JP4245128B2 - 積層鉄心の製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の所定形状の鉄心片を積層し互いに接合して構成される積層鉄心の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ステッピングモータ用の固定子鉄心100(図6(b)参照)は、図6(a)に示す固定子鉄心片101を所定枚数積層し互いに接合して形成されている。
【0003】
固定子鉄心片101は、固定子鉄心100の内部に収容されることになる回転子200の外径より若干の空隙分の寸法だけ大きな内径を有し、ヨーク部101yと、ヨーク部101yの中心方向に突出して連設される複数のティース部101jと、ティース部101jの内径端縁部に形成される複数の磁極小歯101sとを具えており、ヨーク部101yおよびティース部101jには所定位置にカシメ用突起101kおよび/またはカシメ用孔101hが形成されている。
【0004】
例えば、特開平7−31105号公報「ステップモータの単層を打抜き加工するための方法」には固定子鉄心片の製造方法の一例が開示されている。(特許文献1)
このようなステッピングモータ用の固定子鉄心片101(図6 (a)参照)は、製造装置として順送り金型を使用して、所定の厚さおよび所定の幅に形成された電磁鋼板の条材から所定の形状に順次打抜きを行うことにより製造する。
【0005】
そして、製造された固定子鉄心片101を金型内で形状を揃えて所定枚数毎に積層して、カシメ用突起101k、カシメ用孔101hを用いて互いにカシメ接合することにより製造されている。
【0006】
【特許文献1】
特開平7−31105号公報(第4−6頁、図1−図6)
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前述したように、ステッピングモータ用の固定子鉄心100の極歯として、通常、磁極小歯101sが積層した複数の磁極小歯部100s(図6(a)参照)が形成され、固定子鉄心100の内径面を構成する。
【0007】
このようにして製造されたステッピングモータ用コア(固定子鉄心100)においては、モータ性能保持のため内径面の真円度、円筒度及び内径面部の剪断面精度が特に厳しく要求されている。
【0008】
しかし、図7(a)に示すように、固定子鉄心片101の加工時、ティース部101jをパンチpを用いた打抜きにより先端を形状加工して磁極小歯101sを形成する際に、打抜き時の衝撃によりティース部101jが矢印で示す外周方向へ逃げが生じてしまう。
【0009】
特に、ティース部101jにおけるA寸法(図7(a)参照)が小さいものにおいてこの現象が著しく、結果として、図7(b)に示すように、磁極小歯101s先端に余肉101syが残り寸法に狂いが生じる場合がある。
【0010】
従って、磁極小歯101sの寸法が安定せず真円が出ないという問題があり、また、上述の如く磁極小歯101s先端に余肉101syが残る場合があるため剪断面が安定せず良好な精度が得られないという問題がある。
【0011】
このため、従来は鉄心片101を積層した固定子鉄心100を形成後に、磁極小歯101sが積層した磁極小歯部100sに対して研削加工、切削加工等の機械加工を施したり、または、パンチやダイを加工し調整して打ち抜き工程を行ったりして対策を講じている。
【0012】
従って、所定の寸法精度を確保するため余分な作業工程が必要であり、コスト増の起因となっている。
【0013】
本発明は上記実状に鑑み、鉄心片における磁極小歯を寸法精度良く形成でき、製造コストを削減し得る積層鉄心の製造方法の提供を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するべく、本発明の請求項1に関わる積層鉄心の製造方法は、環状のヨーク部と、ヨーク部の中心方向に突出して連設される複数のティース部と、各ティース部の内径先端部に形成される複数の磁極小歯とを具える固定子鉄心片を複数積層し互いに接合して製造する積層鉄心の製造方法であって、スロット孔形成領域に各ティース部形成領域とヨーク部形成領域とを繋ぐ支持連結部を形成し、各ティース部形成領域における磁極小歯部の打ち抜きと支持連結部の打ち抜きとを同時に行い、各ティース部の磁極小歯を形成することを特徴としている。
【0015】
本発明の請求項2に関わる積層鉄心の製造方法は、環状のヨーク部と、ヨーク部の中心方向に突出して連設される複数のティース部と、各ティース部の内径先端部に形成される複数の磁極小歯とを具える固定子鉄心片を複数積層し互いに接合して製造する積層鉄心の製造方法であって、スロット孔形成領域に各ティース部形成領域とヨーク部形成領域とを繋ぐ支持連結部を形成して、各ティース部形成領域における磁極小歯部を打ち抜き磁極小歯を形成する磁極小歯形成工程と、磁極小歯形成工程後、支持連結部を打ち抜き各ティース部を形成する工程とを含むことを特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、実施例を示す図面に基づいて、本発明を詳細に説明する。
【0017】
図1に、ステッピングモータの固定子に使用される、本発明の積層鉄心の製造方法を適用して製造された固定子鉄心片1を示す。
【0018】
固定子鉄心片1は、図2に示すように、形状を揃えて複数枚積層して互いに接合されることにより、固定子鉄心(積層鉄心)10が製作されステッピングモータの固定子として利用に供されている。
【0019】
固定子鉄心片1は、図1(a)に示すように、固定子鉄心10の内部に収容される回転子の外径Kaより若干の空隙分だけ大きな内径を有し、環状のヨーク部2と、ヨーク部2の中心方向に突出して連設される複数のティース部3と、各ティース部3の内径先端部に形成される複数の磁極小歯3hとが設けられている。
【0020】
ここで、ヨーク部2と複数のティース部3間には、ヨーク部2に隣接して巻線を挿通するための複数のスロット孔4が環状を呈し形成されている。
【0021】
上記ヨーク部2には、取付に用いるボルト等を挿通するための取付用丸孔2hが所定の位置に形成されており、また、固定子鉄心片1同士を互いに接合するためのかしめ用の突起ktまたは貫通孔khが、各ティース部3およびヨーク部2の所定位置に設けられている。
【0022】
次に、図3に従い、固定子鉄心片1の製造方法について説明する。
【0023】
まず、母材として、所定厚み、所定幅を有する電磁鋼板の条材tを準備する。
【0024】
そして、製造装置として順送り金型を使用して、以下に記載するように、電磁鋼板の条材tから所定形状に順次打ち抜き行い、固定子鉄心片1を形成する。
【0025】
条材tを製造装置である順送り金型に搬送し、図3に示すように、まず第1工程において条材tの所定位置に所定径の複数のパイロット孔tpをパンチにより打ち抜き形成する。
【0026】
続いて、第2工程において、条材tの幅方向のほぼ中央部であり固定子鉄心片1が形成される領域の中央部領域に、その後の打ち抜き作業で発生する内部応力を解放するための円形状のストレスクリアー孔tcをパンチで打ち抜き形成する。
【0027】
続いて、第3工程において、ストレスクリアー孔tcの外方周辺部域であって最終製品のヨーク部形成予定箇所に、後の組み立て工程の際にボルト等を挿通するために必要な複数の取付用丸孔2hをパンチで打ち抜き形成する。
【0028】
続いて、第4工程において、巻線用のスロット孔4に相当する領域であるスロット孔形成領域に、スロット部分孔4′を複数個、所定位置にパンチで打ち抜き形成する。
【0029】
ここで、第4工程を示す拡大図である図4(a)に示すように、スロット孔形成領域におけるスロット部分孔4′間にはティース部形成領域3′とヨーク部形成領域2′とを繋ぐ支持連結部5を形成する。
【0030】
本第4工程によって、図1に示すティース部3における内径先端部に在る磁極小歯3h部を除く大方の形状が形成される。
【0031】
続いて、第5工程において、ストレスクリアー孔tcの周囲であってティース部3の内径先端部に相当する箇所に、内径の一部が磁極小歯3hの外形を形成する複数の貫通孔t3hを形成する。
【0032】
続いて、第6工程において、条材tの所定の箇所にカシメ用の突起ktまたは貫通孔khを形成する。
【0033】
続いて、第7工程において、図4(a)に示すように、第5工程で形成した貫通孔t3h、t3h、…の一部を含んだ図示のラインLが外径に相当する円形状断面をもつパンチP1(図4(b)参照)により各ティース部形成領域3′における磁極小歯部3h′を打ち抜き磁極小歯3hの内径側先端部、すなわち固定子鉄心片1の内径孔1n(図1(a)参照)を形成すると同時に、支持連結部5もパンチP1とともに稼動するパンチP2により打ち抜き除去する。
【0034】
上記各ティース部形成領域3′における磁極小歯部3h′を打ち抜き磁極小歯3hの内径側先端部(内径孔1n)を形成する加工においては、パンチP1による打ち抜き面に対してティース部形成領域3′を跨いで反対側に相当する背面側には支持連結部5が形成されており、ティース部形成領域3′が、水平方向において支持連結部5および該支持連結部5を同時に打ち抜きつつあるパンチP2により支持された状態で打ち抜きが行われる。
【0035】
詳述すると、図4(b)に示すように、ラインL(図4(a)参照)に沿ってパンチP1を用いて各ティース部形成領域3′における磁極小歯部3h′を打抜き磁極小歯3hの内径側先端部(図4(c)参照)を形成する場合、打抜き時の衝撃によりティース部形成領域3′に、水平面内における外周方向力f1(図4(b)中の矢印)が印加される。
【0036】
しかし、上述の如く、ティース部形成領域3′に対してパンチP1による打抜き面の背面側には支持連結部5が存在し、また、同時に支持連結部5をパンチP2が打ち抜きつつあるため、ティース部形成領域3′が、水平方向において打抜きによる外周方向力f1に対して打ち抜き面の背面側から支持連結部5およびパンチP2による反力s1(図4(b)中の矢印)をもって支持された状態で打ち抜きが行われることとなる。
【0037】
このように、ティース部形成領域3′が、拘束され外周方向力f1により外周方向に逃げることなくより安定した状態で磁極小歯部3h′の打ち抜きが行われ、磁極小歯3h、3h、…の内径側先端部が形成される。(図4(c)参照)
また、上述の方法では、各ティース部形成領域3′における磁極小歯部3h′を打ち抜くと同時に支持連結部5も打ち抜くこととしたが、まず、各ティース部形成領域3′における磁極小歯部3h′を打ち抜き磁極小歯3h、3h、…の内径側先端部を形成した後、支持連結部5を打ち抜いてもよい。
【0038】
すなわち、まず、図5(a)に示すように、第5工程で形成した貫通孔t3h、t3h、…の一部を含んだ図示のラインL(図4(a)参照)が外径に相当するパンチP1により、各ティース部形成領域3′における磁極小歯部3h′を打ち抜き磁極小歯3h、3h、…の内径側先端部(固定子鉄心片1の内径孔1n)(図5(b)参照)を形成する。
【0039】
このとき、ティース部形成領域3′に、パンチP1による打抜き時の衝撃により水平面内において外周方向力f2(図5(a)中の矢印)が印加される。
【0040】
しかし、上述の如く、ティース部形成領域3′に対してパンチP1による打抜き面の背面側には支持連結部5が存在するので、ティース部形成領域3′が、水平方向において打抜きによる外周方向力f2に対して打ち抜き面の背面側から支持連結部5による反力s2(図5(a)中の矢印)をもって支持された状態で打ち抜きが行われることとなる。
【0041】
このように、ティース部形成領域3′が、拘束され外周方向力f2によって外周方向に逃げることなくより安定した状態で磁極小歯部3h′の打ち抜きが行われ、磁極小歯3h、3h、…の内径側先端部が形成される。(図5(b)参照)
続いて、図5(b)に示すように、支持連結部5をパンチP2によって打ち抜く。
【0042】
結果として、図5(c)に示すように、ティース部3における磁極小歯3h、3h、…の内径側先端部、すなわち固定子鉄心片1の内径孔1nが形状精度よく形成される。
【0043】
続いて、第8工程(図3参照)において、条材tから所定の外径寸法を有する外周縁部1sを打ち抜き、図1に示すヨーク部2とヨーク部2に連設され内径に向って突出した所定数(本実施例では8個)のティース部3を備えた固定子鉄心片1が形成される。
【0044】
このようにして製造された固定子鉄心片1を、順送り金型内で形状を揃えて所定の枚数毎に順次積層して互いにカシメ用の突起ktまたは貫通孔khを用いてカシメ結合することによって、図2に示す固定子積層鉄心10が製造される。
【0045】
上記構成によれば、第7工程において、各ティース部形成領域3′における磁極小歯部3h′を打ち抜き磁極小歯3hの内径側先端部を形成すると同時に支持連結部5も打ち抜き除去する場合、各ティース部形成領域3′の打ち抜き面の反対面側に相当する背方側に支持連結部5が形成されており、また同時に支持連結部5を打ち抜きつつあるパンチP2が存在するため、ティース部形成領域3′が、水平方向において支持連結部5およびパンチP2により支持された状態で打ち抜きが行われる。
【0046】
そのため、各ティース部形成領域3′に打ち抜き時の水平力が加わっても、支持連結部5、パンチ等の支持により、各ティース部形成領域3′が、打ち抜き面の背方側に移動することなく水平方向に確実に固定され打ち抜きが行われ、打ち抜き作業が円滑且つ精確に遂行される。
【0047】
このように、各ティース部形成領域3′における磁極小歯部3h′を打ち抜くと同時に支持連結部5も打ち抜き除去するので、新たな作業に伴なう工程の増加が防止できる。
【0048】
或いは、第7工程において、各ティース部形成領域3′における磁極小歯部3h′を打ち抜き磁極小歯3hの内径側先端部を形成した後、支持連結部5を打ち抜き除去する場合は、各ティース部形成領域3′の打ち抜き面の反対面側に相当する背方側に支持連結部5が形成されており、ティース部形成領域3′が、水平方向において支持連結部5により支持された状態で打ち抜きが行われる。
【0049】
そのため、各ティース部形成領域3′に打ち抜き時の水平力が加わっても、支持連結部5の支持により各ティース部形成領域3′が、打ち抜き面の背方側に移動することなく水平方向に確実に固定され打ち抜きが行われ、打ち抜き作業が円滑且つ精確に遂行される。
【0050】
上述の如く、各ティース部形成領域3′における磁極小歯部3h′の打ち抜き作業が精確に行われるため、磁極小歯3hの内径側端縁部の剪断面が余肉が残ることなく良好な形状に形成され、良好な真円度、内径寸法、および円筒度を有する、寸法精度が良好な固定子鉄心片1の内径面1nが形成される。
【0051】
よって、良好な内径真円度、円筒度を有する内径面1nをもつ固定子鉄心片1を積層した固定子鉄心10は、内径面10n(図2(a)参照)の真円度、円筒度の寸法精度が高い。
【0052】
そのため、固定子鉄心10の内径面10nに対して、所定の真円度および円筒度をだすための成形加工等を施す必要がない。
【0053】
したがって、固定子鉄心10の内径面10nを加工するための工程や設備を削減することが可能であり、製造コストの削減が実現される。
【0054】
なお、上述した実施例においては、ステッピングモータの固定子積層鉄心の製造を例示しているが、その他の製品の積層鉄心の製造においても、本発明に関わる積層鉄心の製造方法を有効に適用し得ることは言うまでもない。
【0055】
【発明の効果】
以上、詳述した如く、本発明の請求項1に関わる積層鉄心の製造方法は、スロット孔形成領域に各ティース部形成領域とヨーク部形成領域とを繋ぐ支持連結部を形成し、各ティース部形成領域における磁極小歯部の打ち抜きと支持連結部の打ち抜きとを同時に行い、各ティース部の磁極小歯を形成する。
【0056】
したがって、各ティース部形成領域が、支持連結部等の支持により打ち抜き時に加わる水平力により打ち抜き面に対して背方側に逃げることなく確実に固定され、打ち抜き作業が円滑、且つ精確に遂行される。
【0057】
よって、固定子鉄心片の内径面の寸法精度が良好であり、該固定子鉄心片を複数積層した積層鉄心の内径面は、真円度、円筒度等の寸法精度が高い。
【0058】
また、各ティース部形成領域における磁極小歯部の打ち抜きと支持連結部の打ち抜きとが同時に行われるため、工程が削減できる。
【0059】
本発明の請求項2に関わる積層鉄心の製造方法は、スロット孔形成領域に各ティース部形成領域とヨーク部形成領域とを繋ぐ支持連結部を形成して、各ティース部形成領域における磁極小歯部を打ち抜き磁極小歯を形成する磁極小歯形成工程と、磁極小歯形成工程後、支持連結部を打ち抜き各ティース部を形成する工程とを含む。
【0060】
したがって、各ティース部形成領域が、支持連結部の支持により打ち抜き時に加わる水平力により打ち抜き面に対して背方側に逃げることなく確実に固定され、打ち抜き作業が円滑、且つ精確に遂行される。
【0061】
よって、固定子鉄心片の内径面の寸法精度が良好であり、該固定子鉄心片を複数積層した積層鉄心の内径面は、真円度、円筒度等の寸法精度が高い。
【0062】
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)および(b)は、本発明に関わる実施例の固定子鉄心片を示す上面図および側面図。
【図2】 (a)および(b)は、本発明に関わる実施例の固定子積層鉄心を示す上面図および側面図。
【図3】本発明に関わる実施例の固定子鉄心片の製造工程を示す条材の上面図。
【図4】 (a)、(b)、および(c)は、本発明に関わる実施例の固定子鉄心片の製造工程における第7工程前のティース部形成領域の周辺部を示す上面図、第7工程時におけるティース部形成領域の周辺部を示す上面図、および第7工程後のティース部の周辺部を示す上面図。
【図5】 (a)、 (b)、および(c)は、本発明に関わる実施例の固定子鉄心片の製造工程の第7工程において、ティース部形成領域における磁極小歯3hの内径側先端部の打ち抜きを示す上面図、支持連結部の打ち抜きを示す上面図、および第7工程後のティース部の周辺部を示す上面図。
【図6】 (a)および(b)は、従来の固定子積層鉄心を示す上面図、および側面図。
【図7】 (a)および(b)は、従来の固定子鉄心片におけるティース部の磁極小歯の形成工程を示す概念的上面図、および形成された磁極小歯を示す上面図。
【符号の説明】
1…固定子鉄心片、
2…ヨーク部、
3…ティース部、
3h…磁極小歯、
5…支持連結部、
10…固定子鉄心(積層鉄心)、
2′…ヨーク部形成領域、
3′…ティース部形成領域、
3h′…磁極小歯部。
Claims (2)
- 環状のヨーク部と、前記ヨーク部の中心方向に突出して連設される複数のティース部と、前記各ティース部の内径先端部に形成される複数の磁極小歯とを具える固定子鉄心片を複数積層し互いに接合して製造する積層鉄心の製造方法であって、
スロット孔形成領域に各ティース部形成領域とヨーク部形成領域とを繋ぐ支持連結部を形成し、前記各ティース部形成領域における磁極小歯部の打ち抜きと前記支持連結部の打ち抜きとを同時に行い、前記各ティース部の磁極小歯を形成する
ことを特徴とする積層鉄心の製造方法。 - 環状のヨーク部と、前記ヨーク部の中心方向に突出して連設される複数のティース部と、前記各ティース部の内径先端部に形成される複数の磁極小歯とを具える固定子鉄心片を複数積層し互いに接合して製造する積層鉄心の製造方法であって、
スロット孔形成領域に各ティース部形成領域とヨーク部形成領域とを繋ぐ支持連結部を形成して、前記各ティース部形成領域における磁極小歯部を打ち抜き前記磁極小歯を形成する磁極小歯形成工程と、
前記磁極小歯形成工程後、前記支持連結部を打ち抜き前記各ティース部を形成する工程と
を含むことを特徴とする積層鉄心の製造方法。
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