JP3319181B2 - ポリエステル組成物の製造方法 - Google Patents
ポリエステル組成物の製造方法Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はポリエステル組成物の製
造方法に関し、さらに詳しくは有機粒子および有機ポリ
シキロサンを添加してなるポリエステル組成物の製造方
法に関する。
造方法に関し、さらに詳しくは有機粒子および有機ポリ
シキロサンを添加してなるポリエステル組成物の製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリエステル、例えばポリエチレンテレ
フタレートは優れた力学特性、化学特性を有しており、
フィルム、繊維などの成形品として広く用いられてい
る。
フタレートは優れた力学特性、化学特性を有しており、
フィルム、繊維などの成形品として広く用いられてい
る。
【0003】しかしながらポリエステルは成形品に加工
する際に滑り性不足のため生産性が低下するという問題
があった。このような問題を改善する方法として従来よ
りポリエステル中に不活性粒子を分散せしめ、成形品の
表面に凹凸を付与する方法が行なわれている(例えば、
特開昭52−86471号公報、特開昭59−1716
23号公報など)。これらの方法は滑り性の問題解決に
は有効であるが、成形品とした場合には、耐摩耗性、耐
脱落性を満足するレベルとすることができない。耐摩耗
性を向上させるための手法としては微細な粒子を含有さ
せる方法があり、例えば炭酸カルシウム、酸化チタン、
コロイド状シリカなどの不活性無機粒子の1種または2
種以上を組合せて添加したり、架橋ポリマ粒子などの有
機粒子を添加することが従来から行なわれている。有機
粒子を添加して易滑性、耐摩耗性を向上せしめるに当っ
ては、ポリエステルの重合時に添加する方法、1軸、2
軸などのエクストルーダーまたはベント機構を有するエ
クストルーダーなどを用いて溶融状態にあるポリマに添
加混合する方法等が提案されている〔特開平2−189
359号公報など〕。
する際に滑り性不足のため生産性が低下するという問題
があった。このような問題を改善する方法として従来よ
りポリエステル中に不活性粒子を分散せしめ、成形品の
表面に凹凸を付与する方法が行なわれている(例えば、
特開昭52−86471号公報、特開昭59−1716
23号公報など)。これらの方法は滑り性の問題解決に
は有効であるが、成形品とした場合には、耐摩耗性、耐
脱落性を満足するレベルとすることができない。耐摩耗
性を向上させるための手法としては微細な粒子を含有さ
せる方法があり、例えば炭酸カルシウム、酸化チタン、
コロイド状シリカなどの不活性無機粒子の1種または2
種以上を組合せて添加したり、架橋ポリマ粒子などの有
機粒子を添加することが従来から行なわれている。有機
粒子を添加して易滑性、耐摩耗性を向上せしめるに当っ
ては、ポリエステルの重合時に添加する方法、1軸、2
軸などのエクストルーダーまたはベント機構を有するエ
クストルーダーなどを用いて溶融状態にあるポリマに添
加混合する方法等が提案されている〔特開平2−189
359号公報など〕。
【0004】しかしながらエクストルーダーなどを用い
て溶融状態にあるポリマに添加する方法では、ポリエス
テル中で有機粒子が凝集して粗大粒子を形成するため、
成形品表面に多くの粗大粒子が散在し、フィルム成形品
においては耐摩耗性を低下させるばかりでなく、最終製
品としての磁気テープの製造工程中にフィルムの耐摩耗
粉が発生しやすくなり、磁性層を塗布する工程で塗布抜
けが生じ、その結果磁気記録の抜け(ドロップアウト)
を生じる。一方、ポリエステルの重合時に添加する方法
については特開平1−236267号公報、特開平3−
45647号公報等に述べている。一方、有機粒子をポ
リエステルの合成反応系に添加する場合は、ポリエステ
ル反応系内での発泡現象や、反応系内の液面上昇などの
現象が特に激しく重合反応条件を安定化するのが困難な
ばかりでなく、発泡や液面上昇によって反応系内に添加
された粒子が凝集する原因となり、エクストルーダーを
用いて溶融状態にあるポリマに添加する場合と同様、フ
ィルム成形品にした場合、成形品表面に多くの粗大粒子
が散在し、最終製品としての磁気テープ特性を低下する
という問題を発生する。
て溶融状態にあるポリマに添加する方法では、ポリエス
テル中で有機粒子が凝集して粗大粒子を形成するため、
成形品表面に多くの粗大粒子が散在し、フィルム成形品
においては耐摩耗性を低下させるばかりでなく、最終製
品としての磁気テープの製造工程中にフィルムの耐摩耗
粉が発生しやすくなり、磁性層を塗布する工程で塗布抜
けが生じ、その結果磁気記録の抜け(ドロップアウト)
を生じる。一方、ポリエステルの重合時に添加する方法
については特開平1−236267号公報、特開平3−
45647号公報等に述べている。一方、有機粒子をポ
リエステルの合成反応系に添加する場合は、ポリエステ
ル反応系内での発泡現象や、反応系内の液面上昇などの
現象が特に激しく重合反応条件を安定化するのが困難な
ばかりでなく、発泡や液面上昇によって反応系内に添加
された粒子が凝集する原因となり、エクストルーダーを
用いて溶融状態にあるポリマに添加する場合と同様、フ
ィルム成形品にした場合、成形品表面に多くの粗大粒子
が散在し、最終製品としての磁気テープ特性を低下する
という問題を発生する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、かかる
問題点を解決するために鋭意検討した結果、有機粒子を
ポリエステルの重合反応系に添加するにあたり、該粒子
と特定の有機ポリシロキサンを添加することによりこれ
らの欠点を解決することに成功した。すなわち本発明の
目的は、ポリエステル反応系内での粒子の凝集を防止
し、フィルム成形品にした場合の成形品表面の欠点を防
止しするとともに、最終製品としての磁気テ―プ特性を
向上するポリエステル組成物を提供することにある。
問題点を解決するために鋭意検討した結果、有機粒子を
ポリエステルの重合反応系に添加するにあたり、該粒子
と特定の有機ポリシロキサンを添加することによりこれ
らの欠点を解決することに成功した。すなわち本発明の
目的は、ポリエステル反応系内での粒子の凝集を防止
し、フィルム成形品にした場合の成形品表面の欠点を防
止しするとともに、最終製品としての磁気テ―プ特性を
向上するポリエステル組成物を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記、本発明の目的は、
ポリエステルの重合系に有機粒子を粒子添加する方法に
おいて、テレフタル酸もしくはそのエステル形成性誘導
体とグリコールのエステル交換反応もしくはエステル化
反応および引き続く重縮合反応を行うポリエステルの製
造方法において、重縮合工程における極限粘度が0.2
を越えない段階で、平均粒径5μm以下のジビニルベン
ゼン−エチルビニルベンゼン共重合体粒子および有機ポ
リシロキサンを添加することを特徴とするポリエステル
組成物の製造方法によって達成される。また、本発明の
目的は、ポリエステルの重合系に有機粒子を粒子添加す
る方法において、テレフタル酸もしくはそのエステル形
成性誘導体とグリコールのエステル交換反応もしくはエ
ステル化反応および引き続く重縮合反応を行うポリエス
テルの製造方法において、重縮合工程における極限粘度
が0.2を越えない段階で0.001〜5重量%の界面
活性剤を含有する有機粒子および有機ポリシロキサンを
添加することを特徴とするポリエステル組成物の製造方
法によって達成される。
ポリエステルの重合系に有機粒子を粒子添加する方法に
おいて、テレフタル酸もしくはそのエステル形成性誘導
体とグリコールのエステル交換反応もしくはエステル化
反応および引き続く重縮合反応を行うポリエステルの製
造方法において、重縮合工程における極限粘度が0.2
を越えない段階で、平均粒径5μm以下のジビニルベン
ゼン−エチルビニルベンゼン共重合体粒子および有機ポ
リシロキサンを添加することを特徴とするポリエステル
組成物の製造方法によって達成される。また、本発明の
目的は、ポリエステルの重合系に有機粒子を粒子添加す
る方法において、テレフタル酸もしくはそのエステル形
成性誘導体とグリコールのエステル交換反応もしくはエ
ステル化反応および引き続く重縮合反応を行うポリエス
テルの製造方法において、重縮合工程における極限粘度
が0.2を越えない段階で0.001〜5重量%の界面
活性剤を含有する有機粒子および有機ポリシロキサンを
添加することを特徴とするポリエステル組成物の製造方
法によって達成される。
【0007】本発明におけるポリエステルとは、例えば
ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレー
ト、ポリブチレンテレフタレートなどのホモポリエステ
ル、あるいはこれらを主たる構成成分とするコポリエス
テルである。コポリエステルの場合は、共重合成分であ
る他のジカルボン酸およびグリコール成分の量は、前記
ポリエステルを構成する酸成分に対して40モル%以下
が好ましい。共重合する酸としては、例えばイソフタル
酸、スルホオキシイソフタル酸などの、芳香族ジカルボ
ン酸、オキシ安息香酸などのオキシカルボン酸などが挙
げられる。また共重合するグリコール成分としては、例
えばプロピレングリコール、ネオペンチルグリコールな
どのアルキレングリコール、ジエチレングリコール、ト
リメチレングリコール、1,4−シクロヘキサンジメタ
ノールなどが挙げられる。
ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレー
ト、ポリブチレンテレフタレートなどのホモポリエステ
ル、あるいはこれらを主たる構成成分とするコポリエス
テルである。コポリエステルの場合は、共重合成分であ
る他のジカルボン酸およびグリコール成分の量は、前記
ポリエステルを構成する酸成分に対して40モル%以下
が好ましい。共重合する酸としては、例えばイソフタル
酸、スルホオキシイソフタル酸などの、芳香族ジカルボ
ン酸、オキシ安息香酸などのオキシカルボン酸などが挙
げられる。また共重合するグリコール成分としては、例
えばプロピレングリコール、ネオペンチルグリコールな
どのアルキレングリコール、ジエチレングリコール、ト
リメチレングリコール、1,4−シクロヘキサンジメタ
ノールなどが挙げられる。
【0008】また、本発明で重縮合に使用される代表的
な触媒系は、グリコールに可溶なアンチモン、チタニウ
ム、あるいはゲルマニウム化合物で、三酸化アンチモ
ン、酒石酸アンチモンカリ、オキシ塩化アンチモン、酸
化ゲルマニウム、テトラアルキルチタネートなどが好ま
しく使用される。
な触媒系は、グリコールに可溶なアンチモン、チタニウ
ム、あるいはゲルマニウム化合物で、三酸化アンチモ
ン、酒石酸アンチモンカリ、オキシ塩化アンチモン、酸
化ゲルマニウム、テトラアルキルチタネートなどが好ま
しく使用される。
【0009】本発明における有機粒子の組成として好ま
しいものを例示すると、ブチルアクリレート−ジビニル
ベンゼン共重合体、オクチルアクリレート−ジビニルベ
ンゼン共重合体、2−エチルヘキシルアクリレート−ジ
ビニルベンゼン共重合体、2−エチルヘキシルアクリレ
ート−エチレングリコールジメタクリレート共重合体、
ヘキシルメタクリレート−ジビニルベンゼン共重合体、
ジビニルベンゼン−エチルビニルベンゼン共重合体から
なる架橋高分子粒子が挙げられる。これらの中でジビニ
ルベンゼン−エチルビニルベンゼン共重合体からなる架
橋高分子粒子が好ましい。
しいものを例示すると、ブチルアクリレート−ジビニル
ベンゼン共重合体、オクチルアクリレート−ジビニルベ
ンゼン共重合体、2−エチルヘキシルアクリレート−ジ
ビニルベンゼン共重合体、2−エチルヘキシルアクリレ
ート−エチレングリコールジメタクリレート共重合体、
ヘキシルメタクリレート−ジビニルベンゼン共重合体、
ジビニルベンゼン−エチルビニルベンゼン共重合体から
なる架橋高分子粒子が挙げられる。これらの中でジビニ
ルベンゼン−エチルビニルベンゼン共重合体からなる架
橋高分子粒子が好ましい。
【0010】本発明における有機粒子として、ジビニル
ベンゼン−エチルビニルベンゼン共重合体粒子を用いる
場合は、その組成比を特に限定するものではないが、粒
子中のビニルベンゼン単位の量がモノマー換算で50重
量%を越えた量である場合、特にポリエステル重合時あ
るいは溶融成形時に粒子分散性が良好あるため好まし
く、耐摩耗性が良好な81重量%以上であるものがさら
に好ましい。また、本発明のジビニルベンゼン−エチル
ビニルベンゼン共重合体粒子中には、他の成分を含有し
ていてもよく、これらの例としてはスチレン、あるいは
市販ジビニルベンゼンの不純物であるジエチルベンゼン
などが挙げられる。
ベンゼン−エチルビニルベンゼン共重合体粒子を用いる
場合は、その組成比を特に限定するものではないが、粒
子中のビニルベンゼン単位の量がモノマー換算で50重
量%を越えた量である場合、特にポリエステル重合時あ
るいは溶融成形時に粒子分散性が良好あるため好まし
く、耐摩耗性が良好な81重量%以上であるものがさら
に好ましい。また、本発明のジビニルベンゼン−エチル
ビニルベンゼン共重合体粒子中には、他の成分を含有し
ていてもよく、これらの例としてはスチレン、あるいは
市販ジビニルベンゼンの不純物であるジエチルベンゼン
などが挙げられる。
【0011】本発明におけるジビニルベンゼン−エチル
ビニルベンゼン共重合体粒子などの有機粒子は、従来公
知の製造方法によって得られるが、均一な粒度分布を有
する粒子を製造する上で、均一ソープフリー法、シード
重合法、コアーシェル重合法などの乳化重合により製造
する方法が好ましい。
ビニルベンゼン共重合体粒子などの有機粒子は、従来公
知の製造方法によって得られるが、均一な粒度分布を有
する粒子を製造する上で、均一ソープフリー法、シード
重合法、コアーシェル重合法などの乳化重合により製造
する方法が好ましい。
【0012】本発明における界面活性剤量は、有機粒子
に対して0.001〜5重量%であることが好ましく、
より好ましくは0.01〜3重量%、さらに好ましくは
0.1〜1重量%である。この量が0.001重量%未
満では、ポリエステル組成物中の粒子の分散性が不十分
であり、またこの量が5重量%を越えるとポリエステル
の熱安定性が悪化し、例えばフィルムに加工する際、フ
ィルム破れや着色が生じたりするようになる。また、粒
子形状としては特に限定するものではないが、易滑性、
耐摩耗性の点から、粒子形状が球形状で均一な粒度分布
のものが好ましい。すなわち体積形状係数が0.35〜
π/6のものが好ましくさらには0.45以上のものが
好ましい〔ただし体積形状係数fは次式f=ν/D3 で
表される。ここでνは粒子体積(μm3 )Dは粒子の投
影面における最大径(μm)〕。粒度分布としては、数
平均粒子径に対する重量平均粒子径の比DW/DNが
1.25〜3.0の範囲にあるものが好ましい。
に対して0.001〜5重量%であることが好ましく、
より好ましくは0.01〜3重量%、さらに好ましくは
0.1〜1重量%である。この量が0.001重量%未
満では、ポリエステル組成物中の粒子の分散性が不十分
であり、またこの量が5重量%を越えるとポリエステル
の熱安定性が悪化し、例えばフィルムに加工する際、フ
ィルム破れや着色が生じたりするようになる。また、粒
子形状としては特に限定するものではないが、易滑性、
耐摩耗性の点から、粒子形状が球形状で均一な粒度分布
のものが好ましい。すなわち体積形状係数が0.35〜
π/6のものが好ましくさらには0.45以上のものが
好ましい〔ただし体積形状係数fは次式f=ν/D3 で
表される。ここでνは粒子体積(μm3 )Dは粒子の投
影面における最大径(μm)〕。粒度分布としては、数
平均粒子径に対する重量平均粒子径の比DW/DNが
1.25〜3.0の範囲にあるものが好ましい。
【0013】本発明に用いるジビニルベンゼン、エチル
ビニルベンゼン共重合体粒子などの有機粒子の平均粒径
は5μm以下好ましくは3μm以下、好ましくは1μm
以下である。また、該粒子の添加量はポリエステル10
0重量部に対し、0.001〜10重量部が好ましく、
0.05〜5重量部がさらに好ましい。
ビニルベンゼン共重合体粒子などの有機粒子の平均粒径
は5μm以下好ましくは3μm以下、好ましくは1μm
以下である。また、該粒子の添加量はポリエステル10
0重量部に対し、0.001〜10重量部が好ましく、
0.05〜5重量部がさらに好ましい。
【0014】本発明に用いられる有機ポリシロキサンの
具体例としては、ジメチルポリシロキサン、メチルエチ
ルポリシロキサン、フェニルメチルポリシロキサン、メ
チルプロピルポリシロキサン、メチルブチルポリシロキ
サンなどが挙げられる。これらの有機ポリシロキサンの
重合度としては約2000、分子量約150000まで
のものを好ましく使用することができる。
具体例としては、ジメチルポリシロキサン、メチルエチ
ルポリシロキサン、フェニルメチルポリシロキサン、メ
チルプロピルポリシロキサン、メチルブチルポリシロキ
サンなどが挙げられる。これらの有機ポリシロキサンの
重合度としては約2000、分子量約150000まで
のものを好ましく使用することができる。
【0015】有機ポリシロキサンの添加方法としては、
重縮合工程における極限粘度が0.2を越えない段階で
有機粒子とともに添加される。例えば、該有機粒子の添
加前1時間以内、好ましくは30分以内に、さらには、
該有機粒子と同時に添加することが好ましい。有機ポリ
シロキサンから有機粒子までの間隔が長すぎると有機ポ
リシロキサンが飛散して好ましくないことがある。好ま
しい方法の一例としては、ジビニルベンゼン−エチルビ
ニルベンゼン共重合体粒子を水あるいはエチレングリコ
ールと水の混合溶液に添加し、さらに有機ポリシロキサ
ン化合物の一種以上の化合物を添加し、撹拌もしくは超
音波分散して微分散する方法を挙げることができる。こ
の場合、有機ポリシロキサンの添加量は、ジビニルベン
ゼン−エチルビニルベンゼン共重合体粒子に対し、50
〜2000ppmの範囲にすることが好ましい。添加量
が50ppm未満では、ポリエステル合成反応系内での
発泡現象を防止する効果が十分に得られない場合があ
る。また、添加量が2000ppmを越えると、ポリエ
ステルに対する有機シロキサンの分散性が悪くなり、ポ
リエステル本来の物性に影響を及ぼすようになり、さら
にはジビニルベンゼン、エチルビニルベンゼン共重合体
粒子のポリエステルへの分散性が低下するようになる場
合がある。ジビニルベンゼン−エチルビニルベンゼン共
重合体粒子のスラリー中には、他の成分、例えばメタノ
ール等の有機溶媒等が少量含まれても良く、酸、アルカ
リ等のPH調整剤等を少量目的に応じ併用してもよい。
重縮合工程における極限粘度が0.2を越えない段階で
有機粒子とともに添加される。例えば、該有機粒子の添
加前1時間以内、好ましくは30分以内に、さらには、
該有機粒子と同時に添加することが好ましい。有機ポリ
シロキサンから有機粒子までの間隔が長すぎると有機ポ
リシロキサンが飛散して好ましくないことがある。好ま
しい方法の一例としては、ジビニルベンゼン−エチルビ
ニルベンゼン共重合体粒子を水あるいはエチレングリコ
ールと水の混合溶液に添加し、さらに有機ポリシロキサ
ン化合物の一種以上の化合物を添加し、撹拌もしくは超
音波分散して微分散する方法を挙げることができる。こ
の場合、有機ポリシロキサンの添加量は、ジビニルベン
ゼン−エチルビニルベンゼン共重合体粒子に対し、50
〜2000ppmの範囲にすることが好ましい。添加量
が50ppm未満では、ポリエステル合成反応系内での
発泡現象を防止する効果が十分に得られない場合があ
る。また、添加量が2000ppmを越えると、ポリエ
ステルに対する有機シロキサンの分散性が悪くなり、ポ
リエステル本来の物性に影響を及ぼすようになり、さら
にはジビニルベンゼン、エチルビニルベンゼン共重合体
粒子のポリエステルへの分散性が低下するようになる場
合がある。ジビニルベンゼン−エチルビニルベンゼン共
重合体粒子のスラリー中には、他の成分、例えばメタノ
ール等の有機溶媒等が少量含まれても良く、酸、アルカ
リ等のPH調整剤等を少量目的に応じ併用してもよい。
【0016】また該スラリーは2種以上の粒度分布を有
するジビニルベンゼン−エチルビニルベンゼン共重合体
粒子の混合系であっても良く、また、他の不活性粒子、
例えば酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、二酸化ケイ
素、酸化ジルコニウム、タルク、等粒子が目的に応じて
併用されても良い。不活性粒子以外に触媒、熱安定剤酸
化防止剤、紫外線吸収剤等が併用されても良い。かくし
て得られる有機ポリシロキンを添加したジビニルベンゼ
ン−エチルビニルベンゼン共重合体粒子のスラリーはポ
リエステルの製造時、エステル化反応もしくはエステル
交換反応終了後重縮合工程の任意の段階で添加すること
ができるが、ポリエステルに対する粒子の分散性を十分
発揮せしめるためには、極限粘度が0.2を越えない段
階で添加するのが好ましい。
するジビニルベンゼン−エチルビニルベンゼン共重合体
粒子の混合系であっても良く、また、他の不活性粒子、
例えば酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、二酸化ケイ
素、酸化ジルコニウム、タルク、等粒子が目的に応じて
併用されても良い。不活性粒子以外に触媒、熱安定剤酸
化防止剤、紫外線吸収剤等が併用されても良い。かくし
て得られる有機ポリシロキンを添加したジビニルベンゼ
ン−エチルビニルベンゼン共重合体粒子のスラリーはポ
リエステルの製造時、エステル化反応もしくはエステル
交換反応終了後重縮合工程の任意の段階で添加すること
ができるが、ポリエステルに対する粒子の分散性を十分
発揮せしめるためには、極限粘度が0.2を越えない段
階で添加するのが好ましい。
【0017】以上説明したごとく、本発明により、有機
ポリシロキンを添加して調整した平均粒径5μm以下の
ジビニルベンゼン−エチルビニルベンゼン共重合体粒子
含有スラリーをポリエステルに添加することにより、ポ
リエステル合成反応系に添加したときに発生する発泡現
象を抑制でき、従来得られなかった粗大凝集粒子を含ま
ず且つ、均一に分散された粒子を多数含有したポリエス
テルが得られ、成形品の製造工程における目づまりの減
少やフィルム破れなどの解消はもちろんこと、フィルム
の場合、均一に微細化された表面凹凸を有し、耐摩耗
性、脱落性にすぐれた成形体を得ることができる。
ポリシロキンを添加して調整した平均粒径5μm以下の
ジビニルベンゼン−エチルビニルベンゼン共重合体粒子
含有スラリーをポリエステルに添加することにより、ポ
リエステル合成反応系に添加したときに発生する発泡現
象を抑制でき、従来得られなかった粗大凝集粒子を含ま
ず且つ、均一に分散された粒子を多数含有したポリエス
テルが得られ、成形品の製造工程における目づまりの減
少やフィルム破れなどの解消はもちろんこと、フィルム
の場合、均一に微細化された表面凹凸を有し、耐摩耗
性、脱落性にすぐれた成形体を得ることができる。
【0018】本発明のポリエステルは、ポリエチレテレ
フタレート繊維、フィルム、その他の成形分野において
有効であるが特に表面凹凸の微細性、耐スクラッチ性、
耐摩耗性を強く要求させる磁気テープの分野において好
ましく用いることができる。
フタレート繊維、フィルム、その他の成形分野において
有効であるが特に表面凹凸の微細性、耐スクラッチ性、
耐摩耗性を強く要求させる磁気テープの分野において好
ましく用いることができる。
【0019】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明
する。実施例中の各評価は以下の方法で行なった。
する。実施例中の各評価は以下の方法で行なった。
【0020】(1)ポリエステル重縮合反応の発泡現象 液面上昇を用いて評価し、発泡現象の生じない系の液面
を100として基準値化し、基準値に対し発泡現象によ
る液面上昇の程度を表示した。 ◎:液面上昇の程度が100〜120までの範囲 ○:液面上昇の程度が120〜150までの範囲 △:液面上昇の程度が150を越え180までの範囲 ×:液面上昇の程度が180を越えるもの ○〜◎の段階を合格とした。
を100として基準値化し、基準値に対し発泡現象によ
る液面上昇の程度を表示した。 ◎:液面上昇の程度が100〜120までの範囲 ○:液面上昇の程度が120〜150までの範囲 △:液面上昇の程度が150を越え180までの範囲 ×:液面上昇の程度が180を越えるもの ○〜◎の段階を合格とした。
【0021】(2)ポリマ中の粒子分散性 ポリマ濾圧を測定し、いわゆる粒子分散性が不良で凝集
粒子が多いポリマ程濾圧上昇が大きいことから次の方法
で評価した。すなわち5μmフィルタを装着した押出機
でポリマを押出して押出量と濾圧の関係から単位濾過面
積当りの濾圧曲線を作成しポリマ組成物100g通過時
の濾圧上昇(kg/cm2 /ポリマ100g/フィルタ
1cm2 )から次のように判定した。 1級:濾圧上昇が3kg/cm2 未満 2級:3kg/cm2 7kg/cm2 未満 3級:7kg/cm2 10kg/cm2 未満 4級:10kg/cm2 2級以上合格とした。
粒子が多いポリマ程濾圧上昇が大きいことから次の方法
で評価した。すなわち5μmフィルタを装着した押出機
でポリマを押出して押出量と濾圧の関係から単位濾過面
積当りの濾圧曲線を作成しポリマ組成物100g通過時
の濾圧上昇(kg/cm2 /ポリマ100g/フィルタ
1cm2 )から次のように判定した。 1級:濾圧上昇が3kg/cm2 未満 2級:3kg/cm2 7kg/cm2 未満 3級:7kg/cm2 10kg/cm2 未満 4級:10kg/cm2 2級以上合格とした。
【0022】(3)ポリマの極限粘度 o−クロロフェノールを溶媒とし、25℃で測定した。
【0023】(4)粒子の平均粒径 電子顕微鏡観察によって等価球径を測定し、これから求
めた重量基準の平均値である。
めた重量基準の平均値である。
【0024】実施例1 エチレングリコール(以下EGという)80重量%に平
均粒子径0.5μmのジビニルベンゼン−エチルビニル
ベンゼン共重合体粒子(ジビニルベンゼン純度81%)
20重量%と、ジビニルベンゼン−エチルビニルベンゼ
ン共重合体粒子に対しジメチルポリシロキサンを50p
pm〜2000ppmの範囲で水準を変更し、それぞれ
常温下1時間ディゾルバーで撹拌処理し、ジビニルベン
ゼン−エチルビニルベンゼン共重合体粒子/エチレング
リコールスラリーを得た。
均粒子径0.5μmのジビニルベンゼン−エチルビニル
ベンゼン共重合体粒子(ジビニルベンゼン純度81%)
20重量%と、ジビニルベンゼン−エチルビニルベンゼ
ン共重合体粒子に対しジメチルポリシロキサンを50p
pm〜2000ppmの範囲で水準を変更し、それぞれ
常温下1時間ディゾルバーで撹拌処理し、ジビニルベン
ゼン−エチルビニルベンゼン共重合体粒子/エチレング
リコールスラリーを得た。
【0025】他方、ジメチルテレフタレート100重量
部、エチレングリコール70重量部に、触媒として酢酸
マンガン0.04重量部を加えてエステル交換反応を行
った後、反応生成物(極限粘度0.1)に先に調製した
EGスラリー5重量部と触媒の酸化アンチモン0.03
重量部および耐熱安定剤としてトリメチルホスフュート
0.04重量部を加え重縮合反応を行った。表1に重縮
合反応時の液面上昇およびポリマの濾圧上昇(粒子分散
性の指標)を示した。表1に示すとおり、ジメチルポリ
シロキサンの添加量が50ppm以上2000ppm以
下の範囲では液面上昇は良好となり、濾圧上昇も液面上
昇と対応し良好であった。
部、エチレングリコール70重量部に、触媒として酢酸
マンガン0.04重量部を加えてエステル交換反応を行
った後、反応生成物(極限粘度0.1)に先に調製した
EGスラリー5重量部と触媒の酸化アンチモン0.03
重量部および耐熱安定剤としてトリメチルホスフュート
0.04重量部を加え重縮合反応を行った。表1に重縮
合反応時の液面上昇およびポリマの濾圧上昇(粒子分散
性の指標)を示した。表1に示すとおり、ジメチルポリ
シロキサンの添加量が50ppm以上2000ppm以
下の範囲では液面上昇は良好となり、濾圧上昇も液面上
昇と対応し良好であった。
【0026】実施例1においてジメチルポリシロキサン
を添加しないでジビニルベンゼン−エチルビニルベンゼ
ン共重合体粒子スラリーを調製する以外は実施例1と全
く同様にしてEGスラリーおよびポリマを得た。重縮合
反応時における発泡現象による液面上昇程度は200
(判定×)であり、また濾圧上昇は12kg/cm
2(判定4級)であり、製品使用に適さないものであっ
た。
を添加しないでジビニルベンゼン−エチルビニルベンゼ
ン共重合体粒子スラリーを調製する以外は実施例1と全
く同様にしてEGスラリーおよびポリマを得た。重縮合
反応時における発泡現象による液面上昇程度は200
(判定×)であり、また濾圧上昇は12kg/cm
2(判定4級)であり、製品使用に適さないものであっ
た。
【0027】実施例2 実施例1において、ジメチルポリシロキサンを用いる代
わりにフェニルメチルポリシロキサンを用いる以外は実
施例1と全く同様にしてEGスラリーを調製し、ポリマ
を得た。重縮合反応時における発泡現象による液面上昇
程度は120(判定◎)であり、また、濾圧上昇は2.
0kg/cm2(判定1級)であり良好であった。
わりにフェニルメチルポリシロキサンを用いる以外は実
施例1と全く同様にしてEGスラリーを調製し、ポリマ
を得た。重縮合反応時における発泡現象による液面上昇
程度は120(判定◎)であり、また、濾圧上昇は2.
0kg/cm2(判定1級)であり良好であった。
【0028】実施例3 実施例1においてジビニルベンゼン純度81%のものに
代えてジビニルベンゼン純度55%のジビニルベンゼン
−エチルビニルベンゼン共重合体粒子を用いる以外は実
施例1と全く同様にしてジメチルポリシロキサン500
ppmを添加し、EGスラリーおよびポリマを得た。該
EGスラリー添加後重縮合反応時における発泡現象によ
る液面上昇程度は120(判定◎)であった。また、濾
圧上昇は2.0kg/cm2 (判定1級)であり良好で
あった。
代えてジビニルベンゼン純度55%のジビニルベンゼン
−エチルビニルベンゼン共重合体粒子を用いる以外は実
施例1と全く同様にしてジメチルポリシロキサン500
ppmを添加し、EGスラリーおよびポリマを得た。該
EGスラリー添加後重縮合反応時における発泡現象によ
る液面上昇程度は120(判定◎)であった。また、濾
圧上昇は2.0kg/cm2 (判定1級)であり良好で
あった。
【0029】実施例4 実施例1において平均粒子径0.3μのジビニルベンゼ
ン−エチルビニルベンゼン共重合体粒子を用い有機ポリ
シロキサンとしてジメチルポリシロキサン500ppm
を添加する以外は、実施例1と全く同様にしてEGスラ
リーおよびポリマを得た。該EGスラリ―添加して重縮
合反応において、発泡現象による液面上昇程度は130
(判定◎)であった。また、濾圧上昇は1.5kg/c
m2 (判定1級)であり良好であった。
ン−エチルビニルベンゼン共重合体粒子を用い有機ポリ
シロキサンとしてジメチルポリシロキサン500ppm
を添加する以外は、実施例1と全く同様にしてEGスラ
リーおよびポリマを得た。該EGスラリ―添加して重縮
合反応において、発泡現象による液面上昇程度は130
(判定◎)であった。また、濾圧上昇は1.5kg/c
m2 (判定1級)であり良好であった。
【0030】実施例5 イオン交換水80重量%に、平均粒子径0.5μのジビ
ニルベンゼン−エチルビニルベンゼン共重合体粒子(ジ
ビニルベンゼン純度81%)20重量%と、該共重合体
粒子に対しジメチルポリシロキサンを700ppm添加
し、常温下1時間ディゾルバーで撹拌処理し、ジビニル
ベンゼン−エチルビニルベンゼン共重合体粒子/水スラ
リーを得た。該水スラリー5重量部を用いる以外は、実
施例1と全く同様にしてポリマを得た。(極限粘度0.
620、軟化点261.0℃)を得た。該水スラリーを
添加して重縮合反応において発泡現象による液面上昇程
度は120(判定◎)であった。また、該ポリマの濾圧
上昇は3.5kg/cm2(判定2級)であり良好であ
った。
ニルベンゼン−エチルビニルベンゼン共重合体粒子(ジ
ビニルベンゼン純度81%)20重量%と、該共重合体
粒子に対しジメチルポリシロキサンを700ppm添加
し、常温下1時間ディゾルバーで撹拌処理し、ジビニル
ベンゼン−エチルビニルベンゼン共重合体粒子/水スラ
リーを得た。該水スラリー5重量部を用いる以外は、実
施例1と全く同様にしてポリマを得た。(極限粘度0.
620、軟化点261.0℃)を得た。該水スラリーを
添加して重縮合反応において発泡現象による液面上昇程
度は120(判定◎)であった。また、該ポリマの濾圧
上昇は3.5kg/cm2(判定2級)であり良好であ
った。
【0031】実施例6 実施例1において、ジメチルポリシロキサン500pp
mを添加して調製したEGスラリーを触媒として酢酸マ
ンガンの代わりに酢酸マグネシウム0.06重量部を用
いてエステル交換反応する以外実施例1と全く同様にし
てエステル交換反応して得られた反応生成物に添加し、
同様にしてポリマ(極限粘度0.611、軟化点26
0.8℃)を得た。重縮合反応において液面上昇程度は
120(判定◎)であった。また、濾圧上昇は1.5k
g/cm2 (判定1級)であり良好であった。
mを添加して調製したEGスラリーを触媒として酢酸マ
ンガンの代わりに酢酸マグネシウム0.06重量部を用
いてエステル交換反応する以外実施例1と全く同様にし
てエステル交換反応して得られた反応生成物に添加し、
同様にしてポリマ(極限粘度0.611、軟化点26
0.8℃)を得た。重縮合反応において液面上昇程度は
120(判定◎)であった。また、濾圧上昇は1.5k
g/cm2 (判定1級)であり良好であった。
【0032】
【表1】
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、フィルム等に成形した
場合、均一微細な表面構造を有しており、特に耐摩耗
性、耐脱落性、耐スクラッチ性および走行性に優れ、磁
気記録媒体用ベースフィルムをはじめとする産業用資材
として有用であり、その工業的価値は高い。
場合、均一微細な表面構造を有しており、特に耐摩耗
性、耐脱落性、耐スクラッチ性および走行性に優れ、磁
気記録媒体用ベースフィルムをはじめとする産業用資材
として有用であり、その工業的価値は高い。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08G 63/00 - 63/91
Claims (3)
- 【請求項1】 テレフタル酸もしくはそのエステル形成
性誘導体とグリコールのエステル交換もしくはエステル
化反応および引き続く重縮合反応を行うポリエステルの
製造方法において、重縮合工程における極限粘度が0.
2を越えない段階で、平均粒径5μm以下のジビニルベ
ンゼン−エチルビニルベンゼン共重合体粒子および有機
ポリシロキサンを添加することを特徴とするポリエステ
ル組成物の製造方法。 - 【請求項2】 ジビニルベンゼン−エチルビニルベンゼ
ン共重合体粒子が、0.001〜5重量%の界面活性剤
を含有することを特徴とする請求項1に記載のポリエス
テル組成物の製造方法。 - 【請求項3】 テレフタル酸もしくはそのエステル形成
性誘導体とグリコールのエステル交換もしくはエステル
化反応および引き続く重縮合反応を行うポリエステルの
製造方法において、重縮合工程における極限粘度が0.
2を越えない段階で、0.001〜5重量%の界面活性
剤を含有する有機粒子および有機ポリシロキサンを添加
することを特徴とするポリエステル組成物の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26883094A JP3319181B2 (ja) | 1994-11-01 | 1994-11-01 | ポリエステル組成物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26883094A JP3319181B2 (ja) | 1994-11-01 | 1994-11-01 | ポリエステル組成物の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08127647A JPH08127647A (ja) | 1996-05-21 |
JP3319181B2 true JP3319181B2 (ja) | 2002-08-26 |
Family
ID=17463856
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26883094A Expired - Fee Related JP3319181B2 (ja) | 1994-11-01 | 1994-11-01 | ポリエステル組成物の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3319181B2 (ja) |
-
1994
- 1994-11-01 JP JP26883094A patent/JP3319181B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08127647A (ja) | 1996-05-21 |
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