JP2008043102A - 積層鉄心及びこの積層鉄心を用いた回転電機の固定子鉄心 - Google Patents

積層鉄心及びこの積層鉄心を用いた回転電機の固定子鉄心 Download PDF

Info

Publication number
JP2008043102A
JP2008043102A JP2006215973A JP2006215973A JP2008043102A JP 2008043102 A JP2008043102 A JP 2008043102A JP 2006215973 A JP2006215973 A JP 2006215973A JP 2006215973 A JP2006215973 A JP 2006215973A JP 2008043102 A JP2008043102 A JP 2008043102A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
concavo
laminated
magnetic
iron core
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006215973A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4781197B2 (ja
Inventor
Kazuhiro Shono
一弘 庄野
Yoshihiro Tani
良浩 谷
Akio Murata
明生 村田
Koji Masumoto
浩二 増本
Takashi Ishigaki
隆士 石垣
Isato Yoshino
勇人 吉野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2006215973A priority Critical patent/JP4781197B2/ja
Publication of JP2008043102A publication Critical patent/JP2008043102A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4781197B2 publication Critical patent/JP4781197B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】磁性板を積層し、回転電機の固定子とする場合、磁性板が互いにずれてしまうことを防ぐため、磁性板に抜きかしめが設けられる。しかし、抜きかしめは磁性板の絶縁層を破壊し、この破壊部を介して渦電流経路が形成され、渦電流損が増大する。また、渦電流損を減らすためにティース部の抜きかしめを無くすと、巻線後に積層間の隙間が狭まって鉄心が変形する不具合があった。
【解決手段】抜きかしめ2(第1凹凸部)はコアバック部4のみに設け、ティース部5には第2凹凸部3を設ける。第2凹凸部3はエッジ部分がない形状なので、磁性板20の絶縁層26が破壊されることがない。また、第2凹凸部3の凹部3aの半径rよりも、凸部3bの半径Rのほうが大きく、互いに積み重ねたとき、板と板の間に適当な隙間27が生じる。これにより積層間の絶縁を維持しながら積層された磁性板20の間隙を確保できる。
【選択図】図1

Description

回転電機の固定子や、変圧器のコアとして用いられる積層鉄心であって、抜きかしめを用いて積層固定される積層鉄心および、この積層鉄心を用いた回転電機の固定子鉄心に関する。
変圧器のコアや、回転電機のうち界磁巻き線を交流で励磁する電動機、いわゆる交流電動機の界磁コアでは、その磁束密度が交流励磁で変化するにつれ、コア内部に渦電流が発生する。直流で励磁する電動機の場合でも電機子の回転により界磁磁束が変化し、程度の差はあるものの同様に渦電流が発生する。この渦電流がコア内の電気抵抗により熱となって損失(渦流損、又は鉄損という)が増大する。この損失を低減することは電動機の効率を向上するための手段の一つとして、過去、種々の方法が提案されている。
以下、本発明の説明は回転電機の固定子を例として説明する。
界磁コアを積層鉄心(互いに絶縁された薄い磁性板を重ねてコアとする)で構成することは、コアの渦流損を低減するためのよく知られた方法である。以下、説明の都合上、分割鉄心構造と呼ばれる構造(複数の界磁磁極を円筒の内側の円周上に配置する)の電動機の場合を例として説明するが、この発明はもちろん、分割鉄心でない場合にも適用できる。
図10は分割鉄心構造の電動機の界磁の一部分を示す図で、電動機の外枠である円筒100の内周に分割鉄心1が配置されている状態を示している。分割鉄心1は図11に示すようなコアバック部4とティース部5とを有する磁性板20を積層し、ティース部5に巻き線21を設けたものである。分割鉄心1はコアバック部4が完全な円周を構成する数だけ並べられているが、図10では1つだけ図示している。また、鉄心と巻線の絶縁を維持するための樹脂部品(以下、インシュレータと呼ぶ)も図では省略している。
積層する磁性板20はその表面を処理して、図12に示すように表層に絶縁層26(酸化皮膜など)を構成したものが用いられる。また、積層後、磁性板20が互いにずれたり、励磁によって板が振動してうなり音を発生したりすることを防止するために、積み重ねられた磁性板20同士の位置関係を固定する目的で、いわゆる抜きかしめ2が用いられる。図12は抜きかしめ2の断面説明図である。抜きかしめ2は磁性板20にプレスで、板厚の1/3〜1/2程度の深さのくぼみ2aを設けるとともに、このくぼみ2a内の板を打ち抜かずに残しておく(当然一方側に突起2abとして出っ張った状態になる)ものであり、板を積み重ねるとき、この突起2abを隣接板のくぼみ2aに圧入することで、互いの動きは固定される。図12では絶縁層26は抜きかしめ2の壁の部分には存在しないことが示されている。
くぼみ2aは第1凹部、突起2abは第1凸部とも言う。
図13は図11の抜きかしめされた磁性板20を積層して、コア1としたものの断面(図11のB−Bの線の断面)を示し、本発明の課題について説明するための断面図である。なお、積層する場合、最も端の磁性板19には抜きかしめで抜いた部分を突起として残さない、即ち、穴18が開いたものが用いられる場合が多い。積層した磁性板20同士の間には、絶縁層26が存在することは当然であるが、図示しない微小な隙間27(積層隙間という)も存在する。
第1の課題。
抜きかしめ2は、積層した磁性板同士の固定を安価に実現できるため広く用いられており、分割鉄心1の1個当たり2〜3箇所の抜きかしめ2が施される。図11では、3個の抜きかしめ2を施した例を示している。コアバック部4は図の横方向に広がっているので両端に1個づつ、計2個の抜きかしめが設けられている。しかし、抜きかしめ2はその部分の絶縁層を破壊するとともに、くぼみ2aの内壁部と、突起2abの周囲の壁(図に向かって垂直の部分)の部分は絶縁層26が形成されていないため、図13のように積み重ねたとき、図中、8で示すようなループ状の通電経路が形成されてしまう。そして、ティース部5の抜きかしめ2はティース部5の中央にあるが、コアバック部4の抜きかしめ2はコアバック部4の端の方にあるため、この通電経路8のループの面を横切って磁束の一部が通ることとなる。即ち、磁束はティース部5からコアバック部4を経由して、図示しない隣の鉄心のコアバック部4を経由して隣の鉄心のティース部5へと流れている。そしてこの磁束の時間変化により通電経路8に渦電流が流れてしまうという課題があった。
第2の課題。
渦電流を低減するために、抜きかしめ2のうち、ティース部5の抜きかしめ2を無くしてしまうことも考えられる。しかし、ティース部5の部分のみに巻き線を行ういわゆる集中巻の場合、ティース部5にインシュレータを介して巻線21が施されるため、積層した磁性板20を圧縮する方向に力(図13の7)が働く。その際、ティース部5の積層隙間27が押しつぶされる。一方コアバック部4には抜きかしめ2があるため積層隙間27が維持され、結果として鉄心1が図14に示すように、コアバック部4の厚みtに対して、ティース部5の厚みはt−αとなり、ティース部5がつぶされたように変形してしまう。ティース部5がつぶされることで内・外径とも扇形に変形する。
即ち、抜きかしめ2は磁性板20の横方向のずれを防止するだけでなく、積み重ねを圧縮する縦方向に対しても圧縮されて板同士が互いに密着することをも防止しているのである。
特開2004−312933号公報
以上に説明したように、抜きかしめの部分は絶縁層の破断面を持つため、鉄心表層の絶縁層が破れ、積層方向に電気的な導通状態を形成してしまう。流れる磁束の大きさが時間変化する場合、抜きかしめを介して形成された通電ループ内を磁束が通過する位置に抜きかしめが設けられていると、渦電流が発生する。その結果、鉄損が増加し効率が悪化してしまうという課題があった。
また、ティース部の抜きかしめを無くした場合、集中巻の場合、ティース部に直接巻線が施されるため、積層を圧縮する方向に力が働く。そしてティース部の積層隙間が押しつぶされる。一方コアバック部には抜きかしめがあるため積層隙間が維持され、結果として積層された鉄心の形が変形してしまう。したがって積層の組み立て寸法精度が低下するという課題がある。
本発明は上記のような課題を解消し、抜きかしめを使用しながら渦電流損を低減し、かつ積層の組立寸法精度も良好な回転電機固定子の積層鉄心を得ることを目的とする。
この発明の積層鉄心は、ティース部と、このティース部に連続するコアバック部とを有し、表面に絶縁層が形成された磁性板、
この磁性板の一面に形成された第1凹部と、他面に形成された第1凸部とを有し、互いに隣接する磁性板の前記第1凹部と第1凸部とが嵌合する第1凹凸部、
前記ティース部の一面に形成され、内面が前記絶縁層で覆われた第2凹部と、他面に形成され表面が前記絶縁層で覆われた第2凸部とを有し、互いに隣接する磁性板の前記第2凹部と第2凸部とが、間隙を残して嵌合する第2凹凸部、
前記第1凹凸部と、前記第2凹凸部とを、それぞれ互いに嵌合させて前記磁性板を積層して鉄心を形成するとともに、この鉄心のティース部に巻線を配置したものである。
この発明の回転電機の固定子鉄心は、前記の積層鉄心を固定子鉄心として用いたものである。
本発明により、抜きかしめによる渦電流損を低減しながら、巻線によるコアの巻締まりを防止して鉄心の形状精度の悪化を抑制することが出来る。
以下、本発明の積層鉄心について、図1〜図7を参照しながら回転電機の固定子に適用した場合を例として説明するが、無論、回転電機の固定子以外に、トランスやリレー、ソレノイドなど、静止機器の積層鉄心として用いることが出来ることはいうまでもない。
実施の形態1.
図1に実施の形態1における積層鉄心の磁性板20を示す。回転電機の固定子の分割鉄心1を構成する磁性板20はコアバック部4とこれに磁気的に接続されたティース部5とを有する。コアバック部4には、積層された磁性板20を互いに固定するための抜きかしめ2(第1凹凸部)が設けられている。抜きかしめ2は円筒形状の第1凹部と、他の面に突出し、直径が第1凹部の直径とほぼ等しいか、わずかに大きい円柱状の第1凸部とからなり、第1凸部は磁性板を積み重ねたとき、第1凹部に圧入することで互いが固定されるものである。また、ティ−ス部5の中央にはプレス加工によって形成したほぼ円形状の第2凹凸部3(一面に第2凹部、他面に第2凸部)が設けられている。第2凹凸部3の形状と機能については詳細を後述する。この磁性板20を回転電機の固定子として用いた場合の磁束の流れの一部を矢印6で示している。
図1では、従来、ティース部5に設けられていた抜きかしめ2(第1凹凸部)をなくし、その位置に積層間の隙間27を維持し、磁性板20の横方向のずれを絶縁を保ちつつ防止し、更に、巻き線21による巻締まりを防止する第2凹凸部3を設けたものである。
図2に第2凹凸部3を含む磁性板20の部分断面を示す。図において、図1の符号と同一符号は同一、または相当部分を示す。第2凹凸部3は磁性板20の表面側には、図示しない雄型によりプレス成型された開口径2rの皿状の第2凹部3aを持ち、裏面側には図示しない雌型によりプレス成型された底部の直径が2Rの円錐状(又は皿を伏せた形状)の第2凸部3bを持つ。第2凹部3aは第1凹部のような角部がないので、その内面は絶縁層26で覆われている。第2凸部3bも第1凸部のような角部がないので、その表面は絶縁層26で覆われている。磁性板20は第2凸部3bの頂部では板が引き伸ばされているので必然的に薄くなっている。その結果、必然的にr<Rとなる。第2凹部3aの形(凸部の高さなど)はこの成型によって磁性板20の絶縁皮膜26にひび割れや、はがれが生じない範囲の値を用いる。具体的には、例えば、第2凹部3aの直径は板厚の2〜5倍、第2凹部3aの深さは板厚以下、好ましくは板厚の1/3〜1/2程度である。第2凸部3bの直径は第2凹部の直径より大きく、高さは第2凹部3aの深さと同程度か、又はより小さい。
図2の磁性板20を抜きかしめ2(第1凹凸部)同士、第2凹凸部3同士を互いにはめあいながら積層して、鉄心1とした場合の断面(図1のA−A線の断面)を図3に示す。第2凹凸部3の第2凹部3aの直径の方が第2凸部3bの直径より前述のとおり小さいので、図3のように積層したとき、第2凸部3bが第2凹部3aの中に完全には入りきらず、互いに円周で接する結果、磁性板と磁性板との間には適当な隙間27が生じる。しかも、この隙間27は、第2凹凸部3の大きさを調整すれば隙間27の間隔の調節が容易に出来る。また、第2凹凸部3の表面は表裏ともに絶縁層がはがれていないので、接した部分に通電経路は形成されていない。その結果、磁束の時間変化に起因する、抜きかしめ2を介して流れる渦電流を低減することが可能となる。図3には巻線21により積層鉄心1に加わる力を7で示す。
第2凹凸部3の寸法形状を調整することで、コアバック部4の抜きかしめ2によって得られているのと同等の積層間隙間27をティース部5に付与することが出来る。その結果、集中巻の巻線21を施しても、ティース部5は抜きかしめ2を用いた場合と同等の積層間隙間27を第2凹凸部3によって維持するため、積層鉄心1が変形することがない。第2凹凸部3はティース部4の左右方向(幅方向)の中央、で長手方向の半分から先端側(コアバック部のない側)に設けることが好ましい。
実施の形態2.
本実施の形態では第2凹凸部3の側面断面形状について説明する。実施の形態1の図2では、第2凹凸部3の形状は、その側面断面形状がほぼ円形であるとして図示説明した。しかし、第2凹凸部3は成型時に絶縁層26にひび割れ、はがれが生じないよう、鋭利なエッジを持たない形、積み重ねたときに適度な隙間27ができる形であって、凹凸の形状を調整すれば隙間27の間隔の調節が出来る形状であれば良いのであるから、以下に例をしめすようなものであれば良い。
例えば、図4に示すような凸部/凹部ともに先端が球面状の円錐形状3X,3Yにしておくと、積み重ねたとき円錐の斜面の部分3Zで面接触となることで、接触部に残った電磁鋼板の絶縁層27にかかる単位面積あたりの圧力を大きくせずに接触させることが出来るため、積層間の電気的絶縁状態をより安定的に維持できる。図において、図1の符号と同一符号は同一、または相当部分を示す。また図4は理解を助けるため縦寸法を横寸法よりも拡大して図示している。
実施の形態3.
本実施の形態では第2凹凸部3の平面形状について説明する。実施の形態1、実施の形態2では第2凹凸部3の平面形状は円形である。しかし、例えば楕円、長円、小判型でもよく、また、絶縁皮膜27が破壊されない範囲なら多角形でもよい。
実施の形態4.
図5は実施の形態4の回転電機固定子の積層鉄心の外形形状を示す図である。図において、図1の符号と同一符号は同一、または相当部分を示す。図5では第2凹凸部30は長く続く山脈型の凹凸部、即ち第2凹部3は溝状、第2凸部は第2凹部に係合する形状となっており、その方向はティース部5の中央に長手方向(回転機の直径方向)に向かって設けられている。図5では第2凹凸部30はティース部5の端まで設けてあるが、無論、途中までとしても良い。第2凹凸部30の側面断面は図4と類似する形状、例えば円錐状としてよい。
実施の形態5.
実施の形態4で説明した第2凹凸部30の配置方向は図6に示すように、ティース部5に対して直交する方向としても良い。
実施の形態6.
図7に実施の形態5の積層鉄心の磁性板20の図を示す。図において、図1の符号と同一符号は同一、または相当部分を示す。図7では、ティース部5に巻締まり防止用の第2凹凸部3を2箇所設けた例を示している。図示しないが第2凹凸部は3個以上でも良い。ただし、このとき、第2凹凸部3の位置については、巻線後の積層鉄心の変形が出来るだけ小さくなるよう配慮すべきで、そのためには、複数個の第2凹凸部3を設けるに際し、その位置をティース部5の中心線に対して対称な位置に配置すべきである。また、ティース部5での内径−外径側方向における第2凹凸部の配置位置については、コアバック部4の抜きかしめ2の図示位置を前提に考えると、ティース部5の半分より内径側に配置することが望ましい。具体的には、ティース部の直線部の長さをLtとしたとき、その内径側のLt/2の領域に配置することが望ましい。
なお、実施の形態1〜5で説明した各凹凸部についても、その数を複数個としてもよく、その位置は本実施の形態で示す位置としてよい。
実施の形態7.
図8に、実施の形態7における、積層鉄心の磁性板20の概略図を示す。図において、図1の符号と同一符号は同一、または相当部分を示す。図では、積層した磁性板20の互いの固定をより強固にするため、コアバック部4に抜きかしめ2を3箇所(2a,2b,2c)設けた例を示した。これにより、磁性板20の固定がより強固にできるとともに、図に示す磁束の通り道6との位置関係から、抜きかしめ2aと2bおよび2cと2b間に流れる磁束の量は少ないことがわかる。そのため、抜きかしめ2aと2bの間,2bと2cの間で生じる渦電流損は少なく、かつ巻締まり防止用の第2凹凸部3が巻線による積層鉄心1の変形を抑制できることは言うまでもない。
なお、図では抜きかしめの個数が3個の例を示したが、4個以上でも同様の効果を発揮する。また、抜きかしめ2はその個数にかかわらず、できるだけコアバック部4の外周側に配置することが、仮に抜きかしめを介した通電ループが形成された場合でも、そのループを貫く磁束が少ないので、渦流損が小さくなるという点で望ましい。
なお、上記実施の形態においては、抜きかしめ2の形が丸平の例を示したが、これ以外にも、角Vかしめ、丸Vかしめや、角平かしめなども単独もしくは混合して使用でき、かしめの種類は特に限定されるものではない。
以上の各実施の形態で説明した鉄心に巻き線を施した場合、第2凹凸部3は巻き線21と鉄心の間に設けられたインシュレータで隠された部分に設けられているので外見上は図10の従来の図とまったく変わりがない。
実施の形態8.
図9は、複数のティース部5を薄肉部40で互いに連結したもので、薄肉部40の位置で折り曲げ、折り曲げた部分を溶接して複数のティースを固定することによって回転機の固定子鉄心として完成させるものである。このような形式の積層鉄心でも本願の第2凹凸部3は同様の効果を発揮することは言うまでもない。
なお、図示しないが、薄肉部40に代えて、ヒンジ形式で接合されるものでも同様の効果が得られる。
この発明の回転電機固定子の積層鉄心は、例えば、変圧器のコア、リレーの鉄心、ソレノイドのコアにも利用することが出来る。
本発明の第1の実施の形態の回転電機固定子の積層鉄心を構成する磁性板の外形図である。 図1の凹凸部3の拡大断面図である。 図1の磁性板を関そうして構成した積層鉄心の断面図である。 実施の形態2の回転電機固定子の積層鉄心を構成する磁性板の凹凸部の断面図である。 実施の形態4の回転電機固定子の積層鉄心を構成する磁性板の外形図である。 実施の形態5の回転電機固定子の積層鉄心を構成する磁性板の外形図である。 実施の形態6の回転電機固定子の積層鉄心を構成する磁性板の外形図である。 実施の形態7の回転電機固定子の積層鉄心を構成する磁性板の外形図である。 実施の形態8の回転電機固定子の積層鉄心を構成する磁性板の外形図である。 本発明の課題を説明するための回転電機固定子の従来の積層鉄心を示す外形図である。 図10の積層鉄心を構成する従来の磁性板の外形図である。 図11の抜きかしめ部の拡大断面図である。 図10の積層鉄心の断面図である。 図10の積層鉄心の課題を説明するための説明図である。
符号の説明
1 分割積層鉄芯、 2 抜きかしめ(第1凹凸部)、 3 第2凹凸部、
3a 第2凹部、 3b 第2凸部、 3X 円錐型凹部、
3Y 円錐型凸部、 3Z 直線部、 4 コアバック部、 5 ティース部、
6 ティース部における磁束の流れを示す説明補助線、
7 巻線により積層鉄心に働く力、 8 抜きかしめを介して流れる渦電流、
18 穴、 20 磁性板、 21 巻き線、 26絶縁層、
27 隙間、 30 山脈型凹凸部、 40 薄肉部、 100 外枠。

Claims (7)

  1. ティース部と、このティース部に連続するコアバック部とを有し、表面に絶縁層が形成された磁性板、
    この磁性板の一面に形成された第1凹部と、他面に形成された第1凸部とを有し、互いに隣接する磁性板の前記第1凹部と第1凸部とが嵌合する第1凹凸部、
    前記ティース部の一面に形成され、内面が前記絶縁層で覆われた第2凹部と、他面に形成され表面が前記絶縁層で覆われた第2凸部とを有し、互いに隣接する磁性板の前記第2凹部と第2凸部とが、間隙を残して嵌合する第2凹凸部、
    前記第1凹凸部と、前記第2凹凸部とを、それぞれ互いに嵌合させて前記磁性板を積層して鉄心を形成するとともに、この鉄心のティース部に巻線を配置したことを特徴とする積層鉄心。
  2. 前記第2凹凸部は溝状であることを特徴とする請求項1記載の積層鉄心。
  3. 前記第2凹凸部は円錐状であることを特徴とする請求項1記載の積層鉄心。
  4. 前記第2凹凸部は、前記ティース部の長手方向の中央と先端との間で、前記ティース部の幅方向のほぼ中心に設けられたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の積層鉄心。
  5. 前記第1凹凸部は前記コアバック部に2箇所以上設けられたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の積層鉄心。
  6. 前記磁性板は、互いに連結された複数のティース部を備えたものであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の積層鉄心。
  7. 回転電機の固定子として、請求項1〜6のいずれか一項に記載の積層鉄心を用いたことを特徴とする回転電機の固定子鉄心。
JP2006215973A 2006-08-08 2006-08-08 分割積層鉄心及びこの分割積層鉄心を用いた回転電機の固定子鉄心 Expired - Fee Related JP4781197B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006215973A JP4781197B2 (ja) 2006-08-08 2006-08-08 分割積層鉄心及びこの分割積層鉄心を用いた回転電機の固定子鉄心

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006215973A JP4781197B2 (ja) 2006-08-08 2006-08-08 分割積層鉄心及びこの分割積層鉄心を用いた回転電機の固定子鉄心

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008043102A true JP2008043102A (ja) 2008-02-21
JP4781197B2 JP4781197B2 (ja) 2011-09-28

Family

ID=39177501

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006215973A Expired - Fee Related JP4781197B2 (ja) 2006-08-08 2006-08-08 分割積層鉄心及びこの分割積層鉄心を用いた回転電機の固定子鉄心

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4781197B2 (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011015518A (ja) * 2009-07-01 2011-01-20 Mitsubishi Electric Corp 積層コア
JP2011101551A (ja) * 2009-11-09 2011-05-19 Mitsubishi Electric Corp 積層鉄心およびこれを用いた電機子
CN102136768A (zh) * 2010-01-25 2011-07-27 日本电产株式会社 定子铁心、马达和光盘驱动装置
JP2012016141A (ja) * 2010-06-30 2012-01-19 Denso Corp 回転電機の固定子
WO2012110874A2 (en) 2011-02-15 2012-08-23 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Split core and stator core
WO2013021559A1 (ja) * 2011-08-05 2013-02-14 パナソニック株式会社 モータの固定子およびモータ
KR101245035B1 (ko) 2010-01-25 2013-03-18 니혼 덴산 가부시키가이샤 스테이터 코어, 모터 및 디스크 구동 장치
US20130099503A1 (en) * 2011-10-25 2013-04-25 General Electric Company Lamination stack for an electrical machine stator
JP2015164397A (ja) * 2015-06-11 2015-09-10 株式会社三井ハイテック 積層鉄心及びその製造方法
JP2018061319A (ja) * 2016-10-03 2018-04-12 新日鐵住金株式会社 ステータコアおよび回転電機
JP2018182840A (ja) * 2017-04-07 2018-11-15 三菱電機株式会社 回転電機のステータコアおよび回転電機のステータコアの製造方法
JP2018198518A (ja) * 2017-05-25 2018-12-13 株式会社富士通ゼネラル モータ及び圧縮機
JP2020092531A (ja) * 2018-12-06 2020-06-11 三菱電機株式会社 固定子、この固定子を用いる回転電機、および固定子の製造方法
CN113141065A (zh) * 2020-01-16 2021-07-20 丰田自动车株式会社 层叠芯

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56102947A (en) * 1980-01-23 1981-08-17 Hitachi Ltd Recovery of mist
JPH0614481A (ja) * 1992-06-25 1994-01-21 Mitsubishi Electric Corp 電機子鉄心
JPH07222409A (ja) * 1994-01-31 1995-08-18 Yaskawa Electric Corp 電気機器の鉄心成形方法
JP2000041350A (ja) * 1998-07-21 2000-02-08 Kusatsu Denki Kk 回転子およびその製造方法
JP2001136686A (ja) * 1999-11-04 2001-05-18 Mitsubishi Electric Corp 積層鉄心
JP2005323456A (ja) * 2004-05-10 2005-11-17 Toyota Motor Corp モータのステータコアの製造方法及びモータのステータコア

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56102947A (en) * 1980-01-23 1981-08-17 Hitachi Ltd Recovery of mist
JPH0614481A (ja) * 1992-06-25 1994-01-21 Mitsubishi Electric Corp 電機子鉄心
JPH07222409A (ja) * 1994-01-31 1995-08-18 Yaskawa Electric Corp 電気機器の鉄心成形方法
JP2000041350A (ja) * 1998-07-21 2000-02-08 Kusatsu Denki Kk 回転子およびその製造方法
JP2001136686A (ja) * 1999-11-04 2001-05-18 Mitsubishi Electric Corp 積層鉄心
JP2005323456A (ja) * 2004-05-10 2005-11-17 Toyota Motor Corp モータのステータコアの製造方法及びモータのステータコア

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011015518A (ja) * 2009-07-01 2011-01-20 Mitsubishi Electric Corp 積層コア
JP2011101551A (ja) * 2009-11-09 2011-05-19 Mitsubishi Electric Corp 積層鉄心およびこれを用いた電機子
CN102136768A (zh) * 2010-01-25 2011-07-27 日本电产株式会社 定子铁心、马达和光盘驱动装置
KR101245035B1 (ko) 2010-01-25 2013-03-18 니혼 덴산 가부시키가이샤 스테이터 코어, 모터 및 디스크 구동 장치
JP2012016141A (ja) * 2010-06-30 2012-01-19 Denso Corp 回転電機の固定子
WO2012110874A3 (en) * 2011-02-15 2013-04-11 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Split core and stator core
WO2012110874A2 (en) 2011-02-15 2012-08-23 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Split core and stator core
US9356478B2 (en) 2011-08-05 2016-05-31 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Stator of motor and motor
CN103718429A (zh) * 2011-08-05 2014-04-09 松下电器产业株式会社 电动机的定子及电动机
JPWO2013021559A1 (ja) * 2011-08-05 2015-03-05 パナソニック株式会社 モータの固定子およびモータ
WO2013021559A1 (ja) * 2011-08-05 2013-02-14 パナソニック株式会社 モータの固定子およびモータ
US20130099503A1 (en) * 2011-10-25 2013-04-25 General Electric Company Lamination stack for an electrical machine stator
JP2015164397A (ja) * 2015-06-11 2015-09-10 株式会社三井ハイテック 積層鉄心及びその製造方法
JP2018061319A (ja) * 2016-10-03 2018-04-12 新日鐵住金株式会社 ステータコアおよび回転電機
JP2018182840A (ja) * 2017-04-07 2018-11-15 三菱電機株式会社 回転電機のステータコアおよび回転電機のステータコアの製造方法
JP2018198518A (ja) * 2017-05-25 2018-12-13 株式会社富士通ゼネラル モータ及び圧縮機
JP2020092531A (ja) * 2018-12-06 2020-06-11 三菱電機株式会社 固定子、この固定子を用いる回転電機、および固定子の製造方法
JP7151438B2 (ja) 2018-12-06 2022-10-12 三菱電機株式会社 固定子、この固定子を用いる回転電機、および固定子の製造方法
CN113141065A (zh) * 2020-01-16 2021-07-20 丰田自动车株式会社 层叠芯

Also Published As

Publication number Publication date
JP4781197B2 (ja) 2011-09-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4781197B2 (ja) 分割積層鉄心及びこの分割積層鉄心を用いた回転電機の固定子鉄心
US10164487B2 (en) Motor, method for manufacturing magnetic plate, and method for manufacturing stator
JP5459110B2 (ja) 回転電機の固定子
JP2007159332A (ja) 回転電機
JP2007159300A (ja) 回転電機の固定子
WO2012105350A1 (ja) 積層鉄心及びその製造方法
US20050264123A1 (en) Stator of rotating electric machine and manufacturing method of the stator
JP2008043106A (ja) モータ用分割コア
JP5082524B2 (ja) 絶縁インシュレータ並びにステータの構造及び製造方法
JP2008167518A (ja) 固定子
JP2007014050A (ja) 回転機用のコア及びその製造方法
JP3869731B2 (ja) アモルファス積層コアの製造方法
WO2017195249A1 (ja) 固定子鉄心、及びその固定子鉄心を備えた電動機
JP2007336690A (ja) 電動機固定子
JP3660532B2 (ja) 電動機および電動機コアの製造方法
WO2014136145A1 (ja) 回転電機のステータ鉄心及び回転電機並びにその製造方法
JP2006345636A (ja) 回転電機の螺旋巻きステータコア
JP2011182488A (ja) モータコア及びその組付け方法
US7188401B2 (en) Motor case
WO2011132250A1 (ja) 磁石埋め込み型同期モータ用ロータ
JP5653298B2 (ja) 永久磁石埋込型モータの回転子
JP5462643B2 (ja) 積層鉄心及びその製造方法
EP2779381B1 (en) Process for annealing of helical wound cores used for automotive alternator applications
JP2009095189A (ja) 分割ステータおよびモータ
JP4811047B2 (ja) 集中巻モータ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110304

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110315

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110510

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110628

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110705

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140715

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4781197

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140715

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees