JP3321790B2 - 保温装置 - Google Patents

保温装置

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JP3321790B2
JP3321790B2 JP22363595A JP22363595A JP3321790B2 JP 3321790 B2 JP3321790 B2 JP 3321790B2 JP 22363595 A JP22363595 A JP 22363595A JP 22363595 A JP22363595 A JP 22363595A JP 3321790 B2 JP3321790 B2 JP 3321790B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スイッチング素子によ
り保温加熱用の加熱手段を通断電する保温装置に関す
る。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、この種の電気保
温釜などの保温装置は、特開昭57−99925号公報
などに開示されるように、容器の温度を一定の例えば7
3℃に保温するべく、保温加熱用の加熱手段を制御極付
整流器(以下、SCRと称する。)などのスイッチング
素子により通断電制御する構成を有している。
【0003】しかし、低温時や入力電圧が低い時、ま
たは、その組合わせによって、容器内の被加熱物に対す
る加熱量が不足した状態になった場合、あるいは、容
器の温度を検出する温度検出手段が断線などを起こし、
温度検出手段から低い温度のデータしか入らなくなった
場合には(この場合、容器が高温になっているにも拘ら
ず、加熱が継続される。)、加熱手段が連続通電される
ため、スイッチング素子の温度上昇が大きくなって、使
用可能な寿命時間が短くなる原因となる。また、このよ
うに加熱手段が連続通電されると、容器が不必要に加熱
されるばかりでなく、スイッチング素子とプリント基板
とを接続する半田付け部が高温になって、この部分に割
れが発生したり、プリント基板に劣化を来たす虞れもあ
った。
【0004】そこで本発明は上記問題点に鑑み、スイッ
チング素子の熱的な寿命劣化を防止するとともに、容器
やスイッチング素子周辺の不必要な加熱を防止でき、し
かも加熱手段の連続通電を阻止しつつも、容器に対して
十分な加熱量を供給することができる保温装置を提供す
ることをその目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
の保温装置は、被加熱物を収容する容器と、この容器を
加熱する加熱手段と、前記容器の温度を検出する温度検
出手段と、前記加熱手段を通断電するスイッチング素子
と、前記温度検出手段の検出温度が所定温度となるよう
に前記スイッチング素子を制御して前記加熱手段を通断
電するとともに、前記温度検出手段の検出温度が前記所
定温度以下または未満のときに所定の通断電時間にて前
記スイッチング素子を制御して、前記加熱手段の連続通
電を阻止する制御手段を備え、前記容器内が最大保温量
の場合に入力電圧が定格よりも10%低く、室温が0℃
の条件で、前記温度検出手段の検出温度を前記所定温度
に制御したときの最大通電率よりも、前記スイッチング
素子の通断電時間の通電率が大きくなるように前記制御
手段を構成したものである。
【0006】上記構成によれば、温度検出手段の検出温
度が所定温度未満または以下の場合であっても、制御手
段は加熱手段が連続通電されないように、所定の通断電
時間にてスイッチング素子を制御する。従って、スイッ
チング素子およびこのスイッチング素子の取り付け部で
ある半田付け部の温度上昇を低減することができる。ま
た、容器が不必要に加熱されることも同時に防止でき
る。しかも、容器が所定温度未満または以下のときにだ
け、加熱手段が連続通電しないような通電率でスイッチ
ング素子を制御するので、保温温度の変動は少なく、保
温性能は悪化しない。
【0007】また、温度検出手段の検出温度が所定温度
未満または以下の場合における加熱手段の通電率が、
器内が最大保温量の場合に入力電圧が定格よりも10%
低く、室温が0℃の条件で、温度検出手段の検出温度を
所定温度に維持するように制御したときの最大通電率よ
りも大きく設定される。したがって、この温度検出手段
の検出温度が所定温度未満または以下のときに、容器内
に対する加熱量が少なすぎて、容器が所定の保温温度に
達するまでに時間がかかる不具合を回避することがで
き、加熱手段の連続通電を阻止しつつも、容器に対して
十分な加熱量を供給することができる。
【0008】また、請求項に記載の本発明の保温装置
は、前記請求項1の構成に加えて、前記加熱手段を複数
備え、これらの複数の加熱手段を並列回路にて前記スイ
ッチング素子で同時に通断電するように構成したもので
ある。
【0009】上記構成によれば、スイッチング素子の個
数を無用に増やすことなく、単一のスイッチング素子で
複数の加熱手段を通断電できる。
【0010】
【発明の実施形態】以下、保温装置たるジャー兼用保温
釜に適用した本発明の一実施例を、図面を参照しながら
説明する。保温釜の全体構成を示す図1において、1は
器本体、2はこの器本体1内に着脱自在に収容される有
底筒状の容器たる鍋で、3はこれら器本体1および鍋2
の上面開口を開閉自在に覆う蓋体である。器本体1は、
下面を開口した外枠5,外枠5の下面開口に取り付けら
れる底板6,容器収納側部たる内枠7および容器収納底
部たる第2の内枠8などにより構成される。これらの第
1の内枠7および第2の内枠8は、ともに外枠5内に組
み付けられ、器本体1の内周の内枠を形成するものであ
る。
【0011】11は、シーズヒータをリング状に加工した
炊飯ヒータである。この炊飯ヒータ11は、第2の内枠8
上に設けられた磁器部材からなるヒータ台12により、第
2の内枠8と離れた状態で取付け固定される。また、13
は炊飯ヒータ11と隔離した状態で、炊飯ヒータ11の上方
を覆うようにして設けられたヒータプレートであり、こ
れはアルミ板を円形状にプレス成形した後にアルマイト
処理を施し、さらに二次電解アルマイトにより酸化ニッ
ケルなどの耐熱向上成分を含んだ黒色のアルマイト処理
を施して形成される。そして、鍋2を器本体1内に収容
した状態では、ヒータプレート13の上面に鍋2の底面最
下部が載置されており、炊飯ヒータ11により加熱された
ヒータプレート13の熱は、ヒータプレート13と鍋2との
接触部により鍋2の底部に伝導される。また、ヒータプ
レート13の外周と第1の内枠7および第2の内枠8の内
側面との間には、炊飯ヒータ11からの輻射熱を鍋2の側
部に供給する加熱空間14が形成される。
【0012】一方、第2の内枠8の下方には、鋼板製の
遮熱板たる支え板16が空間を形成しつつ設けてある。こ
の支え板16は、第2の内枠8の下側の略全体を覆うよう
にして設けられており、炊飯ヒータ11からの熱を遮断す
る遮熱機能の他に、強度的に比較的弱い第2の内枠8の
アルミ材の補強効果も同時に得る構成となっている。ま
た、支え板16の中心部には、鍋2の温度を検出するため
の温度検出手段たる温度センサ17が備えてあり、温度セ
ンサ17を強度的に強い感熱板18の内部に設けることによ
り、安定して鍋2の温度を検出できるようになってい
る。感熱板18の下方には、鍋スイッチ19の接点を切り換
えるスイッチレバー20が設けられており、これら感熱板
18およびスイッチレバー20は、スプリング21を介して上
下動自在にかつ上方へ付勢して設けられる。そして、鍋
2を器本体1内に収容すると、感熱板18およびスイッチ
レバー20がスプリング21の付勢に抗して下方に押圧さ
れ、感熱板18と鍋2の底面が接触状態になるとともに、
鍋スイッチ19の接点が切り換わって、鍋2の有無を検出
するようになっている。
【0013】22は、加熱板であるヒータプレート13を常
に鍋2側の上方へ付勢するコイルスプリングである。こ
のコイルスプリング22は、鍋2を器本体1内に収容した
ときに、ヒータプレート13の上方への弾性力により、常
時ヒータプレート13を鍋2に押し当てる構成になってい
る。ヒータプレート13の組み立ては、第2の内枠8の上
側から、ヒータプレート13の下方に突出する支持部材23
を、第2の内枠8および支え板16に共通して設けられる
抜孔24,25に挿通し、第2の内枠8の下方側から、コイ
ルスプリング22およびサポート部材26を支持部材23に装
着して行なわれる。なお、27は底板6の後側下部に設け
られるコードリール、28は外枠5と第1の内枠7の間に
立設する横遮熱板である。
【0014】前記蓋体3は、蓋体上面を形成する外蓋31
と、この外蓋31の下方に空間を形成しつつ設けられた外
蓋カバー32と、この外蓋カバー32の下方に設けられた蓋
体下面を形成する放熱板33とにより構成され、さらに、
放熱板33の下方には、鍋2の上面開口を塞ぐ内蓋34が着
脱自在に設けられる。外蓋31および外蓋カバー32は、い
ずれもポリプロピレンにて成形されるとともに、放熱板
33はアルミ板の表面をアルマイト処理して成形される。
また、放熱板33の下方にはスタッド35が設けられ、この
スタッド35に内蓋34の中心部に設けた弾性を有する内蓋
押え36が装着される。37は、内蓋34の適所に形成された
複数の蒸気通路である。また、38は外蓋カバー32と放熱
板33との間に挾んで保持された円環状の蓋パッキンであ
り、蓋体3の閉塞時に、蓋パッキン38の下端が鍋2の上
端部に密着する。蓋体3は、左右方向のヒンジシャフト
39により外枠5の上部後側に回動自在に支持されるとと
もに、ヒンジシャフト39に設けられたヒンジばね40によ
り開く方向へ付勢されている。このヒンジばね40に抗し
て、蓋体3はフックボタン41により閉じた状態に保持さ
れる。
【0015】蓋体3の後部には、鍋2内で発生する蒸気
を外部に放出させるための蒸気口45が設けられる。蒸気
口45は、その上面を形成するプラスチック樹脂製の蒸気
口カバー46と、放熱板33に嵌着される蒸気口ゴム47とに
より構成される。蒸気口ゴム47には、蒸気通路孔48を形
成する蒸気筒49が、垂直に上へ立てて一体に形成され
る。また、蒸気口カバー46の外周部寄りには、一乃至複
数の蒸気通路孔50が形成される。鍋2内に発生した蒸気
は、内蓋34の蒸気通路37から蒸気口ゴム47の蒸気筒49に
侵入し、蒸気口カバー46の蒸気通路孔50から外部に排出
される。なお、51は蒸気口45に溜まったおねばや水を排
出するおねば戻し孔である。
【0016】55は、熱板33の裏側つまり上面側に備え
た蓋ヒータである。この蓋ヒータ55は保温時に鍋2を加
熱する加熱手段に相当し、両面粘着テープ(図示せず)
で接着されるアルミ箔56と放熱板33との間にコード状の
発熱体を介在させて構成される。また、蓋ヒータ55の上
側空間57には、前記蒸気口45の近傍に配置したグラスウ
ール製の断熱材58が設けられる。61は、保温用のコード
ヒータなどからなる胴ヒータであり、これは、保温時に
鍋2を加熱する別の加熱手段として設けられ、後述する
ように前記蓋ヒータ55と並列回路を構成している。胴ヒ
ータ61は、接着されたアルミ箔62により、第1の内枠7
の外側面に取付け固定される。なお、63は、第1の内枠
7の上部に設けられた一対の温度ヒューズ、64は弾性体
からなるブレーキブッシュである。
【0017】器本体1の前側には、電源基板支え65に支
持された電源基板66と、表示基板支え67に支持された表
示基板68が各々設けられる。電源基板66の部品面には、
コンデンサ,ブザーおよびトランスなどの複数の電子部
品69が実装される。また、表示基板68には、LEDから
なる行程表示ランプ70,時刻表示用のLCD表示部71,
押しボタン用のスイッチ72などが実装される。この表示
基板68の一側を覆うようにして、器本体1の前面に操作
パネル73が設けられる。
【0018】電気的構成を図2に基づき説明すると、81
は温度センサ17からの温度データなどに基づき、予めマ
イクロコンピュータの記憶装置に設定した制御シーケン
スに従って、蓋ヒータ55および胴ヒータ61や、ここには
図示していない炊飯ヒータ11などを制御する制御手段に
相当する制御回路である。また、82は加熱手段である蓋
ヒータ55および胴ヒータ61を通断電するSCRなどのス
イッチング素子であり、このスイッチング素子82は、前
記電子部品79として電源基板66に半田付け固定される。
蓋ヒータ55と胴ヒータ61との並列回路は、スイッチング
素子82を介して交流電源83の両端間に接続されており、
制御回路81からスイッチング素子82にゲート信号を印加
することにより、蓋ヒータ55および胴ヒータ61を共通す
るスイッチング素子82で同時に通断電する構成となって
いる。
【0019】制御回路81は、そのソフトウエア上の機能
として、鍋2内のご飯を炊き上げる炊飯制御手段84と、
温度センサ17の温度が所定の保温温度(例えば、71
℃)となるように、スイッチング素子82を制御して、蓋
ヒータ55および胴ヒータ61を通断電制御する保温制御手
段85とを備えている。この中で、保温制御手段85は、温
度センサ17の検出温度が所定の保温温度以下または未満
になると、所定の通断電時間にてスイッチング素子82を
制御して、蓋ヒータ55および胴ヒータ61の連続通電を阻
止する機能を備えている。この場合、スイッチング素子
82の通断電時間の通電率は、温度センサ17の検出温度が
所定の保温温度になるようにスイッチング素子82を制御
したときの最大通電率よりも大きくなるように、保温制
御手段85により設定されている。
【0020】次に、上記構成につき、その作用を図3お
よび図4のフローチャートに基づき説明する。先ず、図
3のフローチャートを参照して、炊飯制御手段84による
炊飯動作から説明すると、ステップS1において炊飯を
開始すると、次のステップS2で、所定時間の加熱後に
所定時間加熱を停止するひたし炊きが行なわれる。この
ひたし炊きは、鍋2内の米の吸水を促進するためのもの
であり、水温が略50℃になるように設定されている。
【0021】その後、ステップS3の沸騰加熱に移行す
ると、鍋2内が沸騰するまで、炊飯ヒータ11により鍋2
を最高の加熱量で加熱する。そして、鍋2内が温度上昇
して沸騰に達すると、鍋2に対する加熱量を最高時の略
60%に低減して、ステップS4による沸騰継続加熱を
行ない、その間にステップS5で鍋2内が所定の炊き上
げ温度(例えば、118℃)に達したら、ステップS6
のむらしに移行する。そして、所定のむらし時間(例え
ば、15分)が経過したら、ステップS8の保温に移行
する。
【0022】一方、図4のフローチャートに基づき、保
温制御手段85による保温動作を説明する。この保温動作
は、前記炊飯動作に引続いて行なわれるが、切状態のと
きに保温スイッチ(図示せず)を操作した場合にも行な
われる。
【0023】ステップS11により保温を開始すると、
保温制御手段85は、温度センサ17で検出される鍋2の温
度が、所定の保温制御温度である71℃未満であるか否
かを判断する(ステップS12)。そして、鍋2の温度
が71℃未満の場合、直ちにスイッチング素子82を制御
して、蓋ヒータ55および胴ヒータ61からなる保温ヒータ
を通電し、鍋2に対する加熱を行なう(ステップS1
3)。このステップS13における加熱中に、鍋2の温
度が71℃以上になったら(ステップS14)、ステッ
プS21に移行して、蓋ヒータ55および胴ヒータ61を断
電し、鍋2に対する加熱を停止する。そして、ステップ
S12の手順に戻り、鍋2の温度が71℃未満にならな
い限り、ステップS21における鍋2の加熱停止を継続
する。
【0024】逆に、前記ステップS14において、鍋2
の温度が71℃に達しない場合には、ステップS13に
おける蓋ヒータ55および胴ヒータ61の通電を継続する。
そして、ステップS15において、この蓋ヒータ55およ
び胴ヒータ61の通電が10分間継続したら、今度はステ
ップS16に移行し、無条件に蓋ヒータ55および胴ヒー
タ61を断電して、鍋2への加熱を停止する。この鍋2の
加熱停止中に、鍋2の温度が71℃以上になると(ステ
ップS17)、ステップS21からステップS12のル
ーチンに移行する。一方、ステップS17において、鍋
2の温度が71℃未満の場合には、ステップS16にお
ける鍋2の加熱停止を継続する。そして、鍋2の温度が
71℃未満のまま、ステップS18において鍋2の加熱
停止時間が2分経過すると、ステップS12の手順に戻
って、最長10分間の鍋2の加熱を行なう。
【0025】すなわち、保温時に鍋2の温度が所定の7
1℃以上になったら、常時鍋2に対する加熱を停止し、
逆に、鍋2の温度が71℃未満のときには、ステップS
13〜ステップS15における最長10分間の加熱と、
ステップS16〜ステップS18における2分間の加熱
停止を繰り返し行なう。この場合、図4のフローチャー
トでは、いずれも鍋2の温度が71℃未満であるか否か
を判断しているが、鍋2の温度が71℃以下であるか否
かを判断するようにしてもよい。
【0026】なお、本実施例では、鍋2の温度が71℃
未満のときには、蓋ヒータ55および胴ヒータ61を10分
通電/2分断電する通電率になっているが、この通電率
は、鍋2内が最大保温量の場合に、入力印加電圧が定格
よりも10%低い90V、室温が0℃の条件で、所定の
保温温度である71℃を確保,保持できる加熱量(平均
値)の最大通電率よりも大きくなるように設定される。
例えば、鍋2内の保温量が最大量で、入力印加電圧が9
0V、室温が0℃のときに、鍋2の温度を71℃に保持
するのに必要な通電率が、7分通電/2分断電の78%
であった場合には、鍋2の温度が71℃未満のときの通
電率をこれ以上、すなわち、10分通電/2分断電の8
3%に設定する。これにより、鍋2の温度が71℃未満
の場合に、鍋2に対する加熱量が少なすぎて、鍋2が所
定の保温温度に達するまでに時間がかかる不具合を回避
することができる。
【0027】ところで、炊飯後鍋2内の温度が100℃
に近い状態から、徐々に温度が低下し、保温に移行して
鍋2内の温度が71℃未満になった場合には、鍋2およ
び器本体1が十分に暖まっているため、鍋2内の保温量
が多く、低入力電圧および低温の条件下であっても、鍋
2の温度を71℃に維持する最大の通電率(78%)で
蓋ヒータ55および胴ヒータ61を通断電制御すれば、鍋2
内は所定の保温温度に保たれる。しかし、保温スイッチ
を操作して保温動作のみを行なう場合には、鍋2および
器本体1を71℃以上の保温温度に加熱してから、最大
78%の通電率で蓋ヒータ55および胴ヒータ61を通断電
して、鍋2内を所定の保温温度に維持しなければならな
い。このため、従来は鍋2の温度が常温から保温温度に
達するまでの間に、100%の通電率で蓋ヒータ55およ
び胴ヒータ61が連続通電されることになり、スイッチン
グ素子82およびこのスイッチング素子82の取付け部たる
半田付け部が高温となる場合がある。
【0028】本実施例では、この点を考慮して、温度セ
ンサ17で検出される鍋2の温度が71℃未満の場合であ
っても、保温制御手段85は蓋ヒータ55および胴ヒータ61
が連続通電されないように、10分通電/2分断電の通
断電時間にてスイッチング素子82を制御している。従っ
て、上記スイッチング素子82の温度上昇を低減して、使
用可能な寿命時間を延ばすことができるとともに、放熱
器などの放熱部材をスイッチング素子82に取付ける必要
もなくなり、高価な放熱器が不要になる。また、スイッ
チング素子82の取付け部である半田付け部の温度上昇も
同時に低減できることから、この半田付け部の信頼性を
向上でき、さらに、電源基板66の劣化も抑制できる。
【0029】また、従来は鍋2を温度検出する温度セン
サ17が断線などを起こした場合に、温度センサ17からの
検出温度が鍋2の正規温度よりも低くなることから、鍋
2および器本体1がすでに71℃以上になっているにも
拘らず、鍋2に対して不必要な加熱が継続することにな
る。しかし、本実施例では、温度センサからの検出温度
が71℃未満であっても、保温制御手段85は、蓋ヒータ
55および胴ヒータ61が連続通電されないように、83%
の通電率でスイッチング素子82を制御して、鍋2に対す
る加熱を行なうため、鍋2が不必要に加熱されることを
防止することができる。
【0030】なお、単に保温中に常時蓋ヒータ55および
胴ヒータ61の通電サイクルを10分通電/2分断電に設
定して、その間に鍋2の温度が71℃以上になったら1
0分間通電し、逆に鍋2の温度が所定の71℃未満にな
ったら2分間断電するように構成すると、2分間の断電
中に鍋2内の温度が71℃未満になっても、所定の2分
が経過するまで鍋2に対する加熱が行なわれなくなる。
したがって、この場合には、鍋2に対する加熱ムラが大
きくなり、保温温度の変動が大きくなって、保温時の性
能悪化の原因になる。しかし、本実施例では、鍋2が7
1℃の保温温度未満のときにだけ、蓋ヒータ55および胴
ヒータ61が連続通電しないような通電率で、スイッチン
グ素子82を制御する構成となっているので、保温温度の
変動が少なく、保温性能を悪化させることなく、上記の
効果を得ることが可能となる。
【0031】つまり、温度センサ17の検出温度が所定温
度となるようにスイッチング素子82を制御して蓋ヒータ
55および胴ヒータ61を通断電するとともに、温度センサ
17の検出温度が所定温度以下または未満のときに、所定
の通断電時間にてスイッチング素子82を制御して、蓋ヒ
ータ55および胴ヒータ61の連続通電を阻止する制御回路
81を備えることによって、保温性能を悪化させることな
く、スイッチング素子82の熱的な寿命劣化を防止すると
ともに、鍋2やスイッチング素子82周辺の不必要な加熱
を防止することができる。
【0032】また、本実施例では、温度センサ17で検出
される鍋2の温度が71℃未満の場合における蓋ヒータ
55および胴ヒータ61の通電率(83%)を、鍋2内の温
度を71℃に維持するように制御したときの最大通電率
(78%)よりも大きく設定している。したがって、鍋
2の温度が71℃未満のときに、蓋ヒータ55および胴ヒ
ータ61の連続通電を阻止しつつも、鍋2に対して十分な
加熱量を供給することができるので、例えば、保温動作
から開始した場合に、鍋2が所定の71℃に達するまで
時間がかかるといった使用上の不満を解消することがで
きる。
【0033】つまり、鍋2内が最大保温量の場合に入力
電圧が定格よりも10%低く、室温が0℃の条件で、
度センサ17の検出温度を所定温度に制御したときの最大
通電率よりも、スイッチング素子82の通断電時間の通電
率が大きくなるように制御回路81を構成すれば、蓋ヒー
タ55および胴ヒータ61の連続通電を阻止しつつも、鍋2
に対して十分な加熱量を供給することが可能となる。
【0034】また、本実施例では、蓋ヒータ55および胴
ヒータ61からなる複数の加熱手段を並列接続して、共通
するスイッチング素子82で同時に通断電するように構成
している。この場合、スイッチング素子82の個数を無用
に増やすことなく、単一のスイッチング素子82で複数の
蓋ヒータ55および胴ヒータ61を通断電できるので、スイ
ッチング素子82に対する制御および熱的な対策を容易に
行なえる。
【0035】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の要旨の範囲において種々の変形実
施が可能である。例えば、本発明に適用される保温装置
は、実施例における保温釜に限定されるものではない。
また、スイッチング素子はSCRのみならず、トライア
ックなどの二方向性三端子サイリスタなども適用可能で
ある。
【0036】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明の保温装置は、
被加熱物を収容する容器と、この容器を加熱する加熱手
段と、前記容器の温度を検出する温度検出手段と、前記
加熱手段を通断電するスイッチング素子と、前記温度検
出手段の検出温度が所定温度となるように前記スイッチ
ング素子を制御して前記加熱手段を通断電するととも
に、前記温度検出手段の検出温度が前記所定温度以下ま
たは未満のときに所定の通断電時間にて前記スイッチン
グ素子を制御して、前記加熱手段の連続通電を阻止する
制御手段を備え、前記容器内が最大保温量の場合に入力
電圧が定格よりも10%低く、室温が0℃の条件で、前
記温度検出手段の検出温度を前記所定温度に制御したと
きの最大通電率よりも、前記スイッチング素子の通断電
時間の通電率が大きくなるように前記制御手段を構成し
ものであり、保温性能を悪化させることなく、スイッ
チング素子の熱的な寿命劣化を防止するとともに、容器
やスイッチング素子周辺の不必要な加熱を防止すること
ができ、しかも加熱手段の連続通電を阻止しつつも、容
器に対して十分な加熱量を供給することができる。
【0037】また、請求項2に記載の本発明の保温装置
は、前記請求項1の構成に加えて、前記加熱手段を複数
備え、これらの複数の加熱手段を並列回路にて前記スイ
ッチング素子で同時に通断電するように構成したもので
あり、この場合には、スイッチング素子に対する制御お
よび熱的な対策を容易に行なえる効果がさらに得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す保温釜の全体断面図で
ある。
【図2】同上電気的構成を示すブロック図である。
【図3】同上炊飯動作の手順を示すフローチャートであ
る。
【図4】同上保温動作の手順を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
2 鍋(容器) 17 温度センサ(温度検出手段) 55 蓋ヒータ(加熱手段) 61 胴ヒータ(加熱手段) 81 制御回路(制御手段) 82 スイッチング素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47J 27/00 103 A47J 27/00 109

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加熱物を収容する容器と、この容器を
    加熱する加熱手段と、前記容器の温度を検出する温度検
    出手段と、前記加熱手段を通断電するスイッチング素子
    と、前記温度検出手段の検出温度が所定温度となるよう
    に前記スイッチング素子を制御して前記加熱手段を通断
    電するとともに、前記温度検出手段の検出温度が前記所
    定温度以下または未満のときに所定の通断電時間にて前
    記スイッチング素子を制御して、前記加熱手段の連続通
    電を阻止する制御手段を備え、前記容器内が最大保温量
    の場合に入力電圧が定格よりも10%低く、室温が0℃
    の条件で、前記温度検出手段の検出温度を前記所定温度
    に制御したときの最大通電率よりも、前記スイッチング
    素子の通断電時間の通電率が大きくなるように前記制御
    手段を構成したことを特徴とする保温装置。
  2. 【請求項2】 前記加熱手段を複数備え、これらの複数
    の加熱手段を並列回路にて前記スイッチング素子で同時
    に通断電するように構成したことを特徴とする請求項1
    記載の保温装置。
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