JP3321082B2 - コンビネーションメータ及びその製造方法 - Google Patents
コンビネーションメータ及びその製造方法Info
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- JP3321082B2 JP3321082B2 JP08894798A JP8894798A JP3321082B2 JP 3321082 B2 JP3321082 B2 JP 3321082B2 JP 08894798 A JP08894798 A JP 08894798A JP 8894798 A JP8894798 A JP 8894798A JP 3321082 B2 JP3321082 B2 JP 3321082B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、メータケースに
組み込まれる複数の計器の内、特にメータケースの両側
部寄りに配置される側部計器の視認性を改良したコンビ
ネーションメータ及びその製造方法に関する。
組み込まれる複数の計器の内、特にメータケースの両側
部寄りに配置される側部計器の視認性を改良したコンビ
ネーションメータ及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】コンビネーションメータは、スピードメ
ータ,タコメータ,燃料計,水温計等の複数の計器がメ
ータケースに組み込まれて構成されている。
ータ,タコメータ,燃料計,水温計等の複数の計器がメ
ータケースに組み込まれて構成されている。
【0003】このとき複数の計器は、メータケース内に
横一列に平面的に配置される場合が多い。
横一列に平面的に配置される場合が多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のコンビネーションメータにおいては、メータ
ケースが横方向に広がり、特にメータケースの両側部寄
りに配置される側部計器を視認する場合は視線をずらす
必要があり、このため視認性が劣るという課題を有して
いる。
うな従来のコンビネーションメータにおいては、メータ
ケースが横方向に広がり、特にメータケースの両側部寄
りに配置される側部計器を視認する場合は視線をずらす
必要があり、このため視認性が劣るという課題を有して
いる。
【0005】また、この視認性を改良すべく開発された
ものとして図に示すコンビネーションメータ100があ
る。このコンビネーションメータ100は、メータケー
ス101の底部102が中央の平面部102aと、この
平面部102aの両側にある斜面部102bとを有して
形成されており、中央に配置される中央計器103が平
面部102aに組み付けられると共に、メータケース1
01の両側部寄りに配置される側部計器104が斜面部
102bに組み付けられて構成されている。
ものとして図に示すコンビネーションメータ100があ
る。このコンビネーションメータ100は、メータケー
ス101の底部102が中央の平面部102aと、この
平面部102aの両側にある斜面部102bとを有して
形成されており、中央に配置される中央計器103が平
面部102aに組み付けられると共に、メータケース1
01の両側部寄りに配置される側部計器104が斜面部
102bに組み付けられて構成されている。
【0006】しかしながら、このコンビネーションメー
タ100は、側部計器104が中央寄りに傾いて組み付
けられるので視認性が改良されるが、メータケース10
1の成形性及び側部計器104の組み付け性が劣る、と
言う課題を有している。
タ100は、側部計器104が中央寄りに傾いて組み付
けられるので視認性が改良されるが、メータケース10
1の成形性及び側部計器104の組み付け性が劣る、と
言う課題を有している。
【0007】すなわち斜面部102bには側部計器10
4のムーブメント104aを取り付けるためのねじ孔を
形成する必要があるが、このねじ孔はメータケース10
1の成形時に同時成形することができず(同時成形する
場合は型抜きが困難)、このため別工程でねじ孔を形成
することとなってメータケース101の成形性が劣り、
かつ斜面部102bに側部計器104のムーブメント1
04aを取り付けた後、ムーブメント104aの指針軸
104bに指針104cを圧入する工程の自動化が困難
で側部計器104の組み付け性が劣る。
4のムーブメント104aを取り付けるためのねじ孔を
形成する必要があるが、このねじ孔はメータケース10
1の成形時に同時成形することができず(同時成形する
場合は型抜きが困難)、このため別工程でねじ孔を形成
することとなってメータケース101の成形性が劣り、
かつ斜面部102bに側部計器104のムーブメント1
04aを取り付けた後、ムーブメント104aの指針軸
104bに指針104cを圧入する工程の自動化が困難
で側部計器104の組み付け性が劣る。
【0008】そこで、この発明は、良好な視認性を有
し、かつメータケースの成形及び側部計器の組み付けが
容易なコンビネーションメータ及びその製造方法を提供
することを目的としている。
し、かつメータケースの成形及び側部計器の組み付けが
容易なコンビネーションメータ及びその製造方法を提供
することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、メータケースにスピードメー
タ,タコメータ,燃料計,水温計等の複数の計器が組み
込まれて構成されるコンビネーションメータにおいて、
前記複数の計器の内前記メータケースの両側部寄りに配
置される側部計器が、該側部計器に対応させて前記メー
タケースに折り曲げ可能に切り欠かれて形成された舌片
部に組み付けられると共に、前記舌片部ごと中央寄りに
傾けて設けられていることを特徴としている。
に、請求項1の発明は、メータケースにスピードメー
タ,タコメータ,燃料計,水温計等の複数の計器が組み
込まれて構成されるコンビネーションメータにおいて、
前記複数の計器の内前記メータケースの両側部寄りに配
置される側部計器が、該側部計器に対応させて前記メー
タケースに折り曲げ可能に切り欠かれて形成された舌片
部に組み付けられると共に、前記舌片部ごと中央寄りに
傾けて設けられていることを特徴としている。
【0010】このため請求項1の発明では、側部計器の
指針及び文字板が中央寄りに傾いて見易くなる。また舌
片部は、メータケースに折り曲げ可能に切り欠かれて形
成されるもので傾斜形成されるものでないので、メータ
ケースの成形時にねじ孔を備えて一体成形することがで
きる。さらに側部計器は、折り曲げ前の舌片部に組み付
けることができるので、組み付けの自動化を図ることが
できる。
指針及び文字板が中央寄りに傾いて見易くなる。また舌
片部は、メータケースに折り曲げ可能に切り欠かれて形
成されるもので傾斜形成されるものでないので、メータ
ケースの成形時にねじ孔を備えて一体成形することがで
きる。さらに側部計器は、折り曲げ前の舌片部に組み付
けることができるので、組み付けの自動化を図ることが
できる。
【0011】また請求項2の発明は、請求項1に記載の
コンビネーションメータであって、前記舌片部は、前記
メータケースの底部に形成される切欠部の内側部分とし
て前記底部の一般部にノッチ部を介して連続形成されて
いることを特徴としている。
コンビネーションメータであって、前記舌片部は、前記
メータケースの底部に形成される切欠部の内側部分とし
て前記底部の一般部にノッチ部を介して連続形成されて
いることを特徴としている。
【0012】このため請求項2の発明では、舌片部はノ
ッチ部を折り曲げの切っ掛けとして折り曲げられる。
ッチ部を折り曲げの切っ掛けとして折り曲げられる。
【0013】また請求項3の発明は、請求項1又は2に
記載のコンビネーションメータであって、前記舌片部
は、前記側部計器が組み付けられる計器固定部と、前記
メータケースに固定されるケース固定部と、前記計器固
定部とケース固定部との間に形成されるノッチ部とを有
して形成されていることを特徴としている。
記載のコンビネーションメータであって、前記舌片部
は、前記側部計器が組み付けられる計器固定部と、前記
メータケースに固定されるケース固定部と、前記計器固
定部とケース固定部との間に形成されるノッチ部とを有
して形成されていることを特徴としている。
【0014】このため請求項3の発明では、舌片部は他
の固定部材を要することなく、それ自体でメータケース
に固定することができる。
の固定部材を要することなく、それ自体でメータケース
に固定することができる。
【0015】また請求項4の発明は、請求項1乃至3の
いずれか1項に記載のコンビネーションメータの製造方
法であって、前記側部計器は、折り曲げ前の前記舌片部
に組み付けられると共に、組み付け後前記舌片部ごと央
寄りに傾けて前記メータケースに固定されることを特徴
としている。
いずれか1項に記載のコンビネーションメータの製造方
法であって、前記側部計器は、折り曲げ前の前記舌片部
に組み付けられると共に、組み付け後前記舌片部ごと央
寄りに傾けて前記メータケースに固定されることを特徴
としている。
【0016】このため請求項4の発明では、側部計器
は、折り曲げ前の舌片部に組み付けるようにしたので、
組み付けの自動化を図ることができる。
は、折り曲げ前の舌片部に組み付けるようにしたので、
組み付けの自動化を図ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づき説明する。
面に基づき説明する。
【0018】図1は、本発明の一実施形態としてのコン
ビネーションメータ1を示す。このコンビネーションメ
ータ1は、メータケース2の中央に配置される2個の中
央計器3,3と、メータケース2の両側部寄りに配置さ
れる2個の側部計器4,4とがメータケース2に組み込
まれて構成されており、例えば中央計器3,3がそれぞ
れスピードメータ,タコメータを構成し、側部計器4,
4がそれぞれ燃料計,水温計を構成する。
ビネーションメータ1を示す。このコンビネーションメ
ータ1は、メータケース2の中央に配置される2個の中
央計器3,3と、メータケース2の両側部寄りに配置さ
れる2個の側部計器4,4とがメータケース2に組み込
まれて構成されており、例えば中央計器3,3がそれぞ
れスピードメータ,タコメータを構成し、側部計器4,
4がそれぞれ燃料計,水温計を構成する。
【0019】このとき側部計器4は、該側部計器4に対
応させてメータケース2に折り曲げ可能に切り欠かれて
形成された舌片部5に組み付けられると共に、舌片部5
ごと中央寄りに傾けて設けられている。
応させてメータケース2に折り曲げ可能に切り欠かれて
形成された舌片部5に組み付けられると共に、舌片部5
ごと中央寄りに傾けて設けられている。
【0020】本実施形態では舌片部5は、図2に示すよ
うにメータケース2の底部21にコ字形の切欠部7の内
側部分として形成されており、メータケース2の成形時
に、ねじ孔9を備えて底部21の一般部21aと面一に
一体成形される。このように舌片部5は底部21の一般
部21aと面一に形成されるので、ねじ孔9も型抜きの
不具合を伴うことなく容易に形成することができ、これ
によりメータケース2自体の成形も容易となる。メータ
ケース2の成形時には底部21の一般部21aにもねじ
孔8が形成される。
うにメータケース2の底部21にコ字形の切欠部7の内
側部分として形成されており、メータケース2の成形時
に、ねじ孔9を備えて底部21の一般部21aと面一に
一体成形される。このように舌片部5は底部21の一般
部21aと面一に形成されるので、ねじ孔9も型抜きの
不具合を伴うことなく容易に形成することができ、これ
によりメータケース2自体の成形も容易となる。メータ
ケース2の成形時には底部21の一般部21aにもねじ
孔8が形成される。
【0021】また舌片部5は、好ましくは図2に示すよ
うに底部21の一般部21aにノッチ部6を介して連続
形成される。このように構成することにより舌片部5は
ノッチ部6を折り曲げの切っ掛けとして折り曲げられ、
底部21の他の箇所を損傷することがない。
うに底部21の一般部21aにノッチ部6を介して連続
形成される。このように構成することにより舌片部5は
ノッチ部6を折り曲げの切っ掛けとして折り曲げられ、
底部21の他の箇所を損傷することがない。
【0022】また側部計器4は、図3に示すように折り
曲げ前の平面状態にある舌片部5(図3(a))にねじ
孔9を挿通する固定ねじ10により組み付けられ(図3
(b))、その後舌片部5ごと中央寄りに傾けて設けら
れる(図3(c))。この傾け時には舌片部5はノッチ
部6を境にして折り曲げられる。
曲げ前の平面状態にある舌片部5(図3(a))にねじ
孔9を挿通する固定ねじ10により組み付けられ(図3
(b))、その後舌片部5ごと中央寄りに傾けて設けら
れる(図3(c))。この傾け時には舌片部5はノッチ
部6を境にして折り曲げられる。
【0023】また側部計器4の組み付けは、そのムーブ
メント4aを固定ねじ10により舌片部5に固定すると
共に、このムーブメント4aに光導板及び文字板4bを
固定し、かつムーブメント4aの指針軸4dに指針4c
を圧入して取り付けることにより行われる。
メント4aを固定ねじ10により舌片部5に固定すると
共に、このムーブメント4aに光導板及び文字板4bを
固定し、かつムーブメント4aの指針軸4dに指針4c
を圧入して取り付けることにより行われる。
【0024】この側部計器4の組付け時には同時に中央
計器3も組み付けられる。すなわち中央計器3は、その
ムーブメント,光導板,文字板,及び指針を前記した側
部計器4と同様にして、ねじ孔8を挿通する固定ねじ1
3により底部21の一般部21aに組み付けられる。
計器3も組み付けられる。すなわち中央計器3は、その
ムーブメント,光導板,文字板,及び指針を前記した側
部計器4と同様にして、ねじ孔8を挿通する固定ねじ1
3により底部21の一般部21aに組み付けられる。
【0025】また側部計器4は、組み付け後舌片部5ご
と中央寄りに傾けてメータケース2に固定される。この
ときの固定は本実施形態では図1に示すようにスペーサ
11により行う。すなわちスペーサ11は板状部材の一
側面に係合凹部11aを形成して構成されており、この
係合凹部11aに側部計器4の傾け時に同時に折り曲げ
られる舌片部5の先端部を係合させると共にスペーサ1
1をメータケース2の周壁22にねじ12により固定す
ることにより側部計器4の傾き状態を固定することがで
きる。
と中央寄りに傾けてメータケース2に固定される。この
ときの固定は本実施形態では図1に示すようにスペーサ
11により行う。すなわちスペーサ11は板状部材の一
側面に係合凹部11aを形成して構成されており、この
係合凹部11aに側部計器4の傾け時に同時に折り曲げ
られる舌片部5の先端部を係合させると共にスペーサ1
1をメータケース2の周壁22にねじ12により固定す
ることにより側部計器4の傾き状態を固定することがで
きる。
【0026】このように構成されたコンビネーションメ
ータ1は、良好な視認性を有し、かつメータケース2の
成形及び側部計器4の組み付けが容易なものとなってい
る。
ータ1は、良好な視認性を有し、かつメータケース2の
成形及び側部計器4の組み付けが容易なものとなってい
る。
【0027】すなわちコンビネーションメータ1は、側
部計器4の指針4c及び文字板4bが中央寄りに傾いて
見易くなる。
部計器4の指針4c及び文字板4bが中央寄りに傾いて
見易くなる。
【0028】またメータケース2は、前述したようにね
じ孔9を備えた舌片部5をメータケース2の成形時に一
体形成するものであるから、ねじ孔9を穿設する別工程
が不要で成形容易なものとなっている。
じ孔9を備えた舌片部5をメータケース2の成形時に一
体形成するものであるから、ねじ孔9を穿設する別工程
が不要で成形容易なものとなっている。
【0029】さらに側部計器4は、折り曲げ前の舌片部
5に組み付けることができるので、組み付けの自動化を
図ることができ、これにより組み付けが容易なものとな
っている。
5に組み付けることができるので、組み付けの自動化を
図ることができ、これにより組み付けが容易なものとな
っている。
【0030】図4は、側部計器4の傾き状態を固定する
部材としてスペーサ14を用いた変形例を示す。このス
ペーサ14は、舌片部5,ノッチ部6,及び切欠部7を
含んだ全体を覆う大きさに形成された平板部14aと、
この平板部14aに起立形成され一側面に係合凹部14
cを形成した係合部14bとを有して構成されている。
部材としてスペーサ14を用いた変形例を示す。このス
ペーサ14は、舌片部5,ノッチ部6,及び切欠部7を
含んだ全体を覆う大きさに形成された平板部14aと、
この平板部14aに起立形成され一側面に係合凹部14
cを形成した係合部14bとを有して構成されている。
【0031】そしてこのスペーサ14は、係合部14b
をメータケース2内に挿入するようにしてメータケース
2の裏面側から当てがわれ、固定ねじ15で平板部14
aをメータケース2に固定すると共に、係合凹部14c
に側部計器4の傾け時に同時に折り曲げられる舌片部5
の先端部を係合させて側部計器4の傾き状態を固定す
る。
をメータケース2内に挿入するようにしてメータケース
2の裏面側から当てがわれ、固定ねじ15で平板部14
aをメータケース2に固定すると共に、係合凹部14c
に側部計器4の傾け時に同時に折り曲げられる舌片部5
の先端部を係合させて側部計器4の傾き状態を固定す
る。
【0032】この固定構造によれば、傾斜した舌片部5
及びノッチ部6が平板部14aで覆われて保護されるの
で傾斜した側部計器4を安定して維持することができ、
かつ切欠部7からの塵埃の侵入も平板部14aで阻止す
ることができる。
及びノッチ部6が平板部14aで覆われて保護されるの
で傾斜した側部計器4を安定して維持することができ、
かつ切欠部7からの塵埃の侵入も平板部14aで阻止す
ることができる。
【0033】図5は、他の実施形態を示す。この実施形
態では側部計器4は舌片部16に組み付けられている。
この舌片部16は、側部計器4が組み付けられる計器固
定部16aと、メータケース2に固定されるケース固定
部16bと、計器固定部16aとケース固定部16bと
の間に形成されるノッチ部17とを有して形成されてい
る。
態では側部計器4は舌片部16に組み付けられている。
この舌片部16は、側部計器4が組み付けられる計器固
定部16aと、メータケース2に固定されるケース固定
部16bと、計器固定部16aとケース固定部16bと
の間に形成されるノッチ部17とを有して形成されてい
る。
【0034】このときケース固定部16bは、本実施形
態ではノッチ部17を介して計器固定部16aに連続し
て形成される計器固定部16aと同幅の支持片部16c
と、この支持片部16cにノッチ部18を介して連続し
て形成される支持片部16cよりも幅広の固定片部16
dとを有して構成されている。固定片部16dの両側の
幅広部分にはねじ孔19が穿設されている。
態ではノッチ部17を介して計器固定部16aに連続し
て形成される計器固定部16aと同幅の支持片部16c
と、この支持片部16cにノッチ部18を介して連続し
て形成される支持片部16cよりも幅広の固定片部16
dとを有して構成されている。固定片部16dの両側の
幅広部分にはねじ孔19が穿設されている。
【0035】この舌片部16は、図5(a)に示すよう
に、前述した舌片部5と同様にメータケース2の底部2
1に鍵形状の切欠部23の内側部分として形成されてお
り、メータケース2の成形時に、ねじ孔9,19,及び
ノッチ部17,18を備えたものとして底部21の一般
部21aと面一で、かつノッチ部6を介して一体成形さ
れる。
に、前述した舌片部5と同様にメータケース2の底部2
1に鍵形状の切欠部23の内側部分として形成されてお
り、メータケース2の成形時に、ねじ孔9,19,及び
ノッチ部17,18を備えたものとして底部21の一般
部21aと面一で、かつノッチ部6を介して一体成形さ
れる。
【0036】そしてこの実施形態では側部計器4は、前
述した実施形態と同様に折り曲げ前の舌片部16の計器
固定部16aに組み付けられ、組み付け後ノッチ部6を
境にして計器固定部16aをメータケース2の内方向に
折り曲げると共に、ノッチ部17を境にして支持片部1
6cを計器固定部16aと逆方向に折り曲げ、かつノッ
チ部18を境にして固定片部16dを支持片部16cと
逆方向に折り曲げて固定片部16dの両側の幅広部分を
一般部21aの裏面に当接させる(図5(b))。この
当接は、幅広部分のねじ孔19と一般部21aに穿設さ
れたねじ孔20とを合致させて行う。ねじ孔20は支持
片部16c両側部に対応する一般部21aに穿設されて
いる。しかしてねじ孔19,20に挿通する固定用ねじ
22により固定片部16dがメータケース2の底部21
に固定されて側部計器4の傾き状態が固定される。
述した実施形態と同様に折り曲げ前の舌片部16の計器
固定部16aに組み付けられ、組み付け後ノッチ部6を
境にして計器固定部16aをメータケース2の内方向に
折り曲げると共に、ノッチ部17を境にして支持片部1
6cを計器固定部16aと逆方向に折り曲げ、かつノッ
チ部18を境にして固定片部16dを支持片部16cと
逆方向に折り曲げて固定片部16dの両側の幅広部分を
一般部21aの裏面に当接させる(図5(b))。この
当接は、幅広部分のねじ孔19と一般部21aに穿設さ
れたねじ孔20とを合致させて行う。ねじ孔20は支持
片部16c両側部に対応する一般部21aに穿設されて
いる。しかしてねじ孔19,20に挿通する固定用ねじ
22により固定片部16dがメータケース2の底部21
に固定されて側部計器4の傾き状態が固定される。
【0037】この固定構造によれば、舌片部16は他の
固定部材を要することなく、それ自体でメータケース2
に固定することができ、これにより部品点数の少ない簡
略化した固定構造を提供することができる。
固定部材を要することなく、それ自体でメータケース2
に固定することができ、これにより部品点数の少ない簡
略化した固定構造を提供することができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1の発
明によれば、側部計器の指針及び文字板が中央寄りに傾
いて見易くなっており、かつ舌片部がメータケースの成
形時にねじ孔を備えて一体成形することができると共
に、側部計器が折り曲げ前の舌片部に組み付けることに
より組み付けの自動化を図ることができ、これにより良
好な視認性を有し、かつメータケースの成形及び側部計
器の組み付けが容易なコンビネーションメータを提供す
ることができる。
明によれば、側部計器の指針及び文字板が中央寄りに傾
いて見易くなっており、かつ舌片部がメータケースの成
形時にねじ孔を備えて一体成形することができると共
に、側部計器が折り曲げ前の舌片部に組み付けることに
より組み付けの自動化を図ることができ、これにより良
好な視認性を有し、かつメータケースの成形及び側部計
器の組み付けが容易なコンビネーションメータを提供す
ることができる。
【0039】また請求項2の発明によれば、舌片部はノ
ッチ部を折り曲げの切っ掛けとして折り曲げられるの
で、他の箇所を折損することなく舌片部のみを容易に折
り曲げることができ、これにより良好な作業性が得られ
る。
ッチ部を折り曲げの切っ掛けとして折り曲げられるの
で、他の箇所を折損することなく舌片部のみを容易に折
り曲げることができ、これにより良好な作業性が得られ
る。
【0040】また請求項3の発明によれば、舌片部は他
の固定部材を要することなく、それ自体でメータケース
に固定することができ、これにより部品点数を削減して
良好な作業性が得られる。
の固定部材を要することなく、それ自体でメータケース
に固定することができ、これにより部品点数を削減して
良好な作業性が得られる。
【0041】また請求項4の発明によれば、側部計器
は、折り曲げ前の舌片部に組み付けるようにしたので、
組み付けの自動化を図ることができ、これにより請求項
1乃至3のいずれか1項に記載のコンビネーションメー
タを作業性良く実現することができるコンビネーション
メータの製造方法を提供することができる。
は、折り曲げ前の舌片部に組み付けるようにしたので、
組み付けの自動化を図ることができ、これにより請求項
1乃至3のいずれか1項に記載のコンビネーションメー
タを作業性良く実現することができるコンビネーション
メータの製造方法を提供することができる。
【図1】本発明の一実施形態としてのコンビネーション
メータの概略断面図である。
メータの概略断面図である。
【図2】図1のコンビネーションメータに用いられる組
み付け前のメータケースで、(a)はその裏面図、
(b)は(a)のB−B線に沿う断面図である。
み付け前のメータケースで、(a)はその裏面図、
(b)は(a)のB−B線に沿う断面図である。
【図3】図1のコンビネーションメータの側部計器の組
み付け工程を示す要部断面図で、(a)は組み付け前、
(b)は組み付け後、(c)は側部計器の傾け状態をそ
れぞれ示す。
み付け工程を示す要部断面図で、(a)は組み付け前、
(b)は組み付け後、(c)は側部計器の傾け状態をそ
れぞれ示す。
【図4】図1のコンビネーションメータの変形例を示す
要部断面図である。
要部断面図である。
【図5】本発明の他の実施形態としてのコンビネーショ
ンメータの要部を示し、(a)は側部計器の組み付け前
のメータケースの裏面図、(b)は側部計器の組み付け
後の断面図である。
ンメータの要部を示し、(a)は側部計器の組み付け前
のメータケースの裏面図、(b)は側部計器の組み付け
後の断面図である。
【図6】従来のコンビネーションメータの概略断面図で
ある。
ある。
1 コンビネーションメータ 2 メータケース 3 中央計器(複数の計器) 4 側部計器(複数の計器) 5,16 舌片部 6,17 ノッチ部 7,23 切欠部 16a 計器固定部 16b ケース固定部 21 底部(メータケースの) 21a 一般部(底部の)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01D 11/24 - 11/28 B60K 35/00
Claims (4)
- 【請求項1】 メータケースにスピードメータ,タコメ
ータ,燃料計,水温計等の複数の計器が組み込まれて構
成されるコンビネーションメータにおいて、 前記複数の計器の内前記メータケースの両側部寄りに配
置される側部計器が、該側部計器に対応させて前記メー
タケースに折り曲げ可能に切り欠かれて形成された舌片
部に組み付けられると共に、前記舌片部ごと中央寄りに
傾けて設けられていることを特徴とするコンビネーショ
ンメータ。 - 【請求項2】 請求項1に記載のコンビネーションメー
タであって、 前記舌片部は、前記メータケースの底部に形成される切
欠部の内側部分として前記底部の一般部にノッチ部を介
して連続形成されていることを特徴とするコンビネーシ
ョンメータ。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載のコンビネーショ
ンメータであって、 前記舌片部は、前記側部計器が組み付けられる計器固定
部と、前記メータケースに固定されるケース固定部と、
前記計器固定部とケース固定部との間に形成されるノッ
チ部とを有して形成されていることを特徴とするコンビ
ネーションメータ。 - 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の
コンビネーションメータの製造方法であって、 前記側部計器は、折り曲げ前の前記舌片部に組み付けら
れると共に、組み付け後前記舌片部ごと中央寄りに傾け
て前記メータケースに固定されることを特徴とするコン
ビネーションメータの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08894798A JP3321082B2 (ja) | 1998-04-01 | 1998-04-01 | コンビネーションメータ及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08894798A JP3321082B2 (ja) | 1998-04-01 | 1998-04-01 | コンビネーションメータ及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11287673A JPH11287673A (ja) | 1999-10-19 |
JP3321082B2 true JP3321082B2 (ja) | 2002-09-03 |
Family
ID=13957077
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08894798A Expired - Fee Related JP3321082B2 (ja) | 1998-04-01 | 1998-04-01 | コンビネーションメータ及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3321082B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19941352A1 (de) * | 1999-08-31 | 2001-03-01 | Mannesmann Vdo Ag | Kombiinstrument |
JP3885956B2 (ja) * | 2002-10-30 | 2007-02-28 | 日本精機株式会社 | 計器装置 |
JP2009236604A (ja) * | 2008-03-26 | 2009-10-15 | Kanto Auto Works Ltd | 車載メータ |
JP5986956B2 (ja) * | 2013-05-23 | 2016-09-06 | カルソニックカンセイ株式会社 | 車両用表示装置 |
-
1998
- 1998-04-01 JP JP08894798A patent/JP3321082B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11287673A (ja) | 1999-10-19 |
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Legal Events
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