JP2527498B2 - 金型装置およびこれを用いた積層鉄心の製造方法 - Google Patents
金型装置およびこれを用いた積層鉄心の製造方法Info
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- JP2527498B2 JP2527498B2 JP3008409A JP840991A JP2527498B2 JP 2527498 B2 JP2527498 B2 JP 2527498B2 JP 3008409 A JP3008409 A JP 3008409A JP 840991 A JP840991 A JP 840991A JP 2527498 B2 JP2527498 B2 JP 2527498B2
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Description
の電機鉄心に用いられる積層鉄心の製造方法に関する。
心は、所定厚(例えば0.5mm厚)の電磁鋼板から打
抜き形成された鉄心構成片が、溶接やリベット、あるい
はかしめ用突起などを通じて、所定の枚数だけ積層結合
された構造となっている。
る鉄心構成片は、図3に示すように電磁鋼板を、順送り
金型を用いて打ち抜くことにより順次細部の加工がなさ
れ(ステーションS1 〜S3 )、最終ステーションにお
いて外周の切り離し(ブランキングステーションS5 )
が行われて完成する。
必要枚数積層され、リベットや溶接または金型内でのか
しめにより一体的に結合され、巻線工程などを経て最後
にケーシング内に納められて最終製品となる。
を自動機械により鉄心のスロット部に巻き付ける自動工
程である。
するばりによって、インシュレーター組み込み時に不良
や欠損が発生したり、線が切断され巻線作業が円滑に行
えなくなるという問題があった。
ければならず、このことによる生産コストの上昇が大き
いという問題があった。
に、従来の積層鉄心の製造方法においては、鉄心構成片
の打ち抜きに際してばりが発生しやすく、巻線作業が円
滑におこなえなくなり、不良や欠損が生じやすく、信頼
性低下の原因となるという問題があった。
で、寸法精度が高く信頼性の高い積層鉄心を提供するこ
とを目的とする。
するための複数の打ち抜きステーションと前記打ち抜き
ステーションで打ち抜かれた材料を重ね合わせる積層部
とを具備し、積層物を形成するためのを有する金型装置
において、ステーションの内の少なくとも1つが、ダイ
側もしくはストリッパー側に、当該ステーションよりも
上流における加工形状に対応した形状の突起を具備した
ステーションを含むようにしている。また本発明の第2
では、金属材料をプレス加工により打抜き成型し、鉄心
構成片を形成する打ち抜き工程と、鉄心構成片を積層し
て結合することにより、複数の鉄心構成片を積層鉄心と
して一体化する積層工程とを含む積層鉄心の製造方法に
おいて、打ち抜き工程が、順送り金型を用いた複数の打
ち抜き工程からなり、鉄心構成片の形状の打ち抜き後、
積層工程に先だち、ダイ側もしくはストリッパー側に、
加工形状に対応した形状の突起を具備したステーション
を当接させ、打ち抜きによるばりを潰す工程を含むよう
にしている。
除去用の設備を準備することなくバリのない鉄心を得る
ことができるため、スロットの巻線工程で線を切断した
りすることなく円滑な作業を実現することができる。
態のまま金型内で積層するため積層厚がバリによって変
化することがあったが、本発明では、積層厚のばらつき
を防止し信頼性の高い積層鉄心を得ることができる。
て得られる製品も、安定した品質のものとなる。
図面を参照しつつ詳細に説明する。
構成片を形成しこれを積層してステータを形成するもの
で、形状打ち抜きステーション(アイドル工程)の下流
のステーションのダイ1側に、図1(a) および図1(b)
に金型装置の一部の斜視図および断面図を示すように、
加工形状に対応した形状の突起2を配設し、この突起ス
テーションで形状打ち抜き工程で発生したばりBを潰す
ようにしたことを特徴とするものである。図1(c) は金
型装置の全体図である。
テータを示す図である。
Mn の積層体からなり、各鉄心構成片M1 〜Mn は、図
3に示した従来の打ち抜き工程と同様にして、所定の部
分を順次打ち抜いた後、この突起ステーションで形状打
ち抜き工程で発生したばりを潰し、この後さらに、外周
の打ち抜き(ステーションS5 )を行うことによって連
結部Tから鉄心構成片を切り離し形成したことを特徴と
するものである。
方法を説明する。
磁鋼板を用意し、これを順送り金型に装着して、順次打
ち抜きを行っていく。
ち抜き工程で発生したばりを潰し、さらに、外周の打ち
抜き(ステーションS5 )を行うことによって連結部T
から鉄心構成片を切り離し形成しこの開口部の少なくと
も一部を含むように外周の打ち抜きを行う。
層し金型内部でこの突起2の嵌合かしめを利用して一体
化して積層鉄心が完成する。ここで3はストリッパーで
ある。 このようにして際めて容易にばりのない信頼性
の高い積層鉄心を得ることが可能となる。
て一体化するタイプの金型装置を用いる場合は、突起ス
テーションを持たない従来の装置ではばりが発生した状
態のまま金型内で積層するため積層厚さがばりによって
変化することがあったが、本発明の装置によれば積層厚
さに影響を与えることなく所定厚さのステータの形成を
行う事が可能となる。
成片を積層し金型内部で一体化するタイプの金型装置に
ついて説明したが、打ち抜いた鉄心構成片をリベットや
溶接等により一体化するタイプの金型装置にも適用可能
である。
ロータ等他の積層鉄心の形成にも適用可能である。
明によれば、帯状の金属材料を所定の形状に加工するた
めの複数の打ち抜きステーションを有する金型装置にお
いて、ステーションの内の少なくとも1つが、ダイ側も
しくはストリッパー側に、当該ステーションよりも上流
における加工形状に対応した形状の突起を具備したステ
ーションを含むようにしているため、ばり除去用の設備
を準備することなく極めて簡単な装置でバリのない鉄心
を得ることができ、スロットの巻線工程で線を切断した
りすることなく円滑な作業を実現することができる。
形状の打ち抜き後に、ダイ側もしくはストリッパー側
に、加工形状に対応した形状の突起を具備したステーシ
ョンを当接させ、打ち抜きによるばりを潰すようにして
いるため、積層厚のばらつきを防止し容易に信頼性の高
い積層鉄心を得ることができる。
テータを示す図
Claims (2)
- 【請求項1】帯状の金属材料を所定の形状に加工するた
めの複数の打ち抜きステーションと、前記打ち抜きステーションで打ち抜かれた材料を重ね合
わせる積層部とを具備し、積層物を形成するための 金型
装置において、 前記打ち抜きステーションの内の少なくとも1つが、ダ
イ側もしくはストリッパー側に、当該ステーションより
も上流における加工形状に対応した形状の突起を備えた
ばり除去ステーションを具備したことを特徴とする金型
装置。 - 【請求項2】金属材料をプレス加工により打抜き成型
し、鉄心構成片を形成する打ち抜き工程と、 前記鉄心構成片を積層して結合することにより、複数の
鉄心構成片を積層鉄心として一体化する積層工程とを含
む積層鉄心の製造方法において、 前記打ち抜き工程が、順送り金型を用いた複数の打ち抜
き工程からなり、 鉄心構成片の形状の打ち抜き後、積層工程に先だち、ダ
イ側もしくはストリッパー側に、加工形状に対応した形
状の突起を具備したステーションを当接させ、打ち抜き
によるばりを潰す工程を含むようにしたことを特徴とす
る積層鉄心の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3008409A JP2527498B2 (ja) | 1991-01-28 | 1991-01-28 | 金型装置およびこれを用いた積層鉄心の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3008409A JP2527498B2 (ja) | 1991-01-28 | 1991-01-28 | 金型装置およびこれを用いた積層鉄心の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04331444A JPH04331444A (ja) | 1992-11-19 |
JP2527498B2 true JP2527498B2 (ja) | 1996-08-21 |
Family
ID=11692356
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3008409A Expired - Lifetime JP2527498B2 (ja) | 1991-01-28 | 1991-01-28 | 金型装置およびこれを用いた積層鉄心の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2527498B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100943069B1 (ko) * | 2008-07-14 | 2010-02-18 | 주식회사 포스코아 | 적층 코아 제조 장치의 슬롯 다이 및 이를 채용한 적층코아 제조 장치 |
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JP6320856B2 (ja) * | 2014-06-18 | 2018-05-09 | 株式会社三井ハイテック | 積層鉄心の製造方法 |
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Family Cites Families (2)
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JPS59198853A (ja) * | 1983-04-26 | 1984-11-10 | Yaskawa Electric Mfg Co Ltd | 積層鉄心スロツト部のカエリ除去方法 |
JP2566150B2 (ja) * | 1988-01-25 | 1996-12-25 | 黒田精工株式会社 | 鉄心の打抜き方法 |
-
1991
- 1991-01-28 JP JP3008409A patent/JP2527498B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100943069B1 (ko) * | 2008-07-14 | 2010-02-18 | 주식회사 포스코아 | 적층 코아 제조 장치의 슬롯 다이 및 이를 채용한 적층코아 제조 장치 |
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JPH04331444A (ja) | 1992-11-19 |
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