JP2000126032A - ジャー炊飯器 - Google Patents

ジャー炊飯器

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JP2000126032A
JP2000126032A JP10302467A JP30246798A JP2000126032A JP 2000126032 A JP2000126032 A JP 2000126032A JP 10302467 A JP10302467 A JP 10302467A JP 30246798 A JP30246798 A JP 30246798A JP 2000126032 A JP2000126032 A JP 2000126032A
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lid
temperature
heating means
closing
opening
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JP10302467A
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English (en)
Inventor
Kazunori Kono
一典 河野
Hironori Hamada
浩典 浜田
Kazuhiro Ukita
和宏 浮田
Atsushi Koma
敦 高麗
Masaaki Shibata
雅章 柴田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 保温中における蓋の開閉に拘わらず、ご飯の
劣化を低減可能とするジャー炊飯器を提供すること。 【解決手段】 保温時の蓋の開閉回数に応じて、所定時
間蓋加熱手段36の加熱電力を増加させるとともに、一
定時間に行われた蓋の開閉回数に応じて前記加熱電力の
増加量を変更する。また蓋の開閉回数に応じて、前記所
定時間を変更する。更に鍋31内の温度に応じて前記供
給電力の増加量や前記所定時間を変更する。加えて本体
の周辺温度に応じて前記供給電力の増加量や前記所定時
間を変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般家庭、あるい
は業務用に使用するジャー炊飯器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のジャー炊飯器の構成は、
例えば、図4に示されるような構成であった。図4にお
いて47は上面が開口する炊飯器本体で、この本体47
内に米と水を入れる鍋31が着脱自在に収納されてい
る。この炊飯器本体47内部には、鍋31の底部を加熱
するための鍋加熱手段33が鍋底部分に、また鍋の側面
を加熱するための側面加熱手段34が鍋の胴回り部分に
配設されている。この鍋加熱手段33の中央部には鍋3
1の温度を検出する鍋センサー38が配設されている。
49は炊飯器本体の上面開口部を開閉自在に覆う蓋で、
この蓋49はヒンジ部51にピン52を介して回転自在
に支持されている。蓋49には放熱板35が固定されて
おり、この放熱板35には鍋31内の温度を検知する蓋
センサー37と蓋部を加熱する蓋加熱手段36が貼り付
けられている。54は制御基板であり、鍋加熱手段33
と側面加熱手段34と蓋加熱手段36への通電状態や鍋
センサー38と蓋センサー37からの信号及び操作表示
部56の信号を入出力制御している。制御基板54は制
御手段であるマイクロコンピュータ55と表示手段であ
るLCD56と報知手段であるブザー57と操作手段4
6などを搭載している。
【0003】マイクロコンピュータ55は、鍋センサー
38の出力と蓋センサー37の出力とを入力し、鍋31
内の米と水の量、すなわち炊飯量を判定する炊飯量判定
手段41と、この炊飯量判定手段41の出力により鍋加
熱手段33と側面加熱手段34と蓋加熱手段36の加熱
出力を決定し、鍋センサー38の出力と蓋センサー37
の出力を入力して炊飯シーケンスに基づいてインバータ
32を制御して加熱手段33の加熱出力と側面加熱手段
34と蓋加熱手段36の加熱出力を制御し、さらに炊飯
器の状態を表示するLCD56と炊飯器の異常等を報知
するブザー57とに信号を出力する炊飯制御手段44
と、炊飯シーケンスを記憶する記憶手段45とを構成し
ている。操作手段46は、マイクロコンピュータ55内
の記憶手段45に記憶されている炊飯シーケンスを選択
したり炊飯を開始する信号をマイクロコンピュータ55
に出力するものである。
【0004】図5は、蓋開閉検知手段39を拡大した図
である。フロート58は球状のマグネットであり、フロ
ート検知59はフロート58の磁気により接点を開閉す
るリードスイッチである。フロート58は傾斜のある溝
60上に乗っているため、蓋49が閉じた状態ではフロ
ート58がフロート検知59側に移動し、逆に蓋49が
開いた状態ではフロート58がフロート検知59と反対
側に移動する。このフロート58の移動によりフロート
検知59への磁気の影響が変わるためフロート検知59
の接点が開閉し、蓋の開閉検知が可能となるのである。
【0005】他に、本体47と蓋49のどちらか一方に
磁石、もう一方にリードスイッチを配設し、蓋49の開
閉を検知する方法もある。
【0006】以上のように構成されたジャー炊飯器につ
いて、その動作を説明する。このように本実施例によれ
ば、ご飯の保温中に、ご飯をよそうために蓋49を開け
閉めした場合に、鍋31の側面とご飯の表面と蓋49の
放熱板35は外気に当たり、急激に外気温度まで冷やさ
れてしまうが、マイクロコンピュータ55は、蓋開閉検
知手段39により蓋49が開けられた後に閉じられたこ
とを検知すると、蓋加熱手段36に供給する電力が増加
するように蓋加熱手段36を制御する。従って、ご飯の
保温中に蓋49が開けられても、その後すぐに蓋加熱手
段36への入力電力を増加させるので、放熱板35が外
気により冷やされるのを防ぎ、さらに蓋49が閉められ
てから、蓋49部分の温度上昇を急激にし、短時間で蓋
49の開閉で冷やされた鍋31内の温度を上昇させ元の
温度に戻す。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなジャー炊飯器では、周囲の温度や蓋を開けた回数な
どにより鍋の内部の条件が変わるため、加熱しすぎでご
飯が乾燥したり、蓋の開閉で冷やされた鍋内の温度を元
の温度に戻す時間が長くかかるという問題点を有してい
た。
【0008】本発明は、上記課題を解決するもので、従
来の保温性能を損なわず、ご飯の保温中に蓋の開け閉め
が行われても、より短時間で、蓋の開閉で冷やされた鍋
内の温度を元の温度に戻すとともに、ご飯の保温中に蓋
の開け閉めを行われた後、加熱しすぎでご飯が乾燥する
こともなく、いつも一定温度でご飯を保温できる炊飯器
を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、蓋を加熱する蓋加熱手段と、前記蓋加熱手
段に対する供給電力量を制御する制御手段とを備え、前
記制御手段は、蓋の開閉を検知した場合に前記蓋加熱手
段への供給電力を増加させるとともに、一定時間に行わ
れた蓋の開閉回数に応じて前記供給電力の増加量を変更
してなるものである。
【0010】
【発明の実施の形態】請求項1記載の発明は、蓋を加熱
する蓋加熱手段と、前記蓋加熱手段に対する供給電力量
を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、蓋の開
閉を検知した場合に前記蓋加熱手段への供給電力を増加
させるとともに、一定時間に行われた蓋の開閉回数に応
じて前記供給電力の増加量を変更してなることにより、
ご飯の保温中に蓋の開け閉めを行われると、一定時間に
行われた開け閉めの回数に応じて蓋加熱手段への入力電
力を変更し、開け閉めの回数が多い場合は入力電力を高
くし、開け閉めの回数が少ない場合は入力電力を低くす
ることで、鍋内の温度をすばやく上昇させ元の温度に戻
し、従来の保温性能を損なわず、いつも一定温度でご飯
を保温できる。
【0011】請求項2記載の発明は、蓋の開閉を検知し
た場合に蓋加熱手段への供給電力を所定時間増加させる
とともに、蓋の開閉回数に応じて前記所定時間を変更し
てなることにより、鍋内の温度をすばやく上昇させ元の
温度に戻し、不要な電力を使用せず、従来の保温性能を
損なわず、いつも一定温度でご飯を保温できる。
【0012】請求項3記載の発明は、蓋を加熱する蓋加
熱手段と、前記蓋加熱手段に対する供給電力量を制御す
る制御手段とを備え、前記制御手段は、蓋の開閉を検知
した場合に前記蓋加熱手段への供給電力を増加させると
ともに、庫内温度に応じて前記供給電力の増加量を変更
してなることにより、鍋内の温度をすばやく上昇させ元
の温度に戻し、不要な電力を使用せず、従来の保温性能
を損なわず、いつも一定温度でご飯を保温できる。
【0013】請求項4記載の発明は、蓋の開閉を検知し
た場合に蓋加熱手段への供給電力を所定時間増加させる
とともに、庫内温度に応じて前記所定時間を変更してな
ることで、鍋内の温度をすばやく上昇させ元の温度に戻
し、不要な電力を使用せず、従来の保温性能を損なわ
ず、いつも一定温度でご飯を保温できる。
【0014】請求項5記載の発明は、蓋を加熱する蓋加
熱手段と、前記蓋加熱手段に対する供給電力量を制御す
る制御手段とを備え、前記制御手段は、蓋の開閉を検知
した場合に前記蓋加熱手段への供給電力を増加させると
ともに、前記蓋の開閉前後の庫内温度差に応じて前記供
給電力の増加量を変更してなることで、鍋内の温度をす
ばやく上昇させ元の温度に戻し、不要な電力を使用せ
ず、従来の保温性能を損なわず、いつも一定温度でご飯
を保温できる。
【0015】請求項6記載の発明は、蓋の開閉を検知し
た場合に蓋加熱手段への供給電力を所定時間増加させる
とともに、前記蓋の開閉前後の庫内温度差に応じて前記
所定時間を変更してなることにより、鍋内の温度をすば
やく上昇させ元の温度に戻し、不要な電力を使用せず、
従来の保温性能も損なわず、いつも一定温度でご飯を保
温できる。
【0016】請求項7記載の発明は、蓋を加熱する蓋加
熱手段と、前記蓋加熱手段に対する供給電力量を制御す
る制御手段とを備え、前記制御手段は、蓋の開閉を検知
した場合に前記蓋加熱手段への供給電力を増加させると
ともに、器体周辺の温度に応じて前記供給電力の増加量
を変更してなることで、鍋内の温度をすばやく上昇させ
元の温度に戻し、不要な電力を使用せず、従来の保温性
能を損なわず、いつも一定温度でご飯を保温できる。
【0017】請求項8記載の発明は、制御手段は、蓋の
開閉を検知した場合に蓋加熱手段への供給電力を所定時
間増加させるとともに、器体周辺の温度に応じて前記所
定時間を変更してなることにより、不要な電力を使用せ
ず、鍋内の温度をすばやく上昇させ元の温度に戻し、従
来の保温性能も損なわず、いつも一定温度でご飯を保温
できる。
【0018】請求項9記載の発明は、蓋を加熱する蓋加
熱手段と、前記蓋加熱手段に対する供給電力量を制御す
る制御手段とを備え、前記制御手段は、蓋の開閉を検知
した場合に前記蓋加熱手段への供給電力を増加させると
ともに、保温中の工程に応じて前記供給電力の増加量を
変更してなることで、鍋内の温度をすばやく上昇させ元
の温度に戻し、不要な電力を使用せず、従来の保温性能
を損なわず、いつも一定温度でご飯を保温できる。
【0019】請求項10記載の発明は、制御手段は、蓋
の開閉を検知した場合に蓋加熱手段への供給電力を所定
時間増加させるとともに、保温中の工程に応じて前記所
定時間を変更してなるとにより、鍋内の温度をすばやく
上昇させ元の温度に戻し、不要な電力を使用せず、従来
の保温性能も損なわず、いつも一定温度でご飯を保温で
きる。
【0020】請求項11記載の発明は、特に、保温温度
の設定レベルに応じて蓋加熱手段への電力供給量を元に
戻す温度リミッタを変更してなることにより、不要な電
力を使用せず、従来の保温性能も損なわず、いつも一定
温度でご飯を保温できる。
【0021】請求項12記載の発明は、特に、一定時間
以上蓋が開けられた場合に、その後の蓋閉状態にも拘わ
らず蓋加熱手段への電力供給を停止してなることによ
り、少量になったご飯を加熱しすぎてご飯の味を損なう
ことがないようにできる。また、長時間蓋が開けられて
いた場合、ご飯がなくなっている可能性も高く、不要な
電力の使用を低減する効果もある。
【0022】
【実施例】(実施例1)以下、本発明の第1の実施例に
ついて、図1〜図3を用いて説明する。図1のブロック
図に示すように、鍋31は米と水を入れ、インバータ3
2により駆動される加熱コイルからなる鍋加熱手段33
と、側面を加熱する側面加熱手段34により加熱され
る。また、35は鍋31の上面を覆う放熱板であり、こ
の放熱板35には、蓋部を加熱する蓋加熱手段36と、
蓋部の温度を検知する蓋センサー37が取り付けられて
いる。38は鍋31の底の温度を検知する鍋センサーで
ある。また、蓋開閉検知手段39は、鍋31の上面を覆
う蓋の開閉状態を検知するものである。
【0023】制御手段40は、鍋センサー38の出力と
蓋センサー37の出力とを入力し鍋31内の米と水の量
すなわち炊飯量を判定する炊飯量判定手段41と、この
炊飯量判定手段41の出力により鍋加熱手段33と側面
加熱手段34と蓋加熱手段36の加熱出力を決定し、鍋
センサー38の出力と蓋センサー37の出力を入力して
炊飯シーケンスに基づいて鍋加熱手段33と側面加熱手
段34と蓋加熱手段36の加熱出力を制御し、さらに炊
飯器の状態を表示する表示手段42と炊飯器の異常等を
報知する報知手段43とに信号を出力する炊飯制御手段
44と、炊飯シーケンスを記憶する記憶手段45とで構
成されている。操作手段46は、記憶手段45に記憶さ
れている炊飯シーケンスを選択したり炊飯を開始する信
号を記憶手段45に出力するものである。
【0024】上記構成において、本発明におけるジャー
炊飯器の保温時の動作について図4により説明する。図
2は本発明の実施例のジャー炊飯器においてご飯を保温
するときの保温シーケンス図であり、保温時のシーケン
スと、鍋センサー38と蓋センサー37の検知温度と、
鍋加熱手段33と側面加熱手段34と蓋加熱手段36へ
の入力電力を示している。また、図3は蓋49を開閉さ
れたときの蓋開閉検知時動作図であり、鍋センサー38
及び蓋センサー37の検知温度と、保温中のご飯の表面
温度と鍋31内の雰囲気温度と、鍋加熱手段33と側面
加熱手段34と蓋加熱手段36への入力電力を示してい
る。
【0025】マイクロコンピュータ55は、操作手段4
6から入力される信号を受け、あらかじめマイクロコン
ピュータ55内部の記憶手段45に記憶された炊飯と保
温のシーケンスに基づき、鍋センサー38と蓋センサー
37と蓋開閉検知手段39からの出力信号を入力信号と
してジャー炊飯器の加熱制御を行う。
【0026】炊飯を終了したご飯を保温する場合、炊飯
直後のご飯の温度はおよそ100℃前後になっている
が、通常の保温では最適なご飯の保温温度は71℃前後
であり、この温度を保温時安定温度とする。そして、保
温中はご飯の温度を最適に制御するように、ご飯の温度
に応じて加熱量のそれぞれ異なる工程を設けている。こ
の状態では、ご飯の温度と鍋31の温度はほぼ同一であ
り、鍋センサー38が検知する温度によりご飯の温度を
制御できる。
【0027】マイクロコンピュータ55は、炊飯終了
後、保温下降工程において、鍋センサー37の検知温度
が71℃になるまでは、なるべく短時間で温度を下げる
ため、鍋加熱手段33と側面加熱手段34と蓋加熱手段
36への通電をやめ、加熱を停止する。そして、鍋セン
サー38の検知温度が71℃以下になると、保温温調工
程に移行する。
【0028】保温温調工程では、鍋センサー38の検知
温度が71℃以下の場合は鍋加熱手段33への通電を
(1秒オン/16秒周期)の通電率で行い加熱し、再度
鍋センサー38の検知温度が71℃以上になると、鍋加
熱手段33への通電をやめ加熱を停止し、また、蓋セン
サー37の検知温度が72℃以下の場合は側面加熱手段
34と蓋加熱手段36への通電を(2秒オン/16秒周
期)の通電率で行い加熱し、再度蓋センサー37の検知
温度が72℃以上になると、側面加熱手段34と蓋加熱
手段36への通電をやめ加熱を停止し、この動作を繰り
返す。この動作により、保温中、ご飯の温度を保温時安
定温度に保つことができる。鍋加熱手段33と側面加熱
手段34と蓋加熱手段36の通電率を上記以上にしてし
まうと、加熱手段周辺のみが急激に暖められるために、
鍋センサー38と蓋センサー37の周囲の温度が一定値
以上になっても、鍋31内のご飯の中心部にまで、熱が
伝わらないため、温度は低く、ご飯の温度にむらができ
てしまう。従って、このように通電比率を下げた保温加
熱動作により、ご飯や鍋31内の雰囲気温度が一定温度
に保たれている。蓋開閉検知手段39が蓋49の開閉を
検知し、マイクロコンピュータ55は蓋開閉検知手段3
9からの出力により蓋49を開けられた後、閉じられた
ことを検知すると、蓋加熱手段36への入力電力の通電
率を増加する。
【0029】ここで本発明では、この入力電力の通電率
の増加を蓋49が開けられた回数により決定すること
で、保温中のご飯の温度を一定に保つ必要がある工程
で、放熱板35を加熱しすぎたり、ご飯を加熱しすぎた
りして、ご飯の表面や鍋31内の雰囲気が高くなりすぎ
ご飯が乾燥することもなく、短時間で蓋49部分の温度
を上昇させ、蓋49の開閉で冷やされた鍋31内の温度
を元の温度に戻し、より一定温度でご飯を保温でき、保
温中のご飯が温度低下により劣化するのを防止できるこ
とで、保温性能の向上を図ることができる。
【0030】(実施例2)以下、本発明の第2の実施例
について、図1から図3を用いて説明するが、構成は実
施例1と同じであるため、異なる動作のみを説明する。
実施例1では、マイクロコンピュータ55は、蓋開閉検
知手段39が蓋49の開閉を検知し、蓋開閉検知手段3
9からの出力により蓋49を開けられたのを検知する
と、蓋加熱手段36への入力電力の通電率の増加を蓋4
9の開閉回数により決定したが、本実施例では、マイク
ロコンピュータ55は、蓋開閉検知手段39が蓋49の
開閉を検知し、蓋49が開けられた後、蓋49が閉めら
れたのを検知してから蓋加熱手段36への入力電力の通
電率を増加させている時間を、蓋49が開けられた回数
により決定することで、保温中のご飯の温度を一定に保
つ必要がある工程で、放熱板35を加熱しすぎたり、ご
飯を加熱しすぎたりして、ご飯の表面や鍋31内の雰囲
気が高くなりすぎご飯が乾燥することもなく、短時間で
蓋49部分の温度を上昇させ、蓋49の開閉で冷やされ
た鍋31内の温度を元の温度に戻し、より一定温度でご
飯を保温でき、保温中のご飯が温度低下により劣化する
のを防止できることで、保温性能の向上を図ることがで
きる。
【0031】(実施例3)以下、本発明の第3の実施例
について、図1から図3を用いて説明するが、構成は実
施例1と同じであるため、異なる動作のみを説明する。
実施例1では、マイクロコンピュータ55は、蓋開閉検
知手段39からの出力により蓋49を開けられた後、閉
じられたことを検知すると、蓋加熱手段36への入力電
力の通電率を増加する。この入力電力の通電率の増加を
蓋49が開けられた回数により決定する。本実施例3に
おいては、蓋49が閉じられた時の蓋センサー37の温
度により、入力電力の通電率の増加を決定する。蓋49
が閉じられたときの温度が低い場合は通電率を高くし、
蓋49が閉じられたときの温度が高い場合は通電率を低
くする。
【0032】このように本実施例によれば、保温中のご
飯の温度を一定に保つ必要がある工程で、放熱板35を
加熱しすぎたり、ご飯を加熱しすぎたりして、ご飯の表
面や鍋31内の雰囲気が高くなりすぎご飯が乾燥するこ
ともなく、短時間で蓋49部分の温度を上昇させ、蓋4
9の開閉で冷やされた鍋31内の温度を元の温度に戻
し、より一定温度でご飯を保温でき、保温中のご飯が温
度低下により劣化するのを防止できることで、保温性能
の向上を図ることができる。
【0033】なお、通電率を変える代わりに、通電時間
を変えることにより同様の効果が期待できる。
【0034】(実施例4)以下、本発明の第4の実施例
について、図1から図3を用いて説明するが、構成は実
施例1と同じであるため、異なる動作のみを説明する。
実施例1では、マイクロコンピュータ55は、蓋開閉検
知手段39からの出力により蓋49を開けられた後、閉
じられたことを検知すると、蓋加熱手段36への入力電
力の通電率を増加する。この入力電力の通電率の増加を
蓋49が開けられた回数により決定する。本実施例4に
おいては、蓋49が開けられた時の蓋センサー37の温
度と蓋49が閉じられた時の蓋センサー37の温度差に
より、入力電力の通電率の増加を決定する。蓋49が開
けられた時と閉じられた時の温度差が大きい場合は通電
率を高くし、蓋49が開けられた時と閉じられた時の温
度差が小さい場合は通電率を低くする。
【0035】このように本実施例によれば、保温中のご
飯の温度を一定に保つ必要がある工程で、放熱板35を
加熱しすぎたり、ご飯を加熱しすぎたりして、ご飯の表
面や鍋31内の雰囲気が高くなりすぎご飯が乾燥するこ
ともなく、短時間で蓋49部分の温度を上昇させ、蓋4
9の開閉で冷やされた鍋31内の温度を元の温度に戻
し、より一定温度でご飯を保温でき、保温中のご飯が温
度低下により劣化するのを防止できることで、保温性能
の向上を図ることができる。
【0036】なお、通電率を変える代わりに、通電時間
を変えることにより同様の効果が期待できる。
【0037】(実施例5)以下、本発明の第5の実施例
について、図1から図3を用いて説明するが、構成は実
施例1に室温検知手段100を設けたものである。
【0038】以下にその動作を説明する。実施例1で
は、マイクロコンピュータ55は、蓋開閉検知手段39
からの出力により蓋49を開けられた後、閉じられたこ
とを検知すると、蓋加熱手段36への入力電力の通電率
を増加する。この入力電力の通電率の増加を蓋49が開
けられた回数により決定する。本実施例5においては、
室温検知手段100による検知入力により、入力電力の
通電率の増加を決定する。室温検知手段100からの入
力が低い場合は通電率を高くし、室温検知手段100か
らの入力が高い場合は通電率を低くする。
【0039】このように本実施例によれば、保温中のご
飯の温度を一定に保つ必要がある工程で、放熱板35を
加熱しすぎたり、ご飯を加熱しすぎたりして、ご飯の表
面や鍋31内の雰囲気が高くなりすぎご飯が乾燥するこ
ともなく、短時間で蓋49部分の温度を上昇させ、蓋4
9の開閉で冷やされた鍋31内の温度を元の温度に戻
し、より一定温度でご飯を保温でき、保温中のご飯が温
度低下により劣化するのを防止できることで、保温性能
の向上を図ることができる。
【0040】なお、通電率を変える代わりに、通電時間
を変えることにより同様の効果が期待できる。
【0041】(実施例6)以下、本発明の第6の実施例
について、図1から図3を用いて説明するが、構成は実
施例1と同じであるため、異なる動作のみを説明する。
実施例1では、マイクロコンピュータ55は、蓋開閉検
知手段39からの出力により蓋49を開けられた後、閉
じられたことを検知すると、蓋加熱手段36への入力電
力の通電率を増加する。この入力電力の通電率の増加を
蓋49が開けられた回数により決定する。本実施例6に
おいては、保温の工程によって通電率の増加を決定す
る。低い温度で保温している工程においては通電率を低
くし、高い温度で保温している工程においては通電率を
高くする。
【0042】このように本実施例によれば、保温中のご
飯の温度を一定に保つ必要がある工程で、放熱板35を
加熱しすぎたり、ご飯を加熱しすぎたりして、ご飯の表
面や鍋31内の雰囲気が高くなりすぎご飯が乾燥するこ
ともなく、短時間で蓋49部分の温度を上昇させ、蓋4
9の開閉で冷やされた鍋31内の温度を元の温度に戻
し、より一定温度でご飯を保温でき、保温中のご飯が温
度低下により劣化するのを防止できることで、保温性能
の向上を図ることができる。
【0043】なお、通電率を変える代わりに、通電時間
を変えることにより同様の効果が期待できる。
【0044】また、保温中に蓋が閉じられたときに、通
電率を増加させることにより保温性能の向上を図ってい
るが、通電率を増加させている期間を終了させる温度リ
ミッタを保温の工程に準じて変えることにより、より一
層の保温性能の向上を期待できる。
【0045】(実施例7)以下、本発明の第7の実施例
について、図1から図3を用いて説明するが、構成は実
施例1と同じであるため、異なる動作のみを説明する。
実施例7では、マイクロコンピュータ55は、蓋開閉検
知手段39からの出力により蓋49を開けられた後、閉
じられたことを検知すると、蓋加熱手段36への入力電
力の通電率を増加する。しかし、一定時間以上蓋49が
開けられていたことを検知した場合通電率や通電時間は
変えないものとする。
【0046】長時間蓋が開けられていた場合、鍋の中に
ご飯が無くなっている可能性が高いが、このような状態
で入力電力の通電率を上げて加熱することは、不要な電
力を消費することになる。
【0047】本実施例によれば、一定時間以上蓋49が
開けられていたことを検知した場合通電率や通電時間は
変えないものとすることにより、保温中の不要な電力の
消費を低減することができる。
【0048】
【発明の効果】以上のように、請求項1〜11記載の発
明によれば、鍋内の温度をすばやく上昇させて元の温度
に戻すことが可能となるとともに、不要な電力を使用せ
ず、従来の保温性能を損なわず、いつも一定温度でご飯
を保温することができる。
【0049】また、請求項12記載の発明によれば、少
量になったご飯を加熱しすぎてご飯の味を損なうことが
ないようにできる。また、長時間蓋が開けられていた場
合、ご飯がなくなっている可能性も高く、不要な電力の
使用を低減する効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のジャー炊飯器のブロック回路
【図2】本発明の実施例のジャー炊飯器の保温シーケン
ス図
【図3】本発明の実施例のジャー炊飯器の蓋開閉検知時
動作図
【図4】従来のジャー炊飯器の要部断面図
【図5】従来のジャー炊飯器の蓋開閉検知手段の要部断
面図
【符号の説明】
31 鍋 33 鍋加熱手段 34 側面加熱手段 35 放熱板 36 蓋加熱手段 37 蓋センサー 38 鍋センサー 39 蓋開閉検知手段 40 制御手段 41 炊飯量判定手段 44 炊飯制御手段 45 記憶手段 47 本体 49 蓋 55 マイクロコンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浮田 和宏 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 高麗 敦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 柴田 雅章 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 4B055 AA02 BA64 CA21 CA71 CC38 DA04 DB02 DB22 GA13 GB02 GB07 GB08 GB33 GB48 GC06 GC15 GD01 GD05

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓋を加熱する蓋加熱手段と、前記蓋加熱
    手段に対する供給電力量を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、蓋の開閉を検知した場合に前記蓋加熱
    手段への供給電力を増加させるとともに、一定時間に行
    われた蓋の開閉回数に応じて前記供給電力の増加量を変
    更してなるジャー炊飯器。
  2. 【請求項2】 制御手段は、蓋の開閉を検知した場合に
    蓋加熱手段への供給電力を所定時間増加させるととも
    に、蓋の開閉回数に応じて前記所定時間を変更してなる
    請求項1記載のジャー炊飯器。
  3. 【請求項3】 蓋を加熱する蓋加熱手段と、前記蓋加熱
    手段に対する供給電力量を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、蓋の開閉を検知した場合に前記蓋加熱
    手段への供給電力を増加させるとともに、庫内温度に応
    じて前記供給電力の増加量を変更してなるジャー炊飯
    器。
  4. 【請求項4】 制御手段は、蓋の開閉を検知した場合に
    蓋加熱手段への供給電力を所定時間増加させるととも
    に、庫内温度に応じて前記所定時間を変更してなる請求
    項3記載のジャー炊飯器。
  5. 【請求項5】 蓋を加熱する蓋加熱手段と、前記蓋加熱
    手段に対する供給電力量を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、蓋の開閉を検知した場合に前記蓋加熱
    手段への供給電力を増加させるとともに、前記蓋の開閉
    前後の庫内温度差に応じて前記供給電力の増加量を変更
    してなるジャー炊飯器。
  6. 【請求項6】 制御手段は、蓋の開閉を検知した場合に
    蓋加熱手段への供給電力を所定時間増加させるととも
    に、前記蓋の開閉前後の庫内温度差に応じて前記所定時
    間を変更してなる請求項5記載のジャー炊飯器。
  7. 【請求項7】 蓋を加熱する蓋加熱手段と、前記蓋加熱
    手段に対する供給電力量を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、蓋の開閉を検知した場合に前記蓋加熱
    手段への供給電力を増加させるとともに、器体周辺の温
    度に応じて前記供給電力の増加量を変更してなるジャー
    炊飯器。
  8. 【請求項8】 制御手段は、蓋の開閉を検知した場合に
    蓋加熱手段への供給電力を所定時間増加させるととも
    に、器体周辺の温度に応じて前記所定時間を変更してな
    る請求項7記載のジャー炊飯器。
  9. 【請求項9】 蓋を加熱する蓋加熱手段と、前記蓋加熱
    手段に対する供給電力量を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、蓋の開閉を検知した場合に前記蓋加熱
    手段への供給電力を増加させるとともに、保温中の工程
    に応じて前記供給電力の増加量を変更してなるジャー炊
    飯器。
  10. 【請求項10】 制御手段は、蓋の開閉を検知した場合
    に蓋加熱手段への供給電力を所定時間増加させるととも
    に、保温中の工程に応じて前記所定時間を変更してなる
    請求項9記載のジャー炊飯器。
  11. 【請求項11】 制御手段は、保温温度の設定レベルに
    応じて蓋加熱手段への電力供給量を元に戻す温度リミッ
    タを変更してなる請求項1〜10のいずれか1項に記載
    のジャー炊飯器。
  12. 【請求項12】 制御手段は、一定時間以上蓋が開けら
    れた場合に、その後の蓋閉状態にも拘わらず蓋加熱手段
    への電力供給を停止してなる請求項1〜11のいずれか
    1項に記載のジャー炊飯器。
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