JP5237877B2 - 乗客コンベア - Google Patents
乗客コンベア Download PDFInfo
- Publication number
- JP5237877B2 JP5237877B2 JP2009110123A JP2009110123A JP5237877B2 JP 5237877 B2 JP5237877 B2 JP 5237877B2 JP 2009110123 A JP2009110123 A JP 2009110123A JP 2009110123 A JP2009110123 A JP 2009110123A JP 5237877 B2 JP5237877 B2 JP 5237877B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- handrail
- chain
- power
- tread
- sprocket
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Escalators And Moving Walkways (AREA)
Description
踏板は、乗客の輸送方向に進行して乗客を輸送し、ハンドレールは、乗客が乗る踏板と同じ輸送方向に、同じ速度で進行する構成で、例えば、特許文献1や特許文献2には、ハンドレールを駆動するハンドレール駆動装置の駆動力を、踏板を駆動する踏板リンクに噛み合う動力スプロケットから得る技術が開示されている。
また、例えば特許文献3に開示される技術は、踏板チェーンと噛み合う動力スプロケットが踏板の下方に配置されることから、ハンドレール駆動装置をメンテナンスする際には踏板を取り外す必要があり、メンテナンス性に改良の余地がある。
本実施形態に係るハンドレール駆動装置は、図1、図2の(a)に示すように構成される乗客コンベア100に備わってハンドレール14を駆動する。
そして、踏板4は設置空間Sp内を終点100bの側から始点100aの側に向って進行する。
踏板4が始点100aの側から終点100bの側に向う方向は、乗客コンベア100が乗客を輸送する方向であり、以下、「輸送方向FWD」と称する。また、踏板4が終点100bの側から始点100aの側に向う方向を「戻り方向REV」と称する。
そして、乗客コンベア100には、ハンドレール14を循環駆動するためのハンドレール駆動装置15が備わっている。
以下、ハンドレール14の、輸送方向FWDに進行する側を往路側14a、戻り方向REVに進行する側を復路側14bと称する。
そして、主スプロケット2と副スプロケット3の間には、踏板チェーン5が無端状に巻き掛けられ、さらに、主スプロケット2と副スプロケット3は、それぞれが踏板チェーン5に噛み合うように構成される。
主スプロケット2が駆動装置11によって回転駆動して駆動力が発生すると、その駆動力は2つの踏板チェーン5に伝達され、2つの踏板チェーン5は、主スプロケット2と副スプロケット3の間を循環駆動する。
さらに、循環駆動によって2つの踏板チェーン5に発生する駆動力が、2つの踏板チェーン5と噛み合う副スプロケット3に伝達され、回転自在に支持される副スプロケット3が回転駆動する。
そして、2つの踏板チェーン5には複数の踏板4,4,・・・が連結され、複数の踏板4,4,・・・は、2つの踏板チェーン5の循環駆動に同期して、主スプロケット2と副スプロケット3の間を循環する。
本実施形態に係る乗客コンベア100の場合、2つの踏板チェーン5は、床面Gに近い側(上側)が往路側5aになる。
前軸7は、踏板4を配置する間隔で配設され、前軸7には踏板4が取り付けられる。さらに、踏板4には前軸7と平行な後軸9が備わり、後軸9には、例えば2つの後輪8が回転自在に備わっている。
この構成によって、踏板4は2つの踏板チェーン5に接続される。
2つのハンドレール従動ローラ151は、それぞれがローラ取り付けアーム152に回転自在に支持され、さらに、ローラ取り付けアーム152は、ハンドレール従動ローラ151の周縁部がハンドレール14に対して近接・離間する方向に回転自在に、駆動ユニット取り付け板1aに支持される。
この構成によって、1つのハンドレール駆動ローラ150と1つのハンドレール従動ローラ151で、ハンドレール14の復路側14bを挟む構成となる。さらに、2つのハンドレール従動ローラ151の周縁部がハンドレール14の復路側14bに圧接されるとともに、ハンドレール14の復路側14bが2つのハンドレール駆動ローラ150の周縁部に圧接される。
ハンドレール14の復路側14bは、2つのハンドレール駆動ローラ150の周縁部に圧接されることから、2つのハンドレール駆動ローラ150の駆動力を効率よくハンドレール14に伝達できる。
また、ハンドレール従動ローラ151も2つに限定するものではなく、例えば、2つのハンドレール駆動ローラ150の間でハンドレール14を下方から挟むように1つ備わるハンドレール従動ローラ151であってもよい。
動力スプロケット155は、踏板チェーン5の往路側5aに対して上方から噛み合い、踏板チェーン5の駆動によって回転駆動する。
また、動力スプロケット155には、同軸に一体に回転する伝達スプロケット156が備わっている。
さらに、駆動ユニット15aの2つのハンドレール駆動ローラ150のそれぞれには、同軸に一体に回転する伝達スプロケット150aが備わっている。
このため、伝達チェーン15cの走行方向を適宜転向するためのアイドラースプロケット15dを1つ以上備える構成であってもよい。
このとき、動力スプロケット155と2つのハンドレール駆動ローラ150は逆回転する。
すなわち、駆動ユニット15aは、動力ユニット15bが発生した駆動力でハンドレール14を駆動する。
したがって、ハンドレール14の往路側14a(図1参照)は、踏板チェーン5の往路側5aと同じ方向(輸送方向FWD)に進行する。
この構成によって、乗客コンベア100に備わる2つのハンドレールを2つのハンドレール駆動装置15で循環駆動できる。
本実施形態に係るハンドレール駆動装置15は高さを低く抑えることができるので、スカート18及び内デッキ19で囲まれた領域の、踏板チェーン5の往路側5aの上方にハンドレール駆動装置15を配置することができる。
この構成によって、踏板4に乗る乗客からハンドレール駆動装置15を隔離することができる。
また、本実施形態に係るハンドレール駆動装置15は、踏板4の下方に配置されないため、ハンドレール駆動装置15のメンテナンス時に踏板4を取り外す必要がない。この点においても、ハンドレール駆動装置15を容易にメンテナンスできる。
動力スプロケット155a,155bは、踏板チェーン5の往路側5aの進行方向(輸送方向FWD)に並んで配置され、フレーム1に取り付けられる動力ユニット取り付け板1bに回転自在に支持される。
さらに、伝達チェーン15cの走行方向を適宜転向するアイドラースプロケット15dが備わり、動力スプロケット155a,155bと2つのハンドレール駆動ローラ150が逆回転するように構成される。
2つの動力スプロケット155a,155bの半径Rは等しく、2つの動力スプロケット155a,155bの干渉を避けるため、中心間距離Lは、半径Rの2倍(2×R)より大きい値であることが好適である。
L=n×P+P/N ・・・(1)
式(1)において、nは任意の自然数を示す。
また、Nは動力スプロケットの数(2以上の自然数)を示し、2つの動力スプロケット155a,155bを有する動力ユニット15b’の場合、N=2になる。
したがって、動力スプロケット155aと動力スプロケット155bは互いの角速度の位相を打ち消しあい、脈動の少ない安定した駆動力を得られる。
なお、図6の横軸は踏板チェーンの移動量を示し、縦軸は、角速度の変位位相を示す。
この構成によって、スカート18と内デッキ19の少なくとも一方を取り外すとハンドレール駆動装置15を露出することができ、ハンドレール駆動装置15を容易にメンテナンスできるという優れた効果を奏する。
2 主スプロケット(スプロケット)
3 副スプロケット(スプロケット)
4 踏板
5 踏板チェーン
13 欄干パネル
14 ハンドレール
15 ハンドレール駆動装置
15a 駆動ユニット
15b 動力ユニット
100 乗客コンベア
155(155a,155b) 動力スプロケット
C 回転中心(動力スプロケットの回転中心)
FWD 輸送方向
L 中心間距離(動力スプロケットの中心間距離)
N 動力スプロケットの数
R 半径(動力スプロケットの半径)
n 任意の自然数
Claims (4)
- 建築構造物に、乗客の輸送方向に沿って設置されるフレームと、
前記フレームの前記輸送方向の両端に備わる2つのスプロケットと、
前記2つのスプロケットに巻き掛けられる踏板チェーンと、
前記踏板チェーンに連結されて前記2つのスプロケットの間を循環する踏板と、
前記輸送方向に沿って立設する欄干パネルの周縁部を循環駆動するハンドレールと、
前記ハンドレールを駆動するハンドレール駆動装置と、を含んで構成される乗客コンベアであって、
前記ハンドレール駆動装置は、
前記ハンドレールを駆動する駆動力を発生する動力ユニットと、前記動力ユニットが発生する駆動力で前記ハンドレールを駆動する駆動ユニットが、前記輸送方向に進行する前記踏板チェーンの上方に、前記踏板チェーンの進行方向に並んで配設され、
前記動力ユニットは、
前記輸送方向に進行する前記踏板チェーンと噛み合って回転する動力スプロケットを備えることを特徴とする乗客コンベア。 - 前記動力スプロケットの半径をR、
前記動力スプロケットの数をN(Nは2以上の自然数)、
前記踏板チェーンのチェーンローラのピッチをP、
隣接する前記動力スプロケットの中心間距離をL、
任意の自然数をn、とした場合、
L=n×P+P/N(ただし、L>2×R)
の関係を有することを特徴とする請求項1に記載の乗客コンベア。 - 前記N個の動力スプロケットは、それぞれ同軸に一体に回転する伝達スプロケットを有し、それぞれの前記伝達スプロケットに共通に巻き掛けられた伝達チェーンを介して前記駆動ユニットに前記駆動力を伝達することを特徴とする請求項2に記載の乗客コンベア。
- 2つ以上の前記ハンドレール駆動装置を、前記輸送方向に進行する前記踏板チェーンに沿って並べて備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の乗客コンベア。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009110123A JP5237877B2 (ja) | 2009-04-28 | 2009-04-28 | 乗客コンベア |
CN 201010168844 CN101875471B (zh) | 2009-04-28 | 2010-04-27 | 乘客传送设备 |
HK11103912.6A HK1149538A1 (en) | 2009-04-28 | 2011-04-19 | Passenger conveyor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009110123A JP5237877B2 (ja) | 2009-04-28 | 2009-04-28 | 乗客コンベア |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010254471A JP2010254471A (ja) | 2010-11-11 |
JP5237877B2 true JP5237877B2 (ja) | 2013-07-17 |
Family
ID=43018170
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009110123A Active JP5237877B2 (ja) | 2009-04-28 | 2009-04-28 | 乗客コンベア |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5237877B2 (ja) |
CN (1) | CN101875471B (ja) |
HK (1) | HK1149538A1 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102267659A (zh) * | 2011-05-31 | 2011-12-07 | 苏州富士电梯有限公司 | 控制自动扶梯或自动人行道梯路的装置 |
CN103010917A (zh) * | 2011-09-28 | 2013-04-03 | 康力电梯股份有限公司 | 自动扶梯护壁板支撑结构 |
CN103062345A (zh) * | 2013-01-11 | 2013-04-24 | 西南大学 | 一种链轮合力驱动装置 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55147364U (ja) * | 1979-04-09 | 1980-10-23 | ||
US4895240A (en) * | 1989-03-16 | 1990-01-23 | Otis Elevator Company | Cogbelt handrail drive for passenger conveyor |
JPH0986846A (ja) * | 1995-09-25 | 1997-03-31 | Hitachi Ltd | 乗客コンベア |
JP4072255B2 (ja) * | 1998-09-09 | 2008-04-09 | 東芝エレベータ株式会社 | マンコンベアの手すり駆動装置 |
ZA200402148B (en) * | 2003-04-04 | 2004-09-29 | Inventio Ag | Handrail-drive for an escalator or a moving walk. |
JP4629353B2 (ja) * | 2003-04-17 | 2011-02-09 | インベンテイオ・アクテイエンゲゼルシヤフト | エスカレータまたは動く歩道のための移動手摺り駆動装置 |
JP2006206294A (ja) * | 2005-01-31 | 2006-08-10 | Mitsubishi Electric Corp | 乗客コンベア装置 |
JP4355326B2 (ja) * | 2006-05-19 | 2009-10-28 | 株式会社日立製作所 | 乗客コンベア |
JP5033529B2 (ja) * | 2007-07-25 | 2012-09-26 | 株式会社日立ビルシステム | 乗客コンベアのハンドレール駆動力監視装置 |
-
2009
- 2009-04-28 JP JP2009110123A patent/JP5237877B2/ja active Active
-
2010
- 2010-04-27 CN CN 201010168844 patent/CN101875471B/zh active Active
-
2011
- 2011-04-19 HK HK11103912.6A patent/HK1149538A1/xx not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010254471A (ja) | 2010-11-11 |
HK1149538A1 (en) | 2011-10-07 |
CN101875471B (zh) | 2013-04-24 |
CN101875471A (zh) | 2010-11-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101439383B1 (ko) | 이동가능한 측면 패널 부재들을 갖는 승객 수송기 | |
US4895240A (en) | Cogbelt handrail drive for passenger conveyor | |
JP4191143B2 (ja) | 乗客用コンベヤ駆動機械 | |
JPH03211186A (ja) | 中間高速エスカレーター | |
JP5237877B2 (ja) | 乗客コンベア | |
US2641351A (en) | Moving stairway | |
US9499376B2 (en) | Turnaround mechanism for passenger conveyors | |
US20150375968A1 (en) | Drive System for Passenger Conveyor | |
JP6139753B1 (ja) | 乗客コンベア | |
US7665594B2 (en) | Passenger conveyor | |
JP4122369B1 (ja) | エスカレータ装置 | |
WO2013052032A1 (en) | Drive assembly for a passenger conveyor | |
CN107352376B (zh) | 乘客输送装置 | |
JP6873966B2 (ja) | 乗客コンベア | |
JP5611557B2 (ja) | 乗客コンベア | |
KR100396610B1 (ko) | 맨콘베이어용 핸드레일 구동 장치 | |
JP2003327381A (ja) | 乗客コンベア | |
JP2001316066A (ja) | 乗客搬送コンベア装置 | |
JP2009084046A (ja) | 循環型自動廻り階段 | |
JP6266698B2 (ja) | 乗客コンベアのトラスの組み立て方法 | |
JP7052841B2 (ja) | マンコンベヤ及びマンコンベヤの欄干装置 | |
JP2004115267A (ja) | 乗客コンベヤーの移動手摺装置 | |
JP6077058B2 (ja) | 乗客コンベア | |
JP5063563B2 (ja) | 乗客コンベア及びハンドレール駆動装置 | |
JP2005231905A (ja) | マンコンベア |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110803 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20121210 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20121218 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130218 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130319 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130329 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 5237877 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160405 Year of fee payment: 3 |