分と摩擦部材の部分との外径差とすれ
ば、紙葉類の搬送にあたって段差が生じることがないた
めに安定した給紙性能が確保できる。また、段差が少な
いために、給紙状態の検出性能の安定化にも寄与するこ
とができる。
【0469】導電層と給送部材の外径差をこの数値とす
れば、導電層が対向して回転する給紙または分離回転体
と接触することを防ぐことができる。
れば、導電層が対向して回転する給紙または分離回転体
と接触することを防ぐことができる。
【0470】従って、導電層が磨耗することを効果的に
防ぐことができ、紙葉類の搬送状態の検出機能の長寿命
化を図ることができる。
防ぐことができ、紙葉類の搬送状態の検出機能の長寿命
化を図ることができる。
【0471】導電層を導電粒子を混入させた導電インキ
による厚膜印刷で形成することにより、回転体の屈曲部
における電極としての導電層と感圧導電ゴムからの剥離
を起こすことなく安定した信号検出が可能となる。フレ
キシブル基板や、アルミ蒸着マイラ等で導電層を作成し
た場合、前記問題が発生する。また紙葉類の給送に必要
な紙葉類に対する磨耗力が不足し、給紙動作が困難とな
る。
による厚膜印刷で形成することにより、回転体の屈曲部
における電極としての導電層と感圧導電ゴムからの剥離
を起こすことなく安定した信号検出が可能となる。フレ
キシブル基板や、アルミ蒸着マイラ等で導電層を作成し
た場合、前記問題が発生する。また紙葉類の給送に必要
な紙葉類に対する磨耗力が不足し、給紙動作が困難とな
る。
【0472】厚膜印刷の厚みは、10〜15μmである
から、前記導電層を前記回転体の感圧導電ゴムの一部分
を被うようにした場合でも通常の厚みは、50〜150
μmであるから、導電層と感圧導電ゴム層との段差が十
分小さく、給紙機能と重送検出機能に影響を及ぼすこと
はない。また、印刷により導電層を形成するから、安価
に前記回転体を製造することができる。
から、前記導電層を前記回転体の感圧導電ゴムの一部分
を被うようにした場合でも通常の厚みは、50〜150
μmであるから、導電層と感圧導電ゴム層との段差が十
分小さく、給紙機能と重送検出機能に影響を及ぼすこと
はない。また、印刷により導電層を形成するから、安価
に前記回転体を製造することができる。
【0473】また本実施例のように分割して導電層を形
成する場合の様な、複雑なパターン形成にも対応でき
る。
成する場合の様な、複雑なパターン形成にも対応でき
る。
【0474】導電層を導電ゴムとすることにより、導電
インキによって導電層を形成した場合と比較すると、紙
葉類の摩擦係数が高く、また耐磨耗性を向上することが
できる。
インキによって導電層を形成した場合と比較すると、紙
葉類の摩擦係数が高く、また耐磨耗性を向上することが
できる。
【0475】分割された導電層または感圧導電ゴムの配
置が紙葉類のサイズに対応しているので、給送装置に挿
入される紙葉類のサイズ検出が可能となる。
置が紙葉類のサイズに対応しているので、給送装置に挿
入される紙葉類のサイズ検出が可能となる。
【0476】導電層に接して回転する導電性回転体によ
って導電層から感圧導電ゴムによる信号を検出すること
によって、上記回転体の導電層を最小限にすることがで
きる。これによって給紙機能と信号検出機能の信頼性の
確保が図れる。
って導電層から感圧導電ゴムによる信号を検出すること
によって、上記回転体の導電層を最小限にすることがで
きる。これによって給紙機能と信号検出機能の信頼性の
確保が図れる。
【0477】また導電部材から軸受けを通して信号検出
することで、電極を設けることなく、確実な信号検出が
可能となる。またこのように配置すれば紙葉類のサイズ
に対応した信号検出ができる。
することで、電極を設けることなく、確実な信号検出が
可能となる。またこのように配置すれば紙葉類のサイズ
に対応した信号検出ができる。
【0478】導電層に接するように配置された導電性ブ
ラシによって信号検出を行うことで、電極としての機能
と給送によって付着した紙葉類の紙粉やゴミをクリーニ
ングする機能を兼ねることができる。このクリーニング
機能により、初期の摩擦力を保つことができ、給送機能
の低下を最小限に押さえることができる。またゴミの付
着により局所的に圧力が変化し、重送送出の誤動作を起
こすという問題を解決することができる。また、紙葉類
のサイズに対応した信号検出ができる。
ラシによって信号検出を行うことで、電極としての機能
と給送によって付着した紙葉類の紙粉やゴミをクリーニ
ングする機能を兼ねることができる。このクリーニング
機能により、初期の摩擦力を保つことができ、給送機能
の低下を最小限に押さえることができる。またゴミの付
着により局所的に圧力が変化し、重送送出の誤動作を起
こすという問題を解決することができる。また、紙葉類
のサイズに対応した信号検出ができる。
【0479】分割された導電層または感圧導電ゴムの幅
を等しくすることにより、紙葉類が挟み込まれた時の信
号検出出力は相互に同一のものとなる。従ってサイズや
スキューの検出が容易となる。
を等しくすることにより、紙葉類が挟み込まれた時の信
号検出出力は相互に同一のものとなる。従ってサイズや
スキューの検出が容易となる。
【0480】紙葉類の姿勢が正された後にサイズの検出
を行うので正確なサイズの検出ができる。
を行うので正確なサイズの検出ができる。
【0481】複数の感圧導電ゴムを使用した回転給送体
の複数に分割された導電層または感圧導電ゴムからの信
号を比較することにより、給送される紙葉類のスキュー
を検出するようにしたので、紙葉類が存在するかしない
かのみの検出結果によってスキューの検出が可能とな
る。
の複数に分割された導電層または感圧導電ゴムからの信
号を比較することにより、給送される紙葉類のスキュー
を検出するようにしたので、紙葉類が存在するかしない
かのみの検出結果によってスキューの検出が可能とな
る。
【0482】したがって、時間差を設けて複数回サンプ
リングしアナログ的なその出力の比較を行わなくても、
簡単な回路でスキューの検出が可能となる。
リングしアナログ的なその出力の比較を行わなくても、
簡単な回路でスキューの検出が可能となる。
【0483】またこの場合、時間差を設けて複数回サン
プリングする時の様なメモリの必要もなくなるため簡単
な回路でスキューの検出が可能となる。
プリングする時の様なメモリの必要もなくなるため簡単
な回路でスキューの検出が可能となる。
【0484】紙葉類の厚さ検出を時間差を設けて複数回
行うことによって、紙葉類のスキューを検出することに
より、スキューした紙葉類の先端折れや、給送装置の側
壁に紙葉類が接触することによる紙葉類の損傷を防ぐこ
とができる。
行うことによって、紙葉類のスキューを検出することに
より、スキューした紙葉類の先端折れや、給送装置の側
壁に紙葉類が接触することによる紙葉類の損傷を防ぐこ
とができる。
【0485】もちろんスキューした画像が読み込まれる
ことによる不良画像の送信や形成を未然に防ぐことがで
きる。
ことによる不良画像の送信や形成を未然に防ぐことがで
きる。
【0486】複数の検出源のどちらか一方で紙葉類が検
出された際に、スキューを検出するようにしたものであ
る。このスキューの検出は紙葉類の先端が検出部材にさ
しかかった時点で行えばよい。紙葉類が両方の感圧導電
ゴムに挟み込まれた以降のタイミングでは、両者の出力
値の差は生じない。したがって、このタイミングで検出
すれば確実なスキューの検出が可能である。
出された際に、スキューを検出するようにしたものであ
る。このスキューの検出は紙葉類の先端が検出部材にさ
しかかった時点で行えばよい。紙葉類が両方の感圧導電
ゴムに挟み込まれた以降のタイミングでは、両者の出力
値の差は生じない。したがって、このタイミングで検出
すれば確実なスキューの検出が可能である。
【0487】また、このときのみ制御部が比較結果を受
け入れることにすることにより、制御部の処理全体の負
担を軽減することができる。
け入れることにすることにより、制御部の処理全体の負
担を軽減することができる。
【0488】最小サイズに対応した感圧導電ゴムを使用
した回転給送体の導電層のみからスキューを検出するこ
とにより、判別回路を1つで全サイズに対応することが
できる。したがって、判断結果を読出す制御部の負担よ
りも小さくなりコスト低減に効果がある。
した回転給送体の導電層のみからスキューを検出するこ
とにより、判別回路を1つで全サイズに対応することが
できる。したがって、判断結果を読出す制御部の負担よ
りも小さくなりコスト低減に効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例における給送回転体とアラ
イニングローラとからなるレジストローラ対の構成を示
す斜視図。
イニングローラとからなるレジストローラ対の構成を示
す斜視図。
【図2】この発明の実施例における画像形成装置として
の複写機の概略構成を示す断面図。
の複写機の概略構成を示す断面図。
【図3】原稿走査部の概略構成を示す図。
【図4】複写機の制御回路の構成を概略的に示すブロッ
ク図。
ク図。
【図5】給送回転体の概略的な構成を示す断面図。
【図6】給送回転体の概略的な構成を示す断面図。
【図7】給送回転体とアライニングローラとの原稿の挟
み込みを説明するための断面図。
み込みを説明するための断面図。
【図8】給送回転体の圧力と検出回路の出力電圧の関係
を説明するための図。
を説明するための図。
【図9】感圧導電ゴムの代表的な圧力と抵抗値との関係
を示す図。
を示す図。
【図10】感圧導電ゴムの代表的な圧力と抵抗値との関
係を示す図。
係を示す図。
【図11】給送回転体の等価回路を示す図。
【図12】給送回転体の等価回路を示す図。
【図13】給送回転体とアライニングローラとからなる
レジストローラ対の構成と、信号検出ローラの配置を示
す側面図。
レジストローラ対の構成と、信号検出ローラの配置を示
す側面図。
【図14】給送回転体からの信号検出状態を説明するた
めの図。
めの図。
【図15】給送回転体とアライニングローラとからなる
レジストローラ対の一部の構成を示す側面図。
レジストローラ対の一部の構成を示す側面図。
【図16】給送回転体とアライニングローラとからなる
レジストローラ対の一部の構成を示す側面図。
レジストローラ対の一部の構成を示す側面図。
【図17】給送回転体とアライニングローラとからなる
レジストローラ対の構成と周辺の構成を示す断面図。
レジストローラ対の構成と周辺の構成を示す断面図。
【図18】信号検出ローラの代わりに導電性ブラシを使
用した場合のレジストローラ対の構成を示す斜視図と側
面図。
用した場合のレジストローラ対の構成を示す斜視図と側
面図。
【図19】図18の構成による信号検出例を示す図。
【図20】検出回路の概略的な構成を示す回路図。
【図21】原稿の搬送動作を説明するための図。
【図22】長さ検出回路を設けた制御回路を示すブロッ
ク図。
ク図。
【図23】長さ検出回路の概略的な構成を示すブロック
図。
図。
【図24】長さ検出回路の要部の出力波形を示すタイミ
ングチャート。
ングチャート。
【図25】原稿給送時の重送検出動作を説明するための
フローチャート。
フローチャート。
【図26】原稿給送時の重送検出動作を説明するための
フローチャート。
フローチャート。
【図27】長さ検出回路を設けた制御回路を示すブロッ
ク図。
ク図。
【図28】プリセット信号に対するチップセレクト信号
と2値化回路の出力と遅延パルスのタイミングチャー
ト。
と2値化回路の出力と遅延パルスのタイミングチャー
ト。
【図29】原稿給送時の重送検出動作を説明するための
フローチャート。
フローチャート。
【図30】原稿給送時の重送検出動作を説明するための
フローチャート。
フローチャート。
【図31】厚さ検出回路を設けた制御回路を示すブロッ
ク図。
ク図。
【図32】厚さ検出回路の概略的な構成を示すブロック
図。
図。
【図33】原稿給紙時の重送検出動作を説明するための
フローチャート。
フローチャート。
【図34】原稿給紙時の重送検出動作を説明するための
フローチャート。
フローチャート。
【図35】厚さ検出回路を設けた制御回路を示すブロッ
ク図。
ク図。
【図36】原稿給紙時の重送検出動作を説明するための
フローチャート。
フローチャート。
【図37】原稿給紙時の重送検出動作を説明するための
フローチャート。
フローチャート。
【図38】長さ検出回路と厚さ検出回路を設けた制御回
路を示すブロック図。
路を示すブロック図。
【図39】原稿給紙時の重送検出動作を説明するための
フローチャート。
フローチャート。
【図40】原稿給紙時の重送検出動作を説明するための
フローチャート。
フローチャート。
【図41】原稿の搬送状態と原稿の厚さに対応する出力
信号とを説明するための図。
信号とを説明するための図。
【図42】ピーク検出回路を設けた制御回路の概略構成
を示すブロック図。
を示すブロック図。
【図43】ピーク検出回路の概略的な構成を示すブロッ
ク図。
ク図。
【図44】2値化出力に対するカウンタ出力を説明する
ためのタイミングチャート。
ためのタイミングチャート。
【図45】1枚目と2枚目以降の原稿のサンプリングを
説明するためのタイミングチャート。
説明するためのタイミングチャート。
【図46】基準原稿、切貼り原稿、重送原稿の搬送状態
と各原稿に対するサンプリングを説明するための図。
と各原稿に対するサンプリングを説明するための図。
【図47】原稿給紙時の重送検出動作を説明するための
フローチャート。
フローチャート。
【図48】原稿給紙時の重送検出動作を説明するための
フローチャート。
フローチャート。
【図49】原稿給紙時の重送検出動作を説明するための
フローチャート。
フローチャート。
【図50】最小値検出回路を設けた厚さ検出回路の概略
構成を示すブロック図。
構成を示すブロック図。
【図51】原稿の搬送状態と最小値の検出ポイントを説
明するための図。
明するための図。
【図52】原稿給紙時の重送検出動作を説明するための
フローチャート。
フローチャート。
【図53】原稿給紙時の重送検出動作を説明するための
フローチャート。
フローチャート。
【図54】厚さ検出回路の他の例の概略構成を示す図。
【図55】原稿給紙時の重送検出動作を説明するための
フローチャート。
フローチャート。
【図56】原稿給紙時の重送検出動作を説明するための
フローチャート。
フローチャート。
【図57】厚さ検出回路の他の例の概略構成を示す図。
【図58】厚さ検出回路の他の例の概略構成を示す図。
【図59】長さ検出回路の他の例の概略構成を示す図。
【図60】長さ検出回路の他の例の概略構成を示す図。
【図61】サイズ検出回路を含む制御回路の概略構成を
示すブロック図。
示すブロック図。
【図62】検出回路の各状態での出力信号を示す図。
【図63】回転給送体の他の構成例を示す断面図。
【図64】図63の回転給送体の要部を示す斜視図。
【図65】回転給送体の他の構成例を示す斜視図。
【図66】回転給送体の他の構成例を示す斜視図。
【図67】回転給送体の他の構成例を示す斜視図。
【図68】回転給送体の他の構成例を示す断面図。
【図69】給送回転体からの信号検出状態を説明するた
めの図。
めの図。
【図70】回転給送体の他の構成例を示す断面図。
【図71】回転給送体の他の構成例を示す断面図。
【図72】回転給送体の他の構成例を示す断面図。
【図73】スキュー検出回路の概略構成を示すブロック
図。
図。
【図74】スキュー、重送、サイズ検出回路の概略構成
を示すブロック図。
を示すブロック図。
【図75】回転給送体の他の構成例を示す断面図。
【図76】回転給送体の他の構成例を示す断面図。
【図77】スキュー検出回路の概略構成を示すブロック
図。
図。
【図78】スキュー検出回路の概略構成を示すブロック
図。
図。
【図79】スキュー、重送、サイズ検出回路の概略構成
を示すブロック図。
を示すブロック図。
【図80】スキュー、重送、サイズ検出回路の概略構成
を示すブロック図。
を示すブロック図。
【図81】スキュー検出回路の概略構成を示すブロック
図。
図。
【図82】スキュー、重送検出回路の概略構成を示すブ
ロック図。
ロック図。
【図83】スキュー、重送、サイズ検出回路の概略構成
を示すブロック図。
を示すブロック図。
【図84】スキュー検出回路の概略構成を示すブロック
図。
図。
【図85】スキュー、重送検出回路の概略構成を示すブ
ロック図。
ロック図。
【図86】スキュー、重送、サイズ検出回路の概略構成
を示すブロック図。
を示すブロック図。
【図87】スキュー検出回路の概略構成を示すブロック
図。
図。
【図88】スキュー、重送検出回路の概略構成を示すブ
ロック図。
ロック図。
【図89】スキュー、重送、サイズ検出回路の概略構成
を示すブロック図。
を示すブロック図。
【図90】給送回転体に対する3つの状態(条件)を説
明するための図。
明するための図。
【図91】給送回転体に対する3つの状態(条件)にお
ける検出回路からの出力信号を説明するための図。
ける検出回路からの出力信号を説明するための図。
【図92】原稿自動送り装置の開閉状態検出回路の概略
構成を示すブロック図。
構成を示すブロック図。
1…複写機本体 O…原稿 20…原稿自動送り装置 25…用紙供給路 35…給送回転体 35a…支持軸 35b…感圧導電ゴム 51…主制御部 52…操作パネル 61…制御部 72…メモリ 73a〜73f…検出回路 74a〜74f…A/D変換器 79a〜79f…2値化回路 80a、〜…EXORゲート 300a〜300h…導電層
Claims (18)
- 【請求項1】 導電性材料の同心円上に、加えられた圧
力によって抵抗値の変化する導電性ゴムと周方向に直交
する方向に複数に分割されている導電層とを積層した状
態で設けられ、紙葉類を給送するとともに、この紙葉類
の給送に伴う圧力による上記感圧性の導電性ゴムの抵抗
値変化を上記導電性材料と上記導電層とを用いて出力す
る回転給送手段と、 この回転給送手段内の上記導電性材料と上記各導電層と
から得られる上記感圧性の導電性ゴムの抵抗値変化に対
応する電気信号を検出する第1の検出手段と、 この第1の検出手段により検出される電気信号により紙
葉類の給送状態を検出する第2の検出手段と、 を具備したことを特徴とする紙葉類給送装置。 - 【請求項2】 上記第2の検出手段が、上記第1の検出
手段により検出される電気信号により給送する紙葉類の
サイズを検出するものであることを特徴とする請求項1
に記載の紙葉類給送装置。 - 【請求項3】 上記回転給送手段の分割されている導電
層の配置が、給送する紙葉類のサイズに対応して配置さ
れていることを特徴とする請求項2に記載の紙葉類給送
装置。 - 【請求項4】 上記回転給送手段の分割されている導電
層に対応して、複数の信号検出手段が配置されているこ
とを特徴とする請求項1に記載の紙葉類給送装置。 - 【請求項5】 上記第2の検出手段が、上記第1の検出
手段により検出される電気信号により給送する紙葉類の
スキューを検出するものであることを特徴とする請求項
1に記載の紙葉類給送装置。 - 【請求項6】 上記第2の検出手段が、上記回転給送手
段の分割されている導電層の最小サイズに対応する導電
層からの上記第1の検出手段により検出した電気信号に
より、給送する紙葉類のスキューを検出するものである
ことを特徴とする請求項1に記載の紙葉類給送装置。 - 【請求項7】 上記第2の検出手段が、上記回転給送手
段の分割されている導電層の最小サイズに対応する導電
層からの上記第1の検出手段により検出した電気信号に
より、給送する紙葉類の重送を検出するものであること
を特徴とする請求項1に記載の紙葉類給送装置。 - 【請求項8】 上記回転給送手段の分割されている複数
の導電層の間に、摩擦部材が配置されていることを特徴
とする請求項1に記載の紙葉類給送装置。 - 【請求項9】 上記回転給送手段の分割されている複数
の導電層が、同じ幅であることを特徴とする請求項1に
記載の紙葉類給送装置。 - 【請求項10】 導電性材料の同心円上に、加えられた
圧力によって抵抗値の変化する感圧性の導電性ゴムと導
電層とを周方向に直交する方向に複数に分割されて積層
した状態で設けられ、紙葉類を給送するとともに、この
紙葉類の給送に伴う圧力による上記感圧性の導電性ゴム
の抵抗値変化を上記導電性材料と上記導電層とを用いて
出力する回転給送手段と、 この回転給送手段内の上記導電性材料と上記各導電層と
から得られる上記感圧性の導電性ゴムの抵抗値変化に対
応する電気信号を検出する第1の検出手段と、この第1
の検出手段により検出される電気信号により紙葉類の給
送状態を検出する第2の検出手段と、 を具備したことを特徴とする紙葉類給送装置。 - 【請求項11】 上記第2の検出手段が、上記第1の検
出手段により検出される電気信号により給送する紙葉類
のサイズを検出するものであることを特徴とする請求項
10に記載の紙葉類給送装置。 - 【請求項12】 上記回転給送手段の分割されている導
電層と感圧性の導電性ゴムの配置が、給送する紙葉類の
サイズに対応して配置されていることを特徴とする請求
項11に記載の紙葉類給送装置。 - 【請求項13】 上記第2の検出手段が、上記第1の検
出手段により検出される電気信号により給送する紙葉類
の重送を検出するものであることを特徴とする請求項1
0に記載の紙葉類給送装置。 - 【請求項14】 上記回転給送手段の分割されている導
電層と感圧性の導電性ゴムに対応して、複数の信号検出
手段が配置されていることを特徴とする請求項10に記
載の紙葉類給送装置。 - 【請求項15】 上記第2の検出手段が、上記第1の検
出手段により検出される電気信号により給送する紙葉類
のスキューを検出するものであることを特徴とする請求
項10に記載の紙葉類給送装置。 - 【請求項16】 上記第2の検出手段が、上記回転給送
手段の分割されている導電層と感圧性の導電性ゴムの最
小サイズに対応する導電層からの上記第1の検出手段に
より検出した電気信号により、給送する紙葉類のスキュ
ーを検出するものであることを特徴とする請求項10に
記載の紙葉類給送装置。 - 【請求項17】 上記回転給送手段の分割されている複
数の導電層と感圧性の導電性ゴムの間に、摩擦部材が配
置されていることを特徴とする請求項10に記載の紙葉
類給送装置。 - 【請求項18】 上記回転給送手段の分割されている複
数の導電層と感圧性の導電性ゴムが、同じ幅であること
を特徴とする請求項10に記載の紙葉類給送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9040593A JPH06278903A (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | 紙葉類給送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9040593A JPH06278903A (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | 紙葉類給送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06278903A true JPH06278903A (ja) | 1994-10-04 |
Family
ID=13997681
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9040593A Pending JPH06278903A (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | 紙葉類給送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06278903A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9857750B1 (en) | 2016-08-10 | 2018-01-02 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Transport monitoring control device and image forming apparatus |
-
1993
- 1993-03-26 JP JP9040593A patent/JPH06278903A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9857750B1 (en) | 2016-08-10 | 2018-01-02 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Transport monitoring control device and image forming apparatus |
CN107720354A (zh) * | 2016-08-10 | 2018-02-23 | 富士施乐株式会社 | 运输监控控制装置和成像设备 |
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