JP3319868B2 - 自動車のフロントモジュールにおける配線構造 - Google Patents

自動車のフロントモジュールにおける配線構造

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JP3319868B2 JP09529094A JP9529094A JP3319868B2 JP 3319868 B2 JP3319868 B2 JP 3319868B2 JP 09529094 A JP09529094 A JP 09529094A JP 9529094 A JP9529094 A JP 9529094A JP 3319868 B2 JP3319868 B2 JP 3319868B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,車体フレームの前端に
着脱自在に固定され上端には後向きに延びるフランジが
突設されたバルクヘッドの前面に各種電装品を装着して
なる自動車のフロントモジュールにおける配線構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】自動車の前部車体を組み立てるとき,バ
ルクヘッドにバンパービーム,バンパーフェース,フロ
ントグリル,ヘッドライトブラケット,各種電装品等を
組み付けることによりフロントモジュールをプリアセン
ブリし,このフロントモジュールを車体フレームの前端
に結合する方法が知られている。このようなフロントモ
ジュール構造を採用することにより,予めフロントモジ
ュールを別の生産ラインで組み立てることができるた
め,作業員が楽な作業姿勢で各部品の組み付けを行うこ
とが可能となるばかりか,車体を解体する場合にも工数
を大幅に削減することが可能となる。
【0003】ところで,かかるフロントモジュールを車
体フレームの前端に結合する際,バルクヘッドの前面に
装着された電装品から延びる先端側ハーネスを車体フレ
ーム側から延びる基端側ハーネスに結線する必要があ
る。従来,前記両ハーネスの結合は,各電装品から延び
る先端側ハーネスを纏めてサブハーネスを形成し,この
サブハーネスをエンジンルーム内で基端側ハーネスに結
線していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,先端側
ハーネスのサブハーネス化はコストが嵩む問題があり,
しかもエンジンルーム内で結線作業を行うために,作業
員が身体を大きく屈めたり車体下部にもぐり込む必要が
生じて作業性が悪い問題がある。
【0005】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で,各電装品から延びる先端側ハーネスのサブハーネス
化を避けてコストの削減を図り,且つ基端側ハーネスと
の結線作業を容易に行なえるようにすることを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に,本発明は,車体フレームの前端に着脱自在に固定さ
上端には後向きに延びるフランジが突設されたバルク
ヘッドの前面に各種電装品を装着してなる自動車のフロ
ントモジュールにおいて,前記各々の電装品から延びる
複数の先端側ハーネスをバルクヘッド前から後ろに貫
,該先端側ハーネスに設けられた先端側コネクタ
バルクヘッドの上部後面に固定され,車体フレーム側か
ら延びる複数の基端側ハーネスが,前記フランジと前記
バルクヘッドの上部後面に突設されて該フランジ下部に
対向する支持片との間を通るようにして,該バルクヘッ
ドの上部後面に沿って支持され,該基端側ハーネスに設
けられた基端側コネクタ前記先端側コネクタに結合
ることを特徴とする。
【0007】
【実施例】以下,図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
【0008】図1〜図4は本発明の一実施例を示すもの
で,図1は自動車の車体前部の分解斜視図,図2は図1
の2方向矢視図,図3は図2の3−3線拡大断面図,図
4は図2の4−4線拡大断面図である。
【0009】図1に示すように,自動車の前部車体フレ
ームFは左右一対のサイドメンバ1,1と,両サイドメ
ンバ1,1の前端間を接続するクロスメンバ2とを備え
ており,それぞれのサイドメンバ1,1の前端にフロン
トモジュールMを結合するためのフランジ3,3が固着
される。車体フレームFの前端に結合されるフロントモ
ジュールMは,繊維強化プラスチック製のバルクヘッド
4と,バンパー5と,フロントグリル7と,左右一対の
ヘッドライトブラケット8,8と,後述する各種電装品
とから構成され,これら各部材は予めプリアセンブリさ
れた状態で車体フレームFのフランジ3,3に一括して
結合される。
【0010】バルクヘッド4の前面に装着される前記電
装品は,図示せぬラジエータに冷却風を供給する一対の
ラジエータファン9L ,9R を駆動するための一対のフ
ァンモータ10L ,10R と,一対のホーン11L ,1
R と,空調装置の制御のために外気温を検出する温度
センサ12と,一対のターンランプ13L ,13R とか
らなる。尚,前記ターンランプ13L ,13R はバルク
ヘッド4に直接装着されるものではなく,バルクヘッド
4の前面に支持されたバンパー5に装着される。ファン
モータ10L ,10R ,ホーン11L ,11R ,温度セ
ンサ12及びターンランプ13L ,13R から延びる先
端側ハーネス14L , 14R ;15L ,15R ;16;
17L ,17R はバルクヘッド4の前面に沿って上方に
導かれる。
【0011】図3に示すように,右側のホーン11R
先端側ハーネス15R は先端側コネクタ20R を備え
る。先端側ハーネス15R はバルクヘッド4の上部に形
成した開口に設けたグロメット18を前方から後方に貫
通しており,先端側コネクタ20R は前記グロメット1
8の近傍のバルクヘッド4の上部後面に固定される。同
様にして,一対のファンモータ10L ,10R ,左側の
ホーン11L ,温度センサ12及び一対のターンランプ
13L ,13R から延びる先端側ハーネス14L, 14
R ;15L ;16;17L ,17R はそれぞれグロメッ
ト18…を介してバルクヘッド4の後面に導かれ,それ
らの先端側コネクタ19L ,19R ;20L ;21;2
L ,22R はバルクヘッド4の上部後面に固定され
る。
【0012】前記先端側ハーネス14L , 14R ;15
L ,15R ;16;17L ,17Rに設けられた先端側
コネクタ19L ,19R ;20L ,20R ;21;22
L ,22R には,それぞれ基端側ハーネス23L , 23
R ;24L ,24R ;25;26L ,26R に設けられ
た基端側コネクタ27L ,27R ;28L ,28R ;2
9;30L ,30R が結合される。右側の4本の基端側
ハーネス,即ち右側のファンモータ10R ,右側のホー
ン11R ,温度センサ12及び右側のターンランプ13
R の基端側ハーネス23R ;24R ;25;26R は束
ねられて右側のサイドメンバ1に沿って前方に延び,そ
こからバルクヘッド4の上部後面に沿って左方向に導か
れる。左側の3本の基端側ハーネス,即ち左側のファン
モータ10L ,左側のホーン11L 及び左側のターンラ
ンプ13L の基端側ハーネス23L ;24L ;26L
束ねられて左側のサイドメンバ1に沿って前方に延び,
そこからバルクヘッド4の上部後面に沿って右方向に導
かれる。
【0013】図2〜図4から明らかなように,バルクヘ
ッド4の上端には後向きに延びるフランジ41 が突設さ
れており,このフランジ41 の下部に対向するように複
数の支持片42 …が突設される。例えば,右側の3本の
基端側ハーネス23R ;24R ;25は,前記フランジ
1 及び支持片42 間においてクリップ31により纏め
られ,このクリップ31と一体に形成されたフック32
によってバルクヘッド4に係止される(図3参照)。ま
た,バルクヘッド4の上部後面には上下一対の把持爪3
3…が突設されており,例えば右側の2本の基端側ハー
ネス23R ,25は前記把持爪33…によりバルクヘッ
ド4に係止される(図4参照)。
【0014】而して,バルクヘッド4の上部後面に沿っ
て支持された基端側ハーネス23L, 23R ;24L
24R ;25;26L ,26R から分岐する基端側コネ
クタ27L ,27R ;28L ,28R ;29;30L
30R は,バルクヘッド4の上部後面に固着された前記
先端側コネクタ19L ,19R ;20L ,20R ;2
1;22L ,22R に着脱自在に結合される。
【0015】上述したように各電装品に連なる先端側ハ
ーネス14L , 14R ;15L ,15R ;16;1
L ,17R を個別に後方に導くことにより先端側コネ
クタ19L ,19R ;20L ,20R ;21;22L
22R をバルクヘッド4の上部後面に沿って固定し,且
つ車体後方から導いた基端側ハーネス23L ,23R
24L ,24R ;25;26L ,26R をバルクヘッド
4の上部後面に沿って支持して基端側コネクタ27L
27R ;28L ,28R ;29;30L ,30R を前記
先端側コネクタ19L ,19R ;20L ,20R ;2
1;22L ,22R に結合するようにしたので,フロン
トモジュールMの先端側ハーネス14L , 14R ;15
L ,15R ;16;17L ,17R をサブハーネス化す
る必要がなくなってコストが削減されるだけでなく,基
端側コネクタ27L ,27R ;28L ,28R ;29;
30L ,30R を先端側コネクタ19L ,19R ;20
L ,20R ;21;22L ,22R に結合する作業を,
身体を大きく屈めたり車体下部にもぐり込んだりせずに
立ったままの楽な姿勢で行うことが可能となり,作業性
が大幅に向上する。
【0016】以上,本発明の実施例を詳述したが,本発
明は前記実施例に限定されるものではなく,種々の設計
変更を行うことができる。
【0017】例えば,バルクヘッド4の前面に装着され
る電装品は実施例のものに限定されず,その数及び種類
を適宜変更することができる。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明によれば,車体フレ
ームの前端に着脱自在に固定され上端には後向きに延び
るフランジが突設されたバルクヘッドの前面に各種電装
品を装着してなる自動車のフロントモジュールにおい
て,バルクヘッド前面電装品から延びる先端側ハーネ
スをバルクヘッドを後方に貫通させて先端側コネクタを
バルクヘッドの上部後面に固定し,車体フレーム側から
延びる複数の基端側ハーネスを,バルクヘッドの上部後
面に突設した支持片と前記フランジとの間を通るように
して,該バルクヘッドの上部後面に沿って支持して
端側コネクタを前記先端側コネクタに結合するようにし
たので,作業員は立ったままの姿勢でコネクタの結合作
業を容易且つ短時間で行うことが可能となる。しかも,
電装品から延びる先端側ハーネスをサブハーネス化する
必要がないため,コストの削減にも寄与することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車の車体前部の分解斜視図
【図2】図1の2方向矢視図
【図3】図2の3−3線拡大断面図
【図4】図2の4−4線拡大断面図
【符号の説明】
4 バルクヘッド 1 フランジ 2 支持片 10L ,10R ファンモータ(電装品) 11L ,11R ホーン(電装品) 12 温度センサ(電装品) 13L ,13R ターンランプ(電装品) 14L , 14R ;15L ,15R ;16;17L ,17
R 先端側ハーネス 19L ,19R ;20L ,20R ;21;22L ,22
R 先端側コネクタ 23L , 23R ;24L ,24R ;25;26L ,26
R 基端側ハーネス 27L ,27R ;28L ,28R ;29;30L ,30
R 基端側コネクタ F 車体フレーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−58230(JP,A) 特開 平3−61141(JP,A) 実開 昭63−154353(JP,U) 実開 平1−109229(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 16/02 B62D 25/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体フレーム(F)の前端に着脱自在に
    固定され上端には後向きに延びるフランジ(4 1 )が突
    設されたバルクヘッド(4)の前面に各種電装品(10
    L ,10R ;11L ,11R ;12;13L ,13R
    を装着してなる自動車のフロントモジュールにおいて, 前記各々の電装品(10L ,10R ;11L ,11R
    12;13L ,13R)から延びる複数の先端側ハーネ
    ス(14L , 14R ;15L ,15R ;16;17L
    17R バルクヘッド(4)を前から後に貫通, 該先端側ハーネス(14L , 14R ;15L ,15R
    16;17L ,17R)に設けられた先端側コネクタ
    (19L ,19R ;20L ,20R ;21;22L ,2
    R バルクヘッド(4)の上部後面に固定され, 車体フレーム(F)側から延びる複数の基端側ハーネス
    (23L , 23R ;24L ,24R ;25;26L ,2
    R が,前記フランジ(4 1 )と前記バルクヘッド
    (4)の上部後面に突設されて該フランジ(4 1 )下部
    に対向する支持片(4 2 )との間を通るようにして,該
    バルクヘッド(4)の上部後面に沿って支持され, 該基端側ハーネス(23L , 23R ;24L ,24R
    25;26L ,26R)に設けられた基端側コネクタ
    (27L ,27R ;28L ,28R ;29;30L ,3
    R 前記先端側コネクタ(19L ,19R ;2
    L ,20R ;21;22L ,22R )に結合されるこ
    とを特徴とする,自動車のフロントモジュールにおける
    配線構造。
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JP2017137889A (ja) * 2016-02-01 2017-08-10 トヨタ自動車九州株式会社 部品保持構造
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