JP3317029B2 - ケースの加工方法 - Google Patents

ケースの加工方法

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case
aluminum
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真治 中野
保夫 窪木
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Panasonic Holdings Corp
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Panasonic Corp
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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  • Punching Or Piercing (AREA)
  • Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)
  • Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアルミニウムとステンレ
スを積層したクラッド材を材料としたコイン形電気二重
層コンデンサのケースや、コイン形電池の下ケースなど
に用いられるケースを成形加工するケースの加工方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のケースの加工方法につい
て図面を参照しながら説明する。
【0003】図4(a),(b)は、従来の順送りプレ
ス方式でのケースの加工方法を説明するための要部平面
図と同正面図であり、同図の左から右の方向へ加工工程
が進行しているものである。
【0004】同図においてAはまず最初の工程で供給さ
れたアルミニウムとステンレスを積層したフープ状の
ラッド材料1にブランク打抜き加工を行った状態を示
し、Bはこのブランク打抜き加工Aを行った後に絞り加
工を行った状態を示し、Cはこの絞り加工Bを行った後
に外形抜き加工を行ってケース1Aを得た状態を示した
ものであり、このような加工によってケース1Aが生産
されていた。但し、上記絞り加工Bに関しては所望の形
状によっては数工程必要となる場合もあった。
【0005】図5は上記図4に示したケース1Aの詳細
図であり、このケース1Aの入口部には外形抜き切断面
51、順送り絞り時のアール52が残ったような形状と
なり、さらにケース1Aの側面は板厚変動部53のよう
に肉薄の状態になるものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のケースの加工方法により得られたケース1Aをコイン
形電気二重層コンデンサやコイン形電池等に使用する場
合には、電解液漏れ対策として上ブタならびにパッキン
を併用した3部品により封口する構造となっており、こ
のような構成で使用される上記ケース1Aにおいては以
下の課題を有していた。
【0007】まず一つは、封口カシメ時最重要となるケ
ース入口付近の板厚減少及び寸法変化により、封口性が
不安定となる。またもう一つは、順送り絞りプレス加工
法であるためにケース側面の板厚変動があり、これも封
口性の不安定要素となるという課題を有したものであっ
た。
【0008】本発明は上記従来の課題を全て解決すると
共に、材料使用効率の向上を図ることができ、コストを
大幅に低減することができるケースの加工方法を提供す
ることを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明によるケースの加工方法は、アルミニウムとス
テンレスを積層したクラッド材のアルミニウム側に上端
側が幅広となるようなテーパを少なくとも片側に備えた
環状の溝を形成し、次にこの環状の溝の底面部を打ち抜
くと共にこの打ち抜いた円板状の素材を絞り込んで断面
凹型のケースを得る加工方法としたものである。
【0010】
【作用】この方法により、ケース入口付近の板厚減少及
び寸法変化、ケース側面の板厚減少を無くすことができ
るようになり、封口性の不安定要素を無くして信頼性を
向上させることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。
【0012】図1(a),(b)は、同実施例によるケ
ースの加工方法を説明するための要部平面図と同正面断
面図であり、同図の左から右の方向へ加工工程が進行し
ているものである。
【0013】同図においてEはアルミニウムとステンレ
スを積層したフープ状のクラッド材料1に成形加工を行
った状態を示し、この成形加工された溝部2の詳細を図
2に示している。
【0014】図2においてクラッド材料1はアルミニウ
ム21とステンレス22を積層したクラッド材であり、
アルミニウム21側に上端部が幅広となるようなテーパ
ーをもった形状の溝を環状に形成するように成形加工を
行う。なお、23は次工程で切絞り加工Fを行う際の切
断位置であるブランク打抜き線を示したものである。
【0015】図1においてFは、上記成形加工Eを行っ
た後の切絞り加工Fを行ってケース3を得た状態を示す
ものであり、このようにして得られたケース3の詳細を
図3に示している。
【0016】図2において成形加工Eを行った部分にあ
るブランク打抜き線23で切断を行っているため、図3
のように絞り入口部にテーパー状の成形部31を残すこ
とができ、さらに絞りによる材料の伸びに伴うアルミニ
ウム21側の立バリを防ぐことができるものである。
【0017】このように本発明によるケースの加工方法
は、切絞り加工Fにより加工部間に無駄な部分が発生し
ない。
【0018】従ってケース3となる材料の間隔を短縮す
ることが可能となり、材料使用効率を大きく向上させる
ことができるものである。
【0019】さらに切絞り加工Fのため、ケース3の入
口付近の板厚減少及び寸法変化、ケース3の側面の板厚
変動を無くすことができるものである。
【0020】なお上記実施例では、加工部はフープ状の
クラッド材料1の幅方向に対して1列取りの構成とした
が、2列以上の構成とした場合においても同様であるこ
とは言うまでもない。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明によるケースの加工
方法は、封口カシメ時に最も重要となるケース入口付近
の板厚減少及び寸法変化、ケース側面の板厚変動を防ぐ
ことができ、封口性の不安定要素を無くして信頼性を向
上することができる。
【0022】また、アルミニウムとステンレスを積層し
クラッド材の切絞り加工時におけるアルミニウムの立
バリを無くすことができ、さらに材料の加工部間に無駄
なスペースを必要としないために、ピッチ間隔を短くす
ることができ、これにより金型の大きさも小さくなりさ
らに材料歩留りもアップするという点で経済性において
もその実用的効果は大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の一実施例によるケースの加工方
法を説明する加工材料の要部平面図 (b)同正面断面図
【図2】同成形加工を行った部分の要部断面図
【図3】切絞り加工を行って得られたケースの要部断面
【図4】(a)従来の順送りプレスでの加工方法を説明
する加工材料の要部平面図 (b)同正面図
【図5】従来の順送りプレスで得られたケースの要部断
面図
【符号の説明】
クラッド材料 2 溝部 3 ケース 21 アルミニウム 22 ステンレス 23 ブランク打抜き線 31 成形部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI // H01M 2/02 H01M 2/02 G (56)参考文献 特開 平5−111723(JP,A) 特開 平1−317692(JP,A) 特開 昭63−278617(JP,A) 特開 昭63−194824(JP,A) 特開 昭62−57721(JP,A) 特開 昭53−144454(JP,A) 特開 昭53−108064(JP,A) 特開 昭52−121077(JP,A) 特開 昭48−99072(JP,A) 特公 昭51−25797(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21D 51/18 B21D 22/20 B21D 28/02 B21D 28/16 B21D 35/00 H01M 2/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミニウムとステンレスを積層した
    ラッド材のアルミニウム側に上端側が幅広となるような
    テーパを少なくとも片側に備えた環状の溝を形成し、次
    にこの環状の溝の底面部を打ち抜くと共にこの打ち抜い
    た円板状の素材を絞り込んで断面凹型のケースを得るよ
    うにしたケースの加工方法。
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