JP3317290B2 - レーザ加工用出射光学部 - Google Patents

レーザ加工用出射光学部

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JP3317290B2 JP30104299A JP30104299A JP3317290B2 JP 3317290 B2 JP3317290 B2 JP 3317290B2 JP 30104299 A JP30104299 A JP 30104299A JP 30104299 A JP30104299 A JP 30104299A JP 3317290 B2 JP3317290 B2 JP 3317290B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレーザ加工装置のレ
ーザ出射光学系に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザ加工機において、2点、も
しくは多点の同時加工を可能にするために様々な光学的
な方式が考案されてきている。たとえば、特開平03−
165992号公報には、光学的に透明な楔形プリズム
(ウェッジ板)を用いた、2つの加工ビームの光強度を
調整する方法が記載されている。図9は、この方法を用
いたレーザ加工用出射光学部の概略図である。光ファイ
バ3から出射したレーザ光線はコリメータレンズ43に
より平行光に変換され、ウェッジ板81に入射する。こ
のウェッジ板81で2方向に分けられたレーザ光線は集
光レンズ45により加工面5に集光される。ここではウ
ェッジ板81の後に1方向のレーザ光線の強度を減衰さ
せるフィルタ82が設置され、2つのレーザ光線の強度
分割比の調整を可能にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この上
記の従来技術は、加工面5上の2点間距離をある一定間
隔に固定したもので、ピッチ間隔を変えながら加工する
ことができない。また、上記の例の他にも光ファイバを
2本用いて結像する方法があるが、2点間の間隔を微小
に設定したい場合には、結像された光ファイバのクラッ
ド半径の2倍以下には2点間の距離を狭めることが出来
ず、2点間の近接には限度がある。
【0004】本発明の目的は、以上の問題点を解決する
ために、加工間隔を変更可能にする方法を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係わ
る発明のレーザ加工用出射光学部は、レーザ発振器から
光ファイバにより伝送されたレーザ光を集光光学系によ
って加工面に集光照射するレーザ加工用出射光学部にお
いて、前記集光光学系と前記加工面との間の光路中に、
あおり機構を有する2枚のウェッジプリズムを光軸断面
内に並置し、前記あおり機構により前記2枚のウェッジ
プリズムへの光入射角を可変して加工面における2点の
集光点のピッチ間隔を変更可能にしたことを特徴とす
る。また、本発明の請求項2に係わる発明のレーザ加工
用出射光学部は、レーザ発振器から光ファイバにより伝
送されたレーザ光を集光光学系によって加工面に集光照
射するレーザ加工用出射光学部において、前記光ファイ
バ出射面と集光光学系の間の光路中に、あおり機構を有
する平行平面板を配設し、前記集光光学系と前記加工面
との間の光路中に、あおり機構を各々が有する2枚のウ
ェッジプリズムを光軸断面内に並置し、前記平行平面板
が有するあおり機構により前記平行平面板への光入射角
を可変し、前記2枚のウェッジプリズム各々が有するあ
おり機構により前記2枚のウェッジプリズムへの光入射
角を可変して、加工面における2点の集光点の光強度比
とピッチ間隔を変更可能にしたことを特徴とする。ま
た、本発明の請求項3に係わる発明のレーザ加工用出射
光学部は、レーザ発振器から光ファイバにより伝送され
たレーザ光を集光光学系によって加工面に集光照射する
レーザ加工用出射光学部において、光ファイバ出射面と
集光光学系の間の光路中に、あおり機構を有する2枚の
ウェッジプリズムを光軸断面内に並置し、前記あおり機
構により前記2枚のウェッジプリズムへの光入射角を可
変して加工面における2点の集光点のピッチ間隔を変更
可能にしたことを特徴とする。また、本発明の請求項4
に係わる発明のレーザ加工用出射光学部は、レーザ発振
器から光ファイバにより伝送されたレーザ光を集光光学
系によって加工面に集光照射するレーザ加工用出射光学
部において、光ファイバ出射面と集光光学系の間の光路
中に、あおり機構を有する平行平面板を配設し、あおり
機構を各々が有する2枚のウェッジプリズムを前記平行
平面板の後に光軸断面内に並置し、前記平行平面板が有
するあおり機構により前記平行平面板への光入射角を可
変し、前記2枚のウェッジプリズム各々が有するあおり
機構により前記2枚のウェッジプリズムへの光入射角を
可変して加工面における2点の集光点の光強度比とピッ
チ間隔を変更可能にしたことを特徴とする。また、本発
明の請求項5に係わる発明のレーザ加工用出射光学部
は、前記請求項1から4に係わる発明の集光光学系が無
限系の構成であることを特徴とする。また、本発明の請
求項6に係わる発明のレーザ加工用出射光学部は、前記
請求項1から4に係わる発明の前記集光光学系が有限系
の構成であることを特徴とする。また、本発明の請求項
7に係わる発明のレーザ加工用出射光学部は、レーザ発
振器から光ファイバにより伝送されたレーザ光を集光光
学系によって加工面に集光照射するレーザ加工用出射光
学部において、前記集光光学系が無限系であって、集光
光学系のコリメータレンズと集光レンズの間の光路中
に、あおり機構を各々が有する2枚のウェッジプリズム
を光軸断面内に並置し、前記各々が有するあおり機構に
より前記2枚のウェッジプリズムへの光入射角を可変し
て加工面における2点の集光点のピッチ間隔を変更可能
にしたことを特徴とする。また、本発明の請求項8に係
わる発明のレーザ加工用出射光学部は、レーザ発振器か
ら光ファイバにより伝送されたレーザ光を集光光学系に
よって加工面に集光照射するレーザ加工用出射光学部に
おいて、前記集光光学系が無限系であって、集光光学系
を構成するコリメータレンズと集光レンズの間の光路中
に、2枚のウェッジプリズムの頂角を貼り合わせV形に
構成し光軸の回りに回転する機構を有する第1の複合プ
リズムと2枚のウェッジプリズムの底面を貼り合わせ屋
根形に構成し光軸の回りに回転する機構を有する第2の
複合プルズムを配置し、前記第1及び第2の複合プリズ
ムを反対方向に回転して加工面における集光点のピッチ
間隔を変更可能にしたことを特徴とする。また、本発明
の請求項9に係わる発明のレーザ加工用出射光学部は、
前記請求項9に係わる発明の前記第1及び第2の複合プ
リズムがそれぞれ一体の個片に形成されていることを特
徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
図面を参照して説明する。
【0007】図1は本発明の第一の実施例のレーザ加工
用出射光学部の構成を示す。レーザ発振器1を出射し結
合レンズ2によって光ファイバ3に結合し、光ファイバ
3によりレーザ加工用出射光学部4に伝送されたレーザ
光線は2枚の頂角を突き合わせて配置した2つのウェッ
ジ板41、42により上のウェッジ板41で屈折した光
束と下のウェッジ板42によって屈折した光束との2方
向のレーザ光線に分けられる。この2方向のレーザ光線
はコリメータレンズ43によって平行光束に変換され、
観察用のダイクロイックミラー44を透過し、集光レン
ズ45によって加工面5上の2点に集光される。図の6
に示す方向には観察部6が設けられる。
【0008】ウェッジ板41、42の動作の説明図を図
2に示す。2枚のウェッジ板41、42は、点4aを軸
として図の矢印で示す方向、すなわち光ファイバ中心と
2つのレンズの中心を結ぶ光軸に沿って切った切断面内
で回転する。コリメータレンズ43とこのレンズの物体
面である光ファイバ3の出射端との間に上記のような頂
角を突き合わせた配置で2つのウェッジ板を設けること
によって、レーザ光線は2つの光束に分離され、かつそ
れらの中心光軸の開き角が広げられ、またウェッジによ
る光軸の位置変位が生じるため、集光レンズ45の像面
(加工面5)においては、2つの光束は結果的に集光点
が空間的に分離して集光されることになる。
【0009】この2点の集光点の間隔はウェッジ板4
1、42の設置角度を振ることで変えることが可能とな
る。数値例として、例えば2つのウェッジは形状が同一
で頂角が1°、ウェッジ厚さが3.4mm、コリメート
レンズ41と集光レンズ45の結像倍率が1/2とした
とき、2つのウェッジ板の設置角度を±20°振ると、
2点の集光点の間隔は0.9mmから2.1mmの間を
変化させることができる。
【0010】また、2枚のウェッジ板41、42の隙間
から漏れるレーザ光線は、漏れ光除去用の部材46によ
り遮断される。2枚のウェッジ板41、42の隙間から
の漏れ光を極力抑えるため、2枚のウェッジ板41、4
2はできるだけ近接して設ける。
【0011】ここでは、ウェッジ板41、42の設置個
所をコリメータレンズ43の手前に設けているため、集
光レンズ45と加工面5との距離であるワークディスタ
ンスを十分に確保できる。また、出射光学部の小型化に
つながる。
【0012】2枚のウェッジ板41、42は高出力のレ
ーザ光線に十分耐えられるように、材質に合成石英を用
いる。
【0013】また、2つの光点の光強度を同一ではな
く、変えることもできる。図3の第二の実施例に示すよ
うに、ウェッジ板41、42の手前に平行平面板47を
挿入し、この平行平面板47をウェッジ板を振るのと同
一面内で角度を振れるようにすれば、ウェッジ板41、
42に入射するレーザ光線は平行平面板47によって平
行変移を受け、ウェッジ板の境目で2分割される光線の
分割位置が変わるため、分割された2つの光束の強度の
比率を微調整することができる。
【0014】上記第一及び第二の実施例においては、光
ファイバ3の出射光を加工面に集光する集光光学系は、
コリメータレンズ43と集光レンズ45を組み合わせた
無限系の集光光学系の場合を述べたが、一つのレンズに
よって光ファイバ出射光を加工面に縮小結像する、有限
系の集光光学系であっても同様の効果を奏する。
【0015】次に、本発明の第三の実施例について図面
を用いて説明する。図4は、ウェッジ板41、42の位
置を集光レンズ45の後に設置した例である。集光レン
ズ45の後ろに設置する場合、ワークディスタンスが短
くなるが、集光後に設置するため、レーザ光が拡がら
ず、径が小さい光学部の作成が可能となる。この場合、
第一の実施例と同一のウェッジ板並びに同一の条件でウ
ェッジを振った場合、加工面5上の2つの光点の間隔
は、最小0.4mm、最大3mmとなる。
【0016】また、第二の実施例と同様に平行平面板を
挿入してこれを光軸に垂直で水平な回転軸の回りに回転
させることによって、2つの集光光点の光強度比を可変
にすることが可能である。
【0017】また、この第三の実施例の説明において
は、光ファイバ3の出射光を加工面に集光する集光光学
系は、コリメータレンズ43と集光レンズ45を組み合
わせた無限系の集光光学系の場合を述べたが、一つのレ
ンズによって光ファイバ出射光を加工面に縮小結像す
る、有限系の集光光学系であっても同様の効果を奏す
る。
【0018】また、図5に示す第四の実施例のように、
コリメータレンズ43と集光レンズ45の間のレーザ光
が平行光となる光路中に2枚のウェッジ板401とウェ
ッジ板402を挿入する方法もある。この場合、第一の
実施例と同一のウェッジ板並びに同一の条件でウェッジ
を振った場合、加工面5上の2つの光点の間隔は、最小
1,4mm、最大1.6mmとなる。
【0019】また、第二の実施例と同様に平行平面板を
挿入してこれを光軸に垂直で、かつ水平な回転軸の回り
に回転させることによって、2つの集光光点の光強度比
を可変にすることが可能である。
【0020】次に、加工面におけるピッチ間隔を第三の
実施例よりも更に大きく変化させたい場合、図6に示す
第五の実施例のように、2組4枚のウェッジ板を挿入す
る方法もある。すなわち、2つのウェッジ板の頂角を突
き合わせて貼り合わせV形に一体としたウェッジ板40
1、402を組み合わせた第1の複合プリズムと、2つ
のウェッジ板の底面を貼り合わせて屋根形に一体とした
ウェッジ板403、404を組み合わせた第2の複合プ
リズムをコリメータレンズ43と集光レンズ45の間の
平行光となる箇所に設置する。そして2組の一体構造の
複合プリズムを光軸を回転軸として反対方向に回転させ
る。
【0021】光ファイバ3を出射したレーザ光線はコリ
メータレンズ43により平行光に変換される。平行光に
変換されたレーザ光線は、入射側が光軸に対して垂直平
面で出射側が傾斜角を持つウェッジ板401、ウェッジ
板402により特定の2方向に分かれる。その2方向に
分かれたレーザ光線は、双方の間隔がある程度離れる距
離まで進んだ後、ウェッジ板401、402と同じ傾斜
角で屋根形の面を持つウェッジ板403、ウェッジ板4
04で構成された第2の複合プリズムに入射する。この
第2の複合プリズムを構成するウェッジ板403、40
4により2つのレーザ光線は、2つの平行光に変換さ
れ、集光レンズ45により加工面5上の1点に集光す
る。この時点の配置では加工面5上で2つの集光点の間
隔は0である。
【0022】次に、図7に示すようにウェッジ板40
1、402の組み合わせと403、404の組み合わせ
を光軸7を中心に光軸面内で互いに反対方向へ回転させ
ると、加工面5上に1点に集光されていたレーザ光線は
2点に分かれて移動する。この2つの集光点ピッチ間隔
はウェッジ板の回転角度で決定される。
【0023】ここで、第2の複合プリズムを構成するウ
ェッジ板403、404の入射面に、第1の複合プリズ
ムによって分割偏向されて到達した2つのレーザ光線の
間隔がウェッジ板の回転角度を制限する。図8には第2
の複合プリズム71とその光入射面に第1の複合プリズ
ムから分割偏向されて到達する上部のレーザ光線74と
下部のレーザ光線75との位置関係を示す。第2の複合
プリズム71が回転軸7を中心に光軸面内で回転し、第
2の複合プリズム72、73と移動すると、第2の複合
プリズム71の尾根76が第1の複合プリズムにより分
割されたレーザ光線74、75にさしかかるため、回転
した第2の複合プリズム73によって偏向されるレーザ
光線はさらに2つに分割され、加工面5では4点に分離
して集光されることになる。従って、互いに反対方向に
回転させる第1の複合プリズムと第2の複合プリズムの
回転できる最大の相対角度は、第1の複合プリズムで分
割偏向された上部のレーザ光線74と下部のレーザ光線
75の第2の複合プリズム上での偏向距離によって制限
を受けることになる。
【0024】以上の構成、動作により加工面においてピ
ッチ間隔を大きく変化させることが可能となる。頂角が
8°、ウェッジ厚さが8mmのウェッジ板を4枚用い、
ウェッジ板401、及びウェッジ板402で構成される
第1の複合プリズムの回転角を+9°、同じくウェッジ
板403及びウェッジ板404で構成される第2の複合
プリズムの回転角を−9°回転させた場合、加工面5上
の2つの光点の間隔は3.8mmとなる。
【0025】この第五の実施例の場合は、バタフライ型
(ウェッジ板のあおりを変化させる先の第一から第四の
実施例)に比べ、第1にウェッジ板が張り合わせなの
で、レーザ強度の強い中心部分の損失が少ない。第2に
ウェッジ板が光軸を回転軸とする回転なので、機械的に
構成が簡単になる。第3にコリメートされた箇所に設置
するため収差が少ない、等の利点がある。
【0026】この場合、ウェッジ板は4枚使用するが、
ウェッジ板401、402相互及びウェッジ板403、
404相互は固定であるため、それぞれ一体に成形した
V形、屋根形の複合プリズム2片としてもよい。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、レーザ加工用出射
光学部にウェッジ板挿入することで、加工面において2
点同時加工が可能であり、また、ウェッジ板の設置角度
を変えることによって、その加工間隔を変えることも可
能となる。また、平行平板を併用することで2点の光点
の光強度比を変えることもでき、より自由度の高いレー
ザ加工が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例の構成を示す図である。
【図2】本発明の第一の実施例の加工面における光点間
隔可動の原理を示す図である。
【図3】本発明の第二の実施例の構成を示す図である。
【図4】本発明の第三の実施例の構成を示す図である。
【図5】本発明の第四の実施例の構成を示す図である。
【図6】本発明の第五の実施例の構成を示す図である。
【図7】本発明の第五の実施例の加工面における光点間
隔可動の原理を示す図である。
【図8】本発明の第五の実施例の2組のウェッジ板の可
動範囲を説明する図である。
【図9】従来のレーザ加工用出射光学系の構成を示す図
である。
【符号の説明】
1 レーザ発振器 2 結合レンズ 3 光ファイバ 4 レーザ加工用出射光学部 5 加工面 6 観察部 7 光軸 41 ウェッジ板 42 ウェッジ板 43 コリメータレンズ 45 集光レンズ 44 ダイクロイックミラー 46 漏れ光除去用の部材 47 平行平面板 71 第2の複合プリズム 72 第2の複合プリズム 73 第2の複合プリズム 74 レーザ光線 75 レーザ光線 76 尾根 401 ウェッジ板 402 ウェッジ板 403 ウェッジ板 404 ウェッジ板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23K 26/00 - 26/073

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ発振器から光ファイバにより伝送
    されたレーザ光を集光光学系によって加工面に集光照射
    するレーザ加工用出射光学部において、前記集光光学系
    と前記加工面との間の光路中に、あおり機構を有する2
    枚のウェッジプリズムを光軸断面内に並置し、前記あお
    り機構により前記2枚のウェッジプリズムへの光入射角
    を可変して加工面における2点の集光点のピッチ間隔を
    変更可能にしたことを特徴とするレーザ加工用出射光学
    部。
  2. 【請求項2】 レーザ発振器から光ファイバにより伝送
    されたレーザ光を集光光学系によって加工面に集光照射
    するレーザ加工用出射光学部において、前記光ファイバ
    出射面と集光光学系の間の光路中に、あおり機構を有す
    る平行平面板を配設し、前記集光光学系と前記加工面と
    の間の光路中に、あおり機構を各々が有する2枚のウェ
    ッジプリズムを光軸断面内に並置し、前記平行平面板が
    有するあおり機構により前記平行平面板への光入射角を
    可変し、前記2枚のウェッジプリズム各々が有するあお
    り機構により前記2枚のウェッジプリズムへの光入射角
    を可変して、加工面における2点の集光点の光強度比と
    ピッチ間隔を変更可能にしたことを特徴とするレーザ加
    工用出射光学部。
  3. 【請求項3】 レーザ発振器から光ファイバにより伝送
    されたレーザ光を集光光学系によって加工面に集光照射
    するレーザ加工用出射光学部において、光ファイバ出射
    面と集光光学系の間の光路中に、あおり機構を有する2
    枚のウェッジプリズムを光軸断面内に並置し、前記あお
    り機構により前記2枚のウェッジプリズムへの光入射角
    を可変して加工面における2点の集光点のピッチ間隔を
    変更可能にしたことを特徴とするレーザ加工用出射光学
    部。
  4. 【請求項4】 レーザ発振器から光ファイバにより伝送
    されたレーザ光を集光光学系によって加工面に集光照射
    するレーザ加工用出射光学部において、光ファイバ出射
    面と集光光学系の間の光路中に、あおり機構を有する平
    行平面板を配設し、あおり機構を各々が有する2枚のウ
    ェッジプリズムを前記平行平面板の後に光軸断面内に並
    置し、前記平行平面板が有するあおり機構により前記平
    行平面板への光入射角を可変し、前記2枚のウェッジプ
    リズム各々が有するあおり機構により前記2枚のウェッ
    ジプリズムへの光入射角を可変して加工面における2点
    の集光点の光強度比とピッチ間隔を変更可能にしたこと
    を特徴とするレーザ加工用出射光学部。
  5. 【請求項5】 前記集光光学系が無限系の構成であるこ
    とを特徴とする前記請求項1から4記載のレーザ加工用
    出射光学部。
  6. 【請求項6】 前記集光光学系が有限系の構成であるこ
    とを特徴とする前記請求項1から4記載のレーザ加工用
    出射光学部。
  7. 【請求項7】 レーザ発振器から光ファイバにより伝送
    されたレーザ光を集光光学系によって加工面に集光照射
    するレーザ加工用出射光学部において、前記集光光学系
    が無限系であって、集光光学系のコリメータレンズと集
    光レンズの間の光路中に、あおり機構を各々が有する2
    枚のウェッジプリズムを光軸断面内に並置し、前記各々
    が有するあおり機構により前記2枚のウェッジプリズム
    への光入射角を可変して加工面における2点の集光点の
    ピッチ間隔を変更可能にしたことを特徴とするレーザ加
    工用出射光学部。
  8. 【請求項8】 レーザ発振器から光ファイバにより伝送
    されたレーザ光を集光光学系によって加工面に集光照射
    するレーザ加工用出射光学部において、前記集光光学系
    が無限系であって、集光光学系を構成するコリメータレ
    ンズと集光レンズの間の光路中に、2枚のウェッジプリ
    ズムの頂角を貼り合わせV形に構成し光軸の回りに回転
    する機構を有する第1の複合プリズムと2枚のウェッジ
    プリズムの底面を貼り合わせ屋根形に構成し光軸の回り
    に回転する機構を有する第2の複合プリズムを配置し、
    前記第1及び第2の複合プリズムを反対方向に回転して
    加工面における集光点のピッチ間隔を変更可能にしたこ
    とを特徴とするレーザ加工用出射光学部。
  9. 【請求項9】 前記第1及び第2の複合プリズムがそれ
    ぞれ一体の個片に形成されていることを特徴とする前記
    請求項9記載のレーザ加工用出射光学部。
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