JP3298093B2 - 保温釜 - Google Patents

保温釜

Info

Publication number
JP3298093B2
JP3298093B2 JP26748294A JP26748294A JP3298093B2 JP 3298093 B2 JP3298093 B2 JP 3298093B2 JP 26748294 A JP26748294 A JP 26748294A JP 26748294 A JP26748294 A JP 26748294A JP 3298093 B2 JP3298093 B2 JP 3298093B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
rice
heat
heat retaining
warming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP26748294A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08126576A (ja
Inventor
一也 三宅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Home Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Home Technology Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=17445468&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP3298093(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Toshiba Home Technology Corp filed Critical Toshiba Home Technology Corp
Priority to JP26748294A priority Critical patent/JP3298093B2/ja
Publication of JPH08126576A publication Critical patent/JPH08126576A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3298093B2 publication Critical patent/JP3298093B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cookers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ご飯の保温状態におけ
る劣化を低減し、かつ保温しているご飯の腐敗の危険を
防止した保温釜に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特公昭57−1214号公
報には、保温動作中における保温状態の劣化を防止しつ
つ、ご飯の腐敗の危険を防止するために、ご飯の温度を
約45〜55℃の低温と、約70〜75℃の高温とに切
替える保温方法が開示されている。また、こうしたご飯
の保温方法の応用として、先ずご飯の老化を防止できる
約60℃の低温で炊飯後の保温を行ない、メイラード反
応(アミノーカルボニル反応、メラノイジン反応、マイ
ヤール反応などとも呼ぶ。:糖とアミノ酸との熱による
反応。)による褐変と、このメイラード反応及び脂質や
アミノ酸類の熱分解による異臭の発生を抑制するととも
に、ご飯が硬くなることを抑制して保温状態の劣化を防
止し、次に、所定時間例えば8時間経過後に、約72℃
の高温で保温を行なうことで、万一低温が続いて腐敗菌
が増殖した場合であっても、ご飯が腐敗に至る前に腐敗
菌を胞子化して、ご飯の腐敗の危険を防止するものが製
品化されている。
【0003】一般にご飯が腐敗する腐敗菌には、バチル
ス・ズブチルス(Bacillus Subtils:枯草菌)、バチル
ス・コアギュランス(Bacillus Coagulans)、バチルス
・ステアロサーモフィルス(Bacillus Stearothermophi
lus )などがあることが知られている。これらの腐敗菌
は、42〜55℃で短時間に発芽してよく増殖し、特
に、バチルス・ステアロサーモフィルスは、65℃でも
増殖する。そして、腐敗菌がご飯1グラム当り107
108 個に増殖すると、ご飯は腐敗する。また、これら
の腐敗菌は、前記増殖温度以上では死なず胞子化し、1
40℃以上で1時間以上加熱すると死滅する。したがっ
て、炊飯などでご飯を100〜110℃程度に加熱して
も腐敗菌は死滅せず、低温になるごとに増殖することに
なる。
【0004】実験結果では、保温温度を68℃にして蓋
の開閉を行なわない場合には、20時間経過してもご飯
の腐敗は生じなかった。しかし、例えば一般家庭などに
おいて、朝(午前6:00)に炊いて保温し、昼(正
午)に食べて保温し、夕方(午後6:00)に食べて、
晩(午後9:00)に食べるような場合、保温時間は午
前6:00〜午後9:00の15時間になるが、その間
の食事の度に蓋の開閉が頻繁に行なわれると想定してテ
ストを行なうと、ご飯の温度は68℃よりも低くなり、
腐敗した。
【0005】このように、使用条件の違いによって保温
温度を設定する必要があり、現在は70〜76℃の保温
温度に設定している。しかし、腐敗菌が増殖しやすい4
2〜55℃、すなわち60℃未満の保温温度であって
も、8時間程度の保温時間では腐敗の危険が少ないた
め、前述のように、炊飯後保温動作に移行した最初の8
時間は低温で保温し、その後は高温で保温する方法が、
ご飯の腐敗を防止して、保温状態を改善するのに効果的
であると考えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、主
に蓋の開閉を考慮して炊飯後における低温の保温温度と
保温時間を設定しているが、実際の使用時には、保温動
作中に停電が発生したり、鍋としての容器を器本体から
外したり、また、冷や飯を保温する場合もある。これら
の状況では、ご飯の温度が冷えて60℃を下回る場合が
あり、しかも、その時間も特定できない状態にあるた
め、再度保温動作を開始したときにはすでに腐敗菌の増
殖が進み、前記60℃の低温で保温を継続すると、所定
の8時間を経過する前にご飯が腐敗する危険性がある。
【0007】本発明はこのような点に着目してなされた
もので、その目的とするところは、保温温度を低温と高
温とに切替えて保温状態を改善するとともに、保温動作
が途中で中断した場合や、冷や飯を保温する場合などに
おいても、ご飯の腐敗の危険を防止することのできる保
温釜を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の保温釜
は、ご飯の温度を低温と高温とに切替えて保温動作を行
なう保温手段と、前記保温手段による保温動作中に停電
から電源復帰すると該保温手段の保温動作を再開させる
停電復帰手段とを備え、前記停電復帰手段により保温動
作を再開すると、前記保温手段は保温温度を高温にする
ように構成したものである。
【0009】また、請求項2に記載の保温釜は、ご飯を
収容する容器と、ご飯の温度を低温と高温とに切替えて
保温動作を行なう保温手段と、前記保温手段による保温
動作中に前記容器が無くなってから再装着されると該保
温手段の保温動作を再開させる容器復帰手段とを備え、
前記容器復帰手段により保温動作を再開すると、前記保
温手段は保温温度を高温にするように構成したものであ
る。
【0010】また、請求項3に記載の保温釜は、炊飯動
作を行なう炊飯手段と、ご飯の温度を低温と高温とに切
替えて保温動作を行なう保温手段と、前記保温手段によ
る保温動作のみを開始させる保温開始手段とを備え、前
記保温手段は前記炊飯手段による炊飯動作に引き続き保
温動作を行なう場合には保温温度を低温にし、前記保温
開始手段により保温動作を開始した場合には保温温度を
高温にするように構成したものである。
【0011】さらに、請求項4に記載の保温釜は、前記
請求項1、2または3において、ご飯あるいはご飯を収
容する容器の温度を検出する温度検出手段をさらに備
え、前記保温手段による保温動作の再開時あるいは前記
保温開始手段による保温動作開始時に前記温度検出手段
で検出した温度が所定の温度以上であったら、前記保温
手段は所定時間保温温度を低温にするように構成したも
のである。
【0012】
【作用】請求項1の構成により、停電により保温動作が
停止すると、ご飯の温度が低下して腐敗菌の増殖が多く
なるが、保温動作の再開時にご飯の保温温度を高温に設
定するので、腐敗菌の増殖は抑制される。
【0013】また、請求項2の構成により、容器の無い
状態を検出して保温動作が停止すると、ご飯の温度が低
下して腐敗菌の増殖が多くなるが、保温動作の再開時に
ご飯の保温温度を高温に設定するので、腐敗菌の増殖は
抑制される。
【0014】また、請求項3の構成により、腐敗菌が増
殖しやすい状態の冷や飯を保温しても、保温開始手段に
より保温動作を開始したときには、ご飯の保温温度を高
温に設定するので、腐敗菌の増殖は抑制される。
【0015】さらに、請求項4の構成により、保温手段
による保温動作の再開時、あるいは、保温開始手段によ
る保温動作開始時に、ご飯あるいはご飯を収容する容器
の温度が高温である場合には、先ず所定時間保温温度を
低温に設定するので、ご飯の老化を抑制しながら、ご飯
の腐敗を防止できる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図5を参
照して説明する。先ず、本実施例で適用されるIH加熱
方式の炊飯器の全体断面図を示す図1において、1は上
面を開口した器本体であり、これは鍋収容部たる内枠2
と、この内枠2の外部を囲むプラスチック製の外枠3と
により構成される。4は、炊飯動作時には米と水との被
炊飯物を収容し、保温動作時にはご飯を収容するアルミ
ニウム材料を主体にした容器としての鍋である。この鍋
4は、内枠2の収容時において、内枠2の上端に吊設状
態で支持される。鍋4の外面底部と側面下部には、鍋4
を加熱するための磁性金属材料からなる発熱層5が設け
られる。
【0017】6,7は、鍋4を加熱する鍋加熱手段とし
て、発熱層5に対し所定の間隔を隔てて、内枠2の外面
底部及び側面下部に各々設けられた発熱層5の誘導加熱
用の誘導コイルである。この誘導コイル6,7の外側に
は、コイルカバー8が取付け固定されるとともに、磁束
の漏れを防止するための高透過率の材料を焼結させてな
るフェライトコア9が、誘導コイル6,7の巻き方向に
直交して複数設けられる。さらに、フエライトコア9の
外側には、アルミニウム材料からなる防磁板10が誘導コ
イル6,7の外側に対向して設けられる。
【0018】11は、鍋4の底面に接触状態に設けられた
鍋センサである。鍋センサ11は鍋4の外面温度を検出す
るためのものであり、負特性サーミスタからなる感熱部
11aと弾性部材たるスプリング11bとを組合わせて構成
される。また、鍋センサ11の内部には、鍋4の有無を検
出する鍋検出センサ12が設けられる。鍋検出センサ12
は、鍋4が内枠2から取り外されたときに感熱部11aが
上方に持ち上がると、サーミスタ回路(図示せず)が短
絡してその抵抗値が極端に小さくなることを利用して、
鍋4の有無を検出している。また、内枠2の下部には、
温度ヒューズ13が設けられる。14は器本体1の下部に設
けられた制御基板であり、例えば、誘導コイル6,7に
所定の高周波電流を供給するインバータ回路(図示せ
ず)などが内蔵される。
【0019】器本体1の背面には、内枠2と外枠3の空
間に位置して、加熱基板15が設けられる。この加熱基板
15には、前述のインバータ回路や誘導コイル6,7の通
断電駆動手段であるIGBT素子などのスイッチング素
子16が、制御回路として設けられる。スイッチング素子
16には、熱的に結合した熱伝導性に優れた部材からなる
放熱器17が設けられる。外枠3の背面上部には排気口18
を備えるとともに、外枠3の背面下部には吸気口19を備
える。
【0020】21は、前記鍋4の上部開口部を開閉自在に
覆う蓋体である。蓋体は21、例えばポリプロピレン樹脂
などからなる外蓋22と、この外蓋22の下側外周に沿って
設けられる外蓋カバー23と、外蓋22の下側に空間を形成
しつつ取り付けられたアルミニウム部材からなる放熱板
24とにより構成され、さらに放熱板24の下部には、内蓋
押え25を介して鍋4の上面開口部を塞ぐ内蓋26が着脱自
在に設けられる。また、27は外蓋カバー23と放熱板24と
の間に円環状の蓋パッキンであり、蓋体21の閉塞時に、
蓋パッキン27の下端が鍋4の上端フランジ部に密着す
る。蓋体21の一側にはクランプボタン28が設けられ、こ
のクランプボタン28を押動操作することによって、蓋体
21の他側に設けられたヒンジ30を回転中心として蓋体21
を開くことができる。一方、蓋体下面を形成する放熱板
24の上面には、炊飯及び保温中に放熱板24を加熱する蓋
加熱手段として、コードヒータなどからなる蓋ヒータ31
が設けられるとともに、放熱板24の温度を検出する蓋温
度検出手段として、負特性サーミスタからなる蓋センサ
32が設けられる。蓋ヒータ31は、主に保温用としてこの
内枠2の外側面上部に設けられたコードヒータなどから
なる胴ヒータ33と並列回路を構成している。なお、34は
鍋4からの上記を外部に排出する蒸気口、35は外蓋22の
上部及び外枠3の前面に設けられた操作パネルである。
【0021】次に、炊飯器の回路構成を図2に基づいて
説明する。同図において、41は制御基板14に搭載された
マイクロコンピュータであり、これは周知のように、マ
イクロプロセッサを構成する制御装置42および演算装置
43の他に、計時装置44と、ROMおよびRAMなどから
なる記憶装置45を備えている。マイクロコンピュータ41
の入力側には、A/D変換器からなる入力装置46が接続
され、この入力装置46を介して、前述の鍋センサ11,蓋
センサ32および鍋検出センサ12とともに、操作パネル35
に設けられる操作手段たる操作スイッチ47が接続され
る。これに対して、マイクロコンピュータ41の出力側に
は出力装置48が接続され、この出力装置48を介して、鍋
4を電磁誘導加熱する誘導加熱手段49と、胴ヒータ33お
よび蓋ヒータ31を同時に通断電制御するトライアックな
どのスイッチ手段を有するヒータ駆動手段50などが接続
される。出力装置48には、これらの他に、時刻などを表
示する液晶表示器たるLCDと、炊飯や保温などの動作
状態を表示するLEDとを備えたLCD/LED表示部
51の表示を制御する表示駆動手段52が接続されるととも
に、炊飯の終了を告知するブザー53の鳴動を制御するブ
ザー駆動手段54が接続される。マイクロコンピュータ41
は、炊飯や保温などの開始を行なう操作スイッチ47の操
作信号と、鍋センサ11および蓋センサ32からの温度デー
タと、鍋検出センサからの鍋検出信号と、マイクロコン
ピュータ41に内蔵した計時装置44からの時間情報などに
より、あらかじめ記憶装置45に設定した制御シーケンス
にしたがって、誘導加熱手段49,蓋ヒータ31および胴ヒ
ータ33,LCD/LED表示手段51,ブザー53を制御す
る。55は出力装置48に接続されるリチウム電池などの停
電バックアップ手段であり、これは、停電時マイクロコ
ンピュータ41の記憶装置45に記憶された内容を、マイコ
ン駆動手段56により保持する機能を備えている。
【0022】前記誘導加熱手段49には、マイクロコンピ
ュータ41からの出力信号に基づき所定の高周波電流を供
給するとともに、この高周波電流値を可変しつつ誘導コ
イル6,7に対する通断電を制御する高周波電流調節手
段57が設けられる。そして、誘導コイル6,7に交番磁
界が発生して、誘導コイル6,7に対向した発熱層5に
各々渦電流が発生し、この渦電流がジュール熱に変換さ
れることで、発熱層5が発熱して鍋4を加熱する構成に
なっている。
【0023】次に、図3のブロック図に基づいて、マイ
クロコンピュータ41の記憶装置45に記憶される制御シー
ケンスの処理手順の構成を説明する。同図において、61
は炊飯から保温に至る一連の動作を、制御シーケンスに
したがい処理実行する加熱制御手段である。加熱制御手
段61は、炊飯開始のひたし炊きからむらしに至る炊飯動
作を自動的に行なう炊飯制御手段たる炊飯手段62と、鍋
4内に収容されるご飯を所定の保温温度に保つ保温制御
手段たる保温手段63とを備えており、これらの炊飯手段
62および保温手段63のいずれか一方により、保温加熱手
段である誘導コイル6,7と、胴ヒータ33および蓋ヒー
タ31とを通断電制御するように構成している。
【0024】保温手段63は、保温動作中における保温状
態の劣化を防止しつつ、ご飯の腐敗の危険を防止するた
めに、ご飯の温度を低温と高温とに選択的に切替えて保
温動作を行なう機能を有する。すなわち保温手段63は、
ご飯の保温温度を70〜79℃、好ましくは70〜76
℃の高温に設定する高温保温手段64と、ご飯の保温温度
を60〜69℃、好ましくは60〜66℃の低温に設定
する低温保温手段65とを備えている。また、66は計時装
置44を利用して保温経過時間を計時する保温時間計時手
段であり、この保温時間計時手段66からの保温経過時間
に基づき、保温手段63は、高温保温手段64あるいは低温
保温手段65による保温動作の切替えを行なっている。
【0025】前記操作スイッチ47は、炊飯動作を開始さ
せる炊飯開始手段としての炊飯開始スイッチ67と、保温
動作のみを開始させる保温開始手段としての保温開始ス
イッチ68と、加熱制御手段61の動作を途中で中断させる
動作中断手段としての切スイッチ69などを備えている。
この中で、炊飯開始スイッチ67を押動操作すると、炊飯
手段62の炊飯動作に引き続き、保温手段63による保温動
作が行なわれる。保温手段63は、この炊飯手段62による
炊飯動作に引き続き保温動作を行なう場合、先ず、低温
保温手段65を介して、ご飯の保温温度を低温に設定して
保温動作を行ない、その後、保温時間設定手段66により
腐敗の危険性が少ない所定の低温保温時間、例えば6時
間を経過したら、高温保温手段64を介してご飯の保温温
度を高温に設定して保温動作を行なう。一方、保温開始
スイッチ68を押動操作すると、炊飯手段62の炊飯動作は
行なわず、保温手段63による保温動作のみが行なわれ
る。切状態から保温開始スイッチ68により保温動作を開
始すると、保温手段63は高温保温手段64を選択して、ご
飯の保温温度を高温に設定して保温動作を行なう。
【0026】71は、鍋4の温度すなわち鍋4内のご飯の
温度を検出する温度検出手段に相当する鍋温度検出手段
であり、これは、前記鍋センサ11とマイクロコンピュー
タ41の入力装置46とを組合わせて構成される。また72
は、蓋センサ32と入力装置46との組合わせにより構成さ
れる蓋温度検出手段である。73は、前記停電バックアッ
プ手段55,マイコン駆動手段56および入力装置46を組合
わせて構成される停電復帰手段であり、これは保温手段
63による保温動作中に停電から電源復帰すると、この電
源復帰を検出して保温手段63による保温動作を再開させ
る機能を備えている。保温手段63は停電復帰手段73によ
り保温動作を再開すると、高温保温手段64を選択して保
温温度を高温に設定する。さらに、74は鍋検出センサ12
と入力装置46とを組合わせて構成される容器復帰手段に
相当する鍋復帰手段であり、これは保温手段63による保
温動作中に鍋4が無くなってから再装着されると、この
鍋4の再装着を検出して保温手段63による保温動作を再
開させる機能を備えている。そして、保温手段63はこの
場合も同様に、鍋復帰手段74により保温動作を再開する
と、高温保温手段64を選択して保温温度を高温に設定す
る。
【0027】保温手段63は、前記停電復帰時および鍋4
の再装着時に保温動作が再開すると、鍋温度検出手段71
で検出した鍋4の温度が所定の温度、例えば、高温の保
温温度である70℃を超えているか否かを判断する。ま
た、保温開始スイッチ68による保温動作開始時において
も、同様に保温手段63は鍋温度検出手段71で検出した鍋
4の温度が、所定の温度を超えているか否かを判断す
る。そして、鍋温度検出手段71が所定の温度以下であっ
たら、保温手段63は高温保温手段64を選択して、保温温
度を高温に設定して保温動作を行い、鍋温度検出手段71
が所定の温度を超えていたら、保温手段63は低温保温手
段65により、保温温度を低温に設定して保温動作を行な
う。つまり、保温手段63は、停電復帰手段73または鍋復
帰手段74による保温動作の再開時、あるいは保温開始ス
イッチ68による保温動作の開始時において、鍋温度検出
手段71で検出した温度が所定の温度以下であったら、高
温保温手段64により保温温度を高温に設定する機能を備
えている。
【0028】次に、上記構成について、その作用を図4
および図5のフローチャートに基づき説明する。先ず、
図4のフローチャートにおいて、炊飯開始スイッチ67に
より炊飯を開始すると(ステップS1)、炊飯手段62は
記憶装置45に記憶された制御シーケンスに基づき、所定
の加熱パターンにて被炊飯物に対する加熱を開始する。
すなわち炊飯手段62は、鍋センサ11および蓋センサ32に
よる温度情報に基づき、4内の水温を50℃に保持する
ひたし炊き行程と(ステップS2)、強加熱により鍋4
内の水を沸騰させて米を糊化させる炊飯行程と(ステッ
プS3)とを順次行なう。そして、ステップS3の炊飯
行程において、鍋センサ11により鍋4の底部の温度が1
15℃に達したら、これを炊き上げ終了と判断して(ス
テップS4)、図5のフローチャートに示すステップS
5のむらし行程に移行する。このむらし行程では、鍋4
を98℃以上の高温に保持することで、ご飯の糊化を完
全に促進させるようにしている。
【0029】むらし行程が15分経過すると、炊飯手段
62による一連の炊飯動作は終了し(ステップS6)、次
の保温手段63による保温動作が開始する。この炊飯手段
62による炊飯動作に引き続いて、保温手段63による保温
動作が行なわれる場合、保温手段63は低温保温手段65を
選択して、鍋4内のご飯の温度を60〜66℃の低温に
保持する保温を行なう(ステップS7)。その後、ステ
ップS8に移行して、保温時間計時手段66の計時により
炊飯動作終了時からの低温保温時間が6時間を経過する
と、保温手段63は高温保温手段64を選択して、鍋4内の
ご飯の温度を70〜77℃の高温に保持する保温を行な
う(ステップS9)。このステップS7〜ステップS9
に至る保温行程では、鍋センサ11の検出温度が所定の保
温温度となるように、誘導コイル6,7への通断電制御
が行なわれる。すなわち、保温手段63は、誘導コイル
6,7に対して加熱量を500Wに設定して、1秒通電
/10秒断電を繰り返す動作を行ない、この動作の過程
で鍋センサ11の検出温度が所定の保温温度よりも高くな
れば、前記1秒の通電を省略して温度制御を行なう。ま
た、蓋センサ32の検出温度に基づき、内蓋26の下面が結
露しない程度に、胴ヒータ33および蓋ヒータ31を通断電
制御する。以上のステップS1〜ステップS9が、通常
の処理手順である。
【0030】次に、ステップS5のむらし行程からステ
ップS9の高温保温に至る過程で、停電や鍋4の無い状
態が発生したり、あるいは、切スイッチ69が押動操作さ
れた場合の各手順を説明する。先ず、停電発生時の処理
手順から説明すると、ステップS11において停電が発
生すると、電源供給が遮断されるため、それまでのむら
しあるいは保温動作は停止する(ステップS12)。但
し、保温時間計時手段66による保温経過時間の計時は、
停電バックアップ手段55によって停電中も継続してい
る。その後、ステップS13において、停電復帰手段73
により電源の復帰を検出すると、保温手段63は鍋温度検
出手段71による鍋4の温度が45℃未満であるか否かを
判断する(ステップS14)。このステップS14にお
いて、鍋4の温度が45℃未満であれば、保温動作を停
止して切状態に移行する(ステップS32)。一方、鍋
4の温度が45℃以上であれば、ステップS15におい
て、鍋4内のご飯の温度が所定の温度すなわち55℃以
上であるか否かを判断する。ここで、ご飯の温度が55
℃未満であればステップS9に移行し、保温手段63は高
温保温手段64により保温温度を高温に設定して保温を行
なう。これに対して、ご飯の温度が55℃以上の場合、
次のステップS16に移行し、保温手段63は保温時間計
時手段66の計時により、炊飯動作終了時からの保温時間
が停電時間をも含めて6時間を経過したか否かを判断す
る。そして、炊飯動作終了から6時間を経過していたな
らば、ステップS9に移行して、高温保温手段64により
保温温度を高温に設定して保温を行なうとともに、炊飯
動作終了から6時間を経過していなければ、ステップS
7に移行して、低温保温手段65により保温温度を低温に
設定して保温を行なう。
【0031】次に、鍋4の無い状態の処理手順を説明す
る。ステップS21において、鍋検出センサ12により鍋
4の無い状態を検出すると、ステップS22により、そ
れまでのむらしあるいは保温動作は停止する。その後、
ステップS23において、鍋復帰手段74により鍋4の再
装着を検出すると、ステップS24に移行し、保温手段
63は鍋4の温度が45℃未満であるか否かを判断する。
このとき、鍋4の温度が45℃未満であれば、保温手段
63は保温動作を停止して切状態に移行し(ステップS3
2)、鍋4の温度が45℃以上であれば、ステップS2
5において、鍋4のご飯の温度が55℃以上であるか否
かを判断する。ここで、ご飯の温度が55℃以上の場
合、あるいは、ご飯の温度が55℃未満であっても、次
のステップS26において、炊飯動作終了から6時間を
経過していたならば、ステップS9に移行して、高温保
温手段64により保温温度を高温に設定して保温を行な
う。また、このステップS26において、炊飯動作終了
から6時間を経過していなければ、ステップS7に移行
して、低温保温手段65により保温温度を低温に設定して
保温を行なう。
【0032】さらに、切スイッチ69を押動操作した場合
の処理手順を説明する。ステップS31において、切ス
イッチ69を押動操作すると、むらしあるいは保温動作は
停止して、切状態となる(ステップS32)。その後、
ステップS33において、保温開始スイッチ68を押動操
作すると、保温手段63は鍋温度検出手段71に基づいて、
鍋センサ11で検出した鍋4内のご飯の温度が、所定の温
度すなわち70℃以上であるか否かを判断する(ステッ
プS34)。ここで、ご飯の温度が70℃以上であれ
ば、保温手段63は誤って切スイッチ69を押したり、ある
いは、ジャーとしての使用(別の炊飯器などで炊いたご
飯を鍋4に移して保温する。)であると判断して、低温
保温手段65により保温温度を低温に設定して保温を行な
う(ステップS35)。また、ステップS34におい
て、ご飯の温度が70℃未満の場合、あるいは、ステッ
プS35において、保温手段65による低温保温時間が4
時間経過したら、高温保温手段64により保温温度を高温
に設定して保温を行なう(ステップS36)。
【0033】このように、本実施例では蓋体21の開閉回
数などを考慮して、炊飯動作終了後の所定時間(6時
間)の間、ご飯が老化しない60〜66℃の低温で保温
を行なうことによって、その後の保温経過を含めて、メ
イラード反応によるご飯の褐変と異臭の発生を抑制する
とともに、所定の低温保温時間(6時間)を経過した後
には、ご飯の保温温度を70〜76℃の高温に切り替え
ることによって、低温保温時における腐敗菌の増殖を抑
制し、ご飯の腐敗を防止するようにしている。つまり、
本実施例の保温手段63は、炊飯動作終了後の経過時間に
応じて、保温温度を高温と低温とに切り替えているの
で、従来のように、炊飯動作終了後70〜76℃の高温
だけで保温を行なうものに比べて、12〜15時間経過
した長時間の保温時におけるご飯の状態を改善すること
ができる。
【0034】また、停電や鍋4の無い状態に保温動作が
停止してご飯の温度が低下すると、腐敗菌の増殖が多く
なるが、本実施例では、保温手段63の高温保温手段64に
よって、保温動作の再開時にご飯の保温温度を高温に設
定するので、停電や鍋4の無い状態が発生しても、腐敗
菌の増殖を抑制してご飯の腐敗を防止することができ
る。
【0035】すなわち、ご飯の温度を低温と高温とに切
替えて保温動作を行なう保温手段63と、この保温手段63
による保温動作中に停電から電源復帰すると該保温手段
の保温動作を再開させる停電復帰手段73とを備え、停電
復帰手段73により保温動作を再開すると、保温手段63は
保温温度を高温にするように構成することで、保温温度
を低温と高温とに切替えて保温状態を改善するととも
に、停電の発生により保温動作が途中で中断した場合で
も、ご飯の腐敗の危険を防止することが可能となる。
【0036】また、ご飯を収容する鍋4と、ご飯の温度
を低温と高温とに切替えて保温動作を行なう保温手段63
と、この保温手段63による保温動作中に鍋4が無くなっ
てから再装着されると保温手段63の保温動作を再開させ
る鍋復帰手段74とを備え、鍋復帰手段74により保温動作
を再開すると、保温手段63は保温温度を高温にするよう
に構成することで、保温温度を低温と高温とに切替えて
保温状態を改善するとともに、鍋4の無い状態が発生し
て保温動作が途中で中断した場合でも、ご飯の腐敗の危
険を防止することが可能となる。
【0037】さらに、本実施例では、炊飯動作に引き続
いて保温動作を行なう場合、先ず、メイラード反応によ
るご飯の老化を防止するために、低温保温手段65により
保温温度を低温に設定して保温を行なうが、保温開始ス
イッチ68を操作して保温動作を開始する場合、つまり、
炊飯動作を行なわず保温動作のみを行なう場合には、ご
飯の温度が余り低下していない場合を除いて、保温温度
を高温に設定して保温動作を行なうようにしている。こ
の場合、腐敗菌が増殖しやすい状態の冷や飯を保温して
も、保温開始スイッチ68を操作したときには保温温度が
高温に設定されるため、腐敗菌の増殖を抑制してご飯の
腐敗を防止することができる。
【0038】すなわち、炊飯動作を行なう炊飯手段62
と、ご飯の温度を低温と高温とに切替えて保温動作を行
なう保温手段63と、この保温手段63による保温動作のみ
を開始させる保温開始スイッチ68とを備え、保温手段63
は炊飯手段62による炊飯動作に引き続き保温動作を行な
う場合には保温温度を低温にし、保温開始スイッチ68に
より保温動作を開始した場合には保温温度を高温にする
ように構成することで、保温温度を低温と高温とに切替
えて保温状態を改善するとともに、冷や飯を保温する場
合においても、ご飯の腐敗の危険を防止することが可能
となる。
【0039】ところで、停電復帰あるいは鍋4の再装着
時における保温動作の再開時に、保温手段63が無条件で
保温温度を高温に設定すると、保温温度を低温に設定し
た保温動作を殆ど行なわないまま、保温温度が強制的に
高温に切替えられ、ご飯の老化が早まる場合がある。ま
た、炊飯開始スイッチ68を操作して保温動作を開始する
際にも、保温手段63が無条件で保温温度を高温に設定す
ると、切スイッチ69を誤まって使用した場合や、炊き上
げ直後のご飯を移しかえた場合に、保温温度の高い状態
で強制的に保温が行なわれるため、ご飯の老化が早ま
る。
【0040】そこで、本実施例では、停電復帰あるいは
鍋4の再装着時における保温動作の再開時に、鍋温度検
出手段71で検出した温度が所定の温度すなわち55℃未
満であれば、保温手段63は保温温度を高温に設定し、鍋
温度検出手段71で検出した温度が55℃以上であれば、
炊飯動作終了時から腐敗の危険性が少ない6時間の範囲
内で、保温手段63は保温温度を低温に設定している。ま
た、保温開始スイッチ68による保温動作開始時において
も、鍋温度検出手段71で検出した温度が所定の温度すな
わち70℃未満であれば、保温手段63は保温温度を高温
に設定し、鍋温度検出手段71で検出した温度が70℃以
上であれば、保温スイッチ68の操作後腐敗の危険性が少
ない4時間の範囲内で、保温手段63は保温温度を低温に
設定している。このように、保温手段63による保温動作
の再開時、あるいは、保温開始スイッチ68による保温動
作開始時において、鍋4内のご飯の温度が高温であって
も、先ず保温温度を低温に設定した後に、保温温度を高
温に設定するので、ご飯の老化を抑制しながら、ご飯の
腐敗を防止することができる。
【0041】つまり、本実施例では、ご飯の温度を検出
する鍋温度検出手段71をさらに備え、保温手段63による
保温動作の再開時あるいは保温開始スイッチ68による保
温動作開始時に、鍋温度検出手段71で検出した温度が、
所定の温度以上であったら、保温手段63は所定時間保温
温度を低温にするように構成しているため、保温手段63
による保温動作の再開時、あるいは、保温開始スイッチ
68による保温動作開始時において、ご飯が高温である場
合、先ず所定時間保温温度を低温に設定して保温状態の
改善を図ることが可能となる。
【0042】また、停電発生時あるいは鍋4の無い状態
に、それまで継続していた保温時間の計時を中断する
と、その後の保温手段63による保温動作の再開時に、保
温温度が低温に設定された場合に、この低温の保温時間
が無用に長くなって、ご飯が腐敗する危険性がある。本
実施例では、こうした問題点を解決するために、停電発
生時あるいは鍋4の無い状態においても、保温時間計時
手段66が炊飯動作終了時からの保温時間を計時するよう
に構成しているので、その後の保温手段63による保温動
作の再開時に、保温温度が低温に設定されることがあっ
ても、低温で保温する累積時間が無用に長くならないた
め、不必要な長時間の低温保温によるご飯の腐敗を防止
することができる。
【0043】さらに、本実施例では、炊飯開始スイッチ
68を操作した場合でも、鍋温度検出手段71で検出したご
飯の温度が所定温度(70℃)以上ならば、保温手段63
は保温温度を低温に設定して保温動作を行なうようにし
ているが、この場合の低温保温時間(4時間)は、炊飯
動作から保温動作に移行した場合の低温保温時間(6時
間)よりも短く設定される。したがって、切スイッチ69
を誤まって使用したときや、あるいは炊き上げ直後のご
飯を移しかえたときにも、低温保温時間をある程度確保
することで、ご飯の老化を防止できるとともに、保温温
度を早めに高温に切替えることで、鍋4内のご飯の腐敗
を確実に防止でき、保温状態の改善を図ることが可能と
なる。
【0044】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形
実施が可能である。例えば、実施例ではIH加熱方式の
炊飯器を例として説明したが、少なくともジャーとして
の保温機能を備えた全ての保温釜に本発明を適用するこ
とができる。
【0045】
【発明の効果】請求項1に記載の保温釜は、ご飯の温度
を低温と高温とに切替えて保温動作を行なう保温手段
と、前記保温手段による保温動作中に停電から電源復帰
すると該保温手段の保温動作を再開させる停電復帰手段
とを備え、前記停電復帰手段により保温動作を再開する
と、前記保温手段は保温温度を高温にするように構成し
たものであり、保温温度を低温と高温とに切替えて保温
状態を改善するとともに、停電の発生により保温動作が
途中で中断した場合でも、ご飯の腐敗の危険を防止する
ことが可能となる。
【0046】また、請求項2に記載の保温釜は、ご飯を
収容する容器と、ご飯の温度を低温と高温とに切替えて
保温動作を行なう保温手段と、前記保温手段による保温
動作中に前記容器が無くなってから再装着されると該保
温手段の保温動作を再開させる容器復帰手段とを備え、
前記容器復帰手段により保温動作を再開すると、前記保
温手段は保温温度を高温にするように構成したものであ
り、保温温度を低温と高温とに切替えて保温状態を改善
するとともに、容器の無い状態が発生して保温動作が途
中で中断した場合でも、ご飯の腐敗の危険を防止するこ
とが可能となる。
【0047】また、請求項3に記載の保温釜は、炊飯動
作を行なう炊飯手段と、ご飯の温度を低温と高温とに切
替えて保温動作を行なう保温手段と、前記保温手段によ
る保温動作のみを開始させる保温開始手段とを備え、前
記保温手段は前記炊飯手段による炊飯動作に引き続き保
温動作を行なう場合には保温温度を低温にし、前記保温
開始手段により保温動作を開始した場合には保温温度を
高温にするように構成したものであり、保温温度を低温
と高温とに切替えて保温状態を改善するとともに、冷や
飯を保温する場合においても、ご飯の腐敗の危険を防止
することが可能となる。
【0048】また、請求項4に記載の保温釜は、前記請
求項1、2または3の構成において、ご飯あるいはご飯
を収容する容器の温度を検出する温度検出手段をさらに
備え、前記保温手段による保温動作の再開時あるいは前
記保温開始手段による保温動作開始時に前記温度検出手
段で検出した温度が所定の温度以上であったら、前記保
温手段は所定時間保温温度を低温にするように構成した
ものであり、保温手段による保温動作の再開時、あるい
は、保温開始手段による保温動作開始時において、ご飯
が高温であっても、先ず所定時間保温温度を低温に設定
することで保温状態の一層の改善を図ることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す炊飯器の断面図であ
る。
【図2】同上電気的構成を示すブロック図である。
【図3】同上制御シーケンスの処理手順を示すブロック
図である。
【図4】同上炊飯開始から炊き上げ終了までの処理手順
を示すフローチャートである。
【図5】同上むらし行程以降の処理手順を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
4 鍋(容器) 62 炊飯手段 63 保温手段 68 保温開始スイッチ(保温開始手段) 71 鍋温度検出手段(温度検出手段) 73 停電復帰手段 74 鍋復帰手段(容器復帰手段)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−56018(JP,A) 特開 昭57−9425(JP,A) 特開 昭59−131313(JP,A) 特開 昭64−58213(JP,A) 特開 昭62−61550(JP,A) 特開 昭60−149348(JP,A) 特開 昭63−40511(JP,A) 実開 昭61−112731(JP,U) 実開 昭58−125532(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47J 27/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ご飯の温度を低温と高温とに切替えて保
    温動作を行なう保温手段と、前記保温手段による保温動
    作中に停電から電源復帰すると該保温手段の保温動作を
    再開させる停電復帰手段とを備え、前記停電復帰手段に
    より保温動作を再開すると、前記保温手段は保温温度を
    高温にすることを特徴とする保温釜。
  2. 【請求項2】 ご飯を収容する容器と、ご飯の温度を低
    温と高温とに切替えて保温動作を行なう保温手段と、前
    記保温手段による保温動作中に前記容器が無くなってか
    ら再装着されると該保温手段の保温動作を再開させる容
    器復帰手段とを備え、前記容器復帰手段により保温動作
    を再開すると、前記保温手段は保温温度を高温にするこ
    とを特徴とする保温釜。
  3. 【請求項3】 炊飯動作を行なう炊飯手段と、ご飯の温
    度を低温と高温とに切替えて保温動作を行なう保温手段
    と、前記保温手段による保温動作のみを開始させる保温
    開始手段とを備え、前記保温手段は前記炊飯手段による
    炊飯動作に引き続き保温動作を行なう場合には保温温度
    を低温にし、前記保温開始手段により保温動作を開始し
    た場合には保温温度を高温にすることを特徴とする保温
    釜。
  4. 【請求項4】 ご飯あるいはご飯を収容する容器の温度
    を検出する温度検出手段をさらに備え、前記保温手段に
    よる保温動作の再開時あるいは前記保温開始手段による
    保温動作開始時に前記温度検出手段で検出した温度が所
    定の温度以上であったら、前記保温手段は所定時間保温
    温度を低温にすることを特徴とする請求項1、2または
    3記載の保温釜。
JP26748294A 1994-10-31 1994-10-31 保温釜 Expired - Fee Related JP3298093B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26748294A JP3298093B2 (ja) 1994-10-31 1994-10-31 保温釜

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26748294A JP3298093B2 (ja) 1994-10-31 1994-10-31 保温釜

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08126576A JPH08126576A (ja) 1996-05-21
JP3298093B2 true JP3298093B2 (ja) 2002-07-02

Family

ID=17445468

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26748294A Expired - Fee Related JP3298093B2 (ja) 1994-10-31 1994-10-31 保温釜

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3298093B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009284930A (ja) * 2008-05-27 2009-12-10 Panasonic Corp ジャー炊飯器
JP5891443B2 (ja) * 2011-03-14 2016-03-23 パナソニックIpマネジメント株式会社 燃料電池システム及びその運転方法
JP5950775B2 (ja) * 2012-09-19 2016-07-13 シャープ株式会社 加熱調理器

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08126576A (ja) 1996-05-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3298093B2 (ja) 保温釜
JP3298095B2 (ja) 電気調理器
JP3239349B2 (ja) 保温釜
JP3673438B2 (ja) 米飯の保温制御方法
JP4206973B2 (ja) 電気炊飯器
JP2806298B2 (ja) 米飯保温容器
JP2000126032A (ja) ジャー炊飯器
JPH10165301A (ja) 炊飯器
JP3076723B2 (ja) 米飯の保温制御方法
JP2806299B2 (ja) 米飯保温容器
JP2890398B2 (ja) 炊飯器
JP3022215B2 (ja) 炊飯器等の保温制御方法
JP2001169903A (ja) 炊飯器
JPH09140562A (ja) Ihジャー炊飯器
JP2890397B2 (ja) 炊飯器
JPH0221822A (ja) 電気調理器
JPH09237679A (ja) 調理器
JP2003102622A (ja) ジャー炊飯器
JP2814915B2 (ja) 米飯保温器
JPH09313339A (ja) 保温釜
JP2877008B2 (ja) 炊飯器等の保温制御方法
JP2002165700A (ja) 炊飯器
JPH11187975A (ja) 調理器
JPH09248243A (ja) 米飯の保温容器
JP3646308B2 (ja) 炊飯器

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080419

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090419

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100419

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110419

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120419

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130419

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees