JP4072255B2 - マンコンベアの手すり駆動装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、マンコンベアの手すり駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のマンコンベアの手すり駆動装置は、図5〜図7に示す構造であった。本体フレーム1はマンコンベアの本体を構成する、一般にトラスと称されるものであり、この本体フレーム1内に踏み段2が、左右上下段に設けられた前後輪用ガイドレール3a,3b,4a,4bに沿って走行可能に配設されている。この踏み段2は、左右にそれぞれ1段当たり6リンク程度で構成される踏み段チェーンの1リンクに貫通して取り付けられた車軸を介して多数段が無端コンベア状に連結されている。
【0003】
本体フレーム1の上階側水平部内の端部寄りに踏み段駆動部5が設置されている。この踏み段駆動部5は、モータ、減速機並びに左右踏み段チェーン駆動スプロケット(図示せず)などによって構成されている。手すりベルト6は無端ベルトで成り、左右の欄干外周を通って本体フレーム1内に引き通されている。この左右の手すりベルト6は、以下に述べる手すり駆動装置によって駆動され、踏み段2と同期して移動する。
【0004】
従来のマンコンベアの手すり駆動装置は、各構成が左右対称に本体フレーム1内に配置されているので、ここでは、その片側のものについてのみ説明する。上述した踏み段駆動部5を構成する踏み段チェーン駆動スプロケットに対して、それと同軸に、かつ一体に回転する手すりスプロケット7が設けられている。この手すりスプロケット7に、第1手すり駆動チェーン8を介して連動する中継アイドラ9が、本体フレーム1の水平部内の傾斜部側寄りの位置に設けられており、この中継アイドラ9の内側スプロケット9aに、第1手すり駆動チェーン8が巻き掛けられている。
【0005】
中継アイドラ9の外側スプロケット9bには第2手すり駆動チェーン10が巻き掛けられている。この第2手すり駆動チェーン10は、外側スプロケット9bの巻き掛けられた後、まず本体フレーム1の傾斜部内に設けられたアイドル11に巻き掛けられてから上方に立ち上げられ、その上方に手すりベルト6の上面に沿って一直線上に列設された複数個(ここでは、4個)の手すり駆動輪12に対してそれぞれ同軸に設けられている各スプロケット13及びそれらの中間アイドラ14に次々と巻き掛けられ、さらに、下方に下ろされてテンショナ15の緊張車15aに巻き掛けられて戻される経路をとる。
【0006】
なお、中継アイドラ9は、水平方向に向けて緊張度調整スタッド9cを備えていて、このスタッド9cを操作することによって手すり駆動スプロケット7と反対側に押しやることで、第1手すり駆動チェーン8の弛み・伸びを調整するようにしてある。また、テンショナ15は下向きに緊張度調整スタッド15bを備え、このスタッド15bを操作して下方に引っ張ることで第2手すり駆動チェーン10の弛み・伸びを調整するようにしてある。
【0007】
上記の構成の従来のマンコンベアの手すり駆動装置では、踏み段駆動部5の踏み段チェーン駆動スプロケットと同軸で、一体に手すり駆動スプロケット7が回転駆動されると、これに第1手すり駆動チェーン8を介して連動して中継アイドラ9が回転し、これにさらに第2手すり駆動チェーン10が連動して各手すり駆動輪12を回転させて手すりベルト6を摩擦駆動する。また、各手すり駆動輪12に対して下側から手すりベルト6を挟んで転動輪16が対向配置されていて、各手すり駆動輪12に手すりベルト6を圧接させることで、各手すり駆動輪12の摩擦駆動力を確実に手すりベルト6に伝えている。
【0008】
ところで、近年ではニーズの多様化により、マンコンベアが屋外に設置されたり、高揚程のマンコンベアが求められるようになってきている。これに伴い、手すりベルト6の雨水や走行抵抗の増大による駆動部に対するスリップを防止するために必然的に駆動力の増大が要求されるようになっている。
【0009】
そこで考えられる対策は、前述した移動手すり駆動装置の各々対を成す手すり駆動輪12と転動輪16との手すりベルト6に対する圧接力を上げることであるが、その場合には、手すりベルト6や手すり駆動輪12並びに転動輪16の短寿命化を招き、好ましくない。このため、各々対を成す手すり駆動輪12と転動輪16との数を増やして駆動力の増大を図ることになる。
【0010】
図8はそのような対策を施した従来のマンコンベアの手すり駆動装置の構造を示している。つまり、図5に示した従来例の4個ずつの手すり駆動輪12と転動輪16とに加え、4個ずつの手すり駆動輪22と転動輪26とを追加して設けている。そして、中継アイドラ9に長い第2手すり駆動チェーン20を巻き掛け、それを従来と同様にアイドラ11を介し、手前に配列する4個の手すり駆動輪12のスプロケット13及びそれらの中間アイドラ14に次々と巻き掛け、さらに中間アイドラ27,28に巻き掛けてから、次に配列する4個の手すり駆動輪22のスプロケット23及びそれらの中間アイドラ24に次々に巻き掛け、最後に下方のテンショナ15の緊張車15aに巻き掛けて戻す構成である。
【0011】
これによって、図5に示した従来例と同様に、踏み段駆動部5の回転に伴い、手すり駆動スプロケット7と第1手すり駆動チェーン8と中継アイドラ9と第2手すり駆動チェーン20とが連動回転し、これによって4個ずつ合計8個の手すり駆動輪12,22が回転して各々の下側の転動輪16,26と共に手すりベルト6を挟圧して摩擦駆動するようになり、その手すり駆動輪と転動輪との個数の増加分だけ手すりベルトの駆動力が増大できる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような従来のマンコンベアの手すり駆動装置では、次のような問題点があった。図8に示したように、手すりベルトの駆動力を増強するために手すり駆動輪と転動輪との個数を増加させた場合、第2手すり駆動チェーン20を非常に長いものとしなければならず、しかも中間アイドラ27,28を追加する必要もある。このため、構成が複雑になると共に多数のアイドラやスプロケットを同一垂直線上に芯出し調整しなければならず、設置作業、保守点検作業が面倒になる問題点があった。
【0013】
これを解決するために、特開平9−86846号公報に記載されているように、踏み段チェーンから動力を得るようにする手すり駆動装置が提案されている。通常のマンコンベアの踏み段チェーンには、踏み段を案内し、走行させる車輪のうち前輪2輪を取り付ける車軸を貫通させるための穴が踏み段1段分の数リンクに1個所ずつ、ピン間の中央に設けられていて、踏み段はこの貫通穴に貫通して取り付けられた車軸に固定されている。このため、踏み段チェーンから動力を得るためのスプロケットにはこの貫通軸を避けるために、この部分のチェーンリンクが掛かるスプロケットの歯を除去しておく必要がある。
【0014】
しかしながら、上階反転部のようにチェーンとスプロケットとが多数噛み合っている場合には、1歯の除去は問題ないが、直線状態のチェーンと噛み合っているスプロケットの1歯を除去すると、その部分で噛み合いが甘くなって歯飛びを起こしてスムーズな動力伝達ができなくなる場合があるという問題点があった。
【0015】
本発明はこのような従来の問題点に鑑みてなされたもので、構造が簡素で、組み付け、芯出し調整作業や保守作業が容易で、かつ踏み段チェーンからスムーズな動力伝達を受けて手すりベルトを駆動することができるマンコンベアの手すり駆動装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、踏み段を固定し、案内走行する車輪を備えた車軸と、この車軸を踏み段1段ごとに貫通固定するための特殊リンクを備え、無端状に連結された踏み段チェーンとを有するマンコンベアに取り付けるマンコンベアの手すり駆動装置であって、前記踏み段チェーンの踏み段1段分に相当するリンク数の奇数倍の歯数で、かつ前記車軸部分に対応する位置の歯を当該車軸と干渉しないように切り欠いた構造を有する、前記踏み段チェーンと噛み合う位置に、当該踏み段チェーンにその往路と復路とで同時に噛み合うように配置された手すり駆動スプロケットと、前記手すり駆動スプロケットと同軸で回転する第2のスプロケットと、前記第2のスプロケットに巻装された手すり駆動チェーンと、前記手すり駆動チェーンによって駆動される手すりベルトとを備えたものであり、マンコンベアの踏み段を駆動する踏み段チェーンから手すり駆動スプロケットによって直接に駆動力を得、これによって手すり駆動チェーンを駆動して手すりベルトを駆動することができ、従来のような長い手すり駆動チェーンを不要にし、また中間アイドラも不要にして、簡素な構造にできる。また、マンコンベアの中間部のどこでも配置でき、上階部の構成を簡素にでき、また同じ構造の手すり駆動機構を複数台並設するだけで所要の手すり駆動力を得ることができる。
【0017】
請求項2の発明は、請求項1のマンコンベアの手すり駆動装置において、前記手すり駆動スプロケットを配置した部分の踏み段を案内するガイドレールの往路側と復路側の最短距離を、前記手すり駆動スプロケットのピッチ円直径と同一寸法にしたものであり、手すり駆動スプロケットを踏み段チェーンの往路側と復路側との両方に噛み合わせることができて踏み段チェーンから確実に駆動力を得ることができる。
【0018】
請求項3の発明は、請求項2のマンコンベアの手すり駆動装置において、前記ガイドレールの内、少なくとも往路側の前輪用レールの内側端面が、前記手すり駆動スプロケットの外側面よりマンコンベアの外側に位置するようにしたものであり、踏み段駆動機構と手すり駆動機構との干渉を確実に防止する。
【0019】
請求項4の発明は、請求項1〜3のマンコンベアの手すり駆動装置において、前記手すり駆動スプロケット、第2のスプロケット、手すり駆動チェーンを複数組備え、隣接する前記手すり駆動スプロケット間の距離が相互の機器が干渉せず、かつ踏み段ピッチの1/2の奇数倍にしたものであり、必ずいずれかの手すり駆動スプロケットの歯が常に踏み段チェーンと噛み合っているようにでき、所要の手すり駆動力を安定して得ることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて詳説する。図1及び図2は本発明の第1の実施の形態の構造を示している。手すり駆動スプロケット50は、マンコンベアの本体フレーム1に取り付けられたベース51の軸52に回転自在に支持されている。
【0023】
この手すり駆動スプロケット50は、直線状態の踏み段チェーン53と噛み合い可能なインボリュート歯形の歯54を有するピンギアタイプであり、その歯数は踏み段1段分のピッチを構成する踏み段チェーン53のリンク数の奇数倍である。また手すり駆動スプロケット50の歯のうち、踏み段55の前輪56用の車軸57を貫通する部分の歯58は切り欠かれている。例えば、踏み段チェーン53が6リンクで踏み段1段分のピッチを構成していれば、その3倍の18枚を歯数とする。なお、その倍数が大きくなりすぎると手すり駆動スプロケット50が大きくなり、結果的にマンコンベア自体が大きくなるので、1〜5倍が現実的であり、ここでは3倍の歯数にしている。
【0024】
ここで、踏み段55を案内、支持するガイドレール59は、往路側直線部と帰路側直線部の距離をこの踏み段ピッチの3倍の歯数を有する手すり駆動スプロケット50のピッチ円直径と同一寸法となるように構成しており、前輪56の荷重を受けるガイドレール59の走行面の幅60は、手すり駆動スプロケット50が干渉しないように手すり駆動スプロケット50の外側の位置までになるように設定されている。さらに、手すり駆動スプロケット50の位置は、往路側の噛み合い部70から駆動輪を経由して帰路側の噛み合い部71までが踏み段チェーン53の1リンクの整数倍となるような位置に設定されている。これにより、往路側及び帰路側の踏み段チェーン53と手すり駆動スプロケット50とが常時噛み合う。
【0025】
手すり駆動スプロケット50には、同軸で一体に回転し、踏み段55と同一速度で手すりベルト64を駆動できる歯数を有する第2のスプロケット61が設けられており、このスプロケット61に手すり駆動チェーン62が巻装され、図5に示した従来例と同一の構成の手すり駆動輪63を回転させて手すりベルト64を駆動するようにしてある。
【0026】
このような構成の第1の実施の形態のマンコンベアの手すり駆動装置では、踏み段チェーン53の移動に伴って手すり駆動スプロケット50がこれに噛み合って回転し、この手すり駆動スプロケット50と同軸で一体に回転する第2のスプロケット61により手すり駆動チェーン62が駆動され、この手すり駆動チェーン62の駆動によって手すり駆動輪63が回転して手すりベルト64を駆動する。
【0027】
このとき、踏み段チェーン53にある前輪56の貫通車軸部が噛み合うときには、手すり駆動スプロケット50の歯58が除去されているが、前述したように手すり駆動スプロケット50の歯58の除去数が奇数のため、往路側70と帰路側71とが同時に噛み合いがなくなることはなく、少なくともどちらか一方は噛み合った状態になるので、空回りすることはなく、確実に駆動力が伝達できる。
【0028】
なお、上記の第1の実施の形態において、踏み段チェーン53に噛み合っている手すり駆動スプロケット50の踏み段チェーン53を挟んだ対向側に、踏み段チェーン53の逃げを防止するためにガイド板81を設けることによって、より確実な噛み合いを実現している。
【0029】
次に、本発明の第2の実施の形態を図3に基づいて説明する。第2の実施の形態のマンコンベアの手すり駆動装置は、手すりベルト64の駆動力を増加させるために、図1及び図2に示した構造の手すり駆動装置を2組並設したことを特徴としている。この場合、隣接する手すり駆動スプロケット50間で干渉が生じないように、それらの中心間距離65を踏み段ピッチの1/2の距離の奇数倍とする。これにより、往路側70、復路側71それぞれにおいて2つの手すり駆動スプロケット50が同時に噛み合いが外れることはなく、確実に大きな駆動力を得ることができるようになる。そして構造的には、複雑なチェーンの引き回しや中間アイドラを追加する必要をなくし、またマンコンベア内の構成を簡素にして保守点検時の調整個所も少なくし、保守点検に要する時間を短縮することができる。
【0030】
なお、第2の実施の形態においても、踏み段チェーン53に噛み合っている手すり駆動スプロケット50の踏み段チェーン53を挟んだ対向側に、踏み段チェーン53の逃げを防止するためにガイド板81を設けることによって、より確実な噛み合いを実現している。
【0031】
次に、本発明の第3の実施の形態のマンコンベアの手すり駆動装置を図4に基づいて説明する。マンコンベアの本体フレーム1に取り付けられたベース90に固定された1つの軸91と踏み段チェーン53に沿って移動可能に設けられた軸92を設け、これらに回転自在に取り付けられた歯付き車73,74と、これらの2つの歯付き車73,74間に、これらの歯付き車と噛み合う歯76を内側面に有し、外側面に帰路側71の踏み段チェーン53と噛み合い可能なインボリュート歯形の歯77を有する両面歯付きベルト78が巻き掛けられている。
【0032】
なお、この両面歯付きベルト78は、図1及び図2に示した第1の実施の形態における手すり駆動スプロケット50の歯形と同様に、踏み段チェーン53の車軸57が貫通している部分と噛み合う部分の歯79は除去されている。ただし、両面歯付きベルト79の全長は、直線部分の数個の歯が踏み段チェーン53と噛み合うので、噛み合いが外れることはなく、奇数倍だけでなく、偶数倍であってもよい。
【0033】
また、固定された歯付き車73には、手すり駆動スプロケット50と同様に、軸91に同軸で一体に回転し、踏み段55と同一速度で手すりベルト64を駆動する歯数を有する第2の手すりスプロケット80が設けられていて、この第2のスプロケット80に手すり駆動チェーン62が巻装され、上方の第1の実施の形態と同様の構造の手すり駆動輪63を回転させて手すりベルト64を駆動するようになっている。
【0034】
このように構成された第3の実施の形態のマンコンベアの手すり駆動装置では、踏み段チェーン53の移動に伴い、両面歯付きベルト78の直線部の歯が噛み合って移動し、この両面歯付きベルト78が巻き掛けられている歯付き車73,74が回転し、それらの一方の歯付き車73に同軸に取り付けられている第2のスプロケット80が一体に回転し、これによって手すり駆動チェーン62が駆動され、手すり駆動輪63を回転駆動し、手すりベルト64を駆動する。
【0035】
このとき、踏み段チェーン53にある前輪56の貫通車軸57(図2参照)部分が噛み合う部分には両面歯付きベルト78の歯79が切り欠かれていて噛み合わないが、前述のように両面歯付きベルト78の歯77が直線部の数個の歯に亘って噛み合っているために全体として噛み合いがなくなることはない。
【0036】
なお、上記の第3の実施の形態においても、踏み段チェーン53に噛み合っている両面歯付きベルト78の踏み段チェーン53を挟んだ対向側に、踏み段チェーン53の逃げを防止するためにガイド板81を設けることによって、より確実な噛み合いを実現している。
【0037】
【発明の効果】
以上のように請求項1の発明によれば、マンコンベアの踏み段を駆動する踏み段チェーンから手すり駆動スプロケットによって直接に駆動力を得、これによって手すり駆動チェーンを駆動して手すりベルトを駆動することができ、従来のような長い手すり駆動チェーンを不要にし、また中間アイドラも不要にして、簡素な構造にできる。また、マンコンベアの中間部のどこでも配置でき、上階部の構成を簡素にでき、また同じ構造の手すり駆動機構を複数台並設するだけで所要の手すり駆動力を得ることができる。
【0038】
請求項2の発明によれば、請求項1のマンコンベアの手すり駆動装置において、手すり駆動スプロケットを配置した部分の踏み段を案内するガイドレールの往路側と復路側の最短距離を、手すり駆動スプロケットのピッチ円直径と同一寸法にしたので、手すり駆動スプロケットを踏み段チェーンの往路側と復路側との両方に噛み合わせることができて踏み段チェーンから確実に駆動力を得ることができる。
【0039】
請求項3の発明によれば、請求項2のマンコンベアの手すり駆動装置において、ガイドレールの内、少なくとも往路側の前輪用レールの内側端面が、手すり駆動スプロケットの外側面よりマンコンベアの外側に位置するようにしたので、踏み段駆動機構と手すり駆動機構との干渉を確実に防止することができる。
【0040】
請求項4の発明によれば、請求項1〜3のマンコンベアの手すり駆動装置において、手すり駆動スプロケット、第2のスプロケット、手すり駆動チェーンを複数組備え、隣接する手すり駆動スプロケット間の距離が相互の機器が干渉せず、かつ踏み段ピッチの1/2の奇数倍にしたので、必ずいずれかの手すり駆動スプロケットの歯が常に踏み段チェーンと噛み合っているようにでき、所要の手すり駆動力を安定して得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の構造を示す正面図。
【図2】図1におけるA−A線断面図。
【図3】本発明の第2の実施の形態の構造を示す正面図。
【図4】本発明の第3の実施の形態の構造を示す正面図。
【図5】従来例の構造を示す断面図。
【図6】図5におけるB−B線断面図。
【図7】従来例の側面図。
【図8】他の従来例の正面図。
【符号の説明】
1 本体フレーム
50 手すり駆動スプロケット
51 ベース
52 軸
53 踏み段チェーン
54 歯
55 踏み段
56 前輪
57 車軸
58 除去歯
59 ガイドレール
61 第2スプロケット
62 手すり駆動チェーン
63 手すり駆動輪
64 手すりベルト
70 往路側
71 復路側
73 歯付き車
74 歯付き車
76 歯
77 歯
78 両面歯付きベルト
79 除去歯
80 第2スプロケット
81 ガイド板
90 ベース
91 軸
92 軸
Claims (4)
- 踏み段を固定し、案内走行する車輪を備えた車軸と、この車軸を踏み段1段ごとに貫通固定するための特殊リンクを備え、無端状に連結された踏み段チェーンとを有するマンコンベアに取り付けるマンコンベアの手すり駆動装置であって、
前記踏み段チェーンの踏み段1段分に相当するリンク数の奇数倍の歯数で、かつ前記車軸部分に対応する位置の歯を当該車軸と干渉しないように切り欠いた構造を有する、前記踏み段チェーンと噛み合う位置に、当該踏み段チェーンにその往路と復路とで同時に噛み合うように配置された手すり駆動スプロケットと、
前記手すり駆動スプロケットと同軸で回転する第2のスプロケットと、
前記第2のスプロケットに巻装された手すり駆動チェーンと、
前記手すり駆動チェーンによって駆動される手すりベルトとを備えて成るマンコンベアの手すり駆動装置。 - 前記手すり駆動スプロケットを配置した部分の踏み段を案内するガイドレールの往路側と復路側の最短距離を、前記手すり駆動スプロケットのピッチ円直径と同一寸法にしたことを特徴とする請求項1に記載のマンコンベアの手すり駆動装置。
- 前記ガイドレールの内、少なくとも往路側の前輪用レールの内側端面が、前記手すり駆動スプロケットの外側面よりマンコンベアの外側に位置するようにしたことを特徴とする請求項2に記載のマンコンベアの手すり駆動装置。
- 前記手すり駆動スプロケット、第2のスプロケット、手すり駆動チェーンを複数組備え、隣接する前記手すり駆動スプロケット間の距離が相互の機器が干渉せず、かつ踏み段ピッチの1/2の奇数倍であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のマンコンベアの手すり駆動装置。
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