JP2009084046A - 循環型自動廻り階段 - Google Patents
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Abstract
【課題】現在のエスカレーターは直線形状をなし、上昇用と下降用の2台のエレベーターにより各階をつなぐものであるが、本発明は循環型経路を運行し、1台の自動階段により上昇と下降を同時に実現出来るものである。
【解決手段】建物の一階床より二階床へ、又二階床より一階床へ円弧又は楕円弧を画いて循環する経路に、エンドレスの溝形ガイドレール2を設置し、多数の階段ユニット5を鎖状に連ねて運行し、傾斜路においても常にその姿勢を垂直に保ちうるように長尺ピニオン棒14を2本のラック歯長尺板3及び4に噛み合わせる構造とし、相隣り合う階段ユニット5の連結用押え金具により垂直に褶動しうるように軽く挟み込んでガイドレール2の傾斜に相当する階段の段差を形成できるようにすると共に長く鎖状に連結し、これを階段ユニット5の下部外周に設けられたラック歯板15をエンドレスベルト17により駆動する循環型自動廻り階段。
【選択図】図8
【解決手段】建物の一階床より二階床へ、又二階床より一階床へ円弧又は楕円弧を画いて循環する経路に、エンドレスの溝形ガイドレール2を設置し、多数の階段ユニット5を鎖状に連ねて運行し、傾斜路においても常にその姿勢を垂直に保ちうるように長尺ピニオン棒14を2本のラック歯長尺板3及び4に噛み合わせる構造とし、相隣り合う階段ユニット5の連結用押え金具により垂直に褶動しうるように軽く挟み込んでガイドレール2の傾斜に相当する階段の段差を形成できるようにすると共に長く鎖状に連結し、これを階段ユニット5の下部外周に設けられたラック歯板15をエンドレスベルト17により駆動する循環型自動廻り階段。
【選択図】図8
Description
多人数に利用される大型建築用エスカレーターとして使用される。
大型建築用に現在使用されているエスカレーターは直線形である。
現在のエスカレーターは直線形状をなし、上昇用と下降用の2台のエレベーターにより各階をつなぐものであるか本発明循環型経路を運行し、1台の自動階段により上昇と下降を同時に実現出来るものである。
建物の一階床より二階床へ、又二階床より一階床へ円弧又は楕円弧を画いて循環する経路に、エンドレスの溝形ガイドレール2を設置し、多数の階段ユニット5をこの溝形ガイドレール2の全長にわたり隙間なく、その中央車輪8を用いて取付け、この階段ユニット5がその溝形ガイドレール2の傾斜部を運行するときも常にその姿勢を垂直に保持させるため階段ユニット5に垂直に回転自在に取付けた長尺ピニオン棒14を溝形ガイドレール2に並行に取付けられた上部ラック歯長尺板3と下部ラック歯長尺板4に同時に噛み合わせる構造にする。
相隣り合う階段ユニットの連結用畝状突起10を溝形ガイドレール2内を転動する車輪13に支えられている連結用溝形押え金具11によって軽く垂直に褶動しうるようにして挟み込んで、溝形ガイドレール2の傾斜に相当する段差を隣りの階段ユニットの間に維持できるようにし、このようにして連結用溝形押え金具11により、隣りの階段ユニット5を次々と鎖状に長く連結してエンドレスにする。
次に階段ユニットのフレーム6の下部外周に取付けられた垂直方向に歯形を持つラック歯板15にモーター付減速機19のベルト駆動用プーリー18により駆動されるエンドレス直歯付ベルト16又はエンドレス斜歯付ベルト17を噛み合わせて駆動しうるようにし、このような駆動箇所を鎖状に長く連結した階段ユニット5に数カ所設けて、多数の階段ユニット5を運行させるようにする。
又、循環経路を一周する廻り階段の水平移動区間内で、この階段ユニット5の上面の踏板面を建物床に設置した静止踏板21の下をくぐらせるようにして搭乗者をその上に乗り移ることが出来るようにする。
各階への昇降の多い多人数収容の大型建物の上下の運行は本発明の循環型廻り階段を使用することにより階下より階上へ又階上より階下へ円滑に多人数を移動することが可能になり、又、この円形自動階段を中央ホールに設置する新しい建築設計が期待できうる。
図1は本発明の円形の循環型廻り階段の略図の平面図
図2はその周りの水平部及び傾斜部の高低を示した略図の正面、側面及び裏面図である。
図2はその周りの水平部及び傾斜部の高低を示した略図の正面、側面及び裏面図である。
図3は本発明の階段ユニット5がガイドレール2の水平場所を移動している状態の平面図、図4はその一部拡大図、図5はその正面図、図6はそのA−A断面図である。
階段ユニット5が建物の壁1に取付けられたガイドレール2の水平場所を移動する場合は、走行台車の中央車輪8と両端の押え金具用車輪13は同一水平面にあり、相隣りの階段ユニット5は連結用溝形押え金具11により連結され、その階段ユニットのフレーム6の踏板20は水平に連なり、段差なく移動していく。そしてこれの移動のため、フレーム6の下部に取付けられたラック歯板15の垂直方向の歯形にエンドレス直歯付ベルト16を噛み合わせ、このベルト16をモーター付減速機19に取付けられたベルト駆動用プーリー18により駆動する。
この水平移動の場所で階段ユニットフレームの踏板20よりその階の床に搭乗者を乗降させることが出来るが、又、図10のように溝形のガイドレール2を水平の位置より少し降下させることにより走行台車の中央車輪8が落ちこんで、階段ユニットフレームの踏板20を建物床に設置した静止踏板21の下をくぐらせることにより搭乗者を静止踏板21の上に乗り移らせることが出来る。
この場合は階段ユニットのフレーム6の上面の踏板面には櫛歯の溝を設け、静止踏板21の下面の櫛歯の溝とを嵌合せることが必要である。
図7は本発明の階段ユニット5がガイドレール2の傾斜場所を移動している状態の平面図、図8はその正面図、図9はそのB−B断面図である。
階段ユニット5がガイドレール2の傾斜場所を移動する場合は、走行台車の中央車輪8を中心として一方の押え金具車輪13は高く、一方の押え金具車輪13は低く、位置している。従って階段ユニット5は階段状に鎖状に連結した状態となる。従って階段ユニットフレームのラック歯板15も段々になっている。これらのラック歯板15に噛み合わせるためエンドレス斜歯付ベルト17はガイドレール2と平行になるように同じ傾斜角をもって設置し、ラック歯板15の垂直歯形に噛み合わせるため斜歯にする必要がある。このベルト17はモーター付減速機19に取付けられたベルト駆動用プーリー18により駆動される。このように階段ユニット5は傾斜した方向にひっぱられるため隣合う階段ユニット5の摩擦力等により反対方向に傾斜し垂直な姿勢を保ち難い。
そのため階段ユニット5に垂直に回転自在に取付けた長尺ピニオン棒14を溝形ガイドレール2に並行に取付けられた上部ラック歯長尺板3と下部ラック歯長尺板4に同時に噛み合わせる構造にする。
走行車台の長尺ピニオン棒は上部より下部まで垂直な歯を持つ長尺のピニオンであって図6では中間の部分の歯を削除して鼓型にしたものであって、この長尺ピニオン棒は上部ラック歯長尺板と下部ラック歯長尺板の垂直方向の歯と同時に噛み合うものである。
1・・・建物の壁 2・・・溝形のガイドレール
3・・・上部ラック歯長尺板 4・・・下部ラック歯長尺板
5・・・階段ユニット 6・・・階段ユニットのフレーム
7・・・階段ユニットの走行車台 8・・・走行車台の中央車輪
9・・・中央車輪用軸及び取付板
10・・・隣接階段ユニットの連結用畝状突起
11・・・連結用溝形押え金具 12・・・押え金具用車軸
13・・・押え金具用車輪 14・・・走行車台の長尺ピニオン棒
15・・・階段ユニットフレームのラック歯板
16・・・駆動用エンドレス直歯付ベルト
17・・・駆動用エンドレス斜歯付ベルト
18・・・ベルト駆動用プーリー 19・・・モーター付減速機
20・・・階段ユニットフレームの踏板
21・・・静止踏板
3・・・上部ラック歯長尺板 4・・・下部ラック歯長尺板
5・・・階段ユニット 6・・・階段ユニットのフレーム
7・・・階段ユニットの走行車台 8・・・走行車台の中央車輪
9・・・中央車輪用軸及び取付板
10・・・隣接階段ユニットの連結用畝状突起
11・・・連結用溝形押え金具 12・・・押え金具用車軸
13・・・押え金具用車輪 14・・・走行車台の長尺ピニオン棒
15・・・階段ユニットフレームのラック歯板
16・・・駆動用エンドレス直歯付ベルト
17・・・駆動用エンドレス斜歯付ベルト
18・・・ベルト駆動用プーリー 19・・・モーター付減速機
20・・・階段ユニットフレームの踏板
21・・・静止踏板
Claims (2)
- 建物の一階床より二階床へ、又二階床より一階床へ円弧又は楕円弧を画いて循環する経路に、エンドレスの溝形ガイドレール2を設置し、多数の階段ユニット5をこの溝形ガイドレール2の全長にわたり隙間なく、その中央車輪8を用いて取付け、この階段ユニット5がその溝形ガイドレール2の傾斜部を運行するときも常にその姿勢を垂直に保持させるため階段ユニット5に垂直に回転自在に取付けた長尺ピニオン棒14を溝形ガイドレール2に並行に取付けられた上部ラック歯長尺板3と下部ラック歯長尺板4に同時に噛み合わせるようにし、相隣り会う階段ユニットの連結用畝状突起10を溝形ガイドレール2内を転動する車輪13に支えられている連結用溝形押え金具11によって軽く垂直に褶動しうるようにして挟み込んで、溝形ガイドレール2の傾斜に相当する段差を隣りの階段ユニットの間に維持できるようにし、このようにして連結用溝形押え金具11により、隣りの階段ユニット5を次々と鎖状に長く連結した後、階段ユニット5のフレーム6の下部外周に取付けられた垂直方向に歯形を持つラック歯板15にモーター付減速機19のベルト駆動用プーリー18により駆動されるエンドレス直歯付ベルト16又はエンドレス斜歯付ベルト17を噛み合わせて駆動しうるようにし、このような駆動箇所を鎖状に長く連結した階段ユニット5に数カ所設けて、多数の階段ユニット5を運行させるようにした循環型自動廻り階段の構造
- 請求項1に記載の循環型自動廻り階段の構造において前記階段ユニット5が水平移動する区画内で、この階段ユニット5の上面の踏板面を建物床に設置した静止踏板21の下をくぐらせるようにして搭乗者をその上に乗り移らせる方法
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007280959A JP2009084046A (ja) | 2007-10-01 | 2007-10-01 | 循環型自動廻り階段 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007280959A JP2009084046A (ja) | 2007-10-01 | 2007-10-01 | 循環型自動廻り階段 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2009084046A true JP2009084046A (ja) | 2009-04-23 |
Family
ID=40657962
Family Applications (1)
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JP2007280959A Pending JP2009084046A (ja) | 2007-10-01 | 2007-10-01 | 循環型自動廻り階段 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2009084046A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
RU2469946C1 (ru) * | 2011-06-23 | 2012-12-20 | Святослав Михайлович Сергеев | Круговой транспортер, работающий на подъем-спуск |
CN107254944A (zh) * | 2015-12-13 | 2017-10-17 | 青岛智享专利技术开发有限公司 | 一种安全防护楼梯扶手 |
Citations (6)
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JPH05500648A (ja) * | 1989-10-24 | 1993-02-12 | メルヴィン・サイモン・アンド・アソシエーツ・インコーポレーテッド | 円形エスカレータ |
JPH06183675A (ja) * | 1992-12-22 | 1994-07-05 | Nippon Steel Corp | エスカレーター |
JPH07157255A (ja) * | 1993-12-13 | 1995-06-20 | Shimizu Corp | 螺旋型エスカレータ |
-
2007
- 2007-10-01 JP JP2007280959A patent/JP2009084046A/ja active Pending
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