JP3317141B2 - エレベーター用ドアー装置 - Google Patents

エレベーター用ドアー装置

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JP3317141B2
JP3317141B2 JP13996096A JP13996096A JP3317141B2 JP 3317141 B2 JP3317141 B2 JP 3317141B2 JP 13996096 A JP13996096 A JP 13996096A JP 13996096 A JP13996096 A JP 13996096A JP 3317141 B2 JP3317141 B2 JP 3317141B2
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transmission
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entrance
gripping
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喜彦 小泉
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数の引き戸が
伝動帯により連動して出入口を開閉するエレベーター用
ドアー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図9〜図11は、例えば実開昭61−8
3779号公報に示された従来のエレベーター用ドアー
装置を示す図で、図9は要部正面図、図10は図9のA
部拡大斜視図、図11は図9のB部拡大斜視図である。
図において、1はエレベーターかごの出入口、2は出入
口1の上縁部に設けられた桁からなる上縁部、3は上縁
部2に水平に設けられたレール、4は第一引き戸で、吊
り手によりレール3に案内されて出入口1の幅方向の一
側を開閉する。
【0003】5は第二引き戸で、吊り手によりレール3
に案内されて第一引き戸4はと逆方向に動作して出入口
1の幅方向の他側を開閉する。6は上縁部2の第一引き
戸4の戸袋対応位置に配置された駆動手段で、駆動電動
機7、駆動電動機7の出力軸に固定された第一伝動車
8、上縁部2の第一引き戸4の戸袋対応位置に枢着され
た第二伝動車9、第一伝動車8及び第二伝動車9に巻掛
けられた伝動ベルト10によって構成されている。
【0004】11は第二伝動車9に固定されて同芯に配
置された駆動車からなる第一伝動帯車、12は上縁部2
の第二引き戸5の戸袋対応位置に枢着された従動車から
なる第二伝動帯車で、上縁部2を構成した桁の下面に装
着されたブラケット13に枢持されている。14は歯付
ベルトからなる伝動帯で、横断面が矩形状をなし矩形の
長辺が水平に配置されて無端状に形成され第一伝動帯車
11及び第二伝動帯車12に巻掛けられている。
【0005】15は一端が第一引き戸4に装着された第
一把持体で、他端には無端状に配置された伝動帯14の
上側に対向し、かつ伝動帯14の横断面の下面に対面し
た把持端16が形成されている。17は一端が第二引き
戸5に装着された第二把持体で、他端には無端状に配置
された伝動帯14の下側に対向し、かつ伝動帯14の横
断面の下面に対面した把持端18が形成されている。1
9は締結片で、伝動帯14の横断面の上面に配置されて
把持端16,18と対面し、ボルト20によって把持端
16,18に締結されている。
【0006】従来のエレベーター用ドアー装置は上記の
ように構成され、駆動手段6が付勢されると第二伝動車
9を介して第一伝動帯車11が回転する。これにより、
伝動帯14が動作して第一把持体15又は第二把持体1
7によって連結された第一引き戸4及び第二引き戸5が
互いに反対方向に移動して出入口1が開閉されるように
なっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のエ
レベーター用ドアー装置において、第一伝動帯車11に
よる伝動帯14の巻掛位置、第二伝動帯車12による伝
動帯14の巻掛位置及び第一把持体15又は第二把持体
17における伝動帯14の把持位置の三者を一直線上の
適正位置に配置する必要がある。
【0008】しかし、上記三者の適正位置配置には調整
余裕度があるものの、適正位置配置からの位置ずれがあ
る場合には、伝動帯14の歯と伝動帯車に設けられた歯
の噛み合い不良が生じたり、伝動帯14が伝動帯車に設
けられたフランジを摺擦したりして寿命が短くなる不具
合が発生する。また、伝動帯14と伝動帯車のフランジ
との異常摺擦によって不快な騒音が発生したり、また上
記三者の適正位置配置及びその配置の維持のために煩雑
な調整作業を要したりするという問題点があった。
【0009】この発明は、かかる問題点を解消するため
になされたものであり、第一伝動帯車位置、第二伝動帯
車位置及び伝動帯の引き戸における把持位置が容易に所
定位置に配置されるエレベーター用ドアー装置を得るこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係るエレベー
ター用ドアー装置においては、無端状をなし出入口の上
縁部に互いに離れて配置された伝動帯車に巻掛けられて
長手が出入口の上縁部に沿って配置され駆動手段の動作
を伝動する伝動帯と、一端が出入口を開閉する引き戸に
装着された把持体と、伝動帯を把持した把持装置と、伝
動帯の長手と平行に配置された軸線によって順次枢着さ
れた複数の回動片により構成され、一側が把持体に連結
され他側は把持装置に連結されて回動変位する変位機構
とが設けられる
【0011】た、この発明に係るエレベーター用ドア
ー装置においては、無端状をなし出入口の上縁部に互い
に離れて配置された伝動帯車に巻掛けられて長手が出入
口の上縁部に沿って配置され駆動手段の動作を伝動する
伝動帯と、一端が出入口を開閉する引き戸に装着され他
端により伝動帯を把持した把持体と、上縁部の固定部に
設けられ軸線が出入口の出入方向に沿う方向に配置され
た支持軸と、この支持軸に装備されて伝動帯車を枢持し
た球面軸受とが設けられる。
【0012】また、この発明に係るエレベーター用ドア
ー装置においては、無端状をなし出入口の上縁部に互い
に離れて配置された伝動帯車に巻掛けられて長手が出入
口の上縁部に沿って配置され駆動手段の動作を伝動する
伝動帯と、一端が出入口を開閉する引き戸に装着され他
端により伝動帯を把持した把持体と、上縁部の固定部に
設けられ軸線が鉛直方向に配置されたピンを介して枢着
されたブラケットと、このブラケットに設けられ軸線が
水平方向に配置されて伝動帯車を枢持し、ブラケットに
より水平面において長手が回動可能に配置された回動軸
とが設けられる。
【0013】
【発明の実施の形態】実施の形態1. 図1〜図4は、この発明の実施の形態の一例を示す図
で、図1は要部正面図、図2は図1のC部を分解して示
す拡大斜視図、図3は図1のD−D線断面拡大図、図4
は図1の第二伝動帯車箇所の拡大平面図である。図にお
いて、1はエレベーターかごの出入口、2は出入口1の
上縁部に設けられた桁からなる上縁部、3は上縁部2に
水平に設けられたレール、4は第一引き戸で、吊り手に
よりレール3に案内されて出入口1の幅方向の一側を開
閉する。
【0014】5は第二引き戸で、吊り手によりレール3
に案内されて第一引き戸4はと逆方向に動作して出入口
1の幅方向の他側を開閉する。6は上縁部2の第一引き
戸4の戸袋対応位置に配置された駆動手段で、駆動電動
機7、駆動電動機7の出力軸に固定された第一伝動車
8、上縁部2の第一引き戸4の戸袋対応位置に枢着され
た第二伝動車9、第一伝動車8及び第二伝動車9に巻掛
けられた伝動ベルト10によって構成されている。
【0015】11は第二伝動車9に固定されて同芯に配
置された駆動車からなる第一伝動帯車、12は上縁部2
の第二引き戸5の戸袋対応位置に枢着された従動車から
なる第二伝動帯車で、上縁部2を構成した桁の下面に装
着れたブラケット13に枢着されている。14は歯付ベ
ルトからなる伝動帯で、横断面が矩形状をなし矩形の長
辺が水平に配置されて無端状に形成され第一伝動帯車1
1及び第二伝動帯車12に巻掛けられている。
【0016】15は一端が第一引き戸4に装着された第
一把持体で、他端には無端状に配置された伝動帯14の
上側に対向し、かつ伝動帯14の横断面の下面に対面し
た把持端16が形成されている。17は一端が第二引き
戸5に装着された第二把持体で、他端には無端状に配置
された伝動帯14の下側に対向し、かつ伝動帯14の横
断面の下面に対面した把持端18が形成されている。
【0017】21は第一把持体15の把持端16、第二
把持体17の把持端18に設けられた把持装置で、上面
が伝動帯14の横断面における下面に対面し下面には把
持端16,18の幅方向に空隙を形成して嵌合した係合
溝22が設けられて把持端16,18の上面に配置され
た摺動台23、伝動帯14の横断面における上面に配置
されて摺動台23の上面と対面した締結片24、締結片
24に挿通されて摺動台23にねじ込まれたボルトから
なる締結具25によって構成されている。
【0018】26は変位機構で、第一把持体15、第二
把持体17の把持端16,18及び摺動台23によって
構成されて、摺動台23を伝動帯14の長手に対して直
交する水平方向に沿って摺動変位させる。なお、27は
長穴で、把持端16,18に設けられて伝動帯14の長
手に対して直交する方向、すなわち摺動台23の摺動方
向に長手が配置され締結具25の摺動台23における挿
通端が空隙を構成して嵌合するように設けられている。
【0019】上記のように構成されたエレベーター用ド
アー装置において、締結片24と摺動台23により伝動
帯14が挟圧されて把持装置21が伝動帯14に連結さ
れる。そして、変位機構26を介して把持装置21を保
持した第一把持体15を介して第一引き戸4が、また変
位機構26を介して把持装置21を保持した第二把持体
17を介して第二引き戸5が伝動帯14に連結される。
【0020】このような構成において、駆動手段6が付
勢されると第二伝動車9を介して第一伝動帯車11が回
転する。これにより、伝動帯14が動作して第一把持体
15又は第二把持体17によって連結された第一引き戸
4及び第二引き戸5が互いに反対方向に移動して出入口
1が開閉される。
【0021】そして、第一伝動帯車11による伝動帯1
4の巻掛位置、第二伝動帯車12による伝動帯14の巻
掛位置及び第一把持体15又は第二把持体17における
伝動帯14の把持位置の三者が一直線上の適正位置に配
置された状態、すなわち図3(a)及び図4(a)に示
す状態では第一引き戸4及び第二引き戸5が正常に駆動
されて異常なく開閉する。
【0022】しかし、図3(b)に示すように第一引き
戸4等が出入口1の出入方向に対して前後に傾いたり、
図3(c)に示すように上縁部2、レール3が出入口1
の出入方向に対して前後に傾いたりした場合には、上記
三者のうち第一把持体15又は第二把持体17における
伝動帯14の把持位置が図4(b)に示すように適正位
置からずれる。このときには、変位機構26により把持
装置21が伝動帯14の張力により伝動帯14の長手に
対して直交する水平方向に沿って変位して前述の適正位
置に自動的に配置される。
【0023】これによって、伝動帯14の歯と伝動帯車
に設けられた歯の噛み合い不良が生じたり、伝動帯14
が伝動帯車に設けられたフランジを摺擦したりして寿命
が短くなる不具合の発生を解消することができる。ま
た、伝動帯14と伝動帯車のフランジとの異常摺擦によ
って不快な騒音が発生したり、また上記三者の適正位置
配置とその配置の維持のために煩雑な調整作業を要した
りする不具合を解消することができる。
【0024】実施の形態2. 前述の図1〜図4の実施の形態の図2において、摺動台
23の少なくとも係合溝22並びに第一把持体15の把
持端16及び第二把持体17の把持端18の少なくとも
係合溝22との摺動対向面をナイロン系合成樹脂等の低
摩擦物質で製作する。これによって、上記三者のうち第
一把持体15又は第二把持体17における伝動帯14の
把持位置が図4(b)に示すように適正位置からずれた
場合の、摺動台23の伝動帯14の長手に対して直交す
る水平方向に沿う変位動作の抵抗が減少して変位が迅速
化する。
【0025】このため、第一把持体15又は第二把持体
17における伝動帯14の把持位置、すなわち把持装置
21が図4(b)等に示すように適正位置からずれた場
合に、早期に、また確実に把持装置21が適正位置に自
動的に配置される。したがって、詳細な説明を省略する
が実施の形態2においても前述の図1〜図4の実施の形
態と同様な作用を得ることができる。
【0026】実施の形態3. 図5は、この発明の他の実施の形態の一例を示す図で、
把持装置箇所を拡大して示す斜視図であり前述の図2相
当図であり、図5の他は前述の図9〜図11と同様にエ
レベーター用ドアー装置が構成されている。図におい
て、図1〜図4と同符号は相当部分を示す。
【0027】28は第一把持体15の把持端16、第二
把持体17の把持端18に設けられた把持装置で、伝動
帯14の横断面における上面に配置されて把持端16,
18の上面と対面した締結片24及び締結片24に挿通
されて把持端16,18にねじ込まれたボルトからなる
締結具25によって構成されている。
【0028】29は変位機構で、第一把持体15の基部
と把持端16の間、第二把持体17の基部と把持端18
の間にそれぞれ設けられ、把持体の基部に伝動帯14の
長手と平行に配置された軸線によって枢着された第一回
動片30及び一側が第一回動片30の反把持体基部側の
縁部に他側は把持体の把持端にそれぞれ伝動帯14の長
手と平行に配置された軸線によって枢着された第二回動
片31によって構成されている。
【0029】上記のように構成されたエレベーター用ド
アー装置において、締結片24と第一把持体15の把持
端16又は第二把持体17の把持端18により伝動帯1
4が挟圧されて把持装置28が伝動帯14に連結され
る。そして、把持装置28が設けられ、かつ変位機構2
9が構成された第一把持体15を介して第一引き戸4
が、また把持装置28が設けられ、かつ変位機構29が
構成された第二把持体17を介して第二引き戸5が伝動
帯14に連結される。
【0030】このような構成において、駆動手段6が付
勢されると第二伝動車9を介して第一伝動帯車11が回
転する。これにより、伝動帯14が動作して第一把持体
15又は第二把持体17によって連結された第一引き戸
4及び第二引き戸5が互いに反対方向に移動して出入口
1が開閉される。
【0031】そして、第一伝動帯車11による伝動帯1
4の巻掛位置、第二伝動帯車12による伝動帯14の巻
掛位置及び第一把持体15又は第二把持体17における
伝動帯14の把持位置の三者が一直線上の適正位置から
ずれた場合には、変位機構29により把持装置21が伝
動帯14の張力により伝動帯14の長手に対して直交す
る水平方向に沿って回動変位して前述の適正位置に自動
的に配置される。したがって、詳細な説明を省略するが
図5の実施の形態においても図1〜図4の実施の形態と
同様な作用が得られることは明白である。
【0032】実施の形態4. 図6も、この発明の他の実施の形態の一例を示す図で、
前述の図9のE−E線断面に相当する拡大図であり、図
6の他は前述の図9〜図11と同様にエレベーター用ド
アー装置が構成されている。図において、図9〜図11
と同符号は相当部分を示す。
【0033】32は上縁部2の第二引き戸5の戸袋対応
位置に配置された従動車からなる第二伝動帯車で、ブラ
ケット13に立設された支持軸33に設けられた自動調
心ベアリングからなる球面軸受34によって枢持されて
いる。
【0034】上記のように構成されたエレベーター用ド
アー装置において、第二伝動帯車32の回転軸線は支持
軸32の軸線に対して球面軸受33の球面の中心の周り
にある程度まで傾斜することができる。そして、駆動手
段6が付勢されると第二伝動車9を介して第一伝動帯車
11が回転する。これにより、第一伝動帯車11及び第
二伝動帯車32に巻掛けられた伝動帯14が動作して第
一把持体15又は第二把持体17によって連結された第
一引き戸4及び第二引き戸5が互いに反対方向に移動し
て出入口1が開閉される。
【0035】このような構成において、第一伝動帯車1
1による伝動帯14の巻掛位置、第二伝動帯車32によ
る伝動帯14の巻掛位置及び第一把持体15又は第二把
持体17における伝動帯14の把持位置の三者が一直線
上の適正位置からずれた場合には、伝動帯14の正常位
置からの傾きに対応して、第二伝動帯車32の回転軸線
が球面軸受33の球面の中心の周りに自動的に傾斜す
る。
【0036】これによって、第二伝動帯車32に対する
伝動帯14の進入方向が自動的に適正関係に補正され
る。したがって、詳細な説明を省略するが図6の実施の
形態においても図1〜図4の実施の形態と同様な作用が
得られることは明白である。
【0037】実施の形態5. 図7及び図8も、この発明の他の実施の形態の一例を示
す図で、図7は前述の図9のB部拡大図に相当し一部破
断して示す図、図8は図7の平面図であり、図7及び図
8の他は前述の図9〜図11と同様にエレベーター用ド
アー装置が構成されている。図において、図9〜図11
と同符号は相当部分を示す。
【0038】35はブラケットで、上縁部2上面との対
向面が上縁部2上面に立設されたピン36に軸受37に
より枢着され、また上縁部2上面との対向面にピン36
を中心とした円弧に形成された長穴38が設けられてい
る。39は上縁部2上面に立設されて長穴38に空隙を
形成して嵌合された阻止ピン、40はブラケット35に
設けられ長手が水平方向に配置されて第二伝動帯車12
を枢持した回動軸で、ブラケット35を介して水平面に
おいて長手が回動可能に配置される。
【0039】上記のように構成されたエレベーター用ド
アー装置において、第二伝動帯車12の側面に沿う回転
面はピン36の中心に対して水平面に回動することがで
きる。また、この回転面のピン36の中心に対する水平
面の回動は長穴38に嵌合した阻止ピン39によって所
定範囲に制約される。
【0040】そして、駆動手段6が付勢されると第二伝
動車9を介して第一伝動帯車11が回転する。これによ
って、第一伝動帯車11及び第二伝動帯車12に巻掛け
られた伝動帯14が動作して第一把持体15又は第二把
持体17によって連結された第一引き戸4及び第二引き
戸5が互いに反対方向に移動して出入口1が開閉され
る。
【0041】このような構成において、第一伝動帯車1
1による伝動帯14の巻掛位置、第二伝動帯車12によ
る伝動帯14の巻掛位置及び第一把持体15又は第二把
持体17における伝動帯14の把持位置の三者が一直線
上の適正位置からずれた場合には、伝動帯14の正常位
置からの傾きに対応して、第二伝動帯車12の側面に沿
う回転面はピン36の中心に対して水平面において自動
的に回動する。
【0042】これによって、第二伝動帯車12に対する
伝動帯14の進入方向が自動的に適正関係に補正され
る。したがって、詳細な説明を省略するが図7及び図8
の実施の形態においても図1〜図4の実施の形態と同様
な作用が得られることは明白である。
【0043】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、無端状
をなし出入口の上縁部に互いに離れて配置された伝動帯
車に巻掛けられて長手が出入口の上縁部に沿って配置さ
れ駆動手段の動作を伝動する伝動帯と、一端が出入口を
開閉する引き戸に装着された把持体と、伝動帯を把持し
た把持装置と、伝動帯の長手と平行に配置された軸線に
よって順次枢着された複数の回動片により構成され、一
側が把持体に連結され他側は把持装置に連結されて回動
変位する変位機構とを設けたものである。
【0044】これによって、両側の伝動帯車による伝動
帯の巻掛位置及び把持体の把持位置が、引き戸が出入口
の出入方向に対して前後に傾くこと等によって適正位置
からずれた場合には、変位機構により把持装置が伝動帯
の張力によって伝動帯の長手に対して直交する水平方向
に沿って回動変位して適正位置に自動的に配置される。
【0045】したがって、伝動帯と伝動帯車の巻掛状態
に異常が生じて寿命が短くなったり、異常音が発生した
りする不具合を防止することができ、また両側の伝動帯
車による伝動帯の巻掛位置及び把持体の把持位置の適正
位置配置とその配置の維持のために煩雑な調整作業を要
したりする不具合を解消する効果がある
【0046】た、この発明は以上説明したように、無
端状をなし出入口の上縁部に互いに離れて配置された伝
動帯車に巻掛けられて長手が出入口の上縁部に沿って配
置され駆動手段の動作を伝動する伝動帯と、一端が出入
口を開閉する引き戸に装着され他端により伝動帯を把持
した把持体と、上縁部の固定部に設けられ軸線が出入口
の出入方向に沿う方向に配置された支持軸と、この支持
軸に装備されて伝動帯車を枢持した球面軸受とを設けた
ものである。
【0047】これによって、両側の伝動帯車による伝動
帯の巻掛位置及び把持体の把持位置の三者が一直線上の
適正位置からずれた場合には、伝動帯の正常位置からの
傾きに対応して、伝動帯車の回転軸線が球面軸受の球面
の中心の周りに自動的に傾斜する。これにより、伝動帯
車に対する伝動帯の進入方向が自動的に適正関係に補正
される。
【0048】したがって、伝動帯と伝動帯車の巻掛状態
に異常が生じて寿命が短くなったり、異常音が発生した
りする不具合を防止することができ、また両側の伝動帯
車による伝動帯の巻掛位置及び把持体の把持位置の適正
位置配置とその配置の維持のために煩雑な調整作業を要
したりする不具合を解消する効果がある。
【0049】また、この発明は以上説明したように、
端状をなし出入口の上縁部に互いに離れて配置された伝
動帯車に巻掛けられて長手が出入口の上縁部に沿って配
置され駆動手段の動作を伝動する伝動帯と、一端が出入
口を開閉する引き戸に装着され他端により伝動帯を把持
した把持体と、上縁部の固定部に設けられ軸線が鉛直方
向に配置されたピンを介して枢着されたブラケットと、
このブラケットに設けられ軸線が水平方向に配置されて
伝動帯車を枢持し、ブラケットにより水平面において長
手が回動可能に配置された回動軸とを設けたものであ
る。
【0050】これによって、両側の伝動帯車による伝動
帯の巻掛位置及び把持体の把持位置の三者が一直線上の
適正位置からずれた場合には、伝動帯の正常位置からの
傾きに対応して、伝動帯車の側面に沿う回転面がブラケ
ットを介して自動的に回動する。これにより、伝動帯車
に対する伝動帯の進入方向が自動的に適正関係に補正さ
れる。
【0051】したがって、伝動帯と伝動帯車の巻掛状態
に異常が生じて寿命が短くなったり、異常音が発生した
りする不具合を防止することができ、また両側の伝動帯
車による伝動帯の巻掛位置及び把持体の把持位置の適正
位置配置とその配置の維持のために煩雑な調整作業を要
したりする不具合を解消する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す要部正面図。
【図2】 図1のC部を分解して示す拡大斜視図。
【図3】 図1のD−D線断面拡大図。
【図4】 図1の第二伝動帯車箇所の拡大平面図。
【図5】 この発明の実施の形態3を示す図で、把持装
置箇所を拡大して示す斜視図であり前述の図2相当図。
【図6】 この発明の実施の形態4を示す図で、後述す
る図9のE−E線断面に相当する拡大図。
【図7】 この発明の実施の形態5を示す図で、後述す
る図9のB部拡大図に相当し一部破断して示す図。
【図8】 図7の平面図。
【図9】 従来のエレベーター用ドアー装置を示す要部
正面図。
【図10】 図9のA部拡大斜視図。
【図11】 図9のB部拡大斜視図。
【符号の説明】
1 出入口、2 上縁部、4 第一引き戸、5 第二引
き戸、6 駆動手段、11 第一伝動帯車、12 第二
伝動帯車、14 伝動帯、15 第一把持体、16 第
一把持端、17 第二把持体、18 第二把持端、21
把持装置、23 摺動台、26 変位機構、29 変
位機構、30 第一回動片、31 第二回動片、33
支持軸、34 球面軸受、35 ブラケット、36 ピ
ン、40回動軸。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66B 13/00 - 13/30

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無端状をなし出入口の上縁部に互いに離
    れて配置された伝動帯車に巻掛けられて長手が上記出入
    口の上縁部に沿って配置され駆動手段の動作を伝動する
    伝動帯と、一端が上記出入口を開閉する引き戸に装着さ
    た把持体と、上記伝動帯を把持した把持装置と、上記
    伝動帯の長手と平行に配置された軸線によって順次枢着
    された複数の回動片により構成され、一側が上記把持体
    に連結され他側は上記把持装置に連結されて回動変位す
    る変位機構とを備えたエレベーター用ドアー装置
  2. 【請求項2】端状をなし出入口の上縁部に互いに離
    れて配置された伝動帯車に巻掛けられて長手が上記出入
    口の上縁部に沿って配置され駆動手段の動作を伝動する
    伝動帯と、一端が上記出入口を開閉する引き戸に装着さ
    れ他端により上記伝動帯を把持した把持体と、上記上縁
    部の固定部に設けられ軸線が上記出入口の出入方向に沿
    う方向に配置された支持軸と、この支持軸に装備されて
    上記伝動帯車を枢持した球面軸受とを備えたエレベータ
    ー用ドアー装置。
  3. 【請求項3】 無端状をなし出入口の上縁部に互いに離
    れて配置された伝動帯車に巻掛けられて長手が上記出入
    口の上縁部に沿って配置され駆動手段の動作を伝動する
    伝動帯と、一端が上記出入口を開閉する引き戸に装着さ
    れ他端により上記伝動帯を把持した把持体と、上記上縁
    部の固定部に設けられ軸線が鉛直方向に配置されたピン
    を介して枢着されたブラケットと、このブラケットに設
    けられ軸線が水平方向に配置されて上記伝動帯車を枢持
    し、上記ブラケットにより水平面において長手が回動可
    能に配置された回動軸とを備えたエレベーター用ドアー
    装置。
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