JPH07222409A - 電気機器の鉄心成形方法 - Google Patents

電気機器の鉄心成形方法

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Publication number
JPH07222409A
JPH07222409A JP2910894A JP2910894A JPH07222409A JP H07222409 A JPH07222409 A JP H07222409A JP 2910894 A JP2910894 A JP 2910894A JP 2910894 A JP2910894 A JP 2910894A JP H07222409 A JPH07222409 A JP H07222409A
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JP
Japan
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iron core
laminated
core
piece
core piece
Prior art date
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Pending
Application number
JP2910894A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Shigeoka
孝行 重岡
Kenji Morita
憲治 森田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Yaskawa Electric Corp filed Critical Yaskawa Electric Corp
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Publication of JPH07222409A publication Critical patent/JPH07222409A/ja
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  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 薄板鋼板から打ち抜いた鉄心片1を積層して
積層鉄心10を形成する電気機器の鉄心成形方法におい
て、鉄心片1にほぼ均等な間隔を置いて突起部13を設
け、鉄心片1を平行な二つの面によって加圧し、突起部
13を鉄心片1の最も厚い部分15とほぼ同じ高さまで
押し潰し、この状態の鉄心片1を積層して積層鉄心10
を形成する。 【効果】 積層鉄心の両端面の平行を維持することがで
き、鉄心成形作業の効率を高める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、モータや発電
機等の回転電機やトランス等の電気機器の打ち抜き積層
鉄心の成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プレスによる打ち抜きで積層鉄心
を成形する素材は、図7に示すような、圧延により成形
した薄板鋼板Aを使用するが、僅かではあるが、両方の
縁の厚さがt1 ,t2 のように幅方向に生じる板厚の誤
差がある。そのため、このような薄板鋼板を長い短冊状
(フープ状)にして、順次打ち抜いて鉄心片Bを形成
し、方向を変えずに複数の鉄心片Bを積層して積層鉄心
Cを形成すると、誤差の方向が一致するため、図8に示
すように、鉄心相互間に傾きが生じ、誤差が累積して積
層鉄心Cの両端面に傾き角αの傾きを生じ、平行になら
ないことがある。そのため、図9に示すように、積層鉄
心Cで形成した固定子鉄心Dの両端面に取り付け用のフ
ランジEをスタッドFによって固定し、回転子Gを固定
したシャフトHを軸受Iを介してフランジEに支持させ
た構造の回転電機の場合、シャフトHとフランジEとが
直角を維持できないため、シャフトHが回転すると軸受
Iに無理な負荷が加わり、大きな損失熱が発生する。こ
のような、積層鉄心の両端面の傾きを生じさせないため
には、打ち抜いた鉄心を所定角度だけ回転しながら積層
するか、打ち抜いた後、鉄心をばらばらにしてランダム
に積層している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来技術で
は、鉄心を打ち抜いた後、回転したり、ばらばらにして
再度積層するため、多くの手間がかかり、鉄心成形作業
の効率が低下するという欠点があった。また、鉄心の形
状が対称形でない場合は、回転したり、ばらばらにして
再度積層することができないので、直接積層鉄心の両端
面にフランジを取りつけることができないという問題が
あった。本発明は、プレスにより打ち抜いた後、回転し
たりばらばらにして積層することなく、連続して積層で
きるようにして、鉄心成形作業の効率を高めることを目
的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本発明は、薄板鋼板から打ち抜いた鉄心片を積層し
て積層鉄心を形成する電気機器の鉄心成形方法におい
て、前記鉄心片にほぼ均等な間隔を置いて突起部を設
け、前記鉄心片を平行な二つの面によって加圧し、前記
突起部を前記鉄心片の最も厚い部分とほぼ同じ高さまで
押し潰し、この状態の鉄心片を積層して積層鉄心を形成
するものである。
【0005】
【作用】上記手段により、鉄心片に複数の突起部を形成
して、鉄心片の最も厚い部分の高さまで平行な面で押し
潰してあるので、鉄心片を積層した時に、最も薄い部分
でも突起部によって見かけ上の厚さを最も厚い部分の厚
さとほぼ同じに維持できる。
【0006】
【実施例】以下、本発明を図に示す実施例について説明
する。図1は本発明を固定子鉄心に適用した時の実施例
を示す側断面図である。図2は鉄心片1の(a)平面図
および(b)側断面図である。図において、薄板鋼板か
ら打ち抜いた鉄心片1にはコイルを装着するためのコイ
ル溝11と、スタッドを装入するためのスタッド溝12
とを設けるとともに、表面に0.1〜1mm程度の高さ
にふくれ上がった複数の突起部13を、ほぼ均等な間隔
を置いて設けておく。なお、鉄心片1には、最も薄い厚
さt1 の部分14と最も厚い厚さt2 の部分15とがあ
り、突起部13は、プレス加工により加工するため、一
方の面に凹部13aが形成され、他方の面に凸部13b
が形成されるが、凹部13aの径d1より凸部13bの
径d2 の方が大きくなっている。積層する時の鉄心片1
を形成する場合は、図3(a)に示すように、平坦な定
盤2の上に薄板鋼板から打ち抜いた鉄心片1を載せ、
(b)に示すように、下面が定盤2に平行で平坦なパン
チ3により加圧する。そうすると、この加圧により、図
2(b)に示すように、突起部13の凸部13bの上端
は鉄心片1の最も厚い部分15と同じ高さまで押し潰さ
れる。この状態の鉄心片1を積層すると、図1に示すよ
うに、最も薄い部分14では、隣接する鉄心片1との間
に僅かな隙間は生じるが、突起部13によって、隣接す
る鉄心片1からの見かけ上高さがほぼ同じになるので、
両端面がほぼ平行な積層鉄心10を形成することができ
る。
【0007】また、突起部13を押し潰す場合、図4
(a)に示すように、定盤2の上に複数の鉄心片1を積
み重ねた状態で、図4(b)に示すように、パンチ3に
より加圧してもよい。順送り抜き型4によって鉄心片1
を形成する場合は、図5に示すように、最初の第1ステ
ーション41でコイル溝11やスタッド溝12を加工
し、第2ステーション42で突起部13の押しだし加工
をし、第3ステーション43で突起部13の押し潰し加
工をし、最後の第4ステーション44で外周抜き加工を
して鉄芯片1を取り出せばよい。積層鉄心10を形成す
る場合、鉄心片1の複数カ所に、半抜き加工により一方
の面にV字状突起16を、他方の面にV字状凹部17を
形成し、V字状突起16を隣り合う鉄心片1のV字状凹
部17に係合してかしめ、複数の鉄心片1を一体に固定
するものがある。この場合も、図6に示すように、突起
部13を形成し、突起部13を最も厚い部分15の高さ
まで押し潰した状態で積層し、通しボルト(図示しな
い)によって積層鉄心10の両端面を締めつけることに
より、V字状突起16とV字状凹部17とをかしめて一
体にすることができる。このとき、突起部13は通しボ
ルトの締めつけ圧力に十分耐えることができるので、積
層鉄心10の両端面が傾くことはなく、平行を維持する
ことができる。なお、突起部13の形状は、図2(b)
に示したような、平面が円形で断面が円弧状に限るもの
ではなく、平面が多角形で断面が山形など、どのような
形状でもよい。また、上記実施例では、回転電機の固定
子鉄心に適用した例について説明したが、トランスの鉄
心等、圧延薄板鋼板から打ち抜いて積層する積層鉄心に
適用することができる。
【0008】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、鉄
心片に複数の突起部を形成して、鉄心片の最も厚い部分
の高さまで押し潰し、鉄心片を積層した時に、最も薄い
部分でも突起部によって見かけ上の厚さを最も厚い部分
の厚さとほぼ同じに維持できるので、積層鉄心の両端面
の平行を維持することができ、鉄心成形作業の効率を高
める効果がある。また、本発明を回転電機に適用した場
合は、鉄心片を回転したり、ばらばらにすることなく、
順送り抜き型による一貫した工程によって積層鉄心を形
成することができ、かつ、直接積層鉄心の両端面にフラ
ンジを取りつけることができる。したがって、シャフト
とフランジとの直角を維持でき、損失熱が少なく、精度
および耐久性の高い、品質の安定した積層鉄心を提供で
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の積層鉄心の側断面図である。
【図2】本発明の実施例を示す(a)平面図および
(b)側断面図である。
【図3】本発明の工程の動作を示す側断面図である。
【図4】本発明の他の実施例の工程の動作を示す側断面
図である。
【図5】本発明の順送り抜き型の実施例を示す側面図で
ある。
【図6】本発明の実施例のV字状突起を設けた積層鉄心
を示す斜視図である。
【図7】薄板鋼板を示す斜視図である。
【図8】従来例の積層鉄心を示す側面図である。
【図9】従来例の回転電機を示す側断面図である。
【符号の説明】
1 鉄心片、10 積層鉄心、11 コイル溝、12
スタッド溝、13 突起部、13a 凹部、13b 凸
部、14 最も薄い部分、15 最も厚い部分、16
V字状突起、17V字状凹部、2 定盤、3 パンチ、
4 順送り型41 第1ステーション、42 第2ステ
ーション、43 第3ステーション、44 第4ステー
ション

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄板鋼板から打ち抜いた鉄心片を積層し
    て積層鉄心を形成する電気機器の鉄心成形方法におい
    て、前記鉄心片にほぼ均等な間隔を置いて突起部を設
    け、前記鉄心片を平行な二つの面によって加圧し、前記
    突起部を前記鉄心片の最も厚い部分とほぼ同じ高さまで
    押し潰し、この状態の鉄心片を積層して積層鉄心を形成
    することを特徴とする電気機器の鉄心成形方法。
JP2910894A 1994-01-31 1994-01-31 電気機器の鉄心成形方法 Pending JPH07222409A (ja)

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JP2910894A JPH07222409A (ja) 1994-01-31 1994-01-31 電気機器の鉄心成形方法

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JP2910894A JPH07222409A (ja) 1994-01-31 1994-01-31 電気機器の鉄心成形方法

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JPH07222409A true JPH07222409A (ja) 1995-08-18

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008043102A (ja) * 2006-08-08 2008-02-21 Mitsubishi Electric Corp 積層鉄心及びこの積層鉄心を用いた回転電機の固定子鉄心
JP2010233436A (ja) * 2009-03-05 2010-10-14 Yaskawa Electric Corp モータ
JP2012023944A (ja) * 2010-06-15 2012-02-02 Alphana Technology Co Ltd 回転機器
JP2012196100A (ja) * 2011-03-18 2012-10-11 Fuji Heavy Ind Ltd 回転電機
CN103078418A (zh) * 2011-10-25 2013-05-01 通用电气公司 电机定子及具有电机定子的发电机
JP2018198518A (ja) * 2017-05-25 2018-12-13 株式会社富士通ゼネラル モータ及び圧縮機

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