JP2877008B2 - 炊飯器等の保温制御方法 - Google Patents

炊飯器等の保温制御方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主に家庭で使用される
ジャー炊飯器および保温器等の保温制御方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、炊飯されたばかりのご飯だけでは
なく、保温したご飯もおいしく食べることができるよう
に、粘弾性、色、臭いの変化を抑えた保温性能の向上が
求められるようになってきている。保温性能を向上させ
るには、従来、約72℃で保温しているのを約60℃で
保温すればよいことが一般的に知られているが、ご飯が
腐敗しやすくなるため、腐敗を防止する手段が提案され
てきている。
【0003】従来、この種の腐敗を防止する保温制御方
法について図4を参照にしながら説明する。
【0004】図4に示すように腐敗細菌(Bacillus ste
arothermophilusに属する細菌)の生育温度A(60
℃)で育成温度保持時間Cだけ保温し、腐敗細菌栄養細
胞の死滅温度B(75℃)で死滅温度保持時間Dだけ高
温域で保温することを繰り返すことにより腐敗を防止す
るという制御を行うものである。
【0005】上記構成において、保温制御を行なうと、
生育温度Aの育成温度保持時間Cでは腐敗細菌が二分裂
をくり返して約400分を越えると人が腐敗臭を感知す
るようになるので、死滅温度Bで死滅温度保持時間Dだ
け高温域までご飯を加熱すると、腐敗細菌栄養細胞が死
滅し、腐敗臭を防止することができるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の保温
制御では、ご飯の量により加熱しすぎてご飯が黄変した
り、乾燥したりし、逆にご飯の量によっては加熱が足り
なくてご飯が腐敗しやすいという課題があった。
【0007】本発明は上記課題を解決するもので、ご飯
の保温量に応じた最適な保温を実行する保温制御方法を
提供することを第1の目的としている。
【0008】第2の目的は、より簡単な制御でご飯を良
好な状態に保温する保温制御方法を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために本発明は、ご飯を入れる内鍋と、前記内鍋の上
部に開閉自在に設けられた蓋と、前記蓋の開閉を検知す
る蓋開閉検知手段と、前記内鍋を加熱する加熱手段と、
前記内鍋の温度を検知する温度検知手段と、前記温度検
知手段の出力を入力として前記加熱手段を制御するとと
もに通常保温温度制御と高低保温温度制御の二つの保温
温度制御を行う制御手段と、前記内鍋に入れられたご飯
の量を判定する保温量判定手段とを備え、前記高低保温
温度制御中に前記蓋開閉検知手段により蓋開閉を検知し
た場合は、保温量判定手段により判定した保温量に応じ
て制御手段により加熱量を変化させる炊飯器等の保温制
御方法とするものである。
【0010】また、本発明は、高低保温温度制御中に蓋
開閉検知手段により蓋開閉を検知した場合は、保温量判
定手段により判定した保温量が一定量以上ならば高低保
温温度制御から通常保温温度制御に切り替える炊飯器等
の保温制御方法とするものである。
【0011】また、本発明は、高低保温温度制御中に蓋
開閉検知手段により蓋開閉を検知し、一定時間以上蓋が
開いている場合に、保温量に応じて加熱量を変化させる
炊飯器等の保温制御方法とするものである。
【0012】また、本発明は、高低保温温度制御中に蓋
開閉検知手段により蓋開閉を検知し、一定回数以上蓋が
開閉した場合に、保温量に応じて加熱量を変化させる炊
飯器等の保温制御方法とするものである。また、蓋開閉
を検知した場合は、保温量判定をやり直すために内鍋を
所定温度まで温度上昇させその後自然冷却する炊飯器等
の保温制御方法とするものである。
【0013】次に、上記第2の目的を達成するために本
発明は、高低保温温度制御中に蓋開閉検知手段により蓋
開閉を検知した場合は、保温量に関係なく高低保温温度
制御から通常保温温度制御に切り替える炊飯器等の保温
制御方法とするものである。
【0014】また、本発明は、高低保温温度制御中に蓋
開閉検知手段により蓋開閉を検知し、一定時間以上蓋が
開いている場合に、保温量に関係なく高低保温温度制御
から通常保温温度制御に切り替える炊飯器等の保温制御
方法とするものである。
【0015】また、本発明は、高低保温温度制御中に蓋
開閉検知手段により蓋開閉を検知し、一定回数以上蓋が
開閉した場合に、保温量に関係なく高低保温温度制御か
ら通常保温温度制御に切り替える炊飯器等の保温制御方
法とするものである。
【0016】
【作用】本発明は上記構成により、蓋開閉検知手段によ
り蓋開閉を検知した場合に保温量を判定し、保温量に応
じて加熱量を変化させ、最適な保温を実行するものであ
る。
【0017】また、保温量の判定により保温量が一定以
上ならば通常保温に切り替るので、ご飯の量が多くて腐
敗しやすくなるのを防止するものである。
【0018】また、一定時間以上蓋が開いている場合
に、保温量に応じて加熱量を変化させるので、ご飯の腐
敗が防止できるものである。
【0019】また、一定回数以上蓋が開閉した場合に、
保温量に応じて加熱量を変化させるので、ご飯の腐敗が
防止できるものである。また蓋開閉を検知した場合に、
いったん内鍋を所定温度まで温度上昇させるので、ごは
んの腐敗が防止できるものである。
【0020】次に、蓋開閉を検知した場合は、高低保温
温度制御から通常保温温度制御に切り替えるため、保温
量に関係のない簡単な制御により、ご飯の腐敗が防止で
きるものである。
【0021】また、一定時間以上蓋が開いている場合
に、高低保温温度制御から通常保温温度制御に切り替え
るため、保温量に関係のない簡単な制御により、ご飯の
腐敗が防止できるものである。
【0022】また、一定回数以上蓋が開閉した場合に、
高低保温温度制御から通常保温温度制御に切り替えるた
め、保温量に関係のない簡単な制御により、ご飯の腐敗
が防止できるものである。
【0023】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図1、図2
を参照しながら説明する。図1において、ご飯を入れる
内鍋5は、ヒータを鋳込んだ熱盤あるいは誘導加熱コイ
ル等よりなる加熱手段6の上に設置され加熱される。内
鍋5の底中央部に当接し内鍋の温度を検知する温度検知
手段7が設けられ、制御手段8に信号を送り、その信号
により制御手段8が加熱手段6の加熱量を制御するもの
である。内鍋5の上部には開閉自在に蓋9が設けられ、
蓋開閉検知手段10により蓋の開閉を検知することがで
きるようになっている。
【0024】前記制御手段8は、温度検知手段7の出力
を入力として前記加熱手段6を制御するとともに少なく
とも通常保温温度制御(約72℃で保温)と高低保温温
度制御(約60℃と約75℃とで保温)の二つの保温温
度制御を行うものである。また、前記内鍋5に入れられ
たご飯の量を判定する保温量判定手段11を制御手段8
と一体に、あるいはこれとは別体に備えているものであ
る。
【0025】この保温量判定手段11の保温量の判定方
法としては、種々のものが考えられるものであり、例え
ば一定時間内における2点間の温度変化、一定の2点の
温度間における時間変化、あるいは重量そのものの変化
等を測定することにより判定できるものである。そし
て、高低保温温度制御中に蓋開閉検知手段10により蓋
9の開閉を検知した場合、保温量判定手段11により判
定したご飯の保温量に応じて制御手段8により加熱量を
変化させるようになっているものである。
【0026】なお、この実施例では、通常の炊飯におけ
る保温は通常保温温度制御で行われるものであり、高低
保温温度制御は別に設けた操作部の操作が行われて始め
て実行されるようになっているが、これに限られるもの
ではない。
【0027】上記構成において、保温動作を図2により
説明する。高低保温温度制御を実行するように別に設け
た操作部の操作をすれば、ご飯を内鍋5に入れた状態で
炊飯終了後、高低保温温度制御をスタ−トし、高低保温
温度移行時間aで、ご飯を低温保温温度(約60℃)b
まで自然冷却する。この間の例えば70℃前後〜64℃
前後の間で2度保温量を判定する。この例では2点の温
度間における温度検知手段7の温度変化の差により保温
量を判定している。1度目の保温量判定は、ご飯の量が
例えば5合以上かどうかを判定し、5合以上であれば通
常保温温度制御を実行し、以下であれば2度目の判定を
してこの保温量に応じて以後の高低保温温度制御を実行
するものである。
【0028】そして保温量の判定中に蓋開閉検知手段1
0により蓋9が開閉したことを検知した場合は、使用者
がご飯を取り出す等、保温量が変化する可能性が高いの
で、再度、加熱手段6に通電し所定温度まで温度上昇さ
せ、その後、自然冷却して保温量の判定をやり直す。保
温量の判定が終わり低温保温温度bになったら低温保温
保持時間cだけ高低保温温度制御を行う。保温開始後、
約6時間経過した時点で腐敗菌栄養細胞の死滅温度(約
75℃)dまでご飯を加熱手段6により加熱し、死滅温
度保持時間eだけご飯の温度を保持するように、温度検
知手段7と制御手段8により制御する。このとき先に求
めておいた保温量により、図2の斜線部の死滅温度保持
時間fをご飯の量が多ければ伸ばし、ご飯の量が少なけ
れば縮めて最適な加熱を行うようにする。以後、この制
御を6時間おきに2回くり返し、保温が終了するもので
ある。
【0029】このように本発明の実施例の炊飯器の保温
制御によれば、蓋の開閉を検知して保温量判定を誤るの
を防止し、ご飯の量に応じた加熱制御を行うことができ
るものである。
【0030】次に他の実施例について説明する。図3の
実施例では、ご飯を内鍋5に入れた状態で炊飯終了後、
保温をスタ−トし、通常保温温度移行時間gで、ご飯を
通常保温温度(約72℃)hまで自然冷却する。さらに
先の実施例と同様、ご飯を低温保温温度(約60℃)ま
で自然冷却する間に2度保温量を判定する。1度目の保
温量判定は、ご飯の量が例えば5合以上かどうかを判定
し、5合以上であれば実線のように通常保温温度制御を
実行し、以下であれば2度目の判定をしてこの保温量に
応じて以後の高低保温温度制御を実行し、点線に示すよ
うに、図2の実施例と同様の保温制御を行う。
【0031】ご飯の量が一定量(この例では5合)を越
えた状態で、内鍋5内に収納されたご飯を低温保温温度
まで冷却すると、その後に加熱しても腐敗栄養細胞の死
滅温度(約75℃)に到達しにくく、ご飯が腐敗しやす
い。そのため、ご飯の量が一定量を越えると低温保温温
度まで冷却せず、通常保温温度hへ戻す(図3の実線)
ことにより、ご飯の腐敗を防止するものである。
【0032】そして高低保温温度制御中、すなわち保温
量の判定中に、蓋開閉検知手段10により蓋9が開閉し
たことを検知した場合は、保温量が変化する可能性が高
いので、保温量の判定をやり直し、図2と同様の保温制
御を実行するものである。
【0033】以上の実施例によれば、蓋9の開閉を検知
することにより保温量判定を誤るのを防止し、保温量が
一定以上ならば通常保温に切り替るので、ご飯の量が多
くて腐敗しやすくなるのを防止するものである。もちろ
ん、保温量が一定以下ならばご飯の量に応じた加熱制御
を行うものである。
【0034】図3の他の実施例としては、高低保温温度
制御中に、すなわち保温量の判定中に、蓋開閉検知手段
10により蓋9が開閉したことを検知した場合は、保温
量判定をすることなくそのまま通常保温温度hで保温を
行い、蓋が開閉されなかった場合は引き続きご飯を自然
冷却して点線に示すように図2の実施例と同様の保温制
御を行うものである。
【0035】以上の実施例によれば、蓋9の開閉を検知
することにより、通常保温に切り替るので、保温量判定
をくり返さない、簡単な制御で、ご飯が腐敗するのを防
止できるものである。
【0036】また他の実施例としては、高低保温温度制
御中に、すなわち保温量の判定中に、蓋開閉検知手段1
0により蓋9が開閉したことを検知し、一定時間以上、
蓋9を開けたままである場合、前記のような制御、すな
わち保温量判定をやり直し保温量に応じて加熱量を変化
させるか、または保温判定をすることなく通常保温温度
hで保温を行うものである。
【0037】以上の実施例によれば、蓋9を一定時間以
上開けたままである場合に、保温量判定をやり直した
り、または通常保温温度で保温を行うので、誤って瞬間
的に蓋を開閉した時などの誤動作を防止できるものであ
る。
【0038】また他の実施例としては、高低保温温度制
御中に、すなわち保温量の判定中に、蓋開閉検知手段1
0により蓋9が開閉したことを検知し、一定回数以上、
蓋9を開閉した場合、前記のような制御、すなわち保温
量判定をやり直し保温量に応じて加熱量を変化させる
か、または保温判定をすることなく通常保温温度hで保
温を行うものである。
【0039】以上の実施例によれば、蓋が一定回数以上
開閉した場合に、保温量判定をやり直したり、または通
常保温温度で保温を行うので、誤って瞬間的に蓋を開閉
した時など誤動作を防止できるものである。
【0040】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように本発明
によれば、蓋を開閉を検知することにより保温量判定を
誤るのを防止し、ご飯の量に応じた加熱制御を行うの
で、ご飯の腐敗を防止しながら、炊きたての状態に近づ
け、保温性能を向上させることができるものである。
【0041】また本発明は、蓋の開閉を検知することに
より保温量判定を誤るのを防止し、量が一定以上ならば
通常保温に切り替るので、ご飯の量が多くて腐敗しやす
くなるのを防止するものである。
【0042】また本発明は、蓋の開閉を検知することに
より、通常保温に切り替るので、保温量判定をくり返さ
ず簡単な制御で蓋開閉により保温量の判定を誤ってご飯
が腐敗するのを防止できるものである。
【0043】また本発明は、蓋を一定時間以上開けたま
まである場合に、保温量判定をやり直したり、または通
常保温温度で保温を行うので、誤って瞬間的に蓋を開閉
した時など誤動作を防止できるものである。
【0044】また本発明は、蓋が一定回数以上開閉した
場合に、保温量判定をやり直したり、通常保温温度で保
温を行うので、誤って瞬間的に蓋を開閉した時などの誤
動作を防止できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すジャー炊飯器の断面図
【図2】本発明の一実施例を示すジャー炊飯器における
保温制御の時間−温度特性図
【図3】本発明の他の実施例を示すジャー炊飯器におけ
る保温制御の時間−温度特性図
【図4】従来の保温制御を示す時間−温度特性図
【符号の説明】
5 内鍋 6 加熱手段 7 温度検知手段 8 制御手段 9 蓋 10 蓋開閉検知手段
フロントページの続き (72)発明者 宮井 真千子 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 玉木 昌子 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 大西 晶子 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 安信 淑子 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−61550(JP,A) 特開 昭63−40511(JP,A) 特開 平4−354909(JP,A) 特開 平4−224713(JP,A) 特開 平4−322616(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47J 27/00 109

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ご飯を入れる内鍋と、前記内鍋の上部に
    開閉自在に設けられた蓋と、前記蓋の開閉を検知する蓋
    開閉検知手段と、前記内鍋を加熱する加熱手段と、前記
    内鍋の温度を検知する温度検知手段と、前記温度検知手
    段の出力を入力として前記加熱手段を制御するとともに
    通常保温温度制御と高低保温温度制御の二つの保温温度
    制御を行う制御手段と、前記内鍋に入れられたご飯の量
    を判定する保温量判定手段とを備え、前記高低保温温度
    制御中に前記蓋開閉検知手段により蓋開閉を検知した場
    合は、保温量判定手段により判定したご飯の保温量に応
    じて制御手段により加熱量を変化させる炊飯器等の保温
    制御方法。
  2. 【請求項2】 ご飯を入れる内鍋と、前記内鍋の上部に
    開閉自在に設けられた蓋と、前記蓋の開閉を検知する蓋
    開閉検知手段と、前記内鍋を加熱する加熱手段と、前記
    内鍋の温度を検知する温度検知手段と、前記温度検知手
    段の出力を入力として前記加熱手段を制御するとともに
    通常保温温度制御と高低保温温度制御の二つの保温温度
    制御を行う制御手段と、前記内鍋に入れられたご飯の量
    を判定する保温量判定手段とを備え、前記高低保温温度
    制御中に前記蓋開閉検知手段により蓋開閉を検知した場
    合は、保温量判定手段により判定したご飯の保温量が一
    定量以上ならば高低保温温度制御から通常保温温度制御
    に切り替える炊飯器等の保温制御方法。
  3. 【請求項3】 ご飯を入れる内鍋と、前記内鍋の上部に
    開閉自在に設けられた蓋と、前記蓋の開閉を検知する蓋
    開閉検知手段と、前記内鍋を加熱する加熱手段と、前記
    内鍋の温度を検知する温度検知手段と、前記温度検知手
    段の出力を入力として前記加熱手段を制御するとともに
    通常保温温度制御と高低保温温度制御の二つの保温温度
    制御を行う制御手段と、前記内鍋に入れられたご飯の量
    を判定する保温量判定手段とを備え、前記高低保温温度
    制御中に蓋開閉検知手段により蓋開閉を検知し、一定時
    間以上蓋が開いている場合に、保温量に応じて加熱量を
    変化させる炊飯器等の保温制御方法。
  4. 【請求項4】 ご飯を入れる内鍋と、前記内鍋の上部に
    開閉自在に設けられた蓋と、前記蓋の開閉を検知する蓋
    開閉検知手段と、前記内鍋を加熱する加熱手段と、前記
    内鍋の温度を検知する温度検知手段と、前記温度検知手
    段の出力を入力として前記加熱手段を制御するとともに
    通常保温温度制御と高低保温温度制御の二つの保温温度
    制御を行う制御手段と、前記内鍋に入れられたご飯の量
    を判定する保温量判定手段とを備え、前記高低保温温度
    制御中に蓋開閉検知手段により蓋開閉を検知し、一定回
    数以上蓋が開閉した場合に、保温量に応じて加熱量を変
    化させる炊飯器等の保温制御方法。
  5. 【請求項5】 蓋開閉検知手段により蓋の開閉を検知し
    た場合は、再度ご飯の量を判定するために所定の温度ま
    で加熱してなる請求項1〜4のいずれか1項に記載の炊
    飯器等の保温制御方法。
  6. 【請求項6】 ご飯を入れる内鍋と、前記内鍋の上部に
    開閉自在に設けられた蓋と、前記蓋の開閉を検知する蓋
    開閉検知手段と、前記内鍋を加熱する加熱手段と、前記
    内鍋の温度を検知する温度検知手段と、前記温度検知手
    段の出力を入力として前記加熱手段を制御するとともに
    通常保温温度制御と高低保温温度制御の二つの保温温度
    制御を行う制御手段とを備え、前記高低保温温度制御中
    に前記蓋開閉検知手段により蓋開閉を検知した場合は、
    高低保温温度制御から通常保温温度制御に切り替える炊
    飯器等の保温制御方法。
  7. 【請求項7】 ご飯を入れる内鍋と、前記内鍋の上部に
    開閉自在に設けられた蓋と、前記蓋の開閉を検知する蓋
    開閉検知手段と、前記内鍋を加熱する加熱手段と、前記
    内鍋の温度を検知する温度検知手段と、前記温度検知手
    段の出力を入力として前記加熱手段を制御するとともに
    通常保温温度制御と高低保温温度制御の二つの保温温度
    制御を行う制御手段とを備え、前記高低保温温度制御中
    に蓋開閉検知手段により蓋開閉を検知し、一定時間以上
    蓋が開いている場合に、高低保温温度制御から通常保温
    温度制御に切り替える炊飯器等の保温制御方法。
  8. 【請求項8】 ご飯を入れる内鍋と、前記内鍋の上部に
    開閉自在に設けられた蓋と、前記蓋の開閉を検知する蓋
    開閉検知手段と、前記内鍋を加熱する加熱手段と、前記
    内鍋の温度を検知する温度検知手段と、前記温度検知手
    段の出力を入力として前記加熱手段を制御するとともに
    通常保温温度制御と高低保温温度制御の二つの保温温度
    制御を行う制御手段とを備え、前記高低保温温度制御中
    に蓋開閉検知手段により蓋開閉を検知し、一定回数以上
    蓋が開閉した場合に、高低保温温度制御から通常保温温
    度制御に切り替える炊飯器等の保温制御方法。
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